JP2006313248A - 液晶レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】 液晶層を備えた液晶レンズにおいて、レンズの焦点位置を3次元的に移動できるようにする。
【解決手段】 第1透明電極1aと第2電極2bの間の印加電圧を制御することによって、焦点位置を光軸方向に移動させる。また、第2電極2bおよび第1透明電極1aのそれぞれの側端に形成された端子間に印加する電圧を、第1電圧印加手段6および第2電圧印加手段7によって制御することによって、光軸に垂直で且つ直交する2方向に焦点位置を移動させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は液晶レンズに関し、より詳細には外部印加電圧によって焦点位置を移動させることのできる液晶レンズに関するものである。
近年、光学材料として液晶材料を用いた液晶レンズが、機械的駆動を必要とすることなくレンズの光学特性を可変できることから、光通信等の分野において注目されている。液晶レンズの機構を図8によって概説すると、まずこの図の液晶レンズは、第1透明基板4aと第2透明基板4bとが離隔対向配置され、第1透明基板4aの表面に第1透明電極1aが、第2透明基板4bの表面に、円形の孔10を有する第2電極1bがそれぞれ形成されている。そして、第1透明電極1aの上に形成された第1配向膜2aと、第2透明基板4bの下面に形成された第2配向膜2bとの間に液晶層3が封入されている。
このような構造の液晶レンズにおいて、第1透明電極1aと第2電極1bとの間に電圧が印加されていなときは、液晶層3の屈折率は均一である(同図(a))。一方、両電極間に電圧を印加すると(同図(b))、円形の孔10に対向する位置において、孔10の中心軸を中心とする軸対称状の不均一電界が発生し液晶分子が再配向される。これにより、孔10内において液晶層3の屈折率が一様でなくなり、二乗分布に近い屈折率分布が生じレンズ作用が生じる。すなわち、孔10の中心部付近と外周部付近とでは液晶分子の角度(傾き)が異なり、これが屈折率の違いを生んで、孔10の中心部に向かって屈折率が高くなるように分布しレンズとして作用する。両電極間に印加する電圧を制御することによって、孔内における屈折率分布を制御でき、光軸方向に焦点位置を移動させることができるようになる。
特許文献1ではさらに、図8の液晶レンズの第1透明電極1aの両端にも電圧を印加できるようにして、レンズの焦点位置を光軸方向のみならず第1透明電極1aの電圧印加方向にも移動可能にする技術が提案されている。
特開2004−4616号公報(特許請求の範囲、(0053)〜(0055)段、図1、図7)
しかしながら、前記提案された技術では、レンズの焦点位置を光軸方向とそれに垂直な1方向にしか移動させることができない。
本発明はこのような従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、液晶層を備えた液晶レンズにおいて、光軸方向とそれに垂直で互いに直交する2方向、すなわち3次元的にレンズの焦点位置を移動できるようにすることにある。
前記目的を達成する本発明に係る液晶レンズは、第1透明電極が形成された第1透明基板と、孔を有する第2電極が形成された第2透明基板との間に、対向する一対の配向膜を介して液晶層が挟まれてなり、第1透明電極と第2電極との間に電圧を印加して液晶分子の配向制御を行う液晶レンズにおいて、第1透明電極の向かい合う側端に形成された端子間に電圧を印加する第1電圧印加手段と、第1透明電極に形成された端子間の方向と直交する方向の、第2電極の向かい合う側端に形成された端子間に、電圧を印加する第2電圧印加手段とを備え、第1電圧印加手段および第2電圧印加手段によって第1透明電極および第2電極へ電圧を印加し焦点位置を3次元的に移動させることを特徴とする。
ここで、光軸方向の電圧分布を一様にしつつ、光軸方向に垂直な方向の電位勾配が直線的になるようにする観点から、第2電極の形状を、孔の周縁の幅が略同一とした形状とし、第2電極の光軸方向外方又は内方に、この孔と同径又は小径の開口部を有する光遮断部材を設けるのが好ましい。なお、本明細書において「光軸」とは、孔の中心を通る軸をいうものとする。
また、本発明の液晶レンズは、第1透明電極が形成された第1透明基板と、孔を有する第2電極が形成された第2透明基板との間に、対向する一対の配向膜を介して液晶層が挟まれてなり、第1透明電極と第2電極との間に電圧を印加して液晶分子の配向制御を行う液晶レンズにおいて、第2電極の光軸方向外方に透光性の絶縁層を介して設けられた第3透明電極と、第1透明電極の向かい合う側端に形成された端子間に電圧を印加する第1電圧印加手段と、第1透明電極に形成された端子間の方向と直交する方向の、第3透明電極の向かい合う側端に形成された端子間に、電圧を印加する第3電圧印加手段とを備え、第1電圧印加手段および第3電圧印加手段によって第1透明電極および第3透明電極へ電圧を印加し焦点位置を3次元的に移動させることを特徴とする。
液晶層全体の平均屈折率を常に一定とする観点からは、光軸上の液晶層に印加される実効電圧が一定となるように、第1透明電極と第2電極、又は第1透明電極と第3透明電極に印加する電圧を制御するのが好ましい。
焦点位置の3次元的移動領域を広くする観点からは、第1透明電極、第2電極、第3透明電極の電気抵抗値を100Ω〜1MΩの範囲にするのが好ましい。
第1の発明に係る液晶レンズでは、第1透明電極と第2電極との間に電圧を印加することによって液晶分子の配向制御を行って焦点位置を光軸方向に移動させることができ、さらに第1透明電極の向かい合う側端に形成された端子間、および第1透明電極に形成された端子間の方向と直交する方向の、第2電極の向かい合う側端に形成された端子間に電圧を印加することによって、光軸方向に垂直で且つ互いに直交する2方向に焦点位置を移動させることができるようになる。すなわち、焦点位置を3次元的に移動させることができるようになる。これにより本発明の液晶レンズはピックアップレンズなどの光学系に好適に用いることができるようになる。
第2電極の形状を、孔の周縁の幅が略同一とした形状とし、第2電極の光軸方向外方又は内方に、この孔と同径又は小径の開口部を有する光遮断部材を設けると、光軸方向の電圧分布が一様で、しかも光軸方向に垂直な方向の電位勾配が直線的にできる。
第2の発明に係る液晶レンズでは、第1の発明と同様に、第1透明電極と第2電極との間に電圧を印加することによって液晶分子の配向制御を行って焦点位置を光軸方向に移動させる一方、第1の発明と異なって、孔の形成されていない第3透明電極を第2電極の光軸方向外方に透光性の絶縁層を介して設けて、光軸方向の電圧分布を一様にしながら光軸方向に垂直な方向の電位勾配が直線的になるようにしたので、光学的なズレなく焦点位置を3次元的に移動させることができるようになる。
光軸上の液晶層に印加される実効電圧が一定となるように、第1透明電極と第2電極、又は第1透明電極と第3透明電極に印加する電圧を制御すると、液晶層全体の平均屈折率が一定となり、光学系全体の光軸の光路長に影響を与えずに光を偏向させることができるようになる。
以下、本発明について図に基づいて説明するが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
図1に、第1の発明に係る液晶レンズLの一例を示す垂直断面図を示す。図1の液晶レンズLの構成は、図8に示した従来の液晶レンズL’と基本的に同じであって、第1透明電極1aと第2電極1bの電気抵抗が従来のものよりも高い点、及び第1透明電極1aと第2電極1bのそれぞれの向かい合う側端に端子が形成され、それら端子に電圧が印加される点が相違する。
図2に、第1透明電極1aと第2電極1bの平面図を示す。同図(a)では、第1透明電極1aが第1透明基板4aの表面に形成されており、その左右端には、電圧を印加するための端子11a,11bが形成されている。一方、同図(b)では、第2電極1bが第2透明基板4bの表面に形成されており、第2電極1bの上下端には、電圧を印加するための端子12a,12bが形成され、またその中央部には孔10が形成されている。孔10の周縁は電極幅が一定となるように形成され、これによって光軸方向の電気抵抗が一様となり且つ向かい合う端子12a,12bの方向の電位勾配が直線的に形成されるようになる。孔10の直径としては特に限定はないが一般に数μm〜数十mmの範囲が好ましい。なお、図1及び図2には図示していないが、孔以外の部分からの入射光を防ぐため、第2電極1bの光軸方向外方又は内方に、孔10と同径又は小径の開口部を有する光遮断部材を孔10と同軸状に設けるのがよい。また、図2では、端子の形成方向が、第1透明電極1aでは左右方向で、第2電極1bでは上下方向であるが、これに限定されるものではなく、第1透明電極1aと第2電極1bの端子の形成方向が互いに直交する方向であればよい。
本発明で使用する高電気抵抗な第1透明電極1a、第2電極1bとしては、例えばガリウム、アルミニウム、シリコン、イットリウム、インジウムなどの元素の1種又は2種以上をドープした酸化亜鉛膜;ケイ素、アンチモン、インジウム、ガリウムなどの元素の1種又は2種以上をドープした酸化スズ膜;ドープしない酸化亜鉛膜や酸化スズ膜、ITO膜などが挙げられる。この中でも、インジウムをドープした酸化亜鉛膜およびドープしない酸化スズ膜が好ましい。これらの電極膜の電気抵抗値としては100Ω〜1MΩの範囲が好ましい。
次に、各電極間および各端子間に印加する電圧制御について説明する。第1透明電極1aと第2電極1bとの間には、図3に示すように、液晶分子が劣化しないように数Hzから数kHzの交流電圧が印加される。このような電圧を電極間に印加することによって、透明基板に対して略平行な状態であった液晶分子が立ち上がる。この液晶分子の立ち上がり角度は電位差が大きくなるほど大きくなり、液晶分子の長軸方向に沿って偏向した光線(異常光)に対する屈折率は、液晶分子の立ち上がり角度が大きくなるほど低くなる。孔10では、中心軸を中心とする軸対称状の不均一電位が発生するので、孔10内において二乗分布に近い液晶層3の屈折率分布が生じてレンズ作用が生じる。両電極間に印加する電圧を制御することによって、孔10内における屈折率分布を制御でき、光軸方向に焦点位置を移動させることができるようになる。なお、図3は、第1透明電極1aの中心位置の電位V1を基準にして、第2電極1bの中心位置の電位V2を示したものである(図2を参照)。
第2電極1bの上下端に形成された端子12a,12bには、図4に示すように、第1透明電極1aの中心位置の電位V1を基準として、波長と位相が同じで振幅の異なる電圧V21,V22が印加される。これにより、第2電極1bの端子間方向(図2の上下方向)に電位勾配が形成され、液晶層3の屈折率が上下方向で変化し、焦点位置を上下方向に移動させることができるようになる。なお、端子12a,12bに印加する電圧を変化させる、すなわち端子間の電位勾配を変化させる場合、上下方向中央の電位V20(図4の実線)は変化しないように両端子12a,12bに印加する電圧を設定するのが望ましい。このような電圧設定とすることで、液晶層3全体の平均屈折率を常に一定とすることができ、本発明の液晶レンズが使用された光学系全体の光軸上の光路長に影響を与えることなく、光を偏向させることができるようになるからである。
第1透明電極1aの左右端に形成された端子11a,11bには、図5に示すように、左右方向中央の電位V10(図5の実線)が常に一定となるように、電位V10を中心として線対称の電圧V11,V12が印加される。これにより、第1透明電極1aの端子間方向(図2の左右方向)に電位勾配が形成され、液晶層3の屈折率が左右方向で変化し、焦点位置を左右方向に移動させることができるようになる。
以上のように、第1透明電極1aと第2電極1bとの間に印加する電圧を制御することによって、焦点位置を光軸方向に移動させることができ、また第2電極1bおよび第1透明電極1aのそれぞれの側端に形成された端子間に印加する電圧を制御することによって、光軸に垂直で且つ直交する2方向に焦点位置を移動させることができるので、結果的に焦点位置を3次元的に移動させることができるようになる。
次に、第2の発明に係る液晶レンズについて説明する。第2の発明の液晶レンズが、第1の発明の液晶レンズと異なるところは、第1の液晶レンズではレンズ機能と光偏向機能を奏させるための電極の一方として第2電極1bを用いていたが、第2の発明の液晶レンズではこれを分離して、レンズ機能を奏させるための電極の一方として第2電極を用いるとともに、光偏向機能を奏させるための電極の一方として新たに形成する第3透明電極を用いることにある。以下、この発明の光偏光装置について図に基づいて説明するが、第1の発明に係る光偏光装置と同じ部材および部分については同一符号とし、その説明を省略する。
図6は、この発明に係る液晶レンズの一例を示す概略構成図である。図6の液晶レンズは、第1透明基板4aと第2透明基板4bとが離隔対向配置され、第1透明基板4aの表面に第1透明電極8aが、第2透明基板4bの表面に、円形の孔10を有する第2電極8bがそれぞれ形成されている。そして、第1透明電極8aの上に形成された第1配向膜2aと、第2透明基板4bの下面に形成された第2配向膜2bとの間に液晶層3が封入されている。そして、第2電極8bの外側に透光性の絶縁層91を介して第3透明電極8cが形成されている。
図7に、第3透明電極8c、第2電極8b、第1透明電極8aの各平面図を示す。同図(a)に示すように、第3透明電極8cは絶縁層91の表面に形成されており、その上下端には電圧を印加するための端子82a,82bが形成されている。同図(b)の第2電極8bはアルミニウムなどからなり、中央部に孔10が形成されている。孔10の直径としては特に限定はないが一般に数μm〜数十mmの範囲が好ましい。同図(c)に示す第1透明電極8aは、第1透明基板4aの表面に形成されており、その左右端には電圧を印加するための端子81a,81bが形成されている。なお、図7では、端子の形成方向が、第3透明電極8cでは上下方向で、第1透明電極8aでは左右方向であるが、これに限定されるものではなく、第3透明電極8cと第1透明電極8aの端子の形成方向が互いに直交する方向であればよい。
ここで使用する高電気抵抗な第3透明電極8c、第1透明電極8aとしては、前記と同様に、例えばインジウムをドープした酸化亜鉛膜およびドープしない酸化スズ膜が好ましく、電気抵抗としては100Ω〜1MΩの範囲が好ましい。
このような構成の液晶レンズにおいて、光軸方向に焦点位置を移動させる場合には、第1透明電極8aと第2電極8bとの間に印加する電圧を一定とし、第3透明電極8cに印加する電圧を調整する。これによって焦点位置が光軸方向に移動する。例えば、第3透明電極8cに印加する電圧を第2電極8bと同じにすると、液晶層3全体に同じ電位差がかかることになりレンズ作用は奏されなくなる。他方、第3透明電極8cに印加する電圧を第1透明電極8aと同じにすると、最大のレンズ作用が得られる。このように、第3透明電極8cに印加する電圧を制御することによって、焦点位置を光軸方向に移動させることができる。
一方、第3透明電極8cの上下端に形成された端子82a,82bには、例えば図4に示したと同じ電圧が印加される。これにより、第3透明電極8cの上下方向に電位勾配が形成され、液晶層3の屈折率が上下方向で変化し、焦点位置を上下方向に移動させることができるようになる。
また第1透明電極8aの左右端に形成された端子81a,81bには、例えば図5に示したと同じ電圧が印加される。これにより、第1透明電極8aの左右方向に電位勾配が形成され、液晶層3の屈折率が左右方向で変化し、焦点位置を左右方向に移動させることができるようになる。
このように、第2の発明に係る液晶レンズでは、第1透明電極8aと第2電極8bとの間に印加する電圧を一定にした状態で、第3透明電極に印加する電圧を制御することによって、焦点位置を光軸方向に移動させることができ、また第3透明電極8cおよび第1透明電極8aのそれぞれの側端に形成された端子間に印加する電圧を制御することによって、光軸に垂直で且つ直交する2方向に焦点位置を移動させることができ、第1の発明に係る液晶レンズと同様に、焦点位置を3次元的に移動させることができるようになる。
第1の発明に係る液晶レンズの一例を示す概説図である。 図1の液晶レンズで使用する第1透明電極と第2電極の平面図である。 第1透明電極と第2電極との間に印加する電圧波形図例である。 第2電極の端子間に印加する電圧波形図例である。 第1電極の端子間に印加する電圧波形図例である。 第2の発明に係る液晶レンズの一例を示す概説図である。 図6の液晶レンズで使用する第1透明電極、第2電極、第3透明電極の平面図である。 従来の液晶レンズを示す概説図である。
符号の説明
1a 第1透明電極
1b 第2電極
2a 第1配向膜
2b 第2配向膜
3 液晶層
4a 第1透明基板
4b 第2透明基板
6 第1電圧印加手段
7 第2電圧印加手段
8a 第1透明電極
8b 第2電極
8c 第3透明電極
10 孔
11a,11b 端子
12a,12b 端子
81a,81b 端子
82a,82b 端子

Claims (5)

  1. 第1透明電極が形成された第1透明基板と、孔を有する第2電極が形成された第2透明基板との間に、対向する一対の配向膜を介して液晶層が挟まれてなり、第1透明電極と第2電極との間に電圧を印加して液晶分子の配向制御を行う液晶レンズにおいて、
    第1透明電極の向かい合う側端に形成された端子間に電圧を印加する第1電圧印加手段と、第1透明電極に形成された端子間の方向と直交する方向の、第2電極の向かい合う側端に形成された端子間に、電圧を印加する第2電圧印加手段とを備え、
    第1電圧印加手段および第2電圧印加手段によって第1透明電極および第2電極へ電圧を印加し焦点位置を3次元的に移動させることを特徴とする液晶レンズ。
  2. 第2電極の形状が、孔の周縁の幅を略同一とした形状で、第2電極の光軸方向外方又は内方に、この孔と同径又は小径の開口部を有する光遮断部材が設けられた請求項1記載の液晶レンズ。
  3. 第1透明電極が形成された第1透明基板と、孔を有する第2電極が形成された第2透明基板との間に、対向する一対の配向膜を介して液晶層が挟まれてなり、第1透明電極と第2電極との間に電圧を印加して液晶分子の配向制御を行う液晶レンズにおいて、
    第2電極の光軸方向外方に透光性の絶縁層を介して設けられた第3透明電極と、
    第1透明電極の向かい合う側端に形成された端子間に電圧を印加する第1電圧印加手段と、第1透明電極に形成された端子間の方向と直交する方向の、第3透明電極の向かい合う側端に形成された端子間に、電圧を印加する第3電圧印加手段とを備え、
    第1電圧印加手段および第3電圧印加手段によって第1透明電極および第3透明電極へ電圧を印加し焦点位置を3次元的に移動させることを特徴とする液晶レンズ。
  4. 光軸上の液晶層に印加される実効電圧が一定となるように、第1透明電極と第2電極、又は第1透明電極と第3透明電極に印加する電圧を制御する請求項1〜3のいずれかに記載の液晶レンズ。
  5. 第1透明電極、第2電極、第3透明電極の電気抵抗値が100Ω〜1MΩの範囲である請求項1〜4のいずれかに記載の液晶レンズ。
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