JP3740458B2 - ロースター用排煙設備管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に焼肉店等で使用するロースターにおける排煙設備の清掃時期及びフィルター交換時期を、ロースターの稼働時間を積算することで警告する様にしたロースター用の排煙設備の管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記排煙設備としては、飲食時に発生する焼煙・排ガスは、集中排気ファンによる吸引作用でロースターから排煙ダクトに吸引され、更に集中排気ダクトを経由し店外へ排気され、店内へは空調済空気を給気ファンで給気し、使用していないロースターは、排煙ダクトのモーターダンパーを閉じて店内空気を吸引しない様にし、集中排気ファンはロースターの稼働数に応じて流量制御(インバータ制御)を行う様にしたものがある(特許文献1参照)。
又、燃焼具で肉、魚介類等の燃焼時に立ち昇る煙を排煙フードで集煙し、排煙ダクトに設けられた排気ファンで屋外へ強制排煙することにより室内を清潔に保持する排煙装置であって、複数台設置された排煙フードを使用台数に応じた必要排気量の分だけを確保し得る様にしたものがある(特許文献2参照)。
又、停止中の排気装置のシャッターを閉じることにより、停止中の排気装置から無駄に排気されるのを防ぎ、必要とする排気装置の排気能力を高めることが出来、且つ排気量に応じて給気量を調節する換気システムもある(特許文献3参照)。
又、空調ユニットにセンサー装置を設置すると共に、該センサー装置からの無線通信により収集したデータに基づき空調ユニットを制御する空調管理システムも存在する(特許文献4参照)。
【0003】
ロースター側の排換気路内及びロースターに付随する排煙設備における排気ダクト内に脱脂、脱臭、除塵等のためのフィルターが設置されており、排煙を清浄化して外部排出する様にしている。
又、ロースター内の箱及び外箱、並びに排煙設備の排気ダクト内に、使用中に飛散した肉汁、フィルターに付着しなかった排煙中の油脂粒子等が付着することから、付着油脂をそのまま放置しておくと、使用中に付着油脂等に引火して火災が発生する危険性があるため、フィルタを交換したり、内箱などの日常的に清掃する個所以外の、外箱、排気ダクト等の個所は中期的な清掃が必要である。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−61906号公報(第2−3頁、図1)
【特許文献2】
特開2001−248872号公報(第2−3頁、図1)
【特許文献3】
登録実用新案第3074613号公報(実用新案登録請求の範囲、第5−9頁、図1)
【特許文献4】
特開平6−265191号公報(特許請求の範囲、第4−8頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、焼肉店等には複数台のロースターがあり、清掃が必要な限界に至ったロースター毎に清掃する必要があるが、全てのロースターの稼働時間を個々に管理するのは甚だ困難であることから、各ロースターの汚れの程度とは無関係に全てのロースターを一度に清掃せざるを得ず、清掃作業を効率的に行えないなど、解決せねばならない課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来技術に基づく、各ロースター毎の清掃管理が行えない課題に鑑み、店舗内にロースターを複数台配置すると共に、各ロースターに、調理時に各ロースターから発生する焼煙等を吸引可能な排煙ダクトを接続すると共に、該排煙ダクトを集中排気ダクトに接続し、排煙ダクトに流路開閉手段を、集中排気ダクトに集中排気ファンを取り付け、各ロースターに、それらに設置されたロースターのON/OFF検知手段からのON/OFF信号の無線送信手段を設置し、他方、上記ON/OFF信号の受信手段を制御装置に通信可能に接続し、該制御装置にデータ入力手段及び表示手段を設けると共に、該表示手段はロースターから送信された上記ON/OFF信号でON/OFF表示されるロースター使用状況表示画面を有し、制御装置により、各ロースター用の排煙ダクト内に設置した流路開閉手段の開閉、店舗に設置された給排気手段における出力調整可能な給排気ファン及び集中排気ファンのON/OFF及び出力調整を行うと共に、ロースターの稼働時間を積算して、該積算時間と設定されたフィルタ交換時間と比較、判定して警告する様にしたことによって、各ロースター毎に清掃管理を行える様にして、上記課題を解決する。 既存のロースターに稼働・停止状態を検知する手段及び該稼働・停止状態検知手段からのON/OFF信号の無線送信手段を設置すれば、既存店舗にも簡単に設置可能にしている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るロースター用排煙設備管理システムの概略図であり、図2は、ロースター用排煙設備管理システムにおける制御装置と各給排気ファンの接続状態を示す概略図である。
図1に示す様に、店舗1内に複数台のロースター2、2a…を設置すると共に、各ロースター2、2a…に、該ロースター2、2a…における点火スイッチ(図示せず)のON/OFFを検知する手段3を設置し、該ON/OFF検知手段3を、各ロースター2、2a…に設置した無線送信手段4に接続している。
【0008】
他方、店舗1の所要個所に、入力手段5、表示手段6などを有する制御装置7を設け、該制御装置7に無線受信手段8を接続して、上記無線送信手段4からの各ロースター2、2a…のON/OFF信号を受信して制御装置7に送る様にしている。
又、制御装置7に、後述する各種装置(給気ファン11、排気ファン12、モーターダンパー14、14a …及び集中排気ファン16)を接続し、これらを制御して店舗1内の換気制御を行うと共に、各ロースター2、2a…の稼働時間を積算しフィルター交換時間と比較、判定して警告する制御回路及び制御プログラムを具有、格納している。
【0009】
通常、店舗1の天井裏等に、給排気ダクト9、10に接続された給排気ファン11、12を設置して、店舗1の給排気手段とし、空調設備を、給気手段である給気ダクト9に設けるか、別途設けているのが通例である。
【0010】
ロースター2、2a…の下部に、飲食の際発生する焼煙・排ガスを店外へ排気する排煙ダクト13、13a …を接続し、ロースター2、2a…を無煙ロースターと成している。
又、各排煙ダクト13、13a …に流路開閉手段であるモーターダンパー14、14a …を取付けると共に、店舗1の地下に配管した集中排気ダクト15に全ての排煙ダクト13、13a …を接続し、集中排気ダクト15の下流側に集中排気ファン16を接続している。尚、集中排気ダクト15での店外排気設備には、排ガス浄化設備を取付けることが望ましい。
又、図2、3においては、ロースター2、2a…の排気系統が1本だけであるが、図10〜13に示す様に、ロースター2、2a…の排気系統を複数に分け、各系統毎に集中排気ファン16を設置して管理する様にしても良い。
又、流路開閉手段をモーターダンパー14、14a …としたことで、飲食客の増減に応じた吸引停止操作を、制御装置7からの電気信号でモーターを作動させることにより容易に行うことが出来る。
【0011】
尚、給排気を司る各種ファン(給気ファン11、排気ファン12、集中排気ファン16)にあっては、インバーター制御の様な流量調整手段を具備すると共に、シーケンサ18を介して制御装置7に接続して、上記各種ファンの流量調整を制御装置7側で操作可能にしている。
又、シーケンサ18にあっては、回転速度制御のためのD/A(デジタル/アナログ)ユニット、正転指令信号出力のための出力ユニット及び異常信号入力のための入力ユニットがビルトインタイプのシーケンサ(PLC)を使用するのが望ましい。
【0012】
入力手段5は、キーボード、マウス、タッチパネル等とし、図1、2に示す様に、入力手段5としてタッチパネル19を選択、使用すれば表示手段6としても使用出来る。
表示手段6の画面は、複数種類の画面を切替え表示可能であり、図4に示すメニュー画面20、図5に示すロースター登録画面21、図6に示すテーブル番号登録画面22、図7に示すフィルタ交換時間設定画面23、図8に示す排気ファン余熱冷却時間設定画面24、図9に示す排気ファン周波数設定画面25、図10に示すロースター使用状況表示画面26、図11に示すロースター使用時間表示画面27、図12に示す保守点検画面28及び図13に示すロースター使用時間リセット画面29などに切り替わる様に成っている。
そして、各画面に表示されたボタンにより表示画面を切り替えたり、数値設定を行える様にしている。
具体的には、メニュー画面20中の「ロースター使用状況画面」、「点検画面」及び「設定画面」から適宜選択する(当該部位に触る)ことで、ロースター使用状況表示画面26、保守点検画面28及びロースター登録画面21に切り替わる様に成っている。
ロースター使用状況表示画面26中に、登録されたロースター番号が表示されると共に、その横に表示される「ON」、「OFF」及び「警告」の文字や背景色の変化によりロースター使用状況を確認できる様に成っている。又、ロースター使用状況表示画面26中の「使用時間表示」を選択することで、ロースター使用時間表示画面27に切り替わる様に成っており、該ロースター使用時間表示画面27中に、登録されたロースター番号が表示されると共に、その横に使用積算時間が表示される様にしている。又、ロースター使用時間表示画面27中の「警告時間設定」及び「時間リセット」を選択することで、フィルタ交換時間設定画面23及びロースター使用時間リセット画面29に切り替わる様に成っている。フィルタ交換時間設定画面23中にはテンキー及び各種キーが表示されており、ロースター使用時間リセット画面29中には、登録されたロースター番号の横に「リセット」キーが表示されている。
保守点検画面28は、主に集中排気ファン16、給排気ファン11、12を表示すると共に、その横に「停止中」、「運転中」等に切り替わる手動切替キーが表示されている。
ロースター登録画面21は、ロースター2、2a…の排気経路が複数有る場合、各経路に集中排気ファン16を設置しており、ロースター登録画面21により各集中排気経路に接続されている全てのロースター2、2a…及び集中排気ファン16を登録し、登録後、ロースター登録画面21中の「次画面」キーを選択することで、テーブル番号登録画面22が表示され、テーブル番号及び該テーブル番号に該当するロースター番号を登録可能する様にしている。
【0013】
又、本願のものは、ドレンパン内の水量、内箱の日常的な清掃、メンテナンスは含まず、中期的な清掃を対象とし、制御装置7にサイクルタイム(清掃必要周期)を記憶させ、ロースター2、2a…の稼働時間を積算し、両者を比較、判定して稼働時間が超過した時に、ロースター使用状況表示画面26中の該当するロースター番号の横に「警告」と表示されると共に、タイムアップ表示ランプ(図示せず)が点灯する様になっているが、タイムアップになったとしても、ロースター使用状況表示画面26中の警告表示及びタイムアップ表示ランプ(図示せず)による警告だけでロースター2、2a…は即時停止しない。
【0014】
ON/OFF検知手段3は、例えば、使用時に加熱される外箱、排気ダクト又は排ガスの温度、ドレンパン内の水温、排ガス温度等が設定温度に到達した時点で積算開始する様な温度センサであったり、排ガス中の臭気成分が設定値以上に到達した時点で積算開始する様な臭気センサであったり、或いはバーナー炎又は炭火を検知した時点で積算開始する様な紫外線センサ、サーモカップル、フレームカップル等による炎センサなどを適宜選択する様にしている。
【0015】
尚、上記実施例におけるロースターは無煙ロースターであるが、単なるロースターの夫々の直上にダクトを設けて、ロースターの始動によりダクトから排煙を吸引する様にしても良い。
【0016】
そして、店舗1内へは空調済空気を給気ファン11で給気すると共に、店舗1の空気の一部は排気ファン12で店外へ排気され、飲食時に発生する焼煙・排ガスは、集中排気ファン16による吸引作用でロースター2、2a…から排煙ダクト13、13a …に吸引され、更に集中排気ダクト15を経由し、店外へ排気される。
又、使用していないロースター2、2a…は、加熱用のバーナー等を停止に伴う制御装置7から指令に基づき、停止したロースター2、2a…における排煙ダクト13、13a …のモーターダンパー14、14a …を閉じて客室内空気の吸引を行わない様にする。
つまり、集中排気ファン16はロースター2、2a…の稼働数に応じて流量制御を行っており、例えば、飲食客が多くロースター2、2a…の稼働数が多いときは、飲食時に発生する焼煙・排ガス量が多いので、集中排気ファン16による流量を増加させる一方、飲食客が少なくロースター2、2a…の稼働数が少ないときは、飲食時に発生する焼煙・排ガス量が少ないので、集中排気ファン16による流量を減少させる。
【0017】
又、店舗1は、図3に示す様に、一般的に客室40と厨房41が壁42で仕切られており、客室40と厨房41の間を行来する飲食品等、或いは従業員のために、壁42の一部分が開放されている。
この場合、上記給排気ダクト9、10は、客室給排気ダクト9a、10a 及び厨房給排気ダクト9b、10b で、上記給排気ファン11、12は、客室給排気ファン11a 、12a 及び厨房給排気ファン11b 、12b で構成され、厨房41の調理部の上部に設置したフード43を厨房排気ダクト10b に接続し、空調済空気又は外気が導入されると共に、客室内空気や調理臭混入空気が排気される様になっている。尚、厨房排気ダクト10b での店外排気設備には、排ガス浄化設備を取付けることが望ましい。
【0018】
又、客室40と厨房41を臨む位置、例えば、店舗1の天井裏に、客室40と厨房41の差圧を測定出来る超微差圧センサー44を取付けている。
尚、客室40と厨房41の空気圧力の測定に差圧センサーを採用しているが、個々に測定したものを比較して、差圧(どちらが高いか)を測定しても良い。
【0019】
制御装置7に、客室給気ファン11a 、客室排気ファン12a 、厨房給気ファン11b 、厨房排気ファン12b 及び超微差圧センサー44を接続し、これらを制御する様にしている。又、上記各種ファン11a 、12a 、11b 、12b は、インバーター制御の様な流量調整自在(流量制御可能)なものと成している。
【0020】
そして、基本的に、客室40へは空調済空気を客室給気ファン11a で給気すると共に、客室40の空気の一部は客室排気ファン12a で排気される一方、厨房41へは外気(又は空調済空気)を厨房給気ファン11b で給気すると共に、厨房41の非空調空気は厨房排気ファン12b でフード43から集められ、店外へ排気される。
【0021】
上記の様に、飲食客の有無に応じて、店外へ排気される焼煙・排ガスの総量が変化する一方、焼煙・排ガスの吸引時には、客室40内の空調済空気も排ガス等に混じって吸引されるため、客室40の空気(量、圧力)も変化する。
そして、客室40と厨房41の差圧が、超微差圧センサー44で検知され、検知された圧力(差圧)信号は制御装置7の回路に電気信号として入力され、客室40の空気圧力が厨房41の空気圧力に比べて相対的に高くなる様に、制御装置7に内蔵する演算回路で処理されると共に、各種装置(客室給気ファン11a 、客室排気ファン12a 、厨房給気ファン11b 又は厨房排気ファン12b )に信号が送出され、客室40から厨房41へ空気が流される。
【0022】
その制御方式の一例としては、客室40への客室給気ファン11a による空調済空気の給気流量を増加させるか、客室排気ファン12a による客室内空気の排気流量を減少させるか、厨房41への厨房給気ファン11b による外気(又は空調済空気)の給気流量を減少させるか、厨房排気ファン12b による厨房内空気の排気流量を増加させる。尚、上記4方式は併用できることは勿論である。
【0023】
本件発明の主要部は上記の通りであるが、店舗1の出入口に風除室45が設けられている場合には、外気が風除室45を通過して客室40に流入しない様に追加的に本発明の制御方法を追加適用することが好ましい。
【0024】
風除室45の外側の壁42a に店舗出入口扉46を設け、客室40と風除室45を仕切る壁42b に客室出入口扉47を設け、飲食客の出入りに際し、基本的に店舗出入口扉46及び客室出入口扉47を同時に開放させず、風除室45は客室40から店外へ流出する空気を受け止めたり、店外から店舗1内へ流入する外気を受け止める2重扉の機能を有している。
【0025】
又、客室40と風除室45を臨む位置、例えば、店舗1の天井裏に、客室40と風除室45の差圧を測定出来る超微差圧センサー44a を取付けている。
尚、客室40と風除室45の空気圧力の測定に差圧センサーを採用しているが、個々に測定したものを比較して、差圧(どちらが高いか)を測定しても良い。
【0026】
又、客室40及び厨房41の各種給排気設備を接続した制御装置7に、客室40と風除室45間の超微差圧センサー44a を追加して接続し、各種給排気設備を制御して客室40と風除室45間の気流制御を行う回路を設けている。
【0027】
風除室45のある店舗1は、本発明による客室40と厨房41間の気流制御を行うと共に、追加的に、風除室45の空気が客室40へ流入しない様に、即ち、客室40から風除室45へ空気が流れる様に、更に具体的には、客室40の空気圧力が風除室45の空気圧力に比べて相対的に高くなる様に、客室40と厨房41の各種給排気装置で制御を行っている。
【0028】
つまり、客室40と厨房41の空気圧力を検知して、客室40から厨房41へ空気が流れる様に客室40と厨房41を給排気制御することで、飲食客の増減、即ち、ロースター2、2a…の稼動台数に応じて店内空気の流れ方向が変化しても、客室40又は厨房41の給排気設備による流量をコントロールして、厨房41の非空調空気が客室40へ流入せず、快適な客室40を保持することが出来る。
又、風除室45のある店舗1では、客室40へ厨房41の非空調空気を流入させないと同時に、飲食客が客室出入口扉47を開けて客室40へ出入りする際も、客室40と風除室45の空気圧力を検知して、客室40から風除室45へ空気が流れる様にすることで、客室40又は厨房41の給排気設備による流量をコントロールして、厨房41の非空調空気は客室40に流入せず、而も外気を含む風除室45の空気も客室40へ流入せず、より快適な客室40を保持することが出来る。
又、客室40と厨房41及び客室40と風除室45の空気圧力を検知するセンサーを差圧センサー44、44a にすれば、センサー並びに配線を小型化し、これらの設置を容易に行うことが出来る。
又、制御装置7で客室40と厨房41の給排気手段を制御することで、店舗1内の全ての空調設備管理を制御装置7で一括制御することが出来る。
【0029】
ロースター2、2a…側の無線送信手段4に呼び出しスイッチ50を接続し、該呼び出しスイッチ50を押すと、無線送信手段4により信号が送信され、制御装置7における受信手段8で信号を受信すると、制御装置7における表示手段6に、例えばロースター使用状況表示画面26中の該当ロースター2、2a…の番号を点滅させる様な識別要素を表示する様にしている。又、呼び出しスイッチ50による呼び出し表示手段は制御装置7における表示手段6に限定せず、例えば給仕係の待機スペースに別途表示パネル等の表示手段を設けても良い。
【0030】
次に本発明に係るロースター稼働時間の表示方法について説明する。
(1)ロースター2、2a…を稼働開始すると、タイマー回路により時間を計測すると共に、表示手段6におけるロースター使用状況表示画面26中の、該当するロースター番号の横の「OFF」表示が「ON」表示に変更し、制御装置7により稼働時間を加算するか、或いは設定時間より稼働時間を減算して、その数字を、表示手段6におけるロースター使用時間表示画面27中の、該当するロースター番号の横に表示する。
(2)ロースター2、2a…を停止すると、表示手段6におけるロースター使用状況表示画面26中の、該当するロースター番号の横の「ON」表示が「OFF」表示に変更すると共に、表示手段6におけるロースター使用時間表示画面27中の、該当するロースター番号の横に表示数字がそのままで止まる。
(3)ロースター2、2a…を再稼働させると、表示手段6におけるロースター使用状況表示画面26中の、該当するロースター番号の横の「OFF」表示が「ON」表示に変更すると共に、表示手段6におけるロースター使用時間表示画面27中の、該当するロースター番号の横の表示時間に再稼働時間を加算又は減算して表示する。
(4)(1)〜(3)を繰り返し、カウンターの表示時間が設定フィルタ交換時間又は「0」に成ると、表示手段6におけるロースター使用状況表示画面26中の、該当するロースター番号の横に「警告」と表示されると共に、ロースター2、2a…側のタイムアップ表示ランプ(図示せず)が点灯する。
(5)清掃後、ロースター使用時間リセット画面29中の、該当ロースター番号の横のリセットボタンを押して、表示時間をリセットすると共に、上記タイムアップ表示ランプ(図示せず)を消灯させる。
尚、(5)のタイムアップになった時点でロースター2、2a…の稼働を停止しなくても安全性に影響がないことから、ロースター2、2a…の使用時にタイムアップになってもタイムアップ表示ランプ(図示せず)が点灯するだけで、調理は続行可能にする様にしている。
【0031】
【発明の効果】
要するに本発明は、給排気ファン11、12を有する給排気手段が設置された店舗1内にロースター2、2a…を複数台配置すると共に、各ロースター2、2a…に、調理時に各ロースター2、2a…から発生する焼煙等を吸引可能な排煙ダクト13、13a …を接続すると共に、該排煙ダクト13、13a …を集中排気ダクト15に接続し、排煙ダクト13、13a …に流路開閉手段を、集中排気ダクト15に集中排気ファン16を取り付けたので、焼肉調理時に発生する焼煙等が店外へ排気されるため、店内環境を良好にすることが出来る。
又、各ロースター2、2a…に、それらに設置されたロースター2、2a…のON/OFF検知手段3からのON/OFF信号の無線送信手段4を設置し、上記ON/OFF信号の受信手段8を制御装置7に通信可能に接続すると共に、該制御装置7にデータ入力手段5及び表示手段6を設け、制御装置7により、排煙ダクト13、13a …内に設置した流路開閉手段の開閉、給排気ファン11、12及び集中排気ファン16のON/OFF及び出力調整を行うと共に、ロースター2、2a…の稼働時間を積算して、該積算時間と設定されたフィルタ交換時間と比較、判定して警告する様にしたので、個々のロースター2、2a…の吸引と停止が選択可能であるため、飲食客がいないロースター2、2a…での吸引を停止して客室8内の空調済空気を無駄に排気することを防止できる。又、ロースター2、2a…のON/OFFにより集中排気ファン16もON/OFFされると共に、稼働台数により集中排気ファン16の出力が増減するため、省エネを図ることが出来る。
而も、ロースター2、2a…が稼働した時点でON/OFF検知手段3により積算を開始して稼働時間を表示すると共に、かかる稼働時間を積算して、積算時間が設定清掃サイクル時間に到達した時点で警告するため、日々の清掃を行わない個所の清掃時期及びフィルターの交換時期を確認することが出来る。
又、ロースター2、2a…側にはON/OFF検知手段3及び無線送信手段4を取り付けるだけで設置出来ることから、新たな電源配線が不要で、ロースター2、2a…側の電気回路への接続も不要であるため、既存のロースター2、2a…に簡単に設置出来、而も各ロースター2、2a…から制御装置7まで有線で配線を行う必要性がないため、既存店舗にも設置することが出来る。
又、各ロースター2、2a…の稼働管理を容易化することが出来、且つ店内全てのロースター2、2a…自体の排気経路及び各ロースター2、2a…間の排気ダクトの清掃時期を、ロースター2、2a…の稼働時間の通算から確認することが出来るため、排気経路内で発生する火災の予防策を提供することが出来る。
又、表示手段6はロースター2、 2a …から送信された上記ON/OFF信号でON/OFF表示されるロースター使用状況表示画面 26 を有したので、ロースター2、 2a …の稼働開始、停止、再稼働時にロースター使用状況表示画面 26 中の「ON」表示と「OFF」表示が変更され、店舗1の所要箇所に設けた制御装置7で、ロースター使用状況を確認することが出来る。
【0032】
ロースター2、2a…側の無線送信手段4に呼び出しスイッチ50を接続すると共に、制御装置7における表示手段6に該当ロースター2、2a…の識別要素を表示する様にしたので、上記排煙設備管理システムを利用して来店者の要望に即時に対応可能にすることが出来る等その実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロースター用排煙設備管理システムの概略図である。
【図2】ロースター用排煙設備管理システムにおける制御装置と各給排気ファンの接続状態を示す概略図である。
【図3】ロースター用排煙設備管理システムを設置した店舗の概略断面図である。
【図4】表示手段におけるメニュー画面を示す図である。
【図5】表示手段におけるロースター登録画面を示す図である。
【図6】表示手段におけるテーブル番号登録画面を示す図である。
【図7】表示手段におけるフィルタ交換時間設定画面を示す図である。
【図8】表示手段における排気ファン余熱冷却時間設定画面を示す図である。
【図9】表示手段における排気ファン周波数設定画面を示す図である。
【図10】表示手段におけるロースター使用状況表示画面を示す図である。
【図11】表示手段におけるロースター使用時間表示画面を示す図である。
【図12】表示手段における保守点検画面を示す図である。
【図13】表示手段におけるロースター使用時間リセット画面を示す図である。
【符号の説明】
1 店舗
2、2a… ロースター
3 ON/OFF検知手段
4 無線送信手段
5 入力手段
6 表示手段
7 制御装置
8 受信手段
11、12 給排気ファン
13、13a … 排煙ダクト
15 集中排気ダクト15
16 集中排気ファン16
50 呼び出しスイッチ

Claims (2)

  1. 店舗内にロースターを複数台配置すると共に、各ロースターに、調理時に各ロースターから発生する焼煙等を吸引可能な排煙ダクトを接続すると共に、該排煙ダクトを集中排気ダクトに接続し、排煙ダクトに流路開閉手段を、集中排気ダクトに集中排気ファンを取り付け、各ロースターに、それらに設置されたロースターのON/OFF検知手段からのON/OFF信号の無線送信手段を設置し、他方、上記ON/OFF信号の受信手段を制御装置に通信可能に接続し、該制御装置にデータ入力手段及び表示手段を設けると共に、該表示手段はロースターから送信された上記ON/OFF信号でON/OFF表示されるロースター使用状況表示画面を有し、制御装置により、各ロースター用の排煙ダクト内に設置した流路開閉手段の開閉、店舗に設置された給排気手段における給排気ファン及び集中排気ファンのON/OFF及び出力調整を行うと共に、ロースターの稼働時間を積算して、該積算時間と設定されたフィルタ交換時間と比較、判定して警告する様にしたことを特徴とするロースター用の排煙設備の管理システム。
  2. ロースター側の無線送信手段に呼び出しスイッチを接続すると共に、制御装置における表示手段に該当ロースターの識別要素を表示する様にしたことを特徴とする請求項1記載のロースター用の排煙設備の管理システム。
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