JP2006348929A - 密閉型圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 密閉型圧縮機において、圧縮機内部のクランク軸が、中空部の形成されたフレームで回転する場合、クランク軸とフレームとが接触する部分に異物が詰まることから生じる圧縮機の誤作動を防止する。
【解決手段】 中空のフレーム部と、該中空部に回転可能に設置されるクランク軸と、該クランク軸の一端に形成された釣り合いおもりと、前記フレームに形成されて前記クランク軸を支持するスラスト部とを備える密閉型圧縮機を提供し、特に、前記フレームのスラスト部と摩擦接触するクランク軸の外周面には、オイル及びオイル中の異物を排出するために前記クランク軸の外部にオイルと異物が排出されるようにする異物排出流路を形成し、前記フレームのスラスト部には、前記クランク軸の異物排出流路から排出されるオイルと異物を案内し外部に排出させる排出流路を形成する。
【選択図】 図4
【解決手段】 中空のフレーム部と、該中空部に回転可能に設置されるクランク軸と、該クランク軸の一端に形成された釣り合いおもりと、前記フレームに形成されて前記クランク軸を支持するスラスト部とを備える密閉型圧縮機を提供し、特に、前記フレームのスラスト部と摩擦接触するクランク軸の外周面には、オイル及びオイル中の異物を排出するために前記クランク軸の外部にオイルと異物が排出されるようにする異物排出流路を形成し、前記フレームのスラスト部には、前記クランク軸の異物排出流路から排出されるオイルと異物を案内し外部に排出させる排出流路を形成する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、密閉型圧縮機に係り、より詳細には、圧縮機の内部で駆動力を発生させるクランク軸と該クランク軸を支持するフレーム間の接触面に異物が介在されることから生じる圧縮機の誤作動または動作停止を防止しうる密閉型圧縮機に関する。
図1に示すように、一般に冷蔵庫や空気調和機等における冷凍サイクルに採用される圧縮機は、外観を形成する密閉容器1を備え、この密閉容器1の内部には、冷媒の圧縮が行われる圧縮部50と、圧縮部50での冷媒圧縮に要求される圧縮力を発生させる駆動部10が設置され、密閉容器1の一側と他側には、外部の冷媒を密閉容器1の内部に案内する吸入管及び圧縮部50で圧縮された冷媒を密閉容器1の外部へ吐出す吐出管が提供される。
特に、駆動部10は、回転運動をしつつ圧縮部50に駆動力を伝達するクランク軸16と、クランク軸16に必要な回転力を発生させる回転子12と、回転子12と電磁気的に相互作用する固定子14とから構成される。クランク軸16の一端部には偏心運動を生じさせる偏心部32が設けられ、この偏心部32は、クランク軸16に嵌合される偏心軸28と、偏心運動を補償するための釣り合いおもり30とからなる。
また、クランク軸16の内部には、密閉容器1下部のオイルを引き上げるための内部流路18及びインペラー19が設けられ、クランク軸16の外周面には、内部流路18と連通するオイル穴20,24が複数個穿孔され、オイル穴20とオイル穴24は、クランク軸16の外周面においてクランク軸16の回転方向に形成された外部流路22により互いに連結される。
図2に示すように、クランク軸16は、フレーム34の中空部に挿入され、フレーム34のスラスト部36により支持される。したがって、クランク軸16の外周面は、スラスト部36から極狭く離間した状態を保ちつつ回転運動をし、この場合、フレーム34のスラスト部36とクランク軸16との間には密閉容器1の下部からオイルが上昇し、潤滑作用をする。
しかしなから、クランク軸16においてフレーム34のスラスト部36と隣接する外周面及びフレーム34のスラスト部36には別途の流路が形成されていないため、オイルの潤滑作用中に混入された異物、フレームまたはクランク軸加工時に発生したチップ、あるいは、溶接時に発生した異物などがオイルと共にクランク軸16の外周面とフレームのスラスト部36との間に詰まり、これにより、クランク軸の回転が停止し、圧縮機の作動が止まるという問題があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためのもので、その目的は、クランク軸の回転運動時にもクランク軸とフレームのスラスト部の外部に異物が円滑に排出されるようにすることによって、クランク軸の回転運動が止まる現象を防止しうる密閉型圧縮機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る密閉型圧縮機は、中空部が形成されたフレーム部と、前記中空部に回転可能に設置されるクランク軸と、前記フレームに形成されて前記クランク軸を支持するスラスト部と、を備える密閉型圧縮機であって、前記フレームのスラスト部と隣接するクランク軸の外周面に形成され、オイル及びオイルに混入した異物を排出するために前記クランク軸の外部にオイルと異物を案内する異物排出流路と、前記異物排出流路に対応する位置で前記フレームのスラスト部に形成され、前記異物排出流路を通過した前記オイルと異物を案内し前記スラスト部の外部に排出させる排出流路とを備えることを特徴とする。
また、本発明において、前記クランク軸には、該クランク軸の内外部にオイルが入出するように形成される複数個のオイル穴と、前記オイル穴を互いに連結する外部流路が形成され、前記異物排出流路は、前記外部流路と別途に形成され、前記複数個のオイル穴のうちいずれか一つを始点としてクランク軸の外周面に沿って前記クランク軸の一端部に延設されることを特徴とする。
また、前記クランク軸の一端部には、前記クランク軸の回転時に荷重のバランスをとる釣合いおもりが設置され、前記異物排出流路は、前記複数個のオイル穴のうち前記釣り合いおもりの近くに形成されたオイル穴を始点として前記釣り合いおもりが連結された部分まで延設されることを特徴とする。
また、前記異物排出流路は、前記オイル穴から前記釣り合いおもりが連結された部分まで直線に形成されることを特徴とする。
また、前記異物排出流路は、前記オイル穴から前記釣り合いおもりの下部まで回転軸の回転方向に沿ってらせん状に形成されることを特徴とする。
また、前記異物排出流路の水平断面は、外側部分の幅が内側部分の幅よりも広く形成されることを特徴とする。
また、前記フレームのスラスト部は、環状に前記フレームの表面から突出形成され、前記スラスト部の排出流路は、前記中空部から前記スラスト部の外部まで延設されることを特徴とする。
また、前記フレームのスラスト部と前記クランク軸との間には、前記クランク軸を支持し回転運動を円滑にするスラストベアリングが安置され、前記フレームのスラスト部は、前記スラストベアリングが安置されるように、環状に前記フレームの表面から所定深さだけ凹入形成され、前記スラスト部の排出流路は、前記中空部から前記スラスト部の外部まで延びる排出流路が形成されることを特徴とする。
前記スラスト部の排出流路は、複数個が形成され、前記複数個の排出流路はそれぞれ離れて配置されることを特徴とする。
また、前記スラスト部の排出流路は、前記中空部から前記スラスト部の外側まで放射状に延設される直線溝であることを特徴とする。
また、前記スラスト部の排出流路の幅は、前記異物とオイルが円滑に排出されるように前記クランク軸に形成された異物排出流路の幅より大きいか等しく形成されることを特徴とする。
本発明による密閉型圧縮機は、クランク軸に異物排出流路が形成され、この異物排出流路に対応するようにフレームのスラスト部に排出流路が形成されるため、異物排出流路方向に流動する異物がスラスト部の排出流路の案内により流動するとともに、クランク軸とスラスト部との間に詰まることが防止され、異物がオイルと共にクランク軸とフレームのスラスト部の外部に円滑に排出される効果が得られる。
さらに、本発明によれば、異物の詰まりに起因するクランク軸の突発的な回転停止が防止されるため、より効率的な圧縮機の作動が可能になる。
以下、本発明の好適な実施形態について、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図面中、従来の技術と同一の構成要素には同一の参照符号を付するものとする。
図3に示すように、本発明の密閉型圧縮機は、上部ケース2と下部ケース4とからなる密閉ケース1を備え、密閉ケース1の内部には、冷媒を圧縮する圧縮部50と圧縮部50を駆動する駆動部10が設置されている。圧縮部50の内部には、圧縮部50及び駆動部10の一部を支持するフレーム34が配置され、駆動部10下側の下部ケース4にはオイル5が入っている。
圧縮部50は、吐出部62と吸入部64を有するシリンダーヘッド60と、シリンダーヘッド60に結合され、冷媒が圧縮される圧縮室58を形成するシリンダーブロック54と、シリンダーブロック54の内部で往復運動しつつ冷媒を直接的に圧縮するピストン52と、を備える。
駆動部10は、磁場を形成する固定子14、固定子14から離れて配置され、固定子14と電磁気的に相互作用しつつ回転運動をする回転子12とからなる。回転子12の内部には、回転子12と嵌合されるクランク軸16が配置され、クランク軸16の一端部には偏心部32が配置される。
偏心部32は、クランク軸16の一端部に嵌合される偏心軸28と、偏心軸28による偏心運動を補償し、偏心軸28の回転運動時に荷重の偏りを防止する釣り合いおもり30とから構成され、偏心軸28とピストン52は、コンロッド56を介して互いに連結され、これにより、駆動部10の運動力がコンロッド56を介して圧縮部50のピストン52に伝達される。
図4に示すように、クランク軸16は、フレーム34により支持される。すなわち、クランク軸16は、フレーム34の表面から突設された、環状のスラスト部36にクランク軸16の偏心部32の下端が載置されて支持される。
ここで、クランク軸16には、クランク軸16の回転とともにオイルがクランク軸16の外周面に沿って回転方向に流動できるようにする外部流路22が形成され、この外部流路22の端部には外部流路22に沿って流動したオイルがクランク軸16の内部に入るようにするオイル穴24が形成されており、オイル穴24は、クランク軸16の内部流路(図示せず)と通じている。
また、オイル穴24と偏心部32の釣り合いおもり30との間には、一定の深さを持つ垂直線状の異物排出流路26が形成されており、これは、オイルに混入したホコリや、クランク軸16やフレーム34の製造時に発生したチップのような異物をクランク軸16の外部に排出する機能を担う。
異物排出流路26と対応するようにフレーム34のスラスト部36には排出案内流路38が形成されており、したがって、異物は、オイルと共にクランク軸16の異物排出流路26に沿って排出された後に、異物排出流路26に対応する排出案内流路38に沿ってスラスト部36の外部へ排出される。
図4では、前記排出案内流路38が一定の間隔で離隔配置された‘十’字状となっており、よって、クランク軸16の回転と共に異物排出流路26に移動した異物は、排出案内流路38に直接流動してスラスト部38の外部へ排出される。
図5に示す他の実施形態は、異物排出流路26の形状が垂直線でなく、クランク軸16の回転方向に沿ってらせん状に形成されている以外は、図4に示す実施形態と同様に構成される。
本実施形態において、異物排出流路26は外部流路22の延長線上におり、外部流路22に沿って上昇した異物が、オイル穴24に入らず、移動方向を保ちつつ自体慣性によって直接オイル穴24を越えて異物排出流路26に移動した後に、同様にフレーム34のスラスト部36の排出案内流路38の案内によって外部へ排出される。
図6のさらに他の実施形態では、フレーム34のスラスト部70の構造が、図4及び図5に示すように上部に突出されるのではなく、下方に凹入されている。このように凹入形成されたスラスト部70は、スラストベアリング75が安置される平坦部71と、平坦部71よりも大きい直径をもって平坦部71の周りに形成される傾斜部72とで構成される。
また、平坦部71と傾斜部72には、フレーム34の中空部69から傾斜部72の外側まで延在する排出流路74が形成されている。
異物排出流路26が形成されたクランク軸16は、上輪76、ボール78及び下輪80で構成されるスラストベアリング75に差し込まれ、続いて中空部69を貫通した後に、スラストベアリング75がフレーム34の平坦部71に装着されることで、フレーム34により支持されるようになる。
ここで、フレーム34に形成された排出流路74は、スラストベアリング75の下輪80の下部に位置し、また、クランク軸16の釣り合いおもり30の下部においてクランク軸16の外周面に形成された異物排出流路26と対応するように形成され、よって、クランク軸16が回転する際に異物排出流路26に沿って移動した異物などが直ちにフレーム34の排出流路に移動した後に、継続してポンピングされるオイルの力でスラスト部70の外部に排出される。
図7(a)及び(b)は、クランク軸16の水平断面を示す図であり、図7(a)は、異物排出流路26が形成されていないクランク軸16を示すもので、クランク軸16の内部には内部流路18のみが形成されている。
図7(b)に示すように、クランク軸16に形成された異物排出流路26は、外側の幅が内側よりも広く形成されて部分的に略台形となっているため、この異物排出流路26に移動した異物がその流路の壁に引っかからず速かにクランク軸16から外部へ排出されることができる。
図8を参照すると、クランク軸16に形成された異物排出流路26は、クランク軸16の外周面に形成された外部流路22が終わるオイル穴24を始点として偏心部32の釣り合いおもり30の下端部まで垂直に延在していることが分かる。
次に、本発明に係る密閉型圧縮機の動作及び作用について説明する。
図9は、図3の‘A’部分でのオイルの流れを示す図で、回転子12が固定子(図示せず)との電磁気的相互作用により回転すると、回転子12に嵌合されるクランク軸16も回転子12と同方向に回転をする。このとき、クランク軸16下部のオイルは、遠心力によりクランク軸16に形成された内部流路18に沿って上方に移動し、一部は内部流路18と連結される外部流路22に沿ってクランク軸16の回転方向に上昇し、残りの一部はクランク軸16の偏心部32の偏心軸28まで続く内部流路18に沿って上昇し続く。
外部流路22に沿って上昇したオイルは、内部流路と連通するオイル穴24から再び内部流路18に入り、一部は前記オイル穴24上に形成された異物排出流路26に流れる。
一般に、オイルにはホコリのような浮遊物や、クランク軸などを製造する際に発生する微細なチップ、あるいは、溶接時に発生するチップのような異物が含まれており、これらの異物もオイルと共に内部流路18に沿って上昇するか、あるいは、外部流路22に沿って上昇する。
内部流路18に沿って上昇したオイルは、偏心軸28の中空部に至って飛び散り、圧縮機の内部を潤滑し冷却する作用を行う。また、オイルと共に外部流路22に沿って移動した後に再び異物排出流路26に到達した異物は、フレーム34とクランク軸16との間に詰まらず、異物排出流路26に対応するようにフレームのスラスト部36に形成された排出流路38の案内によりスラスト部36の外部へ排出される。
続いて、上記の過程を経たオイルと異物は、フレーム34の下方に流れ、圧縮機の内部を潤滑し冷却する役割を果たす。
要するに、クランク軸16とフレームのスラスト部36にそれぞれ別途の流路を形成することによって、オイル中の異物がフレームのスラスト部36とクランク軸16の外周面との間に詰まってクランク軸16の回転が止まるのを防止することができる。
1 密閉ケース
2 上部ケース
4 下部ケース
5 オイル
10 駆動部
12 回転子
14 固定子
16 クランク軸
18 内部流路
20、24 オイル穴
22 外部流路
26 異物排出流路
28 偏心軸
30 釣り合いおもり
32 偏心部
34 フレーム
36 スラスト部
38 排出案内流路
50 圧縮部
52 ピストン
54 シリンダーブロック
58 圧縮室
60 シリンダーヘッド
62 吐出部
64 吸入部
69 中空部
70 スラスト部
71 平坦部
72 傾斜部
75 スラストベアリング
76 上輪
78 ボール
2 上部ケース
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10 駆動部
12 回転子
14 固定子
16 クランク軸
18 内部流路
20、24 オイル穴
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52 ピストン
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62 吐出部
64 吸入部
69 中空部
70 スラスト部
71 平坦部
72 傾斜部
75 スラストベアリング
76 上輪
78 ボール
Claims (11)
- 中空部が形成されたフレーム部と、前記中空部に回転可能に設置されるクランク軸と、前記フレームに形成されて前記クランク軸を支持するスラスト部とを備える密閉型圧縮機であって、
前記フレームのスラスト部と隣接するクランク軸の外周面に形成され、オイル及びオイルに混入した異物を排出するために前記クランク軸の外部にオイルと異物を案内する異物排出流路と、
前記異物排出流路に対応する位置で前記フレームのスラスト部に形成され、前記異物排出流路を通過した前記オイルと異物を案内し前記スラスト部の外部に排出させる排出流路とを備えることを特徴とする密閉型圧縮機。 - 前記クランク軸には、該クランク軸の内外部にオイルが入出するように形成される複数個のオイル穴と、前記オイル穴を互いに連結する外部流路が形成され、
前記異物排出流路は、前記外部流路と別途に形成され、前記複数個のオイル穴のうちいずれか一つを始点としてクランク軸の外周面に沿って前記クランク軸の一端部に延設されることを特徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。 - 前記クランク軸の一端部には、前記クランク軸の回転時に荷重のバランスをとる釣合いおもりが設置され、
前記異物排出流路は、前記複数個のオイル穴のうち前記釣り合いおもりの近くに形成されたオイル穴を始点として前記釣り合いおもりが連結された部分まで延設されることを特徴とする請求項2に記載の密閉型圧縮機。 - 前記異物排出流路は、前記オイル穴から前記釣り合いおもりが連結された部分まで直線に形成されることを特徴とする請求項3に記載の密閉型圧縮機。
- 前記異物排出流路は、前記オイル穴から前記釣り合いおもりの下部まで回転軸の回転方向に沿ってらせん状に形成されることを特徴とする請求項3に記載の密閉型圧縮機。
- 前記異物排出流路の水平断面は、外側部分の幅が内側部分の幅よりも広く形成されることを特徴とする請求項4または5に記載の密閉型圧縮機。
- 前記フレームのスラスト部は、環状に前記フレームの表面から突出形成され、前記スラスト部の排出流路は、前記中空部から前記スラスト部の外部まで延設されることを特徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。
- 前記フレームのスラスト部と前記クランク軸との間には、前記クランク軸を支持し回転運動を円滑にするスラストベアリングが安置され、
前記フレームのスラスト部は、前記スラストベアリングが安置されるように、環状に前記フレームの表面から所定深さだけ凹入形成され、
前記スラスト部の排出流路は、前記中空部から前記スラスト部の外部まで延びる排出流路が形成されることを特徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。 - 前記スラスト部の排出流路は、複数個が形成され、前記複数個の排出流路はそれぞれ離れて配置されることを特徴とする請求項7または8に記載の密閉型圧縮機。
- 前記スラスト部の排出流路は、前記中空部から前記スラスト部の外側まで放射状に延設される直線溝であることを特徴とする請求項9に記載の密閉型圧縮機。
- 前記スラスト部の排出流路の幅は、前記異物とオイルが円滑に排出されるように前記クランク軸に形成された異物排出流路の幅より大きいか等しく形成されることを特徴とする請求項9に記載の密閉型圧縮機。
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