JP2006505639A - 粉末塗装組成物 - Google Patents

粉末塗装組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2006505639A
JP2006505639A JP2004548802A JP2004548802A JP2006505639A JP 2006505639 A JP2006505639 A JP 2006505639A JP 2004548802 A JP2004548802 A JP 2004548802A JP 2004548802 A JP2004548802 A JP 2004548802A JP 2006505639 A JP2006505639 A JP 2006505639A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
acrylate
acid
range
carboxylic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004548802A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006505639A5 (ja
Inventor
モエンス、ルク
クノープス、ネル
ムイルダー、マーク ファン
マーテンス、ダニエル
Original Assignee
サーフェース スペシャリティーズ、エス.エイ.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サーフェース スペシャリティーズ、エス.エイ. filed Critical サーフェース スペシャリティーズ、エス.エイ.
Publication of JP2006505639A publication Critical patent/JP2006505639A/ja
Publication of JP2006505639A5 publication Critical patent/JP2006505639A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/03Powdery paints
    • C09D5/032Powdery paints characterised by a special effect of the produced film, e.g. wrinkle, pearlescence, matt finish
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D167/00Coating compositions based on polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D167/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/0008Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
    • C08K5/0025Crosslinking or vulcanising agents; including accelerators
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L33/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L33/04Homopolymers or copolymers of esters
    • C08L33/06Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, which oxygen atoms are present only as part of the carboxyl radical
    • C08L33/062Copolymers with monomers not covered by C08L33/06
    • C08L33/068Copolymers with monomers not covered by C08L33/06 containing glycidyl groups
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31511Of epoxy ether

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

本発明は粉末化された熱硬化性の塗装組成物に関するものであって、グリシジル基を含むアクリルコポリマー、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー、カルボン酸基を含むポリエステルの共反応性混合物を含有し、高いTgを有する全ての3種の化合物、これに加えて、1〜3のこれらの化合物の低Tgの対応品、そして熱硬化の触媒を含有する。これらの熱硬化性粉末塗装は特に、感熱性の基質に塗装するため、そして減少した光沢を示す仕上がりを作るために設計されている。

Description

本発明は粉末熱硬化性の塗装組成物に関するものであって、グリシジル基を含むアクリルコポリマー、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー、カルボン酸基を含むポリエステル、そして熱硬化性触媒の共反応性の混合物を含有するものである。特に、これらの熱硬化性の粉末塗装材料は、従来の塗装物が硬化されるために必要とされる過度の熱/時間の条件には耐えることが出来ない、木材、ファイバーボード及びその他の材料のような、感熱性基板への塗装のために設計されているものである。従って、本発明の粉末塗装物は、実に優れた表面の様相、硬さ、そして耐侯性に加えて、低い〜中間の範囲の低光沢を示す仕上がりを作り出すのである。
ドライの、微粉の、自由に流動する、室温で固体物質の、粉末塗装材料は、近年において、液体の塗装材以上に人気を得てきている。これらの多くの長所にもかかわらず、熱硬化性の粉末塗装は、現今では一般に、少なくとも140℃の温度で硬化されている。この推奨された温度未満では、塗装物は不十分な物理的なそして化学的な特性と同様に、著しく劣る外観を呈する。この制限の結果として、粉末塗装は一般に、感熱性の基質の塗装には採用されていない。最近、感熱性の基質、例えば木材、ファイバーボード、そしてプラスチックに用いる粉末塗装材料を見出そうとする努力がかなり為されてきている。粉末塗装の重要な可能性は、一般に、台所や浴室で用いられているような、木製の、そしてファイバーボードのキャビネットの扉である。このような応用のための塗装材料は、これらの表面が激しく使用されるための極めて優れた耐久性を、そして仕上がり面を黄変化させる傾向を持つUV光に曝されるための耐侯性、この両者を有していなければならない。更に、美的目的のため、低いグロス(ASTMD523による5〜50の範囲における60°グロス)仕上げが高く望まれている。
感熱性基質に現在有用であり、そしてこれは低い光沢仕上げを提供している組成物は、一般にビスフェノールAエポキサイドを基本にしている。しかしながら、これらの組成物は、例えば、白色表面仕上げを有しているキッチンキャビネットのような、確かな応用に要求されているUV安定性を提供していない。長い時間、日光に曝すと、ビスフェノールAエポキシから作られた表面仕上げ物は、色あせてゆきあるいは黄変化してゆく。従って、本発明の目的は、低温硬化可能な粉末塗装を提供することにあり、応用及び硬化の面において、減少した光沢及び屋外曝露の耐性を示す平滑な仕上げを提供することにある。
グリシジル基を含むアクリルコポリマー、そしてカルボン酸基を含むアクリルコポリマー、そして/又はカルボン酸基を含むポリエステルを含有する粉末塗装組成物であって、そしてこれらは金属や感熱性の基質上への適用を意図され、そして高い光沢、そして減少された光沢のため、通常の又は低い温度で硬化される組成物は、すでに幾つかの特許(出願)に従属されている。
例えば、WO01/92367号は、10〜90重量%のカルボン酸基を含むアクリルコポリマー、そして90〜10重量%のポリエポキシ樹脂、及び触媒を含有する粉末塗装組成物を特許請求している。任意のタイプのポリエポキシ樹脂を、それ自体で、或いは他の結晶性又は非結晶性ポリエポキシ樹脂との混合で用いることが出来る。粉末塗装組成物は、感熱性の基質上に適用すべく意図され、高い硬度そしてコントロールできる光沢によって特徴づけられる仕上げを作る。まだどこにも明記され或いは説明されていない、カルボキシ官能性ポリエステルが、所望により柔軟材として処方に50%までの量で添加することが出来る。
EP504,732号は、カルボン酸基を含む化合物及び/又は樹脂、エポキシ基を含む化合物及び/又は樹脂、同様に低温硬化作用のための硬化触媒を含有する粉末塗装組成物を特許請求している。カルボン酸基を含む化合物は、カルボン酸基を含むポリエステル、又はカルボン酸基を含むアクリルコポリマーである。良好な溶剤抵抗性を示す高光沢塗装物は、160℃で15分間の焼付け時間の後に得られる。
US6,294,610号は、エポキシ樹脂、カルボン酸機能性ポリマー、そして特に触媒を含有する粉末塗装用のバインダー組成物を特許請求している。カルボン酸機能性ポリマーは、カルボン酸機能性ポリエステル、又はカルボン酸基を含むアクリルコポリマーであることが出来る。低温硬化の適用を考える場合、好ましくは200〜1000の間のエポキシ当量を有するエポキシ樹脂が、200〜2000の間の平均分子量重量を有するアクリルコポリマーである。プレートのメルトフローと150℃のゲル化時間が、本発明に従う触媒を含む粉末に対して、従来の触媒を含む粉末から得られた値と比較される。粉末は150℃〜175℃の範囲の温度で5分間硬化される。平滑な、低光沢仕上げは、セバシン酸のような、結晶性ポリカルボン酸を8重量%含有する化合物を含んでいるカルボン酸粉末から得られる。
US6,407,181号は、グリシジル基を含む成分、及びカルボン酸基を含む成分を含有する粉末塗装組成物を特許請求している。グリシジル基を含む成分は、250〜450のエポキシ当量を有する少なくとも1種のグリシジル基を含むアクリルコポリマーを含有し、所望により500〜800のエポキシ当量を有するグリシジル基を含むアクリルコポリマー、そして/又は結晶性の芳香族エポキシとの組み合わせを含有する。カルボン酸基を含む成分は、30〜60mgKOH/gの酸価を有するカルボン酸基を含むポリエステルであり、所望により結晶性のポリカルボン酸又は酸無水物、そして/又は100〜400mgKOH/gの酸価を有するカルボン酸基を含むアクリルコポリマーと組み合わされる。粉末は平滑な、耐侯性のある、減少した光沢の塗装を、感熱性の基質上に設ける。表1に再現した様に全ての実施例から、グリシジル基を含むアクリルコポリマー、酸基を含むポリエステル、そして所望によりカルボン酸基を含むアクリルコポリマーを含有する粉末塗装組成物は、オーブン中で350℃〜425℃の間の所定温度で5分間硬化される際、減少された光沢を、そして中位から重大なゆず肌を生ずる仕上げ塗装を全て示している。
JP57-205458は、バインダーとして、60〜96重量%の20〜200mgKOH/gの酸価を有するカルボン酸基を含むポリエステルと、5〜40重量%の300〜5000の数平均分子量を有するグリシジル基を含むアクリルコポリマー、そして1〜20重量%の10〜200mgKOH/gの酸価、及び300〜10000の数平均分子量を有するカルボン酸基を含むアクリルコポリマーの、共反応し得る混合物を含有する粉末ペイントを特許請求している。 “カルボン酸-エポキシ”の反応に対する触媒化合物が含まれていない粉末組成物は、例えば、180℃で20分のような、従来からの硬化サイクルの後に得られる平滑な高光沢仕上げを意図するものである。
上記引用の、これら全ての粉末塗装組成物は、いずれも従来の通常の硬化スケジュール又は低い硬化温度に対して開発されているもので、平滑の様相に加えて、良好な表面硬度、そして耐候性のような性能の組み合わせが望まれるような場合には、その欠点、又は制限が出現してくる。
驚くべきことに、カルボン酸基を含むポリエステル、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー、そしてグリシジル基を含むアクリルコポリマー、これに加えて適当量の触媒化合物の、特定の、修正可能の混合物を含有するバインダーから誘導された粉末塗装組成物が、適用されそして80〜150℃の温度で硬化されるとき、グリシジル基を含むアクリルコポリマー、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー、及びカルボン酸基を含むポリエステルの少なくとも1種が、低いガラス転移温度のポリマーであるという条件で、良好な溶剤耐性、硬度、そして耐候性を与え、非常に平滑な、減少した光沢の仕上げを可能とすることを見出したのである。
従って本発明は、熱硬化性の粉末塗装組成物に関するものであって、少なくとも1種の、低ガラス転移温度のポリマー(A´)、(B´)、そして(C´)が、組成物中に存在すると言う条件で、以下の共-反応性の配合物を含有するものである。
(i)+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有し、そして2000〜5000の範囲の数平均分子量を有するグリシジル基を含むアクリルコポリマー(A)、−50〜+40℃の範囲のガラス転移温度を有するグリシジル基を含むアクリルコポリマー(A’ )の間で選ばれた、5〜50重量%の少なくとも1種のグリシジル基を含むアクリルコポリマー、そしてこれらの混合物、
(ii)15〜100mgKOH/gの範囲の酸価を有し、そして+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有する、カルボン酸基を含むポリエステル(B)、15〜100mgKOH/gの範囲の酸価、そして−50〜+40℃のガラス転移温度を有するカルボン酸基を含むポリエステル(B´)の間で選ばれた、5〜90重量%の少なくとも1種のカルボン酸基を含むポリエステル、そしてこれらの混合物、
(iii)+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度、10〜90mgKOH/gの酸価、そして2000〜5000の範囲の数平均分子量を有する、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C)、−50〜+40℃の範囲のガラス転移温度、10〜90mgKOH/gの酸価を有するカルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C´)の間で選ばれた、5〜50重量%の少なくとも1種の、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー、そしてこれらの混合物;
(A)、(A´)、(B)、(B´)、(C)、及び(C´)の全ての成分について重量%で、算定される。
(iv)熱硬化性の触媒(D)
低い、又は減少された光沢によって、光沢はASTMD523に従って、角度60°で測定するよう意図され、50%以下である。
本発明におけるガラス転移温度は、ASTMD3418に従って、毎分20℃の熱勾配で、示差走査熱量計によって測定される。
本発明において、数平均分子量はゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって測定される。本発明に従う組成物中に用いられ、−50〜+40℃の範囲のガラス転移温度を有する、グリシジル基を含むアクリルコポリマー(A´)は、好ましくは10000〜20000の範囲の数平均分子量を持っている。
−50〜+40℃の範囲のガラス転移温度、10〜90mgKOH/gの酸価を有する、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C´)は、好ましくは10000〜20000の範囲の数平均分子量を持っている。
本発明に用いられる、グリシジル基を含むアクリルコポリマー(A)及び(A´)は、好ましくは1.0〜10.0のエポキシ当量を有し、更に好ましくはポリマーのエポキシ/グラムの1.5〜5.0のミリ-当量を有している。
本発明に従う組成物中に用いられる、グリシジル基を含むアクリルコポリマー(A)及び(A´)は、好ましくは1〜95モル%の少なくとも1種のグリシジル基を含む(メタ)アクリルモノマーから得られ、好ましくはグリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、メチルグリシジルメタクリレート、メチルグリシジルアクリレート、3,4-エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、1,2-エチレングリコールグリシジル-エーテル(メタ)アクリレート、1,3-プロピレングリコールグリシジル-エーテル(メタ)アクリレート、1,4-ブチレングリコールエーテル(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールエーテル(メタ)アクリレート、1,3-(2-エチル-2-ブチル)−プロパンジオールグリシジルエーテル(メタ)アクリレート、及びアクリルグリシジルエーテルから選ばれる。
グリシジル基を含むモノマーと共重合し得る他のモノマーは、5〜99の範囲のモルパーセントで用いられ、そして好ましくはメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert. ブチル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、n-ヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、1,4-ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート、メタクリル酸のエステル、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、スチレン、α-メチルスチレン、ビニルトルエン、(メタ)アクリロニトリル、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート、アクリルアミド、メタクリルアミド、メチロール(メタ)アクリルアミド、ビニルクロライド、エチレン、プロピレン、プロピレン、C4〜20オレフィン及びα-オレフィンから選ばれる。これらは、それら自身で又は、2種又はそれ以上を組み合わせて用いられる。
本発明のカルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C)、及び(C´)は、10〜90mgKOH/gの、そして好ましくは25〜70mgKOH/gの酸価を有している。
カルボン酸基を含むコポリマー(C)及び(C´)は、好ましくは1〜95モル%の少なくとも1種のカルボン酸基を含むモノマーから得られ、モノマーとしてはアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、シトラコン酸、不飽和ジカルボン酸のモノアルキルエステルから選ばれる。これらは、それら自身で、又は2種又はそれ以上の組み合わせで用いられる。
カルボン酸基を含むモノマーと共重合し得る他のモノマーは、5〜99の範囲のモルパーセントで用いられ、そして好ましくはメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert.-ブチル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、n-ヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、1.4−ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート、メタクリル酸のエステル、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、スチレン、α-メチルスチレン、ビニルトルエン、(メタ)アクリロニトリル、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート、アクリルアミド、メタクリルアミド、メチロール(メタ)アクリルアミド、ビニルクロライド、エチレン、プロピレン、C4〜20のオレフィン及びα-オレフィンから選ばれる。これらはそれ自身で、又は2種又はそれ以上の組み合わせで用いられる。
本発明の1つの態様に従って、グリシジル基を含むアクリルコポリマー(A)又はカルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C)は、いずれも単独で用いることが出来る。
本発明の他の態様に従って、高ガラス転移コポリマー(A)、各々の(C)、そして低ガラス転移アクリルコポリマー(A´)、それぞれの(C´)の配合物が用いられる。グリシジル基を含むアクリルコポリマー又はカルボン酸基を含むアクリルコポリマー、又はその両者が配合物として用いられるとき、好ましくは
− +45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有する、50〜95重量部のアクリルコポリマー(A)、それぞれの(C)、
− −50〜+40℃の範囲のガラス転移温度を有する、5〜50重量部のアクリルコポリマー(A´)、夫々の(C´)、から構成される。
当業者らに良く知られているように、高いTgは、モノマーを適当に選択することによって得ることが出来る。例えば、大部分のメタクリレートは高いTgを有するコポリマーを与え、然るにアクリレートの大部分は、低いTgのコポリマーを与える。両者のタイプの混合物は任意の望ましいTgを与える。
カルボン酸基を含むコポリマーと同様に、グリシジル基を含むアクリルコポリマーは、一般に塊重合であっても、エマルションの又は有機溶媒の溶液中の重合であってもいずれも、従来の重合技術によって作ることができる。溶媒の性質は、もし不活性でそして容易にモノマーを溶解し、そしてコポリマーが合成されるとすれば、その重要性は殆どない。適当な溶媒としては、トルエン、エチルアセテート、ブチルアセテート、キシレン、等が含まれる。モノマーは通常、フリーラジカルの重合開始剤(ベンゾイルパーオキシド、ジブチルパーオキシド、アゾ-ビス-イソブチロニトリル、及びこれらの類似物)の存在下、モノマーの0.1〜4.0重量%として表わされる量で共重合される。
分子量及びその分布の良好なコントロールを達成するために、好ましくは、n-ドデシルメルカプタン、t-ドデカンチオール、イソ-オクチルメルカプタンのようなメルカプタンタイプ、カーボンテトラブロマイド、ブロモトリクロロメタン、等のようなカーボンハライドタイプの連鎖移動剤を、また反応の過程中に添加することが出来る。連鎖移動剤は、共重合に用いられるモノマーの10重量%までの量で通常用いられる。
攪拌機、コンデンサー、不活性ガス(例えば窒素)の入り口と出口、定量ポンプ供給システムを設けた、円柱状二重壁の反応器が用いられ、グリシジル基を含むアクリルコポリマーを作成する。重合は通常の条件下で行われる。従って、重合が溶液中で実行される場合、例えば、有機溶剤が最初に反応器に導入され、次いで不活性ガス(窒素、二酸化炭素及びその他類似物)の雰囲気下で還流温度まで加熱し、必要とされるモノマー、フリーラジカル重合開始剤そして必要に応じ連鎖移動剤の均一混合物を、その後、徐々に数時間をかけて溶剤に添加する。反応混合物を、その後一定時間、攪拌しつつ示された温度で保持する。その後、溶剤を得られたコポリマーから真空中で除去する。
本発明のカルボキシ官能ポリエステルは、15〜100mgKOH/gそして好ましくは30〜70mgKOH/gの酸価を有している。
本発明の1つの態様に従って、カルボキシ官能ポリエステル(B)は、単独で用いられる。発明の他の態様に従って、カルボキシ官能ポリエステル(B)は、低いTgのポリエステル(B´)と組み合わされて用いられる。カルボキシ官能ポリエステル(B)は、好ましくは非晶質のポリエステルである。カルボキシ官能ポリエステル(B´)は、好ましくは半晶質のポリエステルである。ブレンドして用いる場合、非晶質のポリエステル(B)と半晶質のポリエステル(B´)の間の重量比率は、好ましくは95:5〜50:50の範囲である。
本発明に従う組成物中において用いられるカルボン酸官能ポリエステル(B)は、好ましくは、
− 1100〜15000の、そして更に好ましくは1600〜8500の範囲の数平均分子量、
− ASTMD4287−88に従うICIコーン及びプレート粘度が、200℃の測定値で5〜15000mPa.s.の範囲の粘度を有する。
カルボキシル官能ポリエステル(B)は、通常、酸の構成成分とポリオールの構成成分から得られる。酸の成分は好ましくは、50〜100モルパーセントのテレフタル酸又はイソフタル酸又はこれらの混合物、そして1種又はそれ以上の脂肪族、脂環式又は芳香族の多価の酸から選ばれる0〜50モルパーセントの他の多価の酸成分から構成され、脂肪族、脂環式又は芳香族の多価の酸としては例えばフマル酸、マレイン酸、無水フタル酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1.3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,2-シクロヘキサンジカルボン酸、琥珀酸、アジピン酸、グルタール酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼアリン酸、セバシン酸、1,12-ドデカンジオン酸、トリメリット酸、又はピロメリット酸、等、或いはこれに対応する酸無水物がある。
本発明に従う組成物に用いられる、ポリエステル(B)のポリオール構成成分は、好ましくは40〜100モルパーセントのネオペンチルグリコール、そして0〜60のモルパーセントの他のポリオール成分から構成されており、他のポリオール成分は、1種またはそれ以上の脂肪族、又は脂環式ポリオールから、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、1.4-ブタンジオール、1.6-ヘキサンジオール、1.4-シクロヘキサンジオール、1.4-シクロヘキサンジメタノール、2-メチル-1.3-プロパンジオール、2-ブチル-2-エチル-1,3-プロパンジオール、水素添加されたビスフェノールA、ネオペンチルグリコールのヒドロキシピバレート、トリメチロールプロパン、ジトリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、等から選択される。
本発明に従う組成物に用いられる、ポリエステル(B´)は、15〜100mgKOH/g、そして好ましくは30〜70mgKOH/gのカルボキシ指数を有している。
カルボキシル官能性ポリエステル(B´)は、更に好ましくは、
− 1100〜17000そして更に好ましくは1400〜11200の範囲の数平均分子量
− 毎分20℃の加熱勾配で、ASTMD3418に従って示差走査熱量計(DSC)によって測定した、50〜150℃の溶融域
− 40℃未満のガラス転移温度(Tg)
− 少なくとも5J/g、そして更に好ましくは少なくとも10J/gの、ASTMD3415に従う示差走査熱量計(DSC)によって測定した、結晶性の程度
− 100℃で測定した、少なくとも100mPa.s.の、ASTMD4287−88に従うICI(コーン/プレート)粘度によって、特徴付けられる。
本発明に従う組成物に用いられるポリエステル(B´)は、通常、酸構成成分とポリオール成分から得られる。酸の構成成分は好ましくは、混合物で又は単独で用いられ、70〜100モルパーセントのテレフタル酸、1,4-シクロ-ヘキサンジカルボン酸、そして/又はコハク酸、アジピン酸、グルタール酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,10-デカンジオイン酸、1,11-ウンデカンジオイン酸、1,12-ドデカンジオイン酸、1,13-トリアデカンジオイン酸、1,14-テトラデカンジオイン酸、1,15-ペンタデカンジオイン酸、1,16-ヘキサデカンジオイン酸、等、のような、4〜16の炭素原子を含む直鎖ジカルボン酸、そして30〜0モルパーセントの少なくとも1種の他の、フマール酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、1,3-シクロヘキサンジカルボン酸、1,2-シクロヘキサンジカルボン酸、等のような、脂肪族、脂環式、又は芳香族の多価酸から構成される。
ポリエステル(B´)のポリオール構成成分は、好ましくは、70〜100モルパーセントの脂環式、及び/又は1,4-シクロヘキサンジオール、1,4-シクロヘキサンジメタノール、水添ビスフェノールA、2,2,4,4-テトラメチル-1,3-シクロブタノール、又は4,8-ビス(ヒドロキシメチル)トリシクロ[5,2,10]デカン、エチレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,7-ヘプタンジオール、1,8-オクタンジオール、1,9-ノナンジオール、1,10-デカンジオール、14−テトラデカンジオール、1,16-ヘキサデカンジオール、等のような、単独の混合物で用いられる、2〜16の炭素原子を含む直鎖脂肪族ジオール、そしてプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、2-メチル-1,3-プロパンジオール、2-ブチル-2-エチル-1,3-プロパンジオール、ネオペンチルグリコールのヒドロキシピバレート、などのような、30〜0モルパーセントの少なくとも1種の他の脂肪族ポリオールから構成される。
本発明に従う組成物に用いられる、カルボン酸基を含むポリエステル(B)及びカルボン酸基を含むポリエステル(B´)は、当業界によく知られている従来のエステル化の方法を用いて作ることが出来る。ポリエステルは一般に、1つの又はそれ以上の反応工程から成る手順に従って作られる。
カルボン酸基を含むポリエステルはまた、ヒドロキシル基を含むポリエステルのヒドロキシル基上で、望みの酸及び/又はヒドロキシル価が得られるまで、120〜200℃の温度で、多塩基、有機カルボン酸無水物の開環反応から得ることが出来る。
本発明に従う組成物に用いられる熱硬化触媒(D)は、一般に、硬化の間の熱硬化粉末の架橋反応を、加速するために添加される。好ましい、このような触媒のサンプルとしては、アミン(例えば、2-フェニルイミダゾリン)、フォスフィン(例えばトリフェニルフォスフィン)、アンモニウム塩(例えばテトラブチルアンモニウムブロマイド、又はテトラプロピルアンモニウムクロライド)、フォスフォニウム塩(例えば、エチルトリフェニルフォスフォニウムブロマイド、又はテトラプロピルフォスフォニウムクロライド)、又は例えば、酸ブロックされたアミン又はフォスフィン触媒のような、酸ブロックされた触媒が含まれる。これらの触媒は、好ましくは(A)、(A´)、(B)、(B´)、(C)、及び(C´)の総重量に関して、0.1〜5%の量で用いられる。
発明の好ましい態様に従って、組成物は、+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有するグリシジル基を含むアクリルコポリマー(A)、-50〜+40℃の範囲のガラス転移温度を持つグリシジル基を含むアクリルコポリマー(A´)、+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有するカルボン酸基を含む非晶質のポリエステル(B)、+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有するカルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C),そしてフォスフィン、アミン、フォスフォニウム塩、アンモニウム塩、酸ブロックされたアミン、又は酸ブロックされたフォスフィンタイプの化合物から選択された熱硬化性の触媒(D)を含有する。
発明の他の好ましい態様に従えば、組成物は、+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有するグリシジル基を含むアクリルコポリマー(A)、15〜100mgKOH/gの範囲の酸価を有し、+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有するカルボン酸基を含む非晶質ポリエステル(B)、15〜100mgKOH/gの範囲の酸価を有し、そして-50〜+40℃の範囲のガラス転移温度を有するカルボン酸基を含む半晶質ポリエステル(B´)、+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度、10〜90mgKOH/gの範囲の酸価を有する、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C)、そしてフォスフィン、アミン、フォスフォニウム塩、アンモニウム塩、酸ブロックされたアミン、又は酸ブロックされたフォスフィンタイプの化合物から選択された熱硬化性の触媒(D)を含有する。
更に本発明の好ましい他の態様に従えば、組成物は+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有するグリシジル基を含むアクリルコポリマー(A)、15〜100mgKOH/gの範囲の酸価を有し、+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有するカルボン酸基を含む非晶質ポリエステル(B)、+45〜+100℃、5000まで、の範囲のガラス転移温度を有する、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C)、-50〜+40℃の範囲のガラス転移温度を有する、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C´)、そしてフォスフィン、アミン、フォスフォニウム塩、アンモニウム塩、酸ブロックされたアミン、又は酸ブロックされたフォスフィンタイプの化合物から選択された熱硬化性の触媒(D),を含有する。
更に本発明の好ましい他の態様に従えば、組成物は+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有するグリシジル基を含むアクリルコポリマー(A)、-50〜+40℃の範囲のガラス転移温度を有するグリシジル基を含むアクリルコポリマー(A´)、15〜100mgKOH/gの範囲の酸価を有し、+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有する、カルボン酸基を含む非晶質ポリエステル(B)、+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有する、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C)、-50〜+40℃の範囲のガラス転移温度を有する、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C´)、そしてフォスフィン、アミン、フォスフォニウム塩、アンモニウム塩、酸ブロックされたアミン、又は酸ブロックされたフォスフィンタイプの化合物から選択された熱硬化性の触媒(D)を含有する。
更に発明に従う他の好ましい態様によれば、組成物は、+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有するグリシジル基を含むアクリルコポリマー(A)、-50〜+40℃の範囲のガラス転移温度を有するグリシジル基を含むアクリルコポリマー(A´)、15〜100mgKOH/gの範囲の酸価を有し、+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有するカルボン酸基を含む非晶質ポリエステル(B)、+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有する、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C)、そしてフォスフィン、アミン、フォスフォニウム塩、アンモニウム塩、酸ブロックされたアミン、又は酸ブロックされたフォスフィンタイプの化合物から選択された熱硬化性の触媒(D)を含有する。
更に発明に従う他の好ましい態様によれば、組成物は、+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有するグリシジル基を含むアクリルコポリマー(A)、15〜100mgKOH/gの範囲の酸価を有し、+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有するカルボン酸基を含む非晶質ポリエステル(B)、15〜100mgKOH/gの範囲の酸価を有し、そして-50〜+40℃の範囲のガラス転移温度を有する、カルボン酸基を含む半晶質ポリエステル(B´)、+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有する、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C)、-50〜+40℃の範囲のガラス転移温度、10〜90mgKOH/gの酸価、そして10000〜20000の範囲の数平均分子量を有する、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C´)、そしてフォスフィン、アミン、フォスフォニウム塩、アンモニウム塩、酸ブロックされたアミン、又は酸ブロックされたフォスフィンタイプの化合物から選択された熱硬化性の触媒(D)を含有する。
最後に、発明の他の好ましい態様に従えば、組成物は、+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有するグリシジル基を含むアクリルコポリマー(A)、-50〜+40℃の範囲のガラス転移温度を有するグリシジル基を含むアクリルコポリマー(A´)、15〜100mgKOH/gの範囲の酸価を有し、+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有するカルボン酸基を含む非晶質ポリエステル(B)、15〜100mgKOH/gの範囲の酸価を有し、そして-50〜+40℃の範囲のガラス転移温度を有するカルボン酸基を含む半晶質ポリエステル(B´)、+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有する、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C)、-50〜+40℃の範囲のガラス転移温度を有する、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C´)、そしてフォスフィン、アミン、フォスフォニウム塩、アンモニウム塩、酸ブロックされたアミン、又は酸ブロックされたフォスフィンタイプの化合物から選択された熱硬化性の触媒(D)を含有する。
発明の熱硬化性組成物のバインダーシステムは、好ましくはカルボン酸基を含むポリエステル((B)、及び/又は(B´))、そしてカルボン酸基を含むアクリルコポリマー((C)及び/又は(C´))中に存在するカルボキシル基の各々の当量に対して、グリシジル基を含むアクリルコポリマー((A)及び/又は(A´))からのエポキシ基エポキシ当量が、0.3と2.0の間、更に好ましくは0.6〜1.7の間にあるような方法で構成されている。
上記の本質的な成分に加えて、本発明の範囲内の組成物は、レジフローP-675(エストロン)(Resiflow P-675(Estron)), モダフロー(モンサント)((Modaflow ((Monsanto)),アクロナール4F( Acronal 4F(BASF)) 等のような流れ調整剤、そしてベンゾイン(Benzoin (BASF))等のようなガス抜き剤を、また含ませることが出来る。処方にチヌビン900(チバ)(Tinuvin 900 (Ciba))のような紫外線吸収剤、チヌビン144(Tinuvin 144 (Ciba))で表されるヒンダードアミン光安定剤、チヌビン312、及び1130(Tinuvin 312、及び1130 (Ciba)) のような他の安定剤、イルガノックス(Irganox 1010 (Ciba))のような酸化防止剤、フォスフォナイト、又はフォスファイトタイプの安定剤もまた添加することが出来る。
着色した、そしてクリアーなラッカー、両者を作ることが出来る。各種の染料、および顔料を、この発明の組成物に用いることが出来る。有用な顔料、染料の例としては:酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、などのような金属酸化物、金属水酸化物、金属粉、硫化物、硫酸塩、炭酸塩、アンモニウムシリケートのようなシリケート、カーボンブラック、タルク、白土、バライト、アイアンブルー、鉛ブルー、有機レッド、有機マルーンその他の類似物がある。
発明に従う組成物の各成分を、ミキサー又はブレンダー(例えばドラムミキサー)中でドライブレンドすることによって混合する。その後プレミックスは、50〜120℃の範囲の温度で、バスコ−クネター(BUSSKo-Kneter) のような1軸スクリュー押し出し機中で、又はプリズム又はAPV( PRISM 又は APV) のような2軸スクリュー押し出し機で均質化される。冷却、温度降下したとき、押出し物は10〜150μmの範囲の粒子サイズの粉末に細かく砕かれる。粉末化した組成物は、静電コロナ(CORONA)噴霧器又はトリボ(TRIBO)噴霧器のような粉末吹付け器を用いて、基質上に塗装することが出来る。一方、流動床技術のような粉末沈積の公知の方法もまた用いることが出来る。沈積後、粉末は一般に、80〜150℃の間の温度に加熱され、粒子を流動そして互いに融着させ滑らかな、均一な、連続した、クレーターのない塗装を、基質の表面に形成する。
本発明は、更に発明に従う熱硬化粉末塗装組成物の使用法に関するものであって、金属、及び非金属の表面に、特に紙、カードボード、木材、ファイバーボード、布、ポリカーボネート、ポリ(メタ)アクリレート、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリビニルクロライド、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンのコポリマー、そしてセルロースアセテートブチレートのような感熱性の基質表面に塗装することに関する。
以下の実施例は、発明のより良い理解のために提示するものであって、発明を限定するものではない。
(実施例1及び2)
高いTg-低いMn、そして低いTg-高いMnの、グリシジル基を含むアクリルコポリマーの合成
工程1: 高い分子量を有する低いTg樹脂の合成(A´)
261.38部のn-ブチルアセテートを、攪拌機、水冷コンデンサー、そして窒素用の入り口、そして温度調節器に付属のサーモプローブを装備した、5lの二重壁フラスコに注入する。
フラスコの内容物を加熱し、そして連続的に攪拌している間、溶剤を通して窒素をパージする。92±1℃の温度で、0.82部の2,2’-アゾビス(2-メチルブタンニトリル)を有する65.34部のn-ブチルアセテートの混合物を、ぜん動性のポンプで215分の間、フラスコに供給する。この供給開始の5分後、第二の部分が他のポンプで開始され、これはM1の混合物である。この供給は180分を要する。合成の合計時間、315分の後、合成温度を一定の92±1℃(マスの温度を測定)に保ち、工程2を開始する。
工程2: 工程1で作成されたプレポリマー中の低分子量を有する高Tg樹脂の合成(A)
工程1に記載のフラスコの内容物を連続的に窒素でパージする。同一の温度、92±1℃で、5.17部の2,2’-アゾビス(2-メチルブタンニトリル)を含んだ81.68部のn-ブチルアセテートの混合物を、215分の間、ぜん動ポンプで、フラスコに供給する。この供給の開始の5分後、第二の部分が他のポンプで開始され、これはM2の混合物である。この供給は180分を要する。
工程2の合計合成時間、315分の後、フラスコの内容物を徐々に、120分の時間をかけて、ロータリーエバポレーターを横断させる。乾燥サイクルの前、ロータリーエバポレーター内の周囲の圧力を、10hPaに減圧する。エバポレーターフラスコの内容物を加熱するオイルの温度は、全体の蒸発サイクルの間中、180℃に保たれる。180分蒸発した後、溶剤を含んでいないアクリル樹脂が分離され、室温に冷却される。ガスクロマトグラフィーで残存溶剤含量を分析するため、サンプルを取り出す。残存溶剤含量は、0.3重量%以下であるべきである。
Figure 2006505639
実施例1及び2の両方において、得られた混合物は、従って、28.6重量%の低Tgのグリシジル基を含むアクリルコポリマー(A´)と71.4重量%の高Tgグリシジル基を含むアクリルコポリマー(A)のブレンドである。
この表において、次の省略形が用いられる:
GMA グリシジルメタクリレート
BuA ブチルアクリレート
BuMA ブチルメタクリレート
MMA メチルメタクリレート
Tg ガラス転移温度
Mn 数平均分子量
EEW エポキシ当量
(実施例3)
実施例3: 高Tg-低Mnグリシジル基を含むアクリル(A)の合成
390.88部のn-ブチルアセテートを、攪拌機、水冷コンデンサー、そして窒素用の入り口、そして温度調節器に付属のサーモプローブを装備した、5lの二重壁フラスコに注入する。
フラスコの内容物を加熱し、そして連続的に攪拌している間、溶剤を通して窒素をパージする。92±1℃の温度で、6.18部の2,2’-アゾビス(2-メチルブタンニトリル)と、97.72部のn-ブチルアセテートとの混合物を、ぜん動性のポンプで215分の間、フラスコに供給する。この供給を開始した5分後、第二の部分が他のポンプで開始され、そしてこれは273.62部のグリシジルメタクリレート、46.81部のメチルメタクリレート、そして168.18部のスチレンの混合物である。
この供給は180分を要する。合成の合計時間、315分の後、フラスコ内容物を徐々に、120分の時間をかけて、ロータリーエバポレーターを横断させる。乾燥サイクルの前に、ロータリーエバポレーター内の周囲の圧力は、10hPaに減圧される。エバポレーターフラスコの内容物を加熱する、オイルの温度は、全体の蒸発サイクルの間中、180℃に保たれる。180分蒸発した後、溶剤を含んでいないアクリル樹脂が分離され、室温に冷却される。ガスクロマトグラフィーで残存溶剤含量を分析するため、サンプルを取り出す。残存溶剤含量は、0.3重量%以下であるべきである。
このようにして得られた、グリシジル基を含むアクリルコポリマーは、260 g/当量のエポキシ当量、4300の数平均分子量、55℃のガラス転移温度、そして200℃で測定したブルックフィールドのコーン/プレート粘度、によって、特徴付けられる。
(実施例4及び5)
高Tg-低Mn、そして低Tg-高Mnのカルボン酸基を含むアクリルコポリマーの合成
工程1: 高分子量を有する低Tg樹脂(C´)の合成
261.1部のn-ブチルアセテートを、攪拌機、水冷コンデンサー、そして窒素用の入り口、そして温度調節器に付属のサーモプローブを装備した、5lの二重壁フラスコに注入する。
フラスコの内容物を加熱し、そして連続的に攪拌している間、溶剤を通して窒素をパージする。125±1℃の温度で、0.81部のt-ブチルパーオキシベンゾエートと、65.0部のn-ブチルアセテートとの混合物を、ぜん動性のポンプで215分の間、フラスコに供給する。この供給の開始5分後、第二の部分が他のポンプで開始され、そしてこれはM1の混合物である。
合成の合計時間、315分の後、合成温度を一定の125±1℃(マスの温度を測定)に保ち、そして工程2を開始する。
工程1で創造されたプレポリマーにおける、低分子量を有する高Tg樹脂(C)の合成
工程1に記載のフラスコ内容物を、連続的に窒素でパージする。同一の温度、125±1℃で、12.23部のt-ブチルパーオキシベンゾエートを含んだ80.57部のn-ブチルアセテートの混合物を、215分の間で、ぜん動ポンプで、フラスコに供給する。この供給の開始の5分後、第二の部分が他のポンプで開始され、これはM2の混合物である。この供給は180分を要する。
工程2の合計合成時間、315分の後、フラスコの内容物を徐々に、120分の時間をかけて、ロータリーエバポレーター中を横断させる。乾燥サイクルの前、ロータリーエバポレーター内の周囲の圧力は、10hPaに減圧される。エバポレーターフラスコの内容物を加熱するオイルの温度は、全体の蒸発サイクルの間中、180℃に保たれる。180分の蒸発の後、溶剤を含んでいないアクリル樹脂が分離され、室温に冷却される。ガスクロマトグラフィーで残存溶剤含量を分析するためサンプルが取り出される。残存溶剤含量は、0.3重量%以下であるべきである。
Figure 2006505639
実施例4及び5の両者において、得られた混合物は、従って、28.6重量%の低Tgのカルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C´)と71.4重量%の高Tgカルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C)のブレンドである。
(実施例6及び7)
高Tg−低Mnのカルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C)の合成
(実施例6);390.16部のn-ブチルアセテートを、攪拌機、水冷コンデンサー、そして窒素用の入り口、そして温度調節器に付属のサーモプローブを装備した、5lの二重壁フラスコに注入する。
フラスコの内容物を加熱し、そして連続的に攪拌し、その間溶剤を通して窒素をパージする。125±1℃の温度で、14.63部のt-ブチルパーオキシベンゾエートと、97.54部のn-ブチルアセテートとの混合物を、ぜん動性のポンプを用いて215分かけてフラスコに供給する。この供給を開始した5分後、第二の部分が他のポンプで開始され、そしてこれは25.09部のメタクリル酸、97.54部のスチレン、195.08部のブチルメタクリレート、そして170.21メチルメタクリレートの混合物である。この供給は180分を要する。カルボン酸基を含むアクリルコポリマーは30.2mgKOH/gの酸価、4800の数平均分子量、200℃で測定した3000mPa.sのブルックフィールドのコーン/プレート粘度、そして57℃のガラス転移温度によって特徴づけられる。
(実施例7)
386.54部のn-ブタノールを、攪拌機、水冷コンデンサー、そして窒素用の入り口、そして温度調節器に付属のサーモプローブを装備した、5lの二重壁フラスコに注入する。
フラスコの内容物を加熱し、そして連続的に攪拌し、その間溶剤を通して窒素をパージする。118±1℃の温度で、14.50部のt-ブチルパーオキシベンゾエートと、96.64部のn-ブタノールとの混合物を、ぜん動性のポンプで215分の間、フラスコに供給する。この供給を開始した5分後、第二の部分が他のポンプで開始され、そしてこれは87.89部のメタクリル酸、96.64部のスチレン、193.27部のブチルメタクリレート、そして105.21部のメタクリレートの混合物である。この供給は180分を要する。カルボン酸基を含むアクリルコポリマーは、102mgKOH/gの酸価、5300の数平均分子量、200℃で測定した9300mPa.sのブルックフィールドのコーン/プレート粘度、そして63℃のガラス転移温度によって特徴づけられる。
合計の合成時間、315分の後、実施例6及び7の内容物を夫々、徐々に、120分の時間をかけて、ロータリーエバポレーター中を横断させる。乾燥サイクルの前、ロータリーエバポレーター内の周囲の圧力は、10hPaに減圧される。エバポレーターフラスコの内容物を加熱するオイルの温度は、全体の蒸発サイクルの間中、180℃に保たれる。180分の蒸発の後、溶剤を含んでいないアクリル樹脂が分離され、室温に冷却される。ガスクロマトグラフィーで残存溶剤含量を分析するためサンプルを取り出す。残存溶剤含有量は、0.3重量%以下であるべきである。
(実施例8)
カルボン酸基を含むポリエステル(B)の合成
422.30部のネオペンチルグリコールを、攪拌機、水冷コンデンサーに接続した蒸留塔、窒素用の入り口、そして温度調節器に付属の温度計を装備した、通常の4口丸底フラスコに入れる。フラスコの内容物を窒素雰囲気下、攪拌しつつ約140℃の温度まで加熱し、その温度で573.15部のテレフタル酸、30.17部のアジピン酸、そして1.25部のn-ブチル錫トリオクトエートが加えられる。反応は240℃、大気圧下で、約95%の理論量の水が蒸留されるまで継続され、そして以下の特性を有する透明なヒドロキシル官能性のプレポリマーが得られる:
AN = 7.6 mgKOH/g
OHN = 56.6 mgKOH/g
200℃で静置されている第一の工程のプレポリマーに、110.14部のイソフタル酸を添加する。そこで直ちに、混合物を徐々に230℃に加熱する。230℃で2時間後、そして反応混合物が透明になるとき、1.0部のトリブチルフォスファイトと1.0部のn-ブチル錫トリオクトエート を添加し、そして50mmHgに徐々に減圧を適用する。230℃で50mmHgで3時間後、次の特性が得られる。
AN = 35.5 mgKOH/g
OHN = 2.5 mgKOH/g
ブルックフィールド200℃(コーン/プレート)= 5000 mPa.s.
カルボキシ官能化されたポリエステルは180℃に冷却され、そして樹脂が取り出される。
(実施例9)
カルボン酸基を含むポリエステル(B)の合成
375.2部のネオペンチルグリコールと1.9部のn−ブチル錫トリオクトエートの混合物を、実施例8に記載のような通常の4口丸底フラスコ中に入れる。
窒素雰囲気下で、フラスコの内容物を攪拌しつつ、約140℃の温度に加熱する。その上に、47.8部のアジピン酸のほかに483.3部のテレフタル酸を攪拌しつつ添加し、そして混合物を温度230℃に徐々に加熱する。蒸留は約185℃から開始する。理論量の約95%の水が蒸留され、透明なプレポリマーが得られた後、混合物は200℃に冷却される。
かくして、ヒドロキシル官能性のプレポリマーが得られ、
AN = 8 mgKOH/g
OHN = 60mgKOH/g
によって、特徴付けられる。
200℃で静置されている第一の工程のプレポリマーに、56.9部のトリメリット酸無水物、及び36.7部のアジピン酸を添加する。そこで直ちに、混合物を徐々に225℃に加熱する。225℃で2時間後、そして反応混合物が透明になるとき、0.8部のトリブチルフォスファイト を添加し、そして徐々に50mmHgの減圧が適用される。225℃、50mmHgで3時間後、次の特性が得られる。
AN = 48 mgKOH/g
OHN = 6 mgKOH/g
ブルックフィールド175℃ = 8700 mPa.s
(実施例10)
(シクロ)脂肪族半結晶性ポリエステル(B´)の合成
532.1部の1,4-シクロへキサンジメタノール、15.9部のトリメチロールプロパン、591.3部のアジピン酸、及び2.5部のn-ブチル錫トリオクトエートを、実施例8のような反応器に入れる。窒素雰囲気下で、フラスコの内容物を攪拌しつつ、約140℃の温度に加熱し、この点で水が反応器から蒸留される。徐々に220℃の温度まで加熱は継続される。大気圧下での蒸留が停止したとき、1.0部のトリブチルフォスファイト及び1.0部のn-ブチル錫トリオクトエートを添加し、そして50mmHGの減圧が徐々に適用される。220℃そして50mmHgで5時間の後に、次の特性が得られた。
AN = 22mgKOH/g
OHN = 3mgKOH/g
ブルックフィールド200℃(コーン/プレート)= 6800 mPa.s
溶融域 = 79〜96℃
(実施例11)
グリシジル基を含む、実施例1〜3のアクリルコポリマー、カルボン酸基を含む、実施例4〜7のアクリルコポリマー、実施例8〜10のポリエステル、これに加えてイミダゾールタイプの触媒エピキュアーP1(Epicure P1)と共に、さらにまた以下に記載のごとき1つの処方に従って、粉末が調合される。
Figure 2006505639
最初に粉末は、異なる各成分を乾燥ブレンドし、そしてその後に、押出し温度85℃で、プリズム(PRISM) 16mm L/D 15/1の二軸スクリュー押出し機を用い、メルト中で均質化することにより作られる。均質化された配合物は、しかる後冷却され、アルパイン(Alpine)中で粉砕される。続いて、粉末は篩い分けされて、10〜110μmの間の粒子サイズを得る。このようにして得られた粉末を、ジェマ-ボルスタチックPCG1(GEMA-Volstatic PCG1)スプレーガンを用いて、1mmの厚さを持ったクロメート(Cr6+)処理したアルミニウム H5005、DIN50939上に、静電塗装することによって付着させる。フィルム厚さが50〜80μmのパネルを空気換気されたオーブン中に移し、それぞれ140℃の温度で10分間、そして120℃で25分間、硬化を進める。完成された塗装のペイント特性をこの後の表に示す。
Figure 2006505639
この表において、
カラム1: 処方の識別番号を示す。
カラム2: 処方のタイプを示す。
A= ホワイト(RAL9010)
B= メディアムブラウン(RAL8014)
カラム3: バインダー中に用いた、グリシジル基を含むアクリルコポリマー(A)、又は(A)と(A´)のタイプと量を示す。
カラム4: バインダー中に用いた、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C)、又は(C)と(C´)のタイプと量を示す。
カラム5: バインダー中に用いた、カルボン酸基を含むポリエステル(B)、又は(B)と(B´)のタイプと量を示す。
カラム6: ASTMD523(10´140℃/25´120℃)に従って測定した60°光沢をしめす。
カラム7: 塗装の外観(10´140℃/25´120℃)を示す。
G: 非常に平滑
B: 強いゆず肌
T: 表面模様付き
S: サンドペーパー状
カラム8: ウォルフ−ウイルボーン(Wolff-Wilborn)に従うスクラッチ硬度テスターによる鉛筆硬度(10´140℃/25´120℃)を示す。
カラム9: MEK耐性を示すもので、これは硬化したフィルムの表面の外観には有害な影響を与えない、MEKをしみ込ませた二つに折りたたんだ綿パッドを有する摩擦稼動部(あちらこちらに)の回数に対応する。(10´140℃/25´120℃)
処方番号12〜18から明らかに分かるように、平滑な低光沢仕上げは本発明に従う粉末塗装組成物から得ることが出来る。
これに反して、カルボン酸基含むポリエステルを、これに加えて高Tg-低Mnのカルボン酸基を含むアクリルコポリマー、そして高Tg-低Mnのグリシジル基を含むアクリルコポリマーを含有する粉末塗装組成物は、応用の際に、そして硬化の際に、低光沢塗装を示し、強いオレンジピール及び/又は梨地の-サンドペーパー状-の外観を示す。
これに比べると、本発明に従う塗装は全て、優れた戸外の耐候性を満足することが証明され、現今では市販で入手でき、広く用いられている粉末に匹敵するか又はより良いことが証明されている。
かくして、実験16の粉末から得られた塗装を、Q−UV加速耐候試験にさらすとき、相対的な60°の光沢の値(ASTMD523)が初期の値の50%まで減少するには、2200時間の曝露が必要とされ、一方ΔE*の値
Figure 2006505639
(“Compagnie Internationale d’Eclairage” L*a*b*-色測定法(CIE-L*a*b*))の4の値は、1500時間の曝露の後に測定される。
耐候性の測定は非常に過酷な環境下で行われる。すなわち、ASTMG53-88(光と水の曝露装置が作用する標準のやり方−非金属材料の曝露のための蛍光UV/凝縮タイプ)に従うQ−パネル社(Q-Panel Co)のQ-UV耐候性促進テスターが用いられる。
これらの測定のため、蛍光UV−Aランプ(340nm、I=0.77W/m2/nm)(60℃、8時間)によってシミュレートされる、太陽光の損傷効果と同様に、塗装されたパネルは間欠性の凝縮作用に曝露される(50℃、4時間)。

Claims (17)

  1. 共反応性の配合物を含有する熱硬化性の粉末塗装組成物であって、
    (i) +45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有し、そして2000〜5000の範囲の数平均分子量を有するグリシジル基を含むアクリルコポリマー(A)、−50〜+40℃の範囲のガラス転移温度を有するグリシジル基を含むアクリルコポリマー(A´)の間で選ばれた、5〜50重量%の少なくとも1種のグリシジル基を含むアクリルコポリマー、そしてこれらの混合物、
    (ii)15〜100mgKOH/gの範囲の酸価を有し、そして+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度を有する、カルボン酸基を含むポリエステル(B)、15〜100mgKOH/gの範囲の酸価、そして−50〜+40℃のガラス転移温度を有するカルボン酸基を含むポリエステル(B´)の間で選ばれた、5〜90重量%の少なくとも1種のカルボン酸基を含むポリエステル、そしてこれらの混合物、
    (iii)+45〜+100℃の範囲のガラス転移温度、10〜90mgKOH/gの酸価、そして2000〜5000の範囲の数平均分子量を有する、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C)、−50〜+40℃の範囲のガラス転移温度、10〜90mgKOH/gの酸価を有する、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C´)の間で選ばれた、5〜50重量%の少なくとも1種の、カルボン酸基を含むアクリルコポリマー、そしてこれらの混合物、
    (A)、(A´)、(B)、(B´)、(C)、及び(C´)の全ての成分について重量%で算定されており、そして
    (iv)熱硬化性の触媒(D)
    の配合物であり、そして少なくとも1種の低ガラス転移温度ポリマー(A´)、(B´)、そして(C´)、が組成物中に存在すると言う条件の粉末塗装組成物。
  2. グリシジル基を含むアクリルコポリマー(A)、(A´)が、1.0〜10.0のエポキシ当量、そして好ましくは、アクリルコポリマーのグラム当り1.5〜5.0のミリエポキシ当量を有する、請求項1に記載の組成物。
  3. グリシジル基を含むアクリルコポリマー(A)及び(A´)は、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、メチルグリシジルメタクリレート、メチルグリシジルアクリレート、3,4-エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、1,2-エチレングリコールグリシジルエーテル(メタ)アクリレート、1,3-プロピレングリコールグリシジル-エーテル(メタ)アクリレート、1,4-ブチレングリコールエーテル(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールエーテル(メタ)アクリレート、1,3-(2-エチル-2-ブチル)−プロパンジオールグリシジルエーテル(メタ)アクリレート、及びアクリルグリシジルエーテルから選ばれる、1〜95モル%の少なくとも1種のグリシジル基を含む(メタ)アクリルモノマー、そして、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert. ブチル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、n-ヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、1,4-ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート、メタクリル酸のエステル、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、スチレン、α-メチルスチレン、ビニルトルエン、(メタ)アクリロニトリル、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート、アクリルアミド、メタクリルアミド、メチロール(メタ)アクリルアミド、ビニルクロライド、エチレン、プロピレン、プロピレン、C4〜20オレフィン及びα-オレフィンから選ばれる、99〜5モル%の1種又はそれ以上のモノマーから作られる、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. カルボン酸基を含むアクリルコポリマー(C)及び(C´)が、1〜95モル%の少なくとも1種の、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、シトラコン酸、又は不飽和ジカルボン酸のモノアルキルエステル、そして99〜5モル%の、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert.-ブチル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、n-ヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、1.4−ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート、メタクリル酸のエステル、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、スチレン、α-メチルスチレン、ビニルトルエン、(メタ)アクリロニトリル、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート、アクリルアミド、メタクリルアミド、メチロール(メタ)アクリルアミド、ビニルクロライド、エチレン、プロピレン,C4〜20のオレフィン及びα-オレフィンから選ばれる、1種又はそれ以上のモノマーから作られる、請求項1〜3項の任意の1項に記載の組成物。
  5. カルボン酸基を含むポリエステル(B)が、非晶質で、そして
    − 15〜100mgKOH/g、そして好ましくは30〜70mgKOH/gの酸価
    − ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって測定された、1100〜15000の範囲の、そして好ましくは1600〜8500の範囲の数平均分子量
    − 5〜15000mPaの範囲の、ASTMD4287-88に従って、200℃で測定した、ICIコーン及びプレート粘度
    を有する請求項1〜4項の任意の1項に記載の組成物。
  6. カルボン酸基を含むポリエステル(B´)が半結晶性であり、そして
    − 15〜100mgKOH/gの、そして好ましくは30〜70mgKOH/gの酸価
    − 1100〜1700、そして好ましくは1400〜11200の範囲の数平均分子量
    − ASTMD3418に従って、毎分20℃の熱勾配で、示差走査熱分析(DSC)によって測定した、50〜150℃の溶融域
    − ASTMD3418に従って、毎分20℃の熱勾配で、示差走査熱分析(DSC)によって測定した、−50〜40℃のガラス転移温度
    − ASTMD3415に従って、示差走査熱分析(DSC)によって測定した、少なくとも5J/g、そして好ましくは少なくとも10J/g の結晶性の程度
    − ASTMD4287-88に従って、100℃で測定した、少なくとも100mPa.s.のICI(コーン/プレート)粘度
    を有する、請求項1〜5項の任意の1項に記載の組成物。
  7. カルボン酸基を含む非晶質ポリエステル(B)が、50〜100モル%のテレフタル酸又はイソフタル酸またはこれらの混合物、そして0〜50モル%の少なくとも1種の、多価酸の構成成分に関連する、テレフタル酸又はイソフタル酸とは異なる、脂肪族、脂環式又は芳香族の多価酸、そして40〜100モル%のネオペンチルグリコール、そして0〜60モル%の少なくとも1種の、ポリオール構成成分として、他の脂肪族、及び/又は脂環式ポリオールから得られる、請求項1〜6の任意の1項に記載の組成物。
  8. カルボン酸基を含む半結晶性ポリエステル(B´)が、70〜100モル%のテレフタル酸、1.4-シクロヘキサンジカルボン酸、及び/又は4〜16の炭素原子を含む直鎖ジカルボン酸、そして多価酸の構成成分として、0〜30モル%の少なくとも1種の、他の芳香族、脂肪族、又は脂環式多価酸、そしてポリオールの構成成分として、70〜100モル%の少なくとも1種の、脂環式、又は2〜16の炭素原子を含む直鎖脂肪族ジオール、そして0〜30モル%の少なくとも1種の他の脂肪族ポリオールから得られる、請求項1〜7の任意の1項に記載の組成物。
  9. カルボン酸基を含む非晶質、そして/又は半結晶性のポリエステルが、線状の又は枝分かれした、そして/又はポリ酸無水物の末端がキャップされた基を含有する、請求項1〜8の任意の1項に記載の組成物。
  10. 熱硬化性の触媒(D)が、アミン、フォスフィン、アンモニウム塩、フォスフォニウム塩、酸ブロックされたアミン、又は酸ブロックされたフォスフィンを含む化合物であり、そしてこれらは(A)、(A´)、(B)、(B´)、(C)、そして(C´)の合計重量の重量について0.1〜5重量%の量で存在する、請求項1〜9の任意の1項に記載の組成物。
  11. UV−光吸収剤、そして/又はヒンダードアミン光安定剤、流れ調整剤、そして脱泡剤から選ばれる、少なくとも1種の添加剤含む、請求項1〜10の任意の1項に記載の熱硬化性粉末塗装組成物。
  12. 透明ラッカーとして用いられる、請求項11の熱硬化性粉末塗装組成物。
  13. 顔料、染料、充填剤を含む、請求項11の熱硬化性粉末塗装組成物。
  14. 物品上に低光沢塗装を得る方法であって、請求項1〜13の任意の1項に記載の熱硬化性粉末塗装組成物を、前記物品上に静電又は摩擦荷電スプレーガン、又は流動床技術によって適用し、そしてこのようにして塗装された物品を、80〜150℃の温度で硬化する方法。
  15. 請求項1〜13の任意の1項に記載の熱硬化性の粉末塗装組成物を、金属、及び非-金族表面に塗装する使用方法。
  16. 請求項1〜13の任意の1項に記載の熱硬化性の粉末塗装組成物を、紙、厚紙、木材、ファイバーボード、布、ポリカーボネート、ポリメタクリレート、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリビニルクロライド、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレンのコポリマー、そしてセルロースアセテートブチレートのような感熱性の基質に塗装する使用方法。
  17. 請求項14のプロセスを用いて、完全に又は部分的に塗装された基質。
JP2004548802A 2002-11-07 2003-10-29 粉末塗装組成物 Pending JP2006505639A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP02024806 2002-11-07
PCT/EP2003/011972 WO2004041943A1 (en) 2002-11-07 2003-10-29 Powder coating compositions

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006505639A true JP2006505639A (ja) 2006-02-16
JP2006505639A5 JP2006505639A5 (ja) 2010-12-16

Family

ID=32309315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004548802A Pending JP2006505639A (ja) 2002-11-07 2003-10-29 粉末塗装組成物

Country Status (12)

Country Link
US (1) US20060166001A1 (ja)
EP (1) EP1563017B1 (ja)
JP (1) JP2006505639A (ja)
CN (1) CN100369983C (ja)
AT (1) ATE419313T1 (ja)
AU (1) AU2003276200B2 (ja)
CA (1) CA2504696C (ja)
DE (1) DE60325636D1 (ja)
ES (1) ES2316868T3 (ja)
NZ (1) NZ539764A (ja)
TW (1) TWI325883B (ja)
WO (1) WO2004041943A1 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7529754B2 (en) * 2003-03-14 2009-05-05 Websense, Inc. System and method of monitoring and controlling application files
US20070160849A1 (en) * 2005-12-20 2007-07-12 Frank Niggemann Powder coating composition suitable for thermo-sensitive substrates
EP1978064A1 (en) * 2007-04-04 2008-10-08 DuPont Powder Coatings Ibérica, S.L. Powder coating composition
EP2085440A1 (en) * 2008-01-31 2009-08-05 Cytec Italy, S.R.L. Powder Compositions
EP2085441A1 (en) 2008-01-31 2009-08-05 Cytec Surface Specialties, S.A. Powder Composition
US20100022712A1 (en) * 2008-07-25 2010-01-28 Merritt William H Coating Composition and Cured Film Formed Therefrom
US8158698B2 (en) 2009-07-24 2012-04-17 E. I. Du Pont De Nemours And Company Powder coating composition and process of manufacture
EP2441810A1 (en) * 2010-10-14 2012-04-18 E. I. Du Pont De Nemours And Company Coating process with low-bake powder coating composition
EP2441787A1 (en) * 2010-10-14 2012-04-18 E. I. du Pont de Nemours and Company Low-bake powder coating composition
US20130261230A1 (en) * 2010-10-14 2013-10-03 U.S. Coatings Ip Co., Llc Low-bake powder coating composition
JP6127441B2 (ja) * 2011-11-07 2017-05-17 住友化学株式会社 硬化性樹脂組成物
CN102766263B (zh) * 2012-08-13 2013-10-30 佛山市高明同德化工有限公司 羟基丙烯酸树脂及其制备方法
CN103613698B (zh) * 2013-11-26 2016-08-10 阜阳市诗雅涤新材料科技有限公司 一种粉末涂料用热固性丙烯酸树脂及其合成方法和用途
CN105273558B (zh) * 2015-11-06 2018-04-06 广州擎天材料科技有限公司 一种低温固化型环氧基丙烯酸透明粉末涂料及其制备方法
DE102016207540A1 (de) 2016-05-02 2017-11-02 Tesa Se Wasserdampfsperrende Klebemasse mit hochfunktionalisiertem Poly(meth)acrylat
DE102016207548A1 (de) * 2016-05-02 2017-11-02 Tesa Se Härtbare Klebemasse und darauf basierende Reaktivklebebänder
EP3694940A1 (en) * 2017-04-07 2020-08-19 PPG Industries Ohio, Inc. Coating compositions, dielectric coatings formed therefrom, and methods of preparing dielectric coatings
CN111978832A (zh) * 2020-09-01 2020-11-24 常州崇高纳米材料有限公司 一种抗菌抗病毒粉末涂料及其制备方法
CN112680074B (zh) * 2020-12-29 2022-05-06 老虎表面技术新材料(苏州)有限公司 一种消光超低温固化粉末涂料组合物及其涂层
WO2024015302A1 (en) * 2022-07-13 2024-01-18 Allnex Usa Inc. Powder coating composition

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4829839A (ja) * 1971-08-16 1973-04-20
JPS4941443A (ja) * 1972-08-30 1974-04-18
JPS4947456A (ja) * 1972-09-08 1974-05-08
JPS5117223A (en) * 1974-08-05 1976-02-12 Asahi Chemical Ind Kairyosareta funmatsutoryoyososeibutsu
JPS53132033A (en) * 1977-04-22 1978-11-17 Nippon Paint Co Ltd Coating powder composition
JPS5647457A (en) * 1979-09-27 1981-04-30 Hitachi Chem Co Ltd Resin composition for powder coating material
JPS578265A (en) * 1980-06-17 1982-01-16 Taisei Kako Kk Resin composition for powder paint
JPS57205458A (en) * 1981-06-12 1982-12-16 Dainippon Ink & Chem Inc Resin composition for powdered paint
JPH08188728A (ja) * 1994-08-22 1996-07-23 Basf Corp オーバースプレー不相容性欠陥に対して耐性がある粉体塗料組成物
JPH08259667A (ja) * 1995-01-24 1996-10-08 Nippon Paint Co Ltd 硬化性樹脂組成物、塗料組成物および塗膜形成方法
JPH09221612A (ja) * 1996-02-19 1997-08-26 Kansai Paint Co Ltd 熱硬化性ポリエステル粉体塗料
JP2002506113A (ja) * 1998-03-10 2002-02-26 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 塗料剤および多層ラッカーコーティングの製造におけるその使用
EP1184431A2 (en) * 2000-08-21 2002-03-06 Rohm And Haas Company Low temperature curing powder coating for producing reduced gloss, weatherable coatings
JP2003176447A (ja) * 2001-12-12 2003-06-24 Dainippon Toryo Co Ltd 粉体塗料組成物

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56136856A (en) * 1980-03-31 1981-10-26 Dainippon Ink & Chem Inc Powder coating resin composition
US5202382A (en) * 1989-09-18 1993-04-13 Ppg Industries, Inc. Thermosetting powder coating composition containing a mixture of low Tg and high Tg polymers with acid functional groups
US6294610B1 (en) * 1999-11-29 2001-09-25 Rohm And Haas Company Coating powders for heat-sensitive substrates

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4829839A (ja) * 1971-08-16 1973-04-20
JPS4941443A (ja) * 1972-08-30 1974-04-18
JPS4947456A (ja) * 1972-09-08 1974-05-08
JPS5117223A (en) * 1974-08-05 1976-02-12 Asahi Chemical Ind Kairyosareta funmatsutoryoyososeibutsu
JPS53132033A (en) * 1977-04-22 1978-11-17 Nippon Paint Co Ltd Coating powder composition
JPS5647457A (en) * 1979-09-27 1981-04-30 Hitachi Chem Co Ltd Resin composition for powder coating material
JPS578265A (en) * 1980-06-17 1982-01-16 Taisei Kako Kk Resin composition for powder paint
JPS57205458A (en) * 1981-06-12 1982-12-16 Dainippon Ink & Chem Inc Resin composition for powdered paint
JPH08188728A (ja) * 1994-08-22 1996-07-23 Basf Corp オーバースプレー不相容性欠陥に対して耐性がある粉体塗料組成物
JPH08259667A (ja) * 1995-01-24 1996-10-08 Nippon Paint Co Ltd 硬化性樹脂組成物、塗料組成物および塗膜形成方法
JPH09221612A (ja) * 1996-02-19 1997-08-26 Kansai Paint Co Ltd 熱硬化性ポリエステル粉体塗料
JP2002506113A (ja) * 1998-03-10 2002-02-26 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 塗料剤および多層ラッカーコーティングの製造におけるその使用
EP1184431A2 (en) * 2000-08-21 2002-03-06 Rohm And Haas Company Low temperature curing powder coating for producing reduced gloss, weatherable coatings
JP2003176447A (ja) * 2001-12-12 2003-06-24 Dainippon Toryo Co Ltd 粉体塗料組成物

Also Published As

Publication number Publication date
CA2504696A1 (en) 2004-05-21
AU2003276200B2 (en) 2009-04-23
AU2003276200A1 (en) 2004-06-07
TWI325883B (en) 2010-06-11
ATE419313T1 (de) 2009-01-15
CN100369983C (zh) 2008-02-20
EP1563017A1 (en) 2005-08-17
DE60325636D1 (de) 2009-02-12
US20060166001A1 (en) 2006-07-27
EP1563017B1 (en) 2008-12-31
TW200417585A (en) 2004-09-16
NZ539764A (en) 2007-03-30
CA2504696C (en) 2012-03-20
WO2004041943A1 (en) 2004-05-21
ES2316868T3 (es) 2009-04-16
CN1708561A (zh) 2005-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101729798B1 (ko) 저온 경화 분말 코팅 조성물
US6844072B2 (en) Powdered thermosetting composition for coatings
JP2006505639A (ja) 粉末塗装組成物
JP2898094B2 (ja) エポキシ含有ポリマーおよびポリ酸硬化剤をベースにした粉末コーティング組成物
AU2006251434B2 (en) Thermosetting powder compositions
JP4132147B2 (ja) 艶消し塗料組成物
US20030166793A1 (en) Powdered thermosetting composition for coatings
CA2089126C (en) Fatty acid hydroxyalkylamides as coreactable stabilizers and flow aids for powder coatings
CA2354826C (en) Low temperature curing powder coating for producing reduced gloss, weatherable coatings
KR20040018376A (ko) 열경화성 아크릴 분말 코팅
JPH05247379A (ja) 結合剤組成物、粉末状塗料および塗布された支持体
WO2024015302A1 (en) Powder coating composition
JPH01156374A (ja) 塗料用組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060908

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20081224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100528

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100630

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100707

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100907

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100914

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20101027

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110823