JP2006508089A - 化学化合物 - Google Patents

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Abstract

防かび活性化学式(I)の化合物:
【化1】
Figure 2006508089

(上記においてXは(X1)、(X2)または(X3)であり、
【化2】
Figure 2006508089

Hetは1つから3つのヘテロ原子を含む5-または6-員複素環であり、それぞれ独立に酸素、窒素および硫黄から選択され、但しその環は1,2,3-チアゾールではなく、R4、R5およびR6の基で置換されており、R1とR2はそれぞれ独立に水素、ハロまたはメチルであり、R3は任意的に置換されたC2-12アルキル、任意的に置換されたC2-12アルケニル、任意的に置換されたC2-12アルケキル、任意的に置換されたC3-12シクロアルキル、任意的に置換されたフェニルまたは任意的に置換されたヘテロシクリルであり、R4、R5およびR6はそれぞれ独立に、水素、ハロ、シアノ、ニトロ、C1-4アルキル、C1-4ハロアルキル、C1-4アルコキシ(C1-4)アルキレンおよびC1-4ハロアルコキシ(C1-4)アルキレンから選択され、但し、少なくとも、R4、R5およびR6のうちの1つは水素ではなく、R7およびR8はそれぞれ独立に、水素、ハロゲン、C1-4アルキルまたはC1-4ハロアルキルである。)本発明はまた、これらのかの化合物の調製、その中間体の調製、活性成分として1以上の新規な化合物を含んで成る農薬組成物、および農業または園芸における、病原性微生物、好ましくは真菌類による植物の蔓延の制御または防止のための、その活性成分または組成物の使用に関する。

Description

本発明は、殺微生物活性、特に殺菌活性を有する新規なオルト-シクロプロピル-チエニル-カルボキサミドに関する。本発明はまた、これらの化合物の調製、これらの化合物の調製に使用される中間体、中間体の調製、活性成分として1以上のその新規な化合物を含んで成る農薬組成物、および農業または園芸における、病原性微生物、好ましくは真菌類による植物の蔓延の制御または防止のための活性成分または組成物の使用に関する。
殺菌性複素環芳香族アミド類はWO01/05769A2において開示されている。
本発明は化学式(I)の化合物を供する。
Figure 2006508089
式中Xは(X1)、(X2)または(X3)である;
Figure 2006508089
Hetは1つから3つのヘテロ原子を含む5-または6-員複素環であり、それぞれ独立に酸素、窒素および硫黄から選択され、但しその環は1,2,3-トリアゾールではなく、R4、R5およびR6の基で置換されており、R1とR2はそれぞれ独立に水素、ハロまたはメチルであり、R3は任意的に置換されたC2-12アルキル、任意的に置換されたC2-12アルケニル、任意的に置換されたC2-12アルキニル、任意的に置換されたC3-12シクロアルキル、任意的に置換されたフェニルまたは任意的に置換されたヘテロシクリルであり、R4、R5およびR6はそれぞれ独立に、水素、ハロ、シアノ、ニトロ、C1-4アルキル、C1-4ハロアルキル、C1-4アルコキシ(C1-4)アルキレンおよびC1-4ハロアルコキシ(C1-4)アルキレンから選択され、但しR4、R5およびR6のうちの少なくとも1つは水素ではなく、R7およびR8はそれぞれ独立に、水素、ハロゲン、C1-4アルキルまたはC1-4ハロアルキルである。
他の定義において本発明は化学式(I*)の化合物を供する。:
Figure 2006508089
式中、Hetは1つから3つのヘテロ原子を含む5-または6-員複素環であり、それぞれ独立に酸素、窒素および硫黄から選択され、その環は1,2,3-トリアゾールではなく、R4、R5およびR6の基で置換されており、AはR7およびR8の基により置換されたチエニル環(すべての可能なチエニル異性体から選択される)であり、R1とR2はそれぞれ独立に水素、ハロまたはメチルであり、R3は任意的に置換されたC2-12アルキル、任意的に置換されたC2-12アルケニル、任意的に置換されたC2-12アルキニル、任意的に置換されたC3-12シクロアルキル、任意的に置換されたフェニルまたは任意的に置換されたヘテロシクリルであり、R4、R5およびR6はそれぞれ独立に、水素、ハロ、シアノ、ニトロ、C1-4アルキル、C1-4ハロアルキル、C1-4アルコキシ(C1-4)アルキレンおよびC1-4ハロアルコキシ(C1-4)アルキレンから選択され、但し、少なくとも、R4、R5およびR6のうちの1つは水素ではなく、R7およびR8はそれぞれ独立に、水素、ハロゲン、C1-4アルキルまたはC1-4ハロアルキルである。
ハロはフルオロ、クロロまたはブロモである。
各アルキル部は直鎖または分岐鎖であり、例えば、メチル、エチル、n-プロピル、n-ブチル、n-ペンチル、n-へキシル、iso-プロピル、n-ブチル、sec-ブチル、iso-ブチル、tert-ブチルまたはneo-ペンチルである。同様に、各アルキレン部は直鎖または分岐鎖である。
存在している場合、アルキル部における任意的な各置換基は、独立にハロ、ヒドロキシ、シアノ、COOC1-4アルキル、ホルミル、ニトロ、C1-4アルコキシ、C1-4ハロアルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4ハロアルキルチオ、HC(OR’)=NおよびR’R’’NH=C(H)(式中、R’およびR’’はそれぞれ独立に水素またはC1-4アルキルである)から選択される。
アルケニルおよびアルキニル部は直鎖または分岐鎖の形態において存在してもよい。上記アルキニル部は適当な部分において(E)-または(Z)-立体配置のいずれかであってよい。例えば、ビニル、アリルおよびプロパルギルである。
存在している場合、アルケニルまたはアルキニルにおける任意的な各置換基は、独立に、アルキル部について上記した任意的な置換基から選択される。
シクロアルキルはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルを含む。
存在する場合、シクロアルキルにおける任意的な各置換基は、独立に、C1-3アルキル、およびアルキル部について上記した任意的な置換基から選択される。
ヘテロシクリルの語は、独立にO、SおよびNから選択された1以上(好ましくは1つまたは2つ)のへテロ原子を含む10以内の原子を包含している非-芳香族または芳香族環に関する。これらの環の例は1,3-ジオキオキソラニル、テトラヒドラフラニル、モルフォリニル、チエニルおよびフリルを含む。
存在する場合、フェニルまたはヘテロシクリルにおける任意的な各置換基は、独立に、C1-6アルキルおよびアルキル部について上記した任意的な置換基から選択される。存在する場合、フェニルにおいて4以下の任意的な置換基が存在し、それぞれ独立に選択される。
好ましくは、存在する場合、アルキル部における任意的な各置換基は、独立にハロ、ヒドロキシ、メトキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、シアノおよびニトロから選択される。
好ましくは、存在する場合、アルケニルまたはアルキニルにおける任意的な各置換基は、独立に、ハロおよびシアノから選択される。
好ましくは、存在する場合、シクロアルキルにおける任意的な各置換基は、独立に、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシおよびシアノから選択される。
好ましくは、存在する場合、フェニルまたはヘテロシクリル基における任意的な各置換基は、独立に、ハロ、ヒドロキシ、メトキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシおよびシアノから選択される。
好ましくは、Hetはピロリル、ピラゾリル、チアゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、チエニル、フリル、イソチアゾリルまたはイソキサゾリル(さらに好ましくは、ピロリル、ピラゾリルまたはチアゾリル)であり、それぞれR4、R5およびR6基により置換される。
好ましくは、R1およびR2は、独立に、水素またはフッ素である。
好ましくは、R3はC2-6アルキル、任意的に置換されたC3-8シクロアルキル、フェニル、チエニルまたはフリルである。
好ましくは、R4、R5およびR6は、独立に、水素、ハロゲン、C1-4アルキル、C1-4ハロアルキルおよびC1-4アルコキシ(C1-4)アルキレンから選択され、但し、R4、R5およびR6の少なくとも1つは水素ではない。さらに好ましくは、R4、R5およびR6は、独立に、水素、ハロゲン、メチル、C1-2ハロアルキルおよびメトキシメチレンから選択され、但し、R4、R5およびR6の少なくとも1つは水素ではない。
好ましくは、R7およびR8は、独立に、水素、ハロゲンおよびメチルから選択される。
化学式(II)の化合物:
Figure 2006508089
(式中、XおよびR3は化学式(I)の化合物のために上記で定義されたものであり、そして、R1、R2、R7およびR8はそれぞれ、水素である)は新規であり且つ、化学式(I)の化合物の調製における中間体として利用できる。
このため、もう1つの観点として、本発明は化学式(II)の化合物を供する。式中、XおよびR3は化学式(I)の化合物のために上記で定義されたものであり、そしてR1、R2、R7およびR8はそれぞれ、水素である。
もう1つの定義において、本発明は化学式(II*)の化合物を供する。:
Figure 2006508089
式中、Aは未置換のチエニル環(すべての可能なチエニル異性体から選択される)であり、そしてR3は化学式(I)の化合物のために定義された上記のものとする。
化学式(I)、(II)、(I*)および(II*)は異なる幾何もしくは光学異性体として、または異なる互変異性形態において存在してもよい。これらの化学式として、本発明はすべてのそのような異性体および互変異性形態ならびにあらゆる比率でのそれらの複合体、並びにその同位体、例えば重水素化化合物を網羅する。
以下の表1から18における化合物は本発明の化合物を示す。
表Vは表1(Vが1のとき)、表2(Vが2のとき)および表3(Vが3のとき)を表す。
表Wは表4(Wが4のとき)、表5(Wが5のとき)、表6(Wが6のとき)、表7(Wが7のとき)、表8(Wが8のとき)および表9(Wが9のとき)を表す。
表Xは表10(Xが10のとき)、表11(Xが11のとき)および表12(Xが12のとき)を表す。
表Yは表13(Yが13のとき)、表14(Yが14のとき)および表15(Yが15のとき)を表す。
表Zは表16(Zが16のとき)、表17(Zが17のとき)および表18(Zが18のとき)を表す。
Figure 2006508089
Figure 2006508089
Figure 2006508089
Figure 2006508089
Figure 2006508089
Figure 2006508089
Figure 2006508089
Figure 2006508089
Figure 2006508089
Figure 2006508089
表1は化学式(IIa)の24の化合物を供する。
Figure 2006508089
式中、R3は表1において定義された通りである。
表2は化学式(IIb)の24の化合物を供する。
Figure 2006508089
式中、R3は表2において定義された通りである。
表3は化学式(IIc)の24の化合物を供する。
Figure 2006508089
式中、R3は表3において定義された通りである。
表4は化学式(Ia)の79の化合物を供する。
Figure 2006508089
式中、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は表4において定義された通りである。
表5は化学式(Ib)の79の化合物を供する。
Figure 2006508089
式中、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は表5において定義された通りである。
表6は化学式(Ic)の79の化合物を供する。
Figure 2006508089
式中、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は表6において定義された通りである。
表7は化学式(Id)の79の化合物を供する。
Figure 2006508089
式中、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は表7において定義された通りである。
表8は化学式(Ie)の79の化合物を供する。
Figure 2006508089
式中、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は表8において定義された通りである。
表9は化学式(If)の79の化合物を供する。
Figure 2006508089
式中、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は表9において定義された通りである。
表10は化学式(Ig)の50の化合物を供する。
Figure 2006508089
式中、R1、R2、R3、R4およびR5は表10において定義された通りである。
表11は化学式(Ih)の50の化合物を供する。
Figure 2006508089
式中、R1、R2、R3、R4およびR5は表11において定義された通りである。
表12は化学式(Ii)の50の化合物を供する。
Figure 2006508089
式中、R1、R2、R3、R4およびR5は表12において定義された通りである。
表13は化学式(Ij)の54の化合物を供する。
Figure 2006508089
式中、R1、R2、R3およびR4は表13において定義された通りである。
表14は化学式(Ik)の54の化合物を供する。
Figure 2006508089
式中、R1、R2、R3およびR4は表14において定義された通りである。
表15は化学式(IL)の54の化合物を供する。
Figure 2006508089
式中、R1、R2、R3およびR4は表15において定義された通りである。
表16は化学式(Im)の45の化合物を供する。
Figure 2006508089
式中、R1、R2、R3およびR4は表16において定義された通りである。
表17は化学式(In)の45の化合物を供する。
Figure 2006508089
式中、R1、R2、R3およびR4は表17において定義された通りである。
表18は化学式(Io)の45の化合物を供する。
Figure 2006508089
式中、R1、R2、R3およびR4は表18において定義された通りである。
本明細書全体を通じて、温度は摂氏度で示している。;「NMR」は核磁気共鳴スペクトルを意味する。;MSはマススペクトルを表す。;そして、対応している濃度が他の単位において表示されないかぎり、「%」は重量パーセントである。
本明細書全体を通じて、以下の略語を使用する。
m.p.=融点 b.p.=沸点
s=単項 br=ブロード
d=二重項 dd=二重項の二重項
t=三重項 q=四重項
m=多重項 ppm=100万分率
表19は、表1から18の化合物のための、選択された融点および選択されたNMRデータを示し、すべて溶媒としてCDCl3を伴う(他に定めない限り;仮に溶媒の混合体が存在する場合、これは、例えば(CDCl3/d6-DMSO)のように表示する)(すべてのケースにおいては、すべての特徴づけるデータを掲載していない)を示す。
他に定めない限り、そのデータは各化合物のシス/トランス混合物に関する。;「c」の文字で終わる化合物番号はそのシス-異性体のみに関し、「t」の文字で終わる化合物番号はそのトランス-異性体のみに関する。
Figure 2006508089
Figure 2006508089
Figure 2006508089
化学式(I)に従う化合物は以下の反応スキームに従い、調製することができる。
スキーム1
化学式(IIa)の化合物[式中、R3は化学式(I)の化合物のために上記において定義された通りである]は、溶媒(例えば、水またはエタノール)中のNaOHまたはKOHの存在下において、そして通常、還流条件下で、3-ブロモ-2-ホルミルチオフェンと化学式CH3C(O)R3[式中、R3は化学式(I)の化合物のために上記において定義された通りである]のケトンの交差アルドール縮合、または他に標準条件下(例えば:DMSO、20℃-100℃)における3-ブロモ-2-ホルミルチオフェンと適当なウィッティッヒ(Wittig)試薬との反応により開始する反応系により調製できる。結果として生じた化学式(III a)のα、β-不飽和ケトン[式中、R3は化学式(I)の化合物のために上記において定義された通りである]:
Figure 2006508089
は化学式(IVa)の化合物[式中、R3は化学式(I)の化合物のために上記において定義された通りである]:
Figure 2006508089
へと、最初に還流条件下においてエタノール中でヒドラジン水和物と反応させ、それからKOHの存在下で熱する(150から250℃の範囲)(溶媒を蒸留して除く)ことにより転換することができる。30℃から還流温度までの温度で、溶媒[例えば、ベンゼン、トルエンまたはジオキサン]における強塩基[例えば、Na-テルト-ブトキシド]および配位化合物[例えば、ラセミック2,2’-ビス(ジフェニルフォスフィノ)-1,1-ビナフチル(BINAP)]の存在下において、化学式(IVa)の化合物とベンゾフェノンイミンのPd-触媒反応[触媒として、トリス-ジベンジリデンアセトンジパラジウム(Pd2(dba)3)]の後、化学式(Va)のイミンが得られる[式中、R3は化学式(I)の化合物のために上記において定義された通りである]:
Figure 2006508089
塩基[好ましくは、酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムまたはトリエチルアミン]の存在下において、好ましくは、溶媒[例えば、MeOH、EtOHまたはTHF]中で、そして、好ましくは、20℃から還流温度で、化学式(Va)の化合物とヒドロキシルアミン塩酸塩とのアミノ酸転移反応、または、化学式(Va)の化合物の酸[好ましくは、HCl(好ましくは、0.1-12N)または硫酸(好ましくは、0.1%-98%)]による加水分解反応のいずれかの後、化学式(IIa)の化合物のシス/トランス-混合物が得られ、それはさらに、蒸留またはフラッシュクロマトフラフィーにより精製することができる。
化学式(IIb)および(IIc)の2つの他の可能なアミノチオフェン異性体のいずれかの合成は、開始材料として適当なブロモホルミルチオフェンを使用する上述した方法を使用することにより、行うことができる。
このため、さらなる観点として、本発明は化学式(V)の化合物から、
Figure 2006508089
(式中、XおよびR3は化学式(I)の化合物のために上記において定義されたものであり、そして、R1、R2、R7およびR8はそれぞれ水素である)、塩基の存在下における化学式(V)の化合物とヒドロキシアミン塩酸塩とのアミノ酸転移反応または化学式(V)の化合物と酸との加水分解反応のいずれかを含んで成る、化学式(II)の化合物の調製方法を供する。
さらには、追加的な観点において、本発明は化学式(IV)の化合物から、
Figure 2006508089
(式中、XおよびR3は化学式(I)の化合物のために上記において定義されたものであり、R1、R2、R7およびR8はそれぞれ水素である)、溶媒[好ましくは、トルエン、ジオキサンまたはTHF]中、30℃から還流温度[好ましくは溶媒の還流温度]の間で、強塩基[好ましくは、ナトリウム-またはカリウム-tert-ブタノラート]および配位化合物[好ましくは、BINAP]の存在下における、化学式(IV)の化合物とベンゾフェノンイミンのトリス-ジベンジリデンアセトンジパラジウム-触媒反応を含んで成る化学式(V)の化合物の調製方法を供する。
スキーム2A
化学式(I)の化合物の合成は、溶媒[例えば、ジオキサンまたはトルエン]中、50℃から還流温度で、塩基[例えば、炭酸カリウム]の存在下において、脂肪族ジアミン[例えば、1,2-ジアミノ-シクロヘキサン]の存在下で、適当なo-シクロプロピル置換ブロモチオフェン前駆体とHetCONH2[式中、Hetは化学式(I)の化合物のために上記において定義された通りである]型のアミドとのCuI-触媒カップリング反応により行うことができる。
スキーム2B
化学式(I)の化合物はまた、塩基(例えば、トリエチルアミン、Hunig塩基、二炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ピリジンまたはキノリンであるが、好ましくはトリエチルアミン)の存在下および溶媒(例えば、ジエチルエーテル、TBME、THF、ジクロロメタン、クロロホルム、DMFまたはNMP)中で、0℃から還流温度(好ましくは、20から25℃)で10分から48時間(好ましくは、12から24時間)での化学式Het-C(=O)-R*[式中、R*はハロゲン、ヒドロキシまたはC1-6アルコキシであるが、好ましくは塩素であり、;そしてHetは化学式(I)の化合物のために上記において定義された通りである]の化合物と上記において調製される化学式(IIa)、(IIb)または(IIc)の化合物との反応により調製できる。R*がヒドロキシである場合、これはカップリング試薬[例えば、ベンゾトリアゾール-1イルオキシトリス(ジメチルアミノ)フォスフォニウムヘキサフルオロフォスフェート、ビス-(2-オキソ-3-オキサゾリジニル)-フォスフィン酸クロライド(BOP-Cl)、N-N’-ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)または1,1’-カルボニル-ジイミダゾール(CDI)]で行う。
シクロプロピル環における唯一の置換基がR3である化学式(IIa)、(IIb)または(IIc)の化合物の場合、スキーム2Bと似た反応を介して、R1およびR2の少なくとも1つが水素でない化学式(I)の化合物を調製するために、スキーム3において説明するような適当な前駆体を調製することが必要であることに注目すべきであろう。
スキーム3
o-シクロプロピル置換アミノチオフェン(式中、R1およびR2はそれぞれ、独立に、水素、ハロゲンまたはメチルであり(R1およびR2は両方とも水素ではない)、R7およびR8は化学式(I)の化合物のために上記において定義されたものである)の合成のための計画。本合成系のための開始材料は2-ニトロチオフェン-3-カルボキサルデヒドである。この2-ニトロチオフェンおよび関連化合物の合成は文献(例えば、Pharmazie 1966,51,386,J.Org.Chem.1989,54,5094,Tetr.Letters 1987,28,3021 または Chem. Scr.1980,15,20)において説明されている。
スキーム3A:
Figure 2006508089
スキーム3B:
Figure 2006508089
Figure 2006508089
Figure 2006508089
スキーム3C:
Figure 2006508089
スキーム3D:
Figure 2006508089
ステップ(b)の文献:J.Org.Chem.1991,56,6974またはJ.Amer.Chem.Soc.2001,123,139.
スキーム3E:
Figure 2006508089
ステップ(c)の文献:Synlett.1998,1,67およびBull.Chem.Soc Jpn.1977,50,1600.
スキーム3A-Eにおいて説明された合成法と類似して、対応する他の2つのチエニル異性体を、開始材料として3-ニトロチオフェン-2-カルボキサルデヒドの使用(例えば、J. Chem.Soc.Perkin trans1 1979,1337またはChem.Scr.1980,15,135.)または3-ニトロチオフェン-4-カルボキサルデヒドの使用(例えば、Chem.Scr.1972,2,245.)により調製できる。
驚いたことに、このたび、新規な化学式(I)の化合物が、実用的な目的のため、真菌類並びに細菌およびウィルスにより引き起こされる病気から植物を保護するための極めて有利な活性スペクトルを有することが発見された。
化学式(I)の化合物は農業的区画および植物有害生物を制御するための活性成分としての使用の関連した分野おいて使用できる。その新規な化合物は、適用率において優れた活性、植物により十分に寛容されること、および環境に対して安全であることにより、特徴づけられる。それらは、きわめて有用な治癒力、防止力および浸透性の特性を有し、そして、多数の栽培された植物の保護のために使用される。化学式(I)の化合物は有用な植物の様々な穀物の植物または植物の一部(果実、花、葉、茎、塊茎、根)に発生する有害生物を阻害し、または殺すために使用することができる。一方で、同時に、後から成長したこれらの植物の一部もまた、例えば、病原性微生物から保護することができる。
また、土壌で発生する病原性真菌類に対するのと同様に、真菌類の感染に対する保護のために、植物の繁殖物、特に種子(果実、塊茎、穀物)および植物収穫物(例えば、米)のトリートメントのためのドレッシング剤として使用できる。
さらに、本発明に従う化合物は関連する領域に、例えば、木材および木材関連技術生産物を含む技術的な材料の保護において、食料の貯蔵おいて、衛生管理等において、真菌類を制御するために使用することができる。
化学式(I)の化合物は、例えば、以下の病原性真菌類に対して有効である:
不完全菌類(Fungi inperfecti)(例えばボトリチス属(Botrytis)、ピリキュラリア属(Pyricularia)、ヘルミントスポリウム属(Helminthosporium)、フサリウム属(Fusarium)、セプトリア(Septoria)属、セルコスポラ属(Cercospora)およびアルテルナリア属(Alternaria))および担子菌類(Basidiomycetes)(例えば、リゾクトニア属(Rhizoctonia)、ヒミレイア属(Hemileia)、プッシニア属(Puccinia))。付け加えると、それらはまた子嚢菌類(Ascomycetes類)(例えばベンチュリア属(Venturia)およびエリシフェ属(Erysiphe)、ポドスファエラ属(Podosphaera)、モニリニア属(Monilinia)、ウルシヌラ属(Uncinula))および卵菌類(Oomycetes)(例えば、フィトフトラ属(Phytophtora)、ピチウム属(Pythium)、プラスモパラ属(Plasmopara))に対しても有効である。傑出している活性はうどん粉病(エリシフェ種(Erysiphe))に対して観察された。さらには、新規な化学式(I)の化合物は病原性細菌およびウィルス(例えば、キサントモナス種(Xanthomonas)、セウドモナス種(Pseudomonas)、エリウィニアアミルボラ(Erwinia amylvora)並びにタバコモザイクウィルス)に対して有効である。
本発明の範囲内において保護すべき対象作物は、一般に、以下の植物種を含んで成る:
穀草類(小麦、大麦、ライ麦、オート麦、米、トウモロコシ、モロコシ等);ビート(シュガービートおよびファダービート)ナシ状果、核果および軟果(リンゴ、ナシ、プラム、モモ、アーモンド、サクランボ、イチゴ、ラズベリー、およびブラックベリー);マメ科植物(豆、ヒラマメ、エンドウ、大豆);油植物(セイヨウアブラナ、マスタード、ケシ、オリーブ、ヒマワリ、ココナッツ、ヒマシ油植物、ココア豆、ピーナッツ);ウリ科(カボチャ、キュウリ、メロン);繊維植物(綿、亜麻、麻、ジュート);柑橘類(オレンジ、レモン、グレープフルーツ、マンダリン);野菜(ホウレンソウ、レタス、アスパラガス、キャベツ、ニンジン、タマネギ、トマト、ジャガイモ、パプリカ);クスノキ科(アボカド、シナモン、クスノキ)およびタバコ、ナッツ、コーヒー、サトウキビ、茶、コショウ、ブドウ、ホップ、バナナおよび天然ゴム植物、また観賞植物等の植物。
化学式(I)の化合物は修飾されていない形態で、または、好ましくは、製剤の当業者において慣習的なアジュバントとともに使用される。最後にそれらは公知の方法において、乳化できる濃縮物、塗ることが可能な練り粉、直接噴霧可能なまたは希釈できる溶液、希釈エマルション、濡らすことのできる粉末、可溶性の粉末、粉、顆粒、および、例えばポリマー物質によるカプセル化へと利便に調製される。上記組成物のタイプを伴う場合、適用方法(例えば、スプレー、霧状の散布、粉状にしてまくこと、コーティングまたは液体にして注ぐ)は意図する目的および優先する状況により選択される。組成物はまた、さらに肥料、微量栄養素ドナーまたは他の特別な効果を得るための製剤と同様、アジュバント、例えば安定剤、泡消し剤、粘着性調整剤、結合剤または粘着性剤を含む。
適当な担体およびアジュバント、例えば、天然または再生無機物、溶媒、分散剤、湿潤剤、粘着剤、増粘剤、結合剤または肥料は固体または液体であってよく、製剤技術において実質的に有意である。このような抗体は、例えばWO97/33890において説明されている。
化学式(I)の化合物は通常、組成物の形態において使用され、作物部分または保護すべき植物に同時に、またはさらなる化合物と連続して適用することができる。これらのさらなる化合物は、例えば、肥料、または微量栄養素ドナーまたは植物の成長に影響する他の調製剤であってよい。仮に更なる担体、界面活性剤または製剤の当業者にとって慣習的な適用促進アジュバントとともに所望するならば、それらはまた、殺虫剤、防カビ剤、殺菌剤、殺線虫剤、殺陸貝剤またはこれらのいくつかの調製剤の混合物と同様に除草剤として選択できる。
化学式(I)の化合物は他の防カビ剤と混合することができ、予期しない相乗的な活性におけるいくつかのケース、例えば、生物学的効果の相乗的な増強をもたらす。特に好ましい混合成分は、アゾール類、例えばアザコナゾール、BAY14120、ビテルタノール、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ディフェノコナゾール、ジニコナゾール、エポキシコナゾール、フェンブコナゾール、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルトリアホール、ヘキサコナゾール、イマザリル、イミベンコナゾール、イプコナゾール、メトコナゾール、ミクロブタニル、ペフラゾエート、ペンコナゾール、ピリフェノクス、プロクロラズ、プロピコナゾール、シメコナゾール、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリアジメホン、トリアジメノール、トリフルミゾール、トリチコナゾール;ピリミジニルカルビノール類、例えば、アンシミドール、フェナリモル、ヌアリモル;2-アミノ-ピリミジン類、例えばブピリメート、ジメチリモル、エチリモル;モルフォリン類、例えばドデモルフ、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、スピロキサミン、トリデモルフ;アニリノピリミジン類、例えばシプロジニル、メパニピリム、ピリメタニル;ピロール類、例えばフェンピクロニルおよびフルジオキソニル;フェニルアミド類、例えばベナラキシル、フララキシル、メタラキシル、R-メタラキシル、オフレース(ofurace)、オキサジキシル;ベンズイミダゾール類、例えばベノミル、カルベンダジム、デバカーブ、フベリダゾール、チアベンダゾール;ジカルボキシイミド類、例えばクロゾリネート、ジクロゾリン、イプロジオン、ミクロゾリン、プロシミドン、ビンクロゾリン;カルボキサミド類、例えばカルボキシン、フェンフラム、フルトラニル、メプロニル、オキシカルボキシン、チフルザミド;グアニジン類、例えばグアザチン、ドジン、イミノクタジン;ストロビルリン類、例えばアゾキシストロビン、クレソキム-メチル、メトミノストロビン、SSF-129、トリフロキシストロビン、ピコキシストロビン、BAS500F(提案名ピラクロストロビン)、BAS520;ジチオカルバメート類、例えばフェルバム、マンコゼブ、マネブ、メチラム、プロピネブ、チラム、ジネブ、ジラム;N-ハロメチルチオテトラヒドロフタリミド類、例えばカプタホル、カプタン、ジクロロフルアニド、フルオロミド、ホルペット、トリフルアニド;銅-化合物、例えばBordeaux混合物、水酸化銅、銅酸塩化物、硫酸銅、酸化第一銅、マンカッパー、酸化銅;ニトロフェノール-誘導体、例えばジノカップ、ニトロタルイソプロピル;有機-P-誘導体、例えばエジフェンフォス、イプロベンフォス、イソプロチオラン、フォスジフェン、ピラゾフォス、トルコフォス-メチル;他の様々なもの、例えばアシベンゾラル-S-メチル、アニラジン、ベンチアバリカルブ、ブラスチシジン-S、ボスカリド、チノメチオネート、クロロネブ、クロロタロニル、シフルフェナミド、シモキサニル、ジクロン、ジクロメジン、ジクロラン、ジエソフェンカルブ、ジメトモルフ、SYP-LI90(提案名フルモルフ)、ジチアノン、エタボキサム、エトリジアゾール、ファモキサドン、フェナミドン、フェンチン、フェリムゾン、フルアジナム、フルサルファミド、フェンヘキサミド、フォセチル-アルミニウム、ヒメキサゾール、イプロバリカルブ、IKF-916(シアゾファミド)、カスガミシン、メタスルホカルブ、メトラフェノン、ニコビフェン、ペンシクロン、フタリド、ポリオキシン、プロベナゾール、プロパモカルブ、ピロキロン、キノキシフェン、キントゼン、イオウ、トリアゾキシド、トリシクラゾール、トリホリン、バリダミシンまたはゾキサミド(RH7281)である。
化学式(I)の化合物、または1以上の上記組成物を含む農薬組成物の好ましい適用方法は、葉への適用である。適用の頻度および適用の割合は、対応する病原体による感染のリスクに依存するであろう。しかしながら、化学式(I)の化合物はまた、液体の製剤を植物の場所にドレッシングすることにより、または固形状、例えば、粒状の化合物を土壌に対して適用することにより(土壌適用)、土壌を介し、根を通って(体系的機能)浸透することができる。稲作において、このような顆粒を、水田に適用することができる。化学式(I)の化合物はまた、種子もしくは塊茎に防カビ剤を染み込ませることにより、または固形製剤でそれらをコートすることにより、種子に適用することができる(コーティング)。
製剤[化学式(I)の化合物を含む組成物のこと]および、仮に所望すれば、固体または液体のアジュバントは典型的なエキステンダー、例えば溶媒、固形担体、または任意的な界面活性化合物(界面活性剤)とよく混ぜ、および/またはすり潰すことにより公知の方法において調製される。
農薬製剤は通常、0.1から99重量%、好ましくは、0.1から95重量%の化学式(I)の化合物を、99.9から1重量%、好ましくは99.8から5重量%の固体または液体アジュバント、および0から25重量%、好ましくは0.1から25重量%の界面活性剤を含むであろう。
有利な適用の割合は、一般に5gから2kgの活性成分(a.i.)毎ヘクタール(ha)であり、好ましくは、10gから1kg a.i/haであり、もっとも好ましくは、20gから600g a.i/haである。種子のドレッシング剤として使用する場合は、利便な適用量は10mgから1gの活性物質毎種子のkgである。
濃縮物として商業的生産物を調剤することが好ましいが、エンドユーザーは一般的に希釈製剤を利用するであろう。
以下の制限のない実施例は上述した発明をさらに詳しく説明する。
本実施例は化合物1.10の調製を説明する。
スルホン化フラスコにおいて、0.37g(0.02mol)のNaH(55%)を50mlの純粋DMSOに加えた。80℃で90分間加熱した後、8.5g(0.02mol)のシクロプロピルカルボニルメチル-トリフェニルフォスフォニウムブロミドを加えた。生じた懸濁液を室温で45分間撹拌し、そして15mlのDMSO中の3.82g(0.02mol)の3-ブロモ-2-ホルミルチオフェン溶液を滴下した。生じた混合物を50℃で3時間熱した後、その混合物を300mlの氷水に注いだ。酢酸エチルで抽出し、Na2SO4で乾燥し、そしてウォータージェットバキューム中で溶媒を蒸留して取り除き、粗生成物を得た。蒸留により精製した。
収量:黄色の油として、4.45gのE-3-(3-ブロモチオフェン-2-イル)-1-シクロプロピルプロペノン(1Paにおいてb.p.95℃)。
スルホン化フラスコにおいて、25mlのエタノール中の4.23g(16mmol)のE-3-(3-ブロモチオフェニル-2-イル)-1-シクロプロピルプロペノンおよび1.2g(23.4mmol)のヒラジンヒドレートを還流温度で2時間加熱した。それから1.27g(19.2mmol)の粉末の水酸化カリウム(85%)を加え、そしてフラスコ中の過剰のヒドラジンおよび溶媒を蒸留して取り除いた。その残留混合物を185-190℃で1時間熱した。生じた樹脂を75mlの酢酸エチル中、約50℃で溶かした。水で洗浄した後、酢酸エチル層をNa2SO4で乾燥させ、ウォータージェットバキューム中で溶媒を蒸留して取り除き、粗生成物を得た。精製はシリカゲルによるフラッシュクロマトグラフィー(溶離剤:ヘキサン/酢酸エチル30:1)を使用して行った。収量:無色の油の形態における1.53gの2-ビシクロプロピル-2-イル-3-ブロモチオフェン(シス/トランス-混合物)。
1.37g(5.63mmol)の2-ビシクロプロピル-2-イル-3-ブロモチオフェン、1.22g(6.75mmol)のベンゾフェノンイミン、0.76g(7.88mmol)のナトリウムテルト-ブトキシド、0.0021g(0.022mmol)のトリス-ジベンジリデンアセトンジパラジウム(Pd2(dba)3)、0.039g(0.063mmol)のrac.-2,2’-ビス(ジフェニルフォスフィノ)-1,1-ビナフチル(BINAP)および40mlの純粋トルエンの混合物を窒素雰囲気下において還流温度で15時間加熱した。冷却後、反応混合物を200mlの酢酸アセチルで希釈し、そして有機層をブラインで数回洗浄した。有機層の乾燥(Na2SO4)および溶媒の蒸発後、粗生成物を得た。その未処理の原料をシリカゲルによるフラッシュクロマトグラフィー(溶離剤:ヘキサン/ジイソプロピルエーテル20:1)により精製した。
収量:黄色の油の形態における、1.85gのベンズヒドリリデン-(2-ビシクロプロピル-2-イル-チオフェン-3-イル)アミン。
スルホン化フラスコにおいて、0.61g(8.7mmol)のヒドロキシルアミン塩酸塩および0.95g(11.62mmol)の酢酸ナトリウムおよび40mlのメタノールを約30分間撹拌した。それから、10mlのメタノール中の1.66g(4.84mmol)のベンズヒドリリデン-2-ビシクロプロピル-2-イル-チオフェン-3-イルアミンを滴下した。室温で2時間撹拌し続けた。その反応混合物を300mlの氷水に注いだ。酢酸エチルでの抽出、有機層の乾燥(Na2SO4)および溶媒の蒸発により、未処理原料を得た。その粗生成物をシリカゲルによるフラッシュクロマトグラフィー(溶離剤:ヘキサン/ジイソプロピルエーテル2:1)により精製した。収量:オレンジの油の形態における、0.78gの2-ビシクロプロピル-2-イルチオフェン-3-イルアミン(シス/トランス-混合体;比は約1:5.5)。そのトランス異性体は追加的なフラッシュ-クロマトグラフィ精製の後、純粋な形態において分離した。
本実施例は化合物4.34の調製を説明する。
0.210g(1.12mmol)の3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボン酸、0.185g(1.03mol)の2-ビシクロプロピル-2-イル-チオフェン-3-イルアミン、0.21g(2.05mmol)のトリエチルアミンおよび5mlの塩化メチレンから成る溶液に、0.3g(1.18mmol)のN,N-ビス(2-オキソ−オキサゾリジニル)フォスフィン酸クロライド(BOP-Cl)を0℃で加えた。それから、アイスバスをどかし、その混合物を室温で15時間撹拌した。それからその溶媒を除去し、その残留物を直接シリカゲルによるフラッシュクロマトグラフィー(溶離剤:ヘキサン/酢酸エチル3:2)により精製した。そのようにして得られた樹脂を冷ペンタン中で結晶化させ、純度97%のトランス異性体を生成した。収量:白色粉末形態として、0.21gの3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボン酸(2-ビシクロ-プロピル-2-イル-チオフェン-3-イル)アミド(97%の純度のトランス-異性体);m.b.:76-79℃。
化学式(I)の化合物のための調製例
化学式(I)の化合物の薬剤の調製のために実行している手順は、例えば、WO97/33890において、乳化可能な濃縮物、溶液、顆粒、粉末および濡らすことができる粉末として、説明されている。
生物学的実施例:防カビ剤の作用
実施例B-1:Puccinia recondita /小麦(小麦における褐さび病)に対する作用。
1週齢の小麦植物である品種Arinaをスプレー缶中の調製した試験化合物(0.02%の活性成分)で処理する。適用1日後、試料植物において、胞子懸濁液(1×105夏胞子/ml)をスプレーすることにより、小麦植物に接種する。20℃、95%r.h.での2日のインキュベーション後、植物を温室において20℃、60%r.h.で8日間保つ。胞子を接種してから10日後、病気の兆候を評価する。
表4-12の化合物は本試験において優れた活性を示す(蔓延<20%)。蔓延は4.23、4.24、4.33、4.34、4.77、4.78、5.23、5.33、5.76、10.12、10.20、および10.49の各化合物で、事実上完全に(0-5%蔓延)防がれる。
実施例B-2:Podosphaera leucotricha /リンゴ(リンゴにおけるうどん粉病)に対する作用。
5週齢のリンゴの苗木である品種McIntoshをスプレー缶中の調製した試験化合物(0.002%の活性成分)で処理する。適用1日後、試料植物の上方で、リンゴうどん粉病に感染させた植物を揺することにより、リンゴ植物に接種する。14/10時間(明/暗)の明るさ管理における、22℃、60%r.h.での12日のインキュベーション後、病気の兆候を評価する。
表4、5および10の化合物は本試験において優れた活性を示す。4.23、4.24、4.33、4.34、4.76、4.77、4.78、5.23、5.33、5.76、10.12、10.20、および10.49の各化合物は、強い有効性を示す(蔓延<20%)。
実施例B-3:Venturia inaequalis /リンゴ(リンゴにおける赤かび病)に対する作用。
4週齢のリンゴの苗木である品種McIntoshをスプレー缶中の調製した試験化合物(0.02%の活性成分)で処理する。適用1日後、試料植物において、胞子懸濁液(4×105胞子/ml)をスプレーすることにより、リンゴ植物に接種する。21℃、95%r.h.での4日のインキュベーション後、その植物を温室において21℃、60%r.h.で4日間おく。21℃、95%r.h.でのインキュベーションからさらに4日後、病気の兆候を評価する。
表4、5および10の化合物は本試験において優れた活性を示す。4.23、4.24、4.33、4.34、4.76、4.77、4.78、5.23、5.33、5.76、10.12、10.20、および10.49の各化合物は、強い有効性を示す(蔓延<20%)。
実施例B-4:Erysiphe graminis /大麦(大麦におけるうどん粉病)に対する作用。
1週齢の大麦植物である品種Expressをスプレー缶中の調製した試験化合物(0.02%活性成分)で処理する。適用1日後、試料植物において、うどん粉病に感染させた植物を揺することにより、大麦植物に接種する。温室中、20℃/18℃(昼/夜)および60%r.h.での6日のインキュベーション後、病気の兆候を評価する。
表4、5および10の化合物は本試験において優れた活性を示す。4.23、4.24、4.33、4.34、4.76、4.77、4.78、5.23、5.33、5.76、10.12、10.20、および10.49の各化合物は、強い有効性を示す(蔓延<20%)。
実施例B-5:Pyrenophora teres /大麦(大麦における網斑病)に対する作用。
1週齢の大麦植物である品種Expressをスプレー缶中の調製した試験化合物(0.002%の活性成分)で処理する。適用2日後、試料植物において胞子懸濁液(3×104胞子/ml)をスプレーすることにより、大麦植物に接種する。20℃、95%r.h.での2日のインキュベーション後、植物を温室において20℃、60%r.h.で2日間保つ。胞子を接種してから4日後、病気の兆候を評価する。
表4-18の化合物は本試験において優れた活性を示す。4.23、4.24、4.33、4.34、4.76、4.77、4.78、5.23、5.33、5.76、10.12、10.20、10.49、13.11、および13.53の各化合物は、強い有効性を示す(蔓延<20%)。
実施例B-6:Alternaria solani /トマト(トマトにおける夏疫病)に対する作用。
4週齢のトマト植物である品種Roter Gnomをスプレー缶中の調製した試験化合物(0.02%活性成分)で処理する。適用2日後、試料植物において、胞子懸濁液(2×105胞子/ml)をスプレーすることによりトマト植物に接種する。育成チャンバーにおける20℃、95%r.h.でのインキュベーションから3日後、病気の兆候を評価する。
4.33、4.34、4.76、4.77、4.78、5.33、5.76、10.20、10.49および13.53の各化合物は、強い有効性を示す(病気例<20%)。
実施例B-7:Uncinula necator /ブドウ(ブドウにおけるうどん粉病)に対する作用。
5週齢のブドウの苗木である品種Gutedelをスプレー缶中の調製した試験化合物(0.02%活性成分)で処理する。適用1日後、試料植物において、うどん粉病に感染させた植物を揺することにより、ブドウ植物に接種する。14/10時間(明/暗)の明かりの管理における、26℃、60%r.h.での7日のインキュベーション後、病気の兆候を評価する。
4.33、4.34、4.76、4.77、4.78、5.33、5.76、10.20、および13.53の各化合物は、強い有効性を示す(病気例<20%)。
実施例B-8:Septoria tritici /小麦(小麦における角斑病)に対する作用。
2週齢の小麦植物である品種Ribandをスプレー缶中の調製した試験化合物(0.02%活性成分)で処理する。適用1日後、試料植物において、試験植物に胞子懸濁液(10×105胞子/ml)をスプレーすることにより小麦植物に接種する。23℃、95%r.h.での1日のインキュベーション後、温室において、植物を23℃、60%r.h.に16日間保つ。インキュベーションから18日後、病気の兆候を評価する。
4.76、4.77、4.78、5.76および10.49の各化合物は、強い有効性を示す(病気例<20%)。

Claims (10)

  1. 化学式(I)の化合物:
    Figure 2006508089
    (式中、Xは(X1)、(X2)または(X3)であり、
    Figure 2006508089
    Hetは1つから3つのヘテロ原子を含む5-または6-員複素環であり、それぞれ独立に酸素、窒素および硫黄から選択され、但しその環は1,2,3-トリアゾールではなく、R4、R5およびR6の基で置換されており、R1とR2はそれぞれ独立に水素、ハロまたはメチルであり、R3は任意的に置換されたC2-12アルキル、任意的に置換されたC2-12アルケニル、任意的に置換されたC2-12アルキニル、任意的に置換されたC3-12シクロアルキル、任意的に置換されたフェニルまたは任意的に置換されたヘテロシクリルであり、R4、R5およびR6はそれぞれ独立に、水素、ハロ、シアノ、ニトロ、C1-4アルキル、C1-4ハロアルキル、C1-4アルコキシ(C1-4)アルキレンおよびC1-4ハロアルコキシ(C1-4)アルキレンから選択され、但しR4、R5およびR6のうちの少なくとも1つは水素ではなく、R7およびR8は、それぞれ独立に、水素、ハロゲン、C1-4アルキルまたはC1-4ハロアルキルである。)
  2. 式中、Hetがピロリル、ピラゾリル、チアゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、チエニル、フリル、イソチアゾリル、またはイソキサゾリルである、請求項1に記載の化学式(I)の化合物。
  3. 式中、R1およびR2が、独立に、水素またはフルオロである、請求項1または2に記載の化学式(I)の化合物。
  4. 式中、R3がC2-6アルキル、C2-6アルキル、任意的に置換されたC3-8シクロアルキル、フェニル、チエニルまたはフリルである請求項1、2または3に記載の化学式(I)の化合物。
  5. 式中、R4、R5およびR6が、独立に、水素、ハロゲン、C1-4アルキル、C1-4ハロアルキルおよびC1-4アルコキシ(C1-4)アルキレンから選択され、但し、R4、R5およびR6の少なくとも1つが水素ではない、請求項1、2、3または4に記載の化学式(I)の化合物。
  6. 化学式(II)の化合物:
    Figure 2006508089
    (式中、XおよびRは請求項1に定義されたものであり、R1、R2、R7およびR8はそれぞれ水素である。)
  7. 化学式(V)の化合物:
    Figure 2006508089
    (式中、X、R1、R2、R3、R7およびR8は、請求項6に定義されたものである)からの塩基の存在下における、化学式(V)の化合物と、ヒドロキシルアミン塩酸塩とのアミノ酸転移反応または化学式(V)の化合物と酸との加水分解反応のいずれかを含んで成る、請求項6に記載の化学式(II)の化合物の調製方法。
  8. 化学式(IV)の化合物:
    Figure 2006508089
    (式中、X、R1、R2、R3、R7およびR8は、請求項6に定義されたものである)からの30℃から還流温度の間で、溶媒中、強塩基および配位化合物の存在下で、化学式(IV)の化合物とベンゾフェノンイミンとのトリス-ジベンジリデンアセトンジパラジウム-触媒反応を含んで成る、請求項7に記載の化学式(V)の化合物の調製方法。
  9. 微生物の制御ならびに植物への攻撃または蔓延の防止のための組成物であって、上記において、活性成分が、適当な担体を伴う請求項1に記載の化学式(I)の化合物である組成物。
  10. 請求項1に記載の化学式(I)の化合物の、植物、その器官またはその場所への適用による、病原性微生物による栽培植物の蔓延の制御または防止の方法。
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