JP2006522427A - ディスクドライブ装置、及びcd及びdvdを認識する方法 - Google Patents

ディスクドライブ装置、及びcd及びdvdを認識する方法 Download PDF

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Abstract

光ディスクの厚さを測定し該ディスクがCDか又はDVDかを判断する方法が記載されている。光ビームがオンにされた状態で、光レンズはディスク2に向かってほぼ一定速度で移動され、フォーカスエラー信号(FES)が分析される。S字状曲線(62)の時間を計測することにより、この速度の実際の値が判断される。測定された前記速度を考慮に入れて、ディスクからの異なる反射(72、73)の時間を計測することにより、ディスクの厚さが判断される。重要な利点は、前記厚さの測定の結果は、前記速度の実際の値から実質的に独立であり、従ってアクチェータの実際の感度から独立であることである。

Description

本発明は、一般には、光記憶ディスクにおける情報の書き込み/読み出しのためのディスクドライブ装置に関し、本明細書において、前記ディスクドライブ装置は「光ディスク装置」とも称される。本発明は、更に、前記ディスクドライブ装置内に挿入されるディスクの種類を識別する方法にも関する。
一般によく知られているように、光ディスクは、種々のフォーマットに従って開発されている。例として、CD及びDVDが以下に記載されるが、本発明の趣旨は他のディスクの種類にも適用可能である。従来、ディスクドライブは専用装置として、即ち一種類のディスクのみに適するように開発されてきた。従って、例えば、一方ではCD型の光ディスクドライブが開発され、他方ではDVD型の光ディスクドライブが開発されてきた。前記のような専用ディスクドライブは、一種類の光ディスクのみに適するものであり、即ち間違った種類のディスクがこのドライブに挿入された場合、このディスクドライブは、該ディスクを取り扱うことができず、エラーメッセージで応答する。即ち、前記専用ディスクドライブは、期待するべきディスクの種類が何であるかを知っており、「間違った種類」は、期待されている前記ディスクの種類のフォーマットに従って取り扱われる。
最近になって、2つ(以上)の異なる種類のディスクを取り扱うことができるディスクドライブが、開発されてきている。前記ような種類のディスクドライブは、複合型ドライブと称される。特定の例として、CD及びDVDを取り扱う複合型ドライブが以下に記載されるが、この記載は、本発明の趣旨は他の種類のディスクにも適用可能であるので、本発明の保護範囲をこの例に限定する意図のものではないことに留意されたい。
複合型ドライブは、ディスクが2つ(以上)の種類のディスクのうちのいずれかであると期待することができるので、これは、新しいディスクが挿入された場合、該ディスクを正しいフォーマットで取り扱うことができるように、ディスクの種類の確認を必要とする。
従って、複合型ドライブにおいて、ディスクの種類を判断する方法及び装置が必要である。
CDとDVDとを互いに区別する重要な特徴は、ディスクの厚さである。CDは1.2mmの厚さであるのに対し、DVDは0.6mmの厚さである。従って、CDとDVDとを認識する又は少なくともCDとDVDとを区別する方法は、ディスクの厚さの測定に基づいて開発されてきた。即ち、前記厚さが約0.6mmであること(又は0.9mmのような基準値より小さいこと)が分かった場合、ディスクはDVDであると結論付けされ、厚さが約1.2mmであること(又は0.9mmのような基準値より大きいこと)が分かった場合、ディスクはCDであると結論付けられる。
米国第特許6.061.318号公報は、ディスクの厚さに基づいてディスクの種類を判断する方法を記載している。フォーカスアクチュエータは、レーザビームの焦点がディスクに向かって軸方向に変位されるように、対物レンズを軸方向に変位するために、傾斜電圧(ramping voltage)によって制御され、フォーカスエラー信号が監視される。フォーカスエラー信号の特徴は、前記焦点が第1時点でディスクの表面に到達したときと、該焦点が第2時点で情報層に到達したときとを示す。前記ディスクの厚さは、アクチュエータ駆動電圧の勾配に依存する光レンズの変位速度を考慮に入れ、前記第1時点と第2時点との間の時間的距離から計算されることができる。
この従来技術による問題は、前記フォーカスアクチュエータの感度(sensitivity)、即ち制御電圧の関数としての変位(mm/V)が正確に知られる定数ではないので、前記光レンズの変位速度が正確に分からないことである。典型的には、この感度は0.65mm/Vから1.3mm/Vの範囲にある。1つのあるアクチュエータに関してさえ、この感度は、アクチュエータの年齢(age)及び該アクチュエータの状態(例えば、温度)によって変化し得る。
本発明の主目的は、この問題を解決することである。
米国特許第6.285.641号公報は、レーザビームが互いに対して軸方向に既知の距離だけずれている二つの焦点を有するディスクドライブ装置において、ディスクの厚さに基づいてディスクの種類を区別する方法を記載している。前記フォーカスアクチュエータは、傾斜電圧によって対物レンズを軸方向に変位するように制御されており、即ち前記対物レンズの実際の速度は、前記二つの焦点から生じる2つの信号ピーク間の時間的差分から判断される。しかしながら、この方法は、前記レーザビームが二つの焦点を有する場合にのみ、実行されることができる。
詳細には、本発明の目的は、レーザビームが一つの焦点のみを有しているディスクドライブ装置内で実行されることができる、より信頼できるディスク認識の方法を、提供することにある。
より詳細には、本発明の目的は、得られるもの(outcome)に関して前記アクチュエータの感度に対する依存性が取り除かれる又は少なくとも低下される、ディスク認識の方法を提供することにある。
本発明の重要な見地によれば、フォーカスアクチュエータを較正する方法であって、フォーカスエラー信号の第1の特徴的フィーチャの発生と該フォーカスエラー信号の第2の特徴的フィーチャの発生との間の時間差分が考慮に入れられる方法が提供される。好ましくは、前記第1の特徴的フィーチャ及び前記第2の特徴的フィーチャとは、これら2つの極端なもの(extremity)は光システムの設計によって決定される固定された距離を有するという見識に基づき、それぞれ前記フォーカスエラー信号の最大値及び最小値である。
本発明の第1の特別な見地によれば、フォーカスアクチュエータの速度を測定する方法が提供される。
本発明の第2の特別な見地によれば、前記フォーカスアクチュエータの感度を測定する方法が提供される。
本発明の第3の特別な見地によれば、光ディスクの厚さを測定する方法が提供される。
本発明のこれら及び他の見地、フィーチャ及び有利な点は、同一の符号によって同一又は類似の部分が示されている添付図面を参照して、以下の記載により更に説明される。
図1は、光記憶ディスク2(典型的にはDVD又はCD)に情報を記憶する又は該光記憶ディスク2から情報を読み出すのに適している、光ディスクドライブ装置1を模式的に示している。光ディスク2は、情報がデータパターンの形態で記憶されることができる記憶空間の、連続的ならせん状の形態又は複数の同心円の形態のいずれかにおいて、少なくとも1つのトラックを有する。前記光ディスクは、製造中に情報が記録されユーザは読み出すことのみが可能である、読み出し専用型であっても良い。前記光ディスクは、ユーザによって情報が記憶されることができる書き込み可能型であっても良い。一般的な光ディスクの技術であって、情報が光ディスクに記憶されることができる仕方と光データが光ディスクから読み出されることができる仕方とは、よく知られているので、本明細書において、この技術を詳細に記載する必要はない。
ディスク2を回転させるように、ディスクドライブ装置1は、回転軸5を規定しているフレーム(簡潔さのために図示略)に固定されたモータ4を有する。ディスク2を収容及び保持するように、ディスクドライブ装置1は、ターンテーブル又はクランプ中心(clamping hub)6を有することができ、これは、スピンドルモータ4の場合、モータ4のスピンドル軸7に固定される。
ディスクドライブ装置1は、光ビームによってディスク2のトラックを走査する光システム30を更に有する。更に詳細には、図1に示されている例示的な装置において、ディスクドライブ装置1は、2つの種類のディスク(即ち、例えばCD及びDVD)を取り扱うように設計された複合型ドライブである。光システム30は、第1光ビーム発生手段31と第2光ビーム発生手段41とを有し、これらは、各々典型的にはレーザダイオードのようなレーザであって、各々第1光ビーム32と第2光ビーム42とをそれぞれ発生する。以下において、レーザビーム32、42の光路の異なる部分が、文字a、b、c等が付加された符号32,42によって、それぞれ示される。一種類のディスクのみ(即ち、例えばCDのみ)を取り扱うように設計されたディスクドライブ装置において、典型的には、1つのレーザダイオードのみが存在することに留意されたい。
第1光ビーム32は、第1ビームスプリッタ43、第2ビームスプリッタ33、コリメータレンズ37及び対物レンズ34を通過し、ディスク2に到達する(ビーム32b)。第1光ビーム32は、ディスク2によって反射させられ(反射された第1光ビーム32c)、対物レンズ34、コリメータレンズ37及び第2ビームスプリッタ33を通過し(ビーム32d)、光ディテクタ35に到達する。
第2光ビーム42は、ミラー44によって反射させられ、第1ビームスプリッタ43を通過し、次いで第1光ビーム32と同等の光路をたどり、これらは、符号42b、42c、42dによって示されている。
対物レンズ34は、2つの光ビーム32b、42bの一方を、ディスク2の情報層(簡潔さのために図示略)上に、焦点スポットF状で焦点を合わせるように設計されており、該焦点スポットFは、通常、円形である。本発明を説明するために、第1レーザ31のみが動作されており、第2レーザ41はオフであると仮定する。
動作中、光ビームは記録層上に焦点を合わされたままでなくてはならない。このために、対物レンズ34は軸方向に変位可能であり、光ディスクドライブ装置1は、対物レンズ34をディスク2に対して軸方向に変位させるフォーカスアクチュエータ52を有する。軸方向アクチュエータは、これ自体は知られており、更に、軸方向アクチュエータの設計及び動作は本発明の主題ではないので、前記フォーカスアクチュエータの設計及び動作を、ここで非常に詳細に議論する必要はないであろう。
装置フレームに対して対物レンズを支持する手段と、前記対物レンズを軸方向に変位させる手段とは、これら自体は一般に知られていることに留意されたい。前記支持する及び変位させる手段の設計及び動作は本発明の主題ではないので、ここで詳細に議論する必要はないであろう。
ディスクドライブ装置1は、フォーカスアクチュエータ52の制御入力に結合されている出力94と光検出器35から読み出し信号Sを受信する読み出し信号入力91とを有する制御回路90を更に有する。制御回路90は、フォーカスアクチュエータ52を制御する制御信号SCFを出力94において発生するように設計されている。
図2は、光検出器35が、複数の検出器セグメントを有することを示しており、該複数の検出器セグメントとは、この場合、それぞれ検出器の各四半分の各々に対する入射光の量を示している個々の検出信号A、B、C、Dを、それぞれ供給することができる4つの検出器セグメント35a、35b、35c、35dである。第2及び第3セグメント35b及び35cから第1及び第4セグメント35a及び35dを分割している中央線36は、トラック方向に対応する方向を有している。前記のような四分割型検出器は、これ自体はよく知られているので、この設計及び機能のより詳細な記載をここで与える必要はない。
図2は、制御回路90の読み出し信号入力91が、個々の検出器信号A、B、C、Dをそれぞれ受信する4つの入力91a、91b、91c、91dを実際に有することも示している。制御回路90は、当業者にとって明らかであるように、データ及びこれによる制御情報を得るように、前記個々の検出器信号A、B、C、Dを処理するように設計されている。例えば、データ信号Sは、
=A+B+C+D (1)
に従って、全ての個々の検出器信号A、B、C、Dの和より得られる。更にフォーカスエラー信号SFEは、互いに対角に向かい合っている一方の対の個々の検出器セグメント35a、35cからの信号A及びCの和と、互いに対角に向かい合っている他方の対の個々の検出器セグメント35b、35dからの信号B及びDの和との差をとる、即ち
FE=(A+C)―(B+D) (2a)
によって得られる。全体としてビームの光強度変化を補償するように、このエラー信号は、データ信号による除算によって規格化され、
FES=SFE/S (2b)
によって、規格化されたフォーカスエラー信号FESが得られる。光ビーム32dは非点収差の影響を受ける。これは、例えば図1に示されている例において、傾斜されたビームスプリッタ板として実施されている第2ビームスプリッタ33によって生じ得る。代替的には又は付加的には、当業者にとって明らかであるように、故意に非点収差を挿入する検出器35に前置される付加的な光学素子(簡潔さのため図1に示されていない)を、前記光路が含むこともあり得る。非点収差とは、集束光ビームが、全ての光線が集合する一つの焦点を有する代わりに、図3に示されているように、互いに対して軸方向にずれており互いに対して垂直に向いている2つの細長い焦点スポットを有することを意味する。図3は、光心101及び光軸102を有する、全体的に100で示されている光システムを示している。物点は103で示され、前記光軸から離間されて位置されている。物点103から出ている主光線104は、屈折を伴わずに光心101を通過する。
タンジェンシャル平面(tangetial plane)と称される第1主平面110は、光軸102と物点103とによって規定される。物点103から出て、この平面内に位置される光線は、タンジェンシャル光線(tangetial rays)111と称される。これらタンジェンシャル光線111は、タンジェンシャル焦点スポット112内に焦点を合わされるように光システム100によって屈折される。
サジタル平面(sagittal plane)と称される第2主平面120は、主光線104によって規定され、タンジェンシャル平面に垂直に延在している。物点103から出てこの平面内に位置される光線は、サジタル光線(sagittal rays)121と称される。これらのサジタル光線121は、サジタル焦点スポット122内に焦点を合わされるように光システム100によって屈折される。
非点収差とは、サジタル焦点スポット122がタンジェンシャル焦点スポット112と一致しないことを意味する。図3の例においては、サジタル焦点スポット122から光心101までの軸方向距離は、タンジェンシャル焦点112から光心101までの軸方向距離よりも大きい。サジタル焦点スポット122とタンジェンシャル焦点スポット112との間の軸方向距離は、実質的に、当該光システムの光学パラメータのみに依存していることが示されることができ、該光学パラメータとは、例えば、ディスクドライブの光システム30の場合、対物レンズの焦点距離、コリメータレンズの焦点距離、ビームスプリッタ33の屈折率、ビームスプリッタ33の厚さ、及び反射されたビーム32cとビームスプリッタ33との間の入射角である。
サジタル焦点スポット122(以下Fとも称する)は、空間の点ではない。サジタル焦点スポットFにおいて、全てのサジタル光線121は焦点を合わされているが、全てのタンジェンシャル光線111は自身の焦点を越え、再び発散しており、この結果、サジタル焦点スポットFは細長い形状を有していることが、図3から明確に分かる。理想的な場合、サジタル焦点スポットFは、タンジェンシャル平面110内に位置されており、かつ、光軸102に垂直な線分(line segment)の形状を有する。
同様に、タンジェンシャル焦点スポット(以下Fとも称する)は、空間の点ではない。タンジェンシャル焦点スポットFにおいて、全てのタンジェンシャル光線111は焦点を合わされているが、全てのサジタル光線121は自身の焦点にまだ到達しておらず、まだ集束しているところであり、この結果、タンジェンシャル焦点スポットFは細長い形状を有していることが、図3から明確に分かる。理想的な場合、タンジェンシャル焦点スポットFは、サジタル平面120内に位置されており、かつ、光軸102に垂直な線分の形状を有する。
従って、細長いタンジェンシャル焦点スポットFと細長いサジタル焦点スポットFとは互いに垂直であり、固定された軸方向距離(以下、非点収差焦点距離ΔFと称する)を有する。概算で、タンジェンシャル焦点スポットFとサジタル焦点スポットFとの間の中間の光ビームは、ほぼ円形の断面、いわゆる「最小錯乱円」109(以下、円形焦点Fと称する)を有する。
図4A−D及び5は、フォーカスアクチュエータ52が対物レンズ34を変位させる場合に得られる光信号を示している。図4Aにおいて、線61は、制御回路90によってフォーカスアクチュエータ52に供給される制御電圧SCFを示しており、曲線62は、規格化されたフォーカスエラー信号FESを、時間の関数として示している。制御電圧が増加するほど、対物レンズ34はディスク2に向かって移動される。最初、焦点F及びFは、ディスクの情報層よりも、かなり下方にあり、検出器35は、反射されたわずかな光のみを受信する一方で、更に、検出器35状の光スポットの断面形状は、ほぼ円形である。サジタル焦点Fが情報層に近づく場合、FESは増加し、サジタル焦点Fが情報層と一致する時点tで最大値に到達する。図4Bは、この状況の場合の検出器35上の光スポットの形状を示している。
制御電圧SCFが更に増加されると、検出器35上の光スポットの形状は、円形焦点Fが情報層と一致する時点tCRまで、ますます円形になる。図4Cは、この状況の場合の検出器35上の光スポットの円状形状を示している。この時点で、FESはゼロに等しい。この条件は、ディスクにおいて光情報を読み出す又は書き込むのに最適な焦点条件であると考えられ、フォーカスサーボシステムは、対物レンズをこの条件に保持するようにフォーカスアクチュエータを制御する。
制御電圧SCFがもっと更に増加されると、FESの絶対値は再び増加するが、検出器35上の光スポットがもう1つの方向に長くなるので、FESは反対の符号を有する。タンジェンシャル焦点Fが情報層と一致する時点tにおいて、FESは、最大の負の値(即ち最小値)に到達する。図4Dは、この状況の場合の検出器35上の光スポットの形状を示している。
制御電圧SCFが更に増加されると、FESの絶対値は、再び減少する。
この形状を考慮して、曲線62は「S字状曲線」とも称される。
図5は、図4Aに類似しているが、大きい時間スケールにおけるグラフである。この図5は、制御電圧SCFの低い値において、第2のS字状曲線63が観察されることを示しており、該第2のS字状曲線63は、ここでディスクの低い側の表面による光ビーム32bの反射によって生じている。円形焦点Fがこの低い側の表面と一致する、即ちフォーカスエラー信号FESがゼロと交差する時点は、tCSで示されている。図5に示されているように、通常、低い側のディスク表面に対応している第2のS字状曲線63は、情報層に対応している第1のS字状曲線62よりも小さい振幅を有する。
図5は、それぞれ低い側のディスク表面から反射されたビームと情報層から反射されたビームとに関する、データ信号Sの低周波数部分(中央開口信号(central aperture signal)CAとしても知られている)を曲線73及び72として示している。通常、低い側のディスク表面に対応する第2のS曲線73は、図5に示されているように、情報層に対応する第1のS曲線72よりも小さい振幅を有する。図5から分かるように、S曲線73及び72は、それぞれ時点tCS及びtCRにおいて最大値を有する。
非点収差焦点距離ΔFは装置定数であるので、光レンズ34の速度Vは、式(3):
V=ΔF/Δt (3)
に従って、時間間隔Δt=t−tから(勿論、該時間間隔の間、光レンズ34の速度Vは一定と見なして)計算されることができる。
図5を参照して、ディスク2の厚さD(より正確には低い側のディスク表面と情報層との間の距離)は、光レンズ34の速度Vと時間間隔Δt=tCR−CSとから、式(4):
D=V*Δt (4)
に従って、光レンズ34の速度Vが、この時間間隔の間、一定のままであるという仮定、又は少なくとも時間間隔Δt=t−tの間に測定される平均速度が、tCSからtCRまでの時間間隔の間に生じる平均速度の十分に正確な近似であるという仮定の下で、計算されることができる。
第1の実施例において、制御回路90は、フォーカスエラー信号FESに基づいて(即ちフォーカスエラー信号FESのゼロ交差が生じるときを判断することによって)時間間隔Δtの期間を計算する(即ち時間tCS及びtCRを判断する)ことができる。
第2の実施例において、制御回路90は、データ信号Sの低周波数部分に基づいて(即ちデータ信号Sの低周波数部分のピークが生じるときを判断することによって)時間間隔Δtの期間を計算する(即ち時間tCS及びtCRを判断する)ことができる。この点において、ゼロ交差の判断はピークのタイミングの判断よりも正確にあることができるが、他方で、低い側のディスク表面に対応する第2のS字状曲線63は非常に小さく、この結果、データ信号Sの低波数部分の使用がより便利であることに留意されたい。
制御回路90は、ここで、ディスク2がCDか又はDVDかを判断し、正しいフォーマットに従って該ディスクを取り扱うことができる。例えば、計算された厚さDを適切な基準値DREF(例えばDREF=0.9mm)と比較することによって、制御回路90は、D>DREFである場合にはディスク2はCDであり、D<DREFである場合にはディスク2はDVDであると判断することができる。
従って、本発明は、光ディスクの厚さを測定し該ディスクがCDか又はDVDかを判断する改善された方法を提供する。光ビーム32がオンにされた状態で、光レンズ34は、ディスク2に向かってほぼ一定速度で移動され、フォーカスエラー信号が分析される。S字状曲線の時間を計測する(timing)ことにより、この速度の実際の値Vが判断される。測定された速度Vを考慮に入れて、ディスクからの異なる反射の時間を計測することにより、ディスクの厚さが判断される。重要な利点は、前記厚さの測定の結果は、速度Vの実際の値から実質的に独立であり、従って、アクチュエータの実際の感度とは独立であることである。
本発明は、光ディスクの厚さの比較的正確な判断のための方法を提供するものであり、ディスクがCDか又はDVDかの信頼できる判断のための方法を提供するものであるが、本発明の実施例は、光レンズ34の速度Vを測定する方法も提供する(式(3)参照)。
更に、本発明の実施例は、制御回路90からアクチェータ52までの制御信号(の電圧)をSCFとして、式(5):
V=γ*d(SCF)/dt (5)
によって、アクチェータ52の感度γを測定する方法も提供する。速度Vを式(1)に従って計算した後、制御回路90は、この制御信号の時間導関数を知り、式(6):
γ=V/(d(SCF)/dt) (6)
に従い前記時間導関数によって速度Vを除算することにより、感度γを計算することができる。他方で、ディスクの種類を判断することだけが望まれている場合、光レンズ34の速度Vを実際に計算する必要はない。式(3)及び(4)を組み合わせることによって、式(7):
α=Δt/Δt (7)
に従って規定されるディスク種類のパラメータの実際の値αを計算することで十分である。CD又はDVDに関して前記ディスク種類のパラメータの期待されている値を、予め決定することが可能である。例えば、ある光システムに関して非点収差焦点距離ΔFが10μmに等しい場合、αCD=120及びαDVD=60である。従って、ディスク種類のパラメータαに関して基準値αREF(例えば、αREF=90)を前もって規定することが可能である。従って、制御回路90は、ディスク種類のパラメータの実際の値αをこの基準値αREFと比較することができ、α>αREFである場合にはディスク2はCDであり、α<αREFである場合にはディスク2はDVDであると判断することができる。
当業者であれば、本発明は、上述の例示的な実施例に限定されること無く、添付請求項に規定されている本発明の保護範囲内で様々な変形及び変更が可能であることは明らかであろう。
例えば、本発明は、複合型ドライブに限定されるものではないことに留意されたい。本発明は、一種類のディスクのみのための専用ディスクドライブにおいて、間違った種類のディスクが挿入されたかどうかを判断するのに利用されることができる。
更に、本発明は、例えばブルーレイディスクをDVDディスク及びCDディスクから区別するのに、同様に使用されることもできる。
更に、本発明は、ディスクに近い開始点で開始し、光レンズをディスクから遠ざけることにより、同様に実行されることもできる。しかしながら、通常、新しいディスクが挿入された場合、又はディスクドライブ装置がオンに切り替えられた若しくは初期化された場合に、光レンズは、先ずディスクから比較的長い距離におけるパーキング位置(parking position)にある。それでも尚、上述で説明された方法によってディスクの厚さを測定した後、レンズが反対の方向に動いて、同様の測定が繰り返されることができる。
上述において、光レンズの速度Vを判断する測定は、1つのS字状曲線のみの、サジタル焦点及びタンジェンシャル焦点に関連している2つの特徴的なイベントの発生(即ち最大値及び最小値)の間の時間間隔を測定することによって説明された。しかしながら、図5を参照して説明されるように、2つのS字状曲線が、ディスクの厚さを測定する際に観測される。実際、ディスクの各反射層に関連しており、それぞれのS字状曲線が期待されるべきである。速度測定は、前記S字状曲線のそれぞれと共に実施されることができる。従って、上述の例において、速度Vは、ディスクの下側の表面に関連しているS字状曲線63に関して計算されることができ、速度Vは、ディスクの情報層に関連しているS字状曲線62に関して計算されることもできる。従って、2つの測定結果が得られる。これら2つの測定結果が比較され、これらがある所定の許容範囲内に対応している場合にのみ、前記測定は正確であると見なされることが可能である。しかしながら、対物レンズの平均速度は、前記2つの測定結果の数学的な平均であるとして計算され、この平均速度が式(4)において使用されることも可能である。
上述において、本発明は、2つの反射層、即ち一方でのディスクの表面と他方での情報層とからの2つの反射を考慮に入れることにより説明された。しかしながら、ディスクが複数の情報層を有することもあり得る。このような場合、本発明によって提案される方法は、前記複数の情報層の、数及び/又は位置及び/又は相互距離を判断し最終的にはこの判断の結果からディスクの種類を判断するように、前記情報層からのそれぞれの反射を考慮に入れることによって、同様に実行されることができる。
上述において、本発明は、フォーカスエラー信号のゼロ交差間の時間間隔Δt=tCR−CSを考慮に入れ、説明された。しかしながら、フォーカスエラー信号のゼロ交差を使用する代わりに、フォーカスエラー信号の他の特徴的なイベントを使用することも可能であり、該他の特徴的なイベントとは、例えば、極値(即ちt及びt)である。
上述において、本発明は、規格化されたフォーカスエラー信号FESの処理を議論することによって説明された。しかしながら、確かに規格化されたフォーカスエラー信号を使用するのが好ましいが、このことは本質的ではなく、本発明は、式(2b)による規格化されていないフォーカスエラー信号SFEを使用して実行されることもできる。なぜならば、この信号の特徴的なイベントのタイミング(即ち、最大、最小及びゼロ交差)は、規格化の影響を受けないからである。
上述において、図3を参照して、非点収差は、サジタル焦点Fの焦点距離がタンジェンシャル焦点Fの焦点距離よりも大きいと仮定することにより、説明された。しかしながら、同様の説明が、必要な変更を加えて、サジタル焦点Fの焦点距離がタンジェンシャル焦点Fの焦点距離よりも小さい場合にも当てはまる。
光ディスクドライブ装置のいくつかの関連する構成要素を模式的に示している。 光検出器を模式的に示している。 非点収差を模式的に示している。 S字状曲線を模式的に示している。 光検出器における光スポットの形状を模式的に示している。 光検出器における光スポットの形状を模式的に示している 光検出器における光スポットの形状を模式的に示している 光信号を時間の関数として模式的に示している。

Claims (30)

  1. 光ディクドライブの光レンズの軸方向速度を判断する方法であって、
    ― 前記光レンズを通過する光ビームが、発生され、光ディスクに向けられ、該光ディスクから反射させられ、
    ― 反射された前記光ビ―ムは光検出器によって受信され、
    ― 前記光検出器からの出力信号は、該出力信号からフォーカスエラー信号を得るように処理され、
    ― 前記光レンズは、前記光ディスクに対して軸方向に移動させられ、
    ― 前記フォーカスエラー信号のS字状曲線の時間が計測され、
    ― 前記光レンズの軸方向速度が、前記S字状曲線の時間計測の結果に基づいて計算される、
    方法。
  2. ― tは前記フォーカスエラー信号の第1の特徴的なイベントの発生の時間、
    ― tは前記フォーカスエラー信号の第2の特徴的なイベントの発生の時間、
    ― ΔFは、それぞれ前記第1及び第2の特徴的なイベントに関連している前記光ビームの2つの物理的特徴の間の空間的な軸方向距離である、式:
    V=ΔF/|t−t
    によって前記光レンズの前記軸方向速度(V)が計算される、請求項1に記載の方法。
  3. ― 前記第1の特徴的なイベントは前記フォーカスエラー信号の最大値、
    ― 前記第2の特徴的なイベントは前記フォーカスエラー信号の最小値、
    ― ΔFは前記光ビームの非点収差焦点距離である、
    請求項2に記載の方法。
  4. 光ディスクドライブのフォーカスアクチュエータの感度を判断する方法であって、
    ― ほぼ一定の勾配を有する勾配状の制御信号が、光レンズを光ディスクに対して軸方向に移動させるように前記フォーカスアクチュエータに供給され、
    ― 前記光レンズを通過する光ビームが発生され、前記光ディスクに向けられ、該光ディスクから反射させられ、
    ― 反射された前記光ビ―ムは光検出器によって受信され、
    ― 前記光検出器からの出力信号は、該出力信号からフォーカスエラー信号を得るように処理され、
    ― 前記フォーカスエラー信号のS字状曲線の時間が計測され、
    ― 前記フォーカスアクチュエータの感度が、前記S字状曲線の時間計測の結果に基づいて計算される、
    方法。
  5. 前記フォーカスアクチュエータの感度(γ)は、
    ― d(SCF)/dtは制御信号SCFの時間導関数、
    ― tは前記フォーカスエラー信号の第1の特徴的なイベントの発生の時間、
    ― tは前記フォーカスエラー信号の第2の特徴的なイベントの発生の時間、
    ― ΔFは、それぞれ前記第1及び第2の特徴的なイベントに関連している前記光ビームの2つの物理的特徴の間の空間的な軸方向距離である、式:
    γ=ΔF/(|t−t|*d(SCF)/dt)
    によって計算される、請求項4に記載の方法。
  6. ― 前記第1の特徴的なイベントは前記フォーカスエラー信号の最大値、
    ― 前記第2の特徴的なイベントは前記フォーカスエラー信号の最小値、
    ― ΔFは前記光ビームの非点収差焦点距離である、
    請求項5に記載の方法。
  7. 光ディスクの2つの反射層間の距離を判断する方法であって、
    ― 前記光レンズを通過する光ビームが、発生され、光ディスクに向けられ、該光ディスクから反射させられ、
    ― 反射された前記光ビ―ムは光検出器によって受信され、
    ― 前記光検出器からの出力信号は、該出力信号からフォーカスエラー信号を得るように処理され、
    ― 前記光レンズは、前記光ディスクに対して軸方向に移動させられ、
    ― 前記2つの反射層に関連している、前記フォーカスエラー信号のS字状曲線の特徴的なイベントの発生の時間が計測され、
    ― 前記フォーカスエラー信号の少なくとも1つのS字状曲線の時間が計測され、
    ― 前記2つの反射層間の距離は、一方では前記S字状曲線の時間計測の結果に基づき、他方では前記S字状曲線の前記特徴的なイベントの時間計測の結果に基づき計算される、
    方法。
  8. ― tは前記フォーカスエラー信号の少なくとも1つのS字状曲線の第1の特徴的なイベントの発生の時間、
    ― tは前記フォーカスエラー信号の同一の前記S字状曲線の第2の特徴的なイベントの発生の時間、
    ― ΔFは、それぞれ前記第1及び第2の特徴的なイベントに関連している前記光ビームの2つの物理的特徴の間の空間的な軸方向距離である、式:
    V=ΔF/|t−t
    によって前記光レンズの軸方向速度(V)が計算される、請求項7に記載の方法。
  9. ― 前記第1の特徴的なイベントは前記フォーカスエラー信号の前記S字状曲線の最大値、
    ― 前記第2の特徴的なイベントは前記フォーカスエラー信号の同一の前記S字状曲線の最小値、
    ― ΔFは前記光ビームの非点収差焦点距離である、
    請求項8に記載の方法。
  10. 前記距離(D)が、Δt=tCR−CSが2つの前記S字状曲線の前記特徴的なイベントの間の時間間隔である式:
    D=V*Δt
    によって計算される、請求項8に記載の方法。
  11. 前記2つのS字状曲線の前記特徴的なイベントの各々は、対応する前記S字状曲線のゼロ交差である、請求項10に記載の方法。
  12. 前記距離(D)が、
    ― tは前記フォーカスエラー信号の少なくとも1つのS字状曲線の第1の特徴的なイベントの発生の時間、
    ― tは前記フォーカスエラー信号の同一前記S字状曲線の第2の特徴的なイベントの発生の時間、
    ― ΔFは、それぞれ前記第1及び第2の特徴的なイベントに関連している前記光ビームの2つの物理的な特徴の間の空間的な軸方向距離であり、
    ― Δt=tCR−CSは2つの前記S字状曲線の前記特徴的なイベントの間の時間間隔である、式:
    D=ΔF*Δt/|t−t
    に従って計算される、請求項7に記載の方法。
  13. ― 前記S字状曲線の前記第1の特徴的なイベントは前記S字状曲線の最大値、
    ― 前記S字状曲線の前記第2の特徴的なイベントは同一の前記S字状曲線の最小値、
    ― ΔFは前記光ビームの非点収差焦点距離であり、
    ― 2つの前記S字状曲線の前記特徴的なイベントの各々は、対応する前記S字状曲線のゼロ交差である、
    請求項12に記載の方法。
  14. 光ディスクの種類を認識する方法であって、
    ― 光レンズを通過する光ビームが発生され、前記光ディスクに向けられ、該光ディスクから反射させられ、
    ― 反射された前記光ビ―ムは光検出器によって受信され、
    ― 前記光検出器からの出力信号は、該出力信号からフォーカスエラー信号を得るように処理され、
    ― 前記光レンズは、前記光ディスクに対して軸方向に移動させられ、
    ― 2つの層に関連している前記フォーカスエラー信号のS字状曲線の特徴的なイベントの発生の時間が計測され、
    ― 前記フォーカスエラー信号の少なくとも1つのS字状曲線の時間が計測される、
    方法において、
    ― tは前記フォーカスエラー信号の前記少なくとも1つのS字状曲線の第1の特徴的なイベントの発生の時間、
    ― tは前記フォーカスエラー信号の同一の前記S字状曲線の第2の特徴的なイベントの発生の時間、
    ― Δt=tCR−CSは、2つの前記S字状曲線の前記特徴的なイベントの間の時間間隔である、式:
    α=Δt/(t−t
    に従って、ディスクの種類のパラメータの値(α)が計算され、測定された前記パラメータの値(α)は所定の基準値と比較され、前記測定されたパラメータの値(α)が前記基準値よりも大きい場合、前記光ディスクは第1の種類であると判断され、前記測定されたパラメータの値(α)が前記基準値よりも小さい場合、前記ディスクは第2の種類であると判断される、方法。
  15. ― 前記第1の特徴的なイベントは前記フォーカスエラー信号の前記S字状曲線の最大値、
    ― 前記第2の特徴的なイベントは前記フォーカスエラー信号の同一の前記S字状曲線の最小値、
    ― 2つの前記S字状曲線の前記特徴的なイベントの各々は、対応する前記S字状曲線のゼロ交差である、
    請求項14に記載の方法。
  16. 光ディスクの2つの反射層間の距離を判断する方法であって、
    ― 光レンズを通過する光ビームが発生され、光ディスクに向けられ、該光ディスクから反射させられ、
    ― 反射された前記光ビ―ムは光検出器によって受信され、
    ― 前記光検出器からの出力信号は、該出力信号からフォーカスエラー信号及びデータ信号を得るように処理され、
    ― 前記光レンズは、前記光ディスクに対して軸方向に移動させられ、
    ― 前記2つの層に関連している、データ信号曲線の特徴的なイベントの発生の時間が計測され、
    ― 前記フォーカスエラー信号の少なくとも1つのS字状曲線の時間が計測され、
    ― 前記2つの反射層間の距離は、一方では前記S字状曲線の時間計測の結果に基づき、他方では前記データ信号曲線の前記特徴的なイベントの時間計測の結果に基づいて計算される、
    方法。
  17. ― tは前記フォーカスエラー信号の少なくとも1つのS字状曲線の第1の特徴的なイベントの発生の時間、
    ― tは前記フォーカスエラー信号の同一の前記S字状曲線の第2の特徴的なイベントの発生の時間、
    ― ΔFは、それぞれ前記第1及び第2の特徴的なイベントに関連している前記光ビームの2つの物理的な特徴の間の空間的な軸方向距離である、式:
    V=ΔF/|t−t
    によって、前記光レンズの軸方向の速度(V)が計算される、請求項16に記載の方法。
  18. ― 前記第1の特徴的なイベントは前記フォーカスエラー信号の前記S字状曲線の最大値、
    ― 前記第2の特徴的なイベントは前記フォーカスエラー信号の同一の前記S字状曲線の最小値、
    ― ΔFは前記光ビームの非点収差焦点距離である、
    請求項17に記載の方法。
  19. 前記距離(D)は、Δt=tCR−CSが前記データ信号曲線の前記特徴的なイベントの間の時間間隔である式:
    D=V*Δt
    によって計算される、請求項17に記載の方法。
  20. 前記データ信号曲線の前記特徴的なイベントの各々は、前記データ信号の低周波数部分の対応する曲線のピークである、請求項19に記載の方法。
  21. 前記距離(D)は、
    ― tは前記フォーカスエラー信号の少なくとも1つのS字状曲線の第1の特徴的なイベントの発生の時間、
    ― tは前記フォーカスエラー信号の同一前記S字状曲線の第2の特徴的なイベントの発生の時間、
    ― ΔFはそれぞれ前記第1及び第2の特徴的なイベントに関連している前記光ビームの2つの物理的な特徴の間の空間的な軸方向距離であり、
    ― Δt=tCR−CSは前記データ信号曲線の前記特徴的なイベントの間の時間間隔である、式:
    D=ΔF*Δt/|t−t
    に従って計算される、請求項16に記載の方法。
  22. ― 前記S字状曲線の前記第1の特徴的なイベントは該S字状曲線の最大値、
    ― 前記S字状曲線の前記第2の特徴的なイベントは同一の前記S字状曲線の最小値、
    ― ΔFは前記光ビームの非点収差焦点距離であり、
    ― 前記データ信号曲線の前記2つの特徴的なイベントの各々は、前記データ信号の低周波数部分の対応する曲線のピークである、
    請求項21に記載の方法。
  23. 光ディスクの種類を認識する方法であって、
    ― 光レンズを通過する光ビームが発生され、光ディスクに向けられ、該光ディスクから反射させられ、
    ― 反射された前記光ビ―ムは光検出器によって受信され、
    ― 前記光検出器からの出力信号は、該出力信号からフォーカスエラー信号を得るように処理され、
    ― 前記光レンズは、前記光ディスクに対して軸方向に移動させられ、
    ― 前記2つの層に関連している、前記データ信号曲線の特徴的なイベントの発生の時間が計測され、
    ― 前記フォーカスエラー信号の少なくとも1つのS字状曲線の時間が計測される、
    方法において、
    ― tは前記フォーカスエラー信号の少なくとも1つのS字状曲線の第1の特徴的なイベントの発生の時間、
    ― tは前記フォーカスエラー信号の同一前記S字状曲線の第2の特徴的なイベントの発生の時間、
    ― Δt=tCT−tCSは2つの前記データ信号曲線の特徴的なイベント間の時間間隔である、式:
    α=Δt/(t−t
    によってディスクの種類のパラメータ(α)が計算され、測定された前記パラメータの値(α)は所定の基準値と比較され、前記測定されたパラメータの値(α)が前記基準値よりも大きい場合、前記光ディスクは第1の種類であると判断され、前記測定されたパラメータの値(α)が前記基準値よりも小さい場合、前記ディスクは第2の種類であると判断される、方法。
  24. ― 前記第1の特徴的なイベントは前記フォーカスエラー信号の前記S字状曲線の最大値、
    ― 前記第2の特徴的なイベントは前記フォーカスエラー信号の同一の前記S字状曲線の最小値、
    ― 前記データ信号曲線の前記特徴的なイベントの各々は、前記データ信号の低周波数部分の対応する曲線のピークである、
    請求項23に記載の方法。
  25. 光ディスクの種類を認識する方法であって、前記光ディスクの2つの反射層間の距離が、請求項7ないし13及び16ないし22の何れか一項に記載の方法によって測定され、測定された前記距離は所定の基準値と比較され、前記測定された距離が前記基準値よりも大きい場合、前記光ディスクは第1の種類であると判断され、前記測定された距離が前記基準値よりも小さい場合、前記光ディスクは第2の種類であると判断される、方法。
  26. 前記距離は前記ディスクの厚さに対応しており、前記所定の基準値は、好ましくは約0.9mmのオーダにある、請求項25に記載の方法。
  27. 前記距離は前記ディスクの厚さに対応している、請求項7又は16に記載の方法。
  28. 請求項1ないし27の何れか一項に記載の方法を実施するように設計されている、ディスクドライブ装置。
  29. 請求項14、15、及び23ないし26の何れか一項に記載のディスクの種類を認識する方法を実施するように設計されたディスクドライブ装置であって、前記ディスクドライブ装置は1種類のディスクのみを取り扱い、前記ディスクドライブ装置は、前記ディスクの種類を認識する方法が、挿入されたディスクが正しいディスクではないことを明らかにした場合、該挿入されたディスクを受け付けない、ディスクドライブ装置。
  30. 請求項14、15、及び23ないし26の何れか一項に記載のディスクの種類を認識する方法を実施するように設計されたディスクドライブ装置であって、前記ディスクドライブ装置は、少なくとも2つの異なるディスクの種類を取り扱い、前記ディスクドライブ装置は、前記ディスクの種類を認識する方法によって明らかにされたディスクの種類に従って、挿入された前記ディスクの取り扱いを開始する、ディスクドライブ装置。
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