JP2006351502A - 極細同軸ケーブルアセンブリ及び極細同軸ケーブルアセンブリにおけるfpcの折畳み方法 - Google Patents

極細同軸ケーブルアセンブリ及び極細同軸ケーブルアセンブリにおけるfpcの折畳み方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子機器の狭い部分に容易に挿通できる極細同軸ケーブルアセンブリを提供する。
【解決手段】極細同軸ケーブルアセンブリ1は、複数本の極細同軸ケーブル3の長手方向の一端にFPC7が配置される。各極細同軸ケーブル3は、中心導体25と絶縁層27と外部シールド導体29とジャケット31とで構成される。FPCは、複数本の極細同軸ケーブルの各中心導体とそれぞれ接続される各中心導体結線部39とシールド部33とを有する。シールド部33と外部シールド導体29とはグランドバー35で接続される。FPC7は、極細同軸ケーブル3の一端から長さ方向に延びる、少なくともひとつの切欠き部13を備え、切欠き部13に沿って折畳まれて所定幅の折畳み片7Aを形成可能である。グランドバー35は複数本からなり、それぞれ各折畳み片7A上に位置するシールド部33とそれに対応する外部シールド導体29群とを個別に接続している。
【選択図】図1

Description

この発明は、極細同軸ケーブルアセンブリに関し、特にパソコン、携帯電話やデジカメなどの電子機器の配線材として使用される極細同軸ケーブルアセンブリ及び極細同軸ケーブルアセンブリにおけるFPCの折畳み方法に関する。
医療機器に広く用いられてきた極細同軸ケーブル及びそのアセンブリは、近年では民生機器内配線、特にパソコン、携帯電話やデジカメなど電子機器の液晶モニタの配線材として市場からのニーズが高まってきた。同軸ケーブルが持つ安定した伝送特性と、細径で柔軟な構造から来るアセンブリ形状の自由度の高さが、ニーズにマッチしたために極細同軸ケーブルを使用することが増加してきた。
図13を参照するに、携帯電話101は、折畳み式のものがあり、操作部側本体103と表示部側本体105はヒンジ部107により互いに回動自在に枢着して折り畳み可能に、あるいは3次元動作可能に構成されている。
前記操作部側本体103には内表面中央部にキーボード109、図13において下方側の内表面端部に送話器111、図13において左斜め下方側端部に充電する電力を供給する端子やデータ通信用の接続端子などの複合端子を備えたコネクタ113が設けられており、内部には基板などが収納されている。
また、前記表示部側本体105には図13において上方側の内表面端部に受話器115及び内表面中央部に液晶表示器117などが設けられている。
従来、上記の操作部側本体103と表示部側本体105との間で電源や信号を送るために用いられる配線材119は、図13に示されているようにヒンジ部107にその軸線方向に交叉するように設けた細い挿通穴部121に通されるものであり、殆どが屈曲性のあるFPC(Flexible Printed Circuit)やシールドFPCなどが使用されていた。
しかしながら、近年の表示部側本体105が2次元から3次元の動きをするようになったのに伴い、また、表示部側本体105の高解像度化に伴ってデータ伝送速度が向上するなか、配線材119も高周波特性に優れ、EMI対策が配線材119に施されていることが要求される。この点で、一般的な同軸ケーブルは厚くなってしまうので使われていなかったが、極細同軸ケーブル123は上述したように細径で柔軟な構造であると共に、他の材料に比べ、上記のニーズに対して有利な配線材119である。
図14を参照するに、従来の極細同軸ケーブル123の構造としては、例えば中心導体125は直径0.025mm又は0.03mmφの7本の断面円形の素旋が撚られており、この中心導体125の外周にフッ素系樹脂としての例えばテフロン(登録商標)樹脂の絶縁層127が施されており、この絶縁層127の外周が例えば直径0.025mm又は0.03mmφの約20本の断面円形の素線が撚られた外部シールド導体129が設けられ、さらに前記外部シールド導体129の外周がフッ素系樹脂としての例えばテフロン(登録商標)樹脂のジャケット131で被覆されている。
また、携帯電話101の極細同軸ケーブルアセンブリ133としては、図15に示されているように上記の多数の極細同軸ケーブル123が例えば0.5mmピッチに並列に配列されて、その両側を束ねテープ135によりサンドイッチにユニット化するフラットケーブル加工が施されている。
さらに、極細同軸ケーブルアセンブリ133の長手方向の両端側の各極細同軸ケーブル123が、基板に接続するためのFPC137に接続されている。すなわち、図16及び図17に示されているように、多数の各極細同軸ケーブル123の両端末のジャケット131が除去されて外部シールド導体129を露出し、この外部シールド導体129がFPC137のシールド層139にグランドバー141で押さえて一括して半田143により半田付けされている。さらに、各極細同軸ケーブル123の中心導体125はFPC137の中心導体結線部145に接続されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−60780号公報
ところで、従来、例えば前述した携帯電話101を組み立てる場合、ヒンジ部107の挿通穴部121は例えば直径3〜5mmφ程度であるので、多数の極細同軸ケーブル123の両端にFPC137を接続した状態の極細同軸ケーブルアセンブリ133では、挿通穴部121に通すことができないという問題点があった。
FPC137は柔軟性があるので容易に丸めることができるが、グランドバー141は金属製であり、半田付けされていることから簡単に曲げることができない。たとえ曲げたとしても、グランドバー141に丸めた癖が付いてしまうのでFPC137を元の状態に広げることができなくなり、さらに半田付け部の機械的強度の低下や寸法的な問題が生じることになる。また、FPC137を無理に挿通穴部121に通すと、極細同軸ケーブル123などにダメージが加わる可能性が高くなる。
したがって、図18に示されているように、FPC137の大きさ寸法がA×Bで、挿通穴部121の穴径がCである場合、穴径CはAの寸法より大きくする必要がある。多様化する携帯電話101は、軽薄短小化とデザインに嗜好が移り変わっており、特にデザインの制約から携帯電話101の可動部にあたるヒンジ部107の大きさ、形、スペースが問題視されることが多いので、上記のように穴径Cを大きくすることは市場ニーズに逆行することになる。
そこで、予め、極細同軸ケーブルアセンブリ133を上記のヒンジ部107の挿通穴部121に通した状態にするサブ組立を行い、このサブ組立された極細同軸ケーブルアセンブリ133付きのヒンジ部107を用いて操作部側本体103と表示部側本体105を連結する必要があった。
極細同軸ケーブルアセンブリ133付きのヒンジ部107のサブ組立方法(換言すればヒンジ部付きの極細同軸ケーブルアセンブリ133のサブ組立方法)は、まず、図19(A)に示されているように、FPC137が多数の極細同軸ケーブル123の一方端に接続される。
次いで、FPC137が付いていない側の極細同軸ケーブルアセンブリ133の端部が丸められて、図19(B)に示されているように、ヒンジ部107の挿通穴部121に通され、FPC137が付いていない側の多数の各極細同軸ケーブル123の外部シールド導体129にグランドバー141が一括して半田付けされる。
さらに、図19(C)に示されているように、多数の各極細同軸ケーブル123の外部シールド導体129がグランドバー141とFPC137のシールド層139との間で一括して半田付けされ、且つ各極細同軸ケーブル123の中心導体125が中心導体結線部145に接続されることにより、FPC137と接続される。
上記のサブ組立の加工においては、以下の問題点があった。
(1)FPC137が付いていない側の極細同軸ケーブルアセンブリ133の端部をヒンジ部107の挿通穴部121に通す際に、束ねたり丸めたりすることにより、FPC137が付いていない側の端部の多数の各極細同軸ケーブル123のピッチがずれるという問題点があった。つまり、FPC137の側も同ピッチで配列されているので、中心導体125とFPC137とのピッチがずれてしまうと、配列を整えてから半田付けを行う必要があるために生産性を低下させるという問題点があった。
(2)ヒンジ部107をつけたまま、FPC137に極細同軸ケーブルアセンブリ133を接続作業すると、ヒンジ部107が邪魔になるために極細同軸ケーブルアセンブリ133の両端側にFPC137を同時に接続加工できないので、生産性があがらないという問題点があった。
(3)電子機器としての例えば携帯電話101の全体の組立納期がヒンジ部107の納入時期に左右されるので、組立部品の歩留まりを低下させるという問題点があった。
この発明は上述の課題を解決するためになされたものである。
この発明の極細同軸ケーブルアセンブリは、中心導体と、この中心導体の外周に被覆した絶縁層と、この絶縁層の外周にシールドした外部シールド導体と、この外部シールド導体の外周を被覆したジャケットとから構成され、少なくとも両端部が並列された複数本の極細同軸ケーブルと、
この極細同軸ケーブルの片端に位置されるFPCであって、前記複数本の極細同軸ケーブルの各中心導体とそれぞれ接続される各中心導体結線部とシールド部とを有するFPCと、
前記複数本の極細同軸ケーブルの外部シールド導体と前記FPCのシールド部とを接続するグランドバーとを備えた極細同軸ケーブルアセンブリであって、
前記FPCは、前記極細同軸ケーブルの一端から長さ方向に延びる、少なくともひとつの切欠き部を備え、この切欠き部に沿って折畳まれて所定幅の折畳み片を形成可能とされており、
前記グランドバーは複数本からなり、それぞれが前記各折畳み片上に位置するシールド部とそれに対応する極細同軸ケーブルの外部シールド導体群とを個別に接続してなることを特徴とするものである。
また、この発明の極細同軸ケーブルアセンブリは、前記極細同軸ケーブルアセンブリにおいて、前記折畳み片のうちのひとつの延長上に、前記極細同軸ケーブルの長手方向に対して直角方向に切欠き部を備え、この切欠き部に沿って折畳まれてFPC折畳み片に重ねられるようにシールド片が形成されていることが好ましい。
また、この発明の極細同軸ケーブルアセンブリは、前記極細同軸ケーブルアセンブリにおいて、前記折畳み片のうちのひとつに、このFPCを機器本体の所定の位置に位置決めするための位置決めタブを設けてなることが好ましい。
また、この発明の極細同軸ケーブルアセンブリは、前記極細同軸ケーブルアセンブリにおいて、前記折畳み片のうちのひとつの表面にコネクタを設け、このコネクタを設けた折畳み片の延長上に、前記極細同軸ケーブルの長手方向に対して直角方向に切欠き部を備え、この切欠き部に沿って折畳まれてFPC折畳み片に重ねられるようにシールド片が形成されることが好ましい。
また、この発明の極細同軸ケーブルアセンブリにおけるFPCの折畳み方法は、複数本の極細同軸ケーブルの片端に接続したFPCが、前記極細同軸ケーブルの一端から長さ方向に延びる少なくともひとつの切欠き部に沿って折畳まれる所定幅の折畳み片と、この折畳み片のうちのひとつの表面にコネクタを設け、このコネクタを設けた折畳み片の延長上に、前記極細同軸ケーブルの長手方向に対して直角方向に切欠き部を備え、且つこの切欠き部に沿って折畳まれるシールド片と、を有する構成の極細同軸ケーブルアセンブリにおけるFPCの折畳み方法において、
前記コネクタを設けた折畳み片のコネクタを有する面の裏面側に、他の折畳み片をそれぞれの切欠き部に沿って折畳み、前記他の折畳み片が前記コネクタを設けた折畳み片とシールド片との間に挟み込まれるように、前記シールド片を最後に折畳むことを特徴とするものである。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明の極細同軸ケーブルアセンブリによれば、極細同軸ケーブルアセンブリは、複数本の極細同軸ケーブルの長手方向の片端側に、柔軟性を有するFPCが挿通すべき挿通部に挿通可能な幅寸法を有する複数のFPC折畳み片で折り畳むための折曲げ線上に切欠き部が設けられているので、一旦折曲げると折り畳み状態を保持できる。
しかも、この極細同軸ケーブルアセンブリが電子機器に使用されるときに、一端側のFPC折畳み片の大きさに折り畳まれたFPCをそのまま電子機器の狭い挿通部に挿通させることができるので、電子機器の組立を容易にでき、電子機器の組立生産性を向上できる。
また、極細同軸ケーブルアセンブリは、従来のように例えば電子機器のヒンジ部とのサブ組立を行う必要はなく、単品加工することが可能となるので、複数本の極細同軸ケーブルの長手方向の一端側に上記の折畳み可能なFPCを、他端側に通常のFPCやリジット基板を同時に接続加工できるので、極細同軸ケーブルアセンブリの生産性を向上させることができる。
また、上記の理由で、極細同軸ケーブルアセンブリは単品加工することが可能となるので、電子機器の全体の組立納期が従来のように例えばヒンジ部の納入時期に左右されないので、組立部品の歩留まりを低下させる問題を解消できる。
また、この発明の極細同軸ケーブルアセンブリにおけるFPCの折畳み方法によれば、前記コネクタを設けた折畳み片のコネクタが折畳み片の表面側に位置するようにして、他の折畳み片が前記コネクタを設けた折畳み片の裏面側とシールド片との間に挟み込まれるように折畳まれるので、前記他の折畳み片の折曲げ部分の元に戻ろうとする反発力による口開きを防止できる。すなわち、シールド片の切欠き部は前記他の折畳み片の切欠き部より大きく設けることができるために折曲げ部分の反発力が弱いので、前記他の折畳み片の折曲げ部分の反発力を抑えることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1乃至図4を参照するに、第1の実施の形態に係る極細同軸ケーブルアセンブリ1としては、電子機器としての例えば携帯電話の液晶表示器用ケーブルアセンブリとして組み立てられる場合について説明すると、極細同軸ケーブルアセンブリ1は、多数の極細同軸ケーブル3が例えば0.4mmピッチに並列に配列されて、その両側を束ねテープ5によりサンドイッチにユニット化するフラットケーブル加工が施されている。
さらに、各極細同軸ケーブル3の長手方向の両端側には、コネクタ端子として使用すると共に屈曲性、柔軟性のあるFPC7(Flexible Printed Circuit)が配置され、前記それぞれのFPC7と前記各極細同軸ケーブル3の両端末は端末接続部で接続されている。FPC7はポリイミド基材上に銅回路が形成され、その上にカバーレイが設けられているものである。前記FPC7の一端側の端末接続部についての詳細は後述する。なお、第1の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリ1では、図1(A)では少ない本数で図示されているが、例えば30本の極細同軸ケーブル3が用いられている。なお、前記FPC7の少なくとも一方が折畳める構造で有ればよく、他方は通常のFPC7でも、リジット基板でもよい。
FPC7は、図1(A)及び図2に示されているように、例えば背景技術の項で説明した携帯電話のヒンジ部9の挿通部としての例えば挿通穴部11内を挿通できる大きさに折り曲げて畳むことができる形態である。これはFPC7が柔軟な構造である利点を生かしているのであるが、単に折曲げただけではFPC7自体の弾力性により復帰しようとする反発力で元に戻ってしまうので、FPC7を折り畳み易くすると共に一旦折曲げられたら元に戻らないようにするために、折曲げ線BL上(折曲げ部分)にU字状の切欠き部13が施されている。したがって、この切欠き部13が設けられることにより、FPC7を容易に折曲げることができる。
第1の実施の形態では、図1(A)に示されているように、FPC7が幅方向で3つに折り畳まれるように、FPC7の全幅Lをほぼ3等分する位置で2箇所に折曲げ線BLが設けられ、この折曲げ線BL上に前記切欠き部13がFPC7の長手方向に向けて切り込まれている。すなわち、FPC7の折曲げ幅は、携帯電話のヒンジ部9の挿通穴部11内を挿通可能な幅寸法Dであり、第1の実施の形態では、前記幅寸法DがFPC7の全幅Lのほぼ1/3の寸法になる。
したがって、上記の切欠き部13は上記の挿通すべき挿通穴部11内を挿通可能な幅寸法Dとなる折曲げ線BL上に設けられる。換言すれば、FPC7は、上記の幅寸法Dを有する3つのFPC折畳み片7Aが、その幅方向で折曲げ部15を介して連結されており、この折曲げ部15の折曲げ線BL上に上記の切欠き部13が設けられている。
なお、FPC7の全幅Lが大きければ、4つ、あるいはそれ以上のFPC折畳み片7Aで構成されることになり、折曲げ部15の折曲げ線BLが3つ、あるいはそれ以上設けられることになり、切欠き部13の数もそれに応じて設けられる。一方、FPC7の全幅Lが小さければ、2つのFPC折畳み片7Aで構成されることになり、折曲げ部15の折曲げ線BLが1つ設けられることになり、切欠き部13も1つ設けられる。したがって、各FPC折畳み片7A、切欠き部13の数は限定されない。
なお、FPC7の全幅Lが大きくなれば、接続される極細同軸ケーブル3の本数も多くすることができるので、例えばノートパソコンや他の電子機器などに使用される大容量のものでも十分に適用可能となる。
また、上記の切欠き部13の長さは、FPC7が一旦折曲げられたら、その折曲げ状態を保持できる程度に任意に設けることができる。第1の実施の形態では、切欠き部13がU字形状の切り込みであるが、複数の穴部を折曲げ線BL上に断続的に設けても、前記穴部が円形状でも長穴形状でも、他の形状であっても、あるいは、他の形態の切欠き部13であっても構わない。
なお、上記の3つのFPC折畳み片7Aのうちの1つの表面には、図2に示されているようにコネクタ17として例えばプラグコネクタが半田付けで接続されている。このコネクタ17は例えば携帯電話の表示部側本体内の図示しないコネクタ端子としての例えばレセプタクルコネクタと嵌合して接続されるものである。
また、上記のFPC7には、グランド接続した一面パターンが施されたシールド片19が、上記の3つのFPC折畳み片7Aのうちの1つの延長上には前記極細同軸ケーブル3の長手方向に対して直角方向に設けた切欠き部13を介して形成されている。すなわち、第1の実施の形態では、前記シールド片19が図1(A)において下側のFPC折畳み片7Aの右側の一辺に折曲げ部21を介して連結されている。
しかも、上記の折曲げ部21の折曲げ線BL上の切欠き部13は、前述した折曲げ部15の切欠き部13と同様の構成であるので詳細な説明は省略する。
なお、上記のシールド片19は例えばFPC7に回路を設けていない全面に銅箔があるようなFPCで構成されており、この銅箔はFPC7のグランド回路につながっており、コネクタ17自体に発生する雑音を防止するためのシールドの機能を有するものである。このシールド片19はFPC7の1枚分と同じ厚み分だけでシールド効果が得られるので、ヒンジ部9の挿通穴部11に挿通することに影響しないものである。
また、上記のシールド片19には、FPC7のコネクタ17を携帯電話の表示部側本体内の図示しないコネクタ端子であるレセプタクルコネクタに嵌合すべくFPC7を位置決めするための位置決めタブ23が設けられている。この位置決めタブ23は例えば厚さ80〜100μmのポリイミドであり、シールド片19の幅よりも少し長く設けられ、シールド片19に接着剤で接着されている。位置決めタブ23はシールド片19と一体物として加工して設けることもできる。
上記の位置決めタブ23は、例えば携帯電話の表示部側本体内に設けた図示しない位置決め係合穴に係合するものであり、位置決めタブ23を位置決め係合穴に係合させることで、FPC7のコネクタ17のプラグコネクタと表示部側本体内のレセブタクルコネクタとが必然的に接続するように構成されており、コネクタ位置の近傍に設けることが好ましい。なお、位置決めタブ23はシールド片19に設けているが、FPC7の他の箇所、例えばいずれかのFPC折畳み片7Aに設けても構わない。
なお、上記のシールド片19の位置は、図1(A)に示されているものに限定する必要はなく、図5あるいは図6のように変更することも可能である。すなわち、図5においては、シールド片19が図5において中央のFPC折畳み片7Aの右側の一辺に切欠き部13を備えた折曲げ部21を介して連結されている。一方、図6においては、シールド片19が図6において上側のFPC折畳み片7Aの右側の一辺に切欠き部を備えた折曲げ部21を介して連結されている。切欠き部13やその他の構成は前述したのと同様である。
次に、上記のFPC7と各極細同軸ケーブル3の長手方向の端末との端末接続部における接続構成状態について説明する。
上記の各極細同軸ケーブル3は、図4に示されているように、例えば直径0.027mm又は0.03mmφの7本の断面円形の素線が撚られて中心導体25が設けられ、この中心導体25の外周にフッ素系樹脂としての例えばテフロン(登録商標)樹脂の絶縁層27が施されており、この絶縁層27の外周が例えば直径0.025mm又は0.03mmφの約20本の断面円形の素線が撚られた外部シールド導体29が設けられ、さらに前記外部シールド導体29の外周がフッ素系樹脂としての例えばテフロン(登録商標)樹脂のジャケット31で被覆されている。
上記の端末接続部の構成としては、図3(A)、(B)及び図4に示されているように、上記の各極細同軸ケーブル3の端末のジャケット31を除去して各外部シールド導体29を露出させる。この露出した各外部シールド導体29が、グランドバー35、35ではさまれ、FPC7の3つのFPC折畳み片7Aに備えられた各シールド部33に、各FPC折畳み片7Aに対応するグランドバー35で押さえて一括して半田37により半田付けされている。すなわち、互いに隣接する各FPC折畳み片7Aのグランドバー35はFPC7の各折曲げ部15の折曲げ線BL上で分離されている状態にある。なお、グランドバー35は2本で外部シールド導体29をはさみ固定しているが、グランドバー1本に外部シールド導体29が半田で固定される場合もある。
なお、各極細同軸ケーブル3の中心導体25はFPC7の各中心導体結線部39に接続されている。また、シールド部33はFPC7の銅回路と同一面上に、同様に設けられており(カバーレイは除去)、FPC7のグランド回路に接続されている。シールド部33は極細同軸ケーブル3の外部シールド導体29が拾うノイズをグランド回路に落とすためのものである。
なお、上記の各グランドバー35は、予め各FPC折畳み片7Aごとに独立して設けられて半田37により半田付けされても構わないが、製造効率を図るために、図3(A)に示されているように長尺のグランドバー35がFPC7の全幅Lに亘って、各FPC折畳み片7Aの各シールド部33に配置された各極細同軸ケーブル3の外部シールド導体29及び前記各シールド部33に一括して半田付けされた後に、前記長尺のグランドバー35を各FPC折畳み片7Aごとに前記折曲げ線BLで分割するために前記長尺のグランドバー35に対してカッターやレーザなどの切断手段で、ある程度の間隔を有する切れ目41(切断部)を設けることにより、図1(A)、図3(B)及び図4に示されているように各FPC折畳み片7Aごとに互いに独立する形態のグランドバー35とされている。
上記構成により、第1の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリ1は、各極細同軸ケーブル3の一端が柔軟性を有するFPC7の各FPC折畳み片7Aの各シールド層33にグランドバー35で半田付けされて接続され、且つ互いに隣接する各FPC折畳み片7Aのグランドバー35がFPC7の各折曲げ部15の折曲げ線BL上で分離されているので、FPC7の各FPC折畳み片7Aを各折曲げ部15の折曲げ線BLで容易に折り畳むことができる。
したがって、極細同軸ケーブルアセンブリ1の一端側のFPC7は、図1(B)の矢印に示されているように、各FPC折畳み片7Aが各折曲げ部15の折曲げ線BLで容易に折り畳まれる。この折り畳み方は、図1(B)の矢印の方法に限らず、折り畳めればどのようにしても構わない。しかも、折曲げ線BL上にU字状の切欠き部13が施されているので、各FPC折畳み片7Aが一旦折曲げられると、折り畳まれた状態がほぼそのまま保持された状態となる。なお、厳密に言えば、折り畳み方によっては、FPC折り畳み片7Aの折り曲げ部15で、反発力が生じて、「口開き」という状態が発生することがある。この「口開き」という発生の防止については、後述する第2の実施の形態で詳しく説明するが、基本的には「口開き」を押さえるための手段、例えば折り畳まれたFPC折り畳み片7Aの重ね合わされる表面同士を、強力な例えば両面テープなどを用いて押さえることによって組立て可能である。また、極細同軸ケーブルアセンブリ1の他端側のFPC7も同様に各FPC折畳み片7A及びシールド片19が折り畳まれて、極細同軸ケーブルアセンブリ1が完成する。
第1の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリ1を用いて、例えば前述した従来技術で説明した携帯電話が組み立てられる場合は、図2に示されているように、極細同軸ケーブルアセンブリ1の一端側の折り畳み状態のFPC7の部分をヒンジ部9の挿通穴部11に容易に挿通することができる。
次いで、前記FPC7の位置決めタブ23が携帯電話の表示部側本体内に設けた図示しない位置決め係合穴に係合される。すると、位置決めタブ23を位置決め係合穴に係合させることで、FPC7のコネクタ17が表示部側本体内のコネクタ端子(図示省略)に必然的に接続される。したがって、極細同軸ケーブルアセンブリ1が製品に取付けられる時にコネクタ17を嵌合させるためにFPC7を動かして位置合わせすることが不要となり作業性が向上する。
しかも、第1の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリ1は、上記の挿通穴部11に挿通したままの形状で、相手側のコネクタ端子と嵌合して接続することができる。
また、上記のFPC7には、複数のFPC折畳み片7Aのうちの1つの一辺に折曲げ部21を介してシールド片19を連結することで、所謂、FPC7の一片をシールド片19として使用できる。
また、極細同軸ケーブルアセンブリ1は、FPC7を束ねたり丸めたりせず、すでに多数の各極細同軸ケーブル3の中心導体25がFPC7の中心導体結線部39に接続されているので、従来のようなピッチずれの問題点は解消される。
また、極細同軸ケーブルアセンブリ1は、従来のようにヒンジ部9とのサブ組立を行う必要はなく、単品加工することが可能となるために、極細同軸ケーブルアセンブリ1の一端側に上記折畳み可能なFPC7が、他端側に通常のFPCやリジット基板が同時に接続加工できるので、極細同軸ケーブルアセンブリ1の生産性を向上させることができる。
また、極細同軸ケーブルアセンブリ1は単品加工することが可能となるために、電子機器としての例えば携帯電話の全体の組立納期が従来のようにヒンジ部9の納入時期に左右されないので、組立部品の歩留まりを低下させる問題は解消される。
図7を参照するに、FPC7にはその両面に回路を有するものがあり、このFPC7の両面の前記各回路が多数の極細同軸ケーブル3の端末の端末接続部に接続することができる。これにより、FPC7の片面のみに極細同軸ケーブル3を接続した極細同軸ケーブルアセンブリ1より2倍の本数の極細同軸ケーブル3を接続できる。前述した実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリ1では例えば30本の極細同軸ケーブル3が接続されているが、FPC7の両面に接続する場合は例えば60本の極細同軸ケーブル3を接続できることとなる。したがって、大容量の電子機器に対しても適用でき、しかも、FPC折畳み片7Aの大きさに折り畳んでコンパクトにできるので、挿通すべきヒンジ部9の挿通穴部11に容易に挿通できる。
次に、この発明の第2の実施の形態に係る極細同軸ケーブルアセンブリ1について図面を参照して説明する。なお、前述した第1の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリ1と同様の構成の部分は同じ符号を付して詳しい説明は省略する。
図8(A),(B),(C)を参照するに、前述した第1の実施の形態ではシールド片19が複数のFPC折畳み片7Aのうちの任意の1つの一辺に折曲げ部21を介して連結されているが、この第2の実施の形態ではコネクタ17を設けたFPC折畳み片7Aの延長上に、前記極細同軸ケーブル3の長手方向に対して直角方向に切欠き部13を備え、この切欠き部13に沿って折曲げ部21の折曲げ線BLで折畳まれてFPC折畳み片7Aに重ねられるように形成されている。他の構成は前述した第1の実施の形態と同様である。
例えば、図8(A)では、3つのFPC折畳み片7Aのうちの中央のFPC折畳み片7Aの表面にコネクタ17が設けられており、このコネクタ17を設けたFPC折畳み片7Aの延長上に、上記の如くシールド片19が形成されている。
したがって、コネクタ17がFPC折畳み片7Aの表面側に位置するようにして、前記コネクタ17を設けたFPC折畳み片7Aのコネクタ17を有する表面の裏面側に、他のFPC折畳み片7Aがそれぞれの切欠き部13に沿って各折曲げ部15の折曲げ線BLで、図8(B)の矢印(1)、(2)の順に紙面の向こう側に折畳まれる。そして、最後に、前記シールド片19が図8(B)の矢印(3)で示されているように、上記のコネクタ17を設けたFPC折畳み片7Aとシールド片19との間に前記他のFPC折畳み片7Aを挟み込むように図8(B)の紙面の向こう側に折畳まれる。
その結果、図8(C)に示されているように、上記の他のFPC折畳み片7Aの折曲げ部15の元に戻ろうとする反発力による口開きを防止できる。すなわち、シールド片19の切欠き部13は各FPC折畳み片7Aの切欠き部13より大きく設けることができるために折曲げ部21の反発力が弱いので、各FPC折畳み片7Aの折曲げ部15の反発力を抑えることができる。言い換えれば、折曲げ部21の長さを短くすることができる。所謂、図2の斜視図の状態になる。
ちなみに、図9では前述した第1の実施の形態の図1(A),(B)の場合で、3つのFPC折畳み片7Aのうちの中央のFPC折畳み片7Aにコネクタ17が設けられており、図9(A)のようにコネクタ17を設けていない下側のFPC折畳み片7Aの延長線上にシールド片19が形成されている。
この形態の極細同軸ケーブルアセンブリ1では、コネクタ17をFPC折畳み片7Aの表面側に位置させるために、他のFPC折畳み片7Aがそれぞれの切欠き部13に沿って各折曲げ部15の折曲げ線BLで、図9(A)の矢印(1)、(2)の順に紙面の向こう側に、つまり前記コネクタ17を設けたFPC折畳み片7Aのコネクタ17を有する面の裏面側に折畳まれる。次いで、シールド片19が図9(A)の矢印(3)で示されているように、コネクタ17を設けていない他のFPC折畳み片7Aの外側に折畳まれる。
したがって、上記の他のFPC折畳み片7Aの折曲げ部15は配線のエリアの関係上、切欠き部13を大きくすることができないために折曲げ部15の長さが長くなり、元に戻ろうとする反発力が強くなるために、図9(B)に示されているように、上述した口開きが生じてしまう可能性がある。実際には、上記のように折り畳まれた他の各FPC折畳み片7A及びシールド片19の重ね合わされる表面同士を図示しない両面テープで互いに貼り合わせているのであるが、上記の反発力のために両面テープの一部又は全部がFPC折畳み片7Aから剥がれてしまい、FPC折畳み片7A同士が剥がれた「口開き」という状態が生じる可能性がある。この「口開き」が発生すると、折り畳み状態のFPC7をヒンジ部9の挿通穴部11へ挿入する時、挿通穴部11の入口にぶつかって挿入できないなどの不具合が生じる可能性もある。
そこで、この「口開き」の発生を防止するために、上述したこの第2の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリ1では、図8(A)に示されているように、コネクタ17を設けたFPC折畳み片7Aの延長上に、シールド片19を形成させることで、図9(A),(B)のような「口開き」してしまうことをなくし、「口開き」の発生を防止し、より一層確実に折り畳み状態のFPC7の部分をヒンジ9の挿通穴部11に挿通することができる。
なお、図8(A)の極細同軸ケーブルアセンブリ1では、コネクタ17を設けたFPC折畳み片7Aが1枚で、他のFPC折畳み片7Aが2枚で、シールド片19が1枚の構成であるが、これに限定されず、各部材の枚数やコネクタ17を設ける位置は任意に設けることができる。
例えば、図10では、3つのFPC折畳み片7Aのうちの図10において下側のFPC折畳み片7Aにコネクタ17が設けられており、図11では、3つのFPC折畳み片7Aのうちの図11において上側のFPC折畳み片7Aにコネクタ17が設けられており、図12では、2つのFPC折畳み片7Aのうちの図12において上側のFPC折畳み片7Aにコネクタ17が設けられており、図10,図11,図12のいずれにおいても、コネクタ17を設けたFPC折畳み片7Aの延長上に、前述した如くシールド片19が形成されていれば、対応可能である。
(A)は第1の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリを展開した平面図で、(B)は折り畳む一形態を示す斜視図である。 第1の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリを用いて電子機器に装着するときの状態説明図である。 図1(A)の極細同軸ケーブルアセンブリの右側の端末接続部を一部拡大した平面図で、(A)は長尺のグランドバーを設けたときの平面図で、(B)は長尺のグランドバーを折曲げ線BLに切れ目(切断部)を設けたときの平面図である。 図3(B)の矢視IV−IV線の断面図である。 第1の実施の形態の他の例を示すもので、極細同軸ケーブルアセンブリのFPCにシールド片を設けた展開平面図である。 第1の実施の形態の他の例を示すもので、極細同軸ケーブルアセンブリのFPCにシールド片を設けた展開平面図である。 極細同軸ケーブルアセンブリのFPCの両面に多数の極細同軸ケーブルを接続したときの断面図である。 (A)は第2の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリを展開した平面図で、(B)は折り畳む一形態を示す斜視図で、(C)は(B)の矢印の順に折り畳んだときの完成図である。 (A)は、中央の折畳み片にコネクタが設けられた場合の図1の極細同軸ケーブルアセンブリが折り畳まれる一形態を示す斜視図で、(B)は(A)の矢印の順に折り畳んだときの完成図である。 第2の実施の形態の他の例を示すもので、極細同軸ケーブルアセンブリのコネクタを設けたFPCにシールド片を設けた展開平面図である。 第2の実施の形態の他の例を示すもので、極細同軸ケーブルアセンブリのコネクタを設けたFPCにシールド片を設けた展開平面図である。 第2の実施の形態の他の例を示すもので、極細同軸ケーブルアセンブリのコネクタを設けたFPCにシールド片を設けた展開平面図である。 極細同軸ケーブルの使用例を示す携帯電話の斜視図である。 従来の極細同軸ケーブルの断面図である。 従来の極細同軸ケーブルアセンブリの平面図である。 図15の極細同軸ケーブルアセンブリの右側の端末接続部を一部拡大した平面図である。 図15の矢視XVI−XVI線の断面図である。 従来の極細同軸ケーブルアセンブリのFPCと電子機器のヒンジ部の挿通穴部との寸法を示す概略説明図である。 (A),(B),(C)は、従来の極細同軸ケーブルアセンブリを用いて電子機器に装着するときの状態説明図である。
符号の説明
1 極細同軸ケーブルアセンブリ
3 極細同軸ケーブル
5 束ねテープ
7 FPC
7A FPC折畳み片
9 ヒンジ部
11 挿通穴部(挿通部)
13 切欠き部
15 折曲げ部
17 コネクタ
19 シールド片
21 折曲げ部
23 位置決めタブ
25 中心導体
27 絶縁層
29 外部シールド導体
31 ジャケット
33 シールド部
35 グランドバー
39 中心導体結線部
41 切れ目(切断部)
BL 折曲げ線

Claims (5)

  1. 中心導体と、この中心導体の外周に被覆した絶縁層と、この絶縁層の外周にシールドした外部シールド導体と、この外部シールド導体の外周を被覆したジャケットとから構成され、少なくとも両端部が並列された複数本の極細同軸ケーブルと、
    この極細同軸ケーブルの片端に位置されるFPCであって、前記複数本の極細同軸ケーブルの各中心導体とそれぞれ接続される各中心導体結線部とシールド部とを有するFPCと、
    前記複数本の極細同軸ケーブルの外部シールド導体と前記FPCのシールド部とを接続するグランドバーとを備えた極細同軸ケーブルアセンブリであって、
    前記FPCは、前記極細同軸ケーブルの一端から長さ方向に延びる、少なくともひとつの切欠き部を備え、この切欠き部に沿って折畳まれて所定幅の折畳み片を形成可能とされており、
    前記グランドバーは複数本からなり、それぞれが前記各折畳み片上に位置するシールド部とそれに対応する極細同軸ケーブルの外部シールド導体群とを個別に接続してなることを特徴とする極細同軸ケーブルアセンブリ。
  2. 前記折畳み片のうちのひとつの延長上に、前記極細同軸ケーブルの長手方向に対して直角方向に切欠き部を備え、この切欠き部に沿って折畳まれてFPC折畳み片に重ねられるようにシールド片が形成されていることを特徴とする請求項1記載の極細同軸ケーブルアセンブリ。
  3. 前記折畳み片のうちのひとつに、このFPCを機器本体の所定の位置に位置決めするための位置決めタブを設けてなることを特徴とする請求項1記載の極細同軸ケーブルアセンブリ。
  4. 前記折畳み片のうちのひとつの表面にコネクタを設け、このコネクタを設けた折畳み片の延長上に、前記極細同軸ケーブルの長手方向に対して直角方向に切欠き部を備え、この切欠き部に沿って折畳まれてFPC折畳み片に重ねられるようにシールド片が形成されていることを特徴とする請求項1記載の極細同軸ケーブルアセンブリ。
  5. 複数本の極細同軸ケーブルの片端に接続したFPCが、前記極細同軸ケーブルの一端から長さ方向に延びる少なくともひとつの切欠き部に沿って折畳まれる所定幅の折畳み片と、この折畳み片のうちのひとつの表面にコネクタを設け、このコネクタを設けた折畳み片の延長上に、前記極細同軸ケーブルの長手方向に対して直角方向に切欠き部を備え、且つこの切欠き部に沿って折畳まれるシールド片と、を有する構成の極細同軸ケーブルアセンブリにおけるFPCの折畳み方法において、
    前記コネクタを設けた折畳み片のコネクタを有する面の裏面側に、他の折畳み片をそれぞれの切欠き部に沿って折畳み、前記他の折畳み片が前記コネクタを設けた折畳み片とシールド片との間に挟み込まれるように、前記シールド片を最後に折畳むことを特徴とする極細同軸ケーブルアセンブリにおけるFPCの折畳み方法。
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