JP2006346168A - 遊技場管理システム、遊技媒体収容箱及び遊技機島 - Google Patents
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Abstract
【課題】 店員の作業効率を低下させることなく、遊技客による不正な台移動を防止する。
【解決手段】 遊技機島3に備えられたスロット機5毎に設置された報知装置7は、対応するスロット機5を特定するための台番号情報を送信する。そして収容箱13が報知装置7の筐体51の上面(以降、遊技中取扱可能位置と称す)に載置されると、収容箱13に備えられたRFタグが、この遊技中取扱可能位置に対応したスロット機5に設置されている報知装置7が送信した台番号情報を受信する。すると、収容箱13に備えられた透明ELディスプレイ25が、RFタグが受信した台番号情報により示される台番号を表示する。また、収容箱13は収容部21内に収容されたメダルの総重量を検出する重量センサを備え、検出した重量値が所定値(例えば、収容箱0.5箱分のメダルの重量に相当する値)以上の場合には、透明ELディスプレイ25が表示する台番号の変更が禁止される。
【選択図】図3
【解決手段】 遊技機島3に備えられたスロット機5毎に設置された報知装置7は、対応するスロット機5を特定するための台番号情報を送信する。そして収容箱13が報知装置7の筐体51の上面(以降、遊技中取扱可能位置と称す)に載置されると、収容箱13に備えられたRFタグが、この遊技中取扱可能位置に対応したスロット機5に設置されている報知装置7が送信した台番号情報を受信する。すると、収容箱13に備えられた透明ELディスプレイ25が、RFタグが受信した台番号情報により示される台番号を表示する。また、収容箱13は収容部21内に収容されたメダルの総重量を検出する重量センサを備え、検出した重量値が所定値(例えば、収容箱0.5箱分のメダルの重量に相当する値)以上の場合には、透明ELディスプレイ25が表示する台番号の変更が禁止される。
【選択図】図3
Description
本発明は、遊技媒体を用いて遊技者に遊技を提供する遊技機が設置された遊技場で用いられる遊技場管理システム、遊技媒体収容箱及び遊技機島に関する。
従来より、パチンコ機,スロット機などの遊技機は一般的に、遊技結果に応じて予め設定された数の遊技媒体(パチンコ機の場合には遊技球、スロット機の場合には遊技メダル)を遊技客に払い出すとともに、払い出された遊技媒体を遊技機に設けられた受け皿に貯留するように構成されている。そして大当たり発生時のように、受け皿に貯留しきれない数の遊技媒体が遊技機から払い出される場合には、遊技客は、遊技場内で予め用意された収容箱(いわゆるドル箱)に遊技媒体を排出し、この収容箱内に遊技媒体を貯留する。
また遊技客は、遊技で獲得した遊技媒体(以降、獲得媒体とも称す)をその後の遊技のために使用してもよいし、景品と交換してもよい。
尚、一般的に、獲得媒体を景品と交換する場合の交換金額は、遊技機で遊技するための遊技媒体を遊技者が遊技店から購入する場合の購入金額より低く設定されている。例えばスロットの場合では、購入金額が20円/枚に対して、交換金額は例えば12円/枚である。このため例えば、大当たり(ビッグボーナス)で400枚の遊技メダルを獲得して、この400枚の遊技メダルを交換する場合には、4800円相当の景品と交換できる(交換金額を12円/枚として計算)。一方、獲得した400枚と同数の遊技メダルを購入して再度遊技する場合には8000円必要である(購入金額を20円/枚として計算)。即ち、獲得媒体を交換して再度遊技する場合は、獲得媒体で継続して遊技する場合と比較して、実質的に、購入金額と交換金額との差額分高い遊技媒体(この例では、1枚当り(20−12)=8円)で遊技することになる。つまり、遊技者にとって、獲得媒体で遊技する方が得である。
尚、一般的に、獲得媒体を景品と交換する場合の交換金額は、遊技機で遊技するための遊技媒体を遊技者が遊技店から購入する場合の購入金額より低く設定されている。例えばスロットの場合では、購入金額が20円/枚に対して、交換金額は例えば12円/枚である。このため例えば、大当たり(ビッグボーナス)で400枚の遊技メダルを獲得して、この400枚の遊技メダルを交換する場合には、4800円相当の景品と交換できる(交換金額を12円/枚として計算)。一方、獲得した400枚と同数の遊技メダルを購入して再度遊技する場合には8000円必要である(購入金額を20円/枚として計算)。即ち、獲得媒体を交換して再度遊技する場合は、獲得媒体で継続して遊技する場合と比較して、実質的に、購入金額と交換金額との差額分高い遊技媒体(この例では、1枚当り(20−12)=8円)で遊技することになる。つまり、遊技者にとって、獲得媒体で遊技する方が得である。
これに対し、ある遊技機で獲得した遊技媒体を、他の遊技機での遊技に用いること(以降、「台移動」と称す)を禁止するという営業形態を採用している遊技店(以降、台移動禁止店とも称す)が多く存在する。このため、台移動禁止店で遊技する客の中には、店員の監視の目を盗んで不正に台移動を行うものもいる。
そこで台移動禁止店では、この不正な台移動を防止するために一般に、店内に設置されている遊技機毎に遊技機の台番号が印字された収容箱を備え、ある台番号が付された遊技機において遊技客が獲得した遊技媒体を収容箱に収容する際には、この遊技機の台番号と同じ番号が印字された収容箱を利用するという運営方法を採用している(例えば、特許文献1参照。)。
つまり店員は、遊技機の台番号と、この遊技機で遊技している客が使用している収容箱に印字された番号(以降、箱番号と称す)とを比較することにより、容易に不正な台移動を発見できる。
特開平8−187349号公報(第4図)
しかしながら上記の運営方法を採用するためには、台移動禁止店の店員は、遊技客が遊技する遊技機の台番号と一致した箱番号が印字された収容箱を常に遊技客に提供する必要があり、店員の作業効率を低下させる原因となっていた。
例えば、遊技客が収容箱を要求するために店員を呼び出す場合には、店員は、呼び出した遊技客が遊技している遊技機の台番号を確認して、更にこの台番号と一致した箱番号の収容箱を探し出してから、遊技客のもとへ収容箱を持っていく必要がある。
また、店の営業日の開店時間までに予め収容箱を遊技機毎に配置しておく場合には、店員は、全ての遊技機について台番号と箱番号との一致を確認しながら収容箱を配置する必要がある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、店員の作業効率を低下させることなく、遊技客による不正な台移動を防止できる遊技場管理システム、遊技媒体収容箱及び遊技機島を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、遊技客が遊技機で遊技することにより獲得した遊技媒体を収容する収納部を有する遊技媒体収容箱と、複数の遊技機が配置された遊技機島とを備えた遊技場内で用いられる遊技場管理システムであって、遊技機島は、この遊技機島に備えられた遊技機毎に設置され、対応する遊技機を特定するための遊技機特定情報を送信する島側情報送信手段を備え、遊技媒体収容箱は、遊技機で遊技中の遊技客によって取り扱い可能に当該遊技媒体収容箱が配置される位置を遊技中取扱可能位置とし、更に当該遊技媒体収容箱が遊技中取扱可能位置に位置している場合に遊技客がこの遊技媒体収容箱を取り扱い可能な状態で遊技できる遊技機を受信対象遊技機として、当該遊技媒体収容箱が遊技中取扱可能位置に位置すると、この遊技中取扱可能位置に対応した受信対象遊技機に設置されている島側情報送信手段が送信した遊技機特定情報を受信する箱側情報受信手段と、箱側情報受信手段が受信した遊技機特定情報により示される遊技機を特定するための情報である報知用遊技機特定情報を報知する箱側報知手段と、この遊技媒体収容箱の収納部に収容された遊技媒体の総重量を計測する遊技媒体重量計測手段と、遊技媒体重量計測手段が計測した重量計測結果により示される重量が予め設定された第1所定判定値以上の場合には、箱側報知手段が報知する報知用遊技機特定情報の変更を禁止する報知変更禁止手段とを備えることを特徴とする。
このように構成された遊技場管理システムでは、遊技機島に備えられた遊技機毎に設置された島側情報送信手段は、対応する遊技機を特定するための遊技機特定情報を送信する。そして遊技媒体収容箱が遊技中取扱可能位置に位置すると、この遊技媒体収容箱に備えられた箱側情報受信手段が、この遊技中取扱可能位置に対応した受信対象遊技機に設置されている島側情報送信手段が送信した遊技機特定情報を受信する。すると、遊技媒体収容箱に備えられた箱側報知手段が、箱側情報受信手段が受信した遊技機特定情報により示される遊技機を特定するための情報である報知用遊技機特定情報を報知する。また報知変更禁止手段は、遊技媒体重量計測手段が計測した重量計測結果により示される重量が予め設定された第1所定判定値以上の場合には、箱側報知手段が報知する報知用遊技機特定情報の変更を禁止する。
即ち、収納部に収容された遊技媒体の総重量が第1所定判定値未満の状態(例えば、空(カラ)の状態)で遊技媒体収容箱を遊技中取扱可能位置に移動させると、遊技媒体収容箱は、この遊技中取扱可能位置に対応した遊技機を特定するための情報を報知する(例えば、台番号を表示する)。つまり遊技媒体収容箱は、この遊技媒体収容箱が配置される遊技中取扱可能位置に対応した遊技機に応じて、報知用遊技機特定情報を変化させて報知する。
このため店員は、遊技場内に複数用意されている遊技媒体収容箱の中から任意の遊技媒体収容箱を選択して、遊技機に配置することができる。従って台番号と一致する箱番号が付された遊技媒体収容箱を探したりする作業や、遊技媒体収容箱を遊技機毎に配置する際に遊技機の台番号と遊技媒体収容箱の箱番号との一致を確認する作業を省略できる分、店員の作業効率を向上できる。
また、例えば遊技客が、収納部に収容された遊技媒体の総重量が第1所定判定値以上の状態(例えば、半箱分の遊技媒体が収容された状態)で遊技媒体収容箱を、或る遊技機(以降、移動前遊技機と称す)に対応した遊技中取扱可能位置から、他の遊技機(以降、移動後遊技機と称す)に対応した遊技中取扱可能位置に移動させると、遊技媒体収容箱は、移動後遊技機を示す報知用遊技機特定情報(例えば、台番号)ではなく、移動前遊技機を示す報知用遊技機特定情報(例えば、台番号)を報知し続ける。
そこで、遊技場内を巡回する店員が、遊技機を特定するための情報(例えば、遊技機の近傍に取り付けられた台番号を示すプレート)と、この遊技機で遊技している客により使用されている遊技媒体収容箱が報知している報知用遊技機特定情報(例えば、台番号の表示)とを比較し、両者が一致していない場合に、この遊技客は不正な台移動を行ったと判断できる。つまり、遊技媒体収容箱に箱番号を印字した場合と同様の方法で、不正な台移動を発見できる。
従って請求項1に記載の遊技機島用報知システムによれば、店員の作業効率を低下させることなく、遊技客による不正な台移動を防止できる。
ところで、遊技媒体収容箱は一般的に、透明な合成樹脂を素材として形成されている。これは、遊技媒体収容箱を側面から見た場合にも、この遊技媒体収容箱に収容されている遊技媒体の量を容易に確認できるようにするためである。しかし、請求項1に記載の発明における箱側報知手段として、液晶ディスプレイや7セグメントLEDのような、表示面が不透明な表示装置を遊技媒体収容箱の側面に取り付けると、この表示面に遮断されて、遊技媒体収容箱の側面から遊技媒体の量を確認できなくなってしまう。
ところで、遊技媒体収容箱は一般的に、透明な合成樹脂を素材として形成されている。これは、遊技媒体収容箱を側面から見た場合にも、この遊技媒体収容箱に収容されている遊技媒体の量を容易に確認できるようにするためである。しかし、請求項1に記載の発明における箱側報知手段として、液晶ディスプレイや7セグメントLEDのような、表示面が不透明な表示装置を遊技媒体収容箱の側面に取り付けると、この表示面に遮断されて、遊技媒体収容箱の側面から遊技媒体の量を確認できなくなってしまう。
そこで請求項1に記載の遊技場管理システムでは、請求項2に記載のように、箱側報知手段は、透明な表示面を有し、この表示面に画像を表示する透明表示手段であるようにすればよい。尚、この透明表示手段として、例えば、周知の透明ELディスプレイを用いるとよい。
このように構成された遊技場管理システムでは、透明表示手段を遊技媒体収容箱の側面に取り付けても、この表示面が透明であるために、遊技媒体収容箱の側面から遊技媒体の量を確認できる。
なお、遊技媒体収容箱に収容された遊技媒体の量が少ない場合には、遊技客が不正な台移動をしても店側の被害は小さい。このため店側としては、このような場合までも不正な台移動を発見する必要はないと考えることもある。
そこで請求項1または請求項2に記載の遊技場管理システムでは、請求項3に記載のように、遊技媒体重量計測手段が計測した重量計測結果により示される重量が予め設定された第2所定判定値以下の場合には、箱側報知手段の動作を禁止する重量報知禁止手段を備えるようにするとよい。
このように構成された遊技場管理システムでは、収納部に収容された遊技媒体の総重量が第2所定判定値以下の場合には、箱側報知手段は報知を行わない。このため、箱側報知手段が常時報知する場合と比べて、箱側報知手段が報知することによる電力消費を抑制できる。
また請求項1〜請求項3の何れかに記載の遊技場管理システムでは、請求項4に記載のように、遊技媒体収容箱は、箱側情報受信手段が受信した遊技機特定情報を記憶する情報記憶手段と、遊技媒体重量計測手段が計測した重量計測結果により示される重量が第1所定判定値以上の場合には、情報記憶手段の動作を禁止する情報記憶禁止手段と、情報記憶手段に記憶された遊技機特定情報を送信する箱側情報送信手段とを備え、遊技機島は、この遊技機島に備えられた遊技機毎に設置され、設置された遊技機に対応した遊技中取扱可能位置に位置する遊技媒体収容箱が備える箱側情報送信手段が遊技機特定情報を送信すると、この遊技機特定情報を受信する島側情報受信手段と、箱側情報送信手段により送信された遊技機特定情報を受信した島側情報受信手段を報知対象受信手段とし、この報知対象受信手段に対応した遊技機と、この報知対象受信手段が受信した遊技機特定情報により特定される遊技機とが異なる場合に、この旨を報知する島側報知手段とを備えるようにするとよい。
このように構成された遊技場管理システムでは、遊技媒体収容箱に備えられた情報記憶手段は、箱側情報受信手段が受信した遊技機特定情報を記憶する。また遊技媒体収容箱に備えられた情報記憶禁止手段は、遊技媒体重量計測手段が計測した重量計測結果により示される重量が第1所定判定値以上の場合には、情報記憶手段の動作を禁止する。そして遊技媒体収容箱に備えられた箱側情報送信手段は、情報記憶手段に記憶された遊技機特定情報を送信する。また、遊技機島に備えられた遊技機毎に設置された島側情報受信手段は、設置された遊技機に対応した遊技中取扱可能位置に位置する遊技媒体収容箱が備える箱側情報送信手段が遊技機特定情報を送信すると、この遊技機特定情報を受信する。そして、遊技機島に備えられた島側報知手段は、箱側情報送信手段により送信された遊技機特定情報を受信した島側情報受信手段を報知対象受信手段とし、この報知対象受信手段に対応した遊技機と、この報知対象受信手段が受信した遊技機特定情報により特定される遊技機とが異なる場合に、この旨を報知する。
即ち、収納部に収容された遊技媒体の総重量が第1所定判定値未満の状態(例えば、空(カラ)の状態)で遊技媒体収容箱を遊技中取扱可能位置に移動させると、この遊技媒体収容箱は、この遊技中取扱可能位置に対応した遊技機の遊技機特定情報を記憶する。つまり、この遊技中取扱可能位置に対応した遊技機と、この遊技機の島側情報受信手段が受信する遊技機特定情報により特定される遊技機とが一致するため、島側報知手段は報知を行わない。
一方、収納部に収容された遊技媒体の総重量が第1所定判定値以上の状態で遊技媒体収容箱を、或る遊技機(移動前遊技機)に対応した遊技中取扱可能位置から、他の遊技機(移動後遊技機)に対応した遊技中取扱可能位置に移動させると、この遊技媒体収容箱は、移動後遊技機の島側情報送信手段から送信された遊技機特定情報を受信しても、この遊技機特定情報の記憶を禁止する。従って、移動後遊技機と、この移動後遊技機の島側情報受信手段が受信する遊技機特定情報により特定される遊技機とが不一致となるため、島側報知手段は報知を行う。つまり遊技場管理システム側で不正な台移動を発見し、その旨を報知する。
従って、店員が遊技場内を巡回して順次、遊技機に付された番号と遊技媒体収容箱が報知する番号との一致を確認するという上述の方法よりも、不正な台移動を迅速に発見できる。
尚、箱側報知手段は、情報記憶手段に記憶された遊技機特定情報により示される遊技機を特定するための情報を報知用遊技機特定情報として報知してもよい。
また請求項5に記載の発明は、遊技客が遊技機で遊技することにより獲得した遊技媒体を収容する収納部を有する遊技媒体収容箱と、複数の遊技機が配置された遊技機島とを備えた遊技場内で用いられる遊技場管理システムであって、遊技機島は、この遊技機島に備えられた遊技機毎に設置され、対応する遊技機を特定する遊技機特定情報を送信する島側情報送信手段と、この遊技機島に備えられた遊技機毎に設置され、遊技機で遊技中の遊技客が遊技媒体収容箱を取り扱い可能な位置である遊技中取扱可能位置に遊技媒体収容箱が位置している場合に、この遊技媒体収容箱から送信された遊技機特定情報を受信する島側情報受信手段と、遊技媒体収容箱から送信された遊技機特定情報を受信した島側情報受信手段を報知対象受信手段とし、この報知対象受信手段に対応した遊技機と、この報知対象受信手段が受信した遊技機特定情報により特定される遊技機とが異なる場合に、この旨を報知する島側報知手段とを備え、遊技媒体収容箱は、当該遊技媒体収容箱が遊技中取扱可能位置に位置している場合に遊技客がこの遊技媒体収容箱を取り扱い可能な状態で遊技できる遊技機を受信対象遊技機とし、当該遊技媒体収容箱が遊技中取扱可能位置に位置すると、この遊技中取扱可能位置に対応した受信対象遊技機に設置されている島側情報送信手段が送信した遊技機特定情報を受信する箱側情報受信手段と、箱側情報受信手段が受信した遊技機特定情報を記憶する情報記憶手段と、この遊技媒体収容箱の収納部に収容された遊技媒体の総重量を計測する遊技媒体重量計測手段と、遊技媒体重量計測手段が計測した重量計測結果により示される重量が予め設定された第1所定判定値以上の場合には、情報記憶手段の動作を禁止する情報記憶禁止手段と、情報記憶手段に記憶された遊技機特定情報を送信する箱側情報送信手段とを備えることを特徴とする。
また請求項5に記載の発明は、遊技客が遊技機で遊技することにより獲得した遊技媒体を収容する収納部を有する遊技媒体収容箱と、複数の遊技機が配置された遊技機島とを備えた遊技場内で用いられる遊技場管理システムであって、遊技機島は、この遊技機島に備えられた遊技機毎に設置され、対応する遊技機を特定する遊技機特定情報を送信する島側情報送信手段と、この遊技機島に備えられた遊技機毎に設置され、遊技機で遊技中の遊技客が遊技媒体収容箱を取り扱い可能な位置である遊技中取扱可能位置に遊技媒体収容箱が位置している場合に、この遊技媒体収容箱から送信された遊技機特定情報を受信する島側情報受信手段と、遊技媒体収容箱から送信された遊技機特定情報を受信した島側情報受信手段を報知対象受信手段とし、この報知対象受信手段に対応した遊技機と、この報知対象受信手段が受信した遊技機特定情報により特定される遊技機とが異なる場合に、この旨を報知する島側報知手段とを備え、遊技媒体収容箱は、当該遊技媒体収容箱が遊技中取扱可能位置に位置している場合に遊技客がこの遊技媒体収容箱を取り扱い可能な状態で遊技できる遊技機を受信対象遊技機とし、当該遊技媒体収容箱が遊技中取扱可能位置に位置すると、この遊技中取扱可能位置に対応した受信対象遊技機に設置されている島側情報送信手段が送信した遊技機特定情報を受信する箱側情報受信手段と、箱側情報受信手段が受信した遊技機特定情報を記憶する情報記憶手段と、この遊技媒体収容箱の収納部に収容された遊技媒体の総重量を計測する遊技媒体重量計測手段と、遊技媒体重量計測手段が計測した重量計測結果により示される重量が予め設定された第1所定判定値以上の場合には、情報記憶手段の動作を禁止する情報記憶禁止手段と、情報記憶手段に記憶された遊技機特定情報を送信する箱側情報送信手段とを備えることを特徴とする。
このように構成された遊技場管理システムでは、遊技機島に備えられた遊技機毎に設置された島側情報送信手段は、対応する遊技機を特定するための遊技機特定情報を送信する。そして遊技媒体収容箱が遊技中取扱可能位置に位置すると、この遊技媒体収容箱に備えられた箱側情報受信手段が、この遊技中取扱可能位置に対応した受信対象遊技機に設置されている島側情報送信手段が送信した遊技機特定情報を受信する。すると、遊技媒体収容箱に備えられた情報記憶手段は、箱側情報受信手段が受信した遊技機特定情報を記憶する。また遊技媒体収容箱に備えられた情報記憶禁止手段は、遊技媒体重量計測手段が計測した重量計測結果により示される重量が第1所定判定値以上の場合には、情報記憶手段の動作を禁止する。そして遊技媒体収容箱に備えられた箱側情報送信手段は、情報記憶手段に記憶された遊技機特定情報を送信する。また、遊技機島に備えられた遊技機毎に設置された島側情報受信手段は、設置された遊技機に対応した遊技中取扱可能位置に位置する遊技媒体収容箱が備える箱側情報送信手段が遊技機特定情報を送信すると、この遊技機特定情報を受信する。そして、遊技機島に備えられた島側報知手段は、箱側情報送信手段により送信された遊技機特定情報を受信した島側情報受信手段を報知対象受信手段とし、この報知対象受信手段に対応した遊技機と、この報知対象受信手段が受信した遊技機特定情報により特定される遊技機とが異なる場合に、この旨を報知する。
従って、請求項4に記載の遊技場管理システムにおいて上述したように、店員が遊技場内を巡回して順次、遊技機に付された番号と遊技媒体収容箱が報知する番号との一致を確認するという方法よりも、不正な台移動を迅速に発見できる。
また請求項4または請求項5に記載の遊技場管理システムでは、請求項6に記載のように、島側報知手段は、遊技機島に備えられた遊技機毎に設置され、画像を表示することにより報知する画像表示手段であるようにしてもよい。
このように構成された遊技場管理システムでは、不正な台移動であることを文字や画像で明確に報知できる。
また請求項4または請求項5に記載の遊技場管理システムでは、請求項7に記載のように、島側報知手段は、遊技機島に備えられた遊技機毎に設置され、音声を出力することにより報知する音声出力手段であるようにしてもよい。
また請求項4または請求項5に記載の遊技場管理システムでは、請求項7に記載のように、島側報知手段は、遊技機島に備えられた遊技機毎に設置され、音声を出力することにより報知する音声出力手段であるようにしてもよい。
このように構成された遊技場管理システムでは、不正な台移動が発見された遊技機(以降、不正発見台と称す)に対応した音声出力手段が音声を出力すると、この不正発見台の周辺で遊技をしている遊技客も、この音声を聞いて、不正な台移動が行われたことを知ることができる。従って、店員がこの不正発見台に遅れて駆け付けて、不正な台移動を行った客(以降、不正移動客と称す)が立ち去った後でも、周辺の遊技客がこの不正移動客の顔等を見ている可能性が高くなる。このため、不正移動客を特定し易くなる。
尚、特に行うべき作業がない待機中の店員は、遊技機島の端で待機していることが多い。このため待機中の店員は、遊技機島の左右両端に設けられ、発光することにより報知する発光装置(例えば、周知の代表ランプ等)が行う報知に気付き易い。
そこで請求項4または請求項5に記載の遊技場管理システムでは、請求項8に記載のように、島側報知手段は、遊技機島の左右両端に設けられ、発光することにより報知する島端発光手段であるようにしてもよい。
このように構成された遊技場管理システムでは、待機中の店員は、島側報知手段による報知に気付き易くなり、不正発見台のもとへ迅速に駆け付けることができる。
また請求項4〜請求項8の何れかに記載の遊技場管理システムでは、請求項9に記載のように、島側報知手段が報知を行うと、この旨を示す島側報知中情報を出力する情報出力手段を備えるようにしてもよい。
また請求項4〜請求項8の何れかに記載の遊技場管理システムでは、請求項9に記載のように、島側報知手段が報知を行うと、この旨を示す島側報知中情報を出力する情報出力手段を備えるようにしてもよい。
このように構成された遊技場管理システムでは、不正な台移動が発見されたことを、当該遊技機島の外部に知らせることができる。なお当該遊技機島の外部とは、例えば、遊技場全体を管理するための遊技場管理コンピュータなどである。
また請求項4〜請求項9の何れかに記載の遊技場管理システムでは、請求項10に記載のように、箱側情報受信手段、情報記憶手段及び箱側情報送信手段はRFタグを構成し、島側情報送信手段及び島側情報受信手段はRFタグリーダを構成するようにするとよい。
即ち、RFタグは一般的に、RFタグリーダからの無線による送信電力により起動して、予め記憶された情報を無線送信するものであるため、このように構成された遊技場管理システムでは、無線送信するための電源を遊技媒体収容箱側に設ける必要がなくなる。即ち、遊技媒体収容箱を軽量化できる。
また請求項11に記載の発明は、複数の遊技機が配置された遊技機島内において、この遊技機島に備えられた複数の遊技機毎に設置され、対応する遊技機を特定するための遊技機特定情報を送信する島側情報送信手段を備えた遊技場内で用いられ、遊技客が遊技機で遊技することにより獲得した遊技媒体を収容する収納部を有する遊技媒体収容箱であって、遊技機で遊技中の遊技客によって取り扱い可能に当該遊技媒体収容箱が配置される位置を遊技中取扱可能位置とし、更に当該遊技媒体収容箱が遊技中取扱可能位置に位置している場合に遊技客がこの遊技媒体収容箱を取り扱い可能な状態で遊技できる遊技機を受信対象遊技機として、当該遊技媒体収容箱が遊技中取扱可能位置に位置すると、この遊技中取扱可能位置に対応した受信対象遊技機に設置されている島側情報送信手段が送信した遊技機特定情報を受信する箱側情報受信手段と、箱側情報受信手段が受信した遊技機特定情報により示される遊技機を特定するための情報である報知用遊技機特定情報を報知する箱側報知手段と、この遊技媒体収容箱の収納部に収容された遊技媒体の総重量を計測する遊技媒体重量計測手段と、遊技媒体重量計測手段が計測した重量計測結果により示される重量が予め設定された第1所定判定値以上の場合には、箱側報知手段が報知する報知用遊技機特定情報の変更を禁止する報知変更禁止手段とを備えることを特徴とする。
このように構成された遊技媒体収容箱は、請求項1に記載の遊技場管理システムを実現するためのものであり、請求項1に記載の遊技場管理システムと同様の効果を得ることができる。
また請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の遊技媒体収容箱を備える遊技場内に設置され、複数の遊技機が配置される遊技機島であって、この遊技機島に備えられた遊技機毎に設置され、対応する遊技機を特定するための遊技機特定情報を送信する島側情報送信手段を備えることを特徴とする。
このように構成された遊技機島は、請求項1に記載の遊技場管理システムを実現するためのものであり、請求項1に記載の遊技場管理システムと同様の効果を得ることができる。
以下に本発明の実施形態について図面をもとに説明する。
図1は本発明が適用された遊技場管理システム1の全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように遊技場管理システム1は、複数のスロット遊技機(以降、スロット機と称す)5が設置された遊技機島3を備えた遊技場で使用される。
図1は本発明が適用された遊技場管理システム1の全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように遊技場管理システム1は、複数のスロット遊技機(以降、スロット機と称す)5が設置された遊技機島3を備えた遊技場で使用される。
尚、この遊技場において、遊技客がスロット機5で遊技することにより獲得した遊技媒体(メダル)の取り扱いは、以下のように定められている。
即ち、遊技場内には、遊技中に獲得したメダルを収容する複数の収容箱13と、遊技機島3の一端(図中の右端)に設置され、メダル球を計数するジェットカウンタ11とが備えられている。そして遊技客は、スロット機5で遊技中に、獲得したメダルを収容箱13に貯留する。その後に遊技客は、この遊技を終了する場合に、獲得したメダルの総数を計数する必要がある。このため、遊技客自身または遊技場の店員が、メダルを収容した収容箱13をジェットカウンタ11まで運ぶ。
即ち、遊技場内には、遊技中に獲得したメダルを収容する複数の収容箱13と、遊技機島3の一端(図中の右端)に設置され、メダル球を計数するジェットカウンタ11とが備えられている。そして遊技客は、スロット機5で遊技中に、獲得したメダルを収容箱13に貯留する。その後に遊技客は、この遊技を終了する場合に、獲得したメダルの総数を計数する必要がある。このため、遊技客自身または遊技場の店員が、メダルを収容した収容箱13をジェットカウンタ11まで運ぶ。
このような遊技場において、遊技場管理システム1は、スロット機5毎に設置されて、遊技客による不正な台移動を報知する報知装置7と、遊技機島3の左右両端の上部に設けられ、遊技機島3で遊技をしている遊技者の何れかが店員を呼び出している旨を報知するための1対の代表ランプ9と、ジェットカウンタ11と、複数の収容箱13と、遊技場の店員によって所持され、操作キー(不図示)及び表示パネル(不図示)を備えた店員携帯端末15と、遊技場内の全ての報知装置7,代表ランプ9及びジェットカウンタ11が接続され、遊技場管理システム1全体の管理を行う管理装置17とから構成される。
尚、遊技場内の全てのスロット機5にはそれぞれ、スロット機5の遊技場内における位置を特定するための固有の番号(以降、台番号と称す)が付されている。更に遊技場内の全ての遊技機島3にはそれぞれ、遊技機島3の遊技場内における位置を特定するための固有の番号(以降、遊技機島番号と称す)が付されている。
これらのうちスロット機5は、1個のメダルを払い出す毎にこの旨を示すセーフ信号と、1個のメダルがこのスロット機5に投入される毎にこの旨を示すアウト信号を少なくとも出力するように構成される。
また代表ランプ9は、複数の異なる色でそれぞれ独立に発光する表示灯(本実施形態では、赤色で点灯する赤色灯(不図示),青色で点灯する青色灯(不図示)及び黄色で点灯する黄色灯(不図示))から構成される。そして代表ランプ9は、不正な台移動を発見したことを報知するための不正報知用発光指令を受信すると、不正報知用発光(例えば、赤色灯と青色灯を同時に発光させる)を行う。また、店員をジェットカウンタ11まで呼び出すための呼出報知用発光指令を受信すると、呼出報知用発光(例えば、黄色灯と青色灯を同時に発光させる)を行う。
また店員携帯端末15は、赤外線信号を発信する赤外線発光素子(不図示)を備え、操作キーを介して予め設定された指令が入力されると、赤外線発光素子が、店員携帯端末15の外部に向けて、ジェットカウンタ11を操作可能な位置に店員がいることを示す店員確認信号を発信するように構成される。
次に収容箱13の構成を図2に基づいて説明する。図2(a)は収容箱13の斜視図、図2(b)は図2(a)のA−A断面部を示す図である。
図2(a),図2(b)に示すように収容箱13は、メダルを収容する収容部21と、収容部21内に収容されたメダルの総重量を計る計量部23と、透明な表示面を有し、この表示面上に台番号を表示する透明ELディスプレイ25と、外部から無線で送信される無線送信信号による送信電力により起動して、予め記憶された情報を無線送信するRFタグ27とから構成される。
図2(a),図2(b)に示すように収容箱13は、メダルを収容する収容部21と、収容部21内に収容されたメダルの総重量を計る計量部23と、透明な表示面を有し、この表示面上に台番号を表示する透明ELディスプレイ25と、外部から無線で送信される無線送信信号による送信電力により起動して、予め記憶された情報を無線送信するRFタグ27とから構成される。
これらのうち収容部21は、上面が矩形状に開口された箱体であり、収容部21の長手方向の側壁を形成するための、対向する一対の長手方向側面板21aと、短手方向の側壁を形成するための、対向する一対の短手方向側面板21bと、収容部21の底面を形成するための底面板21dと、一対の短手方向側面板21bのそれぞれの上部に形成され、収容部21を運搬する際に把持される把持部21cとから構成される。
尚、収容部21は、長手方向側面板21aと短手方向側面板21bと底面板21dと把持部21cとが、透明な合成樹脂(例えば、ポリカーボネート)を素材にして一体成型されることにより形成されている。
また計量部23は、底面板21dの上面側に配置され、メダルを載置する載置板23aと、載置板23a上に載置された物体の重量を検出し、検出した重量を示す信号(以降、重量検出信号と称す)を出力する重量センサ23bとから構成される。
また透明ELディスプレイ25は、1対の長手方向側面板21aそれぞれの外側に配置されて、収容箱13の外側に向けて台番号を示す情報を表示する。
図5(a)は、収容箱13の電気的構成を表すブロック図である。
図5(a)は、収容箱13の電気的構成を表すブロック図である。
収容箱13は、図5(a)に示すように、重量センサ23bとRFタグ27と、透明ELディスプレイ25と、透明ELディスプレイ25に駆動信号を伝える表示駆動回路71とから構成される。
これらのうちRFタグ27は、所定の処理プログラムに基づいて処理を実行するCPU61と、種々の処理プログラムが格納されたROM62と、種々のデータを格納するRAM63と、電力が供給されない状態でも記憶されたデータを保持可能なEEPROM64と、電波を送受信するアンテナ70と、アンテナ70から入力される受信信号を復調する受信回路67と、CPU61から入力される送信データを変調して、アンテナ70を介して送信するための送信信号を生成する送信回路68と、アンテナ70からの受信信号を整流して電源電圧を生成し、この電源電圧をRFタグ27及び重量センサ23bに供給する電源回路69と、重量センサ23b,受信回路67,送信回路68及び表示駆動回路71が接続され、CPU61,RAM63及びEEPROM64との間で信号及びデータの入出力を行う入出力部65とから構成され、CPU61,ROM62,RAM63,EEPROM64及び入出力部65はバス66を介して接続されている。
尚、EEPROM64には、このRFタグ27が取り付けられている収容箱13に対応した箱識別情報が予め記憶されている。またRAM63には、報知装置7から受信した台番号情報を1つのみ記憶する台番号記憶バッファB1が設けられている。
このように構成された収容箱13において、CPU61は、台番号情報を記憶したり送信したりする台番号記憶・送信処理を実行する。
また表示駆動回路71は、透明ELディスプレイ25に表示させるための表示実行指令が入力すると、透明ELディスプレイ25に台番号を表示させ、透明ELディスプレイ25に表示を中止させるための表示中止指令が入力すると、透明ELディスプレイ25に表示を中止させるように構成される。尚、表示駆動回路71が透明ELディスプレイ25に表示させる台番号は、表示駆動回路71に直近に入力した台番号情報により示される台番号である。
また表示駆動回路71は、透明ELディスプレイ25に表示させるための表示実行指令が入力すると、透明ELディスプレイ25に台番号を表示させ、透明ELディスプレイ25に表示を中止させるための表示中止指令が入力すると、透明ELディスプレイ25に表示を中止させるように構成される。尚、表示駆動回路71が透明ELディスプレイ25に表示させる台番号は、表示駆動回路71に直近に入力した台番号情報により示される台番号である。
次に報知装置7の構成を図3に基づいて説明する。図3は、報知装置7の構成と配置を示すためのスロット機5の正面図である。
図3に示すように、複数のスロット機5が遊技機島3に設置される。そして複数のスロット機5それぞれの上方には、遊技場内の店員を呼び出すための呼出ボタンユニット18と、対応するスロット機5の台番号を示す表示プレート19が配置され、更に呼出ボタンユニット18の上方には報知装置7が配置される。
図3に示すように、複数のスロット機5が遊技機島3に設置される。そして複数のスロット機5それぞれの上方には、遊技場内の店員を呼び出すための呼出ボタンユニット18と、対応するスロット機5の台番号を示す表示プレート19が配置され、更に呼出ボタンユニット18の上方には報知装置7が配置される。
また報知装置7は、当該報知装置7の構成要素を収納するための箱形状の筐体51と、筐体51の正面に表示面が配置され、表示面に画像を表示する液晶ディスプレイ(LCD)52と、音声を外部へ放出する放音口が筐体51の正面に配置され、音声を出力するスピーカ53とから構成される。尚、筐体51の上面は、収容箱13を2個横方向に並べて載置可能に構成されている。
図5(b)は報知装置7の電気的構成を表すブロック図である。
報知装置7は、図5(b)に示すように、上述の無線送信信号を送信するとともに、予め設定された受信範囲内(本実施形態では、例えば30cm以内)にあるRFタグ27から箱識別情報を読み取るタグリーダ90と、LCD52と、スピーカ53と、報知装置7全体の動作を制御する報知装置制御部80とから構成される。尚、この受信範囲は、収容箱13が筐体51の上面に載置されている時に、この収容箱13のRFタグ27からの箱識別情報を読み取り可能となるように設定される。
報知装置7は、図5(b)に示すように、上述の無線送信信号を送信するとともに、予め設定された受信範囲内(本実施形態では、例えば30cm以内)にあるRFタグ27から箱識別情報を読み取るタグリーダ90と、LCD52と、スピーカ53と、報知装置7全体の動作を制御する報知装置制御部80とから構成される。尚、この受信範囲は、収容箱13が筐体51の上面に載置されている時に、この収容箱13のRFタグ27からの箱識別情報を読み取り可能となるように設定される。
これらのうち報知装置制御部80は、所定の処理プログラムに基づいて処理を実行するCPU81と、種々の処理プログラムが格納されたROM82と、種々のデータを格納するRAM83と、電力が供給されない状態でも記憶されたデータを保持可能なEEPROM84と、管理装置17との間でデータ通信を行う通信部87と、LCD52に駆動信号を伝えるLCD駆動回路88と、スピーカ53に駆動信号を伝えるスピーカ駆動回路89と、通信部87,LCD駆動回路88,スピーカ駆動回路89及びタグリーダ90が接続され、CPU81,RAM83及びEEPROM84との間で信号及びデータの入出力を行う入出力部85とから構成され、CPU81,ROM82,RAM83,EEPROM84及び入出力部85はバス86を介して接続されている。
なお入出力部85には、この報知装置7に対応するスロット機5からセーフ信号及びアウト信号が入力される。
またEEPROM84には、対応するスロット機5の台番号を示す台番号情報(以降、島側記憶台番号情報とも称す)が記憶されている。またRAM83には、所定時間毎(例えば10ms毎)に自動的にデクリメント(1減算)される台番号情報送信判定タイマT1と台番号情報送信指令判定タイマT2が設けられている。この台番号情報送信判定タイマT1及び台番号情報送信指令判定タイマT2は、ある時点でその値が設定値に設定されると、その時点で再び設定値からデクリメントする。更にその後、タイマ値が0になると、その値を0に保持する。
またEEPROM84には、対応するスロット機5の台番号を示す台番号情報(以降、島側記憶台番号情報とも称す)が記憶されている。またRAM83には、所定時間毎(例えば10ms毎)に自動的にデクリメント(1減算)される台番号情報送信判定タイマT1と台番号情報送信指令判定タイマT2が設けられている。この台番号情報送信判定タイマT1及び台番号情報送信指令判定タイマT2は、ある時点でその値が設定値に設定されると、その時点で再び設定値からデクリメントする。更にその後、タイマ値が0になると、その値を0に保持する。
またタグリーダ90は、所定の処理プログラムに基づいて処理を実行するCPU91と、種々の処理プログラムが格納されたROM92と、種々のデータを格納するRAM93と、電力が供給されない状態でも記憶されたデータを保持可能なEEPROM94と、電波を送受信するアンテナ99と、アンテナ99から入力される受信信号を復調する受信回路97と、CPU91から入力される送信データを変調して、アンテナ99を介して送信するための送信信号を生成する送信回路98と、受信回路97及び送信回路98が接続され、CPU91,RAM93及びEEPROM94との間で信号及びデータの入出力を行う入出力部95とから構成され、CPU91,ROM92,RAM93,EEPROM94及び入出力部95はバス96を介して接続されている。
このように構成された報知装置7において、CPU81は、台番号情報の送信や照合を行う台番号送信・照合処理と、セーフ信号及びアウト信号が入力した旨を示す情報を管理装置17に送信するセーフ・アウト情報送信処理とをそれぞれ独立に実行する。
またLCD駆動回路88は、不正な台移動を発見した旨を示す表示(以降、異常表示と称す)を実行させるための異常表示指令が入力すると、LCD52に異常表示を実行させ、また異常表示を中止させるための異常表示中止指令が異常表示中に入力すると、LCD52に異常表示を中止させるように構成される。
またスピーカ駆動回路89は、不正な台移動を発見した旨を示す警告音を出力させるための警告音出力指令が入力するとスピーカ53に警告音を出力させ、警告音出力を中止させるための警告音出力中止指令が警告音出力中に入力すると、スピーカ53に警告音出力を中止させるように構成される。
次にジェットカウンタ11の構成を図4に基づいて説明する。図4(a)は蓋32が閉鎖された状態でのジェットカウンタ11の斜視図、図4(b)は蓋32が開放された状態でのジェットカウンタ11の斜視図である。
ジェットカウンタ11は図4(a)に示すように、メダル数を計数するメダル計数部30と、計数前に収容箱13を予め載せておくための載置部40とから構成される。
これらのうちメダル計数部30の上面には、メダルを投入するメダル投入口31(図4(b)参照)と、メダル投入口31を開閉する蓋32と、ジェットカウンタ11によって計数されたメダル数を表示する表示部33と、計数を開始するときに操作される計数開始ボタン34と、計数値が記録された計数券が送出される発券口35と、店員携帯端末15からの赤外線信号を受信する赤外線受光部36が配置されている。
これらのうちメダル計数部30の上面には、メダルを投入するメダル投入口31(図4(b)参照)と、メダル投入口31を開閉する蓋32と、ジェットカウンタ11によって計数されたメダル数を表示する表示部33と、計数を開始するときに操作される計数開始ボタン34と、計数値が記録された計数券が送出される発券口35と、店員携帯端末15からの赤外線信号を受信する赤外線受光部36が配置されている。
また載置部40は、収容箱13を載せる載置台41と、載置台41の載置面上に配置され、載置台41に載置された収容箱13のRFタグ27から箱識別情報等を読み取るタグリーダ42とから構成される。
図6(a)はジェットカウンタ11の電気的構成を表すブロック図である。
ジェットカウンタ11は、図6(a)に示すように、管理装置17との間でデータ通信を行う通信部121と、メダル投入口31に投入されたメダルの数を計数する計数部122と、表示部33と、発券口35から送出される計数券に情報を書き込む発券部123と、赤外線受光部36と、計数開始ボタン34と、蓋32を駆動する蓋駆動部124と、タグリーダ42と、ジェットカウンタ11全体の動作を制御するカウンタ制御部110とから構成される。
ジェットカウンタ11は、図6(a)に示すように、管理装置17との間でデータ通信を行う通信部121と、メダル投入口31に投入されたメダルの数を計数する計数部122と、表示部33と、発券口35から送出される計数券に情報を書き込む発券部123と、赤外線受光部36と、計数開始ボタン34と、蓋32を駆動する蓋駆動部124と、タグリーダ42と、ジェットカウンタ11全体の動作を制御するカウンタ制御部110とから構成される。
これらのうちカウンタ制御部110は、所定の処理プログラムに基づいて処理を実行するCPU111と、種々の処理プログラムが格納されたROM112と、種々のデータを格納するRAM113と、電力が供給されない状態でも記憶されたデータを保持可能なEEPROM114と、通信部121,計数部122,表示部33,発券部123,赤外線受光部36,計数開始ボタン34,蓋駆動部124及びタグリーダ42が接続され、CPU111,RAM113及びEEPROM114との間で信号及びデータの入出力を行う入出力部115とから構成され、CPU111,ROM112,RAM113,EEPROM114及び入出力部115はバス116を介して接続されている。
なおEEPROM114には、収容箱13から入力される箱識別情報と照合するために予め登録された照合用識別情報が記憶されている。
またRAM113には、ジェットカウンタ11が待機中であることを示す待機中フラグF1と、計数開始前に店員を呼び出していることを示す計数前店員呼出中フラグF2と、少量のメダルを計数していることを示す低レベル計数中フラグF3と、多量のメダルを計数していることを示す高レベル計数中フラグF4と、計数値が正常であるか否かを判定していることを示す計数判定中フラグF5と、計数後に店員を呼び出していることを示す計数後店員呼出中フラグF6と、計数処理を終了するための処理をしていることを示す終了処理中フラグF7と、収容箱13から読み取った計数情報(後述)を記憶する計数情報記憶バッファB2が設けられている。なお以下の説明において、フラグをセットするとは、そのフラグの値を1にすることを示し、フラグをクリアするとは、そのフラグの値を0にすることを示す。
またRAM113には、ジェットカウンタ11が待機中であることを示す待機中フラグF1と、計数開始前に店員を呼び出していることを示す計数前店員呼出中フラグF2と、少量のメダルを計数していることを示す低レベル計数中フラグF3と、多量のメダルを計数していることを示す高レベル計数中フラグF4と、計数値が正常であるか否かを判定していることを示す計数判定中フラグF5と、計数後に店員を呼び出していることを示す計数後店員呼出中フラグF6と、計数処理を終了するための処理をしていることを示す終了処理中フラグF7と、収容箱13から読み取った計数情報(後述)を記憶する計数情報記憶バッファB2が設けられている。なお以下の説明において、フラグをセットするとは、そのフラグの値を1にすることを示し、フラグをクリアするとは、そのフラグの値を0にすることを示す。
またRAM113には、所定時間毎(例えば10ms毎)に自動的にデクリメント(1減算)される計数情報送信指令判定タイマT3が設けられている。この計数情報送信指令判定タイマT3は、ある時点でその値が設定値に設定されると、その時点で再び設定値からデクリメントする。更にその後、タイマ値が0になると、その値を0に保持する。
このように構成されたジェットカウンタ11において、CPU111は、メダル数を計数するための計数処理を実行する。
また計数部122は、メダル投入口31に投入されたメダルの数を計数し、この計数値を示すカウンタ計数値情報を定期的に(例えば、1秒毎)、カウンタ制御部110へ出力するように構成されている。更に計数部122は、計数値を0にするための計数値リセット指令が入力すると、計数値を0にリセットするように構成される。
また計数部122は、メダル投入口31に投入されたメダルの数を計数し、この計数値を示すカウンタ計数値情報を定期的に(例えば、1秒毎)、カウンタ制御部110へ出力するように構成されている。更に計数部122は、計数値を0にするための計数値リセット指令が入力すると、計数値を0にリセットするように構成される。
また表示部33は、店員を呼出中であることを示す表示(以降、店員呼出表示と称す)を実行させるための店員呼出表示指令が入力すると、店員呼出表示を行い、また店員呼出表示を中止させるための店員呼出表示中止指令が店員呼出表示中に入力すると、店員呼出表示を中止するように構成される。
更に表示部33は、計数値を表示させる計数値表示指令が入力すると、計数値表示指令に付与されているカウンタ計数値情報(後述)を抽出し、このカウンタ計数値情報により示される計数値を表示し、待機中であることを示す表示(以降、待機中表示と称す)を実行させるための待機中表示指令が入力すると、待機中表示を行うように構成される。
また発券部123は、計数券を発行するための発券指令が入力すると、発券指令に付与されているカウンタ計数値情報を抽出し、このカウンタ計数値情報により示される計数値を計数券に書き込み、その後にこの計数券を発券口35から送出するように構成される。
また蓋駆動部124は、メダル投入口31を開放するための蓋開放指令が入力すると、メダル投入口31を開放するように蓋32を駆動し、メダル投入口31を閉鎖するための蓋閉鎖指令が入力すると、メダル投入口31を閉鎖するように蓋32を駆動する。
次に管理装置17の構成を図6(b)に基づいて説明する。図6(b)は管理装置17の電気的構成を表すブロック図である。
管理装置17は、図6(b)に示すように、所定の処理プログラムに基づいて処理を実行するCPU131と、種々の処理プログラムが格納されたROM132と、種々のデータを格納するRAM133と、電力が供給されない状態でも記憶されたデータを保持可能なEEPROM134と、報知装置7,代表ランプ9及びジェットカウンタ11との間でデータ通信を行う通信部137と、通信部137が接続され、CPU131,RAM1333及びEEPROM134との間で信号及びデータの入出力を行う入出力部135とから構成され、CPU131,ROM132,RAM133,EEPROM134及び入出力部135はバス136を介して接続されている。
管理装置17は、図6(b)に示すように、所定の処理プログラムに基づいて処理を実行するCPU131と、種々の処理プログラムが格納されたROM132と、種々のデータを格納するRAM133と、電力が供給されない状態でも記憶されたデータを保持可能なEEPROM134と、報知装置7,代表ランプ9及びジェットカウンタ11との間でデータ通信を行う通信部137と、通信部137が接続され、CPU131,RAM1333及びEEPROM134との間で信号及びデータの入出力を行う入出力部135とから構成され、CPU131,ROM132,RAM133,EEPROM134及び入出力部135はバス136を介して接続されている。
尚RAM133には、当該遊技場のスロット機5毎に、スロット機5からのメダル払出数(以降、セーフ数と称す)と、スロット機5に投入されたメダル数(以降、アウト数と称す)との差(以降、交換数と称す)を記憶する交換数リスト133aの記憶領域が確保されている。
このように構成された管理装置17において、CPU131は、遊技場管理システム1全体の管理を行うための管理処理を実行する。
ここで、収容箱13(RFタグ27)のCPU61が実行する台番号記憶・送信処理の手順を、図7を用いて説明する。図7は台番号記憶・送信処理を表すフローチャートである。尚、この台番号記憶・送信処理は、電源回路69から電源電圧が供給されてCPU61が起動している間に繰り返し実行される処理である。
ここで、収容箱13(RFタグ27)のCPU61が実行する台番号記憶・送信処理の手順を、図7を用いて説明する。図7は台番号記憶・送信処理を表すフローチャートである。尚、この台番号記憶・送信処理は、電源回路69から電源電圧が供給されてCPU61が起動している間に繰り返し実行される処理である。
この台番号記憶・送信処理が実行されると、CPU61は、まずS10にて、報知装置7から台番号情報を受信したか否かを判断する。ここで台番号情報を受信していない場合には(S10:NO)、S50に移行する。一方、台番号情報を受信した場合には(S10:YES)、S20にて、入力した重量検出信号によって示される値(以降、検出重量値と称す)が、予め設定された記憶判定値(本実施形態では、例えば、収容箱0.5箱分のメダルの重量に相当する値)以上であるか否かを判断する。
ここで、検出重量値が記憶判定値以上の場合には(S20:YES)、S50に移行する。一方、検出重量値が記憶判定値未満である場合には(S20:NO)、S30にて、受信した台番号情報を台番号記憶バッファB1に記憶する。更にS40にて、受信した台番号情報を表示駆動回路71へ出力し、S90に移行する。これにより透明ELディスプレイ25は、この台番号情報により示される台番号を表示する。
そしてS50に移行すると、台番号情報の送信を要求する台番号情報送信指令を報知装置7から受信したか否かを判断する。ここで台番号情報送信指令を受信していない場合には(S50:NO)、S70に移行する。一方、台番号情報送信指令を受信した場合には(S50:YES)、S60にて、台番号記憶バッファB1に記憶された台番号情報(以降、箱側記憶台番号情報とも称す)をアンテナ70を介して送信し、S90に移行する。
またS70に移行すると、計数情報(後述)の送信を要求する計数情報送信指令をジェットカウンタ11から受信したか否かを判断する。ここで計数情報送信指令を受信していない場合には(S70:NO)、S90に移行する。一方、計数情報送信指令を受信した場合には(S70:YES)、S80にて、検出重量値と箱側記憶台番号情報と、EEPROM64に記憶された箱識別情報とをまとめて計数情報として、この計数情報をアンテナ70を介して送信し、S90に移行する。
そしてS90に移行すると、検出重量値が、予め設定された表示判定値(本実施形態では、例えば、収容箱0.2箱分のメダルの重量に相当する値)以上であるか否かを判断する。
ここで、検出重量値が表示判定値未満の場合には(S90:NO)、S110にて、表示中止指令を表示駆動回路71へ出力し、台番号記憶・送信処理を終了する。これにより、透明ELディスプレイ25は台番号表示を中止する。
一方、検出重量値が表示判定値以上である場合には(S90:YES)、S100にて、表示実行指令を表示駆動回路71へ出力し、台番号記憶・送信処理を終了する。これにより、透明ELディスプレイ25は台番号表示を実行する。
次に、報知装置7のCPU81が実行する台番号送信・照合処理の手順を、図8を用いて説明する。図8は台番号送信・照合処理を表すフローチャートである。尚、この台番号送信・照合処理は、CPU81が起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
この台番号送信・照合処理が実行されると、CPU81は、まずS210にて、台番号情報送信判定タイマT1の値(台番号情報送信判定タイマ値)が0より大きいか否かを判断する。ここで、台番号情報送信判定タイマ値が0より大きい場合には(S210:YES)、S240に移行する。一方、台番号情報送信判定タイマ値が0の場合には(S210:NO)、S220にて、EEPROM84に記憶された台番号情報(島側記憶台番号情報)をタグリーダ90のアンテナ99を介して送信し、更にS230にて、台番号情報送信判定タイマT1の値(台番号情報送信判定タイマ値)を、予め設定された台番号情報送信時間値(本実施形態では、例えば、5秒に相当する値)に設定して、S240に移行する。
そしてS240に移行すると、台番号情報送信指令判定タイマT2の値(台番号情報送信指令判定タイマ値)が0より大きいか否かを判断する。ここで、台番号情報送信指令判定タイマ値が0より大きい場合には(S240:YES)、S270に移行する。一方、台番号情報送信指令判定タイマ値が0の場合には(S240:NO)、S250にて、台番号情報送信指令をタグリーダ90のアンテナ99を介して送信し、更にS260にて、台番号情報送信指令判定タイマT2の値(台番号情報送信指令判定タイマ値)を、予め設定された台番号情報送信指令時間値(本実施形態では、例えば、5秒に相当する値)に設定して、S270に移行する。
そしてS270に移行すると、収容箱13から台番号情報(箱側記憶台番号情報)を受信したか否かを判断する。ここで、台番号情報を受信していない場合には(S270:NO)、台番号送信・照合処理を終了する。一方、台番号情報を受信した場合には(S270:YES)、S280にて、受信した台番号情報(箱側記憶台番号情報)と、EEPROM84に記憶された台番号情報(島側記憶台番号情報)とを照合する。
そしてS290にて、S280での照合の結果に基づいて、受信した箱側記憶台番号情報と島側記憶台番号情報とが一致しているか否かを判断する。ここで、両者が一致していない場合には(S290:NO)、S320にて、異常表示指令をLCD駆動回路88へ出力する。これにより、LCD52は異常表示を実行する。その後S330にて、警告音出力指令をスピーカ駆動回路89へ出力する。これにより、スピーカ53は警告音を出力する。更にS340にて、不正な台移動を発見したことを示す不正発見情報を管理装置17へ送信して、台番号送信・照合処理を終了する。尚この不正発見情報には、島側記憶台番号情報が付与されている。
一方、両者が一致している場合には(S290:YES)、S300にて、異常表示中止指令をLCD駆動回路88へ出力する。これにより、LCD52は異常表示を中止する。その後S310にて、警告音出力中止指令をスピーカ駆動回路89へ出力して、台番号送信・照合処理を終了する。これにより、スピーカ53は警告音出力を中止する。
次に、報知装置7のCPU81が実行するセーフ・アウト情報送信処理の手順を、図9を用いて説明する。図9はセーフ・アウト情報送信処理を表すフローチャートである。尚、このセーフ・アウト情報送信処理は、CPU81が起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
このセーフ・アウト情報送信処理が実行されると、CPU81は、まずS410にて、スロット機5からセーフ信号が入力したか否かを判断する。ここで、セーフ信号が入力していない場合には(S410:NO)、S430に移行する。一方、セーフ信号が入力した場合には(S410:YES)、S420にて、セーフ信号が入力した旨を示すセーフ情報を管理装置17へ送信して、S430に移行する。尚このセーフ情報には、島側記憶台番号情報が付与されている。
そしてS430に移行すると、スロット機5からアウト信号が入力したか否かを判断する。ここで、アウト信号が入力していない場合には(S430:NO)、セーフ・アウト情報送信処理を終了する。一方、アウト信号が入力した場合には(S430:YES)、S440にて、アウト信号が入力した旨を示すアウト情報を管理装置17へ送信して、セーフ・アウト情報送信処理を終了する。尚このアウト情報には、島側記憶台番号情報が付与されている。
次に、ジェットカウンタ11のCPU111が実行する計数処理の手順を、図10〜図13を用いて説明する。図10は計数処理の第1部分を表すフローチャート、図11は計数処理の第2部分を表すフローチャート、図12は計数処理の第3部分を表すフローチャート、図13は計数処理の第4部分を表すフローチャートである。尚、この計数処理は、CPU111が起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
この計数処理が実行されると、CPU111は、まずS510にて、待機中フラグF1がセットされているか否かを判断する。ここで、待機中フラグF1がセットされていない場合には(S510:NO)、S650に移行する。一方、待機中フラグF1がセットされている場合には(S510:YES)、S520にて、計数情報送信指令判定タイマT3の値(計数情報送信指令判定タイマ値)が0より大きいか否かを判断する。ここで、計数情報送信指令判定タイマ値が0より大きい場合には(S520:YES)、S550に移行する。一方、計数情報送信指令判定タイマ値が0の場合には(S520:NO)、S530にて、計数情報送信指令をタグリーダ42を介して送信し、更にS540にて、計数情報送信指令判定タイマT3の値(計数情報送信指令判定タイマ値)を、予め設定された計数情報送信指令時間値(本実施形態では、例えば、1秒に相当する値)に設定して、S550に移行する。
そしてS550に移行すると、収容箱13から計数情報を受信したか否かを判断する。ここで、計数情報を受信していない場合には(S550:NO)、S580に移行する。一方、計数情報を受信した場合には(S550:YES)、S560にて、受信した計数情報を計数情報記憶バッファB2に記憶する。但し、同一の箱識別情報を有する計数情報が既に計数情報記憶バッファB2内に記憶されている場合には、受信した計数情報を記憶しない。その後S570にて、計数情報記憶バッファB2に記憶された全ての計数情報から検出重量値を抽出して、抽出した検出重量値の総和(以降、受信重量総和値とも称す)を計算して、S580に移行する。
そしてS580に移行すると、計数開始ボタン34が押下されたか否かを判断する。ここで、計数開始ボタン34が押下されていない場合には(S580:NO)、計数処理を終了する。一方、計数開始ボタン34が押下された場合には(S580:YES)、S590にて、S570で計算された受信重量総和値が予め設定された計数開始判定値(本実施形態では、例えば、収容箱2箱分のメダルの重量に相当する値)以上であるか否かを判断する。
ここで、受信重量総和値が計数開始判定値以上である場合には(S590:YES)、S600にて、店員を当該ジェットカウンタ11に呼び出すための店員呼出指令を管理装置17へ送信する。尚、この店員呼出指令には、当該ジェットカウンタ11が設置されている遊技機島3の遊技機島番号を示す遊技機島番号情報が付与されている。
更にS610にて、店員呼出表示指令を表示部33へ出力する。これにより、表示部33は店員呼出表示を行う。その後S620にて、計数前店員呼出中フラグF2をセットするとともに、待機中フラグF1をクリアして、計数処理を終了する。
またS590にて、受信重量総和値が計数開始判定値未満である場合には(S590:NO)、S630にて、蓋開放指令を蓋駆動部124へ出力する。これにより、蓋32がメダル投入口31を開放する(図4(b)参照)。その後S640にて、低レベル計数中フラグF3をセットするとともに、待機中フラグF1をクリアして、計数処理を終了する。
そしてS650に移行すると、計数前店員呼出中フラグF2がセットされているか否かを判断する。ここで、計数前店員呼出中フラグF2がセットされていない場合には(S650:NO)、S700に移行する。一方、計数前店員呼出中フラグF2がセットされている場合には(S650:YES)、S660にて、店員携帯端末15からの店員確認信号を赤外線受光部36が受信したか否かを判断する。ここで、店員確認信号を受信していない場合には(S660:NO)、計数処理を終了する。
一方、店員確認信号を受信した場合には(S660:YES)、S670にて、店員呼出表示中止指令を表示部33へ出力する。これにより、表示部33は店員呼出表示を中止する。更にS680にて、蓋開放指令を蓋駆動部124へ出力する。これにより、蓋32がメダル投入口31を開放する。その後S690にて、高レベル計数中フラグF4をセットするとともに、計数前店員呼出中フラグF2をクリアして、計数処理を終了する。
そしてS700に移行すると、低レベル計数中フラグF3がセットされているか否かを判断する。ここで、低レベル計数中フラグF3がセットされていない場合には(S700:NO)、S790に移行する。一方、低レベル計数中フラグF3がセットされている場合には(S700:YES)、S710にて、計数部122から入力されるカウンタ計数値情報を取得し、S720にて、このカウンタ計数値情報が付与された計数値表示指令を表示部33へ出力する。これにより、表示部33は現時点におけるメダル計数値を表示する。
その後S730にて、計数部122での計数が終了したか否かを判断する。尚、ここでは例えば、カウンタ計数値情報により示される計数値が予め設定された所定終了判定時間(例えば、5秒)の間変動しなかった場合に、計数が終了したと判断する。
そして、計数が終了していない場合には(S730:NO)、計数処理を終了する。一方、計数が終了した場合には(S730:YES)、S740にて、S710で取得したカウンタ計数値情報により示される計数値が、少量の計数において計数値が不正に操作されたか否かを判定するために予め設定された低レベル計数判定値(本実施形態では、例えば、収容箱3箱分のメダルに相当する値)以上であるか否かを判断する。
ここで、計数値が低レベル計数判定値未満の場合には(S740:NO)、S780にて、終了処理中フラグF7をセットするとともに、低レベル計数中フラグF3をクリアして、計数処理を終了する。
一方、計数値が低レベル計数判定値以上である場合には(S740:YES)、S750にて、店員呼出指令を管理装置17へ送信する。更にS760にて、店員呼出表示指令を表示部33へ出力する。これにより、表示部33は店員呼出表示を行う。その後S770にて、計数後店員呼出中フラグF6をセットするとともに、低レベル計数中フラグF3をクリアして、計数処理を終了する。
そしてS790に移行すると、高レベル計数中フラグF4がセットされているか否かを判断する。ここで、高レベル計数中フラグF4がセットされていない場合には(S790:NO)、S850に移行する。一方、高レベル計数中フラグF4がセットされている場合には(S790:YES)、S800にて、計数部122から入力されるカウンタ計数値情報を取得し、S810にて、このカウンタ計数値情報が付与された計数値表示指令を表示部33へ出力する。これにより、表示部33は現時点におけるメダル計数値を表示する。
その後S820にて、S730と同様にして、計数部122での計数が終了したか否かを判断する。ここで、計数が終了していない場合には(S820:NO)、計数処理を終了する。一方、計数が終了した場合には(S820:YES)、S830にて、計数情報記憶バッファB2に記憶された計数情報から箱側記憶台番号情報を抽出し、この箱側記憶台番号情報により示される台番号に対応した交換数を示す交換数情報の送信を要求する交換数要求指令を管理装置17へ送信する。更にS840にて、計数判定中フラグF5をセットするとともに、高レベル計数中フラグF4をクリアして、計数処理を終了する。
そしてS850に移行すると、計数判定中フラグF5がセットされているか否かを判断する。ここで、計数判定中フラグF5がセットされていない場合には(S850:NO)、S920に移行する。一方、計数判定中フラグF5がセットされている場合には(S850:YES)、S860にて、管理装置17から交換数情報を受信したか否かを判断する。
ここで、交換数情報を受信していない場合には(S860:NO)、計数処理を終了する。一方、交換数情報を受信した場合には(S860:YES)、S870にて、S710で取得したカウンタ計数値情報により示される計数値と、受信した交換数情報により示される交換数値との差(以降、計数交換差数と称す)が、多量の計数において計数値が不正に操作されたか否かを判定するために予め設定された高レベル計数判定値(本実施形態では、例えば、メダル50枚に相当する値)未満であるか否かを判断する。
ここで、計数交換差数が高レベル計数判定値未満である場合には(S870:YES)、S880にて、終了処理中フラグF7をセットするとともに、計数判定中フラグF5をクリアして、計数処理を終了する。一方、計数交換差数が高レベル計数判定値以上である場合には(S870:NO)、S890にて、店員呼出指令を管理装置17へ送信する。更にS900にて、店員呼出表示指令を表示部33へ出力する。これにより、表示部33は店員呼出表示を行う。その後S910にて、計数後店員呼出中フラグF6をセットするとともに、計数判定中フラグF5をクリアして、計数処理を終了する。
そしてS920に移行すると、計数後店員呼出中フラグF6がセットされているか否かを判断する。ここで、計数後店員呼出中フラグF6がセットされていない場合には(S920:NO)、S960に移行する。一方、計数後店員呼出中フラグF6がセットされている場合には(S920:YES)、S930にて、店員携帯端末15からの店員確認信号を赤外線受光部36が受信したか否かを判断する。ここで、店員確認信号を受信していない場合には(S930:NO)、計数処理を終了する。
一方、店員確認信号を受信した場合には(S930:YES)、S940にて、店員呼出表示中止指令を表示部33へ出力する。これにより、表示部33は店員呼出表示を中止する。その後S950にて、終了処理中フラグF7をセットするとともに、計数後店員呼出中フラグF6をクリアして、計数処理を終了する。
そしてS960に移行すると、終了処理中フラグF7がセットされているか否かを判断する。ここで、終了処理中フラグF7がセットされていない場合には(S960:NO)、計数処理を終了する。一方、終了処理中フラグF7がセットされている場合には(S960:YES)、S970にて、蓋閉鎖指令を蓋駆動部124へ出力する。これにより、蓋32がメダル投入口31を閉鎖する(図4(a)参照)。そしてS980にて、発券指令を発券部123へ出力する。これにより、発券部123は計数券を発行する。
その後S990にて、計数値リセット指令を計数部122へ出力する。これにより、計数部122は計数値を0にリセットする。更にS1000にて、計数情報記憶バッファB2に記憶された計数情報から箱側記憶台番号情報を抽出し、この箱側記憶台番号情報により示される台番号に対応した交換数を0にするための交換数リセット指令を管理装置17へ送信する。
またS1010にて、計数情報記憶バッファB2に記憶された計数情報を全て消去し、S1020にて、待機中表示指令を表示部33へ出力する。これにより、表示部33は、待機中表示を行う。その後S1030にて、待機中フラグF1をセットするとともに、終了処理中フラグF7をクリアして、計数処理を終了する。
次に、管理装置17のCPU131が実行する管理処理の手順を、図14を用いて説明する。図14は管理処理を表すフローチャートである。尚、この管理処理は、CPU131が起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
この管理処理が実行されると、CPU131は、まずS1110にて、報知装置7からセーフ情報またはアウト情報を受信したか否かを判断する。ここで、セーフ情報及びアウト情報を受信していない場合には(S1110:NO)、S1130に移行する。一方、セーフ情報またはアウト情報を受信した場合には(S1110:YES)、S1120にて、該当する台番号の交換数を更新して、S1130に移行する。
即ちS1120では、セーフ情報を受信した場合には、受信したセーフ情報から島側記憶台番号情報を抽出し、この島側記憶台番号情報により示される台番号に対応した交換数を1加算した状態で、交換数リスト133aを更新する。一方、アウト情報を受信した場合には、受信したアウト情報から島側記憶台番号情報を抽出し、この島側記憶台番号情報により示される台番号に対応した交換数を1減算した状態で、交換数リスト133aを更新する。
そしてS1130に移行すると、ジェットカウンタ11から交換数リセット指令を受信したか否かを判断する。ここで、交換数リセット指令を受信していない場合には(S1130:NO)、S1150に移行する。一方、交換数リセット指令を受信した場合には(S1130:YES)、S1140にて、交換数リセット指令が示す箱側記憶台番号情報により示される台番号に対応した交換数を0にした状態で、交換数リスト133aを更新し、S1150に移行する。
そしてS1150に移行すると、ジェットカウンタ11から交換数要求指令を受信したか否かを判断する。ここで、交換数要求指令を受信していない場合には(S1150:NO)、S1170に移行する。一方、交換数要求指令を受信した場合には(S1150:YES)、S1160にて、交換数要求指令が示す箱側記憶台番号情報により示される台番号に対応した交換数を示す交換数情報をジェットカウンタ11へ送信して、S1170に移行する。
そしてS1170に移行すると、報知装置7から不正発見情報を受信したか否かを判断する。ここで、不正発見情報を受信していない場合には(S1170:NO)、S1190に移行する。一方、不正発見情報を受信した場合には(S1170:YES)、S1180にて、受信した不正発見情報から島側記憶台番号情報を抽出し、この島側記憶台番号情報により示される台番号に対応したスロット機5が設置された遊技機島3が備える代表ランプ9へ不正報知用発光指令を送信する。これにより、代表ランプ9は不正報知用発光を行う。
そしてS1190に移行すると、ジェットカウンタ11から店員呼出指令を受信したか否かを判断する。ここで、店員呼出指令を受信していない場合には(S1190:NO)、管理処理を終了する。一方、店員呼出指令を受信した場合には(S1190:YES)、S1200にて、受信した店員呼出指令から遊技機島番号情報を抽出し、この遊技機島番号情報により示される遊技機島番号に対応した代表ランプ9へ呼出報知用発光指令を送信する。これにより、代表ランプ9は呼出報知用発光を行う。そして、管理処理を終了する。
このように構成された遊技場管理システム1では、遊技機島3に備えられたスロット機5毎に設置された報知装置7は、対応するスロット機5を特定するための台番号情報を送信する(S220)。そして収容箱13が報知装置7の筐体51の上面(以降、遊技中取扱可能位置とも称す)に載置されると、この収容箱13に備えられたRFタグ27が、この遊技中取扱可能位置に対応したスロット機5に設置されている報知装置7が送信した台番号情報を受信する。すると、収容箱13に備えられた透明ELディスプレイ25が、RFタグ27が受信した台番号情報により示される台番号を表示する。また、検出重量値が記憶判定値以上の場合には、透明ELディスプレイ25が表示する台番号の変更が禁止される(S20)。
即ち、収容箱13の収容部21に収容されたメダルの総重量が記憶判定値未満の状態(例えば、空(カラ)の状態)で収容箱13を遊技中取扱可能位置に移動させると、収容箱13は、この遊技中取扱可能位置に対応したスロット機5を特定するための台番号を表示する。つまり収容箱13は、この収容箱13が配置される遊技中取扱可能位置に対応したスロット機5に応じて、台番号を変化させて表示する。
このため店員は、遊技場内に複数用意されている収容箱13の中から任意の収容箱13を選択して、スロット機5に配置することができる。従って台番号と一致する箱番号が付された収容箱13を探したりする作業や、収容箱13をスロット機5毎に配置する際にスロット機5の台番号と収容箱13の箱番号との一致を確認する作業を省略できる分、店員の作業効率を向上できる。
また、例えば遊技客が、収容箱13の収容部21に収容されたメダルの総重量が記憶判定値以上の状態(例えば、半箱分の遊技媒体が収容された状態)で収容箱13を、或るスロット機5(以降、移動前スロット機と称す)に対応した遊技中取扱可能位置から、他のスロット機5(以降、移動後スロット機と称す)に対応した遊技中取扱可能位置に移動させると、収容箱13の透明ELディスプレイ25は、移動後スロット機を示す台番号ではなく、移動前スロット機を示す台番号を表示し続ける。
そこで、遊技場内を巡回する店員が、スロット機5の近傍に取り付けられた表示プレート19が示す台番号と、このスロット機5で遊技している客により使用されている収容箱13が表示している台番号とを比較し、両者が一致していない場合に、この遊技客は不正な台移動を行ったと判断できる。つまり、収容箱13に箱番号を印字した場合と同様の方法で、不正な台移動を発見できる。
従って、店員の作業効率を低下させることなく、遊技客による不正な台移動を防止できる。
また透明ELディスプレイ25は、透明な表示面を有しているので、収容箱13の側面に取り付けても、収容箱13の側面からメダルの量を確認できる。
また透明ELディスプレイ25は、透明な表示面を有しているので、収容箱13の側面に取り付けても、収容箱13の側面からメダルの量を確認できる。
また、収容箱13の収容部21に収容されたメダルの総重量が表示判定値未満の場合には、透明ELディスプレイ25は表示を行わない。このため、透明ELディスプレイ25が常時表示する場合と比べて、透明ELディスプレイ25が表示することによる電力消費を抑制できる。
また、収容箱13に備えられたRFタグ27は、受信した台番号情報を記憶する(S30)。また収容箱13は、検出重量値が記憶判定値以上の場合には、受信した台番号情報の記憶を禁止する(S20)。そして収容箱13に備えられたRFタグ27は、記憶された台番号情報を送信する(S60)。また、遊技機島3に備えられたスロット機5毎に設置された報知装置7(タグリーダ90)は、設置されたスロット機5に対応した遊技中取扱可能位置に位置する収容箱13が備えるRFタグ27が台番号情報を送信すると、この台番号情報を受信する。そして、遊技機島3に備えられた報知装置7は、この報知装置7に対応したスロット機5と、この報知装置7が受信した台番号情報により特定されるスロット機5とが異なる場合に、この旨を報知する(S320,S330,S340)。
即ち、収容箱13の収容部21に収容されたメダルの総重量が記憶判定値未満の状態(例えば、空(カラ)の状態)で収容箱13を遊技中取扱可能位置に移動させると、この収容箱13は、この遊技中取扱可能位置に対応した遊技機の台番号情報を記憶する。つまり、この遊技中取扱可能位置に対応したスロット機5と、このスロット機5の報知装置7が受信する台番号情報により特定されるスロット機5とが一致するため、報知装置7は報知を行わない。
一方、収容箱13の収容部21に収容されたメダルの総重量が記憶判定値以上の状態で収容箱13を、或るスロット機5(移動前スロット機)に対応した遊技中取扱可能位置から、他のスロット機5(移動後スロット機)に対応した遊技中取扱可能位置に移動させると、この収容箱13は、移動後スロット機の報知装置7から送信された台番号情報を受信しても、この台番号情報の記憶を禁止する。従って、移動後スロット機と、この移動後スロット機の報知装置7が受信する台番号情報により特定されるスロット機5とが不一致となるため、報知装置7は報知を行う。つまり遊技場管理システム1側で不正な台移動を発見し、その旨を報知する。
従って、店員が遊技場内を巡回して順次、スロット機5に付された台番号と、収容箱13が表示する台番号との一致を確認するという上述の方法よりも、不正な台移動を迅速に発見できる。
また報知装置7では、LCD52が表示することにより報知するため、不正な台移動であることを文字や画像で明確に報知できる。
また報知装置7では、スピーカ53が音声を出力することにより報知する。このため、不正な台移動が発見された遊技機(以降、不正発見台と称す)に対応した報知装置7のスピーカ53が音声を出力すると、この不正発見台の周辺で遊技をしている遊技客も、この音声を聞いて、不正な台移動が行われたことを知ることができる。従って、店員がこの不正発見台に遅れて駆け付けて、不正な台移動を行った客(以降、不正移動客と称す)が立ち去った後でも、周辺の遊技客がこの不正移動客の顔等を見ている可能性が高くなる。このため、不正移動客を特定し易くなる。
また報知装置7では、スピーカ53が音声を出力することにより報知する。このため、不正な台移動が発見された遊技機(以降、不正発見台と称す)に対応した報知装置7のスピーカ53が音声を出力すると、この不正発見台の周辺で遊技をしている遊技客も、この音声を聞いて、不正な台移動が行われたことを知ることができる。従って、店員がこの不正発見台に遅れて駆け付けて、不正な台移動を行った客(以降、不正移動客と称す)が立ち去った後でも、周辺の遊技客がこの不正移動客の顔等を見ている可能性が高くなる。このため、不正移動客を特定し易くなる。
また遊技場管理システム1側で不正な台移動を発見すると、代表ランプ9が点灯する。このため、待機中の店員は、遊技場管理システム1側で不正な台移動を発見したことに気付き易くなり、不正発見台のもとへ迅速に駆け付けることができる。
また、報知装置7が報知を行うと、不正発見情報を管理装置17へ送信する(S340)。このため、不正な台移動が発見されたことを、当該遊技機島3の外部(本実施形態では、管理装置17)に知らせることができる。
またRFタグ27は、タグリーダ90からの無線による送信電力により起動して、台番号情報等を無線送信するため、無線送信するための電源を収容箱13側に設ける必要がなくなる。即ち、収容箱13を軽量化できる。
またジェットカウンタ11では、このジェットカウンタ11に備えられたタグリーダ42が、載置部40に載置された収容箱13のRFタグ27から、計数情報を読み取る。そして、読み取った計数情報から検出重量値を抽出して、抽出した検出重量値の総和(受信重量総和値)を計算する(S570)。その後、この受信重量総和値が計数開始判定値(本実施形態では、収容箱2箱分)以上である場合には(S590:YES)、店員呼出指令を管理装置17へ送信して(S600)、店員を当該ジェットカウンタ11に呼び出す。一方、受信重量総和値が計数開始判定値未満の場合には(S590:NO)、蓋開放指令を蓋駆動部124へ出力して(S630)、メダル投入口31を開放する。
即ち、収容箱13に収容されたメダルの総重量が計数開始判定値以上の場合には、メダルをメダル投入口31に投入する作業(以降、メダル投入作業と称す)を店員に行わせ、メダルの総重量が計数開始判定値未満の場合には、遊技客自身にメダル投入作業を行わせる。
従って、メダルの総重量に関わらず必ず店員がメダル投入作業をする場合よりも、店員の負担を低減することができる。
また、計数値が低レベル計数判定値以上である場合(S740:YES)、または計数交換差数が高レベル計数判定値以上である場合には(S870:NO)、店員呼出指令を管理装置17へ送信して(S750,S890)、店員を当該ジェットカウンタ11に呼び出す。
また、計数値が低レベル計数判定値以上である場合(S740:YES)、または計数交換差数が高レベル計数判定値以上である場合には(S870:NO)、店員呼出指令を管理装置17へ送信して(S750,S890)、店員を当該ジェットカウンタ11に呼び出す。
このため、ジェットカウンタ11のよって計数されたメダルの計数値を不正に増加させるという行為(以降、計数不正行為と称す)を遊技客が行った場合には、ジェットカウンタ11側でこの計数不正行為を発見して、迅速に店員を呼び出すことができる。従って、計数不正行為を防止できる。
以上説明した実施形態において、収容箱13は本発明における遊技媒体収容箱、スロット機5は本発明における遊技機、S220の処理は本発明における島側情報送信手段、受信回路67及びアンテナ70は本発明における箱側情報受信手段、S40,S100の処理、表示駆動回路71及び透明ELディスプレイ25は本発明における箱側報知手段、重量センサ23bは本発明における遊技媒体重量計測手段、S20の処理は本発明における報知変更禁止手段、透明ELディスプレイ25は本発明における透明表示手段、台番号情報は本発明における遊技機特定情報、報知装置7の筐体51の上面に収容箱13が載置される位置は本発明における遊技中取扱可能位置、記憶判定値は本発明における第1所定判定値である。
また、S90及びS110の処理は本発明における重量報知禁止手段、S30の処理は本発明における情報記憶手段、S20の処理は本発明における情報記憶禁止手段、S60の処理は本発明における箱側情報送信手段、タグリーダ90は本発明における島側情報受信手段、S320の処理とLCD駆動回路88とLCD52,S330の処理とスピーカ駆動回路89とスピーカ53,S340及びS1170の処理と代表ランプ9は島側報知手段、表示判定値は本発明における第2所定判定値である。
また、LCD52は本発明における画像表示手段、スピーカ53は本発明における音声出力手段、代表ランプ9は本発明における島端発光手段、S340の処理は本発明における情報出力手段である。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態においては、RFタグとタグリーダとの間で無線通信するものを示したが、無線通信することが可能であれば、どのような構成を用いてもよい。例えば、赤外線信号を用いて無線通信するようにしてもよい。
例えば上記実施形態においては、RFタグとタグリーダとの間で無線通信するものを示したが、無線通信することが可能であれば、どのような構成を用いてもよい。例えば、赤外線信号を用いて無線通信するようにしてもよい。
また上記実施形態においては、遊技場管理システム1を、スロット機を設置した遊技機島に適用したが、パチンコ機など、他の種類の遊技機が設置された遊技機島に適用してもよい。
1…遊技場管理システム、3…遊技機島、5…スロット機、7…報知装置、9…代表ランプ、11…ジェットカウンタ、13…収容箱、15…店員携帯端末、17…管理装置、18…呼出ボタンユニット、19…表示プレート、21…収容部、21a…長手方向側面板、21b…短手方向側面板、21c…把持部、21d…底面板、23…計量部、23a…載置板、23b…重量センサ、25…透明ELディスプレイ、27…RFタグ、30…メダル計数部、31…メダル投入口、32…蓋、33…表示部、34…計数開始ボタン、35…発券口、36…赤外線受光部、40…載置部、41…載置台、42…タグリーダ、51…筐体、52…LCD、53…スピーカ、61…CPU、62…ROM、63…RAM、64…EEPROM、65…入出力部、66…バス、67…受信回路、68…送信回路、69…電源回路、70…アンテナ、71…表示駆動回路、80…報知装置制御部、81…CPU、82…ROM、83…RAM、84…EEPROM、85…入出力部、86…バス、87…通信部、88…LCD駆動回路、89…スピーカ駆動回路、90…タグリーダ、91…CPU、92…ROM、93…RAM、94…EEPROM、95…入出力部、96…バス、97…受信回路、98…送信回路、99…アンテナ、110…カウンタ制御部、111…CPU、112…ROM、113…RAM、114…EEPROM、115…入出力部、116…バス、121…通信部、122…計数部、123…発券部、124…蓋駆動部、131…CPU、132…ROM、133…RAM、134…EEPROM、135…入出力部、136…バス、137…通信部。
Claims (12)
- 遊技客が遊技機で遊技することにより獲得した遊技媒体を収容する収納部を有する遊技媒体収容箱と、複数の遊技機が配置された遊技機島とを備えた遊技場内で用いられる遊技場管理システムであって、
前記遊技機島は、
この遊技機島に備えられた遊技機毎に設置され、対応する遊技機を特定するための遊技機特定情報を送信する島側情報送信手段を備え、
前記遊技媒体収容箱は、
遊技機で遊技中の遊技客によって取り扱い可能に当該遊技媒体収容箱が配置される位置を遊技中取扱可能位置とし、更に当該遊技媒体収容箱が前記遊技中取扱可能位置に位置している場合に遊技客がこの遊技媒体収容箱を取り扱い可能な状態で遊技できる遊技機を受信対象遊技機として、当該遊技媒体収容箱が前記遊技中取扱可能位置に位置すると、この遊技中取扱可能位置に対応した受信対象遊技機に設置されている前記島側情報送信手段が送信した遊技機特定情報を受信する箱側情報受信手段と、
前記箱側情報受信手段が受信した遊技機特定情報により示される遊技機を特定するための情報である報知用遊技機特定情報を報知する箱側報知手段と、
この遊技媒体収容箱の収納部に収容された遊技媒体の総重量を計測する遊技媒体重量計測手段と、
前記遊技媒体重量計測手段が計測した重量計測結果により示される重量が予め設定された第1所定判定値以上の場合には、前記箱側報知手段が報知する前記報知用遊技機特定情報の変更を禁止する報知変更禁止手段と、を備える、
ことを特徴とする遊技場管理システム。 - 前記箱側報知手段は、
透明な表示面を有し、この表示面に画像を表示する透明表示手段である、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技場管理システム。 - 前記遊技媒体重量計測手段が計測した重量計測結果により示される重量が予め設定された第2所定判定値以下の場合には、前記箱側報知手段の動作を禁止する重量報知禁止手段を備える、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技場管理システム。 - 前記遊技媒体収容箱は、
前記箱側情報受信手段が受信した遊技機特定情報を記憶する情報記憶手段と、
前記遊技媒体重量計測手段が計測した重量計測結果により示される重量が前記第1所定判定値以上の場合には、前記情報記憶手段の動作を禁止する情報記憶禁止手段と、
前記情報記憶手段に記憶された遊技機特定情報を送信する箱側情報送信手段と、を備え、
前記遊技機島は、
この遊技機島に備えられた遊技機毎に設置され、設置された遊技機に対応した前記遊技中取扱可能位置に位置する遊技媒体収容箱が備える前記箱側情報送信手段が前記遊技機特定情報を送信すると、この遊技機特定情報を受信する島側情報受信手段と、
前記箱側情報送信手段により送信された遊技機特定情報を受信した島側情報受信手段を報知対象受信手段とし、この報知対象受信手段に対応した遊技機と、この報知対象受信手段が受信した遊技機特定情報により特定される遊技機とが異なる場合に、この旨を報知する島側報知手段と、を備える、
ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の遊技場管理システム。 - 遊技客が遊技機で遊技することにより獲得した遊技媒体を収容する収納部を有する遊技媒体収容箱と、複数の遊技機が配置された遊技機島とを備えた遊技場内で用いられる遊技場管理システムであって、
前記遊技機島は、
この遊技機島に備えられた遊技機毎に設置され、対応する遊技機を特定する遊技機特定情報を送信する島側情報送信手段と、
この遊技機島に備えられた遊技機毎に設置され、遊技機で遊技中の遊技客が前記遊技媒体収容箱を取り扱い可能な位置である遊技中取扱可能位置に前記遊技媒体収容箱が位置している場合に、この遊技媒体収容箱から送信された遊技機特定情報を受信する島側情報受信手段と、
前記遊技媒体収容箱から送信された遊技機特定情報を受信した島側情報受信手段を報知対象受信手段とし、この報知対象受信手段に対応した遊技機と、この報知対象受信手段が受信した遊技機特定情報により特定される遊技機とが異なる場合に、この旨を報知する島側報知手段と、を備え、
前記遊技媒体収容箱は、
当該遊技媒体収容箱が前記遊技中取扱可能位置に位置している場合に遊技客がこの遊技媒体収容箱を取り扱い可能な状態で遊技できる遊技機を受信対象遊技機とし、当該遊技媒体収容箱が前記遊技中取扱可能位置に位置すると、この遊技中取扱可能位置に対応した受信対象遊技機に設置されている島側情報送信手段が送信した遊技機特定情報を受信する箱側情報受信手段と、
前記箱側情報受信手段が受信した遊技機特定情報を記憶する情報記憶手段と、
この遊技媒体収容箱の収納部に収容された遊技媒体の総重量を計測する遊技媒体重量計測手段と、
前記遊技媒体重量計測手段が計測した重量計測結果により示される重量が予め設定された第1所定判定値以上の場合には、前記情報記憶手段の動作を禁止する情報記憶禁止手段と、
前記情報記憶手段に記憶された遊技機特定情報を送信する箱側情報送信手段と、を備える、
ことを特徴とする遊技場管理システム。 - 前記島側報知手段は、
遊技機島に備えられた遊技機毎に設置され、画像を表示することにより報知する画像表示手段である、
ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の遊技場管理システム。 - 前記島側報知手段は、
遊技機島に備えられた遊技機毎に設置され、音声を出力することにより報知する音声出力手段である、
ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の遊技場管理システム。 - 前記島側報知手段は、
前記遊技機島の左右両端に設けられ、発光することにより報知する島端発光手段である、
ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の遊技場管理システム。 - 前記島側報知手段が報知を行うと、この旨を示す島側報知中情報を出力する情報出力手段を備える、
ことを特徴とする請求項4〜請求項8の何れかに記載の遊技場管理システム。 - 前記箱側情報受信手段、前記情報記憶手段及び前記箱側情報送信手段はRFタグを構成し、
前記島側情報送信手段及び前記島側情報受信手段はRFタグリーダを構成する、
ことを特徴とする請求項4〜請求項9の何れかに記載の遊技場管理システム。 - 複数の遊技機が配置された遊技機島内において、この遊技機島に備えられた複数の遊技機毎に設置され、対応する遊技機を特定するための遊技機特定情報を送信する島側情報送信手段を備えた遊技場内で用いられ、遊技客が遊技機で遊技することにより獲得した遊技媒体を収容する収納部を有する遊技媒体収容箱であって、
遊技機で遊技中の遊技客によって取り扱い可能に当該遊技媒体収容箱が配置される位置を遊技中取扱可能位置とし、更に当該遊技媒体収容箱が前記遊技中取扱可能位置に位置している場合に遊技客がこの遊技媒体収容箱を取り扱い可能な状態で遊技できる遊技機を受信対象遊技機として、当該遊技媒体収容箱が前記遊技中取扱可能位置に位置すると、この遊技中取扱可能位置に対応した受信対象遊技機に設置されている島側情報送信手段が送信した遊技機特定情報を受信する箱側情報受信手段と、
前記箱側情報受信手段が受信した遊技機特定情報により示される遊技機を特定するための情報である報知用遊技機特定情報を報知する箱側報知手段と、
この遊技媒体収容箱の収納部に収容された遊技媒体の総重量を計測する遊技媒体重量計測手段と、
前記遊技媒体重量計測手段が計測した重量計測結果により示される重量が予め設定された第1所定判定値以上の場合には、前記箱側報知手段が報知する前記報知用遊技機特定情報の変更を禁止する報知変更禁止手段と、を備える、
ことを特徴とする遊技媒体収容箱。 - 請求項11に記載の遊技媒体収容箱を備える遊技場内に設置され、複数の遊技機が配置される遊技機島であって、
この遊技機島に備えられた遊技機毎に設置され、対応する遊技機を特定するための遊技機特定情報を送信する島側情報送信手段を備える、
ことを特徴とする遊技機島。
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JP2005176362A JP2006346168A (ja) | 2005-06-16 | 2005-06-16 | 遊技場管理システム、遊技媒体収容箱及び遊技機島 |
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JP2005176362A Pending JP2006346168A (ja) | 2005-06-16 | 2005-06-16 | 遊技場管理システム、遊技媒体収容箱及び遊技機島 |
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---|---|---|---|---|
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2005
- 2005-06-16 JP JP2005176362A patent/JP2006346168A/ja active Pending
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