JP2006349797A - ペーパーマガジン - Google Patents
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Abstract
【課題】ロール状に巻かれた長尺な記録材料を容易に装填することができる構造の引出部を備えたペーパーマガジンの提供。
【解決手段】本発明にかかるペーパーマガジンは、ロール状に巻かれた長尺な記録材料を収納する内部空間を形成する一対のマガジンケースが開閉可能に構成され、しかも一対のマガジンケース同士の対向部間に、収納した記録材料を外部に引き出す引出部が形成され、該引出部が引き出した記録材料を両面から挟むように付勢されて、記録材料を引き出し駆動し得るように配設された一対のローラを備え、一対のマガジンケースを開いた状態では、付勢された一対のローラを相対的に離間させて対向部間に所定の隙間を形成し、前記一対のマガジンケースを閉じた状態では、引き出した記録材料を、付勢された一対のローラによって両面から挟むように構成されたローラ離間機構を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明にかかるペーパーマガジンは、ロール状に巻かれた長尺な記録材料を収納する内部空間を形成する一対のマガジンケースが開閉可能に構成され、しかも一対のマガジンケース同士の対向部間に、収納した記録材料を外部に引き出す引出部が形成され、該引出部が引き出した記録材料を両面から挟むように付勢されて、記録材料を引き出し駆動し得るように配設された一対のローラを備え、一対のマガジンケースを開いた状態では、付勢された一対のローラを相対的に離間させて対向部間に所定の隙間を形成し、前記一対のマガジンケースを閉じた状態では、引き出した記録材料を、付勢された一対のローラによって両面から挟むように構成されたローラ離間機構を備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、印刷を施したり、露光処理後に現像処理を施すことにより文字や画像が形成される記録材料を収納するためのペーパーマガジンに関する。特には、ロール状に巻かれた長尺な記録材料を引き出し可能に収納するペーパーマガジンに関する。
従来から、シート状の記録材料(感光材料)に画像情報に基づいて露光処理を施した後に、現像処理を施し、該感光材料に画像を形成する写真処理装置や、記録材料(記録紙)に印刷を施して文字や画像を形成するプリンターが周知である。
これらの写真処理装置やプリンターは、ロール状に巻かれた長尺な記録材料(以下、ロールという)を引き出し可能に収納するペーパーマガジンを備えたものがある。(例えば、特許文献1参照)
これらの写真処理装置やプリンターは、ロール状に巻かれた長尺な記録材料(以下、ロールという)を引き出し可能に収納するペーパーマガジンを備えたものがある。(例えば、特許文献1参照)
前記写真処理装置やプリンターのペーパーマガジン100は、図3に示したように、一対のマガジンケース100a、100bにより構成されており、該一対のマガジンケース100a、100bは、ロールRを軸回りに回転可能に収納する内部空間を形成するとともに、ロールの交換が可能なように開閉可能に構成されている。また、ペーパーマガジン100は、収納したロールRからシート状の記録材料Pを順次外部に引き出すための引出部110を備えている。(図6参照。)
図4には、前記一対のマガジンケース100a、100bを閉じた状態のペーパーマガジン100の正面図を示している。また、図5には、その平面図を示している。
図4には、前記一対のマガジンケース100a、100bを閉じた状態のペーパーマガジン100の正面図を示している。また、図5には、その平面図を示している。
該引出部110を図6を参照しながら説明する。
前記引出部110は具体的には、前記シート状の記録材料Pをガイドするためのガイド部材120と、前記シート状の記録材料Pの引出し量を制御するための上下一対のローラ130を備えており、前記一対のローラ130の間に前記記録材料Pを挟み込み得るように構成されている。
前記ガイド部材120は、断面がほぼコ字状の左右一対の部材121、122から構成され、記録材料Pが通過するためのガイド空間が形成されており、そのガイド空間には、上下から前記一対のローラ130の表面の一部が臨んでいる。
前記一対のローラ130は、前記録材料Pを上下両面から挟み込んで引出し量を制御するために、互いに近づく方向に付勢されている。
前記引出部110は具体的には、前記シート状の記録材料Pをガイドするためのガイド部材120と、前記シート状の記録材料Pの引出し量を制御するための上下一対のローラ130を備えており、前記一対のローラ130の間に前記記録材料Pを挟み込み得るように構成されている。
前記ガイド部材120は、断面がほぼコ字状の左右一対の部材121、122から構成され、記録材料Pが通過するためのガイド空間が形成されており、そのガイド空間には、上下から前記一対のローラ130の表面の一部が臨んでいる。
前記一対のローラ130は、前記録材料Pを上下両面から挟み込んで引出し量を制御するために、互いに近づく方向に付勢されている。
ところで、上記構成のペーパーマガジン100は、ロールを新たに収納する場合や交換する場合に、ロールをマガジンケース内に配置するとともに、記録材料を外部に引き出すべく、ロールの最も外側に位置する記録材料の長手方向の一端部を、引出部110の一対のローラ130の間に挿通させるといった装填作業をしなければならない。
しかし、一対のローラが互いに近づく方向に付勢されているため、一対のローラの間に記録材料の一端部をセットする作業はしにくく煩雑である。
特に、写真処理装置のペーパーマガジンにおいては、記録材料である感光材料が外部の光によって感光するのを防止すべく、外部の光が入らないように暗袋にペーパーマガジン及びロールを入れた状態で、作業者が暗袋内で手探りで上記装填作業を行うため、さらに煩雑になり、記録材料の記録面(感光材料の乳剤面)に触れる確率や、記録材料(感光材料)に曲げくせをつけてしまう確率が高くなる。そのため、装着ミスをしてたり、記録材料が汚れたり、折れ曲がった際には、該部分を露光処理装置等で処理することができなくなり、ロールにおける未使用部分の記録材料の一部を無駄にしてしまうことがあった。
特に、写真処理装置のペーパーマガジンにおいては、記録材料である感光材料が外部の光によって感光するのを防止すべく、外部の光が入らないように暗袋にペーパーマガジン及びロールを入れた状態で、作業者が暗袋内で手探りで上記装填作業を行うため、さらに煩雑になり、記録材料の記録面(感光材料の乳剤面)に触れる確率や、記録材料(感光材料)に曲げくせをつけてしまう確率が高くなる。そのため、装着ミスをしてたり、記録材料が汚れたり、折れ曲がった際には、該部分を露光処理装置等で処理することができなくなり、ロールにおける未使用部分の記録材料の一部を無駄にしてしまうことがあった。
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、ロール状に巻かれた長尺な記録材料を容易に装填することができる構造の引出部を備えたペーパーマガジンを提供することを課題とする。
本発明にかかるペーパーマガジンは、
ロール状に巻かれた長尺な記録材料を収納する内部空間を形成する一対のマガジンケースが開閉可能に構成され、しかも一対のマガジンケース同士の対向部間に、収納した記録材料を外部に引き出す引出部が形成され、該引出部が、引き出した記録材料を両面から挟むように付勢されて、記録材料を引き出し駆動し得るように配設された一対のローラを備えたペーパーマガジンにおいて、
前記一対のマガジンケースを開いた状態では、前記付勢された一対のローラを相対的に離間させて前記対向部間に所定の隙間を形成し、前記一対のマガジンケースを閉じた状態では、引き出した記録材料を、前記付勢された一対のローラによって両面から挟むように構成されたローラ離間機構を備えたことを特徴とする。
ロール状に巻かれた長尺な記録材料を収納する内部空間を形成する一対のマガジンケースが開閉可能に構成され、しかも一対のマガジンケース同士の対向部間に、収納した記録材料を外部に引き出す引出部が形成され、該引出部が、引き出した記録材料を両面から挟むように付勢されて、記録材料を引き出し駆動し得るように配設された一対のローラを備えたペーパーマガジンにおいて、
前記一対のマガジンケースを開いた状態では、前記付勢された一対のローラを相対的に離間させて前記対向部間に所定の隙間を形成し、前記一対のマガジンケースを閉じた状態では、引き出した記録材料を、前記付勢された一対のローラによって両面から挟むように構成されたローラ離間機構を備えたことを特徴とする。
かかるペーパーマガジンによれば、ロール状に巻かれた長尺な記録材料を装填するときは、一対のマガジンケースを開いた状態であるので、内部に収納した記録材料を引き出す引出部に配置された一対のローラは、前記ローラ離間機構によって、付勢力に抗して相対的に離間させて所定の隙間を形成する。従って、このようにして形成された引出部の所定の隙間に記録材料の一端部を挿通する作業は容易である。
次に、ロール状の記録材料を引出部に挿通した後、一対のマガジンケースを閉じれば、引き出した記録材料は、前記付勢された一対のローラによって両面から挟まれるので、駆動ローラの回転駆動量を制御することによって記録材料の引出し量を制御することができる。
本発明にかかるペーパーマガジンによれば、一対のマガジンケースを開いた状態では、付勢された一対のローラを相対的に離間させて対向部間に所定の隙間を形成するので、記録材料の一端部を挿通する作業が容易になり、ロールの装填作業が改善される。
なお、前記一対のマガジンケースを閉じた状態では、引き出した記録材料を、前記付勢された一対のローラによって両面から挟んで記録材料の引出し量を制御できるので、記録材料を安定して使用することができる。
なお、前記一対のマガジンケースを閉じた状態では、引き出した記録材料を、前記付勢された一対のローラによって両面から挟んで記録材料の引出し量を制御できるので、記録材料を安定して使用することができる。
以下、本発明の一実施形態にかかるペーパーマガジンについて図面を参酌しつつ説明する。なお、本実施形態にかかるペーパーマガジンは、記録材料(感光材料)に露光処理を施した後に、現像処理を施して当該感光材料に画像を形成する写真処理装置のペーパーマガジン装填部に装填されるものを実施例として説明する。また、写真処理装置は、周知であるので説明を割愛する。
本実施例にかかるペーパーマガジン1は、図1に示す如く、一対のマガジンケース1a,1bにより構成されおり、該一対のマガジンケース1a,1bが組み合わされて外形略立方形状の箱体状をなしている。
具体的には、一方のマガジンケース1aは、ロール状に巻かれた長尺な感光材料(以下、ロールRという)を収納可能とすべく、収納するロールRの最大径及び最大幅に対応して形状設定された平面視略矩形状をなす天部2と、正面視略直角三角形状をなし、該直角をなす一方の辺部が天部2の短手方向の両端部に接続されて下方に向けて延設された一対の第一立部3aと、前記天部2の長手方向に一端部から下方に向けてに延設され、前記一対の第一立部3aにおける起立した端部(直角をなす他方の辺部)間を塞ぐ側面視略矩形状の第一側部4aとで構成された正面視略直角三角形状の箱体であり、前記一対の第一立部3aのそれぞれの斜辺部の略中央には、ロールRに挿通した軸(図示せず)を支持する半円状の第一凹部5aが形成されている。
なお、起立した第一側部4aの高さは、前記第一立部3aの起立した辺部の長さよりも短く設定されている。
なお、起立した第一側部4aの高さは、前記第一立部3aの起立した辺部の長さよりも短く設定されている。
他方のマガジンケース1bは、前記天部2と同様にロールRの最大径及び最大幅に対応して形状設定され、ペーパーマガジンの上面となる平面視略矩形状をなす低部6と、正面視略直角三角形状をなし、該直角をなす一方の辺部が低部6の短手方向の両端部に接続されて上方に向けて延設された一対の第二立部3bと、前記低部6の長手方向に一端部に延設され、前記一対の第二立部3bにおける起立した端部間(直角をなす他方の辺部)を塞ぐ第二側部4bとで構成された正面視略直角三角形状の箱体であり、前記一対の第二立部3bの斜辺部の略中央には、第一立部3aの第一凹部5aとともに円形状の穴5を形成し、ロールRに挿通した軸を支持する半円状の第二凹部5bが形成されている。
上記構成の一対のマガジンケース1a,1bは、一方のマガジンケース1aの第一側部4aの下端部と、他方のマガジンケース1bの低部6の一端部とが蝶着され、ロールRの収納等を行う際に開閉できるように構成されている。
また、一対のマガジンケース1a,1bは、該一対のマガジンケース1a,1b同士の対向部に、感光材料Pの幅方向、及び厚み方向の蛇行等を規制した状態でロールRから感光材料Pを外部に引き出す引出部7を形成している。具体的には、引出部7は、一方のマガジンケース1aの天部2の端部近傍であって、閉じた状態における他方のマガジンケース1bの第二側部4bの上端部に対向する位置に形成されている。
前記引出部7には、図2に示す如く、ガイド部材8と、案内ローラ9と、上下一対のガイドローラ10とが配設されている。
なお、以下の説明においては、図に合わせて、感光材料Pの引出し方向を右方向、逆を左方向、図上の上側を上方向、下側を下方向として説明する。
前記ガイド部材8は従来例と同様に側面視コ字状の左右一対の部材からなり、その天面部材8aと底面部材8bでガイド空間の天面と底面とを構成している。
前記一対のガイドローラ10の一方を駆動ローラとしてもよいが、感光材料Pの外部への引出を円滑にすべく、両方とも、引き出される感光材料Pに従動するように構成してもよい。前記案内ローラ9は引き出される感光材料Pに従動するように構成されている。
前記一対のローラの10の他方のローラ10bは他方のマガジンケース1bの天部2の内部側に設けられ、一方のローラ10a、ガイド部材8、案内ローラ9は、一方のマガジンケース1aの上部に設けられている。
なお、以下の説明においては、図に合わせて、感光材料Pの引出し方向を右方向、逆を左方向、図上の上側を上方向、下側を下方向として説明する。
前記ガイド部材8は従来例と同様に側面視コ字状の左右一対の部材からなり、その天面部材8aと底面部材8bでガイド空間の天面と底面とを構成している。
前記一対のガイドローラ10の一方を駆動ローラとしてもよいが、感光材料Pの外部への引出を円滑にすべく、両方とも、引き出される感光材料Pに従動するように構成してもよい。前記案内ローラ9は引き出される感光材料Pに従動するように構成されている。
前記一対のローラの10の他方のローラ10bは他方のマガジンケース1bの天部2の内部側に設けられ、一方のローラ10a、ガイド部材8、案内ローラ9は、一方のマガジンケース1aの上部に設けられている。
前記ガイド部材8の下部には、前記一方のローラ10aを、他方のローラ10b側へ近づくように付勢して支持する軸受け機構11が形成されている。この軸受け機構11は、前記一方のローラ10aの軸を支持する軸受け部材11aと、この軸受け部材11aを上下動可能に支持する支持穴11bと、この支持穴11bに内装された圧縮バネ11cとで構成されている。
従って、前記軸受け部材11aを押さえると、前記軸受け部材11aは前記圧縮バネ11cをさらに圧縮しつつ前記支持穴11bに沿って下方へ移動するので、一方のローラ10aは他方のローラ10bから離間して両ローラの間には隙間が生じる。このようにして、一対のマガジンケース1a,1bの対向部間に形成された引出部に、感光材料Pを引出し得る所定の隙間が形成される。
そして、押さえる力を除くと、前記軸受け部材11aは、前記圧縮バネ11cによる付勢力によって前記支持穴11bに沿って上方へ移動するので、一方のローラ10aは他方のローラ10bに当接し得る状態となる。このとき、両ローラの間に、感光材料Pが存在していると、上下一対のローラ10によって前記感光材料Pを上下両面から挟んで、その引出し量を制御するように機能する。
従って、前記軸受け部材11aを押さえると、前記軸受け部材11aは前記圧縮バネ11cをさらに圧縮しつつ前記支持穴11bに沿って下方へ移動するので、一方のローラ10aは他方のローラ10bから離間して両ローラの間には隙間が生じる。このようにして、一対のマガジンケース1a,1bの対向部間に形成された引出部に、感光材料Pを引出し得る所定の隙間が形成される。
そして、押さえる力を除くと、前記軸受け部材11aは、前記圧縮バネ11cによる付勢力によって前記支持穴11bに沿って上方へ移動するので、一方のローラ10aは他方のローラ10bに当接し得る状態となる。このとき、両ローラの間に、感光材料Pが存在していると、上下一対のローラ10によって前記感光材料Pを上下両面から挟んで、その引出し量を制御するように機能する。
また、前記軸受け機構11の軸受け部材11aは、軸受け押さえ機構12によって、下方に押さえられるように構成されている。前記軸受け押さえ機構12は、前記軸受け部材11aの上方に接して昇降自在に支持された押さえ板12aを備えるとともに、前記押さえ板12aの左右両端部を下方へ押さえて前記軸受け部材11aを下方へ移動させた状態と、下方への押さえを解除して前記軸受け部材11aを前記付勢力によって上方へ復帰させた状態との2位置に移動し得る一対の揺動部材12bとを備えている。前記一対の揺動部材11bは、それぞれの一端側で前記軸受け部材11aを押さえ得る位置に配設されている。そして、前記一対の揺動部材12bは、それぞれ前記ローラ10の軸と平行な揺動軸12cによって揺動可能に軸支されている。また、前記揺動軸12cは前記揺動部材12bのほぼ中央に配設されている。また、前記一対の揺動部材12bは、それぞれの揺動軸12cまわりに配設された巻バネ12dによって、前記押さえ板12aを押さえる方向に揺動するように付勢されている。これらの巻バネ12dによる付勢力は前記圧縮バネ11cによる付勢力に抗して前記軸受け部材11aを押し下げる強さを持っている。
図2の(a)、(b)に示した状態においては、前記揺動部材12bは図のように揺動して、前記押さえ板12aの左右両端部を押さえていないので、前記軸受け部材11aは付勢力によって上方へ復帰した状態になる。図2の(c)に示した状態においては、前記揺動部材12bは、前記押さえ板12aの左右両端部を押さえているので、前記軸受け部材11aは付勢力に抗して下方へ押し下げられた状態になる。
さらに、前記軸押さえ機構12の一対の揺動部材12bは、他方のマガジンケース1bの天部6の内部側に下方に凸設された凸部材13によって、前記揺動軸12cを中心にして揺動駆動されるように構成されている。具体的には、前記他方のマガジンケース1bを閉じた状態において、前記一対の揺動部材12bのそれぞれの他端側を押さえ得る位置に、前記凸部材13は配設されている。
従って、図2の(a)、(b)に示した状態においては、前記他方のマガジンケース1bを閉じた状態であるので、前記他方のマガジンケース1bに凸設された凸部材13によって、前記揺動部材12bの他端側が押さえられるので、揺動部材12bの一端側は持ち上がり、前記押さえ板12aの左右両端部を押さる力が解除された状態となり、前記軸受け部材11aは圧縮バネ11cによる付勢力によって上方へ復帰し、前記他方のローラ10bに当接し得る状態となる。このとき、両ローラの間に、感光材料Pが存在していると、上下一対のローラ10によって前記感光材料Pは上下両面から挟まれるので、その引出し量が制御される。
従って、図2の(a)、(b)に示した状態においては、前記他方のマガジンケース1bを閉じた状態であるので、前記他方のマガジンケース1bに凸設された凸部材13によって、前記揺動部材12bの他端側が押さえられるので、揺動部材12bの一端側は持ち上がり、前記押さえ板12aの左右両端部を押さる力が解除された状態となり、前記軸受け部材11aは圧縮バネ11cによる付勢力によって上方へ復帰し、前記他方のローラ10bに当接し得る状態となる。このとき、両ローラの間に、感光材料Pが存在していると、上下一対のローラ10によって前記感光材料Pは上下両面から挟まれるので、その引出し量が制御される。
次に、図2の(c)に示した状態、即ち、ロールを装填するために前記他方のマガジンケース1bを開いた状態では、前記他方のマガジンケース1bに凸設された凸部材13は、もはや前記揺動部材12bの他端側を押さえていないので、揺動部材12bの一端側は巻バネ12dによる付勢力によって揺動軸12c回りに揺動して、前記押さえ板12aの左右両端部を押さえるので、前記軸受け部材11aは圧縮バネ11cによる付勢力に抗して下方へ押し下げられ、前記一方のローラ10aはガイド部材8から下方へ退避した状態になる。
このとき、両ローラの間には隙間が生じているので、前記ガイド部材8に沿って感光材料Pの端部を差し込みやすい。このとき、前記ガイド部材8の左端側の上側は広がった形状になっているので、感光材料Pの端部をさらに差し込みやすい。
このようにして、上記構成のペーパマガジンによれば、ロールの装填作業が大変にやりやすくなり、ロールRの装填が容易で、且つ感光材料Pの円滑な引き出しが可能なペーパーマガジンを提供することができる。
このとき、両ローラの間には隙間が生じているので、前記ガイド部材8に沿って感光材料Pの端部を差し込みやすい。このとき、前記ガイド部材8の左端側の上側は広がった形状になっているので、感光材料Pの端部をさらに差し込みやすい。
このようにして、上記構成のペーパマガジンによれば、ロールの装填作業が大変にやりやすくなり、ロールRの装填が容易で、且つ感光材料Pの円滑な引き出しが可能なペーパーマガジンを提供することができる。
なお、前記軸受け機構11、軸受け押さえ機構12、及び凸部材13で、特許請求の範囲に記載されたローラ離間機構を構成している。
また、本発明のペーパーマガジンは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
また、本発明のペーパーマガジンは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本実施形態において、ガイド部材8は、一方のマガジンケース1a側に設けたが、一部を他方のマガジンケース1b側に設けてもよい。
また、前記他方のマガジンケース1b側に凸設した凸部材13は、図示した形状に限定されるものではなく、前記揺動部材を揺動し得る手段であれば種々の構成が可能であることは言うまでもない。
また、前記揺動部材は、他方のマガジンケース1bを開いたときに前記押さえ板を押し下げ得る手段であれば他の構成でもよい。
また、前記軸受け押さえ機構12は、押さえ板と揺動部材に限らず、他方のマガジンケース1bを開いたときに前記軸受け部材を押し下げ得る手段であれば他の構成でもよい。
何れにしても、他方のマガジンケース1bを開いたときに、一対のローラを相対的に離間させて、対向部間に所定の隙間を生じさせるとともに、他方のマガジンケース1bを閉じたときに、一対のローラを相対的に近づける方向に付勢して、前記感光材料Pを上下両面から挟んで、その引出し量を制御し得る構成であればよい。
また、前記他方のマガジンケース1b側に凸設した凸部材13は、図示した形状に限定されるものではなく、前記揺動部材を揺動し得る手段であれば種々の構成が可能であることは言うまでもない。
また、前記揺動部材は、他方のマガジンケース1bを開いたときに前記押さえ板を押し下げ得る手段であれば他の構成でもよい。
また、前記軸受け押さえ機構12は、押さえ板と揺動部材に限らず、他方のマガジンケース1bを開いたときに前記軸受け部材を押し下げ得る手段であれば他の構成でもよい。
何れにしても、他方のマガジンケース1bを開いたときに、一対のローラを相対的に離間させて、対向部間に所定の隙間を生じさせるとともに、他方のマガジンケース1bを閉じたときに、一対のローラを相対的に近づける方向に付勢して、前記感光材料Pを上下両面から挟んで、その引出し量を制御し得る構成であればよい。
また、本実施形態において、写真処理装置に採用するペーパーマガジンを一例として説明したが、本発明にかかるペーパーマガジンは、本実施形態にかかる写真処理装置と同様に、ロール状に巻かれた長尺な記録材料に、順次画像や文字を形成する、例えばプリンター等のペーパーマガジンとしても採用することができることは勿論のことである。
1 ペーパーマガジン
1a 一方のマガジンケース、
1b 他方のマガジンケース、
7 引出部、
8 案内板、
10 一対のローラ、
11 軸受け機構
12 軸受け押さえ機構
13 凸部材
11、12、13 ローラ離間機構、
R ロール、
P 感光材料(記録材料)
1a 一方のマガジンケース、
1b 他方のマガジンケース、
7 引出部、
8 案内板、
10 一対のローラ、
11 軸受け機構
12 軸受け押さえ機構
13 凸部材
11、12、13 ローラ離間機構、
R ロール、
P 感光材料(記録材料)
Claims (1)
- ロール状に巻かれた長尺な記録材料を収納する内部空間を形成する一対のマガジンケースが開閉可能に構成され、しかも一対のマガジンケース同士の対向部間に、収納した記録材料を外部に引き出す引出部が形成され、該引出部が、引き出した記録材料を両面から挟むように付勢された一対のローラを備えたペーパーマガジンにおいて、
前記一対のマガジンケースを開いた状態では、前記付勢された一対のローラを相対的に離間させて前記対向部間に所定の隙間を形成し、前記一対のマガジンケースを閉じた状態では、引き出した記録材料を、前記付勢された一対のローラによって両面から挟むように構成されたローラ離間機構を備えたことを特徴とするペーパーマガジン。
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---|---|---|---|
JP2005173306A JP2006349797A (ja) | 2005-06-14 | 2005-06-14 | ペーパーマガジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005173306A JP2006349797A (ja) | 2005-06-14 | 2005-06-14 | ペーパーマガジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|---|---|
JP2005173306A Pending JP2006349797A (ja) | 2005-06-14 | 2005-06-14 | ペーパーマガジン |
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---|---|
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Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63258353A (ja) * | 1987-04-15 | 1988-10-25 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像記録装置 |
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- 2005-06-14 JP JP2005173306A patent/JP2006349797A/ja active Pending
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