JP2007000518A - コンタクトレンズ用液剤 - Google Patents

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Abstract

【構成】この発明は、35〜100mM濃度のリン酸塩と、非イオン性等張化剤および/またはイプシロンアミノカプロン酸を含むコンタクトレンズ用液剤に関し、殺菌有効成分として、ビグアニド系またはポリクワテリウム系殺菌剤のうち1種以上を更に含有させることによってコンタクトレンズの消毒も可能とするものである。
【効果】
本発明によるコンタクトレンズ用液剤は、眼に対する安全性が高く、レンズ適合性に優れるので、コンタクトレンズの保存液として好適に使用することができる。また、かかる液剤に防腐乃至は殺菌成分を添加した場合には、これらの成分の防腐乃至殺菌効果を向上させるので、殺菌成分を低濃度に設定することができる。また、レンズ素材への吸着を有効に防止するので、液剤自体の安全性が向上するのみならず、レンズに対する過濃度吸着を抑えた、消毒液としても好適な液剤を提供することができる。

Description

本発明は、コンタクトレンズ用液剤に係り、特に、眼に対する安全性が高く、レンズ適合性に優れ、防腐乃至は殺菌成分を添加した場合には、これら成分のレンズ素材への吸着を有効に防止しうる液剤に関するものである。
コンタクトレンズは、使用していない間の表面の水濡れ性維持やレンズの形状保持等の為に、専用の保存液に保存される。保存液からコンタクトレンズを取り出して装用する場合、当該保存液もレンズと一緒に眼に持ち込まれることとなるから、眼に入った場合にも安全であることが望まれる。一般の保存液には、溶液の浸透圧調整のために塩化ナトリウムが添加されているが、これは塩化ナトリウムが生体適合性が良く、レンズへの吸着、濃縮というような問題を生じないからである。しかし、この使用濃度における塩化ナトリウムにはレンズ装用者に対する薬学的あるいは医学的な特別の効能・効果は見あたらない。
ところで、含水性のコンタクトレンズは消毒が義務づけられているところ、従来の煮沸消毒に代わって、保存中に殺菌剤により消毒する液剤が普及し、国内で用いられる殺菌剤としてはポリヘキサメチレンビグアニド(PHMB)か、ポリクワテリウムが主流である。これらの殺菌剤は、他の殺菌剤に比較して、レンズへの吸着が低い、低毒性であるなどの理由から好んで用いられているのであるが、これらの殺菌剤であっても液剤に十分な殺菌効果を持たせるには、ある程度の濃度で使用しなければならず、種々の工夫がなされてきた。例えばPHMBにホウ酸緩衝剤を併用することにより殺菌剤の濃度を低く抑えて安全性を高める方法(特開平6−321715号)が提案されているが、ホウ酸自体の有する細胞への悪影響を考慮すると好ましいとは言えない状況である。またビグアニド誘導体の殺菌剤に、リン酸緩衝剤を併用(特開平8−92017号)する方法があるが、リン酸緩衝剤の濃度が高いが故にレンズへの無機質汚れが問題となりえる。さらに、等張化剤として、通常用いられる前記塩化ナトリウムの替わりに非イオン性等張化剤を用いることにより、殺菌剤の濃度を低下せしめる方法が提案されている(特開平10−108899号、特表2004−512904号)。しかしこのような液剤はレンズを膨潤させ、レンズのサイズを変形させる傾向があり、実用化にあたっては慎重な配慮が必要となる。
この点に関して、ビグアニド誘導体などの殺菌剤を含む眼科用液剤において、非イオン性等張化剤剤の替わりに等電点が4以上のアミノ酸類と、低濃度の塩化ナトリウムおよびリン酸緩衝剤を用いて殺菌効果を維持し、レンズの膨潤を抑制しようとする試み(特開2003−160482号)がある。この方法によると、低濃度の殺菌剤の使用にもかかわらず、殺菌効力はISO評価基準を満たしており、レンズサイズの変化も少ないものとなっている。また、所定の酸性成分の添加によって殺菌剤のレンズへの吸着を抑える旨が記載されている。これは、溶液中の殺菌剤濃度を低く抑えることによる液剤そのものの安全性が向上しても、実際にレンズへの殺菌剤の吸着量を低下させなければ、レンズ表面での殺菌剤の過濃度吸着が問題となりうることを考慮したものであるが、具体的にどの程度の吸着抑制効果があるのかが示されておらず、その意味では前記提案も改善の余地を残すものであった。
一方、カチオン性高分子殺菌剤に陰イオン性錯生成剤を加えることにより、殺菌剤のレンズに対する吸着を抑制し安全性を高める方法(特表平2−502733号)が提案されているが、具体的な殺菌効果や、レンズへの吸着抑制に関するデータが十分に示されてはいないため、どの程度の効果を有するものであるかを把握することは困難である。またカチオン基を有する防腐剤に、非イオン性界面活性剤と酸性ムコ多糖類を配合することにより該防腐剤のレンズへの吸着を抑制する方法(特開2001−318350号)が提案されているが、防腐効力は示されているものの、レンズを短期間で消毒するための殺菌効力は開示されてはいない。
前述の問題は、防腐剤乃至は殺菌剤としての消毒効果と安全性という両側面を完全に満足させるようなものは未だ見出されるに至らず、要するに使用目的、使用状態、使用態様等に応じてその都度最適の殺菌剤を選択し、その殺菌剤と他の成分を組み合わせることによって現状考えられる最善の処方が提案されてきたものである。そして、この消毒効果と安全性は互いに相反する(表裏一体の)性質のもの、すなわち、消毒効果を高くしようとすれば必然的に人体に対してもその影響が大きくなり、一方で、安全性を重視すれば消毒効果が低くなる傾向があるから、将来にわたって高度にコントロールされた液剤の提供が希求されるところなのである。
特開平6−321715号公報 特開平8−92017号公報 特開平10−108899号公報 特表2004−512904号公報 特開2003−160482号公報 特表平2−502733号公報 特開2001−318350号公報
本発明の目的は、コンタクトレンズ用液剤に係り、特に、眼に対する安全性が高く、レンズ適合性に優れた液剤を提供することにあり、かかる液剤に防腐乃至は殺菌成分を添加した場合には、これら成分のレンズ素材への吸着を有効に防止しうる液剤を提供することにある。
そして、本発明にあっては上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、35〜100mM濃度のリン酸塩と、非イオン性等張化剤および/またはイプシロンアミノカプロン酸を含む液剤には、コンタクトレンズ用液剤として用いた場合に、眼にとって安全なpHの範囲に液剤のpHを保持することができ、非イオン性等張化剤を用いることで浸透圧を適度に設定しつつ、前記のような非イオン性等張化剤の影響によるレンズサイズの膨潤を抑えることができることを知見した。すなわち、非イオン性等張化剤は前述の通り、殺菌剤との組み合わせにおいて用いられると、当該殺菌剤が低濃度でも殺菌効果を向上させるものであるが、含水性コンタクトレンズのサイズを膨潤させる作用を有するという問題があった。しかし、所定濃度のリン酸塩の共存下で使用すると、このようなサイズ膨潤が抑えられるということなのである。また、イプシロンアミノカプロン酸の添加により、当該液剤に消炎効果、収れん効果を付与することができる。
さらに、当該液剤に、殺菌有効成分として、ビグアニド系またはポリクワテリウム系殺菌剤のうち1種以上を添加した液剤は、これらの殺菌剤の殺菌効果が高められるとともに、意外にもこれらの殺菌剤のコンタクトレンズへの吸着が効果的に抑えられるのである。
本発明によるコンタクトレンズ用液剤は、眼に対する安全性が高く、レンズ適合性に優れるので、コンタクトレンズの保存液として好適に使用することができる。また、かかる液剤に防腐乃至は殺菌成分を添加した場合には、これらの成分の防腐乃至殺菌効果を向上させるので、殺菌成分を低濃度に設定することができる。また、レンズ素材への吸着を有効に防止するので、液剤自体の安全性が向上するのみならず、レンズに対する過濃度吸着を抑えた、消毒液としても好適な液剤を提供することができる。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
前記、リン酸塩は一般に溶液のpHを一定に保つための緩衝剤として、従来よりコンタクトレンズの液剤に添加されてきた。このリン酸塩は、体液成分の一つでもあり、生体適合性に非常に優れていることは周知である。しかし、リン酸塩は、涙液中の成分であるCaイオンと不溶性の塩を形成するため、コンタクトレンズの保存液として使用すると、レンズの表面にリン酸カルシウムなどの無機質汚れが固着するおそれがあり、低濃度で使用されるに留まっていた。本発明では、リン酸塩濃度の設定に際しては、前記事項に留意しつつ、非イオン性等張化剤を併用することにより、当該非イオン性等張化剤に起因して含水性コンタクトレンズのサイズが膨潤することを防止するのに必要な濃度として、35〜100mM、好ましくは50〜80mMの範囲に設定した。この35mMの濃度より低いと、レンズのサイズ膨潤を有効に防止することができず、また100mMの濃度より高いと前記の無機質汚れの発生や、浸透圧が高くなりすぎることによる眼に対する刺激などの問題が生じるおそれがあるからである。
リン酸塩としては、いわゆる正リン酸の他、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二カリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素アンモニウムなどがあげられ、これらを二種以上選択し、pHが6.0〜7.8の範囲に入るように組み合わせて添加する。好ましいリン酸の組み合わせはリン酸水素二ナトリウムとリン酸二水素カリウムとを組み合わせたいわゆるリン酸緩衝液である。
本発明においては、非イオン性等張化剤を液剤の浸透圧調整の為に用いる。コンタクトレンズ用の保存液は、レンズに付着したまま眼に持ち込まれることから、生理的浸透圧である100〜400mOsm、好ましくは200〜320mOsmの範囲に設定し、眼への刺激がないようにするためである。特に含水性コンタクトレンズの場合には、レンズ内部にも液剤が浸透するので、低浸透圧では眼に装用した場合にレンズが角膜に張り付くおそれがあり、高浸透圧ではレンズサイズが収縮して眼に装用中にサイズ変化がおこり初期の視力がでない等の弊害がある。また、本発明の液剤をレンズの保存液としてだけでなく消毒液としても用いる場合には、非イオン性等張化剤により、後述の殺菌剤を添加して用たときの殺菌効力を向上させる効果も有している。
前記した通り、非イオン性等張化剤の配合された液剤をレンズの消毒液として用いると、殺菌剤の殺菌効力が増強されることは公知であるが、一方で含水性コンタクトレンズのサイズを膨潤させるという問題がある。本発明では、前記リン酸塩の所定濃度の添加により、殺菌効力の増強を維持しつつ、レンズサイズの膨潤を抑えることができるので、優れたレンズ適合性が実現されるのである。
非イオン性等張化剤としては、グリセリン、プロピレングリコール、平均分子量が100〜400のポリエチレングリコール、マンニトール、ソルビトール、キシリトールなどから適宜選択しあるいは二種以上を組み合わせて用いられるが、この中ではプロピレングリコールが好ましい。また用いる濃度は、使用する非イオン性等張化剤の種類により異なるので一概には決められないが、前記生理的浸透圧に設定するために、グリセリンであれば、1.0〜2.9w/v%の割合、プロピレングリコールの場合には、0.1〜2.4w/v%の割合、マンニトール、ソルビトールの場合には1.0〜5.6w/v%、キシリトールの場合には、1.0〜4.6w/v%の割合にて用いることができる。
また、本発明の液剤には、イプシロンアミノカプロン酸の添加が効果的である。イプシロンアミノカプロン酸は、眼科用薬の有効成分のひとつで、角膜周辺の細胞を賦活させ、角膜周辺の毛細血管を生き返らせたり、増殖させることで結膜の充血やびらんを取り除く消炎・収れん効果を有する。この成分の添加により、液剤に前記効能・効果を持たせ得ることは自明であるが、本発明では、それだけでなく、殺菌剤との組み合わせで用いると、殺菌剤のレンズ素材への吸着を有効に防止しうることが判明した。すなわち、殺菌剤を添加した消毒液として使用する場合には、レンズを浸漬保存した状態で消毒してから、取り出して直ぐに眼に装用することとなるので、必然的に該液剤が眼に持ち込まれることとなる。従って、用いる液剤中の殺菌剤の濃度はできるかぎり低くすることが望ましいが、殺菌剤濃度を単純に低くするだけでは充分とは言えないのである。それは、レンズを浸漬保存中に殺菌剤を吸着してレンズ表面における殺菌剤濃度が、溶液中におけるそれに比較してかなり高い状態になる(いわゆる過濃度吸着)おそれがあるために、角膜に接する面での殺菌剤濃度が高くなって、液剤自体の殺菌剤濃度が低いにもかかわらず、障害を発症する頻度が高くなってしまうからである。
そこで、本発明では、非イオン性等張化剤の添加による液剤中の殺菌剤濃度を低くするのみならず、イプシロンアミノカプロン酸の添加によって、レンズに対する殺菌剤の吸着を抑えることができ、その結果、優れた殺菌効果と眼に対する優れた安全性とが両立した液剤が提供されるのである。用いるイプシロンアミノカプロン酸の濃度は、0.02〜5w/v%、好ましくは0.1〜2.0w/v%である。この濃度は他の成分(リン酸塩および非イオン性等張化剤)との配合比も考慮した上で、特に浸透圧が生理的条件から逸脱しないような範囲にて設定される。
本発明の保存液には、殺菌有効成分として、ビグアニド系またはポリクワテリウム系殺菌剤のうち1種以上を更に含有させてコンタクトレンズの消毒液としての用途がある。ここで用いられるビグアニド系殺菌剤としては、コンタクトレンズの殺菌剤として従来から用いられているポリヘキサメチレンビグアニド(PHMB)や下記式(1)で示されるビグアニド誘導体が挙げられる。
Figure 2007000518
また、ポリクワテリウム系殺菌剤としては、例えば、ポリクワテリウム−1、ポリクワテリウム−6、ポリクワテリウム−7、ポリクワテリウム−16、およびポリクワテリウム−22などが挙げられる。これらの殺菌剤は単独でまたは適宜組み合わせて使用してもよく、特に好ましい殺菌剤としてはポリヘキサメチレンビグアニドおよびポリクワテリウム−1である。これらの殺菌剤は、現在のソフトコンタクトレンズ用消毒剤として広く用いられているものであり、通常、0.001〜50ppm程度、好ましくは、0.01〜20ppm程度の範囲で用いられる。なお、これらの殺菌成分の濃度が過小である場合にはレンズの消毒に充分でなく、過大である場合には、殺菌剤の毒性というマイナスの面が顕れるだけであるからである。
本発明に従うコンタクトレンズ用液剤には、レンズに付着した脂質などの汚れの除去効果を付与させるために、所定の界面活性剤を添加することもできる。この界面活性剤としては、眼に対する安全性が高く、レンズ素材への影響がないものであれば、従来公知の活性剤を添加することができる。ただし、上記殺菌剤を添加する場合は溶液中にてカチオン性であるため、アニオン性界面活性剤や両性界面活性剤などのように殺菌剤をイオン的に封鎖してしまうものだと、目的とする殺菌効果が得られなくなるので、好ましくない。好適な活性剤としては、非イオン性界面活性剤であり、例えば、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン置換エチレンジアミン類、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類、ポリオキシエチレンステロール類、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンラノリンアルコール類、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド類等を挙げることが出来るのであり、中でも、好ましくはポリオキシエチレン鎖構造を含有しているものが採用される。これらの活性剤は適宜選択しまたは組み合わせて用いることができ、特に、生体に対する安全性や使用実績などの観点から、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が適当とされる。
この非イオン性界面活性剤の添加量は、一般に0.005〜2.0w/v%程度とされ、好ましくは、0.01〜1.0w/v%とされる。その添加量が過小である場合には、所望の洗浄効果が得られなくなり、過大である場合には、却って眼刺激の原因ともなりうるからである。
また、本発明では、リン酸塩を含有している都合上、涙液成分のCaイオンとの反応により無機質汚れがレンズに付着することも予想される。従って、溶液中には金属キレート剤を添加することが好ましい。金属キレート剤としてはエチレンジアミン四酢酸およびそのナトリウム塩、クエン酸及びその塩、トリスヒドロキシメチルアミノメタン、ポリリン酸、ヘキサメタリン酸Na、ニトリロ三酢酸等を用いることができ、特に一般的に使用されているエチレンジアミン四酢酸およびそのナトリウム塩が適当である。なお、これらの添加量も、他の添加成分との兼ね合いで適宜設定すればよいが、一般には、0.005〜2.0w/v%程度であり、好ましくは0.05〜1.0w/v%の範囲で使用される。
その他、本発明の液剤には、更に、他の緩衝剤や、増粘剤、清涼化剤、レンズ装着による眼の疲労、炎症抑制の点からビタミンまたはその誘導体、アミノ酸またはその塩などを公知の各種添加剤が、本発明の作用・効果を阻害しない範囲で適宜選択されて、含有させても何等差し支えない。
以上のようにして得られた、本発明に従うコンタクトレンズ用液剤は、レンズ適合性に優れ、レンズを保存するのに好適な溶液であり、前記殺菌剤を添加した場合には、コンタクトレンズを浸漬保存する際に消毒も行われることとなるので、レンズの取り扱いが非常に簡便化される。また、イプシロンアミノカプロン酸の効果によってレンズ装用者の眼に炎症があっても、当該炎症を抑える効果が期待され、従来の洗浄・保存・消毒を一本化したいわゆるマルチパーパスソリューションに付加的な効果を奏することができる。
ところで、かかる本発明に従うコンタクトレンズ用液剤の対象としているコンタクトレンズとしては、その種類が何等限定されるものではなく、例えば、含水性コンタクトレンズをはじめ、酸素透過性ハードコンタクトレンズなど非含水性コンタクトレンズに対しても有効な液剤である。非含水性コンタクトレンズであっても、本発明の液剤に保存することにより、日々の装用に伴いレンズの消毒がなされることが、より快適な使用をもたらすからである。
以下本発明をより具体的に明らかにするために、本発明に係るコンタクトレンズ用液剤の幾つかの実施例を例示する。
表1記載の各調製液剤についてレンズ適合性(レンズサイズ変化)を評価した。
−レンズ適合性試験−
20℃に保たれたISO生理食塩水2mL中に、コンタクトレンズ(メニコンフォーカス(グループIV):販売元、株式会社メニコン)1枚を18時間以上浸漬した後、ISO生理食塩水中でレンズサイズを測定した(初期値)。次いで、本発明に係るコンタクトレンズ用液剤2mL中に20℃にてコンタクトレンズを18時間以上浸漬し、同コンタクトレンズ用液剤中でレンズサイズを測定した。このときのサイズを初期値から減算し、変化量を算出した。なお、評価基準は下記の通りである。
◎:サイズ変化が±0.3mmより小さい
○:サイズ変化が±0.3〜0.6mm
△:サイズ変化が±0.6〜0.9mm
×:サイズ変化が±0.9mmより大きい
表1は非イオン性等張化剤の例としてマンニトールを用いた場合、表3はソルビトールを用いた場合、表4はプロピレングリコール(PGで表す)を用いた場合、表5はキシリトールを用いた場合、表6は殺菌剤としてPHMBの替わりにポリクワテリウム−1を用いた場合をそれぞれ示した。また、表中各種成分の濃度は特にことわりのない限りw/v%で示した。なお、各表記載のリン酸塩処方は下表2に対応づけて表すように、リン酸二水素カリウムとリン酸水素二ナトリウムとをpHがおよそ7.0になるように表記載の濃度で調整したときの、両者を合算したリン酸塩のおよそのミリモル濃度を示している。
Figure 2007000518
Figure 2007000518
Figure 2007000518
Figure 2007000518
Figure 2007000518
Figure 2007000518
上記結果より、リン酸塩を所定濃度添加することによって非イオン性等張化剤を用いても、レンズサイズの変化を抑えることができることがわかる。次にホウ酸塩(一般的なコンタクトレンズ用液剤に繁用されている)にリン酸塩と同様の効果があるかを比較検討した。結果を表7に示す。
Figure 2007000518
表7の結果より、ホウ酸緩衝液には、レンズサイズの変化を抑える効果が認められないことが判る。
次に、本発明の他の有効成分である、イプシロンアミノカプロン酸を用いた場合のレンズサイズの変化を測定した。その結果を表8に示す。
Figure 2007000518
表8の比較例18〜20の結果より、イプシロンアミノカプロン酸にも、レンズサイズを膨潤させる作用があるが、リン酸塩を所定濃度で添加することによりサイズ変化を抑える効果があることが判る。
−消毒効果試験−
下記試験方法により、本発明の液剤の消毒効果試験を行った。
供試菌として、スタフィロコッカス・アウレウス(S.a.:Staphylococcus aureus ATCC 6538)またはカンジダ・アルビカンス(C.a.:Candida albicans ATCC 10231)を用い、まず、スタフィロコッカス・アウレウスについては、トリプトソイ寒天培地にて33℃×24時間培養したものを、ダルベコリン酸緩衝液に懸濁し、108cfu/mlの供試菌液として調製する一方、カンジダ・アルビカンスについては、サブロー・ブドウ糖寒天培地にて33℃×24時間培養したものを、ダルベコリン酸緩衝液に懸濁し、108cfu/mlの供試菌液とした。
次いで消毒効果の評価されるべきコンタクトレンズ用液剤について、それを滅菌済の試験管に10ml入れ、更にそれに、上記で調製された供試菌液の所定のものの0.05mlを加えた後、25℃のインキュベータ中に保管し、そして所定の指定期間後(具体的にはS.a.については10分、C.a.については4時間又は24時間)に、その一定量を取り出し、滅菌済ダルベコリン酸緩衝液を用いて希釈した後、混釈平板法により、サンプル1ml中の生菌数を測定した。なお、この混釈平板法における培養条件は、スタフィロコッカス・アウレウスについては、SCDLP寒天培地を用いて、33℃×5日間培養し、カンジダ・アルビカンスについては、GPLP寒天培地を用いて、33℃×5日間培養した。そして、かかる測定にて得られた生菌数から、前記供試菌液の添加された液剤の指定時間後の生菌数を算出した後、下記の計算式に従って、対数に換算した菌減少量を求めた。
菌減少量[対数換算]=LOG(調製直後のサンプル1ml中の生菌数)−LOG(期間経過後のサンプル1ml中の生菌数)
レンズサイズの変化についても併せて結果を表9に示す。また、非イオン性等張化剤を用いないで、塩化ナトリウムを用いた場合の消毒効果を表10に示す。
Figure 2007000518
Figure 2007000518
この結果から、塩化ナトリウムを用いた液剤は、レンズのサイズ変化は少ないが、消毒効果に劣ることが判る。
次に、リン酸塩の濃度を40〜140mMとしたときの抗菌活性をカンジダ・アルビカンスを用いて調べた。この試験は、リン酸塩濃度の好適な範囲を確認する目的で行った。その結果を表11に示す。
Figure 2007000518
この結果から、リン酸塩の濃度が高すぎると、消毒効果が低下することが判る。
−レンズ吸着抑制効果試験−
下記試験方法により、本発明の液剤のレンズへの吸着試験を行った。
表12記載の成分により本発明の液剤を調製し、メニコンソフトMAを用いてPHMBのレンズ吸着量を比較した。レンズ2枚/60mLの条件で1週間保管後に各レンズへの吸着量を測定した。PHMBを含む液剤にレンズを浸漬していないコントロールと比較し、吸着率を算出した。比較例として非イオン性等張化剤およびイプシロンアミノカプロン酸を含まない液剤および市販品を用いた。
Figure 2007000518
この結果より、殺菌剤PHMBの吸着が抑えられていることが判る。次に、イプシロンアミノカプロン酸と非イオン性等張化剤とを併用した場合と、イプシロンアミノカプロン酸を単独で用いた場合についての吸着抑制効果を調べた。その結果を表13に示す。
Figure 2007000518
この結果より、イプシロンアミノカプロン酸単独でも、吸着抑制効果は高いことが判る。
―コロニー形成阻害試験―
下記試験方法により、本発明の液剤の細胞毒性を評価した。
V79(チャイニーズハムスター肺細胞)を5×10cells/mLとなるようMO5培地(以下,培地)で希釈し、V79浮遊液を調製した。これを12ウェルプレートの各ウェルに1mL(1ウェル当たり50cells)ずつ分注した。37℃のCO2インキュベーター内(37℃,5%CO2飽和水蒸気下)に入れ、約20時間静置し、V79をウェルの底面に接着させた。12ウェル内の培地を除去し、表14の液剤が10%入った培地と交換した。無処置のウェルは新鮮培地と交換した(コントロール)。直ちにCO2インキュベーター内に入れ,静置して6日間培養した。培養後、培地を捨て、ギムザ染色し、各ウェルの染色されたコロニー数を数え、コントロールのコロニー数と比較した。その結果を表14に示す。
Figure 2007000518
この結果より、本発明の液剤の安全性が高いことが判る。

Claims (2)

  1. 35〜100mM濃度のリン酸塩と、非イオン性等張化剤および/またはイプシロンアミノカプロン酸を含むコンタクトレンズ用液剤。
  2. 殺菌有効成分として、ビグアニド系またはポリクワテリウム系殺菌剤のうち1種以上を更に含有する請求項1記載のコンタクトレンズ用液剤。
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