JP2006526822A - ペダルシステム - Google Patents

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Abstract

本発明は、車両用のペダルシステムであって、少なくとも1つのペダル(5)を有しており、該ペダルが、駆動ユニット(9)を有する調節機構(7)に旋回可能に支承されていて、この調節機構(7)によってペダル(5,8)が、操作員に対して間隔を適合させるために調節可能である形式のものに関する。この場合、ペダル解放装置(23)が設けられており、このペダル解放装置(23)は、衝突時に調節機構(7)が車両内室(22)に向かって摺動すると、調節機構(7)における少なくとも1つのペダル(5,8)の支承部を自動的に解除するようになっている。

Description

本発明は、請求項1の上位概念部に記載した、車両特に自動車用のペダルシステムであって、少なくとも1つのペダルを有しており、該ペダルが、駆動ユニットを有する調節機構に旋回可能に支承されている形式のものに関する。
このような形式のペダルシステムは、自動車特に乗用車において、制御ペダル例えばブレーキペダル、クラッチペダル及びアクセルペダルを調節するために使用される。乗用車においては、既に多くの構成部材例えばシート又はステアリングホイール等が個別に運手者の身体寸法に適合させることができるようになっているが、最も頻繁に使用される自動車の構成部材であるペダルを調節するための解決策は実際には殆ど提供されていない。自動車を個別の種々異なる操作員(運転者)の身体寸法に最適に適合させるためには、ペダルを個別に調節可能に構成して、改良された人間工学的な適合によって疲労することのない安全な運転を保証できるようにする必要がある。
しかしながら自動車のペダルの調節可能性は、快適性の観点からだけではなく、安全性の観点からも望まれている。何故ならば特に小さい運転者は、実際にはステアリングホイールに密接したシートポジションを占め、それによって衝突時に、ステアリングホイール内に設けられたエアバッグによって過度に妨害されるからである。しかしながら、ステアリングホイールから間隔を保ったシートポジションを実現するためには、ペダルを個別に調節できる可能性を与える必要がある。
ペダルの調節可能性を実現するための種々異なるシステムが公知である。
ドイツ連邦共和国特許公開第10026751号明細書には、ペダルの並進運動(平行移動運動)及び回転運動的な調節が2つの別個の調節機構を介して得られるようになっている装置について記載されている。この場合、別個の補償手段が、ペダルの運動をペダルに連結された機能部材に伝達する伝達ユニットの、ペダルの調節によって得られた、ペダルに対する間隔変化を補償するようになっている。
公知の装置は、ペダルを調節するための多数のコンポーネント若しくは構成部材を必要とし、この場合、公知に装置において設けられた別個の補償手段は大きい構造スペースを必要とし、しかも組み付け費用が高価である。
アメリカ合衆国特許第51726060号明細書によれば、伝動装置を介して回転させることによってペダルが調節されるようになっている解決策が記載されている。この公知の装置においては別個の補償ユニットは設けられていない。しかも、全調節装置は、構成部材の点数が多いことに基づいて組み付け及び調節費用が高価である。
ヨーロッパ特許第0353958号明細書には、複数のアーチ状のガイド軌道を介してペダルを調節することができる調節機構について開示されている。この場合、調節機構は構成部材の点数が多いことに基づいて同様に、組み付け及び調節費用が高価である。さらにまた調節機構は、アーチ状のガイド軌道に基づいて製造費用が高価である。
以上公知の装置においては、正面衝突の際にペダルが、車両金属薄板の変形によって著しく減少されるフットルーム(足元)内に突入する危険性がある、という共通の欠点を有している。この場合、運転者は、ペダル装置によって負傷することがある。運転者によって衝突状況が検知されると、本能的にブレーキペダルが操作されるので、ブレーキペダル及び場合によってはこのブレーキペダルに接続されたブレーキブースタ(ブレーキ力倍力装置)によって、運転者が傷つけられる危険性が高まる。
調節できないペダル機構においては、単数又は複数のペダルの固定が解除できるように構成することが公知であり、それによって運転者が傷つけられる危険性が減少されるようになっている。
ヨーロッパ公開特許第0659615号明細書には、ペダルストラットを備えた車両のためのペダル機構について記載されており、このペダルストラットは、互いに間隔を保って配置された2つのストラット脚を有していて、これらのストラット脚間にペダルが旋回可能に支承されている。この場合、ペダル軸はその両端部が、ペダル軸に向かって開放するジャーナル軸受内に挿入されていて、ペダルストラットがその両端部で、車両の定置の構成部分間でペダル機構を固定するための受容部を備えている。衝突時にペダルがペダルストラットから係合解除されるようにし、それによって運転者の身体を脅かす危険性を低下させるために、各ストラット脚は1つの変形領域を有しており、この場合、ストラット脚に接続されたジャーナル軸受は、定置の構成部分のうちの少なくとも1つを介してペダルストラット内に導入される力を越えた時に、ペダル軸との係合を解除するようになっている。
ヨーロッパ特許第0843630号明細書には、ペダル軸を中心にして旋回可能なペダルレバーの固定部を車体から解除させるための装置について開示されており、この場合、車体に取り付けられたペダルレバーは、ペダル軸及び車両構造部に結合された支持部材を介して次のように固定されている。つまり、通常運転時にペダルレバーが所定の操作力によってペダル軸を中心にして旋回可能であって、「固定部が解除された場合に」旋回軸を中心にして旋回可能であり、この場合、支持部材は、外部から車両に作用する過大な力に基づいて、通常の支持位置から移動可能であるように、固定されている。支持部材は、旋回軸線がほぼペダル軸線に相当するように、配置され、かつペダル軸線の固定が解放されるのに応じた位置に移動可能、かつ/又は変形可能に構成されている。
ヨーロッパ公開特許第0827874号明細書によれば、懸架されたペダルレバーを支承するための装置について公知であり、この装置は、支承ブロックを有していて、この支承ブロックは車両のスプラッシュボードに固定されていて、2つの長手方向スストラットより成っており、これらの長手方向ストラットに、中空に構成されたペダル軸が被せ嵌められている。正面衝突時にペダル軸が軸受端部から外れるようにするために、拡開装置が提案されており、この拡開装置は例えば滑動面を備えた楔として構成されていて、この滑動面に沿って、衝突時にストラットのフットスペース(足元)側の端部に形成された支持ポイントが滑動し、それによって2つの長手方向ストラットが互いに離れる方向に押圧されるようになっている。2つの長手方向ストラットが互いに離れる方向に押圧されることによって、軸端部はペダル軸の中空軸から抜き出され、それによって軸端部は下方に向かって変位することができる。
しかしながら、衝突時にペダルを解放するためのこれらすべての解決策は、いずれも、調節可能なフットレバー機構に使用することができない。
そこで本発明の課題は、ペダル位置の調節可能性を有する車両のための、冒頭に述べた形式のペダルシステムを改良して、車両の正面衝突時に運転者の安全性を高めることができるようなものを提供することである。
この課題は、本発明によれば請求項1に記載した特徴を有するペダルシステムによって解決された。
本発明によれば、車両用のペダルシステムであって、少なくとも1つのペダルを有しており、該ペダルが、駆動ユニットを有する調節機構に旋回可能に支承されていて、この調節機構によってペダルが、操作員に対して間隔を適合させるために調節可能である形式のものにおいて、ペダル解放装置が設けられており、このペダル解放装置は、衝突によって調節機構が車両内室に向かって摺動せしめられた時に、調節機構における少なくとも1つのペダルの支承部を自動的に解除するようになっている。このような構成によって、フットレバー機構が車両の内室に向かってずれる際に、ペダルのどの調節位置においても、ペダルに作用する動力伝達が自動的に中断される、という利点が得られる。またこのような形式で、運転者のフットスペース内へのペダル装置の突入が阻止され、特にブレーキペダルを介してこのブレーキペダルを操作する運転者の足に作用する戻し力が避けられるようになっている。
従って本発明に従って構成されたペダルシステムは、自動車が事故に遭った時に、特に追突事故時に運転者の安全性が効果的に改善するために役立つ。
構造的に簡単な構成によれば、ペダル解放装置は、少なくとも1つの楔面を有しており、該楔面が車体に固定された滑動軌道を形成していて、該滑動機構は、正面衝突時にペダルの支承部材をこの滑動軌道に沿って滑動させるようになっており、この場合、前記楔面に沿って支承部材が滑動すると、調節機構におけるペダルの支承部が解除されるようになっている。
本発明の有利な実施態様によれば、調節機構が、駆動ユニットとしての、少なくとも1つのスピンドルを備えたスピンドル駆動装置を有しており、この場合、ペダルの支承部が、スピンドルでガイドされた、複数の部分より構成された少なくとも1つのスピンドルナットによって形成されており、衝突時に所属の支承部材がペダル解放装置の楔面に沿って滑動すると、スピンドルとペダルとの間の動力伝達が解消されるようになっている。スピンドル部材を介して、有利な形式で最小の構造スペースの駆動装置が実現され、この駆動装置はペダルシステムによって制限されたスペース内に容易に収納することができる。
本発明による装置のその他の利点及び有利な実施例は、詳細な説明、図面及び請求項に記載されている。本発明による装置の有利な実施例は図面に概略的に示されていて、以下に詳しく説明されている。
図1は、回転可能に支承されたペダルの位置調節可能性を有するペダルシステムの第1実施例の斜視図、
図2は、図1のA−A線に沿ったペダルシステムの概略的な縦断面図、
図3は、車両走行方向で見て最も前方の位置に調節された状態にある、図1及び図2に示したペダルの部分的な側面図、
図4は、回転可能に支承されたペダル、及び衝突時にペダルを開放するためのペダル開放装置の位置の調節可能を有するペダルシステムの第2実施例の、図2に相当する図、
図5は、図4に示したペダル開放装置の詳細を示す斜視図である。
図1〜図3は、もっぱらブレーキペダルとして構成されたペダル5の位置、及び例えばクラッチペダルとしての別のペダル8の位置の調節可能性を有する自動車の、ペダルシステム1の第1実施例が示している。勿論、アクセルペダル等の別のペダルを設けてもよい。
このペダルの支承部は、ペダルシステム1を車両内室22に向かう方向で閉鎖するフロントプレート2(車両のAピラーに接続された車両のクロスビームに定置に接続されている)と、ペダルシステム1を車両フロント方向で閉鎖するベースプレート4(詳しく図示していない車両の泥よけ壁に定置に接続されている)との間で、操作員(運転者)に対する間隔を合わせるために調節可能である。
図2に示されているように、車両のクロスビーム11はもっぱら、ホルダ17を介してフロントプレート2に接続されているパイプとして構成されている。ホルダ17は、最適な接続を得るために車両のクロスビーム11の外側輪郭に適合可能であって、フロントプレート2に解除可能に接続されている。
ペダル5及び8(以下ではペダルシステム1を説明するためにペダル5が詳しく図示されている)の位置を調節若しくは調整するために、調節機構7が設けられている。この調節機構7は駆動ユニット9と補償ユニット10とを有しており、補償ユニット10は、主に、ペダル5の位置調節に関連した、ペダル5に接続された伝達ユニット6(ペダル5の運動を伝達する)に対するペダル5の間隔変化を補償する。
駆動ユニット9はペダル5の支承部と協働する。ペダル5の支承部は別のペダル8と協働して、フロントプレート5とベースプレート4との間でリニア(線)状に走行可能なスライダ3に回転可能に配置されている。ペダル5とスライダ3との接続は、もっぱらペダル5の軸受軸のピン状の延長部を介して行われる。このピン状の延長部はスライダ3の連行溝に係合する。
スライダ3は、互いに間隔を保って配置された2つのガイド12,13に沿って摺動可能である。これら2つのガイド12,13のうちの第1のガイド12は断面がほぼ4角形のロッドとして構成されていて、第2のガイド13は断面がほぼ円形のロッドとして構成されている。これらのガイド12,13は、その一端部が、ベースプレート4に面した、フロントプレート2の側に固定され、その他端部がフロントプレート2に対してほぼ平行に整列されたベースプレート4に固定されていて、それによってペダルシステム1の車体に固定された軸受箇所を形成している。第1のガイド12は、電子式のアクセルペダル伝達を制御するEガスモジュール(E-Gasmodul)の側に配置されていて、スライダ3の傾倒を阻止するためにスライダ3を軸方向だけでガイドしている。
同様にベースプレート4に駆動ユニット9が定置に固定されており、この駆動ユニット9は、電動モータと伝動装置とスピンドル駆動装置とを有している。スピンドル駆動装置は、特に図2に示されているように、スピンドル4と、このスピンドル4上に配置された第1のスピンドルナット15と第2のスピンドルナット16とから構成されている。駆動ユニット9のスピンドル14は、一端部でスピンドルピンを介してフロントプレート2内に回転可能に支承されている。スピンドル14は、その他端部の領域がベースプレート4によってガイドされている。このベースプレート4の領域には、スピンドル14を駆動するために設けられた、伝動装置が組み込まれている電動モータも配置されており、この電動モータを介してスピンドル14が回転せしめられ、それによって2つのスピンドルナット15,16はスピンドル長手方向で移動する。
スライダ3をガイド12,13に沿って位置調節するために、スライダ13とペダル5とは第2のスピンドルナット16に接続されており、それによってスライダ3は、ガイド12,13に沿ったスピンドルナット16の運動を介して、ベースプレート4及びフロントプレート2に対して相対的にリニア状に移動せしめられる。
フロントプレート2とベースプレート4との間に配置されたスピンドルナット15,16は、スピンドルの回転運動を並進運動(平行移動運動)に変換し、それによって第2のスピンドルナット16に接続されたスライダ3と、第1のスピンドルナットに接続された、ロッドとして構成された補償ユニット10とが、調節可能である。
補償ユニット10のロッドは、連鎖(kinematische Kette)の形の伝動装置を形成する。この場合、第1のロッド部分10Aは、第1の回り継手18を介してペダル5若しくはスライダ3に接続されている。第2のロッド部分10Bは、回り継手19を介して第1のロッド部分10Aに接続されている。さらに第2のロッド部分10Bは、ほぼ重心点の領域内で第1のスピンドルナット15に回転可能に接続されていて、このスピンドルナット15によって、ロッドは、スライダ3の運動に追従する。第2のロッド部分10Bの他方の端部は、別の魔ら利継手20を介して、プッシュロッドとして構成された伝達ユニット6に回転可能に接続されている。
回り継手を介して、補償ユニット10が伝達ユニット6に連結されていることによって、伝達ユニット6は補償ユニット10を介して、補償ユニット10に連結された別の構成部分例えばペダル5若しくはスライダ3の変化若しくは位置変化に適合させることができる。このような形式の連結は、最も狭い構造スペースで可能である。
補償ユニット10が伝動装置として構成されていることによって、特に伝達ユニット6に合わせられる種々異なる伝達可能性を調節することができる。伝動装置を、回り継手18,19,20を介して互いに接続され、別のエレメントに連結された複数の部材を有するロッドとして構成したことによって、簡単に製造可能なスペースを節約した構成が可能である。この場合、各部材の種々異なる幾何学的な形状を介して、簡単な形式で種々異なる伝達を調節することができる。
伝達ユニットは、ロッドを介して機械的に、又は空圧式に、又は流体の圧力媒体によって液圧式に、力を倍力装置(パワーブースター)に伝達する。この倍力装置は、力を操作部分のための調節値として相応に変更して、さらに伝達する。この場合、このペダルシステム1は、すべての主要な形式の伝達ユニットに使用することができる。
ペダル5において選択された、プッシュロッドを備えた伝達ユニット6の構成は、ブレーキペダルに特に適していて、ペダル5の操作員に、使用する力を調節するための最適な可能性を伝達する。さらに、伝達ユニット6のプッシュロッドは、安全性に関連して高い要求を課し、しかも小さい構造スペースを必要とする。
クラッチペダルとして設けられた別のペダル8においては、伝達ユニットは、チューブ状のフレキシブルな導管21を介して供給される流体の圧力媒体で以て作業する。フレキシブルなチューブ21として構成したことによって、伝達ユニットは運動伝達の機能も、また補償機能を満たす。何故ならばチューブ21は簡単に追従可能だからである。これによって別個の補償ユニットは必要なく、ひいては構造スペースの節約が得られる。
ペダル5の調節時に、ペダル5若しくはスライダ3と伝達ユニット6との間の間隔を補償するために、スピンドル14はスピンドルナット15及び16の領域内で、2つの異なるねじ山を有しており、これらのねじ山は、主にねじピッチが異なっている。この場合、ねじピッチは、出ナッツユニット6に対するペダル5の間隔変化が最適に補償されるように、選定されている。このような補償は、特に、ペダル5と伝達ユニット6と補償ユニット10との間の力の比がほぼ変化しないように維持されていることによって、得られる。ねじピッチは、主に補償ユニット10におけるてこ比によって規定される。この補償ユニット10は、この実施例においては、2つのねじピッチのピッチ角度の比が1:2となるように、選定されている。
連結レバーと変向レバーとから成る補償ロッドとして構成された補償ユニット10によって、ペダル5の位置変化において、伝達ユニット6のプッシュロッドに対するペダル5の相対的な位置変化は、第2のスピンドルナット16及びひいては、変向レバー10Aの上部の接続点も、第1のスピンドルナット15の2倍速く移動するように、補償される。これによって伝達ユニット6のプッシュロッドと、このプッシュロッドに接続された変向レバーとの間の接続点は、ほぼその位置に留まる。
スピンドル14におけるスピンドル15及び16の意図しない走行を避けるために、スピンドルエレメントの自動ロックが設けられている。しかしながら別の実施例においては、付加的なロック装置が設けられていてもよい。この付加的なロック装置によって、ペダル5若しくはスライダ3の意図しない調節が阻止される。
ブレーキペダル5と、補償ユニット10及び伝達ユニット6との協働作業を明らかにするために、図3では、ブレーキペダル5は単独で、概略的に操作状態及び不操作状態で示されている。この場合、ペダル5は、ペダルの位置が非常に大きい人のために適しているように調節されている。つまり、ペダル5は、車両正面方向で運転者から最も離れている位置に配置されている。実線によって、ペダル5の第1の位置が示されており、この第1の位置においてペダルは操作されていない。
ペダル5が操作されると、ペダル5の運動は回り継手18を介して補償ユニット10、この実施例では伝達ユニット6に伝達される。この場合、伝達ユニット6はペダル5と同じ方向に移動せしめられる。てこ長さ及びそれによって調節可能な、ペダル5若しくは伝達ユニット6の運動に対する力の比は、スピンドル14(正確にはスピンドルナット15,16の位置)を介して規定される。2つのスピンドルナットの領域内における異なるねじ山に基づいて、スピンドルナット15,16は互いに相対的に異なって移動し、それによってペダル5が同時に調節されると、2つのスピンドルナット15,16間の間隔も変化する。このような可変な間隔によって、ペダル位置が変わった時に力の比がほぼ一定に調節される。
図1〜図3に示したペダルシステム1は、調節機構7がコンパクトに構成されていて、別個の構成部材のための付加的な構造スペースを必要としない、という利点を提供する。一方ではフロントプレート2によって、また他方ではベースプレート4によって制限されたペダルシステム1は、モジュール状に構成されており、この場合、全ペダルシステム1は、最終エレメントとしての、2つのプレート2,4を備えた予め組み立てられたモジュールとして容易に組み付けられ、取り扱われ、かつ保管され得るようになっている。
このペダルシステム1は、重量が軽量であるという特徴も有している。何故ならば、一方では少ない構成部分を必要とし、かつこれらの構成部分は部分的に軽量な材料より構成され得るからである。従って例えばスライダ3をプラスチックより製作し、強度及び剛性を高めるために相応のリブを備え、それによって全体的に軽量の構成部が得られる。
図4及び図5に示したペダルシステム1′は、図1〜図3によるペダルシステムに相当し、付加的にペダル解放装置23を有しており、このペダル解放装置23は、衝突によって調節機構7が車両内室22に向かって摺動する際に調節機構7におけるペダル5及び8の支承を自動的に解除する。
この実施例においても、調節機構7は、駆動ユニット9としてスピンドル14を備えたスピンドル駆動装置を有していて、ペダル5の支承は同様に、スピンドル14の外周面に沿ってガイドされたスピンドルナット16′によって形成されているが、この実施例ではスピンドルナット16′は複数の部分より形成されている。スピンドルナット16′は、ねじ山を介してスピンドル14に噛み合っている内側のスピンドルナット部材16Aと、該内側のスピンドルナット部材16Aの外周面に沿って滑動ガイドされるスリーブ状の外側のスピンドルナット部材16Bとから構成されており、外側のスピンドルナット部材16Bは、図5に示した軸端部27を介して、ペダル5及びスライダ3に回転可能に接続されている。
内側のスピンドルナット部材16Aと外側のスピンドルナット部材16Bとの間に、クランプ装置24の第1の湾曲部材として構成された支承部材24Aを介して動力伝達が得られ、この場合、湾曲部材24AはほぼU字形に構成されていて、その両脚端部の拡開程度は、内側のスピンドルナット部材16Aの外径よりも小さい。また湾曲部材24Aの両脚端部は、特に図5に示されているように、通常運転状態でそれぞれ、所属のスピンドルナット部材16A若しくは16Bに形成された溝状の切欠25に係合する。
また同様に、補償ユニット10をスピンドル14上で支承するスピンドルナット15′は、内側のスピンドルナット部材15Aと外側のスピンドルナット部材15Bとの2つの部分より構成されている。内側のスピンドルナット部材15Aと外側のスピンドルナット部材15Bとの間で動力伝達を行う軸受部材は、この実施例ではクランプ装置24の別の湾曲部材24Bである。
クランプ装置24はペダル解放装置23の一部である。このペダル解放装置23は衝突の際にペダル5の位置とは無関係にそれぞれのスピンドルナット部材15Aと15B若しくは16Aと16bとの間の摩擦結合(摩擦による束縛)を解消する。この摩擦結合の解消は、支承部材若しくは湾曲部材24A及び24Bがスピンドルナット15′,16′に設けられた当該の溝から抜け出て、それによって各スピンドルナット半部間の接続が解除されることによって行われる。
所属のスピンドルナット15′若しくは16′から湾曲部材24A,24Bを抜き出すために、ペダル解放装置22は楔部材26を有しており、この楔部材26は車両長手方向で可動に、スライダ3のT形溝内でガイドされていて、2つの楔面26A及び26bを有している。これらの楔面のうちのそれぞれ一方の楔面26Aが湾曲部材24Aに配属され、他方の楔面26Bが別の湾曲部材24Bに配属されている。
正面衝突の場合に、車両のスプラッシュボード及びひいてはベースプレート4(このベースプレート4においてペダルシステム1′が調節機構7に組み付けられている)が、車両内室22に向かって摺動せしめられると、それぞれ湾曲部材24A若しくは24Bが、車体に固定された滑動軌道を形成する楔部材26に向かって移動せしめられ、この際に、湾曲部材24A,24Bが当該の湾曲部材の各楔面26A若しくは26Bに沿って滑動して、スピンドルナット15′若しくは16′の所属の切欠25から持ち上げられ、それによって動力伝達が遮断されるようになっている。調節機構7におけるペダル5の支承が解除されると直ちに、ペダル5は摩擦抵抗無しに踏み込むことができる。
正面衝突時に、楔部材26は車体に固定された滑動軌道を形成する。何故ならば楔部材26はそれ自体が車両内室22に向かって摺動せしめられるのではなく、車体(ここでは車両のクロスビーム11)に堅固に保持されたストッパ28に当接するからである。それによって、ペダル5及びその調節機構7が衝突によって摺動せしめられると、楔部材26とスピンドルナット15′,16′とクランプ装置24との間の相対運動が生ぜしめられ、それによって湾曲部材24A,24Bは、楔部材26の所属の楔面26A,26Bに沿って、図示の組み込み位置で上方に移動し、この際に、まずペダル5のための支承部として用いられるスピンドルナット16′における動力伝達がしゃ断され、次いでスピンドル14における補償機構10のための支承部として用いられるスピンドルナット15′における動力伝達がしゃ断される。
スピンドルナット15′,16′間の間隔(図1〜図3に示したペダルシステム1を構成する)は、スピンドル14における種々異なるねじピッチに基づいて常に異なっているので、スピンドルナット15′,16′における動力伝達が、図示の実施例において同時に解消されることなない。またその必要もない。何故ならば、まずブレーキペダル5に接続されたスピンドルナット16′が解除され、それによってブレーキペダル5とスライダ3とが解放されるからである。補償機構10に接続されたスピンドルナット15′が、解除され、かつ保持されたスライダ3にぶつかった時に初めて、スピンドルナット15′の解除が有利となる。何故ならば、スピンドルナット15′を解除することによって、衝突によって常に車両内室22に向かって移動せしめられるスピンドルナット15′が、解放されたスライダ3及びペダル5を再び車両内室22に向かって移動させて、動力伝達を再び形成することが、阻止されるからである。しかも、場合によっては運転者に対抗して作用する、ブレーキ倍力装置の力がさらに伝達されることもない。
これとは異なり別の実施例において、クランプ装置が、湾曲部材を相応に結合することによって2つのスピンドルナットへの動力伝達を同時にしゃ断するように、構成してもよい。
楔部材26のためのストッパ28をペダル5若しくはスライダ3の種々異なる調節位置に適合させることは、ストッパ28がスピンドル部材として構成されていて、このスピンドル部材はスライダ3及びひいてはこのスライダ3に接続されたペダルと共に前後に移動運動するが、スピンドル部材自体はこの調節可能なペダルユニットの一部ではない。従って衝突の際に、スライダ3及び図4に例として示したブレーキペダル5のそれぞれ任意の位置において、時間的な遅延なしで動力伝達が中断され、ひいてはペダル支承部が解除される。
スピンドル部材として構成されたストッパ28の前後移動運動は、自動的に及びスライダ3の調節と同期して伝動装置29によって行われる。この伝動装置29は、駆動ユニット9のスピンドル14を、ストッパを形成するスピンドル部材14に接続する。図示の実施例においては、伝動装置29は簡単な形式で歯車対として構成されており、この歯車対は、スピンドル14に相対回動不能に結合された第1の歯車30と、この第1の歯車30に噛み合う、雌ねじ山を備えた、スピンドル支承部としてのスピンドル部材28をガイドする第2の歯車31とによって形成される。
ペダル5を調節するための駆動ユニット9のスピンドル14が回転すると、ストッパ28のための支承部及びスピンドルナットを形成する第2の歯車31が同様に回転せしめられる。この第2の歯車31は、車両のクロスビーム11においてフロントプレート2を保持するホルダ17′に軸方向で堅固にガイドされているので、この歯車31は車両長手方向で摺動せしめられるのではなく、この歯車31の回転によって、歯車31内でガイドされたスピンドル状のストッパ28を駆動する。このストッパ28は相応に前後に移動する。
伝動装置29の伝達比は、図示の実施例では1である。スピンドル部材28の傾斜角は、ペダル5に結合されたスピンドルナット16′の領域内のスピンドル14の負の傾斜角に相当しており、従ってストッパ28(スピンドル部材)はペダルが調節されると楔部材28に直接追従するようになっている。
例えば図4及び図5に示したように構成されたペダルシステム1′は、正面衝突時にペダルが車両内室内に突入して運転者に損傷を与えることに対する保護を提供し、調節可能なペダルシステムのすべての利点を可能にする。
ペダルシステム1′が全体として、僅かな必要スペース及び少数の構造部材によって構成することができる前組み立て可能なモジュールを形成している。何故ならば複数のペダルを1つのスライダと連結すれば、すべてのペダルを解除するために唯一のペダル解放装置で十分だからである。しかもペダルシステム1′は、その力の負荷が小さいことに基づいて、大部分を軽量な材料例えばプラスチックにより製造することができる。
回転可能に支承されたペダルの位置の調節可能性を有するペダルシステムの第1実施例の斜視図である。 図1のA−A線に沿ったペダルシステムの概略的な縦断面図である。 車両走行方向で見て最も前方の位置に調節された状態にある、図1及び図2に示したペダルの部分的な側面図である。 回転可能に支承されたペダル、及び衝突時にペダルを開放するためのペダル開放装置の位置の調節可能を有するペダルシステムの第2実施例の、図2に相当する図である。 図4に示したペダル開放装置の詳細を示す斜視図である。
符号の説明
1,1′ ペダルシステム、 2 フロントプレート、 3 スライダ、 4 ベースプレート、 5 ペダル、ブレーキペダル、 6 伝達ユニット、 7 調節機構、 8 ペダル、クラッチペダル、 9 駆動ユニット、 10 補償ユニット、 10A 第1のロッド部分、 10B 第2のロッド部分、 11 車両のクロスビーム、 12 ガイド、 13 ガイド、 14 スピンドル、 15,15′ 第1のスピンドルナット、15A 内側のスピンドルナット部材、 15B 外側のスピンドルナット部材、 16,16′ 第2のスピンドルナット、 16A 内側のスピンドルナット部材、 16B 外側のスピンドルナット部材、 17,17′ ホルダ、 18,19,20 回り継手、 21 チューブ、 22 車両内室、 23 ペダル、解放装置、 24 クランプ装置、 24A,24B 湾曲部材、 25 溝、切欠、 26 楔部材、 26A、26B 楔面、 27 軸端部、 28 ストッパ、スピンドル部材、 29 伝動装置、歯車対、 30 第1の歯車、 31 第2の歯車

Claims (20)

  1. 車両用のペダルシステムであって、少なくとも1つのペダル(5,8)を有しており、該ペダルが、駆動ユニット(9)を有する調節機構(7)に旋回可能に支承されていて、この調節機構(7)によってペダル(5,8)が、操作員に対して間隔を適合させるために調節可能である形式のものにおいて、
    ペダル解放装置(23)が設けられており、該ペダル解放装置(23)は、衝突時に調節機構(7)が車両内室(22)に向かって摺動すると、調節機構(7)における少なくとも1つのペダル(5,8)の支承部を自動的に解除するようになっていることを特徴とする、ペダルシステム。
  2. 前記ペダル解放装置(23)が少なくとも1つの楔面(26A,26B)を有しており、該楔面が車体に固定された滑動軌道を形成していて、該滑動軌道は、正面衝突時にペダル(5)の支承部材(24A)をこの滑動軌道に沿って滑動させ、この場合、前記楔面(26A,26B)に沿って支承部材(24A)が滑動すると、調節機構(7)におけるペダル(5)の支承部が解除されるようになっている、請求項1記載のペダルシステム。
  3. 調節機構(7)が、駆動ユニット(9)としての、少なくとも1つのスピンドル(14)を備えたスピンドル駆動装置を有しており、ペダル(5)の支承部が、スピンドル(14)でガイドされた、複数の部分より構成された少なくとも1つのスピンドルナット(16′)によって形成されており、衝突時に所属の支承部材(24A)がペダル解放装置(23)の楔面(26A)に沿って滑動すると、スピンドル(14)とペダル(5)との間の動力伝達が解消されるようになっている、請求項1又は2記載のペダルシステム。
  4. スピンドルナット(16′)が、ねじ山を介してスピンドル(14)に噛み合う内側のスピンドルナット部材(16A)と、この内側のスピンドルナット部材(16A)の外周面を介してガイドされた外側のスピンドルナット部材(16B)とを有しており、これらのスピンドルナット部材(16A,16B)間の動力伝達が、衝突時に楔面(26A)と接触させるために設けられた支承部材(24A)を介して行われる、請求項3記載のペダルシステム。
  5. 衝突時に楔面(26A)に接触させるために設けられた支承部材(24A)がクランプ装置(24)によって形成されており、該クランプ装置(24)の湾曲部材端部が通常運転中にそれぞれ、所属のスピンドルナット部材(16A,16B)の切欠(25)内に係合する、請求項1から4までのいずれか1項記載のペダルシステム。
  6. ペダル解放装置(23)が、楔面(26A)を形成するために、衝突時に車体に固定されている滑動軌道としての楔部材(26)と、この楔部材(26)のための車体に固定されたストッパ(28)とを有している、請求項1から5までのいずれか1項記載のペダルシステム。
  7. 楔部材(26)がスライダ(3)に形成されており、このスライダ(3)によってペダル(5)が調節機構(7)においてリニア状に可動に支承されている、請求項6記載のペダルシステム。
  8. ストッパ(28)が、ペダル(5)の位置を調節する際に自動的に一緒に調節される、請求項6又は7記載のペダルシステム。
  9. ストッパ(28)が、駆動ユニット(9)と協働する伝動装置(29)を介して調節可能である、請求項6から8までのいずれか1項記載のペダルシステム。
  10. ストッパがスピンドル部材(28)によって形成されており、該スピンドル部材(28)が、歯車対(29)として構成された伝動装置を介して、スピンドル駆動装置として構成された駆動ユニット(9)のスピンドル(14)に噛み合う、請求項9記載のペダルシステム。
  11. 一方ではペダル(5)及び/又は、このペダル(5)を調節機構(7)においてリニア状に移動可能に支承するスライダ(3)、他方では調節機構(7)の駆動ユニット(9)に連結された補償ユニット(10)が、ペダル(5)の運動を伝達する伝達ユニット(6)に対する、ペダル(5)の位置調節に伴うペダル(5)の間隔変化をほぼ補償する、請求項1から10までのいずれか1項記載のペダルシステム。
  12. 駆動ユニット(9)によって生ぜしめられた運動を相応に伝達ユニット(6)に伝達し、それと同時に伝達ユニット(6)に対するペダル(5)の間隔を回り継手内での回転を介して補償するために、補償ユニット(10)が回り継手を介して駆動ユニット(9)に連結されている、請求項11記載のペダルシステム。
  13. 補償ユニット(10)が、駆動ユニット(9)によって生ぜしめられた位置変化を相応に変換して伝達ユニット(6)に伝達する伝動装置として構成されていて、有利には、回り継手を介して互いに接続されている複数の部材(10A,10B)を備えたロッドを有している、請求項11又は12記載のペダルシステム。
  14. 補償ユニット(10)が、スピンドル(14)上でガイドされたスピンドルナット(15′)を介して、スピンドル(14)を備えたスピンドル駆動装置として構成された駆動ユニット(9)に回転可能に結合されている、請求項11から13までのいずれか1項記載のペダルシステム。
  15. スピンドル(14)が、補償ユニット(10)に結合されたスピンドルナット(15′)の領域内で、ペダル(5)に接続されたスピンドルナット(16′)の領域におけるのとは異なるねじピッチを有している、請求項14記載のペダルシステム。
  16. 補償ユニット(10)に接続されたスピンドルナット(15′)が複数の部分より構成されており、衝突時に所属の支承部材(24)がペダル解放装置(23)の楔面(26B)に沿って滑動すると、スピンドル(14)と補償機構(10)との間の動力伝達がしゃ断されるようになっている、請求項14又は15記載のペダルシステム。
  17. 補償ユニット(10)に接続されたスピンドルナット(15)が、ねじ山を介してスピンドル(14)に噛み合う内側のスピンドルナット部材(15A)と、該内側のスピンドルナット部材(15A)の外周面に沿ってガイドされている外側のスピンドルナット部材(15B)とから構成されており、これらの2つのスピンドルナット部材(15A,15B)間の動力伝達が、衝突時に楔面(26b)と接触する支承部材(24B)を介して得られ、支承部材(24B)が有利にはクランプ装置(24)によって形成され、該クランプ装置(24)の湾曲部材端部が通常運転時にそれぞれ、所属のスピンドルナット部材(15A,15B)に形成された切欠内に係合する、請求項16記載のペダルシステム。
  18. ペダル(15)に接続されたスピンドルナット(16′)に配属された支承部材(24A)と、補償ユニット(10)に接続されたスピンドルナット(15′)に配属された支承部材(24B)とが、それぞれクランプ装置(24)の1つの湾曲部材によって形成されており、楔部材(26)が、それぞれ1つの湾曲部材(24A,24B)に配属された楔面(26A,26B)を有している、請求項1から17までのいずれか1項記載のペダルシステム。
  19. 伝達ユニット(6)が、特にロッドを用いて機械的に、又は空圧式に又は流体圧力媒体を用いて液圧式に、特にチューブ状のフレキシブルな導管(21)を介して力を倍力装置に伝達し、該倍力装置が力を操作部分のための調節値として相応に変換してさらに伝達し、回り継手を介して調節機構(7)の補償ユニット(10)に連結されている、請求項1から18までのいずれか1項記載のペダルシステム。
  20. スペース的な閉鎖部材として、車両のクロスビーム(11)に接続されたフロントプレート(2)と、車両のスプラッシュボードに接続されたベースプレート(4)とが設けられており、このフロントプレート(2)とベースプレート(4)との間に、ペダルシステム(1′)のほぼすべての構成部材が配置されており、駆動ユニット(9)が有利な形式でベースプレート(4)に定置に結合されている、請求項1から19までのいずれか1項記載のペダルシステム。
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