JPH08219518A - 調理場用換気扇 - Google Patents

調理場用換気扇

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JPH08219518A
JPH08219518A JP7050318A JP5031895A JPH08219518A JP H08219518 A JPH08219518 A JP H08219518A JP 7050318 A JP7050318 A JP 7050318A JP 5031895 A JP5031895 A JP 5031895A JP H08219518 A JPH08219518 A JP H08219518A
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exhaust gas
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Yukitaka Murata
幸隆 村田
Masahiro Yoshimura
真宏 芳村
Keiko Aoyanagi
恵子 青柳
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Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オイルフィルタの取替等を行うべき使用限度
時間に達したことを使用者に知らせる機能を有する調理
場用換気扇を提供する。 【構成】 本発明の調理場用換気扇1は、排気流路8の
吸気口5の部分に設けられたオイルフィルタ7と、排気
温度を検知する排気温度センサー21と、を有する。さ
らに、ファン13の運転時間を、排気温度が所定値を越
える場合の時間TH と、所定値以下の場合の時間TL
に分けて積算する運転時間積算手段31と、高温運転時
間TH に重み付けをして、オイルフィルタの累積使用時
間TT を算出するオイルフィルタ累積使用時間算出手段
33と、オイルフィルタ累積使用時間と予め設定されて
いる使用限度時間とを比較する比較手段35と、オイル
フィルタ累積使用時間が所定値を越えた場合に使用者に
その旨を知らせる報知手段23と、を具備することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レストランの厨房や家
庭の台所等の調理場内で発生する油煙や、湯気、調理器
具の燃焼排ガス等を含む雰囲気(調理排気)を排出する
ための調理場用換気扇に関する。特には、排気中の油煙
等を捕捉するオイルフィルタを有するとともに、このオ
イルフィルタの取替又は清掃(以下取替等という)を行
うべき使用限度時間に達したことを使用者に知らせる機
能を有する調理場用換気扇に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスコンロ等の調理用加熱器具の上や横
には、調理排気を排出するための調理場用換気扇が設置
されている。そして、多くの調理場用換気扇には、排気
中の油煙や浮遊塵埃(以下油煙等という)を捕捉するオ
イルフィルタ(メッシュフィルタ等)が取り付けられて
いる。
【0003】このオイルフィルタは、使用に従って次第
に油等が付着して汚れ、換気扇の吸い込みが悪くなるの
で、汚れがある程度に達したら、取替えるか清掃(洗
浄)しなければならない。オイルフィルタの取替等を行
う時期を判断する方法としては、一般に、目視でフィル
ター表面の汚れを観察して判断するか、経験に基づいて
ある時間使用したら取替等するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、どの程度でオ
イルフィルタを取替等するのか、適当な目安はほとんど
ないのが現状である。したがって、オイルフィルタ表面
の汚れを目視か経験で判断しているため、汚れがひどく
なっているのに気が付かない場合が多く、掃除が大変に
なる。また、レンジフード内部の汚れが進んでも気が付
かない場合が多く、適当な時期に内部まで掃除した方が
良くてもそのままにしている。
【0005】本発明は、上述のような問題点を解決し
た、オイルフィルタの取替等を行うべき使用限度時間に
達したことを使用者に知らせる機能を有する調理場用換
気扇を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の調理場用換気扇は、調理場内で発生する油
煙や湯気、調理用加熱器具の燃焼排ガス等を含む雰囲気
(調理排気)を排出する調理場用換気扇であって;調理
場内に開口する吸気口を有する排気流路と、この排気流
路に排気を吸引し、排出する排気ファンと、排気流路の
吸気口部に設けられた、排気中の油煙等を捕捉するオイ
ルフィルタと、排気流路の吸気口部の排気温度を検知す
る排気温度センサーと、オイルフィルタ取替又は清掃以
後のファンの運転時間を、上記排気温度が所定値(区分
温度)を越える場合の時間(高温運転時間TH )と、該
排気温度が所定値以下の場合の時間(低温運転時間T
L )とに分けて積算する運転時間積算手段と、高温運転
時間に重み付けをして、オイルフィルタの累積使用時間
(TT )を算出するオイルフィルタ累積使用時間算出手
段と、オイルフィルタ累積使用時間と予め設定されてい
る使用限度時間とを比較する比較手段と、オイルフィル
タ累積使用時間が所定値(使用限度時間)を越えた場合
に使用者にその旨を知らせる報知手段と、を具備するこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の発明者らは、排気温度とオイルフィル
タの汚れとの間に以下の関係があることを見い出した。
すなわち、排気温度が高いのは、テンプラやフライ等の
油調理時に、鍋を開放した状態で強い火力でコンロを使
っている場合や、多数のコンロバーナーを同時に使用し
ている場合である。そして、このような時には、油煙等
も盛んに出ているので、オイルフィルタに付着する汚れ
も多い。
【0008】一方、排気温度が低いのは、煮もの等の、
鍋を閉じた状態で弱い火力でコンロを使用している場合
や、コンロバーナーを着火させずに調理場の換気のみを
行っている場合である。そして、このような時には、あ
まり汚れ成分を含まない燃焼排ガスや少量の湯気が出て
いるだけであるので、オイルフィルタに付着する汚れは
少ない。
【0009】結局、調理場用換気扇の運転時間中でも、
高温運転時中は汚れが多く付き、低温運転時間中は汚れ
があまり付かないということが言える。したがって、オ
イルフィルタの取替等を行った後に、高温運転時間と低
温運転時間とを別々に積算して、高温運転時間に重みを
付けてオイルフィルタの累積使用時間を算出し、この累
積使用時間が使用限度時間を越えた時にオイルフィルタ
取替等要と判断して使用者に知らせることとすれば、よ
り汚れの実態と相関の高いオイルフィルタ汚れ自動警告
ができる。
【0010】なお、低温運転時間については無視して、
高温運転時間のみをオイルフィルタ使用時間とすること
もできる。また、高温のレベルをさらに二段階に分け
て、各々重み付けの係数を変えることとしてもよい。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明の1実施例に係る調理場用換気扇(レンジフ−ド
付き換気扇)を示す断面図である。図1のレンジフ−ド
付換気扇1は、レンジフ−ド3や、ファン13、操作パ
ネル9等よりなり、調理場のガスコンロの上方に設置さ
れる。
【0012】レンジフ−ド3は、下方に大きく開いた吸
気口5を有する箱体である。吸気口5には、一面に吸気
口5を覆うようにオイルフィルタ7が設けられている。
レンジフ−ド3内は、奥方向に延びて排気ダクト17に
つながる排気流路8となっている。レンジフ−ド3の奥
には、排気ファン13が取り付けられている。排気ファ
ン13が回転すると排気流路8内に、吸気口5から排気
ダクト17へ向かう排気流が生じ、吸気口5外側の調理
排気が、オイルフィルタ7を通過してレンジフ−ド3内
に吸引される。吸引された調理排気は、排気ダクト17
を通って屋外や排気処理装置へと排出される。調理排気
がオイルフィルタ7を通過する際に、調理排気中の油煙
や浮遊塵埃がオイルフィルタ7にトラップされる。
【0013】以上の構成は、従来のレンジフ−ド付換気
扇と同じであり、以下に述べる点が、本発明の実施例と
して特徴的構成である。図2のブロック図をも参照しつ
つ説明する。図2は、図1の換気扇の制御係統を示すブ
ロック図である。吸気口5のオイルフィルタ7の裏側
(排気流下流側)には、温度センサー21が取り付けら
れている。温度センサー21は吸気口5の部分の排気温
度を検知し、温度信号を制御部11内の運転積算手段3
1に送る。運転積算手段31は、ファンON−OFFス
ィッチ25−1(又はファン13のモータ)からの信号
をも併せて、排気温度が区分温度を越える場合の時間
(高温運転時間TH )と、排気温度が区分温度以下の場
合の時間(低温運転時間TL )とに分けてファンの運転
時間を積算する。TH とTL の情報はオイルフィルタ累
積使用時間算出手段33に送られる。なお、オイルフィ
ルタ取替後にリセットスィッチ25−2を押すと、各運
転時間は0にリセットされる。リセット時の運転時間を
メモリしておき換気扇の総運転時間を把握してもよい。
【0014】オイルフィルタ累積使用時間算出手段33
は、以下の式に基づいて累積使用時間TT を算出する。 TT =TH ×α+TL (α>1) なお、下式で累積使用時間を算出してもよい。 TT =TH +TL ×β (0≦β<1) 排気温度が区分温度以下の場合にオイルフィルタの汚れ
の進み具合が無視できる場合、すなわちβ=0の時は、
T =TH となる。
【0015】比較手段35は、予め記憶していおいた使
用限度時間と累積使用時間TT とを比較する。そして、
累積使用時間TT が使用限度時間を越えた時は、フィル
タ取替サインランプ23を点灯し、使用者に知らせ、フ
ィルタ取替等をうながす。
【0016】以上の各部の制御動作を図3のフローチャ
ートを参照しつつ、まとめて説明する。スタート後、フ
ァンが運転中か否かを見る(S1)。ファン停止中(S
1でNO)の場合は、元に戻る。ファン運転中(S1で
YES)の場合は、S2に進む。
【0017】S2では、排気温度が区分温度(一例70
℃)以下か否かをチェックする。区分温度以下の場合
(S2でYES)S3に進み、区分温度越えの場合(S
2でNO)S4に進む。S3では、今までの積算低温運
転時間TL に制御ループの単位時間を加えて新しい低温
運転時間TL を算出する。S4では、今までの積算高温
運転時間TH に制御ループの単位時間を加えて新しい高
温運転時間TH を算出する。
【0018】次にS5に進み、累積使用時間TT をTT
=TH ×α+TL に基づいて算出する(αの一例3)。
次にS6に進み、累積使用時間TT と使用限度時間(一
例900時間)とを比較する。累積使用時間TT が使用
限度時間以内の場合(S6でNO)は元に戻る。累積使
用時間TT が使用限度時間を越えている場合(S6でY
ES)はS7に進み、サインランプを点灯して使用者に
オイルフィルタの取替等を促す。
【0019】本実施例中には示されていないが、次のよ
うな構成要素を付加することもできる。 低温運転時間、高温運転時間、累積使用時間等の表
示パネル 排気温度の表示パネル また、本実施例はレンジフ−ド付きの換気扇であった
が、レンジフ−ドの付いていない壁はめ込み型の換気扇
等についても、本発明は適用可能である。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
調理場用換気扇は以下の効果を発揮する。 オイルフィルタを取替等する妥当な時期を使用者が
容易に知ることができる。 オイルフィルタが汚れすぎるまで放っておくような
ことがなくなる。したがって、フィルタ−清掃等を楽に
行うことができる。 レンジフ−ド内等の汚れも総計時間で管理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る調理場用換気扇(レン
ジフ−ド付き換気扇)を示す断面図である。
【図2】図1の換気扇の制御係統を示すブロック図であ
る。
【図3】図1及び2に示されている実施例のレンジフ−
ド付換気扇の制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 レンジフ−ド付換気扇 3 レンジフ−ド 5 吸気口 7 オイルフィル
タ 8 排気流路 9 操作パネル 11 制御部 13 排気ファン 15 排気口 17 排気ダクト 21 温度センサ 23 フィルタ取
替サインランプ 25 操作スィッチ 25−1 ファンON−OFFスィッチ 25−2 リセットスィッチ 31 運転時間積算手段 33 オイルフィルタ累積使用時間算出手段 35 比較手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理場内で発生する油煙や湯気、調理用
    加熱器具の燃焼排ガス等を含む雰囲気(調理排気)を排
    出する調理場用換気扇であって;調理場内に開口する吸
    気口を有する排気流路と、 この排気流路に排気を吸引し、排出する排気ファンと、 排気流路の吸気口部に設けられた、排気中の油煙等を捕
    捉するオイルフィルタと、 排気流路の吸気口部の排気温度を検知する排気温度セン
    サーと、 オイルフィルタ取替又は清掃以後のファンの運転時間
    を、上記排気温度が所定値(区分温度)を越える場合の
    時間(高温運転時間TH )と、該排気温度が所定値以下
    の場合の時間(低温運転時間TL )とに分けて積算する
    運転時間積算手段と、 高温運転時間に重み付けをして、オイルフィルタの累積
    使用時間(TT )を算出するオイルフィルタ累積使用時
    間算出手段と、 オイルフィルタ累積使用時間と予め設定されている使用
    限度時間とを比較する比較手段と、 オイルフィルタ累積使用時間が所定値(使用限度時間)
    を越えた場合に使用者にその旨を知らせる報知手段と、 を具備することを特徴とする調理場用換気扇。
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