JP2006512920A - 組成物 - Google Patents

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Abstract

組成物が提供され、その組成物は、i)その組成物基準で10〜40重量%の量の蝋、ii)その組成物基準で60〜90重量%の量の化合物を含み、この化合物は、式(I):
【化1】
Figure 2006512920

を有し、ここでtは整数であり、ここで各R、RおよびRは、独立して、アシル基または水素原子から選択され、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、Hまたは2〜6個の炭素原子を有するアシル基(短いアシル基)であり、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖ならびに任意の親水性分枝基からなる、必要に応じて分枝した鎖のアシル基(長いアシル基)である。

Description

本発明は、化合物に関する。特に、本発明は、特に食物をコーティングするために使用される場合に水および水分に対するバリアとして作用し得る組成物に関する。
多くの食物製品に対して米国特許第6,472,006号で議論されるように、その製品が最適の感覚的性質、品質、および風味を示すべきである場合には、湿分のレベルは、維持されなければならない。仕上がった食物製品中の水分の移動は、品質、安定性、および感覚的性質をひどく落とし得る。さらに、多くの化学的劣化反応および酵素による劣化反応は、食物の水分含量によって部分的に支配される速度で進行する。これらの反応の過剰な速度は、食物製品の香味、色、質感、および栄養価の劣化させる変化を促進し得る。
多成分食物製品では、特に、異なる水分含量および水分活性を伴なう成分を有する食物製品(例えば、出荷前に包装されたチーズとクラッカーとの製品、または出荷前に包装されたベーグルとチーズクリームとの製品)では、水分は隣接する成分の間を移動し得、その成分の特徴および感覚的特徴を変化させる。仕上がった食物製品の品質を落とすことに加えて、水分の移動は、食物製品の生産および配送を妨げ得る。従って、例えば、チーズ/クラッカー製品の中のチーズは乾燥し得、一方で、同時にそのクラッカーはそのぱりぱり感を失う。
食物中の水分移動を防止する一つの方法は、その食物製品の一つ以上の表面を、可食性の水分バリアでコーティングすることを伴う。そのようなバリアは、異なる水分活性の領域の間の水の移動を防止するために、低い水分透過性を有するべきである。加えて、そのバリアは、細かい割れ目を含めてその食物表面を完全にコーティングし、その食物製品の表面によく付着するべきである。その水分バリアは、操作の際にひび割れず、さらに消費の間に容易に貫入され得る連続的な表面を形成するのに十分に、強靭で、柔らかく、可撓性であるべきである。加えて、風味、後味、および口当たりというそのバリアフィルムの感覚的性質は、その食物製品が消費される場合に、その消費者がそのバリアを意識しないように、気づかないほどであるべきである。最後に、その水分バリアは、容易に製造でき、容易に使用できるべきである。
脂質(例えば、油、脂肪、および蝋など)は、水を通さない構造を形成することができる親油性分子または水に不溶な分子から構成されるので、脂質は水分バリアフィルムでの使用のために研究されてきた。油性物質(すなわち、脂肪、油、スクロースポリエステルなど)および/または他のフィルム形成脂質に関して、望ましくなく厚いコーティングが使用される場合でなければ、そのバリアは効果的でないということが教示されている。蝋バリアは、操作の際にまたは温度の変化にともなってひび割れる傾向があるので、蝋のバリアは水分バリアとして欠点を有する。蝋と他の成分との混合物が、当該分野で、例えばGreenerら、34〜38、Lipid Technology,March−April 1992により、教示されている。しかしながら、これらの以前に開示された混合物もまた、純粋な蝋(例えば、蜜蝋)の壊れやすさの問題に悩まされている。
本発明は、上記先行技術の問題を改善する。
本発明の局面は、添付される特許請求の範囲の中で規定される。
一つの局面では、本発明は組成物を提供し、その組成物は、i)その組成物基準で10〜40重量%の量の蝋、ii)その組成物基準で60〜90重量%の量の化合物を含み、この化合物は、式:
Figure 2006512920
を有し、ここでtは整数であり、ここで各R、RおよびRは、独立して、アシル基または水素原子から選択され、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、Hまたは2〜6個の炭素原子を有するアシル基(短いアシル基)であり、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖ならびに任意の親水性分枝基からなる、必要に応じて分枝した鎖のアシル基(長いアシル基)である。
一つの局面では、本発明はコーティングされた食物を提供し、そのコーティングされた食物は、(a)食物基体、(b)本明細書中で規定されるような組成物を含むコーティングを含む。
一つの局面では、本発明はコーティングされた食物を調製するためのプロセスを提供し、そのプロセスは、食物を、本明細書中で規定されるような組成物でコーティングする工程を包含する。
一つの局面では、本発明は、コーティング組成物を調製するプロセスを提供し、そのプロセスは、i)その組成物基準で2〜50重量%の量の蝋;ならびにii)その組成物基準で50〜98重量%の量の化合物とを接触させる工程を包含し、その化合物は、式:
Figure 2006512920
を有し、ここでtは整数であり、ここで各R、RおよびRは、独立して、アシル基または水素原子から選択され、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、Hまたは2〜6個の炭素原子を有するアシル基(短いアシル基)であり、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖および任意の親水性分枝基からなる、必要に応じて分枝した鎖のアシル基(長いアシル基)である。
一つの局面では、本発明は、キットを提供し、そのキットは、i)蝋;ならびにii)式:
Figure 2006512920
を有する化合物を含み、ここでtは整数であり、ここで各R、RおよびRは、独立して、アシル基または水素原子から選択され、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、Hまたは2〜6個の炭素原子を有するアシル基(短いアシル基)であり、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖および任意の親水性分枝基からなる、必要に応じて分枝した鎖のアシル基(長いアシル基)であり;ここでそのキットは、上記蝋を、その組成物基準で2〜50重量%の量で提供し、かつ上記化合物を、その組成物基準で50〜98重量%の量で提供するよう処方される。
一つの局面では、本発明は、材料の中へもしくは材料から外への水の移動を防止および/または低減するための組成物の使用を提供し、ここでその組成物は、i)その組成物基準で2〜50重量%の量の蝋;ならびにii)その組成物基準で50〜98重量%の量の化合物を含み、この化合物は式:
Figure 2006512920
を有し、ここでtは整数であり、ここで各R、RおよびRは、独立して、アシル基または水素原子から選択され、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、Hまたは2〜6個の炭素原子を有するアシル基(短いアシル基)であり、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖ならびに任意の親水性分枝基からなる、必要に応じて分枝した鎖のアシル基(長いアシル基)である。
(いくつかの利点)
本出願人らは、10〜40重量%の量の蝋を上記の化合物、例えばGRINDSTEDRTM ACETEM 酢酸エステル(Danisco A/S,Brabrand,Denmarkより入手可能)と混合することにより、優れた水分バリア特性が観察され得ることを見出した。上記化合物は、蝋と混合された場合に、可塑剤として作用していることが考えられる。蝋は、その蝋のフィルムまたは蝋のコーティングが均質でかつ破れていない場合には、水の移動を防止することにおいて極めて効果的である。しかしながら、蝋は、代表的には、とても割れやすく、容易にひびやピンホールを形成し、そのひびやピンホールがバリア特性の喪失を生じる。本出願人らは、上記化合物の90%までの添加が、水の移動に対するその蝋の優れた抵抗性を変えることなく、蝋の質感を劇的に改善することを見出した。
以下の実施例の節に記載されるように、透過係数(P値)の測定は、純粋な蝋(例えば、蜜蝋)は、5℃では14未満のP値を有し、純粋なGRINDSTEDRTM ACETEM 酢酸エステルは約750のP値を有することを示す。80%のGRINDSTEDRTM ACETEM 酢酸エステルと20%の蜜蝋との混合物は、27のP値を有する(単位は、mg μm/mmmHg分)。
(好ましい局面)
(蝋)
一つの好ましい局面では、上記蝋は、蜜蝋、カンデリラ蝋、カルナウバ蝋、ホホバ蝋、鯨蝋、パラフィン蝋、鉱蝋、および微晶蝋から選択される。
一つの高度に好ましい局面では、その蝋は蜜蝋である。
その蝋は、脱臭されそして/または精製されていてもよい。
(化合物)
一つの好ましい局面では、tは1〜10である。
一つの好ましい局面では、tは1〜5である。
一つの好ましい局面では、tは1または2である。
一つの好ましい局面では、上記化合物は、式:
Figure 2006512920
を有する。
一つの好ましい局面では、R、RおよびRのうちの少なくとも一つは、2〜6個の炭素原子を有するアシル基(短いアシル基)である。
好ましくは、R、RおよびRのうちの二つは、上に記載されるような短いアシル基であり、R、RおよびRのうちの他のものは、上に記載されるような長いアシル基である。この局面では、上記化合物は、以下の式:
Figure 2006512920
のものであり得る。
一つの好ましい局面では、R、RおよびRのうちの少なくとも一つは、Hであり、R、RおよびRのうちの少なくとも一つは、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖からなるアシル基(長いアシル基)である。
本発明の好ましい局面では、上記長いアシル基の鎖は、14〜20個の炭素原子を有する鎖からなり、好ましくは、上記長いアシル基の鎖は、16〜20個の炭素原子を有する鎖からなる。
本発明の好ましい局面では、上記長いアシル基の鎖は、14〜20個の炭素原子を有する飽和鎖からなる。より好ましい局面では、上記長いアシル基の鎖は、16〜20個の炭素原子を有する飽和鎖からなる。
本発明の好ましい局面では、上記短いアシル基は、2〜5個の炭素原子を有するアシル基である。より好ましい局面では、上記短いアシル基は、2個の炭素原子を有するアシル基である。この短いアシル基は、好ましくは、以下の式:
Figure 2006512920
のものである。
特定の局面では、上記短いアシル基が、上記組成物中に存在するグリセロールおよびそのエステルの総量に関して、最大量で存在することが望ましい。好ましくは、上記短いアシル基は、上記組成物中に存在するグリセロールおよびそのエステルの1モルあたり、平均で、2モル以下の量で存在する。
特定の局面では、上記長いアシル基が、上記組成物中に存在するグリセロールおよびそのエステルの総量に関して、最少量で存在することが望ましい。好ましくは、上記長いアシル基は、上記組成物中に存在するグリセロールおよびそのエステルの1モルあたり、平均で、少なくとも0.4モル、好ましくは、0.9〜2モル、より好ましくは、0.9〜1モルの量で存在する。
上記組成物中に存在する上記グリセロールの大部分は、完全にアシル化されることもまた好ましい。従って、好ましい局面では、アシル基の総量は、グリセロールおよびそのエステルの1モルあたり、平均で、0.8〜3.0モルである。
(非分枝)
本発明の好ましい局面では、R、RおよびRのうちの少なくとも一つは、非分枝のアシル基である。
本発明の好ましい局面では、R、RおよびRのうちの少なくとも一つは、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖からなる非分枝の鎖のアシル基(長いアシル基)である。
本発明の好ましい局面では、そのアシル基または各アシル基は、非分枝である。
本発明の好ましい局面では、各R、RおよびRは、独立して、アシル基または水素原子から選択され、ここで R、RおよびRのうちの少なくとも一つは、Hまたは2〜6個の炭素原子を有するアシル基(短いアシル基)であり、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖からなる非分枝のアシル基(長いアシル基)である。
(分枝)
本発明の一つの局面では、R、RおよびRのうちの少なくとも一つは、分枝した鎖のアシル基(長いアシル基)である。
本発明の一つの局面では、R、RおよびRのうちの少なくとも一つは、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖および親水性分枝基からなる分枝した鎖のアシル基(長いアシル基)である。
本発明の一つの局面では、R、RおよびRのうちの少なくとも一つは、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖および親水性分枝基からなる分枝した鎖のアシル基(長いアシル基)である。
一つの局面では、各R、RおよびRは、独立して、アシル基または水素原子から選択され、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、2〜6個の炭素原子を有するアシル基(短いアシル基)であり、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖および任意の親水性分枝基からなる必要に応じて分枝した鎖のアシル基(長いアシル基)である。
WO01/14466は、以下の式:
Figure 2006512920
を有する化合物を含有する熱可塑性ポリマー組成物を教示し、ここでR、RおよびRは、独立して、アシル基または水素原子から選択され、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、2〜6個の炭素原子を有するアシル基(短いアシル基)であり、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖および親水性分枝基からなる分枝した鎖のアシル基(長いアシル基)である。本発明の化合物は、WO01/14466に記載されるとおりであり得るか、またはWO01/14466の教示に従って調製され得る。
上記親水性分枝基は、アシルおよびその誘導体から選択される基であり得る。好ましい誘導体としては、式−O−アシルという基が挙げられる。
親水性分枝基は、以下の式:
Figure 2006512920
の基であり得、ここでpは、0〜4または0〜3である。
上記長いアシル基は、式:
Figure 2006512920
のものであり得、ここでnは、10〜20であり、mは2nであり、そしてここで、pは、0〜4または0〜3である。
一つの局面では、nは、16〜20であり、16〜18、または17である。
上記基CnHmは、直鎖炭化水素基であり得る。
一つの局面では、上記長いアシル基は、以下の式:
Figure 2006512920
の基であり、ここでxは、7〜10であり、例えば、xは10であり、そしてyは2xであり、そしてここでpは、0〜4または0〜3であり、例えば、pは0である。
上記基CxHyは、直鎖炭化水素基であり得る。
上記長いアシル基は、式:
Figure 2006512920
の基であり得る。
上記短いアシル基および上記親水性分枝基は、同じ数の炭素原子を含み得る。その親水性分枝基は、式:
Figure 2006512920
の基であり得、そして上記短いアシル基は、式:
Figure 2006512920
を有し得、ここでpはqに等しく、pは0〜4または0〜3である。
(プロセス)
本発明の化合物は、グリセロールと一つ以上の油との間のエステル交換(interesterification)により調製され得、この油としては、天然油および硬化され次いでアシル化された天然油が挙げられる。従って、本発明の化合物は、以下の二部構成のプロセスの生成物であり得、そのプロセスは、(i)グリセロールとひまし油から選択される油(硬化ひまし油、非硬化ひまし油およびこれらの混合物が挙げられる)との間のエステル交換、および(ii)アシル化を包含する。
上に概略を述べたプロセスのための代表的な油供給原料としては、完全水素化脂肪および油、部分的水素化脂肪および油、ならびに非水素化脂肪および油が挙げられ、パーム油、大豆油、なたね油、高エルカ酸なたね油(high erusic rape seed oil)、ひまわり油、べニバナ油、トウモロコシ油、綿実油、ラード、獣脂、パーム核油、やし油、落花生油、ひまし油およびこれらの留分が挙げられる。
本発明の化合物は、一つ以上の脂肪酸を含む油または脂肪からよりはむしろ、一つ以上の関連する脂肪酸から調製され得る。この化合物の調製での使用のために適切な脂肪酸としては、ラウリル酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ベヘン酸、エルカ酸、エライジン酸、ならびにヒドロキシ酸(例えば、12ヒドロキシオレイン酸および12ヒドロキシステアリン酸)が挙げられる。
本発明のプロセスは、例えば、ひまし油または硬化ひまし油を利用し得る。本発明の化合物は、硬化ひまし油から調製され得る。ひまし油および硬化ひまし油の代表的な脂肪酸プロフィールが、以下に提示される。
Figure 2006512920
括弧内の命名法は、Cxx:yであり、ここでxxは、脂肪酸の炭素数であり、yは二重結合の数を示す。リシノール酸、硬質(12−ヒドロキシステアリン酸としても公知)は、12番目の炭素上にヒドロキシル基(OH)を有する。
本発明の特に好ましい化合物は、次の式:
Figure 2006512920
を参照して以下に示される。
化合物1〜42は、蒸留されたモノグリセリドに基づいている。特に好ましいのは、化合物1〜12である。化合物43〜70は、ジグリセリドに基づいている。以下の化合物の各々に対して、その鎖は、飽和であってもよく、シス−不飽和であってもよく、またはトランス−不飽和であってもよい。その鎖が飽和であるのが、特に好ましい。
Figure 2006512920
Figure 2006512920
Figure 2006512920
Figure 2006512920
(組成物)
本発明の好ましい局面では、上記蝋は、上記組成物基準で2〜40重量%の量で存在し、好ましくは上記組成物基準で5〜40重量%の量で存在し、好ましくは、上記組成物基準で10〜40重量%の量で存在し、好ましくは、上記組成物基準で10〜30重量%の量で存在し、好ましくは、上記組成物基準で15〜25重量%の量で存在し、より好ましくは、上記組成物基準で約20重量%の量で存在する。
本発明の一つの好ましい局面では、上記蝋は、上記組成物基準で5〜50重量%の量で存在し、好ましくは上記組成物基準で10〜50重量%の量で存在する。
本発明の好ましい局面では、本明細書中で定義されるような化合物は、上記組成物基準で60〜98重量%の量で存在し、好ましくは、上記組成物基準で60〜95重量%の量で存在し、好ましくは、上記組成物基準で60〜90重量%の量で存在し、好ましくは、上記組成物基準で70〜90重量%の量で存在し、好ましくは、上記組成物基準で75〜85重量%の量で存在し、より好ましくは、上記組成物基準で約80重量%の量で存在する。
本発明の一つの好ましい局面では、上記化合物は、上記組成物基準で50〜95重量%の量で存在し、好ましくは、上記組成物基準で50〜90重量%の量で存在する。
本発明の組成物は、上記蝋および本明細書中で記載される化合物に加えて、一つ以上の成分を含み得る。これらのさらなる成分は、代表的には、補助物質と呼ばれる。本発明の好ましい局面では、上記組成物は、イオン性乳化剤およびソルビタンエステルから選択される、補助物質をさらに含む。好ましくは、その補助物質は、クエン酸エステル、モノグリセリドのジアセチル化酒石酸エステル、ソルビタンエステル、およびレシチンから選択される。
本出願人らは、本発明の組成物が、イオン性乳化剤およびソルビタンエステルから選択される補助物質(例えば、クエン酸エステル、モノグリセリドのジアセチル化酒石酸エステル、ソルビタンエステル、およびレシチン)を含む場合に、上記蝋が10〜40重量%の量で存在し、上記化合物が60〜90重量%の量で存在することが必須ではないことを驚きをもって見出した。コーティングとして使用される場合の、上記補助物質を含む組成物における融通性は、広い範囲の蝋の量および化合物の量において、そのバリアの穴開きまたはひび割れなしに必要とされるバリア特性を達成するのに充分であり得る。従って、さらなる局面では、本発明(present)は、組成物を提供し、その組成物は、i)蝋、ii)式:
Figure 2006512920
を有する化合物(ここで、tは整数であり、ここで各R、RおよびRは、独立して、アシル基または水素原子から選択され、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、Hまたは2〜6個の炭素原子を有するアシル基(短いアシル基)であり、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖および任意の親水性分枝基からなる、必要に応じて分枝した鎖のアシル基(長いアシル基)である)、ならびにiii)イオン性乳化剤およびソルビタンエステルから選択される補助物質(例えば、クエン酸エステル、モノグリセリドのジアセチル化酒石酸エステル、ソルビタンエステル、およびレシチンから選択される乳化剤)を含む。
本発明の好ましい局面では、上記補助物質は、上記組成物基準で0.1〜1.0重量%の量で、好ましくは、前記組成物基準で0.25〜0.75重量%の量で、より好ましくは、上記組成物基準で0.4〜0.6重量%の量で、より好ましくは、上記組成物基準で約0.5重量%の量で存在する。
上記組成物は、任意の適切なプロセスにより調製され得る。当業者は、本発明の組成物の調製のための適切なプロセスを提供することができる。
一つの好ましい局面では、本発明は、上記化合物(例えば、ACETEM)を、その融点よりも上であるが上記蝋の融点よりも下の温度まで加熱し、この化合物を上記蝋と接触させることにより調製される。この組成物は、次いで食物材料に適用されるか、または冷却され得る。
従って、さらなる局面では、本発明は、組成物の調製のためのプロセスを提供し、この組成物は、
i)蝋ならびにii)式:
Figure 2006512920
を有する化合物(ここで、tは整数であり、ここで各R、RおよびRは、独立して、アシル基または水素原子から選択され、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、Hまたは2〜6個の炭素原子を有するアシル基(短いアシル基)であり、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖および任意の親水性分枝基からなる、必要に応じて分枝した鎖のアシル基(長いアシル基)である)を含み;このプロセスは、
(a)この化合物を、その融点よりも上であるが上記蝋の融点よりも下の温度まで加熱する工程、および
(b)この化合物を上記蝋に接触させる工程
を包含する。
好ましくは、上記蝋は、上記組成物基準で2〜50重量%の量で存在する。
好ましくは、上記化合物は、上記組成物基準で50〜98重量%の量で存在する。
一つの局面では、上記プロセスで生成される組成物は、粉砕されまたは微小粉砕され(micromilled)得る。しかしながら、小さい蝋の結晶が組成物の結晶化の間に生成する場合には、粉砕または微小粉砕(micromilling)は必須ではない。
さらなる局面では、本発明に従う組成物は、(その生産プロセスにかかわらず)その化合物(例えば、ACETEM)の融点よりも上であるが上記蝋の融点よりも下の温度まで加熱され得、次いで食物材料に適用され得る。
上記組成物が加熱により調製される場合、またはその組成物が、その化合物(例えば、ACETEM)の融点よりも上であるが上記蝋の融点よりも下の温度まで加熱される場合には、それは粘性の流体系を形成する。この粘性の流体系は、その粘性の流体系の内部に、その流体化合物を吸収し得、そして保持し得、それによって、そのバリア系が適用される食物成分への、その流体部分の移動を防止する。従って、その組成物は、熱安定性のバリア系として適用可能となり、その系では、そのバリアは、低温で焼き戻された食料品目または中温で焼き戻された食料品目の上に適用され得またはその品目の上で溶融され、そこでそのバリア上記バリアが結晶化する。その引き続く加熱の間に、上記バリア系は、その食料品目の上に留まって流れ落ちないか、またはその食料中へ吸収される。これらの局面では、そのバリア系は、高融点の蝋種を選択したならば、約75〜80℃まで熱安定性であり得る。
本出願人らは、本発明の組成物は、特に上記のプロセスにより調製された場合に限らず、熱安定性のバリアを提供することを見出した。「熱安定性の」によって、引き続く冷却工程の間に機能を失うことなく、高温まで加熱され得るバリア系が意図される。特に、本発明の組成物は、高温で、それが食物材料に適用される点に流れ去ることなく留まるか、または食料成分によって吸収されるかするバリア系を提供する。これは、高温での内部構造の維持により達成されると考えられ、その内部構造が、組成物/バリア系が流動することを防ぐ。この内部構造の強靭さは、降伏応力として測定され得る。実施例18Aおよび実施例18Bからわかるように、高温でのこのバリア系の内部構造は、上記バリア系の組成に依存して、水っぽいペーストから濃厚なペーストにわたる粘稠度にまで濃厚化され得るバリア系を提供するように改変されそして制御され得る。
上記組成物/バリア系の熱安定性は、食物調製の間に加熱されまたは焼かれる食料品目、および水の移動のバリアが必要とされる食料品目の生産での使用を可能にする。上記組成物/バリア系の熱安定性は、そのバリアをその焼き工程の前に適用することを可能にする。
(食物)
上記のように、一つの局面では、本発明は、コーティングされた食物を提供し、このコーティングされた食物は、(a)食物基体、(b)本明細書中で規定されるような組成物を含むコーティングを含む。
上記食物は、糖菓(糖質糖菓、チョコレート、甘草入りキャンディーおよび水ゼリーなどのキャンディー、チューイングガム、ナッツが挙げられる);乳製品(チーズ、泡立てられたデザート、およびアイスクリームが挙げられる);ベーカリー製品(冷凍製品またはできたて製品のいずれかであり、そしてパン、ピザ、ビスケット、クラッカー、ケーキ、パイが挙げられる);肉製品(ソーセージ、魚肉、ハム、骨付き豚肉または骨付き牛肉などの豚肉および牛肉が挙げられる);新鮮な果物および乾燥果物;ならびにスナック、から選択され得る。
一つの好ましい局面では、上記食物は、1つ以上の食物材料を含み、その食物材料の少なくとも一つは、本発明の組成物でコーティングされている。これは特に有利である。なぜなら、そのような適用においては、異なる水分含量を有する異なる食物材料を混合することがしばしば要求されるからである。本発明の組成物は、一つの食物材料から別の食物材料への水の移動(この移動は、その食物の分解を生じ得る)を防止または低減し得る。
上記食物は、任意の所定の表面上に一つ以上のコーティング層(例えば、二つのコーティング層)を含み得る。この多重のコーティング層は、本発明に従う組成物からなる複数の層を含み得るか、または本発明の組成物から形成されない一つ以上の層と一緒に、本発明に従う組成物の層を含み得る。
好ましい局面では、上記食物は、最初に本明細書中で規定されるような化合物でコーティングされ得、次いで本明細書中で規定されるような組成物でコーティングされ得る。従って、本発明は、食物を提供し得、その食物は、(a)食物基体および第1のコーティング材料(ここで、この第1のコーティング材料は、本明細書中で規定されるような化合物である)、(b)この第1のコーティング材料の上に適用され、そして本明細書中に規定されるような組成物を含む第2のコーティング材料、を含む。
本出願人らは、食物が少なくとも(a least)二つの層(上記のようなものなど)を含む系でコーティングされる場合に、上記蝋が10〜40重量%の量で存在し、上記化合物が60〜90重量%の量で存在することが必須ではないことを驚きをもって見出した。コーティングとして使用される場合の、この組成物におけるこの融通性は、広い範囲の蝋の量および化合物の量において、そのバリアの穴開きまたはひび割れなしに必要とされるバリア特性を達成するのに充分であり得る。これは、上記第2のコーティング層に関して、上記食物基体の動きを和らげる第1のコーティング材料の可撓性に由来すると考えられている。結果として、上記第2のコーティング材料上の力が和らげられる。従って、さらなる局面では、本発明は(the present)、コーティングされた食物を提供し、このコーティングされた食物は、
(a)食物基体および第1のコーティング材料(ここで、この第1のコーティング材料は式:
Figure 2006512920
を有する化合物(ここで、tは整数であり、ここで各R、RおよびRは、独立して、アシル基または水素原子から選択され、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、Hまたは2〜6個の炭素原子を有するアシル基(短いアシル基)であり、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖および任意の親水性分枝基からなる、必要に応じて分枝した鎖のアシル基(長いアシル基)である)である)、
(b)この第1のコーティング材料の上に適用される第2のコーティング組成物(ここで、この第2のコーティング組成物は、i)蝋およびii)式:
Figure 2006512920
を有する化合物(ここで、tは整数であり、ここで各R、RおよびRは、独立して、アシル基または水素原子から選択され、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、Hまたは2〜6個の炭素原子を有するアシル基(短いアシル基)であり、ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖および任意の親水性分枝基からなる、必要に応じて分枝した鎖のアシル基(長いアシル基)である)を含む)を含む。
本発明の組成物が、水が材料(例えば、食物)へ入ることを防止するために利用され得るか、または材料(例えば、食物)内に水を保持するために使用され得ることが当業者により理解される。本発明の一つの局面では、本発明の組成物は、水の食物への入場を防止するために適用され、そこではその食物はクラッカーである。
一つの代替例では、本発明は、医薬製品中で用いられ得るか、または医薬製品をコーティングするために用いられ得、その医薬製品としては、薬学製品または獣医学製品が挙げられる。
本発明は、ここで、以下の実施例において、より詳細に記載される。
(方法)
(水蒸気透過性)
水蒸気係数を、VTI Corporation 7650 West 26th Ave.,Hialeah,FL 33016 USAからのSGA−100 Vapour Sorption Analyserを用いて測定した。直径2cmのアルミカップを、3〜5mmの空いたヘッドスペースを残して、脱イオン化し脱気した水で部分的に満たした。そのカップの上面に、上記バリア組成物からなるフィルムを置いた。そのカップは小さいフランジを有し、上記フィルムを、Dow Corning GmbH,65201 Wiesbaden,Germanyより購入した高真空グリースを用いて、そのフランジに封止した。純水以外の水相を使用し得る。純水は、いずれの試験温度でも1という水分活性を保証する。塩を含んだ水を水の代わりに使用することは、その水分活性を低下させ、そしてその水相中の塩濃度または塩の種類を調整することにより、任意の所望の水分活性に到達し得る。
上記カップを上記VTI機器の秤量チャンバ中に置いた。温度および相対湿度を試験条件に調整し、重量損失を記録し、そして一定時間にわたってモニターした。その試験温度を、5〜80℃の間で変更し得、相対湿度を0〜100%の間で調整し得た。
上記フィルムを、上記バリア組成物を80℃まで溶融させ、そしてすべての成分を均一系まで注意深くブレンドすることにより調製した。
小さい(3×5cm)ナイロンフィルター(水の移動および水の蒸発に対して抵抗性を有しない)を、熱い顕微鏡スライドガラスの上面に、そのスライドの各端部にある小さいピンを用いて配置した。そのピンの高さを変更し得た。熱く溶融したバリア組成物を静かにそのフィルタの上面に注ぎ、そして別の熱い顕微鏡スライドを上記ピンの上に置き、上記バリア組成物を冷却させ結晶化させた。完全な結晶化の後、上記ガラスを静かに取り除き、そのフィルムをアルミカップに移し、封止した。そのナイロンフィルターは、そのバリア組成物に対する支持マトリクスを提供する。上記フィルムを調製する別の方法は、上記ナイロンフィルターを熱い溶融したバリア組成物中に直接浸漬し、上記アルミカップの上面でそれを封止する前にバリア組成物を結晶化させることである。
上記フィルムを通じての水の移動およびそれに続く水の蒸発に起因する重量損失のモニタリングを5〜600分間継続した。
その重量を、次いで、各試験の初めでその特定の測定条件に適応するために用いられる最初の100分を除外して時間に対してプロットした。
プロットされた線の傾きを決定した。その傾きは、(水が移動するのに通った面積)×(そのフィルムを横切っての水蒸気圧の差)×(透過係数とフィルム厚みとのあいだの比)に等しい。そのフィルム厚みを、各実験の後で、マイクロメーターで測定し、4つの測定値の平均を使用した。そのフィルムの面積をその直径から計算した。水の蒸気圧の差を、上記アルミカップ内の水相の組成および上記VTI機器の秤量チャンバ内の相対湿度により制御した。
上記カップ内の純水によって、上記水面の上のヘッドスペースは、100%の相対湿度を有する。そのヘッドスペース内の水の蒸気圧は、その時、その特定の試験温度での飽和水蒸気圧の100%であった。VTI機器の秤量チャンバ内の相対湿度を調整することは、その特定の試験温度で飽和水蒸気圧の15%という水蒸気圧を生じた。
フィルムからの水の移動および水の蒸発の全駆動力は、その時は、その試験温度での飽和水蒸気圧の85%であった。
各バリア組成物の10〜15枚のフィルムを調製し、上記のように試験した。すべての試料に対して、透過係数と上記フィルム厚みとのあいだの比を、フィルム厚みの逆数に対してプロットした。この線の傾きは、透過係数に等しい。
(実施例1)
主としてステアリン酸およびパルミチン酸からなる脂肪酸組成物で70%までアセチル化された、蒸留したモノグリセリドを、20.2mmHgの水蒸気圧差を用いて、25℃で分析した。その透過係数を、995mg mm/mmmHg分と計算した。
(実施例2)
主としてステアリン酸およびパルミチン酸からなる脂肪酸組成物で70%までアセチル化された、蒸留したモノグリセリドを、5.5mmHgの水蒸気圧差を用いて、5℃で分析した。その透過係数を、721mg mm/mmmHg分と計算した。
(実施例3)
白蜜蝋を、20.2mmHgの水蒸気圧差を用いて、25℃で分析した。その透過係数を、14mg mm/mmmHg分と計算した。
(実施例4)
主としてステアリン酸およびパルミチン酸を含む脂肪酸組成物で(and)70%までアセチル化された、蒸留したモノグリセリドを、50%の量で供給し、そして80℃まで加熱し、50%の白蜜蝋を添加し、溶融させ、そして攪拌により、注意深く上記アセチル化モノグリセリドと混合した。上記フィルムを、上記のように顕微鏡スライドガラスを使用して調製した。その透過係数を、5℃で測定して計算し、20mg mm/mmmHg分を得た。
(実施例5)
主としてステアリン酸およびパルミチン酸からなる脂肪酸組成物で(and)99%より多くアセチル化された、蒸留したモノグリセリドを、90:10比で、実施例4に記載されたように、白蜜蝋と混合し、5℃で分析した。その透過係数を、82mg mm/mmmHg分と計算した。
(実施例6)
主としてステアリン酸およびパルミチン酸を含む脂肪酸組成物で70%までアセチル化された、蒸留したモノグリセリドを、95%の量で供給し、そして5%の白蜜蝋と、実施例4に記載されたように混合し、5℃で分析した。その透過係数を、115mg mm/mmmHg分と計算した。
(実施例7)
主としてステアリン酸およびパルミチン酸を含む脂肪酸組成物で70%までアセチル化された、蒸留したモノグリセリドを、90%の量で供給し、そして10%の白蜜蝋と、実施例4に記載されたように混合し、5℃で分析した。その透過係数を、32mg mm/mmmHg分と計算した。
(実施例8)
Loders Croklaan Hogeweg 1,1521 AZ,Wormerveer,Netherland,Coatbar Aからの商業的製品(これは、トリグリセリド組成物である)を、白蜜蝋の使用なしに、実施例4に記載されたように調製し、5℃で分析した。その製品は、非常に砕けやすく、容易にひび割れおよび孔を形成した。さらに、それは周囲温度で部分的に融解し、柔らかくなった。その透過係数を、166mg mm/mmmHg分と計算した。
(質感)
バリア組成物の試料を融解させ、注意深く80℃で混合し、そして直径6cmかつ高さ約5cmの筒状ガラスビーカーに注ぎ込んだ。試験温度での3日間の保存の後、2mm P2 DIA CYLINDER STAINLESSプローブを備えたStable Micro Systems,Vienna Court,Lammas ad,Godalmng,Surrey GU7 1YL,UK製のTexture Analyser TA−XT2の使用によって、その試料の粘稠性を分析した。そのプローブは、1サイクル中で、2.0mm/秒の前進速度および0.5mm/秒の貫入速度で、その試料に貫入した。距離を10.0mmにセットし、後進速度は2.0mm/秒であった。トリガー重量は、3.0gであった。
各測定は、その試料に貫入するために必要とされる力(g単位)対時間を示すグラフを提供した。すべての曲線は、初期の急激な立ち上がりおよびそのグラフの傾きが減少する変曲点を伴なう同一の基本形状を示した。
上記変曲点での測定された力(g単位)(以後、変曲力(inflection force)と呼ばれる)を、試料間の比較のために使用した。上記変曲点での測定された力の減少が、より柔らかい組成物およびより弾性的な組成物について見られた。
(実施例9)
異なるバリア組成物に対する変曲力を以下に示す。
Figure 2006512920
(固形脂肪の含量)
純粋の蜜蝋から純粋のアセチル化モノグリセリドの範囲にわたる異なる割合での、実施例9に列記されるアセチル化モノグリセリドと白蜜蝋との混合物を、IUPAC 2.150aの標準的調質方法に従って調質し、そのSFC(固形脂肪含量)を、Bruker NMS 120 Minispec NMR Analyser,762287 Rheinstetten,Germanyで、5℃および20℃において測定した。その結果は、共融効果(これは、水蒸気バリア特性をひどく損ねてしまう)の兆候はまったくなしに、上記アセチル化モノグリセリドと上記白蜜蝋との混合比とSFCとのあいだの直線関係を示す。このSFC測定はまた、特に、実施例1に列挙される、白蜜蝋と混合されたアセチル化モノグリセリドが、5℃から20℃に加熱された場合に、全固形脂肪含量の約2%ポイントを失う(looses)だけであることを示した。このバリアは、そういうわけで、温度揺らぎにも持続する能力がある。
Figure 2006512920
(適用)
(実施例10)
模範的な適用系を、正方形のクラッカー、つまりThe Horizon Biscuit Company Ltd.Pasture Road,Moreton,Merseyside CH46 SE Englandにより製造されたBarber Cream Crackerの上に約400mmを噴霧することにより調製した。溶融した80℃の熱いバリア組成物を、コンベアベルト上で、4操業サイクルで、クラッカーにその両側に噴霧した。各サイクルの間、そのクラッカーを90°回転させた。その加熱に先立って、そのクラッカーを、数秒間、50〜60℃の熱風中で予備加熱した。1時間、周囲の室温に適応させたあと、カラゲーナンゲルをそのクラッカーの表面に置いた。そのゲルは、1という水分活性を有し、それを、蒸留水中に0.2%のCaClおよび0.2%のKClを溶解し、そして緩慢な攪拌のあいだに3%のカラゲーナンを添加することにより調製した。その水を85〜90℃に加熱したあと、0.1%のNa−ベンゾエートを添加した。75℃よりも低くまで冷却したのち、0.6%のクエン酸溶液を添加した(50% w/w)。この液体ゲル相を、ガラスビーカー中に注ぎ込み、5℃で保存した。
そのクラッカーの水分活性は、22℃で0.2であった。
そのゲルを上記クラッカーの表面に適用する前に、すべてのクラッカーを秤量した(ゼロ値)。ゲルを表面に配置したクラッカーを5℃で保存した。引き続く数日間にわたって、10個のクラッカーを、毎日、そのゲルのやさしい除去のあと、重量測定した。そのゲルは、そのクラッカーに膠着しなかった。
各クラッカーに対して、それぞれのゼロ値を、日々の重量から差引き、重量増加を、10個のゼロ値補正された測定値の平均として計算した。
実施例1に記載されるようなバリア処方物を使用し、水の移動に起因するその重量増加(1グラムのクラッカーあたりの水のグラム)は、以下の通りであった。
1日目 0.8g
2日目 1.5g
4日目 2.2g
7日目 2.8g
14日目 3.5g
バリア系が適用されないが同様に処理されたクラッカーは、以下の結果を生じた。
1日目 1.8g
2日目 2.2g
4日目 3.2g
(実施例11)
実施例3に記載されるようなバリア系を、実施例10に記載されるように試験した。水の吸収に起因する以下の重量増加を記録した。
1日目 0.9g
2日目 1.6g
4日目 2.8g
7日目 3.5g
10日目 4.1g
14日目 4.3g
(実施例12)
実施例4に記載されるようなバリア系を、実施例10に記載されるように試験し、それは、水の移動に起因する以下の重量増加結果を提供した。
1日目 0.1g
4日目 0.5g
7日目 1.4g
10日目 2.0g
14日目 2.6g
(実施例13)
20%の純粋な白蜜蝋ならびに80%の、主としてステアリン酸およびパルミチン酸を含む脂肪酸組成物でアセチル化されたモノグリセリドから作製されたバリア系を、実施例10に記載されるように、上記クラッカーに適用した。水の移動に起因する重量増加は、以下のとおりであった。
2日目 0.1g
4日目 0.2g
8日目 0.5g
14日目 0.8g
(実施例14)
実施例1に記載されるようなバリア系を、150mm厚みで実施例10に記載されるように適用し、次いでこの第1のバリア層の上面に新しいバリア層を適用した。この第2のバリア層は、実施例13に記載されたバリア系と類似であった。水の移動に起因する重量増加は、以下のとおりであった。
2日目 0.1g
4日目 0.2g
8日目 0.3g
12日目 0.5g
16日目 0.6g
(実施例15)
実施例1に記載されるようなバリア系を、75mm厚みで実施例10に記載されるように適用し、次いで150mmの実施例13に記載されるバリア系を適用した。この第2のバリア層の上面に、新しい75mmの層の実施例1に記載されるバリア系を適用した。水の移動に起因する重量増加は、以下のとおりであった。
1日目 0.1g
5日目 0.2g
12日目 0.4g
16日目 0.5g
(実施例16)
主としてステアリン酸およびパルミチン酸を含む脂肪酸組成物で70%までアセチル化された、蒸留したモノグリセリドを、80%の量で、20%の白蜜蝋と、実施例4に記載されるように、混合した。このバリア系を、実施例10に記載されるように、適用されたゲルが0.62の水分活性を有するという変更をともなって、上記クラッカーに300mmで適用した。
上記ゲルを、2%のGRINDSTEDRTM PECTIN CF 140B(DANISCO A/S Brabrand,Denmark)を、3%の砂糖および20%の水と予備混合することにより、調製した。この予備混合物を、66%の白砂糖シロップ(80%SS)および25%の砂糖の、沸騰する混合物に添加した。この混合物およびこの予備混合物を100%の重量まで沸騰させ、次いでクエン酸を添加した。
水の移動に起因する重量増加は、以下のとおりであった。
1日目 0.01g
2日目 0.04g
5日目 0.05g
8日目 0.11g
16日目 0.17g
(実施例17)
実施例7に記載されたバリア系を、標準的な大豆レシチンを上記の元のバリア混合物の中へ、以下の濃度、0.05%、0.1%、0.2%および0.3%で融かし入れたことを変更して調製した。そのバリア系の質感を、上記変曲力の代わりに10mm貫入での力を記録したことを変更して、「質感」に記載されたように評価した。
Figure 2006512920
(実施例18A)
実施例4に記載されたようなアセチル化蒸留モノグリセリドを、20%のカルナウバ蝋と混合し、溶融させ、そして90℃で混合し、次いで冷却し、そして室温で結晶化させた。さらなる24時間の室温での保存の後、その混合物を60℃まで加熱し、Reological StressTechレオメーター(reometer)で、CC 25 CCE測定プローブを使用して、60℃で降伏応力を測定した。適用された応力掃引は、明瞭に、降伏応力および、その適用された応力がこの降伏応力よりも高い場合の、続いて起こる内部構造の破壊を示した。その降伏応力曲線を、図1(図A)に示す。その降伏応力を、60℃で0.1Paと分析した。
(実施例18B)
実施例18Aに記載されるようなアセチル化蒸留モノグリセリドを、30%のカルナウバ蝋と90℃で混合して溶融させ、そして、降伏応力測定を70℃で実施したことを除いては、実施例18Aと同様に処理した。その降伏応力曲線を、図2(図B)に示す。その降伏応力を、0.1Paと分析した。
(コメント)
そのバリア系の内部構造は、双方の場合(図18Aおよび図18B)とも、0.1Paのせん断応力で破壊する。その構造が無傷である限りは、その試料は流動することに抵抗し、そして上記機器から適用される、増加する応力を克服することができる。粘度を増加させながら、この流動に対する増加する抵抗性を測定する。上記構造が破壊するやいなや、測定される粘度は急速に減少する。これが0.1Paで起こる。
上記明細書中で言及されたすべての刊行物は、本明細書中で参考として援用される。本発明の記載された方法および系の様々な改変物およびバリエーションは、本発明の範囲と趣旨から逸脱することなく、当業者に明確である。本発明は、特定の好ましい実施形態に関連して記載されてきたが、本願特許請求される場合の本発明は、そのような特定の実施形態に過度に限定されるべきではないということが理解されるべきである。実際、本発明を実施するための記載された様式の様々な改変物であって、化学分野または関連分野の当業者にとって明確な様々な改変物は、本願特許請求の範囲の範囲内にあることが意図される。
記載なし 記載なし

Claims (59)

  1. 組成物であって、以下:
    i)該組成物基準で2〜50重量%の量の蝋
    ii)該組成物基準で50〜98重量%の量の化合物
    を含み、該化合物が式:
    Figure 2006512920
    を有し、ここでtは整数であり、
    ここで各R、RおよびRは、独立して、アシル基または水素原子から選択され、
    ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、Hまたは2〜6個の炭素原子を有するアシル基(短いアシル基)であり
    ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖および任意の親水性分枝基からなる、必要に応じて分枝した鎖のアシル基(長いアシル基)である、組成物。
  2. 前記蝋が、蜜蝋、カンデリラ蝋、カルナウバ蝋、ホホバ蝋、鯨蝋、パラフィン蝋、鉱蝋、および微晶蝋から選択される、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記蝋が、蜜蝋である、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 、RおよびRのうちの少なくとも一つが、2〜6個の炭素原子を有するアシル基(短いアシル基)である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 、RおよびRのうちの少なくとも一つが、分枝した鎖のアシル基(長いアシル基)である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 、RおよびRのうちの少なくとも一つが、10個〜20個の炭素原子を有する飽和鎖および親水性分枝基からなる、分枝した鎖のアシル基(長いアシル基)である、請求項5に記載の組成物。
  7. 、RおよびRのうちの少なくとも一つが、非分枝状のアシル基である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 、RおよびRのうちの少なくとも一つが、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖からなる非分枝状の鎖のアシル基(長いアシル基)である、請求項7に記載の組成物。
  9. 前記長いアシル基または各長いアシル基が、非分枝状である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  10. tが1〜10である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. tが1〜5である、請求項10に記載の組成物。
  12. tが1または2である、請求項11に記載の組成物。
  13. 前記化合物が、式:
    Figure 2006512920
    を有する、請求項1〜12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. 、RおよびRのうちの少なくとも一つがHであり、そしてR、RおよびRのうちの少なくとも一つが、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖からなるアシル基(長いアシル基)である、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組成物。
  15. 、RおよびRのうちの少なくとも一つが2〜6個の炭素原子を有するアシル基(短いアシル基)であり、そしてR、RおよびRのうちの少なくとも一つが、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖からなる非分枝状の鎖のアシル基(長いアシル基)である、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組成物。
  16. 、RおよびRのうちの2つが前記短いアシル基であり、そしてここでR、RおよびRのうちの他のものが、長いアシル基である、請求項15に記載の組成物。
  17. 前記短いアシル基が、グリセロールおよびそのエステルの1モルあたり、平均で、2モル以下の量で存在する、請求項15または16に記載の組成物。
  18. 前記長いアシル基が、グリセロールおよびそのエステルの1モルあたり、平均で、少なくとも0.4モル、好ましくは0.9〜2モル、より好ましくは0.9〜1モルの量で存在する、請求項15または16に記載の組成物。
  19. 前記アシル基の総量が、グリセロールおよびそのエステルの1モルあたり、平均で、0.8モル〜3.0モルである、請求項15または16に記載の組成物。
  20. 前記長いアシル基の鎖が、14〜20個の炭素原子を有する鎖からなる、請求項1〜19のいずれか一項に記載の組成物。
  21. 前記長いアシル基の鎖が、16〜20個の炭素原子を有する鎖からなる、請求項20に記載の組成物。
  22. 前記短いアシル基が、2〜5個の炭素原子を有するアシル基である、請求項1〜21のいずれか一項に記載の組成物。
  23. 前記短いアシル基が、2個の炭素原子を有するアシル基である、請求項22に記載の組成物。
  24. 前記化合物が、グリセロールと、パーム油、大豆油、なたね油、高エルカ酸なたね油、ひまわり油、べニバナ油、トウモロコシ油、綿実油、ラード、獣脂、パーム核油、やし油、落花生油、ひまし油およびこれらの留分が挙げられる、完全水素化脂肪および油、部分的水素化脂肪および油、ならびに非水素化脂肪および油から選択される油とのアセチル化されたエステル交換生成物である、請求項1〜23のいずれか一項に記載の組成物。
  25. 前記蝋が、前記組成物基準で2〜40重量%の量で存在する、請求項1〜24のいずれか一項に記載の組成物。
  26. 前記蝋が、前記組成物基準で5〜40重量%の量で存在する、請求項1〜25のいずれか一項に記載の組成物。
  27. 前記蝋が、前記組成物基準で10〜40重量%の量で存在する、請求項1〜26のいずれか一項に記載の組成物。
  28. 前記蝋が、前記組成物基準で10〜30重量%の量で存在する、請求項1〜27のいずれか一項に記載の組成物。
  29. 前記蝋が、前記組成物基準で15〜25重量%の量で存在する、請求項1〜28のいずれか一項に記載の組成物。
  30. 前記蝋が、前記組成物基準で約20重量%の量で存在する、請求項1〜29のいずれか一項に記載の組成物。
  31. 前記化合物が、前記組成物基準で60〜98重量%の量で存在する、請求項1〜30のいずれか一項に記載の組成物。
  32. 前記化合物が、前記組成物基準で60〜95重量%の量で存在する、請求項1〜31のいずれか一項に記載の組成物。
  33. 前記化合物が、前記組成物基準で60〜90重量%の量で存在する、請求項1〜32のいずれか一項に記載の組成物。
  34. 前記化合物が、前記組成物基準で70〜90重量%の量で存在する、請求項1〜33のいずれか一項に記載の組成物。
  35. 前記化合物が、前記組成物基準で75〜85重量%の量で存在する、請求項1〜34のいずれか一項に記載の組成物。
  36. 前記化合物が、前記組成物基準で約80重量%の量で存在する、請求項1〜35のいずれか一項に記載の組成物。
  37. 前記組成物が、
    (iii)イオン性乳化剤およびソルビタンエステルから選択される、補助物質をさらに含む、請求項1〜36のいずれか一項に記載の組成物。
  38. 補助物質が、クエン酸エステル、モノグリセリドのジアセチル化酒石酸エステル、ソルビタンエステル、およびレシチンから選択される、請求項37に記載の組成物。
  39. 前記補助物質が、前記組成物基準で0.1〜1.0重量%の量で存在する、請求項37または38に記載の組成物。
  40. 前記補助物質が、前記組成物基準で0.25〜0.75重量%の量で存在する、請求項39に記載の組成物。
  41. 前記補助物質が、前記組成物基準で0.4〜0.6重量%の量で存在する、請求項39に記載の組成物。
  42. 前記補助物質が、前記組成物基準で約0.5重量%の量で存在する、請求項39に記載の組成物。
  43. コーティングされた食物であって、以下:
    (a)食物基体
    (b)請求項1〜42のいずれか一項に定義されるような組成物を含むコーティング
    を含む、コーティングされた食物。
  44. 請求項43に記載の食物であって、該食物が、以下:
    (a)食物基体および第1のコーティング材料
    (b)該第1のコーティング材料の上に適用され、そして請求項1〜43のいずれか一項に定義されるような組成物を含む第2のコーティング材料
    を含む、食物。
  45. 前記第1のコーティング材料が請求項1〜42のいずれか一項に定義されるような化合物である、請求項44に記載の食物。
  46. 前記食物が、菓子(砂糖菓子、チョコレート、甘草入りキャンディーおよび水ゼリーなどのキャンディー、チューイングガム、ナッツが挙げられる);乳製品(チーズ、ホイップされたデザート、およびアイスクリームが挙げられる);ベーカリー製品(冷凍製品またはできたて製品のいずれかであり、そしてパン、ピザ、ビスケット、クラッカー、ケーキ、パイが挙げられる);肉製品(ソーセージ、魚肉、ハム、骨付き豚肉または骨付き牛肉などの豚肉および牛肉が挙げられる);新鮮な果物および乾燥果物;ならびにスナック、から選択される、請求項43、44または45に記載の食物。
  47. コーティングされた食物を調製するためのプロセスであって、請求項1〜42のいずれか一項に定義されるような組成物で食物をコーティングする工程を包含する、プロセス。
  48. 医薬製品であって、請求項1〜47のいずれか一項に定義されるような組成物を含む、医薬製品。
  49. 前記医薬製品が、薬学製品または獣医学製品である、請求項48に記載の医薬製品。
  50. コーティング組成物を調製するプロセスであって、該プロセスが、以下:
    i)該組成物基準で2〜50重量%の量の蝋;ならびに
    ii)該組成物基準で50〜98重量%の量の化合物
    を接触させる工程を包含し、該化合物が式:
    Figure 2006512920
    を有し、ここでtは整数であり、
    ここで各R、RおよびRは、独立して、アシル基または水素原子から選択され、
    ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、Hまたは2〜6個の炭素原子を有するアシル基(短いアシル基)であり
    ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖および任意の親水性分枝基からなる、必要に応じて分枝した鎖のアシル基(長いアシル基)である、プロセス。
  51. キットであって、以下:
    i)蝋;ならびに
    ii)式:
    Figure 2006512920
    を有する化合物
    を含み、ここでtは整数であり、
    ここで各R、RおよびRは、独立して、アシル基または水素原子から選択され、
    ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、Hまたは2〜6個の炭素原子を有するアシル基(短いアシル基)であり
    ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖および任意の親水性分枝基からなる、必要に応じて分枝した鎖のアシル基(長いアシル基)であり;
    ここで該キットが、該蝋を、該組成物基準で2〜50重量%の量で提供し、かつ該化合物を、該組成物基準で50〜98重量%の量で提供するよう処方される、キット。
  52. 材料の中へもしくは材料から外への水の移動を防止および/または低減するための組成物の使用であって、ここで該組成物が、以下:
    i)該組成物基準で2〜50重量%の量の蝋;ならびに
    ii)該組成物基準で50〜98重量%の量の化合物
    を含み、該化合物が式:
    Figure 2006512920
    を有し、ここでtは整数であり、
    ここで各R、RおよびRは、独立して、アシル基または水素原子から選択され、
    ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、Hまたは2〜6個の炭素原子を有するアシル基(短いアシル基)であり
    ここでR、RおよびRのうちの少なくとも一つは、10〜20個の炭素原子を有する飽和鎖ならびに任意の親水性分枝基からなる、必要に応じて分枝した鎖のアシル基(長いアシル基)である、使用。
  53. 実質的に本明細書中に記載されるような、請求項1に記載の組成物。
  54. 実質的に本明細書中に記載されるような、請求項43に記載の食物。
  55. 実質的に本明細書中に記載されるような、請求項47に記載のプロセス。
  56. 実質的に本明細書中に記載されるような、請求項48に記載の医薬製品。
  57. 実質的に本明細書中に記載されるような、請求項50に記載のプロセス。
  58. 実質的に本明細書中に記載されるような、請求項51に記載のキット。
  59. 実質的に本明細書中に記載されるような、請求項52に記載の使用。
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