JP2009072607A - メイクアップの方法及びスキンケア製品を塗布する方法、並びにそのような方法の実施に用いる器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】脱毛ワックス以外のスキンケア製品を含む化粧製品(P)を塗布する方法に関する。
【解決手段】包装用装置内に収容されており、包装用装置をマイクロ波オーブン内に置く段階と、オーブン内で包装用装置をマイクロ波照射に晒すことによって製品(P)の温度を上昇させる段階と塗布具を用いて製品を塗布する段階とを含む。また、マイクロ波オーブン内で加熱可能な化粧製品(P)の包装用装置にも関する。
【選択図】図2
【解決手段】包装用装置内に収容されており、包装用装置をマイクロ波オーブン内に置く段階と、オーブン内で包装用装置をマイクロ波照射に晒すことによって製品(P)の温度を上昇させる段階と塗布具を用いて製品を塗布する段階とを含む。また、マイクロ波オーブン内で加熱可能な化粧製品(P)の包装用装置にも関する。
【選択図】図2
Description
本発明は、メイクアップの方法及びスキンケア製品を塗布する方法、並びにそのような方法を実施する際に用いる器具に関する。
化粧製品の温度を上昇させた後に塗布することが提案されている。このような方法として、仏国特許第2376401号明細書は、体温よりも少し高い温度にシャンプーを温めることにより効果を向上させることを提案している。このために、加熱要素を備えた機器内に所定量のシャンプーを置く。また、米国特許第5775344号明細書は、容器と一体になっている加熱要素を備えた、マスカラ用の包装及び塗布用装置を記載している。
国際公開第00/43286号パンフレットには、混合すると発熱反応を起こし、化粧品組成物の温度を上昇させることができる成分を含む装置が記載されている。
また、ドイツ国特許第4312278号明細書には、濃縮相をマイクロ波オーブン内で予熱し、その後この濃縮相に水を加えて混合することによる化粧品組成物の調製が記載されている。
国際公開第00/43286号パンフレットには、混合すると発熱反応を起こし、化粧品組成物の温度を上昇させることができる成分を含む装置が記載されている。
また、ドイツ国特許第4312278号明細書には、濃縮相をマイクロ波オーブン内で予熱し、その後この濃縮相に水を加えて混合することによる化粧品組成物の調製が記載されている。
本発明の目的は、特に第1の実施態様によれば、脱毛ワックス以外のボディケア製品を含む化粧製品を塗布する方法である。この製品は包装用装置内に収容されており、本方法は、
− マイクロ波オーブンに包装用装置を入れるステップ、
− オーブン中で製品をマイクロ波照射に晒すことによって、製品の温度を上昇させるステップ、及び
− 塗布具を用いて製品を塗布するステップ
を含む。
− マイクロ波オーブンに包装用装置を入れるステップ、
− オーブン中で製品をマイクロ波照射に晒すことによって、製品の温度を上昇させるステップ、及び
− 塗布具を用いて製品を塗布するステップ
を含む。
「マイクロ波オーブン(電子レンジ)」とは、食品を温めるための別の用途で使用され、温めるべき対象物を電磁エネルギーに晒すことができるチャンバを備えている一般的なオーブンを意味する。
マイクロ波オーブンの使用により、赤外照射源に晒すことによって行う加熱とは異なり、製品を保持している容器の壁部の熱伝導特性に関係なく温度を急速に上昇させることができる。
したがって、包装用装置に加熱要素を組み込む必要なく、製品を迅速に且つ簡単に所望の温度に到達させることができる。製品塊の中心部の温度が急速に上昇する。そして、製品の温度上昇によって、製品と接触している容器の壁部が漸次的に加熱される。また、この種の放射によって製品が均一に加熱される。製品を均一にするために、必要であれば製品の加熱を繰り返し行うこともできる。温度は均一に上昇するので、製品が化学的な相分離を起こすことはない。
マイクロ波オーブンの使用により、赤外照射源に晒すことによって行う加熱とは異なり、製品を保持している容器の壁部の熱伝導特性に関係なく温度を急速に上昇させることができる。
したがって、包装用装置に加熱要素を組み込む必要なく、製品を迅速に且つ簡単に所望の温度に到達させることができる。製品塊の中心部の温度が急速に上昇する。そして、製品の温度上昇によって、製品と接触している容器の壁部が漸次的に加熱される。また、この種の放射によって製品が均一に加熱される。製品を均一にするために、必要であれば製品の加熱を繰り返し行うこともできる。温度は均一に上昇するので、製品が化学的な相分離を起こすことはない。
例えば、睫毛、髪、肌もしくは粘膜等の被覆すべき領域に、広げる、又は保持することを簡単にするため、或いは髪のカールの状態を改善するために、製品の加熱を利用することができる。特に、製品を加熱することにより、皮膚科学的な性質を改善し、及び/又は引き伸ばし効果、カール効果、つや出し効果、マティファイング(matifying)効果、柔軟効果及び/又は皺取り効果を改善することができる。製品の加熱は、アロマセラピーにおいて、塗布されるアロマ及びエッセンシャルオイルの効果を増進させるので、効果的となりうる。局部的に塗布を行う場合、化粧製品を温めて塗布することによって、皮膚に対してサウナ効果又は入浴効果と同様の効果を得ることも可能となる。これにより、皮膚、粘膜又はケラチン繊維への製品の活性成分の浸透を促進させ、例えば血流に対して局所的な作用を及ぼすことができる。
例えば、上記の製品は、使用する温度によって少なくとも2種類の効果を生じさせることができる。有利には、製品は、温めて又は冷やして、特に周囲温度で塗布することを可能にする性質を有している。これにより、所望する塗布、メイクアップ又はボディケアの種類に最も適するように製品の性質を合わせることが可能となる。例えば、製品を温めて塗布すると、メイクアップ製品の被覆がより薄くなるような薄い層を塗布することができ、同じ製品を周囲温度で塗布すると、マティファイング効果を得ることができる。
例えば、上記の製品は、使用する温度によって少なくとも2種類の効果を生じさせることができる。有利には、製品は、温めて又は冷やして、特に周囲温度で塗布することを可能にする性質を有している。これにより、所望する塗布、メイクアップ又はボディケアの種類に最も適するように製品の性質を合わせることが可能となる。例えば、製品を温めて塗布すると、メイクアップ製品の被覆がより薄くなるような薄い層を塗布することができ、同じ製品を周囲温度で塗布すると、マティファイング効果を得ることができる。
温度によって、製品のレオロジー的性質、また特に粘度、表面張力、成分の構成及び場合によってはチキソトロピー性を変化させることができる。さらに、加熱により、製品の取り出しが簡単となりうる。また、加熱によって、製品を塗布具、特に多孔性の塗布具又は発泡材からなる塗布具に含浸させることも容易になる。
例えば、少なくとも2種類の成分、例えば2種類の液体、又は1種類の粉体と1種類の液体を素早く調製する場合、例えばヘアケア製品を素早く調製する場合には、加熱によって、それら成分の混合速度及び/又は一方の成分がもう一方の成分中へ溶解する速度を上げることができる。
さらに、乾燥して容器の壁部に付着している製品を再溶解させるため、及び製品を容器の底部へと流動させて容器を空にすることを簡単にするために、加熱を利用することもできる。
例えば、少なくとも2種類の成分、例えば2種類の液体、又は1種類の粉体と1種類の液体を素早く調製する場合、例えばヘアケア製品を素早く調製する場合には、加熱によって、それら成分の混合速度及び/又は一方の成分がもう一方の成分中へ溶解する速度を上げることができる。
さらに、乾燥して容器の壁部に付着している製品を再溶解させるため、及び製品を容器の底部へと流動させて容器を空にすることを簡単にするために、加熱を利用することもできる。
マイクロ波による加熱は、容器内に保持されている製品の細菌浄化、又は殺菌の手段にもなる。この殺菌は、製品の使用期間中、複数回行うことができる。加熱にこのような効果があるということは、防腐剤の量をより少なく含むような製品の調製が可能であることを意味する。
好ましくは、製品は、水、又はマイクロ波オーブンにより発せられた放射を吸収し且つマイクロ波に晒されることで温度が上昇する別の物質を含有している。
製品の温度を上げるためのマイクロ波の使用に関連したさらなる利点は、マイクロ波を透過する断熱材を包装用装置に組み込むことにより、使用中に製品が熱を保持することができ、及び/又は容器内に保持されている製品の温度よりも保持表面の温度を低くすることができることである。
好ましくは、製品は、水、又はマイクロ波オーブンにより発せられた放射を吸収し且つマイクロ波に晒されることで温度が上昇する別の物質を含有している。
製品の温度を上げるためのマイクロ波の使用に関連したさらなる利点は、マイクロ波を透過する断熱材を包装用装置に組み込むことにより、使用中に製品が熱を保持することができ、及び/又は容器内に保持されている製品の温度よりも保持表面の温度を低くすることができることである。
マイクロ波オーブン内で、製品を、例えばその温度が30〜80℃となるように加熱することができる。
製品がマイクロ波照射に晒される時間は、例えば1〜60秒、好ましくは2〜50秒又は3〜25秒であり、例えば5秒程度である。製品の加熱は、間隔をおいて数回の段階に分けて行うことができる。このように時間の間隔を空けることによって、製品が到達する温度をチェックすることができる。
この照射時間は、特にオーブンの出力、容器の性質、出発温度及び到達させるべき最終温度、並びに製品の量及び性質に依存する。この装置は、レンジの出力に関連した所要加熱時間を示す表等を備えることができる。
製品がマイクロ波照射に晒される時間は、例えば1〜60秒、好ましくは2〜50秒又は3〜25秒であり、例えば5秒程度である。製品の加熱は、間隔をおいて数回の段階に分けて行うことができる。このように時間の間隔を空けることによって、製品が到達する温度をチェックすることができる。
この照射時間は、特にオーブンの出力、容器の性質、出発温度及び到達させるべき最終温度、並びに製品の量及び性質に依存する。この装置は、レンジの出力に関連した所要加熱時間を示す表等を備えることができる。
この方法は、製品を一度で使い切るように装置が設計されているかどうかによって、一回又は数回実施することができる。
この装置は、マイクロ波照射に晒される量を増大させることができる形状の容器を備えていてよい。この容器には、特に、マイクロ波オーブン内で容器を優先的に配置させる姿勢を示すマークを設けることができる。容器は、例えば、加熱姿勢での製品の高さが容器の通常の使用姿勢での高さより低くなるように設計することができる。製品の高さは、製品の下部と頂部との間で垂直に測定される。加熱姿勢は、例えば、オーブン室内でマイクロ波領域の水平方向の分布を考慮して、横たえた姿勢としてもよい。
別の態様では、立てた姿勢を加熱姿勢とすることも可能であり、これは、例えば包装用装置のためのスタンドを用いて装置をマイクロ波オーブン空間の中央領域に配置することにより、装置を最大の照射量に晒すことができる。スタンドは、例えば、容器を底部から持ち上げることができる装置を利用してオーブンの底部に配置する。装置を置く高さは、到達させるべき加熱温度、及び/又は加熱すべき製品の容積によって変化し得る。例えば、スタンドによりオーブン底部から装置を1〜5cm持ち上げる。
この装置は、マイクロ波照射に晒される量を増大させることができる形状の容器を備えていてよい。この容器には、特に、マイクロ波オーブン内で容器を優先的に配置させる姿勢を示すマークを設けることができる。容器は、例えば、加熱姿勢での製品の高さが容器の通常の使用姿勢での高さより低くなるように設計することができる。製品の高さは、製品の下部と頂部との間で垂直に測定される。加熱姿勢は、例えば、オーブン室内でマイクロ波領域の水平方向の分布を考慮して、横たえた姿勢としてもよい。
別の態様では、立てた姿勢を加熱姿勢とすることも可能であり、これは、例えば包装用装置のためのスタンドを用いて装置をマイクロ波オーブン空間の中央領域に配置することにより、装置を最大の照射量に晒すことができる。スタンドは、例えば、容器を底部から持ち上げることができる装置を利用してオーブンの底部に配置する。装置を置く高さは、到達させるべき加熱温度、及び/又は加熱すべき製品の容積によって変化し得る。例えば、スタンドによりオーブン底部から装置を1〜5cm持ち上げる。
特に発泡体からなる塗布具先端部又はワイパを備える容器の場合、好ましくは、マイクロ波照射の作用下で中心部が加熱された製品との接触によって、塗布具先端部及び/又はワイパがそれぞれ加熱されるように構成されている。マイクロ波オーブン内では、閉じた容器を「逆さまに」配置する。
容器は、横たえた位置で安定させて置くことができるように設計された壁部を備えることができ、例えばその壁部は、円形でなく、多角形の横断面を有しており、少なくとも1つの平らな面を提供している。
包装用装置には、それをマイクロ波オーブン内に置くことが可能であることを知らせる表示を設けることができる。この表示は、例えば「マイクロ波先進技術」というような言葉による表示形態を含むことができる。
容器は、横たえた位置で安定させて置くことができるように設計された壁部を備えることができ、例えばその壁部は、円形でなく、多角形の横断面を有しており、少なくとも1つの平らな面を提供している。
包装用装置には、それをマイクロ波オーブン内に置くことが可能であることを知らせる表示を設けることができる。この表示は、例えば「マイクロ波先進技術」というような言葉による表示形態を含むことができる。
本発明のさらなる目的は、別の態様により、塗布具と、脱毛ワックス以外のスキンケア製品を含む化粧製品を保持する容器とを含む包装用装置であって、マイクロ波オーブンで加熱することができる包装用装置を、単独で又は前述の態様と組み合わせて提供することである。例えば、まず塗布具を容器から取り外し、その後製品をマイクロ波照射に晒す。
例えば、製品の温度を上昇させる場合、特に塗布具がマイクロ波オーブンでの加熱に適していない場合には、塗布具をオーブンに入れないようにすることができる。一方、例えば塗布具の表面温度、特に塗布面の温度を上昇させるために、マイクロ波の照射に晒す目的で、可能であれば塗布具をマイクロ波オーブン内に配置させることもできる。
好ましくは、この装置は、製品の温度を知らせるように設計されたインジケータを有する。
好ましくは、この装置は、製品の温度を知らせるように設計されたインジケータを有する。
この包装用装置又は外装に、例えば、この包装用装置がマイクロ波オーブンで加熱可能であることを表示する。この種のインジケータは、製品をマイクロ波オーブンから取り出したときの温度を知らせる機能を有し、これにより、所望の温度で適切に製品を使用することができ、特に使用者を火傷から守ることができる。
この装置は、マイクロ波オーブン内で製品を加熱できるように設計されているので、金属、例えば金属成分又は金属製もしくは導電性の被覆層を含有していないことが有利であり、好ましくは、マイクロ波オーブンでの使用に適した材料のみからなっている。マイクロ波オーブンでの加熱後、容器の外面温度は、一般に、製品の内部温度より低い。
この装置は、マイクロ波オーブン内で製品を加熱できるように設計されているので、金属、例えば金属成分又は金属製もしくは導電性の被覆層を含有していないことが有利であり、好ましくは、マイクロ波オーブンでの使用に適した材料のみからなっている。マイクロ波オーブンでの加熱後、容器の外面温度は、一般に、製品の内部温度より低い。
使用するインジケータは、特に、製品の温度が少なくとも1つの所定の値より高くなった時に警告する機能を有することができる。このインジケータは、製品を保持する容器と一体とすることができる。この装置が容器の閉鎖要素を有している場合、インジケータは閉鎖要素と一体にすることができる。この装置が塗布具を備え、インジケータをこの塗布具と一体としてもよく、よって、装置がマイクロ波オーブン内に置かれている間、インジケータが製品と直接的に接触することができる。この装置が、嵌め込み式ベース部を備えた容器を含む場合、インジケータはこのベース部と一体となっているか又はベース部によって容器上に保持されてもよい。このベース部は、容器に、例えばスナップ式に結合されるか、又は溶接される。必要に応じて、インジケータをスタンドに設けることもできる。
温度を感知するインジケータは、装置に様々な方法で配置することができる。インジケータは、包装用装置に対して着脱可能に又は恒久的に固定することができる。インジケータが着脱可能である場合、例えば、容器の外周面上で滑らせることができ且つ外周面上に保持することができる、熱変色顔料を含むエラストマーリングの形態をとる。インジケータは、例えば、接着又は溶接等によって装置に固定された少なくとも1つの可撓性の支持体を含む。このインジケータは、装置の壁部、例えば容器の壁部又は容器の閉鎖要素に貼付されるパッド又は粘着ラベルの形態をとることもできる。
温度を感知するインジケータは、装置に様々な方法で配置することができる。インジケータは、包装用装置に対して着脱可能に又は恒久的に固定することができる。インジケータが着脱可能である場合、例えば、容器の外周面上で滑らせることができ且つ外周面上に保持することができる、熱変色顔料を含むエラストマーリングの形態をとる。インジケータは、例えば、接着又は溶接等によって装置に固定された少なくとも1つの可撓性の支持体を含む。このインジケータは、装置の壁部、例えば容器の壁部又は容器の閉鎖要素に貼付されるパッド又は粘着ラベルの形態をとることもできる。
インジケータは、熱変色顔料を含むインクを使用して、装置に印刷又はスクリーン印刷することによって形成することもできる。装置の少なくとも一部、例えば容器の少なくとも一部、容器の閉鎖要素の少なくとも一部、又は嵌め込み式ベース部の少なくとも一部の材料か、或いは必要であれば塗布具の少なくとも一部、例えば塗布要素の少なくとも一部、もしくは操作要素と塗布要素とを結合し、場合によっては容器を閉鎖する機能を有するロッドの少なくとも一部の材料に、熱変色顔料を含ませることによってインジケータを形成することもできる。
このような熱変色顔料を含ませた装置は、例えば二成分射出成形によって得ることができる。この場合、このような顔料を含ませた表示パネルを、容器の壁部に形成することができる。
このような熱変色顔料を含ませた装置は、例えば二成分射出成形によって得ることができる。この場合、このような顔料を含ませた表示パネルを、容器の壁部に形成することができる。
インジケータは、温度によりその外観が変化する材料、例えば可能であればカプセル化したコレステリック液晶からなる材料であって、好ましくはマイクロ波オーブン内に装置を入れることに適したあらゆる材料からなっていてよい。温度によってその外観が変化する材料の例は、例えば欧州特許出願公開第1191317号明細書又は米国特許第5786578号明細書に挙げられている。
温度によって、温度感知インジケータは、例えば外観、特に色を変化させることができ、これは、所定の遷移温度に達すると1つの色から別の色へと変化することにより起こる。インジケータは、所定の温度に達すると透明又は不透明になる、温度に依存した透明性への作用を有してもよい。好ましくは、このインジケータの外観は温度によって可逆的に変化する、つまり、装置の温度が初期温度に戻ると、インジケータの外観も初期の外観に戻る。インジケータは、温度の変化に伴う色飽和効果を示してもよい。
温度によって、温度感知インジケータは、例えば外観、特に色を変化させることができ、これは、所定の遷移温度に達すると1つの色から別の色へと変化することにより起こる。インジケータは、所定の温度に達すると透明又は不透明になる、温度に依存した透明性への作用を有してもよい。好ましくは、このインジケータの外観は温度によって可逆的に変化する、つまり、装置の温度が初期温度に戻ると、インジケータの外観も初期の外観に戻る。インジケータは、温度の変化に伴う色飽和効果を示してもよい。
インジケータを、その遷移温度及びインジケータが取り付けられる壁部の厚みに関連して選択することにより、必要に応じてこの壁厚の熱慣性、熱伝導係数、熱抵抗及び熱吸収係数を考慮する。この場合、加熱する製品の所望の到達温度よりも低い温度で状態が変化するインジケータが選択され、これにより、インジケータが製品と直接的に接触しておらず、容器の壁部によって製品から隔離されている場合、インジケータと製品との間での温度差が許容される。
2種類の表示方法が必要とされる場合がある。第1に、製品の到達温度が危険でない、つまり、第1の温度TmaxもしくはT1よりも低いこと、例えば50℃のオーダーであることを確認できる表示が必要とされる場合がある。第2に、製品の温度が加熱プロセスによって効果的に上昇したことを確認し、製品を確実に「温かい」状態で塗布するために、温度が第2の温度Thot又はT2よりも高いこと、例えば30℃のオーダーであることを確認できる表示が必要とされる場合がある。温度がThot及びTmaxの間にあるとき、「温かい」状態で製品を使用するための適切な条件が得られる。
2種類の表示方法が必要とされる場合がある。第1に、製品の到達温度が危険でない、つまり、第1の温度TmaxもしくはT1よりも低いこと、例えば50℃のオーダーであることを確認できる表示が必要とされる場合がある。第2に、製品の温度が加熱プロセスによって効果的に上昇したことを確認し、製品を確実に「温かい」状態で塗布するために、温度が第2の温度Thot又はT2よりも高いこと、例えば30℃のオーダーであることを確認できる表示が必要とされる場合がある。温度がThot及びTmaxの間にあるとき、「温かい」状態で製品を使用するための適切な条件が得られる。
第1の態様では、遷移温度がそれぞれ異なる2つの別個のインジケータを包装用装置上に設けることができる。第1のインジケータは、温度がT1を超えたことを示す遷移温度を有し、第2のインジケータは、T2を超えたことを示す遷移温度を有している。これらの遷移温度に選択された値は、インジケータと製品との間にある壁部の熱抵抗のために、例えばT1及びT2より数℃低い。
第2の態様は、少なくとも2つの異なる厚みを有する包装用装置壁部に取り付けられた単一の温度インジケータの使用を提供する。壁部の厚みが異なることにより熱抵抗が異なっているので、同じインジケータが第1の領域で変化するが、第2の領域で変化せずにいるということが可能となる。インジケータの色が薄い壁部の領域でのみ変化し、同じインジケータの厚い壁の領域が変化していない時、使用者は、容器を取り上げて製品を塗布することができる。好ましくは、壁の厚みが大きい領域は、実際に温度が低いので、把持面として用いられる。この場合、インジケータの信用性を保証するために、容器のインジケータが取り付けられる位置の壁厚は、精密に調整されなければならない。
壁厚が場所により異なるこのような容器を得るために、容器の外側輪郭を越えて突出する、例えば水平方向、垂直方向又は螺旋状のリブを設けることができる。別の態様では、容器の横断面内側輪郭は円形であり、一方外側輪郭は、内側輪郭と中心を同じくする同様な円形以外のあらゆる形状でよい。例えば、この同じ横断面の外側輪郭形状は、偏心円形、楕円形、三角形、長方形及びあらゆる多角形の形状にすることができる。
壁厚が場所により異なるこのような容器を得るために、容器の外側輪郭を越えて突出する、例えば水平方向、垂直方向又は螺旋状のリブを設けることができる。別の態様では、容器の横断面内側輪郭は円形であり、一方外側輪郭は、内側輪郭と中心を同じくする同様な円形以外のあらゆる形状でよい。例えば、この同じ横断面の外側輪郭形状は、偏心円形、楕円形、三角形、長方形及びあらゆる多角形の形状にすることができる。
装置は、容器内で保持される製品の塗布具を備えることもできる。この塗布具は、マイクロ波照射に晒されても晒されなくてもよい。塗布具を上記方法で加熱できない場合、塗布具は、容器がマイクロ波照射に晒されている間はホルダに配置する。例えばこのホルダは、容器を加熱しない間は、保管位置で容器に取り付けられるように設計される。
この塗布具は、好ましくは、容器の閉鎖を可能にする栓部材と一体になっている。塗布具は、この栓部材と一体的に成型することができるか、又は栓部材に固定し、その上から成型又は接着することによって所定の位置に保持することができる。
この塗布具は、好ましくは、容器の閉鎖を可能にする栓部材と一体になっている。塗布具は、この栓部材と一体的に成型することができるか、又は栓部材に固定し、その上から成型又は接着することによって所定の位置に保持することができる。
装置は、不注意からこの装置をマイクロ波照射に過度に長く晒してしまった場合、装置内部で発生する過剰な圧力を回避するための少なくとも1つの安全バルブを備えることができる。
また、本装置は、製品の加熱によって、例えば空気の膨張によって生成された過度の圧力の作用下で開けた時に製品が放出する危険を低下させるための飛散防止要素を備えることができる。この種の要素は、容器を開ける前に使用者が作動させてもよいし、させなくてもよい。したがって、一実施形態では、飛散防止要素は、容器を開ける前に、容器の内部と外部との間の圧力をバランスさせるために使用者が押すことができる部分を備えている。
また、本装置は、製品の加熱によって、例えば空気の膨張によって生成された過度の圧力の作用下で開けた時に製品が放出する危険を低下させるための飛散防止要素を備えることができる。この種の要素は、容器を開ける前に使用者が作動させてもよいし、させなくてもよい。したがって、一実施形態では、飛散防止要素は、容器を開ける前に、容器の内部と外部との間の圧力をバランスさせるために使用者が押すことができる部分を備えている。
別の実施形態では、飛散防止要素は、容器を開けた時又は塗布具を引き抜いた時に自動的に作動する。この飛散防止要素は、特に塗布具を拭うために用いることができる。さらに別の実施形態では、例えば製品が飛散する可能性に対抗してバリアを形成することによって、塗布具自体を容器開封時に製品が飛び出す危険を低下させるために使用することができる。
装置には、容器を誤ってひっくり返した場合、特に製品の流動性が温度によって著しく増大している場合に、例えば製品が損失する危険を低下させるために用いられる流出防止要素を設けることもできる。
装置には、容器を誤ってひっくり返した場合、特に製品の流動性が温度によって著しく増大している場合に、例えば製品が損失する危険を低下させるために用いられる流出防止要素を設けることもできる。
本発明のさらに別の目的は、脱毛ワックス以外のボディケア製品を含む化粧製品を収容する包装用装置の販売を促進する方法であって、例えば製品の特性、特にレオロジー特性を変化させるために、マイクロ波オーブンにこの包装用装置を入れて製品の温度を上昇させることが可能であることを知らしめる方法を、単独で、又は前述の態様と組み合わせて提供することである。この製品は、例えばボディケア製品、又はファンデーションもしくはマスカラのようなメイクアップ製品である。
本発明のさらに別の課題は、化粧製品を収容している包装及び塗布用装置の販売を促進する方法であって、製品を熱い状態又は冷たい状態で使用することによって、2つの異なるメイクアップ効果が得られる可能性を知らしめる方法を、単独で又は前述の態様と組み合わせて提供することである。
製品の販売促進は、あらゆる通信チャネルを通して行うことができる。これは例えば、小売店により、販売拠点により直接的に、又はラジオもしくはテレビを通して、特に宣伝コマーシャルを通して、行うことができる。また、刊行物の出版を通して、又は特に宣伝用のあらゆる文書を用いて行うこともできる。さらに、コンピュータネットワーク又は携帯電話ネットワークを通しても行うことができる。また、包装用装置、別の包装媒体又は添付の取り扱い説明書上で行うこともできる。
本発明のさらに別の課題は、化粧製品を収容している包装及び塗布用装置の販売を促進する方法であって、製品を熱い状態又は冷たい状態で使用することによって、2つの異なるメイクアップ効果が得られる可能性を知らしめる方法を、単独で又は前述の態様と組み合わせて提供することである。
製品の販売促進は、あらゆる通信チャネルを通して行うことができる。これは例えば、小売店により、販売拠点により直接的に、又はラジオもしくはテレビを通して、特に宣伝コマーシャルを通して、行うことができる。また、刊行物の出版を通して、又は特に宣伝用のあらゆる文書を用いて行うこともできる。さらに、コンピュータネットワーク又は携帯電話ネットワークを通しても行うことができる。また、包装用装置、別の包装媒体又は添付の取り扱い説明書上で行うこともできる。
本発明の別の態様によるさらに別の目的は、化粧製品の包装用装置であって、
− 少なくとも部分的に第1の材料からなる壁部を備えた容器、
− 容器の外周面を少なくとも部分的に画定し、且つ例えば第1の材料の熱伝導性よりも低い熱伝導率を有する第2の材料からなる断熱材、及び
− ボディケア製品を含み、容器内に収容されている化粧製品
を含む包装用装置を、単独で又は前述の態様と組み合わせて提供することである。
本発明のさらに別の目的は、上記のような装置を、
− 好ましくはマイクロ波オーブンに入れることによって製品の温度を上昇させるステップ、及び
− 塗布具を用いて製品を塗布するステップ
を含む方法で使用する方法を提供することである。
− 少なくとも部分的に第1の材料からなる壁部を備えた容器、
− 容器の外周面を少なくとも部分的に画定し、且つ例えば第1の材料の熱伝導性よりも低い熱伝導率を有する第2の材料からなる断熱材、及び
− ボディケア製品を含み、容器内に収容されている化粧製品
を含む包装用装置を、単独で又は前述の態様と組み合わせて提供することである。
本発明のさらに別の目的は、上記のような装置を、
− 好ましくはマイクロ波オーブンに入れることによって製品の温度を上昇させるステップ、及び
− 塗布具を用いて製品を塗布するステップ
を含む方法で使用する方法を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、
− 容器、
− ボディケア製品を含み、この容器内に収容されている化粧製品、
− 塗布要素を備えた塗布具、及び
− この塗布具を容器から取り出す際に塗布要素を拭き取るように構成されているワイパ要素
を含む装置であって、塗布具とワイパ要素が、容器内の圧力が過度に高くなっている場合、装置の開封時に空気を逃がすことが可能であるように設計されている装置を、単独で又は前述の態様と組み合わせて提供することである。
本発明のさらに別の目的は、上記のような装置を、
− 好ましくはマイクロ波オーブンに入れることによって製品の温度を上昇させるステップ、及び
− 製品を塗布するステップ
を含む方法で使用する方法を提供することである。
− 容器、
− ボディケア製品を含み、この容器内に収容されている化粧製品、
− 塗布要素を備えた塗布具、及び
− この塗布具を容器から取り出す際に塗布要素を拭き取るように構成されているワイパ要素
を含む装置であって、塗布具とワイパ要素が、容器内の圧力が過度に高くなっている場合、装置の開封時に空気を逃がすことが可能であるように設計されている装置を、単独で又は前述の態様と組み合わせて提供することである。
本発明のさらに別の目的は、上記のような装置を、
− 好ましくはマイクロ波オーブンに入れることによって製品の温度を上昇させるステップ、及び
− 製品を塗布するステップ
を含む方法で使用する方法を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、
− 容器、
− この容器内に収容されている化粧製品、及び
− 少なくとも一部が熱を保持することが可能な熱容量を有する材料からなる塗布具
を含む装置を、
− 好ましくはマイクロ波オーブンに入れることによって製品の温度を上昇させるステップ、及び
− 製品を塗布するステップ
を含む方法で使用する方法を提供することである。
所望の熱容量は、例えば充填材、例えば鉱物を高い割合で、例えば60重量%以上含むセラミックス又はプラスチック材料、特に、その深さ内に製品を吸収することができ且つ熱を保持することのできる、金属又はセラミックス、或いは多孔性構造を使用することによって得ることができる。
− 容器、
− この容器内に収容されている化粧製品、及び
− 少なくとも一部が熱を保持することが可能な熱容量を有する材料からなる塗布具
を含む装置を、
− 好ましくはマイクロ波オーブンに入れることによって製品の温度を上昇させるステップ、及び
− 製品を塗布するステップ
を含む方法で使用する方法を提供することである。
所望の熱容量は、例えば充填材、例えば鉱物を高い割合で、例えば60重量%以上含むセラミックス又はプラスチック材料、特に、その深さ内に製品を吸収することができ且つ熱を保持することのできる、金属又はセラミックス、或いは多孔性構造を使用することによって得ることができる。
本発明は、添付図面を参照しながら、以下の本発明の非限定的実施態様の詳細を読むことによって、よりよく理解されるであろう。
図1のブロック図に、本発明の第1の態様による、化粧製品の温度を上昇させる方法の異なる各段階を示す。
この方法は、可能であれば塗布具を備える包装用装置に収容された化粧製品を供給する第1の段階10を含む。化粧製品は、あらゆる販売方式によって、特に売店での販売又は郵便もしくはメールによる注文によって、あるいは例えば美容施設もしくは理髪美容サロンを通して供給される。
この方法は、可能であれば塗布具を備える包装用装置に収容された化粧製品を供給する第1の段階10を含む。化粧製品は、あらゆる販売方式によって、特に売店での販売又は郵便もしくはメールによる注文によって、あるいは例えば美容施設もしくは理髪美容サロンを通して供給される。
さらにこの方法は、マイクロ波オーブンで製品を加熱する段階20を含む。包装用装置は、マイクロ波オーブンに入れるのに適しており、好ましくは、マイクロ波に晒されている間に損傷されやすい、もしくは使用するレンジを損傷しやすい、金属製又は導電性の要素を含まない。
マイクロ波照射の放射出力及びこの照射に製品を晒す時間は、到達目標温度と包装用装置の内容物に関連して選択される。好ましくは、マイクロ波オーブンの出力は、製品をマイクロ波照射に晒す時間が比較的短く、例えば20秒未満、特に数秒のオーダーとなるように選択される。
マイクロ波照射の放射出力及びこの照射に製品を晒す時間は、到達目標温度と包装用装置の内容物に関連して選択される。好ましくは、マイクロ波オーブンの出力は、製品をマイクロ波照射に晒す時間が比較的短く、例えば20秒未満、特に数秒のオーダーとなるように選択される。
次に、包装用装置をマイクロ波オーブンから取り出し、製品を塗布する段階30を実施する。この塗布は、例えば塗布具を用いて実施する。この塗布具は、容器をマイクロ波オーブンに入れている間、製品を収容する容器に着脱可能に取り付けておいてもよいし、包装用装置とは別々にしてもよい。また、塗布は、例えば指で行うこともできる。
製品は、例えば口紅、マスカラ、ファンデーション又はスキンケア製品であってよいが、これらに限定されることはない。
製品は、例えば口紅、マスカラ、ファンデーション又はスキンケア製品であってよいが、これらに限定されることはない。
周囲温度、つまり20℃で、製品は、この温度で塗布が可能である性質、特にレオロジー特性、特に周囲温度で液体となる性質を示し、また、温度がさらに高い時、例えば30℃を超える時にも塗布が可能である別の性質を示す。
マイクロ波オーブンでの加熱時間の終わりには、包装用装置内の製品の温度は50℃又は70℃を超すこともある。有利には、包装用装置には、温度感知インジケータ、特に温度によりその外観、色等の外観が変化するインジケータが設けられている。このインジケータは、例えば図2に示すように容器の側壁41に接着された、又は図3に示すように容器の閉鎖要素42に接着されたラベル又はパッド40の形態をとることができる。閉鎖要素42は、塗布具の把持要素を形成していてもよく、容器が閉じられている場合、塗布具の塗布要素は容器の内部に保持される。
マイクロ波オーブンでの加熱時間の終わりには、包装用装置内の製品の温度は50℃又は70℃を超すこともある。有利には、包装用装置には、温度感知インジケータ、特に温度によりその外観、色等の外観が変化するインジケータが設けられている。このインジケータは、例えば図2に示すように容器の側壁41に接着された、又は図3に示すように容器の閉鎖要素42に接着されたラベル又はパッド40の形態をとることができる。閉鎖要素42は、塗布具の把持要素を形成していてもよく、容器が閉じられている場合、塗布具の塗布要素は容器の内部に保持される。
温度インジケータは、例えば容器の上部45を形成する材料に熱変色顔料を混ぜることによって作製することもできる。図5に示す実施例では、温度インジケータは、容器本体の壁部と、二成分射出成型又は共押し出しによって作製されたストリップ47の形態をとっており、例えば温度により色が変化する材料からなっている。このストリップは、少なくとも所定の温度で透明である材料からなっている場合、表示パネルとして機能することができる。
図6に示すようなストリップ46を、例えば容器の側壁41に貼付するために、スクリーン印刷を使用するか、又は熱変色顔料を含むインクを使用する別の方法を使用することもできる。
図6に示すようなストリップ46を、例えば容器の側壁41に貼付するために、スクリーン印刷を使用するか、又は熱変色顔料を含むインクを使用する別の方法を使用することもできる。
図2〜6に示す実施態様では、インジケータは外側から見ることができる。容器を閉じたときにインジケータが外側から見えず、塗布する際に又は容器からインジケータを引き抜く等の特別の動作をした場合に見えるようになっている場合も、本発明の範囲に含まれる。
図7及び8は、製品Pを保持する容器と塗布要素160を備える塗布具とを備える装置を示し、ここで塗布要素160は、温度インジケータ170を挿入することができる座部162が設けられたロッド161の端部に取り付けられている。温度インジケータ170はロッド171を備えており、ロッド171の端部172の例えば色が温度によって変化する。可能であれば開口163をロッド161に設け、必要に応じて製品Pが温度インジケータ170と接触できるようにする。一実施例では、ロッド171の最上部はねじ山部分174に結合されており、このねじ山部分174は塗布具の把持要素165にねじ締結させることができる。
図7及び8は、製品Pを保持する容器と塗布要素160を備える塗布具とを備える装置を示し、ここで塗布要素160は、温度インジケータ170を挿入することができる座部162が設けられたロッド161の端部に取り付けられている。温度インジケータ170はロッド171を備えており、ロッド171の端部172の例えば色が温度によって変化する。可能であれば開口163をロッド161に設け、必要に応じて製品Pが温度インジケータ170と接触できるようにする。一実施例では、ロッド171の最上部はねじ山部分174に結合されており、このねじ山部分174は塗布具の把持要素165にねじ締結させることができる。
図9及び10に示すように、可能であれば、容器内に過圧が生じた場合の安全バルブとしても機能するように、温度インジケータを装置に取り付けることができる。
温度インジケータのロッド171は、例えば、過圧下にない場合は漏れを防止する閉鎖部材となるOリングシール176を有している。切欠き177がロッド171に形成されて、過圧が生じた場合には、Oリングシール176は、この切欠き177内に押し上げられることで局部的に変形し、これにより圧力下にある空気を逃がすことが可能となる。
温度インジケータのロッド171は、例えば、過圧下にない場合は漏れを防止する閉鎖部材となるOリングシール176を有している。切欠き177がロッド171に形成されて、過圧が生じた場合には、Oリングシール176は、この切欠き177内に押し上げられることで局部的に変形し、これにより圧力下にある空気を逃がすことが可能となる。
温度インジケータの上部178には、可能であれば穴178が形成され、これにより空気の出口が形成される。
温度インジケータは、公知のあらゆる手段によって、特に公知の熱変色顔料又は温度によって色を変える他のあらゆる材料を使用して作製することができ、好ましくは、製品を加熱するマイクロ波オーブン内に包装用装置を入れることに適している。
温度インジケータは、公知のあらゆる手段によって、特に公知の熱変色顔料又は温度によって色を変える他のあらゆる材料を使用して作製することができ、好ましくは、製品を加熱するマイクロ波オーブン内に包装用装置を入れることに適している。
本発明の別の態様によれば、包装用装置は、図11に示すように断熱材50を備えることができ、この断熱材50は、例えば製品を保持している容器の側壁41の一部分を覆うことができる。この断熱材50は、例えば、容器の側壁41を形成するために使用されている材料よりも熱伝導率の小さな材料からなるスリーブの形態をとることができ、このスリーブは容器上に設けた環状溝に固定することができる。このような断熱材50により、容器をマイクロ波オーブンから取り出す時、及び製品の温度が例えば70℃近くである場合、容器をより快適に把持できる。
この断熱材50は、例えばポリウレタン又はポリエチレンの発泡体からなっていてよい。この断熱材は、別の方法で形成してもよく、例えば図12に示すように、容器の側壁41の少なくとも一部を覆うフロックコーティング60の形態で形成されていてもよい。この断熱材は、図13に示すように、例えば容器を挿入することができる手袋の指の一般形状を有するケーシング70の形態で形成することもできる。また、この断熱材は、図14に示すように、容器の側壁41に接着等により取り付けられたストリップ80又は別の要素の形態で形成することもできる。容器には、例えば図15に示すように、フィン85を設けることもできる。
この断熱材50は、例えばポリウレタン又はポリエチレンの発泡体からなっていてよい。この断熱材は、別の方法で形成してもよく、例えば図12に示すように、容器の側壁41の少なくとも一部を覆うフロックコーティング60の形態で形成されていてもよい。この断熱材は、図13に示すように、例えば容器を挿入することができる手袋の指の一般形状を有するケーシング70の形態で形成することもできる。また、この断熱材は、図14に示すように、容器の側壁41に接着等により取り付けられたストリップ80又は別の要素の形態で形成することもできる。容器には、例えば図15に示すように、フィン85を設けることもできる。
本発明の別の態様によれば、包装用装置は、容器の開封時に、製品の加熱により容器内部で形成された過剰な空気圧力を逃がし、同時に製品が飛散したり漏れたりする危険を制限するように構成することができる。
この装置は、製品を塗布するためにも使用され、図16に示すように、塗布要素90とこの塗布要素を容器から出すときに該要素を拭うためのワイパ要素91とを備えた塗布具を有しており、このワイパ要素91は、有利には、製品Pを加熱した後に容器内部に存在する加圧を、容器を開ける際に徐々に逃がすことができるように設計されている。
この装置は、製品を塗布するためにも使用され、図16に示すように、塗布要素90とこの塗布要素を容器から出すときに該要素を拭うためのワイパ要素91とを備えた塗布具を有しており、このワイパ要素91は、有利には、製品Pを加熱した後に容器内部に存在する加圧を、容器を開ける際に徐々に逃がすことができるように設計されている。
ワイパ要素91は、例えば、塗布要素90のための通路を内蔵する発泡体ブロックの形態をとることができ、この通路は、少なくとも1つの切込み、例えば図17に示すように2つの切込み92を有している。これらの切込み92によって、閉鎖要素42を容器の首部48から十分に緩めると、加圧下にある空気を逃がすことができ、よって製品が飛散する危険を抑えることができる。
図17に示すように、塗布要素は、例えば、表面をフロックコーティングで覆われたエラストマー又はプラスチックの本体からなるフロック塗布具の形態をとることができる。しかし、塗布具はフロックコーティングされている必要はない。したがって、塗布具は、例えばプラスチックを特定の形状、特に睫毛又は眉毛を梳かすことができるような形状に成型することができる。
図17に示すように、塗布要素は、例えば、表面をフロックコーティングで覆われたエラストマー又はプラスチックの本体からなるフロック塗布具の形態をとることができる。しかし、塗布具はフロックコーティングされている必要はない。したがって、塗布具は、例えばプラスチックを特定の形状、特に睫毛又は眉毛を梳かすことができるような形状に成型することができる。
図18には、櫛部を形成している塗布要素94を示す。この塗布要素94は、把持要素に接続するロッド95の一方の端部に固定されており、容器の閉鎖要素42も構成している。
図示の実施例では、ワイパ要素及び飛散防止要素は、容器の首部48に取り付けられ、且つ例えば円形の開口を画定するワイピングリップ49をその下端に備えているエラストマー部材の形態をとっている。
ロッド95には溝97が設けられていて、この溝97によって、容器の開封時に加圧下にある空気を逃がすことができる。この溝97は、環状であるか、又はロッドの外周の一部のみに設けられてもよい。
図示の実施例では、ワイパ要素及び飛散防止要素は、容器の首部48に取り付けられ、且つ例えば円形の開口を画定するワイピングリップ49をその下端に備えているエラストマー部材の形態をとっている。
ロッド95には溝97が設けられていて、この溝97によって、容器の開封時に加圧下にある空気を逃がすことができる。この溝97は、環状であるか、又はロッドの外周の一部のみに設けられてもよい。
ワイパ要素は、図19に示すように、複数の半径方向の切込み99から形成することができ、これらの切込みの間には、容器内の空気の圧力により変形可能であることにより空気を逃がすことができる部分100が画定される。容器内に過圧が存在する場合に製品が飛散する危険を減少させるために、別の様々な手段を用いることができる。
図20は、塗布具が、例えばボール180のような回転可能な塗布要素を備えている装置の部分図である。このボール180により、製品を塗布することが可能となり、同時に、閉鎖キャップ(図示せず)を外した時に製品が飛散する危険を低下させることが可能となる。
図20は、塗布具が、例えばボール180のような回転可能な塗布要素を備えている装置の部分図である。このボール180により、製品を塗布することが可能となり、同時に、閉鎖キャップ(図示せず)を外した時に製品が飛散する危険を低下させることが可能となる。
この回転可能な塗布要素を、例えば容器に恒久的に固定された回転不能な塗布要素、例えば図21に示すような発泡体塗布具181に置き換えることができる。図22に示すように、例えば製品を収容する容器の空間87と製品を取り出す際に通過する開口88との間に形成された、穿孔壁部86を設けることもできる。可能であれば、塗布要素89のための座部としてこの壁部86を使用することもできる。
一般に、マイクロ波放射は製品Pの温度を上昇させるために用いるとき、包装用装置は金属元素を有さず、塗布具も金属を含まない。したがって、ブラシを使用する場合、ブラシは、図23に示すように、支持体104上に成型される剛毛103を備え、このとき剛毛部103と支持体104を例えば異なる熱可塑性材料から形成することができる。
一般に、マイクロ波放射は製品Pの温度を上昇させるために用いるとき、包装用装置は金属元素を有さず、塗布具も金属を含まない。したがって、ブラシを使用する場合、ブラシは、図23に示すように、支持体104上に成型される剛毛103を備え、このとき剛毛部103と支持体104を例えば異なる熱可塑性材料から形成することができる。
本発明の別の態様によれば、塗布要素は、塗布要素上の製品が過度に急速に冷却されることがないように十分に大きな熱慣性を有するように形成できる。よって、塗布要素、例えば図24に示すような櫛部を、鉱物又は大きな熱容量を付与する別の充填材を多量に含んだプラスチック材料から形成することができる。
よって、塗布要素は、青銅又は酸化アルミニウム等の化合物からなる充填材を含む熱可塑性材料又は熱硬化性材料を成型することによって形成することができる。特に、酸化アルミニウムを60重量%含み、残りがポリアミド又はポリプロピレンである混合物を成型することによりこの塗布要素を作製することができる。さらに別の非限定的な実施例では、塗布要素は、ポリプロピレン40重量%及びセラミックス60重量%からなる混合物を成型することによっても形成することができる。
よって、塗布要素は、青銅又は酸化アルミニウム等の化合物からなる充填材を含む熱可塑性材料又は熱硬化性材料を成型することによって形成することができる。特に、酸化アルミニウムを60重量%含み、残りがポリアミド又はポリプロピレンである混合物を成型することによりこの塗布要素を作製することができる。さらに別の非限定的な実施例では、塗布要素は、ポリプロピレン40重量%及びセラミックス60重量%からなる混合物を成型することによっても形成することができる。
図25は、大きな熱容量を有する要素110を備え、この要素110を睫毛と接触させることにより睫毛にカールを付与する、睫毛をカールするための装置を示す。本装置は、電気回路(図示せず)によって、ハンドル112に収容された電力源に接続される加熱要素111と、要素111を起動するスイッチ113とを備えている。この装置は、要素110が十分な温度に達すると電流を遮断することのできるサーモスタットシステムを備えることができる。この塗布装置は、容器から取り外され、マイクロ波照射には晒さない。この装置は、製品の加熱に付加的に使用される。
例えば充填されたプラスチックを使用することにより、要素110の熱慣性が比較的大きいので、装置の電力消費を低下させることが可能である。塗布要素の熱慣性は、塗布すべき製品を内部に担持できる塗布具を形成する材料として、例えば発泡体又は凝集体のような多孔性材料を使用することによっても増大させることができる。
例えば充填されたプラスチックを使用することにより、要素110の熱慣性が比較的大きいので、装置の電力消費を低下させることが可能である。塗布要素の熱慣性は、塗布すべき製品を内部に担持できる塗布具を形成する材料として、例えば発泡体又は凝集体のような多孔性材料を使用することによっても増大させることができる。
さらに、容器は、有利にはマイクロ波オーブン内で転がることなく平らに横たえた状態を保つことができる形状に形成され、これにより、オーブン内のマイクロ波の分布場を最大に利用することができる。一実施例として、図26に、1つの側面を下にして横たえることができる、正方形の横断面を有する容器を示す。この図では、容器には、例えば、マイクロ波オーブン内に容器を置く際に最も適した方法を示す基準マーク120が付与されている。容器は、マイクロ波オーブン内に入れることが可能であることを示す表示121も含むことができる。
装置を誤って作動中のマイクロ波オーブン内に過度に長時間置いてしまった場合、製品及び空気を逃がすことができるように、容器に安全バルブを設けることができる。一実施例として、図27に、底部149に安全バルブを形成する閉鎖部材150が設けられた容器の軸線方向の部分断面図を示す。この閉鎖部材150は、例えば、底部149の穴151内に固定されたエラストマー製のプラグによって形成されており、容器内部が加圧状態となったときに飛び出すことができる。変形例では、安全バルブは、図28に示すように、底部壁部に形成された狭窄部154によって形成することができる。過圧が生じた場合、壁部のこの狭窄部にはひびが入る。
装置を誤って作動中のマイクロ波オーブン内に過度に長時間置いてしまった場合、製品及び空気を逃がすことができるように、容器に安全バルブを設けることができる。一実施例として、図27に、底部149に安全バルブを形成する閉鎖部材150が設けられた容器の軸線方向の部分断面図を示す。この閉鎖部材150は、例えば、底部149の穴151内に固定されたエラストマー製のプラグによって形成されており、容器内部が加圧状態となったときに飛び出すことができる。変形例では、安全バルブは、図28に示すように、底部壁部に形成された狭窄部154によって形成することができる。過圧が生じた場合、壁部のこの狭窄部にはひびが入る。
本発明が上記の実施態様によって制限されないことは明らかである。特に、これら様々な実施態様の異なる特徴を、互いに組み合わせることができる。
特許請求の範囲及び本明細書において、「〜を備える」及びこれに類する記載は、別途説明しない限り「少なくとも1つの〜を備える」と同義であると理解されたい。
特許請求の範囲及び本明細書において、「〜を備える」及びこれに類する記載は、別途説明しない限り「少なくとも1つの〜を備える」と同義であると理解されたい。
Claims (35)
- 脱毛ワックス以外のボディケア製品を含み、包装用装置内に収容される、化粧製品(P)を塗布する方法であって、
− マイクロ波オーブンに包装用装置を入れるステップ、
− マイクロ波オーブン内でマイクロ波照射に晒すことによって、製品の温度を上昇させるステップ、及び
− 塗布具を用いて製品を塗布するステップ
を含む方法。 - 包装用装置が、塗布具と製品を保持する容器とを備えており、製品をマイクロ波照射に晒す前に、塗布具を容器から取り外すことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 製品の温度を上昇させる際、塗布具をオーブンに入れないことを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
- 塗布具の塗布表面の温度を上昇させるために、当塗布具をオーブンに入れ、マイクロ波照射に晒すことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
- 製品が、加熱後の熱い状態で、又は加熱しない周囲温度で、塗布可能な性質を有していることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
- 製品の温度が30〜80℃になるようにマイクロ波オーブンで製品を加熱することを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の方法。
- 製品をマイクロ波照射に晒す時間が、1〜60秒、好ましくは2〜50秒、又は3〜25秒であることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の方法。
- 装置の加熱姿勢は横倒しにした姿勢であり、装置を置いた表面からの製品の高さは、装置を使用する際の該表面からの製品の高さより低いことを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の方法。
- マイクロ波オーブンで加熱可能な包装用装置であって、塗布具と、脱毛ワックス以外のボディケア製品を含む化粧製品を保持する容器とを備えていることを特徴とする、包装用装置。
- 製品の温度を感知するインジケータ(40、45、46、47、170)を備えていることを特徴とする、請求項9に記載の装置。
- インジケータ(40、47)が、製品を保持する容器と一体であることを特徴とする、請求項10に記載の装置。
- 少なくとも装置がマイクロ波オーブン内に置かれている時、インジケータ(40、170)が塗布具と一体であることを特徴とする、請求項10又は11に記載の装置。
- 少なくとも装置がマイクロ波オーブン内に置かれている時、インジケータ(40、170)が容器の閉鎖要素と一体であることを特徴とする、請求項10ないし12のいずれか1項に記載の装置。
- インジケータ(40、45、46、47、170)の色が、温度によって、特に遷移温度に達すると変化することを特徴とする、請求項10ないし13のいずれか1項に記載の装置。
- インジケータの外観が、温度によって可逆的に変化することを特徴とする、請求項10ないし14のいずれか1項に記載の装置。
- インジケータの状態が、製品を加熱する際に目的とする到達温度より低い温度で変化することを特徴とする、請求項10ないし15のいずれか1項に記載の装置。
- インジケータ(40)が、特に接着によって装置に固定された、少なくとも1つの可撓性の支持体を含むことを特徴とする、請求項10ないし16のいずれか1項に記載の装置。
- インジケータ(46)が、熱変色顔料を含むインクを装置に印刷することによって作製されていることを特徴とする、請求項10ないし17のいずれか1項に記載の装置。
- インジケータが、装置の少なくとも一部(45、47)の材料中に熱変色顔料を含ませることによって形成されていることを特徴とする、請求項10ないし18のいずれか1項に記載の装置。
- 容器の厚みが場所によって異なること、及びインジケータが、容器の、異なる厚みを有する少なくとも2つの領域に設けられていることを特徴とする、請求項10ないし19のいずれか1項に記載の装置。
- 2つのインジケータを備え、各インジケータが異なる遷移温度を有することを特徴とする、請求項9ないし20のいずれか1項に記載の装置。
- 容器の閉鎖要素(42、165)を備えることを特徴とする、請求項9ないし21のいずれか1項に記載の装置。
- 容器がマイクロ波を透過することを特徴とする、請求項9ないし22のいずれか1項に記載の装置。
- マイクロ波オーブン内に置くのに好適な姿勢を示す基準マーク(120)を備えていることを特徴とする、請求項9ないし23のいずれか1項に記載の装置。
- 安定に横たえた姿勢で置くことができるように構成された壁部を備えており、特にこの壁部が、少なくとも1つの平面を提供する多角形の横断面を有することを特徴とする、請求項9ないし24のいずれか1項に記載の装置。
- マイクロ波オーブンに入れることが可能であることを知らせる表示(121)を備えていることを特徴とする、請求項9ないし25のいずれか1項に記載の装置。
- 装置の開封時に、製品を加熱することにより、特に空気の膨張によって生成された過圧の作用で製品が飛び出す危険を低下させるように設計された飛散防止要素を備えていることを特徴とする、請求項9ないし26のいずれか1項に記載の装置。
- 容器を誤ってひっくり返した場合に、特に製品が損失する危険を低下させる機能を有する流出防止要素を備えていることを特徴とする、請求項9ないし27のいずれか1項に記載の装置。
- 容器内に保持されている製品が周囲温度で液体であることを特徴とする、請求項9ないし28のいずれか1項に記載の装置。
- 金属を含まないことを特徴とする、請求項9ないし29のいずれか1項に記載の装置。
- 容器が少なくとも部分的に第1の材料からなる壁部(41)を備えていること、及び断熱材(50、60、70、80、85)が少なくとも部分的に容器の外周を囲んでいることを特徴とする、請求項9ないし30のいずれか1項に記載の装置。
- 断熱材(50、60、70、80)が、第1の材料の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する第2の材料からなることを特徴とする、請求項31に記載の装置。
- 容器内に過圧が生成された場合に開くように構成されている安全バルブ(150、154、176、177)を備えていることを特徴とする、請求項9ないし32のいずれか1項に記載の装置。
- 装置を置く面よりも高い位置に容器を置くことができるスタンドを備えていることを特徴とする、請求項9ないし33のいずれか1項に記載の装置。
- スタンドが温度インジケータを備えていることを特徴とする、請求項34に記載の装置。
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