JP2007002436A - ガラスパネル支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外観や視界を損ないにくいガラスパネル支持構造を提供する。
【解決手段】 ガラスパネルPを躯体A側に支持してあるガラスパネル支持構造であって、ガラスパネルのガラス面に沿う左右方向の一方に向く第1端面4a側をその長手方向に沿って略一連に圧接可能な第1圧接部材7aと、左右方向の他方に向く第2端面4b側をその長手方向に沿って略一連に圧接可能な第2圧接部材7bとを各別に設け、第1圧接部材と第2圧接部材とでガラスパネルを左右方向から挟み付けるように、それらの圧接部材の両端部を躯体側に固定して、ガラスパネルを躯体側に支持してある。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ガラスパネルを躯体側に支持してあるガラスパネル支持構造に関する。
上記ガラスパネル支持構造では、従来、躯体側に設けてある金属製サッシュにガラスパネルの周縁部を嵌め込むとともに、躯体側からガラスパネルに外力が極力作用しないように、ガラスパネルの下側端面を、その下側端面に沿う下側サッシュ部分の内側に装着してある硬質樹脂製のセッテングブロックなどの緩衝材に載置して、ガラスパネルの重量やガラスパネルに作用する風力などの外力を、緩衝材と下側サッシュ部分とを介して、躯体側に伝達することで、ガラス面を上下方向に沿わせた姿勢で躯体側に支持してある(以下、第1従来技術という)(周知技術であり、先行技術文献情報を開示できない)。
また、ガラスパネルの複数を、ガラス面を上下方向に沿わせた姿勢で、上下に並べて支持するために、図19,図20に示すように、上下両端部を躯体側に固定してある金属製側面サッシュ33の内側に受け部材34を設けて、ガラスパネルPの下端側コーナー角部を、硬質樹脂製のセッテングブロックなどの緩衝材35を介して受け部材34に載置し、ガラスパネルPの重量やガラスパネルに作用する風力などの外力を、緩衝材35と受け部材34を介して、躯体側の側面サッシュ33に伝達して、上下で隣り合うガラスパネルPどうしの突合せ部にシール材11を充填しておくことも行われている(以下、第2従来技術という)(周知技術であり、先行技術文献情報を開示できない)。
上記第1従来技術のガラスパネル支持構造は、ガラスパネルの下側端面を下側サッシュ部分の内側に装着してある緩衝材に載置して、ガラスパネルの重量やガラスパネルに作用する外力を、緩衝材と下側サッシュ部分とを介して、躯体側に伝達することで、ガラスパネルを躯体側に支持してあるので、緩衝材が下側サッシュ部分の内側に隠れるように、下側サッシュ部分の上下寸法が大きいサッシュを使用する必要があり、その結果、ガラスパネルの大きさが制約されて、外観や視界を損ない易い欠点がある。
また、ガラスパネルの複数を、ガラス面を上下方向に沿わせた姿勢で、上下に並べて支持してあるような場合は、緩衝材を介して下側サッシュ部分で受け止めたガラスパネルの重量やガラスパネルに作用する外力が、その下側のガラスパネルに外力として作用しないように、下側サッシュ部分の剛性が大きい大型のサッシュを使用する必要があり、この場合は、ガラスパネルの大きさが一層制約されて、外観や視界を一層損ない易い欠点がある。
上記第2従来技術のガラスパネル支持構造は、ガラスパネルの重量やガラスパネルに作用する外力を側面サッシュに伝達するので、第1従来技術のような下側サッシが不要になるが、受け部材を側面サッシュの内側に隠れるように設ける必要があるので、側面サッシュが大きくなって、ガラスパネルの大きさが制約され、また、下側のガラスパネルに上側のガラスパネルの重量やガラスパネルに作用する外力が作用しないように、剛性が大きい大型の受け部材を設ける必要がある場合は、上下のガラスパネル同士の間隔が広くなって、シール材の上下幅が広くなり、ガラスパネルの大きさが更に制約を受けることは第1従来技術と同様である。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、外観や視界を損ないにくいガラスパネル支持構造を提供することを目的とする。
本発明の第1特徴構成は、ガラスパネルを躯体側に支持してあるガラスパネル支持構造であって、前記ガラスパネルのガラス面に沿う左右方向の一方に向く第1端面側をその長手方向に沿って略一連に圧接可能な第1圧接部材と、前記左右方向の他方に向く第2端面側をその長手方向に沿って略一連に圧接可能な第2圧接部材とを各別に設け、前記第1圧接部材と前記第2圧接部材とで前記ガラスパネルを左右方向から挟み付けるように、それらの圧接部材の両端部を躯体側に固定して、前記ガラスパネルを躯体側に支持してある点にある。
〔作用及び効果〕
ガラスパネルのガラス面に沿う左右方向の一方に向く第1端面側をその長手方向に沿って略一連に圧接可能な第1圧接部材と、ガラスパネルのガラス面に沿う左右方向の他方に向く第2端面側をその長手方向に沿って略一連に圧接可能な第2圧接部材とで、ガラスパネルを左右方向から挟み付けるように、それらの圧接部材の両端部を躯体側に固定してあるので、第1圧接部材と第2圧接部材との間にガラスパネルを突っ張らせるように支持して、ガラスパネルの重量やガラスパネルに作用する外力を第1圧接部材と第2圧接部材とで受け止めることができる。
従って、第1圧接部材と第2圧接部材とで受け止めたガラスパネルの重量やガラスパネルに作用する外力を、従来のような緩衝材や下側サッシュ部分を介さずに、それらの圧接部材を介して躯体側に伝達することができ、その結果、ガラスパネルの大きさに制約を受けにくくなって、外観や視界を損ないにくい。
また、第1圧接部材と第2圧接部材とで、ガラスパネルを左右方向から挟み付けるように支持してあるので、ガラスパネルの位置決め部材などを躯体側に特に設けることなく、ガラスパネルの左右方向位置を位置決めできる。
本発明の第2特徴構成は、前記第1圧接部材と前記第2圧接部材とで、前記ガラスパネルを略全周に亘って挟み付けてある点にある。
〔作用及び効果〕
ガラスパネルの第1端面側をその長手方向に沿って略一連に圧接可能な第1圧接部材と、ガラスパネルの第2端面をその長手方向に沿って略一連に圧接可能な第2圧接部材とで、ガラスパネルを略全周に亘って挟み付けてあるので、第1圧接部材の第1端面に対する圧接力と、第2圧接部材の第2端面に対する圧接力とを、ガラスパネルの略全周に亘って分散して作用させることができ、ガラスパネルの姿勢を安定させ易い。
本発明の第3特徴構成は、前記ガラスパネルの複数を、ガラス面を上下方向に沿わせ、かつ、ガラス面同士が略平行な姿勢で上下に配置するとともに、前記ガラスパネルの各々を、共通の前記第1圧接部材と共通の前記第2圧接部材とで挟み付けてある点にある。
〔作用及び効果〕
ガラス面を上下方向に沿わせ、かつ、ガラス面同士が略平行な姿勢で上下に配置した複数のガラスパネルを支持するにあたって、それらのガラスパネルの各々を、共通の第1圧接部材と共通の第2圧接部材とで挟み付けてあるので、一つのガラスパネル毎に各別に設けた第1圧接部材と第2圧接部材とで、各ガラスパネルを左右方向から挟み付けるように、それらの圧接部材の両端部を躯体側に固定してある場合に比べて、構造の簡略化を図り易いとともに、複数のガラスパネルを所望の相対姿勢で一体に支持し易い。
本発明の第4特徴構成は、前記第1圧接部材と前記第2圧接部材との少なくとも一方を、可撓性を備えた索条体で構成してある点にある。
〔作用及び効果〕
第1圧接部材と第2圧接部材との少なくとも一方を、可撓性を備えた索条体で構成してあるので、少なくとも一方の圧接部材を、ガラスパネルの形状に追従させてその第1端面又は第2端面に対して圧接させ易いとともに、ガラスパネルの寸法に応じて、その必要長さを調節し易い。
本発明の第5特徴構成は、前記第1端面又は前記第2端面にその長手方向に沿って形成してある溝に、前記索条体を入り込ませてある点にある。
〔作用及び効果〕
第1端面又は第2端面にその長手方向に沿って形成してある溝に、索条体を入り込ませてあるので、索条体の外れ止め用の金具などを特に設けることなく、索条体が第1端面又は第2端面から外れないように保持できる。
本発明の第6特徴構成は、前記索条体を帯状に形成して、前記第1端面又は前記第2端面をその全幅に亘って包み込むように圧接させてある点にある。
〔作用及び効果〕
索条体を帯状に形成して、第1端面又は第2端面をその全幅に亘って包み込むように圧接させてあるので、索条体の外れ止め用の金具などを特に設けることなく、索条体が下側端面から外れないように保持できる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1〜図5は、床スラブ1や縦壁2などの躯体Aで矩形に区画された建物外周部に、単板の強化板ガラスからなる四角形(矩形)のガラスパネルP(P1,P2)の複数を、ガラス面を上下方向に沿わせた姿勢で、端面3,4,5同士が略平行に対向するように上下左右に並べて躯体A側に支持してある本発明によるガラスパネル支持構造を示し、左右方向で隣り合うガラスパネルP同士は、上下両端を躯体A側に固定してあるステンレス鋼やアルミ合金などの金属製の縦フレーム6を挟んで、横向き端面4同士が互いに対向するように配置してある。
前記ガラスパネルPの各々は圧接部材7で挟み付けて支持してあり、図2,図3に示すように、一つのガラスパネルP毎に、ガラス面に沿う左右方向の一方に向く横向き端面(以下、第1端面という)4aをその長手方向に沿って略一連に圧接可能な第1圧接部材7aと、左右方向の他方に向く横向き端面(以下、第2端面という)4bをその長手方向に沿って略一連に圧接可能な第2圧接部材7bとを設けて、第1圧接部材7aと第2圧接部材7bとでガラスパネルPを左右方向から挟み付けるように、それらの圧接部材7a,7bの両端部を躯体A側に引っ張り状態で固定してある。
前記第1圧接部材7aと第2圧接部材7bは、図5に示すように、いずれも、単一の鋼製ワイヤー8を樹脂製の被覆材9で被覆してある可撓性を備えた索条体(以下、第1索条体7a,第2索条体7bという)で構成してある。
そして、躯体A側に沿わせて配置してある端部ガラスパネルP1は、両端部をフック10などで縦フレーム6に固定してある第1索条体7aと、両端部をフック10などで縦壁2に固定してある第2索条体7bとで左右両側から挟み付けて躯体A側に支持し、左右の端部ガラスパネルP1間に配置してある中間ガラスパネルP2は、両端部をフック10などで縦フレーム6に固定してある第1索条体7aと第2索条体7bとで左右両側から挟み付けて躯体A側に支持してある。
また、第1索条体7aと第2索条体7bは、いずれも、第1端面4a又は第2端面4bの長手方向端部で、上下に隣り合うガラスパネルPの端面3,5の間に沿って、それらの第1端面4a又は第2端面4bに連続する下側端面3と下側端面5から離れるように、斜め上下方向に屈曲させて引っ張る状態で、その両端部を縦壁2や縦フレーム6に固定してあり、上下で隣り合うガラスパネルP同士の目地部やガラスパネルPと躯体Aとの間に充填したシリコーン樹脂などの弾性シール材11の中に各索条体7a,7bを埋め込んで、各索条体7a,7bの位置がずれないように保持してある。
前記縦フレーム6は、図4,図5に示すように、横断面形状がH形のガラス保持部12と横断面形状が略正方形の角柱部13とを一体に備えた柱状に形成してあり、ガラス保持部12の左右の凹溝部14にガラスパネルPの第1端面4aや第2端面4bを入り込ませて、ガラスパネルPのガラス面と凹溝部14との隙間をシリコーン樹脂などの弾性シール材11で塞いである。
〔第2実施形態〕
図6,図7は、第1実施形態と同様に上下左右に配置してある複数のガラスパネルP(P1,P2)の各々を、一つのガラスパネルP毎に設けた第1索条体7aと第2索条体7bとで、略全周に亘って挟み付けてある実施形態を示し、第1索条体7aと第2索条体7bは、いずれも、第1端面4a又は第2端面4b及び下側端面3と下側端面5とに対して長手方向に沿って密着するように巻き掛けて、第2端面4b又は第1端面4aに対向する縦フレーム6又は縦壁2の躯体A側に両端部を引っ張り状態で固定してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第3実施形態〕
図8は本発明によるガラスパネル支持構造の別実施形態を示し、四角形(正方形)のガラスパネルP(P1,P2)の複数を、パネル角部が垂直方向で対向するようにガラス面を上下方向に沿わせ、かつ、ガラス面同士が略平行な姿勢で上下左右に配置するとともに、躯体Aの横側に沿ってパネル角部同士が上下方向で隣り合う複数の端部ガラスパネルP1毎に、それらの端部ガラスパネルP1の各々を、共通の第1索条体7aと共通の第2索条体7bとで略全周に亘って一連に挟み付けて一体に支持してあり、中間ガラスパネルP2は、第1索条体7aと第2索条体7bとで略全周に亘って挟み付けて独立に支持してある。
上下方向で隣り合う複数の端部ガラスパネルP1を支持する共通の第1索条体7aと共通の第2索条体7bは、いずれも、ガラスパネルP1のガラス面に沿う左右方向の一方に向く端面であって、正面視で、水平方向で対向するパネル角部の一方を挟む「く」の字形の第1端面4aと、左右方向の他方に向く端面であって、正面視で、水平方向で対向するパネル角部の他方を挟む「く」の字形の第2端面4bとに交互に巻き掛けて、両端部を躯体A側に引っ張り状態で固定してあり、中間ガラスパネルP2を支持する第1索条体7aと第2索条体7bは、第1端面4aと第2端面4bとに夫々巻き掛けて、両端部を躯体A側に引っ張り状態で固定してあり、隣り合うガラスパネルP同士の目地部に充填したシリコーン樹脂などの弾性シール材11の中に各索条体7a,7bを埋め込んで、各索条体7a,7bの位置がずれないように保持してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第4実施形態〕
図9は、二枚の強化板ガラスBを樹脂フィルムCを挟んで接合してある合わせガラスで構成してあるガラスパネルPを支持してある実施形態を示し、各強化板ガラスB毎に、第1索条体7a又は第2索条体7bを第1端面4a又は第2端面4bに対してその長手方向に沿って一連に圧接させてある。
その他の構成は第1〜第3実施形態と同様である。
〔第5実施形態〕
図10は、複層ガラスで構成してあるガラスパネルPを支持してある実施形態を示している。
図10(イ)は、二枚の強化板ガラスBの外周部をスペーサDを挟んで接合してある複層ガラスで構成してあるガラスパネルPの第1端面4a又は第2端面4bを、各強化板ガラスBの端面毎に装着した第1索条体7a又は第2索条体7bでその長手方向に沿って略一連に圧接してある実施形態を示し、図10(ロ)は、強化板ガラスBと合わせガラスEとの外周部をスペーサDを挟んで接合してある複層ガラスで構成してあるガラスパネルPの第1端面4a又は第2端面4bを、強化板ガラスBと合わせガラスEの端面毎に装着した第1索条体7a又は第2索条体7bでその長手方向に沿って略一連に圧接してある実施形態を示している。
その他の構成は第1〜第3実施形態と同様である。
〔第6実施形態〕
図11は、第1〜第5実施形態の変形例を示し、各ガラスパネルPを構成している強化板ガラスBや合わせガラスEの第1端面4a又は第2端面4bに、その長手方向に沿って、横断面形状が半円形の溝15を全長に亘って形成し、第1索条体7a又は第2索条体7bをこの半円形の溝15に入り込ませて第1端面4a又は第2端面4bから外れないように保持してある。
その他の構成は第1〜第5実施形態と同様である。
〔第7実施形態〕
図12は、二枚の強化板ガラスBを樹脂フィルムCを挟んで接合してある合わせガラスで構成してあるガラスパネルPを支持してある実施形態を示し、各強化板ガラスBの樹脂フィルムCを挟んで互いに対向する角部を面取りして、ガラスパネルPの第1端面4a又は第2端面4bに、その長手方向に沿って、横断面形状がV字形の溝15を全長に亘って形成し、第1索条体7a又は第2索条体7bを、このV字形の溝15に入り込ませて第1端面4a又は第2端面4bから外れないように保持してある。
図12(イ)は、アルミ合金などで形成した横断面形状がV字形の緩衝用板材16を挟んで、第1索条体7a又は第2索条体7bをV字形の溝15に入り込ませてある実施形態を示し、図12(ロ)は、緩衝用板材16を挟まずに、第1索条体7a又は第2索条体7bをV字形の溝15に入り込ませてある実施形態を示している。
その他の構成は第1〜第3実施形態と同様である。
〔第8実施形態〕
図13は、三枚の強化板ガラスBを樹脂フィルムCを挟んで接合してある合わせガラスで構成してあるガラスパネルPを支持してある実施形態を示し、中間の強化板ガラスB1の端面を両側の強化板ガラスB2の端面よりも入り込ませて、ガラスパネルPの第1端面4a又は第2端面4bに、その長手方向に沿って、横断面形状がコの字形の溝15を全長に亘って形成し、第1索条体7a又は第2索条体7bを、このコの字形の溝15に入り込ませて第1端面4a又は第2端面4bから外れないように保持してある。
図13(イ)は、アルミ合金などで形成した横断面形状がコの字形の緩衝用板材16を挟んで、第1索条体7a又は第2索条体7bをコの字形の溝15に入り込ませてある実施形態を示し、図13(ロ)は、左右の強化板ガラスB2の端面とコの字形の溝15の内面とに沿って一連のアルミ合金などで形成した緩衝用板材16を挟んで、第1索条体7a又は第2索条体7bをコの字形の溝15に入り込ませてある実施形態を示している。
その他の構成は第1〜第3実施形態と同様である。
〔第9実施形態〕
図14は、二枚の強化板ガラスBの外周部をスペーサDを挟んで接合してある複層ガラスで構成してあるガラスパネルPを支持してある実施形態を示し、スペーサDを二枚の強化板ガラスBの端面よりも入り込ませて、ガラスパネルPの第1端面4a又は第2端面4bに、その長手方向に沿って、横断面形状がコの字形の溝15を全長に亘って形成し、左右の強化板ガラスBの端面とコの字形の溝15の内面とに沿って一連のアルミ合金などで形成した緩衝用板材16を挟んで、第1索条体7a又は第2索条体7bをコの字形の溝15に入り込ませて、第1端面4a又は第2端面4bから外れないように保持してある。
その他の構成は第1〜第3実施形態と同様である。
〔第10実施形態〕
図15は、本発明によるガラスパネル支持構造の別実施形態を示し、ガラスパネルP同士の目地部などに沿わせて、係止部25を一連に備えたフレーム6を躯体A側に固定するとともに、ガラスパネルPの第1端面4aと第2端面4bとに、フレーム6の係止部25に係止自在な鈎部17を備えたアルミ合金などの金属製の支持部材18を一連に装着し、この支持部材18に長手方向に沿って一連に形成してある溝15に第1索条体7a又は第2索条体7bを入り込ませてある。
前記支持部材18には、ガラスパネルPの第1端面4a又は第2端面4bを入り込ませるガラス受け溝19を長手方向に沿って一連に形成してあり、ガラスパネルPの第1端面4a又は第2端面4bを傾斜面に形成すると共に、この第1傾斜端面4a又は第2傾斜端面4bに対向するパネル受け面20をガラス受け溝19に形成して、アルミ合金などで形成した緩衝用板材16を第1傾斜端面4a又は第2傾斜端面4bとパネル受け面20とで挟み付けるとともに、鈎部17とガラスパネルPのガラス面との間に硬質のバックアップ部材21を押し込んで、ガラスパネルPの左右方向端部をガラス受け溝19に楔状に入り込ませ、バックアップ部材21を覆う弾性シール材22を、鈎部17とガラスパネルPのガラス面との間に充填してある。
その他の構成は第1〜第3実施形態と同様である。
〔第11実施形態〕
図16は、本発明によるガラスパネル支持構造の別実施形態を示し、可撓性を備えた第1索条体7a又は第2索条体7bを高強度繊維などでガラスパネルPの厚さよりも幅広の帯状に形成し、第1端面4a又は第2端面4bを略全長に亘ってこの帯状の第1索条体7a又は第2索条体7bで全幅に亘って包み込むように巻き掛けてある。
その他の構成は第3実施形態と同様である。
〔第12実施形態〕
図17,図18は、本発明によるガラスパネル支持構造の別実施形態を示し、上下両端を躯体A側に固定してある支柱27を設け、上下左右に隣り合う四角形のガラスパネルPのコーナー角部同士が十字状に向き合う箇所毎に対応させて、横断面形状がH形のステンレス鋼などの金属製のガラス保持具28を支柱27に固定してある。
そして、各ガラスパネルPのコーナー角部をガラス保持具28の凹溝部29に入り込ませるとともに、第1索条体7aと第2索条体7bとをガラスパネルPの第1端面4aと第2端面4bとの各々に対して長手方向に沿って略一連に圧接させるとともに、それらの索条体7a,7bの両端部を、凹溝部29の内側に引っ張り状態で固定して、ガラスパネルPを左右方向から挟み付ける状態で躯体A側に支持し、上下左右で隣り合うガラスパネルP同士の目地部やガラスパネルPと凹溝部29との間に弾性シール材11を充填してある。
また、ガラスパネルPどうしの左右方向の突き合わせ部に沿って、前述と同様のガラス保持具28a(28)を支柱27に固定し、このガラス保持具28aの凹溝部29に各ガラスパネルPの第1,第2端面4a,4bを入り込ませて、ガラスパネルPのガラス面に直交する方向の変位を規制してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔その他の実施形態〕
1.本発明によるガラスパネル支持構造は、ガラスパネルを、ガラス面を鉛直に対して90度未満の任意の角度で傾斜させて躯体側に支持してあっても良い。
この場合、鉛直に対して45度以下、好ましくは30度以下、更に好ましくは15度以下であれば良い。
2.本発明によるガラスパネル支持構造は、第1圧接部材又は第2圧接部材としての、鎖状や網状の索条体や繊維製の紐などの索条体を使用して、ガラスパネルを躯体側に支持してあっても良い。
3.本発明によるガラスパネル支持構造は、第1圧接部材又は第2圧接部材としての、一部をステンレス鋼などの金属製の棒材や帯材で構成してある索条体を使用して、ガラスパネルを躯体側に支持してあっても良い。
4.本発明によるガラスパネル支持構造は、第1圧接部材又は第2圧接部材としての、長手方向に沿って材質や寸法形状が異なる索条体を使用して、ガラスパネルを躯体側に支持してあっても良い。
この場合、ガラスパネルの端面どうしの交差部位に沿って容易に変形するように、長手方向に沿って材質や寸法形状が異なる索条体を適宜選択して使用できる。
5.本発明によるガラスパネル支持構造は、第1圧接部材又は第2圧接部材を、ガラスパネルの第1端面又は第2端面の一部に対して、その長手方向に沿って一連に圧接可能に設けてあっても良い。
6.本発明によるガラスパネル支持構造は、第1端面又は第2端面をその長手方向に沿って任意の形状に形成してあるガラスパネルを躯体側に支持してあっても良い。
7.本発明によるガラスパネル支持構造は、ガラスパネルの第1端面又は第2端面のうち、その長手方向端部にのみ形成してある溝に、索条体を入り込ませてあっても良い。
8.本発明によるガラスパネル支持構造は、強化板ガラス,半強化板ガラス,フロート板ガラス、型板ガラス,網入板ガラス,熱線吸収板ガラス,熱線反射板ガラス,各種表面処理を施してある板ガラス等の単板からなるガラスパネル、或いは、これらの板ガラスを適宜組み合わせて構成してある合わせガラスや複層ガラスからなるガラスパネルを支持してあっても良い。
ガラスパネル支持構造を示す外観図 ガラスパネル支持構造を示す要部の一部断面正面図 要部の斜視図 図5のIV−IV線矢視断面図 図2のV−V線矢視断面図 第2実施形態を示す要部の一部断面正面図 要部の斜視図 第3実施形態を示す要部の一部断面正面図 第4実施形態を示す要部断面図 第5実施形態を示す要部断面図 第6実施形態を示す要部断面図 第7実施形態を示す要部断面図 第8実施形態を示す要部断面図 第9実施形態を示す要部断面図 第10実施形態を示す要部断面図 第11実施形態を示す要部断面図 第12実施形態を示す側面図 第12実施形態を示す要部断面図 従来技術の説明図 従来技術の説明図
符号の説明
4a 第1端面
4b 第2端面
7a 第1圧接部材(索条体)
7b 第2圧接部材(索条体)
15 溝
A 躯体
P ガラスパネル

Claims (6)

  1. ガラスパネルを躯体側に支持してあるガラスパネル支持構造であって、
    前記ガラスパネルのガラス面に沿う左右方向の一方に向く第1端面側をその長手方向に沿って略一連に圧接可能な第1圧接部材と、前記左右方向の他方に向く第2端面側をその長手方向に沿って略一連に圧接可能な第2圧接部材とを各別に設け、
    前記第1圧接部材と前記第2圧接部材とで前記ガラスパネルを左右方向から挟み付けるように、それらの圧接部材の両端部を躯体側に固定して、前記ガラスパネルを躯体側に支持してあるガラスパネル支持構造。
  2. 前記第1圧接部材と前記第2圧接部材とで、前記ガラスパネルを略全周に亘って挟み付けてある請求項1記載のガラスパネル支持構造。
  3. 前記ガラスパネルの複数を、ガラス面を上下方向に沿わせ、かつ、ガラス面同士が略平行な姿勢で上下に配置するとともに、
    前記ガラスパネルの各々を、共通の前記第1圧接部材と共通の前記第2圧接部材とで挟み付けてある請求項2記載のガラスパネル支持構造。
  4. 前記第1圧接部材と前記第2圧接部材との少なくとも一方を、可撓性を備えた索条体で構成してある請求項1〜3のいずれか1項記載のガラスパネル支持構造。
  5. 前記第1端面又は前記第2端面にその長手方向に沿って形成してある溝に、前記索条体を入り込ませてある請求項4記載のガラスパネル支持構造。
  6. 前記索条体を帯状に形成して、前記第1端面又は前記第2端面をその全幅に亘って包み込むように圧接させてある請求項4記載のガラスパネル支持構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113187087A (zh) * 2021-04-19 2021-07-30 西南交通大学 一种具有景观功能的高坠物柔性玻璃防护网及其设计方法
CN113389342A (zh) * 2021-07-01 2021-09-14 黄振深 一种建筑外墙用高强度铝单板

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