JP2006348773A - 回転式流体機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シリンダの径方向に形成された3つのシリンダ室内で流体をそれぞれ圧縮可能とする回転式流体機械を提案することにある。
【解決手段】内側シリンダ部(21b)の内部に内ピストン部(24)が配置され、外側シリンダ部(21a)と内側シリンダ部(21b)との間の環状シリンダ室に環状の外ピストン部(23)が配置される。シリンダ(21)の内部には、内側シリンダ室(C1)、中間シリンダ室(C2)、及び外側シリンダ室(C3)が形成される。各シリンダ室(C1,C2,C3)は、ブレード(25,26)によってそれぞれ高圧室(C1-Hp,C2-Hp,C3-Hp)と低圧室(C1-Lp,C2-Lp,C3-Lp)とに区画される。ピストン(23,24)がシリンダ(21)に対して偏心回転すると、各シリンダ室(C1,C2,C3)の高圧室及び低圧室がそれぞれ拡縮され、流体の圧縮が行われる。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転式流体機械に関し、特に、複数のシリンダ室を有する回転式流体機械のに係るものである。
従来より、環状のシリンダ室の内部で環状ピストンが偏心回転運動をする偏心回転形ピストン機構を備えた回転式流体機械として、環状ピストンの偏心回転運動に伴うシリンダ室の容積変化によって冷媒を圧縮する圧縮機がある(例えば、特許文献1参照)。
図12に示すように、上記圧縮機は、環状のシリンダ室(C1,C2)を有するシリンダ(121)と、該シリンダ室(C1,C2)に配置された環状ピストン(122)とを備えている。上記シリンダ(121)は、互いに同心上に配置された外側シリンダ部(124)と内側シリンダ部(125)とで構成されている。つまり、この外側シリンダ部(124)と内側シリンダ部(125)との間にシリンダ室(C1,C2)が形成され、該シリンダ室(C1,C2)が環状ピストン(122)によって外側シリンダ室(C1)と内側シリンダ室(C2)とに区画されている。上記環状ピストン(122)は、外周面が外側シリンダ部(124)の内周面と実質的に1点で接し、内周面が内側シリンダ部(125)の外周面と実質的に1点で接しながら、シリンダ(121)中心に対して偏心回転運動をするように構成されている。
上記環状ピストン(122)の外側には外側ブレード(123A)が配置され、内側には外側ブレード(123A)の延長線上に内側ブレード(123B)が配置されている。上記外側ブレード(123A)は、外側シリンダ部(124)に挿入されて環状ピストン(122)の径方向内方に向かって付勢され、先端が環状ピストン(122)の外周面に圧接している。上記内側ブレード(123B)は、内側シリンダ部(125)に挿入されて環状ピストン(122)の径方向外側に向かって付勢され、先端が環状ピストン(122)の内周面に圧接している。上記外側ブレード(123A)および内側ブレード(123B)は、外側シリンダ室(C1)および内側シリンダ室(C2)をそれぞれ高圧室と低圧室とに区画している。そして、上記圧縮機は、環状ピストン(122)の偏心回転運動に伴って、各シリンダ室(C1,C2)の低圧室で流体の吸入が行われ、高圧室で流体の圧縮が行われる。
特開平6−288358号公報
上述のように、特許文献1に開示の回転式流体機械では、2つのシリンダ室(C1,C2)の低圧室と高圧室の容積をそれぞれ拡縮することで流体の圧縮を行うようにしている。一方、従来の回転式流体機械において、シリンダの径方向に3つのシリンダ室が形成され、これら3つのシリンダ室でそれぞれ流体を圧縮するものはこれまで知られていない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、シリンダの径方向に形成された3つのシリンダ室内で流体をそれぞれ圧縮可能とする回転式流体機械を提案することにある。
第1の発明は、回転式流体機械において、環状に形成されて内側に内側シリンダ室(C3)を形成する内側シリンダ部(21b)と、内周面が上記内側シリンダ部(21b)の外周面と対向する外側シリンダ部(21a)とを有し、上記内側シリンダ部(21b)と外側シリンダ部(21a)との間に環状シリンダ室を形成するシリンダ(21)と、上記内側シリンダ室(C3)に配置される内ピストン部(24)と、上記環状シリンダ室に配置される外ピストン部(23)とを有し、上記環状シリンダ室を上記外ピストン部(23)の内側の中間シリンダ室(C2)と該外ピストン部(23)の外側の外側シリンダ室(C1)とに区画するピストン(17)と、上記ピストン(17)と上記シリンダ(21)とを相対的に偏心回転させる駆動機構(30)と、上記内側シリンダ室(C3)、中間シリンダ室(C2)、及び外側シリンダ室(C1)をそれぞれ高圧室(C1-Hp,C2-Hp,C3-Hp)と低圧室(C1-Lp,C2-Lp,C3-Lp)とに区画するブレード(25,26,50)とを備えていることを特徴とするものである。
第1の発明では、シリンダ(21)には、その中心から外側に向かって順に、内側シリンダ室(C3)、中間シリンダ室(C2)、外側シリンダ室(C1)が形成される。各シリンダ室(C1,C2,C3)は、それぞれブレード(25,26,50)によって高圧室(C1-Hp,C2-Hp,C3-Hp)と低圧室(C1-Lp,C2-Lp,C3-Lp)とに区画される。
ここで、例えば外ピストン部(23)及び内ピストン部(24)がシリンダ(21)に対して一体的に偏心回転すると、内側シリンダ室(C1)についての高圧室(C1-Hp)及び低圧室(C1-Lp)の容積が拡縮される。その結果、低圧室(C1-Lp)に吸入された流体が圧縮され、高圧室(C1-Hp)から吐出される。同時に、環状シリンダ室で環状の外ピストン部(23)が偏心回転すると、中間シリンダ室(C2)及び外側シリンダ室(C3)についての各高圧室(C2-Hp,C3-Hp)及び各低圧室(C2-Lp,C3-Lp)の容積が拡縮される。その結果、各低圧室(C2-Lp,C3-Lp,)にそれぞれ吸入された流体が圧縮され、各高圧室(C2-Hp,C3-Hp)から吐出される。
第2の発明は、第1の発明において、上記ブレードは、上記内ピストン部(24)及び外ピストン部(23)と一体に形成され、上記内側シリンダ部(21b)を貫通して上記内側シリンダ室(C3)及び中間シリンダ室(C2)をそれぞれ高圧室(C2-Hp,C3-Hp)と低圧室(C2-Lp,C3-Lp)とに区画する内側ブレード部材(25)と、上記外側シリンダ部(21a)に対して進退自在に支持されると共に先端が上記外ピストン部(23)に当接して外側シリンダ室(C1)を高圧室(C1-Hp)と低圧室(C1-Lp)とに区画する外側ブレード部材(26)とによって構成されていることを特徴とするものである。
第2の発明では、内側ブレード部材(25)が環状の内側シリンダ部(21b)を貫通することで、中間シリンダ室(C2)及び内側シリンダ室(C3)がそれぞれ高圧室(C2-Hp,C3-Hp)と低圧室(C2-Lp,C3-Lp)とに区画される。ここで、例えば外ピストン部(23)及び内ピストン部(24)がシリンダ(21)に対して一体的に偏心回転すると、各高圧室(C2-Hp,C3-Hp)及び各低圧室(C2-Lp,C3-Lp)の容積が拡縮され、これら中間シリンダ室(C2)及び内側シリンダ室(C3)で流体の圧縮が行われる。一方、外側ブレード部材(26)は、外側シリンダ部(21a)に支持される。外ピストン部(23)が偏心回転すると、上記外側ブレード部材(26)は、その先端が外ピストン部(23)の外周面と当接するように進退する。その結果、外側シリンダ室(C1)についての高圧室(C1-Hp)と低圧室(C1-Lp)の容積が拡縮されると、外側シリンダ室(C1)で流体の圧縮が行われる。
第3の発明は、第1の発明において、上記ブレードが、上記外側シリンダ部(21a)及び内側シリンダ部(21b)と一体に形成され、上記外ピストン部(23)を貫通して上記外側シリンダ室(C1)及び中間シリンダ室(C2)をそれぞれ高圧室(C1-Hp,C2-Hp)と低圧室(C1-Lp,C2-Lp)とに区画する外側ブレード部材(26)と、上記内ピストン部(24)に対して進退自在に支持されると共に先端が内側シリンダ部(21b)に当接して内側シリンダ室(C3)を高圧室(C3-Hp)と低圧室(C3-Lp)とに区画する内側ブレード部材(25)とによって構成されていることを特徴とするものである。
第3の発明では、外側ブレード部材(26)が環状の外ピストン部(23)を貫通することで、外側シリンダ室(C1)及び中間シリンダ室(C2)がそれぞれ高圧室(C1-Hp,C2-Hp)と低圧室(C1-Lp,C2-Lp)とに区画される。ここで、例えば外ピストン部(23)及び内ピストン部(24)がシリンダ(21)に対して一体的に偏心回転すると、各高圧室(C1-Hp,C2-Hp)及び各低圧室(C1-Lp,C2-Lp)の容積が拡縮され、これら外側シリンダ室(C1)及び中間シリンダ室(C2)で流体の圧縮が行われる。一方、内側ブレード部材(25)は、内ピストン部(24)に支持される。内ピストン部(24)が偏心回転すると、上記内側ブレード部材(25)は、その先端が内側シリンダ部(21b)の内周面と当接するように進退する。その結果、内側シリンダ室(C3)についての高圧室(C3-Hp)と低圧室(C3-Lp)の容積が拡縮されると、内側シリンダ室(C3)で流体の圧縮が行われる。
第4の発明は、第1の発明において、上記ブレードが、上記外ピストン部(23)及び上記内側シリンダ部(21b)を貫通し、上記外側シリンダ部(21a)に対して進退自在に支持されると共に先端が上記内ピストン部(24)に当接して上記内側シリンダ室(C3)、中間シリンダ室(C2)、及び外側シリンダ室(C1)をそれぞれ高圧室(C1-Hp,C2-Hp,C3-Hp)と低圧室(C1-Lp,C2-Lp,C3-Lp)とに区画する1つのブレード部材(50)によって構成されていることを特徴とするものである。
第4の発明では、ブレードが1つのブレード部材(50)によって構成され、このブレード部材(50)は、外側シリンダ部(21a)に支持される一方、外ピストン部(23)及び内側シリンダ部(21b)を貫通して内ピストン部(24)の外周面と当接する。その結果、各シリンダ室(C1,C2,C3)がそれぞれ高圧室(C1-Hp,C2-Hp,C3-Hp)と低圧室(C1-Lp,C2-Lp,C3-Lp)に区画される。ここで、例えばピストン(17)が偏心回転すると、各シリンダ室(C1,C2,C3)でそれぞれ流体の圧縮が行われる。
第5の発明は、第1の発明において、上記ブレードが、上記外ピストン部(23)及び上記内側シリンダ部(21b)を貫通し、上記内ピストン部(24)に対して進退自在に支持されると共に先端が上記外側シリンダ部(21a)に当接して上記内側シリンダ室(C3)、中間シリンダ室(C2)、及び外側シリンダ室(C1)をそれぞれ高圧室(C1-Hp,C2-Hp,C3-Hp)と低圧室(C1-Lp,C2-Lp,C3-Lp)とに区画する1つのブレード部材(50)によって構成されていることを特徴とするものである。
第5の発明では、ブレードが1つのブレード部材(50)によって構成され、このブレード部材(50)は、内ピストン部(24)に支持される一方、外ピストン部(23)及び内側シリンダ部(21b)を貫通して外側シリンダ部(21a)の内周面と当接する。その結果、各シリンダ室(C1,C2,C3)がそれぞれ高圧室(C1-Hp,C2-Hp,C3-Hp)と低圧室(C1-Lp,C2-Lp,C3-Lp)に区画される。ここで、例えばピストン(17)が偏心回転すると、各シリンダ室(C1,C2,C3)でそれぞれ流体の圧縮が行われる。
本発明では、シリンダ(21)の内部に3つのシリンダ室(C1,C2,C3)を形成し、これら各シリンダ室(C1,C2,C3)をブレード(25,26,50)によってそれぞれ高圧室と低圧室とに区画するようにしている。そして、外ピストン部(23)及び内ピストン部(24)をシリンダ(21)に対して一体的に偏心回転させることで、各シリンダ室(C1,C2,C3)でそれぞれ流体を圧縮できるようにしている。このため、本発明によれば、比較的少ない部品点数でシリンダ(21)内に3つのシリンダ室(C1,C2,C3)を形成することができ、各シリンダ室(C1,C2,C3)で同時に流体の圧縮を行うことができる。
また、一つのシリンダ室で圧縮した後の流体を別のシリンダ室に導入して更に圧縮することで、流体を多段階に圧縮させて高圧流体とすることができる。本発明では、シリンダ(21)に3つのシリンダ室(C1,C2,C3)が形成されるため、必要に応じて最大3段階の流体の圧縮を行うことも可能である。したがって、利用対象が広くて使い勝手の良い流体機械を提供できる。
第2の発明では、外側シリンダ部(21a)に外側ブレード部材(26)を支持させ、この外側ブレード部材(26)を外ピストン部(23)と当接させて外側シリンダ室(C1)を高圧室と低圧室とに区画している。このため、外側シリンダ室(C1)では、外ピストン部(23)の偏心回転によっていわゆるロータリ型の圧縮機構部が構成されることとなり、外側シリンダ室(C1)において安定して流体を圧縮させることができる。また、本発明では、内ピストン部(24)側にブレードを支持するための空間を形成する必要がないため、この内ピストン部(24)に駆動軸を貫通させることができる。
第3の発明では、内ピストン部(24)に内側ブレード部材(25)を支持させ、この内側ブレード部材(25)を内側シリンダ部(21b)と当接させて内側シリンダ室(C3)を高圧室と低圧室とに区画している。このため、内側シリンダ室(C3)では、内ピストン部(24)の偏心回転によっていわゆるロータリ型の圧縮機構部が構成されることとなり、内側シリンダ室(C3)において安定して流体を圧縮させることができる。また、本発明では、外側シリンダ部(21a)側にブレードを支持するための空間を形成する必要がないため、圧縮機構の小径化を図ることができる。
また、上記第4の発明又は上記第5の発明では、一本のブレード部材(50)によって各シリンダ室(C1,C2,C3)をそれぞれ高圧室と低圧室とに区画するようにしている。したがって、ブレードをシンプルに設計することができ、この回転式流体機械の部品点数を削減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態1》
本実施形態の回転式流体機械は、3つのシリンダ室内で流体を同時に圧縮する3シリンダタイプの圧縮機(1)を構成している。図1に示すように、この圧縮機(1)は、ケーシング(10)内に、圧縮機構(20)と駆動機構である電動機(30)とが収納され、全密閉型に構成されている。上記圧縮機(1)は、例えば、空気調和装置の冷媒回路において,
蒸発器から吸入した冷媒を圧縮して凝縮器へ吐出するために用いられる。
上記ケーシング(10)は、円筒状の胴部(11)と、該胴部(11)の上端部および下端部にそれぞれ固定された上部鏡板(12)及び下部鏡板(13)とから構成されている。上記上部鏡板(12)には、吸入管(14)が貫通して設けられ、上記胴部(11)には、吐出管(15)が貫通して設けられている。
上記電動機(30)は、ステータ(31)とロータ(32)とを備えている。上記ステータ(31)は、圧縮機構(20)の下方に配置され、ケーシング(10)の胴部(11)に固定されている。上記ロータ(32)には、該ロータ(32)と共に回転する駆動軸(33)が連結されている。この駆動軸(33)は、上下方向に延びて形成されており、その上端部に偏心部(33a)が設けられている。この偏心部(33a)は、駆動軸(33)よりも大径に形成され、駆動軸(33)の軸心から所定量だけ偏心している。
上記駆動軸(33)の内部には、軸方向に延びる給油路(図示省略)が設けられている。また、上記駆動軸(33)の下端部には、給油ポンプ(34)が設けられている。この給油ポンプ(34)は、ケーシング(10)内の底部に貯まる潤滑油を汲み上げ、駆動軸(33)の給油路を通じて圧縮機構(20)の摺動部へ供給するように構成されている。
上記圧縮機構(20)は、ハウジング(16)と偏心回転部(17)とを備えている。上記ハウジング(16)は、ケーシング(10)の胴部(11)に固定され、シリンダ(21)を有している。上記偏心回転部(17)は、シリンダ(21)内に配置されるピストン(23,24)を備え、シリンダ(21)に対して偏心回転運動をするように構成されている。
上記シリンダ(21)は、ハウジング(16)と一体に形成され、外側シリンダ部(21a)および内側シリンダ部(21b)を備えている。上記外側シリンダ部(21a)および内側シリンダ部(21b)は、互いに同心の円環状に形成されている。そして、上記外側シリンダ部(21a)の内周面と内側シリンダ部(21b)の外周面との間には、環状のシリンダ室(C1,C2)が形成され、内側シリンダ部(21b)内には、円形のシリンダ室(C3)が形成されている。
上記偏心回転部(17)は、円板状の鏡板(22)と、該鏡板(22)の外周端部の上面に位置する外ピストン部(23)と、該鏡板(22)の内周端部の上面に位置する内ピストン部(24)とを備えている。上記外ピストン部(23)及び内ピストン部(24)は、それぞれ環状に形成されており、外ピストン部(23)の内径が内ピストン部(24)の外形よりも大径となっている。
上記外ピストン部(23)は、環状のシリンダ室(C1,C2)内に配置されている。この外ピストン部(23)は、該シリンダ室(C1,C2)を外側シリンダ室(C1)と中間シリンダ室(C2)とに区画している。一方、内ピストン部(24)は、内側シリンダ部(21b)内の円形のシリンダ室に配置されており、内側シリンダ部(21b)の内周面との間に内側シリンダ室(C3)を形成している。この内ピストン部(24)の内部には、上述した偏心部(33a)が嵌合している。また、ハウジング(16)の下部には、上記駆動軸(33)が貫通するリヤヘッド(19)が設けられている。このリヤヘッド(19)は、上記ハウジング(16)との間に上記偏心回転部(17)を回転自在に保持している。
以上のようにして、上記外側シリンダ室(C1)は外側シリンダ部(21a)の内周面と外ピストン部(23)の外周面との間に形成され、上記中間シリンダ室(C2)は外ピストン部(23)の内周面と内側シリンダ部(21b)の外周面との間に形成され、上記内側シリンダ室(C3)は内側シリンダ部(21b)の内周面と内ピストン部(24)の外周面との間に形成されいてる。
図2に示すように、上記外側シリンダ室(C1)、中間シリンダ室(C2)、及び内側シリンダ室(C3)は、ブレード(25,26)によってそれぞれ高圧室(C1-Hp,C2-Hp,C3-Hp)と低圧室(C1-Lp,C2-Lp,C3-Lp)とに区画可能に構成されている。これらブレードは、内側ブレード部材(25)と外側ブレード部材(26)とで構成されている。
上記内側ブレード部材(25)は、外ピストン部(23)の内周面と内ピストン部(24)の外周面とに跨るよう両ピストン(23,24)の径方向に延びて形成されている。上記内側シリンダ部(21b)は、環状の一部分が分断されてC型に形成されており、内側ブレード部材(25)は、内側シリンダ部(21b)の分断部分を貫通している。そして、この内側シリンダ部(21b)の分断部分に上記内側ブレード部材(25)が挿通する一対の揺動ブッシュ(29)が設けられている。一対の揺動ブッシュ(29)は、高圧側寄りの吐出側ブッシュ(29a)と低圧側寄りの吸入側ブッシュ(29b)とで構成されている。上記吐出側ブッシュ(29a)および吸入側ブッシュ(29b)は、何れも断面形状が略半円形に形成され、その平面同士が互いに対向している。そして、上記内側ブレード部材(25)は、揺動ブッシュ(29a,29b)の対向面の間に狭持され、該揺動ブッシュ(29)の間を径方向に進退自在となっている。また、上記揺動ブッシュ(29)は、内側シリンダ部(21b)内で揺動自在に構成されている。つまり、偏心回転部(17)は、内側シリンダ部(21b)に対して内側ブレード部材(25)と共に径方向へ進退するとともに揺動ブッシュ(29)とともに揺動するように構成されている。以上のようにして、内側ブレード部材(25)は、中間シリンダ室(C2)及び内側シリンダ室(C3)をそれぞれ高圧室(C2-Hp,C3-Hp)と低圧室(C2-Lp,C3-Lp)とに区画している。
上記外側ブレード部材(26)は、外側シリンダ部(21a)に形成される外側ブレード溝(28)に挿入されている。この外側ブレード部材(26)は、外側ブレード溝(28)に沿ってシリンダ(21)の径方向に延びており、更に図1に示すリヤヘッド(19)の上面からピストン(17)の上端の高さまで上下に延びる板状に形成されている。外側ブレード溝(28)は、外側シリンダ部(21a)の外側に延びて形成されており、その内側端部が外側シリンダ室(C1)に開口している。
外側ブレード溝(28)には、外側ブレード部材(26)の背面側に背部室(36)が形成されている。この背部室(36)には、外側ブレード部材(26)に接続するスプリング(37)が収納されている。また、背部室(36)は高圧が作用する状態と、この高圧が作用しない状態とに切換可能に構成されている。背部室(36)に高圧が作用すると、外側ブレード部材(26)は高圧の圧力によって外ピストン部(23)側に押圧され、先端が外ピストン部(23)と当接する第1状態となる(図2(A)参照)。その結果、外側ブレード部材(26)は、外側シリンダ室(C1)を高圧室(C1-Hp)と低圧室(C1-Lp)とに区画する。一方、背部室(36)の高圧が作用しなくなると、外側ブレード部材(26)はスプリング(37)の引っ張り力によって外側ブレード溝(28)の内部に引き戻され、先端が外ピストン部(23)と離反する第2状態となる。その結果、外側シリンダ室(C1)は外側ブレード部材(26)によって区画されず、単一空間を構成する(図2(B)参照)。
圧縮機構(20)では、上記外ピストン部(23)の外周面が外側シリンダ部(21a)の内周面と実質的に1箇所で接すると共に、その接触箇所と位相が180°異なる位置で内周面が内側シリンダ部(21b)の外周面と実質的に1箇所で接するように形成されている。上記内ピストン部(24)は、外ピストン部(23)と外側シリンダ部(21a)との接点と同位相の位置で、外周面が内側シリンダ部(21b)の内周面と実質的に1点で接するように形成されている。そして、駆動軸(33)が回転すると、外ピストン部(23)と外側シリンダ部(21a)及び内側シリンダ部(21b)との各接触箇所と、内ピストン部(24)と内側シリンダ部(21b)との接点とが、例えば図3における(A)から(D)への順に移動する。
図1及び図2に示すように、上部ハウジング(16)には、吸入管(14)の下方に長穴状の吸入口(41)が形成されている。この吸入口(41)は、ハウジング(16)をその軸方向に貫通し、各シリンダ室(C1,C2,C3)の低圧室(C1-Lp,C2-Lp,C3-Lp)とハウジング(16)の上方空間(低圧空間(S1))とを連通させている。また、上記外ピストン部(23)には、外側シリンダ室(C1)の低圧室(C1-Lp)と中間シリンダ室(C2)の低圧室(C2-Lp)とが連通する貫通孔(43)が形成されている。上記内側シリンダ部(21b)には、中間シリンダ室(C2)の低圧室(C2-Lp)と内側シリンダ室(C3)の低圧室(C3-Lp)とが連通する貫通孔(44)が形成されている。
また、上記ハウジング(16)には、3つの吐出口(45)が形成されている。この各吐出口(45)は、ハウジング(16)をその軸方向に貫通している。この各吐出口(45)の下端は、それぞれ各シリンダ室(C1,C2,C3)の高圧室(C1-Hp,C2-Hp,C3-Hp)に臨むように開口している。一方、この各吐出口(45)の上端は、該吐出口(45)を開閉するリード弁である吐出弁(46)を介して吐出空間(47)に連通している。
この吐出空間(47)は、ハウジング(16)とカバープレート(18)との間に形成されている。そして、上記外側シリンダ部(21a)には、吐出空間(47)からハウジング(16)の下方空間(高圧空間(S2))に連通する吐出通路(47a)が形成されている。
−運転動作−
次に、この圧縮機(1)の運転動作について図3を参照しながら説明する。電動機(30)を起動すると、ロータ(32)の回転が駆動軸(33)を介して偏心回転部(17)に伝達される。これにより、外ピストン部(23)および内ピストン部(24)が外側シリンダ部(21a)および内側シリンダ部(21b)に対して揺動しながら公転し、冷媒の圧縮動作が行われる。その際、上記外側ブレード部材(26)は第1状態となり、その先端が常に外側シリンダ部(21a)の外周面に当接するように外側ブレード溝(28)に対して進退動作を行う。また、両ピストン(23,24)は、揺動ブッシュ(29)と一体となってシリンダ(21a,21b)に対して揺動動作を行うとともに、内側ブレード部材(25)と一体となってシリンダ(21a,21b)に対して進退動作を行う。
上記外側シリンダ室(C1)および内側シリンダ室(C3)では、図3(A)から図3(B)に至るまでの状態で各低圧室(C1-Lp,C3-Lp)の容積がほぼ最小であり、ここから駆動軸(33)が図の右回りに回転して図3(B)、図3(C)、図3(D)、図3(A)の状態へ変化するに従って該低圧室(C1-Lp,C3-Lp)の容積が増大し、それに伴って、冷媒が吸入管(14)および吸入口(41)を通って該各低圧室(C1-Lp,C3-Lp)に吸入される。ここで、内側シリンダ室(C3)の低圧室(C3-Lp)には、吸入口(41)からだけでなく、外側シリンダ室(C1)の低圧室(C1-Lp)から貫通孔(43)、中間シリンダ室(C2)の低圧室(C2-Lp)および貫通孔(44)を通って冷媒が吸入される。
上記駆動軸(33)が一回転して図3(A)から更に両ピストン(23,24)が公転すると、各低圧室(C1-Lp,C3-Lp)への冷媒の吸入が完了する。そして、この各低圧室(C1-Lp,C3-Lp)が冷媒を圧縮する高圧室(C1-Hp,C3-Hp)となり、ブレード(25)を隔てて新たな低圧室(C1-Lp,C3-Lp)が形成される。上記駆動軸(33)がさらに回転すると、上記各低圧室(C1-Lp,C3-Lp)において冷媒の吸入が繰り返される一方、各高圧室(C1-Hp,C3-Hp)の容積が減少し、該各高圧室(C1-Hp,C3-Hp)で冷媒が圧縮される。この各高圧室(C1-Hp,C3-Hp)の圧力が所定値となって吐出空間(47)との差圧が設定値に達すると、該高圧室(C1-Hp,C3-Hp)の高圧冷媒によってそれぞれの吐出弁(46)が開き、高圧冷媒が吐出空間(47)から吐出通路(47a)を通って高圧空間(S2)へ流出する。
上記中間シリンダ室(C2)では、図3(A)から(D)に至るまでの状態で低圧室(C2-Lp)の容積がほぼ最小であり、ここから駆動軸(33)が図の右回りに回転して図3(A)、図3(B)、図3(C)の状態へ変化するに従って該低圧室(C2-Lp)の容積が増大し、それに伴って、冷媒が吸入管(14)および吸入口(41)を通って該低圧室(C2-Lp)に吸入される。ここで、該低圧室(C2-Lp)には、吸入口(41)からだけでなく、外側シリンダ室(C1)の低圧室(C1-Lp,C3-Lp)からも貫通孔(43)を通って冷媒が吸入される。
上記駆動軸(33)が一回転して図3(A)から更に両ピストン(23,24)が公転すると、上記低圧室(C2-Lp)への冷媒の吸入が完了する。そして、この低圧室(C2-Lp)が冷媒を圧縮する高圧室(C2-Hp)となり、ブレード(25)を隔てて新たな低圧室(C2-Lp)が形成される。上記駆動軸(33)がさらに回転すると、上記低圧室(C2-Lp)において冷媒の吸入が繰り返される一方、高圧室(C2-Hp)の容積が減少し、該高圧室(C2-Hp)で冷媒が圧縮される。この高圧室(C2-Hp)の圧力が所定値となって吐出空間(47)との差圧が設定値に達すると、該高圧室(C2-Hp)の高圧冷媒によって吐出弁(46)が開き、高圧冷媒が吐出空間(47)から吐出通路(47a)を通って高圧空間(S2)へ流出する。
このように、各シリンダ室(C1,C2,C3)で圧縮されて高圧空間(S2)へ流出した高圧の冷媒は、吐出管(15)から吐出され、冷媒回路で凝縮行程、膨張行程、および蒸発行程を経た後、再び圧縮機(1)に吸入される。
一方、図2(B)に示すように、外側ブレード部材(26)が第2状態となる場合には、外側ブレード部材(26)の先端が外ピストン部(23)の外周面と離反する。その結果、外側シリンダ室(C1)は高圧室と低圧室とに区画されず、したがって、外側シリンダ室(C1)で冷媒の圧縮動作は行われない。一方、上記中間シリンダ室(C2)及び上記内側シリンダ室(C3)は、内側ブレード部材(25)によってそれぞれ高圧室(C2-Hp,C3-Hp)と低圧室(C2-Lp,C3-Lp)とに区画され、これらのシリンダ室(C2,C3)では上述と同様にして冷媒の圧縮動作が行われる。
−実施形態1の効果−
実施形態1では、シリンダ(21)の内部に3つのシリンダ室(C1,C2,C3)を形成し、これら各シリンダ室(C1,C2,C3)を内側ブレード部材(25)及び外側ブレード部材(26)によってそれぞれ高圧室と低圧室とに区画するようにしている。そして、外ピストン部(23)及び内ピストン部(24)をシリンダ(21)に対して一体的に偏心回転させ、各シリンダ室(C1,C2,C3)でそれぞれ冷媒を圧縮させるようにしている。このため、比較的少ない部品点数でシリンダ(21)の径方向に3つのシリンダ室(C1,C2,C3)を形成することができ、各シリンダ室(C1,C2,C3)で同時に冷媒の圧縮を行うことができる。
また、実施形態1では、外側シリンダ部(21a)に外側ブレード部材(26)を支持させ、この外側ブレード部材(26)を外ピストン部(23)と当接させて外側シリンダ室(C1)を高圧室と低圧室とに区画している。このため、外側シリンダ室(C1)では、外ピストン部(23)の偏心回転によっていわゆるロータリ型の圧縮機構部が構成されることとなり、外側シリンダ室(C1)において安定して冷媒を圧縮させることができる。
更に実施形態1では、上記外側ブレード部材(26)を第2状態とすることで、外側シリンダ室(C1)についての冷媒の圧縮動作を休止させることができる。このため、ピストン(17)の回転速度を変えることなく、この回転式流体機械の容量を変更することができる。ここで、冷媒の圧縮が行われる中間シリンダ室(C2)と内側シリンダ室(C1)とは、シリンダ(21)内で互いに180度位相が異なるように形成される。このため、この運転時におけるトルク変動を抑制することができ、この回転式流体機械の低振動化を図ることができる。
−実施形態1の変形例−
上記実施形態と異なり、図4に示すように、外側シリンダ部(21a)の下端部に鏡板(22)と摺接する摺動空間(38)を形成するようにしてもよい。この摺動空間(38)は、外側シリンダ部(21a)の内径よりも大径の環状の空間で構成されている。一方、鏡板(22)は、外ピストン部(23)の支持部から更に外周側に延びる円板状に形成されている。そして、鏡板(22)の外周部が上記摺動空間(38)に嵌り込んでいる。また、上記実施形態1の外側ブレード部材(26)は、鏡板(22)の上面からピストン(17)の上端の高さまで延びて形成されており、鏡板(22)の上面を摺動するように構成されている。
この変形例においても、各シリンダ室(C1,C2,C3)を内側ブレード部材(25)及び外側ブレード部材(26)で高圧室と低圧室とに区画することができ、各シリンダ室(C1,C2,C3)でそれぞれ冷媒を圧縮することができる。また、この変形例では、鏡板(22)の外周端部が摺動空間(38)に嵌り込むため、ピストン(17)を安定して偏心回転させることができる。
《発明の実施形態2》
実施形態2の圧縮機(1)は、上記実施形態1と圧縮機構(20)の構成が異なるものである。以下には、上記実施形態1と異なる点について説明する。
図5に示すように、実施形態2の圧縮機構(20)では、内ピストン部(24)が円柱形に形成されており、該内ピストン部(24)を駆動軸(33)が貫通していない。また、実施形態2では、上記実施形態1のリヤヘッドの代わりに下部ハウジング(19)が設けられており、、偏心回転部(17)が下部ハウジング(19)の上端に支持されている。具体的に、駆動軸(33)の上端には、駆動軸(33)から所定量偏心した偏心部(33a)が設けられている。一方、偏心回転部(17)の鏡板(22)の下面には、上記偏心部(33a)の外径と同径の内径を有する環状の嵌合部(22a)が設けられている。そして、上記偏心部(33a)が嵌合部(22a)に嵌入されることで、偏心回転部(17)は駆動軸(33)から偏心して公転可能に支持されている。
図6に示すように、実施形態2の外側ブレード部材(26)は、外側シリンダ部(21a)の内周面と内側シリンダ部(21b)の外周面とに亘って両シリンダ(21a,21b)の径方向に延びて形成されており、外ピストン部(23)を貫通している。具体的に、外ピストン部(23)は、環状の一部分が分断されてC型に形成されている。そして、この外ピストン部(23)の分断部分に上記外側ブレード部材(26)が挿通する一対の揺動ブッシュ(29)が設けられている。これら揺動ブッシュ(29)は、上記実施形態1と同様、高圧側寄りの吐出側ブッシュ(29a)と低圧側寄りの吸入側ブッシュ(29b)とで構成されている。
一方、外側ブレード部材(26)は、上記実施形態1と異なり、両シリンダ(21a,21b)とともにハウジング(16)に固定された状態となっている。上記外ピストン部(23)は、この外側ブレード部材(26)の外壁に沿ってシリンダ(21)の径方向に進退自在で、更に上記揺動ブッシュ(29)と共にシリンダ(21)に対して揺動自在に構成されている。以上のようにして、外側ブレード部材(26)は、外側シリンダ室(C1)及び中間シリンダ室(C2)をそれぞれ高圧室(C1-Hp,C2-Hp)と低圧室(C1-Lp,C2-Lp)とに区画している。
実施形態2の内側ブレード部材(25)は、内ピストン部(24)に形成される内側ブレード溝(27)に挿入されている。この内側ブレード溝(27)は、内ピストン部(24)の径方向に延びて形成されており、その外側端部が内側シリンダ室(C3)に開口している。また、内側ブレード溝(27)には、内側ブレード部材(25)の背面側に背部室(36)が形成されている。この背部室(36)には、内側ブレード部材(25)に接続するスプリング(37)が収納されている。また、背部室(36)は高圧が作用する状態と、この高圧が作用しない状態とに切換可能に構成されている。背部室(36)に高圧が作用すると、内側ブレード部材(25)は高圧の圧力によって内側シリンダ部(21b)側に押圧され、先端が内側シリンダ部(21b)の内周面と当接する第1状態となる(図6(A)参照)。その結果、内側ブレード部材(25)は、内側シリンダ室(C3)を高圧室(C3-Hp)と低圧室(C3-Lp)とに区画する。一方、背部室(36)の高圧が作用しなくなると、内側ブレード部材(25)はスプリング(37)の引っ張り力によって内側ブレード溝(27)の内部に引き戻され、先端が内側シリンダ部(21b)と離反する第2状態となる。その結果、内側シリンダ室(C3)は内側ブレード部材(25)によって区画されず、単一空間を構成する(図6(B)参照)。
−運転動作−
次に、この圧縮機(1)の運転動作について図7を参照しながら説明する。電動機(30)を起動すると、ロータ(32)の回転が駆動軸(33)を介して偏心回転部(17)に伝達される。これにより、外ピストン部(23)および内ピストン部(24)が外側シリンダ部(21a)および内側シリンダ部(21b)に対して揺動しながら公転し、冷媒の圧縮動作が行われる。その際、上記内側ブレード部材(25)は第1状態となり、先端が常に内側シリンダ部(21b)の内周面に当接するように内側ブレード溝(27)に対して進退動作を行う。また、両ピストン(23,24)は、揺動ブッシュ(29)と一体となってシリンダ(21a,21b)に対して揺動動作を行うとともに外側ブレード部材(26)に対して進退動作を行う。
各シリンダ室(C1,C2,C3)における冷媒の圧縮動作については、上記実施形態1と同様である。即ち、各シリンダ室(C1,C2,C3)の高圧室(C1-Hp,C2-Hp,C3-Hp)及び低圧室(C1-Lp,C2-Lp,C3-Lp)は、図7(A)〜(D)に示すようなピストン(23,24)の公転に伴いそれぞれ拡縮される。その結果、各低圧室(C1-Lp,C2-Lp,C3-Lp)への冷媒吸入動作、各シリンダ室(C1,C2,C3)での冷媒圧縮動作、各高圧室(C1-Hp,C2-Hp,C3-Hp)からの冷媒吐出動作が繰り返し行われる。
一方、図6(B)に示すように、内側ブレード部材(25)が第2状態となる場合には、内側ブレード部材(25)の先端が内側シリンダ部(21b)の内周面と離反する。その結果、内側シリンダ室(C3)は高圧室と低圧室とに区画されず、したがって、内側シリンダ室(C3)で冷媒の圧縮動作は行われない。一方、上記外側シリンダ室(C1)及び上記中間シリンダ室(C2)は、外側ブレード部材(26)によってそれぞれ高圧室(C1-Hp,C2-Hp)と低圧室(C1-Lp,C2-Lp)とに区画され、これらのシリンダ室(C1,C2)では上述と同様にして冷媒の圧縮動作が行われる。
−実施形態2の効果−
実施形態2では、各シリンダ室(C1,C2,C3)を内側ブレード部材(25)及び外側ブレード部材(26)によってそれぞれ高圧室と低圧室とに区画し、外ピストン部(23)及び内ピストン部(24)をシリンダ(21)に対して一体的に偏心回転させるようにしている。その結果、比較的少ない部品点数でシリンダ(21)の径方向に3つのシリンダ室(C1,C2,C3)を形成することができ、各シリンダ室(C1,C2,C3)で同時に冷媒の圧縮を行うことができる。
ここで、実施形態2では、内ピストン部(24)に内側ブレード部材(25)を支持させ、この内側ブレード部材(25)を内側シリンダ部(21b)と当接させて内側シリンダ室(C3)を高圧室と低圧室とに区画している。このため、内側シリンダ室(C3)では、内ピストン部(24)の偏心回転によっていわゆるロータリ型の圧縮機構部が構成されることとなり、内側シリンダ室(C1)において安定して冷媒を圧縮させることができる。
更に実施形態2では、上記内側ブレード部材(25)を第2状態とすることで、内側シリンダ室(C3)についての冷媒の圧縮動作を休止させることができる。このため、上記実施形態1と同様、トルク変動を抑えながらこの回転式流体機械の容量を変更することができる。
《発明の実施形態3》
実施形態3の圧縮機(1)は、上記実施形態と圧縮機構(20)の構成が異なるものである。以下には、上記実施形態1及び実施形態2と異なる点について説明する。
図8に示すように、実施形態3の圧縮機構(20)では、各シリンダ室(C1,C2,C3)を高圧室と低圧室とに区画するブレードが一つのブレード部材(50)で構成されている。このブレード部材(50)は、外側シリンダ部(21a)の内周面から内ピストン部(24)の外周面まで径方向に延びて形成されている。実施形態3の外ピストン部(23)及び内側シリンダ部(21b)は、それぞれ環状の一部分が分断されてC型に形成されている。そして、上記ブレード部材(50)が、外ピストン部(23)及び内側シリンダ部(21b)の双方を貫通している。
ブレード部材(50)の外側端部は、実施形態1と同様、外側シリンダ部(21a)に形成される外側ブレード溝(28)に挿入されている。この外側ブレード溝(28)には、背部室(36)にスプリング(37)が収納されている。そして、ブレード部材(50)は、このスプリング(37)によって内ピストン部(24)側に押圧されており、その先端が内ピストン部(24)の外周面と当接している。
また、上記外ピストン部(23)におけるブレード部材(50)の挿通箇所には、上記実施形態1と同様にして揺動ブッシュ(29)が設けられている。そして、偏心回転部(17)は、シリンダ(21a,21b)に対して径方向へ進退するとともに揺動ブッシュ(29)とともに揺動するように構成されている。
実施形態3の圧縮機(1)の運転動作では、上記ブレード部材(50)の先端が常に内ピストン部(24)の外周面と当接するように該ブレード部材(50)が外側ブレード溝(28)に対して進退動作を行う。また、両ピストン(23,24)は、揺動ブッシュ(29)と一体となってシリンダ(21a,21b)に対して揺動動作を行うとともにブレード(25)に沿って径方向に進退動作を行う。その際、各シリンダ室(C1,C2,C3)の高圧室(C1-Hp,C2-Hp,C3-Hp)及び低圧室(C1-Lp,C2-Lp,C3-Lp)は、図9(A)〜(D)に示すようなピストン(23,24)の公転に伴いそれぞれ拡縮される。その結果、各低圧室(C1-Lp,C2-Lp,C3-Lp)への冷媒吸入動作、各シリンダ室(C1,C2,C3)での冷媒圧縮動作、各高圧室(C1-Hp,C2-Hp,C3-Hp)からの冷媒吐出動作が繰り返し行われる。
−実施形態3の効果−
上記実施形態3では、一本のブレード部材(50)によって各シリンダ室(C1,C2,C3)をそれぞれ高圧室と低圧室とに区画し、各シリンダ室(C1,C2,C3)で冷媒を圧縮させるようにしている。したがって、ブレードをシンプルに設計することができ、この回転式流体機械の部品点数を削減することができる。
−実施形態3の変形例−
上記実施形態3では、一本のブレード部材(50)を外側シリンダ部(21a)の外側ブレード溝(28)に挿入し、ブレード部材(50)の端部と内ピストン部(24)の外周面とを当接させるようにしている。これに対し、図10に示す変形例では、内ピストン部(24)に内側ブレード溝(27)を形成し、この内側ブレード溝(27)に一本のブレード部材(50)を挿入している。この内側ブレード溝(27)には、背部室(36)にスプリング(37)が収納されている。そして、ブレード部材(50)は、このスプリング(37)によって外側シリンダ部(21a)側に押圧されており、その先端が外側シリンダ部(21a)の内周面と当接している。
この変形例の圧縮機(1)の運転動作では、上記ブレード部材(50)の先端が常に外側シリンダ部(21a)の内周面と当接するように該ブレード部材(50)が内側ブレード溝(27)に対して進退動作を行う。また、両ピストン(23,24)は、揺動ブッシュ(29)と一体となってシリンダ(21a,21b)に対して揺動動作を行うとともにブレード部材(50)に沿って径方向に進退動作を行う。その際、各シリンダ室(C1,C2,C3)の高圧室(C1-Hp,C2-Hp,C3-Hp)及び低圧室(C1-Lp,C2-Lp,C3-Lp)は、図11(A)〜(D)に示すようなピストン(23,24)の公転に伴いそれぞれ拡縮される。その結果、各低圧室(C1-Lp,C2-Lp,C3-Lp)への冷媒吸入動作、各シリンダ室(C1,C2,C3)での冷媒圧縮動作、各高圧室(C1-Hp,C2-Hp,C3-Hp)からの冷媒吐出動作が繰り返し行われる。
この変形例においても、一本のブレード部材(50)によって各シリンダ室(C1,C2,C3)をそれぞれ高圧室と低圧室とに区画し、各シリンダ室(C1,C2,C3)で冷媒を圧縮させるようにしている。したがって、ブレードをシンプルに設計することができ、この回転式流体機械の部品点数を削減することができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態では、3つのシリンダ室(C1,C2,C3)で冷媒を並行して圧縮し、各吐出口(45)から冷媒を吐出させるようにしている。しかしながら、例えば外側シリンダ室(C1)で圧縮した冷媒を中間シリンダ室(C2)で圧縮し、中間シリンダ室(C2)の吐出冷媒を更に内側シリンダ室(C3)で圧縮するというように、本発明の圧縮機構(20)で冷媒を多段圧縮させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、駆動機構である電動機(30)によって、ピストン(17)をシリンダ(21)に対して偏心回転させるようにしている。これとは逆に、電動機(30)によってシリンダ(21)をピストン(17)に対して偏心回転させることも可能である。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、径方向に複数のシリンダ室を有し、該シリンダ室をブレードによって高低圧室に区画する回転式流体機械として有用である。
実施形態1に係る圧縮機を示す縦断面図である。 実施形態1に係る圧縮機構の要部を示す横断面図である。 実施形態1に係る圧縮機構の動作を示す横断面図である。 実施形態1の変形例に係る圧縮機構の要部を示す縦断面図である。 実施形態2に係る圧縮機を示す縦断面図である。 実施形態2に係る圧縮機構の要部を示す横断面図である。 実施形態2に係る圧縮機構の動作を示す横断面図である。 実施形態3に係る圧縮機構の要部を示す横断面図である。 実施形態3に係る圧縮機構の動作を示す横断面図である。 実施形態3の変形例に係る圧縮機構の要部を示す横断面図である。 実施形態3の変形例に係る圧縮機構の動作を示す横断面図である。 従来の圧縮機を示す横断面図である。
符号の説明
1 圧縮機
17 偏心回転部(ピストン)
21 シリンダ
21a 外側シリンダ部
21b 内側シリンダ部
23 外ピストン部
24 内ピストン部
25 内側ブレード部材(ブレード)
26 外側ブレード部材(ブレード)
27 内側ブレード溝(ブレード溝)
28 外側ブレード溝(ブレード溝)
30 電動機(駆動機構)
50 ブレード部材(ブレード)
C1 外側シリンダ室
C2 中間シリンダ室
C3 内側シリンダ室

Claims (5)

  1. 環状に形成されて内側に内側シリンダ室(C3)を形成する内側シリンダ部(21b)と、内周面が上記内側シリンダ部(21b)の外周面と対向する外側シリンダ部(21a)とを有し、上記内側シリンダ部(21b)と外側シリンダ部(21a)との間に環状シリンダ室を形成するシリンダ(21)と、
    上記内側シリンダ室(C3)に配置される内ピストン部(24)と、上記環状シリンダ室に配置される外ピストン部(23)とを有し、上記環状シリンダ室を上記外ピストン部(23)の内側の中間シリンダ室(C2)と該外ピストン部(23)の外側の外側シリンダ室(C1)とに区画するピストン(17)と、
    上記ピストン(17)と上記シリンダ(21)とを相対的に偏心回転させる駆動機構(30)と、
    上記内側シリンダ室(C3)、中間シリンダ室(C2)、及び外側シリンダ室(C1)をそれぞれ高圧室(C1-Hp,C2-Hp,C3-Hp)と低圧室(C1-Lp,C2-Lp,C3-Lp)とに区画するブレード(25,26,50)とを備えていることを特徴とする回転式流体機械。
  2. 請求項1において、
    上記ブレードは、
    上記内ピストン部(24)及び外ピストン部(23)と一体に形成され、上記内側シリンダ部(21b)を貫通して上記内側シリンダ室(C3)及び中間シリンダ室(C2)をそれぞれ高圧室(C2-Hp,C3-Hp)と低圧室(C2-Lp,C3-Lp)とに区画する内側ブレード部材(25)と、
    上記外側シリンダ部(21a)に対して進退自在に支持されると共に先端が上記外ピストン部(23)に当接して外側シリンダ室(C1)を高圧室(C1-Hp)と低圧室(C1-Lp)とに区画する外側ブレード部材(26)とによって構成されていることを特徴とする回転式流体機械。
  3. 請求項1において、
    上記ブレードは、
    上記外側シリンダ部(21a)及び内側シリンダ部(21b)と一体に形成され、上記外ピストン部(23)を貫通して上記外側シリンダ室(C1)及び中間シリンダ室(C2)をそれぞれ高圧室(C1-Hp,C2-Hp)と低圧室(C1-Lp,C2-Lp)とに区画する外側ブレード部材(26)と、
    上記内ピストン部(24)に対して進退自在に支持されると共に先端が内側シリンダ部(21b)に当接して内側シリンダ室(C3)を高圧室(C3-Hp)と低圧室(C3-Lp)とに区画する内側ブレード部材(25)とによって構成されていることを特徴とする回転式流体機械。
  4. 請求項1において、
    上記ブレードは、
    上記外ピストン部(23)及び上記内側シリンダ部(21b)を貫通し、上記外側シリンダ部(21a)に対して進退自在に支持されると共に先端が上記内ピストン部(24)に当接して上記内側シリンダ室(C3)、中間シリンダ室(C2)、及び外側シリンダ室(C1)をそれぞれ高圧室(C1-Hp,C2-Hp,C3-Hp)と低圧室(C1-Lp,C2-Lp,C3-Lp)とに区画する1つのブレード部材(50)によって構成されていることを特徴とする回転式流体機械。
  5. 請求項1において、
    上記ブレードは、
    上記外ピストン部(23)及び上記内側シリンダ部(21b)を貫通し、上記内ピストン部(24)に対して進退自在に支持されると共に先端が上記外側シリンダ部(21a)に当接して上記内側シリンダ室(C3)、中間シリンダ室(C2)、及び外側シリンダ室(C1)をそれぞれ高圧室(C1-Hp,C2-Hp,C3-Hp)と低圧室(C1-Lp,C2-Lp,C3-Lp)とに区画する1つのブレード部材(50)によって構成されていることを特徴とする回転式流体機械。
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