JP2685302B2 - 自動現像機の処理ラック構造 - Google Patents

自動現像機の処理ラック構造

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JP2685302B2 JP1223931A JP22393189A JP2685302B2 JP 2685302 B2 JP2685302 B2 JP 2685302B2 JP 1223931 A JP1223931 A JP 1223931A JP 22393189 A JP22393189 A JP 22393189A JP 2685302 B2 JP2685302 B2 JP 2685302B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、感光材料を自動搬送し、感光材料の現像、
定着、水洗処理を行う自動現像機において、各処理中の
感光材料の搬送を案内する自動現像機の処理ラツク構造
に関する。
〔従来技術〕
現在、感光材料を自動搬送し、例えば現像槽、定着
槽、水洗槽へ順次案内して各処理を自動的に行うため、
各処理槽に処理ラツクを配設している。この処理ラツク
には、複数のローラ対が取付けられている。このため、
各処理槽の入口へ挿入された感光材料はローラ対に挟持
搬送されることにより、感光材料は処理液へ導入され浸
漬される。感光材料は、処理槽の底部へ導かれ、この底
部で反転され再度液面へと案内される。各ローラ対間に
は、案内板が配置されており、感光材料はこの案内板に
案内されて一つのローラ対から、確実にローラ対へ挟持
されるように案内される。
このような、処理ラツクを各処理槽に配置することに
より、感光材料を自動搬送すると共に所定の処理時間を
確保することができる。
ところで、従来の処理ラツクの構造は、2枚の側板を
円柱状の複数の金属製ステーで略平行に維持し、この側
板間に軸受けを介して複数のローラを軸支している。ま
た、案内板の両端部も側板に支持されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような従来の処理ラツクは多数の部品により組立
てられており、部品点数が多いため、組立て工数が多
く、組立てに時間がかかる。
また、ローラ対を2枚の側板間に軸支するため、それ
ぞれの側板に設けられたローラ軸支持用の孔のアライメ
ントが重要である。即ち、ローラ軸支持用の孔の位置精
度は、組立後のローラの傾きとして表れるため特に重要
であり、ローラに傾き等が生ずると、ローラをスムーズ
に回転させることができなかったり、感光材料の搬送不
良を引き起こす原因となる。
さらに、側板、ステー等の複数の部品をボルト、ナッ
ト等で組み立てるため、部品の寸法公差の累積、嵌め合
わせ部分の微小のがた等によってローラ軸支持用の孔の
位置を一対の側板間で合わせるのが難しく、組立作業に
時間を要していた。側板、ステー等は板金や機械加工品
であるため、個々の寸法精度を上げ、寸法のばらつきを
極小にすることは多大な労力及び時間を要し、コストア
ップとなる。
また、精度が良くない場合には、組立時に修正を行う
必要があり、無駄な時間を要するという問題もある。
本発明は上記事実を考慮し、部品点数を削減し、組立
作業性を向上させることができる自動現像機の処理ラツ
ク構造を得ることが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
請求項(1)に記載の自動現像機の処理ラツク構造
は、処理槽内に配置されて処理槽の上部に送り込まれた
感光材料を略U字状に案内搬送する自動現像機の処理ラ
ツク構造であって、ローラの軸方向両端部がそれぞれ軸
支される互いに対向する一対の側板と、前記一対の側板
の上端部同士を連結する上ステーと、前記一対の側板の
下端部同士を連結する下ステーと、それぞれの一方の端
部が前記上ステーと連結され他方の端部が前記下ステー
に連結されて、前記側板の間に側板とほぼ平行に配置さ
れ、処理槽内で感光材料を案内する搬送用案内面を一部
に有する複数個のリブと、を有し、前記側板、前記上ス
テー、前記下ステー及び前記リブを合成樹脂で一体成形
したことを特徴としている。
請求項(2)に記載の自動現像機の処理ラツク構造
は、請求項(1)に記載の自動現像機の処理ラツク構造
において、前記上ステー又は下ステーの少なくとも一方
の前記側板と平行な断面の形状が、略L字形状であるこ
とを特徴としている。
〔作用〕
請求項(1)に記載の自動現像機の処理ラツク構造で
は、処理槽内に配置されて処理槽の上部に送り込まれた
感光材料を略U字状に案内搬送する処理ラツク全体を一
体形成したので、ローラの軸方向両端部を軸支する側板
及び一対の側板を平行に支持する上ステー及び下ステー
の組立が不要となり、大幅な組立工数削減となる。
また、処理ラツク全体を合成樹脂で一体成形したこと
によって、両側板の相対的な位置関係が固定されるの
で、一体成形の際に側板にローラの両端を軸支する孔等
を同時に形成しておくと、ローラの軸方向両端部を取り
付ける場合、両側の側板のアライメントが不要となり、
ローラの組付作業性が向上する。
また、複数のリブが上ステーと下ステーとを一体的に
連結して支持部材としての役目を果たすので、上ステー
及び下ステーを補強して処理ラツク本体の剛性を充分に
確保することができる。
さらに、リブの一部に、処理槽内で感光材料を案内す
る案内板の働きをする案内面を形成しておくことによっ
て、別に案内板を設けることなく感光材料を案内するこ
とができる。
(2) 上ステーと下ステーの両方又はこれらのいずれ
か一方の、側板と平行な断面の形状を、略L字形状とし
たので、平板状とするよりもさらに剛性を高めることが
できる。
〔実施例〕
第1図には、本実施例に係る自動現像装置10が示され
ている。まず、自動現像装置10の全体構成について説明
する。
自動現像装置10は、そのケーシング12の第1図右側面
に感光材料14を挿入する挿入口16が設けられている。挿
入口16の内方には一対のローラ18が設けられており、図
示しない駆動手段の駆動力で回転駆動されるようになっ
ている。このため、挿入口16から挿入された感光材料14
は、この一対のローラ18間に挟持されることにより、搬
送力が付与される。
一対のローラ18の駆動力によって搬送される感光材料
14は、自動現像装置10の内部に設置されているプロセツ
サ部20へと案内される。
プロセツサ部20には、処理槽22が配設されている。処
理槽22は、2枚の仕切壁24、26によって第1図横方向へ
3槽に仕切られ、それぞれ第1図右から現像槽28、定着
槽30、水洗槽32として用いられる。これらの槽28、30、
32には、それぞれ現像液、定着液、水洗水が蓄えられて
おり、さらに各槽28、30、32にはラツク34が配置されて
いる。ラツク34には、それぞれ複数のローラ36が感光材
料14の搬送経路に沿って設けられている。処理槽22の第
1図上方にはクロスオーバラツク38が配置されている。
クロスオーバラツク38には、仕切壁24、26の第1図上方
にそれぞれ一対のローラ40、42が設けられ、感光材料14
を隣接する各処理槽へ案内するようになっている。上記
ローラ36及びローラ40、42は、図示しない駆動手段の駆
動力で一定速度で回転駆動されている。
前記挿入口16から挿入され、一対のローラ18によって
搬送される感光材料14は、まず現像槽28のラツク34に設
けられたローラ36に挟持されることによって現像槽28の
現像液へ導入され浸漬される。また、定着槽30のラツク
34に設けられたローラ36に挟持されることによって、定
着槽30内の定着液へと導入され浸漬され、さらに、水洗
槽32内のラツク36に設けられたローラ36に挟持されるこ
とにより、水洗槽32内の水洗水へ導入され浸漬されるこ
とになる。各槽内では、感光材料14は、複数のローラ36
によって略U字状に搬送され所定の処理時間を確保して
いる。また、各槽間の移動は、クロスオーバラツク38に
設けられたローラ40、42によって、隣接する槽へと円滑
に案内される。
プロセツサ部20の第1図上部には、乾燥部44が設けら
れている。乾燥部44と前記処理槽22とを仕切る壁46の一
部には、連通口48(第1図左端部近傍)が設けられてお
り、この連通口48へ感光材料14を案内するように、水洗
槽32から乾燥部44内まで複数のローラ50が配設されてい
る。このローラ50も、前記ラツク34等のローラ36と同一
の搬送速度で回転駆動されている。これにより、水洗槽
32での水洗処理が終了した感光材料14は、これらのロー
ラ50に挟持搬送され、乾燥部44へと案内される。
乾燥部44は、その上下に各々チャンバ52が設けられて
おり、第1図左側面から温風が送られている、チャンバ
52の間には、複数のローラ対54が第1図横方向に感光材
料14を搬送すべく配列されている。前記連通口48から乾
燥部44へと至った感光材料14は、このローラ対54に挟持
されて、第1図水平方向に搬送される。
チャンバ52におけるローラ対54と対向する面には、ロ
ーラ対54の軸方向に沿って複数のスリツト孔56が設けら
れ、チャンバ52内の温風を感光材料14の搬送経路へ吹き
付けるようになっている。従って、乾燥部44内のローラ
対54に挟持されて搬送される間に感光材料14は、温風に
よって乾燥され、乾燥部44の排出口58へと至ることにな
る。排出口58の外方向にはトレイ60が設けられており、
乾燥が終了した感光材料14はこのトレイ60上へ載置され
る。
以下に各部の構成について詳細に説明する。
(マグネツトポンプ78の構成) 第2図に示される如く、現像槽28の側面には、2個の
円孔74、76が設けられ、マグネツトポンプ78のインレツ
トパイプ80とアウトレツトパイプ82とがそれぞれOリン
グ84を介して嵌入されている。マグネツトポンプ78は、
その外カバー86の内周に浅底の内カバー88が圧入された
構造となっている。内カバー88の底部88Aと外カバー86
の底面86Aとの間には、空間部90が形成されモータ92が
配設されている。モータ92の回転軸94は、その先端が内
カバー88の底部に向けられており、円板状のマグネツト
96が取付けられている。
内カバー内の底面98には、回転軸94及びマグネツト96
と同軸的にピン100が突出されており、インペラ102が軸
支されている。インペラ102には、磁性体104が内蔵され
ており、内カバー88の底部を介して前記マグネツト96と
対応されている。従って、モータ92が駆動されマグネツ
ト96が回転されることにより、インペラ102はマグネツ
ト96と磁性体104との吸着磁力により底面98を通して回
転力が付与される構成である。インペラ102の回転中心
部は開口103を介して前記インレツトパイプ80と連通さ
れ、インペラ102の外周部は前記アウトレツトパイプ82
と連通されている。このため、インペラ102の回転によ
り現像液をインレツトパイプ80から流入され、アウトレ
ツトパイプ82から流出させて、現像槽28内の現像液を撹
拌させることができる。
ここで、本実施例における内カバー88は、その材質が
セラミツク製であり、この内カバー88内部にヒータ部材
106が埋設されている。従って、現像液はマグネツトポ
ンプ78を通過する間に加温され再度現像槽28へと至るこ
とになる。なお、ヒータ部材106は、内カバー88の外周
に沿って配設してもよい。マグネツトポンプ78の外周か
らは、外カバー86及び内カバー88を貫通してサーミスタ
108が挿入されている。このサーミスタ108により、イン
レツトパイプ80へと流入された現像液の温度が測定さ
れ、ヒータ部材106への通電状態を制御し、現像液を所
定の温度に保持することができる。
このような構成は、定着槽30においても同一の構成と
なっている。
(補充液の補充槽の構成) 第3図に示される如く、現像槽28の上端開口部近傍の
側面には、補充槽とされる皿状のブラケツト部110が一
体的に形成されている。ブラケツト部110の中央部は、
第3図上方に突出されており、その上端面112が補充ビ
ン114の配置部とされている。なお、補充ビン114は、上
下方向が逆向きとされて図示しない受け台に載置されて
いる。このブラケツト部110の突出部分内側空間部116に
は、電磁石118が取付けられている。また、上端面112に
は、放射状のスリツト溝120が形成されている。
補充ビン114には、現像主液が含まれており、この現
像主液を現像槽28へ補充することにより、現像能力の低
下を防止している。補充ビン114の補充口122にはその外
周に雄ねじ124が形成され、円筒状のアダプタ126が螺合
されている。アダプタ126の先端(底部)を塞ぐ底板128
が形成され、底板128の軸心部に貫通孔130が形成されて
いる。アダプタ126の内周面の軸方向中央部には、前記
底板128と平行な支持板132が設けられ軸心部に開口132A
が形成されている。この底板128と支持板132との間に
は、円板状の蓋体134が配設され、蓋体134と底板128と
の間には、圧縮コイルばね136が設けられている。従っ
て、蓋体134は、圧縮コイルばね136の付勢力で支持板13
2と当接された状態で保持されており、補充口122からの
補充液の流出を阻止している。なお、蓋体134の頂面に
は、パツキン138が取付けられており、液漏れが防止さ
れている。また、蓋体134には、磁性体140が固着されて
いる。
ここで、前記電磁石118が励磁されると、圧縮コイル
ばね136の付勢力に抗して磁性体140を吸引する。このた
め、蓋体134が底板128方向へと移動されて補充ビン114
の補充口122と前記貫通孔130とが連通され、補充液が貫
通孔130から前記上端面112のスリツト溝120を介して流
出されることになる。
流出された補充液は、皿状のブラケツト部110へ一旦
滞留され、ここから溢れた補充液が現像槽28へと流れて
いく構成である。
(ラツク34の構成) 各槽(現像槽28、定着槽30、水洗槽32)には、それぞ
れ同一構造のラツク34が配設されている。ラツク34は、
前述の如くローラ36によって感光材料14を挟持して、所
定の搬送経路に沿って搬送する役目を有している。
第4図(A)乃至(C)に示される如く、ラツク34
は、合成樹脂の一体成形品である。
ラツク34の短辺側の対向壁は一対の側板部142とされ
ローラ36の両端部をそれぞれ支持するようになってい
る。ローラ36は、その表面が合成樹脂製であり、両端部
から金属製の回転軸144が突出されている。各側板部142
には、矩形状の貫通孔146が3個設けられ、軸受け148が
取付けられている。貫通孔146は、上方向の2個は略水
平方向に長い矩形状で下方向の1個が略垂直方向に長い
矩形状とされている。軸受け148は、合成樹脂製でそれ
ぞれ円孔150及び長孔152が設けられている。この円孔15
0及び長孔152に前記ローラ36の回転軸144が各々軸支さ
れている。長孔152の中間部には、長孔の幅方向へ突出
する舌片154が形成され、回転軸144の外周と当接されて
いる。この舌片154は、弾性力を有しており、回転軸144
を長孔152の一端(円孔150に近い側の端部)へ付勢して
いる。すなわち、この舌片154の弾性力により、一対の
ローラ36にニツプ力を付与している。
2枚の側板部142は、ステー部156によって平行に支持
されている。ステー部156は、互いに平行とされた一対
の上ステー部158とラツク34の底部とされる下ステー部1
60とで構成されている。上ステー部158の断面形状は略
L字型とされており、所定の強度を確保している。この
L字型の上ステー部158の内側にローラ36が入り込んで
いる。また、下ステー部160も断面形状が略L字型でロ
ーラ36が内側に入り込む形状としてもよい。
ここで、下ステー部160の幅寸法W1は、ラツク34の上
部開口幅寸法W2よりも細幅とされ、全体としてラツク34
は、逆三角形状とされている。下ステー部160は水平状
態で側板142に支持されており、幅方向中央部には長手
方向に亘って矩形状の孔160Aが形成されている。
側板部142の上端には、矩形状の突起部162が形成さ
れ、これにより、ラツク34の上端部は凹凸形状とされて
いる。この凹凸形状がクロスオーバラツク38との位置を
決定する位置決め部とされている。また、突起部162に
は長孔164が設けられており、これにより、突起部162
は、ラツク34を持ち運ぶ際の把手としての役目も有して
いる。
ローラ36の一端の回転軸144の基部には平歯車166が固
着されている。この平歯車166は、側板部142の内側に配
置されている。これらの平歯車166は、対同士で噛み合
っており、それぞれの一対の平歯車166は、大径の平歯
車168と噛み合っている。このため、大径の平歯車168が
回転することにより、各平歯車168は、一定速度で回転
される。
大径の平歯車168の回転軸170は、側板部142を貫通し
てラツク34の外側へ突出されており、その先端部には小
径の平歯車172が取付けられている。この平歯車172は、
回転軸174が略垂直方向(第5図(C)縦方向)とされ
たウオームギヤ176と噛み合っている。ウオームギヤ176
の回転軸174の下端部は、側板部142から突出されたブラ
ケツト部178に設けられた円孔180に軸支され、上端部に
は図示しない駆動手段の回転力を受けて回転する駆動歯
車182が取付けられている。
また、ウオームギヤ176よりも上方の回転軸174の軸方
向中間部は、側板部142から突出された水面カバー184の
切欠186を貫通している。この水面カバー184は、ラツク
34の現像槽28内への配置状態で、現像液の液面へ配置さ
れるようになっている。
水面カバー184は側板部142から現像槽28の内周側壁面
へ突出されており、この突出方向先端部は、現像槽28の
側面とほぼ当接された状態となる位置とされている。さ
らに、この水面カバー184は、反対側の側板部142からも
突出されており、ラツク34よりも外側にある現像液の液
面の空気との接触を防止している。
上ステー部158と下ステー部160との間には、それぞれ
複数のリブとしてのガイド板188が掛け渡されている。
すなわち、ガイド板188は上方のローラ36と下方のロー
ラ36との間に配置されている。ガイド板188は、その肉
厚方向が上ステー部158及び下ステー部160の長手方向と
され、所定間隔毎で互いに平行に配列されている。ガイ
ド板188の互いに対向する面は、それぞれ円弧状とさ
れ、感光材料14の搬送時の案内面188Aとされている。従
って、上方のローラ36に挟持されて下方へ移動する感光
材料14の先端がこの案内面188Aに案内され、下部にある
ローラ36で挟持され、反転された後上部にあるローラま
で再びこの案内面188Aで案内され、感光材料14が略U字
状の搬送経路を形成するようになっている。
ガイド板188外側に向けられた面は、前記側板部142の
逆三角形状に沿って斜面形状とされており、ラツク34の
型抜き上下方向で行えるようになっている。また、ガイ
ド板188は、感光材料14を案内する役目のみならず、ス
テー部156を補強する役目も有している。これにより、
ラツク34を合成樹脂により形成してもその強度は充分に
確保されることになる。
なお、側板部142、ステー部156、ガイド板188にそれ
ぞれ肉厚寸法が約6mmとされている。
(クロスオーバラツク38の構成) 各槽(現像槽28、定着槽30、水洗槽32)の上方には、
クロスオーバラツク38が配設されている。クロスオーバ
ラツク38は、前述の如くローラ40、42によって感光材料
14を挟持して、隣接する処理槽へ(現像槽28から定着槽
30へ、及び定着槽30から水洗槽32へ)搬送する役目を有
している。
第5図(A)及び(B)に示される如く、クロスオー
バラツク38は、合成樹脂製の一体構造となっている。
一対の側板部190は、天井板192の幅方向両端部に取付
けられており、互いに平行とされている。側板部190下
端部(ラツク34に向けられた面)には、それぞれ4個の
舌片194が下方に向けて突出されている。舌片194には、
それぞれ2個の円孔196が縦列に設けられ、ローラ18、4
0、42、50の回転軸198が軸支されている。また、平歯車
200が取付けられている回転軸198の軸方向反対側にはス
ペーサ197が取付けられており、回転軸198の軸方向の動
きを規制するようになっている。側板部190の長手方向
一方の端部のローラ18は、前記挿入口16から挿入される
感光材料14を挟持して現像槽28へと案内するようになっ
ている。また、他方の端部のローラ50は、前記水洗槽32
から排出された感光材料14を挟持して乾燥部44へと案内
するローラ50の一部(最下部)とされている。
また、中間部のローラ40、42は、それぞれ現像槽28及
び定着槽30から排出された感光材料14を挟持して、現像
槽28から定着槽30へ、及び定着槽30から水洗槽32へと感
光材料14を受け渡すようになっている。
ローラ18、40、42、50の回転軸198の軸方向一端に
は、それぞれ平歯車200が取付けられており、図示しな
い駆動手段の駆動で前記ラツク34のローラ36と等速度で
回転されている。
舌片194の近傍には、この舌片194を挟むように突起部
202が形成され、突起部202間に凹部204が形成されてい
る。この凹部204と前記ラツク34の突起部162とが対応さ
れており、このクロスオーバラツク38をラツク34上に載
置する場合に突起部162と凹部204とが嵌まり合い、位置
決めされる構成である。
天井板192のラツク34に向けられた面は、ローラ18、4
0、42、50と同軸状の略円弧状の屈曲されており、感光
材料14の案内面206とされている。この案内面206から
は、複数のリブ208が突出形成されており、このリブ208
の先端部がローラと同軸的な案内面を構成し感光材料14
と直接当接される部分であり、感光材料14と案内面206
との接触面を少なくしている。
また、天井部192の案内面206とされない部分は水面カ
バー部207とされ、現像槽28、定着槽30、水洗槽32への
配置状態で各液の液面に配置されるようになっている。
これにより、ラツク34の内側の各液を空気と接触するこ
とが防止されている。
(乾燥部44の構成) 乾燥部44は、第6図(A)及び(B)に示される如
く、2個の同一形状のサブツスセンブリ210が重ね合わ
されて構成されている。なお、第6図(A)は、一方の
サブアツセンブリ210のみを図示している。
サブアツセンブリ210には、枠体212と1個のチヤンバ
52とで構成されている。枠体212には、幅方向一端部か
ら他端部に掛けてそれぞれ幅寸法が一定の凸部214及び
凹部216が交互に形成されている。ここで、この凸部214
及び凹部216は、枠体212の幅方向一端が凸形状から始ま
り他端では凹形状で終るようになっており、凹形状と凸
形状とが同数とされている。凸部214には、縦方向に長
い長孔218が形成されており、軸受け(図示省略)を介
してローラ対54の回転軸222が軸支されている。回転軸2
22の軸方向一端には、平歯車224が取付けられており、
これらは図示しない駆動手段の駆動力で駆動する駆動歯
車と噛み合っている。なお、平歯車224が取付けられて
いる回転軸222の軸方向反対側にはスペーサ53が取付け
られており、回転軸222の軸方向の動きを規制するよう
になっている。
また、凸部214には、複数の円孔226が設けられ、温風
の逃げ孔用とされている。さらに、枠体212の一部には
切欠部228が形成されており、この切欠部228も温風の逃
げ孔として作用する。
枠体212の長辺には、その内側にガイドレール230が形
成されチヤンバ52が取付けられている。チヤンバ52は底
面が傾斜されており、開口面積が温風が流入される側
(第6図(A)に示す矢印A側)からその底部に亘り徐
々に狭くなっている。また、チヤンバ52のローラ対54と
対向する面には、ローラ対54の軸方向と平行な複数のス
リツト孔232が形成されている。従って、チヤンバ52内
に温風を吹き込むことにより、この温風は、スリツト孔
232からローラ対54方向へ吹き出されるようになってい
る。ここで、各スリツト孔232からの温風は、前記底面
が傾斜されているため、チヤンバ52内の圧力がほぼ一定
に保持され、ローラ対54の配列方向(軸直角方向)に亘
り、その吹き出し流量を均一とすることができる。
スリツト孔232が設けられた面は、感光材料14の搬送
方向に沿って徐々にローラ対54へ近づくように鋸刃状に
傾斜されており、ローラ対54の軸方向に沿ってリブ234
が形成されている。
このように構成されたサブアツセンブリ210を一対用
意して、これらを抱き合わせるようにして組み付ける
と、前記凹部214及び凸部216とが互い違いに対応され
る。このとき、両方のサブアツセンブリ210に設けられ
たローラ対54が一直線上に並び搬送経路が構成される。
さらに、このローラ対54を挟むように両側にチヤンバ52
が形成され、ローラ対54によって挟持され搬送される感
光材料14の表裏面温風が吹き付けられることになる。ま
た、感光材料14と対向するチヤンバ52の面が鋸刃状に傾
斜されているので、案内面として作用し、さらにリブ13
4によって感光材料14と面接触することが防止されてい
る。
以下に本実施例の作用を説明する。
(感光材料14の処理手順) 挿入口16から略水平状態で感光材料14が挿入される
と、クロスオーバラツク38の一端のローラ18に挟持され
る。このローラ18の駆動により、感光材料14が搬送さ
れ、案内面204によって下方向へ屈曲され、現像槽28方
向へ搬送される。感光材料14の先端部が現像槽28に配置
されたラツク34の上方のローラ36まで至ると、このロー
ラ36により感光材料14は挟持され現象槽28の底部方向へ
搬送される。
上記ローラ36を通過した感光材料14は、ガイド板188
の案内面に案内されて下方のローラ36に挟持される。こ
のローラ36に挟持されることにより感光材料14は反転さ
れ、ガイド板188の案内面に案内されて、上方のローラ3
6に挟持され、現像槽28の現像液面から排出される。
現像槽28から排出された感光材料14は、クロスオーバ
ラツク38の案内面204により案内されて略水平状態とさ
れ、中間に設けられたローラ40によって挟持搬送され、
さらに案内面204によって先端が下方に向けられて、定
着槽30方向へ搬送される。
定着槽30では、前記現像槽28と同様にラツク34に設け
られたローラ36及びガイド188板によって定着槽30内を
略U字状に搬送され、次いで水洗槽32においても同様に
搬送されてクロスオーバラツク38の他端に設けられたロ
ーラ50によって挟持される。
このローラ50によって挟持された感光材料14は、乾燥
部44まで連なるローラ50に順次挟持されて、連通口48を
通過して乾燥部44へと至る。
乾燥部44には、そのチヤンバ52内に温風がが吹き込ま
れており、スリツト孔232から温風が吹き出している。
この温風は、チヤンバ52の開口が底部にかけて徐々に狭
くなる形状により、複数のスリツト孔232からの温風の
吹き出し流量がほぼ一定とされている。これにより、ロ
ーラ対54に挟持され略水平状態で搬送される感光材料14
は、均一に温風が吹き付けられ、むらなく乾燥処理がな
される。乾燥処理がなされた感光材料14は排出口58から
排出され、乾燥部44に隣接されたトレイ60上へと載置さ
れる。以上により、感光材料の処理は終了する。
(マグネツトポンプ86による撹拌及び温調作用) 本実施例において、現像槽28に設けられたマグネツト
ポンプ96により、現像液を常に撹拌しているので、現像
むらが生じることはなく、適正な現像処理がなされる。
また、定着槽30においても同様に撹拌しているので、適
正な定着処理がなされる。ここで、本実施例のマグネツ
トポンプ96は、その内カバー88がセラミツク製でヒータ
部材106が埋設されており、このマグネツトポンプ96に
よる撹拌時にインレツトパイプ80から流入された現像液
(定着液)を加温することができる。この加温制御は、
マグネツトポンプ96に設けられたサーミスタ108で現像
液の温度を測定し、この測定値と所定値との比較によっ
てヒータ部材106への通電状態を変更することにより行
っている。これにより、アウトレツトパイプ82から流出
される現像液は適正な温度となって現像槽28へ返送され
るので、常に現像槽28では最適な温度を保持することが
できる。
また、このように、撹拌のための循環中に現像液を加
温させるので、別途ヒータ等を現像槽に設置する必要が
なく、マグネツトポンプ96を取付けるのみでよいので、
組付性も向上する。また、ヒータ部材106をセラミツク
製の内カバー88に埋設したので、コンパクトとなり、装
置自体を小型化することができる。
(補充液の補充に関する作用) 現像槽28には、現像液補充タンク62から常に現像液が
補充され、オーバフロー部70によって、所定水深以上の
現像液は現像液補充タンク62へと送り返される構成とな
っているが、現像処理量が増加したり、経時的な劣化で
現像主液が不足となることがある。ここで、本実施例で
は、現像主液が含まれる補充液を所望の時期に補充する
ことができる。
すなわち、補充液が充填された補充ビン114の補充口1
22にアダプタ126を螺合させ、これを倒立させて(アダ
プタ126を下にして)所定位置へ配置する。これによ
り、アダプタ126の先端面は、ブラケツト部110の上端面
112と当接された状態で保持される。
アダプタ126では、圧縮コイルばね136の付勢力で蓋体
134を支持板132と当接する方向へ付勢している。蓋体13
4にはパツキン138が取付けられているので、このパツキ
138が支持板132と密着されることにより、補充液の補充
口122からの流出を阻止している。
この状態で補充液の補充が必要となった場合、内側空
間部116に配設されている電磁石118を通電する、これに
より、電磁石118は励磁状態となり、蓋体134に埋設され
ている磁性体140を吸引する。この吸引力により蓋体134
は、圧縮コイルばね136の付勢力に抗して底板128方向へ
移動される。蓋体134が移動されると、補充口122から補
充液が流出され、アダプタ126の先端の貫通孔130へと至
る。ここで、上端面112の表面には、放射状のスリツト
溝120が形成されているので、貫通孔130及びスリツト溝
120を介して補充液は皿状のブラケツト部110へと滞留さ
れる。滞留された補充液が溢れると、溢れた補充液は、
現像槽28へと流入される。れにより、補充液の補充を行
うことができる。所定量の補充液の補充が終了すると、
電磁石118への通電が停止される。これにより、蓋体134
は再度圧縮コイルばね136の付勢力で支持板132と当接さ
れ、補充液の補充口122からの流出が防止される。
このように本実施例では、補充液をパイプ等の連通部
材を使用せずに現像槽28へと案内することができるの
で、メンテナンスも容易であり、コンパクトとなる。ま
た、補充ビン114の交換もアダプタ126を取付けるのみで
あるので、パイプとの連結やシール処理等の作業を省略
することができ、作業性が向上する。
(補充槽の構成の変形例) なお、本実施例では補充液を補充させるために補充ビ
ン114へアダプタ126を取付けたが、第7図に示される如
く、電磁弁236を用いても同様の効果を得ることができ
る。以下にその構成を詳細に説明する。
第7図に示される如く、現像槽28の開口先端が略水平
状態に屈曲されたリブ238が形成されている。このリブ2
38と同一平面上には、所定の間隔をおいて補充槽240の
底部242が配置されている。このリブ238及び補充槽240
の底部242との下端面には、電磁弁236の先端の一部がパ
ツキン244を介して固着されている。電磁弁236にはイン
レツト用及びアウトレツト用の孔246、248が設けられ、
これらの間には、仕切壁250がパツキン252を介して取付
けられている。孔246と孔248とは電磁弁236の内方で連
通路254によって連通されており、その中間部に弁体256
が配設されている。弁体256は、電磁石236のアクチユエ
ータ258の先端に取付けられており、電磁石236を通電す
ることにより、前記連通路254を開放し、通電を停止す
ることにより、アクチユエータ258に取付けられたコイ
ルばね260の付勢力で弁体256を押し上げ前記連通路254
を閉止する構成である。
上記構成により、電磁石236への通電によって補充液
を補充槽240から現像槽28へと案内することができる。
なお、リブ238は、現像槽28方向へ向けて下がるように
傾斜させることが好ましい。本構成によれば、補充ビン
114ヘアダプタ126を取付ける必要もなく、部品点数を減
少させることができる。
(ラツク34に関する作用) 本実施例に適用されるラツク34は、合成樹脂製の一体
成形品である。すなわち、側板部142ステー部156、ガイ
ド板188が一体形成されるので、各部品を個々に形成し
て、組み立てる作業が不要となり、作業性が向上する。
また、側板部142間には、ローラ36を掛け渡している
が、個々の部品を組立てる場合、ローラ36の回転軸の両
端部を軸支するためのアライメントが重要な作業であっ
たが、本実施例にように予め一体成形することにより、
このようアライメントも不要となる。
上ステー部158は、その断面形状が略L字状とされ、
さらに、この上ステー部158と下ステー部160とをガイド
板188によって連結させているので、強度が充分に確保
される。すなわち、ガイド板188も感光材料14の搬送を
案内するのみならず、ステー部156としての役目を果た
すので、従来の金属製の側板やステーで作成したラツク
の外形寸法をほぼ同一の寸法としても合成樹脂製である
ラツク34の強度は高く、現像槽28等の他の部材の設計を
変更する必要がない。
また、ラツク34の下ステー部160の幅寸法をラツク34
の上方開口部の幅寸法よりも細幅とし、ラツク34の全体
形状を逆三角形としたので、上下方向に型抜きが行え、
成形時の作業性も向上される。また、ガイド板188を感
光材料14とで前面で対応させずに、所謂くし刃状に配列
したので、現像液等の撹拌性も向上し、現像むら等の不
具合を生じさせることがない。
このように、ラツク34を一体成形することにより、組
付け作業性、組付精度、軽量化、メンテナンス性、液の
撹拌性等全てにおいて改善することができる。
ラツク34の外側には水面カバー184が取付けられてお
り、ラツク34の外側と現像槽28の側面との間の現像液の
液面上に配置される。これにより、現像液が空気に接触
して劣化することを防止することができる。なお、ラツ
ク34の内側の液面に関しては、クロスオーバラツク38が
ラツク34上へ配置されることにより、その天井板192が
液面上へ配置されるので、全体としてほぼ液面全域をカ
バーすることができる。この液面カバー184は、側板部1
42と一体成形することができるので、従来のように浮き
蓋を後付けするような必要はなく、ラツク34を現像槽28
等へ配置するとにより、同時に液面をカバーすることが
できる。
(クロスオーバラツク38に関する作用) 本実施例に適用されるクロスオーバラツク38は、合成
樹脂製の一体成形品である。すなわち、側板部142、天
井板192が予め組付けられた状態で形成されるので、各
部品を個々に形成して、組み立てる作業が不要となり、
作業性が向上する。また、側板部190間には、ローラ1
8、40、42、50を掛け渡しているが、個々の部品を組立
てる場合、ローラ18、40、42、50の回転軸198の両端部
を軸支するたのアライメントが重要な作業であったが、
本実施例にように予め一体成形することにより、このよ
うなアライメントも不要となる。
このクロスオーバラツク38では、現像槽28から定着槽
30及び定着槽30から水洗槽32の両方のクロスオーバ機能
を有しており、さらに挿入口16から現像槽28へ案内する
ローラ18及び水洗槽32から乾燥部44へ案内するローラ50
も配設されている。このため、各槽へラツク34を配置し
た状態で、これらの3個のラツク34の上へ載置するのみ
でよく、作業性が向上する。また、ラツク34に設けられ
た突起部162と、クロスオーバラツク38に設けられた凹
部204とが対応されているので、これらが嵌まり合うこ
とにより、位置決めを行うことができ、位置決めが終了
したラツク34とクロスオーバラツク38とは一体感を生じ
させることができる。
本実施例のクロスオーバラツク38では、挿入口16の近
傍のローラ18、クロスオーバ用のローラ40、42及び乾燥
部44への受け渡し用のローラ50を取付け、ラツク34上へ
載置するのみで全てのローラ18、40、42、50の位置決め
が行えるので、組付性がよい。またクロスオーバラツク
38全体を取り外し、洗浄することができるので、メンテ
ナンス性も向上する。
(乾燥部44に関する作用) 本実施例に乾燥部44は、一対のサブアツセンブリ210
を抱き合わせるのみで、チヤンバ52と搬送経路を構成す
ることができる。サブアツセンブリ210の組付け手順
は、まず枠体212のガイドレール230上へチヤンバ52を配
置する。次に、枠体212の長孔218へ軸受け220を介して
ローラ対54を軸支し、スペーサ53で止める。これによ
り、サブアツセンブリ210が完成する。このように組付
けられたサブアツセンブリ210を一対用意して、ローラ
対54を交互に配置させることにより搬送経路を構成する
ように重ね合わせる。枠体212には、凹部214及び凸部21
6が交互に形成されており、一方の凹部214と他方の凸部
216及び一方の凸部214と他方の凸部216が組み合わされ
両方のサブアツセンブリ210の位置決めが成されるの
で、組付作業が容易となる。このように、組付けられた
乾燥部44は、両方のサブアツセンブリ20に取付けられた
ローラ対54が一直線上に配列され、搬送経路が構成され
る。また、この搬送経路を挟んで両側にチヤンバ52が配
置される。
チヤンバ52へは、温風が吸入され、この温風はチヤン
バ52に設けられたスリツト孔232からローラ対54方向へ
吹き付けられる。このため、ローラ対54に挟持されて搬
送される感光材料14の表裏面へ温風を吹き付けることが
できる。また、チヤンバ52は、奥へ行くに従い徐々に開
口面積が狭くなっているので、温風吸入側近傍と奥側と
の圧力がほぼ一定となり、スリツト孔232から吹き出る
温風の流量を均一とすることができる。
また、チヤンバ52のローラ対54に挟まれた面は、のこ
刃状とされているので、感光材料14の搬送を案内する案
内面としても作用し、感光材料14を確実に次のローラ対
54へと案内することができる。さらに、この案内面には
リブ234が形成されているので、感光材料14が案内面と
面接触することはない。
本実施例によれば、感光材料14が、乾燥部44内で、紙
詰まりを起こした場合にも、上側のサブアツセンブリ21
0を取り外すのみで搬送経路が露出され、修復作業が簡
単に行うことができる。また、メンテナンスもサブアツ
センブリ210の状態で行うことができるので、作業性が
向上する。
〔発明の効果〕
以上説明した如く本発明に係る自動現像機の処理ラツ
ク構造は、部品点数を削減し、組立作業性を向上させる
ことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係る自動現像機の概略構成図、第2
図は各槽に取付けられた撹拌及び温調作用を備えたマグ
ネツトポンプの構造を示す断面図、第3図は補充槽の構
造を示す断面図、第4図(A)は本実施例に係る処理ラ
ツクの斜視図、第4図(B)は第4図(A)のVB−VB線
断面図、第4図(C)は処理ラツクの正面図、第5図
(A)はクロスオーバラツクの分解斜視図、第5図
(B)はクロスオーバラツクの断面図、第6図(A)は
乾燥部のサブアツセンブリの分解斜視図、第6図(B)
は乾燥部の断面図、第7図は補充槽の構造の変形例を示
す断面図である。 10……自動現像装置、 14……感光材料、 18……ローラ、 20……プロセツサ部、 22……処理槽、 34……ラツク、 36……ローラ、 142……側板部、 158……上ステー部、 160……下ステー部、 188……ガイド板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝上 知之 神奈川県南足柄市竹松1250 富士機器工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−82033(JP,A) 実開 昭55−164644(JP,U) 実開 昭62−184553(JP,U) 実開 昭63−124249(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理槽内に配置されて処理槽の上部に送り
    込まれた感光材料を略U字状に案内搬送する自動現像機
    の処理ラツク構造であって、 ローラの軸方向両端部がそれぞれ軸支される互いに対向
    する一対の側板と、 前記一対の側板の上端部同士を連結する上ステーと、 前記一対の側板の下端部同士を連結する下ステーと、 それぞれの一方の端部が前記上ステーと連結され他方の
    端部が前記下ステーに連結されて、前記側板の間に側板
    とほぼ平行に配置され、処理槽内で感光材料を案内する
    搬送用案内面を一部に有する複数個のリブと、 を有し、 前記側板、前記上ステー、前記下ステー及び前記リブを
    合成樹脂で一体成形したことを特徴とする自動現像機の
    処理ラツク構造。
  2. 【請求項2】前記上ステー又は下ステーの少なくとも一
    方の前記側板と平行な断面の形状が、略L字形状である
    ことを特徴とする請求項(1)に記載の自動現像機の処
    理ラツク構造。
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