JP2006352368A - 車両周囲監視装置及び車両周囲監視方法 - Google Patents

車両周囲監視装置及び車両周囲監視方法 Download PDF

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Abstract

【課題】表示装置に表示されている障害物とソナーなどの障害物検知手段が検知している障害物との対応関係をドライバが容易に認識できるようにする。
【解決手段】撮像装置11によって車両周囲を撮像するとともに、車両周囲に存在する障害物を距離検知ソナー12によって検知し、カメラコントローラ15の制御のもとで、障害物を検知した距離検知ソナー12の検知範囲を示す映像を、撮像手段11によって撮像された映像に重畳して映像表示装置14に表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両周囲を監視してその状況をドライバに報知する車両周囲監視装置及び車両周囲監視方法に関する。
従来、車両周囲を監視してその状況をドライバに報知する車両周囲監視装置として、ソナーなどの障害物検知手段と撮像手段とを併用し、車両の死角に障害物が存在することを映像として表示装置に表示してドライバに報知する構成のものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この種の車両周囲監視装置では、障害物検知手段が検知した障害物までの距離を、撮像手段によって撮像した映像の中で的確に認識できるようにすることが求められる。特許文献1には、そのための手法として、撮像手段によって撮像した車両周囲の映像とともに、距離の目安となる距離識別体を所定の距離毎に異なる色で表示装置に表示させ、さらに、複数のソナーのそれぞれに対応させたアイコンを表示装置の端部に表示させ、そのアイコンの色を距離識別体の色と同一に変化させることにより、障害物までの距離を認識させる技術が開示されている。
特許第3626613号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された従来の技術においては、複数のソナーのうちいずれのソナーが反応しているのかを認識させることはできるものの、表示装置に表示された障害物とソナーによって検知している障害物との対応付けをしていないことから、反応しているソナーがどの障害物を検知しているのかを特定することは困難であった。したがって、従来の技術においては、特に、表示装置に複数の障害物が表示されている場合や、当該表示装置の表示領域外に存在する障害物がある場合には、ソナーが実際に反応している障害物とは異なる障害物に当該ソナーが反応しているとドライバに誤認識させてしまう場合があり、使い勝手が悪いという問題があった。
本発明は、以上のような従来の実情に鑑みて創案されたものであって、表示装置に表示されている障害物とソナーなどの障害物検知手段が検知している障害物との対応関係をドライバに容易に認識させることが可能な車両周囲監視装置及び車両周囲監視方法を提供することを目的としている。
本発明は、前記目的を達成するために、車両周囲を撮像して得られる映像に、障害物検知手段の検知範囲を示す映像を重畳して表示装置に表示させるようにした。このように、本発明においては、どの障害物検知手段によって障害物を検知しているのかを示すのみならず、当該障害物検知手段の検知範囲を表示装置に表示することにより、映像に写る障害物が当該障害物検知手段によって検知されていることを視覚的に表すことができる。
本発明によれば、表示装置に表示されている障害物と障害物検知手段が検知している障害物との対応関係をドライバに的確に認識させることができ、ドライバに対して効果的に注意を促すことができる。
以下、本発明を適用した車両周囲監視装置の具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の車両周囲監視装置は、車両後方を監視するために、車両後方を撮像装置によって撮像するとともに、車両後方に存在する障害物および当該障害物までの距離をソナーによって検知するものである。具体的には、この車両周囲監視装置は、例えば図1に示すように、車両後方を撮像可能に設置された撮像装置11と、車両後方の所定範囲を検知範囲とする複数の距離検知ソナー12と、これら距離検知ソナー12によって得られた信号に基づいて障害物までの距離を演算して求めるソナーコントローラ13と、各種映像情報を表示する映像表示装置14と、撮像装置11から供給された映像信号とソナーコントローラ13によって求められた情報とに基づいて映像表示装置14に任意の映像を表示させるカメラコントローラ15とを備える。
ソナーコントローラ13は、距離検知ソナー12によって得られた信号に基づいて、いずれかの距離検知ソナー12が障害物を検知したか否かを判定し、障害物を検知した距離検知ソナー12があれば当該距離検知ソナー12を特定して、その距離検知ソナー12から障害物までの距離を演算して求める。そして、このソナーコントローラ13は、求めた距離情報を、距離検知ソナー12を識別する情報とともに、カメラコントローラ15に供給する。
カメラコントローラ15は、撮像装置11の設置位置と複数の距離検知ソナー12aの設置位置とを予め記憶しているデータ記憶部21と、このデータ記憶部21に記憶されている情報に基づいて、撮像装置11により撮像された障害物の映像表示装置14上での表示位置や距離検知ソナー12が検知した障害物との関係を演算する演算回路22と、この演算回路22での演算結果に基づいて、任意形状のグラフィック映像を作成して撮像装置11により撮像された映像に重畳するスーパーインポーズ回路23とを有する。
演算回路22は、撮像装置11の撮像範囲と映像表示装置14上の表示位置との関係を示す演算式を記憶しており、この演算式に、データ記憶部21に記憶されている情報、すなわち撮像装置11の設置位置を示す3次元情報及び複数の距離検知ソナー12の設置位置を示す3次元情報と、ソナーコントローラ13から供給された情報、すなわち障害物を検知した距離検知ソナー12の識別情報および障害物までの距離の情報とをあてはめて演算を行うことにより、撮像装置11によって撮像された映像中の障害物と距離検知ソナー12が検知した障害物との映像表示装置14上における対応関係を求める。なお、撮像装置11及び距離検知ソナー12の設置位置を示す3次元情報は、これら撮像装置11及び距離検知ソナー12のそれぞれの車両に対する取り付け位置や取り付け角度等によって一意に決まるものである。
スーパーインポーズ回路23は、演算回路22によって演算して求められた演算結果に基づいて、障害物などの形状をグラフィック化した映像を作成するとともに、障害物を検知した距離検知ソナー12の検知範囲をグラフィック化し、これらグラフィック映像を、撮像装置11によって撮像された映像にスーパーインポーズする。
以上のように構成される本実施形態の車両周囲監視装置では、図2に示すような一連の手順にしたがって、車両後方に存在する障害物を検知して映像表示装置14に映像を表示する。
まず、車両周囲監視装置は、ステップS1において、例えば車両を後退させる際に映像表示装置14をオン状態とし、撮像装置11によって撮像された車両後方の映像を映像表示装置14に表示する。この状態で、車両周囲監視装置は、ステップS2において、ソナーコントローラ13の制御のもとで、複数の距離検知ソナー12のいずれかによって障害物が検知されたか否かを判定する。
ここで、車両周囲監視装置は、複数の距離検知ソナー12のいずれかが障害物を検知するまで撮像装置11によって撮像された映像をそのまま映像表示装置14に表示し、距離検知ソナー12が障害物を検知すると、ステップS3において、障害物を検知した距離検知ソナー12から障害物までの距離をソナーコントローラ13によって求め、その距離情報を、当該距離検知ソナー12を識別する情報とともに、カメラコントローラ15に供給する。
続いて、車両周囲監視装置は、ステップS4において、カメラコントローラ15における演算回路22により、データ記憶部21に記憶された撮像装置11及び距離検知ソナー12の設置位置を示す3次元情報と、当該距離検知ソナー12から障害物までの距離情報とに基づいて、撮像装置11によって撮像された映像中の障害物と距離検知ソナー12が検知した障害物との映像表示装置14上における対応関係を求める。
そして、車両周囲監視装置は、ステップS5において、カメラコントローラ15におけるスーパーインポーズ回路23により、演算回路22によって演算して求められた演算結果をグラフィック化したグラフィック映像を、撮像装置11によって撮像された映像にスーパーインポーズする。また、車両周囲監視装置は、ステップS6において、スーパーインポーズ回路23により、障害物を検知した距離検知ソナー12の検知範囲をグラフィック化し、そのグラフィック映像を、撮像装置11によって撮像された映像にスーパーインポーズする。
そして、車両周囲監視装置は、ステップS7において、カメラコントローラ15の制御のもとで、スーパーインポーズされた映像を映像表示装置14に表示する。その後、車両周囲監視装置は、距離検知ソナー12が障害物を検知している間、スーパーインポーズされた映像の表示を継続し、距離検知ソナー12が障害物を検知しない状態となった段階(ステップS8で肯定判定)でリターンして、ステップS1からの一連の処理を繰り返す。
本実施形態の車両周囲監視装置では、以上の一連の手順にしたがって、車両後方に存在する障害物を検知して、その障害物を示すグラフィック映像を、距離検知ソナー12の検知範囲を示すグラフィック映像とともに映像表示装置14に表示する。
このような車両周囲監視装置は、具体的には、以下のようなグラフィック映像を、撮像装置11によって撮像された映像にスーパーインポーズする。
まず、図3(a)に示すように、距離Aだけ離れた位置に存在する1つの障害物OBが、撮像装置11によって撮像されるとともに、複数の距離検知ソナー12のうちいずれかによって検知された場合を考える。この場合、障害物OBを検知している距離検知ソナー12の検知範囲DAは、当該距離検知ソナー12の位置を頂点とし、障害物OBまで側面が延在した略円錐状となる。このような状況において、本実施形態の車両周囲監視装置は、同図(b)に示すように、3次元の障害物OBが映像表示装置14の表示画面におけるどの位置に表示されるのかを求めた演算結果のグラフィック映像IMOBを作成するとともに、障害物OBを検知している距離検知ソナー12の検知範囲DAを示す映像として、当該距離検知ソナー12の位置を頂点とした扇形状のグラフィック映像IMDAを作成し、これらグラフィック映像IMOB,IMDAを撮像装置11によって撮像された映像にスーパーインポーズした映像を、映像表示装置14に表示する。
また、図4(a)に示すように、距離Bだけ離れた位置に1つの障害物OB1が存在するとともに、この障害物OB1よりも車両から離れた位置に他の障害物OB2が存在する場合であって、これら2つの障害物OB1,OB2の双方が、撮像装置11によって撮像された場合を考える。ここで、本実施形態の車両周囲監視装置は、複数の障害物OB1,OB2が存在する場合には、車両に対して最も近くに存在する障害物OB1を複数の距離検知ソナー12のうちいずれかによって検知する。したがって、障害物OB1を検知している距離検知ソナー12の検知範囲DAは、当該距離検知ソナー12の位置を頂点とし、障害物OB1まで側面が延在した略円錐状となる。このような状況においても、車両周囲監視装置は、同図(b)に示すように、3次元の障害物OB1,OB2が映像表示装置14の表示画面におけるどの位置に表示されるのかを求めた演算結果のグラフィック映像IMOB1,IMOB2を作成するとともに、障害物OB1を検知している距離検知ソナー12の検知範囲DAを示す映像として、当該距離検知ソナー12の位置を頂点とした扇形状のグラフィック映像IMDAを作成し、これらグラフィック映像IMOB1,IMOB2,IMDAを撮像装置11によって撮像された映像にスーパーインポーズした映像を、映像表示装置14に表示する。
さらに、図5(a)に示すように、距離Cだけ離れた位置に1つの障害物OB1が存在するとともに、この障害物OB1よりも車両から離れた位置に他の障害物OB2が存在する場合であって、これら2つの障害物OB1,OB2のうち一方の障害物OB2のみが、撮像装置11によって撮像されるとともに、車両に対して近くに存在する障害物OB1が複数の距離検知ソナー12のうちいずれかによって検知された場合を考える。この場合、障害物OB1を検知している距離検知ソナー12の検知範囲DAは、当該距離検知ソナー12の位置を頂点とし、映像表示装置14には表示されない障害物OB1まで側面が延在した略円錐状となる。したがって、車両周囲監視装置は、同図(b)に示すように、3次元の障害物OB1,OB2が映像表示装置14の表示画面におけるどの位置に表示されるのかを求めた演算結果のグラフィック映像として、障害物OB2のみに対応するグラフィック画像IMOB2を作成するとともに、障害物OB1を検知している距離検知ソナー12の検知範囲DAを示す映像として、当該距離検知ソナー12の位置を頂点とした扇形状のグラフィック映像IMDAを作成し、グラフィック映像IMDAを映像表示装置14には表示されない障害物OB1が存在する方向に移動させた状態で、グラフィック画像IMOB2とともに撮像装置11によって撮像された映像にスーパーインポーズし、映像表示装置14に表示する。
このように、本実施形態の車両周囲監視装置は、どの距離検知ソナー12によって障害物OBを検知しているのかを示すのみならず、当該距離検知ソナー12の検知範囲DAをグラフィック映像IMDAとして映像表示装置14に表示することにより、映像に写る障害物OBが当該距離検知ソナー12によって検知されている旨を視覚的に表すことができる。したがって、本実施形態の車両周囲監視装置では、距離検知ソナー12によって検知した障害物と撮像装置11によって撮像された映像に写る障害物との一致又は不一致をドライバに容易に認識させることができる。また、本実施形態の車両周囲監視装置は、当該撮像装置11の撮像範囲外に存在して映像表示装置14に表示されない障害物OBが近くに存在する旨も認識しやすい形態で示すことができ、より効果的にドライバに対して注意を促すことができる。
また、本実施形態の車両周囲監視装置は、障害物OBを検知した距離検知ソナー12の検知範囲DAを映像表示装置14にグラフィック映像IMDAとして表示する際に、当該障害物OBまでの距離に応じてグラフィック映像IMDAの大きさを可変とすることもできる。
具体的には、本実施形態の車両周囲監視装置は、図6(a)に示すように、距離Aだけ離れた位置に存在する1つの障害物OBを距離検知ソナー12によって検知した場合には、同図(b)に示すように、3次元の障害物OBが映像表示装置14の表示画面におけるどの位置に表示されるのかを求めた演算結果のグラフィック映像IMOBを作成するとともに、距離検知ソナー12の検知範囲DAを示す映像として、当該距離検知ソナー12の位置を頂点とし且つ距離Aに相当する半径からなる扇形状のグラフィック映像IMDAを作成し、これらグラフィック映像IMOB,IMDAを撮像装置11によって撮像された映像にスーパーインポーズして映像表示装置14に表示する。
また、本実施形態の車両周囲監視装置は、図7(a)に示すように、距離Bだけ離れた位置に1つの障害物OB1が存在するとともに、この障害物OB1よりも車両から離れた位置に他の障害物OB2が存在する場合であって、車両に対して最も近くに存在する障害物OB1を距離検知ソナー12によって検知した場合には、同図(b)に示すように、3次元の障害物OB1,OB2が映像表示装置14の表示画面におけるどの位置に表示されるのかを求めた演算結果のグラフィック映像IMOB1,IMOB2を作成するとともに、距離検知ソナー12の検知範囲DAを示す映像として、当該距離検知ソナー12の位置を頂点とし且つ距離Bに相当する半径からなる扇形状のグラフィック映像IMDAを作成し、これらグラフィック映像IMOB1,IMOB2,IMDAを撮像装置11によって撮像された映像にスーパーインポーズして映像表示装置14に表示する。
さらに、本実施形態の車両周囲監視装置は、図8(a)に示すように、距離Cだけ離れた位置に1つの障害物OB1が存在するとともに、この障害物OB1よりも車両から離れた位置に他の障害物OB2が存在する場合であって、これら2つの障害物OB1,OB2のうち一方の障害物OB2のみが、撮像装置11によって撮像されるとともに、車両に対して近くに存在する障害物OB1を距離検知ソナー12によって検知した場合には、同図(b)に示すように、3次元の障害物OB1,OB2が映像表示装置14の表示画面におけるどの位置に表示されるのかを求めた演算結果のグラフィック映像として、障害物OB2のみに対応するグラフィック画像IMOB2を作成するとともに、距離検知ソナー12の検知範囲DAを示す映像として、当該距離検知ソナー12の位置を頂点とし且つ距離Cに相当する半径からなる扇形状のグラフィック映像IMDAを作成し、グラフィック映像IMDAを映像表示装置14には表示されない障害物OB1が存在する方向に移動させた状態で、グラフィック画像IMOB2とともに撮像装置11によって撮像された映像にスーパーインポーズし、映像表示装置14に表示する。
このように、本実施形態の車両周囲監視装置は、距離検知ソナー12の検知範囲DAを示すグラフィック映像IMDAの大きさを、障害物OBまでの距離に応じて可変とすることにより、距離検知ソナー12によって検知した障害物と撮像装置11によって撮像された映像に写る障害物との一致又は不一致を、より分かりやすくドライバに認識させることができる。
さらに、本実施形態の車両周囲監視装置は、撮像装置11によって撮像された映像に写る障害物のうち、距離検知ソナー12の検知範囲DA内に存在する障害物を強調表示するようにしてもよい。
具体的には、本実施形態の車両周囲監視装置は、図9(a)に示すように、距離Aだけ離れた位置に存在する1つの障害物OBを距離検知ソナー12によって検知した場合には、同図(b)に示すように、3次元の障害物OBが映像表示装置14の表示画面におけるどの位置に表示されるのかを求めた演算結果のグラフィック映像IMOBを作成するとともに、距離検知ソナー12の検知範囲DAを示す映像として、当該距離検知ソナー12の位置を頂点とした扇形状のグラフィック映像IMDAを作成し、これらグラフィック映像IMOB,IMDAを撮像装置11によって撮像された映像にスーパーインポーズして映像表示装置14に表示する。このとき、本実施形態の車両周囲監視装置は、距離検知ソナー12の検知範囲DA内に存在する障害物OBが映像表示装置14の表示画面におけるどの位置に表示されるのかを把握していることから、当該位置を含めた所定の領域に対して例えば微分処理等の所定の画像処理を行うことによって当該距離検知ソナー12の検知範囲DA内に存在する障害物OBに対応するグラフィック映像IMOBのエッジを検知し、そのエッジを強調表示する。
また、本実施形態の車両周囲監視装置は、図10(a)に示すように、距離Bだけ離れた位置に1つの障害物OB1が存在するとともに、この障害物OB1よりも車両から離れた位置に他の障害物OB2が存在する場合であって、車両に対して最も近くに存在する障害物OB1を距離検知ソナー12によって検知した場合には、同図(b)に示すように、3次元の障害物OB1,OB2が映像表示装置14の表示画面におけるどの位置に表示されるのかを求めた演算結果のグラフィック映像IMOB1,IMOB2を作成するとともに、距離検知ソナー12の検知範囲DAを示す映像として、当該距離検知ソナー12の位置を頂点とした扇形状のグラフィック映像IMDAを作成し、これらグラフィック映像IMOB1,IMOB2,IMDAを撮像装置11によって撮像された映像にスーパーインポーズして映像表示装置14に表示する。このとき、本実施形態の車両周囲監視装置は、所定の画像処理を行うことによって当該距離検知ソナー12の検知範囲DA内に存在する障害物OB1に対応するグラフィック映像IMOB1のエッジを検知し、そのエッジを強調表示する。
このように、本実施形態の車両周囲監視装置は、撮像装置11によって撮像された映像に写る障害物のうち、距離検知ソナー12の検知範囲DA内に存在する障害物を強調表示することにより、車両に接近した障害物を極めて容易に認識させやすくすることができる。
さらにまた、本実施形態の車両周囲監視装置は、距離検知ソナー12によって検知した障害物が映像表示装置14に表示されない位置に存在する場合には、その旨を積極的にドライバに認識させるための所定のアイコン等を表示してもよい。
具体的には、本実施形態の車両周囲監視装置は、図11(a)に示すように、距離Cだけ離れた位置に1つの障害物OB1が存在するとともに、この障害物OB1よりも車両から離れた位置に他の障害物OB2が存在する場合であって、これら2つの障害物OB1,OB2のうち一方の障害物OB2のみが、撮像装置11によって撮像されるとともに、車両に対して近くに存在する障害物OB1を距離検知ソナー12によって検知した場合には、同図(b)に示すように、3次元の障害物OB1,OB2が映像表示装置14の表示画面におけるどの位置に表示されるのかを求めた演算結果のグラフィック映像として、障害物OB2のみに対応するグラフィック画像IMOB2を作成するとともに、距離検知ソナー12の検知範囲DAを示す映像として、当該距離検知ソナー12の位置を頂点とした扇形状のグラフィック映像IMDAを作成し、グラフィック映像IMDAを映像表示装置14には表示されない障害物OB1が存在する方向に移動させた状態で、グラフィック画像IMOB2とともに撮像装置11によって撮像された映像にスーパーインポーズし、映像表示装置14に表示する。さらに、本実施形態の車両周囲監視装置は、カメラコントローラ15におけるスーパーインポーズ回路23により、距離検知ソナー12によって検知した障害物OB1が存在する方向を示す矢印状のアイコンICを、撮像装置11によって撮像された映像にスーパーインポーズし、映像表示装置14に表示する。
このように、本実施形態の車両周囲監視装置は、障害物に対応するグラフィック映像が映像表示装置14の表示画面内に存在しない場合には、距離検知ソナー12によって検知した障害物が映像表示装置14の表示画面外に対応する位置に存在する旨を示すことにより、撮像装置11によって撮像された映像外に障害物が存在することを確実に認識させることができ、より効果的にドライバに対して注意を促すことができる。
以上詳細に説明したように、本実施形態の車両周囲監視装置においては、カメラコントローラ15の制御のもとで、障害物を検知した距離検知ソナー12の検知範囲DAを示すグラフィック映像IMDAを、撮像装置11によって撮像された映像に重畳して映像表示装置14に表示させることで、映像に写る障害物が距離検知ソナー12によって検知されている旨を視覚的に表すようにしている。
したがって、この車両周囲監視装置においては、映像表示装置14に表示されている障害物と距離検知ソナー12によって検知している障害物との対応関係をドライバに的確に認識させることができ、ドライバに対して効果的に注意を促すことができる。
また、本実施形態の車両周囲監視装置においては、カメラコントローラ15の制御のもとで、距離検知ソナー12によって障害物を検知したときに、車両に対して最も近くに存在する障害物までの距離に応じて、当該距離検知ソナー12の検知範囲DAを示すグラフィック映像IMDAの大きさを可変とすることにより、映像表示装置14に表示されている障害物と距離検知ソナー12によって検知している障害物との対応関係を、よりわかりやすくドライバに認識させることができる。
さらに、本実施形態の車両周囲監視装置においては、カメラコントローラ15の制御のもとで、撮像装置11によって撮像された映像に写る障害物のうち、距離検知ソナー12の検知範囲DA内に存在する障害物を強調表示することにより、車両に接近した障害物を極めて容易に認識させやすくすることができる。
さらにまた、本実施形態の車両周囲監視装置においては、カメラコントローラ15の制御のもとで、距離検知ソナー12によって検知した障害物が映像表示装置14に表示されない位置に存在する場合には、当該障害物が存在する方向を示すアイコンICを、撮像装置11によって撮像された映像に重畳して映像表示装置14に表示することにより、撮像装置11によって撮像された映像外に障害物が存在することをドライバ確実に認識させることができ、より効果的にドライバに対して注意を促すことができる。
なお、以上説明した車両周囲監視装置は本発明の一適用例であり、本発明が以上の例に限定されるものではなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、具体的なハードウェア構成などにおいて種々の変更が可能であることは勿論である。例えば、上述した例では障害物を検知する手段として距離検知ソナー12を用いているが、これに代えて、ミリ波レーダやレーザレーダ等、所定の検知範囲を有する他の障害物検知手段を用いた場合にも、本発明は有効に適用可能である。
本発明を適用した車両周囲監視装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明を適用した車両周囲監視装置において、車両後方に存在する障害物を検知して映像表示装置に映像を表示する際の一連の手順を示すフローチャートである。 本発明を適用した車両周囲監視装置において、撮像装置によって撮像された映像にスーパーインポーズする映像の例を示す図であり、所定の距離だけ離れた位置に存在する1つの障害物が、撮像装置によって撮像されるとともに、距離検知ソナーによって検知された場合について説明するための図である。 本発明を適用した車両周囲監視装置において、撮像装置によって撮像された映像にスーパーインポーズする映像の例を示す図であり、所定の距離だけ離れた位置に2つの障害物が存在する場合であって、これら2つの障害物の双方が、撮像装置によって撮像され、一方の障害物のみが、距離検知ソナーによって検知された場合について説明するための図である。 本発明を適用した車両周囲監視装置において、撮像装置によって撮像された映像にスーパーインポーズする映像の例を示す図であり、所定の距離だけ離れた位置に2つの障害物が存在する場合であって、これら2つの障害物のうち一方の障害物のみが、撮像装置によって撮像され、他方の障害物のみが、距離検知ソナーによって検知された場合について説明するための図である。 本発明を適用した車両周囲監視装置において、撮像装置によって撮像された映像にスーパーインポーズする映像の例を示す図であり、所定の距離だけ離れた位置に存在する1つの障害物が、撮像装置によって撮像されるとともに、距離検知ソナーによって検知された場合に、障害物までの距離に応じて大きさを可変とした映像をスーパーインポーズする場合について説明するための図である。 本発明を適用した車両周囲監視装置において、撮像装置によって撮像された映像にスーパーインポーズする映像の例を示す図であり、所定の距離だけ離れた位置に2つの障害物が存在する場合であって、これら2つの障害物の双方が、撮像装置によって撮像され、一方の障害物のみが、距離検知ソナーによって検知された場合に、障害物までの距離に応じて大きさを可変とした映像をスーパーインポーズする場合について説明するための図である。 本発明を適用した車両周囲監視装置において、撮像装置によって撮像された映像にスーパーインポーズする映像の例を示す図であり、所定の距離だけ離れた位置に2つの障害物が存在する場合であって、これら2つの障害物のうち一方の障害物のみが、撮像装置によって撮像され、他方の障害物のみが、距離検知ソナーによって検知された場合に、障害物までの距離に応じて大きさを可変とした映像をスーパーインポーズする場合について説明するための図である。 本発明を適用した車両周囲監視装置において、撮像装置によって撮像された映像にスーパーインポーズする映像の例を示す図であり、所定の距離だけ離れた位置に存在する1つの障害物が、撮像装置によって撮像されるとともに、距離検知ソナーによって検知された場合に、距離検知ソナーの検知範囲内に存在する障害物を強調表示した映像をスーパーインポーズする場合について説明するための図である。 本発明を適用した車両周囲監視装置において、撮像装置によって撮像された映像にスーパーインポーズする映像の例を示す図であり、所定の距離だけ離れた位置に2つの障害物が存在する場合であって、これら2つの障害物の双方が、撮像装置によって撮像され、一方の障害物のみが、距離検知ソナーによって検知された場合に、距離検知ソナーの検知範囲内に存在する障害物を強調表示した映像をスーパーインポーズする場合について説明するための図である。 本発明を適用した車両周囲監視装置において、撮像装置によって撮像された映像にスーパーインポーズする映像の例を示す図であり、距離検知ソナーによって検知した障害物が映像表示装置に表示されない位置に存在する場合に、当該障害物が存在する方向を示すアイコンを表示する場合について説明するための図である。
符号の説明
11 撮像装置
12 距離検知ソナー
13 ソナーコントローラ
14 映像表示装置
15 カメラコントローラ
21 データ記憶部
22 演算回路
23 スーパーインポーズ回路
DA 検知範囲
IC アイコン
IMDA,IMOB,IMOB1,IMOB2 グラフィック映像
OB,OB1,OB2 障害物

Claims (5)

  1. 車両周囲を監視してその状況をドライバに報知する車両周囲監視装置において、
    前記車両周囲を撮像可能に設置された撮像手段と、
    前記車両周囲に存在する障害物を検知する障害物検知手段と、
    前記障害物検知手段の検知範囲を示す映像を、前記撮像手段によって撮像された映像に重畳して表示装置に表示させる制御手段とを備えることを特徴とする車両周囲監視装置。
  2. 前記制御手段は、前記障害物検知手段によって障害物が検知されたときに、車両に対して最も近くに存在する障害物までの距離に応じて、当該障害物検知手段の検知範囲を示す映像の大きさを可変とすることを特徴とする請求項1に記載の車両周囲監視装置。
  3. 前記制御手段は、前記撮像手段によって撮像された映像に写る障害物のうち、前記障害物検知手段の検知範囲内に存在する障害物を強調表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両周囲監視装置。
  4. 前記制御手段は、前記障害物検知手段によって検知した障害物が前記撮像手段によって撮像された映像に写らない位置に存在する場合には、当該障害物が存在する方向を示すアイコンを前記撮像手段によって撮像された映像に重畳して前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項3に記載の車両周囲監視装置。
  5. 車両周囲を監視してその状況をドライバに報知する車両周囲監視方法において、
    前記車両周囲を撮像して得られる映像に、前記車両周囲に存在する障害物を検知する障害物検知手段の検知範囲を示す映像を重畳して、表示装置に表示することを特徴とする車両周囲監視方法。
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