JP2006351790A - 半導体チップの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 先ダイシングによって個々の半導体チップに分割された半導体ウエーハの裏面に貼着されたダイボンディング用の接着フィルムから半導体チップを容易にピックアップすることができるとともに、ボンディング不良を引き起こすことなくダイボンディングすることができる半導体チップの製造方法を提供する。
【解決手段】半導体ウエーハ10の表面からストリートに沿って所定の深さの分割溝103を形成する分割溝形成工程と、半導体ウエーハの表面に保護部材3を貼着する保護部材貼着工程と、半導体ウエーハの裏面を研削して裏面に分割溝を表出させる分割溝表出工程と、半導体ウエーハの裏面に接着フィルムを装着する接着フィルム装着工程と、接着フィルムの表面に保護膜6を被覆する保護膜形成工程と、保護膜側から分割溝に沿ってレーザー光線を照射し、接着フィルムを分割溝に沿って破断する接着フィルム破断工程とを含む。
【選択図】図8

Description

本発明は、表面に複数のストリートが格子状に形成されているとともに該複数のストリートによって区画された複数の領域に回路が形成された半導体ウエーハを個々の半導体チップに分割するとともに、該個々の半導体チップの裏面にダイボンディング用の接着フィルムを装着する半導体チップの製造方法に関する。
例えば、半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に形成されたストリート(切断予定ライン)によって区画された複数の領域にIC、LSI等の回路を形成し、該回路が形成された各領域をストリートに沿って分割することにより個々の半導体チップを製造している。半導体ウエーハを分割する分割装置としては一般にダイシング装置が用いられており、このダイシング装置は厚さが20μm程度の切削ブレードによって半導体ウエーハをストリートに沿って切削する。このようにして分割された半導体チップは、パッケージングされて携帯電話やパソコン等の電気機器に広く利用されている。
個々に分割された半導体チップは、その裏面にエポキシ樹脂等で形成された厚さ20〜40μmのダイアタッチフィルムと称するダイボンディング用の接着フィルムが装着され、この接着フィルムを介して半導体チップを支持するダイボンディングフレームに加熱することによりボンディングされる。半導体チップの裏面にダイボンディング用の接着フィルムを装着する方法としては、半導体ウエーハの裏面に接着フィルムを装着し、この接着フィルムを介して半導体ウエーハをダイシングテープに貼着した後、半導体ウエーハの表面に形成されたストリートに沿って切削ブレードにより接着フィルムと共に切削することにより、裏面に接着フィルムが装着された半導体チップを形成している。(例えば、特許文献1参照。)
特開2000−182995号公報
しかるに、特開2000−182995号公報に開示された方法によると、切削ブレードにより半導体ウエーハとともに接着フィルムを切断して個々の半導体チップに分割する際に、半導体チップの裏面に欠けが生じたり、接着フィルムに髭状のバリが発生してワイヤボンディングの際に断線の原因になるという問題がある。
近年、携帯電話やパソコン等の電気機器はより軽量化、小型化が求められており、より薄い半導体チップが要求されている。より薄く半導体チップを分割する技術として所謂先ダイシング法と称する分割技術が実用化されている。この先ダイシング法は、半導体ウエーハの表面からストリートに沿って所定の深さ(半導体チップの仕上がり厚さに相当する深さ)の分割溝を形成し、その後、表面に分割溝が形成された半導体ウエーハの裏面を研削して該裏面に分割溝を表出させ個々の半導体チップに分離する技術であり、半導体チップの厚さを50μm以下に加工することが可能である。
しかるに、先ダイシング法によって半導体ウエーハを個々の半導体チップに分割する場合には、半導体ウエーハの表面からストリートに沿って所定の深さの分割溝を形成した後に半導体ウエーハの裏面を研削して該裏面に分割溝を表出させるので、ダイボンディング用の接着フィルムを前もって半導体ウエーハの裏面に装着することができない。従って、先ダイシング法によって半導体チップを支持するダイボンディングフレームにボンディングする際には、半導体チップとダイボンディングフレームとの間にボンド剤を挿入しながら行わなければならず、ボンディング作業を円滑に実施することができないという問題がある。
このような問題を解消するために、半導体ウエーハは先ダイシングによって個々に分割された半導体チップの裏面にダイボンディング用の接着フィルムを装着し、この接着フィルムを介して半導体チップをダイシングテープに貼着した後、各半導体チップ間の間隙に露出された該接着フィルムの部分に、半導体チップの表面側から上記間隙を通してレーザー光線を照射し、接着フィルムの上記間隙に露出された部分を除去するようにした半導体チップの製造方法が提案されている。(例えば、特許文献2参照。)
特開2002−118081号公報
しかるに、特開2002−118081号公報に開示された技術は、厚さが20μm程度の切削ブレードによって形成された分割溝に半導体チップの表面側からレーザー光線を照射して接着フィルムにおける各半導体チップ間の間隙に露出された部分を溶断するものあり、半導体チップの表面にレーザー光線を照射することなく接着フィルムのみを溶断することが困難である。特に、先ダイシングによる半導体ウエーハの裏面研削の際に分割溝がズレている場合には、半導体チップの表面にレーザー光線を照射することなく接着フィルムのみを溶断することが困難である。従って、上記公報に開示された半導体チップの製造方法においては、デバイスが形成された半導体チップの表面にレーザー光線によるダメージを与える虞がある。
上述した問題を解消するために、先ダイシングによって個々の半導体チップに分割された半導体ウエーハの裏面にダイボンディング用の接着フィルムを装着し、半導体ウエーハの接着フィルム側を支持テープに貼着した後、支持テープ側から分割溝に沿って支持テープには吸収されないが接着フィルムには吸収される波長のレーザー光線を照射し、接着フィルムを分割溝に沿って溶断する半導体チップの製造方法が提案されている。(例えば、特許文献3参照。)
特開2005−116739号公報
而して、上記特開2005−116739号公報開示された半導体チップの製造方法においては、溶断された接着フィルムが支持テープに溶着し、接着フィルムが貼着された半導体チップをピックアップする際に支持テープから剥離することができないという問題がある。
また、先ダイシングによって個々の半導体チップに分割された半導体ウエーハの裏面にダイボンディング用の接着フィルムを装着し、接着フィルム側から分割溝に沿ってレーザー光線を照射して接着フィルムを分割溝に沿って溶断すると、レーザー光線の照射によって発生する飛沫が接着フィルムの上面に付着し、半導体チップをダイボンディングする際にボンディング不良を引き起こすという問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術課題は、半導体ウエーハが先ダイシング法によって分割された個々の半導体チップの裏面にダイボンディング用の接着フィルムが装着され、この接着フィルムが装着された半導体チップを支持テープから容易にピックアップすることができるとともに、ボンディング不良を引き起こすことなくダイボンディングすることができる半導体チップの製造方法を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、表面に複数のストリートが格子状に形成されているとともに該複数のストリートによって区画された複数の領域にデバイスが形成された半導体ウエーハを個々の半導体チップに分割し、該個々の半導体チップの裏面にダイボンディング用の接着フィルムを装着する半導体チップの製造方法であって、
半導体ウエーハの表面から該ストリートに沿って所定の深さの分割溝を形成する分割溝形成工程と、
該分割溝が形成された半導体ウエーハの表面に保護部材を貼着する保護部材貼着工程と、
半導体ウエーハの裏面を研削して該裏面に該分割溝を表出させ個々の半導体チップに分離する分割溝表出工程と、
個々の半導体チップに分離された半導体ウエーハの裏面に該接着フィルムを装着する接着フィルム装着工程と、
半導体ウエーハの裏面に装着された該接着フィルムの表面に保護膜を被覆する保護膜形成工程と、
半導体ウエーハの裏面に装着された該接着フィルムに該保護膜側から該分割溝に沿ってレーザー光線を照射し、該接着フィルムを該分割溝に沿って破断する接着フィルム破断工程と、
半導体ウエーハの裏面に装着された該接着フィルムの表面に被覆されている該保護膜を剥離する保護膜剥離工程と、
該保護膜が剥離された半導体ウエーハの該接着フィルム側を環状のフレームに装着された支持テープに貼着する支持テープ貼着工程と、
該接着フィルムが貼着された半導体チップを該支持テープからピックアップするピックアップ工程と、を含む、
ことを特徴とする半導体チップの製造方法が提供される。
上記接着フィルムは保護膜の表面に敷設されており、上記接着フィルム装着工程と保護膜形成工程が同時に実施される。
また、本発明によれば、表面に複数のストリートが格子状に形成されているとともに該複数のストリートによって区画された複数の領域にデバイスが形成された半導体ウエーハを個々の半導体チップに分割し、該個々の半導体チップの裏面にダイボンディング用の接着フィルムを装着する半導体チップの製造方法であって、
半導体ウエーハの表面から該ストリートに沿って所定の深さの分割溝を形成する分割溝形成工程と、
該分割溝が形成された半導体ウエーハの表面に保護部材を貼着する保護部材貼着工程と、
半導体ウエーハの裏面を研削して該裏面に該分割溝を表出させ個々の半導体チップに分離する分割溝表出工程と、
個々の半導体チップに分離された半導体ウエーハの裏面に該接着フィルムを装着する接着フィルム装着工程と、
半導体ウエーハの裏面に装着された該接着フィルムの表面に保護膜を被覆する保護膜形成工程と、
半導体ウエーハの裏面に装着された該接着フィルムに該保護膜側から該分割溝に沿ってレーザー光線を照射し、該接着フィルムおよび該保護膜を該分割溝に沿って破断する接着フィルム破断工程と、
半導体ウエーハの該保護膜側を環状のフレームに装着された支持テープに貼着する支持テープ貼着工程と、
該接着フィルムが装着された半導体チップを該支持テープに貼着された該保護膜からピックアップするピックアップ工程と、を含む、
ことを特徴とする半導体チップの製造方法が提供される。
本発明によれば、先ダイシングによって個々の半導体チップに分割された半導体ウエーハの裏面に貼着された接着フィルムの表面に保護膜を被覆した後に、半導体ウエーハの裏面に貼着された接着フィルムに保護膜側から分割溝に沿ってレーザー光線を照射し、接着フィルムを分割溝に沿って破断する接着フィルム破断工程接着フィルムを分割溝に沿って破断する接着フィルム破断工程を実施するので、レーザー光線によって溶融されたデブリが飛散しても保護膜に付着し接着フィルムに付着することはない。従って、半導体チップの裏面に装着された接着フィルムには接着フィルム破断工程において生成されるデブリが付着していないので、ボンディング不良を引き起こすことなくダイボンディングすることができる。
以下、本発明による半導体チップの製造方法の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1には、複数の半導体チップに分割される半導体ウエーハの斜視図が示されている。図1に示す半導体ウエーハ10は、例えば厚さが600μmのシリコンウエーハからなっており、表面10aに複数のストリート101が格子状に形成されているとともに該複数のストリート101によって区画された複数の領域にデバイス102が形成されている。この半導体ウエーハ10を複数のストリート101に沿って分割し、個々の半導体チップを製造する製造方法の第1の実施形態について図2乃至図14を参照して説明する。
先ず、半導体ウエーハ10を先ダイシング法によって個々の半導体チップに分割する。半導体ウエーハ10を先ダイシング法によって個々の半導体チップに分割するには、先ず半導体ウエーハ10の表面10aに形成されたストリート101に沿って所定深さ(各半導体チップの仕上がり厚さに相当する深さ)の分割溝を形成する(分割溝形成工程)。この分割溝形成工程は、図2の(a)に示すようにダイシング装置として一般に用いられている切削装置2を用いることができる。即ち、切削装置2は、吸引保持手段を備えたチャックテーブル21と、切削ブレード22を備えた切削手段23を具備している。この切削装置2のチャックテーブル21上に半導体ウエーハ2の表面10aを上にして保持し、切削手段23の切削ブレード22を回転しつつチャックテーブル21を矢印Xで示す方向に切削送りすることによって、所定方向に延在するストリート101に沿って分割溝103を形成する。この分割溝103は、図2の(b)に示すように分割される各半導体チップの仕上がり厚さに相当する深さ(例えば、110μm)に設定されている。このように所定方向に延在するストリート101に沿って分割溝103を形成したら、切削手段23を矢印Yで示す方向にストリート101の間隔だけ割り出し送りして、再度上記切削送りを遂行する。そして、所定方向に延在する全てのストリート101について上記切削送りと上記割り出し送りを遂行したならば、チャックテーブル21を90度回動せしめて、上記所定方向に対して直角に延びる各ストリート101に沿って上記切削送りと上記割り出し送りを実行することにより、半導体ウエーハ10に形成された全てのストリート101に沿って分割溝103が形成される。
上述した分割溝形成工程により半導体ウエーハ10の表面10aにストリート101に沿って所定深さの分割溝103を形成したら、図3の(a)、図3の(b)に示すように半導体ウエーハ10の表面10a(デバイス102が形成されている面)に研削用の保護部材3を貼着する(保護部材貼着工程)。なお、保護部材3は、図示の実施形態においては厚さが150μmのポリオレフィンシートが用いられている。
次に、表面に保護部材3を貼着した半導体ウエーハ10の裏面10bを研削し、分割溝103を裏面10bに表出させて個々の半導体チップに分割する(分割溝表出工程)。この分割溝表出工程は、図4の(a)に示すようにチャックテーブル41と研削砥石42を備えた研削手段43を具備する研削装置4によって行われる。即ち、チャックテーブル41上に半導体ウエーハ10を裏面10bを上にして保持し、例えば、チャックテーブル41を300rpmで回転しつつ、研削手段43の研削砥石42を6000rpmで回転せしめて半導体ウエーハ10の裏面2bに接触することにより研削し、図4の(b)に示すように分割溝103が裏面10bに表出するまで研削する。このように分割溝103が表出するまで研削することによって、図4の(c)に示すように半導体ウエーハ10は個々の半導体チップ100に分離される。なお、分離された複数の半導体チップ100は、その表面に保護部材3が貼着されているので、バラバラにはならず半導体ウエーハ10の形態が維持されている。
上述した先ダイシング法によって半導体ウエーハ10を個々の半導体チップ100に分離したならば、個々の半導体チップに分離された半導体ウエーハ10の裏面10bにダイボンディング用の接着フィルムを装着する接着フィルム装着工程を実施する。即ち、図5の(a)、(b)に示すように接着フィルム5を個々の半導体チップに分離された半導体ウエーハ10の裏面10bに装着する。このとき、80〜200°Cの温度で加熱しつつ接着フィルム5を半導体ウエーハ10の裏面10bに押圧して装着する。なお、接着フィルム5は、例えば厚さが25μmのポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂フィルムによって形成されている。
上述したように接着フィルム装着工程を実施したならば、半導体ウエーハ10の裏面に装着された接着フィルム5の表面に保護膜を形成する保護膜形成工程を実施する。即ち、図6の(a)、(b)に示すように例えば塩化ビニールからなる保護膜6を半導体ウエーハ10の裏面に装着された接着フィルム5の表面に貼着する。
上述した保護膜形成工程を実施したならば、半導体ウエーハ10の裏面10bに貼着された接着フィルム5に保護膜6側から分割溝103に沿ってレーザー光線を照射し、接着フィルム5を分割溝103に沿って破断する接着フィルム破断工程を実施する。この接着フィルム破断工程は、図7に示すレーザー加工装置7によって実施する。図7に示すレーザー加工装置7は、被加工物を保持するチャックテーブル71と、該チャックテーブル71上に保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段72と、チャックテーブル71上に保持された被加工物を撮像する撮像手段73を具備している。チャックテーブル71は、被加工物を吸引保持するように構成されており、図示しない移動機構によって図7において矢印Xで示す加工送り方向および矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられるようになっている。
上記レーザー光線照射手段72は、実質上水平に配置された円筒形状のケーシング721の先端に装着された集光器722からパルスレーザー光線を照射する。また、上記レーザー光線照射手段72を構成するケーシング721の先端部に装着された撮像手段73は、図示の実施形態においては可視光線によって撮像する通常の撮像素子(CCD)の外に、被加工物に赤外線を照射する赤外線照明手段と、該赤外線照明手段によって照射された赤外線を捕らえる光学系と、該光学系によって捕らえられた赤外線に対応した電気信号を出力する撮像素子(赤外線CCD)等で構成されており、撮像した画像信号を後述する制御手段に送る。
上述したレーザー加工装置7を用いて実施する接着フィルム破断工程について説明する。
接着フィルム破断工程は、先ず上記保護膜形成工程が実施された半導体ウエーハ10の保護部材3側をチャックテーブル71に載置し吸引保持する。従って、半導体ウエーハ10の裏面10bに貼着された接着フィルム5の表面に貼着された保護膜6は、上側となる。
上述したように半導体ウエーハ10を吸引保持したチャックテーブル71は、図示しない移動機構によって撮像手段73の直下に位置付けられる。チャックテーブル71が撮像手段73の直下に位置付けられると、撮像手段73および図示しない制御手段によって半導体ウエーハ10の裏面10bに貼着された接着フィルム5のレーザー加工すべき加工領域を検出するアライメント作業を実行する。即ち、撮像手段73および制御手段は、半導体ウエーハ10の所定方向に形成されている上記分割溝103と、分割溝103に沿ってレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段71の集光器722との位置合わせを行うためのパターンマッチング等の画像処理を実行し、レーザー光線照射位置のアライメントを遂行する。また、半導体ウエーハ2に形成されている上記所定方向に対して直角方向に形成された分割溝103に対しても、同様にレーザー光線照射位置のアライメントが遂行される。このとき、個々の半導体チップに分離された半導体ウエーハ10の裏面10bに貼着された接着フィルム5および保護膜6が非透明性で分割溝103が確認できない場合には、撮像手段73として赤外線照明手段と赤外線を捕らえる光学系および赤外線に対応した電気信号を出力する撮像素子(赤外線CCD)等で構成したものを用いることにより、接着フィルム5および保護膜6を通して分割溝103を撮像することができる。
以上のようにしてレーザー光線照射位置のアライメントが行われたならば、チャックテーブル71をレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段72の集光器722が位置するレーザー光線照射領域に移動し、図8に示すように所定の分割溝103の一端(図8において左端)をレーザー光線照射手段72の集光器722の直下に位置付ける。そして、集光器722から塩化ビニールからなる保護膜6はレーザー光を吸収しないが接着フィルム5はレーザー光を吸収する波長のレーザー光線を照射しつつチャックテーブル71即ち半導体ウエーハ10を図8において矢印X1で示す方向に所定の送り速度で移動せしめ、分割溝103の他端(図8において右端)が集光器722の照射位置に達したら、パルスレーザー光線の照射を停止するとともにチャックテーブル71即ち半導体ウエーハ10の移動を停止する。このとき、レーザー光線照射手段72の集光器722から照射されるパルスレーザー光線は、図示の実施形態においては集光点P(集光スポット径が形成される点)を接着フィルム5の上面付近に合わせて照射される。なお、このレーザー光線の波長は、保護膜6を形成するする塩化ビニールには吸収されないが、接着フィルム5を構成するポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂フィルムには吸収される355nmに設定されているが、保護膜6として選択されている素材と、接着フィルムとして選択されている素材との関係で適宜設定される。この結果、図9に示すように接着フィルム5は、保護膜6を透過したレーザー光線のエネルギーにより分割溝103に沿って破断され破断線50が形成される。
なお、上記接着フィルム破断工程における加工条件は、例えば次のように設定されている。
レーザー光線の種類 ;固体レーザー(YVO4レーザー、YAGレーザー)
波長 ;355nm
発振方法 ;パルス発振
パルス幅 ;12ns
集光スポット径 ;φ9.2μm
繰り返し周波数 :50kHz
平均出力 ;2W
加工送り速度 ;500mm/秒
上述したように接着フィルム5に所定方向の分割溝103に沿って破断線50を形成したならば、チャックテーブル71を矢印Y(図7参照)で示す方向に分割溝103の間隔だけ割り出し送りし、再度上記加工送りを遂行する。そして、所定方向に形成された全ての分割溝103に沿って上記加工送りと割り出し送りを遂行したならば、チャックテーブル71を90度回動せしめて、上記所定方向に対して直角に形成された分割溝103に沿って上記加工送りと割り出し送りを実行することにより、接着フィルム5は半導体ウエーハ10が分割溝103によって分離された半導体チップ100毎に装着された接着フィルム5aに破断される。この接着フィルム破断工程においては、個々に分離された半導体ウエーハ10の裏面10bに装着された接着フィルム5の表面を被覆している保護膜6を通してレーザー光線を照射するので、レーザー光線によって溶融されたデブリが飛散しても保護膜6に付着し接着フィルム5に付着することはない。なお、分離された複数の半導体チップ100は、その裏面に装着された接着フィルム5が上述したように半導体チップ100毎の接着フィルム5aに破断されても、半導体チップ100の表面には保護部材3が貼着されているので、半導体チップ100および接着フィルム5aはバラバラにはならず半導体ウエーハ10の形態が維持されている。
上述した接着フィルム破断工程を実施したならば、図10に示すように半導体ウエーハ10の裏面10bに貼着された接着フィルム5の表面に貼着された保護膜6を剥離する(保護膜剥離工程)。保護膜6を剥離することにより、接着フィルム破断工程において保護膜6に付着したデブリも除去される。
次に、保護膜6が剥離された半導体ウエーハ10を環状のフレームに装着された伸張可能な支持テープに貼着する支持テープ貼着工程を実施する。即ち、図11の(a)、(b)に示すように環状のフレーム8の内側開口部を覆うように外周部が装着された支持テープ80の表面80aに、半導体ウエーハ10の接着フィルム5側を貼着する。従って、半導体ウエーハ10の表面10aに貼着された保護部材3は上側となる。そして、保護部材3を剥離する(保護部材剥離工程)。なお、上記支持テープ80は、図示の実施形態においては厚さが95μmのポリオレフィンシートによって形成されている。なお、支持テープ80としては、紫外線等の外的刺激によって粘着力が低下する性質を有するUVテープが用いられている。
上記フレーム支持工程および保護部材剥離工程を実施したならば、環状のフレーム8に装着された支持テープ80から接着フィルム5aが貼着されている半導体チップ100をピックアップするピックアップ工程を実行する。このピックアップ工程は、図12および図13に示すピックアップ装置9によって実施される。ここで、ピックアップ装置9について説明する。図示のピックアップ装置9は、上記環状のフレーム8を載置する載置面911が形成された円筒状のベース91と、該ベース91内に同心的に配設され環状のフレーム8に装着された支持テープ80を押し広げるための拡張手段92を具備している。拡張手段92は、上記支持テープ80における複数個の半導体チップ100が存在する領域81を支持する筒状の拡張部材921を具備している。この拡張部材921は、図示しない昇降手段によって図13の(a)に示す基準位置と該基準位置から上方の図13の(b)に示す拡張位置の間を上下方向(円筒状のベース91の軸方向)に移動可能に構成されている。なお、図示の実施形態においては拡張部材921内には、紫外線照射ランプ93が配設されている。
上述したピックアップ装置9を用いて実施するピックアップ工程について、図12および図13を参照して説明する。
上述したように環状のフレーム8に装着された伸長可能な支持テープ80の上面に支持された複数個の半導体チップ100(裏面に装着された接着フィルム5a側が支持テープ80の表面に貼着されている)は、図12および図13の(a)に示すように環状のフレーム8が円筒状のベース91の載置面911上に載置され、クランプ94によってベース91に固定される。次に、図13の(b)に示すように上記支持テープ80における複数個の半導体チップ100が存在する領域801を支持した拡張手段92の拡張部材921を図示しない昇降手段によって図13(a)の基準位置から上方の図13の(b)に示す拡張位置まで移動する。この結果、伸長可能な支持テープ80は拡張されるので、支持テープ80と半導体チップ100に装着されている接着フィルム5aとの間にズレが生じ密着性が低下するため、接着フィルム5aを装着した半導体チップ100が支持テープ80から容易に離脱できる状態となるとともに、個々の半導体チップ100および該半導体チップ100に装着された接着フィルム5a間には隙間は形成される。
次に、図12に示すようにピックアップ装置9の上方に配置されたピックアップコレット90を作動して、個々の半導体チップ100を支持テープ80の上面から離脱し、図示しないトレーに搬送する。このとき、拡張部材921内に配設された紫外線照射ランプ93を点灯して支持テープ80に紫外線を照射し、支持テープ80の粘着力を低下せしめることにより、より容易に離脱することができる。このようにして、支持テープ80から離脱された半導体チップ100は、図14に示すように裏面に接着フィルム5aが装着された状態であり、裏面に接着フィルム5aが装着された半導体チップ100が得られる。このようにして、ピックアップされた半導体チップ100の裏面に装着された接着フィルム5aには上記接着フィルム破断工程において生成されるデブリが付着していないので、ボンディング不良を引き起こすことなくダイボンディングすることができる。
次に、本発明による半導体チップの製造方法の第2の実施形態について説明する。
この実施形態においては、図15の(a)および(b)に示すように上記接着フィルム装着工程において半導体ウエーハ10の裏面10(a)に装着する接着フィルム5が保護膜としての保護テープ600の表面に敷設されている接着フィルム付き保護テープを用いる。このような接着フィルム付きの保護テープは、例えば厚さが95μmのポリオレフィンシートの表面に厚さが25μmのポリイミド系樹脂からなる接着フィルムが敷設されており、株式会社リンテック社製の接着フィルム付きの保護テープテープ(LE5000)を用いることができる。このような接着フィルム付きの保護テープを用いることにより、上述した接着フィルム装着工程と保護膜形成工程が同時に実施される。図15の(a)および(b)に示すように保護テープ600の表面に敷設された接着フィルム5を半導体ウエーハ10の裏面10bに装着したならば、上述した接着フィルム破断工程を実施する。この接着フィルム破断工程においては、上記第1に実施形態と同様に接着フィルム5は保護テープ600を透過したレーザー光線のエネルギーにより分割溝103に沿って破断されるが、保護テープ600は破断されない。なお、接着フィルム破断工程においては、個々に分離された半導体ウエーハ10の裏面10bに貼着された接着フィルム5が敷設されている保護テープ600を通してレーザー光線を照射するので、レーザー光線によって溶融されたデブリが飛散しても保護テープ600に付着し接着フィルム5に付着することはない。接着フィルム破断工程を実施したならば、保護テープ600を接着フィルム5を残して剥離する保護テープ剥離工程を実施する。そして、上述した支持テープ貼着工程およびピックアップ工程を実施する。
次に、本発明による半導体チップの製造方法の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態においても、分割溝形成工程、分割溝表出工程、接着フィルム装着工程は上述した第1の実施形態と同様に実施する。
分割溝形成工程、分割溝表出工程、接着フィルム装着工程を実施したならば、半導体ウエーハ10の裏面に貼着された接着フィルム5の表面に保護膜を形成する保護膜形成工程を実施する。第3の実施形態における保護膜形成工程は、図16の(a)に示すようにスピンナーコーティング装置11によって実施する。即ち、裏面に接着フィルム5が貼着された半導体ウエーハ10の保護部材3側をスピンナーテーブル111の上面に載置し、スピンナーテーブル111上に半導体ウエーハ10を吸引保持する。そして、樹脂供給ノズル112からポリビニールアルコール等の液状樹脂12を所定量半導体ウエーハ10の裏面に装着された接着フィルム5の中心部に滴下し、スピンナーテーブル111を所定速度で回転することにより、図16の(b)に示すように接着フィルム5の表面に保護膜120が形成される。このようにして接着フィルム5の表面に被覆された保護膜120は、経時的に硬化する。
上述した保護膜形成工程を実施したならば、半導体ウエーハ10の裏面10bに装着された接着フィルム5に保護膜120側から分割溝103に沿ってレーザー光線を照射し、接着フィルム5を分割溝103に沿って破断する接着フィルム破断工程を実施する。この接着フィルム破断工程は、上述した図7に示すレーザー加工装置7によって実施する。レーザー加工装置7によって半導体ウエーハ10の裏面10bに貼着された接着フィルム5に保護膜120側から分割溝103に沿ってレーザー光線を照射する接着フィルム破断工程を実施すると、図17に示すように接着フィルム5が上記第1に実施形態と同様に破断され破断線50が形成される。また、アルコール系の樹脂の場合は接着フィルム5と同様にレーザー光線を吸収するので、ポリビニールアルコール等の樹脂からなる保護膜120も破断され破断線121が形成される。この接着フィルム破断工程においては、個々に分離された半導体ウエーハ10の裏面10bに貼着された接着フィルム5の表面を被覆している保護膜120を通してレーザー光線を照射するので、レーザー光線によって溶融されたデブリが飛散しても保護膜120に付着し接着フィルム5に付着することはない。また、保護膜120も破断されるので、レーザー光線によって溶融されたデブリが保護膜120の破断面に付着することはない。
上述した接着フィルム破断工程を実施したならば、半導体ウエーハ10を環状のフレームに装着された伸張可能な支持テープに貼着する支持テープ貼着工程を実施する。即ち、図18の(a)、(b)に示すように環状のフレーム8の内側開口部を覆うように外周部が装着された支持テープ80の表面80aに、半導体ウエーハ10の保護膜120側を貼着する。従って、半導体ウエーハ10の表面に貼着された保護部材3は上側となる。そして、保護部材3を剥離する(保護部材剥離工程)。
上記フレーム支持工程および保護部材剥離工程を実施したならば、環状のフレーム8に装着された支持テープ80から接着フィルム5aが貼着されている半導体チップ100をピックアップするピックアップ工程を実行する。このピックアップ工程は、図12および図13に示すピックアップ装置9によって実施される。なお、ピックアップ装置9のピックアップコレット90によって半導体チップ100をピックアップすると、半導体チップ100は、接着フィルム5aが貼着された状態で支持テープ80の表面80aに貼着された保護膜120から剥離される。即ち、接着フィルム5aと保護膜120との貼着は熱が加えられていないので貼着力が弱いため、半導体チップ100をピックアップすると接着フィルム5aが貼着された状態で支持テープ80の表面80aに貼着された保護膜120から剥離される。このようにして、支持テープ80から離脱された半導体チップ100は、上記図14に示すように裏面に接着フィルム5aが装着された状態であり、裏面に接着フィルム5aが装着された半導体チップ100が得られる。
個々の半導体チップに分割される半導体ウエーハの斜視図。 本発明による半導体チップの製造方法における分割溝形成工程の説明図。 本発明による半導体チップの製造方法における保護部材割溝形成工程の説明図。 本発明による半導体チップの製造方法における接着フィルム貼着工程の説明図。 本発明による半導体チップの製造方法における保護膜形成工程の説明図。 本発明による半導体チップの製造方法における保護膜形成工程の説明図。 本発明による半導体チップの製造方法における接着フィルム破断工程を実施するレーザー加工装置の斜視図。 本発明による半導体チップの製造方法における接着フィルム破断工程の説明図。 図8に示す接着フィルム破断工程が実施された状態を示す要部拡大断面図。 本発明による半導体チップの製造方法における保護膜剥離工程の説明図。 本発明による半導体チップの製造方法における支持テープ貼着工程および保護部材剥離工程の説明図。 本発明による半導体チップの製造方法におけるピックアップ工程を実施するピックアップ装置の斜視図。 本発明による半導体チップの製造方法におけるピックアップ工程の説明図。 図13に示すピックアップ工程によってピックアップされた半導体チップの斜視図。 本発明による半導体チップの製造方法の第2の実施形態における接着フィルム貼着工程の説明図。 本発明による半導体チップの製造方法の第3の実施形態における保護膜形成工程の説明図。 本発明による半導体チップの製造方法の第3の実施形態における接着フィルム破断工程が実施された状態を示す要部拡大断面図。 本発明による半導体チップの製造方法の第3の実施形態における支持テープ貼着工程および保護部材剥離工程の説明図。
符号の説明
2:切削装置
21:切削装置のチャックテーブル
22:切削ブレード
23:切削手段
3:保護部材
4:研削装置
41:研削装置のチャックテーブル
42研削砥石:
43:研削手段
5:接着フィルム
50:破断線
6:保護膜
7:レーザー加工装置
71:レーザー加工装置のチャックテーブル
72:レーザー光線照射手段
722:集光器
73:撮像手段
8:環状のフレーム
80:支持テープ
9:ピックアップ装置
90:ピックアップコレット
91:円筒状のベース
92:拡張手段
93:拡張手段
10:半導体ウエーハ
100:半導体チップ
101:ストリート
102:デバイス
103:分割溝
11:スピンナーコーティング装置
111:スピンナーテーブル
112:樹脂供給ノズル

Claims (3)

  1. 表面に複数のストリートが格子状に形成されているとともに該複数のストリートによって区画された複数の領域にデバイスが形成された半導体ウエーハを個々の半導体チップに分割し、該個々の半導体チップの裏面にダイボンディング用の接着フィルムを装着する半導体チップの製造方法であって、
    半導体ウエーハの表面から該ストリートに沿って所定の深さの分割溝を形成する分割溝形成工程と、
    該分割溝が形成された半導体ウエーハの表面に保護部材を貼着する保護部材貼着工程と、
    半導体ウエーハの裏面を研削して該裏面に該分割溝を表出させ個々の半導体チップに分離する分割溝表出工程と、
    個々の半導体チップに分離された半導体ウエーハの裏面に該接着フィルムを装着する接着フィルム装着工程と、
    半導体ウエーハの裏面に装着された該接着フィルムの表面に保護膜を被覆する保護膜形成工程と、
    半導体ウエーハの裏面に装着された該接着フィルムに該保護膜側から該分割溝に沿ってレーザー光線を照射し、該接着フィルムを該分割溝に沿って破断する接着フィルム破断工程と、
    半導体ウエーハの裏面に装着された該接着フィルムの表面に被覆されている該保護膜を剥離する保護膜剥離工程と、
    該保護膜が剥離された半導体ウエーハの該接着フィルム側を環状のフレームに装着された支持テープに貼着する支持テープ貼着工程と、
    該接着フィルムが貼着された半導体チップを該支持テープからピックアップするピックアップ工程と、を含む、
    ことを特徴とする半導体チップの製造方法。
  2. 該接着フィルムは該保護膜の表面に敷設されており、該接着フィルム装着工程と該保護膜形成工程が同時に実施される、請求項1記載の半導体チップの製造方法。
  3. 表面に複数のストリートが格子状に形成されているとともに該複数のストリートによって区画された複数の領域にデバイスが形成された半導体ウエーハを個々の半導体チップに分割し、該個々の半導体チップの裏面にダイボンディング用の接着フィルムを装着する半導体チップの製造方法であって、
    半導体ウエーハの表面から該ストリートに沿って所定の深さの分割溝を形成する分割溝形成工程と、
    該分割溝が形成された半導体ウエーハの表面に保護部材を貼着する保護部材貼着工程と、
    半導体ウエーハの裏面を研削して該裏面に該分割溝を表出させ個々の半導体チップに分離する分割溝表出工程と、
    個々の半導体チップに分離された半導体ウエーハの裏面に該接着フィルムを装着する接着フィルム装着工程と、
    半導体ウエーハの裏面に装着された該接着フィルムの表面に保護膜を被覆する保護膜形成工程と、
    半導体ウエーハの裏面に装着された該接着フィルムに該保護膜側から該分割溝に沿ってレーザー光線を照射し、該接着フィルムおよび該保護膜を該分割溝に沿って破断する接着フィルム破断工程と、
    半導体ウエーハの該保護膜側を環状のフレームに装着された支持テープに貼着する支持テープ貼着工程と、
    該接着フィルムが装着された半導体チップを該支持テープに貼着された該保護膜からピックアップするピックアップ工程と、を含む、
    ことを特徴とする半導体チップの製造方法。
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