JP2007001672A - 粉粒体の供給装置および供給方法 - Google Patents

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弘明 久保
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Abstract

【課題】粉粒体を収容する容器を上下反転させ、かつ、容器に振動を与えつつ粉粒体を他の容器やホッパー等に設定重量排出、供給する装置および方法を提供する。
【解決手段】常態では下方に位置する載置台7と、常態では上方に位置する蓋体8とを有する反転部材5を、立設した支柱4に昇降可能かつ反転可能に設置する。蓋体8との相対する位置間隔を変えることのできる載置台7に定置した粉粒体を収容する容器6と、粉粒体の排出機能を有する蓋体8とを密に連結して形成した排出容器6を上下反転させ、下側に位置する蓋体8から粉粒体を排出可能とした容器反転機構1から排出容器6を粉粒体の供給機構に搬出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種成分の粉体や粒体、顆粒体等(以下、単に粉粒体と称する)をそれぞれに収容した容器を自動反転させ、かつ、振動させつつ設定重量の割合で粉粒体を切り出す粉粒体の供給装置および供給方法に関するものである。
食品、医薬品、化学品等を取り扱う広い産業分野では製品製造のために多種類の粉粒体を原料として使用しており、通常では内容成分を異にする粉粒体を設定重量の割合で混合している。従来、粉粒体を収容した容器に振動を与えつつ設定重量の粉粒体を排出、供給する装置としては、容器と振動フィーダーを一体化したものが使用されている。
このような装置においては、粉粒体の種類に応じて容器と振動フィーダーを各別に必要とするので、粉粒体の種類が多ければ全体装置が大型化かつ複雑化し、容器の保管面積を広く必要とし、経済的負担が大きいものである。
そこで、容器と振動フィーダーとを連結、分離可能とし、一台の振動フィーダーで複数種類の粉粒体の切り出しに対応できる装置として特許第2103688号(特公平7−111369号)が提供されている。
この公知文献の図1には、原料容器1内の粉末原料3を振動によって設定重量排出、供給する技術が開示されている。即ち、配合すべき粉末原料3を収容する原料容器1は、容器本体aと、排出部2を一側に備えた蓋部bとで構成されており、この原料容器1は連結部7を介して駆動装置6に横向きにした状態で着脱自在に連結することが示されている。
原料排出に際しては振動フィーダーを用いて原料容器1に振動を与え、排出部2から計量容器4に原料を投入するようになっている。
特公平7−111369号公報
上記する開示された装置では、常態では立設して保管する原料容器1を作業員が横倒しにして駆動装置6上に連結しなければならず、原料排出後は駆動装置6から取り外す必要があり、労働負担が大きいものであった。
また、原料容器1と駆動装置6とを連結するには、容器本体aに係合片15を設け、連結部7には係合片収納部16を設ける必要があり、原料容器1は特殊な構造ととなり、一般に使用する容器を使用することができず、かつ、着脱作業も作業員が行う必要があり、自動着脱ができないものであった。
特に、原料容器1は横向きの状態であるから原料を排出し、容器1内の原料量が少なくなって平面における容量高さが低くなった場合、振動を与えても残量の排出が困難であり、全ての原料の排出ができず、少量の原料は容器1内に残る状態となっていた。
本発明は、上記する従来技術の問題点に鑑み、粉粒体を収容する容器を上下反転させ、かつ、容器に振動を与えつつ粉粒体を他の容器やホッパー等に設定重量排出、供給する装置および方法を提供するものである。特に、容器内の容量高さが低くなっても容器を排出方向に傾斜させることで粉粒体の排出を可能とするものである。
上記の目的を達成するために本発明供給装置は、常態では下方に位置する載置台と、常態では上方に位置する蓋体とを有する反転部材を立設した支柱に昇降可能かつ反転可能に設置し、蓋体に対する位置間隔を変えることのできる載置台に定置した粉粒体を収容する容器と蓋体とを密に連結して形成した排出容器を上下反転させ、下側に位置する蓋体から粉粒体を排出可能としたものである。
また、本発明供給装置は、常態では下方に位置する載置台と、常態では上方に位置する蓋体とを有する反転部材を立設した支柱に昇降可能かつ反転可能に設置し、蓋体に対する位置間隔を変えることのできる載置台に定置した粉粒体を収容する容器と蓋体とを密に連結して形成した排出容器を上下反転させ、下側に位置する蓋体から粉粒体を排出可能とした容器反転機構と、排出容器を定置するとともに固定可能とした振動台を振動させつつ蓋体の排出口から排出し、ホッパーに設定重量の粉粒体を投入可能としたものであり、振動台は粉粒体の投入方向に傾斜可能としたものである。
そして、上記の粉粒体の供給装置において、反転部材は、ボールスクリュー機構やチェーン機構およびその他の昇降機構により昇降可能としてある。
本発明供給方法は、粉粒体を収容する容器を上昇させて蓋体と密に連結した排出容器を上下反転させ、蓋体の排出口から粉粒体を排出可能とした容器反転工程と、容器反転工程から送られた排出容器を振動台上に固定し、振動を与えつつ設定重量の粉粒体を排出し、投入可能とした粉粒体供給工程とから成るものである。
本発明の容器反転機構において所定の位置から運ばれてきた粉粒体を収容する容器は昇降可能な載置台上に定置し、この容器と粉粒体の排出機能を有する蓋体とを密に連結して形成した排出容器は、自動的に上下を反転させ、蓋体を下側に位置させて搬出可能であり、容器内に収容する粉粒体は蓋体側に流動、落下するので容器内の粉粒体は全て排出可能である。
特に、容器は、載置台で上昇させる前に収容重量を計量可能とすることで、仮に、排出すべき収容量が、設定重量値よりも低い場合にはこの容器を排除するか、あるいは、同じ内容成分の粉粒体を収容する他の容器を用意し連続して粉粒体供給を可能とすることができる。
載置台への容器の搬入、計量、蓋体との連結、排出容器の上下反転、排出容器の搬出等はコンピュータ管理によって自動的に行うことができ、粉粒体の汚染を防止して粉粒体の排出、供給作業を自動化処理することが可能である。
また、粉粒体供給機構では、送り込まれた排出容器を固定し、振動を与えつつ粉粒体の排出およびホッパーへの投入が可能であり、投入量を検知して設定重量に達すると振動および排出を自動停止するので、粉粒体を無駄にすることなく最適な製品原料を得ることが可能である。
粉粒体の投入を終了した排出容器は、固定状態を解いて自由状態とし、粉粒体の供給機構から搬出することができ、一連の作業を連続して自動化処理可能であり粉粒体の処理能力の向上を図ることができる。
容器反転機構と粉粒体供給機構とを連動させることで粉粒体は汚染のない状態で連続処理することができ、異なる内容成分の粉粒体を所定量ずつ混合する必要がある場合には最適な装置、方法を提供できるものである。
以下、図面に従って本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1、図2は、製品原料となる各種の粉粒体を、同一の内容成分毎にそれぞれ収容する容器から他の容器あるいはホッパー等(以下、単にホッパーと称する)に設定重量の割合で排出し、供給可能とする容器反転工程および粉粒体供給工程の一実施形態を示すものであり、各工程においては容器反転機構1と粉粒体供給機構2とが使用される。
容器反転機構1は、例えば、容器保管場所から送られてきた容器の上部開口部と、排出用蓋体の下向き開口部とを密に連結し、容器と蓋体とを180°上下反転させ、粉粒体を排出可能な状態として粉粒体供給機構2に移し変えるものである。容器と蓋体との連結、上下反転等はあらかじめ設定されたコンピュータ管理によって自動的になされる。
粉粒体供給機構2は、固定した容器に振動を与えつつ蓋体に形成した排出口から粉粒体をホッパーに投入し、設定重量に達すると振動および粉粒体の投入を停止するものである。容器の振動開始と停止、計量等もあらかじめ設定されたコンピュータ管理によって自動的になされる。尚、粉粒体の収容容器としてはドラム缶の他に粉粒体メーカーが出荷用に使用する容器等、公知のものが使用可能である。
次に各機構1、2について詳細に説明する。
容器反転機構1は、図3に示すように、基盤3上に立設、固定した支柱4に反転部材5が昇降可能にかつ上下反転可能に設置してある。反転部材5は、常態では下方に容器6の載置台7を有し、上方には粉粒体の排出用蓋体8を有しており、載置台7は蓋体8に対して相対する上下間隔を変えることができるようになっている。
このため、支柱4と平行状に立設する反転部材5の支持杆9は、支柱4に設けた移動体10を介して逆転可能な反転用モータ11に直結するとともに移動体10は、逆転可能な昇降用モータ12を駆動源とするボールスクリュー軸13に連結して支柱4にそって昇降可能となっている。
長さ方向にそった周面にスクリュー溝を形成した公知のボールスクリュー軸13は、支柱4内に長さ方向にそって設置してあり、支柱4の上端に設けたモータ12で周方向に回転するようになっている。ボールスクリュー軸13のスクリュー溝には、図4に示すように、滑動体14が嵌め込んであり、移動体10と滑動体14とは支柱4の長さ方向にそって形成した案内溝15を介して連結してある。
従って、モータ12でボールスクリュー軸13を水平方向いずれか、例えば、図4において右方向に回転させれば滑動体14とともに移動体10は上昇し、逆に左回転させることで滑動体14と移動体10は下降するので反転部材5も同時に昇降することになる。尚、支柱4は、角筒体が示してあるが、円筒体であってもよく、移動体10は支柱4の形状に合わせればよい。
また、移動体10の側面に設置した反転用モータ11の回転軸11aと前記の支持杆9とが連結してある。モータ11を駆動することで反転部材5は回転軸11aを中心にして左右いずれかに回転し、上下位置を逆転させた状態で停止し、粉粒体の供給後は更に上下位置を反転させることができる。
前記した載置台7は、U字形状とした2本のフォーク7aからなり、フォーク7aの基部7bは支持杆9内に内蔵したシリンダー16に連結してある。2本のフォーク7aは、図5、図6に示すように、蓋体5の下方対称位置にあって容器6を受け入れるローラコンベアからなる搬送部材17を両側から囲むように配置し、かつ、常態では搬送部材17の上面よりも低く位置している。
また、容器6の開口部と同形状であって内部が中空状の蓋体8は、支持杆9の上部に水平状に連結した保持板18の下面に開口面を下向きにし吊り下げた状態で保持してある。 即ち、蓋体8の上面には、蓋体8よりも大型な連結板19が固定してあり、図3および図7に示すように、連結板19を囲むようにして保持板18の下面には複数のシリンダー20(図面では1台のみが示してある)が配設してある。
シリンダーロッド20aの折り曲げた先端を連結板19の周囲端部に引っ掛け、上方へ引き上げることで蓋体8を安定して水平状に保持している。連結板19と保持板18間にはモータ21によって回転駆動するローラコンベアからなる搬送部材22が設置してあり、上下を反転した時、連結板19は搬送部材22に載るようになっている。
図中符号23は、蓋体8の側面に突出して設けた排出路であり、先端の排出口は、常態ではスプリングの弾性作用により蓋24で閉じてある。
容器反転機構1は上記の構成であり、次に容器6の反転について説明する。
粉粒体を収容する容器6は、ローラコンベアのような搬送装置あるいは台車を使用して搬送部材17の前面に設置した搬送部材25に載せられ、搬送部材17に移し変えられる。途中、異物が混入しないよう容器6の上部開口部は図示しない蓋で閉じられており、搬送部材17に移し変える前にあるいは移し変えた後に蓋は取り外される。
容器反転工程を示す図1の(a)に示すように容器6が搬送部材17上に定置されると、例えば、電子計量器26によって粉粒体重量が計量される。あらかじめ容器6の重量は計量済であるので、容器6の重量を差し引くことで粉粒体のみの重量を計量することができる。重量を計量することで内容量が分かり、例えば、投入すべき量よりも収容量が少ない場合には同じ成分を収容する別の容器6に交換することができる。
容器6は、上方の蓋体8に対応する位置で搬送部材17上に定置されるが、このため搬送部材17には停止位置を決める突起やストッパー等を設けたり、停止位置を確認するためのセンサーを設けておくことが可能である。容器6の停止、位置決めには公知の装置を使用することができる。
計量が済むと図1(b)のように支持杆9内のシリンダー16が作動して載置台7を上昇させ、容器6を載せて上方へ運び上げ、容器6の開口部を蓋体8の開口部内に密に連結し、容器6と蓋体8とで排出容器6aを形成し、連結状態を保持する。尚、シリンダー16は支持杆9内に設置することなく、支持杆9の側面に設置してもよい。
このようにして容器6と蓋体8とを連結後、図1(c)に示すようにボールスクリュー軸13の回転によって反転部材5全体を支柱4にそって所定の高さ位置まで上昇させ、更に、図1(d)に示すようにモータ11駆動により上下180°反転させ、蓋体8を下側に位置させる。蓋体8は搬送部材22上に載るが、シリンダー20によって保持され、また、載置台7が容器6に圧接しているので、容器6の位置は安定している。
前記する粉粒体の供給機構2は、容器6を固定して振動を与える振動台や、粉粒体を受け入れるホッパー等を有している。図8に詳細を示すように、上下反転した保持板18と同じ平面高さを有する振動台27は、その上面にローラコンベアからなる搬送部材28と容器6の載置台29とを有し、振動台27は支持台30上に複数のスプリングのような振動体31を介して水平に保持されている。
更に、支持台30は基盤32に連結して片側へ傾斜可能となっている。即ち、容器反転機構1とは反対側において支持台30と基盤32とは回動軸33で回動可能に連結するとともに他端側はシリンダ34を介して連結してある。支持台30の端部に固定したシリンダ34のロッド34a先端が基盤32に回動可能に連結してあり、ロッド34aの伸縮で支持台30は回動軸33を中心にして傾斜状に上下動するようになっている。
粉粒体供給機構2の側面には粉粒体を受け入れるホッパー35が設置してある。このホッパー35は、供給機構2に面した側において上部に粉粒体の投入口36が形成してあり、この投入口36はシャッター37で開け閉め可能となっており、常態では閉じている。また、ホッパー35は電子計量器38で投入量を計量可能となっており、下方には排出用の開閉蓋39が設けてある。
前記のように容器6を上下反転させると、図8のように容器6を送り出す搬送部材22と容器6を受け入れる搬送部材28とは同じ高さ位置となるので、その間に独立して設置したローラコンベアからなる搬送部材40を介して容器6を反転機構1から供給機構2に移動させ、移し変えることができる。この時、シリンダー20のロッド20aは連結板19から離れ、保持状態を開放するとともに載置台7も容器6から離れている。
尚、図1の(c)で容器6を保持した反転部材5を上昇させるのは、反転部材5を上下反転する時に保持板18が搬送部材17にぶつからないようにするためであるとともに搬送部材22と搬送部材28とを同じ高さ位置にするためである。
容器6を反転機構1から供給機構2に移し変える際、載置台29は、常態では搬送部材28の平面よりも下方に位置している。この載置台29は、搬送部材28に定置された容器6を搬送部材28よりも上に押し上げて載置し、かつ、上方に位置する押圧部材41との間に容器6を固定するものである。
このため、搬送部材28を形成する各ローラの間に複数設置した載置台29は、搬送部材28間を通って上方に出入り可能となっている。即ち、図示していないが、振動台27内には載置台29の数に対応するシリンダーを内臓しており、シリンダーによって個々の載置台29を昇降するようにしてある。あるいは、一台のシリンダーで全ての載置台29を昇降させてもよい。載置台29の昇降機構としては、従来公知の技術を使用することができる。
前記した押圧部材41は、シリンダー42に下向きに押圧板43を設けた構成となっており、振動台27に付設して立設した支柱44の上部に設置してある。容器6を振動台27上に設置した時、押圧板43は容器6のほぼ中央に面しており、シリンダー42により押圧板43は容器6の上面に押し当てることができるようになっている。
図2(b)に示すように容器6が反転機構1から搬送部材40を介して供給機構2の搬送部材28上に移し変えられ、載置台29が上昇して容器6を搬送部材28の上方に定置すると押圧板43が下降して容器6の上面に押し当たり、容器6は載置台29と押圧板43との間に固定される。
容器6が定置される前にシャッター37は上昇して投入口36を開口しているので、蓋体8の排出路23先端が投入口36内に位置するようになる。このように容器6が定置されると、排出路23の側面には排出口を閉じている蓋24を開閉するためのシリンダー45が位置している。
図7、図8に示すように、蓋24の開閉軸には板状あるいは棒状の開閉具46が連結してある。この開閉具46は、図8の状態で下方へ引くことで蓋24は開閉軸を中心にして持ち上げられ排出口を開くことになる。容器6を定置すると開閉具46はシリンダー45の真上に位置するので、シリンダー45のロッドを伸ばし、例えば、磁石の磁力を利用して開閉具46とロッド先端を連結し、ロッドを下へ引くことで蓋24は開くことになる。
上記のようにして粉粒体が排出可能な状態になると、振動台27に設置した振動発生装置47が振動を開始し、容器6に振動を与えるので容器6内の粉粒体は排出路23を通り、開口した排出口からホッパー35内に投入される。投入量は計量器38で計量しているので、必要量投入されたことを検知すると振動発生装置47を停止させ、同時に蓋24を閉じて粉粒体の投入を停止する。
粉粒体の投入が終了すると、押圧板43は上昇して容器6の固定状態を開放し、載置台29も下降して容器6は搬送部材28上に載せられる。搬送部材28は前記とは逆に回転させ、容器6を搬送部材40を介して反転部材5の搬送部材22上に移し変える。
容器6が所定の位置に定置されるとシリンダー20のロッド20aが引かれて連結板19の周辺を掛止し、連結板19を保持するようになる。同時に載置台7が下降して容器6の底面に突き当たり、容器6は載置台7と保持板18間に固定状態で保持されることになる。
この状態で反転部材5全体を上下反転させ、その後、反転部材5を所定の高さ位置まで下降させ、更に載置台7を下降して容器6を搬送部材17上に載せ、搬送部材25に移して保管場所あるいは製品加工場所に移送すればよい。これらの作業は前記とは逆となる。

投入量の検知、振動の停止、粉粒体供給の停止、容器6の反転機構1への移し変えおよびその後の一連の作業はコンピュータによって管理され、全て自動的に処理することができる。
上記のようにして容器6からホッパー35に必要量の粉粒体を投入するが、内容成分を異にする粉粒体を同様の作業を経て1台のホッパー35に投入し、製品原料に必要な全ての粉粒体を投入した後は開閉蓋39を開放して異種粉粒体の混合物を下方に設置した他の容器に投入し、保管すればよい。
あるいは、ホッパー35に1種類の粉粒体を計量しつつ投入した後に開閉蓋39を通して容器に移し替え、これを繰り返して1台の容器にホッパー35を介して混合すべき全ての粉粒体を投入するようにしてもよい。尚、ホッパー35に変え、粉粒体を収容する容器6と同じ容器を使用してもよい。
前記したように搬送部材17上に容器6を載せた時、粉粒体重量を計量してあるので、内容量は判明している。しかし、ホッパー35に粉粒体を投入している段階で容器6内の容量高さが低くなり、投入量が少なくなった時や排出がし難い状態になった時には、シリンダー34を作動させて容器6をホッパー35側へ、即ち、投入側へ傾斜させることで設定重量まで粉粒体を投入することができる。
図9乃至図12は、反転機構1の他の実施形態を示すものであり、前記と同じ部分は同じ符号を使用している。
この実施形態における特徴は、載置台7は、搬送部材17を構成するローラ間を通って昇降可能であり、移動体10はチェーン機構によって昇降するようにしたことである。また、粉粒体を収容した容器6を搬送する装置を使用して粉粒体を供給後の容器も同じ搬送部材を使用して他所に搬送可能としてある。
基盤3上に立設した支柱4に昇降可能に設置した移動体10に反転可能に連結した反転部材5の支持杆9は左右2本が使用され、両支持杆9の上部には保持板18を水平状に連結するとともに中央部および下部間が連結される。
支持杆9の中央を連結する中央板48はモータ11の回転軸11aに直結し、また、下部間に連結した連結体49には2本のガイド棒50を介して載置台7の基部7bが取り付けられ、更に、連結体49の側面に設置したシリンダー16のロッド先端が基部7bに連結してある。
図10に示すように、載置台7は複数本(図示では3本)のフォーク7aを有しており、各フォーク7aは、搬送部材17を構成するローラ間に位置し、かつ、ローラ間を通って上方に出入り可能となっている。載置台7は、常態では図10の鎖線で示すように下方に位置して搬送部材17の平面高さよりも下にある。今、シリンダー16操作により基部7bがガイド棒50に案内されて上昇すれば、各フォーク7aはローラの上方に位置することになる。
移動体10は支柱4に複数のガイド棒51を介して昇降可能となっているが、図9および図13に示すように、支柱4のある側面上下に一対のスプロケット52を設置し、上下スプロケット52間には支柱4と移動体10との間を通してチェーン53が循環可能に掛け渡してある。
チェーン53の一端は移動体10の上部に、また、チェーン53の他端は移動体10の下部に連結してあり、基盤3上に設置した逆転可能なモータ54で循環可能となっている。図13において、スプロケット52を右回転させれば移動体10は上昇し、左回転させれば移動体10は下降する。従って、移動体10に連結する反転部材5も上下動することになる。尚、図中符号2は、詳細な構成は省略してあるが前記実施形態と同じ粉粒体供給機構であり、また符合40は搬送部材である。
この実施形態においては、容器6が搬送部材17によって矢印方向から送られ、反転部材5に面した位置に達して停止すると、載置台7が上昇して容器6と蓋体8とを密に連結し、移動体10によって反転部材5を上昇させ、モータ11駆動によって反転部材5を上下逆転させから容器6を供給機構2に送り出す。
上記の各実施形態ではボールスクリュー機構やチェーン機構により移動体10、即ち、反転部材5を昇降させる場合について説明したが、これに限定するものではない。例えば、ラックとピニオン機構によっても昇降可能である。
また、容器反転機構1と粉粒体供給機構2とを連動させることについて説明した。しかし、必ず両者を連動させる必要はない。例えば、容器反転機構1で容器6と蓋体8とを連結して上下反転させ、この容器6を従来公知の排出、供給装置にセットして所定量の粉粒体を供給してもよい。
更に、公知の適宜装置で容器6と蓋体8とを密に連結させ、かつ、上下を反転させ、この容器6を粉粒体供給機構2にセットし、振動を与えつつホッパー35に粉粒体を投入し、所定量に達した時点で振動を停止し、粉粒体の供給を停止してもよい。
本発明装置および方法は、大量の粉粒体を取り扱い、かつ、内容成分を異にする複数種類の粉粒体を混合処理する食品業界、医薬品業界、化学品業界等において有用なものであり、粉粒体の汚染を防止し、粉粒体を無駄にすることなく有効に活用できるものである。
本発明の容器反転工程の実施形態を示す正面図である。 本発明の粉粒体供給工程の実施形態を示す正面図である。 本発明の容器反転工程で使用する容器反転機構の正面図である。 支柱に移動体を取り付けた状態を示す平面図である。 載置台と搬送部材との関係を示す要部の拡大正面図である。 載置台と搬送部材との関係を示す要部の拡大平面図である。 蓋体と保持板との関係を示す要部の拡大正面図である。 本発明の粉粒体供給工程で使用する粉粒体排出機構の正面図である。 容器反転機構の他の実施形態を示す正面図である。 図9のAーA線にそった平面図である。 図9のBーB線にそった平面図である。 図9のCーC線にそった側面図である。 容器反転機構の他の実施形態における支柱の側面図である。
符号の説明
1 容器反転機構
2 粉粒体排出機構
3 基盤
4 支柱
5 反転部材
6 容器
7 載置台
8 蓋体
9 支持杆
10 移動体
11 モータ
12 モータ
13 ボールスクリュー軸
14 滑動体
15 案内溝
16 シリンダー
17 搬送部材
18 保持板
19 連結板
20 シリンダー
21 モータ
22 搬送部材
23 搬出路
24 蓋
25 搬送部材
26 電子計量器
27 振動台
28 搬送部材
29 載置台
30 支持台
31 振動体
32 基盤
33 回転軸
34 シリンダー
35 ホッパー
36 投入口
37 シャッター
38 電子計量器
39 開閉蓋
40 搬送部材
41 押圧部材
42 シリンダー
43 押圧板
44 支柱
45 シリンダー
46 開閉具
47 振動発生体
48 中央板
49 連結体
50 ガイド棒
51 ガイド棒
52 スプロケット
53 チェーン
54 モータ

Claims (4)

  1. 常態では下方に位置する載置台と、常態では上方に位置する蓋体とを有する反転部材を、立設、固定した支柱に昇降可能かつ反転可能に設置し、蓋体に対する位置間隔を変えることのできる載置台に定置した粉粒体を収容する容器と蓋体とを密に連結して形成した排出容器を上下反転させ、下側に位置する蓋体から粉粒体を排出可能としたことを特徴とする粉粒体の供給装置。
  2. 常態では下方に位置する載置台と、常態では上方に位置する蓋体とを有する反転部材を立設した支柱に昇降可能かつ反転可能に設置し、蓋体に対する位置間隔を変えることのできる載置台に定置した粉粒体を収容する容器と蓋体とを密に連結して形成した排出容器を上下反転させ、下側に位置する蓋体から粉粒体を排出可能とした容器反転機構と、排出容器を定置するとともに固定可能とした振動台を振動させつつ蓋体の排出口から排出し、ホッパーに設定重量の粉粒体を投入するとともに振動台は粉粒体の投入方向に傾斜可能とした粉粒体供給機構とから成ることを特徴とする粉粒体の供給装置。
  3. 反転部材は、ボールスクリュー機構およびチェーン機構およびその他の昇降機構により昇降可能とした請求項1、2に記載する粉粒体の供給装置
  4. 粉粒体を収容する容器を上昇させて蓋体と密に連結した排出容器を上下反転させ、蓋体の排出口から粉粒体を排出可能とした容器反転工程と、容器反転工程から送られた排出容器を振動台上に固定し、振動を与えつつ設定重量の粉粒体を排出し、投入可能とした粉粒体供給工程とから成ることを特徴とする粉粒体の供給方法。
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