JP2006510391A - 複数の診断用聴力検査を行うためのシステム及び方法 - Google Patents

複数の診断用聴力検査を行うためのシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

聴力検査を行うためのシステム及び方法を与える。システムは、リアルタイムな環境雑音測定と、改善された骨伝導聴力検査装置と、患者及び検査実施者にとっての利便性を改善する装着可能なヨークと、検査音を患者の耳に送信するための及び患者の耳からの聴力検査結果処理用に送信するための改善された耳プローブとを含む。システムは患者の耳の中に挿入するための挿入プローブと、挿入プローブを通じて検査音を患者の耳に与えるための少なくとも1つのトランスジューサと、患者の耳から検査結果を送信するための少なくとも1つのトランスジューサとを有する。システムは、オージオメトリ検査と、音響イミタンス検査及び耳音響放射検査の少なくとも一方とを行うことが可能であり、好ましくは、単一の耳プローブを用いてオージオメトリ検査、ティンパノグラム検査、音響反射検査、及び耳音響放射検査を行うことが可能である。

Description

[発明の背景]
[発明の分野]
本発明は、一般的には、人間又は動物の患者のための聴覚検査の分野に関する。より詳しくは、人間の患者の聴力損失を評価及び分析するための複数の診断用聴力検査を行うためのシステムに関する。本発明のシステムは、患者の空気伝導及び骨伝導の可聴しきい値を確実に決定するための、並びに音響イミタンス、耳音響放射、音声認識しきい値、及び音声識別を含む1つ以上の付加的な検査を行うための装置を提供する。システムは、かかる検査を行うための構成要素をさらに有する。
[関連技術の説明]
最近の研究によれば、米国では2千万人以上の人々がある程度の聴力損失を抱えている。ある程度の聴力損失を抱えている全世界の人々の数はさらに一層多いと推定される。驚くべきことではないが、聴力障害者は自分が聴覚能力の低下を被っていることに気づかない。聴力プロセス自体の複雑性ゆえに、低下した聴覚能力は年齢、健康、職業、傷害、疾病、及びある種の抗生物質を含む内耳神経毒性物質のいくつかの要因のうちのいずれかを含む。この聴力損失は、生活の質の著しい低下、人間関係の悪化、雇用機会の減少、及び生産性の低下を導き得る。
聴力損失の治療を怠ると、その影響は患者の生活の質だけではなく、全体的には経済的生産性をも悪化させ得る。Better Hearing Instituteによれば、治療されない聴力損失による生産性損失、特殊教育、及び医療の観点からの米国における年間コストは、約560億ドルである。この膨大なコストの多くは初期発見及び治療によって減少又は回避が可能である。残念ながら、定期的及び頻繁な聴力検査を、定期健診の一部として受ける人は非常に少ない。というのは、少なくとも部分的には、聴力検査を行うための単純で、便利で、及び比較的安価なシステムがないからである。
従来より、聴力検査は、例えば、聴力検査を手作業で行うオーディオロジストのような聴力健康専門家による臨床的な状況で行われる。恐らく検査のうちで最も一般的な種類では、聴力健康専門家が、非常に明確に各々限定された周波数及び強度を有する一連の音を生成するオージオメーターを制御する。本明細書において用いられている用語「強度」は音の振幅を称し、通常はデシベル(dB)で与えられ、通常は2×10−2N/mのしきい値に対する音の強度の対数スケール比である音圧レベル(Sound Pressure Level (dB SPL))か、又は正常聴力の患者のしきい値に対して特定周波数が正規化された値である聴力レベル(Hearing Level (db HL))かのどちらかで表される。例えば、Gelfand, S., Essentials of Audiology. 2d ed., chapters 1,3−6, Thieme Medical Publishers, Inc. (2001)を参照するとよい。
各音は特定の周波数及び強度を有するので、この種の検査は「純音」空気伝導オージオメトリ、すなわち空気伝導のための「純音しきい値検査」として知られている。しきい値検査はまた、骨伝導聴力のため及び音声認識のためにも行われる。さらに、音声識別能力を決定する関連検査もまた行われる。例えば、純音や音声のような音を患者の耳に与えて患者にその音が聞こえるか又は識別できるかを決定することを含む前述の種類の検査は、集合的に「オージオメトリ」又は「オージオメトリ検査(audiometric testing)」と称する。したがって、空気伝導しきい値、骨伝導しきい値、音声認識しきい値、及び音声識別検査は具体的なオージオメトリ検査である。その他の種類の聴力検査には、ティンパノメトリ検査及び音響反射検査を含む音響イミタンス検査、及び耳音響放射検査が含まれる。かかる検査は聴力検査の業界では周知であり、通常は聴力健康専門家によって行われる。
純音空気伝導検査の典型的な手作業手順では、オージオメータによって生成された電気信号が、例えば、静寂室(quiet room)又は遮音個室に隔離された患者の耳に又はそのすぐ近くに配置されたイヤホンや耳挿入具(ear inserts)のようなトランスジューサによって所望の純音に変換される。各可聴音に対して、患者はその音が聞こえたことを身振り又はその他によって示す。その音が可聴でなければ、患者は応答しない。聴力健康専門家はその後、音の強度レベルをそれが患者にとって可聴となるまでプリセットされた増分で調整する。このプロセスをいくつかの異なった音に対して繰り返しその結果をまとめることによって、聴力健康専門家は、各検査周波数における患者の聴力しきい値の、正常聴力に対して確立された基準聴力しきい値からの偏差を決定することができる。しきい値の偏差は、少しでもあれば、患者の聴力損失の尺度となる。
純音しきい値検査を手動で行うことにはいくらかの利点がある。聴力健康専門家がその場にいるので、その人が検査中に自分のかなりの訓練及び経験を適用することができる。例えば、単に患者に話しかけて自分の声の大きさを変えることによって、聴力健康専門家は、始めるべき音質及び音量の初期強度レベルを決定することができる。さらに、聴力健康専門家は必要に応じて検査のペースを疲労していたり非協力的な患者に順応することができる。最も重要なこととして、聴力健康専門家は偽りの応答又は推測と正当な応答とを見分けることができる。結局、聴力健康専門家は必要に応じて聴力検査の結果を調整して、例えば過剰な環境雑音、機器の制約、及びその他同様の要因のような酌量すべき事情又は問題を反映させることができる。
国際特許公開第02062221号公報(WO02/062221A) 国際特許公開第0106916号公報(WO01/06916A) 米国特許第6160893号(US6160893A) 国際特許公開第9841973号公報(WO98/41973A) オランダ国特許第8400196号(NL8400196A) Gelfand, S., Essentials of Audiology. 2d ed., chapters 1,3−6, Thieme Medical Publishers, Inc. (2001)
しかし、最も高度に訓練されて専門的な医療専門家のように、聴力健康専門家の時間及びサービスは非常に高価である。アクセスのしやすさ及び利便性もまた問題である。その他の種類の医療専門家との関連上、聴力健康専門家は非常に少ない。そして、聴力健康専門家が高度に訓練されている一方で、その人たちは検査の迅速及び正確な計算をする能力が限られており、ガイダンスのためには多くの場合概算及び経験則に頼らざるを得ない。さらに、米国において外国語を話すことができる聴力健康専門家は非常に少ない。したがって、従来の聴力検査はほぼ常に英語で行われ、英語を話せない患者にとっては問題となり得る。
従来の手作業で行われてきた聴力検査のその他の欠点には、検査を適切に行うためには静寂室又は遮音個室が必要となることが含まれる。静寂室又は遮音個室は、検査中に環境雑音がどれくらい部屋又は個室に浸透するかという観点から、ANSI(American National Standards Institute)要求に準拠しなければならない。典型的には、専門的に訓練された技術者が静寂室又は遮音個室を、その部屋又は個室が使用される前にANSI基準を満たしているとして評価及び認証しなければならない。かかる検査及び/又は認証は、患者に対して行われる実際の検査とは独立して行われる。したがって、所定の患者の検査中の実際の環境雑音レベル(及び検査の信頼性)は現行のオージオメトリシステム(audiometric systems)においては未知である。さらに、現在のところかかる評価及び認証を行うように訓練された技術者は比較的少ない。上記要因はすべて結びついて従来の聴力検査の複雑性を増加させ、それによってほとんどの人々の定期的及び頻繁な聴力検査に対する興味を阻み、又は少なくともその興味を全体的に失わせることに寄与している。
従来の聴力検査を単純化する1つの試みには、例えばインターネットのようなコンピュータネットワークを使用して検査を行うことが含まれる。コンピュータネットワークは、集中化された検査実施サイトと遠隔地にいる患者サイトとの相互作用を円滑にする。かかる配置によって、遠隔地域又は田園地域の人々が聴力検査を受けることが可能に(又は少なくともより便利に)なる。検査はまた、例えばANSI要求又は認証規格のような規格化ガイドラインを満たすように行うことができる。しかし、利便性が増しても、聴力健康専門家は遠隔地ながら依然として手作業で検査を行わなければならない。この点において、検査は従来の聴力検査に非常に類似しており、健康専門家がその場にいないという事実に加えて多くの同様な欠点を有する。
したがって、より単純、より安価、及びより便利な、検査の正確さ及び完全さを損なわない空気伝導しきい値検査(及びその他の種類の聴力検査)のためのシステムが必要とされている。具体的には、聴力健康専門家によってではなく患者によって自己実施可能な聴力検査を与える一方で、熟練した聴力健康専門家に手作業で検査をしてもらう利点を維持できる改善されたシステムが必要とされている。また、実際の患者の検査中に環境雑音レベルが受容可能なレベルかどうかを決定することができる聴力検査を行うためのシステムが必要とされている。
オージオメトリ検査に関する前述の制約に加え、その他の特定の検査の制約が聴力検査の普及を不可能にしている。かかる制約の1つには骨伝導聴力が含まれる。頭蓋骨は音に応じて共鳴するので、骨伝導を介した聴力は空気伝導に類似した方法で検査することができる。しかし、イヤホン又はラウドスピーカを通じた空気伝導によって伝えられる純音の代わりに、骨伝導聴力は、通常は乳様突起であるが前頭骨の場合もある頭蓋骨に直接つなげられた骨伝導バイブレータを通じて音を伝えることによって検査される。
骨伝導検査は臨床的に重要である。というのは、空気伝導聴力しきい値と骨伝導聴力しきい値との違いによって、どの程度の聴力損失が外耳及び中耳の伝導構造に起因するか、及びどの程度が内耳及び聴覚神経の感覚神経構造に起因するか、が得られるからである。しかし、信頼性のある骨伝導検査装置は、機器の制約ゆえに得るのが難しいことがわかっている。特に、バイブレータ要素は通常、典型的にはヘッドセット型のスプリングかはちまき(headband)のどちらかであるホルダにつなげられた保護用プラスチック殻に入れられる。乳様突起配置の(mastoid−placement)骨伝導は特に難しい。というのは、乳様突起の解剖学的構造によってバイブレータの滑り及び/又はずれがよく生じるからである。例えばその領域の骨の輪郭及び脂肪のつき具合(fatty deposits)のような、患者間の生理学的な違いもまた、前頭よりも乳様突起において変わりやすい。しかし、不安定な配置及び滑りによってだけではなく、ホルダを通じての骨伝導信号の減衰によっても、均一な前頭伝導骨の検査は難しい。したがって、一貫性のある安定した配置、無減衰、及び信頼性のある結果を与える改善された骨伝導検査装置が必要とされている。
さらに、単一の便利なシステムで複数の診断用聴力検査を行うことが可能なシステムが必要とされている。多くの種類の診断用聴力検査が存在するが、ほとんどのシステムは典型的には単一の検査又は単一の種類の検査を行うことが可能なだけである。例えば、ほとんどのオージオメータシステムは、空気伝導しきい値検査及び/又は骨伝導しきい値検査を行うことが可能なだけである。いくつかのオージオメトリシステムは音声認識検査を行うことができるが、オージオメトリ検査と音響イミタンス検査との両方を便利に及び確実に行うことができるシステムは商業的には入手不可能である。さらに、オージオメトリ検査と耳音響放射検査との両方を行うためのシステムも入手不可能である。
複数の診断用検査を行うための統合されたシステムの必要性につきものなのは、聴力健康専門家と患者との両方にとって信頼性があり便利な方法でかかる検査を行う必要性である。オージオメータ検査システムと音響イミタンス検査システムとの機能を単に組み合わせただけでは、例えば患者が検査のたびに異なるヘッドホンや耳プローブを要求されるように、そのシステムが患者にとって不便であれば利点はほとんどない。その代わりに、単一の耳プローブ及び統合された検査システムを用いた複数の診断用検査を行うことが可能なシステムが必要である。自動化されて検査の間中患者を促す一方でまた、所定の場合には聴力健康専門家に検査に関わるアラート、アラーム、注意、その他の情報を与える、かかるシステムがさらに必要である。
便利な複数の診断用検査システムはまた、システムが、患者まわりのワイヤ、電気的コンジット、トランスジューサ、及び耳プローブの散乱なしに患者に迅速かつ容易につなげられる、便利なパッケージにまとめる必要があることを意味する。患者の動きが結果的にシステムの1つ以上のワイヤ又はコンジットに損傷を与えるリスクは、複数の診断用検査を単一システムにまとめることにとって別の障害となる。さらに、患者まわりの多数のワイヤ、コンジット、又はプローブの存在は、美観をそこねるだけでなく、患者にとって威圧的かつ気を散らせる。したがって、複数の診断用検査を、迅速かつ容易に患者につなぐことが可能な患者インターフェイスにまとめて患者周囲の散乱を最小にするシステムが必要である。
[発明の概要]
本発明は、複数の診断用聴力検査を行うための改善されたシステム、及びかかる検査を行うための構成要素を与える。既に述べたように、オージオメトリ検査並びに例えば音響イミタンス検査及び耳音響放射検査のようなその他の診断用検査を行うことが可能な聴力検査システムが業界で必要とされている。さらに、かかる検査を行うことにおいてより大きな信頼性及び利便性を与える構成要素もまた望まれている。本発明に係るシステムは自動化されており、聴力健康専門家が検査をモニタする必要性を最小限にする。システムはまた、望ましくは聴力健康専門家が検査を行うためのプロンプト(prompts)、アラート、又はその他の情報を与える。システムの信頼性はまた、所定のシステム構成要素の不可欠部分として与えられる校正データをモジュラーシステムに与えることによって高められる。
1つの実施例において、本発明は、オージオメトリ検査と、音響イミタンス検査及び耳音響放射検査の少なくとも一方、好ましくは両方とを患者の第1耳に行うためのシステムを有する。システムは、第1耳の外耳道に係合してその中に気密シールを与えるための密閉表面を有する第1挿入プローブを有する。さらに、システムは、好ましくは、第1挿入プローブを通じて第1耳にオージオメトリ検査音と、音響イミタンス検査音及び耳音響放射検査音の少なくとも一方、好ましくは両方とを与えるための第1トランスジューサを勇する。耳音響放射検査の場合、好ましくは、第1トランスジューサは第1耳音響トランスジューサ要素及び第2耳音響トランスジューサ要素を有し、その各々は検査音を所望の周波数で与えて患者の第1耳に歪成分耳音響放射(distortion product otoacoustic emission)を発生させる。第1及び第2耳音響要素はまた、その他の検査音、例えば純音のオージオメトリ音(pure tone audiometric tones)、を患者の第1耳へ伝えるように作用する。
システムがティンパノメトリ検査を行うように意図される場合、可逆コンプレッサが与えられてガス、好ましくは空気、を第1挿入プローブを通じて第1耳へ及び/又は第1耳から伝える及び/又は取り除く。システムは、第1挿入プローブを通じて第1耳から耳音響放射音及び音響イミタンス検査結果音の少なくとも一方を受信するための第2トランスジューサをさらに有する。好ましい実施例においては、第2トランスジューサは耳音響放射音を受信するための耳音響トランスジューサであり、システムはさらに、ティンパノグラム検査結果及び音響反射検査結果音からなるグループから選択された音響イミタンス検査結果音を受信するための第3トランスジューサを有する。
前述のシステムの好ましい実施例においては、第1トランスジューサは検査音を第1耳へ伝えるための少なくとも1つのスピーカを有し、第2及び第3のトランスジューサは第1耳からの耳音響反射音と音響放射検査結果音とを各々受信するためのマイクロホンを有する。当業者にはわかることだが、1つよりも多いスピーカが各種の聴力検査に対する検査音を与える。すなわち、オージオメトリスピーカ、耳音響放射スピーカ(より好ましくは第1及び第2耳音響放射スピーカ)、及び音響イミタンススピーカが各々個別に与えられる。かかるスピーカはすべて共に、第1トランスジューサを有する。これは、参照を明確にするために、第1トランスジューサ要素とも称する。しかし、単一のスピーカ、又は2つのスピーカは、システムが耳音響放射検査を含む場合は、システムのコスト及び複雑性を最小化するのが好ましい。また、当業者にはわかることだが、好ましくは、個別のトランスジューサが耳音響放射音及び音響イミタンス検査結果音を受信するために与えられる。というのは、かかる音の強度に大きな違いがあるからである。ただし、電子フィルタリングが各音を解決することが可能な場合には単一のトランスジューサ(すなわちマイクロホン)が用いられる。
さらなる好ましい実施例においては、システムは、単数又は複数の聴力検査の少なくとも一部の間に、患者周囲からの環境雑音を受信するための少なくとも1つ、及びより好ましくは2つの、環境雑音マイクロホンを有する。本発明はまた、好ましくは、骨伝導聴力検査音を患者の頭蓋骨に与えるために、患者の頭の第1部分、好ましくは前頭につなげられる骨伝導バイブレータを有する。
説明を単純にするために、前述のシステムは患者の第1耳に対する検査を行うための記載となっている。しかし、わかることだが、好ましい実施例においては、聴力検査を患者の第2耳に行うための、第1挿入プローブに類似した第2挿入プローブを有する。また、わかることだが、システムは、好ましくは、オージオメトリ、ティンパノメトリ、及び/又は耳音響放射検査音を第2挿入プローブを通じて第2耳へ与えるための第4トランスジューサ、好ましくは1つ以上のスピーカと、耳音響放射検査音及び音響イミタンス検査結果音を各々第2耳から受信するための第5及び第6トランスジューサ、好ましくはマイクロホンとを有する。
本発明のシステムはまた、好ましくは、患者管理能力を与える。より具体的には、本発明のシステムは、診断用聴力検査の患者の応答及び検査結果を記録しまとめるコンピュータを有する。コンピュータは、好ましくは、このデータを分析して適切なメッセージを、検査を行っている聴力健康専門家に、例えば介入が必要な場合に送る。例えば、検査が完了しても患者が応答していないか又は不適切に応答していると、eメール、PDAメッセージ、又はより好ましくは携帯電話メッセージがシステムコンピュータによって聴力健康専門家に送信される。
もう1つの側面においては、本発明は、複数の診断用検査を行うための改善された挿入プローブを与える。本明細書において用いられている用語「挿入プローブ」は患者の耳の外耳道内に挿入するための装置を称する。これは、聴力検査音を患者の耳へ伝えるためと、その耳からの聴力検査結果を受信及び/又は送信するためとに用いられる。本発明の挿入プローブは、耳の上に装着される耳載せイヤホン、及び耳のまわりにフィットする発泡体クッションを有する耳覆いイヤホンとは区別される。というのは、挿入プローブは耳の近くに配置されるのではなく、耳の中にフィットするからである。さらに、本発明の挿入プローブは、検査結果音を受信するためのトランスジューサを含むか、又はかかるトランスジューサに検査結果音を送信する。したがって、挿入プローブは耳道(すなわち外耳道)内に挿入される挿入イヤホンを有するが、イヤホンはまた検査結果音を受信するためのトランスジューサか又はトランスジューサに検査結果音を送信するためのコンジット若しくはルーメン(lumen)かのいずれかを有する。本発明の耳プローブに関して用いられている用語「ルーメン」及び「コンジット」は、一般的にはプローブの1つの表面からそれのもう1つの表面へ延びる耳プローブ内の開口空洞又はスペースを称するために交換可能に用いられる。
本発明の挿入プローブによれば、複数の診断用聴力検査が患者及び聴力健康専門家にとって、挿入プローブを取り外したり別のプローブ又はイヤホンと置換する必要なしにかかる検査を円滑にすることによって、大幅に増加した利便性をもって行われることが可能となる。1つの実施例においては、挿入プローブは、オージオメトリ聴力検査と、音響イミタンス聴力検査及び耳音響放射検査の少なくとも一方とを行うために用いることが可能である。したがって、本発明は、オージオメトリ聴力検査及び音響イミタンス聴力検査を行うために用いることが可能な挿入プローブを与える。その代替として、本発明は、オージオメトリ聴力検査及び耳音響放射聴力検査を行うために用いることが可能な挿入プローブを与える。
好ましい実施例においては、本発明の挿入プローブは、プローブを変えることなくかつ耳から挿入プローブを取り外すことなく、オージオメトリ聴力検査、音響イミタンス聴力検査、及び耳音響放射聴力検査を行うために用いることが可能である。特に好ましい実施例において、本発明は、オージオメトリ聴力検査、ティンパノグラム、音響反射検査、及び耳音響放射検査を行うために利用可能な挿入プローブを与える。
本発明の挿入プローブの複数検査能力は、耳に検査音を伝えるか又は耳からの聴力検査結果を受信及び/若しくは送信する挿入プローブ内の複数のコンジット又はルーメンによって促進される。少なくとも1つのコンジットが、例えば所望の周波数及び強度の空気伝導純音のような検査音を耳へ伝えるために与えられる。耳音響放射検査が行われる場合、2つのコンジットが、第1耳音響検査音及び第2耳音響検査音を個別に耳へ伝えるのが好ましい。少なくとも1つの付加的なコンジット/ルーメンが検査結果を耳の外部の位置に対して受信及び/又は送信するために与えられる。所定の実施例において、検査結果は、例えばティンパノグラム検査又は音響反射検査からの反射音のような耳からの音としてコンジットに受信され、及びさらなる処理のためのコンピュータへの電子的送信のためにコンジットによって耳の外部のトランスジューサ要素に送信される。ティンパノメトリ検査を行うことが可能なシステムにおいては、少なくとも1つのコンジット/ルーメンはまた、空気又は別のガスが耳へ伝えられるか又は耳から取り除かれるかすることを可能にするように作用する。
代替的な実施例においては、本発明のシステムは1つ以上のトランスジューサ要素を耳道自体の内部の挿入プローブに対する中央位置に有する。これらの実施例において、トランスジューサは、検査の直接の結果又は出力である耳の音を受信し、その音を電気信号に変換し、その信号は受信コンジットを通じて耳から遠隔したプロセッサに送信される。したがって、本発明の挿入プローブの受信コンジットは音又は電気信号を耳の外部に送信することが可能である。
当業者はまた、トランスジューサが、挿入プローブの中央又は側方にではなく、コンジット内に与えられ得ることがわかる。この代替的な実施例において、受信コンジットは、検査結果又は出力を、トランスジューサによってコンジット内で電気信号に変換される音エネルギーとして最初に受信し、その信号を受信コンジットの残りの部分を通じてコンピュータに送信する。
単一の受信コンジットが複数の検査結果を耳の外部に送信するために用いられるが、好ましい実施例においては、複数の受信コンジットが与えられるのが好ましい。また、好ましくは、挿入プローブは、直接接触することによって耳道内に気密シールを与えることが可能である。気密シールはティンパノグラム検査を行うために必要である。本明細書において用いられている「気密」は、ティンパノメトリ検査を行うために受容可能に低い漏れを有するシールを称する。完全に気密でまったく漏れないシールである必要はないが、ティンパノメトリ検査が患者に行われることを可能にするほど十分に漏れが小さければよい。気密シールを与えることによって、本発明の挿入プローブは圧力チャンバを、挿入プローブと鼓膜との間の耳道内に作り出す。可逆コンプレッサは、好ましくは、空気を圧力チャンバへ伝えるか又は空気をチャンバから取り除くかして、ティンパノグラム検査を行うのに必要な特定の圧力条件を作り出すために与えられる。
さらなる側面において、本発明は聴力検査を行うためのシステム及び方法を有する。より詳しくは、本発明は、検査音を検査領域又は検査室内の患者の耳へ伝えて、聴力検査の少なくとも一部の間に検査領域内の環境雑音を測定するためのシステム及び方法を有する。検査領域内の環境雑音レベルが、例えば1年のような長期にわたる間隔でのみ測定されるのが典型的な現行の聴力検査システムとは対照的に、本発明によれば、環境雑音レベルは所定の患者に対する実際の聴力検査の少なくとも一部の間に、すなわちリアルタイムに、測定され及び受容可能な基準と比較されることが可能となる。
好ましい実施例において、環境雑音レベルは、患者に与えられる毎回毎回の検査音の提示と同時に、かつ検査音の提示間隔の全期間にわたり測定される。環境雑音レベルが、検査間隔の間中受容可能なレベル内になければ、検査音が患者に再び提示され、環境雑音が再び測定される。このプロセスは、環境雑音レベルが受容可能なパラメータ内に収まることが確認されるまで、又はプリセットされた検査音の提示回数に到達するまで続けることができる。かかる場合には、最もよい記録しきい値がログに残され、環境雑音レベルが受容可能レベルを越えたことを示す説明メモもまた、診断用レポートに含められる。
本明細書において用いられている「検査領域」は、検査が行われている間患者が位置するいずれの領域をも有する。好ましい実施例において、検査領域は比較的静寂な部屋を有する。多くの聴力検査で用いられる種類の防音チャンバもまた用いられる。ただし、本発明のシステム及び方法は正確で信頼性のある検査を防音チャンバを用いずに行うことを可能にしている。検査領域は開放された領域又は、極端に過酷な条件においては、屋外を有することさえある。ただし、かかる実施例は好ましくはない。
したがって、1つの実施例において、本発明は、聴力検査を患者の第1耳に行うためのシステムと、検査音を第1耳へ伝えるための第1トランスジューサ要素を有するシステムと、検査領域の環境雑音を測定するための第2トランスジューサ要素とを有する。好ましい実施例において、第1トランスジューサ要素は、検査音を患者の耳へ直接伝えるための、例えば耳載せ、耳覆い、又は挿入イヤホンのような非フィールド型スピーカ(non−field speaker)を有する。特に好ましい実施例において、第1トランスジューサ要素は前述のように挿入プローブにつなげられる。フィールド型スピーカが用いられる場合は、音はまた、システムの有効性を損ないかねない環境雑音として第2トランスジューサ要素によって検知されるのが典型的である。また、好ましくは、第2トランスジューサ要素はマイクロホンを有する。
より一層好ましい実施例において、システムは、毎回毎回の検査音の全係属期間にわたり環境雑音を測定するためにスピーカとマイクロホンとを一時的につなぐためのソフトウェアを有するコンピュータを有する。好ましい実施例において、コンピュータソフトウェアは、検査音が予め定められた所望の時間間隔の間患者の耳に提示されること、及び検査領域の環境雑音がその時間間隔の少なくとも一部、好ましくは全期間の間測定されることを保証する。かかる検査システムは、本質的には独立して、各検査音提示とともに検査領域を適当(又は不適当)とみなし、それによって従来技術のシステムよりも一層大きな正確性及び信頼性が与えられる。しかし、わかることだが、患者に提示されるいくつかの検査音の少なくとも一部の間に環境雑音が測定できていれば、環境雑音は毎回毎回の検査音の全係属期間にわたり測定される必要がない。
さらにもう1つの側面において、本発明は、患者の骨伝導聴力しきい値を検査するための改善された骨伝導聴力検査装置を有する。1つの実施例において、本発明は、骨伝導聴力のための検査を受ける患者の頭に係合するための装置、患者の第1頭部分に接触するための骨伝導バイブレータ、患者の第2頭部分に接触するための係合又は接触要素、並びに骨伝導バイブレータ及び係合要素がつなげられるスプリングを有する。好ましい実施例において、スプリングは、共につなげられた第1及び第2要素を有する平面スプリング(planar spring)である。
好ましい実施例において、骨伝導バイブレータは患者の前頭に接触する。前頭配置と乳様突起配置は両方とも業界で知られているが、前頭配置は一般的にはより安定しており、本発明の装置によって、より一層安定性、信頼性、及び利便性があるようにされる。本発明のより一層好ましい実施例において、係合要素は患者の頭の後部につなげられる。
好ましくは、骨伝導聴力検査装置は、患者の頭に2点接触を与える。それは、装置が患者の頭に2つの、しかも2つのみの別個の領域、すなわち第1頭部分及び第2頭部分において接触するということである。2点接触骨伝導検査要素は知られているが、かかるシステムは一般的には単一のスプリング要素を有する。複数要素システムもまた知られているが、かかるシステムは3次元で操作しなけらばならず(すなわちそれは平面ではない)、より重要なことは、それは一般的には不確実で使用困難である。
もう1つの好ましい実施例において、スプリングは、対向する第1及び第2スプリング要素を有し、骨伝導バイブレータが第1スプリング要素につなげられ、係合要素が第2スプリング要素につなげられる。かかる配置によって、骨伝導聴力検査装置の所望の2点接触配置が円滑になる。特に好ましい実施例において、第1及び第2スプリング要素はその端部において結ばれ、骨伝導バイブレータ及び係合要素がつなげられる対向する中間部分を有する。この配置によって、引き離されたときに、容易で、便利で、及び安定して患者の頭に配置可能なレンズ形状のスプリングが与えられる。
本明細書において、「レンズ状」は、少なくとも1つの凸面を有する平面の両面レンズ形状を称する。したがって、レンズ状とは、レンズ豆の側面に特徴的な典型的な両凸面レンズ形状と、1つの凸面及び(例えばアーチェリーの弓のD字形状のような)平面か曲面かのいずれかの第2面を有する単凸面T形状との両方を含む。第1及び第2要素が類似した弾性(すなわちバネ)特性を有する場合、形状は両凸形状になる。第1及び第2要素が異なった弾性特性を有する場合、形状はよりD字形状のレンズ形状に近づく傾向がある。わかることだが、1つの要素が剛性要素の場合、スプリングはD字形状を有する。レンズ豆形状とD字形状との間の中間的なその他の形状も可能であるが、この場合はどちらの要素も剛性ではないが弾性が異なるという場合である。レンズ形状は、第1及び第2スプリング要素の各端部をつなぐヒンジによって都合よく促され得る。特に、レンズ形状スプリングはまた、様々な患者の頭の大きさを横断して比較的一定の力を与えるようになっている。その力は、約1〜15ニュートン、より好ましくは約2〜6ニュートン及び最も好ましくは約5ニュートン、の範囲である。
もう1つの好ましい実施例において、骨伝導聴力検査装置は、患者の頭に2点接触を与える第1及び第2接触要素を有するスプリングを有する。前記第1接触要素は、患者の頭に第1領域、好ましくは前頭において接触するための骨伝導バイブレータを有する。より一層好ましい実施例において、スプリングは、平面でレンズ形状のスプリングであり、第2接触要素は、患者の頭と第2領域、好ましくは患者の頭の後部で係合するための係合要素を有する。
さらにもう1つの側面において、システムは、患者に複数の診断用聴力検査を便利に行うことを促すための、患者の首まわりに装着可能なヨークを与える。複数の診断用聴力検査の複雑性によって、患者がじかに接する環境において多くのコンジット、ワイヤ、及びトランスジューサが必要になる。安全性及び信頼性のため、望ましくは、かかる構成要素のための便利なハウジングが与えられる。かかるハウジングは、利便性及び美観の観点から患者にやさしいことが好ましい。
1つの実施例では、本発明は、複数の診断用聴力検査を患者の第1耳に行うためのシステムを有し、システムは複数の診断用聴力検査の実施を制御するためのコンピュータと、信号を前記第1耳へ伝えるため及び前記第1耳から信号を受信するための複数のトランスジューサと、第1耳に挿入するための少なくとも1つの挿入プローブと、コンピュータと複数のトランスジューサとをつなぐ複数のコンジットと、複数のコンジットのハウジングを与えるための患者の首まわりに装着可能で第1挿入プローブにつなげられるヨークとを有する。かかるヨークは、システム使用中に不慮の損害からコンジットを保護し、かつ、システムとの便利な患者のインターフェイスを与える。
好ましい実施例において、システムは、患者の第1及び第2耳に挿入するための、第1及び第2挿入プローブを有する。2つの挿入プローブが存在する場合、システム中のコンジット及びトランスジューサの数は多くなり、1つ以上のコンジットが損害を受けるリスクはそれに応じて大きくなる。しかし、2つのプローブはヨークに患者の頭のどちらかの側で都合よくつなげられており、コンジットはすべて、保護のためにヨーク内に収まることが可能である。
特に好ましい実施例において、システムは、検査中に環境雑音をモニタしてそれが受容可能限界内にとどまっていることを保証するための、少なくとも1つ、及びより好ましくは2つの、環境雑音マイクロホンを有する。環境雑音マイクロホンが検査領域のどこかにある場合、環境雑音マイクロホンは患者の耳の近くに与えられて患者が経験している雑音により緊密に近づけられるのが好ましい。したがって、本発明のシステムは、好ましくは、少なくとも1つ、及び好ましくは2つの環境雑音マイクロホンがつなげられている、装着可能なヨークを有する。ヨークにはまた、その中に、患者による使用及び取り外しを便利にするために、例えばベルクロ密閉具(Velcro closures)によってつなげたり外したりできる破断が与えられる。
以下の詳細な説明を、添付図面と組み合わせて参照することによって本発明をよりよく理解することができる。
[発明の詳細な説明]
以下は、添付図面を参照した本発明の詳細な説明である。その中では同じ又は類似の要素に対する参照番号は繰り越される。
1つの実施例において、本発明は、患者の聴力の自動化された検査のための方法及びシステムに関する。本明細書において用いられている用語「自動化された」は、主に聴力健康専門家によって行われる検査とは対照的に、主にコンピュータによって行われる検査を言及する。自動化された聴力検査のシステムは、好ましくは、複数の診断用聴力検査を行うことが可能であり、それによって、患者は自分自身の聴力をオーディオロジスト又はその他の聴力健康専門家からの最小限の補助で又はまったく補助なしで検査することが可能となる。検査によって、音響イミタンス検査及び耳音響放射検査だけではなく、マスキングありの空気及び骨伝導検査、音声受信しきい値、及び音声識別検査を含んだ患者の聴力の正確で精密な評価が与えられる。
かかる、患者によって実施される聴力検査システムは、従来のオーディオロジストによって実施される検査と比べ、より単純、より便利、及びより安価である一方で同時に、例えばANSI要求又はその他の認証規格のような該当する基準及びガイドラインに準拠する。さらに、自動化された聴力検査のシステムは、環境雑音を検知して補償することが可能であり、したがって、認証された静寂室又は遮音個室を用いる必要がない。さらに、自動化された聴力検査は、世界の至る所の患者に順応するために、いずれの数の言語に対しても設定可能である。本発明に係るシステムを用いることによって、より多くの人々が定期的及び頻繁な聴力検査を受けることができる。
聴力健康専門家もまた、本発明の自動化された聴力検査から利益を得る。検査自体はほとんど又はまったく介入を必要としないが、それでもなお聴力健康専門家は検査結果を分析して治療を推奨しなければならない。したがって、自動化された聴力検査は現在、資格のある聴力健康専門家を通じて一般の人々に対して入手可能にされている。自動化された聴力検査は聴力健康専門家による個別のサービスとして、又は、例えば患者が毎年受ける完全な健康診断のような、より包括的なサービスの一部として提供される。検査はほとんど又はまったく介入を必要としないので、聴力健康専門家はより多数の患者を治療するためのより多くの時間ができる及び/又はより多くの時間をかけて各個人の患者を治療する。さらに、自動化された聴力検査は聴力損失の早期発見を促すので、聴力健康専門家は比較的ゆったりと所定の患者を治療することができる。
ここで図1を参照すると、本発明のいくつかの実施例に係る自動化された聴力検査を与える聴力検査システム100が示されている。図1はハイレベルダイアグラム(high level diagram)であり、本発明のシステムの詳細は省略してある。その詳細はその他の図面に示され、この後でより十分に説明される。図1に示されている聴力検査システム100は、3つの主要構成要素、すなわち1つ以上の聴力検査装置の機能を有するコンピュータ102、表示スクリーン104、及び耳係合要素106を有する。システム100のその他の存在する構成要素には、キーボード、マウス、プリンタ、ページング装置などが含まれる(109に全体的に示されている)。コンピュータ102は、デスクトップPCからハイエンドワークステーションまでのいずれの適当なコンピュータ、又はPDA、ラップトップ、若しくはタブレットPCであってもよいが、コンピュータの特定の種類/モデル/ブランドは本発明の実施にとって特に重要なわけではない。同様に、表示スクリーン104は、CRTからフラットパネルLCDまでのいずれの適当な表示スクリーンであってもよいが、表示スクリーンの特定の種類/モデル/ブランドは本発明の目的にとって特に重要なわけではない。しかし、いくつかの実施例において、タッチスクリーンモニタは従来のCRT又はLCDの表示スクリーンと比べ、患者と自動化された聴力検査のシステムとの間の物理的な相互作用という観点から患者にとって使いやすく、かかる場合には好ましい。
耳係合要素106は、好ましくは、音響イミタンス検査及び耳音響放射検査だけでなく、空気伝導聴力検査のためにも用いられる。単数で称してはいるが、耳係合要素106は、好ましくは、両耳での複数の聴力検査を円滑にするための2つの連結要素を有する。耳係合要素106は、例えばANSI S3.6−1996のような患者の耳に検査音を伝えるために適用可能な政府基準に準拠する、耳載せ・耳覆い・挿入イヤホンにつなげられたスピーカ、本発明に係る耳プローブ、又はその他のイヤホンを有する。耳係合要素106は、好ましくは、図3、5、及び7に全体的に示されているように、装着可能なヨークにつなげられる。本発明のシステムはまた、好ましくは、例えば骨伝導バイブレータのような骨伝導聴力検査センサを有する。本発明のシステムにおける骨伝導バイブレータは、好ましくは、図5及び6に示され並びにこの後でより十分に説明されるように、新規な骨伝導検査装置150の一部である。図2はシステム100をブロックダイアグラムの形式で示す。コンピュータ102は、いくつかの機能的構成要素を有し、ビデオユニット200、中央処理ユニット202、聴力検査装置204、及び記憶ユニット206を含む。これらの構成要素は、コンピュータ業界で周知であり、したがって、ここでは簡単に説明するのみとする。一般的には、ビデオユニット200は、表示スクリーン104上で患者に提示される画像として表示されるビデオ信号を与える。いくつかの実施例において、ビデオユニット200は、いくつかの商業的に入手可能なビデオカードのうちのいずれか1つであってよい。中央処理ユニット202は、コンピュータ102上に存在するオペレーティングシステム及びいずれのソフトウェアアプリケーションを実行することを含む、コンピュータ102の動作全体を担う。いくつかの実施例において、中央処理ユニット202は、商業的に入手可能なマイクロプロセッサのうちのいずれか1つであってよい。音声ユニット204は、耳係合要素106によって様々な音及び音声に変換される音声信号を与える。聴力検査装置204は、オージオメータ、耳音響放射検査装置、ティンパノメータ、マスキング雑音発生器、又はその他の知られている聴力検査装置のいずれか又はすべてを有する。その代替として、かかる検査装置の機能を果たす電子回路基盤が用いられてもよい。記憶ユニット206は、コンピュータ102によって用いられるソフトウェア及びデータに長期的及び一時的(すなわちキャッシュの)記憶を与え、例えば、ハードドライブ、メインメモリ、リムーバブル記憶装置(例えばCD−ROM、フロッピディスク)などのうちの1つ以上を含んでよい。
いくつかの実施例において、記憶ユニット206はまた、208で示されている、本発明の自動化された聴力検査を記憶する。より詳しくは、記憶ユニット206は、コンピュータ読み取り可能なバージョンの自動化された聴力検査208を記憶する。これは、好ましくは、コンピュータ102、及び具体的には聴力検査装置204によって実行可能な、オージオメトリ検査、音響イミタンス検査、及び耳音響放射検査を含む。実行中は、聴力検査コンピュータプログラム208の一部は、例えば、ハードディスクから記憶ユニット206のメインメモリ構成要素に一時的にロードされる。独立型の配置に加え、コンピュータネットワークから、自動化された聴力検査を実行することも可能である。例えば、自動化された聴力検査のプログラム208が、いくつかのクライアントコンピュータにとってアクセス可能にサーバコンピュータ(明示せず)に記憶されてもよい。この配置は、自動化された聴力検査のプログラム208にとってアップデートが迅速かつ容易に行われる利点を有する。本発明の範囲から逸脱しなければ、自動化された聴力検査のプログラム208を実行するためのその他の環境が用いられてもよい。
自動化された聴力検査のプログラム208のソースコードは、いずれの適当なプログラミング言語(例えばC、C++、Visual Basic、及びその他のコンピュータ言語)で記述されてもよい。しかし、わかっていることだが、例えばC++及びVisual Basicのようなオブジェクト指向のプログラミング言語によれば、幾分より効率的なプログラムが得られる。さらに、自動化された聴力検査のプログラム208は、異なるプログラミング方法論のいくつかを用いて実行することができる。使用される具体的なプログラミング方法論は、具体的なプログラミング言語と同様、本発明の実施にとって特に重要な検討事項ではない。1つの実施例において、自動化された聴力検査のプログラム208の方法論には、特定の機能を果たすために呼び出される複数の個別のモジュール又はサブルーチンが含まれる。モジュール又はサブルーチンは、メインルーチンから、及びその他のモジュール又はサブルーチンから呼び出され得る。サブルーチンは、メインルーチンとの間と同様に、互いとの間でもデータをやりとりすることが可能である。
本発明のシステムは、複数の診断用聴力検査をユーザフレンドリーな方法で行う一方で、聴力健康専門家が検査を広範に監督及びモニタする必要性を最小限にすることが可能である。具体的には、本発明のシステムは、空気伝導と骨伝導との両方のオージオメトリ聴力検査を患者に対して(及び好ましくは音声認識しきい値及び音声識別検査を含む音声オージオメトリも)行うこと、プラス、音響イミタンス検査又は耳音響放射検査のどちらかの少なくとも一方の検査を行うことが可能である。システムは、検査又はその信号終了に介入する必要がある場合に、診断用メッセージ、例えばeメール、PDAメッセージ、又は携帯電話メッセージ、を聴力健康専門家送信することが可能である。
多くの種類の診断用聴力検査が知られている。本明細書において用いられている用語「オージオメトリ」、「オージオメトリ検査(testing)」、及び「オージオメトリ検査(tests)」は、患者が特定の周波数の純音が聞こえるか又は音声を認識及び/若しくは識別できるかの最低音圧レベルを決定するしきい値検査を含む検査を称するために交換可能に用いられる。オージオメトリ検査の詳細は業界で知られており、その所定の側面は、例えば、Gelfand, S., Essentials of Audiology, 2d ed., chapters 3,4, Thieme Medical Publishers, Inc. (2001)に説明されている。
用語「音響イミタンス検査(testing)」及び「音響イミタンス検査(tests)」は、音の流れに対するインピーダンス、又は逆に、音が患者の聴力システムを通じて流れる容易性を測定する検査を称するために交換可能に用いられる。音響イミタンス検査には、耳道が通常空気によって加圧され、空気が耳から取り除かれる際の様々な圧力において耳のイミタンスが測定される、ティンパノメトリ検査が含まれる。かかる検査は、聴力損失の構成要素が外耳に起因するか又は中耳に起因するかを決定するために用いられる。音響イミタンス検査にはまた、音響反射検査が含まれる。 本明細書において用いられている音響反射検査は、十分な強度の音に応答して反射的に発生する耳のイミタンス変化を測定する検査を称する。音響イミタンス検査の詳細は業界で知られており、その所定の側面は、例えばGelfand, S., Essentials of Audiology, 2d ed., chapters 7, 11 Thieme Medical Publishers, Inc. (2001)に説明されている。
耳音響放射検査は、耳音響(otoacoustic emissions(OAE))として知られている耳の蝸牛によって生成される音を測定する検査を称する。自発OAE、誘発OAE、及び歪成分OAEを含む多くの種類の耳音響放射が知られている。本明細書において用いられている用語「耳音響放射検査(tests)」及び「耳音響放射検査(testing)」は、前述の種類の耳音響のいずれもを、特には所定の種類の聴力損失に関する情報を与え得る歪成分耳音響を測定する検査を称する。耳音響放射検査の詳細は業界で知られており、その所定の側面は、例えばGelfand, S., Essentials of Audiology, 2d ed., chapters 7, 11 Thieme Medical Publishers, Inc. (2001)に説明されている。オージオメトリ、音響イミタンス、及び耳音響放射検査に関する付加的な詳細を与えるその他の参照文献も容易に入手可能である。
本発明の所定の好ましい側面を実施するシステムが、図3及び4に示されている。図3は、複数の診断用聴力検査を行うためにコンピュータ制御システム100の実施例を用いる患者110を示す。図4は、ケーブルコンジット120及び表示スクリーン104を介して患者110と接するシステム100の部分を示す。一般的には、これらの図において、聴力検査システム100は複数の診断用聴力検査、好ましくはオージオメトリ、音響イミタンス、及び耳音響放射検査、を行うために与えられる。システム100は、好ましくは表示スクリーン104と同じハウジング内に配置された、都合よくはカート112のサポートアーム118に取り付けられた、コンピュータ102を有する。サポートアーム118は、好ましくは調整可能であり、表示スクリーン104の高さを患者110の高さにカスタマイズできる。複数のホイール116が、好ましくはカート112のベース114に与えられ、システム100には移動性が与えられる。表示スクリーン104、好ましくは示されているようなタッチセンシティブ表示スクリーン、が検査及び患者の応答を円滑にするために与えられる。プリンタ122がベース114に与えられて、検査結果のプリントアウトが得られる。
また、わかることであるが、構造及び外観が図3及び4に示されている移動式カートシステムとは異なる代替的な実施例もまた本発明の範囲内である。具体的には、システムは診療所(physician's office)内の据置型システム、又は幅広い患者人口に役立つように場所から場所へと移動できるラップトップ及び/若しくは移動式システムを有する。
図3、5、及び7に示されているように、システムは、好ましくは検査中に患者の首まわりに装着される装着可能なヨーク又はベスト130を有する。患者は、複数の診断用聴力検査が行われている間、タッチスクリーン104の近くの適当なシート(付番せず)に楽に腰掛けていることができる。ヨーク130、及びより詳しくは電気的又はその他の方法でそれにつなげられた構成要素、がケーブルコンジット120を介してコンピュータ102につなげられる。
本発明のシステムでの使用に適当なヨークの実施例を説明する図7により詳細に示されているように、ヨーク130は、例えばティンパノメトリ検査に用いるための空気コンジット(図示せず)のような、電気ケーブル及びその他のコンジットのためのフラットでコンジットに似たハウジング132を与える。複数のスリット又は類似した開口(付番せず)がヨーク130のハウジング132に与えられて、挿入プローブ要素140のためのコンジット134が、ハウジング132から患者110の耳まで延びることが可能となる。挿入プローブ要素140は、一般的には、少なくとも挿入プローブチップ148及びトランスジューサ138を有する。トランスジューサ138は、プローブチップ148から外部にありかつ離れていてよく、又はその中に組み込まれていてもよい。挿入プローブ要素140は、1つ以上のスピーカ要素及び1つ以上の受信要素、例えばマイクロホン、を含む複数のトランスジューサを有する。ヨークはまた、システムの付加的な構成要素を収めてシステムをコンピュータプラットフォームからさらに独立させるためにも用いられる。具体的には、オージオメータ、耳音響放射検査装置、ティンパノメータ、及び/又は音響反射検査装置の機能を実施する電子回路基盤すなわちカードも、ヨーク内に与えられて収められる。この手段によって、システムは広範にわたるコンピュータ端末装置と関連して用いることができる。ヨークはまた、好ましい実施例においては、システムで用いられるトランスジューサ(すなわちスピーカ及びマイクロホン)のための校正データを記憶するメモリ要素を含み、コンピュータ102に適切に校正された信号音を発生させることが可能となる。
好ましい実施例において、少なくとも1つ、及び好ましくは2つの、環境雑音マイクロホン142もまた、ヨーク130のスリットすなわち開口を通じて延び、複数の診断用聴力検査の少なくとも一部の間、環境雑音をモニタする。ワイヤ又はケーブル144もまた、ヨーク130の開口を通じて延び、ヨークを新規な骨伝導装置150につなぐ。
図5は、図3及び4のシステムと関連して新規な骨伝導装置150を用いる患者を示す。図6は、新規な骨骨伝導検査装置を今まで以上に詳しく示す。一般的に、本発明は改善された骨伝導検査装置150を与える。装置150は全体的に平面であり、患者の頭に2点接触を与える。本明細書において用いられている「2点接触」は、装置が2つ、及び2つのみの、頭の特定の位置に接触を与えるという意味である。かかる位置は、例えば患者の頭の広い直線的又は面積的な部分と接触するはちまき又はそれに似た手段に沿った全体的な接触領域とは対照的に、明確かつ具体的である。
図5及び6に戻ると、装置150は、好ましくは、頭に第1位置、好ましくは前頭、で係合するための、業界で一般的に知られている骨バイブレータ152を有する。装置150は、頭に第2位置、好ましくは頭の後部、で係合するための係合要素154をさらに有する。係合要素154は、硬質プラスチック又はそれに似た材料から作られた剛性部分180と、頭の第2位置に直接接触する発泡体部材178とを有する。最終的には、装置150は、骨伝導バイブレータ152及び係合要素154がつなげられるレンズ状スプリング156を有する。装置150は、骨伝導バイブレータ152を第1接触要素として及び係合要素154を第2接触要素として用いることによって2点接触を可能とする。
レンズ状スプリング156は、好ましくは、対向する第1及び第2スプリング要素158及び160を結ぶことによって作られる。第1及び第2スプリング要素の各々は、第1端部、中間部、及び第2端部をさらに有する。したがって、第1スプリング要素158は、第1端部162、中間部170、及び第2端部166を有する。同様に、第2スプリング要素160は第1端部164、中間部172、及び第2端部168を有する。第1及び第2スプリング要素158及び160は、その第1端部162及び164においては第1ジョイント又は接続部174で、並びにその第2端部166及び168においては第2ジョイント又は接続部176で結ばれる。ジョイント/接続部174及び176は、例えばリベット、ハンダ、及びその他の種類の金属留めのような、知られた結合手段のいずれを有してもよい。具体的な好ましい実施例において、ジョイント174及び176は両方とも、図6に示されているようにヒンジ接続部を有する。骨伝導バイブレータ152及び係合要素154は、好ましくは、第1及び第2スプリング要素158及び160各々の中間部170及び172につなげられている。
骨伝導装置150の構造は、図5及び6に示されているように、中間部170及び172において容易に引き離し可能な、したがって、骨伝導聴力検査を行うために患者の頭に容易にかつ安定してつなげることが可能な、レンズ形状スプリング156を与える。特に、レンズ形状スプリング156はまた、様々な患者の頭の大きさにわたって比較的一定の力を与えるようになっている。その力は約1〜15ニュートン、より好ましくは約2〜6ニュートン、及び最も好ましくは約5ニュートン、の範囲である。
第1及び第2スプリング要素158、160の両方が同一又は非常に類似した弾性特性を有するのが好ましい一方で、代替的な実施例においては、少なくとも1つの要素、好ましくは第2スプリング要素160は他方のスプリング要素よりも弾性が少ない。1つの代替的な実施例において、第2スプリング要素は剛性の直線部材を有する。その結果、D字形状のレンズ状スプリング(図示せず)となる。第2スプリング要素が剛性ではないが第1スプリング要素よりも弾性が少ないという、その他の実施例も可能である。
もう1つの実施例において、例えば、リボン又は布(図示せず)のような、薄く可撓性の部材が第2接触要素154につなげられて患者の頭の頂部を越えて患者の前頭まで延びることもできる。そして、骨バイブレータは、より安定した着座を骨バイブレータに与える粘着性の又は織地化された表面を有するリボン又は布と接触する。かかる部材は、解剖学的に不揃い又は油性肌の場合に特に有用である。もう1つの側面において、本発明は、複数の診断用検査のための改善された耳プローブ要素を与える。本発明の改善された耳プローブによって、複数の診断用聴力検査を耳プローブ要素を検査を受ける耳から取り外すことなく行うことが可能となる。これは、例えばオージオメトリ、音響イミタンス、及び耳音響放射検査を行うために、異なる耳プローブ要素を一般的に用いる現在入手可能なシステムとは対照的である。
本発明の改善された耳プローブ要素は、挿入プローブ要素を有する。用語「挿入プローブ」及び「挿入プローブ要素」は、聴力検査音を患者の耳へ伝えるため並びにその耳からの聴力検査結果を受信及び/又は送信するために用いられる、患者の耳の外耳道の中に挿入するための装置を称する。それは、耳の近くに配置される代わりに耳の内部にフィットするチップ部分を少なくとも有するので、本発明の挿入プローブは、耳の外側(すなわち耳翼)に係合する耳載せ及び耳覆いイヤホンとは区別される。さらに、本発明の挿入プローブは要素の中に、検査結果音を受信するためのトランスジューサ(例えばマイクロホン)を含むか、又はかかるトランスジューサに検査結果音を挿入プローブ内のコンジットを介して送信するかする。
本発明の挿入プローブの複数検査能力は、検査音を耳へ伝えるか、又は耳からの聴力検査結果を受信及び/若しくは送信するかするプローブ内の複数のコンジットによって促進される。図8は、かかる挿入プローブ300を示すブロックダイアグラムである。具体的には、挿入プローブ要素は、患者の外耳道の中に実際に挿入される挿入プローブチップ301を有する。挿入プローブは、例えばスピーカ302、並びに第1及び第2マイクロホン306及び310のような、挿入プローブチップ301につなげられる複数のトランスジューサを有する。
図8に示されている実施例において、スピーカ302並びにマイクロホン306及び310は、挿入プローブチップ301とは個別の要素として示されており、挿入プローブチップ301はそれらに、スピーカコンジット304、第1マイクロホンコンジット308、及び第2マイクロホンコンジット312各々を介してつなげられる。1つの実施例において, 第1マイクロホン306は耳音響放射音を検査を受ける耳から受信するためのマイクロホンであり、コンジット308は耳音響放射音を送信するためのコンジットである。一方で、第2マイクロホン310はティンパノメトリ検査結果音及び/又は音響反射検査結果音を受信するための音響イミタンスマイクロホンであり、コンジット312はティンパノメトリ及び/又は音響反射検査結果音を送信するためのコンジットである。しかし、その他の実施例(図示せず)において、1つ以上のトランスジューサが挿入プローブチップ301の一部として与えられてもよい。さらに、患者に異なる検査音、すなわちオージオメトリしきい値検査音、耳音響放射検査音、並びにティンパノメトリ及び/又は音響反射検査音、を与えるために複数のスピーカが与えられてもよい。
図8に示されている挿入プローブ要素300はまた、ガス源314を有する。それは好ましくは可逆空気コンプレッサであり、空気を患者の耳に導入したり患者の耳から取り除いたりする。ガス源14は、空気コンジット316を介して挿入プローブチップ301につなげられる。挿入プローブ要素300はまた、患者の耳の中への又は患者の耳の中からの過剰な空気の漏れを防ぐためのシール318を有する。シールは気密シールを与え、本明細書において用いられているシールは、ティンパノメトリ検査を行うために受容可能な低い漏れを有するシールを称する。したがって、シールは、漏れのない完全に気密のシールを与える必要はなく、ティンパノメトリ検査を患者に行うことが可能な程度に十分に小さければよい。
気密シールを与えることによって、本発明の挿入プローブ300は、挿入プローブと鼓膜との間の耳道内に圧力チャンバを形成する。可逆コンプレッサは、好ましくは、空気を圧力チャンバへ伝えるか又は空気をチャンバから取り除くかして、ティンパノグラム検査を行うのに必要な特定の圧力条件を作り出すために与えられる。
当業者にはわかることだが、前述のコンジット304,308,312,316の1つ以上は単一のコンジットにまとめられる。その代替として、個々のトランスジューサ及びガス源は各々、プローブチップを通り抜ける個別のコンジットを有してもよい。好ましい実施例において、例えばスピーカコンジット304のような少なくとも1つのコンジットは、例えば所望の周波数及び強度の空気伝導純音のような検査音を耳へ伝えるために与えられる。耳音響放射検査が行われる場合には、音が耳道に入る前にOAE検査のために用いられる2つの音の歪を最小限にするために、各々が個別のコンジットを有する2つのスピーカが与えられるのが好ましい。
例えばコンジット308及び312のような少なくとも1つの付加的なコンジットが、耳の外部の位置に対して検査結果を受信及び/又は送信するために与えられる。単一の受信コンジットが複数の検査結果を耳の外部に送信するために用いられるが、好ましい実施例においては、複数の受信コンジットが与えられるのが好ましい。
挿入プローブ300の所定の実施例において、検査結果は、例えばティンパノグラム検査又は音響反射検査の反射音のような耳からの音としてコンジットに受信され、その音は、さらなる処理のためのコンピュータへの電子的送信のために、コンジットによって耳の外部のトランスジューサ要素に送信される。
代替的な実施例(図示せず)において、挿入プローブ300は、耳道自体の中でプローブチップ301への中央に1つ以上のトランスジューサ要素を有する。これらの実施例において、トランスジューサ(例えばマイクロホン306,310)は、検査の直接の結果又は出力である耳の音を受信し、その音を電気信号に変換し、その信号はプローブチップ301及び受信コンジット(例えば308、312)を通じて耳から遠隔したプロセッサに送信される。したがって、本発明の挿入プローブの受信コンジットは、耳の外部のプローブチップ301を通じて音又は電気信号のどちらかを送信することができる。
当業者はまた、トランスジューサが、プローブチップ301の中央又は側方にではなくプローブチップ301の中に与えられ得ることがわかる。この代替的な実施例(図示せず)において、受信コンジットは検査結果又は出力を、トランスジューサによってコンジット内(及びプローブチップ301内)で電気信号に変換される音エネルギーとして最初に受信し、そして、その信号は受信コンジットの残りの部分を通じてコンピュータに電気信号として送信される。
上述のように、本発明の挿入プローブ300によって、挿入プローブを取り外したり別のプローブ又はイヤホンと置換することなしに複数の診断用聴力検査を行うことが可能となる。1つの実施例において、挿入プローブ300は、オージオメトリ聴力検査と、音響イミタンス聴力検査及び耳音響放射検査の少なくとも一方とを行うために用いることが可能である。したがって、本発明は、オージオメトリ聴力検査及び音響イミタンス聴力検査を行うために用いることが可能な挿入プローブ300を与える。その代替として、本発明は、オージオメトリ聴力検査及び耳音響放射聴力検査を行うために用いることが可能な挿入プローブを与える。
好ましい実施例においては、本発明の挿入プローブは、プローブを変えることなくかつ耳から挿入プローブを取り外すことなく、オージオメトリ聴力検査、音響イミタンス聴力検査、及び耳音響放射聴力検査を行うために用いることが可能である。特に好ましい実施例において、本発明は、オージオメトリ聴力検査、ティンパノグラム、音響反射検査、及び耳音響放射検査を行うために利用可能な挿入プローブを与える。
さらなる側面において、本発明は聴力検査を行うためのシステム及び方法を有する。より詳しくは、本発明は、検査音を検査領域又は検査室内の患者の耳へ伝えて、複数の診断用聴力検査の1つ以上の少なくとも一部の間に検査領域内の環境雑音を測定するためのシステム及び方法を有する。検査領域内の環境雑音レベルが測定され及び定期的に認証されるのみであり、その後聴力検査中にはそうされないのが典型的な現行の聴力検査システムとは対照的に、本発明によれば、環境雑音レベルは所定の患者に対する実際の聴力検査の少なくとも一部の間に、測定され及び受容可能な基準と比較されることが可能となる。
好ましい実施例において、環境雑音レベルは、患者に提示される毎回の検査音の提示と同時に測定される。環境雑音レベルが、検査音の提示中受容不可能なほど高ければ、検査音が患者に再び提示され、環境雑音が再び測定される。このプロセスは、環境雑音レベルが検査音の提示中受容可能なパラメータ内となるまで、又はプリセットされた検査音の提示回数に到達するまで続く。後者の場合、最もよい記録しきい値がログに残され、説明メモが検査結果レポートに含められて環境雑音が受容可能レベルを越えたことが示される。
図3、5、及び7に示されているように、1つの実施例において、本発明は、聴力検査を患者の第1耳に行うためのシステムを有し、このシステムは第1耳に検査音を伝えるための第1トランスジューサ要素138と、検査領域の環境雑音を測定するための少なくとも第2トランスジューサ要素142とを有する。好ましい実施例において、音は、挿入プローブ要素104又はその他の非フィールド型スピーカによって耳へ伝えられる。フィールド型スピーカが用いられる場合は、音はまた、システムの有効性を損ないかねない環境雑音として第2トランスジューサ要素によって検知されるのが典型的である。また、好ましくは、第2トランスジューサ要素142はマイクロホンを有する。
より一層好ましい実施例において、システムはコンピュータ102内に、検査音が耳に提示されている全期間にわたりマイクロホン142を介して環境雑音を同時に測定するためにトランスジューサ138とマイクロホン142とをつなぐためのソフトウェアを有するコンピュータを有する。好ましい実施例において、コンピュータソフトウェアは、検査音が予め定められた所望の時間間隔の間、トランスジューサ138及び挿入プローブ要素140を通じて患者の耳に提示されること、及び検査領域の環境雑音がその時間間隔の少なくとも一部、好ましくは全期間の間マイクロホン142を通じて測定されることを保証する。かかる検査システムは、本質的には独立して、各検査音提示とともに検査領域を適当(又は不適当)とみなし、それによって従来技術のシステムよりも一層大きな正確性及び信頼性が与えられる。しかし、わかることだが、患者に提示されるいくつかの検査音の少なくとも一部の間に環境雑音が測定できていれば、環境雑音は毎回毎回の検査音の全係属期間にわたり測定される必要がない。代替的な実施例において、環境雑音測定は、例えば検査音が提示される直前又は直後のような、検査の一部ではあっても検査音の提示の一部ではないときに行われる。実際には、聴力検査を患者に行う直前に環境雑音を測定することさえ許容されて、実際の患者の聴力検査のすぐ近くの時点での環境雑音測定が含まれない従来技術の実施に対して顕著な改善が見られる。
わかることだが、本明細書において説明されているシステム及び構成要素に対して、当業者によって多くの代替、修正、及び変更が行われてもよい。かかる変更は、以下の請求項によって定められる本発明の範囲及び精神にあるものとみなされる。
本発明の実施例に係る自動化された聴力検査を与えるための模範的なシステムを示す。 本発明の実施例に係る自動化された聴力検査を与えるためのシステムのブロックダイアグラムである。 患者により使用される、本発明の実施例に係る複数の聴力検査を行うためのシステムである。 本発明の実施例に係るシステムで用いられるカート及びユーザインターフェイスである。 本発明の実施例を用いて新規な骨伝導検査装置を装着する患者である。 本発明の所定の側面に係る骨伝導検査装置である。 本発明の1つの側面に係る装着可能なヨーク、及び患者の使用を容易にする取り外し可能な連結である。 本発明の実施例に係る耳プローブ要素のブロックダイアグラムである。

Claims (92)

  1. 聴力検査を検査領域の患者の第1耳に行うためのシステムであって、
    第1耳と係合するための、耳載せイヤホン、耳覆いイヤホン、及び挿入イヤホンからなるグループから選択されるイヤホンを有する挿入プローブと、
    検査音を前記イヤホンを通じて第1耳へ伝えるための第1トランスジューサ要素と、
    検査領域の環境雑音を測定するための第2トランスジューサ要素とを有するシステム。
  2. 前記第1トランスジューサ要素はスピーカである請求項1に記載のシステム。
  3. 前記第2トランスジューサ要素はマイクロホンである請求項1に記載のシステム。
  4. 前記第1トランスジューサ要素と前記第2トランスジューサ要素とをつないで検査音が第1耳へ伝えられている間に検査領域の環境雑音が測定されるようにするコンピュータをさらに有する請求項1に記載のシステム。
  5. しきい値聴力検査を検査領域の患者の第1耳に行うための装置であって、
    所望の周波数及び音圧レベルを有する検査音を前記第1耳に与えるためのスピーカと、
    前記聴力検査の少なくとも一部の間に検査領域の環境雑音を測定するマイクロホンとを有する装置。
  6. 聴力検査を検査領域の患者の第1耳に行うための方法であって、
    所望の周波数及び音圧レベルを有する検査音を所望の時間間隔の間に第1耳に提示するステップと、
    所望の時間間隔の少なくとも一部の間に検査領域の環境雑音レベルを同時に測定するステップとを有する方法。
  7. 測定された環境雑音レベルを最大許容可能環境雑音レベルと比較するステップと、
    測定された環境雑音レベルが最大許容可能環境雑音レベルよりも大きいかどうかを決定するステップとをさらに有する請求項6に記載の方法。
  8. 測定された環境雑音レベルが最大許容可能環境雑音レベルよりも大きければ所望の周波数及び音圧レベルを有する検査音を第1耳に提示するステップをさらに有する請求項7に記載の方法。
  9. 骨伝導聴力のための検査を受ける患者の頭に係合するための骨伝導聴力検査装置であって、
    患者の第1頭部分に接触するための骨伝導バイブレータと、
    患者の第2頭部分に接触するための係合要素と、
    対向する第1及び第2スプリング要素を有する平面スプリングとを有し、
    前記骨伝導バイブレータ及び前記係合要素が前記平面スプリングにつなげられている骨伝導聴力検査装置。
  10. 前記骨伝導バイブレータは前頭骨伝導バイブレータである請求項9に記載の骨伝導聴力検査装置。
  11. 前記係合要素は後頭部係合要素である請求項10に記載の骨伝導聴力検査装置。
  12. 前記装置は前記第1頭部分及び前記第2頭部分のみにおいて患者の頭に係合する請求項10に記載の骨伝導聴力検査装置。
  13. 前記スプリングは前記前頭骨伝導バイブレータと前記第1頭部分との接触を維持するために約0〜15ニュートンの力を与えることが可能である請求項11に記載の骨伝導聴力検査装置。
  14. 前記骨伝導バイブレータは前記第1スプリング要素につなげられ、前記係合要素は前記第2スプリング要素につなげられる請求項11に記載の骨伝導聴力検査装置。
  15. 前記第1及び第2スプリング要素は各々が第1端部、第2端部、及び中間部を有し、前記第1端部は第1ジョイントにおいて共につなげられ、前記第2端部は第2ジョイントにおいて共につなげられ、及び前記中間部は引き離されたときにレンズ形状のスプリングを形成する請求項14に記載の骨伝導聴力検査装置。
  16. 前記骨伝導バイブレータ装置は前記第1頭部分及び前記第2頭部分のみにおいて患者の頭に係合する請求項9に記載の骨伝導聴力検査装置。
  17. 前記第1頭部分は患者の前頭の一部である請求項16に記載の骨伝導聴力検査装置。
  18. 前記第2頭部分は患者の頭の後部の一部である請求項16に記載の骨伝導聴力検査装置。
  19. 骨伝導聴力のための検査を受ける患者の頭に係合するための骨伝導聴力検査装置であって、
    レンズ形状のスプリングを有する骨伝導聴力検査装置。
  20. 前記レンズ形状のスプリングにつなげられた骨伝導バイブレータをさらに有し、前記スプリングは前記骨伝導バイブレータと患者の前記第1頭部分との接触を維持するための力を与える請求項19に記載の骨伝導聴力検査装置。
  21. 前記第1頭部分は患者の前頭の一部である請求項20に記載の骨伝導聴力検査装置。
  22. 前記レンズ形状のスプリングは、各々が第1端部、第2端部、及び中間部を有する対向する第1及び第2スプリング要素を有し、前記第1端部は第1接続部において共につなげられ、前記第2端部は第2接続部において共につなげられ、及び前記中間部は引き離されてレンズ形状を形成するときにスプリング力を及ぼす請求項19に記載の骨伝導聴力検査装置。
  23. 患者の第1頭部分に係合するための骨伝導バイブレータと、患者の第2頭部分に係合する係合要素とをさらに有し、前記骨伝導バイブレータは前記第1スプリング要素につなげられ、前記係合要素は前記第2スプリング要素につなげられる請求項22に記載の骨伝導聴力検査装置。
  24. 前記レンズ形状のスプリングは前記前頭骨伝導バイブレータと前記第1頭部分との接触を維持するために約0〜15ニュートンの力を与えることが可能である請求項23に記載の骨伝導聴力検査装置。
  25. 前記第1頭部分は患者の前頭の一部である請求項23に記載の骨伝導聴力検査装置。
  26. 前記第2頭部分は患者の頭の後部の一部である請求項23に記載の骨伝導聴力検査装置。
  27. 前記骨伝導バイブレータ装置は前記第1頭部分及び前記第2頭部分のみにおいて患者の頭に係合する請求項23に記載の骨伝導聴力検査装置。
  28. 骨伝導聴力検査を患者に与えるための装置であって、
    2つの個別の領域のみにおいて患者の頭と接触するための第1及び第2接触要素を有するレンズ形状のスプリングを有し、前記第1接触要素は第1領域において患者の頭と接触するための骨伝導バイブレータを有する装置。
  29. 前記第2接触要素は第2領域において患者の頭と接触するための係合要素を有する請求項28に記載の装置。
  30. 前記第2接触要素は係合要素を有する請求項29に記載の装置。
  31. 前記骨伝導バイブレータは前頭骨伝導バイブレータである請求項28に記載の装置。
  32. 前記レンズ形状のスプリングは、各々が第1端部、第2端部、及び中間部を有する対向する第1及び第2スプリング要素を有し、前記第1端部は第1接続部において共につなげられ、前記第2端部は第2接続部において共につなげられ、及び前記中間部は引き離されたときにスプリング力を及ぼす請求項28に記載の装置。
  33. 前記骨伝導バイブレータは前記第1スプリング要素につなげられ、前記第2接触要素は前記第2スプリング要素につなげられる請求項32に記載の装置。
  34. 前記第2頭領域は患者の頭の後部の一部である請求項29に記載の装置。
  35. 前記力は約5.4ニュートンである請求項29に記載の装置。
  36. オージオメトリ聴力検査並びに音響イミタンス聴力検査及び耳音響放射聴力検査からなるグループから選択された第2聴力検査を有する複数の診断用聴力検査を患者の第1耳に行うためのシステムであって、
    複数の診断用聴力検査の実施を制御するコンピュータと、
    前記第1耳に信号を伝えるため及び前記第1耳から信号を受信するための複数のトランスジューサと、
    前記複数のトランスジューサの少なくとも一部につなげられて前記第1耳に挿入される第1挿入プローブと、
    前記コンピュータ及び前記複数のトランスジューサにつなげられる複数のコンジットと、
    前記第1挿入プローブにつなげられて前記複数のコンジットのためのハウジングを与える、患者の首まわりに装着可能なヨークとを有するシステム。
  37. 前記ヨークにつなげられた少なくとも1つの環境雑音検知マイクロホンをさらに有する請求項36に記載のシステム。
  38. 前記少なくとも1つの環境雑音検知マイクロホンは複数の環境雑音検知マイクロホンを有する請求項37に記載のシステム。
  39. 前記複数のトランスジューサの少なくとも一部につなげられて前記患者の第2耳に挿入される第2挿入プローブをさらに有し、複数の診断用聴力検査を前記患者の第1及び第2耳に行うことが可能である請求項36に記載のシステム。
  40. 前記ヨークは少なくとも1つの破断部を有する環状の形状を有し、前記破断部はつなげたり外したりして前記ヨークを前記患者の首に円滑につなぐことが可能な第1及び第2端部を有する請求項36に記載のシステム。
  41. 複数の診断用聴力検査を患者の第1耳に行うための装着可能なヨークであって、
    患者の首に係合するためのヨークと、
    診断用聴力検査の少なくとも一部の間に環境雑音を測定するための、前記ヨークにつなげられた少なくとも1つのマイクロホンとを有する装着可能なヨーク。
  42. 少なくとも1つの聴力検査を行うために前記第1耳に挿入するための、前記ヨークにつなげられた第1挿入プローブをさらに有する請求項41に記載の装着可能なヨーク。
  43. 複数の診断用聴力検査を患者の第1耳に行うためのシステムであって、
    複数の診断用聴力検査の実施を制御するためのコンピュータと、
    信号を前記第1耳へ伝えるため及び前記第1耳から信号を受信するための複数のトランスジューサと、
    前記コンピュータと前記複数のトランスジューサとをつなげる複数のコンジットと、
    患者の首まわりに装着可能な、ヒューストン(Houston)を前記複数のコンジットに与えるヨークとを有するシステム。
  44. 診断用聴力検査の少なくとも一部の間に環境雑音を測定するための、前記ヨークにつなげられた少なくとも1つのマイクロホンをさらに有する請求項43に記載のシステム。
  45. 前記トランスジューサのための校正データを記憶するための、前記ヨークにつなげられたメモリをさらに有する請求項43に記載のシステム。
  46. 複数の診断用聴力検査を患者の第1耳に行うための挿入プローブであって、前記複数の聴力検査はオージオメトリ聴力検査並びに音響イミタンス聴力検査及び耳音響放射聴力検査からなるグループから選択された第2聴力検査を有する挿入プローブ。
  47. 前記第2聴力検査はティンパノグラム検査及び音響反射検査からなるグループから選択された音響イミタンス検査である請求項46に記載の挿入プローブ。
  48. 前記第2聴力検査は耳音響放射検査である請求項46に記載の挿入プローブ。
  49. オージオメトリ検査音、音響イミタンス検査音、及び耳音響放射検査音を前記第1耳へ伝えるための少なくとも1つの音ルーメンと、音響イミタンス検査結果音、音響イミタンス検査結果を表す電気信号、耳音響放射音、及び耳音響放射音を表す電気信号からなるグループから選択された聴力検査結果を送信するための少なくとも1つの受信ルーメンとを有する請求項46に記載の挿入プローブ。
  50. 前記少なくとも1つの音ルーメンは、前記オージオメトリ検査音、前記音響イミタンス検査音、及び前記耳音響放射検査音を前記第1耳へ伝えるための複数のルーメンを有する請求項49に記載の挿入プローブ。
  51. 前記少なくとも1つの受信ルーメンは複数の受信ルーメンを有する請求項49に記載の挿入プローブ。
  52. 前記複数の受信ルーメンは、音響イミタンス検査結果音、及び音響イミタンス検査結果を表す電気信号からなるグループから選択された音響イミタンス聴力検査結果を送信するための音響イミタンス受信ルーメンと、耳音響放射音、及び耳音響放射音を表す電気信号からなるグループから選択された耳音響放射聴力検査結果を送信するための耳音響放射受信ルーメンとを少なくとも有する請求項51に記載の挿入プローブ。
  53. オージオメトリ聴力検査及び耳音響放射聴力検査を患者の第1耳に行うためのシステムであって、
    前記第1耳の外耳道の中に挿入するための第1プローブ要素を有し、オージオメトリ検査と耳音響放射検査との両方を前記第1プローブ要素の挿入後に前記第1耳に行うことが可能であるシステム。
  54. 前記第1プローブ要素は、オージオメトリ検査音及び耳音響放射音を前記第1耳へ伝えるための少なくと1つの音コンジットと、耳音響放射音、及び耳音響放射音を表す電気信号からなるグループから選択された耳音響放射検査結果を送信するための少なくとも1つの受信コンジットとを有する請求項53に記載のシステム。
  55. オージオメトリ検査音及び耳音響検査音を前記少なくとも1つの音コンジットを通じて前記第1耳に与えるための少なくとも1つのスピーカと、耳音響放射音を前記第1耳から受信するための少なく1つのマイクロホンとをさらに有する請求項53に記載のシステム。
  56. 前記少なくとも1つのスピーカは前記第1プローブ要素の近くに配置される請求項55に記載のシステム。
  57. 前記少なくとも1つのマイクロホンは前記第1プローブ要素の中に配置される請求項55に記載のシステム。
  58. 前記患者の第2耳の外耳道の中に挿入するための第2プローブ挿入要素をさらに有し、オージオメトリ検査と耳音響放射検査との両方を、前記第1及び第2プローブ要素を前記第1耳及び第2耳から取り外すことなく、前記第1及び第2プローブ要素の挿入後に、前記第1耳と前記第2耳との両方に行うことが可能である請求項53に記載のシステム。
  59. 前記第1プローブ要素は外耳道の中に気密シールを与えるための密閉要素をさらに有する請求項53に記載のシステム。
  60. 前記シールはエラストマーポリマー発泡体を有し、前記発泡体と前記外耳道とを係合することによって前記気密シールを与える請求項59に記載のシステム。
  61. 前記第1プローブ要素は前記気密シールを与えて前記外耳道の中に圧力チャンバを形成し、前記圧力チャンバは第1プローブ要素と側方側で及び患者の鼓膜と中央側で境界を接する外耳道の一部を有する請求項59に記載のシステム。
  62. 圧力チャンバに空気圧を与えるための空気コンプレッサをさらに有する請求項59に記載のシステム。
  63. 空気コンプレッサは可逆であり、空気を圧力チャンバへ伝える又は空気を圧力チャンバから取り除くことが可能である請求項62に記載のシステム。
  64. 空気コンプレッサは圧力チャンバ内に正圧又は負圧を生成することが可能である請求項63に記載のシステム。
  65. オージオメトリ聴力検査及び音響イミタンス聴力検査を患者の第1耳に行うためのシステムであって、
    前記第1耳の外耳道の中に挿入するための第1プローブ要素を有し、オージオメトリ検査と音響イミタンス検査との両方を前記第1プローブ要素の挿入後に前記第1耳に行うことが可能であるシステム。
  66. 前記第1プローブ要素は、オージオメトリ検査音並びにティンパノグラム検査音及び音響反射検査音からなるグループから選択された音響イミタンス検査音を前記第1耳へ伝えるための少なくと1つの音コンジットと、音響イミタンス検査結果音及び音響イミタンス検査結果を表す電気信号からなるグループから選択された音響イミタンス聴力検査結果を送信するための少なくとも1つの受信コンジットとを有する請求項65に記載のシステム。
  67. オージオメトリ聴力検査及び耳音響放射聴力検査を患者の第1耳に行うためのシステムであって、
    前記第1耳の外耳道の中に挿入するための第1プローブ要素を有し、オージオメトリ検査と耳音響放射検査との両方を前記第1プローブ要素を前記第1耳から取り外すことなく前記第1耳に行うことが可能であるシステム。
  68. 前記患者の第2耳の外耳道の中に挿入するための第2プローブ挿入要素をさらに有し、オージオメトリ検査と耳音響放射検査との両方を、前記第1及び第2プローブ要素を前記第1耳及び第2耳から取り外すことなく、前記第1及び第2プローブ要素の挿入後に、前記第1耳と前記第2耳との両方に行うことが可能である請求項67に記載のシステム。
  69. オージオメトリ聴力検査及び音響イミタンス聴力検査を患者の第1耳に行うためのシステムであって、
    前記第1耳の外耳道の中に挿入するための第1プローブ要素を有し、オージオメトリ検査と音響イミタンス検査との両方を前記第1プローブ要素を前記第1耳から取り外すことなく前記第1耳に行うことが可能であるシステム。
  70. 複数の診断用聴力検査を患者の第1耳に行うためのシステムであって、
    前記第1耳の中に挿入するための第1プローブ要素を有し、オージオメトリしきい値聴力検査、ティンパノグラム検査、音響反射検査、及び耳音響放射検査の各々を、前記第1プローブ要素を前記第1耳から取り外すことなく前記第1耳に行うことが可能であるシステム。
  71. オージオメトリ検査音、ティンパノグラム検査音、音響反射検査音、及び耳音響放射検査音を前記第1耳へ伝えるための少なくと1つの音コンジットをさらに有する請求項70に記載の挿入プローブ。
  72. 耳音響放射音、及び耳音響放射音を表す電気信号からなるグループから選択された聴力検査結果を送信するための第1受信コンジットと、ティンパノグラム検査結果音、及びティンパノグラム検査結果音を表す電気信号、音響反射検査結果音、及び音響反射検査結果音を表す電気信号からなるグループから選択された聴力検査結果を送信するための少なくとも第2受信コンジットとをさらに有する請求項71に記載の挿入プローブ。
  73. 複数の診断用聴力検査を患者の第1耳に行うための挿入プローブであって、
    前記複数の診断用聴力検査の各々は前記挿入プローブを通じて音を前記第1耳に与えること、前記プローブを通じて音を前記第1耳から受信すること、又は前記挿入プローブを通じて音を与えることと前記挿入プローブを通じて音を受信することとの両方によって行われる挿入プローブ。
  74. オージオメトリ聴力検査、耳音響放射聴力検査、及び音響イミタンス聴力検査を患者の第1耳に行うためのシステムであって、
    前記第1耳の外耳道に係合するための密閉表面を有し前記外耳道の中に気密シールを与える第1挿入プローブと、
    オージオメトリ検査音、耳音響放射検査音、及び音響イミタンス検査音を前記第1挿入プローブを通じて前記第1耳に与えるための少なくとも1つのスピーカと、
    前記第1挿入プローブを通じてガスを前記第1耳へ伝える又はガスを前記第1耳から取り除くための可逆コンプレッサと、
    前記第1挿入プローブを通じて前記第1耳から耳音響放射音を受信するための第1マイクロホンと、
    前記挿入プローブを通じて前記第1耳から音響イミタンス検査結果音を受信するための第2マイクロホンとを有するシステム。
  75. 前記耳音響放射聴力検査は歪成分耳音響放射検査を有し、前記耳音響放射検査音は第1周波数及び第2周波数を有する音を有し、前記第1マイクロホンは歪成分耳音響放射を受信するためのマイクロホンである請求項74に記載のシステム。
  76. 前記音響イミタンス聴力検査はティンパノグラム及び音響反射検査からなるグループから選択された検査を有する請求項74に記載のシステム。
  77. 前記音響イミタンス聴力検査結果音はティンパノグラム検査結果音及び音響反射検査結果音からなるグループから選択される請求項74に記載のシステム。
  78. 患者周囲からの環境雑音を受信するための少なくとも1つの環境雑音マイクロホンをさらに有する請求項74に記載のシステム。
  79. 前記音響イミタンス聴力検査はティンパノグラム検査及び音響反射検査からなるグループから選択される請求項74に記載のシステム。
  80. 前記音響イミタンス聴力検査はティンパノグラムと音響反射検査との両方を有する請求項79に記載のシステム。
  81. 患者の第2耳に挿入するための第2挿入プローブ要素をさらに有し、前記可逆コンプレッサは前記第2挿入プローブ要素につなげられてガスを前記第2挿入プローブを通じて前記第2耳へ伝えること及びガスを前記第2耳から取り除くことが可能である請求項74に記載のシステム。
  82. 前記第2挿入プローブを通じて前記第2耳にオージオメトリ検査音、耳音響放射検査音、及び音響イミタンス検査音を与えるための少なくとも1つのスピーカと、
    前記第2挿入プローブを通じて第2耳から耳音響放射音を受信するための第3マイクロホンと、
    前記挿入プローブを通じて前記第1耳から音響イミタンス検査結果音を受信するための第4マイクロホンとをさらに有する請求項81に記載のシステム。
  83. 骨伝導聴力検査を行うための骨バイブレータをさらに有する請求項74に記載のシステム。
  84. オージオメトリ聴力検査並びに耳音響放射聴力検査及び音響イミタンス聴力検査からなるグループから選択された第2聴力検査を患者の第1耳に行うためのシステムであって、
    前記第1耳の外耳道に係合するための密閉表面を有し前記外耳道の中に気密シールを与える第1挿入プローブと、
    前記挿入プローブを通じてオージオメトリ検査音並びに耳音響放射検査音及び音響イミタンス検査音からなるグループから選択された第2検査音を前記第1耳に与える第1トランスジューサと、
    前記挿入プローブを通じて耳音響放射及び音響イミタンス検査結果音からなるグループから選択された検査結果音を前記第1耳から受信する第2トランスジューサとを有するシステム。
  85. 前記第2聴力検査はティンパノグラム検査及び音響反射検査からなるグループから選択された音響イミタンス検査を有する請求項84に記載のシステム。
  86. 前記第2聴力検査はティンパノグラム検査を有し、前記システムは前記第1挿入プローブを通じてガスを前記第1耳へ伝える又はガスを前記第1耳から取り除くための可逆コンプレッサをさらに有する請求項85に記載のシステム。
  87. 前記検査結果音は音響イミタンス検査結果音を有し、前記システムは耳音響放射音を受信するための第3トランスジューサをさらに有する請求項85に記載のシステム。
  88. 前記第2トランスジューサは音響放射検査結果音を受信するためのマイクロホンを有し、前記第3トランスジューサは耳音響放射音を受信するためのマイクロホンを有する請求項87に記載のシステム。
  89. 前記音響イミタンス聴力検査結果音はティンパノグラム検査結果音及び音響反射検査結果音からなるグループから選択される請求項87に記載のシステム。
  90. 前記第2聴力検査は耳音響放射検査を有し、前記検査結果音は耳音響放射を有し、前記システムは音響イミタンス検査結果音を受信するための第3トランスジューサをさらに有する請求項84に記載のシステム。
  91. 前記第1トランスジューサはスピーカを有する請求項84に記載のシステム。
  92. オージオメトリしきい値聴力検査、ティンパノグラム聴力検査、音響反射聴力検査、及び耳音響放射聴力検査を患者の第1耳に行うためのシステムであって、
    A)前記第1耳の外耳道の中に気密シールを与えるためのシールを有する挿入プローブと、
    B)前記挿入プローブを通じてオージオメトリ検査音、ティンパノグラム検査音、音響反射検査音、及び耳音響放射検査音を前記第1耳に与えるための少なくとも1つのスピーカと、
    C)前記第1挿入プローブを通じてティンパノグラム検査結果音及び音響反射検査結果音を前記第1耳から受信するための第1マイクロホンと、
    D)前記挿入プローブを通じて耳音響放射音を前記第1耳から受信するための第2マイクロホンと、
    E)前記挿入プローブを通じて空気を前記第1耳へ伝えるため及び空気を前記第1耳から取り除くための可逆空気コンプレッサとを有するシステム。
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