JP2006348913A - マグネットポンプ及び感光材料処理装置 - Google Patents

マグネットポンプ及び感光材料処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 マグネットポンプをコンパクトに構成する。
【解決手段】 円筒状のモータハウジング11の内周部に隔壁13を設ける。モータハウジング11の両端に、ケーシング本体14を取り付けて、モータハウジング11に2つのポンプ室23を形成する。隔壁13に回転軸20を設け、この回転軸20にロータ17を取り付ける。ロータ17には、マグネット15とインペラ16を設ける。ケーシング本体14の中央部に液入口14aを、外周の一部に液出口14bを形成する。モータハウジング11にコイル12を取り付けて、このコイル12の励磁によってマグネット結合でロータ17を回転させる。モータハウジング11とロータ17とケーシング本体14とにより、モータハウジンク11の両端部にポンプ部10a,10bを構成する。コイル12とマグネット15とでモータ部10cを構成する。二つのポンプ部10a,10bを有し、コンパクト化が図れる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マグネットポンプ及びこれを用いる感光材料処理装置に関するものである。
ラボ等で使用される感光材料処理装置は、発色現像液、漂白定着液、水洗液等の処理液が貯留された複数の処理槽を備えており、この処理槽内へフィルムやカラーペーパー等の感光材料を搬送することで現像処理を行なう。
各槽の処理液は、感光材料を現像処理することにより、その成分組成や貯留量が変化する。このため、各処理槽には感光材料の処理量に応じて、補充槽から新しい処理液を補充し、処理液の成分組成や貯留量を一定に維持している。また、処理液の補充や、処理中の感光材料との接触などにより、処理液中に成分ばらつきが生じたり、温度が不均一になったりする。これを防止するために、各槽に処理液循環部を設けて、各処理液を循環させている(例えば、特許文献1,2参照)。この処理液循環部には、マグネットポンプが一般的に用いられる。このマグネットポンプは、マグネットカップリングを用いた電動ポンプであり、耐薬品性に優れていることから感光材料処理装置でよく使用される。
特開2004−77924号公報 特開2004−109494号公報
ところで、マグネットポンプは感光材料処理装置などに内蔵させると、駆動による発熱によって処理装置内の温度が上昇してしまう問題がある。しかも、各処理槽毎にマグネットポンプが設けられているため、処理槽内の温度が処理液の制御温度よりも高くなってしまうことがある。これを防ぐために、従来の感光材料処理装置では、装置内の冷却のために比較的大型の排気ファンを設けている。しかも、マグネットポンプは各処理槽毎に設けられるため、各マグネットポンプが装置内スペースを占有する割合が大きくなり、コンパクト化が要請される感光材料処理装置において、コンパクト化の障害になっていた。
本発明は装置内での発熱を抑えるとともに、コンパクト化が図れるマグネットポンプを提供することを目的とする。また、本発明は、排気ファンの大型化、感光材料処理装置の大型化を抑えて、コンパクトな感光材料処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、筒状のモータハウジングと、前記モータハウジングの外周部に配置されるコイルと、前記モータハウジングの内周部の略中央部に配置される隔壁と、隔壁で仕切られた二つの内周部を覆うように前記モータハウジングの両端に配置され、前記モータハウジングとの間でポンプ室を構成するケーシング本体と、前記ポンプ室内で回転自在に支持され、前記コイルと電磁的に結合するマグネット及びインペラを有するロータとを備えることを特徴とする。
また、本発明では、前記ケーシング本体は、前記ロータの回転軸に沿って形成される液入口と、ケーシング本体の外周に形成される液出口とを有することを特徴とする。また、本発明では、前記隔壁には回転軸が突出して設けられており、この回転軸に前記ロータが回転自在に取り付けられることを特徴とする。
また、本発明では、前記ロータは前記回転軸に滑り軸受を介して取り付けられることを特徴とする。さらに、前記回転軸の先端は、前記ケーシング本体の軸穴に嵌合されることを特徴とする。また、本発明では、各処理液が入れられた処理槽内へ感光材料を通過させ、前記処理液によって感光材料を処理する感光材料処理装置において、前記処理槽内の処理液を循環させるポンプとして前記請求項1ないし5いずれか1項記載のマグネットポンプを用い、2つの処理槽に対して1つのマグネットポンプにより前記処理液を循環させることを特徴とする。
筒状のモータハウジングと、前記モータハウジングの外周部に配置されるコイルと、前記モータハウジングの内周部の略中央部に配置される隔壁と、隔壁で仕切られた二つの内周部を覆うように前記モータハウジングの両端に配置され、前記モータハウジングとの間でポンプ室を構成するケーシング本体と、前記ポンプ室内で回転自在に支持され、前記コイルと電磁的に結合するマグネット及びインペラを有するロータとを備えることにより、1つのモータ部で両側の2つのポンプ部を駆動することができる。したがって、従来のモータ部とポンプ部とが対となったものに比べて、モータ部を半減することができ、構成を簡単にすることができる。また、モータ部が半減されることにより、省スペース化が図れ、装置をコンパクトにまとめることができる。
図1,図2は本発明のマグネットポンプを示す要部の縦断面図である。マグネットポンプ10は、モータハウジング11と、コイル12と、隔壁13と、ケーシング本体14と、マグネット15及びインペラ16を有するロータ17と、コイルカバー18とから構成されている。
図2に示すように、モータハウジング11は、円筒体からなるモータハウジング本体11aの両端にフランジ11b,11cを形成して構成されており、内周面11d内に筒心方向の中央部で前記隔壁13が設けられている。この隔壁13によって、モータハウジング内部が2分されている。
前記隔壁13には、モータハウジング11の筒心に沿って、回転軸20が一体的に取り付けられている。回転軸20は2本用意され、これら回転軸20が隔壁13に設けた補強ボス13aの取付孔13bに嵌合されることによって保持される。
モータハウジング11のフランジ11b,11cには、Oリング収納溝21が形成されており、この収納溝21内にOリング22が収納される。
ケーシング本体14は、カップ状に形成されており、中央部に液入口14aが形成されている。また、ケーシング本体14の外周面には液出口14bが形成されている。ケーシング本体14は、前記フランジ11b,11cとの当接面14cを備えており、この当接面14cには、前記Oリング収納溝21に対応する位置で、Oリング当接突条14dが環状に形成されている。また、ケーシング本体14は、外周部でその円周方向に4個の取付孔14eを有し、この取付孔14eに取付ネジ25を挿入することで、ケーシング本体14がモータハウジング11にネジ止めされる。
モータハウジング本体11aと隔壁13とケーシング本体14とによって形成される空間はポンプ室23とされ、このポンプ室23内には、ロータ17が回転自在に配置される。ロータ17は前記回転軸20に滑り軸受26,27を介して回転自在に取り付けられている。
ロータ17は、前記コイル12に対応する位置で複数のマグネット15を有している。また、ケーシング本体14の凹部14fに対応する位置でインペラ16を有している。図3に示すように、インペラ16は、例えば12個の羽根16aを有する。したがって、コイル12に電流が流されると、コイル12とロータ17とがマグネット結合されて回転する。これによって、インペラ16がケーシング本体14の凹部14f内で回転し、液入口14aから流入した液は液出口14bから送り出される。
ケーシング本体14の中央部には、回転軸支持部14gが突出して形成されており、この回転軸支持部14gに液入口14aと連通する連通孔14hが形成されている。回転軸支持部14gの先端部には、回転軸支持孔14jが形成されており、この支持孔14jによって回転軸20の先端が支持される。回転軸支持部14gの先端とロータ17との間には滑り軸受27が設けられており、ロータ17が円滑に回転するように構成されている。 なお、符号38は電源コードを、39は取付ブラケットを示している。このようにして、本発明のマグネットポンプ10では、2つのポンプ部10a,10bに対して1つのモータ部10cを有する。
使用に際しては、図示しないパイプやチューブを介して、両側のケーシング本体14の液入口14aと図示しないタンクを連結し、液出口14bと図示しない送液先を連結する。コイル12に流す電流を制御することで、ロータ17を回転させて、両端のポンプ部10a,10bから送液が行われる。モータハウジング本体11a内にも液が流入し、この液の流入による冷却によりコイル12などの発熱が抑えられる。
また、本発明のマグネットポンプ10では、1つのモータハウジング11を隔壁13で仕切り、この隔壁13で仕切られたモータハウジング本体11a内にそれぞれロータ17を入れるようにしたから、1つのモータ部10cで2個のポンプ部10a,10bを駆動することができ、構成が簡単になる他、省スペース化が図れ、マグネットポンプ10を用いる装置のコンパクト化が可能になる。しかも、モータハウジング11の両端部に、複数のロータ17を設けて回転するため、左右のロータ17を同じ速度で回転させることができ、複数のポンプ部10a,10bで常に一定した量の液を送ることができる。
なお、上記実施形態では、ロータ17をコイル12の電磁力で直接に回転させるモータ駆動方式としているが、これに代えて、ロータ17をマグネットカップリングにより回転させる方式のマグネットポンプに本発明を適用してもよく、この場合にはモータハウジング本体の外側に配置される外側マグネットロータをマグネットポンプとは別個に設けたモータによって回転させる。
また、上記実施形態では、一つのコイル12で二つのロータ17を回転させているが、これに代えて、コイルを左右方向で二分割させて、それぞれのロータ17を個別に回転するようにしてもよい。
次に、上記マグネットポンプ10を本発明の感光材料処理装置に用いた実施形態について説明する。図4に示すように、感光材料処理装置40には、発色現像槽41、定着槽42、及びカスケード方式(後浴側から前浴側へ水洗水がオーバーフローして流れるカスケード流を形成する方式)が採用された水洗槽43,44,45,46が設けられている。
発色現像槽41、定着槽42の槽内には処理ラック50が配置され、それぞれ発色現像液52、定着液53に漬浸されている。処理ラック50には搬送ローラ対51が設けられており、これらの搬送ローラ対51により感光材料(カラーペーパー)55が各液中を通過することにより現像処理される。
発色現像槽41の上流側には、感光材料55を発色現像槽41内へ案内するガイドローラ56が配置されている。また、発色現像槽41と定着槽42との間には、スクイズローラ57が配置されており、発色現像槽41から引き上げられた感光材料55を後浴の定着槽42へ案内する。さらに、定着槽42と水洗槽43との間にはスクイズローラ58が配置されており、定着槽42から引き上げられた感光材料55を後浴の水洗槽43へ案内する。
水洗槽43〜46には、それぞれ水59が貯留されている。各水洗槽43〜46を仕切る第1〜第3の隔壁60,61,62には、感光材料55を水中搬送可能とする搬送通路63が形成されている。この搬送通路63は、シール手段としてのブレード64により水密に仕切られており、感光材料55の通過は許容するが、水59の通水は阻止する構成とされている。また、各隔壁60〜62には流下開口60a〜62aが設けられており、カスケード流が形成される。
各水洗槽43〜46には、ラック65〜68が挿入されており、これらラック65〜68に軸支された搬送ローラ69が感光材料55を搬送する。水洗槽43〜46で水洗処理された感光材料55は、排出ローラ70により、図示しない乾燥部へ搬送される。
図5に示すように、各処理槽41〜46にはサブタンク41a〜46aが一体的に設けられており、サブタンク41a〜46aと処理槽41〜46との間には第1〜第3の処理液循環部71〜73が設けられる。処理液循環部71〜73は、ヒータ75,76、上記マグネットポンプ10を用いた循環ポンプ81〜83、フィルタ77を備えており、処理槽41〜46とこの処理液に連通するサブタンク41a〜46aとの間で処理液を循環させる。この処理液の循環によって、処理槽41〜46内の各処理液の濃度及び温度が一定に保持される。
本発明のマグネットポンプ10は、図1に示すように、1個で2つのポンプ部10a,10bを左右に有するため、発色現像槽41、定着槽42用として第1循環ポンプ81が用いられ、第1及び第2水洗槽用として第2循環ポンプ82が用いられ、第3及び第4水洗槽用として第3循環ポンプ83が用いられる。このように6個の処理槽41〜46に対して第1〜第3循環ポンプ81〜83の3個のマグネットポンプ10の使用となるため、従来の6個のマグネットポンプの使用に比べて、省スペース化が図れ、感光材料処理装置40のコンパクト化が可能になる。また、2個のポンプ部10a,10bに対して1個のモータ部10cとなるため、その分だけ低コストで製造することができる。また、発熱量も抑えられる。
図4に示すように、補充タンク85には補充水86が貯留されている。補充タンク85には、送水管87が接続されており、送水ポンプ88により所定の水量(蒸発量、感光材料の処理量に見合った量)がサブタンク46aを介して第4水洗槽46へ送られる。
図5、図6に示すように、サブタンク46aは、第4水洗槽46の側方に設けられている。このサブタンク46aと第4水洗槽46との間の隔壁には流出口89が鉛直方向に長く形成されており、この流出口89から第4水洗槽46の水59がサブタンク46a内へ流入する。
図6に示すように、サブタンク46aの底部には取水口46bが形成されており、この取水口46bにはフィルタ77が配置されている。フィルタ77は水洗水のゴミや異物を取り除く。このフィルタ77を通過した水は、循環パイプ93及びヒータ75を介して循環ポンプ83の第2ポンプ部10b(図5参照)に送られる。循環ポンプ83からの水は循環パイプ94を介して、第4水洗槽46の底面に設けた接続口95に送られる。ヒータ75は水59を加熱することにより温度を調整する。
これら第4水洗槽46、サブタンク46a、フィルタ77、ヒータ75、循環ポンプ83などにより第4水洗槽46の処理液が循環される。第4水洗槽46内では水59が底から上層部へ向かう循環流を形成する。そして、第4水洗槽46の側方に設けた流出口89からサブタンク46aへ送られて、サブタンク46a、フィルタ77、ヒータ75、第4水洗槽46へ順に水59が循環する。これにより、第4水洗槽46内の水が循環することで水59の成分濃度や温度のローカリゼーションの発生が抑制される。
図5に示すように、他の第1〜第3水洗槽43〜45も、サブタンク43a〜45a、フィルタ77、第2及び第3循環ポンプ82,83、水洗水を加熱する温度調整用ヒータ75,76などからなる第2及び第3処理液循環系部82,83を備えており、水洗槽43〜45内の水を循環している。本発明では、この循環流とカスケード流とを交差させることにより、カスケード効率を高めている。なお、第1〜第3水洗槽43〜45用のヒータ76は通路が3個有するものを用いており、一つのヒータ76により効率良く温度制御を行っている。
第1処理液循環部71も上記各処理液循環部72,73と同様に構成されており、発色現像槽41、定着槽42の各処理液を循環して、成分むらがなく且つ一定した温度に処理液を維持している。この第1処理液循環部71では、第1循環ポンプ81の第1及び第2ポンプ部10a,10bを用いる。また、個々に処理液の温度を一定に制御する必要から、各処理槽毎に個別にヒータ75を備えている。
図1に示すように、各水洗槽43〜46の隔壁60〜62には、カスケード流を構成するための流下開口60a〜62aが形成されており、この流下開口60a〜62aを介してオーバーフロー水を次の水洗槽に流下させる。流下開口60a〜62aの形成位置は、下流側のものが高く、上流側になるほど低く設定されている。これら流下開口60a〜62aは、カスケード効率を高めるために、隣接するもの同士で一方は右側、他方は左側となるように交互に形成されている。このように各流下開口60a〜62aによるカスケード流と、前記処理液循環部72,73による循環流とが交差することにより、各処理液がより一層均一化される。
図4に示すように、第1水洗槽43の側壁(サブタンクと反対側の側壁)上部にはオーバーフロー口90が形成されている。このオーバーフロー口90の流下レベルは隔壁60の流下開口60aの流下レベルよりも低く設定されている。このオーバーフロー口90には、廃棄パイプ91を介して廃棄タンク92が接続されている。
なお、処理液循環部71〜73は、図6に示すような処理槽、例えば水洗槽46の底部から水を流出させてサブタンク46aに流下させるタイプに代えて、図7に示すように、水洗槽46の底部から水59を吸い込み、サブタンク46aに戻し、サブタンク46aから水洗槽46に水を流すような、図6の流れとは逆方向の流れとする処理液循環部96としてもよい。また、各処理槽41〜46毎に処理液の流れを変化させてもよい。
図7に示す処理液循環部96では、水洗槽46の底部にフィルタ97を配置して、本発明のマグネットポンプ10を用いた循環ポンプ98により、ヒータ99を介してサブタンク46aに循環パイプ100を介して水59を戻している。
本実施形態の感光材料処理装置40では、露光済みの感光材料55が各処理槽41〜46を順次通過することにより、発色現像、定着、水洗の各処理が行われる。水洗処理された感光材料55は乾燥部で乾燥された後に排出され、プリント写真とされる。各処理槽41〜46内の処理液を循環する際に、隣り合う槽同士で、両端にポンプ部10a,10bを有する1つのマグネットポンプ10を用いるため、従来の各処理槽毎にマグネットポンプを用いるものと比べて、省スペース化が図れ、装置構成をコンパクトにまとめることができる。また、モータ部10cが半減するため、マグネットポンプ10による発熱量が抑えられ、従来の各処理装置毎にマグネットポンプを用いたものに比べて装置内冷却のための送風ファンが小さなものでよくなり、省スペース化及び省電力化が図れる。また、設置個数が少なくなるため、メンテナンスが容易になる。
マグネットポンプ10の各構成部品は一般的に使用されるもの、例えば合成樹脂、金属などで構成されるが、上記感光材料処理装置40の処理液循環部71〜73としての循環ポンプ81〜83とする場合には、各構成部品の材質は以下のものにすることが好ましい。モータハウジング11、ケーシング本体14、ロータ17、コイルカバー(モータケース)18は、感光材料処理液に対する耐薬品性を有する樹脂を用いる。例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリフェニレンオキサイド(PPO)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)などが用いられる。さらには、これら樹脂に対してガラス繊維を添加し、耐熱性、部品成形精度を向上させてもよい。
Oリング22としては、感光材料処理液に対し耐薬品性を有するゴムが好ましく用いられる。例えば、シリコンゴム、EPDM、フッ素ゴムなどが挙げられる。
滑り軸受26,27としては、感光材料処理液に対し耐薬品性を有し、摺動性向上を図った樹脂が好ましく用いられる。例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリフェニレンオキサイド(PPO)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)などに、フッ素などの固体潤滑材、あるいは炭素繊維のいずれか、または両方を添加した樹脂が挙げられる。
回転軸20としては、感光材料処理液に対し耐薬品性を有し、摺動性向上を図った樹脂またはセラミックスが好ましく用いられる。また、耐磨耗性を付与するために表面硬度が高いほど好ましい。例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)にフッ素等の固体潤滑材あるいは炭素繊維のいずれか、または両方を添加したものが挙げられる。
本発明のマグネットモータを示す縦断面図である。 マグネットモータを分解して示す要部の縦断面図である。 マグネットモータの一部を切り欠いて示す側面図である。 本発明の感光材料処理装置を示す概略図である。 感光材料処理装置の各処理液循環部を示す概略の斜視図である。 処理液循環部を示す概略の断面図である。 別の実施形態における処理液循環部の一例を示す断面図である。
符号の説明
10 マグネットポンプ
10a,10b ポンプ部
10c モータ部
11 モータハウジング
12 コイル
13 隔壁
14 ケーシング本体
15 マグネット
16 インペラ
16a 羽根
17 ロータ
18 コイルカバー
20 回転軸
22 Oリング
26,27 滑り軸受
40 感光材料処理装置
41 発色現像槽
42 漂白定着槽
43〜46 水洗槽
55 感光材料
59 水洗水
41a〜46a サブタンク
71〜73 処理液循環部
81〜83 循環ポンプ

Claims (6)

  1. 筒状のモータハウジングと、
    前記モータハウジングの外周部に配置されるコイルと、
    前記モータハウジングの内周部の略中央部に配置される隔壁と、
    隔壁で仕切られた二つの内周部を覆うように前記モータハウジングの両端に配置され、前記モータハウジングとの間でポンプ室を構成するケーシング本体と、
    前記ポンプ室内で回転自在に支持され、前記コイルと電磁的に結合するマグネット及びインペラを有するロータとを備えることを特徴とするマグネットポンプ。
  2. 前記ケーシング本体は、前記ロータの回転軸に沿って形成される液入口と、ケーシング本体の外周に形成される液出口とを有することを特徴とする請求項1記載のマグネットポンプ。
  3. 前記隔壁には回転軸が突出して設けられており、この回転軸に前記ロータが回転自在に取り付けられることを特徴とする請求項1または2記載のマグネットポンプ。
  4. 前記ロータは前記回転軸に滑り軸受を介して取り付けられることを特徴とする請求項3記載のマグネットポンプ。
  5. 前記回転軸の先端は、前記ケーシング本体の支持部に支持されることを特徴とする請求項3または4記載のマグネットポンプ。
  6. 各処理液が入れられた処理槽内へ感光材料を通過させ、前記処理液によって感光材料を処理する感光材料処理装置において、
    前記処理槽内の処理液を循環させるポンプとして前記請求項1ないし5いずれか1項記載のマグネットポンプを用い、2つの処理槽に対して1つのマグネットポンプにより前記処理液を循環させることを特徴とする感光材料処理装置。
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