JP2006346101A - 食器洗浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 洗浄槽内を清潔に保ち、異臭の発生を抑えた食器洗浄機を提供する。
【解決手段】
食器洗浄機の洗浄槽6内部の下段カゴ7に取り付けられた小物入れの前面に、蓋体32を備え、孔部28aを有する抗菌剤ケース28を配設し、前記抗菌剤ケース28の内部に、リン酸カルシウム69重量%,酸化亜鉛27重量%,酸化銀3重量%,及び酸化コバルト1重量%から成る、一粒の形状が円盤形状の抗菌剤29を収容するよう構成した。
【選択図】 図1
【解決手段】
食器洗浄機の洗浄槽6内部の下段カゴ7に取り付けられた小物入れの前面に、蓋体32を備え、孔部28aを有する抗菌剤ケース28を配設し、前記抗菌剤ケース28の内部に、リン酸カルシウム69重量%,酸化亜鉛27重量%,酸化銀3重量%,及び酸化コバルト1重量%から成る、一粒の形状が円盤形状の抗菌剤29を収容するよう構成した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、本体内部に抗菌剤を備えた食器洗浄機に関する。
従来、食器洗浄機においては、食器を洗浄槽に入れ、洗剤を洗浄槽内に投入して、洗い、すすぎ、乾燥を順次行う機能を有している。ところが、このような食器洗浄機では、食器に付着していた残滓等が洗い流され、洗浄槽底部に配設したフィルタに付着したり、洗浄水の循環経路中に残存したりして、この残滓から雑菌が繁殖して臭気を発生させることがあった。そして、一般に、洗浄運転後には残滓等を含んだ汚水は、排水ポンプにより排水処理されるが、洗浄槽底部や循環経路等の水溜部に、排水手段によっても排水し切れない一部の水(以下、残水という。)が残存するケースが多い。このため、この残水中の栄養分に富んだ残滓が雑菌の繁殖を促し、不衛生な状態になるとともに周囲に異臭を放ち、使用者に不快感を与えるという問題があった。
また、食器洗浄機では、一般に、底部に水を加熱するためのシーズヒータなどの加熱装置が装着されており、この加熱装置によって洗い時やすすぎ時に循環水を加熱して、食器の洗浄性能を上げたり、乾燥を促進させたりしている。しかし、水道水中には、カルシウムやマグネシウム、ケイ酸などの不溶成分が含まれており、これらが蒸発残渣となって加熱装置表面にスケールとして付着し、これが剥離したものが浮遊物となって現れるという問題があった。
そこで、食器洗浄機を構成する部品に光触媒を担持させ、何らかの手段により前記光触媒に紫外線を照射し、光触媒機能により残滓によって発生する細菌を殺菌するように構成した食器洗浄機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図7を参照して、従来例1乃至4について説明する。
従来例1は、銀ゼオライトの微粉末をポリプロピレン樹脂に1%混練し、ブロック状に成形したもの約30グラムを抗菌剤として小物入れ付近に固定した食器洗浄機である。図7は、前述した「標準コース」を毎日1回ずつ行った場合の、抗菌剤を新たにセットして使用し始めてからの経過期間による銀イオン濃度の経時変化を示している。この場合、図7に示すように、銀ゼオライトから抗菌成分である銀イオンが少しずつ溶出する。しかしながら、使用開始直後は非常に高い銀イオン濃度であり、抗菌効果が高いが、樹脂の表面に露出した銀イオンが溶出してしまうと、その濃度は急激に低下し、ブロックの内部に入った、銀イオンは溶出できないために、使用されずに無駄になってしまう。そのため、約20日経過後には、銀イオン濃度が、一般に抗菌効果が期待できるといわれている1ppb以下となっており、抗菌効果の持続性は低い。
従来例2は、配水管の材料であるポリプロピレン樹脂に銀ゼオライトを1%程度混練した食器洗浄機である。配水管には、その食器洗浄機の構造上、排水ポンプによっても排水しきれない洗浄水、いわゆる残水が残る。従来例2は、菌類の最も繁殖し易い残水に効果的に銀イオンを溶出させることができる点で従来例2よりも優れている。図7に示すように、使用開始直後は非常に高い銀イオン濃度で抗菌効果は高い。しかしながら、樹脂内部の銀イオンは溶出し難いため、使用期間の経過とともに樹脂表面に露出した銀イオンが溶出してしまうと、残水中の銀イオン濃度は低下し、抗菌効果が薄れていく。そのため、約3ヶ月経過後すると、銀イオン濃度が一般に抗菌効果が期待できるといわれている1ppb以下となってしまう。
従来例3は、銀ゼオライトを直径約2mmのビーズ状に成形した抗菌剤約10グラムを通水性を有するケースに入れて小物入れ8に併設した食器洗浄機である。ゼオライトは多孔質体であり、表面積が非常に大きいため、従来例1と比較すると、抗菌剤の無駄になる部分は減り、なおかつ抗菌効果も持続するようになる。しかしながら、図7に示すように、次第に銀イオンの濃度は低下していき、約3ヶ月経過後すると銀イオン濃度が一般に抗菌効果が期待できるといわれている1ppb以下となってしまう。また、銀ゼオライトでは、銀イオンが溶出していって抗菌効果がなくなっても、そのままの形態を維持するので、効果がなくなっていることを使用者が認識することができない。
従来例4は、従来例3の抗菌剤材料を銀ゼオライトを銀アパタイトに置き換えた食器洗浄機である。これによっても、同様に、図7に示すように、抗菌剤の表面積が増え、抗菌剤の無駄になる部分は減り、抗菌効果の持続性も向上するが、次第に銀イオンの濃度は低下していき、約2ヶ月経過後すると銀イオン濃度が一般に抗菌効果が期待できるといわれている1ppb以下となってしまう。また、銀アパタイトでは、銀ゼオライトと同様に、銀イオンが溶出していって抗菌効果がなくなっても、そのままの形態を維持するので、抗菌効果がなくなっていることを使用者が認識することができない。
特開平10−276960号公報(図1)
しかしながら、特許文献1に記載された食器洗浄機のように、構成部品に光触媒機能を持たせると、その部分に紫外線が照射されるように紫外線を発生させる光源を設ける必要が生じる。すなわち、殺菌効果を期待する部分に光触媒機能を持たせることに加え、紫外線を照射する光源を設けなければならず、多くのコストがかかる構成となっていた。そのうえ、光源は洗浄槽内を照らしつつ水のかからない位置に配設する必要性があるため、使用者が容易かつ安価に交換できる位置に配設することが不可能である。そのため、光源が寿命等により切れた場合には、交換するのに多くの手間がかかるという課題が残っていた。
また、従来例1又は2に記載された食器洗浄機のように、熱可塑性樹脂から成る構成部品に抗菌成分を含有した多孔質体等を混練して抗菌性を付与した場合、残水と接することができるのは表面にある抗菌成分のみであり、混練させた総量に比して抗菌効果に乏しく、すぐに抗菌成分が消費され、抗菌効果を持続することが困難であった。そして、樹脂から成る構成部品に抗菌成分を混練させているため、食器洗浄機の使用者は抗菌剤が洗浄水に溶出していることを確認できないうえ、抗菌剤の有無さえも認識することができなかった。
また、従来例3又は4に記載された食器洗浄機のように、ビーズ状の無機性多孔質体をケースに収容して設置した場合には、効果的に銀イオンを溶出することができるものの、抗菌効果を持続させることは困難であった。そして、食器洗浄機の使用者は抗菌剤があることは確認できるが、抗菌効果を有しているかどうかを認識することができなかった。
さらに、上記した先行技術文献及び従来例として示した抗菌方法では、加熱装置などに付着したスケールを除去することができなかった。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、抗菌性能を長期間保持可能で、かつその抗菌剤の有無を視認可能な食器洗浄機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の食器洗浄機は、本体と、前記本体内に設けられた洗浄槽と、洗浄水を食器に噴射する噴射手段と、前記洗浄槽内に溜めた洗浄水を噴射手段に圧送する圧送手段と、前記洗浄槽内に溜めた洗浄水を排出する排水手段とを備え、洗浄槽内に抗菌成分を溶出しながら体積を減少させていく抗菌剤を配設したことを主たる特徴とするものである。
本発明の効果として、水溜部に溜まった残水中の細菌の繁殖を長期間に亘り抑制できるとともに、抗菌剤の有無及び残量を使用者が確認できる食器洗浄機を提供することにある。
以下、本発明の一実施例につき、図1乃至図6を参照して説明する。
そのうち、図2は扉の開放状態の食器洗浄機本体を示す斜視図であり、図3は下段カゴ7のみを設置した状態の食器洗浄機を示す概略図、図4は食器洗浄機の一部を破断して示す縦断側面図である。
扉体の開放状態の食器洗浄機を示す斜視図である図2において、食器洗浄機本体1は、外郭をなす外箱2と、外箱2の内部に形成された洗浄槽6と、この洗浄槽6から食器を出し入れするための開口部4と、この開口部4を開閉可能に覆う扉体5から構成されている。この扉体5は、上下方向にスライドする上扉6と、開口部4の下端付近を回動支点にして回動する下扉7とから構成されている。そして、下扉7には、食器洗浄機の運転操作に供する操作パネル8が配設されており、その上方には洗浄槽6の内部を視認できるよう、透明な横長状の窓部9が配設されている。
まず、図2及び図3を参照して食器洗浄機につき説明すると、本体1は外箱2により外殻が形成されており、前面には開口部3が形成されている。そして、図2に示すように、この開口部3は、下扉4及び上扉5により覆われている。下扉4は開口部3下端に回動可能に軸支されており、下扉4が下方に回動すると、上扉5も図示しない連動機構により下扉4に連動して回動し、上方に開くよう構成されている。開放状態においては、外箱2の内部に形成された洗浄槽6が露出し、開口部3を介して洗浄槽6に対して食器の出し入れが可能である。
また、図4に示すように、洗浄槽6内の下方にはステンレス製のワイヤーにて構成された下段カゴ7が載置されており、この下段カゴ7には茶碗や大皿などといった比較的大きな食器類が載置できるよう構成されている。そして、この下段カゴ7は、食器を載置したまま下扉4上に引き出した状態で、食器の載せ降ろしを行えるようになっている。さらに、この下段カゴ7には、箸、スプーン、フォーク等を立て掛けるための樹脂製の小物入れ8が取り外し可能に配設されている。
一方、洗浄槽6の天井には中支え9が取り付けられており、この中支えに形成されたレール9と、洗浄槽6の左右端にそれぞれ設けられたレール10との間で、図示しない中段カゴ、左上段カゴ、右上段カゴを複数段に保持できるよう構成されている。
次に、図3を参照して洗浄槽6の底部の構成について説明する。
図3は、下段カゴ7のみを設置した状態の食器洗浄機を示す概略図であり、この下段カゴ7には皿などを中心とした食器が載置される。洗浄槽6内の下部には2個の回転式の噴射ノズル12,12が左右に並んで設けられている。噴射ノズル12,12は中空状のアーム支え13に回転可能に接続され、上面に複数の噴射孔14を有している。この噴射ノズル12,12は、下段カゴ7上に載置された食器等に洗浄水を噴射し、食器に付着した汚れを落とすためのものである。
洗浄槽6の下部には循環ポンプ15が配置されている。前記循環ポンプ15は洗浄ポンプと排水ポンプの機能を兼ねたものであり、配水管16を介して前記アーム支え13に接続されていると共に、配水管16を介して洗浄槽6下部の排水口17に接続されている。この循環ポンプ15は、噴射ノズル12,12に洗浄水を供給し、排水時には洗浄水を洗浄槽6外部へ排出するためのものである。
洗浄槽6内の下部の奥部には給水口18が設けられていると共に右前部には加熱手段としてのシーズヒータ19が配置されている。前記給水口18は、給水弁20を介して給水配管21が接続されている。前記給水配管21は、給水ホース(図示せず)を介して水道等の給水源に接続されている。前記シーズヒータ19は、その基端部が洗浄槽6の右壁部の前下部に固定されており、洗浄槽6の左右方向中央付近に位置する先端部まで略水平に延びている。そして、シーズヒータ19は、洗浄槽6内の洗浄水の加熱に供すると共に、乾燥行程時に送風温度を上昇させ、後述する送風ファン22によって乾燥風を食器に吹き付けて乾燥に供するものである。
また、洗浄槽6の左壁部には洗浄槽6内の水位が高水位(「3.5L」水位)及び低水位(「1.7L」水位)に達したことを検出する検出部23a及び23bを有する水位センサ23が設けられ、右壁部には、外部から前記洗浄槽6内に空気を送り込むための送風ファン22が設けられている。
さらに、洗浄槽6の底部、シーズヒータ19の下方には、温度検知手段たるサーミスタ24が取り付けられている。このサーミスタ24は、洗浄槽6内に貯留された洗浄水温度や乾燥行程時の送風温度を検出するためのものである。
上記した循環ポンプ15、シーズヒータ19、給水弁20、送風ファン22、水位センサ23、サーミスタ24は、いずれも制御回路25に接続されている。このほか、詳しい図示及び説明は省略するが、前記制御回路25は、マイクロコンピュータを主体に構成されており、記憶手段としての揮発性メモリや不揮発性メモリを備えている。
本実施例では、制御回路25及び循環ポンプ15から、圧送手段兼排水手段が構成される。制御回路25及び給水弁20から給水手段が構成される。また、制御回路25及び水位センサ23から水位検知手段が構成される。更に、制御回路25及び噴射ノズル12,12から噴射手段が構成される。
次に、図2を参照して、洗浄槽6の底面について説明する。噴射ノズル12,12には複数の噴射孔14が形成されているが、この噴射孔14の形状及び位置は、噴射ノズル12,12が後述する循環ポンプ15より圧送された水をから噴射する際の反動により回転するように調整されている。そして、このときの噴射孔14の最大開口径は5ミリ以下となっている。これにより、残滓となった米粒等が洗浄水とともに循環ポンプ15を介して循環する際に、噴射孔14に詰まってしまうことがない。また、シーズヒータ19の上方はヒータカバー11によって覆われている。
循環ポンプ15に通じた排水口17の上面は、残滓フィルタ26により覆われている。この残滓フィルタ26は、その一部に残滓を排出するための開口部たる、残滓排出口27が形成されている。そして、残滓フィルタ26は、この残滓排出口27側に傾斜して形成されており、前記残滓フィルタ26上の残滓を洗浄水とともに残滓排出口27に向けて流し込むような構成となっている。さらに、残滓フィルタ26の表面は、細目であることに加えて撥水処理が施されているので、洗浄水を弾き易いため、洗浄水が残滓排出口27に向けて一層流れ込み易くなっている。この撥水処理は、残滓フィルタ26を金属製として、その表面にフッ素樹脂被膜や高分子被膜を施して成るもの、もしくは残滓フィルタ26を合成樹脂製として、その合成樹脂材料にフッ素を配合して成るものなどである。
図4は、食器洗浄機本体の一部を破断して示す側断面図である。この図に示すように、下段カゴ7には、箸やスプーンなどの小物の収納に供する樹脂製の小物入れ8が取り付けられている。この小物入れ8は、その略全体が通水可能なようにメッシュ状になっているもので、その上面は開口され、複数の仕切り板により複数の部屋に分かれて構成されている。そして、その小物入れ8の前面には箱体たる抗菌剤ケース28が取り付けられている。
図1を参照して、抗菌剤ケース28について詳述する。図1(a)は抗菌剤ケース28を前面上方向からみた斜視図であり、(b)は抗菌剤ケース28を上下逆さまにし、蓋体32側からみた斜視図である。この抗菌剤ケース28は、リン酸カルシウムに抗菌成分の銀を含ませて組成した、徐溶性の抗菌剤29を収容するための直方体形状の容器である。抗菌剤29の成分については後述するとして、まず、この抗菌剤ケース28について説明する。
この抗菌剤ケース28は内外が連通するように、通水孔たる多数の孔部28aが形成されてメッシュ形状になっている。そのため、抗菌剤ケース28の内部が視認できるようになっており、抗菌剤29が溶出して、その体積が減少してきたことや抗菌剤29自体がなくなったことを外部から確認することができる。
そして、抗菌剤ケース28には、小物入れ8の側面に取り付けて使用できるよう、小物入れ8の短い方の側面幅よりも若干大きく形成されており、そのうちの一面には抗菌剤ケース28の内方側に向いた係止片を備えた4つの係止部30が突設されている。これらの係止部30は、左右同じ高さ位置に対向した1組が上端付近と下端付近にそれぞれ配置されている。抗菌剤29溶出してなくなった場合に、抗菌剤ケース28を交換できるよう、小物入れ8に係止部30によって着脱可能になっている。
また、抗菌剤ケース28は、その一面がヒンジ31によって回動可能な蓋体32となっている。また、必要に応じて、係止片(図示しない)などにより、一度閉めたら開かない構造にしても良い。そのようにすることで、使用者が内容物に触れる心配がなくなるのでより好ましい。
また、この孔部28aは、下方にいくほどその最大開口径が小さくなるよう構成されており、少なくとも下方ではその最大の開口径を3mm以下になっている。これにより、抗菌剤29が洗浄水に溶出していった場合や、抗菌剤29が破砕してしまった場合にも、その破片が孔部28aを介して洗浄槽6内に落下することを極力防止することができる。
次いで、抗菌剤29について説明する。この抗菌剤29は、銀酸化物が約3%、酸化亜鉛が約27%、酸化コバルト約1%、及びリン酸カルシウム約69%から構成されている。以下、各成分の役割について説明する。
一般的に、溶解性ガラスとしては、SiO2及びB2O3を主成分とするホウケイ酸系ガラスと、本実施例のようにP2O5を主成分とするリン酸系ガラスが知られているが、本実施例では、この抗菌剤29をリン酸系ガラスにて構成している。このような構成とすることで、抗菌効果に加え、シーズヒータ19やサーミスタ24へのスケールの付着を防止することができる。
ここでスケールについて説明する。食器洗浄機を長期間使用すると、水道水中に含まれるカルシウムやマグネシウム、ケイ酸などの蒸発残査成分(スケール)がシーズヒータ19やサーミスタ24の表面などに析出し、堆積してくる。そして、スケールが堆積すると、シーズヒータ19の加熱効率が低下したり、サーミスタ24による正確な温度測定ができなくなったりするため、シーズヒータ19の加熱制御が正常に行えなくなる可能性がある。
一方、そのスケールが、剥離した場合には、洗浄槽6内や食器に付着したりして使用者に不衛感を与えることとなる。特に、水道水に含まれる蒸発残査成分が多い地域では、このスケールの蓄積量が多く、頻繁に定期的に清掃する必要がある。清掃方法としては一般的にクエン酸などの有機酸の水溶液を庫内に入れて、加熱循環することで、スケールを溶解させて、除去する方法が取られるが、この方法では時間、手間、費用がかかり、使用者に不利益を与えるものである。
ところで、この抗菌剤29の洗浄水への溶解性を有するためのリン酸成分(P2O5)は、ガラスの透明性を維持したり、また銀イオンを洗浄水中に徐溶させる効果を出したりするものである。この濃度が10重量パーセントを下回ると、透明性が無くなったり、機械的な強度を維持することができなくなったりしてしまう。また、反対に80重量パーセントを超えると、機械的な強度の低下を招くおそれがある。そこで、リン酸成分の含有量は抗菌剤29全体の10〜80重量パーセントが好ましく、最適には、30〜70重量パーセントにすればよい。さらに、このリン酸成分は、水に溶解すると、水道水中のカルシウムやマグネシウムに対して、キレート構造(Ca2P6O182−、Mg2P6O182−)を取り、カルシウム分の水溶解性を高め、炭酸カルシウムやケイ酸カルシウムがスケールとして析出するのを防止することができる。
この中で、銀酸化物は、洗浄水中に銀イオンとして溶出して、抗菌又は抗菌効果を発揮するものである。そして、酸化コバルトは、抗菌剤29を青色にする着色する金属酸化物として添加されているものであり、1%程度と極めて少ない含有量でも抗菌剤29が鮮やかな青色となる。
具体的には、この抗菌剤29の成分としては、Ag2Oを0.1〜5重量パーセント,リン酸成分を10〜90重量パーセント程度含んでいれば良く、必要な抗菌作用によって、Ag2Oの重量パーセントを決めればよい。なぜならば、Ag2Oは0.1重量パーセント以下であると実質的な抗菌作用が得られなくなり、反対に5重量パーセント以上にすると抗菌剤29が光によって、褐色に変色しやすくなり、また製造コストも高くなるため、この範囲内に調整することが好ましい。
なお、別に抗菌作用のある酸化亜鉛を0〜50重量パーセント程度含有させるようにしても構わない。この酸化亜鉛はこの抗菌剤29の褐色化の防止に役立つものであり、銀イオンほどではないものの、亜鉛イオンも接触した微生物や菌類を除去したり、繁殖を抑制したりするといった効果が期待できる。ただし、この量は、50重量パーセントを超えると、抗菌剤29が白濁したり、変色する可能性があるために、50重量パーセント以下にすることが好ましい。
また、抗菌剤29の一粒は、大きさが直径約15ミリで、約5ミリの厚みを有する円盤形状をなし、その重さは約2.1グラムである。この抗菌剤29一粒の大きさは、洗浄水中で抗菌作用を発揮するのに十分な銀イオン濃度を食器洗浄機の平均寿命を超える10年以上継続した状態で使用できるかどうかという観点で、実験的に得られた抗菌剤29の溶解速度に基づいて計算して最適化したものである。その計算の結果、10年後の抗菌剤29の重量は、4.9gとなると予想され、このときの残水中の銀イオン濃度は初期の濃度の92%程度となるが、この濃度は十分な抗菌作用を有するだけの量である。
次に、本実施例の作用について説明する。
まず、制御回路25が実行する標準的な洗浄運転コース(以下、「標準コース」とする)の内容について簡単に説明する。
図示しない操作部の操作により標準コースが設定され、運転開始が指示されると、制御回路25は洗浄行程、すすぎ行程、加熱すすぎ行程、乾燥行程を順に実行する。洗浄行程及び各すすぎ行程では、給水弁20を開放して洗浄槽6内に給水する動作と、循環ポンプ15を動作させて洗浄槽6内の水を噴射ノズル12,12から噴出させる洗い動作或いはすすぎ動作、循環ポンプ15を動作させて洗浄槽6内の水を排出する動作が順に実行される。洗浄行程及び各すすぎ行程における水位(以下「洗浄水位」とする)は高水位である「3.5L」に設定されており、制御回路25が水位センサ23の検出部23aからの入力信号に基づき洗浄槽6内の水位が所定の設定水位に達したことを検知すると、給水弁20を閉塞動作させるようになっている。なお、この水位まで給水された場合にも、抗菌剤ケース28内には浸水しない。
また、洗浄行程及び加熱すすぎ行程では、制御回路25はサーミスタ24の入力信号に
基づき洗浄槽6内の洗浄水温度が所定温度となるように前記シーズヒータ19を加熱制御させる。また、乾燥行程では、制御回路25にてシーズヒータ19を加熱制御させつつ送風ファン22を動作させることにより洗浄槽6内に温風を流通させる。
基づき洗浄槽6内の洗浄水温度が所定温度となるように前記シーズヒータ19を加熱制御させる。また、乾燥行程では、制御回路25にてシーズヒータ19を加熱制御させつつ送風ファン22を動作させることにより洗浄槽6内に温風を流通させる。
洗浄行程、すすぎ行程、加熱すすぎ行程後には、循環ポンプ15により洗浄槽6内の洗浄水が排水されるものの、完全には排水することができない。そのため、配水管16内には常に残水と呼ばれる洗浄水が残留する。この残水には、残滓など富養成分が多く含まれているため、菌類が繁殖しやすい環境となっている。
上記した洗浄行程、すすぎ行程、加熱すすぎ行程では、洗浄水が抗菌剤ケース28内の抗菌剤29に洗浄水が接触するため、抗菌剤29は少しづつ洗浄水に溶解していき、それとともにその体積を減少させていく。この抗菌剤29に含まれる抗菌成分である銀イオンや亜鉛イオンが溶け出し、前述した残水内で繁殖した菌類に対しては抗菌作用を持ち、食器などの表面に銀イオンや亜鉛イオンが薄く付着して、食器の表面に抗菌機能を付与することも可能となっている。
上記した実施例によれば、次のような効果を奏する。
図5及び図6を参照して、本実施例の効果について従来例1〜4と比較しながら説明する。図5は、残水中の銀イオン濃度と経過日数との関係を示したグラフであり、図6は、本実施例と従来例1乃至4とを比較して示すチャートである。
図5中の実線は、抗菌剤29を抗菌剤ケース28に約6g分(3粒)だけ収納して毎日1回ずつ「標準コース」を実行した場合の、残水中の銀イオン濃度と経過日数との関係を実験的に求めたグラフである。また、図5中の点線は、前述した従来例1乃至4を本実施例との比較のために示したものである。なお、グラフ中の矢印は残水中で十分に抗菌効果を得られる銀イオン濃度(1ppb)を示したものである。このグラフに示すように、洗浄水が連続して曝される場合には、2,3ヶ月で抗菌効果が失われているのに対して、本実施例のような構成とした場合には、42ヶ月経過後も銀イオンの有効な濃度を保ち続けることができる。
また、リン酸カルシウムが洗浄水に徐々に溶解していくとともに、抗菌成分である銀イオンも溶出していく構成としたため、洗浄槽6内の残水中で菌類が繁殖することを抑えることができ、以って、臭気発生や腐敗を防止し、衛生的に食器洗浄機を維持することができる。加えて、この銀イオンを含んだ洗浄水が食器表面にかかることにより、銀イオンが食器表面に付着するので、食器自体に抗菌作用を付与することができる。
また、リン酸カルシウムは非常にゆっくりと洗浄水に溶けていく。それとともに、銀イオンも長期間に亘ってゆっくりと溶出していく。そのため、図6に従来例1乃至4と対比して示すように、使用者が抗菌剤29を交換するなどといったメンテナンスをすることなしに、抗菌効果を持続させることができる。また、メンテナンスが必要になった場合でも、抗菌剤ケース28毎交換することができる。
さらに、抗菌剤29をリン酸系ガラスから構成したことにより、カルシウム分の水溶解性を高めることができ、以って、図6に従来例1乃至4と対比して示すように、炭酸カルシウムやケイ酸カルシウムがスケールとして析出することを防止することができる。
さらに、下段カゴ7上に取り付けられた小物入れ8に抗菌剤29を収容した抗菌剤ケース28を設けたことにより、洗浄行程や各すすぎ行程において圧送手段が稼働しているときに洗浄水が抗菌剤29に接触し、稼働していないときには接触しないため、抗菌剤29が必要以上に洗浄水に溶解し、銀イオンが溶出することを防止することができ、延いては、抗菌効果を長期間継続することができる。
また、抗菌剤29は円盤形状に成形している。そのため、噴射ノズル12,12により噴射された洗浄水の水圧により、抗菌剤ケース28の内壁に衝突した衝撃により抗菌剤29が破砕し、洗浄槽6の内部に散乱するおそれを低減することができる。
抗菌剤ケース28に通水孔として孔部28aを形成し、抗菌剤ケース28の内部を視認可能な構成としたため、図6に従来例1乃至4と対比して示すように、抗菌剤29の有無及び体積が減少している状態を使用者が視認することができる。
また、抗菌剤29に酸化コバルトを含有させたことにより、無色透明なリン酸カルシウムを青色に着色することができ、これにより使用者が抗菌剤ケース28の外部より孔部28aを介して抗菌剤29の存在をより確認し易くなる。なお、着色剤の種類は、人体に有害とならない濃度であり、無機系の顔料などであれば何でも良く、たとえば酸化銅や、またタルク等の顔料を入れても、同様の効果が得られる。とりわけ、酸化銅にて着色した場合には、銅イオン自身も抗菌効果を有するため、さらなる相乗効果も期待できる。
孔部28aの最大開口径を噴射孔14の直径以下になるよう構成したため、万が一抗菌剤29が抗菌剤ケース28の孔部28aから脱落した場合にも、洗浄水とともに循環する際に噴射孔14に詰まるおそれがない。
さらに、抗菌剤ケース28の孔部28aの開口径が下方ほど小さくなる構造にすることで、万が一、抗菌剤ケース28内で抗菌剤29が破砕した場合にも、その破片が孔部28aから洗浄槽6内に脱け落ちることおそれがなく、抗菌剤29の破片の衝突により噴射ノズル12,12や循環ポンプ15が破損するおそれがない。
また、本発明は上記し且つ図面に示した一実施例に限定されない。
例えば、抗菌剤29は、この抗菌ガラスを円盤形状に成形するのではなく、板状に拡げたものを粉砕したもののうち一定の大きさ以上のものを抗菌剤ケース28に収容して用いても良い。リン酸系のガラスは、一般的に溶融したときに粘度が低く、成形することが難しいため、実施例1のように円盤状に成形するためにはコストがかかるが、このような方法によれば、低コストで製造できる。
また、抗菌剤29の収容量や一粒の大きさを適宜調整することによって、残水中の銀イオン濃度を増加させることもできる。
以上のように、実施に際して本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施可能である。
2 外箱
6 洗浄槽
7 下段カゴ
8 小物入れ
12,12 噴射ノズル
14 噴射孔
15 循環ポンプ
16 配水管
17 排水口
19 シーズヒータ
23 水位センサ
24 サーミスタ
25 制御回路
28 抗菌剤ケース
28a 孔部
29 抗菌剤
30 係止部
31 ヒンジ
32 蓋体
6 洗浄槽
7 下段カゴ
8 小物入れ
12,12 噴射ノズル
14 噴射孔
15 循環ポンプ
16 配水管
17 排水口
19 シーズヒータ
23 水位センサ
24 サーミスタ
25 制御回路
28 抗菌剤ケース
28a 孔部
29 抗菌剤
30 係止部
31 ヒンジ
32 蓋体
Claims (5)
- 本体と、前記本体内に設けられた洗浄槽と、洗浄水を食器に噴射する噴射手段と、前記洗浄槽内に溜めた洗浄水を噴射手段に圧送する圧送手段と、前記洗浄槽内に溜めた洗浄水を排出する排水手段とを備え、
洗浄槽内に抗菌成分を溶出しながら体積を減少させていく抗菌剤を配設したことを特徴とする食器洗浄機。 - 抗菌剤は、抗菌性を有する金属元素と、リン酸系ガラスとから組成したことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
- 抗菌剤は、金属酸化物により着色したことを特徴とする請求項2記載の食器洗浄機。
- 抗菌剤は、圧送手段が稼働しているときに洗浄水が接触し、稼働していないときに洗浄水が接触しない位置に配設したことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
- 抗菌剤は、通水孔を有する箱体内に収納し、少なくとも前記箱体の下方に位置する通水孔の最大開口径が噴射ノズルの噴射孔の直径以下になるよう形成したことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
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JP2005175099A JP2006346101A (ja) | 2005-06-15 | 2005-06-15 | 食器洗浄機 |
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Applications Claiming Priority (1)
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- 2006-06-14 CN CN2006100913759A patent/CN1879546B/zh not_active Expired - Fee Related
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