JP2006343237A - 計測システム及び計測器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大規模システムを構成する多数の計測対象機器の計測データを取得したい場合に、作業者の工数を減らして人為的なミスを削減することによって、計測データの正確性及び作業の迅速性を飛躍的に向上させる。
【解決手段】 分電盤100のブレーカ101の絶縁抵抗値の履歴を記録するRFIDタグ102を各ブレーカ101に付しておき、絶縁抵抗計測器1を、ブレーカ101の絶縁抵抗値を計測するプローブ11,12及び測定器入出力I/F部21と、RFIDタグ102に記録された絶縁抵抗値を読み出すと共に、プローブ11,12により計測された絶縁抵抗値をRFIDタグ102に書き込むRFIDリーダライタ2とを備えたものとする。この絶縁抵抗計測器1は、絶縁抵抗値を計測した後に、プローブ11,12で計測した新たな絶縁抵抗値をRFIDリーダライタ2によってRFIDタグ102に記録させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ビルの電源設備を構成する分電盤の絶縁抵抗値など、計測対象機器を計測する計測システム及び計測器に関する。
従来より、建設設備には、多くの法令点検が義務付けられている設備機器があり、例えば、1年に1度などの頻度で設備機器の点検作業を行う必要がある。法令点検を行うことが義務付けられている設備機器としては、分電盤、非常用発電機や消火ポンプ、排煙ファンなどがある。この分電盤の検査項目としては、例えばビル内に設置される分電盤の絶縁抵抗値が挙げられる。
ビル内に設置される分電盤の検査作業は、主として、分電盤を構成する個々のブレーカに対して手作業で行われており、日中に電気を使用する関係上、夜間に実施されることが多かった。しかしながら、大型の商業ビルにおいては、数多くの分電盤が設置されているために、点検箇所が数百箇所にも及んで数十人の作業者が夜間から早朝に亘って分電盤の検査作業を行っているのが現状である。
また、分電盤の検査作業は、絶縁抵抗値を計測する者と、絶縁抵抗値を記録する者との2名体制で行われており、上記のように、点検箇所が膨大となり且つ時間が制限されていると、絶縁抵抗値を誤って読み上げたり、誤った絶縁抵抗値を記録したりする人為的なミスを誘発してしまう。したがって、従来より、膨大な数の点検箇所の絶縁抵抗値を、迅速且つ正確に検査できる手法が望まれている。
これに対し、従来では、ビル設備機器の管理に関連する技術として、特許文献1〜3に記載されたものが提案されている。
特許文献1には、IDを格納したICカードをビル設備に貼り付けて、作業者が保持する点検端末によって計測を終了すると、点検対象(ブレーカ)や点検項目(絶縁抵抗計測)を表すコード番号をIDごとにメモリーカードに書き込むことが記載されている。
特許文献2には、ガスメータに接続されたデータ送受信装置の記憶部に、当該ガスメータで計測された積算値データを格納しておき、当該積算値データと管理番号等の管理データとをハンディターミナルで読み取ることが記載されている。
特許文献3には、計測対象機器にRFID(radio frequency identification)タグを貼り付けて、当該RFIDタグにユーザの操作によって設定した検査データを記憶しておき、当該記憶された検査データとユーザの操作によって入力した検査データとの比較によって、部品交換を判断することが記載されている。
特開2003−296857号公報(段落番号0028〜0032参照) 特開2001−84474号公報 特開2002−259595号公報
しかしながら、上述した従来の技術における特許文献1に記載された技術は、テンキーによって検査項目を表す詳細コードを入力して、点検端末に格納しているのみで、依然として、人為的なミスによって誤った計測データを取得してしまう可能性があり、迅速且つ正確に計測データを検査できるというものではなかった(特許文献1の段落番号0028参照)。
また、特許文献2に記載された技術は、ガスメータの管理番号や交換年月日などの管理データを書き換えるのみであって、点検端末などでガスメータの計測データを正確に取得することができるものではなかった。
更に、特許文献3に記載された技術は、検査したデータをユーザの操作によってRFIDタグに記憶しておくのみであり、実際の計測データを正確に取得するものではなく、人為的なミスの防止は避けられないという問題点があった。
したがって、特許文献1〜3に記載された技術では、大規模システムを構成する多数の計測対象機器にRFIDタグ等を貼り付けて、計測対象機器ごとに計測データを管理しようとしても、計測データを読み上げたり記録したりする作業は、依然として手作業に頼らざるを得ないという問題点があった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、大規模システムを構成する多数の計測対象機器の計測データを取得したい場合に、作業者の工数を減らして人為的なミスを削減することによって、計測データの正確性及び作業の迅速性を飛躍的に向上させることができる計測システム及び計測器を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、計測対象機器の複数の計測データを記録する記録タグを計測対象機器に付しておき、計測器を、計測対象機器の計測データを計測する計測部と、記録タグに記録された計測データを読み出すと共に、計測部により計測された計測データを記録タグに書き込む計測データ読み出し書き込み部とを備えたものとする。この計測器は、計測データを計測した後に、制御部によって、当該計測部で計測した新たな計測データを計測データ読み出し書き込み部によって記録タグに記録させることにより、上述の課題を解決する。
本発明によれば、計測データを計測した後に、新たな計測データを計測データ読み出し書き込み部によって記録タグに記録させるので、大規模システムを構成する多数の計測対象機器の計測データを取得したい場合に、作業者の工数を減らして人為的なミスを削減することができ、計測データの正確性及び作業の迅速性を飛躍的に向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明は、図1に示すように、計測対象機器として分電盤100のブレーカ101を想定し、当該分電盤100の計測データとして、分電盤100を構成するブレーカ101の絶縁抵抗値等を、計測器である絶縁抵抗計測器1で取得する絶縁抵抗計測システムに適用される。この絶縁抵抗計測システムは、分電盤100のブレーカ101ごとに、記録タグであるRFID(radio frequency identification)タグ102を貼り付けて、当該RFIDタグ102に絶縁抵抗値を含む計測データを記録することを特徴とするものである。
このように、絶縁抵抗計測システムは、分電盤100側に絶縁抵抗値を記録しておくことにより、絶縁抵抗計測器1側のみならず、各ブレーカ101と絶縁抵抗値とを一対一で対応した状態で保持できるようにしたものである。すなわち、絶縁抵抗計測器1のみに絶縁抵抗値を保持しておくと、絶縁抵抗計測器1のリセットなど絶縁抵抗値の消去によって絶縁抵抗値の履歴が不明となったり、データ管理ソフトなどが異なる種類の絶縁抵抗計測器1によって異なるビルの分電盤100の絶縁抵抗値を取得することもあり、データ管理上で不都合が生じる場合がある。更に、ブレーカ101が膨大な数となる場合には、絶縁抵抗計測器1に実装するメモリ容量の制限がある。したがって、以下の説明する絶縁抵抗計測システムは、計測対象となるブレーカ101ごとに、ビル側で絶縁抵抗値等の計測データを保持できるようにしたものである。
[絶縁抵抗計測システムの構成]
絶縁抵抗計測システムは、絶縁抵抗計測器1と、ブレーカ101ごとのRFIDタグ102とが通信を行うことにより、各RFIDタグ102にブレーカ101ごとの絶縁抵抗値を含む計測データを記録させるものである。
RFIDタグ102は、各ブレーカ101付近に貼り付けられて、RFIDリーダライタ2が翳されると、絶縁抵抗計測器1からRFIDリーダライタ2を介して送信されたコマンドに応答した動作を行う。このRFIDタグ102は、各ブレーカ101の計測データであること識別するための識別情報、絶縁抵抗値を取得した年度や月日を示す計測年月日データ、絶縁抵抗計測器1で計測された絶縁抵抗値データとが対応付けられた計測データを記録するメモリを有している。また、メモリには、複数の計測年月日データのそれぞれに対応して、当該計測年月日に計測した絶縁抵抗値が格納されている。
RFIDタグ102によってメモリに記憶された計測データを読み出す読み出しコマンドを受信した場合には、メモリに記憶された計測データを読み出して絶縁抵抗計測器1に返信する。また、RFIDタグ102によってメモリに計測データを記録する記録コマンドを受信した場合には、当該記録コマンドと共に受信した計測データをメモリに記録する。
また、RFIDリーダライタ2が翳されるRFIDタグ102の表面形状としては、平面のシール型のものであっても良いが、表面に、RFIDリーダライタ2が係合できる突起部を有している形状であることが望ましい。この突起部を有する形状は、シール型のRFIDタグ102に突起部を取り付ける手法や、RFIDタグ102の収容部材として突起部を有するものを使用する手法などが考えられる。これにより、RFIDリーダライタ2の一部にRFIDタグ102の突起部と係合するクリップ等の係合部を設けて、RFIDタグ102に対してRFIDリーダライタ2を着脱自在とする。これによって、多数のブレーカ101の絶縁抵抗値を計測する必要がある場合でも、計測データの読み取り、書き込みの度にRFIDリーダライタ2を翳す必要を無くすことができる。
絶縁抵抗計測器1は、ビル内の分電盤100の絶縁抵抗値計測時や、時間的に前後する絶縁抵抗値である履歴の参照時に、作業者に保持できる寸法となっている。この絶縁抵抗計測器1は、ブレーカ101の絶縁抵抗値を計測すると、当該絶縁抵抗値を計測したブレーカ101付近に貼り付けられたRFIDタグ102に絶縁抵抗値を含む計測データを記録させるものである。
また、絶縁抵抗計測器1には、絶縁抵抗値計測時や絶縁抵抗値の履歴の参照時に、計測対象となるブレーカ101付近に貼り付けられたRFIDタグ102に作業者によって翳されるRFIDリーダライタ(RFID R/W)2と、絶縁抵抗値計測時に作業者によって使用される測定プローブ11及び接地プローブ12とが接続されている。測定プローブ11には、絶縁抵抗値に押圧操作される計測開始スイッチ11aが設けられている。
測定プローブ11及び接地プローブ12は、ブレーカ101の絶縁抵抗値を計測時には、作業者によってブレーカ101の所定部位に取り付けられ、計測開始スイッチ11aが押圧操作されることによってブレーカ101の絶縁抵抗値を示す電圧値を取得する。
RFIDリーダライタ2は、絶縁抵抗値計測時や、絶縁抵抗値の履歴の参照時に、作業者によってRFIDタグ102に翳される。RFIDリーダライタ2は、絶縁抵抗計測器1からのコマンドに応じて、RFIDタグ102との間で無線通信を行う。
絶縁抵抗計測器1は、筐体内に測定器入出力I/F部21と、制御部22と、RFID処理部23と、表示部24と、操作入力部25と、データ記憶部26と、外部記憶部27とが収容されてなる。
測定器入出力I/F部21は、測定プローブ11及び接地プローブ12が接続され、既存の絶縁抵抗器として機能する。この測定器入出力I/F部21は、計測開始スイッチ11aが押圧操作されることによって発生したブレーカ101の絶縁抵抗値に応じた電圧値を読み取る。電圧値を読み取った場合、測定器入出力I/F部21は、当該電圧値に対応した絶縁抵抗値を演算して、制御部22に出力する。
RFID処理部23は、制御部22の制御に従ってRFIDリーダライタ2を動作させるためのコマンドを送信する。また、RFID処理部23は、RFIDリーダライタ2で読み出した計測データを受信して、制御部22に供給する。
データ記憶部26は、絶縁抵抗計測器1内に計測データを記憶しておくための大容量メモリからなる。このデータ記憶部26は、制御部22の制御に従って、RFIDリーダライタ2及びRFID処理部23によってRFIDタグ102から読み出したブレーカ101ごとの計測データや、測定器入出力I/F部21で取得した絶縁抵抗値を蓄積する。
外部記憶部27は、薄型メモリーカードなどの汎用記録媒体30が挿入機構27aに差し込まれている時に、制御部22の制御に従って、計測データを汎用記録媒体30に記録させる。
表示部24は、絶縁抵抗値計測時や、絶縁抵抗値の履歴の参照時に、制御部22の制御に従って、絶縁抵抗計測器1の動作を選択させる選択ボタンやメッセージ、計測データ等を表示させる。
操作入力部25は、絶縁抵抗値計測時や、絶縁抵抗値の履歴の参照時に、作業者によって操作されるスイッチ等の操作機構を有し、当該操作機構の操作内容を入力して、制御部22に出力する。
制御部22は、絶縁抵抗計測器1の動作を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)等からなる。この制御部22は、操作入力部25の操作内容に従って、測定器入出力I/F部21によって取得した絶縁抵抗値に、計測年月日データやブレーカ101の識別情報を付加して計測データを作成して、RFID処理部23及びRFIDリーダライタ2を動作させてブレーカ101に書き込ませる。また、制御部22は、RFID処理部23及びRFIDリーダライタ2を動作させて、ブレーカ101に記録されている計測データを読み出させる。
[絶縁抵抗計測システムの動作]
つぎに、上述したように構成された絶縁抵抗計測システムにより、任意のブレーカ101の絶縁抵抗値を計測して、当該ブレーカ101に対応したRFIDタグ102に計測データを書き込む一連の処理について図2乃至図6を参照して説明する。
絶縁抵抗計測システムは、絶縁抵抗計測器1が起動すると、制御部22により、表示部24に操作内容の選択肢として「測定開始」、「終了」を含むメインページ(図示せず)を表示させ、「測定開始」が操作入力部25に対する作業者の操作によって選択された場合に、ステップS1の処理を開始する。
ここで、RFIDタグ102には、図3(a)に示すように、計測データ200として、ブレーカ101の識別情報201(ID情報)と、過去に3回の2年に亘って計測したことを示す計測年月日データ202と、当該計測年月日データ202ごとに計測されたブレーカ101のR相、S相、T相それぞれの絶縁抵抗値203とが記録されているものとする。このような計測データ200において、過去3回の絶縁抵抗値は、過去履歴として記録されている。
ステップS1において、絶縁抵抗計測器1の制御部22は、図4に示すように、識別情報201、計測年月日データ202、絶縁抵抗値203が空欄となっている計測データ200と、RFIDリーダライタ2を計測対象のブレーカ101に翳すことを促すメッセージ210と、キャンセルボタン220とを含む初期操作画面を表示させる。
また、ステップS1において、制御部22は、ブレーカ101の計測データの過去履歴をRFIDタグ102から読み取る読み出しコマンドC1をRFID処理部23に供給して、RFIDリーダライタ2に転送させる。
これに応じ、ステップS2において、RFID処理部23は、RFIDリーダライタ2を動作させて、RFIDリーダライタ2から読み出しコマンドC2を無線信号として送出させる。そして、読み出しコマンドC2を送出している時に、RFIDリーダライタ2がブレーカ101に翳されて、RFIDタグ102と無線通信距離内となった場合には、当該読み出しコマンドC2がRFIDタグ102で受信される。
ステップS3において、RFIDタグ102は、読み出しコマンドC2の受信に応じて、メモリに記憶されている識別情報、計測年月日データ及び絶縁抵抗値からなる計測データR1を返信する。この計測データR1がRFIDリーダライタ2に受信された場合、ステップS4において、RFIDリーダライタ2は、無線信号を電気信号R2に変換して、絶縁抵抗計測器1に転送する。
絶縁抵抗計測器1は、電気信号R2をRFID処理部23で受信すると、当該電気信号R2を、先に読み出しコマンドC1に対する応答として制御部22に供給する。そして、ステップS5において、制御部22は、図5に示すように、計測データ200として、ブレーカ101を識別する「123456」という識別情報201と、2002年10月、2003年09月、2004年10月という計測年月日データ202と、2002年10月に計測した絶縁抵抗値(R相:12.3Ω,S相:12.3Ω,T相:12.3Ω)、2003年09月に計測した絶縁抵抗値、2004年10月に計測した絶縁抵抗値からなる絶縁抵抗値203とを表示部24で表示させる。なお、図5では、R相の計測が完了した表示を含んだ内容となっているが、ステップS5の時点では、表示されてはいない。
次のステップS6において、絶縁抵抗計測器1は、表示部24に、絶縁抵抗値の測定を開始することを促す表示を行い、測定プローブ11及び接地プローブ12に対して所定の操作がなされて、測定器入出力I/F部21によってR相、S相、T相の順で絶縁抵抗値の測定結果を演算する。このとき、絶縁抵抗計測器1は、R相の絶縁抵抗値の測定結果が得られた場合には、図5に示すように、計測データ200に加えて、R相の測定結果211、R相の測定が完了して次のS相の測定を行うことを促すメッセージ212、戻るボタン221、キャンセルボタン220を表示させる。この戻るボタン221は、R相の測定が失敗して、再度R相の測定結果を得たいときに選択される。
そして、ブレーカ101のR相、S相、T相の絶縁抵抗値を測定器入出力I/F部21で取得すると、制御部22は、ステップS7において、図6に示すように測定結果を表示させる。この図6では、R相、S相、T相の測定結果211と、測定が完了したことと、最新の測定結果をブレーカ101のRFIDタグ102に記録することを促すメッセージ213と、再計測ボタン222とを表示させている。
次に、絶縁抵抗計測器1の制御部22は、図示しない操作入力部25を構成する完了ボタンなどが押圧操作されたことに応じ、ステップS8において、最新の計測データと共に測定結果書込命令C11をRFID処理部23によってRFIDリーダライタ2に送信させ、ステップS9において、RFIDリーダライタ2から最新の計測データ及び記録コマンドC12を送出する。また、ステップS8において、制御部22は、最新の計測データをデータ記憶部26に保存させたり、外部記憶部27によって汎用記録媒体30に保存させる。
RFIDタグ102によって記録コマンドC12を受信すると、ステップS10において、RFIDタグ102は、図3(b)に示すように、記録コマンドC12と共に受信した最新の計測データをメモリに記憶させる。このとき、RFIDタグ102は、最も古い計測データを削除しても良い。また、RFIDタグ102で最新の計測データの記録が完了したことの応答をRFIDリーダライタ2で受信するようにした場合には、絶縁抵抗計測器1の表示部24に、次のブレーカ101の計測作業に移行することを促す表示を行っても良い。
[実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明を適用した絶縁抵抗計測システムによれば、絶縁抵抗値の計測が完了した時に、RFIDリーダライタ2をRFIDタグ102に翳すだけで、新たな絶縁抵抗値をRFIDリーダライタ2によってRFIDタグ102に書き込んで、RFIDタグ102に絶縁抵抗値の履歴を記録させることができるので、計測結果を誤って記録することをなくし、計測データの正確性及び作業の迅速性を向上させることができる。特に、この絶縁抵抗計測システムによれば、大規模システムを構成する多数のブレーカ101の絶縁抵抗値を取得したい場合に、作業者の工数を減らして人為的なミスを削減することによって、絶縁抵抗値の正確性及び作業の迅速性を飛躍的に向上させることができる。
また、この絶縁抵抗計測システムによれば、RFIDタグ102に記録された絶縁抵抗値の履歴をRFIDリーダライタ2で読み取って、絶縁抵抗計測器1の表示部24に表示させることができるので、ブレーカ101ごとの絶縁抵抗値の履歴を容易に管理することができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
すなわち、上述した実施の形態では、ブレーカ101の絶縁抵抗値を計測する計測システム及び計測器について説明したが、例えば、ビル空調システムを計測対象とし、ビルの吹き出し口ごとにRFIDタグを貼り付けて、吹き出し口ごとに風量、温度等の履歴をRFIDタグに記録させても良く、定期点検時に取得した計測値を設備側に記憶させるものであれば、本発明の技術的範囲に属するものであり、あらゆる設備システムに適用できる。
本発明を適用した絶縁抵抗計測システムの構成を示すブロック図である。 本発明を適用した絶縁抵抗計測システムによって、ブレーカの絶縁抵抗値を計測するときの処理手順を示すフローチャートである。 RFIDタグに記録されている計測データを説明するための図であり、(a)は計測前、(b)は計測後である。 RFIDリーダライタをRFIDタグに翳すことを促す絶縁抵抗計測器の表示画面を示す図である。 ブレーカのR相の計測が完了したときの絶縁抵抗計測器の表示画面を示す図である。 ブレーカの絶縁抵抗値の計測が完了したときの絶縁抵抗計測器の表示画面を示す図である。
符号の説明
1 絶縁抵抗計測器
2 RFIDリーダライタ
11 測定プローブ
12 接地プローブ
21 測定器入出力I/F部
22 制御部
23 RFID処理部
24 表示部
100 分電盤
101 ブレーカ
102 RFIDタグ102
200 計測データ
201 識別情報
202 計測年月日データ
203 絶縁抵抗値
210,212,213 メッセージ
211 測定結果

Claims (4)

  1. 計測対象機器に付され、当該計測対象機器の複数の計測データを記録する記録タグと、
    前記計測対象機器の計測データを計測する計測部と、前記記録タグに記録された計測データを読み出すと共に、前記計測部により計測された計測データを前記記録タグに書き込む計測データ読み出し書き込み部と、前記計測部によって計測データを計測させた後に、当該計測部で計測された新たな計測データを前記計測データ読み出し書き込み部によって前記記録タグに記録させる制御部とを備えた計測器と
    を備えたことを特徴とする計測システム。
  2. 前記記録タグには、前記複数の計測データとして、過去に前記計測部によって計測された計測データと、当該過去の計測データよりも時間的に新しい計測データとが記録されてなり、
    前記計測器は、前記制御部によって前記計測データ読み出し書き込み部で読み出させた時間的に前後する計測データを表示する表示部を更に備えること
    を特徴とする請求項1に記載の計測システム。
  3. 前記記録タグの表面に突起部を設け、前記計測部に前記突起部と係合する係合部を設けて、
    前記突起部に前記係合部が係合している時に、新たな計測データを前記計測データ読み出し書き込み部によって前記記録タグに記録させることを特徴とする請求項1に記載の計測システム。
  4. 計測対象機器の計測データを計測する計測部と、
    前記計測対象機器に付された記録タグに記録された計測データを読み出すと共に、前記計測部により計測された計測データを前記記録タグに書き込む計測データ読み出し書き込み部と、
    前記計測器によって計測データを計測させた後に、当該計測器で計測された新たな計測データを前記計測データ読み出し書き込み部によって前記記録タグに記録させる制御部と
    を備えたことを特徴とする計測器。
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