JP2006510163A - 記録再生システム、記録装置、再生装置、記録媒体、記録再生方法、記録方法、再生方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

Abstract

複数のプレイリストファイルがＣＤ−Ｒなどの記録媒体に記録されている場合、これらのプレイリストファイルを管理することが困難であるという課題があった。
複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持するＣＤ−ＲＷメディア１５と、所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューをプレイリストファイルメニューファイルに格納するファイル記録手段１４、メニュー定義ファイル作成手段３３と、格納されたプレイリストファイルメニューの全部または一部に関するプレイリストファイルメニュー情報を表示し、所定のプレイリストファイルを指示に応じて選択する制御手段２１、再生指示手段２２、ファイル再生手段２３、データファイル出力手段２４とを備えた記録再生システムである。

Description

本発明は、記録再生システム、記録装置、再生装置、記録媒体、記録再生方法、記録方法、再生方法、プログラム、および記録媒体に関する。

はじめに、映像データを有する映像ファイルや音声データを有する音声ファイルなどのデータファイルを再生するためのパーソナルコンピュータ（たとえば特開２０００−２３５７８０号公報参照）の構成および動作について説明する。

映像ファイルや音声ファイルなどのデータファイルは、所定のファイルシステムに従ってＣＤ−Ｒ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｋ−Ｒｅｃｏｒｄａｂｌｅ）などの記録媒体に記録されている。

パーソナルコンピュータにおいては、データファイルのファイル名を利用してデータファイルの再生順序を記述したＨＴＭＬ（Ｈｙｐｅｒｔｅｘｔ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）形式のプレイリストファイルを解釈して、複数のデータファイルを連続的に再生するプレイリスト再生を行っていた。

しかしながら、本発明者は、複数のプレイリストファイルがＣＤ−Ｒなどの記録媒体に記録されている場合、これらのプレイリストファイルを管理することが困難であることに気付いた。

なお、本発明者は、複数のプレイリストファイルを管理するために、これらのプレイリストファイルを格納するディレクトリを作成してプレイリストファイルを分類するための階層構造を構築する発明を行い、この発明についても検討してみた。その結果、本発明者は、このような発明においては、データファイルを再生するときに行われるディレクトリの解析にかなりの時間が必要になるために、ユーザにとってのデバイス操作性が十分に良好ではないことに気付いたものである。

本発明は、上記従来のこのような課題を考慮し、複数のプレイリストファイルがＣＤ−Ｒなどの記録媒体に記録されている場合にも、これらのプレイリストファイルを効率よく管理することができる記録再生システム、記録装置、再生装置、記録媒体、記録再生方法、プログラム、および記録媒体を提供することを目的とするものである。

第１の本発明は、所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、前記複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体と、
前記複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューを、前記記録媒体に保持されるプレイリストファイルメニューファイルに格納するプレイリストファイルメニュー格納手段と、
前記格納されたプレイリストファイルメニューの全部または一部に関するプレイリストファイルメニュー情報を、外部に対して表示するプレイリストファイルメニュー表示手段と、
前記所定のプレイリストファイルを、外部からの指示に応じて選択するプレイリストファイル選択手段と、
前記複数個のデータファイルがそれぞれ格納する所定のデータを、前記選択されたプレイリストファイルに基づき前記再生順序を利用して再生するデータ再生手段とを備えた記録再生システムである。

第２の本発明は、前記プレイリストファイルメニュー表示手段は、前記データ再生手段が再生することができる前記所定のデータの種類を考慮して、前記プレイリストファイルメニュー情報を表示する第１の本発明の記録再生システムである。

第３の本発明は、前記プレイリストファイルメニュー表示手段は、前記プレイリストファイル選択手段が前記所定のプレイリストファイルを選択する状態に応じて変化するサムネール用画像を利用して、前記プレイリストファイルメニュー情報を表示する第１の本発明の記録再生システムである。

第４の本発明は、前記プレイリストファイルメニュー表示手段は、前記プレイリストの全部または一部に関する所定のテキストデータを利用して、前記プレイリストファイルメニュー情報を表示する第１の本発明の記録再生システムである。

第５の本発明は、所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、前記複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体に保持されるプレイリストファイルメニューファイルに、前記複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューを格納するプレイリストファイルメニュー格納手段を備えた記録装置である。

第６の本発明は、前記格納されたプレイリストファイルメニューの全部または一部に関するプレイリストファイルメニュー情報は、外部に対して表示され、
前記所定のプレイリストファイルは、外部からの指示に応じて選択され、
前記複数個のデータファイルがそれぞれ格納する所定のデータは、前記選択されたプレイリストファイルに基づき前記再生順序を利用して再生される第５の本発明の記録装置である。

第７の本発明は、所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、前記複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体に保持されるプレイリストファイルメニューファイルに格納された、前記複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューの全部または一部に関するプレイリストファイルメニュー情報を、外部に対して表示するプレイリストファイルメニュー表示手段と、
前記所定のプレイリストファイルを、外部からの指示に応じて選択するプレイリストファイル選択手段と、
前記複数個のデータファイルがそれぞれ格納する所定のデータを、前記選択されたプレイリストファイルに基づき前記再生順序を利用して再生するデータ再生手段とを備えた再生装置である。

第８の本発明は、所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、前記複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体であって、
前記複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューが格納されるプレイリストファイルメニューファイルをさらに保持する記録媒体である。

第９の本発明は、前記格納されたプレイリストファイルメニューの全部または一部に関するプレイリストファイルメニュー情報は、外部に対して表示され、
前記所定のプレイリストファイルは、外部からの指示に応じて選択され、
前記複数個のデータファイルがそれぞれ格納する所定のデータは、前記選択されたプレイリストファイルに基づき前記再生順序を利用して再生される第８の本発明の記録媒体である。

第１０の本発明は、所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、前記複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体に保持されるプレイリストファイルメニューファイルに、前記複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューを格納するプレイリストファイルメニュー格納ステップと、
前記格納されたプレイリストファイルメニューの全部または一部に関するプレイリストファイルメニュー情報を、外部に対して表示するプレイリストファイルメニュー表示ステップと、
前記所定のプレイリストファイルを、外部からの指示に応じて選択するプレイリストファイル選択ステップと、
前記複数個のデータファイルがそれぞれ格納する所定のデータを、前記選択されたプレイリストファイルに基づき前記再生順序を利用して再生するデータ再生ステップとを備えた記録再生方法である。

第１１の本発明は、所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、前記複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体に保持されるプレイリストファイルメニューファイルに、前記複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューを格納するプレイリストファイルメニュー格納ステップを備えた記録方法である。

第１２の本発明は、所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、前記複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体に保持されるプレイリストファイルメニューファイルに格納された、前記複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューの全部または一部に関するプレイリストファイルメニュー情報を、外部に対して表示するプレイリストファイルメニュー表示ステップと、
前記所定のプレイリストファイルを、外部からの指示に応じて選択するプレイリストファイル選択ステップと、
前記複数個のデータファイルがそれぞれ格納する所定のデータを、前記選択されたプレイリストファイルに基づき前記再生順序を利用して再生するデータ再生ステップとを備えた再生方法である。

第１３の本発明は、第１０の本発明の記録再生方法の、所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、前記複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体に保持されるプレイリストファイルメニューファイルに、前記複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューを格納するプレイリストファイルメニュー格納ステップと、前記格納されたプレイリストファイルメニューの全部または一部に関するプレイリストファイルメニュー情報を、外部に対して表示するプレイリストファイルメニュー表示ステップと、前記所定のプレイリストファイルを、外部からの指示に応じて選択するプレイリストファイル選択ステップと、
前記複数個のデータファイルがそれぞれ格納する所定のデータを、前記選択されたプレイリストファイルに基づき前記再生順序を利用して再生するデータ再生ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。

第１４の本発明は、第１１の本発明の記録方法の、所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、前記複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体に保持されるプレイリストファイルメニューファイルに、前記複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューを格納するプレイリストファイルメニュー格納ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。

第１５の本発明は、第１２の本発明の再生方法の、所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、前記複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体に保持されるプレイリストファイルメニューファイルに格納された、前記複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューの全部または一部に関するプレイリストファイルメニュー情報を、外部に対して表示するプレイリストファイルメニュー表示ステップと、前記所定のプレイリストファイルを、外部からの指示に応じて選択するプレイリストファイル選択ステップと、前記複数個のデータファイルがそれぞれ格納する所定のデータを、前記選択されたプレイリストファイルに基づき前記再生順序を利用して再生するデータ再生ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。

第１６の本発明は、第１３の本発明のプログラムを担持した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。

第１７の本発明は、第１４の本発明のプログラムを担持した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。

第１８の本発明は、第１５の本発明のプログラムを担持した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。

以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。

（実施の形態１）
はじめに、本発明の実施の形態１の記録再生システムのブロック図である図１を主として参照しながら、本実施の形態の記録再生システムの構成について説明する。

記録装置１０は、（１）書き込みファイル選択手段３１、プレイリストファイル作成手段３２、メニュー定義ファイル作成手段３３を有する書込みファイル管理手段１１と、（２）データファイル群１３を記憶する内部記憶手段１２と、（３）データファイル群１３、メニュー定義ファイル１６、プレイリストファイル群１７を記憶するＣＤ−ＲＷ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｋ Ｒｅｗｒｉｔａｂｌｅ）メディア１５に記録を行うファイル記録手段１４とを備えている。

具体的には、書込みファイル管理手段１１は、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）などを有している。また、内部記憶手段１２は、ＨＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ）などを有している。また、ファイル記録手段１４は、ＣＤ−ＲＷドライブなどを有している。

メニュー定義ファイル１６、プレイリストファイル群１７については、後に詳述する。

再生装置２０は、（１）再生指示手段（リモコン）２２が行う指示を入力して制御を行う制御手段２１と、（２）ＣＤ−ＲＷメディア１５から再生を行うファイル再生手段２３と、（３）データファイル出力手段２４とを備えている。

具体的には、制御手段２１は、ＣＰＵなどを有している。また、ファイル再生手段２３は、ＣＤ−ＲＷドライブなどを有している。また、データファイル出力手段２４は、デコーダなどを有している。

本実施の形態においては、再生装置２０はオーディオファイルにのみ対応しており、後に詳述されるように、データファイル出力手段２４が再生することができるデータの種類がオーディオのみであることを考慮してメニューなどの表示が行われる。

ここで、メニュー定義ファイル１６、プレイリストファイル群１７について詳述する。

まず（Ａ）プレイリストファイル群１７について説明し、つぎに（Ｂ）メニュー定義ファイル１６について説明する。

（Ａ）プレイリストファイル群１７は、データファイル群１３のデータファイルの全部または一部に対する再生指定順序を、データファイルの識別情報を利用して記述するプレイリストファイル（すなわち、プレイリストファイル＃１、＃２、＃３、…）を有するファイル群である。もちろん、プレイリストファイルは、１つの再生指定順序において同一のデータファイルを複数回指定していてもよい。

ここで、本発明の実施の形態１のプレイリストファイル群１７が有するプレイリストファイルのデータ格納フォーマットの説明図である図２を参照しながら、プレイリストファイルについてより具体的に説明する。

プレイリストファイルは、ヘッダ部５０、再生順序記述部５１から構成されている。

ヘッダ部５０は、プレイリストファイルに含まれるデータファイルの種類がオーディオ／ビデオ／静止画の何れであるかを示すためのプレイリスト種別情報を格納している。

本実施の形態においては、たとえば、プレイリスト種別情報がオーディオ用であるプレイリストファイルは、プレイリストファイル＃１、＃２、＃３である。

再生順序記述５１は、再生順序を指定するデータファイル群１３のデータファイルの個数Ｍをコンテンツファイル数として格納するとともに、これらＭ個のデータファイルを識別するための識別情報を再生指定順に格納している。また、再生順序記述５１は、再生方法に関する指定が行われている場合には、その再生方法に関する指定を再生指定情報として格納している。再生指定情報は、オーディオファイルやビデオファイルに関しては再生開始位置／再生終了位置などを指定するための情報であり、静止画ファイルに関しては静止画の表示時間などを指定するための情報である。

（Ｂ）メニュー定義ファイル１６は、プレイリストファイルを選択するために利用されるメニューを、プレイリストファイルの階層化を利用して定義するファイルである。もちろん、階層化は、プレイリストファイルが複数個存在する場合に実質的な意味を有するものである。

本実施の形態においては、たとえば、プレイリストファイル＃１を有する第１のメニュー部は階層化されたメニューの最上位のメニューである親メニューであり、プレイリストファイル＃２、＃３を有する第Ｎのメニュー部はその子メニューである。

ここで、本発明の実施の形態１のメニュー定義ファイル１６のデータ格納フォーマットの説明図である図３を参照しながら、メニュー定義ファイル１６についてより具体的に説明する。

メニュー定義ファイル１６は、ヘッダ部７０、メニュー定義部７１から構成されている。

ヘッダ部７０は、最上位メニュー参照情報、およびメニュー数を格納している。

最上位メニュー情報は、階層化されたメニューの最上位のメニュー内容を定義する情報の、メニュー定義ファイル１６内での格納位置を格納する。

メニュー数は、メニュー定義部７１に格納されているメニュー部の個数Ｎを格納している。

メニュー定義部７１は、第１〜第Ｎのメニュー部を格納している。

第１〜第Ｎのメニュー部は、階層化されたメニューをツリー構造で表現したときのセクションに対応し、親メニュー参照情報、エントリ数、プレイリスト参照エントリ部、および子メニュー参照エントリ部を格納している。

親メニュー参照情報は、階層化されたメニューをツリー構造で表現したときの親にあたるメニュー部の、メニュー定義ファイル１６内での格納位置を格納している。また、親メニュー参照情報は、ＣＤ−ＲＷメディア１５に記録された所定の画素数を有するサムネール用静止画像ファイル（図示省略）との対応付けを行うための静止画像ファイル識別情報を格納している。また、親メニュー参照情報は、ＣＤ−ＲＷメディア１５に記録された親メニューの内容に関するテキストファイル（図示省略）との対応付けを行うためのテキストファイル識別情報を格納している。

エントリ数は、メニュー部にそれぞれ格納されるエントリ部の数を格納している。

プレイリスト参照エントリ部は、プレイリストファイルごとにそれぞれ与えられる固有のプレイリストファイルＩＤを、プレイリストファイルを識別するための情報として格納している。また、プレイリスト参照エントリ部は、親メニュー参照情報と同様に、サムネール用静止画像ファイル（図示省略）との対応付けを行うための静止画像ファイル識別情報を格納している。また、プレイリスト参照エントリ部は、親メニュー参照情報と同様に、プレイリストの内容に関するテキストファイル（図示省略）との対応付けを行うためのテキストファイル識別情報を格納している。

子メニュー参照エントリ部は、階層化されたメニューをツリー構造で表現したときの子にあたるメニュー部の、メニュー定義ファイル１６内での格納位置を格納している。また、子メニュー参照エントリ部は、親メニュー参照情報と同様に、サムネール用静止画像ファイル（図示省略）との対応付けを行うための静止画像ファイル識別情報を格納している。また、子メニュー参照エントリ部は、親メニュー参照情報と同様に、子メニューの内容に関するテキストファイル（図示省略）との対応付けを行うためのテキストファイル識別情報を格納している。また、子メニュー参照エントリ部は、子メニューの格納位置に加えて、その子メニュー以下の階層のメニューを通じて選択可能なプレイリストファイルのプレイリスト種別情報を集約した情報を、メニュー種別情報として格納している。

本実施の形態においては、下層のメニューを通じて選択可能なプレイリストはプレイリスト種別情報がオーディオ用であるプレイリストファイル＃１、＃２、＃３のみであり、メニュー種別情報はオーディオ用となっている。後述されるように、このメニュー種別情報を読み出して、再生装置が対応していないタイプの子メニューをユーザが選択できないよう非表示にすることができるため、再生できないプレイリストが選択されて再生不能エラーが発生したりすることがなく、使い勝手が向上する。

以上においては、本実施の形態の記録再生システムの構成について詳細に説明した。

つぎに、本実施の形態の記録再生システムの動作について説明する。

なお、本実施の形態の記録再生システムの動作について説明しながら、本発明の記録再生方法、記録方法、および再生方法の一実施の形態についても説明する。

[１]はじめに、データファイル群１３のデータファイルと、プレイリストファイル＃１、＃２、＃３、…と、メニュー定義ファイル１６とをＣＤ−ＲＷメディア１５に記録するための、記録装置１０の動作について説明する。

書き込みファイル選択手段３１は、「プレイリストファイル＃１、＃２、＃３、…と、メニュー定義ファイル１６とを作成し、データファイル群１３のデータファイルと、作成されたプレイリストファイル＃１、＃２、＃３、…と、作成されたメニュー定義ファイル１６とをＣＤ−ＲＷメディア１５に記録したい」旨のユーザが行った指示に従い、内部記憶手段１２が記憶しているデータファイル群１３のデータファイルの内、ＣＤ−ＲＷメディア１５に記録されるべきデータファイル群１３のデータファイルを選択する。

プレイリストファイル作成手段３２は、書き込みファイル選択手段３１が選択したデータファイル群１３のデータファイルに対する再生指定順序を記述するプレイリストファイル＃１、＃２、＃３、…を、ＧＵＩ（Ｇｒａｐｈｉｃａｌ Ｕｓｅｒ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）入力によるユーザ指示に応じて作成する。

前述されたように、データファイル群１３のデータファイルの全部または一部に対する再生指定順序は、データファイルの識別情報を利用して記述される（図２参照）。

メニュー定義ファイル作成手段３３は、プレイリストファイル作成手段３２が作成したプレイリストファイル＃１、＃２、＃３、…を選択するために利用されるメニューを定義するメニュー定義ファイル１６を、ＧＵＩ入力によるユーザ指示に応じて作成する。

前述されたように、プレイリストファイル＃１、＃２、＃３、…を選択するために利用されるメニューは、プレイリストファイル＃１、＃２、＃３、…の階層化を利用して定義される（図３参照）。

ファイル記録手段１４は、書き込みファイル選択手段３１が選択したデータファイル群１３のデータファイルをＣＤ−ＲＷメディア１５に記録するとともに、プレイリストファイル作成手段３２が作成したプレイリストファイル＃１、＃２、＃３、…と、メニュー定義ファイル作成手段３３が作成したメニュー定義ファイル１６とをＣＤ−ＲＷメディア１５に記録する。

もちろん、このようにしてＣＤ−ＲＷメディア１５に記録されたプレイリストファイル＃１、＃２、＃３、…は、更新／削除されることがある。

また、このようにしてＣＤ−ＲＷメディア１５に記録されたメニュー定義ファイル１６は、プレイリストファイルが更新／削除されたり追加されたりすることがある。

[２]つぎに、ＣＤ−ＲＷメディア１５に記録されているデータファイルの再生を行うための、再生装置２０の動作について説明する。

再生指示手段２２は、「ＣＤ−ＲＷメディア１５に記録されているファイルの再生を行いたい」旨のユーザが行った指示に従い、同様の旨の指示を制御手段２１に対して行う。

制御手段２１は、再生指示手段２２が行った指示に従い、ＣＤ−ＲＷメディア１５に記録されているメニュー定義ファイル１６の内容を読み出すための指示をファイル再生手段２３に対して行う。

ファイル再生手段２３は、制御手段２１が行った指示に従い、ＣＤ−ＲＷメディア１５に記録されているメニュー定義ファイル１６の内容を読み出す。

制御手段２１は、読み出されたメニュー定義ファイル１６の内容を解釈し、前述のサムネール用静止画像ファイル（図示省略）の内で第１番目のメニュー画面の表示に必要なサムネール用静止画像ファイルの読み出しを行うための指示をファイル再生手段２３に対して行う。

ファイル再生手段２３は、制御手段２１が行った指示に従い、ＣＤ−ＲＷメディア１５に記録されている第１番目のメニュー画面の表示に必要なサムネール用静止画像ファイルの読み出しを行う。

制御手段２１は、読み出されたサムネール用静止画像ファイルを解釈して、本発明の実施の形態１の表示画面（その１）の説明図である図４に示されているような表示画面を表示デバイス（図示省略）を利用してユーザに対し出力する。

表示画面（その１）の右下部には、実線の長方形ボタンは子メニュー参照エントリ部に対応する子メニューに遷移するためのサムネール用静止画像であり、点線の長方形ボタンはプレイリスト参照エントリ部に対応するプレイリストファイルを選択するためのサムネール用静止画像であり、長円形ボタンは親メニュー参照情報に対応する親メニューに遷移するためのサムネール用静止画像である旨の説明が、表示されている。

また、実線の長方形ボタン、点線の長方形ボタンに対しては、ヘルプメッセージ「選択すると第Ｎ番目のメニュー画面へ遷移します。」、「選択するとプレイリストファイル＃１を利用して再生を開始します。」がそれぞれ表示されている。

プレイリストファイルに関する情報やサムネール用静止画像ファイルの静止画像ファイル識別情報が全てメニュー定義ファイル１６に書き出されているため、このような動作は、ファイルシステムの解析や個々のファイルへのファイルアクセスなしに高速に行われる。

[３]つぎに、ＣＤ−ＲＷメディア１５に記録されているメニュー定義ファイル１６を利用して、再生を行うときに利用するプレイリストファイルを選択するための、再生装置２０の動作について説明する。

再生指示手段２２は、表示画面を見たユーザが行ったポインタＰでの実線の長方形ボタンのダブルクリックによる指示に従い、「第Ｎ番目のメニュー画面へ遷移する」旨の指示を制御手段２１に対して行う。

なお、実線の長方形ボタンのサムネール用静止画像は、ポインタＰでのダブルクリックが行われると、非選択状態からドロップシャドウをともなう選択状態に変化する。

制御手段２１は、再生指示手段２２が行った指示に従い、すでに読み出されているメニュー定義ファイル１６の内容を解釈し、前述のサムネール用静止画像ファイル（図示省略）の内で第Ｎ番目のメニュー画面の表示に必要なサムネール用静止画像ファイルの読み出しを行うための指示をファイル再生手段２３に対して行う。

ファイル再生手段２３は、制御手段２１が行った指示に従い、ＣＤ−ＲＷメディア１５に記録されている第Ｎ番目のメニュー画面の表示に必要なサムネール用静止画像ファイルの読み出しを行う。

制御手段２１は、読み出されたサムネール用静止画像ファイルを解釈して、本発明の実施の形態１の表示画面（その２）の説明図である図５に示されているような表示画面を表示デバイス（図示省略）を利用してユーザに対し出力する。

表示画面（その２）の右下部には、前述した表示画面（その１）と同様な説明が、表示されている。

また、左側にある点線の長方形ボタン、右側にある点線の長方形ボタン、長円形ボタンに対しては、ヘルプメッセージ「選択するとプレイリストファイル＃２を利用して再生を開始します。」、「選択するとプレイリストファイル＃３を利用して再生を開始します。」、「選択すると第１番目のメニュー画面へ遷移します。」がそれぞれ表示されている。

再生指示手段２２は、表示画面を見たユーザが行ったポインタＰでの長円形ボタンのダブルクリックによる指示に従い、「第１番目のメニュー画面へ遷移する」旨の指示を制御手段２１に対して行う。

なお、長円形ボタンのサムネール用静止画像は、ポインタＰでのダブルクリックが行われると、非選択状態からドロップシャドウをともなう選択状態に変化する。

制御手段２１は、再生指示手段２２が行った指示に従い、すでに読み出されているメニュー定義ファイル１６の内容を解釈し、前述のサムネール用静止画像ファイル（図示省略）の内で第１番目のメニュー画面の表示に必要なサムネール用静止画像ファイルの読み出しを行うための指示をファイル再生手段２３に対して行う。

ファイル再生手段２３は、制御手段２１が行った指示に従い、ＣＤ−ＲＷメディア１５に記録されている第１番目のメニュー画面の表示に必要なサムネール用静止画像ファイルの読み出しを行う。

制御手段２１は、読み出されたサムネール用静止画像ファイルを解釈して、本発明の実施の形態１の表示画面（その３）の説明図である図６に示されているような表示画面を表示デバイス（図示省略）を利用してユーザに対し出力する。

表示画面（その３）の右下部には、前述した表示画面（その１）と同様な説明が、表示されている。

また、実線の長方形ボタン、点線の長方形ボタンに対しては、前述した表示画面（その１）と同様なヘルプメッセージがそれぞれ表示されている。

前述したように、プレイリストファイルに関する情報やサムネール用静止画像ファイルの静止画像ファイル識別情報が全てメニュー定義ファイル１６に書き出されているため、このような動作は、ファイルシステムの解析や個々のファイルへのファイルアクセスなしに高速に行われる。

[４]つぎに、ＣＤ−ＲＷメディア１５に記録されているメニュー定義ファイル１６を利用して、プレイリストファイル＃１の内容を見るための、再生装置２０の動作について説明する。

再生指示手段２２は、表示画面を見たユーザが行ったポインタＰでの実線の長方形ボタンの右クリックによる指示に従い、「プレイリストファイル＃１の内容を見る」旨の指示を制御手段２１に対して行う。

制御手段２１は、再生指示手段２２が行った指示に従い、すでに読み出されているメニュー定義ファイル１６の内容を解釈し、前述のテキストファイル（図示省略）の内でプレイリストファイル＃１の内容に関する表示に必要なテキストファイルの読み出しを行うための指示をファイル再生手段２３に対して行う。

ファイル再生手段２３は、制御手段２１が行った指示に従い、ＣＤ−ＲＷメディア１５に記録されているプレイリストファイル＃１の内容に関する表示に必要なテキストファイルの読み出しを行う。

制御手段２１は、読み出されたテキストファイルを解釈して、本発明の実施の形態１の表示画面（その４）の説明図である図７に示されているような表示画面を表示デバイス（図示省略）を利用してユーザに対し出力する。

表示画面（その４）には、ヘルプメッセージ「選択するとプレイリストファイル＃１を利用して再生を開始します。」の代わりにプレイリストファイル＃１の内容に関する説明「プレイリストファイル＃１は、…。」が、ポップアップ表示されている。

プレイリストファイルに関する情報やテキストファイルのテキストファイル識別情報がメニュー定義ファイル１６に書き出されているため、このような動作は、ファイルシステムの解析や個々のファイルへのファイルアクセスなしに高速に行われる。

[５]つぎに、ＣＤ−ＲＷメディア１５に記録されているファイルの再生を実行するための、再生装置２０の動作について説明する。

再生指示手段２２は、表示画面を見たユーザが行ったポインタＰでの点線の長方形ボタンのダブルクリックによる指示に従い、「プレイリストファイル＃１を利用して再生を開始する」旨の指示を制御手段２１に対して行う。

制御手段２１は、再生指示手段２２が行った指示に従い、同様の指示をファイル再生手段２３に対して行う。

ファイル再生手段２３は、制御手段２１が行った指示に従い、ＣＤ−ＲＷメディア１５に記録されているプレイリストファイル＃１の内容を読み出す。

制御手段２１は、読み出されたプレイリストファイル＃１の内容を解釈し、プレイリストファイル＃１を利用してＣＤ−ＲＷメディア１５に記録されているファイルの再生を実行する旨の指示をファイル再生手段２３に対して行う。

ファイル再生手段２３は、制御手段２１が行った指示に従い、ＣＤ−ＲＷメディア１５に記録されているデータファイルの内容を読み出す。

データファイル出力手段２４は、読み出されたデータファイルの内容を、ファイル形式から出力形式へのフォーマット変換を利用して出力する。

もちろん、このようなデータファイルの内容の読み出し、および読み出されたデータファイルの内容の出力は、プレイリストファイル＃１に記述されているデータファイルの再生順序に応じて行われていく。

以上においては、本実施の形態の記録再生システムの動作について詳細に説明した。

つぎに、本実施の形態の記録再生システムの奏する効果について説明する。

本実施の形態の記録再生システムは、データファイルの再生時において、ディレクトリ構造を解析することなく、あらかじめ作成しておいた複数のプレイリストファイルが階層的に記述されたメニュー定義ファイルを読み込むだけで、容易にプレイリストファイルの選択機能を実現する。

このため、本実施の形態の記録再生システムは、安価かつ操作性のよいデバイス構成によって、記録媒体の作成者の意図どおりの再生順序でデータファイルを再生することができる。

以上においては、実施の形態１について詳細に説明を行った。

（１）なお、本発明のプレイリストファイルは、上述した実施の形態においては、プレイリストファイル群１７が有するプレイリストファイル＃１、＃２、＃３、…であった。

しかし、これに限らず、要するに、本発明のプレイリストファイルは、所定のデータを格納する複数個のデータファイルの再生順序を記述するファイルであればよい。

（２）また、本発明のプレイリストファイルメニューファイルは、上述した実施の形態においては、メニュー定義ファイル１６であった。

しかし、これに限らず、要するに、本発明のプレイリストファイルメニューファイルは、複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューを格納するための、記録媒体に保持されるファイルであればよい。

（３）また、本発明の記録媒体は、上述した実施の形態においては、ＣＤ−ＲＷメディア１５であった。

しかし、これに限らず、本発明の記録媒体は、ＣＤ−Ｒ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｋ−Ｒｅｃｏｒｄａｂｌｅ）メディアやＤＶＤ−Ｒ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｋ−Ｒｅｃｏｒｄａｂｌｅ）メディアなどのリムーバブルメディアであってもよいし、記録装置や再生装置に内蔵されるＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）などの内蔵記憶装置であってもよい。

要するに、本発明の記録媒体は、所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体であって、複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューが格納されるプレイリストファイルメニューファイルをさらに保持する手段であればよい。

（４）また、本発明のプレイリストファイルメニュー格納手段は、上述した実施の形態においては、ファイル記録手段１４、メニュー定義ファイル作成手段３３を含む手段であった。

しかし、これに限らず、要するに、本発明のプレイリストファイルメニュー格納手段は、複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューを、記録媒体に保持されるプレイリストファイルメニューファイルに格納する手段であればよい。

（５）また、本発明のプレイリストファイルメニュー表示手段は、上述した実施の形態においては、制御手段２１、ファイル再生手段２３、データファイル出力手段２４を含む手段であった。

しかし、これに限らず、要するに、本発明のプレイリストファイルメニュー表示手段は、格納されたプレイリストファイルメニューの全部または一部に関するプレイリストファイルメニュー情報を、外部に対して表示する手段であればよい。

（６）また、本発明のプレイリストファイル選択手段は、上述した実施の形態においては、制御手段２１、再生指示手段２２、ファイル再生手段２３、データファイル出力手段２４を含む手段であった。

しかし、これに限らず、要するに、本発明のプレイリストファイル選択手段は、所定のプレイリストファイルを、外部からの指示に応じて選択する手段であればよい。

（７）また、本発明のデータ再生手段は、上述した実施の形態においては、制御手段２１、ファイル再生手段２３、データファイル出力手段２４を含む手段であった。

しかし、これに限らず、要するに、本発明のデータ再生手段は、複数個のデータファイルがそれぞれ格納する所定のデータを、選択されたプレイリストファイルに基づき再生順序を利用して再生する手段であればよい。

（８）また、本発明のプレイリストファイルメニュー表示手段は、上述した実施の形態においては、サムネール用静止画像の状態の、非選択状態からドロップシャドウをともなう選択状態への変化を利用して、表示を行った。

しかし、これに限らず、本発明のプレイリストファイルメニュー表示手段は、非選択状態用／選択状態用の全く異なる二種類のサムネール用静止画像ファイルを利用して、表示を行ってもよい。

要するに、本発明のプレイリストファイルメニュー表示手段は、プレイリストファイル選択手段が所定のプレイリストファイルを選択する状態に応じて変化するサムネール用画像を利用して、プレイリストファイルメニュー情報を表示してもよい。

（９）また、本発明のプレイリストファイルメニュー表示手段は、上述した実施の形態においては、メニュー定義ファイル１６に格納されたテキストファイルとの対応付けを行うためのテキストファイル識別情報を利用して、プレイリストファイルの内容に関する説明の表示を行った。

しかし、これに限らず、本発明のプレイリストファイルメニュー表示手段は、メニュー定義ファイル１６に格納されたテキスト文字色および／またはテキスト背景画像などに関するテキスト表示データファイルとの対応付けを行うためのテキスト表示データファイル識別情報をさらに利用して、プレイリストファイルの内容に関する説明の表示を行ってもよい。

要するに、本発明のプレイリストファイルメニュー表示手段は、プレイリストの全部または一部に関する所定のテキストデータを利用して、プレイリストファイルメニュー情報を表示してもよい。

尚、本発明のプログラムは、上述した本発明の記録再生システム、記録装置、再生装置の全部又は一部の手段（又は、装置、素子等）の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。

又、本発明のプログラムは、上述した本発明の記録再生方法、記録方法、再生方法の全部又は一部のステップ（又は、工程、動作、作用等）の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。

又、本発明の記録媒体は、上述した本発明の記録再生システム、記録装置、再生装置の全部又は一部の手段（又は、装置、素子等）の全部又は一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する記録媒体である。

又、本発明の記録媒体は、上述した本発明の記録再生方法、記録方法、再生方法の全部又は一部のステップ（又は、工程、動作、作用等）の全部又は一部の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記動作を実行する記録媒体である。

又、本発明の記録媒体は、上述した本発明の記録再生システム、記録装置、再生装置、記録再生方法、記録方法、再生方法の全部又は一部の手段（又は、装置、素子等）やステップ（又は、工程、動作、作用等）で、コンピュータと協働して利用されるデータ構造を担持した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記データ構造が前記コンピュータと協動して利用される記録媒体である。

尚、本発明の上記「一部の手段（又は、装置、素子等）」とは、それらの複数の手段の内の、一つ又は幾つかの手段を意味し、本発明の上記「一部のステップ（又は、工程、動作、作用等）」とは、それらの複数のステップの内の、一つ又は幾つかのステップを意味する。

又、本発明の上記「手段（又は、装置、素子等）の機能」とは、前記手段の全部又は一部の機能を意味し、本発明の上記「ステップ（又は、工程、動作、作用等）の動作」とは、前記ステップの全部又は一部の動作を意味する。

又、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。

又、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。

又、本発明のデータ構造としては、データベース、データフォーマット、データテーブル、データリスト、データの種類などを含む。

又、記録媒体としては、ＲＯＭ等が含まれ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等が含まれる。

又、上述した本発明のコンピュータは、ＣＰＵ等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、ＯＳ、更に周辺機器を含むものであっても良い。

尚、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。

以上述べたところから明らかなように、本発明は、複数のプレイリストファイルがＣＤ−Ｒなどの記録媒体に記録されている場合にも、これらのプレイリストファイルを効率よく管理することができるという長所を有する。

本発明の実施の形態１の記録再生システムのブロック図である。 本発明の実施の形態１のプレイリストファイル群１７のデータ格納フォーマットの説明図である。 本発明の実施の形態１のメニュー定義ファイル１６のデータ格納フォーマットの説明図である。 本発明の実施の形態１の表示画面（その１）の説明図である。 本発明の実施の形態１の表示画面（その２）の説明図である。 本発明の実施の形態１の表示画面（その３）の説明図である。 本発明の実施の形態１の表示画面（その４）の説明図である。

符号の説明

１０ 記録装置
１１ 書込みファイル管理手段
１２ 内部記憶手段
１３ データファイル群
１４ ファイル記録手段
１５ ＣＤ−ＲＷメディア
１６ メニュー定義ファイル
１７ プレイリストファイル群
２０ 再生装置
２１ 制御手段
２２ 再生指示手段（リモコン）
２３ ファイル再生手段
２４ データファイル出力手段
３１ 書き込みファイル選択手段
３２ プレイリストファイル作成手段
３３ メニュー定義ファイル作成手段
50 ヘッダ部
51 再生順序記述部
70 ヘッダ部
71 メニュー定義部

Claims (18)

1. 所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、前記複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体と、
   前記複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューを、前記記録媒体に保持されるプレイリストファイルメニューファイルに格納するプレイリストファイルメニュー格納手段と、
   前記格納されたプレイリストファイルメニューの全部または一部に関するプレイリストファイルメニュー情報を、外部に対して表示するプレイリストファイルメニュー表示手段と、
   前記所定のプレイリストファイルを、外部からの指示に応じて選択するプレイリストファイル選択手段と、
   前記複数個のデータファイルがそれぞれ格納する所定のデータを、前記選択されたプレイリストファイルに基づき前記再生順序を利用して再生するデータ再生手段とを備えた記録再生システム。
2. 前記プレイリストファイルメニュー表示手段は、前記データ再生手段が再生することができる前記所定のデータの種類を考慮して、前記プレイリストファイルメニュー情報を表示する請求項１記載の記録再生システム。
3. 前記プレイリストファイルメニュー表示手段は、前記プレイリストファイル選択手段が前記所定のプレイリストファイルを選択する状態に応じて変化するサムネール用画像を利用して、前記プレイリストファイルメニュー情報を表示する請求項１記載の記録再生システム。
4. 前記プレイリストファイルメニュー表示手段は、前記プレイリストの全部または一部に関する所定のテキストデータを利用して、前記プレイリストファイルメニュー情報を表示する請求項１記載の記録再生システム。
5. 所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、前記複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体に保持されるプレイリストファイルメニューファイルに、前記複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューを格納するプレイリストファイルメニュー格納手段を備えた記録装置。
6. 前記格納されたプレイリストファイルメニューの全部または一部に関するプレイリストファイルメニュー情報は、外部に対して表示され、
   前記所定のプレイリストファイルは、外部からの指示に応じて選択され、
   前記複数個のデータファイルがそれぞれ格納する所定のデータは、前記選択されたプレイリストファイルに基づき前記再生順序を利用して再生される請求項５記載の記録装置。
7. 所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、前記複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体に保持されるプレイリストファイルメニューファイルに格納された、前記複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューの全部または一部に関するプレイリストファイルメニュー情報を、外部に対して表示するプレイリストファイルメニュー表示手段と、
   前記所定のプレイリストファイルを、外部からの指示に応じて選択するプレイリストファイル選択手段と、
   前記複数個のデータファイルがそれぞれ格納する所定のデータを、前記選択されたプレイリストファイルに基づき前記再生順序を利用して再生するデータ再生手段とを備えた再生装置。
8. 所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、前記複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体であって、
   前記複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューが格納されるプレイリストファイルメニューファイルをさらに保持する記録媒体。
9. 前記格納されたプレイリストファイルメニューの全部または一部に関するプレイリストファイルメニュー情報は、外部に対して表示され、
   前記所定のプレイリストファイルは、外部からの指示に応じて選択され、
   前記複数個のデータファイルがそれぞれ格納する所定のデータは、前記選択されたプレイリストファイルに基づき前記再生順序を利用して再生される請求項８記載の記録媒体。
10. 所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、前記複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体に保持されるプレイリストファイルメニューファイルに、前記複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューを格納するプレイリストファイルメニュー格納ステップと、
    前記格納されたプレイリストファイルメニューの全部または一部に関するプレイリストファイルメニュー情報を、外部に対して表示するプレイリストファイルメニュー表示ステップと、
    前記所定のプレイリストファイルを、外部からの指示に応じて選択するプレイリストファイル選択ステップと、
    前記複数個のデータファイルがそれぞれ格納する所定のデータを、前記選択されたプレイリストファイルに基づき前記再生順序を利用して再生するデータ再生ステップとを備えた記録再生方法。
11. 所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、前記複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体に保持されるプレイリストファイルメニューファイルに、前記複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューを格納するプレイリストファイルメニュー格納ステップを備えた記録方法。
12. 所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、前記複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体に保持されるプレイリストファイルメニューファイルに格納された、前記複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューの全部または一部に関するプレイリストファイルメニュー情報を、外部に対して表示するプレイリストファイルメニュー表示ステップと、
    前記所定のプレイリストファイルを、外部からの指示に応じて選択するプレイリストファイル選択ステップと、
    前記複数個のデータファイルがそれぞれ格納する所定のデータを、前記選択されたプレイリストファイルに基づき前記再生順序を利用して再生するデータ再生ステップとを備えた再生方法。
13. 請求項１０記載の記録再生方法の、所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、前記複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体に保持されるプレイリストファイルメニューファイルに、前記複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューを格納するプレイリストファイルメニュー格納ステップと、前記格納されたプレイリストファイルメニューの全部または一部に関するプレイリストファイルメニュー情報を、外部に対して表示するプレイリストファイルメニュー表示ステップと、前記所定のプレイリストファイルを、外部からの指示に応じて選択するプレイリストファイル選択ステップと、
    前記複数個のデータファイルがそれぞれ格納する所定のデータを、前記選択されたプレイリストファイルに基づき前記再生順序を利用して再生するデータ再生ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
14. 請求項１１記載の記録方法の、所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、前記複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体に保持されるプレイリストファイルメニューファイルに、前記複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューを格納するプレイリストファイルメニュー格納ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
15. 請求項１２記載の再生方法の、所定のデータを格納するデータファイルを複数個保持するとともに、前記複数個のデータファイルの再生順序を記述するプレイリストを格納するプレイリストファイルを複数個保持する記録媒体に保持されるプレイリストファイルメニューファイルに格納された、前記複数個のプレイリストファイルの内から所定のプレイリストファイルを選択するための情報であるプレイリストファイルメニューの全部または一部に関するプレイリストファイルメニュー情報を、外部に対して表示するプレイリストファイルメニュー表示ステップと、前記所定のプレイリストファイルを、外部からの指示に応じて選択するプレイリストファイル選択ステップと、前記複数個のデータファイルがそれぞれ格納する所定のデータを、前記選択されたプレイリストファイルに基づき前記再生順序を利用して再生するデータ再生ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
16. 請求項１３記載のプログラムを担持した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体。
17. 請求項１４記載のプログラムを担持した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体。
18. 請求項１５記載のプログラムを担持した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体。

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