JP2007000684A - ノズル - Google Patents

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Abstract

【課題】温度差のある二流体を混合して吐出するノズル構造において一方の流体から他方の流体への熱伝導を抑制し、塗布状態を安定させ、均一な塗布を実現すると共に液吐出部における詰まりの発生を防止すること。
【解決手段】内壁22と外壁23の二重構造を有するノズルにおいて、内壁22及び外壁23のそれぞれにエアギャップ31、32を形成して当該エアギャップ31、32の先端を閉じた構造とする。内壁22に設ける液溜部24は加熱窒素ガスが通過する加熱ガス供給エリアよりもノズル基端部側に配置する。内壁22の液溜部24にレジスト液を供給すると共に内壁22と外壁23との間に形成した気体通路27に加熱窒素ガスを供給して、ノズル先端部より吐出するレジスト液を加熱窒素ガスで加熱して対象物50に塗布する。
【選択図】図1

Description

本発明は、温度の異なる2つの流体を混合した状態で対象物に噴霧するためのノズルに関する。
図4は、液体と気体とを混合して噴霧する二流体噴霧方式のノズル構造を示す図である。ノズル本体10が固定用リング11に取り付けられ、図示していない液体供給源及び気体供給源から液体及び気体の二流体が供給可能に構成されている。ノズル本体10は内壁12及び外壁13の二重構造となっている。内壁12の内部に供給される液体を一時的に滞留する液溜部14が形成され、当該液溜部14から液吐出部15に掛けて流速を一定化するための細管16が形成されている。一方、内壁12と外壁13との間に外部から気体が供給される隙間(以下、気体流路と呼ぶ)17が形成されている。外壁13先端部は、液吐出部15の外周を囲むように開口していて、環状の気体噴出部18が形成されている。
上記ノズル構造において、例えば、気体噴出部18から噴射する加熱気体の温度を液吐出部15から吐出する塗料よりも高い温度に設定し、塗料を加熱気体で加熱した上で対象物に塗布している。
また、噴霧パターンや粒子分布を制御するために、気体の噴出方式として、噴出量、噴出圧力、噴出角度を制御するものがある。
特開2001−24011号公報 特開2000−51741号公報 特開平7−16532号公報
しかしながら、従来技術のノズル構造では、加熱気体により内壁12が加熱され、内壁12で隔てられた液体に熱伝導するので、その結果、液体が加熱されたことに起因する不具合が発生する可能性がある。例えば、液体として揮発性の高い溶剤を含んだものを使用していると、図5(a)に示すように内壁12からの熱で液体が突沸してボイドが発生し、図5(b)に示すように細管16内の液体がボイドにより間欠状態となって安定した塗布状態が得られず、均一な塗布が行えないといった不具合が発生する。また、液吐出部15に到達する前に液体の温度が上昇してしまうと、液吐出部15で溶剤の急激な蒸発が起こり、図6に示すように液吐出部15に詰まりが発生するといった問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、温度差のある二流体を混合して吐出する場合であっても一方の流体から他方の流体への熱伝導を抑制でき、均一な塗布を実現できると共に液吐出部における詰まりの発生を防止できるノズルを提供することを目的とする。
本発明のノズル構造は、第1流体と第2流体の混合物を先端より吐出するノズルであって、第1流体が供給され当該第1流体を前記先端より排出する内壁部と、前記内壁部を覆い該内壁部との間に流体通路を形成し、当該流体通路を通過した第2流体が前記先端から排出された第1流体と混合するように、前記先端より排出する外壁部と、を備え、前記内壁部を前記第1流体と前記第2流体とを隔てる断熱構造としたことを特徴とする。
この構成によれば、内壁部を第1流体と第2流体とを隔てる断熱構造としたので、内壁部と外壁部との間の流体通路を通る第2流体の熱が内壁部の断熱構造で断熱され、内壁部内にある第1流体が第2流体によって加熱されるのを防止できる。したがって、第1流体が加熱されることにより発生する不具合を防止することができる。
本発明のノズルにおいては、前記内壁部は第1流体が滞留する液溜部を有し、当該液溜部の設置位置が前記第2流体を通過させる前記流体通路の設置領域よりもノズル基端部側であることが好ましい。
この構成によれば、液溜部の設置位置が第2流体の流体通路の設置領域よりもノズル基端部側となるので、内壁部内の液溜部が第2流体の流体通路から熱的影響を受けづらくすることができる。
本発明のノズルにおいては、前記断熱構造として前記内壁部内にエアギャップを形成し、当該エアギャップの前記先端側の端部が閉じられていることが好ましい。エアギャップの断熱効果は高く、また軽さの点からも好ましい断熱構造といえる。エアギャップの場合、前記先端から第1流体及び第2流体を吐出したときには当該先端部は低圧状態となるので、エアギャップ先端が開口しているとエアギャップ内が低圧となり、吐出を停止した時に、流体が流れ込む可能性がある。本発明のようにエアギャップ先端を閉じた構造とすることにより、そのような不具合を防止できる。
本発明のノズルにおいては、前記外壁部が断熱構造を有することが好ましい。
この構成によれば、第2流体とノズル周囲雰囲気との断熱性が向上するので、外気温の影響を受けることが少なく、安定した温度制御ができる。従って塗布状態を良好に維持することが容易になる。
本発明のノズルにおいては、前記第1流体はレジスト液であり、前記第2流体は加熱ガスとすることができる。このような流体の組み合わせにおいて、本発明の効果が顕著に発現する。
本発明によれば、揮発性の高い溶剤を含む流体を吐出直後に加熱流体で加熱する場合であっても、加熱流体から揮発性の高い溶剤側へ熱伝導するのを防止でき、ボイドの発生を防止して均一な塗布を実現できる。また、本発明によれば、吐出直前まで揮発性の高い溶剤の温度上昇を抑えて液吐出部に詰まりが発生するのを確実に防止できると共に、吐出直後に加熱されて適度な粘度を持った状態で対象物に塗布することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1(a)(b)は、本実施の形態に係るノズル構造の断面図及び吐出部側からの平面図である。ノズル本体20は、基端部が固定用リング21に取り付けられている。ノズル本体20は、外形が略円筒状をなし先端部が円錐状に突出した形状をなす。ノズル本体20の内部は内壁22と外壁23の二重構造を有する。
内壁22の中央部であってノズル基端部近傍に滞留時間の長い液溜部24が形成されている。内壁22外周面の先端部は円錐状に形成されており、円柱状に突起した液吐出部25が先端部に設けられている。液溜部24の中心から垂直に下方に伸びる細管25の先端は液吐出部25に連通する。
内壁22と外壁23の間には気体通路27を形成する間隙が設けられている。外壁23は内壁22の外形に沿った形状を有している。外壁23の先端部は液吐出部25の周囲を囲むように開口して環状噴射部28を形成している。すなわち、気体通路27を収束させて液吐出部25の周囲から流体を環状に噴射するように構成されている。また、環状噴射部28から噴射する気体が液吐出部25に直接当たらないような角度を環状噴射部28に持たせることが望ましい。なお、気体通路27に対して外部から流体を供給する供給部29が連結されている。
本実施の形態における態様では、液溜部24及び細管25内の液体を気体通路27から熱的に遮断する断熱構造として、内壁22及び外壁23は断熱材で構成している。断熱材としては、セラミクス、ガラス繊維等を主材料とする成型品を用いることができる。
また、断熱構造としてエアギャップ31を内壁22内部に設けている。エアギャップ31は液溜部24及び細管25を囲む内壁22全周に形成されている。エアギャップ31の形成位置は液溜部24及び細管25から離れた気体通路27の近傍であることが望ましい。また、エアギャップ31の少なくとも吐出部側は開口しないで閉塞させておくことが望ましい。
また、断熱構造として外壁23の内部にもエアギャップ32を設けている。エアギャップ32はノズル本体20の基端部近傍から環状噴射部28に掛けて形成されており、少なくとも流体噴出口側は開口しないで閉塞させている。エアギャップ32は外壁外側部分が気体通路27から熱的に遮断されることになる。
また、図1(a)に示すように、ノズル本体20における気体通路27及び供給部29の形成位置(後述する加熱ガス供給エリア)を、液溜部24の形成位置よりもノズル先端側の領域に制限している。これにより、液溜部24内の液体を、気体通路27を通過する加熱流体から熱的に遮断する断熱効果を高くしている。
図2はレジスト塗布工程に係るシステムの一例を示す系統図である。以下、ノズル本体20の液吐出部25から流体としてレジスト液を吐出し、環状噴射部28から加熱流体として加熱窒素ガスを噴射するものとして説明するが、本発明はレジスト液と加熱窒素ガスの組み合わせに限定されない。
ノズル本体20には、外部からレジスト液を供給する系統と加熱ガスを供給する系統とが接続されている。レジスト液を供給する系統においては、ノズル本体20内の液溜部24に流体供給ライン41を介して液貯蔵部42が連通している。液貯蔵部44の下方に液体としてレジスト液が貯留しており、流体供給ライン41の端部が液内に位置するように調整されている。液貯蔵部42の天井部にガス供給ライン43の先端部が接続されていて、液貯蔵部42内のレジスト液上方の空間へ不活性ガスとして窒素ガスを供給するように構成されている。密閉空間となる液貯蔵部42内へ流入する窒素ガスによってレジスト液が流体供給ライン41側へ押し出されるようになっている。ガス供給ライン43にレギュレータ44が設けられている。レギュレータ44は、液貯蔵部42からノズル本体20へ供給するレジスト液の流速(単位時間当りの流量)が目標値になるように窒素ガス供給量を制御している。なお、ノズル本体20に供給するレジスト液量は、流体供給ライン41に設けたマスフローコントローラ45によって制限される。
一方、ノズル本体20に加熱ガスを供給する系統においては、ノズル本体20の供給部29に対してガス供給ライン46が接続されている。ガス供給ライン46には図示していない加熱ガス供給源から加熱窒素ガスが供給されるように構成されている。ガス供給ライン46にレギュレータ47が設けられている。レギュレータ47は、ノズル本体20へ供給する加熱窒素ガスの流量(単位時間当りのガス量)が目標値になるように加熱窒素ガス供給量を制御している。なお、ノズル本体20に供給する加熱窒素ガスの量は、ガス供給ライン46に設けたマスフローコントローラ48によって制限される。また、ノズル本体20の近傍においてガス供給ライン46を通過する加熱窒素ガスの温度を計測する温度センサ49が設置されている。温度センサ49の温度検出結果は加熱ガス供給源へ送信されていて、加熱ガスの温度制御に用いられている。
また、レジストが塗布される対象物50がステージ51上に載置されている。ノズル本体20はステージ51上に配置される。ステージ51が移動して対象物50をノズル本体20の液吐出部25に対向させる構成となっている。
次に、以上のように構成された本実施の形態の動作について説明する。
レギュレータ44がガス供給ライン43を介して窒素ガスを液貯蔵部42内へ送り込むと、液貯蔵部42に貯蔵されているレジスト液が気圧で押されて流体供給ライン41へ押し出され、流体供給ライン41内のレジスト液がノズル本体20の液溜部24へ供給される。レジスト液で満たされている液溜部24に流体供給ライン41からレジスト液が所定の圧力で流入することにより、液溜部24の下部に連通した細管26にレジスト液が押し出される。細管26を通過するレジスト液は一定の流速に調整され、液吐出部25から吐出したときに急激に圧力が低下して霧状になり対象物50に対して噴霧される。
一方、レギュレータ47が加熱窒素ガスをガス供給ライン46経由でノズル本体20の気体通路27に送り込んでいる。気体通路27に供給された加熱窒素ガスは、液吐出部25の外周に形成した環状噴射部28から環状に噴射される。
ここで、レジスト塗布工程において望ましい条件について説明する。本発明のノズルによるレジスト塗布は、表面に立体構造を有する等、スピンコート方式では均一な塗布ができない対象物に特に好適に用いられる。例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical System)分野において、段差部を有する面にパターニングを行う際に使用されるレジスト液などの場合、対象物に塗布したときの粘度は、段差部での流下を防ぐ為、相対的に高い状態(例えば、1000cP以上)であることが望ましい。しかしながら、ノズル本体20内部においてレジスト液の粘度が1000cP以上であると、ノズル本体20内を円滑に通過することができない。すなわち、ノズル本体内部においてはレジスト液の粘度を上げすぎない温度(円滑な通過を妨げない粘度となる温度)に維持する必要がある。また、レジストに含まれる揮発性の高い溶剤との関係では、上述したようにノズル本体20内部でのボイドの発生や吐出部での溶剤の急激な蒸発といった現象を抑えるためにノズル本体20内での温度は高くなり過ぎないように抑えられるべきである。そのため、ノズル本体20内部においてはレジスト液の温度上昇をできる限り抑える一方、液吐出部25から出た瞬間に加熱ガスにて急激に加熱して粘度を1000cP以上に上げることがレジスト塗布工程において望ましい条件であるといえる。
本実施の形態における態様では、内壁22を断熱材で形成すると共に内壁22内部にエアギャップ31を設けることにより内壁22に断熱機能を持たせ、高温の加熱ガスが通過する気体通路27から液溜部24及び細管26に熱が伝導するのを遮断している。内壁22が気体通路27に接している部分は高温になるが、エアギャップ31で熱伝導が遮断され、エアギャップ31を介して内壁22内側に一部伝導する熱も内壁22を形成する断熱材の断熱効果で熱伝導が抑えられる。したがって、内壁22の周囲を高温に加熱された加熱ガスが通過しても内壁22の内部への熱伝導は大幅に抑えることができる。
また、内壁22の外周は加熱ガスが通過する気体通路27に囲まれているが、液溜部24は気体通路27に囲まれた加熱ガス供給エリアから外れたノズル基端部側の領域に配置しているので、液溜部24が加熱ガス供給エリアから離された構成となり、液溜部24が気体通路27から受ける熱伝導の影響を小さくすることができる。
外壁23の内部にはエアギャップ32が設けられているので、気体通路27を通過する加熱窒素ガスとノズル周囲雰囲気との断熱性が向上して、外気温の影響を受けることが少なくなる。加熱窒素ガスに比べて温度の低い外気温により、気体通路27を通過中の加熱窒素ガスが冷却されると、液吐出部25から吐出されたレジスト液を所望の温度に制御できないため良好なレジスト膜を形成できない。本実施の形態では気体通路27を通過する加熱窒素ガスが外気温の影響を受けづらい構造であるので、加熱窒素ガスにて加熱するレジスト液に対しても安定した温度制御が可能となる。従って良好なレジスト膜を形成できる。
このように、ノズル本体20に供給されたレジスト液が液溜部24から液吐出部25に到達する過程で加熱されて粘度が上がるのを抑制しつつ、液吐出部25から吐出した直後に加熱窒素ガスにて加熱して適切な粘度を奏する温度まで昇温することができる。その結果、レジスト塗布工程において、良好なレジスト膜を対象物50上に形成することができる。
また、ノズル本体20の先端部に設けた液吐出部25及び環状噴射部28の近傍は低圧力状態が発生している。このため、仮にエアギャップ31,32の一端をノズル本体20の先端部で開口した構成としておくと、吐出を停止したときに、低圧状態となったエアギャップ31,32の一端からレジスト液が吸い込まれる可能性がある。エアギャップ31,32にレジスト液が入り込むと断熱効果が低下し、またノズル詰まりを誘発するなどの不具合が発生する。
本実施の形態における態様では、エアギャップ31,32の一端を閉じた構造としているので、エアギャップ31,32の内部が低圧状態になることは無く、断熱効果の低下やノズル詰まりといった不具合を防止できる。
なお、以上の説明では、レジスト塗布工程に適用した場合について説明したが、他の用途に用いることができる。用途によって液吐出部25から吐出する流体と環状噴射部28から噴射する流体は任意に選択可能であり、液体と気体との組み合わせにも限定されない。温度の異なる二つの流体を混合して噴霧する用途であれば、混合の直前まで互いの流体の温度影響を受けることなく維持できる。
また、本実施の形態における態様では、ノズル本体20の断熱構造として、内壁22、外壁23の材料、エアギャップ31,32、液溜部24の配置位置といった組み合わせを例示したが、これらの構造を全て備えなければならないというものではなく、任意の構造を組み合わせても良い。あるいは、エアギャップ31,32に断熱効果の高い部材を充填するようにしても良い。
例えば、エアギャップ31,32の断熱効果、気体通路27を通る加熱ガスの設定温度、流体の特性によっては、液溜部24の形成位置を加熱ガス供給エリアからずらさなくても良い場合がある。図3は液溜部52の形成位置を加熱ガス供給エリアからずらさない構成例を示している。その他の構造は基本的に図1に示すノズル構造と同じである。このように構成することにより、液溜部を形成するために大きな空間を確保できるので、細管26から吐出する流体をより安定させることができる。
本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態で説明した数値や材質については特に制限はなく、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更することが可能である。
本発明は、二つに流体を混合してスプレー方式で吐出させる噴霧装置のノズルに適用可能である。
(a)は本発明の実施の形態に係るノズル構造を示す断面図であり、(b)は本発明の実施の形態に係るノズル構造を示す平面図である。 図1に示すノズル構造を用いた系統図である。 本発明の実施の形態に係るノズル構造の他の例を示す断面図である。 従来のノズル構造を示す断面図である。 (a)は従来のノズル構造においてボイドが発生した状態を示す図であり、(b)は発生したボイドで液が間欠的に吐出される状態を示す図である。 従来のノズル構造において吐出部に詰まりが発生した状態を示す図である。
符号の説明
20 ノズル本体
21 固定用リング
22 内壁
23 外壁
24 液溜部
25 液吐出部
26 細管
27 気体通路
28 環状噴射部
29 供給部
31,32 エアギャップ

Claims (5)

  1. 第1流体と第2流体の混合物を先端より吐出するノズルであって、第1流体が供給され当該第1流体を前記先端より排出する内壁部と、前記内壁部を覆い該内壁部との間に流体通路を形成し、当該流体通路を通過した第2流体が前記先端から排出された第1流体と混合するように、前記先端より排出する外壁部と、を備え、前記内壁部を前記第1流体と前記第2流体とを隔てる断熱構造としたことを特徴とするノズル。
  2. 前記内壁部は第1流体が滞留する液溜部を有し、当該液溜部の設置位置が前記第2流体を通過させる前記流体通路の設置領域よりもノズル基端部側であることを特徴とする請求項1記載のノズル。
  3. 前記断熱構造として前記内壁部内にエアギャップを形成し、当該エアギャップの前記先端側の端部が閉じられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のノズル。
  4. 前記外壁部は断熱構造を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のノズル。
  5. 前記第1流体はレジスト液であり、前記第2流体は加熱ガスであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のノズル。
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