JP2006520249A - ネジ/セメント維持型補綴の施術方法、ネジ/セメント維持型補綴用アバットメントおよびインプラント - Google Patents

ネジ/セメント維持型補綴の施術方法、ネジ/セメント維持型補綴用アバットメントおよびインプラント Download PDF

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Abstract

ネジ/セメント維持型補綴の施術方法、アバットメントおよびインプラントを開示する。このネジ/セメント維持型補綴の施術方法は内部結合型インプラントに関するもので、結合突起を含むアバットメントを提供し、フィクスチャーの上部に形成された結合孔に結合突起を再位置させ、スクリューを用いてアバットメントをフィクスチャーに結束した後、スクリューホールを含む補綴物を提供し、アバットメントと補綴物との間に歯科用セメントを介在して補綴物およびアバットメントを合着する。ネジ維持型補綴およびセメント維持型補綴の利点をともに含むとともに両羊方式の欠点を解決することができ、結合突起に形成された誘導傾斜面を用いてアバットメントおよび補綴物を容易に分離および再装着することができる。

Description

本発明は歯科用インプラントに係り、より詳しくは、施術が簡単でインプラントの組み立ておよび分解が容易な内部結合型インプラントの施術方法、その施術方法に使用されるインプラント用アバットメントおよびインプラントに関するものである。
歯牙用インプラント(dental implant)は、部分的にまたは全体的に歯牙が除去された部位に人工歯根を植えて歯槽骨に固着させ、その人工歯根に歯牙補綴(prosthesisまたはcrown)を固定して形成した人工歯牙構造、またはこのような歯科施術方法を意味する。一般的に、インプラントはチタンで構成されたフィクスチャー(fixture)、フィクスチャー上に固定されるアバットメント(abutment)、アバットメントをフィクスチャーに固定するアバットメントスクリュー(abutment screw)、およびアバットメントに固定される人工歯牙としての補綴(prosthesis)で構成される。
インプラントは損失された歯牙周辺の隣接歯牙または周囲の組職を損傷させずに、損失された部分にだけ施術が可能であり、骨組職を支持して骨組職の吸収速度を引き延ばさせ、自然歯牙と同一の咀嚼力を提供することができ、見掛け上自然歯牙とほとんど同じな審美感を与えることができる。
したがって、最近インプラントは損傷または損失された歯牙を収復するための歯科施術方法として広く使われている。
従来のインプラントは、インプラントの施術方法によって、ネジ維持型補綴(Screw Retained Prosthesis;SRP)とセメント維持型補綴(Cement Retained Prosthesis;CRP)に区分されることができる。
ネジ維持型補綴(SRP)
ネジ維持型補綴は、インプラントが最初に開発されて以来、今までも使用される補綴方法である。ネジ維持型補綴は、基本的にスクリューによって最終補綴物がインプラントに固定され、スクリューによって結合されるため、補綴物を容易に分離するかまたは入れ替えることができる。ネジ維持型補綴は、大きく2方式がある。一つは、UCLAというアバットメント上に完成された補綴物がUCLAアバットメントと一体になってフィクスチャーに直接連結される方式であり、他の一つは、フィクスチャーに中間アバットメントであるトランスムコサルアバットメント(transmucosal abutment)を連結した後、上部アバットメント(gold cylinder)をその上に連結し、上部アバットメントとともに最終補綴物を作って中間アバットメント(transmucosal abutment)上に装着および分離する方式である。
図1aは従来のUCLAアバットメントを用いたネジ維持型補綴を示す断面図である。
図1aを参照すれば、UCLAアバットメントを用いたネジ維持型補綴10は、歯槽骨に植え込まれるフィクスチャー12および補綴物18と一体をなし、フィクスチャー12上に配置されるアバットメント14を含む。補綴物18およびアバットメント14は外部で一体に形成され、中心を貫通するホールが形成される。
スクリュー16はホールを通じてフィクスチャー12に締結されることにより、補綴物18およびアバットメント14がフィクスチャー12に固定される。
図1bは従来の中間アバットメントを用いたネジ維持型補綴を示す断面図である。
図1bを参照すれば、中間アバットメントを用いたネジ維持型補綴20は、フィクスチャー22、中間アバットメント24、および補綴物28と一体をなして中間アバットメント24上に配置される上部アバットメント26を含む。中間アバットメント24は第1スクリュー23に対応するホールを含み、第1スクリュー23は中間アバットメント24を通じてフィクスチャー22と締結されることにより、中間アバットメント24をフィクスチャー22に固定させる。
補綴物28および上部アバットメント26に貫設されたホールを通じて第2スクリュー25が挿入され、第2スクリュー25が第1スクリュー23の上部に形成されたネジホールに結束されることにより、補綴物28および上部アバットメント26を中間アバットメント24に固定させる。
図1aおよび図1bに示すように、最終補綴物18、28の下部には、フィクスチャーまたは中間アバットメントの上部形状と一致する既成部品(たとえば、UCLAアバットメント14、上部アバットメント26)が内在しており、これらは、補綴物を鋳造すると同時に形成されて補綴物と一体をなす。
ネジ維持型補綴の最大の特徴は、補綴物の交合面にスクリューホールが形成されており、前記スクリューホールを通じてスクリューとフィクスチャー間の結合を調節することができるということである。したがって、ネジ維持型補綴は次のような利点を有する。
一つ目、補綴物が完成されて口腔内に装着された後にも、必要時に補綴物を容易に分離および再装着することができる。
インプラント補綴を使う途中、補綴物が予期しなく破切して修理または交換が必要な場合、連結されたスクリューが自然に解けて、スクリューを締め付けなければならない場合、インプラントを施術された患者が、装着された補綴物に対して不便を訴える場合、または多数のインプラントフィクスチャーのなかで一部が失敗した場合などには、補綴物をフィクスチャーから分離することにより、修理および再装着が容易に行える。
ネジ維持型補綴は、このような場合にとても便利に補綴物を分離することができる。すなわち、スクリューホールを通じてスクリューを解くことにより、補綴物を損傷なしに分離することができ、スクリューを締め付けることにより再装着することができる。
二つ目、ネジ維持型補綴は対面歯との間隔が小さくても施術が可能であることである。たとえば、インプラントと対面歯との距離が約5mm以上のみになってもUCLAアバットメントを使って補綴物を製作することができる。
しかし、ネジ維持型補綴は前記必須な要件を満たす代わりに、致命的な欠点を持っている。
ネジ維持型補綴は、補綴物が下部構造であるフィクスチャーと受動的な適合(passive fit)をなさなければならないため、ほぼ完壁に精密に加工されなければならない。よって、ネジ維持型補綴は製作術式が複雑であり、製作時間および製作費用が過度に必要となることができる。
また、完璧に加工および装着されなければ、多くの応力がインプラントに加えられることができ、過度な応力は結局インプラント周囲の骨の消失または補綴物またはインプラント自体の破切をもたらす場合が多い。
ネジ維持型補綴で頻繁に発生する問題点はネジの解け現象である。一部の報告によると、ネジ維持型インプラント補綴の約25−30%でネジの解けが起ると言う。すなわち、よく合わないインプラント補綴は、よく合うものに比べて、少ない交合力によってもネジが易しく伸びて永久的変形を起こすことにより、よく解けることになるものである。
前記問題点を解決するために、ネジ維持型補綴は受動的な適合によって固定されなければならない。口腔内で受動的な適合をなす補綴を製作するためには、まず精密な作業模型が作られなければならなく、その上に精密な補綴が製作されなければならない。
正確で精密な作業模型を作るために、精密な印象形成(impression making)、精密な作業模型の製作、および精密な補綴物の製作が必須に行われなければならない。しかし、材質の収縮および変形などを勘案すると、このような作業は高度の熟練度を要し、製作過程の特性上、かなり多い診療時間および製作時間を要する。したがって、治療費用だけでなく、製作費用も高くなり、材料費もかなり高い。したがって、ネジ維持型補綴は全体費用が高価であるしかない。
セメント維持型補綴(CRP)
従来のセメント維持型補綴CRPは、ネジ維持型とは違い、インプラントフィクスチャーにセメント型アバットメントをスクリューによって固定し、別に製作された最終補綴物を固定されたアバットメント上に配置し、その間に歯科用セメントを介在して最終補綴物とアバットメントを合着する方式である。
図2は従来のセメント維持型補綴を示す断面図である。
図2を参照すれば、従来のセメント維持型補綴30は、フィクスチャー32、セメント型アバットメント34、および補綴物38を含む。歯槽骨に植え込まれたフィクスチャー32に、スクリューホールが形成されたアバットメント34を配置し、スクリューホールを通じてスクリュー36をフィクスチャー32に締結してアバットメント34を固定する。
固定されたアバットメント34に補綴物38を嵌合し、その間に歯科用セメントを介在してアバットメント34および補綴物38を合着する。ネジ維持型補綴とは違い、補綴物38をアバットメント34から分離して製造した後、補綴物38とアバットメント34を歯科用セメントで合着する。
したがって、従来のセメント維持型補綴の最大の見掛け上特徴は補綴物の交合面にスクリューホールがないということである。したがって、ネジ維持型補綴とは違い、見掛け上人工歯牙の表示が目立たなく、自然歯のように自然な見掛けを形成することができるが、一旦、補綴物を装着した後には、スクリューを解いて補綴物を分離することができない。
セメント維持型補綴はネジ維持型が有する欠点を全て解決する。すなわち、セメント維持型補綴は、1)フィクスチャーと補綴物との間に受動的な適合(passive fit)を易しくなすことができ、その結果、2)補綴物の連結時、フィクスチャーに加えられる応力が減少し、3)ネジの解けが少なく発生し、4)臨床術式および製造過程が簡単であり、5)時間を節約することができ、6)製作費用が低くかかる。
なによりも、セメント維持型補綴の最大利点は、補綴物とアバットメント間の不適合性を補綴物及とアバットメント間の空間、およびその空間に充填される歯科用セメントによって簡単に解決することができるということである。高難度の精密度を要求するネジ維持型に比べると、セメント維持型補綴は、幾つかの原則のみ守ったら印象過程または手作業過程が簡単であり、インプラントと補綴物間に受動的な適合を得ることができる。
この理由のため、このごろはネジ維持型よりセメント維持型がもっと選好されている。
しかし、前述したように、セメント維持型補綴は、補綴物の分離および再装着が容易でないという欠点を有する。セメント維持型から補綴物を分離することができる唯一の方法は、外力を加えてインプラントから除去することである。一例として、単一セメント維持型補綴の場合、スクリューの解けが頻繁に起ることができ、この場合、臨時セメントを使ったとしても、ネジ部または補綴物の損傷なしに補綴物を除去するということはほとんど不可能である。多数のインプラントが一体をなす補綴においては、多数のアバットメントによって維持力が増加するため、補綴物の除去が一層難しくなる。
セメント維持型補綴のほかの問題点は、顎間距離が不足な場合、施術が難しいということである。実際に、顎間距離が不足な場合がとても多いが、この場合にセメント維持型を使えば、アバットメントの長さが短くなり、アバットメントがあまり短くなれば維持力が減少するので、補綴物が脱落するおそれが高くなる。
また、セメント維持型のさらに他の問題点は、補綴物をセメントに合着した後、口腔内で残っているセメントをまったく除去し難いということである。残余セメントをまったく除去しなければ、長期的にインプラント周囲の歯肉に炎症が発生するので、インプラントが失敗する原因になることができる。
従来のインプラントがその施術方法によってネジ維持型補綴SRPおよびセメント維持型補綴CRPに区分できるとすると、従来のインプラントはその結合構造によって外部結合型インプラント(external implant)および内部結合型インプラント(internal implant)に区分できる。
図1a、図1bおよび図2に示すように、フィクスチャー12、22、32の上端に結合突起が形成され、アバットメント14、24、34が結合突起を収容する結合構造を有するものが外部結合型インプラントである。
これと反対に、内部結合型インプラントにおいては、アバットメントの下端部に結合突起が形成され、フィクスチャーの上端に結合突起を収容するための結合孔を含む。
図3は従来の内部結合型インプラントを説明するための断面図である。図3には、2種類の内部結合型インプラントがそれぞれaおよびbで表示されており、セメント維持型補綴(CRP)に属する。
図3のaを参照すれば、内部結合型インプラントは、フィクスチャー42、内部結合型アバットメント44、スクリュー46、および補綴物48で構成される。フィクスチャー42は上端部に結合孔を含み、結合孔に対応して、アバットメント44は結合突起45を含む。アバットメント44の本体下端に結合突起45が形成され、本体上部には、歯科用セメントによって補綴物48と合着される合着部が形成される。
フィクスチャー42の結合孔は、入口側に位置した円錐柱状の孔とその下端に形成された六角柱状の孔を含み、アバットメント44の結合突起45は、結合孔の形状に対応して、円錐柱状の密着部45aと六角柱状の回転防止部45bを含む。アバットメント44の結合突起45がフィクスチャー42に挿入されるにつれて、密着部45aはアバットメント44の本体を支持し、回転防止部45bは結合孔下部と結束されることにより、アバットメント44がフィクスチャー42に対して相対的に回転することを防止する。
しかし、回転防止部45bは、六角柱、八角柱またはその他の多角柱形状に形成されるため、回転防止部45bをフィクスチャー42から分離するためには、アバットメント44が必ず軸方向に後退しなければならない。
図3のbを参照すれば、内部結合型インプラントは、フィクスチャー52、内部結合型アバットメント54、スクリュー56、および補綴物58で構成される。フィクスチャー52は上端部に結合孔を含み、結合孔に対応して、アバットメント54は結合突起55を含む。アバットメント54の本体下端に結合突起55が形成され、本体上部には歯科用セメントによって補綴物58と合着される合着部が形成される。
従来のフィクスチャー52において、結合孔は円柱状、または多角形の断面を有する角柱状の孔に形成され、それに対応するアバットメント54の結合突起55も円柱状または角柱状に形成される。特に、円柱状の結合突起を用いる場合、結合突起と結合孔間の回転を制限するために、突起または孔を使うことができる。
図3のbに示す内部結合型インプラントの構造において、結合突起および結合孔が柱形状に形成されているため、結合突起55をフィクスチャー52から分離するために、アバットメント54は必ず軸方向に後退しなければならない。この際、軸方向にだけ移動しなければならない距離もかなり長い。
上述したように、ネジ維持型とセメント維持型補綴の長短所を要約すれば、ネジ維持型は、補綴物の装着および分離が自由であり、小さい顎間距離でも使用可能な利点があるが、受動的な精密な適合をなしにくく、ネジの分解が頻繁であり、精密な臨床過程および手作業過程が必要であり、費用と時間がかなりかかる欠点がある。
一方、セメント維持型は、受動的な適合を易しくなすことができ、臨床および手作業過程が簡単であり、時間と費用が少しかかるなどの多くの利点を有するが、一旦補綴物とアバットメントを合着させた後には、補綴物を容易に分離することができないため、補綴物の補修が難しく、口腔内で残余セメントを除去しにくく、補綴物との境界部がよく適合しない場合、境界部を研磨することができないという欠点を持っている。
したがって、本発明の一目的は、二つの補綴方式の利点を採用し欠点を解決することができる第3の補綴方式を提供することであり、このような方式を内部結合型インプラント構造に適用することである。すなわち、臨床および手作業過程が簡単であり、時間と費用が少しかかるとともに受動的な適合を易しくなすことができ、ネジがよく解けなく、小さい顎間距離でも適用が可能であり、補綴物の修理および補修が容易であり、歯肉縁下の残余セメントを易しく除去することができ、補綴物の境界部を研磨することができ、必要時にいつでも損傷なしに補綴物を分離および再装着することができるインプラント施術方法およびアバットメントを提供することである。
また、本発明のほかの目的は、フィクスチャーとアバットメント間の軸線が正確に一致しなくても容易に装着および分離することができるインプラント施術方法およびアバットメントを提供することである。
上述した目的を達成するための本発明の望ましい実施例によれば、ネジ/セメント維持型補綴の施術方法において、下部に結合突起が形成され、上下方向に貫通する第1スクリューホールを含むアバットメントを提供し、結合突起に対応して、フィクスチャーの上部に形成された結合孔に結合突起を再位置させた後、第1スクリューホールに対応するスクリューを用いてアバットメントをフィクスチャーに結束する。その後、第1スクリューホールに対応して形成された第2スクリューホールを含む補綴物を提供し、歯科用セメントを用いて補綴物およびアバットメントを合着してネジ/セメント維持型インプラントを施術する。
本発明によるネジ/セメント維持型補綴の施術方法はアバットメントの結合突起をフィクスチャーに挿入して固定する内部結合型インプラントに関するもので、歯科用セメントを用いて補綴物およびアバットメントを合着するため、セメント維持型補綴(CRP)の特徴を有し、第1および第2スクリューホールを通じてスクリューを締め付けるかまたは解くことができるので、ネジ維持型補綴(SRP)の特徴も有する。言い換えれば、補綴物と合着される以前のアバットメントをフィクスチャーに締結した後、補綴物をアバットメント上に覆いセメントで合着することができるので、受動的な精密適合が可能であり、セメント維持型補綴と同様に、施術が迅速で簡単である。また、補綴物に第2スクリューホールを形成して、スクリューの解けおよび締め付けが可能であるので、合着した後にも補綴物をフィクスチャーから容易に分離および再装着することができる。よって、歯科用セメントとして永久セメントを使用しても分離に対する負担がない。
本発明によるインプラント施術方法は、ネジ維持型およびセメント維持型の利点をともに適用し各方法の欠点を解決したもので、ネジ/セメント維持型補綴(Screw−Cement Retained Prosthesis)またはネジ/セメント維持型インプラントであると言える。以下、SCRPインプラントと言う。
具体的に、SCRPインプラントの施術方法において、歯科用セメントを用いて補綴物およびアバットメントを合着する前に、補綴物を試適する。補綴物の試適とは、補綴物がアバットメントによく適合するか否かを判断するための過程で、歯科用セメントなしに補綴物およびアバットメントを互いに合わせ、補綴物およびアバットメントがよく適合するか否かを確認することになる。
また、補綴物およびアバットメントを合着する前に、ガーゼ(gauze)または綿球(cotton ball)のような補助充填材で第1スクリューホールを満たすことができる。なぜなら、永久セメントのような歯科用セメントが合着過程で第1スクリューホールに流入して第1スクリューホールを塞ぐことができるからであり、これを防止するために、補助充填材を使用することができる。
セメント維持型インプラントCRPとは違い、SCRPインプラントによる補綴物およびアバットメントは、合着後にも容易にフィクスチャーから分離させることができる。第2スクリューホールを通じてスクリューを解いて補綴物およびアバットメントを分離することができるため、合着過程後の残余セメントをきれいに除去することができ、補綴物の境界部を研磨してインプラント施術を完璧に仕上げることもできる。
上述した問題点を解決するための本発明の望ましいほかの実施例によれば、第1スクリューホールを含む内部結合型アバットメントがフィクスチャーに結合され、アバットメント上に補綴物が合着されたインプラントを提供した後、第1スクリューホールに対応して、補綴物に第2スクリューホールを形成し、第1および第2スクリューホールを通じてスクリューを解いて、相互合着された補綴物およびアバットメントをフィクスチャーから分離することを特徴とするネジ/セメント維持型補綴の施術方法が提供される。
第1スクリューホールに対応する第2スクリューホールが補綴物の合着当時には形成されないため、施術後にもきれいな見掛けを形成することができ、患者を最大限満足させることができる。また、微細なドリルなどを用いて補綴物に第2スクリューホールを形成することができるため、SCRPインプラントの利点を同様に有することができる。したがって、これによるSCRPインプラントは、最初に施術した後には、美麗な審美感を提供することができ、良好な交合を形成することができる。そして、以後に入れ替えまたは補修などが必要な場合に、簡単に第2スクリューホールを形成して補綴物およびアバットメントを分離させることができる。
前記SCRPインプラントの施術方法は、特に後述するSCRPアバットメントを使う場合に有用に適用することができ、第2スクリューホールを容易に探すための標識は補綴物上に表示することもできる。
上述した目的を達成するための本発明の望ましい一実施例によれば、本発明によるSCRPアバットメントはインターナル(internal)フィクスチャーに使用される一種のセメント維持型インプラントアバットメントであって、アバットメントの本体および本体下部に形成された結合突起を含む。
アバットメントの本体は、補綴物と合着される合着部、および上下を貫通して形成されたスクリューホールを含む。一般的に、合着部およびスクリューホールの形状または構造は既存の内部結合型インプラントに使用されるセメント維持型アバットメントの形状および構造を参照して多様に変更可能である。
本体の下部には、本体と一体をなす結合突起が形成される。結合突起は密着部および回転防止部を含み、本体に形成されたスクリューホールは密着部および回転防止部を貫通するように形成される。密着部および回転防止部は相互分離して形成することができるが、角柱状の結合突起とともに密着部および回転防止部が一体に形成されることもできる。密着部はフィクスチャーの上部に形成された結合孔に全体的にまたは部分的に密着してアバットメントの本体を支持し、回転防止部は密着部に隣接するように形成されることにより、フィクスチャーに対してアバットメントが回転を制限し、一定方向にセットされるように案内する。一般的に、回転防止部は六角柱状または八角柱状に形成されるが、そのほかにも多角柱、多角錐または円筒柱に結合突起がある非円形(non−circle)の多様な形状に形成されることができる。
特に、本発明によるSCRPアバットメントにおいて、結合突起は、密着部または回転防止部が部分的に除去されて形成された誘導傾斜面を含む。誘導傾斜面は、アバットメントとフィクスチャー間の結束時、結合突起と結合孔との間に余裕空間を提供することができ、前記余裕空間によって、相互合着された補綴物およびアバットメントがフィクスチャーから容易に分離することができる。
本発明によるSCRPアバットメント構造は、複数のアバットメントが一つの補綴物に一体に合着される場合に有用に使用可能である。たとえば、複数のフィクスチャーを歯槽骨に植え込む場合、一般的に、複数のフィクスチャーがどの程度の角度だけ互いに傾いて植え込まれることが一般的である。
ところが、従来の内部結合型インプラントのアバットメントを用いて形成された補綴物−アバットメントの合着物は、アバットメントとフィクスチャー間に十分な余裕空間を有することができない。したがって、合着物をフィクスチャーから分離するとき、アバットメントはそれぞれの軸方向にそれぞれ分離されなければならないが、アバットメントの軸方向が互いに平行でないため、補綴物−アバットメントの合着物がフィクスチャーから分離されないこともあり得、無理やりに合着物を分離する過程で、安定的に施術された患者の補綴構造を部分的に損傷させることができる。
しかし、本発明によるアバットメントを用いて形成されたSCRP補綴構造は、誘導傾斜面によって提供される余裕空間を用いて合着物をフィクスチャーから容易に分離することができ、回転防止部を用いて容易に再位置させることができる。すなわち、合着物をフィクスチャーから分離するとき、アバットメントの結合突起が結合孔から外れ、結合突起は余裕空間の範囲内で動くことができ、複数の結合突起が誘導傾斜面に沿ってフィクスチャーから順調に分離されることができる。
前述したように、本発明によるSCRPアバットメントは、基本的にセメント維持型補綴CRPのうち、内部結合型(internal)インプラントに使用されるアバットメントと類似した構造を有する。ただ、本発明のSCRPアバットメントにおいて、結合突起は密着部または回転防止部が部分的に除去されて形成された誘導傾斜面を有することを特徴とする。
以下、添付した図面に基づいて、本発明の実施例を詳細に説明するが、下記実施例によって本発明が限定あるいは制限されることはない。
図4は本発明の第1実施例によるSCRPインプラントの断面図であり、図5a〜図5eは第1実施例によるSCRPインプラントの施術方法を説明するための断面図である。
図4を参照すれば、第1実施例によるSCRPインプラント100は、フィクスチャー110、アバットメント120、スクリュー140、および補綴物150を含む。
フィクスチャー110は外面に形成されたネジ部114を含み、フィクスチャー110はネジ部114に沿って歯槽骨に植え込まれる。植え込まれたフィクスチャー110のネジ部114は歯槽骨の組職と融合して歯槽骨に固定される。一般的に、ネジ部114と歯槽骨組職が相互融合されるためには相当な期間がかかる。
フィクスチャー110の上面には、アバットメント120の結合突起130を収容するための結合孔112が形成される。結合孔112は円形の入口を有し、その入口から裏返された円錐柱状、すなわち喇叭管形状の密着孔116を含み、密着孔116の下端には、所定の深みを有する回転防止孔118が六角柱または八角柱形状に形成される。回転防止孔118の下端中心には、スクリュー140に対応する雌ネジホールが形成される。
第1実施例によるアバットメント120は本体122および結合突起130を含み、第1スクリューホール124が本体122および結合突起130を貫通して形成される。
本体122の上部外面には合着部126が形成される。合着部126の外面と補綴物150のフレームワーク内面は相互対応する形状に形成されるが、ネジ維持型補綴(SRP)の場合とは違い、合着部126および補綴物150の内面が精密に一致する必要はない。すなわち、本実施例によるインプラントにおいて、アバットメント120と補綴物150との間に、相対的に動ける空間が存在して、受動的接合が可能であり、アバットメント120と補綴物150が互いに正確に一致しなくても、その間に介在される歯科用セメント160によってアバットメント120および補綴物150が堅固に固定されることができる。そのほかにも、本体の構造または合着部の形状などは、既存の内部結合型インプラントのなかでセメント維持型アバットメントを参照して設計することができ、これらのなかで一部を選択して使用することもできる。
アバットメント120は、フィクスチャー110の結合孔112に対応して本体122の下部に形成された結合突起130を含む。結合突起130は、結合孔112の密着孔116および回転防止孔118のそれぞれに対応する密着部132および回転防止部134を含む。密着部132は本体122の下端に形成され、密着孔116に対応して円錐柱状に形成される。また、回転防止部134は密着部132の下端から延設され、結合孔112の回転防止孔118に対応して六角柱状に形成される。アバットメント120の結合突起130が結合孔112に挿入されるにつれて、密着部132は密着孔116に全体的にまたは部分的に接触してアバットメント120を支持し、回転防止部134は、回転防止孔118によってアバットメント120が固定される方向を一定に維持し、アバットメント120を常に再位置させることを補助する。
図4に示すように、回転防止部134の下端部は部分的に除去されてテーパー状の誘導傾斜面136を形成する。誘導傾斜面136の上部に六角柱状に残っている回転防止部134はアバットメント120が固定される方向を一定に維持するためのもので、残っている回転防止部134の高さが一般に約1mm以内の範囲で、望ましくは約0.3〜0.4mm程度の範囲で形成されても回転防止機能を充分に得ることができる。
アバットメント120の中心には第1スクリューホール124が形成され、第1スクリューホール124を通じてスクリュー140がフィクスチャー110の雌ネジホールに締結されることにより、アバットメント120とフィクスチャー110が相互結束される。
また、従来のセメント維持型補綴とは違い、SCRPインプラント100の補綴物150は第2スクリューホール154を含む。補綴物150は金属フレームワーク(metal frame work)およびポーセレン(porcelain)の重層構造または金属自体だけで製造され、補綴物150には、第1スクリューホール124に対応して第2スクリューホール154が形成される。第2スクリューホール154はアバットメント120をフィクスチャー110に初期に固定する用途に使用されないが、合着されたアバットメント120および補綴物150をフィクスチャー110から分離するかまたはフィクスチャー110に再装着するための用途に使用される。
以下、添付図面に基づいて前記SCRPインプラント100の施術方法を説明する。
図5aを参照すれば、歯槽骨に二つのフィクスチャー110が植え込まれており、フィクスチャー110は、互いに平行でなくて一定角度に互いに傾いて植え込まれている。したがって、フィクスチャー110の上端部に形成された結合孔112もそれぞれ異なる方向に向かう。また、結合孔112は円錐柱状の密着孔116および六角柱状の回転防止孔118を含む。
図5bを参照すれば、二つのフィクスチャー110にSCRPインプラント用アバットメント120がそれぞれ固定される。アバットメント120の結合突起130がフィクスチャー110の結合孔112に挿入され、第1スクリューホール124を通じてスクリュー140がフィクスチャー110に締結されることにより、アバットメント120をフィクスチャー110に固定させる。
図5cを参照すれば、患者の歯列に合うように製作された補綴物150を提供する。補綴物150はフレームワーク(frame work)を通法によって鋳造して形成され、第2スクリューホール154はフレームワークとともに形成される。材質の破切を防止するために、交合面まで金属支持ホール(metal chimney)を形成することができるが、場合によっては、審美感のために第2スクリューホール154の周辺に金属を使用しないこともある(metal free hole)。補綴物150のフレームワークはアバットメント120に対応して受動的な適合となるように調節され、それぞれアバットメントに対応する内面を形成する。
図5dを参照すれば、補綴物150とアバットメント120との間に永久セメント160を介在して補綴物150およびアバットメント120を合着する。
アバットメント120を合着する前に、補綴物150を試適することができる。補綴物150を試適するときには、補綴物150なしにアバットメント120を一つずつフィクスチャー110に再位置させることができる。この際、結合突起130の回転防止部134を用いてアバットメント120を正確な位置および角度に連結することができる。もし、回転防止部がなければ、アバットメントが少しでも回転して他の角度に連結されることができ、その結果、既に製作された補綴物150が適合しないことがあり得る。補綴物150を試適する場合、第2スクリューホール154を通じてスクリュー140の締め付けおよび解けを調節することができ、補綴物150が何らの抵抗なしにアバットメント120に定着され境界部が完璧に適合するまでアバットメント120の形状などを調節することができる。
補綴物150の試適によりアバットメント120と補綴物150間の適合を調節した後、アバットメント120の第1スクリューホール124にガーゼまたは綿を充填させる。ガーゼまたは綿などの補助充填材を充填する理由は、アバットメント120を合着する過程で第1スクリューホール124にセメントが流入して第1スクリューホール124を塞いでしまうことを防止するためである。
その後、アバットメント120と補綴物150との間に永久セメント160を介在させた後、アバットメント120および補綴物150を合着する。永久セメント160としては、Resin luting cementなどを使用することができる。一定時間が経過するにつれて、永久セメント160が固まりながらアバットメント120および補綴物150が堅固に合着される。
図5eを参照すれば、アバットメント120および補綴物150が合着された後、第1スクリューホール124に充填された補助充填材を除去する。その後、第1および第2スクリューホール124、154を通じて全てのスクリュー140を解くことで、アバットメント120および補綴物150をフィクスチャー110から分離させることができる。この際、アバットメント120は補綴物150に合着されて一体の補綴部を形成する。
従来のセメント維持型補綴(CRP)とは違い、アバットメント120および補綴物150を合着した後にも補綴部を易しく分離することができる。これは、第2スクリューホール154を通じて全てのスクリュー140を除去することができるからであり、改良されたアバットメント120の内部に構造的に余裕空間が提供されるからである。
また、図3と図4に示すアバットメントを比較すると、本実施例によるアバットメント120の結合突起130は短い回転防止部134および誘導傾斜面136を含む。したがって、図5eに示すように、結合突起130と結合孔112との間に余裕空間が形成され、結合突起130が少しだけ移動しても結合孔112から離脱することができ、誘導傾斜面136によって結合突起130は、かかることなしに密着孔116の内面に沿って移動することができる。しかし、図3に示すアバットメントを図5eと同一の条件で施術する場合、アバットメントがそれぞれ異なる方向に移動しなければ分離できないため、実質的に一体をなす補綴部をフィクスチャーから分離することができない。
また、図5eを参照すれば、アバットメント120および補綴物150で構成された補綴部を分離した後、アバットメント120および歯肉周辺の残余セメントを除去することができ、補綴物150の境界部を研磨して適合状態を細密に調節することができる。
最終仕上げとして、補綴部を口腔内に挿入しスクリュー140でフィクスチャー110に固定し、第2スクリューホール154にそれぞれ合成樹脂またはセラミック素材を充填して第2スクリューホール154を閉鎖することにより、SCRPインプラントの施術方法を完成する。
図6は本発明の第2実施例によるSCRPインプラントの断面図であり、図7は第2実施例によるSCRPインプラントの分離過程を説明するための断面図である。
図6を参照すれば、第2実施例によるSCRPインプラントは、フィクスチャー110、アバットメント220、スクリュー140、および補綴物150を含む。アバットメント220を除いたフィクスチャー110、スクリュー140、および補綴物150については、第1実施例の説明および図面を参照することができ、反復内容は省略することができる。
フィクスチャー110は結合孔112およびネジ部114を含み、結合孔112は円錐柱状の密着孔116および回転防止孔118を含む。回転防止孔118下端中心には、スクリュー140に対応する雌ネジホールが形成される。
第1実施例と同様に、本実施例によるアバットメント220は本体222および結合突起230を含み、第1スクリューホール224が本体222および結合突起230を貫通して形成され、本体222の上部外面には合着部226が形成される。
アバットメント220は、フィクスチャー110の結合孔112に対応して本体222の下部に形成された結合突起230を含む。結合突起230は密着部232および回転防止部234を含む。密着部226は、本体222の下端に形成されて密着孔116に対応して円錐柱状に形成される。また、回転防止部234は密着部232の下端から延設され、回転防止孔118に対応して六角柱状に形成される。アバットメント220の結合突起230が結合孔112に挿入されるにつれて、密着部232は密着孔116に全体的にまたは部分的に接触してアバットメント220を支持し、回転防止部234は、回転防止孔118によってアバットメント220が固定される方向を一定に維持し、アバットメント220を常に再位置させることを補助する。
図6に示すように、本実施例による誘導傾斜面236は第1実施例誘導傾斜面136と違う。第1実施例の誘導傾斜面136が回転防止部134の下端部に360°に形成された一方、本実施例の誘導傾斜面236は回転防止部234の半分が部分的に除去されてテーパー状の誘導傾斜面236を形成する。したがって、回転防止部234中の約180°に相当する六角柱状の一部が残っており、この回転防止部234を用いても充分にアバットメント120が固定される方向を一定に維持することができる。この際、誘導傾斜面236は密着部232の円錐部角度にあるいはそれ以上の角度に形成された方が良く、回転防止部234の高さは回転防止孔118の深さ内で制限がない。
アバットメント220の中心には第1スクリューホール224が形成され、第1スクリューホール224を通じてスクリュー140がフィクスチャー110の雌ネジホールに締結されることにより、アバットメント120とフィクスチャー110が相互結束される。
図7を参照すれば、歯槽骨に二つのフィクスチャー110が互いに平行でなくて相互傾いて植え込まれており、二つのフィクスチャー110にSCRPインプラント用アバットメント220がそれぞれ固定される。補綴物150とアバットメント220との間に介在された永久セメント160によって補綴物150およびアバットメント220が合着されている。
ここで、第1および第2スクリューホール224、154を通じて全てのスクリュー140を解くことができ、スクリュー140を解いてアバットメント220および補綴物150をフィクスチャー110から分離させることができる。この際、アバットメント220は補綴物150に合着されて一体の補綴部を形成する。
本実施例による補綴部において、二つのアバットメント220は、誘導傾斜面236が対向するように配置される。したがって、結合突起230と結合孔112との間に余裕空間が形成され、誘導傾斜面236によって、結合突起230は、かかることなしに、結合孔112から離脱することができる。
第1実施例と同様に、アバットメント220および補綴物150で構成された補綴部を分離した後、アバットメント220および歯肉周辺の残余セメントを除去することができ、補綴物150の境界部を研磨して適合状態を細密に調節することができる。
図8は本発明の第3実施例によるSCRPインプラントの断面図であり、図9は第3実施例によるSCRPインプラントの分離過程を説明するための断面図である。
図8を参照すれば、第3実施例によるSCRPインプラントは、フィクスチャー110、アバットメント320、スクリュー140、および補綴物150を含む。アバットメント320を除いたフィクスチャー110、スクリュー140、および補綴物150については、第1実施例の説明および図面を参照することができ、反復内容は省略することができる。
フィクスチャー110は結合孔112およびネジ部114を含み、結合孔112は円錐柱状の密着孔116および回転防止孔118を含む。回転防止孔118の下端中心には、スクリュー140に対応する雌ネジホールが形成される。
第1実施例と同様に、本実施例によるアバットメント320は本体322および結合突起330を含み、第1スクリューホール324が本体322および結合突起330を貫通して形成され、本体322の上部外面には合着部326が形成される。
アバットメント320は、フィクスチャー110の結合孔112に対応して本体322の下部に形成された結合突起330を含む。結合突起330は密着部332および回転防止部334を含む。密着部326は、本体322の下端に形成されて密着孔116に対応して円錐柱状に形成される。また、回転防止部334は密着部332の下端から延設され、回転防止孔118に対応して六角柱または八角柱形状に形成される。アバットメント320の結合突起330が結合孔112に挿入されるにつれて、密着部332は密着孔116に全体的にまたは部分的に接触してアバットメント320を支持し、回転防止部334は回転防止孔118によってアバットメント320が固定される方向を一定に維持し、アバットメント320を常に再位置させることを補助する。
図8に示すように、本実施例による誘導傾斜面336は第2実施例の誘導傾斜面236と違う。第2実施例の誘導傾斜面236がただ回転防止部134の半分だけ除去した一方、本実施例の誘導傾斜面336は密着部332および回転防止部334の半分が部分的に除去されてテーパー状の誘導傾斜面336を形成する。ただ、密着部332がアバットメント320を安定的に支持するため、最小限密着部332の上端部の一部は完全な円錐柱状に維持しなければならない。この際、密着孔116の内面に接触する部分の長さは円錐の角度によって違うが、約1〜3mmを維持することが望ましい。
アバットメント320の中心には第1スクリューホール324が形成され、第1スクリューホール324を通じてスクリュー140がフィクスチャー110の雌ネジホールに締結されることにより、アバットメント120とフィクスチャー110が相互結束される。
図9を参照すれば、歯槽骨に二つのフィクスチャー110が互いに平行でなくて相互傾いて植え込まれており、二つのフィクスチャー110にSCRPインプラント用アバットメント320がそれぞれ固定される。補綴物150とアバットメント320との間に介在された永久セメント160によって補綴物150およびアバットメント320が合着されている。
ここで、第1および第2スクリューホール324、154を通じて全てのスクリュー140を解くことができ、スクリュー140を解いてアバットメント320および補綴物150をフィクスチャー110から分離させることができる。この際、アバットメント320は補綴物150に合着されて一体の補綴部を形成する。
第2実施例と同様に、本実施例においても、二つのアバットメント320は誘導傾斜面336が互いに対向するように配置される。したがって、結合突起330と結合孔112との間に余裕空間が形成され、誘導傾斜面336によって、結合突起330は、かかることなしに、結合孔112から離脱することができる。
以前の実施例と同様に、アバットメント320および補綴物150で構成された補綴部を分離した後、アバットメント320および歯肉周辺の残余セメントを除去することができ、補綴物150の境界部を研磨して適合状態を細密に調節することができる。
図10は本発明の第4実施例によるSCRPインプラントの断面図であり、図11は第4実施例によるSCRPインプラントの分離過程を説明するための断面図である。
図10を参照すれば、第4実施例によるSCRPインプラント400は、フィクスチャー410、アバットメント420、スクリュー440、および補綴物450を含む。
フィクスチャー410は外面に形成されたネジ部414を含み、フィクスチャー410はネジ部414に沿って歯槽骨に植え込まれる。フィクスチャー410の上面には、アバットメント420の結合突起430を収容するための結合孔412が形成される。結合孔412は、六角形、八角形などの多角形状の入口を有し、その入口と同一の断面を有する柱形状に形成される。結合孔412の下端中心には、スクリュー440に対応する雌ネジホールが形成される。
第4実施例によるアバットメント420は本体422および結合突起430を含み、第1スクリューホール424が本体422および結合突起430を貫通して形成される。
本体422の上部外面には合着部426が形成される。合着部426の外面と補綴物450のフレームワーク内面は相互対応する形状に形成されるが、ネジ維持型補綴SRPの場合とは違い、合着部426および補綴物450の内面が精密に一致する必要はない。アバットメント420と補綴物450との間に相対的に動ける空間が存在するので、受動的接合が可能であり、アバットメント420と補綴物450が正確に一致しなくても、その間に介在される歯科用セメント460によってアバットメント420および補綴物450が堅固に固定されることができる。そのほかにも、本体の構造または合着部の形状などは既存の内部結合型インプラントのなかでセメント維持型アバットメントを参照して設計することができ、その一部を選択して使うこともできる。
アバットメント420は、フィクスチャー410の結合孔412に対応して本体422の下部に形成された結合突起430を含む。結合突起430は、結合孔412の形状に対応して角柱状に形成される。本実施例による結合突起430は密着部および回転防止部を別に区分しなくて一体に含むため、結合突起430が結合孔412の内面に密着し、相対的に回転することを制限して、アバットメント420が固定される方向を一定に維持し、アバットメント420を常に再位置させることを補助する。
結合突起430の下端部は部分的に除去されて円錐状にテーパー状の誘導傾斜面436を形成する。誘導傾斜面436の上部に角柱状に残っている角部はアバットメント420が固定される方向を一定に維持するためのもので、残っている角部の高さは約0.3〜0.5mm程度に形成されても安定的に回転防止機能を充分に果たすことができる。
アバットメント420の中心には第1スクリューホール424が形成され、第1スクリューホール424を通じてスクリュー440がフィクスチャー410の雌ネジホールに締結されることにより、アバットメント420とフィクスチャー410が相互結束される。
また、SCRPインプラント400の補綴物450は第2スクリューホール454を含む。補綴物450は金属フレームワークおよびポーセレンの重層構造または金属自体だけで製造され、補綴物450には、第1スクリューホール424に対応して第2スクリューホール454が形成される。第2スクリューホール454はアバットメント420をフィクスチャー410に初期に固定する用途に使用されないが、合着されたアバットメント420および補綴物450をフィクスチャー410から分離するかまたはフィクスチャー410に再装着するための用途に使用される。
図11を参照すれば、歯槽骨に二つのフィクスチャー410が植え込まれており、フィクスチャー410は互いに平行でなくて一定角度に互いに傾いて植え込まれている。二つのフィクスチャー410のそれぞれにSCRPインプラント用アバットメント420がそれぞれ固定され、アバットメント420の結合突起430がフィクスチャー410の結合孔412に挿入され、第1スクリューホール424を通じてスクリュー440がフィクスチャー410に締結されることにより、アバットメント420がフィクスチャー410に固定される。アバットメント420を固定した後、第2スクリューホール454を含む補綴物450がアバットメント420上に合着される。
アバットメント420および補綴物450が合着された後、第1および第2スクリューホール424、454を通じて全てのスクリュー440を解いてアバットメント420および補綴物450をフィクスチャー410から分離させることができる。
従来のセメント維持型補綴CRPとは違い、アバットメント420および補綴物450を合着した後にも補綴部を易しく分離することができる。これは、第2スクリューホール454を通じて全てのスクリュー440を除去することができるからであり、改良されたアバットメント420の内部に構造的に余裕空間が提供されるからである。
また、図3のbに示すアバットメントと比較すると、本実施例によるアバットメント420は短い結合突起430を含み、結合突起430の端部には誘導傾斜面436が形成されている。したがって、図11に示すように、結合突起430と結合孔412との間に余裕空間が形成され、結合突起430が少しだけ移動しても結合孔412から離脱することができ、誘導傾斜面436によって、結合突起430は、かかることなしに、分離することができる。
また、図10を参照すれば、アバットメント420および補綴物450で構成された補綴部を分離した後、アバットメント420および歯肉周辺の残余セメントを除去することができ、補綴物450の境界部を研磨して適合状態を細密に調節することができる。最終仕上げとして、補綴部を口腔内に挿入し、スクリュー440でフィクスチャー410に固定し、第2スクリューホール454にそれぞれ合成樹脂またはセラミック素材を充填して第2スクリューホール454を閉塞することにより、SCRPインプラントの施術方法を完成する。
図12は本発明の第5実施例によるSCRPインプラントの断面図であり、図13は第5実施例によるSCRPインプラントの分離過程を説明するための断面図である。
図12を参照すれば、第5実施例によるSCRPインプラント400は、フィクスチャー410、アバットメント520、スクリュー440、および補綴物450を含む。アバットメント520を除いたフィクスチャー410、スクリュー440、および補綴物450については、第4実施例の説明および図面を参照することができ、反復内容は省略することができる。
フィクスチャー410は外面に形成されたネジ部414を含み、フィクスチャー410の上面には、アバットメント520の結合突起530を収容するための結合孔412が形成される。本実施例による結合孔412は、六角形、八角形などの多角形状の入口を有し、その入口と同一の断面を有する柱状に形成される。しかし、本発明のほかの実施例によれば、結合孔は円柱状に形成されることができ、この際、結合突起と結合孔との間に、互いに対応する突起または孔を形成して、互いに回転することを防止することができる。結合孔412の下端中心には、スクリュー440に対応する雌ネジホールが形成される。
第5実施例によるアバットメント520は本体522および結合突起530を含み、第1スクリューホール524が本体522および結合突起530を貫通して形成される。
本体522の上部外面には合着部526が形成される。合着部526の外面と補綴物450のフレームワークの内面は相互対応する形状に形成されるが、ネジ維持型補綴(SRP)の場合とは違い、合着部526および補綴物450の内面が精密に一致する必要はない。アバットメント520と補綴物450との間に、相対的に動ける空間が存在するので、受動的接合が可能であり、アバットメント520と補綴物450が互いに正確に一致しなくても、その間に介在される歯科用セメント460によってアバットメント520および補綴物450が堅固に固定されることができる。
アバットメント520は、フィクスチャー410の結合孔412に対応して本体522の下部に形成された結合突起530を含む。結合突起530は結合孔412の形状に対応して角柱状に形成される。本実施例による結合突起530は密着部および回転防止部を別に区分しないで一体に含むため、結合突起530が結合孔412の内面に密着して、相対的に回転することを制限して、アバットメント520が固定される方向を一定に維持し、アバットメント520を常に再位置させることを補助する。
図12に示すように、本実施例による誘導傾斜面536は第4実施例の誘導傾斜面436と違う。第4実施例の誘導傾斜面436が回転防止部434の下端部に360°に形成された一方、本実施例の誘導傾斜面536は結合突起530の半分が部分的に除去されてテーパー状の誘導傾斜面536を形成する。したがって、結合突起530のうち、約180°に相当する六角柱状の一部が残っており、この回転防止部534を用いても充分にアバットメント520が固定される方向を一定に維持することができる。ただ、結合突起530がアバットメント520を安定的に支持するため、最小限結合突起530の上端部一部は完全な角柱状に維持しなければならない。この際、結合突起530において、結合孔412の内面に完全に接触する部分の長さは角錐の角度によって違うが、約0.3〜0.5mm程度に薄く維持することも可能である。
アバットメント520の中心には第1スクリューホール524が形成され、第1スクリューホール524を通じてスクリュー440がフィクスチャー410の雌ネジホールに締結されることにより、アバットメント520とフィクスチャー410が相互結束される。
また、SCRPインプラント400の補綴物450は第2スクリューホール454を含む。補綴物450は金属フレームワークおよびポーセレンの重層構造または金属自体のみで製造され、補綴物450には、第1スクリューホール524に対応して第2スクリューホール454が形成される。第2スクリューホール454はアバットメント520をフィクスチャー410に初期に固定する用途に使われないが、合着されたアバットメント520および補綴物450をフィクスチャー410から分離するかまたはフィクスチャー410に再装着するための用途に使用される。
図13を参照すれば、歯槽骨に二つのフィクスチャー410が互いに傾いて植え込まれており、フィクスチャー410のそれぞれにSCRPインプラント用アバットメント520がそれぞれ固定される。アバットメント520の結合突起530がフィクスチャー410の結合孔412に挿入され、第1スクリューホール524を通じてスクリュー440がフィクスチャー410に締結されることにより、アバットメント520がフィクスチャー410に固定される。アバットメント520を固定した後、第2スクリューホール454を含む補綴物450がアバットメント520上に合着される。
アバットメント520および補綴物450が合着された後、第1および第2スクリューホール524、454を通じて全てのスクリュー440を解いてアバットメント520および補綴物450をフィクスチャー410から分離させることができる。
従来のセメント維持型補綴CRPとは違い、アバットメント520および補綴物450を合着した後にも補綴部を易しく分離することができる。これは、第2スクリューホール454を通じて全てのスクリュー440を除去することができるからであり、改良されたアバットメント520の内部に構造的に余裕空間が提供されるからである。
本実施例によるアバットメント520は、結合突起530が斜めに除去されて形成された誘導傾斜面436を含む。したがって、図13に示すように、結合突起530と結合孔412との間に余裕空間が形成され、結合突起530が少しだけ移動しても結合孔412から離脱することができ、誘導傾斜面436によって、結合突起530は、かかることなしに、分離することができる。
図14は本発明の第6実施例によるSCRPインプラントの断面図であり、図15は第6実施例によるSCRPインプラントのフィクスチャーを示す平面図である。
図14および図15を参照すれば、第6実施例によるSCRPインプラント600は、フィクスチャー610、アバットメント620、スクリュー640、および補綴物650を含む。
フィクスチャー610は外面に形成されたネジ部614を含み、ネジ部614に沿って歯槽骨に植え込まれる。植え込まれたフィクスチャー610のネジ部614は、相当な時間が経過すると、歯槽骨の組職と融合して歯槽骨に固定される。フィクスチャー610の上面には、アバットメント620の結合突起630を収容するための結合孔612が形成される。
結合孔612は円形の入口を有し、その入口から裏返された円錐柱状、すなわち喇叭管状の密着孔616を含み、密着孔616の下端には所定の深みを有する回転防止孔618が形成される。回転防止孔618の下端中心には、スクリュー640に対応する雌ネジホールが形成される。
アバットメント620は本体622および結合突起630を含み、第1スクリューホール624が本体622および結合突起630を貫通して形成される。本体622の上部外面には合着部626が形成され、合着部626の外面と補綴物650のフレームワーク内面との間に介在される歯科用セメント660を用いてアバットメント620と補綴物650が合着される。本体622の下部には結合孔612に対応して結合突起630が一体に形成される。
結合突起630は、結合孔612の密着孔616に対応する密着部632および密着孔616の外面に形成された回転防止突出部634を含む。回転防止突出部634に対応して、密着孔616の内面には溝617が形成され、回転防止突出部634および溝617が相互噛み合うことで、アバットメント620が回転することを制限し、一定方向に向かうように案内する。図15に示すように、回転防止突出部634および溝617が半円状に形成できるが、そのほかにも四角形、三角形などの多様な形状に形成されることもできる。
密着部632は密着孔616に対応する円錐柱状に形成されて、アバットメント620を支持する一方、密着孔616の内面に沿って移動してアバットメント620の分離を容易にする。
アバットメント620の中心には第1スクリューホール624が形成され、第1スクリューホール624を通じてスクリュー640がフィクスチャー610の雌ネジホールに締結されることにより、アバットメント620とフィクスチャー610が相互結束される。また、SCRPインプラント600の補綴物650は第2スクリューホール654を含むため、合着されたアバットメント620および補綴物650をフィクスチャー610から分離させることができる。
図16は第6実施例と類似したほかの実施例によるSCRPアバットメントの断面図であり、図17はフィクスチャーの平面図である。
図16および図17を参照すれば、本実施例によるSCRPインプラントは、フィクスチャー610a、アバットメント620a、スクリュー640、および補綴物650を含む。フィクスチャー610aおよびアバットメント620aを除いたスクリュー640および補綴物650についての説明は以前の実施例の説明を参照することができる。
フィクスチャー610aは結合突起630aを収容するための結合孔612aを含み、結合孔612aは喇叭管状に形成された密着孔616を有する。結合孔の612の入口周辺には一つ以上の凹部617aが形成される。
アバットメント620aは本体622aおよび結合突起630aを含み、第1スクリューホール624が本体622aおよび結合突起630aを貫通して形成される。結合突起630aは密着部および回転防止突出部634aを含む。密着部は密着孔616に対応する円錐柱状に形成され、回転防止突出部634aは密着部の周辺に隣接するように形成される。このため、本体622aはフィクスチャー610aのプラットホームによって支持される歯肉部を含み、回転防止突出部634aは歯肉部の底面に形成される。回転防止突出部634aおよび凹部617が相互噛み合うことにより、アバットメント621が回転することを制限し、アバットメント620aが一定方向に向かうように案内する。図16に示すように、回転防止突出部634aは小さな円錐形状に形成できるが、そのほかにも半球形、柱形などの多様な形状に形成されることもできる。密着部は密着孔616に対応する円錐柱状に形成され、アバットメント620aを支持する一方、密着孔616の内面に沿って移動してアバットメント620aの分離を容易にする。
アバットメント620aの中心には第1スクリューホール624が形成され、第1スクリューホール624を通じてスクリュー640がフィクスチャー610aの雌ネジホールに締結されることにより、アバットメント620aとフィクスチャー610aが相互結束される。また、SCRPインプラント600の補綴物650は第2スクリューホール654を含むため、第1および第2スクリューホール624、654を通じてスクリュー640を解くことができ、合着されたアバットメント620aおよび補綴物650をフィクスチャー610aから分離させることができる。
図18は本発明の第7実施例によるSCRPインプラントおよびこれに使用されるアバットメントを説明するための分解斜視図であり、図19は第7実施例によるSCRPインプラントの分離過程を説明するための断面図である。
図18および図19を参照すれば、SCRPインプラントは、フィクスチャー710、アバットメント720、スクリュー740、および補綴物750を含む。
フィクスチャー710の上端には結合孔712が形成され、結合孔712は五角形の入口を有し、フィクスチャー710の内側に五角錐柱状の孔を形成する。これに対応して、アバットメント720は結合孔712に対応する結合突起730を含む。この結合突起730も五角錐柱状に本体722の下部に突設され、結合孔712に挿入されて結合孔712の内面に密着する。結合孔712によって結合突起730の回転が制限されるので、アバットメント720はフィクスチャー710に対して常に一定方向に向かうように再位置されることができ、アバットメント720をフィクスチャー710から分離した後、再位置させるとき、アバットメント720の方向を精密に合わせることができる。
結合突起730は、結合孔712に対応して一体に形成された密着部および回転防止部を含む。密着部および回転防止部を区別すると、角錐柱の周面が密着部に相当し、角錐柱の周面の交差部位が回転防止部に相当すると言える。
図19に示すように、互いに斜めに植え込まれたフィクスチャー710にそれぞれアバットメント720が位置し、フィクスチャー710およびアバットメント720は第1スクリューホール724を通過するスクリュー740によって締結され、アバットメント720の合着部には、歯科用セメント760によって、補綴物750が合着されて固定されている。
補綴物750には、第1スクリューホール724に対応する第2スクリューホール754が形成されており、第2スクリューホール754を通じてスクリュー740を解いて分離することができる。本実施例によるSCRPインプラントにおいては、歯科用セメント760を用いてアバットメント720および補綴物750を合着するので、受動的接合をなすことができる。また、第1および第2スクリューホール724、754を通じて易しくスクリュー740を解除することができ、スクリュー740を解除した後、アバットメント720および補綴物750が合着された補綴部を易しく分離することができる。
また、アバットメント720の結合突起730が五角錐柱状に形成されるため、補綴部を分離するとき、それぞれのアバットメント720はフィクスチャー710にかからないで易しく引き抜かれることができる。
本実施例において、結合孔712および結合突起730が五角錐柱状に形成されているが、角錐柱状は設計者によって多様に選択可能であり、六角錐柱および八角錐柱など多様に設計できることは勿論、均等分割または非均等分割など、その形状も多様に変更することができる。
図20は本発明の第8実施例によるSCRPインプラントおよびこれに使用されるアバットメントを説明するための分解斜視図である。
図20を参照すれば、SCRPインプラントは、フィクスチャー810、アバットメント820、スクリュー、および補綴物を含む。
フィクスチャー810の上端には結合孔812が形成され、結合孔812は円錐柱状の孔として形成される。これに対応して、アバットメント820は、結合孔812に対応して円錐柱状に形成された結合突起830を含む。結合突起830は、円錐柱状の密着部832およびこの密着部832の側面に形成された回転防止凹凸部834を含む。本実施例においては、結合孔812の内面に二つの溝817が互いに対向するように形成されて上下方向に配列されており、溝817に対応して回転防止凹凸部834は上下に長い突条状に形成されている。密着部832が結合孔812の内面に密着してアバットメント820を支持し、回転防止凹凸部834が溝817と噛み合ってアバットメント820の回転を防止し、再位置の際、アバットメント820の方向を分離前状態と同一に一致させることができる。
第7実施例の図19と同様に、本実施例によるアバットメント820は二つ〜四つが一組をなして互いに傾くように植え込まれたフィクスチャー810にそれぞれ結束されることができる。一旦、第1スクリューホール824を通過するスクリューによってアバットメント820が締結された後、歯科用セメントによって補綴物およびアバットメント820が容易に合着されることができる。また、第2スクリューホールを通じてスクリューを容易に解くことができるので、補綴物およびアバットメント820をフィクスチャー810から簡単に分離させることができる。
また、アバットメント820の結合突起830が円錐柱状に形成されて誘導傾斜面を形成し、この誘導傾斜面は、補綴部を分離するとき、アバットメント820とフィクスチャー810との間に余裕空間を形成することにより、アバットメント820がフィクスチャー810から、かかることなしに、易しく引き抜かれることができる。
本実施例において、溝817および回転防止凹凸部834が半球型の断面を持っているが、そのほかにも、三角形、四角形などの多様な断面を有することができ、相対的回転を防止することを原則として、その長さ、深さ、および高さなどは多様に変更することができる。
図21は本発明の第8実施例と類似したほかの実施例によるSCRPインプラントおよびアバットメントを説明するための分解斜視図である。図21のSCRPインプラントの結合突起830aに溝形状の回転防止凹凸部834aが形成され、これに対応して、結合孔812aの内面には突起形状の突出部817aが形成されている。その以外の機能および構成は第7実施例の構成および機能と実質的に同一であるため、第7実施例の説明および図面を参照することができ、反復した内容は省略することができる。
第7実施例と違い、回転防止凹凸部834aが凹んで溝形状に形成され、結合孔812aの内面には突出部817aが形成されるが、基本的に第7実施例の回転防止凹凸部834および溝817とほとんど同等の機能をする。
図22aは本発明の第9実施例によるSCRPインプラントの断面図であり、図22bは第9実施例によるSCRPインプラントの分離過程を説明するための断面図である。
図22aを参照すれば、第9実施例によるSCRPインプラントは、フィクスチャー110、アバットメント120、スクリュー140、および補綴物150を含む。補綴物150を除いたフィクスチャー110、アバットメント120、およびスクリュー140については第1実施例の説明および図面を参照することができ、反復内容は省略することができる。参考として、本実施例の説明では、第1実施例のSCRPインプラントに限定して説明するが、下記記載によって本実施例の特徴は他の実施例のSCRPインプラントにも容易に適用することができる。
フィクスチャー110の上面には結合孔が形成され、アバットメント120の結合突起130も密着部および回転防止部を含む。アバットメント120の中心には第1スクリューホール124が形成され、第1スクリューホール124を通じてスクリュー140がフィクスチャー110と締結される。
補綴物150は金属フレームワーク152およびポーセレン153の重層構造で構成され、金属フレームワーク152には、第1スクリューホール124に対応するホールが形成され、金属フレームワーク152上にはポーセレン153が歯牙形状に形成される。たいてい、従来の内部結合型補綴物も金属フレームワークおよびポーセレンの構造を有するが、その金属フレームワークにホールが形成されていない。これと異なり、本実施例によるSCRPインプラントの補綴物150においては、金属フレームワーク152にホールが形成される。ホールが形成された金属フレームワーク152上にポーセレン153層を形成することにより、インプラントを施術した直後に第2スクリューホールに相当する部位154Pが外部に露出しないので、審美的な見掛けを形成することができ、施術直後の患者が感じ得る異質感を著しく軽減することができる。
図22bを参照すれば、微細なドリルDなどを用いて、後に第2スクリューホール154を形成することができ、第1および第2スクリューホール124、154を通じてスクリュー140を易しく分離することができる。本実施例の施術方法は第1実施例によるSCRPインプラント施術方法の変形であって、第2スクリューホール154を後に形成することを特徴とする。
第2スクリューホール154を形成することにより、合着されたアバットメント120および補綴物150をフィクスチャー110から容易に分離することができ、アバットメント120および補綴物150をフィクスチャー110に易しく再装着することができる。
アバットメント120の外面122および金属フレームワーク152の内面はほぼ対応する形状を有するが、まったく一致しない。すなわち、セメント維持型インプラントのように、アバットメント120と補綴物150との間に余裕空間を提供することにより、補綴物150がアバットメント120に受動的に適合することができる。この際、アバットメント120と補綴物150との間に歯科用セメントが介在されることにより、アバットメント120および補綴物150を合着する。
本実施例によるインプラントは、前歯の場合のように、第2スクリューホール154を形成してはいけない場合に有用に使用されることができ、臼歯においても補綴物を除去しなくてもセメントを除去しやすい場合にも有用に適用することができる。この場合、セメント維持型インプラントと違う点は、SCRPインプラントは、SCRPアバットメント120とともに使用されるとき、SCRPアバットメント120の特性をもっと著しくすることができ、第2スクリューホール154が形成される位置を予め表示することもできるということである。
本実施例においては、補綴物150が金属フレームワークおよびポーセレンで構成されているが、そのほかにも、金属フレームワークなしに、ポーセレンだけで構成することができ、補綴物が合着された後に、第2スクリューホールに相当する部位が外部に露出しないので、審美的な見掛けを形成することができる。
本発明によれば、SCRPインプラントの施術方法は、ネジ維持型およびセメント維持型の利点を全て採択し、両方式の欠点を解決して、インプラント補綴が要求する大部分の条件を満足する。
言い換えれば、インプラントと補綴物との間に受動的適合を易しく得ることができ、スクリューの締め付けを適切に調節してネジの解けを減らし、ネジが緩んでも、補綴物の損傷なしに再び締め付けることができ、セメント維持型より補綴物の分離および装着が用意であり、永久セメントを負担なく使用して脱落の危険が少なく、小さい顎間距離でも適用することができる。また、歯肉縁下のセメントを易しく除去して補綴物境界部を研磨することができ、手作業過程が簡単であり、臨床的術式が簡単であり、時間および費用を著しく節減することができ、制約が少なくて補綴物金属の種類選択が自由であり、即刻のインプラント施術に非常に有利であり、ほぼ大部分の症例に適用することができ、多数のインプラント補綴において一つのアバットメントのセメントが脆弱または不良であっても補綴物の損傷なしに分離して再び合着することができ、ネジを強く締め付けてもインプラントに無理な力が加えられないので、骨質が弱いインプラントにも所望のトルクでネジを締め付けることができる。
また、本発明によるアバットメントは、フィクスチャーと結束される収容部に密着孔および余裕空間を形成する。したがって、密着孔によって、アバットメントがフィクスチャーにそれぞれ再位置されることができ、余裕空間によって、アバットメントおよび補綴物は合着された後にもフィクスチャーから容易に分離されることができ、容易に再装着されることができる。特に、一つの補綴物に2以上のアバットメントを一体に固定する場合、余裕空間はフィクスチャーの結合突起が容易に分離されるようにし、密着孔はアバットメントがフィクスチャーに定位置することができるように案内する。
また、補綴物およびアバットメントをフィクスチャーに対して容易に分離および再装着することができるので、インプラントの破切またはネジ解けの場合、インプラントを簡単に維持、補修および入れ替ることができる。
また、従来の大部分のアバットメントの構造を基にして本発明によるアバットメントを具現することができるので非常に経済的である。
上述したように、本発明の望ましい実施例を参照して説明したが、当該技術分野の熟練者であれば、下記の特許請求範囲に記載した本発明の思想および領域から外れない範囲内で本発明を多様に修正および変更可能であることが理解することができる。
(a)は従来のUCLAアバットメントを用いたネジ維持型補綴を示す断面図である。(b)は従来の中間アバットメントを用いたネジ維持型補綴を示す断面図である。 従来のセメント維持型補綴を示す断面図である。 従来の内部結合型インプラントを説明するための断面図である。 本発明の第1実施例によるSCRPインプラントの断面図である。 (a)〜(e)は第1実施例によるSCRPインプラントの施術方法を説明するための断面図である。 本発明の第2実施例によるSCRPインプラントの断面図である。 第2実施例によるSCRPインプラントの分離過程を説明するための断面図である。 本発明の第3実施例によるSCRPインプラントの断面図である。 第3実施例によるSCRPインプラントの分離過程を説明するための断面図である。 本発明の第4実施例によるSCRPインプラントの断面図である。 第4実施例によるSCRPインプラントの分離過程を説明するための断面図である。 本発明の第5実施例によるSCRPインプラントの断面図である。 第5実施例によるSCRPインプラントの分離過程を説明するための断面図である。 本発明の第6実施例によるSCRPインプラントの断面図である。 第6実施例によるSCRPインプラントにおいてフィクスチャーを示す平面図である。 第6実施例と類似したほかの実施例によるSCRPアバットメントの断面図である。 図16に示すフィクスチャーの平面図である。 本発明の第7実施例によるSCRPインプラントの分解斜視図である。 第7実施例によるSCRPインプラントの分離する過程を説明するための断面図である。 本発明の第8実施例によるSCRPインプラントおよびこれに使用されるアバットメントを説明するための分解斜視図である。 本発明の第8実施例と類似したほかの実施例によるSCRPインプラントおよびアバットメントを説明するための分解斜視図である。 (a)は本発明の第9実施例によるSCRPインプラントの断面図である。(b)は第9実施例によるSCRPインプラントの分離過程を説明するための断面図である。

Claims (19)

  1. 本体下部に形成された結合突起、および前記本体を上下に貫通して形成された第1スクリューホールを含むアバットメントを提供する段階;
    前記結合突起に対応してフィクスチャーの上部に形成された結合孔に前記結合突起を再位置させて挿入する段階;
    前記第1スクリューホールに対応するスクリューを用いて前記アバットメントを前記フィクスチャーに結束する段階;
    前記第1スクリューホールに対応して形成された第2スクリューホールを含む補綴物を提供する段階;および
    前記アバットメントと前記補綴物との間に歯科用セメントを介在して前記補綴物および前記アバットメントを合着する段階;
    を含むことを特徴とする、ネジ/セメント維持型補綴の施術方法。
  2. 前記第2スクリューホールを通じて前記スクリューを除去し、合着された前記補綴物および前記アバットメントを前記フィクスチャーから分離し、残余セメントを除去し、前記補綴物の境界部を研磨することを特徴とする、請求項1に記載のネジ/セメント維持型補綴の施術方法。
  3. 前記結合突起に、前記フィクスチャーに形成された前記結合孔に全体的にまたは部分的に密着して前記アバットメントを支持する密着部、および前記密着部に隣接するように形成され、前記フィクスチャーに対する前記アバットメントの相対的な回転を制限する回転防止部が提供され、前記密着部または前記回転防止部が部分的に除去されて形成された誘導傾斜面が提供され、前記誘導傾斜面によって前記結合突起と前記結合孔との間に余裕空間が形成され、前記余裕空間を用いて前記補綴物および前記アバットメントが前記フィクスチャーから容易に分離されることを特徴とする、請求項1に記載のネジ/セメント維持型補綴の施術方法。
  4. 前記結合孔および前記結合突起は多角形の断面を有する角柱状に形成され、前記結合突起が部分的に除去されて形成された誘導傾斜面を用いて、前記補綴物および前記アバットメントを前記フィクスチャーから容易に分離することを特徴とする、請求項1に記載のネジ/セメント維持型補綴の施術方法。
  5. 所定の間隔で離隔して植え込まれた複数の前記フィクスチャーに前記アバットメントをそれぞれ結束し、前記補綴物を提供する段階で、前記各アバットメントに対応する前記補綴物を一体に形成した状態で提供して、前記補綴物を前記アバットメントと同時に合着させることを特徴とする、請求項1に記載のネジ/セメント維持型補綴の施術方法。
  6. 本体下部に形成された結合突起、および前記本体を上下に貫通して形成された第1スクリューホールを含むアバットメントがスクリューによってフィクスチャーに結束され、前記アバットメント上に補綴物が合着されたインプラントを提供する段階;
    前記第1スクリューホールに対応して前記補綴物に第2スクリューホールを形成する段階;および
    前記第1および第2スクリューホールを通じて前記スクリューを解くことにより、前記補綴物および前記アバットメントを前記フィクスチャーから分離する段階;
    を含むことを特徴とする、ネジ/セメント維持型補綴の施術方法。
  7. 前記補綴物は、低層に形成され、前記アバットメントを直接収容する金属フレームワーク、および前記金属フレームワーク上に形成されたポーセレンを含み、前記第2スクリューホールを形成するために、前記第1スクリューホールに対応するホールを前記金属フレームワークに形成することを特徴とする、請求項6に記載のネジ/セメント維持型補綴の施術方法。
  8. 前記補綴物はポーセレンで構成されることを特徴とする、請求項6に記載のネジ/セメント維持型補綴の施術方法。
  9. ネジ/セメント維持型補綴用アバットメントにおいて、
    補綴物と合着される合着部を含み、スクリューホールが上下に貫設された本体;
    前記本体の下部に形成され、フィクスチャーの上部の結合孔に全体的にまたは部分的に密着して前記本体を支持する密着部、および前記密着部に隣接するように形成され、前記フィクスチャーに対する前記本体の相対的な回転を制限する回転防止部を含み、前記密着部または前記回転防止部が部分的に除去されて形成された誘導傾斜面を有する結合突起;
    を含み、
    前記誘導傾斜面によって前記結合突起と前記結合孔との間に余裕空間が形成され、前記余裕空間によって、前記補綴物が合着された前記本体が前記フィクスチャーから容易に分離されることを特徴とする、ネジ/セメント維持型補綴用アバットメント。
  10. 円錐柱状に形成された前記結合孔に対応して、前記密着部も前記本体下端に円錐柱状に形成され、前記密着部の下端に楕円状または角柱状に形成された回転防止部が前記密着部と一体に形成され、前記回転防止部が部分的に傾斜方向に除去されることにより、前記誘導傾斜面が提供されることを特徴とする、請求項9に記載のネジ/セメント維持型補綴用アバットメント。
  11. 円錐柱状に形成された前記結合孔に対応して、前記密着部も前記本体下端に円錐柱状に形成され、前記密着部の下端に楕円状または角柱状に形成された回転防止部が前記密着部と一体に形成され、前記密着部および前記回転防止部が部分的に傾斜方向に除去されることにより、前記誘導傾斜面が提供されることを特徴とする、請求項9に記載のネジ/セメント維持型補綴用アバットメント。
  12. 角柱状に形成された前記結合孔に対応して、前記密着部および前記回転防止部も前記本体下端に角柱状に一体に形成され、前記密着部および前記回転防止部が部分的に傾斜方向に除去されることにより、前記誘導傾斜面が提供されることを特徴とする、請求項9に記載のネジ/セメント維持型補綴用アバットメント。
  13. 円柱状に形成された前記結合孔に対応して、前記密着部も前記本体下端に円柱状に形成され、前記結合孔の内面に形成された凹凸部に対応して、前記回転防止部は前記密着部の側面に形成された少なくとも一つの回転防止凹凸部を含むことを特徴とする、請求項9に記載のネジ/セメント維持型補綴用アバットメント。
  14. 角錐柱状に形成された前記結合孔に対応して、前記密着部および前記回転防止部も前記本体下端に角錐柱状に一体に形成されることを特徴とする、請求項9に記載のネジ/セメント維持型補綴用アバットメント。
  15. 円錐柱状に形成された前記結合孔に対応して、前記密着部も前記本体下端に円錐柱状に形成され、前記結合孔の内面に形成された凹凸部に対応して、前記回転防止部は前記密着部側面に形成された少なくとも一つの回転防止凹凸部を含むことを特徴とする、請求項9に記載のネジ/セメント維持型補綴用アバットメント。
  16. 前記本体は、前記フィクスチャーのプラットホームによって支持される歯肉部を含み、前記結合突起の前記密着部は、前記結合孔の形状に対応して、前記本体の下端に形成され、前記回転防止部は前記歯肉部の底面に形成された少なくとも一つの突起を含み、前記突起は前記フィクスチャーの前記プラットホームに形成された溝と噛み合って前記アバットメントの回転を制限し、前記密着部が部分的に除去されて前記誘導傾斜面を提供することを特徴とする、請求項9に記載のネジ/セメント維持型補綴用アバットメント。
  17. ネジ/セメント維持型補綴において、
    結合孔が上部に形成されたフィクスチャー;および
    補綴物と合着される合着部を含み、スクリューホールが上下に貫設された本体、および前記本体の下部に形成され、前記結合孔に全体的にまたは部分的に密着して前記本体を支持する密着部および前記密着部に隣接するように形成されて前記フィクスチャーに対する前記本体の相対的な回転を制限する回転防止部を含み、前記密着部または前記回転防止部が部分的に除去されて形成された誘導傾斜面を有する結合突起を有するアバットメント;
    を含み、
    前記誘導傾斜面によって前記結合突起と前記結合孔との間に余裕空間が形成され、前記余裕空間によって、前記補綴物が合着された前記本体が前記フィクスチャーから容易に分離されることを特徴とする、ネジ/セメント維持型補綴。
  18. 前記結合孔が角錐柱状に形成され、前記結合孔に対応して、前記密着部および前記回転防止部も前記本体の下端に角錐柱状に一体に形成されることを特徴とする、請求項17に記載のネジ/セメント維持型補綴。
  19. 前記結合孔が円錐柱状に形成され、前記結合孔に対応して、前記密着部も前記本体下端に円錐柱状に形成され、前記結合孔の内面に形成された凹凸部に対応して、前記回転防止部は前記密着部側面に形成された少なくとも一つの回転防止凹凸部を含むことを特徴とする、請求項17に記載のネジ/セメント維持型補綴。
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