JP2006528411A - 少なくとも1つの高圧放電ランプのためのバラスト、高圧放電ランプのための動作方法及び照明システム - Google Patents
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Abstract
本発明は、特に自動車ヘッドライト用又は映写用の高圧放電ランプ用のバラストに関する。このバラストは本発明によればE種コンバータの形で実施される。
Description
本発明は、請求項1の上位概念による、少なくとも1つの高圧放電ランプを動作させるバラストと、少なくとも1つの高圧放電ランプを動作させる方法と、照明システムとに関する。
I.背景技術
この種のバラストは例えばヨーロッパ公開公報EP 0 386 990 A2に開示されている。この文献には、周波数変調された電圧によりメタルハライド高圧放電ランプの動作を可能にするバラストが記載されており、この周波数変調された電圧はとりわけ実質的に正弦波状に形成することができ、その搬送周波数は20kHz〜80kHzの範囲内にある。このバラストは2段で形成されている。このバラストは実質的に昇圧コンバータとこの昇圧コンバータに後置接続されたインバータとから成っており、このインバータがランプに交流電流を印加する。点火装置は実質的に複数のダイオードとコンデンサとから形成された電圧倍増のためのカスケード回路から成っている。
II.発明の開示
本発明の課題は、少なくとも1つの高圧放電亜ランプを動作させるためのより単純な構造を有するバラストを提供することである。さらに、高圧放電ランプのための単純化された動作方法を提供することも本発明の課題である。本発明のさらに別の課題は、照明システムを改善することである。
I.背景技術
この種のバラストは例えばヨーロッパ公開公報EP 0 386 990 A2に開示されている。この文献には、周波数変調された電圧によりメタルハライド高圧放電ランプの動作を可能にするバラストが記載されており、この周波数変調された電圧はとりわけ実質的に正弦波状に形成することができ、その搬送周波数は20kHz〜80kHzの範囲内にある。このバラストは2段で形成されている。このバラストは実質的に昇圧コンバータとこの昇圧コンバータに後置接続されたインバータとから成っており、このインバータがランプに交流電流を印加する。点火装置は実質的に複数のダイオードとコンデンサとから形成された電圧倍増のためのカスケード回路から成っている。
II.発明の開示
本発明の課題は、少なくとも1つの高圧放電亜ランプを動作させるためのより単純な構造を有するバラストを提供することである。さらに、高圧放電ランプのための単純化された動作方法を提供することも本発明の課題である。本発明のさらに別の課題は、照明システムを改善することである。
この課題は本発明によればそれぞれ請求項1,14,23に記載された特徴により解決される。本発明の特に有利な実施形態は従属請求項に記載されている。
少なくとも1つの高圧放電ランプを動作させる本発明によるバラストは、実質的に正弦波状の交流電流を作り出す電圧変換器を有しており、この電圧変換器は本発明によればE種コンバータとして形成されている。E種コンバータとは、ここでは、IEEE Journal of Solid-State Circuits, Vol. SC-10, No. 3,1975年6月に所収のNathan O. Sokal及びAlan D. Sokalによる文献“Class E - A New Class of High-Frequency Tuned Single-Ended Switching Power Amplifiers”によるコンバータを意味する。このようなE種コンバータの基本設計は図20に示されている。特に、いわゆる非最適動作のためのE種コンバータ、すなわち、負荷抵抗が最適でない動作のためのE種コンバータの構造及び機能は、Ned Mohan、Tore M. Undeland、及びWilliam P. Robbinsによる書籍“Power electronics: converters, applications, and design”、第2巻、1995年、John Wiley & Sons, Inc.の271頁から273頁に記載されている。
E種コンバータによれば、少なくとも1つの高圧放電ランプのために、広範囲にわたって正弦波状の交流電流を簡単に発生させることができる。これにより、2つ以上の電子スイッチを有する高価なブリッジ回路とその駆動部が不要になる。実質的に正弦波状の交流電流によって少なくとも1つの高圧放電ランプを動作させることの利点は、この交流電流がまったく高調波成分を有していない又は非常に小さな高調波成分しか有していないため、交流電流の周波数が音響共鳴の範囲外にある場合には、高圧放電ランプの放電媒体に音響共鳴が誘発されないことである。広範囲にわたって正弦波状の交流電流の高調波成分が小さいため、バラストの電波干渉を抑制する際のコストも低い。正弦ランプ電流はとりわけフリッカのない安定したランプ動作を可能にする。有利には100kHzよりも高い周波数の交流電流によって高圧放電ランプを動作させることにより、本発明によるバラストの小型化が可能になり、その結果としてバラストをランプソケットの中に収容することができる。確かに、動作周波数が非常に高い場合には、高圧放電ランプ内でガス放電の点火を行うことは問題である。というのも、点火トランスのインダクタンスはランプインピーダンスと同じオーダーの大きさを有しており、もはや無視できないからである。このような場合に、例えばヨーロッパ公開公報EP−A 0 868 833に開示されているように、ガス放電の点火をパルス点火装置によって高圧放電ランプの補助電極を介して行うことが公知である。本発明によるバラストの有利な実施形態によれば、点火トランスの2次巻線のインダクタンスはもはや寄生素子を構成せず、E種コンバータとして形成された電圧変換器の機能的構成要素を構成する、それも高圧放電ランプの点火フェースの間だけでなく、ランプ動作全体にわたって電圧変換器の機能的構成要素を構成する。本発明によるバラストは、例えば、25Wから35Wの間の電力を有する自動車ヘッドライト又は映写用の高圧放電ランプや、とりわけ、自動車ヘッドライト用の水銀無含有メタルハライド高圧放電ランプの場合のように、有利には100V以下あるいはさらに50V以下の比較的低い高圧放電ランプのような、小電力の高圧放電ランプの動作に特に適している。このランプのバラストは自動車の電源電圧で動作する。E種コンバータとして形成された本発明による電圧変換器の可制御スイッチの電圧負荷は、可制御スイッチのデューティ比が0.5で燃焼電圧が電圧変換器の入力電圧のおよそ3.6倍の値に達していても、前記高圧放電ランプが低い燃焼電圧で動作しているときには相応して低く保つことができる。
本発明によるバラストのE種コンバータとして形成された本発明による電圧変換器は直流電圧で給電され、有利には以下に記す特徴を有している。この電圧変換器の直流電圧入力側の間又は正の直流電圧入力側とグラウンド電位との間には、インダクタンスと可制御スイッチのスイッチングパスとが接続されている。このスイッチのスイッチングパスに対して逆並列にダイオードが配置されている。逆並列とは、直流電圧源によってE種コンバータの直流電圧入力側に供給される直流電流に対して阻止方向にダイオードが接続されていることを意味している。スイッチのスイッチングパスに対して並列に、またダイオードに対しても並列に、キャパシタンスが配置されている。キャパシタンスに対する並列回路は、動作させるべき負荷が結合された直列共振回路として形成されている。この直列共振回路は、最も単純なケースでは、コイルとコンデンサとから構成される。電圧変換器の直流電圧入力側における前記インダクタンスの大きさは、有利には、このインダクタンスが定電流源として動作するように、また、閉じている状態のときには可制御スイッチのスイッチングパスを介して、開いている状態のときにはキャパシタンスを介して流れる電流が直流電流と直列共振回路により発生させられた正弦波状の交流電流とから合成されるように、決定されている。可制御スイッチは、スイッチングプロセスの間に可制御スイッチに電圧が印加されず、スイッチのスイッチング損が相応して小さくなることを保証するために、有利には、直列共振回路の共振周波数よりも高いクロック周波数で切り換えられる。逆並列に配置されたダイオードは、E種コンバータの可制御スイッチのスイッチングパスを介して負の電圧が発生するのを防ぐ。
本発明によるバラストは、有利には、高圧放電ランプ内でガス放電の点火を行う点火装置を有している。この点火装置はバラストの他のすべての構成要素と同じハウジングの中に配置してもよいし、又は、空間的に離して、例えば高圧放電ランプのランプソケット内に配置してもよい。点火装置のための固有の電圧源と付加的な構成素子とを避けるために、点火装置は電圧供給を受けるために有利にはE種コンバータのインダクタンスに、とりわけ、ランプ動作のあいだ定電流源として動作するインダクタンスに結合されている。E種コンバータのこのインダクタンスは、この目的で、特に点火装置のために高い供給電圧が必要とされる場合には、有利にはオートトランスとして形成されている。
特に有利な実施例によれば、点火装置はパルス点火装置として形成されている。このパルス点火装置は文献においてしばしば重畳点火装置とも呼ばれている。パルス点火装置はコンパクトな構造を有しており、したがって高圧放電ランプのランプソケットに問題なく組み込むことができる。さらに、パルス点火装置の点火トランスの2次巻線は、E種コンバータの直列共振回路の構成素子として形成される。したがって、前記2次巻線のインダクタンスはE種コンバータの直列共振回路のためにも利用される。可制御スイッチのスイッチングパスに対して逆並列に接続されたE種コンバータのキャパシタンスと、直列共振回路のキャパシタンスは、点火電圧パルスをE種コンバータのスイッチから遠ざける。なぜならば、E種コンバータは点火電圧パルスにとって近似的に短絡と見なすことができるからである。キャパシタンスが非常に小さい場合には、スイッチに対して並列に又は点火トランスの2次巻線とランプとから成る直列回路に対して並列に電圧を制限する素子をさらに挿入してよい。電圧を制限する素子としては、例えば、Zダイオード、サプレッサダイオード、又はガス充填されたサージアレスタを使用することができる。択一的に、点火装置を直流電圧点火装置として又は共振点火装置として形成してもよい。前記直流電圧点火装置は有利にはE種コンバータの非常に高い動作周波数に対して使用することができ、さらに、高圧放電ランプの点火フェーズの間、E種コンバータの直列共振回路のキャパシタンスに結合することができるという利点をもたらす。
少なくとも1つの高圧放電ランプの電気端子はE種コンバータの直列共振回路内に直接配置してもよいし、又はトランスを用いて前記直列共振回路に誘導結合してもよい。このトランスによって、E種コンバータに対する高圧放電ランプのインピーダンス整合を行うことができ、また高圧放電ランプとE種コンバータとの間の直流絶縁を達成することもできる。
E種コンバータとして形成された本発明による電圧変換器に直流電圧を供給するには、任意の電圧源を使用してよい。例えば、自動車ヘッドライトの高圧放電ランプの場合には、バッテリ又は自動車の発電機を使用してもよい。
しかし、E種コンバータにできるだけ安定した直流入力電圧を供給するため、ならびに、E種コンバータの直流入力電圧の制御によって高圧放電ランプの消費電力を制御できるようにするために、有利には、E種コンバータとして形成された電圧変換器に昇圧コンバータが前置接続されている。E種コンバータへの直流電圧供給が交流電源電圧からの整流によって得られる場合には、E種コンバータへの供給電圧を安定化させるために、昇圧コンバータの代わりに降圧コンバータを使用してもよい。高圧放電ランプの点火フェーズから定常動作状態への移行の間、安定した放電アークの形成を保証するために、有利にはE種コンバータの供給電圧の高さを介して高圧放電ランプの消費電力が制御される。移行フェーズの間、高圧放電ランプのイオン化充填物の成分は気化する。できるだけ短い移行フェーズとできるだけ即座の光放射を保証するために、移行フェーズの間、高圧放電ランプをこのように明らかに高い電力で動作させてよい。さらに、E種コンバータの供給電圧及び/又はE種コンバータのスイッチング手段のスイッチング周波数及び/又はデューティ比を変えることにより、E種コンバータをさまざまな動作フェーズの間に変化する高圧放電ランプのインピーダンスに整合させることができる。
高圧放電ランプの電力制御はE種コンバータの可制御スイッチのスイッチング周波数又はデューティ比を介しても可能である。ただし、スイッチング周波数とデューティ比は、大きなスイッチング損失を防ぐために、スイッチングプロセスの間にE種コンバータの可制御スイッチに電圧が印加されないように選択されなければならない。
高圧放電ランプの点火フェーズの間、E種コンバータのスイッチは、有利には、直流電圧入力側に配置されたインダクタンスに共振電圧ピークが生じるように切り換えられる。この共振電圧ピークは有利には点火装置への給電のために使用することができる。
本発明によるバラストは簡単な手段で広範囲にわたって正弦波状のランプ交流電流の生成を可能にする。高圧放電ランプの定常動作状態の間、ランプはE種コンバータの直列共振回路の共振周波数よりも僅かに上の周波数を有する実質的に正弦波状の交流電流で動作する。E種コンバータの直列共振回路の構成素子は、有利には、E種コンバータの直列共振回路の共振周波数が高圧放電ランプの音響共鳴を免れた周波数範囲内にあるように、放電管のジオメトリと高圧放電ランプの電極の間隔とに合わせられている。つまり、共振周波数は、音響共鳴よりも上か又は隣り合う2つの音響共鳴の間に位置する周波数窓の中にある。これにより、高圧放電ランプ内に音響共鳴が生じないことが保証される。なぜならば、E種コンバータのスイッチング周波数は定常ランプ動作のあいだ共振周波数よりも僅かに上にあるからである。これにより、ランプ電流の周波数変調も必須ではなくなる。音響共鳴を免れたできるだけ大きな周波数範囲を得るために、放電管は少なくともガス放電領域において円筒形に形成されている。アスペクト比、つまり、電極間距離と放電管の円筒形断面の内径との比は、有利には0.86よりも大きい、特に有利には2よりも大きい。これにより、縦音響共鳴は低周波数の方へシフトし、音響共鳴を免れた十分幅の広い周波数範囲が形成される。
III.有利な実施例の説明
以下では、本発明を有利な実施例に基づいてより詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図2は、本発明の第2の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図3は、本発明の第3の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図4は、本発明の第4の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図5は、本発明の第5の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図6は、本発明の第6の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図7は、本発明の第7の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図8は、図7に示された実施例に関して、高圧放電ランプの点火フェーズの間のMOSFETに対する制御信号とMOSFETにおけるドレインソース電圧とを示しており、
図9は、図7に示された実施例に関して、定常ランプ動作の間のMOSFETに対する制御信号、MOSFETにおけるドレインソース電圧、ならびに、高圧放電ランプでの交流ランプ電流及び電圧降下を示しており、
図10は、本発明の第8の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図11は、本発明の第9の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図12は、本発明の第10の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図13は、本発明の第11の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図14は、本発明の第12の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図15は、本発明の第13の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図16は、本発明の第14の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図17は、本発明の第15の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図18は、本発明によるバラストによって動作させられる高圧放電ランプの側面図を部分的に断面で概略的に示しており、
図19は、ソケット内に組み込まれた点火装置を有し、本発明によるバラストにおいて動作する高圧放電ランプの側面図を部分的に断面で概略的に示しており、
図20は、E種コンバータ(従来技術)の回路のスケッチを示しており、
図21は、本発明の第16の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図22は、本発明の第17の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図23は、本発明の第18の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示している。
III.有利な実施例の説明
以下では、本発明を有利な実施例に基づいてより詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図2は、本発明の第2の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図3は、本発明の第3の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図4は、本発明の第4の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図5は、本発明の第5の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図6は、本発明の第6の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図7は、本発明の第7の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図8は、図7に示された実施例に関して、高圧放電ランプの点火フェーズの間のMOSFETに対する制御信号とMOSFETにおけるドレインソース電圧とを示しており、
図9は、図7に示された実施例に関して、定常ランプ動作の間のMOSFETに対する制御信号、MOSFETにおけるドレインソース電圧、ならびに、高圧放電ランプでの交流ランプ電流及び電圧降下を示しており、
図10は、本発明の第8の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図11は、本発明の第9の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図12は、本発明の第10の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図13は、本発明の第11の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図14は、本発明の第12の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図15は、本発明の第13の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図16は、本発明の第14の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図17は、本発明の第15の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図18は、本発明によるバラストによって動作させられる高圧放電ランプの側面図を部分的に断面で概略的に示しており、
図19は、ソケット内に組み込まれた点火装置を有し、本発明によるバラストにおいて動作する高圧放電ランプの側面図を部分的に断面で概略的に示しており、
図20は、E種コンバータ(従来技術)の回路のスケッチを示しており、
図21は、本発明の第16の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図22は、本発明の第17の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示しており、
図23は、本発明の第18の実施例によるバラストの回路構成のスケッチを示している。
図1には、本発明の第1の実施例によるバラストの回路のスケッチが概略的に示されている。このバラストは2つの直流電圧端子を備えた直流電圧入力側を有しており、2つの直流電圧端子は直流電圧源100の電圧出力側に接続されている。正の直流電圧端子はインダクタンス101と可制御スイッチ102のスイッチングパスとを介して負の直流電圧端子又は回路内のグラウンド電位に接続されている。スイッチ102のスイッチングパスに対して逆並列にダイオード103が接続されている。スイッチ102のスイッチングパスに対して並列に、またダイオード103に対しても並列に、コンデンサ104が接続されている。コンデンサ104に対する並列回路内にはコンデンサ105とトランス106の2次巻線106bとが配置されている。コンデンサ105と2次巻線106bは直列共振回路を形成している。直列共振回路内には高圧放電ランプLP1のための電気端子が配置されているため、ランプLP1を接続する際、ランプLP1の放電ギャップは直列共振回路と直列に接続される。高圧放電ランプLP1内でガス放電の点火を行うために、1次巻線106aと2次巻線106bを備えた点火トランス106を有する点火装置107が設けられている。高圧放電ランプの点火フェーズの間、2次巻線106bに接続された高圧放電ランプの電極に、必要な点火電圧が供給される。点火装置107は例えばパルス点火装置として形成してよい。
図2に示されている本発明のバラストの第2の実施例は、高圧放電ランプLP1が直接にE種コンバータの直列共振回路に接続されているのではなく、トランス208を介して前記直列共振回路に結合されている点で、第1の実施例と異なっている。1次巻線208aと2次巻線208bを備えたトランス208は、ランプLP2のインピーダンスをE種コンバータに整合させ、ランプLP2をE種コンバータから直流絶縁するために使用される。インピーダンス整合により、E種コンバータの供給電圧から強く偏差した燃焼電圧を有する高圧放電ランプを動作させることもE種コンバータで可能である。素子200,201,202,203,204及び205の配置及び機能は、第1の実施例の素子100,101,102,103,104及び105の配置及び機能に相応している。点火装置207も同様にパルス点火装置として形成してよい。点火装置207は1次巻線206aと2次巻線206bを備えた点火トランス206を有しており、2次巻線206bは高圧放電ランプLP2とともにトランス208の2次回路内に接続されている。2次巻線206bと接続されている高圧放電ランプLP2の電極には、点火フェーズの間、高電圧パルスが印加される。E種コンバータの直列共振回路の共振周波数を計算する際には、トランス208の変圧比とキャパシタンス205の値ならびに点火トランス206の2次巻線206bのインダクタンスを考慮しなければならない。
インピーダンス整合のために様々なやり方でトランス208を図1による回路に挿入することによって、第2の実施例を得ることができる。例えば、図2に示されているように、トランス208の1次巻線208aをキャパシタンス105と2次巻線106bの間の接続点とキャパシタンス104と高圧放電ランプLP1との間の接続点とにおいて挿入してもよい。しかし、択一的に、トランス208の1次巻線208aを2次巻線106bと高圧放電ランプLP1との間の接続点とキャパシタンス104と高圧放電ランプLP1との間の接続点において挿入してもよい(図示なし)。後者のケースでは、トランス208は点火電圧の昇圧に寄与することができる。
図3に示されている本発明によるバラストの第3の実施例はほぼ第1の実施例と同じである。とりわけ、素子300,301,302,303,304,305,306a,306b及びLP3の配置及び機能は、第1の実施例の相応する素子100,101,102,103,104,105,106a,106b及びLP1の配置及び機能に相応している。両実施例の間の唯一の違いは点火装置307の電圧供給にある。点火装置307はE種コンバータから電圧の供給を受ける。この目的で、点火装置307の一方の電圧入力側は、インダクタンス301と可制御スイッチ302とコンデンサ304との間の接続点に接続されており、他方の電圧入力側はグラウンド電位又はE種コンバータの負の直流電圧入力側に接続されている。
図4に示されている本発明によるバラストの第4の実施例は、インダクタンス301の代わりにオートトランス401を使用しているという点でのみ、第3の実施例と異なっている。オートトランスは2つの部分巻線401a及び401bを備えたただ1つの巻線を有している。第1の部分巻線401aはE種コンバータ内に接続されており、第3の実施例のインダクタンス301と同じ機能を果たしている。第2の部分巻線401bは点火装置407の電圧入力側に接続されており、点火装置407への電圧供給に使用される。2つの部分巻線401a,401bの間の中間タップは、スイッチ402とダイオード403のカソードとコンデンサ404との間の接続点に接続されている。素子400,402,403,404,405,406a,406b及びLP4の配置及び機能は、第3の実施例の相応する素子300,302,303,304,305,306a,306b及びLP3の配置及び機能と同じである。
実施例3及び4において、E種コンバータが発生させる電圧が十分でない場合には、対称電圧2倍化回路又は点火装置に電圧供給するためのカスケード回路を点火装置に前置接続してよい。
図5に示されている本発明によるバラストの第5の実施例はほぼ第4の実施例と同じである。第5の実施例は第4の実施例とは違ってパルス点火装置の詳細を示しており、E種コンバータの直流電圧入力側に並列接続された付加的なコンデンサ511を有している。コンデンサ511は、実質的に、オートトランス501から直流電圧源500へ電流が帰還するのを防ぐ。高圧放電ランプLP5の点火フェーズの間、オートトランス501の1次巻線501aとキャパシタンス504は1つの直列共振回路を形成する。というのも、構成要素505,506b及びLP5から成るキャパシタンス504に対して並列な電流回路が、高圧放電ランプLP5の非導通放電ギャップのゆえに遮断されるからである。高圧放電ランプLP5の点火フェーズの間のキャパシタンス504における電圧は、スイッチ502の遮断フェーズにおいては供給電圧よりも高くなりうるので、インダクタンス501aにおける電流の流れが時おり反転することがありうる。パルス点火装置は点火トランス506と点火コンデンサ507と火花ギャップ508と抵抗509と整流ダイオード510とから構成されている。パルス点火装置の電圧入力側はオートトランスの巻線501bを介してスイッチ502とダイオード503とコンデンサ504との間の接続点に接続されている。他方の電圧入力側、すなわち、点火コンデンサと点火トランス506の1次巻線506bとの間の接続点は、グラウンド電位又は直流電圧源500の負の直流電圧端子に接続されている。素子500,501,501a,501b,502,503,504,505,506,506a,506b及びLP5の配置及び機能は、第4の実施例の相応する素子400,401,401a,401b,402,403,404,405,406,406a,406b及びLP4の配置及び機能と同じである。高圧放電ランプLP5の点火フェーズの間、点火コンデンサ507は、直流電圧源とオートトランス501によりダイオード510と抵抗509とを介して火花ギャップ508の放電開始電圧まで充電される。放電開始電圧に達すると、コンデンサ507は火花ギャップ508を介して断続的に放電する。その際、放電電流は点火トランス506の1次巻線506aを通って流れる。高い変圧比のゆえに、2次巻線506において、2次巻線506bに接続された高圧放電ランプLP5の電極に対して高電圧パルスが誘導され、ランプLP5内でのガス放電の点火に至る。定常ランプ動作の間は、火花ギャップ508の放電開始を起こすために、点火コンデンサ507は十分には充電されない。
図6に示されている本発明によるバラストの第6の実施例は第5の実施例と同じである。とりわけ、素子600,601,601a,601b,602,603,604,605,606,606a,606b及びLP6の配置及び機能は、第5の実施例の相応する素子500,501,501a,501b,502,503,504,505,506,506a,506b及びLP5の配置及び機能と同じである。第6の実施例は、第5の実施例と違って、可制御スイッチ602の詳細を示している。可制御スイッチ602はここでは電界効果トランジスタとして、特にMOSFETとして形成されている。スイッチングパスに逆並列に接続されたダイオード603は、ここではすでにボディダイオードとしてMOSFET602内に組み込まれている。MOSFET602はMOSFETの内部構造によってドレインソースパスと並列に生じる寄生キャパシタンス612を有している。寄生キャパシタンス612は、電界効果トランジスタ602のスイッチング周波数が十分に高い場合には、すなわち、高圧放電ランプLP6が十分に高い周波数の交流電流で動作する場合には、コンデンサ604の代わりに使用することができ、コンデンサ604のディメンジョニングの際には考慮されなければならない。電界効果トランジスタ602のゲート端子は、トランジスタ602のスイッチングプロセスの制御に使用される制御回路613に接続されている。表1には、本発明の第6の実施例による回路構成の個々の素子の詳細が示されている。
高圧放電ランプLP6の点火フェーズの間、直流電圧源600からE種コンバータの電圧入力側に120Vの直流電圧が供給される。電界効果トランジスタ602は制御回路613によって約87kHzのスイッチング周波数と0.5のデューティ比でスイッチングされる。点火コンデンサ707は直流電圧源600とオートトランス601によってダイオード610と抵抗609とを介して火花ギャップ608の放電開始電圧まで充電される。火花ギャップ608の放電開始電圧に達すると、点火コンデンサ607は点火トランス606の1次巻線606aを介して断続的に放電し、2次巻線606bには高圧放電ランプ内でガス放電を点火するために40000Vまでの高電圧パルスが誘導される。高圧放電ランプ内でのガス放電の点火の直後には、ガス放電は主にイオン化充填物内のキセノンによって担われる。点火フェーズから定常ランプ動作への移行の間に、他の充填物成分、すなわち、ハロゲン化金属は気化し、放電と光放射とに貢献する。この期間の間、直流電圧源600により供給される供給電圧は120Vから連続的に70Vの値まで低下し、このようにして所望のランプ電力が得られる。電気的特性、特に、高圧放電ランプLP6のインピーダンスは、点火フェーズから定常動作状態への移行の間、著しく変化する。移行フェーズの間、ランプLP6は、定常動作状態へのできるだけ迅速な移行を保証するために、増大させた電力で動作する。ランプ電流が投入されると、電界効果トランジスタ602のスイッチング周波数はおよそ87kHzからおよそ360kHzまで高められる。高圧放電ランプLP6内でガス放電の点火が行われた後には、点火コンデンサ607における電圧降下はもはや火花ギャップ608の放電開始電圧まで達しない。点火トランス606bの2次巻線606は、点火フェーズ終了後はE種コンバータの直列共振回路の共振インダクタンス606bとして使用される。高圧放電ランプLP6は、消費電力が30Wで燃焼電圧がおよそ30Vの水銀無含有メタルハライド高圧放電ランプである。直流電圧源600は昇圧コンバータを含んでおり、この昇圧コンバータは、直流電圧源600の直流電圧出力側を形成する電圧出力側を有し、自動車の電源電圧からE種コンバータのための供給電圧を発生させる。
図7に示されている第7の実施例は、図2に示されている本発明のバラストの第2の実施例とほぼ同じである。第2の実施例とは異なって、第7の実施例はパルス点火装置と可制御スイッチの詳細も示している。可制御スイッチはここでは電界効果トランジスタとして、特に、MOSFET1602として形成されている。可制御スイッチは制御回路1613により制御される。さらに、直流電圧源1600の正の直流電圧端子におけるインダクタンスがオートトランス1601として形成されており、第5の実施例において相応する素子511と図5とに基づいて説明したように、直流電圧源1600に対するオートトランス1601の反作用を防ぐために、有利には高キャパシタンスのコンデンサ1661が直流電圧源1600の直流電圧出力側に対して並列に接続されている。オートトランス1601の第1の部分巻線1601aはE種コンバータ内に接続されているので、直流電圧源1600の正の直流電圧端子は第1の部分巻線1601aと電界効果トランジスタ1602のドレインソースパスとを介して直流電圧源1600の負の直流電圧端子又はグラウンド電位に接続されている。オートトランス1602の第2の部分巻線1602bはパルス点火装置への電圧供給に使用される。スイッチングパスに対して逆並列に、すなわち、トランジスタ1602のドレインソースパスに対して逆並列に、ダイオード1603が接続されている。ダイオード1603は、ここでは、トランジスタ1602のいわゆるボディダイオードとしてトランジスタ1602内に組み込まれている。ダイオード1603に対して並列に、またトランジスタ1602のドレインソースパスに対しても並列に、コンデンサ1604が接続されている。コンデンサ1604のディメンジョニングの際には、第7の実施例においてトランジスタ602と図6とに基づいて説明したように、トランジスタ1602の寄生キャパシタンス1612が考慮される。キャパシタンス1605とトランス1614の1次巻線1614aとから成るコンデンサ1604に対する並列回路は、直列共振回路として形成されている。トランス1614の2次巻線1614bは、それに接続された、点火トランス1606の2次巻線1606bと高圧放電ランプLP16又は高圧放電ランプの電気端子とから成る電流回路にエネルギーを供給する。パルス点火装置への電圧供給のために、オートトランス1601の第2の部分巻線1601bは、トランジスタ1602のソース端子とダイオード1603のカソードとコンデンサ1604及びキャパシタンス1605との間の接続点に接続されている。部分巻線1601bによって、点火コンデンサ1607は、ダイオード1610と抵抗1609とを介して、点火コンデンサ1607に並列に接続された点火ギャップ1608の放電開始電圧まで充電される。放電ギャップ1608の放電開始電圧に達すると、点火コンデンサ1607は点火トランス1606の1次巻線1606aを介して断続的に放電する。これにより、点火トランス1606の2次巻線1606bに、高圧放電ランプ内でガス放電を点火するための高電圧パルスが誘導される。点火コンデンサ1607と点火トランス1606の1次巻線1606aとの間の接続点は、グラウンド電位又は直流電圧源1600の負の端子に接続されている。トランス1614は、高圧放電ランプLP16をE種コンバータにインピーダンス整合させるため、ならびに、E種コンバータから直流絶縁するために使用される。トランス1614は、直流絶縁が必要でない場合には、オートトランスとして形成してもよい。使用される素子の詳細は表2に示されている。
高圧放電ランプLP16の点火フェーズの間、直流電圧源1600からE種コンバータの電圧入力側に80Vの直流電圧が供給される。電界効果トランジスタ1602は制御回路1613によりおよそ59kHzのスイッチング周波数と0.5のデューティ比でスイッチングされる。直流電圧源1600とオートトランス1601によって、点火コンデンサ1607はダイオード1610と抵抗1609とを介して火花ギャップ1608の放電開始電圧まで充電される。放電ギャップ1608の放電開始電圧に達すると、点火コンデンサ1607は点火トランス1606の1次巻線1606aを介して断続的に放電し、点火トランス1606の2次巻線1606bに、高圧放電ランプ内でガス放電を点火する40000Vまでの高電圧パルスが誘導される。高圧放電ランプLP16内でのガス放電の点火の直後には、ガス放電は主にイオン化充填物内のキセノンによって担われる。点火フェーズから定常ランプ動作への移行の間に、他の充填物成分、すなわち、ハロゲン化金属は気化し、放電と光放射とに貢献する。この期間の間、直流電圧源1600により供給される供給電圧は80Vから連続的に40Vの値まで低下し、このようにして所望のランプ電力が得られる。電気的特性、特に、高圧放電ランプLP16のインピーダンスは、点火フェーズから定常動作状態への移行の間、著しく変化する。移行フェーズの間、ランプLP16は、定常動作状態へのできるだけ迅速な移行を保証するために、増大させた電力で動作する。ランプ電流が投入されると、電界効果トランジスタ1602のスイッチング周波数はおよそ57kHzからおよそ215kHzまで高められる。高圧放電ランプLP16内でガス放電の点火が無事行われると、点火コンデンサ1607における電圧降下はもはや火花ギャップ1608の放電開始電圧まで達しない。
高圧放電ランプLP16は、第6の実施例においてすでに説明したように、消費電力が30Wで燃焼電圧がおよそ30Vの水銀無含有メタルハライド高圧放電ランプである。このランプは自動車ヘッドライトとして使用される。直流電圧源1600は昇圧コンバータを含んでおり、この昇圧コンバータは、直流電圧源1600の直流電圧出力側を形成する電圧出力側を有し、自動車の電源電圧からE種コンバータのための供給電圧を発生させる。ただし、電源電圧が十分に高い場合又はトランス1614が適切にディメンジョニングされている場合には、昇圧コンバータなしで済ませてよい。
図8には、曲線Aとして、高圧放電ランプLP16の点火フェーズの間に制御回路1613によりトランジスタ1602のゲートに供給される実質的に矩形の制御電圧の時間的経過が示されており、曲線Bとして、スイッチングパス、すなわち、トランジスタ1602のドレインソースパスでの電圧降下の時間的経過が示されている。両方の電圧経過曲線の零レベルは数字1又は2とそれに続く水平矢印によって表されている。ドレインソースパスにおける電圧は216Vの最大値に達する。トランジスタ1602はドレインソースパスにおける電圧降下が零である間だけスイッチオン又はオフする。トランジスタ1602のゲートに対する制御電圧のデューティ比は0.5である。トランジスタ1602のスイッチング周波数は59kHzである。
高圧放電ランプLP6の点火フェーズが終了した後の定常動作状態が図9に示されている。曲線Cは、制御回路1613によりトランジスタ1602のゲートに供給される実質的に矩形の制御電圧の時間的経過を示したものである。トランジスタ1602のドレインソースパスは、トランジスタ1602のゲートに対する制御電圧が0Vよりも高い間は電気を通す。制御電圧のデューティ比は0.5である。トランジスタ1602のスイッチング周波数は215kHzである。曲線Fは、トランジスタ1602のドレインソースパスにおける相応する電圧の時間的経過を示したものである。両方の電圧経過曲線の零レベルは数字1又は2と後置された水平矢印によって表されている。曲線Dはランプ電流の時間的経過を示したものであり、曲線Eは高圧放電ランプLP6の放電ギャップにおける電圧の時間経過を示したものである。曲線D及びEの零レベルは数字3とそれに後置された水平矢印によって表されている。ランプ電流Dとランプ電圧Eは正弦波に非常に良く近似している。ランプ電流の実効値は932mAであり、ランプ電圧の実効値、すなわち、ランプLP6の燃焼電圧の実効値は32.7Vである。ランプ電流Dとランプ電圧Eは同相であり、それらの周波数は215kHzである。
本発明によるバラストの他の実施例は図10〜17に示されている。図10〜16による実施例は実質的に点火装置が異なるだけである。
図10に示されている本発明によるバラストの第8の実施例は本発明の第1の実施例とほぼ同じである。とりわけ、第8の実施例の素子700,701,702,703及び704の配置及び機能は、第1の実施例の素子100,101,102,103及び104の配置及び機能に相応している。ダイオード703はツェナーダイオードとして実施されており、その降伏電圧はスイッチ702の最大許容電圧よりも低く、スイッチ702の動作中に生じる電圧よりも高く選ばれている。ダイオード703は、ランプ電流が投入されている間、スイッチ702に対する過電圧保護として使用される。コンデンサ704に対して、キャパシタンス705とインダクタンス706とから成る直列共振回路が並列に接続されている。この直列共振回路内には、さらに高圧放電ランプLP7の電気端子が接続されている。点火装置はここでは直流電圧点火装置707として形成されている。点火装置707の直流電圧出力側は直接に共振キャパシタンス705に対して並列接続されるか、又は、図10において破線で示されているように、素子701及び706の一方もしくは両方と共振キャパシタンス705との直列回路に対して並列に接続される。高圧放電ランプLP7の点火フェーズの間、キャパシタンス705に又は前記直列回路に、高圧放電ランプLP7内でガス放電を点火するための直流電圧が重畳される。ガス放電の点火が行われた後、点火装置は非活動化される。
図11に示されている本発明によるバラストの第9の実施例は本発明の第8の実施例と同じである。とりわけ、第9の実施例の素子800,801,802,803,804,805及び806の配置及び機能は、第8の実施例の素子700,701,702,703,704,705及び706の配置及び機能に相応している。第9の実施例は直流電圧点火装置の詳細を示している。直流電圧点火装置は、可制御スイッチ809、1次巻線808aと逆向きに巻かれた2次巻線808bとを備えたトランス808、及びダイオード807を有している。この点火装置は直流電圧源800により給電される。1次巻線808aとスイッチ809のスイッチングパスは直流電圧源800の直流電圧端子に接続された電流回路に接続されている。直列に配置された2次巻線808bとダイオード807はE種コンバータの直列共振回路の共振キャパシタ805に並列接続されている。この点火装置は実質的にフライバックトランスの原理に従って動作する。高圧放電ランプLP8の点火フェーズの間、スイッチ809は高い周波数でクロックされる。スイッチ809の導通フェーズでは、1次巻線808aを通って電流が流れ、トランス808に磁界が形成される。しかし、ダイオード807の極性と2次巻線808bの巻方向のゆえに、トランス808から共振キャパシタ805へのエネルギー移動は生じない。スイッチ809の遮断フェーズでは、トランス808の磁界に蓄積されたエネルギーが共振キャパシタンス805に放出される。2次巻線808bに誘導された電圧は、ランプ内での放電の点火に必要な点火電圧までダイオード807を介して共振キャパシタンス805を充電する。点火フェーズの終了時には、点火装置はスイッチ809のスイッチオフにより非活動化される。2次巻線808bは非常に大きなインダクタンスを有するようにディメンジョニングされているため、ランプ内でガス放電が点火された後には、動作中のリアクタンスが大きく、定格値の電流がランプを流れない。2次巻線808bに対するこのディメンジョニング規則が満たされない場合には、ダイオード807によるランプ電流の非対称性を図22に示されたツェナーダイオード810によって防ぐことができる。このツェナーダイオード810のツェナー電圧は、(点火フェーズ終了後の)ランプ動作時のコンデンサ805における電圧よりも高い。これにより、(点火フェーズ終了後の)定常ランプ動作中には、2時巻線808bを介して定格値電流が流れない。その他のすべての詳細については、図11及び22による回路と同じである。
図12に示されている本発明によるバラストの第10の実施例は本発明の第8の実施例と同じである。とりわけ、第10の実施例の素子900,901,902,903,904,905及び906の配置及び機能は、第8の実施例の素子700,701,702,703,704,705及び706の配置及び機能に相応している。第10の実施例は直流電圧点火装置の詳細を示したものである。直流電圧点火装置は、可制御スイッチ909、1次巻線908aと同じ向きに巻かれた2次巻線908bとを備えたトランス908、及びダイオード907を含んでいる。この点火装置は直流電圧源900により給電される。1次巻線908aとスイッチ909のスイッチングパスは、直流電圧源900の直流電圧端子に接続された電流回路内に接続されている。直列に配置された2次巻線908bとダイオード907は、E種コンバータの直列共振回路の共振キャパシタ905と共振インダクタンス906とから成る直列回路に並列接続されている。この点火装置は、高圧放電ランプLP9の点火フェーズの間、実質的にフォワードコンバータの原理に従って動作する。高い周波数でクロックされるスイッチ909の導通フェーズでは、トランス908の1次巻線908aを通って電流が流れ、同じ向きに巻かれた2次巻線908bに誘導電圧を生じさせる。2次巻線908bにおける誘導電圧はダイオード907と共振インダクタンス906を介して共振キャパシタ905に充電電流を送る。共振インダクタンス905は、高圧放電ランプLP9の点火フェーズの間、必要な点火電圧まで充電される。2次巻線908bは非常に大きなインダクタンスを有するようにディメンジョニングされているため、ランプ内でガス放電が無事に点火された後には、動作中のリアクタンスが大きく、定格値の電流がランプを流れない。2次巻線908bに対するこのディメンジョニング規則が満たされない場合には、ダイオード907によるランプ電流の非対称性を図23に示されたツェナーダイオード910によって防ぐことができる。このツェナーダイオード910のツェナー電圧は、(点火フェーズ終了後の)ランプ動作時のコンデンサ905と共振インダクタンス906とにおける電圧よりも高い。これにより、(点火フェーズ終了後の)定常ランプ動作中には、2時巻線908bを介して定格値電流が流れない。その他のすべての詳細については、図12及び23による回路と同じである。
図13〜16には、共振点火装置を備えた本発明によるバラストの実施例が示されている。
図13に示されている本発明によるバラストの第11の実施例は、本発明の第1の実施例とほぼ同じである。とりわけ、第11の実施例の素子1000,1001,1002,1003及び1004の配置及び機能は、第1の実施例の素子100,101,102,103及び104の配置及び機能に相応している。コンデンサ1004に対して並列に、キャパシタンス1005、1007とインダクタンス1006とから成る直列共振回路が接続されている。直列共振回路内には、さらに高圧放電ランプLP10の電気端子が接続されている。点火装置はここでは共振点火装置として形成されている。キャパシタンス1007は高圧放電ランプLP10の放電ギャップに並列接続されている。高圧放電ランプLP10の点火フェーズの間、スイッチ1002はE種コンバータの直列共振回路の共振周波数に近い周波数でクロックされるので、高圧放電ランプLP10のための必要な点火電圧が共振ピークによってコンデンサ1007に生じる。高圧放電ランプLP10内でガス放電の点火が無事に行われた後、スイッチ1002は構成要素1005と1006とから成る直列共振回路の共振周波数よりも高い周波数でクロックされる。というのも、ガス放電の点火が行われた後には、キャパシタンス1007が高圧放電ランプLP10の放電ギャップによって短絡するからである。
図14に示されている本発明によるバラストの第12の実施例は第11の実施例とほぼ同じである。とりわけ、第12の実施例の素子1100,1101,1102,1103,1104,1105及び1106の配置及び機能は、第11の実施例の相応する素子1000,1001,1002,1003,1004,1005及び1006の配置及び機能に相応している。第11の実施例とは異なり、E種コンバータの直列共振回路は、付加的なコンデンサ1007の代わりに、高圧放電ランプLP11の放電ギャップに並列接続された付加的なインダクタンス1107を有している。高圧放電ランプLP11の点火フェーズの間、スイッチ1102はE種コンバータの直列共振回路1105,1106,1107の共振周波数に近い周波数でクロックされるので、高圧放電ランプLP11のための必要な点火電圧が共振ピークによってインダクタンス1107に生じる。高圧放電ランプLP11内でガス放電の点火が無事に行われた後、スイッチ1102は構成要素1105と1106とから成る直列共振回路の共振周波数よりも高い周波数でクロックされる。
図15に示されている本発明によるバラストの第13の実施例は第11の実施例とほぼ同じである。とりわけ、第13の実施例の素子1200,1201,1202,1203,1204,1205,1206及び1207の配置及び機能は、第11の実施例の相応する素子1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006及び1007の配置及び機能に相応している。スイッチ1202の過電圧保護を保証するために、ダイオード1203はツェナーダイオードとして形成してよい。第11の実施例とは異なり、共振回路素子1206及び1207は、高圧放電ランプLP12の点火フェーズの間、E種コンバータの直流電圧源によってではなく、外部交流電圧源1208によって励振される。
図16に示されている本発明によるバラストの第14の実施例は第12の実施例とほぼ同じである。とりわけ、第14の実施例の素子1300,1301,1302,1303,1304,1305,1306及び1307の配置及び機能は、第12の実施例の相応する素子1100,1101,1102,1103,1104,1105,1106及び1107の配置及び機能に相応している。第12の実施例とは異なり、共振回路素子1306及び1307は、高圧放電ランプLP13の点火フェーズの間、E種コンバータの直流電圧源によってではなく、外部交流電圧源1308によって励振される。
図17には、本発明の第15の実施例によるバラストの回路のスケッチが示されている。このバラストは2つの直流電圧端子を備えた直流電圧入力側を有しており、この2つの直流電圧端子は直流電圧源1400の電圧出力側に接続されている。正の直流電圧端子はトランス1401の1次巻線1401bと可制御スイッチ1402のスイッチングパスとを介して負の直流電圧端子又は回路内部のグラウンド電位に接続されている。スイッチ1402のスイッチングパスに対して逆並列にダイオード1403が接続されている。スイッチ1402のスイッチングパスに対して並列に、またダイオード1403に対しても並列に、コンデンサ1404が接続されている。コンデンサ1404に対する並列回路内には、コンデンサ1405とインダクタンス1406が配置されている。コンデンサ1405とインダクタンス1406は1つの直列共振回路を形成している。この共振回路内には高圧放電ランプLP14のための電気端子が配置されているため、ランプLP14が接続されているときには、放電ギャップは直列共振回路内において直列に接続されている。例えばスイッチ1402の制御回路への電圧供給又は上記点火装置のうちの1つへの電圧供給に使用可能な補助電圧は、2次巻線1401aにより発生させられる。
図18には、本発明によるバラストによって動作させられる高圧放電ランプの有利な実施例が示されている。このランプは消費電力が25W〜35Wの水銀無含有の高圧放電ランプであり、自動車ヘッドライトにおいて使用されるものである。このランプの放電管1は、サファイアから成る管状の円筒形中央セクション10を有している。セクション10の開放端はそれぞれ、多結晶酸化アルミニウムから成るセラミック閉鎖材11及び12によって閉じられている。円筒形セクション10の内径は1.5mmである。放電管1の長手軸には2つの電極2,3が配置されているため、これらの電極の放電側の端部は円筒形中央セクション10の内部に突き出ており、4.2mmの間隔を有している。放電管1に封入されているイオン化充填物は、5000hPaの冷間充填圧力でのキセノン、全部で4mgのヨウ化ナトリウム、ジスプロシウム、ツリウム、及びタリウムから成っている。電極2及び3はそれぞれ給電線4又は5を介してランプソケット15の電気端子16又は17に接続されている。放電管1は透明な外側バルブ14で包囲されている。
電極間距離と、円筒形セクション10の内径と、およそ560m/sの放電媒体内での音速とから、高圧放電ランプの音響共鳴周波数を計算することができる。縦方向音響共鳴の基本周波数は70kHzである。アジマス方向音響共鳴の基本周波数は230kHzであり、半径方向音響共鳴の基本周波数は476kHzである。このことは、放電空間内での前記音響共鳴の基本周波数はそれぞれ前記共振の半分の大きさの周波数をもつ交流電流によって生じさせられることを意味している。アスペクト比が2.8と大きく、内径が小さいので、音響共鳴は互いに遠く離れている。前記音響共鳴の間には、ランプ交流電流の周波数変調なしに安定したランプ動作が可能となる共振のない周波数範囲がそれぞれ1つある。したがって、本発明のバラストの第6及び第7の実施例において示されているMOSFETのスイッチング周波数と360kHz又は215kHzの交流電流周波数は、共振のない周波数範囲内にある。
図19には、ランプソケット15の中に回路装置18を備えた図18に示された高圧放電ランプが示されている。この回路装置18は、点火装置も含めた高圧放電ランプの完全なバラストを内包しているか又は高圧放電ランプの点火装置だけを内包している。
図20には、従来技術によるE種コンバータの構造が示されている。このE種コンバータの構造と機能は、書籍“Power electronics: converters, applications, and design”、Ned Mohan, Tore M. Undeland, William P. Robbins 著、第2版、1995年、John Wiley & Sons, Inc. の第271頁〜第273頁に記載されている。
このE種コンバータは、直流電圧源1500の電圧出力側に接続された2つの直流電圧端子を備えた直流電圧入力側を有している。正の直流電圧端子はインダクタンス1501と可制御スイッチ1502のスイッチングパスとを介して負の直流電圧端子又は回路内部のグラウンド電位に接続されている。スイッチ1502のスイッチングパスに対して逆並列にダイオード1503が接続されている。スイッチ1502のスイッチングパスに対して並列に、またダイオード1503に対しても並列に、コンデンサ1504が接続されている。コンデンサ1504に対する並列回路内には、コンデンサ1505とインダクタンス1506が配置されている。コンデンサ1505とインダクタンス1506は、前記並列回路が直列共振回路となるようにディメンジョニングされている。負荷RLは直流共振回路内において直列に接続されている。
表1及び2でふれられている保護ダイオードP6KE440は無くてもよい。
図21には、本発明の第17の実施例によるバラストの回路のスケッチが概略的に示されている。このバラストは、直流電圧源の電圧出力側に接続された2つの直流電圧端子+、−を備えた直流電圧入力側を有している。直流電圧源は、E種コンバータの電圧入力側に並列接続されたコンデンサC4において、E種コンバータ向けの42Vの入力電圧を発生させる。正の直流電圧端子はオートトランスL2の第1の部分巻線と電界効果トランジスタTのスイッチングパスとを介して負の直流電圧端子又は回路内部のグラウンド電位に接続されている。トランジスタTのスイッチングパスに対して逆並列に接続されたMOSFETトランジスタのボディダイオードは、図20に示されているE種コンバータのダイオード1503の機能を引き継いでいる。トランジスタTのスイッチングパスに対して並列に、またそのボディダイオードに対しても並列に、コンデンサC2が接続されている。コンデンサC2に対する並列回路内には、コンデンサC3とトランスTr1の1次巻線n1が配置されている。トランスTr1はE種コンバータにおけるランプLaのインピーダンス整合に使用される。トランスTr1の2次巻線n2は、コンデンサC1、点火トランスL1の2次巻線、高圧放電ランプLaの放電ギャップ、及び抵抗R3に直列接続されている。点火トランスL1の2次巻線とランプLaの放電ギャップとから成る直列回路に対して並列に、電圧抑制に使用されるサプレッサダイオードD5、例えばTransilダイオードが接続されている。
オートトランスL2の第2の部分巻線L2bには、ダイオードD2、抵抗R2、火花ギャップFS、点火コンデンサC3、及び点火トランスL1から成るパルス点火装置が接続されている。点火コンデンサC3は、火花ギャップFSと点火トランスL1の1次巻線L1bとから成る直列回路に並列接続されている。点火コンデンサC3における電圧降下は、トランジスタTの制御回路により分圧抵抗R4,R5を用いて監視される。さらに、トランジスタTの制御回路は抵抗R3を用いてランプ電流も監視する。トランジスタTの制御回路は論理素子とトランジスタT用のドライバ回路とから成っている。表3には、第17の実施例の素子の詳細が示されている。ランプLaは、およそ35Wの消費電力とおよそ45Vの燃焼電圧を有する石英ガラス製の放電管を備えた水銀無含有のハロゲン金属蒸気高圧放電ランプである。この水銀無含有ハロゲン金属蒸気高圧放電ランプはE種コンバータによりランプの音響共鳴よりも高い周波数を有する交流電圧で動作させられる。
E種コンバータは直流電圧源から42Vの入力電圧を供給される。高圧放電ランプLaの点火フェーズの間、トランジスタTは制御回路により230kHzのスイッチング周波数で動作する。つまり、トランジスタTの制御回路は、トランジスタTのスイッチング周波数を230kHzよりも僅かに高い値から必要とされる火花ギャップFSの放電開始電圧が点火コンデンサC3において発生するまでゆっくりと低下させる。なお、点火コンデンサC3における放電開始電圧の発生は、トランジスタTの制御回路により分圧抵抗R4,R5を用いて検出される。火花ギャップFSの放電開始の際には、点火コンデンサC3は点火トランスL1の1次巻線L1bを介して放電する。点火トランスL1の2次巻線において、高圧放電ランプLa内でのガス放電の点火のための高電圧パルスが発生する。ランプLa内でのガス放電の点火が行われた後、電流は高圧放電ランプLaの放電ギャップを介して流れる。このランプ電流はトランジスタTの制御回路により抵抗R3を用いて検出され、トランジスタTのスイッチング周波数はそれにしたがって925kHzの値まで急激に上昇する。ランプLaが定格電力の約3倍で動作している間は、金属ハロゲン化物が迅速に気化するように、ランプLaのいわゆる電力ウォームアップが行われる。電力ウォームアップの間、35Wの定格電力に近い電力でランプを動作させるために、トランジスタTのスイッチング周波数は995kHzの定常終値まで上げられる。
ランプ動作の間、ランプ電流に比例した抵抗R3における電圧降下がトランジスタTの制御装置によって監視される。ランプ電流が所定の値を下回った場合、制御回路はランプLaの消灯と解釈され、トランジスタTのスイッチング周波数は、新たにランプLaの点火フェーズを開始するために、再びおよそ230kHzの値に自動的に設定される。
択一的に、分圧抵抗R4,R5を用いて、点火コンデンサC3における電圧上昇によってランプLaの消灯を識別してもよい。択一的に、同様に分圧抵抗R4,R5を用いて、点火コンデンサC3における電圧降下が長い期間にわたって、例えば100ms又は10周期にわたって火花ギャップFSの放電開始電圧よりも明らかに低いということによって、ランプLaの点火が行われたことを検出してもよい。
本発明は上で詳細に説明した実施例に限定されない。例えば、ランプをE種コンバータにより良く整合させるために、上に示した実施例のコンデンサ1504ないし相応するコンデンサ104,204,304,404,504,604,704,804,904,1004,1104,1204,1304,1404及びC2を、可変のキャパシタンスを有するコンデンサとして形成してもよい。この場合、キャパシタンスは最小値と最大値の間で連続的に変化するか、又はいくつかの離散的な値、例えば2つの値の間で切り換えられるようにしてよい。したがって、例えばランプ内でのガス放電の点火又はランプ放電管内の金属ハロゲン化物の気化に起因するランプ抵抗の変化にもかかわらず、高い効率を補償することができる。しかもその際、スイッチング周波数の僅かな変化しか必要とされない。特に図13及び14による共振点火を用いた実施例では、点火の最中にコンデンサ1004又は1104のキャパシタンスを第1の値へ調整し、ランプの点火後に第2の値に切り換えることによる共振回路を整合することが有利である。これは、例えば、コンデンサ1004及び1104を2つのコンデンサの並列回路として形成し、2つのコンデンサのうちの一方がスイッチング手段によって活動化又は非活動化されるようにすることによって実現することができる。
点火装置107は、すでに説明したように、高圧放電ランプ内でガス放電を点火するための1つの又は一連の電圧パルスを発生させるパルス源を含んでいる。点火装置107は、パルス源の代わりに、比較的に長く持続する交流電圧を発生させる任意の交流電圧源を含んでいてもよい。この交流電圧の周波数は、コンデンサ104,105ないし204,205ないし304,305ないし404,405がこの周波数において非常に低いリアクタンスを有し、短絡と見なされうるように、高く設定される。電圧制限のために、特に非常に低いリアクタンスが保証し得ない場合には、前記の2つのコンデンサのうちの一方に対して並列に、又は両方のコンデンサに対して並列に、サプレッサダイオードを接続してよい。
上で説明した点火装置の代わりに、高圧放電ランプのための点火電圧を発生させるために、ピエゾトランスを使用してもよい。図24には、図10の実施例に類似した直流電圧点火を用いたE種コンバータの実施例が示されている。E種コンバータはここでは素子L200,S100,D100,C200,L100及びC100から形成されており、これらの素子は相応する素子701,702,703,704,705及び706と同じ機能を有している。図24の実施例によれば、ピエゾトランスPTはスイッチS100に並列接続されており、ダイオードD700とD800とから成る電圧2倍器によってコンデンサC100を充電するための高電圧を発生させる。ZダイオードD900は動作中にL100とC100とから成る共振回路の片側における短絡を防ぎ、また図23のZダイオード910と同じ機能を有している。したがって、高圧放電ランプLaの点火と動作のためにはただ1つの半スイッチS100だけで十分である。例えば、これにより、図23にしたがって点火電圧を発生させるために必要とされるスイッチ909を節約することができる。ピエゾトランスPTの入力キャパシタンスのために、ピエゾトランスPTはコンデンサC200の機能を部分的に又は完全に引き継ぐことができる。高電圧生成の遮断はS100のスイッチング周波数を変化させることで行われる。ピエゾトランスはQが高いため非常に狭帯域の共振を有しているので、スイッチング周波数は僅かに変えるだけで十分である。
本発明によるバラストは、有利には、自動車ヘッドライト用の高圧放電ランプ、とりわけ、図18及び19に示されているような、あるいはドイツ特許出願DE 102 42 740に記載されているようなセラミック製の透明放電管を備えたハロゲン金属蒸気高圧放電ランプ、又は、例えば特許出願DE 103 12 290に開示されているような石英ガラス製の透明放電管を備えたハロゲン金属蒸気高圧放電ランプを動作させるために使用される。
Claims (32)
- 少なくとも1つの高圧放電ランプを動作させるためのバラストであって、実質的に正弦波状の交流電流を作り出す電圧変換器を有している形式のバラストにおいて、前記電圧変換器がE種コンバータとして形成されていることを特徴とするバラスト。
- 前記電圧変換器は以下の特徴、すなわち、
−該電圧変換器に電圧を供給する直流電圧端子、
−インダクタンス(101)と可制御スイッチング手段(102)、ただし、正の直流電圧入力側(+)は該インダクタンス(101)と該可制御スイッチング手段(102)のスイッチングパスとを介して負の直流電圧入力側(−)又はグラウンド電位と接続されており、
−前記スイッチング手段(102)のスイッチングパスに逆並列に配置されたダイオード(103)、
−前記ダイオード(103)と前記スイッチング手段(102)のスイッチングパスとに並列に接続されたキャパシタンス(104)、
−直列共振回路として形成された、前記キャパシタンス(104)に対する並列回路(105,106b)、
−前記直列共振回路(105,106b)に結合された、少なくとも1つの高圧放電ランプ(LP1)のための電気端子、
を有する、請求項1記載のバラスト。 - 前記バラストは前記高圧放電ランプ(LP1)内でガス放電の点火を行う点火装置(107)を有する、請求項1又は2記載のバラスト。
- 前記点火装置(107)は電源供給を受けるために前記E種コンバータのインダクタンス(301)に結合されている、請求項3記載のバラスト。
- 前記点火装置はパルス点火装置(107)として形成されている、請求項3記載のバラスト。
- 前記点火装置は直流電圧点火装置(707)として形成されている、請求項3記載のバラスト。
- 前記点火装置は共振点火装置として形成されている、請求項3記載のバラスト。
- 前記点火装置はピエゾトランス(PT)を含んでいる、請求項3記載のバラスト。
- 前記ピエゾトランス(PT)の入力側又は一次側は前記E種コンバータのスイッチ(S100)に並列接続されている、請求項8記載のバラスト。
- 前記インダクタンスはオートトランス(401)として形成されている、請求項4記載のバラスト。
- 前記パルス点火装置(307)の点火トランス(306)の2次巻線(306b)は前記E種コンバータの直列共振回路の構成要素として形成されている、請求項5記載のバラスト。
- 前記直流電圧点火装置(707)は前記E種コンバータの直列共振回路のキャパシタンス(705)に結合されている、請求項6記載のバラスト。
- 少なくとも1つの高圧放電ランプ(LP2)のインピーダンス整合のためのトランス(208)が設けられている、請求項1又は2記載のバラスト。
- 実質的に正弦波状の交流電流により少なくとも1つの高圧放電ランプを動作させるための方法であって、E種コンバータによって前記交流電流を発生させることを特徴と方法。
- 実質的に正弦波状の前記交流電流の周波数は、高圧放電ランプの音響共鳴を免れた周波数範囲内にある、請求項14記載の方法。
- 高圧放電ランプを25W〜35Wの範囲内の電力で動作させる、請求項14記載の方法。
- ガス放電の点火を行った後、前記少なくとも1つの高圧放電ランプを定常ランプ動作の間100V以下の燃焼電圧で動作させる、請求項14又は15記載の方法。
- 前記少なくとも1つの高圧放電ランプ内でガス放電の点火を行うために、前記E種コンバータのインダクタンスに結合されたパルス点火装置により、前記少なくとも1つの高圧放電ランプに対する高電圧点火パルスを発生させる、請求項14記載の方法。
- 前記少なくとも1つの高圧放電ランプの点火フェーズの間、前記E種コンバータの直流電圧入力側に配置されたインダクタンスに共振電圧ピークが発生するように、前記E種コンバータのスイッチング手段を切り換える、請求項14記載の方法。
- 前記少なくとも1つの高圧放電ランプの消費電力を前記E種コンバータの供給電圧を変えることにより調整する、請求項14記載の方法。
- 前記少なくとも1つの高圧放電ランプの消費電力を前記E種コンバータのスイッチング手段のスイッチング周波数を変えることにより調整する、請求項14記載の方法。
- 高圧放電ランプの放電ギャップが放電開始する前の前記E種コンバータのスイッチのスイッチング周波数は、定常ランプ動作時のスイッチング周波数よりも低い、請求項14記載の方法。
- 高圧放電ランプと該高圧放電ランプを動作させるためのバラストとを備えた照明システムであって、前記高圧放電ランプが中に電極(2,3)とガス放電を発生させるためのイオン化充填物とを含んだ放電管を有している形式の照明システムにおいて、
前記バラストがE種コンバータとして形成された電圧変換器を有している、ことを特徴とする照明システム。 - 前記E種コンバータの直列共振回路のインダクタンス(106b)とキャパシタンス(105)は、前記直列共振回路の共振周波数が高圧放電ランプの音響共鳴を免れた周波数範囲内にあるように、前記電極(2,3)の間隔と前記放電管(1)のジオメトリとに合わせられている、請求項23記載の照明システム。
- 前記放電管(1)は少なくともガス放電領域においては円筒形のジオメトリを有する、請求項24記載の照明システム。
- 前記バラストは前記高圧放電ランプ内でガス放電の点火を行う点火装置を有する、請求項23又は24記載の照明システム。
- 前記点火装置はパルス点火装置として形成されており、前記点火装置の点火トランスの2次巻線は前記E種コンバータ内に配置されている、請求項26記載の照明システム。
- 前記点火装置は前記高圧放電ランプのソケット内に配置されている、請求項26又は27記載の照明システム。
- 前記バラストは前記高圧放電ランプのソケット内に配置されている、請求項23記載の照明システム。
- 前記高圧放電ランプの定格電力は25W〜35Wの範囲の値を有する、請求項23記載の照明システム。
- 前記高圧放電ランプの燃焼電圧は100V以下である、請求項23記載の照明システム。
- 前記照明システムは自動車ヘッドライトである、請求項23から31のいずれか1項記載の照明システム。
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