JP2006344741A - 有機太陽電池とその製造方法 - Google Patents

有機太陽電池とその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006344741A
JP2006344741A JP2005168459A JP2005168459A JP2006344741A JP 2006344741 A JP2006344741 A JP 2006344741A JP 2005168459 A JP2005168459 A JP 2005168459A JP 2005168459 A JP2005168459 A JP 2005168459A JP 2006344741 A JP2006344741 A JP 2006344741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic
layer
electrode
solar cell
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005168459A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuhiko Tamura
辰彦 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2005168459A priority Critical patent/JP2006344741A/ja
Publication of JP2006344741A publication Critical patent/JP2006344741A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/549Organic PV cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】 有機層と電極との接触抵抗を低減した、高光電変換効率を有する有機太陽電池と容易なプロセスによるその製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】 導電性を有する有機材料からなる有機層の単層または積層により構成された機能層と、機能層を挟んでその表面に形成される一対の第1および第2電極とからなる有機太陽電池であり、少なくとも一方の電極における機能層側の表面が、隣接する有機層の有機材料と同一構造の基を有する有機分子で修飾されていることを特徴とする有機太陽電池により、上記の課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、有機太陽電池とその製造方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、有機層と電極との接触抵抗を低減した、高光電変換効率を有する有機太陽電池と容易なプロセスによるその製造方法に関する。
有機半導体を用いた太陽電池(「有機薄膜太陽電池」ともいう)は、一対の電極とそれらの間に形成された機能層(「光電変換層」ともいう)からなる基本構造を有し、多様性があること、毒性が低いこと、加工性・生産性に優れ、大量生産によるコストダウンが可能であること、可とう性を有し、フレキシブル化が容易であることなどの優れた特長を有する。
現在、有機太陽電池は、主に2つの形式が研究されている。
一つは無機太陽電池の方式を模した、異種の有機材料を基板上に順次積層したpn接合有機太陽電池であり、もう一つは有機材料特有の性質を生かした、異種の有機材料の混合物を成膜したバルクヘテロ接合型有機太陽電池(米国特許第5331183号明細書:特許文献1)である。後者の有機太陽電池は、異種の有機材料を混合するため、各有機材料の接合面積が広く、電荷分離する領域が広いという特徴を有している。
また、電極と機能層の間に励起子阻止層を導入し、電極近傍の励起子の消滅を防いで、光電変換効率(「変換効率」ともいう)を改善した太陽電池も提案されている(特開2003−515933号公報:特許文献2)。
他方、有機EL素子の分野では、電極となる金属表面を単分子膜(有機分子)で修飾し、金属の仕事関数を制御する試みがなされている。この単分子膜の修飾により、金属からのキャリアの注入障壁を低減させることができる(特開2002−270369号公報:特許文献3)。
米国特許第5331183号明細書 特開2003−515933号公報 特開2002−270369号公報
有機太陽電池は、一般的に機能層となる有機層の抵抗が大きく、また有機層と電極との接触抵抗が大きいため、電池素子自体の抵抗が大きく、変換効率が低いという課題がある。
また、特開2003-515933号公報(特許文献2)の方法では、励起子阻止層により電極近傍の励起子の消滅を防ぐことができるが、接触抵抗を改善できないという課題がある。
さらに、特開2002−270369号公報(特許文献3)の方法では、単分子膜の導入により電気を取り出す際の電極/有機層界面のポテンシャル障壁を制御できるが、物理的な接触抵抗の適用ができないという課題がある。
したがって、本発明は、有機層と電極との接触抵抗を低減した、高光電変換効率を有する有機太陽電池と容易なプロセスによるその製造方法を提供することを課題とする。
かくして、本発明によれば、導電性を有する有機材料からなる有機層の単層または積層により構成された機能層と、機能層を挟んでその表面に形成される一対の第1および第2電極とからなる有機太陽電池であり、少なくとも一方の電極における機能層側の表面が、隣接する有機層の有機材料と同一構造の基を有する有機分子で修飾されていることを特徴とする有機太陽電池が提供される。
また、本発明によれば、導電性を有する有機材料からなる有機層の単層または積層により構成された機能層と、機能層を挟んでその表面に形成される一対の第1および第2電極とからなる有機太陽電池であり、少なくとも一方の電極における機能層側の表面が、隣接する有機層の有機材料と同一構造の基を有する有機分子で修飾されている有機太陽電池の製造方法であって、
基板上に第1電極を形成する工程、
第1電極の表面を、次工程で形成する有機層の有機材料と同一構造の基を有する有機分子で修飾する工程、
有機分子上にスピンコート法または真空蒸着法により単層または積層の有機層を形成して機能層を得る工程、および
機能層上に第2電極を形成する工程、
を含むことを特徴とする有機太陽電池の製造方法(方法1)、および
第1基板上に第1電極を形成する工程、
第1電極の表面を、別工程で形成する有機層の有機材料と同一構造の基を有する第1の有機分子で修飾する工程、
第1基板における有機分子上にスピンコート法または真空蒸着法により単層または積層の有機層を形成する工程、
第2基板上に第2電極を形成する工程、
第2電極の表面を、別工程で形成する有機層の有機材料と同一構造の基を有する第2の有機分子で修飾する工程、
第2基板における有機分子上にスピンコート法または真空蒸着法により単層または積層の有機層を形成する工程、および
第1基板と第2基板とを、有機層を挟持するように貼り合わる工程
を含むことを特徴とする有機太陽電池の製造方法(方法2)
が提供される。
本発明の有機太陽電池は、有機層と電極との間に有機層と同様の構造の基を有する有機分子を導入するので、電気的な重なりで円滑にキャリア移動が行われ、電気的な導電性が向上し有機層と電極との接触抵抗を低減することができ、かつ同種の有機分子同士の物理的な接触となるので、密着性が高まり、接触抵抗を低減することができ、高光電変換効率を達成できる。
本発明において電極を修飾する有機分子が励起子阻止層として機能する、HOMOおよびLUMOの位置を有している場合、さらなる光電変換効率の向上が期待できる。
励起子阻止層は、機能層で生成された励起子を電極近傍に拡散するのを防ぐ、すなわち、一方のキャリアを障壁によってブロックして、励起子が電極近傍に拡散するのを防ぐ役割をする。したがって、励起子が電荷分離した後は、電極までは円滑にキャリアを輸送することができ、光電流を増大させることができる。
本発明の有機太陽電池は、導電性を有する有機材料からなる有機層の単層または積層により構成された機能層と、機能層を挟んでその表面に形成される一対の第1および第2電極とからなる有機太陽電池であり、少なくとも一方の電極における機能層側の表面が、隣接する有機層の有機材料と同一構造の基を有する有機分子で修飾されていることを特徴とする。
本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、この実施形態は一例であり、種々の形態での実施が本発明の範囲内で可能である。
(実施形態1)
図1(a)は、本発明の実施形態1に基づく有機太陽電池の構造を示す概略断面図であり、図(b)は、有機分子と電極の結合状態を示す模式図である。
図1(a)において、101は基板、102は第1電極、103はその一端が第1電極と化学的に結合し、他端が隣接する有機層を形成する分子と同様の構造を有する、第1電極を修飾する有機分子、104は第1有機層、105は第2有機層、106は第2電極(対向電極)である。
光が基板側から照射される場合、基板101と第1電極102は光透過性の材料で構成され、光が反対の第2電極側から照射される場合、第2電極106は光透過性の材料で構成される。
本発明において、光透過性とは、有機太陽電池において使用される所定波長領域、例えば可視領域の光を高効率で透過する性質を意味する。
本発明の有機太陽電池は、図1(b)に示すように、第1電極102における機能層側の表面が、隣接する第1有機層104の有機材料と同一構造の基を有する有機分子103で修飾されている。すなわち、第1電極102と第1有機層104が、物理的な接触ではなく、π結合やσ結合などによって化学的に結合している。例えば、図1(b)に示すように、シリコン原子と酸素原子によって、第1電極102と第1有機層104が結合している。図中、Xは、第1有機層104の基を示す。
第1電極を修飾する有機分子としては、隣接する有機層の有機材料と同一構造の基を有するものであれば特に限定されず、例えば、フラーレン(C60)の誘導体である[6,6]−フェニレンC61−ブチリックアシッドエスター(PCBM)のアルキル鎖の部分をクロロシリル基で置換した有機分子、末端がクロロシリル基で修飾されたポリ[(2−メトキシ−5−(2'−エチルヘキシロキシ)1−4−フェニレンビニレン](MEH−PPV)、末端がクロロシリル基で修飾されたポリ[2−メトキシ−5−(2'−エチルヘキシロキシ)−1,4−(1−シアノビニレン)フェニレン](CN−PPV)が挙げられ、これらの中でも、有機分子の基がフラーレン分子由来の基であるものが好ましい。
PCBMは、例えば、Journal of Applied Physics, May 1, 1999, Volume 85, Issue 9, pp.6866-6872などに記載され、例えば、フロンティアカーボン社から市販されている。
本発明の有機太陽電池は、第1電極と有機分子のフラーレンとの接触抵抗を低減させることができ、従来のフラーレンベースの太陽電池よりも接触抵抗が低減した、優れた変換効率を有する有機太陽電池である。
本発明において、有機分子103は、化学吸着法により第1電極102上に形成することができる。すなわち、有機分子を第1電極表面に接触させて、化学吸着させる。
まず、第1電極102の表面を親水化処理する。親水化処理の方法としては、特に限定されず、フッ酸に浸漬する表面親水化処理や酸素プラズマ処理などが挙げられる。
次いで、有機分子103の末端の置換基を、親水化処理により形成された第1電極102表面上の水酸基などと結合させる。具体的には、有機分子103を第1電極102表面に接触させると、第1電極102表面の活性水素と、有機分子103の末端に修飾された置換基が反応し、化学結合が形成される。
上記の化学吸着法において、有機分子103の末端に修飾された置換基と第1電極102を修飾する官能基のペアは、例えば、−COOHと−NH2、−COOHと−OH、−Clと−OH、−Si(OCH3)3と−OHなどの組み合わせが挙げられる。
上記の有機分子は、より具体的には、第1電極としてAl電極を形成した基板を、末端がクロロシリル基で修飾されたPCBMの2wt%キシレン溶液に浸漬し、100℃、40分間加熱することにより形成することができる。これにより、第1電極のAl電極と有機分子のフラーレン誘導体が化学的に結合した状態が得られる。
第1電極102上に有機分子103を形成する前には、基板101を洗浄し、かつ第1電極102表面を含む基板101表面を洗浄して、表面から不純物などを取り除くのが好ましい。具体的には、基板101を、イソプロピルアルコール、アセトン、クロロホルムなどの有機溶剤に浸漬し、これを超音波処理する。
次に、本発明の有機太陽電池におけるその他の構成について説明する。
(基板)
基板101は、第1電極102を表面に保持できるものであれば、特に限定されない。
その材料としては、アルミニウム、ステンレスなどの金属や合金類、ポリカーボネート、ポリエステルなどのプラスチック、ガラス、石英などが挙げられる。光が基板側から照射される場合には、光透過性の材料、例えば、透明プラスチックや透明ガラスを用いればよい。
また、その形状は、板状、フィルム状のいずれであってもよく、厚さは0.1〜10mm程度である。
(電極)
第1電極102と第2の電極106は、特に限定されないが、隣接または有機分子103を介して近接する機能層の構成材料の種類、光が照射される方向により適宜選択するのが好ましい。光が照射される側の電極は透明材料で形成される。
機能層を構成する有機層が電子受容性材料からなり、この有機材料とオーミックな接触を形成させ、照射光を透過し易くするためには、仕事関数の小さな材料で電極を形成するのが好ましい。このような材料としては、例えば、金(Au)、白金などが挙げられ、透明な材料としては、スズドープされた酸化インジウム(ITO)、フッ素がドープされた酸化スズなどが挙げられる。
また、機能層を構成する有機層が電子供与性材料からなり、この有機材料とオーミックな接触を形成させるためには、仕事関数の大きな材料で電極を形成するのが好ましい。このような材料としては、例えば、アルミニウム(Al)、インジウムなどが挙げられる。
第1電極102および第2の電極106は、それぞれ基板101上および第2有機層上に、真空蒸着、イオンスパッタリング、化学気相成長法などの公知の方法で形成することができる。
各電極の膜厚は、5〜200nm程度である。
(機能層)
機能層は、電子受容性材料からなる有機層と電子供与性材料からなる有機層の積層を含む、または電子受容性材料および電子供与性材料の混合からなる有機層を含むのが好ましい。
前者では、2つの有機層の界面で効率よくキャリアを発生させることができ、後者では、励起子の解離が効率よく行われ、多くの光電流を得ることができる。
実施形態1の有機太陽電池は、前者の形態を有し、第1有機層104と第2有機層105は、一方が電子受容性材料からなる有機層であり、他方が電子供与性材料からなる有機層である。
電子受容性材料(電子受容性有機材料)は、共役系の広がったπ電子化合物で電荷キャリアが電子であり、空気中で安定なn型半導体特性を示す材料であれば特に限定されない。
このような電子受容性材料としては、
ピリジンおよびその誘導体を骨格にもつオリゴマーやポリマー、キノリンおよびその誘導体を骨格にもつオリゴマーやポリマー、ベンゾフェナンスロリン類およびその誘導体によるラダーポリマー、シアノポリフェニレンビニレンなどの高分子材料;
フッ素化無金属フタロシアニン、フッ素化金属フタロシアニン類およびその誘導体、ペリレンおよびその誘導体、ナフタレン誘導体、バソキュプロインおよびその誘導体などの低分子材料が挙げられる。
上記の電子受容性材料の中でも、例えば、フラーレン(C60)、ポリ[2−メトキシ−5−(2'−エチルヘキシロキシ)−1,4−(1−シアノビニレン)フェニレン](CN−PPV)は好適に用いることができる。
60は、例えば、東京化成から市販されている。
CN−PPVは、例えば、平均分子量86000のものがアルドリッチから市販されている。
電子供与性材料(電子供与性有機材料)は、共役系の広がったπ電子化合物で電荷キャリアが正孔であり、空気中で安定なp型半導体特性を示す材料であれば特に限定されない。
このような電子供与性材料としては、
チオフェンおよびその誘導体を骨格にもつオリゴマーやポリマー、フェニレンビニレンおよびその誘導体を骨格にもつオリゴマーやポリマー、チエニレンビニレンおよびその誘導体を骨格にもつオリゴマーやポリマー、ビニルカルバゾールおよびその誘導体を骨格にもつオリゴマーやポリマー、ピロールおよびその誘導体を骨格にもつオリゴマーやポリマー、アセチレンおよびその誘導体を骨格にもつオリゴマーやポリマー、イソチアナフェンおよびその誘導体を骨格にもつオリゴマーやポリマー、ヘプタジエンおよびその誘導体を骨格にもつオリゴマーやポリマーなどの高分子材料;
無金属フタロシアニン、金属フタロシアニン類およびそれらの誘導体、ジアミン類、フェニルジアミン類およびそれらの誘導体、ペンタセンなどのアセン類およびその誘導体、ポルフィリン、テトラメチルポルフィリン、テトラフェニルポルフィリン、ジアゾテトラベンズポルフィリン、モノアゾテトラベンズポルフィリン、ジアゾテトラベンズポルフィリン、トリアゾテトラベンズポルフィリン、オクタエチルポルフィリン、オクタアルキルチオポルフィラジン、オクタアルキルアミノポルフィラジン、ヘミポルフィラジン、クロロフィルなどの無金属ポルフィリンや金属ポルフィリンおよびその誘導体、シアニン色素、メロシア、ベンゾキノン、ナフトキノンなどのキノン系色素などの低分子材料が挙げられる。
金属フタロシアニンや金属ポルフィリンの中心金属としては、マグネシウム、亜鉛、銅、銀、アルミニウム、珪素、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、スズ、白金、鉛などの金属、金属酸化物、金属ハロゲン化物が挙げられる。
上記の電子供与性材料の中でも、例えば、ポリ[2−メトキシ−5−(2'−エチルへキシロキシ)−1,4−フェニレンビニレン](MEH−PPV)、銅(II)フタロシアニン(CuPc)は好適に用いることができる。
MEH−PPVは、例えば、平均分子量125000のものがアルドリッチから市販されている。
CuPcは、例えば、アルドリッチから市販されている。
機能層を構成する第1有機層104および第2有機層105は、それぞれ有機分子103上および第1有機層104上に、スピンコート法、真空蒸着法などの公知の方法により形成することができる。前者の場合、第1有機層と第1電極との密着性が高まるので好ましく、後者の場合、第1有機層および第2有機層の結晶状態が向上し、光電変換効率を向上させることができるので好ましい。
機能層の膜厚は、50〜2000nm程度が好ましい。膜厚が薄過ぎると電気的短絡を起こして光電変換特性を示さないことがあるので好ましくなく、膜厚が厚過ぎると光透過率が低下し、膜の電気抵抗が高くなり、光電流が減少するので好ましくない。
スピンコート法では、例えば、溶剤中に溶解した有機材料をスピンコートし、100〜250℃程度で焼成することにより溶剤を乾燥させる。
また、真空蒸着法では、真空状態のチャンバー内で、有機材料の入ったボートを加熱して蒸着することにより、所定の位置に有機材料の薄膜を形成する。
スピンコートなどに使用する溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、t−ブタノール、ベンジルアルコールなどのアルコール類;アセトニトリル、プロピオニトリル、3−メトキシプロピオニトリルなどのニトリル類;ニトロメタン;ジクロロメタン、ジクロエタン、クロロホルム、クロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素;ジエチルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類;ジメチルスルホキシド;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセタミドなどのアミド類;N−メチルピロリドン;1,3−ジメチルイミダゾリジノン;3−メチルオキサゾリジノン;酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類;炭酸ジエチル、炭酸エチレン、炭酸プロピレンなどの炭酸エステル類;アセトン、2−ブタノン、シクロヘキサノンなどのケトン類;ヘキサン、石油エーテル、ベンゼン、トルエンなどの炭化水素やこれらの混合溶剤が挙げられるが、これらの特性を備えた溶剤であれば特に限定されない。
これらの溶剤の中でも、トルエン、クロロホルムは好適に用いることができる。
上記のように、本発明によれば、
基板上に第1電極を形成する工程、
第1電極の表面を、次工程で形成する有機層の有機材料と同一構造の基を有する有機分子で修飾する工程、
有機分子上にスピンコート法または真空蒸着法により単層または積層の有機層を形成して機能層を得る工程、および
機能層上に第2電極を形成する工程、
を含む本発明の有機太陽電池の製造方法が提供される。
上記工程は、形成した有機層の光酸化を防ぐために、真空中または窒素などの不活性ガス中で行うのが好ましい。また、すべての工程を一度も大気中に曝すことなく行うのが好ましい。
(実施形態2)
図2は、本発明の実施形態2に基づく有機太陽電池の構造を示す概略断面図である。
図2において、201は基板、202は第1電極、203はその一端が第1電極と化学的に結合し、他端が第1有機層を形成する分子と同様の構造を有する、第1電極を修飾する有機分子、204は第1有機層、205は第1有機層と第3有機層を形成する材料の混合層である第2有機層、206は第3有機層、207は第2電極(対向電極)である。
光が基板側から照射される場合、基板201と第1電極202は光透過性の材料で構成され、光が反対の第2電極側から照射される場合、第2電極207は光透過性の材料で構成される。
実施形態2に基づく有機太陽電池は、実施形態1に基づく有機太陽電池における第1有機層104と第2有機層105の間に、2層の有機層を形成する有機材料の混合層を設ける点のみが異なる。この混合層は、実施形態2では第2有機層205に相当し、実施形態1における第1有機層104と第2有機層105は、実施形態2では、それぞれ第1有機層204と第3有機層206に相当する。
混合層である第2有機層205は、第1有機層204と第3有機層206を形成する有機材料の混合物を用いること以外は、他の有機層と同様の方法で形成することができる。具体的には、混合物を用いてスピンコートする、または2種の有機材料を同時に真空蒸着する。
(実施形態3)
図3は、本発明の実施形態3に基づく有機太陽電池の構造を示す概略断面図である。
図3において、301は第1基板、302は第1電極、303はその一端が第1電極と化学的に結合し、他端が第1有機層を形成する分子と同様の構造を有する、第1電極を修飾する第1の有機分子、304は第1有機層、305は第2有機層、306はその一端が第2電極と化学的に結合し、他端が第2有機層を形成する分子と同様の構造を有する、第2電極を修飾する第2の有機分子、307は第2電極、308は第2基板である。
光が第1基板側から照射される場合、第1基板301と第1電極302は光透過性の材料で構成され、光が反対の第2基板側から照射される場合、第2電極307と第2基板308は光透過性の材料で構成される。
実施形態3に基づく有機太陽電池は、実施形態1に基づく有機太陽電池における第2電極106上に第2基板を設ける点、および第2有機層105と第2電極106の間に、第2電極を修飾する有機分子を設ける点のみが異なる。
第1の有機分子303と第2の有機分子306における基の組み合わせは、各組み合わせ同士のみが反応し、第1の有機分子303と第2の有機分子306の組み合わせでは相互に反応しないものであれば特に限定されない。
第1基板301上に、第1電極302および第1の有機分子303を形成するのと同様にして、第2基板308上に、第2電極307および第2の有機分子306を形成し、さらに第1の有機分子303上および/または第2の有機分子306上に、第1有機層304および第2有機層305を形成し、第1基板301と第2基板308とを、第1有機層304および第2有機層305からなる機能層を挟持するように貼り合わる。
例えば、第1基板301と第2基板308とを100〜5000Pa程度の高圧力で物理的に貼り合わせ、基板間の周りの一部を除いて封止し、次いで70〜200℃程度で加熱処理することにより、貼り合わせることができる。
上記のように、本発明によれば、
第1基板上に第1電極を形成する工程、
第1電極の表面を、別工程で形成する有機層の有機材料と同一構造の基を有する第1の有機分子で修飾する工程、
第1基板における有機分子上にスピンコート法または真空蒸着法により単層または積層の有機層を形成する工程、
第2基板上に第2電極を形成する工程、
第2電極の表面を、別工程で形成する有機層の有機材料と同一構造の基を有する第2の有機分子で修飾する工程、
第2基板における有機分子上にスピンコート法または真空蒸着法により単層または積層の有機層を形成する工程、および
第1基板と第2基板とを、有機層を挟持するように貼り合わる工程
を含むことを特徴とする有機太陽電池の製造方法が提供される。
上記工程は、形成した有機層の光酸化を防ぐために、真空中または窒素などの不活性ガス中で行うのが好ましい。また、すべての工程を一度も大気中に曝すことなく行うのが好ましい。
(実施例)
本発明を実施例および比較例によりさらに具体的に説明するが、これらの実施例により本発明が限定されるものではない。
(実施例1)
図1の有機太陽電池を作製した。
厚さ5mmの石英基板を25×25mmの大きさに切断し、クロロホルムで20分間超音波洗浄し、その後アセトンとエタノールの混合溶液で20分間洗浄して、基板101を得た。
得られた基板101に、大きさ2×25mm、間隔10mmのパターンを形成することのできるマスクを付けた。続いて、真空蒸着(真空度:約4.0×10-4Pa)により基板上に、第1電極102として短冊状のAl電極を形成した。その後、酸素プラズマを用いたアッシングにより、基板101の清浄表面を露出させた後、超純水に10分間浸漬して、基板の酸素ラジカル表面を水酸化した。
次いで、形成した第1電極102を有機分子103で修飾した。有機分子としては、フラーレン(C60)の誘導体である[6,6]−フェニレンC61−ブチリックアシッドエスター(PCBM)のアルキル鎖の部分をクロロシリル基で置換した有機分子を用いた。まず、Al電極を形成した基板101を、末端がクロロシリル基で修飾されたPCBMの2wt%キシレン溶液に浸漬し、100℃で40分間加熱して、Al電極とフラーレン誘導体を化学的に結合させた。
次いで、真空蒸着装置を用いて、電子受容性材料であるフラーレン(C60)を有機分子103上に蒸着して、第1有機層104を得た。まず、真空蒸着装置に基板101を設置し、蒸着源C60を入れ、真空排気系を用いて装置内の真空度が4×10-4Pa以下になるまで排気した。その後、蒸着源の温度を徐々に上昇させ、約250℃で蒸着源のシャッターを開け、さらに温度を上昇させた。約300℃から蒸発が始まり、蒸着速度が約0.1nm/sec程度になるように温度を調節しながら、膜厚50nmになるまで蒸着を行った。
次いで、電子供与性材料であるポリ[2−メトキシ−5−(2'−エチルへキシロキシ)−1,4−フェニレンビニレン](MEH−PPV)のトルエン溶液を濃度が約2wt%になるように調製した。得られた溶液を第1有機層104上にスピンコートし、トルエンを揮発させ、膜厚が約50nmの第2有機層105を得た。
第1有機層104と第2有機層105を合わせた機能層の総膜厚は約100nmであった。
次いで、第2有機層105上に、大きさ2×25mm、間隔10mmのパターンを形成することのできるマスクを付けた。続いて、真空蒸着(真空度:約4.0×10-4Pa)により第2有機層上に、第2電極106として短冊状のAu電極を形成し、有機太陽電池を完成した。
得られた有機太陽電池の電池特性を空気中で測定した。測定用の光源として、150Wのハロゲンタングステンランプからの白色光を電池上に集光したものを用いた。この光源の光強度を光パワーメーターで測定したところ、100mW/cm2であった。
有機太陽電池に電圧を印加しながら、エレクトロメーター(KEITHLEY社製、236型)で電流値を測定し、GP−IBインターフェイスによりコンピューターに取り込み記録した。得られた電流−電圧曲線から、太陽電池特性として、開放起電力(VOC)、短絡光電流密度(JSC)、フィルファクター(曲線因子:FF)および光電変換効率(η)を求めた。
フィルファクター(FF)は、太陽電池の作動により実際に取り出すことのできる最大出力(Pmax)を太陽電池が理想的に作動すれば取り出すことのできる出力(JSC×VOC)で除すことにより求められる。
光電変換効率(η)は、太陽電池の作動により実際に取り出すことができた電気出力を入射した光エネルギーで除し、百分率(%)で表される。
得られた結果を表1に示す。
(比較例1)
第1電極の表面を有機分子で修飾する工程を除いたこと以外は、実施例1と同様にして有機太陽電池を作製した。
実施例1と同様にして、得られた有機太陽電池の電池特性を測定した。
得られた結果を表1に示す。
(実施例2)
図2の有機太陽電池を作製した。
実施例1と同様にして、基板201上に第1電極202を形成し、その酸素ラジカル表面を水酸化し、その上を有機分子203で修飾した。
次いで、真空蒸着装置を用いて、電子受容性材料であるフラーレン(C60:東京化成製、純度99.9%)を有機分子203上に蒸着して、第1有機層204を得た。続いて、電子受容性材料であるC60と電子供与性材料である銅(II)フタロシアニン(CuPc:アルドリッチ製)を第1有機層204上に共蒸着して、第2有機層205を得た。さらに、電子供与性材料であるCuPcを第2有機層205上に蒸着して、第3有機層206を得た。
まず、真空蒸着装置に基板201を設置し、蒸着源としてC60およびCuPcを別々に入れ、真空排気系を用いて装置内の真空度が4×10-4Pa以下になるまで排気した。その後、C60の蒸着源の温度を徐々に上昇させ、蒸着速度が約0.1nm/sec程度になるように温度を調節しながら、膜厚10nmになるまで蒸着を行い、第1有機層204を得た。
次いで、C60およびCuPcの蒸着源の温度を同時に上昇させ、蒸着速度が共に約0.1nm/sec程度になるように温度を調節しながら、膜厚100nmになるまで蒸着を行い、第2有機層205を得た。
続いて、2つの蒸着源からの蒸発がないことを確認した後、CuPcの蒸着源のみを徐々に加熱し、蒸着速度が約0.1nm/sec程度になるように温度を調節しながら、膜厚10nmになるまで蒸着を行い、第3有機層206を得た。
次いで、実施例1と同様にして、第3有機層206上に第2電極207を形成し、有機太陽電池を完成した。
実施例1と同様にして、得られた有機太陽電池の電池特性を測定した。
得られた結果を表1に示す。
(比較例2)
第1電極の表面を有機分子で修飾する工程を除いたこと以外は、実施例2と同様にして有機太陽電池を作製した。
実施例1と同様にして、得られた有機太陽電池の電池特性を測定した。
得られた結果を表1に示す。
(実施例3)
図3の有機太陽電池を作製した。
第1電極302としてのITO(酸化インジウム錫)がコーティングされた厚さ5mmの石英基板を25×25mmの大きさに切断し、塩酸を用いてエッチングして、大きさ2×25mm、間隔10mmのパターニングを行った。得られた基板をクロロホルムで20分超音波洗浄し、その後アセトンとエタノールの混合溶液で20分間洗浄し、第1電極302付きの第1基板301を得た。
他方、実施例1と同様にして、基板308上に第2電極307を形成した。
その後、実施例1と同様にして、得られた2つの基板の酸素ラジカル表面を水酸化した。
次いで、第1電極302を有機分子303で修飾した。実施例1と同様にして、末端がクロロシリル基で修飾されたポリ[(2−メトキシ−5−(2'−エチルヘキシロキシ)1−4−フェニレンビニレン](MEH−PPV)からなる第1の有機分子303を形成し、ITO電極と化学的に結合させた。
他方、第2電極307を有機分子306で修飾した。実施例1と同様にして末端がクロロシリル基で修飾されたポリ[2−メトキシ−5−(2'−エチルヘキシロキシ)−1,4−(1−シアノビニレン)フェニレン](CN−PPV)からなる第2の有機分子306を形成し、Al電極と化学的に結合させた。
次いで、電子供与性材料であるMEH−PPVのクロロホルム溶液を濃度が約2wt%になるように調製した。得られた溶液を第1の有機分子303上にスピンコートし、クロロホルムを揮発させ、膜厚が約50nmの第1有機層304を得た。
一方、電子受容性材料であるCN−PPVのクロロホルム溶液を濃度が約2wt%になるように調製した。得られた溶液を第2の有機分子306上にスピンコートし、クロロホルムを揮発させ、膜厚が約50nmの第2有機層305を得た。
次いで、2つの基板を、有機層を挟持するように、すなわち第1有機層304と第2有機層305が対向するように貼り合わせ、両基板に1000Pa程度の圧力を加えながら100℃程度の温度で乾燥させて、有機太陽電池を完成した。
実施例1と同様にして、得られた有機太陽電池の電池特性を測定した。
得られた結果を表1に示す。
(比較例3)
第1電極及び第2電極の表面を有機分子で修飾する工程を除いたこと以外は、実施例3と同様にして有機太陽電池を作製した。
実施例1と同様にして、得られた有機太陽電池の電池特性を測定した。
得られた結果を表1に示す。
Figure 2006344741
表1から、実施例1〜3の有機太陽電池は、比較例1〜3のものより、フィルファクター(FF)および光電変換効率(η)が大きく、電池特性に優れていることがわかる。
本発明の実施形態1に基づく有機太陽電池の構造を示す概略断面図(a)および有機分子と電極の結合状態を示す模式図(b)である。 本発明の実施形態2に基づく有機太陽電池の構造を示す概略断面図である。 本発明の実施形態3に基づく有機太陽電池の構造を示す概略断面図である。
符号の説明
101、201 基板
102、202、302 第1電極
103、203 第1電極を修飾する有機分子
104、204、304 第1有機層
105、205、305 第2有機層
106、207、307 第2電極(対向電極)
206 第3有機層
301 第1基板
303 第1電極を修飾する第1の有機分子
306 第2電極を修飾する第2の有機分子
308 第2基板

Claims (6)

  1. 導電性を有する有機材料からなる有機層の単層または積層により構成された機能層と、機能層を挟んでその表面に形成される一対の第1および第2電極とからなる有機太陽電池であり、少なくとも一方の電極における機能層側の表面が、隣接する有機層の有機材料と同一構造の基を有する有機分子で修飾されていることを特徴とする有機太陽電池。
  2. 機能層が、電子受容性材料からなる有機層と電子供与性材料からなる有機層の積層を含む請求項1に記載の有機太陽電池。
  3. 機能層が、電子受容性材料および電子供与性材料の混合からなる有機層を含む請求項1に記載の有機太陽電池。
  4. 有機分子の基が、フラーレン分子由来の基である請求項1〜3のいずれか1つに記載の有機太陽電池。
  5. 導電性を有する有機材料からなる有機層の単層または積層により構成された機能層と、機能層を挟んでその表面に形成される一対の第1および第2電極とからなる有機太陽電池であり、少なくとも一方の電極における機能層側の表面が、隣接する有機層の有機材料と同一構造の基を有する有機分子で修飾されている有機太陽電池の製造方法であって、
    基板上に第1電極を形成する工程、
    第1電極の表面を、次工程で形成する有機層の有機材料と同一構造の基を有する有機分子で修飾する工程、
    有機分子上にスピンコート法または真空蒸着法により単層または積層の有機層を形成して機能層を得る工程、および
    機能層上に第2電極を形成する工程、
    を含むことを特徴とする有機太陽電池の製造方法。
  6. 導電性を有する有機材料からなる有機層の単層または積層により構成された機能層と、機能層を挟んでその表面に形成される一対の第1および第2電極とからなる有機太陽電池であり、少なくとも一方の電極における機能層側の表面が、隣接する有機層の有機材料と同一構造の基を有する有機分子で修飾されている有機太陽電池の製造方法であって、
    第1基板上に第1電極を形成する工程、
    第1電極の表面を、別工程で形成する有機層の有機材料と同一構造の基を有する第1の有機分子で修飾する工程、
    第1基板における有機分子上にスピンコート法または真空蒸着法により単層または積層の有機層を形成する工程、
    第2基板上に第2電極を形成する工程、
    第2電極の表面を、別工程で形成する有機層の有機材料と同一構造の基を有する第2の有機分子で修飾する工程、
    第2基板における有機分子上にスピンコート法または真空蒸着法により単層または積層の有機層を形成する工程、および
    第1基板と第2基板とを、有機層を挟持するように貼り合わる工程
    を含むことを特徴とする有機太陽電池の製造方法。
JP2005168459A 2005-06-08 2005-06-08 有機太陽電池とその製造方法 Pending JP2006344741A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005168459A JP2006344741A (ja) 2005-06-08 2005-06-08 有機太陽電池とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005168459A JP2006344741A (ja) 2005-06-08 2005-06-08 有機太陽電池とその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006344741A true JP2006344741A (ja) 2006-12-21

Family

ID=37641485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005168459A Pending JP2006344741A (ja) 2005-06-08 2005-06-08 有機太陽電池とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006344741A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010013725A1 (ja) * 2008-07-30 2010-02-04 住友化学株式会社 積層構造体、その製造方法、及びそれを含む電子素子
JP2011029366A (ja) * 2008-07-30 2011-02-10 Sumitomo Chemical Co Ltd 積層構造体、その製造方法、及びそれを含む電子素子
JP2011035258A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Dainippon Printing Co Ltd 有機薄膜太陽電池及びその製造方法
JP2011513992A (ja) * 2008-03-05 2011-04-28 グローバル ソーラー エナジー インコーポレーテッド 緩衝層蒸着のための加熱
WO2011052509A1 (ja) * 2009-10-30 2011-05-05 住友化学株式会社 有機光電変換素子の製造方法
JP2011124432A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Kaku Uehara 有機光電変換素子
WO2011135901A1 (ja) * 2010-04-30 2011-11-03 シャープ株式会社 電極素子の製造方法、算出装置、及び電極素子製造装置
JP2017183153A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 株式会社デンソー 有機el素子の製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002270369A (ja) * 2001-03-08 2002-09-20 Masamichi Fujihira 有機電界発光素子およびその製造方法
JP2004165474A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光電変換素子及びその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002270369A (ja) * 2001-03-08 2002-09-20 Masamichi Fujihira 有機電界発光素子およびその製造方法
JP2004165474A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光電変換素子及びその製造方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011513992A (ja) * 2008-03-05 2011-04-28 グローバル ソーラー エナジー インコーポレーテッド 緩衝層蒸着のための加熱
JP2011029366A (ja) * 2008-07-30 2011-02-10 Sumitomo Chemical Co Ltd 積層構造体、その製造方法、及びそれを含む電子素子
WO2010013725A1 (ja) * 2008-07-30 2010-02-04 住友化学株式会社 積層構造体、その製造方法、及びそれを含む電子素子
CN102132438A (zh) * 2008-07-30 2011-07-20 住友化学株式会社 层叠结构体、其制造方法和含有其的电子元件
US20110177312A1 (en) * 2008-07-30 2011-07-21 Sumitomo Chemical Company, Limited Laminated structure, method for producing same, and electronic element comprising same
US9318706B2 (en) 2008-07-30 2016-04-19 Sumitomo Chemical Company, Limited Laminated structure, method for producing same, and electronic element comprising same
JP2011035258A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Dainippon Printing Co Ltd 有機薄膜太陽電池及びその製造方法
CN102576806A (zh) * 2009-10-30 2012-07-11 住友化学株式会社 有机光电转换元件的制造方法
WO2011052509A1 (ja) * 2009-10-30 2011-05-05 住友化学株式会社 有機光電変換素子の製造方法
JP2011119680A (ja) * 2009-10-30 2011-06-16 Sumitomo Chemical Co Ltd 有機光電変換素子の製造方法
JP2011124432A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Kaku Uehara 有機光電変換素子
WO2011135901A1 (ja) * 2010-04-30 2011-11-03 シャープ株式会社 電極素子の製造方法、算出装置、及び電極素子製造装置
JP2017183153A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 株式会社デンソー 有機el素子の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Hadipour et al. Organic tandem and multi‐junction solar cells
JP5397379B2 (ja) 有機光電変換素子、及びその製造方法
JP5488595B2 (ja) 有機光電変換素子
JP5580976B2 (ja) 有機薄膜太陽電池
JP2006344741A (ja) 有機太陽電池とその製造方法
WO2010113606A1 (ja) 有機薄膜太陽電池およびその製造方法
TW201517343A (zh) 用於有機光伏打電池中緩衝層之激子障壁處理
JP5310838B2 (ja) 有機光電変換素子、太陽電池及び光センサアレイ
JP5098957B2 (ja) 有機光電変換素子
JP5862189B2 (ja) 有機光電変換素子およびこれを用いた太陽電池
JP5673343B2 (ja) 有機光電変換素子およびその製造方法
JP5881116B2 (ja) 有機光電変換素子、および、有機薄膜太陽電池
JP5444743B2 (ja) 有機光電変換素子
JP5585066B2 (ja) 有機薄膜型太陽電池及びその製造方法
KR20100104555A (ko) 태양 전지 및 그 제조 방법
JP5359255B2 (ja) 有機光電変換素子
JP5375066B2 (ja) 有機光電変換素子の製造方法、及び有機光電変換素子
WO2011052509A1 (ja) 有機光電変換素子の製造方法
JP5763522B2 (ja) 有機光電変換素子、太陽電池及び光センサアレイ
JP5260379B2 (ja) 有機薄膜太陽電池
US9178171B2 (en) Photovoltaic cell and method for manufacturing the same
JP2006032636A (ja) 有機太陽電池およびその製造方法
JP2014090093A (ja) タンデム型有機薄膜太陽電池
JP5469943B2 (ja) 光電変換素子
JP5326743B2 (ja) 有機薄膜太陽電池及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070730

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110308