JP2006351489A - 二次電池の充電方法およびその充電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 負極においてLiの析出および溶解を利用し、巻回構造を有する二次電池について、充放電サイクル特性を向上させることができると共に、充電時間を短くすることができる充電方法および充電装置を提供する。
【解決手段】 定電流充電過程を充電電流値の異なる複数の段階に分け、充電開始時に、0.08C以上の第1の充電電流値で第1の定電流充電を行ったのちに、第1の充電電流値よりも大きい第2の充電電流値で第2の定電流充電を行う。第2の充電電流値は、0.236C以上1.057C以下とすることが好ましく、第1の定電流充電過程における充電電気量は、全充電容量の8.0%以上77.3%以下の範囲内とすることが好ましい。
【選択図】 図10
【解決手段】 定電流充電過程を充電電流値の異なる複数の段階に分け、充電開始時に、0.08C以上の第1の充電電流値で第1の定電流充電を行ったのちに、第1の充電電流値よりも大きい第2の充電電流値で第2の定電流充電を行う。第2の充電電流値は、0.236C以上1.057C以下とすることが好ましく、第1の定電流充電過程における充電電気量は、全充電容量の8.0%以上77.3%以下の範囲内とすることが好ましい。
【選択図】 図10
Description
本発明は、負極活物質の析出および溶解を利用した二次電池の充電方法、およびそれに用いる充電装置に関する。
従来より、電子機器用の二次電池としては、ニッケル・カドミウム電池、ニッケル水素電池あるいは鉛電池などが使用されている。しかし、近年、電子技術の進歩に伴い、電子機器の高性能化、小型化、ポータブル化が進み、電子機器用の二次電池を高エネルギー密度化することへの要求が強まっている。そこで、放電電圧が高く、自己放電が少なく、かつサイクル寿命の長い二次電池として、負極にリチウムイオンを吸蔵および放出可能な炭素材料を用い、正極にリチウムコバルト複合酸化物などを用いたいわゆるリチウムイオン二次電池が研究開発されている。
ところが、負極に黒鉛などの炭素材料を用いた場合には、372mAh/gという理論容量があり、これよりもエネルギー密度を向上させることは難しい。そこで、負極に金属リチウムあるいはリチウム合金を用い、リチウムの析出・溶解を利用したいわゆる金属リチウム二次電池の研究開発が進められている。しかし、金属リチウム二次電池は、充放電サイクル効率が低く、繰り返し充電を行うと放電容量が得られなくなるという問題があった。
そこで、充電方法を変えることにより充放電サイクル効率を向上させることが検討されている。例えば、特許文献1には、充電過程を充電電流値の異なる複数の段階に分け、充電開始時の充電段階における電流値を相対的に小さくし、それ以降の各充電段階における電流値を充電開始時の電流値よりも大きくする充電方法が記載されている。この充電方法は、コイン型二次電池を用いて検討がされており、その結果、充電開始時の充電電流値を0.4mA(0.05C)以下とし、それ以降の充電電流値を充電開始時の充電電流値の2〜5倍としている。
国際公開第WO00/42673号パンフレット
しかしながら、特許文献1に記載されている充電方法では、放電深度100%からの充電時間は最速でも6.72時間程度必要であり、定電圧充電の時間まで入れると7時間を超える場合も考えられ、充電に時間を要するという問題があった。また、特許文献1では、具体的にはコイン型二次電池について検討が行われており、正極と負極とを複数積層した二次電池にこの充電方法を適用しても、充放電サイクル特性を十分に向上させることができないという問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、負極において負極活物質の析出および溶解を利用し、正極と負極とを複数積層した二次電池について、充放電サイクル特性を向上させることができると共に、充電時間を短くすることができる充電方法および充電装置を提供することにある。
本発明による二次電池の充電方法は、正極と負極とを複数積層した電極体を備え、負極において負極活物質の析出および溶解を利用した二次電池を充電するものであって、定電流充電過程を充電電流値の異なる複数の段階に分け、二次電池を1時間で定電流充電できる充電電流値を1Cとすると、充電開始時に、0.08C以上の第1の充電電流値で充電を行う第1の定電流充電過程と、この第1の定電流充電過程を行ったのちに、第1の充電電流値よりも大きい第2の充電電流値で充電を行う第2の定電流充電過程とを有するものである。
本発明による二次電池の充電装置は、正極と負極とを複数積層した巻回電極体を備え、負極において負極活物質の析出および溶解を利用した二次電池を充電するものであって、二次電池に対して、定電流充電を第1の定電流充電過程と第2の定電流充電過程とを含む充電電流値の異なる複数の段階に分けて行う定電流充電部を備え、定電流充電部は、二次電池を1時間で定電流充電できる充電電流値を1Cとすると、充電開始時に0.08C以上の第1の充電電流値で第1の定電流充電過程を行ったのちに、第1の充電電流値よりも大きい第2の充電電流値で第2の定電流充電過程を行うように制御する充電電流制御部を有するものである。
本発明の二次電池の充電方法および充電装置によれば、充電開始時に、0.08C以上の第1の充電電流値で充電を行う第1の定電流充電過程と、この第1の定電流充電過程を行ったのちに、第1の充電電流値よりも大きい第2の充電電流値で充電を行う第2の定電流充電過程とを有するようにしたので、充放電サイクル特性を向上させることができると共に、充電時間を短くすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る充電方法および充電装置を用いるのに適した二次電池10の一構成例を分解して表すものである。この二次電池10は、負極活物質としてリチウム(Li)を用いたものであり、巻回電極体10Aをフィルム状の外装部材10Bの内部に封入した構成を有している。巻回電極体10Aには、正極リード11および負極リード12が取り付けられており、外装部材10Bの外部に導出されている。外装部材10Bは、例えば、アルミニウム箔を合成樹脂フィルムで挟んだラミネートフィルムにより構成されている。なお、外装部材は、図示しないが、フィルム状のものに限らず、円筒状または角状などの缶により構成されていてもよい。
図2は図1に示した巻回電極体10Aの断面構造の一部を拡大して表すものである。巻回電極体10Aは、正極13と負極14とを電解液が含浸されたセパレータ15を介して積層し、複数巻回したものであり、最外周には保護テープ16が巻かれている。すなわち、正極13と負極14とは巻回中心側から巻回外周側に向かって複数積層されている。正極13は、例えば、正極集電体13Aの両面に正極活物質層13Bが設けられた構造を有している。正極活物質層13Bは、例えば、正極活物質として、リチウムを吸蔵および放出することが可能な正極材料を含んでおり、必要に応じて、導電材および結着材などの他の材料を含んでいてもよい。リチウムを吸蔵および放出することが可能な正極材料としては、例えば、リチウム酸化物、リチウムリン酸化物、あるいはリチウム硫化物などのリチウム含有化合物が挙げられる。具体的には、リチウムと、コバルト(Co),ニッケル(Ni),マンガン(Mn),鉄(Fe),アルミニウム(Al),バナジウム(V)およびチタン(Ti)のうちの少なくとも1種とを含む複合酸化物、またはこれらを含むリン酸化合物が好ましい。
負極14は、例えば、負極集電体14Aの両面に負極活物質層14Bが設けられた構成を有している。負極活物質層14Bは、金属リチウムまたはリチウム合金により構成されており、充放電により金属リチウムが析出および溶解を繰り返すようになっている。なお、負極活物質層14Bは充電時にのみ析出して存在し、放電時には全て溶解して存在していなくてもよい。
電解液は、例えば、溶媒と電解質塩とを含有している。溶媒としては、例えば、炭酸エチレン(1,3−ジオキソラン−2−オン)、炭酸プロピレン(4−メチル−1,3−ジオキソラン−2−オン)、あるいは炭酸ブチレンなどの環式炭酸エステル、または4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オン、4−トリフルオロメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、4,4−ジフルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オン、4,5−ジフルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オン、4,4,5−トリフルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オン、4,4,5,5−テトラフルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オン、4−フルオロメチル−1,3−ジオキソラン−2−オンあるいは4−ジフルオロメチル−1,3−ジオキソラン−2−オンなどのハロゲン原子を有する環式炭酸エステル誘導体、または炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、炭酸メチルエチル、炭酸ジ(i−プロピル)、炭酸ジ(n−プロピル)、炭酸ジ(n−ブチル)あるいは炭酸ジ(tert−ブチル)などの鎖式炭酸エステル、またはγ−ブチロラクトンあるいはγ−バレロラクトンなどのラクトン、または酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、プロピオン酸メチルあるいはプロピオン酸エチルなどの鎖式カルボン酸エステル、またはテトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、1,3−ジオキサン、4−メチル−1,3−ジオキサンあるいは1,3−ベンゾジオキソールなどの環式エーテル、または1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、ジグライム、トリグライムあるいはジエチルエーテルなどの鎖式エーテル、またはエチレンサルファイト,プロパンスルトン, プロペンスルトン、スルホラン,メチルスルホランあるいはジエチルスルフィンなどの硫黄化合物、またはアセトニトリルあるいはプロピオニトリルなどのニトリル類、またはN,N−ジメチルカルバミン酸メチル、N,N−ジエチルカルバミン酸メチルなどの鎖式カルバミン酸エステル、または1,3−ジオキソール−2−オン、4,5−ジフェニル−1,3−ジオキソール−2−オン、4−ビニル−1, 3−ジオキソラン−2−オン、炭酸アリルメチルあるいは炭酸ジアリルなどの不飽和結合を有する炭酸エステルが挙げられる。電解質塩としては、例えば、LiPF6 ,LiBF4 ,LiClO4 ,LiAsF6 ,LiSbF6 ,CF3 SO3 Li,(CF3 SO2 )3 CLi,LiCl,LiBr,LiI,LiPF4 (CF3 )2 ,LiPF3 (C2 F5 )3 ,LiPF3 (CF3 )3 ,LiPF3 (iso−C3 F7 )3 ,LiPF5 (iso−C3 F7 ),リチウムビスオキサラトボレート(LiB(C2 O4 )2 ),リチウムオキサラトジフルオロボレート,LiB(C6 H5 )4 ,LiN(CF3 SO2 )2 あるいはLiN(C2 F5 SO2 )2 などのリチウム塩が挙げられる。
なお、電解液をそのままセパレータ15に含浸させてもよいが、高分子化合物に電解液を保持させて用いるようにしてもよい。高分子化合物としては、例えば、アクリロニトリル、フッ化ビニリデン、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、クロロトリフルオロエチレン、エチレンオキサイド、あるいはプロピレンオキサイドなどの重合体及び共重合体が挙げられる。
図3は本発明の一実施の形態に係る充電装置20の概要構成を表すものであり、図4は充電装置20における充電電流値の制御状態を示すものである。この充電装置20は、例えば、電源回路部21と、二次電池10に対して定電流充電を行う定電流充電部22と、二次電池10に対して定電圧充電を行う定電圧充電部23とを備えている。電源回路部21は、例えば、電源30から供給される電源電圧を所定の直流電圧に変換し、その電圧を安定的に定電流充電部22または定電圧充電部23に供給するものであり、いわゆるAC−DCコンバータにより構成されている。
定電流充電部22は、二次電池10に対して、定電流充電を、第1の定電流充電過程と第2の定電流充電過程とを含む充電電流値の異なる複数の段階に分けて行うものであり、充電電流制御部221と、電池電圧検出部222と、充電電気量演算部223とを備えている。充電電流制御部221は、電源回路部21,電池電圧検出部222および充電電気量演算部223にそれぞれ接続されており、電池電圧検出部222および充電電気量演算部223からの情報に基づき充電電流値を制御するようになっている。
例えば図4に示したように、充電電流制御部221では、充電開始時の第1の定電流充電過程における充電電流値を0.08C以上の第1の充電電流値に制御し、第1の定電流充電過程を行ったのちの第2の定電流充電過程における充電電流値を第1の充電電流値よりも大きな第2の充電電流値に制御するようになっている。このように充電電流値を制御することにより、充放電サイクル特性を向上させることができると共に、充電時間を短くすることができるからである。なお、1Cというのは二次電池10を1時間で定電流充電できる充電電流値であり、0.08Cというのは二次電池10を12.5時間で定電流充電できる充電電流値である。
また、例えば図4に示した定電流充電時間と同一の充電時間で、図5に示したように1段階の定電流充電過程により二次電池10を充電する場合の充電電流値を基準充電電流値とすると、充電電流制御部221は、第1の充電電流値を基準充電電流値の85%以下に制御することが好ましい。第1の充電電流値があまり大きいと、充放電サイクル特性を十分に向上させることができないからである。一方、第2の充電電流値は、0.236C以上1.057C以下の範囲内に制御することが好ましい。第2の充電電流値があまり小さいと充電に要する時間が長くなってしまい、あまり大きいと充放電サイクル特性を十分に向上させることができないからである。なお、0.236Cというのは二次電池10を1/0.236時間(約4.237時間)で定電流充電できる充電電流値であり、1.057Cというのは1/1.057時間(約0.946時間)で定電流充電できる充電電流値である。
更に、充電電流制御部221は、第1の定電流充電過程における充電電気量が、全充電容量の8.0%以上77.3%以下の範囲内となるように制御することが好ましい。第1の定電流充電過程が少ないと充放電サイクル特性を十分に向上させることができず、多いと充電に要する時間が長くなってしまうからである。
加えて、充電電流制御部221は、図6〜9に示したように、第1の定電流充電過程および第2の定電流充電過程に加えて、他の定電流充電過程を有するように制御するようにしてもよい。例えば、図6,7に示したように、充電電流値を段階的に大きくするように変化させてもよく、また、図8に示したように、第1の定電流充電過程と第2の定電流充電過程との間に第1の充電電流値よりも小さい充電電流値で充電を行う低電流充電過程を有するように、または図9に示したように、第2の定電流充電過程の間に第2の充電電流値よりも小さい充電電流値で充電を行う低電流充電過程を有するようにしてもよい。また、定電流充電部22は、定電流充電過程の途中において放電を行うように制御するようにしてもよい。
定電圧充電部23は、図3に示したように、二次電池10に対して定電圧充電を行うものであり、充電電圧制御部231と、電流値検出部232とを備えている。充電電圧制御部231は、電源回路部21,電池電圧検出部222および電流値検出部232にそれぞれ接続されており、電池電圧検出部222および充電電気量演算部223からの情報に基づき充電電圧値を制御するようになっている。
図10は図3に示した充電装置20を用いて二次電池10を充電する方法を表すものである。まず、充電電流制御部221により充電電流値を0.08C以上の第1の充電電流値に制御して第1の定電流充電過程を行う(ステップS101)。その際、第1の充電電流値は、上述したように同一の充電時間で二次電池10を1段階で定電流充電する基準充電電流値の85%以下に制御することが好ましい。
また、第1の定電流充電過程では、二次電池10の電池電圧を電池電圧検出部222により検出し、充電電気量演算部223により充電電気量を演算する。充電電流制御部221は、充電電気量演算部223により算出された充電電気量が、例えば全充電容量の8.0%以上77.3%以下の設定充電量以上となった時点で(ステップS102;Y,N)、第1の定電流充電過程を終了させ、第2の定電流充電過程を行う(ステップS103)。
第2の定電流充電過程では、充電電流制御部221により、充電電流値を上述したように0.236C以上1.057C以下の第2の充電電流値に制御することが好ましい。その際、二次電池10の電池電圧を電池電圧検出部222により検出し、電池電圧が4.2Vなどの所定の定電圧移行値に達した時点で(ステップS104;Y,N)、充電電流制御部221は第2の定電流充電過程を終了させる。
また、充電電圧制御部231は、充電電圧を定電圧移行値に制御して定電圧充電過程を行う(ステップS105)。その際、例えば充電電流値を電流値検出部232により検出し、充電電流値が所定の終了値以下となった時点で(ステップS106;Y,N)、充電電圧制御部231は定電圧充電過程を終了させる。
なお、図10には示していないが、上述したように、第1の定電圧充電過程および第2の定電圧充電過程に加えて、他の定電流充電過程を行うようにしてもよく、放電を行うようにしてもよい。また、定電圧充電過程は、充電電流値が終了値以下となるまで行うのではなく、充電時間が一定値以上となるまで行うようにしてもよい。
このように本実施の形態では、充電開始時に、0.08C以上の第1の充電電流値で充電を行う第1の定電流充電過程と、この第1の定電流充電過程を行ったのちに、第1の充電電流値よりも大きい第2の充電電流値で充電を行う第2の定電流充電過程とを有するようにしたので、図2に示したような巻回電極体10Aを備えた二次電池について、充放電サイクル特性を向上させることができると共に、充電時間を短くすることができる。
特に、第1の充電電流値を基準充電電流値の85%以下とするようにすれば、または、第2の充電電流値を0.236C以上1.057C以下の範囲内とするようにすれば、または、第1の定電流充電過程における充電電気量を全充電容量の8.0%以上77.3%以下の範囲内とするようにすれば、より高い効果を得ることができる。
更に、本発明の具体的な実施例について詳細に説明する。
(実施例1−1〜1−12)
図1,2に示した巻回型の二次電池10を作製した。まず、正極活物質としてリチウムコバルト複合酸化物(LiCoO2 )を用い、このリチウムコバルト複合酸化物粉末95質量%と炭酸リチウム粉末5質量%との混合物91質量%と、導電材である鱗片状黒鉛6質量%と、結着剤であるポリフッ化ビニリデン3質量部とを混合したのち、N−メチル−2−ピロリドンに分散させてスラリーとした。次いで、このスラリーを、厚み12μmのアルミニウム箔よりなる正極集電体13Aの両面に均一に塗布して乾燥させ、圧縮成型することにより正極活物質層13Bを形成し、正極13を作製した。続いて、正極集電体13Aにアルミニウム製の正極リード11を溶接した。
図1,2に示した巻回型の二次電池10を作製した。まず、正極活物質としてリチウムコバルト複合酸化物(LiCoO2 )を用い、このリチウムコバルト複合酸化物粉末95質量%と炭酸リチウム粉末5質量%との混合物91質量%と、導電材である鱗片状黒鉛6質量%と、結着剤であるポリフッ化ビニリデン3質量部とを混合したのち、N−メチル−2−ピロリドンに分散させてスラリーとした。次いで、このスラリーを、厚み12μmのアルミニウム箔よりなる正極集電体13Aの両面に均一に塗布して乾燥させ、圧縮成型することにより正極活物質層13Bを形成し、正極13を作製した。続いて、正極集電体13Aにアルミニウム製の正極リード11を溶接した。
また、厚み30μmの金属リチウム箔を厚み8μmの銅箔よりなる負極集電体14Aの両面に圧着することにより負極活物質層14Bを形成し、負極14を作製した。次いで、負極集電体12Aにニッケル製の負極リード12を溶接した。
そののち、作製した正極13と負極14とを微多孔性ポリエチレンフィルムよりなるセパレータ15を介して積層しから多数回巻回し、最外周を保護テープ16により固定することにより巻回電極体10Aを作製した。次いで、巻回電極体10Aをアルミラミネートフィルムよりなる外装部材10Bの間に挟み込み、一辺を除く外縁部を熱融着して袋状としたのち、電解液を注入し、残りの一辺を熱融着して密閉した。電解液には、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンと、炭酸ジメチルとを1:1の質量比で混合した溶媒に、LiPF6 を1mol/lの濃度で溶解させたものを用いた。これにより、充電容量が440mAhの二次電池10を得た。
次いで、実施例1−1〜1−12で、作製した二次電池10について、23℃の環境下において充電条件を変化させて充放電サイクル試験を行い、放電容量が1サイクル目の放電容量の80%以下となるまでのサイクル数を調べた。充電は、定電流充電を電池電圧が4.2Vに達するまで行ったのち、定電圧充電を電流値が1.5mAに達するまで行い、放電は、165mAの定電流で電池電圧が3.0Vに達するまで行った。また、定電流充電は、図4に示したように、第1の定電流充電と、第2の定電流充電とを行い、第1の充電電流値、第1の定電流充電における充電電気量、および第2の充電電流値を、充電時間が約5時間となるように変化させた。なお、実施例1−1〜1−12のいずれについても、第1の充電電流値は0.08C以上とし、第2の充電電流値は第1の充電電流値よりも大きくした。実施例1−1〜1−12の充電条件およびサイクル数を表1に示す。
また、実施例1−1〜1−12に対する比較例1−1〜1−4として、充電条件を変えたことを除き、他は実施例1−1〜1−12と同様にして、放電容量が1サイクル目の放電容量の80%以下となるまでのサイクル数を調べた。比較例1−1〜1−4の充電条件およびサイクル数についても表1に合わせて示す。なお、比較例1−1は、定電流充電を2段階に分けずに1段階で行ったものであり、比較例1−2,1−3は、第1の充電電流値が0.08Cよりも小さいものであり、比較例1−4は、第2の充電電流値を第1の充電電流値よりも小さくしたものである。
更に、実施例1−1〜1−12に対する比較例1−5〜1−7として、図11に示したようなコイン型の二次電池40について、23℃の環境下において充電条件を変化させて充放電サイクル試験を行い、放電容量が1サイクル目の放電容量の80%以下となるまでのサイクル数を調べた。この二次電池40は、正極41と、負極42とを電解液を含浸させたセパレータ43を介して積層し、外装缶44と外装カップ45との間に挟み、ガスケット46を介してかしめたものである。正極41,負極42,セパレータ43および電解液には、実施例1−1〜1−12で作製した二次電池10と同様のものを用いた。比較例1−5〜1−7の充電条件およびサイクル数を表2に示す。なお、比較例1−5は、定電流充電を2段階に分けずに1段階で行ったものであり、比較例1−6,1−7は定電流充電を2段階に分け、第1の充電電流値を0.08C以上とすると共に、第2の充電電流値を第1の充電電流値よりも大きくしたものである。
表1に示したように、定電流充電を2段階に分け、第1の充電電流値を0.08C以上とすると共に、第2の充電電流値を第1の充電電流値よりも大きくした実施例1−1〜1−12によれば、定電流充電を1段階で行った比較例1−1に比べて、ほぼ同一の充電時間で、サイクル数を大幅に向上させることができた。これに対して、第1の充電電流値を0.08Cよりも小さくした比較例1−2,1−3および第2の充電電流値を第1の充電電流値よりも小さくした比較例1−4では、比較例1−1よりもサイクル数が小さかった。
また、表2に示したように、コイン型の二次電池40について充放電を行った比較例1−5〜1−7では、定電流充電を1段階とした比較例1−5の方が、定電流充電を2段階に分けた比較例1−6,1−7よりもサイクル数が多かった。
すなわち、巻回電極体10Aを備えた二次電池において、0.08C以上の第1の充電電流値で第1の定電流充電を行ったのち、第1の充電電流値よりも大きい第2の充電電流値で第2の定電流充電を行うようにすれば、充電時間を5時間程度に短くすることができると共に、充放電サイクル特性を向上させることができることが分かった。
(実施例2−1〜2−6,3−1〜3−5)
実施例2−1〜2−6では、充電時間が約3.5時間となるように充電条件を変えたことを除き、他は実施例1−1〜1−12と同様にして、放電容量が1サイクル目の放電容量の80%以下となるまでのサイクル数を調べた。実施例2−1〜2−6の充電条件およびサイクル数を表3に示す。
実施例2−1〜2−6では、充電時間が約3.5時間となるように充電条件を変えたことを除き、他は実施例1−1〜1−12と同様にして、放電容量が1サイクル目の放電容量の80%以下となるまでのサイクル数を調べた。実施例2−1〜2−6の充電条件およびサイクル数を表3に示す。
実施例3−1〜3−5では、充電時間が約2.1時間となるように充電条件を変えたことを除き、他は実施例1−1〜1−12と同様にして、放電容量が1サイクル目の放電容量の80%以下となるまでのサイクル数を調べた。実施例3−1〜3−5の充電条件およびサイクル数を表4に示す。
また、実施例2−1〜2−6,3−1〜3−5に対する比較例2−1,3−1として、充電時間が3.5時間または2.1時間となるように定電流充電を1段階で行ったことを除き、他は実施例1−1〜1−12と同様にしてサイクル数を調べた。比較例2−1,3−1の充電条件およびサイクル数を表3,4に合わせて示す。
表3,4に示したように、充電時間を短くした実施例2−1〜2−6,3−1〜3−5においても、実施例1−1〜1−12と同様に、定電流充電を1段階で行った比較例2−1,3−1に比べて、サイクル数を大幅に向上させることができた。すなわち、巻回電極体10Aを備えた二次電池において、0.08C以上の第1の充電電流値で第1の定電流充電を行ったのち、第1の充電電流値よりも大きい第2の充電電流値で第2の定電流充電を行うようにすれば、充電時間を大幅に短くできることが分かった。
(実施例4−1〜4−6,5−1〜5−3)
実施例4−1〜4−6では、図6に示したように、第2の定電流充電を行ったのちに、第3の定電流充電を行うようにしたことを除き、他は実施例1−1〜1−12と同様にして、放電容量が1サイクル目の放電容量の80%以下となるまでのサイクル数を調べた。その際、第3の充電電流値は第2の充電電流値よりも大きくした。実施例4−1〜4−6の充電条件およびサイクル数を比較例1−1と共に表5に示す。
実施例4−1〜4−6では、図6に示したように、第2の定電流充電を行ったのちに、第3の定電流充電を行うようにしたことを除き、他は実施例1−1〜1−12と同様にして、放電容量が1サイクル目の放電容量の80%以下となるまでのサイクル数を調べた。その際、第3の充電電流値は第2の充電電流値よりも大きくした。実施例4−1〜4−6の充電条件およびサイクル数を比較例1−1と共に表5に示す。
実施例5−1〜5−3では、図7に示したように、第2の定電流充電を行ったのちに、第3の定電流充電および第4の定電流充電を行うようにしたことを除き、他は実施例1−1〜1−12と同様にして、放電容量が1サイクル目の放電容量の80%以下となるまでのサイクル数を調べた。その際、第3の充電電流値は第2の充電電流値よりも大きくし、第4の充電電流値は第3の充電電流値よりも大きくした。実施例5−1〜5−3の充電条件およびサイクル数を比較例1−1と共に表6に示す。
表5,6に示したように、第3の定電流充電または第4の定電流充電を行うようにした実施例4−1〜4−6,5−1〜5−3においても、実施例1−1〜1−12と同様に、定電流充電を1段階で行った比較例1−1に比べて、サイクル数を大幅に向上させることができた。すなわち、第1の定電流充電および第2の定電流充電に加えて、他の定電流充電を有するようにしても、同様の効果を得られることが分かった。
(実施例6−1,7−1)
実施例6−1では、図9に示したように、第2の定電流充電の間に低電流充電を行うようにしたことを除き、他は実施例1−1〜1 −12と同様にして、放電容量が1サイクル目の放電容量の80%以下となるまでのサイクル数を調べた。実施例6−1の充電条件およびサイクル数を比較例1−1と共に表7に示す。
実施例6−1では、図9に示したように、第2の定電流充電の間に低電流充電を行うようにしたことを除き、他は実施例1−1〜1 −12と同様にして、放電容量が1サイクル目の放電容量の80%以下となるまでのサイクル数を調べた。実施例6−1の充電条件およびサイクル数を比較例1−1と共に表7に示す。
実施例7−1では、第2の定電流充電を行ったのちに、放電を行い、更に、第3の定電流充電および第4の定電流充電を行うようにしたことを除き、他は実施例1−1〜1−12と同様にして、放電容量が1サイクル目の放電容量の80%以下となるまでのサイクル数を調べた。実施例7−1の充電条件およびサイクル数を比較例1−1と共に表8に示す。
表7,8に示したように、定電流充電または放電を行うようにした実施例6−1,7−1においても、実施例1−1〜1−12と同様に、定電流充電を1段階で行った比較例1−1に比べて、サイクル数を大幅に向上させることができた。すなわち、定電流充電過程における充電電流値を順に大きくしなくても、または定電流充電過程の途中に放電過程を有するようにしても、同様の効果を得られることが分かった。
(実施例8−1〜8−6,9−1〜9−6)
実施例8−1〜8−6では、外装部材に角型の缶を用いたことを除き、他は実施例1−1〜1−12と同様にして二次電池を作製し、同様にして放電容量が1サイクル目の放電容量の80%以下となるまでのサイクル数を調べた。実施例8−1〜8−6の充電条件およびサイクル数を表9に示す。
実施例8−1〜8−6では、外装部材に角型の缶を用いたことを除き、他は実施例1−1〜1−12と同様にして二次電池を作製し、同様にして放電容量が1サイクル目の放電容量の80%以下となるまでのサイクル数を調べた。実施例8−1〜8−6の充電条件およびサイクル数を表9に示す。
実施例9−1〜9−6では、外装部材に筒型の缶を用いたことを除き、他は実施例1−1〜1−12と同様にして二次電池を作製し、同様にして放電容量が1サイクル目の放電容量の80%以下となるまでのサイクル数を調べた。実施例9−1〜9−6の充電条件およびサイクル数を表10に示す。
また、実施例8−1〜8−6,9−1〜9−6に対する比較例8−1,9−1として、定電流充電を1段階で行ったことを除き、他は実施例8−1〜8−6,9−1〜9−6と同様にしてサイクル数を調べた。比較例8−1,9−1の充電条件およびサイクル数を表9,10に合わせて示す。
表9,10に示したように、実施例8−1〜8−6,9−1〜9−6においても、実施例1−1〜1−12と同様に、定電流充電を1段階で行った比較例8−1,9−1に比べて、サイクル数を大幅に向上させることができた。すなわち、巻回電極体10Aを備えた二次電池であれば、電池の形状に関係なく、同様の効果を得られることが分かった。
以上、実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は実施の形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態および実施例では、電解質として電解液を用いる場合について説明し、更に上記実施の形態では、電解液を高分子化合物に保持させたゲル状電解質を用いる場合についても説明したが、他の電解質を用いるようにしてもよい。他の電解質としては、例えば、イオン伝導性セラミックス,イオン伝導性ガラスあるいはイオン性結晶などのイオン伝導性無機化合物と電解液とを混合したもの、または他の無機化合物と電解液とを混合したもの、またはこれらの無機化合物とゲル状電解質とを混合したものが挙げられる。
また、上記実施の形態および実施例では、負極活物質としてリチウムを用いる電池について説明したが、ナトリウム(Na)あるいはカリウム(K)などの他のアルカリ金属、またはマグネシウムあるいはカルシウム(Ca)などのアルカリ土類金属、またはアルミニウムなどの他の軽金属を用いる場合についても、本発明を適用することができる。
更に、上記実施の形態および実施例では、正極13と負極14とを積層して巻回した巻回電極体10Aを備える場合について説明したが、平板状の正極と負極とを複数積層した電極体を備える場合についても、同様に本発明を適用することができる。
10…二次電池、10A…巻回電極体、10B…外装部材、11…正極リード、12…負極リード、13…正極、13A…正極集電体、13B…正極活物質層、14…負極、14A…負極集電体、14B…負極活物質層、15…セパレータ、16…保護テープ、20…充電装置、21…電源回路部、22…定電流充電部、221…充電電流制御部、222…電池電圧検出部、223…充電電気量演算部、23…定電圧充電部、231…充電電圧制御部、232…電流値検出部。
Claims (12)
- 正極と負極とを複数積層した電極体を備え、負極において負極活物質の析出および溶解を利用した二次電池の充電方法であって、
定電流充電過程を充電電流値の異なる複数の段階に分け、
前記二次電池を1時間で定電流充電できる充電電流値を1Cとすると、充電開始時に、0.08C以上の第1の充電電流値で充電を行う第1の定電流充電過程と、
この第1の定電流充電過程を行ったのちに、第1の充電電流値よりも大きい第2の充電電流値で充電を行う第2の定電流充電過程と
を有することを特徴とする二次電池の充電方法。 - 前記電極体は、正極と負極とを積層して巻回することにより複数積層した巻回電極体であることを特徴とする請求項1記載の二次電池の充電方法。
- 第1の充電電流値を、基準充電電流値による1段階の定電流充電過程により同一の充電時間で前記二次電池を充電する場合の85%以下とする
ことを特徴とする請求項1記載の二次電池の充電方法。 - 第1の定電流充電過程における充電電気量を、全充電容量の8.0%以上77.3%以下とする
ことを特徴とする請求項1記載の二次電池の充電方法。 - 第2の充電電流値を、0.236C以上1.057C以下の範囲内とする
ことを特徴とする請求項1記載の二次電池の充電方法。 - 前記負極活物質はリチウムである
ことを特徴とする請求項1記載の二次電池の充電方法。 - 正極と負極とを複数積層した電極体を備え、負極において負極活物質の析出および溶解を利用した二次電池の充電装置であって、
前記二次電池に対して、定電流充電を第1の定電流充電過程と第2の定電流充電過程とを含む充電電流値の異なる複数の段階に分けて行う定電流充電部を備え、
この定電流充電部は、前記二次電池を1時間で定電流充電できる充電電流値を1Cとすると、充電開始時に0.08C以上の第1の充電電流値で第1の定電流充電過程を行ったのちに、第1の充電電流値よりも大きい第2の充電電流値で第2の定電流充電過程を行うように制御する充電電流制御部を有する
ことを特徴とする二次電池の充電装置。 - 前記電極体は、正極と負極とを積層して巻回することにより複数積層した巻回電極体であることを特徴とする請求項7記載の二次電池の充電装置。
- 前記充電電流制御部は、第1の充電電流値を、基準充電電流値による1段階の定電流充電過程により同一の充電時間で前記二次電池を充電する場合の85%以下とする
ことを特徴とする請求項7記載の二次電池の充電装置。 - 前記充電電流制御部は、第1の定電流充電過程における充電電気量を、全充電容量の8.0%以上77.3%以下とする
ことを特徴とする請求項7記載の二次電池の充電装置。 - 前記充電電流制御部は、第2の充電電流値を、0.236C以上1.057C以下の範囲内とする
ことを特徴とする請求項7記載の二次電池の充電装置。 - 前記負極活物質はリチウムである
ことを特徴とする請求項7記載の二次電池の充電装置。
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