JP2008121306A - 型板ガラス支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】躯体側に支持してある状態で、型板ガラスの外観が損なわれ難い型板ガラス支持構造を提供する。
【解決手段】矩形板ガラスにおける左右の側辺部の夫々を互いに対向する方向に屈曲させた屈曲側辺部1を備えている溝形の型板ガラスAを、溝長手方向を上下方向に沿わせた姿勢で、躯体側に支持してある型板ガラス支持構造であって、屈曲側辺部の下端を水平方向に移動可能に支持して、型板ガラスの重量を躯体側に伝達可能な支持部9と、屈曲側辺部を保持して、型板ガラスの躯体側に対する一定範囲を越える水平方向及び上下方向の移動を規制可能な保持部10とを設けてある。
【選択図】図3
【解決手段】矩形板ガラスにおける左右の側辺部の夫々を互いに対向する方向に屈曲させた屈曲側辺部1を備えている溝形の型板ガラスAを、溝長手方向を上下方向に沿わせた姿勢で、躯体側に支持してある型板ガラス支持構造であって、屈曲側辺部の下端を水平方向に移動可能に支持して、型板ガラスの重量を躯体側に伝達可能な支持部9と、屈曲側辺部を保持して、型板ガラスの躯体側に対する一定範囲を越える水平方向及び上下方向の移動を規制可能な保持部10とを設けてある。
【選択図】図3
Description
本発明は、矩形板ガラスにおける左右の側辺部の夫々を互いに対向する方向に屈曲させた屈曲側辺部を備えている溝形の型板ガラスを、溝長手方向を上下方向に沿わせた姿勢で、躯体側に支持してある型板ガラス支持構造に関する。
上記型板ガラス支持構造では、型板ガラスの重量を躯体側に伝達できるとともに、風荷重などのガラス面に作用する荷重を受け止めることができるようにしながら、地震時における型板ガラスの動きを許容してその破損を防止できるように、型板ガラスを支持する必要がある。
従来の型板ガラス支持構造では、所定深さの溝を形成してある横断面形状がコの字状の溝型サッシを躯体側に固定し、型板ガラスの下端部を全幅に亘ってその溝型サッシの溝に入り込ませて、型板ガラスの重量を躯体側に伝達できるように、その下端をゴム等の弾性部材を介して溝内底面に載置支持するとともに、風荷重などのガラス面に作用する荷重を受け止めることができるようにしながら、地震時における型板ガラスの動きを許容してその破損を防止できるように、型板ガラスの下端部と左右の溝内側面との間に充填したシール材で、型板ガラスの水平方向の移動を規制している(例えば、特許文献1参照)。
従来の型板ガラス支持構造では、所定深さの溝を形成してある横断面形状がコの字状の溝型サッシを躯体側に固定し、型板ガラスの下端部を全幅に亘ってその溝型サッシの溝に入り込ませて、型板ガラスの重量を躯体側に伝達できるように、その下端をゴム等の弾性部材を介して溝内底面に載置支持するとともに、風荷重などのガラス面に作用する荷重を受け止めることができるようにしながら、地震時における型板ガラスの動きを許容してその破損を防止できるように、型板ガラスの下端部と左右の溝内側面との間に充填したシール材で、型板ガラスの水平方向の移動を規制している(例えば、特許文献1参照)。
この為、従来の型板ガラス支持構造では、型板ガラスの下端部を全幅に亘って横側方から帯状に覆っている溝型サッシの存在によって、躯体側に支持してある状態で、型板ガラスの外観が損なわれ易い欠点がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、躯体側に支持してある状態で、型板ガラスの外観が損なわれ難い型板ガラス支持構造を提供することを目的とする。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、躯体側に支持してある状態で、型板ガラスの外観が損なわれ難い型板ガラス支持構造を提供することを目的とする。
本発明の第1特徴構成は、矩形板ガラスにおける左右の側辺部の夫々を互いに対向する方向に屈曲させた屈曲側辺部を備えている溝形の型板ガラスを、溝長手方向を上下方向に沿わせた姿勢で、躯体側に支持してある型板ガラス支持構造であって、前記屈曲側辺部の下端を水平方向に移動可能に支持して、前記型板ガラスの重量を躯体側に伝達可能な支持部と、前記屈曲側辺部を保持して、前記型板ガラスの躯体側に対する一定範囲を越える水平方向及び上下方向の移動を規制可能な保持部とを設けてある点にある。
〔作用及び効果〕
屈曲側辺部の下端を支持して型板ガラスの重量を躯体側に伝達可能な支持部を設けて、型板ガラスの重量を躯体側に伝達できるようにしてある。
そして、その支持部において屈曲側辺部の下端を水平方向に移動可能に支持するとともに、屈曲側辺部を保持して、型板ガラスの躯体側に対する一定範囲を越える水平方向及び上下方向の移動を規制可能な保持部を設けてあるので、左右の屈曲側辺部間で挟まれる型板ガラス本体の下端部を特に支持することなく、屈曲側辺部を保持している保持部によって、風荷重などのガラス面に作用する荷重を受け止めることができるようにしながら、地震時における型板ガラスの躯体側に対する動きを許容してその破損を防止できる。
従って、型板ガラスの下端部を全幅に亘って溝型サッシの溝に入り込ませることなく、型板ガラスを、溝長手方向を上下方向に沿わせた姿勢で、躯体側に支持することができ、躯体側に支持してある状態で、型板ガラスの外観が損なわれ難い。
屈曲側辺部の下端を支持して型板ガラスの重量を躯体側に伝達可能な支持部を設けて、型板ガラスの重量を躯体側に伝達できるようにしてある。
そして、その支持部において屈曲側辺部の下端を水平方向に移動可能に支持するとともに、屈曲側辺部を保持して、型板ガラスの躯体側に対する一定範囲を越える水平方向及び上下方向の移動を規制可能な保持部を設けてあるので、左右の屈曲側辺部間で挟まれる型板ガラス本体の下端部を特に支持することなく、屈曲側辺部を保持している保持部によって、風荷重などのガラス面に作用する荷重を受け止めることができるようにしながら、地震時における型板ガラスの躯体側に対する動きを許容してその破損を防止できる。
従って、型板ガラスの下端部を全幅に亘って溝型サッシの溝に入り込ませることなく、型板ガラスを、溝長手方向を上下方向に沿わせた姿勢で、躯体側に支持することができ、躯体側に支持してある状態で、型板ガラスの外観が損なわれ難い。
本発明の第2特徴構成は、前記屈曲側辺部の下端を前記支持部を介して受ける受け部を躯体に設け、前記保持部を構成するに、前記屈曲側辺部に連結する板ガラス連結部材と、前記受け部に連結する受け部連結部材とを設け、前記受け部連結部材に、前記型板ガラスの躯体側に対する一定範囲内での水平方向及び上下方向の移動を許容する融通機構を設けてある点にある。
〔作用及び効果〕
屈曲側辺部の下端を支持部を介して受ける受け部を躯体に設けてあるので、型板ガラスの重量を躯体側に確実に伝達できる。
そして、保持部を構成するに、屈曲側辺部に連結する板ガラス連結部材と、受け部に連結する受け部連結部材とを設け、受け部連結部材に、型板ガラスの躯体側に対する一定範囲内での水平方向及び上下方向の移動を許容する融通機構を設けてあるので、屈曲側辺部自体を加工して融通機構を設けるような場合に比べて、保持部を簡便に組み付けることができる。
屈曲側辺部の下端を支持部を介して受ける受け部を躯体に設けてあるので、型板ガラスの重量を躯体側に確実に伝達できる。
そして、保持部を構成するに、屈曲側辺部に連結する板ガラス連結部材と、受け部に連結する受け部連結部材とを設け、受け部連結部材に、型板ガラスの躯体側に対する一定範囲内での水平方向及び上下方向の移動を許容する融通機構を設けてあるので、屈曲側辺部自体を加工して融通機構を設けるような場合に比べて、保持部を簡便に組み付けることができる。
本発明の第3特徴構成は、前記板ガラス連結部材は、前記屈曲側辺部に接着剤で接着して連結してある
〔作用及び効果〕
屈曲側辺部を特に加工することなく、板ガラス連結部材を屈曲側辺部に簡便に一体に連結することができ、特に、板ガラス連結部材の連結用ボルトを挿通するための貫通孔を屈曲側辺部に設けて、板ガラス連結部材と屈曲側辺部とを連結用ボルトで一体に連結できない場合でも、板ガラス連結部材を屈曲側辺部に一体に連結することができる。
屈曲側辺部を特に加工することなく、板ガラス連結部材を屈曲側辺部に簡便に一体に連結することができ、特に、板ガラス連結部材の連結用ボルトを挿通するための貫通孔を屈曲側辺部に設けて、板ガラス連結部材と屈曲側辺部とを連結用ボルトで一体に連結できない場合でも、板ガラス連結部材を屈曲側辺部に一体に連結することができる。
本発明の第4特徴構成は、前記支持部を前記板ガラス連結部材に一体に設けてある点にある。
〔作用及び効果〕
支持部を板ガラス連結部材に一体に設けてあるので、各別に設けてある場合に比べて、組み付けの手間を軽減できる。
支持部を板ガラス連結部材に一体に設けてあるので、各別に設けてある場合に比べて、組み付けの手間を軽減できる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1,図2は、矩形板ガラスにおける左右の側辺部の夫々を互いに対向する方向に略直角に屈曲させた屈曲側辺部1,2を左右両側に備えている溝形の透明型板ガラスA,Bの複数を上下左右に並設して構成してある建物外壁Cを示し、各型板ガラスA,Bは、溝長手方向を上下方向に沿わせた姿勢で、躯体側に固定してある受け部3に支持してある。
〔第1実施形態〕
図1,図2は、矩形板ガラスにおける左右の側辺部の夫々を互いに対向する方向に略直角に屈曲させた屈曲側辺部1,2を左右両側に備えている溝形の透明型板ガラスA,Bの複数を上下左右に並設して構成してある建物外壁Cを示し、各型板ガラスA,Bは、溝長手方向を上下方向に沿わせた姿勢で、躯体側に固定してある受け部3に支持してある。
前記受け部3は、建物外方側に向けて凸曲する円弧状に湾曲させた複数の鋼管フレーム4を略水平に沿わせて、かつ、上下に間隔を隔てて互いに平行に躯体側に固定するとともに、平面視で建物外方側に向けて凸曲する円弧帯状に形成してある鋼製帯板材5を、各鋼管フレーム4の湾曲外周側に略水平に溶接固定して構成してあり、各型板ガラスA,Bは、上下の帯板材5の間毎に、帯板材5の建物外方側側縁に沿って長手方向に隣り合わせに並べて支持してある。
前記建物外壁Cは、左右の屈曲側辺部1間の型板ガラス本体6を屈曲側辺部1よりも建物外方側に位置させてある外側型板ガラスAと、型板ガラス本体7を屈曲側辺部2よりも建物内方側に位置させて、かつ、左右の屈曲側辺部2を外側型板ガラスAの溝内側に入り込ませてある幅狭の内側型板ガラスBとの組み合わせの複数を帯板材5に支持して構成してあり、外側型板ガラスAの夫々を本発明による型板ガラス支持構造で支持してある。
前記外側型板ガラスAの支持構造を図3,図4を参照しながら説明する。
各外側型板ガラスAは、左右に隣り合う外側型板ガラスAの屈曲側辺部1の互いに対向する外向き面8どうしが屋外側ほど互いに離間するテーパ面を形成するように配置してある。
各外側型板ガラスAは、左右に隣り合う外側型板ガラスAの屈曲側辺部1の互いに対向する外向き面8どうしが屋外側ほど互いに離間するテーパ面を形成するように配置してある。
そして、各屈曲側辺部1の下端を水平方向に移動可能に支持して、外側型板ガラスAの重量を躯体側に伝達可能な外側型板ガラス支持部9と、各屈曲側辺部1を保持して、外側型板ガラスAの躯体側に対する一定範囲を越える水平方向及び上下方向の移動を規制可能な外側型板ガラス保持部10とを設けてある。
前記外側型板ガラス支持部9は、ゴム(例えばEPDM(エチレン−プロピレン−ジエンゴム))製の上向きコの字状セッティング部材で構成してあり、左右の屈曲側辺部1毎に、屈曲側辺部1の型板ガラス本体6近くの下端側をセッティング部材9の嵌合用凹部11に嵌合させて、左右のセッティング部材9を帯板材5に載置することによって、屈曲側辺部1の下端をセッティング部材9を介して帯板材5で受け止めて、外側型板ガラスAの重量を躯体側に伝達可能に設けてある。
前記外側型板ガラス保持部10は、各屈曲側辺部1の上下両端部側の夫々に、屈曲側辺部1に連結する板ガラス連結部材12と、帯板材5に連結する受け部連結部材13とを設け、受け部連結部材13に、外側型板ガラスAの躯体側に対する一定範囲内での水平方向及び上下方向の移動を許容する融通機構14を設けて構成してある。
前記板ガラス連結部材12は、矩形鋼板を略直角に屈曲させたL字状の板材で構成してあり、一方の屈曲片部15が屈曲側辺部1の上下方向端面よりも上下方向に突出し、かつ、外側型板ガラスAの溝内側に向けて延設される姿勢で、他方の屈曲片部16の背面側を屈曲側辺部1の内向き面17に接着剤で接着して、屈曲側辺部1に一体に連結してある。
尚、他方の屈曲片部16の背面側を接着する接着剤としては、シリコーン系や弾性エポキシ系の接着剤が好ましい。
尚、他方の屈曲片部16の背面側を接着する接着剤としては、シリコーン系や弾性エポキシ系の接着剤が好ましい。
前記受け部連結部材13は、帯板材5に形成した貫通孔18に抜け止め状態で挿通してある鋼製の頭付きボルトで構成してあり、この頭付きボルト13は、一定長さの円柱軸部19を残して雄ねじ部を形成して、抜け止め用のナット20を雄ねじ部に締め付け固定した状態で、ナット20とボルト頭21との間に、帯板材5の厚みと上下二枚の屈曲片部15の厚みとを加えた長さに、遊び分の長さaを加えた一定間隔Hが形成されるように設けてある。
前記融通機構14は、頭付きボルト13を、帯板材5を挟んで上下に対向する屈曲片部15の各貫通孔22と、帯板材5の貫通孔18とに亘って、孔径方向に遊びがある状態で挿通すると共に、抜け止め用のナット20を締め付け固定することにより、ボルト軸芯方向にも遊びがある状態で取り付けて、外側型板ガラスAの躯体側に対する一定範囲内での水平方向及び上下方向の移動を許容しながら、屋内側への移動を規制してある。
そして、左右に隣り合う外側型板ガラスAの屈曲側辺部1の互いに対向する外向き面8どうしの間に屋外側から楔状に入り込む楔部材23と、外向き面8どうしの間に入り込んでいる楔部材23を屋内側に引っ張り固定する固定部材24とを設けて、各外側型板ガラスAの前後左右方向への移動を規制してある。
前記楔部材23はゴム(例えばEPDM(エチレン−プロピレン−ジエンゴム))製の矩形板材で厚さが一側辺側ほど徐々に薄くなる楔状に形成してあり、この楔部材23に厚みの中心線に沿って貫通孔34を形成し、その貫通孔34に固定部材としてのロッド24を屋外側から抜け止め状態で挿通するとともに、そのロッド24の端部を鋼管フレーム4に溶接固定してあるブラケット25の水平方向に長い長孔に挿通して、その端部にねじ込んだ蝶ねじ26でブラケット25に引っ張り固定してある。
そして、左右に隣り合う外側型板ガラスAの互いに対向する屈曲側辺部1どうしの隙間と、外側型板ガラスAと上下の帯板材5との隙間の夫々には例えばシリコーン系のシーリング材27を充填してある。
前記内側型板ガラスBの支持構造を説明する。
各内側型板ガラスBは、型板ガラス本体7の下端を水平方向に移動可能に支持して、内側型板ガラスBの重量を躯体側に伝達可能な内側型板ガラス支持部28と、型板ガラス本体7を保持して、内側型板ガラスBの躯体側に対する一定範囲を越える水平方向及び上下方向の移動を規制可能な内側型板ガラス保持部29とを設けてある。
各内側型板ガラスBは、型板ガラス本体7の下端を水平方向に移動可能に支持して、内側型板ガラスBの重量を躯体側に伝達可能な内側型板ガラス支持部28と、型板ガラス本体7を保持して、内側型板ガラスBの躯体側に対する一定範囲を越える水平方向及び上下方向の移動を規制可能な内側型板ガラス保持部29とを設けてある。
前記内側型板ガラス支持部28は、外側型板ガラス支持部9を構成しているセッティング部材と同様のセッティング部材で構成してあり、型板ガラス本体7の左右の下端側をセッティング部材28の嵌合用凹部30に嵌合させて、左右のセッティング部材28を帯板材5に載置することによって、型板ガラス本体7の下端をセッティング部材28を介して帯板材5で受け止めて、内側型板ガラスBの重量を躯体側に伝達可能に設けてある。
前記内側型板ガラス保持部29は、型板ガラス本体7の上下両端部側の左右両側の夫々に、型板ガラス本体7に連結する、外側型板ガラス保持部10と同じ板ガラス連結部材12と、帯板材5に連結する、外側型板ガラス保持部10と同じ受け部連結部材13とを設け、受け部連結部材13に、内側型板ガラスBの躯体側に対する一定範囲内での水平方向及び上下方向の移動を許容する、外側型板ガラス保持部10と同じ融通機構14を設けて構成してある。
前記板ガラス連結部材12は、一方の屈曲片部15が型板ガラス本体7の上下方向端面よりも上下方向に突出し、かつ、内側型板ガラスBの溝外側、つまり、建物内側に向けて延設される姿勢で、他方の屈曲片部16を型板ガラス本体7の内向き面31に接着剤で接着して、型板ガラス本体7に一体に連結してある。
〔第2実施形態〕
図5は本発明による型板ガラス支持構造の別実施形態を示し、外側型板ガラス保持部10において屈曲側辺部1の下端部に連結する板ガラス連結部材12a(12)に、外側型板ガラス支持部9を一体に設けてある。
図5は本発明による型板ガラス支持構造の別実施形態を示し、外側型板ガラス保持部10において屈曲側辺部1の下端部に連結する板ガラス連結部材12a(12)に、外側型板ガラス支持部9を一体に設けてある。
つまり、受け部連結部材を構成する頭付きボルト13の挿通用貫通孔22を形成してある鋼製矩形板材32に、屈曲側辺部1の下端部を嵌め込んで連結する凹溝部33を設けて板ガラス連結部材12aを構成すると共に、セッティング部材9を凹溝部33の底部に装着して、屈曲側辺部1の下端を、セッティング部材9を介して、板ガラス連結部材12aと共に水平方向に移動可能に支持して、外側型板ガラスAの重量を躯体側に伝達可能に構成してある。
尚、屈曲側辺部1の下端部は、凹溝部33に嵌め込んで、板ガラス連結部材12a側に接着剤で接着してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第3実施形態〕
図6は受け部連結部材13の別実施形態を示し、帯板材5の貫通孔18に抜け止め状態で挿通してある頭付きボルト13に、ダブルナット35をその上面と下側の屈曲片部15の下面との間の遊び分が所定の長さaになるように螺着固定してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
図6は受け部連結部材13の別実施形態を示し、帯板材5の貫通孔18に抜け止め状態で挿通してある頭付きボルト13に、ダブルナット35をその上面と下側の屈曲片部15の下面との間の遊び分が所定の長さaになるように螺着固定してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第4実施形態〕
図7は受け部連結部材13の別実施形態を示し、帯板材5の貫通孔18に抜け止め状態で挿通してある頭付きボルト13に、抜け止め用のナット20をその上面と下側の屈曲片部15の下面との間の遊び分が所定の長さaになるように螺着し、頭付きボルト13と抜け止め用のナット20とに亘って、回り止めピン46を装着してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
図7は受け部連結部材13の別実施形態を示し、帯板材5の貫通孔18に抜け止め状態で挿通してある頭付きボルト13に、抜け止め用のナット20をその上面と下側の屈曲片部15の下面との間の遊び分が所定の長さaになるように螺着し、頭付きボルト13と抜け止め用のナット20とに亘って、回り止めピン46を装着してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第5実施形態〕
図8,図9は本発明による型板ガラス支持構造の別実施形態を示し、受け部3は、直管状の複数の鋼管フレーム4を略水平に沿わせて、かつ、上下に間隔を隔てて互いに平行に躯体側に固定するとともに、一定幅の鋼製帯板材5を各鋼管フレーム4の建物外方側に略水平に溶接固定して構成してあり、各型板ガラスA,Bは、上下の帯板材5の間毎に、帯板材5の建物外方側側縁に沿って長手方向に隣り合わせに並べて支持してある。
図8,図9は本発明による型板ガラス支持構造の別実施形態を示し、受け部3は、直管状の複数の鋼管フレーム4を略水平に沿わせて、かつ、上下に間隔を隔てて互いに平行に躯体側に固定するとともに、一定幅の鋼製帯板材5を各鋼管フレーム4の建物外方側に略水平に溶接固定して構成してあり、各型板ガラスA,Bは、上下の帯板材5の間毎に、帯板材5の建物外方側側縁に沿って長手方向に隣り合わせに並べて支持してある。
そして、左右に隣り合う外側型板ガラスAの両型板ガラス本体6に亘って屋外側から当て付ける押え板37と、その押え板37を屋内側に向けて引っ張り固定する固定部材としてのロッド24とを設け、対向する屈曲側辺部1どうしの間に通したロッド24の端部を蝶ねじ26でブラケット25に引っ張り固定して、各外側型板ガラスAの前後方向への移動を規制してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第6実施形態〕
図10は本発明による型板ガラス支持構造の別実施形態を示し、受け部3は、建物内方側に向けて凸曲する円弧状に湾曲させた複数の鋼管フレーム4を略水平に沿わせて、かつ、上下に間隔を隔てて互いに平行に躯体側に固定するとともに、平面視で建物内方側に向けて凸曲する円弧帯状に形成してある鋼製帯板材5を、各鋼管フレーム4の湾曲内周側に略水平に溶接固定して構成してあり、各型板ガラスA,Bは、上下の帯板材5の間毎に、帯板材5の建物外方側側縁に沿って長手方向に隣り合わせに並べて支持してある。
図10は本発明による型板ガラス支持構造の別実施形態を示し、受け部3は、建物内方側に向けて凸曲する円弧状に湾曲させた複数の鋼管フレーム4を略水平に沿わせて、かつ、上下に間隔を隔てて互いに平行に躯体側に固定するとともに、平面視で建物内方側に向けて凸曲する円弧帯状に形成してある鋼製帯板材5を、各鋼管フレーム4の湾曲内周側に略水平に溶接固定して構成してあり、各型板ガラスA,Bは、上下の帯板材5の間毎に、帯板材5の建物外方側側縁に沿って長手方向に隣り合わせに並べて支持してある。
そして、左右に隣り合う外側型板ガラスAの両型板ガラス本体6に亘って屋外側から当て付ける押え板37と、その押え板37を屋内側に向けて引っ張り固定する固定部材としてのロッド24とを設け、対向する屈曲側辺部1どうしの間に通したロッド24の端部を蝶ねじ26でブラケット25に引っ張り固定して、各外側型板ガラスAの前後方向への移動を規制してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第7実施形態〕
図11は本発明による型板ガラス支持構造の別実施形態を示し、外側型板ガラスAと内側型板ガラスBとを同じ寸法の型板ガラスで構成し、外側型板ガラスAの一方の屈曲側辺部1が内側型板ガラスBの溝内側に入り込み、内側型板ガラスBの一方の屈曲側辺部2が内側型板ガラスBの溝内側に入り込むように組み合わせて、帯板材5に支持してある。
その他の構成は第5又は第6実施形態と同様である。
図11は本発明による型板ガラス支持構造の別実施形態を示し、外側型板ガラスAと内側型板ガラスBとを同じ寸法の型板ガラスで構成し、外側型板ガラスAの一方の屈曲側辺部1が内側型板ガラスBの溝内側に入り込み、内側型板ガラスBの一方の屈曲側辺部2が内側型板ガラスBの溝内側に入り込むように組み合わせて、帯板材5に支持してある。
その他の構成は第5又は第6実施形態と同様である。
〔第8実施形態〕
図12は本発明による型板ガラス支持構造の別実施形態を示し、外側型板ガラスAと内側型板ガラスBとを同じ寸法の型板ガラスで構成し、屈曲側辺部1,2の端縁どうしを突き合わせるように組み合わせて、帯板材5に支持してある。
その他の構成は第5又は第6実施形態と同様である。
図12は本発明による型板ガラス支持構造の別実施形態を示し、外側型板ガラスAと内側型板ガラスBとを同じ寸法の型板ガラスで構成し、屈曲側辺部1,2の端縁どうしを突き合わせるように組み合わせて、帯板材5に支持してある。
その他の構成は第5又は第6実施形態と同様である。
〔第9実施形態〕
図13は本発明による型板ガラス支持構造の別実施形態を示し、外側型板ガラスAのみを帯板材5に支持して、建物外壁Cを構成してある。
その他の構成は第5又は第6実施形態と同様である。
図13は本発明による型板ガラス支持構造の別実施形態を示し、外側型板ガラスAのみを帯板材5に支持して、建物外壁Cを構成してある。
その他の構成は第5又は第6実施形態と同様である。
〔その他の実施形態〕
1.本発明による型板ガラス支持構造は、屈曲側辺部にボルト挿通孔を形成するとともに、躯体側に固定してあるフレームにボルトを固定し、そのボルトを屈曲側辺部のボルト挿通孔に、上下方向にもボルト軸方向にも遊びがある状態で、かつ、抜け止め状態で挿通して、屈曲側辺部を保持して、型板ガラスの躯体側に対する一定範囲を越える水平方向及び上下方向の移動を規制可能な保持部を構成してあっても良い。
2.本発明による型板ガラス支持構造は、屈曲側辺部の下端を水平方向に移動可能に支持する支持部を、型板ガラスの重量の一部を躯体側に伝達可能に設けてあっても、型板ガラスの重量の全部を躯体側に伝達可能に設けてあっても良い。
3.本発明による型板ガラス支持構造は、板ガラス連結部材を屈曲側辺部に接着して一体に連結してある構造に代えて、屈曲側辺部にボルト挿通孔を形成して、そのボルト挿通孔に挿通したボルトで、板ガラス連結部材を屈曲側辺部に一体に連結してあっても良い。
1.本発明による型板ガラス支持構造は、屈曲側辺部にボルト挿通孔を形成するとともに、躯体側に固定してあるフレームにボルトを固定し、そのボルトを屈曲側辺部のボルト挿通孔に、上下方向にもボルト軸方向にも遊びがある状態で、かつ、抜け止め状態で挿通して、屈曲側辺部を保持して、型板ガラスの躯体側に対する一定範囲を越える水平方向及び上下方向の移動を規制可能な保持部を構成してあっても良い。
2.本発明による型板ガラス支持構造は、屈曲側辺部の下端を水平方向に移動可能に支持する支持部を、型板ガラスの重量の一部を躯体側に伝達可能に設けてあっても、型板ガラスの重量の全部を躯体側に伝達可能に設けてあっても良い。
3.本発明による型板ガラス支持構造は、板ガラス連結部材を屈曲側辺部に接着して一体に連結してある構造に代えて、屈曲側辺部にボルト挿通孔を形成して、そのボルト挿通孔に挿通したボルトで、板ガラス連結部材を屈曲側辺部に一体に連結してあっても良い。
1 屈曲側辺部
3 受け部
9 支持部
10 保持部
12 板ガラス連結部材
13 受け部連結部材
14 融通機構
A 型板ガラス
3 受け部
9 支持部
10 保持部
12 板ガラス連結部材
13 受け部連結部材
14 融通機構
A 型板ガラス
Claims (4)
- 矩形板ガラスにおける左右の側辺部の夫々を互いに対向する方向に屈曲させた屈曲側辺部を備えている溝形の型板ガラスを、溝長手方向を上下方向に沿わせた姿勢で、躯体側に支持してある型板ガラス支持構造であって、
前記屈曲側辺部の下端を水平方向に移動可能に支持して、前記型板ガラスの重量を躯体側に伝達可能な支持部と、
前記屈曲側辺部を保持して、前記型板ガラスの躯体側に対する一定範囲を越える水平方向及び上下方向の移動を規制可能な保持部とを設けてある型板ガラス支持構造。 - 前記屈曲側辺部の下端を前記支持部を介して受ける受け部を躯体に設け、
前記保持部を構成するに、
前記屈曲側辺部に連結する板ガラス連結部材と、前記受け部に連結する受け部連結部材とを設け、
前記受け部連結部材に、前記型板ガラスの躯体側に対する一定範囲内での水平方向及び上下方向の移動を許容する融通機構を設けてある請求項1記載の型板ガラス支持構造。 - 前記板ガラス連結部材は、前記屈曲側辺部に接着剤で接着して連結してある請求項2記載の型板ガラス支持構造。
- 前記支持部を前記板ガラス連結部材に一体に設けてある請求項2又は3記載の型板ガラス支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006306988A JP2008121306A (ja) | 2006-11-13 | 2006-11-13 | 型板ガラス支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006306988A JP2008121306A (ja) | 2006-11-13 | 2006-11-13 | 型板ガラス支持構造 |
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JP2008121306A true JP2008121306A (ja) | 2008-05-29 |
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ID=39506357
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JP (1) | JP2008121306A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103321334A (zh) * | 2013-07-02 | 2013-09-25 | 苏州金螳螂幕墙有限公司 | 一种玻璃幕墙的装饰线条 |
-
2006
- 2006-11-13 JP JP2006306988A patent/JP2008121306A/ja active Pending
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