JP4736559B2 - 遊技機島用報知システム、遊技機島及び遊技媒体収容箱 - Google Patents

遊技機島用報知システム、遊技機島及び遊技媒体収容箱 Download PDF

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Description

本発明は、遊技客により獲得された遊技媒体が搬送中であることを報知する遊技機島用報知システム、遊技機島及び遊技媒体収容箱に関する。
従来より、パチンコ機,スロット機などの遊技機は一般的に、遊技結果に応じて予め設定された数の遊技媒体(パチンコ機の場合には遊技球、スロット機の場合には遊技メダル)を遊技客に払い出すとともに、払い出された遊技媒体を遊技機に設けられた受け皿に貯留するように構成されている。
そして大当たり発生時のように、受け皿に貯留しきれない数の遊技媒体が遊技機から払い出される場合には、遊技客は、遊技場内で予め用意された貯留箱(いわゆるドル箱)に遊技媒体を排出し、この貯留箱内に遊技媒体を貯留する。その後、遊技を終了する場合に遊技客は、貯留箱に貯留した遊技媒体の数を遊技場内に設置された計数器で計数するために、この貯留箱を計数器が設置された場所まで運ぶ。
この時、運ぶべき貯留箱の数が多い(例えば貯留箱3箱以上)場合には通常、多数(例えば10個程度)の貯留箱を一度に載置可能な台車に、運ぶべき貯留箱を全て載せて計数器まで搬送する。
尚、メロディー等の音声を出力させる音声出力装置、またはネオン等を発光させる発光装置を備え、貯留箱を載せて計数器まで搬送している最中に、この音声出力装置や発光装置を作動させるようにした台車が知られている(例えば、特許文献1参照。)。即ち、貯留箱を搬送している遊技客は、メロディーやネオン等によって、貯留箱を搬送中であることを他の遊技客に知らせることができる。そして、このメロディーやネオン等に気付いて、貯留箱搬送中の遊技客が近くにいることを知った遊技客は、搬送中の貯留箱を視認することによって、貯留箱搬送中の遊技客がどの程度の数の遊技媒体を獲得したかを知ることができる。つまり、多くの遊技媒体を獲得した遊技客は、他の遊技客に対して自慢できることになる。このため、多くの遊技媒体を獲得するほど喜びが増し、遊技客の遊技意欲を向上させることができる。
実用新案登録第3027140号公報
ところで、貯留箱搬送中の台車から行われる報知を遊技中の遊技客に気付かせ易くするには、大音量または高輝度での報知を行うようにするとよい。しかし大音量または高輝度での報知は大電力を消費するため、台車に設置される電源の大重量化、つまり台車全体の大重量化に繋がる。そして台車が大重量化すると、台車の移動に更に労力を要するようになり、店員や遊技客にとって負担になってしまう。
更に、台車からメロディーなどの音声を発しても、遊技場内の大音量(例えば、遊技場内で流れるBGMや、遊技機から発せられる効果音)が邪魔になって、他の遊技客に気付かれ難いという問題があった。またネオン等を点灯させても、貯留箱を搬送する際には、遊技をしている遊技客の後ろ側を通過するため、他の遊技客に気付かせ難いという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、或る遊技客により獲得された遊技媒体が搬送中であることを報知する際に、他の遊技客が気付き易い報知を可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、遊技客が遊技機で遊技することにより獲得した遊技媒体を収容する遊技媒体収容箱を備えた遊技場内で用いられ、複数の遊技機が配置された遊技機島内において報知を行う遊技機島用報知システムであって、遊技機島に取り付けられて、視覚または聴覚によって識別可能に報知を行う報知手段と、遊技媒体収容箱が予め設定された所定移動経路上に位置することを検出する箱検出手段と、箱検出手段による検出結果に基づいて、遊技媒体収容箱が、予め設定された所定移動経路上を移動中であるか否かを判断する箱移動中判断手段と、遊技媒体収容箱が所定移動経路上を移動中であると箱移動中判断手段が判断すると、予め設定された所定報知態様で報知手段に報知を行わせる報知制御手段とを備えることを特徴とする。
このように構成された遊技機島用報知システムでは、箱検出手段が、遊技媒体収容箱が予め設定された所定移動経路上に位置することを検出し、箱移動中判断手段が、予め設定された所定移動経路上を遊技媒体収容箱が移動中であるか否かを判断する。そして報知制御手段は、遊技媒体収容箱が所定移動経路上を移動中であると箱移動中判断手段が判断すると、遊技機島に取り付けられた報知手段に所定報知態様で報知を行わせる。
つまり、遊技媒体収容箱が所定移動経路上を移動すると、遊技機島側で報知が行われる。従って、報知のための電力を供給する電源(以降、報知用電源とも称す)を遊技機島側に設けることができる。即ち、報知用電源を大重量化しても、遊技媒体収容箱や、この遊技媒体収容箱を載置して搬送する台車である遊技媒体搬送台車の重量が大きくなるわけではないので、遊技客や店員が遊技媒体収容箱を搬送する際に負担にならない。従って、遊技客に容易に気付かせるための、大電力を消費する報知(大音量または高輝度の報知など)を、容易に実現することができる。
更に、運ぶべき遊技媒体収容箱の数が少ない(例えば貯留箱3箱未満)場合には、遊技媒体搬送台車を用いることなく、遊技媒体収容箱を直接持ち上げて運ぶ店員や遊技客がいる。このような場合においても、遊技媒体収容箱の搬送中に他の遊技客に気付かせるための報知を行うことができる。
また請求項1に記載の遊技機島用報知システムでは、請求項2に記載のように、箱検出手段が、所定移動経路上に遊技媒体収容箱が位置することを検出するとともに、箱移動中判断手段が、所定移動経路上を遊技媒体収容箱が移動中であるか否かを判断するために、具体的には、箱検出手段は、遊技媒体収容箱に取り付けられ、無線信号を送信する無線信号送信手段と、遊技機島内において、この遊技機島の一端から他端に亘って一列に配置され、所定移動経路上に位置する遊技媒体収容箱が当該手段と対向する時に、この遊技媒体収容箱に取り付けられた無線信号送信手段から送信される無線信号を受信する複数の無線信号受信手段とから構成され、箱移動中判断手段は、複数の無線信号受信手段のうちの1つが無線信号送信手段からの無線信号を受信すると、この無線信号を受信した無線信号受信手段を基準無線信号受信手段として、この基準無線信号受信手段が無線信号を受信してから予め設定された所定経過時間内に、この基準無線信号受信手段に隣接する2つの無線信号受信手段の何れかが無線信号送信手段からの無線信号を受信した場合に、遊技媒体収容箱が所定移動経路上を移動中であると判断するようにするとよい。
このように構成された遊技機島用報知システムでは、請求項1と同様に、報知用電源を遊技機島側に設けることができるので、遊技客に容易に気付かせるための、大電力を消費する報知を、容易に実現することができる。また、遊技客や店員が遊技媒体収容箱を直接持ち上げて運ぶ場合においても、遊技媒体収容箱の搬送中に他の遊技客に気付かせるための報知を行うことができる。
ところで請求項2に記載の遊技機島用報知システムでは、無線信号送信手段に無線信号を常時送信させるようにしてもよい。しかし、この無線信号は、所定移動経路上を遊技媒体収容箱が移動中であるか否かを箱移動中判断手段に判断させるために必要なものであり、遊技媒体収容箱が静止している状態では無線信号を送信する必要はない。また無線信号を常時送信すると、無線信号を送信させるための電力を無駄に消費してしまう。
そこで請求項2に記載の遊技機島用報知システムでは、請求項3に記載のように、遊技媒体収容箱は、この遊技媒体収容箱の振動を検出する箱振動検出手段を備え、箱振動検出手段が遊技媒体収容箱の振動を未検出である場合には、この箱振動検出手段を備える遊技媒体収容箱に取り付けられた無線信号送信手段の動作を禁止する振動送信禁止手段を備えるようにするとよい。
このように構成された遊技機島用報知システムでは、遊技媒体収容箱が静止している状態においては、箱振動検出手段は遊技媒体収容箱の振動を検出しない。このため、無線信号送信手段は無線信号の送信を停止する。従って、無線信号を送信するための電力を無駄に消費することを抑制できる。
また、遊技媒体収容箱が所定移動経路から外れて位置している状態においても無線信号を送信する必要はない。
そこで請求項2に記載の遊技機島用報知システムでは、請求項4に記載のように、遊技媒体収容箱は、無線信号の送信を要求する送信要求指令を無線で受信する指令受信手段を備え、複数の無線信号受信手段は、所定移動経路上に位置する遊技媒体収容箱に備えられた指令受信手段が受信可能な送信要求指令を無線で送信する指令送信手段を備え、指令受信手段が送信要求指令を未受信である場合には、この指令受信手段を備える遊技媒体収容箱に取り付けられた無線信号送信手段の動作を禁止する受信送信禁止手段を備えるようにするとよい。
このように構成された遊技機島用報知システムでは、遊技媒体収容箱が所定移動経路上に位置する場合に、この遊技媒体収容箱が備える指令受信手段が送信要求指令を受信する。すると、この遊技媒体収容箱に取り付けられた無線信号送信手段が無線信号を送信する。一方、遊技媒体収容箱が所定移動経路から外れて位置している場合には、この遊技媒体収容箱が備える指令受信手段は送信要求指令を受信しないため、受信送信禁止手段は無線信号送信手段の動作を禁止する。このため、この遊技媒体収容箱に取り付けられた無線信号送信手段は無線信号を送信しない。
従って、遊技媒体収容箱が所定移動経路から外れて位置している場合には、無線信号送信手段は無線信号の送信を停止するため、無線信号を送信するための電力を無駄に消費することを抑制できる。
更に請求項4に記載の遊技機島用報知システムでは、請求項5に記載のように、無線信号送信手段は、指令受信手段と受信送信禁止手段を備え、この無線信号送信手段が取り付けられた遊技媒体収容箱の識別情報である箱識別情報を記憶し、この箱識別情報を無線信号とするRFタグであり、無線信号受信手段は、指令送信手段を備え、RFタグから送信される箱識別情報を無線信号とするRFタグリーダであるようにするとよい。
即ち、RFタグは一般的に、RFタグリーダからの無線による送信電力により起動して、予め記憶された識別情報を無線送信するものであるため、このように構成された遊技機島用報知システムでは、無線信号を送信するための電源を遊技媒体収容箱側に設ける必要がなくなる。即ち、遊技媒体収容箱を軽量化できる。
ところで遊技媒体収容箱は、未使用時には一般に、遊技場内に予め設けられた箱置き場にまとめて置かれている。そして大当たり発生時のように、遊技機の受け皿に貯留しきれない数の遊技媒体が遊技機から払い出される場合に遊技客は、払い出された遊技媒体を遊技機から排出するために、遊技場の店員を呼び出して、箱置き場から空の遊技媒体収容箱を持ってきてもらう。
即ち、店員が空の遊技媒体収容箱を遊技客の元に運ぶ際に(以降、空箱移動時とも称す)この遊技媒体収容箱が移動する経路(以降、空箱移動経路と称す)と所定移動経路とで重なっている部分がある場合には、箱移動中判断手段は、空箱移動時にも、遊技媒体収容箱が所定移動経路上を移動中であると判断して、この結果、報知手段で報知が行われる。
しかし本発明の目的は、或る遊技客により獲得された遊技媒体が搬送中であることを報知する際に、他の遊技客が気付き易い報知を可能とすることである。即ち、空箱移動時に報知手段が報知を行う必要はない。
そこで請求項2〜請求項5の何れかに記載の遊技機島用報知システムでは、請求項6に記載のように、遊技媒体収容箱は、この遊技媒体収容箱内の遊技媒体の総重量を計測する遊技媒体重量計測手段を備え、遊技媒体重量計測手段が計測した重量計測結果により示される重量が予め設定された所定送信判定値以下の場合には、この遊技媒体重量計測手段を備える遊技媒体収容箱に取り付けられた無線信号送信手段の動作を禁止する重量送信禁止手段を備えるようにするとよい。
このように構成された遊技機島用報知システムでは、遊技媒体収容箱に収容された遊技媒体の総重量が所定送信判定値以下の場合には、遊技媒体収容箱が所定移動経路上を移動中であっても、報知手段は報知を行わない。このため、空箱移動時に報知手段による報知が行われることがない。
尚、報知手段として、スピーカ等の音声を出力するものを用いてもよいが、遊技場内の大音量でも聞き取れる程度の音量にする必要がある。しかしながら、報知手段からの音声の音量を大きくすると、報知手段から出力される音声のために、遊技に連動して遊技機から出力される音声が聞き取り難くなり、遊技中の遊技客の興趣が損なわれる虞がある。
このため請求項1〜請求項6の何れかに記載の遊技機島用報知システムでは、請求項7に記載のように、報知手段は、発光により報知を行う発光手段であるようにするとよい。
このように構成された遊技機島用報知システムによれば、報知手段による報知のために、遊技機から出力される音声が聞き取り難くなることがない。また、この遊技機島用報知システムでは、遊技機島側から発光して報知する。即ち、遊技機で遊技している遊技客の正面側から報知する。このため、移動中の遊技媒体搬送台車や遊技媒体収容箱側(つまり、遊技中の遊技客の後ろ側)から発光して報知する場合よりも、遊技中の遊技客は報知に気付き易い。
また請求項7に記載の遊技機島用報知システムでは、請求項8に記載のように、遊技機島内の複数の遊技機それぞれ毎に発光手段は設置されるとともに、これら複数の発光手段は、遊技機島の一端から他端に亘って一列に整列して配置され、報知制御手段は、予め設定された1つの発光手段を始点発光手段、遊技機島の両端に配置された発光手段をそれぞれ終点発光手段として、始点発光手段から終点発光手段に向かって、複数の発光手段を順次発光させる態様を、所定報知態様とするようにするとよい。
このように構成された遊技機島用報知システムでは、遊技媒体収容箱が所定移動経路上を移動すると、始点発光手段から、遊技機島の両端に配置された発光手段それぞれ(終点発光手段)に向かって、発光手段が順次発光する。即ち、遊技機島の一端から他端に亘って全ての発光手段が発光する。このため、この遊技機島内の全ての遊技客が、遊技媒体搬送台車が移動中であること(つまり、遊技媒体収容箱を搬送中の遊技客がいること)を知ることができる。
また、特に行うべき作業がなく待機状態にある店員は、遊技機島の端にいることが多いので、このような店員は、遊技機島の両端に配置された発光手段を視認することにより、遊技客が遊技媒体を搬送中であることを知ることができる。このため、このことを知った店員は、搬送中の遊技客が計数装置に到着する前にこの計数装置に駆け付け、遊技客が計数装置に到着すると、遊技客が搬送してきた遊技媒体を遊技客に代わって計数装置へ投入するというサービス(以降、計数サービスと称す)を行うことができる。即ち、遊技客が遊技媒体を搬送中であることを店員が見逃してしまい、この計数サービスをし損なってしまうことを抑制できる。
ところで、遊技場では一般に、遊技媒体の総数を計数する計数装置が、遊技機島の一端に設置されるとともに、遊技機島の他端には非設置とされている。つまり、獲得した遊技媒体を計数装置まで搬送する場合には、遊技客は、自分が遊技していた遊技機から遊技機島の一端(つまり、計数装置が設置されている場所)に向かって、遊技媒体収容箱を移動させる。
そこで請求項7に記載の遊技機島用報知システムでは、請求項9に記載のように、遊技機島内の複数の遊技機それぞれ毎に発光手段は設置されるとともに、これら複数の発光手段は、遊技機島の一端から他端に亘って一列に整列して配置され、遊技媒体の総数を計数する計数装置が、遊技機島の一端に設置されるとともに、遊技機島の他端には非設置とされ、予め設定された1つの発光手段を始点発光手段、遊技機島の一端に配置された発光手段をそれぞれ終点発光手段として、始点発光手段から終点発光手段に向かって、複数の発光手段を順次発光させる態様を、所定報知態様とするようにするとよい。
このように構成された遊技機島用報知システムでは、遊技媒体収容箱が所定移動経路上を移動すると、始点発光手段から、遊技機島の一端(計数装置が設置されている場所)に向かって、発光手段が順次発光する。つまり、この発光態様により、遊技媒体収容箱が移動している方向を示すことができる。
また請求項1〜請求項9の何れかに記載の遊技機島用報知システムでは、請求項10に記載のように、遊技媒体を収容した状態で移動中である遊技媒体収容箱の個数を計数する箱計数手段を備え、報知制御手段は、箱計数手段が計測した個数計数結果に応じた所定報知態様で報知手段に報知を行わせるようにするとよい。
このように構成された遊技機島用報知システムによれば、遊技機島内の遊技機で遊技している遊技客は、遊技機島側に取り付けられた報知手段が報知する態様に基づいて、搬送中の遊技媒体を視認することなく(つまり、遊技中に後を振り返って確認することなく)、搬送中の遊技客が獲得した遊技媒体の量(即ち、遊技媒体収容箱の個数)を把握することができる。
尚、獲得した遊技媒体の量が少なかった場合には(例えば、遊技媒体収容箱1,2個分程度)、この遊技客は、他の遊技客に自慢することができない。また、自分の獲得した遊技媒体の量を他の遊技客にあまり知られたくないと思うこともある。
そこで請求項10に記載の遊技機島用報知システムでは、請求項11に記載のように、報知制御手段は、箱計数手段が計測した計数結果により示される個数が予め設定された所定報知判定値以下の場合には、報知手段を非報知にすることを、所定報知態様とするようにするとよい。
このように構成された遊技機島用報知システムでは、搬送中の遊技媒体収容箱の個数が所定報知判定値以下の場合には、遊技媒体収容箱が所定移動経路上を移動中であっても、報知手段は報知を行わない。このため、獲得した遊技媒体の量が少なかった場合において、遊技媒体収容箱の搬送中に、自分の獲得した遊技媒体の量を他の遊技客に知られることが少なくなる。
また請求項12に記載の発明は、複数の遊技機が配置された遊技機島内において報知を行う遊技機島用報知システムで用いられる遊技機島であって、遊技客が遊技機で遊技することにより獲得した遊技媒体を収容する箱を遊技媒体収容箱とし、視覚または聴覚によって識別可能に報知を行う報知手段と、この遊技機島の一端から他端に亘って一列に配置され、予め設定された所定移動経路上に遊技媒体収容箱が当該手段と対向する時に、この遊技媒体収容箱から送信される無線信号を受信する複数の無線信号受信手段と、複数の無線信号受信手段のうちの1つが無線信号を受信すると、この無線信号を受信した無線信号受信手段を基準無線信号受信手段として、この基準無線信号受信手段が無線信号を受信してから予め設定された所定経過時間内に、この基準無線信号受信手段に隣接する2つの無線信号受信手段の何れかが無線信号送信手段からの無線信号を受信した場合に、遊技媒体収容箱が所定移動経路上を移動中であると判断する箱移動中判断手段と、遊技媒体収容箱が所定移動経路上を移動中であると箱移動中判断手段が判断すると、予め設定された所定報知態様で報知手段に報知を行わせる報知制御手段とを備えることを特徴とする。
このように構成された遊技機島は、請求項1〜請求項11の何れかに記載の遊技機島用報知システムを実現するためのものであり、請求項1〜請求項11の何れかに記載の遊技機島用報知システムと同様の効果を得ることができる。
また請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の遊技機島を備える遊技場内で用いられ、遊技客が遊技機で遊技することにより獲得した遊技媒体を収容する遊技媒体収容箱であって、無線信号を送信する無線信号送信手段を備えることを特徴とする。
このように構成された遊技媒体収容箱は、請求項1〜請求項11の何れかに記載の遊技機島用報知システムを実現するためのものであり、請求項1〜請求項11の何れかに記載の遊技機島用報知システムと同様の効果を得ることができる。
(第1実施形態)
以下に本発明の第1実施形態について図面をもとに説明する。
図1は本発明が適用された遊技機島用報知システム(以降、報知システムとも称す)1の全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように報知システム1は、複数のパチンコ遊技機(以降、パチンコ機と称す)9が設置された遊技機島3を備えた遊技場で使用される。
尚、この遊技場において、遊技客がパチンコ機9で遊技することにより獲得したパチンコ球(いわゆる、持ち球)の取り扱いは、以下のように定められている。
即ち、遊技場内には、遊技中に獲得した球(持ち球)を貯留する複数の球箱15と、球箱15を載せて搬送する複数の台車13と、遊技機島3の一端(図中の右端)に設置され、パチンコ球を計数するジェットカウンタ11とが備えられている。そして遊技客は、パチンコ機9で遊技中に、獲得した球(持ち球)を球箱15に貯留する。その後、遊技を終了する場合に遊技客は、持ち球の総数を計数する必要がある。このため、遊技場の店員または遊技客自身が、持ち球を貯留した球箱15を台車13に載せて、ジェットカウンタ11まで運ぶ。
このような遊技場において、報知システム1は、複数の球箱15と、パチンコ機9毎に設置されて、球箱15の移動中に発光する発光装置7と、複数の発光装置7が接続され、発光装置7を制御する島制御装置5とから構成される。
まず球箱15の構成を図2に基づいて説明する。図2(a)は球箱15の斜視図、図2(b)は図2(a)のA−A断面部を示す図である。
図2(a),図2(b)に示すように球箱15は、パチンコ球を収容する球収容部21と、球収容部21内に収容された球の総重量を計る計量部23と、赤外線信号を発信する赤外線発光素子25と、球箱15の振動を検出し、振動を検出した旨を示す信号(以降、振動検出信号と称す)を出力する振動センサ27(図3(a)参照)と、赤外線発光素子25の動作を制御する球箱制御部40とから構成される。
これらのうち球収容部21は、上面が矩形状に開口された箱体であり、球収容部21の長手方向の側壁を形成するための、対向する一対の長手方向側面板21aと、短手方向の側壁を形成するための、対向する一対の短手方向側面板21bと、球収容部21の底面を形成するための底面板21dと、一対の短手方向側面板21bのそれぞれの上部に形成され、球収容部21を運搬する際に把持される把持部21cとから構成される。
尚、球収容部21は、長手方向側面板21aと短手方向側面板21bと底面板21dと把持部21cとが、透明な合成樹脂(例えば、ポリカーボネート)を素材にして一体成型されることにより形成されている。
また計量部23は、底面板21dの上面側に配置され、パチンコ球を載置する載置板23aと、載置板23a上に載置された物体の重量を検出し、検出した重量を示す信号(以降、重量検出信号と称す)を出力する重量センサ23bとから構成される。
また赤外線発光素子25は、1対の短手方向側面板21bそれぞれの外側に配置され、球箱15の外側に向けて赤外線信号を発信する。
図3(a)は球箱15の電気的構成を表すブロック図である。
球箱15は、図3(a)に示すように、上述の重量センサ23bと振動センサ27と赤外線発光素子25と球箱制御部40とから構成される。
これらのうち球箱制御部40は、所定の処理プログラムに基づいて処理を実行するCPU41と、種々の処理プログラムが格納されたROM42と、種々のデータを格納するRAM43と、電力が供給されない状態でも記憶されたデータを保持可能なEEPROM44と、赤外線発光素子25に駆動信号を伝える赤外線発光素子駆動回路47と、重量センサ23b,振動センサ27,赤外線発光素子駆動回路47が接続され、CPU41,RAM43及びEEPROM44との間で信号及びデータの入出力を行う入出力部45とから構成され、CPU41,ROM42,RAM43,EEPROM44及び入出力部45はバス46を介して接続されている。
尚、RAM43には、所定時間毎(例えば10ms毎)に自動的にデクリメント(1減算)される発信判定タイマT1が設けられている。この発信判定タイマT1は、ある時点でその値が設定値に設定されると、その時点で再び設定値からデクリメントする。更にその後、発信判定タイマT1の値が0になると、その値を0に保持する。
このように構成された球箱15において、CPU41は、赤外線発光素子25に赤外線信号を発信させる赤外線発信処理を実行する。
図3(b)は発光装置7の電気的構成を表すブロック図である。
発光装置7は、図3(b)に示すように、複数種類の色(本実施形態では青色,黄色,赤色の3種類)で発光するLED51と、予め設定された受信範囲内(本実施形態では、例えば1m以内)にある赤外線発光素子25から発信された赤外線信号を受信する赤外線受光素子53と、発光装置7全体の動作を制御する発光装置制御部60とから構成される。
尚、赤外線受光素子53の受信距離は、パチンコ機9からジェットカウンタ11へ球箱15を移動させる経路(以降、計数箱移動経路と称す)上に球箱15がある時に、図18に示すように、この球箱15からの赤外線発光素子25を赤外線受光素子53が受信可能であるとともに、遊技機島3内の1つの赤外線受光素子53が赤外線信号を受信している状態である最中には、その他の赤外線受光素子53はこの赤外線信号を未受信の状態であるように設定される。
これらのうち発光装置制御部60は、所定の処理プログラムに基づいて処理を実行するCPU61と、種々の処理プログラムが格納されたROM62と、種々のデータを格納するRAM63と、電力が供給されない状態でも記憶されたデータを保持可能なEEPROM64と、島制御装置5との間でデータ通信を行う通信部67と、LED51に駆動信号を伝えるLED駆動回路68と、赤外線受光素子53,通信部67,LED駆動回路68が接続され、CPU61,RAM63及びEEPROM64との間で信号及びデータの入出力を行う入出力部65とから構成され、CPU61,ROM62,RAM63,EEPROM64及び入出力部65はバス66を介して接続されている。
尚、EEPROM64には、遊技機島3内に設置された複数の発光装置7を識別するための発光装置識別番号を示す発光装置識別情報が記憶されている。即ち、遊技機島3内に横一列に配置された発光装置7において(図1参照)、それぞれの発光装置7には、ジェットカウンタ11に遠い順に、1,2,・・・,n−1,n(nは整数)という発光装置識別番号が割り当てられている。
このように構成された発光装置7において、CPU61は、赤外線受光素子53が赤外線信号を受信すると、その旨を示す赤外線受信情報を島制御装置5へ送信する。尚、赤外線受信情報には、EEPROM64に記憶されている発光装置識別情報が付与されている。またCPU61は、島制御装置5から受信する発光指令に基づいて、LED51を発光させる。
図4は、LED51と赤外線受光素子53の配置を示すためのパチンコ機9の正面図である。
図4に示すように、複数のパチンコ機9が遊技機島3に設置される。そして複数のパチンコ機9の上方には、遊技場内の店員を呼び出すための呼出ボタンユニット17と、LED51とがパチンコ機9毎に設置されるとともに、パチンコ機9の下方には赤外線受光素子53がパチンコ機9毎に設置される。
なお赤外線受光素子53は、台車13に載置された状態の球箱15から発信される赤外線信号を効率よく受信できる高さに配置されている。
図3(c)は島制御装置5の電気的構成を表すブロック図である。
島制御装置5は、図3(c)に示すように、所定の処理プログラムに基づいて処理を実行するCPU71と、種々の処理プログラムが格納されたROM72と、種々のデータを格納するRAM73と、発光装置7との間でデータ通信を行う通信部76と、通信部76が接続され、CPU71及びRAM73との間で信号及びデータの入出力を行う入出力部74とから構成され、CPU71,ROM72,RAM73及び入出力部74はバス75を介して接続されている。
尚、RAM73には、発光装置7が発光中であることを示す発光中フラグF1と、発光装置7が赤外線信号を検出したことを示す赤外線検出中フラグF2と、発光させる始点となる発光装置7を示す発光装置識別番号を1つのみ記憶する発光始点番号記憶バッファB1とが設けられている。また、以下の説明において、フラグをセットするとは、そのフラグの値を1にすることを示し、フラグをクリアするとは、そのフラグの値を0にすることを示す。
またRAM73には、所定時間毎(例えば10ms毎)に自動的にデクリメント(1減算)される赤外線検出タイマT2,発光停止判定タイマT3が設けられている。この赤外線検出タイマT2,発光停止判定タイマT3は、ある時点でその値が設定値に設定されると、その時点で再び設定値からデクリメントする。更にその後、このタイマ値が0になると、その値を0に保持する。
このように構成された島制御装置5において、CPU71は、発光装置7から受信した赤外線受信情報に基づいて、LED51を発光させるか否かを判断する発光判断処理と、発光判断処理での判断結果に基づいてLED51を発光させる遊技機島発光処理とをそれぞれ独立に実行する。
ここで、球箱15のCPU41が実行する赤外線発信処理の手順を、図5を用いて説明する。図5は赤外線発信処理を表すフローチャートである。尚、この赤外線発信処理は、CPU41が起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
この赤外線発信処理が実行されると、CPU41は、まずS10にて、振動センサ27から振動検出信号が入力したか否かを判断する。ここで振動検出信号が入力していない場合には(S10:NO)、S40に移行する。一方、振動検出信号が入力した場合には(S10:YES)、S20にて、入力した重量検出信号によって示される値(以降、検出重量値と称す)が、予め設定された発信判定値(本実施形態では、例えば、球箱0.5箱分の持ち球の重量に相当する値)以上であるか否かを判断する。
ここで、検出重量値が発信判定値未満の場合には(S20:NO)、S40に移行する。一方、検出重量値が発信判定値以上である場合には(S20:YES)、S30にて、発信判定タイマT1の値(発信判定タイマ値)を、予め設定された所定発信継続時間値(本実施形態では、例えば、5秒に相当する値)に設定して、S40に移行する。
そしてS40に移行すると、発信判定タイマT1の値(発信判定タイマ値)が0より大きいか否かを判断する。ここで、発信判定タイマ値が0より大きい場合には(S40:YES)、S50にて、赤外線発光素子25に赤外線信号を発信させて、赤外線発信処理を終了する。一方、発信判定タイマ値が0の場合には(S40:NO)、S60にて、赤外線発光素子25に赤外線信号の発信を停止させて、赤外線発信処理を終了する。
次に、島制御装置5のCPU71が実行する発光判断処理の手順を、図6,7を用いて説明する。図6は発光判断処理の前半部分を表すフローチャート、図7は発光判断処理の後半部分を表すフローチャートである。尚、この発光判断処理は、CPU71が起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
この発光判断処理が実行されると、CPU71は、まずS110にて、発光中フラグF1がセットされているか否かを判断する。ここで、発光中フラグF1がセットされている場合には(S110:YES)、S240に移行する。一方、発光中フラグF1がセットされていない場合には(S110:NO)、S120にて、赤外線検出中フラグF2がセットされているか否かを判断する。
ここで、赤外線検出中フラグF2がセットされている場合には(S120:YES)、S170に移行する。一方、赤外線検出中フラグF2がセットされていない場合には(S120:NO)、S130にて、発光装置7から赤外線受信情報を受信したか否かを判断する。ここで、赤外線受信情報を受信していない場合には(S130:NO)、発光判断処理を終了する。
一方、赤外線受信情報を受信した場合には(S130:YES)、S140にて、受信した赤外線受信情報から発光装置識別情報を抽出し、発光始点番号記憶バッファB1の値(以降、発光始点番号とも称す)を、抽出した発光装置識別情報により示される発光装置識別番号(検出発光装置番号とも称す)にする。そしてS150にて、赤外線検出中フラグF2をセットし、更にS160にて、赤外線検出タイマT2の値(赤外線検出タイマ値)を、予め設定された所定検出時間値(本実施形態では、例えば、5秒に相当する値)に設定して、発光判断処理を終了する。
そしてS170に移行すると、発光装置7から赤外線受信情報を受信したか否かを判断する。ここで、赤外線受信情報を受信していない場合には(S170:NO)、S220にて、赤外線検出タイマT2の値(赤外線検出タイマ値)が0より大きいか否かを判断する。ここで、赤外線検出タイマ値が0の場合には(S220:NO)、S230にて、赤外線検出中フラグF2をクリアして、発光判断処理を終了する。一方、赤外線検出タイマ値が0より大きい場合には(S220:YES)、発光判断処理を終了する。
またS170にて、赤外線受信情報を受信した場合には(S170:YES)、S180にて、S170にて受信した球箱識別情報から発光装置識別情報を抽出し、抽出した発光装置識別情報により示される発光装置識別番号(検出発光装置番号)から発光始点番号記憶バッファB1の値(発光始点番号)を減算した値(以降、番号減算値を称す)が1に等しいか否かを判断する。即ち、球箱15がジェットカウンタ11に近づく方向に移動しているか否かを判断する。
ここで、番号減算値が1に等しくない場合には(S180:NO)、発光判断処理を終了する。一方、番号減算値が1に等しい場合には(S180:YES)、S190にて、発光中フラグF1をセットするとともに、赤外線検出中フラグF2をクリアする。そしてS200にて、発光始点番号記憶バッファB1の値(発光始点番号)を、S180にて抽出した発光装置識別情報により示される発光装置識別番号(検出発光装置番号)にし、更にS210にて、発光停止判定タイマT3の値(発光停止判定タイマ値)を、予め設定された所定発光停止時間値(本実施形態では、例えば、5秒に相当する値)に設定して、発光判断処理を終了する。
そしてS240に移行すると、発光装置7から赤外線受信情報を受信したか否かを判断する。ここで、赤外線受信情報を受信していない場合には(S240:NO)、S280にて、発光停止判定タイマT3の値(発光停止判定タイマ値)が0より大きいか否かを判断する。ここで、発光停止判定タイマ値が0の場合には(S280:NO)、S290にて、発光中フラグF1をクリアして、発光判断処理を終了する。一方、発光停止判定タイマ値が0より大きい場合には(S280:YES)、発光判断処理を終了する。
またS240にて、赤外線受信情報を受信した場合には(S240:YES)、S250にて、S180と同様にして、S240にて受信した赤外線受信情報から発光装置識別情報を抽出し、抽出した発光装置識別情報により示される発光装置識別番号(検出発光装置番号)から発光始点番号記憶バッファB1の値(発光始点番号)を減算した値(番号減算値)が1に等しいか否かを判断する。
ここで、番号減算値が1に等しくない場合には(S250:NO)、発光判断処理を終了する。一方、番号減算値が1に等しい場合には(S250:YES)、S260にて、発光始点番号記憶バッファB1の値(発光始点番号)を、S240にて抽出した発光装置識別情報により示される発光装置識別番号(検出発光装置番号)にし、更にS270にて、発光停止判定タイマT3の値(発光停止判定タイマ値)を、所定発光停止時間値に設定して、発光判断処理を終了する。
次に、島制御装置5のCPU71が実行する遊技機島発光処理の手順を、図8を用いて説明する。図8は遊技機島発光処理を表すフローチャートである。尚、この遊技機島発光処理は、CPU71が起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
この遊技機島発光処理が実行されると、CPU71は、まずS310にて、発光中フラグF1がセットされているか否かを判断する。ここで、発光中フラグF1がセットされていない場合には(S310:NO)、遊技機島発光処理を終了する。
一方、発光中フラグF1がセットされている場合には(S310:YES)、S320にて、発光装置7のそれぞれに順次、発光指令を送信することによって、後述の青色・中央発散発光パターンを実行する。
即ち、まず、発光始点番号で特定される発光装置7(以降、発光始点装置と称す)に、LED51を青色で発光させるための青色発光指令を送信することにより、発光始点装置のLED51を青色で発光させる。その次に、発光始点装置の左隣に配置された発光装置7(以降、始点左隣発光装置と称す)と、発光始点装置の右隣に配置された発光装置7(以降、始点右隣発光装置と称す)に青色発光指令を送信することにより、始点左隣発光装置と始点右隣発光装置のLED51を青色で発光させる。
更に次に、始点左隣発光装置の左隣に配置された発光装置7と、始点右隣発光装置の右隣に配置された発光装置7に青色発光指令を送信することにより、この発光装置7のLED51を青色で発光させるという順序で、つまり、遊技機島3の両端に配置された発光装置7のLED51に向かって、発光始点装置のLED51から左右それぞれの発光装置7のLED51へ発光が移動するように、発光装置7を青色で発光させる(この発光手順を以降、青色・中央発散発光パターンと称す)。そして、遊技機島発光処理を終了する。
このように構成された報知システム1では、球箱15に取り付けられた赤外線発光素子25は赤外線信号を発信する。また、この遊技機島3の一端から他端に亘って一列に配置された赤外線受光素子53は、計数箱移動経路上に位置する球箱15と対向する時に球箱15からの赤外線信号を受信する。そして、複数の赤外線受光素子53のうちの1つが赤外線信号を受信すると、この赤外線信号を受信した赤外線受光素子53を基準赤外線受光素子として、この基準赤外線受光素子が赤外線信号を受信してから所定検出時間値で示される時間内に、この基準赤外線受光素子の右側(図1中の右側。つまり、ジェットカウンタ11が設置されている側)に隣接する赤外線受光素子53が赤外線信号を受信した場合に(S180,S250)、遊技機島3に取り付けられた発光装置7(LED51)が発光する(S320)。
つまり、球箱15が計数箱移動経路上を移動すると、遊技機島3側で報知が行われる。従って、報知のための電力を供給する電源(報知用電源)を遊技機島3側に設けることができる。即ち、報知用電源を大重量化しても、球箱15や台車13の重量が大きくなるわけではないので、球箱15を搬送する際に負担にならない。従って、遊技客に容易に気付かせるための、大電力を消費する報知(大音量または高輝度の報知など)を、容易に実現することができる。
更に、運ぶべき球箱15の数が少ない(例えば3箱未満)場合には、台車13を用いることなく、球箱15を直接持ち上げて運ぶ店員や遊技客がいる。このような場合においても、球箱15の搬送中に他の遊技客に気付かせるための報知を行うことができる。
また、球箱15に取り付けられた振動センサ27が振動を検出していない場合(S10)、つまり球箱15が静止している状態においては、赤外線発光素子25は赤外線信号を発信しない。従って、赤外線信号を発信するための電力を無駄に消費することを抑制できる。
また、球箱15に収容されたパチンコ球の総重量が発信判定値で示される重量よりも小さい場合には(S20)、球箱15が計数箱移動経路上を移動であっても、遊技機島3に取り付けられた発光装置7(LED51)が発光しない。つまり、店員が空の球箱15を遊技客の元に運ぶ際に、報知が行われることがない。
また、LED51を発光させることにより報知を行っているため、パチンコ機9から出力される音声が聞き取り難くなることがない。更に、遊技機島3側からLED51を発光させて報知する。即ち、パチンコ機9で遊技している遊技客の正面側から報知する。このため、移動中の台車13や球箱15側(つまり、遊技中の遊技客の後ろ側)から発光して報知する場合よりも、遊技中の遊技客は報知に気付き易い。
また、球箱15が計数箱移動経路上を移動すると、赤外線信号を受信した発光装置7から、遊技機島3の両端に配置された発光装置7に向かって、発光装置7が順次発光する。即ち、遊技機島3の一端から他端に亘って全ての発光装置7が発光する。このため、この遊技機島3内の全ての遊技客が、球箱15を搬送中の遊技客がいることを知ることができる。また、特に行うべき作業がなく待機状態にある店員は、遊技機島3の端にいることが多いので、このような店員は、遊技機島3の両端に配置された発光装置7を視認することにより、遊技客が球箱15を搬送中であることを知ることができる。即ち、このことを知った店員は、搬送中の遊技客がジェットカウンタ11に到着する前にこのジェットカウンタ11に駆け付け、遊技客がジェットカウンタ11に到着すると、遊技客が搬送してきたパチンコ球を遊技客に代わってジェットカウンタ11へ投入するというサービス(計数サービス)を行うことができる。即ち、遊技客が球箱15を搬送中であることを店員が見逃してしまい、この計数サービスをし損なってしまうことを抑制できる。
以上説明した実施形態において、球箱15は本発明における遊技媒体収容箱、LED51は本発明における報知手段、赤外線発光素子25及び赤外線受光素子53は本発明における箱検出手段、S180及びS250の処理は本発明における箱移動中判断手段、遊技機島発光処理は本発明における報知制御手段、計数箱移動経路は本発明における所定移動経路、青(黄,赤)色・中央発散発光パターンは本発明における所定報知態様である。
また、赤外線発光素子25は本発明における無線信号送信手段、赤外線受光素子53は本発明における無線信号受信手段、振動センサ27は本発明における箱振動検出手段、S10,S30,S40及びS60の処理は本発明における振動送信禁止手段、重量センサ23bは本発明における遊技媒体重量計測手段、S20,S30,S40及びS60の処理は本発明における重量送信禁止手段、所定検出時間値は本発明における所定経過時間、発信判定値は本発明における所定送信判定値、ジェットカウンタ11は本発明における計数装置である。
(第2実施形態)
以下に本発明の第2実施形態について図面をもとに説明する。尚、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
第2実施形態における報知システム1が第1実施形態の報知システム1と異なる点は、遊技機島発光処理が変更されている点である。
以下に、第2実施形態における遊技機島発光処理の手順を、図9を用いて説明する。図9は遊技機島発光処理を表すフローチャートである。
図9に示すように、第2実施形態の遊技機島発光処理において第1実施形態と異なるのは、S320の処理に代わって、S320aの処理が行われる点である。
即ちS310にて、発光中フラグF1がセットされている場合には(S310:YES)、S320aにて、発光装置7のそれぞれに順次発光指令を送信することによって後述の青色・右移動発光パターンを実行する。
即ち、まず、発光始点番号で特定される発光装置7(以降、発光始点装置と称す)に、LED51を青色で発光させるための青色発光指令を送信することにより、発光始点装置のLED51を青色で発光させる。その次に、発光始点装置の右隣に配置された発光装置7(始点右隣発光装置)に青色発光指令を送信することにより、始点右隣発光装置のLED51を青色で発光させる。
更に次に、始点右隣発光装置の右隣に配置された発光装置7に青色発光指令を送信することにより、この発光装置7のLED51を青色で発光させるという順序で、つまり、遊技機島3の右端(図1中の右端、つまり、ジェットカウンタ11が設置されている端)に配置された発光装置7のLED51に向かって、発光始点装置のLED51から右の発光装置7のLED51へ発光が移動するように、発光装置7を青色で発光させる(この発光手順を以降、青色・右移動発光パターンと称す)。そして、遊技機島発光処理を終了する。
このように構成された報知システム1では、球箱15が計数箱移動経路上を移動すると、赤外線信号を受信した発光装置7から、遊技機島3の右端(図1中の右端、つまり、ジェットカウンタ11が設置されている端)に配置された発光装置7に向かって、発光装置7が順次発光する。つまり、この発光態様により、搬送中の球箱15が移動している方向を示すことができる。
(第3実施形態)
以下に本発明の第3実施形態について図面をもとに説明する。
第3実施形態の報知システム1は、第1実施形態と同様に、複数の球箱15と、複数の発光装置7と、島制御装置5とから構成される。そして複数の発光装置7はそれぞれ、島制御装置5との間でデータ通信可能に接続されている(図1参照)。
図10(a)は第3実施形態の球箱15の斜視図、図10(b)は図10(a)のA−A断面部を示す図である。
第3実施形態の球箱15は、図10に示すように、球収容部21と、計量部23と、タグリーダ55(後述)が無線で送信する無線送信信号による送信電力により起動して、この球箱15を識別するために予め記憶された球箱識別情報を無線送信するRFタグ80とを備える。
これらのうち球収容部21は、第1実施形態と同様に、上面が矩形状に開口された箱体であり、一対の長手方向側面板21aと、一対の短手方向側面板21bと、底面板21dと、一対の把持部21cとから構成される。
また計量部23は、第1実施形態と同様に、載置板23aと重量センサ23bとから構成される。
またRFタグ80は、1対の短手方向側面板21bそれぞれの外側に配置される。
図11(a)は、第3実施形態における球箱15の電気的構成を表すブロック図である。
第3実施形態の球箱15は、図11(a)に示すように、重量センサ23bとRFタグ80とから構成される。
これらのうちRFタグ80は、所定の処理プログラムに基づいて処理を実行するCPU81と、種々の処理プログラムが格納されたROM82と、種々のデータを格納するRAM83と、電力が供給されない状態でも記憶されたデータを保持可能なEEPROM84と、電波を送受信するアンテナ90と、アンテナ90から入力される受信信号を復調する受信回路87と、CPU81から入力される送信データを変調して、アンテナ90を介して送信するための送信信号を生成する送信回路88と、アンテナ90からの受信信号を整流して電源電圧を生成し、この電源電圧をRFタグ80及び重量センサ23bに供給する電源回路89と、重量センサ23b,受信回路87及び送信回路88が接続され、CPU81,RAM83及びEEPROM84との間で信号及びデータの入出力を行う入出力部85とから構成され、CPU81,ROM82,RAM83,EEPROM84及び入出力部85はバス86を介して接続されている。
尚、EEPROM84には、このRFタグ80が取り付けられている球箱15に対応した球箱識別情報が予め記憶されている。
このように構成された球箱15において、CPU81は、球箱識別情報を送信する識別情報送信処理を実行する。
図11(b)は、第3実施形態における発光装置7の電気的構成を表すブロック図である。
第3実施形態の発光装置7は、図11(b)に示すように、上述の無線送信信号を送信するとともに、予め設定された受信範囲内(本実施形態では、例えば1m以内)にあるRFタグ80から球箱識別情報を読み取るタグリーダ55と、LED51と、発光装置制御部60とから構成される。尚、この受信範囲は、パチンコ機9からジェットカウンタ11へ移動する経路上に球箱15がある時に、遊技機島3内の1つのタグリーダ55が球箱識別情報を受信している状態である最中には、その他のタグリーダ55はこの球箱識別情報を未受信の状態であるように設定される。
これらのうち発光装置制御部60は、CPU61とROM62とRAM63とEEPROM64と通信部67とLED駆動回路68と、タグリーダ55,通信部67,LED駆動回路68が接続され、CPU61,RAM63及びEEPROM64との間で信号及びデータの入出力を行う入出力部65とから構成され、CPU61,ROM62,RAM63,EEPROM64及び入出力部65はバス66を介して接続されている。
尚、EEPROM64には、第1実施形態と同様に、発光装置識別情報が記憶されている。
このように構成された発光装置7において、CPU61は、タグリーダ55が球箱識別情報を受信すると、この球箱識別情報を島制御装置5へ送信する。尚、球箱識別情報には、EEPROM64に記憶されている発光装置識別情報が付与されている。またCPU61は、島制御装置5から受信する発光指令に基づいて、LED51を発光させる。
図12は、LED51とタグリーダ55の配置を示すためのパチンコ機9の正面図である。図12に示すように、赤外線受光素子53の代わりに、タグリーダ55が配置された点以外は、第1実施形態と同じである。
図11(c)は、第3実施形態における島制御装置5の電気的構成を表すブロック図である。
島制御装置5は、CPU71とROM72とRAM73と通信部76と入出力部74と、電力が供給されない状態でも記憶されたデータを保持可能なEEPROM77とから構成され、CPU71,ROM72,RAM73,EEPROM77及び入出力部74はバス75を介して接続されている。
なおEEPROM77には、球箱15から入力される球箱識別情報と照合するために予め登録された照合用識別情報が記憶されている。
またRAM73には、発光装置7が発光中であることを示す発光中フラグF1と、発光装置7が球箱識別情報を検出したことを示す識別情報検出中フラグF3と、発光させる始点となる発光装置7を示す発光装置識別番号を1つのみ記憶する発光始点番号記憶バッファB1と、球箱識別情報を記憶する球箱識別情報記憶バッファB2と、移動中の球箱15の数を示す移動中玉箱数を1つのみ記憶する移動中玉箱数記憶バッファB3が設けられている。
またRAM73には、所定時間毎(例えば10ms毎)に自動的にデクリメント(1減算)される識別情報検出タイマT4,発光停止判定タイマT3が設けられている。この識別情報検出タイマT4,発光停止判定タイマT3は、ある時点でその値が設定値に設定されると、その時点で再び設定値からデクリメントする。更にその後、このタイマ値が0になると、その値を0に保持する。
このように構成された島制御装置5において、CPU71は、発光装置7から受信した球箱識別情報に基づいて、LED51を発光させるか否かを判断する発光判断処理と、発光判断処理での判断結果に基づいてLED51を発光させる遊技機島発光処理とをそれぞれ独立に実行する。
ここで、球箱15のCPU81が実行する識別情報送信処理の手順を、図13を用いて説明する。図13は識別情報送信処理を表すフローチャートである。尚、この識別情報送信処理は、電源回路89から電源電圧が供給されてCPU81が起動している間に繰り返し実行される処理である。
この識別情報送信処理が実行されると、CPU81は、まずS410にて、入力した重量検出信号によって示される値(検出重量値)が、予め設定された送信判定値(本実施形態では、例えば、球箱0.5箱分の持ち球の重量に相当する値)以上であるか否かを判断する。
ここで、検出重量値が送信判定値未満の場合には(S410:NO)、識別情報送信処理を終了する。一方、検出重量値が送信判定値以上である場合には(S410:YES)、S420にて、EEPROM84に記憶された球箱識別情報をアンテナ90を介して送信し、識別情報送信処理を終了する。
次に、島制御装置5のCPU71が実行する発光判断処理の手順を、図14,15,16を用いて説明する。図14は発光判断処理の前部分を表すフローチャート、図15は発光判断処理の中間部分を表すフローチャート、図16は発光判断処理の後部分を表すフローチャートである。尚、この発光判断処理は、CPU71が起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
この発光判断処理が実行されると、CPU71は、まずS510にて、発光中フラグF1がセットされているか否かを判断する。ここで、発光中フラグF1がセットされている場合には(S510:YES)、S750に移行する。一方、発光中フラグF1がセットされていない場合には(S510:NO)、S520にて、識別情報検出中フラグF3がセットされているか否かを判断する。
ここで、識別情報検出中フラグF3がセットされている場合には(S520:YES)、S610に移行する。一方、識別情報検出中フラグF3がセットされていない場合には(S520:NO)、S530にて、発光装置7から球箱識別情報を受信したか否かを判断する。ここで、球箱識別情報を受信していない場合には(S530:NO)、発光判断処理を終了する。一方、球箱識別情報を受信した場合には(S530:YES)、S540にて、受信した球箱識別情報と、EEPROM77内に記憶された照合用識別情報とを照合する。
そしてS550にて、S540での照合の結果に基づいて、受信した球箱識別情報と照合用識別情報とが一致しているか否かを判断する。ここで、両者が一致していない場合には(S550:NO)、発光判断処理を終了する。一方、両者が一致している場合には(S550:YES)、S560にて、受信した球箱識別情報を球箱識別情報記憶バッファB2に記憶する。但し、球箱識別情報記憶バッファB2内に既に同じ球箱識別情報が記憶されている場合には、受信した球箱識別情報を記憶しない。
更にS570にて、受信した球箱識別情報から発光装置識別情報を抽出し、発光始点番号記憶バッファB1の値(以降、発光始点番号とも称す)を、抽出した発光装置識別情報により示される発光装置識別番号(検出発光装置番号とも称す)にする。その後S580にて、発光始点番号記憶バッファB1に記憶された球箱識別情報の数を計数し、この計数値を移動中球箱数として、移動中玉箱数記憶バッファB3に記憶する。
そしてS590にて、識別情報検出中フラグF3をセットし、更にS600にて、識別情報検出タイマT4の値(識別情報検出タイマ値)を、予め設定された所定検出時間値(本実施形態では、例えば、5秒に相当する値)に設定して、発光判断処理を終了する。
そしてS610に移行すると、発光装置7から球箱識別情報を受信したか否かを判断する。ここで、球箱識別情報を受信していない場合には(S610:NO)、S730に移行する。一方、球箱識別情報を受信した場合には(S610:YES)、S620にて、受信した球箱識別情報と、EEPROM77内に記憶された照合用識別情報とを照合する。
そしてS630にて、S620での照合の結果に基づいて、受信した球箱識別情報と照合用識別情報とが一致しているか否かを判断する。ここで、両者が一致していない場合には(S630:NO)、S730に移行する。一方、両者が一致している場合には(S630:YES)、S640にて、S610にて受信した球箱識別情報から発光装置識別情報を抽出し、抽出した発光装置識別情報により示される発光装置識別番号(検出発光装置番号)から発光始点番号記憶バッファB1の値(発光始点番号)を減算した値(番号減算値)が1に等しいか否かを判断する。即ち、球箱15がジェットカウンタ11に近づく方向に移動しているか否かを判断する。
ここで、番号減算値が1に等しくない場合には(S640:NO)、S680に移行する。一方、番号減算値が1に等しい場合には(S640:YES)、S650にて、発光中フラグF1をセットするとともに、識別情報検出中フラグF3をクリアする。そしてS660にて、発光始点番号記憶バッファB1の値(発光始点番号)を、S640にて抽出した発光装置識別情報により示される発光装置識別番号(検出発光装置番号)にし、更にS670にて、発光停止判定タイマT3の値(発光停止判定タイマ値)を、所定発光停止時間値に設定して、発光判断処理を終了する。
そしてS680に移行すると、S640で算出された番号減算値が0に等しいか否かを判断する。ここで、番号減算値が0に等しくない場合には(S680:NO)、S730に移行する。
一方、番号減算値が0に等しい場合には(S680:YES)、S690にて、S560と同様にして、受信した球箱識別情報を球箱識別情報記憶バッファB2に記憶する。更にS700にて、S570と同様にして、発光始点番号を検出発光装置番号にする。その後S710にて、S580と同様にして、球箱識別情報の数(移動中球箱数)を計数し、この移動中球箱数を移動中玉箱数記憶バッファB3に記憶する。
そしてS720にて、S600と同様にして、識別情報検出タイマT4の値(識別情報検出タイマ値)を所定検出時間値に設定して、発光判断処理を終了する。
そしてS730に移行すると、識別情報検出タイマT4の値(識別情報検出タイマ値)が0より大きいか否かを判断する。ここで、識別情報検出タイマ値が0の場合には(S730:NO)、S740にて、識別情報検出中フラグF3をクリアして、発光判断処理を終了する。一方、赤外線検出タイマ値が0より大きい場合には(S730:YES)、発光判断処理を終了する。
またS750に移行すると、発光装置7から球箱識別情報を受信したか否かを判断する。ここで、球箱識別情報を受信していない場合には(S750:NO)、S830に移行する。一方、球箱識別情報を受信した場合には(S750:YES)、S760にて、S620と同様にして、受信した球箱識別情報と、照合用識別情報とを照合する。
そしてS770にて、S760での照合の結果に基づいて、受信した球箱識別情報と照合用識別情報とが一致しているか否かを判断する。ここで、両者が一致していない場合には(S770:NO)、S830に移行する。一方、両者が一致している場合には(S770:YES)、S780にて、S640と同様にして、S750にて受信した球箱識別情報から発光装置識別情報を抽出し、検出発光装置番号から発光始点番号を減算した値(番号減算値)が1に等しいか否かを判断する。
ここで、番号減算値が1に等しくない場合には(S780:NO)、S810に移行する。一方、番号減算値が1に等しい場合には(S780:YES)、S790にて、S660と同様にして、発光始点番号を、S780にて抽出した発光装置識別情報により示される発光装置識別番号(検出発光装置番号)にし、更にS800にて、S670と同様にして、発光停止判定タイマ値を所定発光停止時間値に設定して、発光判断処理を終了する。
そしてS810に移行すると、S680と同様にして、S780で算出された番号減算値が0に等しいか否かを判断する。ここで、番号減算値が0に等しくない場合には(S810:NO)、S830に移行する。
一方、番号減算値が0に等しい場合には(S810:YES)、S820にて、S800と同様にして、発光停止判定タイマ値を所定発光停止時間値に設定して、発光判断処理を終了する。
そしてS830に移行すると、発光停止判定タイマT3の値(発光停止判定タイマ値)が0より大きいか否かを判断する。ここで、発光停止判定タイマ値が0の場合には(S830:NO)、S840にて、発光中フラグF1をクリアし、更にS850にて、球箱識別情報記憶バッファB2に記憶された球箱識別情報を消去して、発光判断処理を終了する。一方、発光停止判定タイマ値が0より大きい場合には(S830:YES)、発光判断処理を終了する。
次に、島制御装置5のCPU71が実行する遊技機島発光処理の手順を、図17を用いて説明する。図17は遊技機島発光処理を表すフローチャートである。尚、この遊技機島発光処理は、CPU71が起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
この遊技機島発光処理が実行されると、CPU71は、まずS910にて、発光中フラグF1がセットされているか否かを判断する。ここで、発光中フラグF1がセットされていない場合には(S910:NO)、遊技機島発光処理を終了する。一方、発光中フラグF1がセットされている場合には(S910:YES)、S920にて、移動中玉箱数記憶バッファB3に記憶された移動中球箱数が予め設定された第1箱数判定値(本実施形態では、例えば2)未満であるか否かを判断する。
ここで、移動中球箱数が第1箱数判定値未満である場合には(S920:YES)、遊技機島発光処理を終了する。一方、移動中球箱数が第1箱数判定値以上である場合には(S920:NO)、S930にて、移動中玉箱数記憶バッファB3に記憶された移動中球箱数が予め設定された第2箱数判定値(本実施形態では、例えば4)未満であるか否かを判断する。ここで、移動中球箱数が第2箱数判定値以上である場合には(S930:NO)、S950に移行する。
一方、移動中球箱数が第2箱数判定値未満である場合には(S930:YES)、S940にて、発光装置7のそれぞれに順次発光指令を送信することによって後述の青色・中央発散発光パターンを実行する。
即ち、まず、発光始点番号で特定される発光装置7(発光始点装置)に、LED51を青色で発光させるための青色発光指令を送信することにより、発光始点装置のLED51を青色で発光させる。その次に、発光始点装置の左隣に配置された発光装置7(始点左隣発光装置)と、発光始点装置の右隣に配置された発光装置7(始点右隣発光装置)に青色発光指令を送信することにより、始点左隣発光装置と始点右隣発光装置のLED51を青色で発光させる。
更に次に、始点左隣発光装置の左隣に配置された発光装置7と、始点右隣発光装置の右隣に配置された発光装置7に青色発光指令を送信することにより、この発光装置7のLED51を青色で発光させるという順序で、つまり、遊技機島3の両端に配置された発光装置7のLED51に向かって、発光始点装置のLED51から左右それぞれの発光装置7のLED51へ発光が移動するように、発光装置7を青色で発光させる(この発光手順を、青色・中央発散発光パターンと称す)。そして、遊技機島発光処理を終了する。
そしてS950に移行すると、移動中玉箱数記憶バッファB3に記憶された移動中球箱数が予め設定された第3箱数判定値(本実施形態では、例えば6)未満であるか否かを判断する。ここで、移動中球箱数が第3箱数判定値未満である場合には(S950:YES)、S960にて、発光装置7のそれぞれに順次発光指令を送信することによって後述の黄色・中央発散発光パターンを実行する。
即ち、まず、発光始点装置に、LED51を黄色で発光させるための黄色発光指令を送信することにより、発光始点装置のLED51を黄色で発光させる。その次に、始点左隣発光装置と、始点右隣発光装置に黄色発光指令を送信することにより、始点左隣発光装置と始点右隣発光装置のLED51を黄色で発光させる。
更に次に、始点左隣発光装置の左隣に配置された発光装置7と、始点右隣発光装置の右隣に配置された発光装置7に黄色発光指令を送信することにより、この発光装置7のLED51を黄色で発光させるという順序で、つまり、遊技機島3の両端に配置された発光装置7のLED51に向かって、発光始点装置のLED51から左右それぞれの発光装置7のLED51へ発光が移動するように、発光装置7を黄色で発光させる(この発光手順を、黄色・中央発散発光パターンと称す)。そして、遊技機島発光処理を終了する。
またS950にて、移動中球箱数が第3箱数判定値以上である場合には(S950:NO)、S970にて、発光装置7のそれぞれに順次発光指令を送信することによって後述の赤色・中央発散発光パターンを実行する。
即ち、まず、発光始点装置に、LED51を赤色で発光させるための赤色発光指令を送信することにより、発光始点装置のLED51を赤色で発光させる。その次に、始点左隣発光装置と、始点右隣発光装置に赤色発光指令を送信することにより、始点左隣発光装置と始点右隣発光装置のLED51を赤色で発光させる。
更に次に、始点左隣発光装置の左隣に配置された発光装置7と、始点右隣発光装置の右隣に配置された発光装置7に赤色発光指令を送信することにより、この発光装置7のLED51を赤色で発光させるという順序で、つまり、遊技機島3の両端に配置された発光装置7のLED51に向かって、発光始点装置のLED51から左右それぞれの発光装置7のLED51へ発光が移動するように、発光装置7を赤色で発光させる(この発光手順を、赤色・中央発散発光パターンと称す)。そして、遊技機島発光処理を終了する。
このように構成された報知システム1では、遊技機島3の一端から他端に亘って一列に配置されたタグリーダ55は無線送信信号を送信する。そして、球箱15に取り付けられたRFタグ80は、無線送信信号を受信すると球箱識別情報を送信する。また、複数のタグリーダ55は、計数箱移動経路上に位置する球箱15と対向する時に球箱15からの球箱識別情報を受信する。そして、複数のタグリーダ55のうちの1つが球箱識別情報を受信すると、この球箱識別情報を受信したタグリーダ55を基準タグリーダとして、この基準タグリーダが球箱識別情報を受信してから所定検出時間値で示される時間内に、この基準タグリーダの右側(図1中の右側)に隣接するタグリーダ55が球箱識別情報を受信した場合に(S640,S780)、遊技機島3に取り付けられた発光装置7(LED51)が発光する(S940,S960,S970)。
つまり、球箱15が計数箱移動経路上を移動すると、遊技機島3側で報知が行われる。従って、遊技客に容易に気付かせるための、大電力を消費する報知(大音量または高輝度の報知など)を、容易に実現することができる。
またRFタグ80は、タグリーダ55からの無線送信信号による送信電力により起動するため、球箱識別情報を送信するための電源を球箱15側に設ける必要がなくなる。即ち、球箱15を軽量化できる。
また、計数箱移動経路上を移動する球箱15の数を計数し、この計数値(移動中球箱数)に応じた色(本実施形態では青,黄,赤)でLED51が発光する(S940,S960,S970)。このため、遊技機島3内のパチンコ機9で遊技している遊技客は、遊技機島3側に取り付けられたLED51が発光するする色に基づいて、搬送中の球箱15(パチンコ球)を視認することなく(つまり、遊技中に後を振り返って確認することなく)、搬送中の遊技客が獲得したパチンコ球の量を把握することができる。
また、移動中球箱数が第1箱数判定値(本実施形態では、2箱)未満である場合には、球箱15が移動中であっても、発光装置7は発光しない。このため、獲得したパチンコ球の量が少なかった場合において、球箱15を搬送中に、自分の獲得したパチンコ球の量を他の遊技客に知られることが少なくなる。
以上説明した実施形態において、アンテナ90及び送信回路88は本発明における無線信号送信手段、タグリーダ55は本発明における無線信号受信手段及び指令送信手段、アンテナ90及び受信回路87は本発明における指令受信手段、アンテナ90及び電源回路89は本発明における受信送信禁止手段、無線送信信号は本発明における送信要求指令、球箱識別情報は本発明における箱識別情報、S580及びS710の処理は本発明における箱計数手段、第1箱数判定値は本発明における所定報知判定値である。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば、上記実施形態においては、赤外線信号の発信・受信により、球箱15の移動を判断するものを示したが、無線通信することが可能であれば、どのような構成を用いてもよい。例えば、赤外線の代わりに電波を用いて無線通信するようにしてもよい。
また上記実施形態においては、球箱の数に応じて色を変えて発光するものを示したが、報知態様が異なっていると遊技客が認識可能であれば、どのような報知態様を用いてもよい。例えば、LED51を順次発光させる際の発光の移動速度を、球箱の数に応じて変化させるようにしてもよい。
また上記実施形態においては、LEDの発光で報知するものを示したが、音声出力による報知や、液晶ディスプレイ(LCD)等での画像表示による報知でもよい。
また上記実施形態においては、報知システム1を、パチンコ機を設置した遊技機島に適用したが、スロット機など、他の種類の遊技機が設置された遊技機島に適用してもよい。
遊技機島用報知システム1の構成を示すブロック図。 第1実施形態における球箱15の斜視図、及びA−A断面部の図。 第1実施形態における球箱15,発光装置7及び島制御装置5の電気的構成を表すブロック図。 第1実施形態におけるLED51と赤外線受光素子53の配置を示すためのパチンコ機9の正面図。 赤外線発信処理手順を示すフローチャート。 発光判断処理の前半部分の手順を示すフローチャート。 発光判断処理の後半部分の手順を示すフローチャート。 遊技機島発光処理の手順を示すフローチャート。 第2実施形態における遊技機島発光処理の手順を示すフローチャート。 第3実施形態における球箱15の斜視図、及びA−A断面部の図。 第3実施形態における球箱15,発光装置7及び島制御装置5の電気的構成を表すブロック図。 第3実施形態におけるLED51と赤外線受光素子53の配置を示すためのパチンコ機9の正面図。 識別情報送信処理の手順を示すフローチャート。 第3実施形態における発光判断処理の前部分の手順を示すフローチャート。 第3実施形態における発光判断処理の中間部分の手順を示すフローチャート。 第3実施形態における発光判断処理の後部分の手順を示すフローチャート。 第3実施形態における遊技機島発光処理の手順を示すフローチャート。 受信範囲を説明する図。
符号の説明
1…遊技機島用報知システム、3…遊技機島、5…島制御装置、7…発光装置、9…パチンコ機、11…ジェットカウンタ、13…台車、15…球箱、17…呼出ボタンユニット、21…球収容部、21a…長手方向側面板、21b…短手方向側面板、21c…把持部、21d…底面板、23…計量部、23a…載置板、23b…重量センサ、25…赤外線発光素子、27…振動センサ、40…球箱制御部、41…CPU、42…ROM、43…RAM、44…EEPROM、45…入出力部、46…バス、47…赤外線発光素子駆動回路、51…LED、53…赤外線受光素子、55…タグリーダ、60…発光装置制御部、61…CPU、62…ROM、63…RAM、64…EEPROM、65…入出力部、66…バス、67…通信部、68…LED駆動回路、71…CPU、72…ROM、73…RAM、74…入出力部、75…バス、76…通信部、77…EEPROM、80…RFタグ、81…CPU、82…ROM、83…RAM、84…EEPROM、85…入出力部、86…バス、87…受信回路、88…送信回路、89…電源回路、90…アンテナ。

Claims (13)

  1. 遊技客が遊技機で遊技することにより獲得した遊技媒体を収容する遊技媒体収容箱を備えた遊技場内で用いられ、複数の遊技機が配置された遊技機島内において報知を行う遊技機島用報知システムであって、
    前記遊技機島に取り付けられて、視覚または聴覚によって識別可能に報知を行う報知手段と、
    前記遊技媒体収容箱が予め設定された所定移動経路上に位置することを検出する箱検出手段と、
    前記箱検出手段による検出結果に基づいて、前記遊技媒体収容箱が、予め設定された所定移動経路上を移動中であるか否かを判断する箱移動中判断手段と、
    前記遊技媒体収容箱が前記所定移動経路上を移動中であると前記箱移動中判断手段が判断すると、予め設定された所定報知態様で前記報知手段に報知を行わせる報知制御手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機島用報知システム。
  2. 前記箱検出手段は、
    前記遊技媒体収容箱に取り付けられ、無線信号を送信する無線信号送信手段と、
    前記遊技機島内において、この遊技機島の一端から他端に亘って一列に配置され、前記所定移動経路上に位置する前記遊技媒体収容箱が当該手段と対向する時に、この遊技媒体収容箱に取り付けられた前記無線信号送信手段から送信される無線信号を受信する複数の無線信号受信手段とから構成され、
    前記箱移動中判断手段は、
    前記複数の無線信号受信手段のうちの1つが前記無線信号送信手段からの前記無線信号を受信すると、この無線信号を受信した無線信号受信手段を基準無線信号受信手段として、この基準無線信号受信手段が前記無線信号を受信してから予め設定された所定経過時間内に、この基準無線信号受信手段に隣接する2つの無線信号受信手段の何れかが前記無線信号送信手段からの前記無線信号を受信した場合に、前記遊技媒体収容箱が前記所定移動経路上を移動中であると判断する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機島用報知システム。
  3. 前記遊技媒体収容箱は、この遊技媒体収容箱の振動を検出する箱振動検出手段を備え、
    前記箱振動検出手段が前記遊技媒体収容箱の振動を未検出である場合には、この箱振動検出手段を備える前記遊技媒体収容箱に取り付けられた前記無線信号送信手段の動作を禁止する振動送信禁止手段を備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機島用報知システム。
  4. 前記遊技媒体収容箱は、前記無線信号の送信を要求する送信要求指令を無線で受信する指令受信手段を備え、
    前記複数の無線信号受信手段は、
    前記所定移動経路上に位置する前記遊技媒体収容箱に備えられた前記指令受信手段が受信可能な前記送信要求指令を無線で送信する指令送信手段を備え、
    前記指令受信手段が前記送信要求指令を未受信である場合には、この指令受信手段を備える前記遊技媒体収容箱に取り付けられた前記無線信号送信手段の動作を禁止する受信送信禁止手段を備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機島用報知システム。
  5. 前記無線信号送信手段は、
    前記指令受信手段と前記受信送信禁止手段を備え、この無線信号送信手段が取り付けられた前記遊技媒体収容箱の識別情報である箱識別情報を記憶し、この箱識別情報を前記無線信号とするRFタグであり、
    前記無線信号受信手段は、
    前記指令送信手段を備え、前記RFタグから送信される箱識別情報を前記無線信号とするRFタグリーダである、
    ことを特徴とする請求項4に記載の遊技機島用報知システム。
  6. 前記遊技媒体収容箱は、この遊技媒体収容箱内の遊技媒体の総重量を計測する遊技媒体重量計測手段を備え、
    前記遊技媒体重量計測手段が計測した重量計測結果により示される重量が予め設定された所定送信判定値以下の場合には、この遊技媒体重量計測手段を備える前記遊技媒体収容箱に取り付けられた前記無線信号送信手段の動作を禁止する重量送信禁止手段を備える、
    ことを特徴とする請求項2〜請求項5の何れかに記載の遊技機島用報知システム。
  7. 前記報知手段は、発光により報知を行う発光手段である、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載の遊技機島用報知システム。
  8. 前記遊技機島内の複数の遊技機それぞれ毎に前記発光手段は設置されるとともに、これら複数の発光手段は、前記遊技機島の一端から他端に亘って一列に整列して配置され、
    前記報知制御手段は、
    予め設定された1つの前記発光手段を始点発光手段、前記遊技機島の両端に配置された発光手段をそれぞれ終点発光手段として、前記始点発光手段から前記終点発光手段に向かって、前記複数の発光手段を順次発光させる態様を、前記所定報知態様とする、
    ことを特徴とする請求項7に記載の遊技機島用報知システム。
  9. 前記遊技機島内の複数の遊技機それぞれ毎に前記発光手段は設置されるとともに、これら複数の発光手段は、前記遊技機島の一端から他端に亘って一列に整列して配置され、
    遊技媒体の総数を計数する計数装置が、前記遊技機島の一端に設置されるとともに、前記遊技機島の他端には非設置とされ、
    予め設定された1つの前記発光手段を始点発光手段、前記遊技機島の一端に配置された発光手段をそれぞれ終点発光手段として、前記始点発光手段から前記終点発光手段に向かって、前記複数の発光手段を順次発光させる態様を、前記所定報知態様とする、
    ことを特徴とする請求項7に記載の遊技機島用報知システム。
  10. 遊技媒体を収容した状態で移動中である遊技媒体収容箱の個数を計数する箱計数手段を備え、
    前記報知制御手段は、
    前記箱計数手段が計測した個数計数結果に応じた前記所定報知態様で前記報知手段に報知を行わせる、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項9の何れかに記載の遊技機島用報知システム。
  11. 前記報知制御手段は、
    前記箱計数手段が計測した計数結果により示される個数が予め設定された所定報知判定値以下の場合には、前記報知手段を非報知にすることを、前記所定報知態様とする、
    ことを特徴とする請求項10に記載の遊技機島用報知システム。
  12. 複数の遊技機が配置された遊技機島内において報知を行う遊技機島用報知システムで用いられる遊技機島であって、
    遊技客が遊技機で遊技することにより獲得した遊技媒体を収容する箱を遊技媒体収容箱とし、
    視覚または聴覚によって識別可能に報知を行う報知手段と、
    この遊技機島の一端から他端に亘って一列に配置され、予め設定された所定移動経路上に前記遊技媒体収容箱が当該手段と対向する時に、この遊技媒体収容箱から送信される無線信号を受信する複数の無線信号受信手段と、
    前記複数の無線信号受信手段のうちの1つが前記無線信号を受信すると、この無線信号を受信した無線信号受信手段を基準無線信号受信手段として、この基準無線信号受信手段が前記無線信号を受信してから予め設定された所定経過時間内に、この基準無線信号受信手段に隣接する2つの無線信号受信手段の何れかが前記無線信号送信手段からの前記無線信号を受信した場合に、前記遊技媒体収容箱が前記所定移動経路上を移動中であると判断する箱移動中判断手段と、
    前記遊技媒体収容箱が前記所定移動経路上を移動中であると前記箱移動中判断手段が判断すると、予め設定された所定報知態様で前記報知手段に報知を行わせる報知制御手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機島。
  13. 請求項12に記載の遊技機島を備える遊技場内で用いられ、遊技客が遊技機で遊技することにより獲得した遊技媒体を収容する遊技媒体収容箱であって、
    前記無線信号を送信する無線信号送信手段を備える、
    ことを特徴とする遊技媒体収容箱。
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