JP2006343385A - 可変焦点レンズ - Google Patents

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JP2006343385A JP2005166574A JP2005166574A JP2006343385A JP 2006343385 A JP2006343385 A JP 2006343385A JP 2005166574 A JP2005166574 A JP 2005166574A JP 2005166574 A JP2005166574 A JP 2005166574A JP 2006343385 A JP2006343385 A JP 2006343385A
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Satoru Hirose
悟 広瀬
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Abstract

【課題】 焦点距離を負の範囲で変化させることが可能な液晶を用いた可変焦点レンズにおいて、液晶層を封入する透明基板を平板からなるものとする。
【解決手段】 平板である第1の透明基板11と第2の透明基板12との間に液晶層13を配置する。第1の透明基板11の液晶層13と対向する側の表面には第1の透明電極14を全面に形成する。第2の透明基板12の液晶層13と対向する側と反対側の表面には、第1の透明電極14よりも小さい径の第2の透明電極15を形成する。電圧印加手段30によって第1の透明電極14と、第2の透明電極15との間に電圧を印加すると、屈折率分布が凹レンズを形成するように液晶層13の液晶が再配向される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、液晶を用いた可変焦点レンズに関する。
誘電率異方性がある液晶は、電界に依存して、すなわち電気力線の方向に依存して向きを変えることから、電界を制御することによって光学特性を制御できるため、液晶を用いたさまざまな光学素子が提案されている。
例えば、非特許文献1では、平凹レンズと平板のガラス基板との間に液晶を封入した凹レンズ(負の焦点距離を有する)としての液晶レンズが提案されている。この液晶レンズは液晶部分での電界分布を制御することによって負の範囲で焦点距離が可変である。
また、特許文献1では、凹レンズをフレネルレンズとし、このフレネルレンズと平板のガラス基板との間に液晶を封入した焦点距離可変液晶レンズが提案されている。
特開平5−34656号公報(第3頁、図1) Jpn.J.Appl.Phys.,Vol.18,p.1679,1979
しかし、特許文献1および非特許文献1で提案された可変焦点レンズは、負の範囲で焦点距離を変化させることができるが、平凹レンズやフレネルレンズを使用するものであり、高価であった。
そこで、本発明は、安価な平板からなる透明基板を用いて、焦点距離を変化させることができる凹レンズとして作用する、液晶を用いた可変焦点レンズ提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために本発明の可変焦点レンズは、液晶層と、この液晶層の一方に配置された平板からなる第1の透明基板と、前記液晶の前記一方に配置された第1の透明電極と、前記液晶層の他方に配置された平板からなる第2の透明基板と、前記液晶層の前記他方に配置され、前記第1の透明電極よりも径の小さい第2の透明電極とを備える。
(2)また本発明は、上記構成の可変焦点レンズにおいて、前記液晶層に平行に配置された環状の遮光部材を備えることを特徴とする
ことを特徴とする。
本発明によると、第1の透明電極と、第1の透明電極よりも径の小さい第2の透明電極との間に電圧を印加して形成される電界によって、ともに平板からなる第1の透明基板と第2の透明基板との間に封入された液晶層の屈折率分布が凹レンズを形成するように液晶層の液晶分子を再配向させることができ、また、この電圧を変化させることによって、凹レンズの屈折率を変化させることができる可変焦点レンズを得ることができる。
また本発明によると、環状の遮光部材を設けることによって、可変焦点レンズの球面収差を小さくし、光学特性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態について、図を用いて説明する。図1は第1の実施形態に係る可変焦点レンズの平面図、図2は図1のA−A断面図、図3は液晶層部分の部分断面図、図4は第1の実施形態の別の態様に係る可変焦点レンズの平面図、図5は図4のB−B断面図である。
まず可変焦点レンズ10の構成について説明する。可変焦点レンズ10は、図1および図2に示すように、同じ外径の円形の平板である第1の透明基板11と第2の透明基板12とが離隔対向配置されており、その間には液晶層13が封入されている。第1の透明基板11の、液晶層13に対向する側の表面の全面には第1の透明電極14が設けられている。また、第2の透明基板12の液晶層13と対向する側とは反対側の表面には、第1の透明電極14よりも小さい外径の第2の透明電極15が設けられている。第1の透明電極14と第2の透明電極15は、液晶層13に投影すると中心が一致し、同心円を構成する。第2の透明電極15の外周から、可変焦点レンズ10の外周方向へ配線部15aが設けられている。なお、第1の透明電極14と配線部15aとの間に形成される電界を小さくする観点から、配線部15aはできるだけ細いことが望ましい。
また、第1の透明基板11および第2の透明基板12は、透明な絶縁体であればガラスや樹脂などからなるものとしてよい。第1の透明電極14および第2の透明電極15は、例えば酸化インジウム酸化錫(ITO)など、導電性および透光性のあるものであればよい。第1の電極14は、配線部15aは第2の透明電極15と同じ材料で一体に設けられていても、別の材料からなるものであってもよい。
可変焦点レンズ10には、電圧印加手段30が取り付けられられている。第1の透明電極14は外周から、第2の透明電極15は配線部15aの端部から、金属の導線からなる配線31によって電圧印加手段30と接続されている。電圧印加手段30によって、第1の透明電極14と、第2の透明電極15との間には同位相の交流電圧が印加される。なお、電圧印加手段30によって印加される電圧は直流電圧であっても構わない。
次に可変焦点レンズ10の電圧制御について説明する。電圧印加手段30によって、第1の透明電極14と第2の透明電極15との間に電圧を印加すると、第1の透明電極14と、第2の透明電極15との間には、図3に示すように第2の透明電極15側から第1の透明電極14に向かって外周方向に広がる電気力線18が生じる。
液晶層13の液晶分子13aは、正の誘電性をもつものを封入しているので、電気力線18にしたがって再配向され、液晶層13は第1の透明電極14および第2の透明電極15の中心軸に近いほど屈折率が低くなり、可変焦点レンズ10は、平板からなる第1の透明基板11と第2の透明基板12とを用いても負の焦点距離を有するレンズすなわち凹レンズとして作用する。また、第2の透明電極15の電位を高くすると焦点距離の絶対値が小さくなり、第2の透明電極15の電位を低くすると焦点距離の絶対値が大きくなるため、可変焦点レンズ10は焦点距離を変化させることができる凹レンズとして作用する。
本実施形態において、図4および図5に示すように、第2の透明基板12と第2の透明電極15との間に絶縁層16を設け、第2の透明基板12と絶縁層16との間に中央部に孔を有する環状の不透明な遮光部材21を設けてもよい。このとき、孔の径は第2の透明基板12の径よりも大きいものとし、遮光部材21は、液晶層13に投影すると孔の中心が第2の透明電極15の中心と一致する位置に配置する。
遮光部材21によって、凹レンズの中心から離れた周辺部の球面収差を生じる部分の影響をカットすることができるため、可変焦点レンズ10の凹レンズとしての光学特性を向上させることができる。なお、遮光部材21は、第2の透明基板12と絶縁層16との間ではなく、第2の透明基板12上に絶縁層16を設けてその上に配置してもよいし、第1の透明基板11のいずれの側の面上に配置してもよい。また、可変焦点レンズ10とは離して別の部材として設けてもよい。
なお、以上の説明に用いた図は、模式図であり透明基板、電極、液晶層、絶縁層などの大きさ、厚さなどの比は実際のものとは異なる。
は、第1の実施形態に係る可変焦点レンズの平面図である。 は、図1のA−A断面図である。 は、液晶層部分の部分断面図である。 は、第1の実施形態の別の態様に係る可変焦点レンズの平面図である。 は、図4のB−B断面図である。
符号の説明
10 可変焦点レンズ
11 第1の透明基板
12 第2の透明基板
13 液晶層
15 第2の透明電極
21 遮光部材

Claims (2)

  1. 液晶層と、この液晶層の一方に配置された平板からなる第1の透明基板と、前記液晶の前記一方に配置された第1の透明電極と、前記液晶層の他方に配置された平板からなる第2の透明基板と、前記液晶層の前記他方に配置され、前記第1の透明電極よりも径の小さい第2の透明電極とを備える可変焦点レンズ。
  2. 前記液晶層に平行に配置され、前記第2の透明電極よりも径の大きい孔を有する環状の遮光部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の可変焦点レンズ。
JP2005166574A 2005-06-07 2005-06-07 可変焦点レンズ Pending JP2006343385A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112009000290B4 (de) * 2008-03-03 2017-11-02 Tunable Optix Corporation Elektrisch einstellbare Flüssigkristalllinse mit zentraler Elektrode

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