JP2006513017A - 化粧製品をその上、又はその内部に配置できるキャリアの加熱方法 - Google Patents

化粧製品をその上、又はその内部に配置できるキャリアの加熱方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006513017A
JP2006513017A JP2005518638A JP2005518638A JP2006513017A JP 2006513017 A JP2006513017 A JP 2006513017A JP 2005518638 A JP2005518638 A JP 2005518638A JP 2005518638 A JP2005518638 A JP 2005518638A JP 2006513017 A JP2006513017 A JP 2006513017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
product
temperature
heating
applying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005518638A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4166243B2 (ja
Inventor
ジャン−ルイ, アッシュ. ゲレ,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LOreal SA filed Critical LOreal SA
Publication of JP2006513017A publication Critical patent/JP2006513017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4166243B2 publication Critical patent/JP4166243B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D34/00Containers or accessories specially adapted for handling liquid toiletry or cosmetic substances, e.g. perfumes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D2200/00Details not otherwise provided for in A45D
    • A45D2200/10Details of applicators
    • A45D2200/1009Applicators comprising a pad, tissue, sponge, or the like
    • A45D2200/1018Applicators comprising a pad, tissue, sponge, or the like comprising a pad, i.e. a cushion-like mass of soft material, with or without gripping means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D2200/00Details not otherwise provided for in A45D
    • A45D2200/10Details of applicators
    • A45D2200/1009Applicators comprising a pad, tissue, sponge, or the like
    • A45D2200/1036Applicators comprising a pad, tissue, sponge, or the like containing a cosmetic substance, e.g. impregnated with liquid or containing a soluble solid substance
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D2200/00Details not otherwise provided for in A45D
    • A45D2200/15Temperature
    • A45D2200/155Heating or cooling means, i.e. for storing or applying cosmetic products at a predetermined temperature

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

本発明の目的は、化粧製品(1)、特にスキンケア又はヘアケア製品の温度を上昇させる方法を提供することにあり、製品はキャリア(2)の上、又は内部に配置され、例えばこの種類のキャリアに含浸させる。温度上昇は、外部の熱供給源、例えばマイクロ波照射によって行う。考慮するキャリアは、例えばワイプ、パッチ、又は製品を保持することができ、且つマイクロ波オーブンの中で加熱することができる他の全ての材料である。

Description

本発明は、メイクアッププロセス及びスキンケア製品を塗布するプロセス、更にはこのようなプロセスを実施するために使用する器具に関する。
化粧製品を、化粧製品の温度を上げた後に塗布することが提案されている。
従って、フランス特許第2376401号は、シャンプーをヒトの体温よりも少しだけ高い温度にまで加熱して効用を高めることを提案している。これを行なうために、加熱素子を組み込んだ装置の中に所定量のシャンプーを置く。
米国特許第5856653号は、マスカラを収容する貯蔵部を加熱してマスカラを液化する器具について記載している。
米国特許第5775344号は、容器と一体化した加熱素子を組み込んだマスカラ用の包装兼塗布器具について記載している。
国際公開公報WO 00/43286号は、混合すると発熱反応を起こして化粧組成物の温度を高くすることができる成分を含む器具について記載している。
米国特許第4913957号は、閉じた袋状構造を形成し、キャリアの隣接する第2の層に熱を移動させるように熱を保存することができる第1の層を含むラミネート加工キャリアを開示しており、この第2の層は製品で飽和し、処理表面に適用されるように構成されている。
特に第1の態様による本発明の目的は、特にスキンケア又はヘアケア用の化粧製品を塗布するプロセスであって、製品は、処理表面に当てることができるキャリアの上、又は内部に配置され、キャリアはほぼ指触乾燥状態であり、本プロセスは、
−キャリアの外部で、特にマイクロ波照射によって加熱を行なう手段を適用して少なくとも製品の温度を上昇させるステップ、及び
−製品を前記表面に塗布するステップ
を含む。
本発明において、「ほぼ指触乾燥状態である」という表現は、好適には、キャリアの重量に対して15%未満の水、好ましくは10%未満の水、更に好ましくは5%未満の水を含有するキャリアのことを言う。
本発明の別の目的は、特にスキンケア又はヘアケア用の化粧製品を塗布するプロセスを提供することであって、この製品は、処理表面に当てることができるキャリアの上、又は内部に配置され、キャリアは2つの非閉鎖性の塗布表面を含み、本プロセスは、
−キャリアの外部で、特にマイクロ波照射によって加熱を行なう手段を適用して少なくとも製品の温度を上昇させるステップ、及び
−製品を前記表面に塗布するステップ
を含む。
キャリアに含浸させる形で提供される製品を加熱することにより、例えば塗布された製品の広がり、及び処理領域、例えばまつ毛、皮膚、又は粘膜上における製品の保持力を促進することができるか、又は製品を加熱して使用する温度について少なくとも2種類の効果を生じさせることができる。含浸構造はほぼ平坦であることが好ましく、且つ製品を保持することができる少なくとも一つの部分を含む。
本発明による加熱段階の目的は、ほぼ指触乾燥状態である製品の液化を容易にし、製品が所望通りにキャリアを通過して流れるようにし、よって製品の広がりを促進することにある。実際、乾燥製品の塗布は、液状の同じ製品の塗布に比べると快適性に劣る。本発明によるプロセスは、取り扱いが容易であり、不使用時に汚れることがないほぼ乾燥したキャリアであって、製品中の活性剤が保存中に保護される構成のキャリアを提案するという利点を有する。製品中の活性剤は加熱段階の後にのみ放出され、加熱段階の直後に製品を処理表面に塗布する段階が行われる。
本発明による加熱段階によって達成される別の目的は、製品に含まれる少なくとも一つの活性成分の活性化を容易にすることにある。例えば、活性化は製品の物理化学修飾に対応する。物理化学修飾は、製品の少なくとも一つの化学特性及び/又は物理特性、好ましくは製品が含有することができる活性成分の内の一つの化学特性及び/又は物理特性に影響を及ぼす変化の全てを指すことを理解されたい。この修飾は製品の幾つかの成分に施すことができ、例えばこれらの成分の触媒作用を促進することができる。
次に、加熱段階によって、キャリアの物理特性及び/又は化学特性に影響を及ぼすこともでき、且つこれらの特性を修飾してキャリアの使用法を向上させることができ、特に製品を表面に塗布する際に製品の塗布を容易にすることができる。特にキャリアの温度をこの加熱段階によってその内部においても上昇させることができる。
製品のレオロジー特性、特に粘度、表面張力、構造組成、及びチキソトロープ効果は必要に応じて温度によって変えることができる。従って加熱すると製品を取り出し易くなる。実際、加熱による製品が流動化するほど多量の製品がキャリアから放出され、キャリアの外側表面における流れが大きくなり、これによって製品の塗布が一層容易になる。製品の分子と種々の成分との結合が変化し、特に製品に含まれる固形オイル及びワックスの全てがこの加熱効果によって液化する。すると、これと一緒に活性成分が外側表面に流れ出る。
キャリアが2つの非閉鎖性の塗布表面を含む場合、これらの面は互いに対向する。加熱段階によって製品の流動化が進み、これら非閉鎖性の塗布表面の各々によってそれぞれ形成される外側表面における流れが大きくなる。一般的に、一度に使用するのはこれらの2つの表面の一方であるので、2つの有効な塗布表面は、同じキャリアを2回使用することができる。また、一部のキャリアは、製品が毛細管現象によって前記キャリアに素早く行き渡るように作成され、素早い使用が可能である。「非閉鎖性表面」という用語は、キャリアが保持する製品の少なくとも一部が通過することができる表面を指す。
有利には、製品は、製品を熱い状態又は冷えた状態、特に室温で塗布することができる特性を有する。この特性によってユーザは、所望の塗布又はメイクアップの種類に応じて製品の特性をできる限り効果的に調節することができ、特に、同じ製品を冷えた状態で塗布すると厚く不均一な仕上がりとなるのに対し、製品を薄い層に広げてきめ細かなメイクアップを行うことが望ましい場合に製品を熱い状態で塗布することができる。従って加熱することによって、製品の活性成分の物理特性又は化学特性に対応する機能特性を発現させ、及び/又は加速することができる。
更に、製品の化学成分に関して、製品は、所定の温度に達した後にのみ活性化される活性成分を含むことができる。この場合、例えば第1の温度、例えば室温で第1の化粧効果又はスキンケア効果を、例えば第2の温度、例えば第1の温度よりも高い温度で第2の化粧効果又はスキンケア効果を得ることができる。
製品を熱い状態で塗布すると、製品の活性成分が少なくとも皮膚、粘膜、又はケラチン繊維への浸透が促進され、血行を局所的に良くすることができる。実際、局所的な塗布を行なう場合、キャリアの熱は表皮細胞に伝わり、孔の広がりを促進する。従って、製品の塗布に必要な時間は、本発明に従って加熱されるキャリアに含浸する形で製品がキャリアに含まれる場合にかなり短くなる。
再利用可能なキャリアの場合、製品は熱可逆性の化合物を含むことが好ましく、これによって、第1回目の使用の後に製品を熱い状態又は冷えた状態で使用することができる。プロセスは、器具が単一回のみ使用されるように設計されているかどうかによって、1回又は数回実施することができる。
更に、製品が熱効果によって流動化すると、熱がキャリアの構造に伝わって、キャリアの組織が軟化する。キャリアの触感が一層良好になり、皮膚の敏感な部分に塗布を行なうことができる。
また、加熱段階の間に製品の活性成分がキャリア構造から自然に出てくるので、使用の前にキャリアを湿らせる必要を無くすことができる。これらの活性成分はキャリアの表面に染み出すので、皮膚に直接塗布することができる。
しかしながら、キャリアに含浸させる液体の量を増やすためにキャリアを液体、例えば水の中に浸す初期段階において、キャリアを外側から加熱することができないわけではない。従って、加熱操作、特にマイクロ波による加熱操作によってキャリア内部に含浸している液体の初期加熱及び製品全体の流動化が容易になり、これによって製品がキャリアから放出され易くなる。親水性であるかどうかに拘らず、活性成分は全て液体と一緒にキャリアの表面に達する。
これらのキャリアは、経皮作用により活性成分を皮膚に染み込ませることができる。処理表面への塗布を行なうために少なくとも一つの活性製品を含浸させることができるキャリアは、例えばワイプ、パッチ、及びほぼ全ての種類の多孔質基質から選択される。好適には、これらのキャリアは長楕円形構造を有する、すなわちキャリアを画定する平面の寸法よりも小さい厚さを有する。
別の含浸キャリアは、例えばフロック材アプリケーターとすることができ、このアプリケーターは、例えばエラストマー又はプラスチック材料からなる本体を有し、本体の表面は製品が含浸したフロック材により覆われる。
これらのキャリアは、キャリアに含まれる薬剤及びこれらの薬剤の活性化方法によって乾燥した外観又は湿った外観を呈する。乾燥キャリアは、製品の活性成分が加熱段階の間に流動化されてキャリアから放出されるとすると、使用の前に湿らせることなく直接使用することができる。乾燥キャリアは、加熱段階の前に湿らせるか、又は再度湿らせることもできる。
キャリアを構成する材料は、使用モード及びキャリアに含浸する活性成分に応じて親水性のものであっても疎水性のものであってもよい。
化粧用ワイプは通常、好ましくは不織布である自然材料又は合成材料からなる基質により構成されるが、基質は、発泡体又は織布材料、或いはセルロース又はシリコーンマトリックスとすることもできる。前記基質には、所望の目的、例えば皮膚からのメイクアップの洗浄又は除去、又はスキンケアに適する組成物を含浸させる。ワイプは通常、不織布材料、特に通気性又は多孔性不織布材料、発泡体、織布繊維、フェルト材料、多孔性又は非多孔性プラスチック膜、であり、好ましくは金属コーティングが施されていない材料から選択される材料により作製される。
パッチは通常、連続する複数の層を次の順番で有する構造を有する。第1層:キャリア層と呼ばれる通常閉鎖性である層、すなわち活性成分を透過せずに活性成分の蒸発を防ぎ、且つ経皮透過を容易にする材料により構成される層。第2層:貯蔵層と呼ばれ、キャリア層に付着し、製品、従って活性成分を含有する層。この貯蔵層は皮膚に直接触れることができ、必要に応じて、皮膚にパッチを貼り付ける操作を容易にするために貯蔵層の表面に取り付けて、活性成分を透過させる接着材料層に直接触れることができる。最終層:取り外し可能な保護層:貯蔵層を覆ってシールすることにより、パッチを使用する前の保存期間中に貯蔵層を外部汚染から保護する。
さらに簡易な方法により、例えば織布材料又は不織布材料により作製され、且つキャリアの少なくとも一つの表面に固定される製品層を含むキャリアが公知である。
取り外し不能な形でマトリックスに接合させた少なくとも2つの層の間に配置される接着性マトリックスを含み、使用前に湿らせる必要のある、所謂「サンドイッチ」マスクも公知である。これらの層の少なくとも一つ、通常は両方の層は、液体を透過し、マトリックスは、前記液体に接触させて配置すると、皮膚に作用することができる少なくとも一つの主要活性成分を含む。好適には、マトリックスは前記液体に溶解する一つ以上の成分を含む。液体は水、又は水及びアルコールの溶液とすることができる。例えば、マトリックスはワックス又は固形オイルから成る微小球を含む。
好適には、このようなマスクは、活性成分を含浸させるためにマスクを事前に水性の液体に通すことなく得られる。その結果、この種類のマスクは製品の形成過程において防腐剤を含ませる必要がない。従って、キャリアが吸収することができる量の製品には、より多くの活性成分が含まれる。キャリアには、例えば脱水製品又は乾燥製品を直接含浸させる。
使用の前に湿らせる必要があるキャリアの場合、マトリックスと液体が相互作用することにより活性成分がマトリックスから放出され易くなる。これは、マトリックスに、前記液体と接触すると広がってキャリアのメッシュサイズを大きくする成分が含まれるためである。例えば、吸湿化合物は広がる性質を有し、特に、ポリアクリレート、シリカ、綿繊維、でんぷん、アルギン酸塩、カルシウム又はマグネシウム炭酸塩、ビスコース、セルロース、乾間物から選択される。
使用の前にキャリアを湿らせる必要があるかどうかに関わらず、本発明によるプロセスでは、使用の前にキャリアを加熱することにより、マトリックス又は貯蔵層に含まれる製品を、前記マトリックスに付着する透過層の少なくとも一つの外側表面にまで、又は前記貯蔵層の少なくとも一方の外側表面にまで、容易に高速で引き出すことができる。マトリックスに取り付けられた透過層が細密であるほど、より多くの量の製品を引き出すことができる。
キャリアを切断してディスク、マスク、タオル、グローブ、成形ローラ、又は化粧用途に適するその他の形状にすることができる。
キャリアは、キャリアの外部のエネルギー供給源により加熱する。加熱は、キャリアをオーブン、例えばマイクロ波オーブンの中に置くことにより、又はキャリアを加熱素子の下、又は上のスチームバスの上方に置くことにより行なうことができる。使用の前に湿らせる必要のあるキャリアの場合、スチームバス上方において加熱することにより、キャリアを加熱する操作及び湿らせる操作を同時に行なうことができる。熱供給源は、赤外光、可視光、紫外線、電子線、電磁波、又は物質を含浸する固形キャリアを加熱する機能を備える他の形態とすることができる。
本発明では、キャリアはマイクロ波オーブンの中で加熱することが好ましい。「マイクロ波オーブン」という用語は、食物を加熱する他の用途に使用されるような従来型のオーブンであって、加熱対象物体を電磁気エネルギーに晒すことができるチャンバーを含むオーブンを指す。この場合、選択されるキャリアは有利には金属、例えば金属部品、又は金属又は導電コーティングを含まず、マイクロ波オーブンの中で使用することができる材料によってのみ作製されることが好ましい。加熱を行う本方法によって、製品を含浸するキャリアが熱伝導性の悪い一つ以上の材料により作製される場合でも、大きな温度上昇速度が得られる。キャリア容積内の製品温度の上昇は高速に行われる。
加熱は、キャリアに含浸された製品から取り出される活性成分の溶融温度及び/又は液化温度を考慮して行なわれる。製品は、皮膚の上に直接塗布するために25℃〜100℃、好適には30℃〜55℃の温度になるように加熱することができる。マイクロ波照射により加熱を行なう場合、加熱時間は、選択するマイクロ波電力に応じて、例えば1〜150秒、好適には2〜60秒、又は3〜25秒、例えば約5秒とすることができる。
一般的に、加熱時間は基本的には選択する熱供給源の電力、キャリアの性質、初期温度及び到達温度に依存し、更にはキャリアに含浸される製品の量及び性質にも依存する。
好適には、キャリアは加熱手段の中に「平坦に」なるように載置されるので、製品が液化すると、製品を塗布する側のキャリアの少なくとも一つの表面が製品を最も大量に含浸する。実際、流動化した製品の流れる方向は重力、又はキャリアのメッシュ構造に従って決まり、製品は毛細管現象及び重力によって外側表面の内の一つに向かって広がる。
キャリアは、ユーザにオーブンの電力に応じた必要加熱時間を通知する注意書きを含む包装器具に収容することができる。包装器具はユーザに、器具を加熱することができること、特に器具をマイクロ波オーブンの中に置くことができることを通知する表記を含むことができる。
本発明の別の態様は、上述とは別個の、又は上述と組み合わせたキャリアであって、特にスキンケア又はヘアケア用の化粧製品がその上、又は内部に配置される構成のキャリアを提供することを更なる目的とし、このキャリアは製品の温度についての情報を提供するように構成される表示部を備える。この種類の表示部はユーザに、加熱手段から取り出すときの製品の温度について通知して、製品を正しく使用し、且つユーザをやけどから保護することができる。
使用する表示部は、特に製品温度が少なくとも一つの所定値よりも高い場合、例えば製品温度が、熱い状態での製品の効果的な使用を可能にする温度範囲に対応する、2つの所定値の間にある場合、ユーザに警告を発するように機能することができる。表示部は、例えば、製品を加熱することが望ましい温度で状態を変えることができる。例えば、製品を温度T1で使用することが望ましい場合、T1よりも数℃低い温度T2で色を変える表示部を使用することができ、この場合、温度T2は表示部と製品との間の熱抵抗を考慮して選択される。この種の表示部はユーザに警告を発する機能を備える。
温度検出表示部は、温度によって、例えば外観、特にその色を、所定の遷移温度に達すると一の色から別の色に変化することによって変化させることができる。表示部は温度の関数である色飽和効果を有してもよい。表示部は温度に依存する、特定の温度に達すると透明又は不透明になる透明効果を有することもできる。好適には、表示部は温度によりその外観を可逆的に変化させる、すなわち表示部は器具が室温に戻ると元の外観に戻る。
例えば表示部は、例えば接着によってキャリアに固定される少なくとも一つの可撓性支持体を含むことができる。表示部は、例えばキャリアの一つの面に貼付されるパッド又は接着ラベルの形を採ることができる。表示部は、キャリアの上に、例えばサーモクロミック色素を含有するインクを使用して印刷することにより作製することもできる。表示部は、キャリア又は製品を構成する材料にサーモクロミック色素を含ませることにより形成することもできる。
表示部は、外観が温度と共に変化する全ての材料、例えば封入することができる構成のコレステリック液晶、好適には、器具をマイクロ波オーブンの中に載置することができる構成の材料を含むことができる。温度によって外観が変化する材料の例は、例えば欧州特許第1191317A1号又は米国特許第5786578号に記載されている。
本発明の更に別の目的は、その上又は内部に、特にスキンケア又はヘアケア用の化粧製品を配置できるキャリアを提供することにあり、このキャリアは、2つの非閉鎖性の塗布表面を含み、マイクロ波オーブンの中で加熱することができ、且つその表面の少なくとも一部の上に、温度の上昇に応じて外観、特にその色を変えることができる手段を含む。
本発明の別の目的は、上述とは別個に、又は上述と組み合わせて採用される、スキンケア製品を含む化粧製品を含浸したキャリアの販売を促進する方法を提供することであり、この方法によって、器具をマイクロ波オーブンの中に載置して製品温度を上昇させることにより、例えば製品の特性、特にそのレオロジーを変えることができることを通知することができる。この製品は、例えばメイクアップリムーバーワイプ又は2層マスクのようなスキンケア製品又はメイクアップ製品である。
本発明のさらに別の目的は、上述とは別個に、又は上述と組み合わせて採用される、化粧製品を含浸したキャリアの販売を促進する方法を提供することであり、この方法により、製品を熱い状態で使用するか又は冷えた状態で使用するかによって、2つの異なるメイクアップ効果が得られることを通知することができる。
製品の販売促進は、あらゆる通信チャネルを通じて行なうことができる。この販売促進は、ベンダーが販売拠点(例えば、美容関連施設又は美容院)において直接、又は販売チャネル、特に通信販売により、ラジオ又はテレビを通じて、特に宣伝コマーシャルの形で実行することができる。販売促進はまた、プレス発表又は他の文書、特に宣伝を目的とする文書を利用して実行することができる。販売促進はまた、コンピュータネットワーク又は携帯電話ネットワークを通じて実行することができる。販売促進はまた、包装器具、他の包装媒体、或いは添付取扱説明書により実行することができる。
後述及び添付図面により、本発明を更に詳細に説明する。これらは指針としてのみ提示されるのであり、いかなる意味でも本発明の範囲を限定するものではない。
図1のブロック図は、本発明の第1の態様による、キャリア2に含浸させた図2の化粧製品1の温度を上げるために使用できるプロセスの種々の段階を示している。
このプロセスは、化粧製品をキャリアに含浸させる第1段階10を含む。キャリアへの化粧製品の含浸は、既知の方法、特にパッチ又はワイプを作製するために使用する方法に従って行なうことができる。
次にプロセスは、製品をキャリア及び製品の外部の加熱手段を使用して加熱する段階20を含む。例えば、この加熱手段はマイクロ波オーブンであり、この場合、キャリアはマイクロ波照射に晒されると壊れ易い、又は使用するオーブンを壊し易い金属部分又は導電部分を全く含まない。
マイクロ波加熱が有効であるのは、オーブンの電力出力が非常に調整し易く、更には、加熱時間を正確にモニターすることができるからである。従って、所与のキャリアに対し、例えば「P」がオーブンの電力、「t」が加熱時間を指す場合に、タイプ(P1,t1);(P2,t2)などの加熱設定組合せを示すことができる。
好適にはマイクロ波電力設定は、製品がマイクロ波照射に晒される時間がかなり短く、例えば20秒未満、特に数秒のオーダーとなるように選択される。
次に包装器具を加熱手段から取り出し、製品の塗布を行う段階30を実行する。この塗布は、例えばキャリアを処理表面、例えば皮膚に直接当てることにより行なうことができる。製品は、例えばメイクアップリムーバー、モイスチャライザー、ファンデーション、サンスクリーン製品、ヘア製品、セルフタンニング製品、又は他のスキンケア製品とすることができ、ここに挙げたものに限定されない。
マイクロ波オーブンによる加熱時間の最後では、キャリアの外側表面での製品の温度は55℃又は70℃を超える。このため、好適な実施形態では、キャリアは温度表示部3を備える。
この温度表示部3は図2に示すように、キャリアの塗布面に接着されるラベル又はパッドの形を採ることができる。温度表示部は、例えば製品層1を形成するように設計された材料に、既知のサーモクロミック色素、又は温度の変化により色を変えるその他の材料を混合することにより作製することができ、好ましくは製品を加熱するためにキャリアをマイクロ波オーブン内に入れることに適合している。サーモクロミック色素を含有するインクを使用したストライプ又は他のパターンをキャリア2の外側表面4の上にスクリーン印刷することもできる。
本発明の別の態様によれば、キャリア材料に含浸した製品が余りにも急激に冷却されることがないように、十分に高い熱慣性率をキャリア材料が有するようにキャリア材料を選択することができる。従って、キャリア材は、無機物又は他の充填物を高い割合で含むことにより大きな熱容量を有するプラスチック材料によって作製することができる。
従って、例えば青銅又は酸化アルミニウムのような化合物から成る充填物を含む成形加工による熱可塑性材料又は熱硬化性材料を作製することができる。特に、酸化アルミニウムを60重量%含み、残りの部分がポリアミド又はポリプロピレンである混合物を成形することによりキャリアを作製することができる。更なる非限定的実施例として、キャリアは、ポリプロピレンを40重量%、セラミック材料を60重量%含む混合物を成形することにより作製することもできる。
キャリアの熱慣性は、例えば充填プラスチックを使用することにより、かなり大きくなるので、加熱手段の消費電力を下げることができる。
キャリアの熱慣性は、キャリアの材料に、塗布製品を内部に充填することができる材料、例えば発泡体又はフリットのような多孔質材料を使用することにより大きくすることもできる。キャリアの孔に含まれる製品はマイクロ波オーブンの中に置いたときに加熱され、この熱慣性がさらにキャリアに加わる。
キャリアはまた、キャリアをマイクロ波オーブンの中に載置することができることを示す記号を含むことができる。
図2は「2層」タイプのキャリアを示しており、このキャリアは、両側をそれぞれ第1外側層2a)及び第2外側層2b)に取り囲まれた製品層1を含む。これらの外側層の少なくとも一つは、製品を通過させることができ、処理表面に適用できる材料により作製される。本実施例の場合、これらの外側層は、平坦面を有し、薄く、そしてその所望の塗布領域に適合する外形を有するように成形する。例えば、製品層は同じ表面領域を有し、加熱後は少なくとも一つの透過層の全表面領域を覆い、且つ通過することができる。
加熱後、活性成分が流動化し、そして透過層を通過する。
図3に示す変形例では、キャリアは単一層を含み、この単一層の上に製品層1が直接設けられる。この種のキャリアに対する加熱は、この製品を処理領域に直接塗布するときに製品の少なくとも一つの物理化学特性に変化を生じさせるために行う。
キャリアを加熱しながらキャリアを湿らすことが望ましい場合、本発明では加熱対象のキャリアをスチーム機器に取り付け、次にこの機器をマイクロ波オーブンの中に載置する。このスチーム機器5は容器6を含み、この容器には、一定量の蒸発可能な液体L、例えば水を保存することができる。グリッド7をこの容器6の上方に取り付け、容器から蒸発するスチームがグリッドを通過してグリッド7上に配置されるキャリア2を湿らすことができるようにする。また、随意でこの機器5は蓋8を含むことができ、これによって液体は確実に蒸発し続け、スチームが蓋に触れるとスチームが凝縮して再度液化し、容器に戻る形で容器に流入する。
容器6内の液位の高さ及び液位に対するグリッド7の位置を調整して湿潤性を高くしたり低くしたりすることができる。液位に関し、容器6は例えば目盛9を有し、容器に保存される水の量を最低限の精度で測定することができる。図5aによれば、容器6はこのような目盛9を含む。
グリッド7又は容器6は、互いに対する取り付けがそれぞれ容易になるように、互いに嵌合する固定手段も含む。図5bによれば、グリッド7は中空構造10の内部に取り付けられ、この中空構造の外縁が容器6の内側に嵌合する。例えば、容器6が円筒形である場合、グリッド7は環状構造の内部に取り付けられる。この環状構造10の外周は、第1の窪み11を第1面13側、例えばグリッド7の上面13の側に有する。更に、構造10は第2の窪み12を、同じグリッド7の第1面13とは反対側の第2面14の側に有する。グリッド7はこれらの2つの窪みの高さ11と12の中間に位置しないことが好ましいので、どちらの窪みが容器6の内縁と嵌合するかによって、グリッド7は容器6に対して2つの異なる高さに位置する。
逆に、窪み11及び12を構造10の内側エッジ上に形成して容器6の外縁と嵌合させることができる。
図5cによる変形例では、グリッド7が構造10の内側に取り付けられ、構造10外縁上には少なくとも2つのフランジ15及び16が設けられており、これらはそれぞれ容器6の内縁に設けられる後退部17と嵌合する。構造10は、半径方向の応力を吸収して構造10を容器6に圧入することができるように、若干の柔軟性を有する。従って、第1フランジ16を後退部17に挿入するとき、第2フランジ15に負荷が掛からないので好ましい。他方、キャリア10を更に容器6に向けてさらに押し込むと、第1フランジ16にひずみが生じて内縁に押し付けられる間に第2フランジ15が後退部17と嵌合する。
請求の範囲及び明細書を通じて、「〜を含む」という表現は、特に断らない限り、「少なくとも1つの〜を含む」と同義であると理解されたい。
本発明による方法の一実施例の各段階を示すブロック図である。 本発明による加熱対象の含浸キャリアの外観図である。 本発明による加熱対象の含浸キャリアの外観図である。 スチームバスの上方での加熱を可能にする器具の展開図である。 a、b、及びcは図4による器具の実施形態の例である。

Claims (17)

  1. 特にスキンケア又はヘアケア用の化粧製品(1)を塗布する方法であって、製品は、処理表面に当てることができるキャリア(2)の上、又は内部に配置され、キャリアはほぼ指触乾燥状態であり、
    −キャリアの外部で、特にマイクロ波照射によって加熱を行なう手段を適用して少なくとも製品の温度を上昇させるステップ、及び
    −キャリアを前記処理表面に直接当てることにより製品を前記表面に塗布するステップ
    を含む方法。
  2. 製品の温度を上昇させることによって、製品の構成成分の少なくとも一つを活性化できることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 製品の温度を上昇させることによって、製品に含まれる少なくとも一つの活性成分の活性化を開始させるか又は促進し、特に表面における活性成分の放出を促進することを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 製品の温度を上昇させることによって、製品の液化が可能になることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の方法。
  5. キャリアは、特にセルロース、発泡体、織布材料、フェルト、不織布材料、又はプラスチックからなる、シート又は複数層の組合せの形態に構成することを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の方法。
  6. キャリアは、加熱する前に液体、例えば水に浸すことを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の方法。
  7. キャリアは、製品の温度が25℃〜100℃、好ましくは30℃〜55℃に達するように加熱することを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 製品をマイクロ波照射に晒す時間が1〜150秒、好ましくは2〜60秒、又は3〜25秒であることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の方法。
  9. キャリアは、マイクロ波オーブンの加熱温度で蒸発できる液体を収容する容器(6)上方のグリッド(7)の上に配置し、好適には容器内の液位に対するグリッドの高さが調整可能であることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の方法。
  10. キャリアをグリッドの上に配置すること、及びこのグリッドの上方に蓋(8)を配置して閉じた状態でのキャリア周囲の容器と蓋との間に容積を画定することを特徴とする、請求項9記載の方法。
  11. キャリアはその表面の全体又は一部に表示部(3)を含み、この表示部の外観、特に色が温度の変化に伴って変化することを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 表示部は、製品を加熱することが望ましい温度よりも低い温度で状態を変えることを特徴とする、請求項11記載の方法。
  13. 表示部は、キャリアの表面の全部又は一部に、サーモクロミック色素を含有するインクを印刷するか、又はサーモクロミック色素を含有するラベルを貼ることにより作製されることを特徴とする、請求項11ないし12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 特にスキンケア又はヘアケア用の化粧製品(1)を塗布する方法であって、製品は、処理表面に当てることができるキャリア(2)の上、又は内部に配置され、キャリアは反対側を向く2つの非閉鎖性塗布表面を含み、
    −キャリアの外部で、特にマイクロ波照射によって加熱を行なう手段を適用して少なくとも製品の温度を上昇させるステップ、及び
    −製品を前記表面に塗布するステップ
    を含む方法。
  15. 製品の温度を上昇させることによって製品の液化が容易になることを特徴とする、請求項14記載の方法。
  16. 上又は内部に特にスキンケア又はヘアケア用の化粧製品(1)が配置されるキャリアであって、指触乾燥状態であり、且つマイクロ波オーブンの中で加熱することができ、その表面の少なくとも一部に、温度の上昇に伴って外観、特に色を変えることができる手段を含むキャリア。
  17. 上又は内部に特にスキンケア又はヘアケア用の化粧製品(1)が配置されるキャリアであって、反対側を向く2つの非閉鎖性塗布表面を含み、マイクロ波オーブンの中で加熱することができ、その表面の少なくとも一部に、温度の上昇に伴って外観、特に色を変えることができる手段を含むキャリア。
JP2005518638A 2003-01-13 2004-01-12 化粧製品をその上、又はその内部に配置できるキャリアの加熱方法 Expired - Fee Related JP4166243B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0300301A FR2849753B1 (fr) 2003-01-13 2003-01-13 Procede de chauffage d'un support sur lequel ou a l'interieur duquel est dispose un produit cosmetique
US44355603P 2003-01-30 2003-01-30
PCT/EP2004/000130 WO2004062424A1 (en) 2003-01-13 2004-01-12 Process of heating a carrier on which or inside which a cosmetic product is placed

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006513017A true JP2006513017A (ja) 2006-04-20
JP4166243B2 JP4166243B2 (ja) 2008-10-15

Family

ID=32524858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005518638A Expired - Fee Related JP4166243B2 (ja) 2003-01-13 2004-01-12 化粧製品をその上、又はその内部に配置できるキャリアの加熱方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20060246118A1 (ja)
EP (1) EP1589850B1 (ja)
JP (1) JP4166243B2 (ja)
AT (1) ATE429835T1 (ja)
DE (1) DE602004020866D1 (ja)
ES (1) ES2324938T3 (ja)
FR (1) FR2849753B1 (ja)
WO (1) WO2004062424A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016533853A (ja) * 2014-01-08 2016-11-04 シーティーケー カンパニー リミテッドCtk Co., Ltd 液状化粧料含浸のための多孔性パッド及びこれを用いた液状化粧料含浸方法

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2894443B1 (fr) * 2005-12-09 2008-07-04 Oreal Procede de traitement cosmetique ou dermatologique et dispositifs pour la mise en oeuvre d'un tel procede
US7955016B2 (en) 2005-12-09 2011-06-07 L'oreal Cosmetic or dermatological treatment method and devices for application of such a method
US7753609B2 (en) * 2006-06-07 2010-07-13 Elc Management Llc Cosmetic applicators containing heating elements
US8308383B2 (en) * 2010-03-26 2012-11-13 Elc Management, Llc Heated mascara applicator and suitable compositions
US8267605B2 (en) 2010-03-26 2012-09-18 Elc Management Llc Capacitor powered personal care devices
US8336738B2 (en) 2010-11-18 2012-12-25 Elc Management Llc Reusable pump dispenser for heated personal care compositions
US8585307B2 (en) 2010-12-29 2013-11-19 Elc Management, Llc System for sampling a heated product
KR101502714B1 (ko) 2010-12-29 2015-03-13 이엘씨 매니지먼트 엘엘씨 열에 의해 열화될 수 있는 제품을 위한 가열식 도포기 시스템
US20170291751A1 (en) * 2016-04-08 2017-10-12 Elc Management Llc Container System For Use With A Cosmetic Mask
CN114040693B (zh) 2019-07-01 2024-04-09 雷亚迪明碧提公司,以碧提布兰德公司名义营业 颜色改变的化妆工具
US11358167B2 (en) 2020-01-22 2022-06-14 Elc Management Llc Reusable pump dispenser

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2376401A1 (fr) 1976-12-28 1978-07-28 Joubert Georges Appareil pour le stockage et la distribution de produits cosmetiques
US4913957A (en) * 1988-05-23 1990-04-03 Kimberly-Clark Corporation Thermal retaining fabric laminate
US4933525A (en) * 1989-03-22 1990-06-12 Mobil Oil Corporation Microwaveable container having temperature indicating means
US5311887A (en) * 1992-12-29 1994-05-17 Ramsey Floyd W Comb for holding a liquid and dispensing the liquid through comb teeth
US5775344A (en) 1996-02-09 1998-07-07 Clay; Mary A. Cosmetic container and applicator with heating apparatus
US5856653A (en) 1996-06-13 1999-01-05 Boudreaux; Nona Mascara extender
US5674268A (en) * 1996-07-08 1997-10-07 The Hygenic Corporation Method for providing therapeutic heat treatment and kit for practice thereof
US5786578A (en) 1997-06-30 1998-07-28 Christy; George M. Microwave-heatable exercise putty in a container with temperature indicator
US6179162B1 (en) * 1997-08-08 2001-01-30 Gregg A. Motsenbocker Device for warming and dispensing towels
US5980536A (en) * 1998-03-23 1999-11-09 Jamali; Parvin Wax container and application kit
ITMI990084A1 (it) 1999-01-19 2000-07-19 Istituto Profilattico Italiano Procedimento e dispositivo per l'applicazione di prodotti cosmetici atemperatura controllata
GB9913461D0 (en) * 1999-03-19 1999-08-11 Reckitt & Colman France Improvements in or relating to organic compositions
US6485730B1 (en) * 1999-11-09 2002-11-26 E.O.H. Industries, Inc. Single serving paraffin treatment system and method
US6537308B2 (en) * 2000-04-14 2003-03-25 Alma D. Burkhart Cosmetic and therapeutic face mask
US6544614B1 (en) 2000-09-21 2003-04-08 Sonoco Development, Inc. Packaging with incorporated temperature sensitive label

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016533853A (ja) * 2014-01-08 2016-11-04 シーティーケー カンパニー リミテッドCtk Co., Ltd 液状化粧料含浸のための多孔性パッド及びこれを用いた液状化粧料含浸方法

Also Published As

Publication number Publication date
ATE429835T1 (de) 2009-05-15
FR2849753A1 (fr) 2004-07-16
EP1589850B1 (en) 2009-04-29
JP4166243B2 (ja) 2008-10-15
WO2004062424A1 (en) 2004-07-29
ES2324938T3 (es) 2009-08-20
US20060246118A1 (en) 2006-11-02
FR2849753B1 (fr) 2006-08-18
EP1589850A1 (en) 2005-11-02
DE602004020866D1 (de) 2009-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7419321B2 (en) Hand applicator of encapsulated liquids
JP4166243B2 (ja) 化粧製品をその上、又はその内部に配置できるキャリアの加熱方法
JP6590182B2 (ja) 皮膚貼り付け用シート作製方法、美容方法、および皮膚貼り付け用シート
US7419677B2 (en) Treatment device and method of using the same
US6730317B2 (en) Patch, a kit constituted by a patch and a receptacle and a method
JPS6045522B2 (ja) 化粧用具
US6312181B1 (en) Disposable make-up applicator
US6723306B2 (en) Article for applying artificial tanning agent and method of making
JPH01164304A (ja) 皮膚又は毛髪の処理用のシート材料
KR102529186B1 (ko) 사람의 피부 또는 손톱을 장식하기 위한 물건 및 그 물건을 사용하는 방법
JP2009072607A (ja) メイクアップの方法及びスキンケア製品を塗布する方法、並びにそのような方法の実施に用いる器具
JP3985916B2 (ja) 化粧用パフの製造方法
CA2149118C (en) Volatile liquid samplers and process for their manufacture
JPH0252661A (ja) 脱臭剤若しくは消臭剤発散機能を有するマーク材
WO2000004869A1 (fr) Sachet en feuilles et procedes de fabrication et d'utilisation correspondants
JP2581946B2 (ja) 透湿性防水布
KR102033243B1 (ko) 아로마테라피 기능성 발열팩 및 그 제조방법
CN215915747U (zh) 一种自填式发热中药敷贴
JP3067099U (ja) 速効効果の高い芳香シ―ル
JP2007297353A (ja) 貼着型の芳香シート
JP2004337539A (ja) 爪磨きシート
JPS5910988Y2 (ja) 皮膚貼付剤
JP5431696B2 (ja) 香り付き使い捨てカイロ
JPH0236803A (ja) 脱臭剤若しくは消臭剤含有マーク材を有する衣類等およびその製造方法
JPH0284595A (ja) 防虫剤発散機能を有するマーク材

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071009

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080109

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080701

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees