JP2006341407A - インクジェット記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクジェット記録方法を用いて白色画像を形成する際におけるインクの吐出安定性等の達成や、高い隠蔽性を有する白色画像の形成の実現等の画像形成における信頼性の問題は勿論、形成した白色画像に生じることのある経時的な変色の問題や、白色画像上に形成した着色インクによる記録画像の退色の問題のない良好な画像を得ることができるインクジェット記録方法の提供。
【解決手段】多価金属イオンを含んでなる反応液と、金属コロイドを含んでなる液体組成物とを被記録媒体に付与し、これらを被記録媒体上で混合させて実質的に白色の画像を形成する過程を少なくとも有するインクジェット記録方法であって、上記金属コロイドが、光触媒作用を抑制させるための表面処理が施された表面処理酸化チタンであることを特徴とするインクジェット記録方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、特定の液体組成物と反応液とを併用して白色画像を形成する過程を有するインクジェット記録方法に関し、更に詳しくは、透明被記録媒体はもとより、特に黒色の被記録媒体、更には、黒色の吸収性の被記録媒体(黒色ケント紙等)にも、隠蔽性の高い白色記録物の形成が可能なインクジェット記録方法に関するものである。
従来より、インクジェット記録方法を用いて白色画像を形成するための様々な方法が試みられてきている。例えば、インク組成物(以下、インク)に中空状ポリマー微粒子を含有させることが開示されている(例えば、特許文献1参照)。この場合は、無機顔料を使用して白色画像を形成する方法と異なり、インク中のポリマー微粒子が比重によって沈降することについての問題は少ないが、形成された画像は白色度や隠蔽性が不足したものであった。これに対し、従来より、白色顔料の一つである酸化チタンを含むインクをインクジェット記録に使用することについての検討が種々なされている。
しかしながら、何れの場合も、本来比重の大きい酸化チタンを使用しているため、インクジェット記録における信頼性、具体的には、ノズル内、液流路内等での酸化チタンの沈降の問題、更には、ノズル内での固着の問題等を有していた。一方、上記した沈降や固着については問題が少ない、粒子径が数十nm以下である酸化チタンの超微粒子を用いたものは、その隠蔽性が低く、十分な白色度の画像が得られず、隠蔽性の高い白色記録物を形成する点で問題があった。
これに対して、上記した課題を改善するため、酸化チタンを含有するインクと、多価金属塩、乃至はカチオン性有機化合物を含有させた反応液を併用し、これらを被記録媒体上で接触させて白色画像を得る方法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。本発明者らの検討によれば、該方法によって確かに上記した技術課題は改善される。しかしながら、別の課題として、上記した従来技術の方法で画像を形成した場合には、酸化チタンの有する光触媒作用により、記録画像中において共存する耐擦過性付与のための高分子化合物や、染料、顔料等の有機色素等を分解してしまうことが起こり、白色画像部の変色(黄ばみ)や、該白色画像部上に形成された着色記録部中の有機色素の分解による退色等の問題をきたすことがわかった。
特開2000−103995公報 特開2002−103783公報
本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑み行われたものであって、本発明の目的は、インクジェット記録方法を用いて白色画像を形成する際における、前記したインクの吐出安定性等の達成や、高い隠蔽性を有する白色画像の形成の実現等の画像形成における信頼性の問題は勿論、更には、該方法によって形成された白色画像に生じることのある経時的な変色の問題や、白色画像上に形成した着色インクによる記録画像の退色の問題のない良好な画像を得ることができるインクジェット記録方法を提供することである。
上記目的は、以下の本発明によって達成される。即ち、本発明は、多価金属イオンを含んでなる反応液と、金属コロイドを含んでなる液体組成物とを被記録媒体に付与し、これらを被記録媒体上で混合させて実質的に白色の画像を形成する過程を少なくとも有するインクジェット記録方法であって、上記金属コロイドが、光触媒作用を抑制させるための表面処理が施された表面処理酸化チタンであることを特徴とするインクジェット記録方法である。
上記本発明の好ましい形態としては、下記のものが挙げられる。上記表面処理酸化チタンが、亜鉛、セリウム、アルミニウム、ケイ素、コバルト、マンガン、チタニウム、ジルコニウム、スズ、アンチモン、タングステン及び鉄から選ばれた金属の酸化物又は含水酸化物で被覆されてなるものであるインクジェット記録方法。上記表面処理酸化チタンの平均粒子径が、5nm以上50nm以下であるインクジェット記録方法。
本発明にかかるインクジェット記録方法によれば、吐出安定性等の信頼性に優れる表面処理酸化チタンを含んだ液体組成物と、多価金属イオンを含んだ反応液とを併用し、これらを被記録媒体上で混合することで、高い隠蔽性を有する高品位な白色画像が形成され、しかも、形成された白色画像は、光による変色を受けることがなく、且つ、該白色画像上に形成された着色インクによる記録画像の退色問題が発生することが抑制されたインクジェット記録方法が提供される。
以下に、好ましい実施の形態を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。先ず、本発明で使用する金属コロイドを含んでなる液体組成物について説明する。本発明では、該金属コロイドが、光触媒作用を抑制させるための表面処理が施された表面処理酸化チタンである液体組成物を使用する。
[酸化チタンの分類]
酸化チタンは、様々な種類のものが入手可能であり、結晶構造から分類すると、ルチル、アナターゼ、ブルッカイトの三種類がある。この中で、光触媒活性度は、アナターゼタイプが高い。従って、前記した光触媒活性度を抑制するという本発明の主旨から考えると、アナターゼタイプでなく、ルチル、ブルッカイトタイプを使用するのが好ましい。ここで、本発明では金属コロイドを使用することを要するため、使用する酸化チタンの粒子径は、後述するように、nm単位の超微粒である。
[酸化チタンの表面処理方法]
本発明では、上記したような酸化チタン超微粒子の光触媒作用を抑制させるために、下記に説明するような表面処理が施された表面処理酸化チタンを使用する。光触媒作用を抑制させるための表面処理剤としては、亜鉛、セリウム、アルミニウム、ケイ素、コバルト、マンガン、チタニウム、ジルコニウム、スズ、アンチモン、タングステン及び鉄等から選ばれた金属の酸化物又は含水酸化物を使用するのが好ましい。
又、光触媒作用を抑制させるための表面処理剤として、各種の高分子化合物を用いることもできる。該高分子化合物の具体例としては、オレフィン系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリテトラフルオロエチレン樹脂等が挙げられる。中でも製造が容易で、分散性の高い目的物が得られる点で、オレフィン系樹脂が特に好ましい。該オレフィン系樹脂を構成するオレフィン系単量体としては、エチレン、プロピレン、ブテン及びメチルペンテン等が挙げられる。そして、これら単量体の単独重合体或いは共重合体からなるオレフィン系樹脂を使用することができる。上記に列挙した樹脂は、単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
更に、光触媒作用を抑制させるための表面処理剤として、アルキルアルコキシシランやアルキルクロロシラン等によるアルキルシランを用いて表面処理を行った表面処理酸化チタンを使用することもできる。
酸化チタン超微粒子表面を、先に列挙したような金属の酸化物又は含水酸化物を使用して表面処理する方法について、以下に一例を挙げて説明する。先ず、市販の二酸化チタンコロイド溶液(シーアイ化成製、平均粒子径30nm)100gと、塩化鉄(III)溶液(キシダ化学製)25gとを混合し、70℃加熱下で、水酸化ナトリウムを加えながら1時間撹拌した。次いで、この混合液を、超遠心分離で沈澱部と上澄み部とに分離し、沈澱部を分離した。その後、得られた沈澱部について、600℃3時間の焼成を空気中で行い、鉄で表面処理された二酸化チタンコロイドを得た。
上記表面処理によって酸化チタン粒子の表面に付着等して存在することとなる金属酸化物等の表面処理剤の、表面処理酸化チタン中に占める含有量は、特に限定されるものではないが、0.1〜20質量%の範囲が好ましい。即ち、0.1質量%未満では光触媒活性度を抑制させるには不十分であり、又、20質量%を超える場合は、酸化チタン本来の白色度、隠蔽性が低下してしまうため好ましくない。
[酸化チタンの好ましい粒子径]
表面処理酸化チタンコロイドの好ましい粒子径としては、1nm〜200nmであるが、更に好ましくは、5nm〜50nmの範囲である。粒子径が1nm未満であると、細か過ぎて、形成した画像が、白色度が低く、隠蔽性も十分でないものとなるので好ましくない。一方、粒子径が50nmを超えると、酸化チタンの比重が大きいため、インクジェットノズル内やインク供給系等で沈降が生じるので好ましくない。
[光触媒活性の評価]
本発明で使用する上記したような表面処理酸化チタンや、その原料となる酸化チタンについての光触媒活性の評価方法としては、従来公知の方法を用いて行うことが可能である。例えば、「工業材料 Vol.46 No.5、1998年、高見和之、中曽根隆義、橋本和仁、藤嶋昭著、日刊工業新聞社発行、102〜105頁」に記載の方法によって評価することができる。即ち、評価対象の酸化チタン超微粒子と、有機色素(メチレンブルー)とを共存させ、光照射した後の色素の分解量を分光光度計等で測定して得た測定値と、有機色素単独で光照射した後の色素の分解量を分光光度計等で測定した値とを比較することで、酸化チタンの光触媒活性の程度を定量化することが可能である。
又、別な方法としては、評価対象の酸化チタン超微粒子と、2−プロパノールとを水中で共存させた試料に光照射し、照射後の試料中の2−プロパノールの分解量をガスクロマトグラフィー等で測定することで、酸化チタンの光触媒活性の程度を定量化する方法を用いることもできる。
本発明で使用する金属コロイドを含んでなることを特徴とする液体組成物は、インクジェット記録方法に用いるものであるため、良好なインクジェット記録特性を示すものであることが好ましい。従って、液体組成物を構成する他の成分等としては、色材として顔料を用いた従来公知のインクジェット記録用インクと同様に構成すればよい。顔料インクについては後述するが、本発明で使用する金属コロイドを含んでなる液体組成物は、これらに準じた方法で製造することができる。
本発明にかかるインクジェット記録方法は、上記した金属コロイドを含んでなる液体組成物と、多価金属イオンを含んでなる反応液とを被記録媒体に付与し、これらを被記録媒体上で混合させて、実質的に白色の画像を形成する過程を少なくとも有する。このように構成することで、被記録媒体上で、液体組成物中に含有されている超微粒の表面処理酸化チタンを瞬時に凝集させることができ、この結果、超微粒の酸化チタンを用いているにもかかわらず、高い隠蔽性を示し、白色度の高い画像の形成が可能となる。以下に、本発明において用いる多価金属イオンを含んでなる反応液について説明する。
[多価金属イオンを含む反応液]
本発明において使用する反応液は、少なくとも多価金属イオンを含んでなるものであればよい。多価金属塩としては、2価以上の多価金属イオンと、これら多価金属イオンと結合する陰イオンとから構成され、水に可溶であれば使用することができる。多価金属イオンの具体例としては、例えば、Ca2+、Cu2+、Ni2+、Mg2+、Zn2+及びBa2+等の2価金属イオン、Al3+、Fe3+、Cr3+等の3価金属イオン等が挙げられる。陰イオンの具体例としては、例えば、Cl-、NO3 -、I-、Br-、ClO3 -、SO4 2-及びCH3COO-等が挙げられる。これらの中でも、特に、硝酸カルシウム、硝酸マグネシウムを含有してなる反応液を使用することが好ましい。これら金属塩の反応液中の含有量としては、例えば、反応液の全質量に対して0.5〜15質量%、好ましくは1〜10質量%である。
反応液に使用する水性媒体は、好ましくは水及び水溶性有機溶剤からなるものである。水溶性有機溶剤は、前記液体組成物において使用する水溶性有機溶剤と同じものを使用することができる。本発明で使用する液体組成物は、先に説明した液体組成物と同様にインクジェット記録によって被記録媒体上に付与してもよいが、これに限定されず、例えば、ローラーによる塗布等の方法で被記録媒体上に付与してもよい。本発明で使用する反応液は、多価金属イオンを含んでなるものであればいずれの構成のものでもよく、被記録媒体上への付与方法に応じて適宜に構成すればよい。
反応液には、多価金属塩及び水性媒体の他に、浸透促進剤として機能する界面活性剤等を添加するのが好ましい。反応液に使用する界面活性剤は、前記液体組成物において使用する界面活性剤と同じものを使用することができる。
本発明にかかるインクジェット記録方法は、実質的に白色の画像を形成する過程を少なくとも有するものであればよく、例えば、先にした液体組成物及び反応液を用いて被記録媒体上に白色画像を形成し、更にその上に、通常の染料、乃至は顔料を有する着色インクで画像を形成してもよい。特に、画像を形成するための被記録媒体が白色でなく着色している場合には、本発明のインクジェット記録方法を用いると、より鮮明な記録画像を得ることができる。
又、着色した被記録媒体上に着色画像を形成させる場合、本発明の方法にて白色画像を形成した後に、更に、反応液を付与し、その後に着色インクにより着色画像を形成してもよい。
上記したように、本発明のインクジェット記録方法にて形成された白色画像(パターン)の上に、着色インクを用いて画像を形成してもよいが、以下、その際に用いられるインクについて説明する。インク中の色材としては、染料、顔料の何れも用いることができ、特に限定されるものではない。しかし、耐候性等、記録画像の堅牢性を考慮すると、色材として顔料を用いた顔料インクを用いることが好ましい。
[顔料インク]
顔料インクについて説明する。顔料インク中の顔料の含有量は、顔料インクの全質量に対して、質量比で1〜20質量%、好ましくは2〜12質量%の範囲である。以下、顔料について説明する。黒色の顔料としては、具体的には、カーボンブラックが挙げられ、例えば、ファーネス法、チャネル法で製造されたカーボンブラックであって、一次粒子径が15〜40mμ(nm)、BET法による比表面積が50〜300m2/g、DBP吸油量が40〜150ml/100g、揮発分が0.5〜10%、pH値が2〜9等の特性を有するものが好ましく用いられる。
このような特性を有するカーボンブラックの市販品としては、例えば、No.2300、No.900、MCF88、No.33、No.40、No.45、No.52、MA7、MA8、No.2200B(以上、三菱化成製)、RAVEN1255(以上、コロンビア製)、REGAL400R、REGAL330R、REGAL660R、MOGULL(以上キャボット製)、Color Black FWl、Color Black FW18、Color Black S170、Color Black S150、Printex35、PrintexU(以上、デグッサ製)等があり、何れも好ましく使用することができる。
又、イエローの顔料としては、例えば、C.I.Pigment Yellow 1、C.I.Pigment Yellow 2、C.I.Pigment Yellow 3、C.I.Pigment Yellow 13、C.I.Pigment Yellow 16、C.I.Pigment Yellow 83等が挙げられ、マゼンタの顔料としては、例えば、C.I.Pigment Red 5、C.I.Pigment Red 7、C.I.Pigment Red 12、C.I.Pigment Red 48(Ca)、C.I.Pigment Red 48(Mn)、C.I.Pigment Red 57(Ca)、C.I.Pigment Red 112、C.I.Pigment Red 122等が挙げられ、シアンの顔料としては、例えば、C.I.Pigment Blue 1、C.I.Pigment Blue 2、C.I.Pigment Blue 3、C.I.Pigment Blue 15:3、C.I.Pigment Blue 16、C.I.Pigment Blue 22、C.I.Vat Blue 4、C.I.Vat Blue 6等が挙げられる。顔料としては、これらに限られるものではない。又、以上の他、自己分散型顔料等や新たに製造された顔料等も、勿論、使用することが可能である。
又、顔料の分散剤としては、水溶性樹脂ならどのようなものでもよい。分散剤としては、重量平均分子量が1,000〜30,000の範囲のものが好ましく、更に好ましくは、3,000〜15,000の範囲のものである。このような分散剤として機能する水性樹脂を合成する単量体は、例えば、スチレン、スチレン誘導体、ビニルナフタレン、ビニルナフタレン誘導体、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の脂肪族アルコールエステル等、アクリル酸、アクリル酸誘導体、マレイン酸、マレイン酸誘導体、イタコン酸、イタコン酸誘導体、フマール酸、フマール酸誘導体、酢酸ビニル、ビニルピロリドン、アクリルアミド及びその誘導体等から選択される。上記した少なくとも2つの単量体(このうち少なくとも1つは親水性の重合性単量体)を重合して得られる共重合体が好適である。共重合体としては、ブロック共重合体、ランダム共重合体、グラフト共重合体、又はこれらの塩等、何れの形態であっても構わない。
或いは、上記以外の分散剤として、ロジン、シェラック、デンプン等の天然樹脂も好ましく使用することができる。これらの樹脂は、塩基を溶解させた水溶液に可溶であり、アルカリ可溶型樹脂である。
これらの顔料分散剤として用いられる水溶性樹脂の顔料インク中の含有量は、顔料インクの全質量に対して0.1〜5質量%の範囲であるのが好ましい。
特に、上記したような顔料インクの場合には、顔料インクの全体が中性又はアルカリ性に調整されていることが好ましい。この条件下では、顔料分散剤として使用される水溶性樹脂の溶解性が向上し、長期保存性に一層優れた顔料インクとすることができる。但し、インクジェット記録装置に使われている種々の部材の腐食の原因となる可能性があるので、顔料インクのpHは、7〜10のpH範囲とするのが好ましい。
この際に使用されるpH調整剤としては、例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の各種有機アミン、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物等の無機アルカリ剤、有機酸や鉱酸等が挙げられる。上記したような顔料及び分散剤である水溶性樹脂は、水性媒体中に分散又は溶解される。
(水性媒体)
顔料インク、或いは本発明で使用する液体組成物及び反応液において好適な水性媒体は、水及び水溶性有機溶剤の混合溶媒であり、水としては種々のイオンを含有する一般の水ではなく、イオン交換水(脱イオン水)を使用するのが好ましい。
水と混合して使用される水溶性有機溶剤としては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール等の炭素数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール等のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリコール類;グリセリン;エチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールメチル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類;N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等が挙げられる。これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、ジエチレングリコール等の多価アルコール、トリエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテルが好ましい。
上記したような水溶性有機溶剤の顔料インク中の含有量は、一般的には、顔料インクの全質量の3〜50質量%の範囲、より好ましくは3〜40質量%の範囲である。又、同時に使用する水の含有量としては、顔料インクの全質量の10〜90質量%、好ましくは30〜80質量%の範囲である。
(その他の成分)
又、顔料インク、或いは本発明で使用する液体組成物及び反応液には、上記の成分の他に、必要に応じて所望の物性値を持つ顔料インク等とするために、界面活性剤、消泡剤、防腐剤等を適宜、添加することができる。特に浸透促進剤として機能する界面活性剤は、被記録媒体に反応液と顔料インク等の液体成分を速やかに浸透させる役割を担うための適量を添加する必要がある。添加量としては、顔料インク等の全質量の0.05〜10質量%、好ましくは0.5〜5質量%である。
アニオン性界面活性剤の例としては、カルボン酸塩型、硫酸エステル型、スルホン酸塩型、燐酸エステル型等、一般に使用されているものを何れも好ましく使用することができる。
上記顔料インクの作製方法としては、初めに、分散剤としての水溶性樹脂と水とが少なくとも含有された水性媒体に顔料を添加し、混合撹拌した後、後述の分散手段を用いて分散を行い、必要に応じて遠心分離処理を行って所望の分散液を得る。次に、この分散液にサイズ剤及び上記で挙げたような適宜に選択された添加剤成分を加え、撹拌して本発明で使用する顔料インクとする。
尚、分散剤として前記したようなアルカリ可溶型樹脂を使用する場合には、樹脂を溶解させるために塩基を添加することが必要であるが、この際の塩基類としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アミノメチルプロパノール、アンモニア等の有機アミン、或いは水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等の無機塩基が好ましく使用される。
又、顔料インクの作製方法においては、顔料を含む水性媒体を撹拌し、分散処理する前に、プレミキシングを30分間以上行うのが効果的である。即ち、このようなプレミキシング操作は、顔料表面の濡れ性を改善し、顔料表面への分散剤の吸着を促進することができるため、好ましい。
上記した顔料の分散処理の際に使用される分散機は、一般に使用される分散機なら、如何なるものでもよいが、例えば、ボールミル、ロールミル及びサンドミル等が挙げられる。その中でも、高速型のサンドミルが好ましく使用される。このようなものとしては、例えば、スーパーミル、サンドグラインダー、ビーズミル、アジテータミル、グレンミル、ダイノーミル、パールミル及びコボルミル(何れも商品名)等が挙げられる。
又、顔料インク中に含有されている顔料は、耐目詰り性等の要請から、最適な粒度分布を有する顔料を用いることが好ましい。所望の粒度分布を有する顔料を得る方法としては、分散機の粉砕メディアのサイズを小さくすること、粉砕メディアの充填率を大きくすること、処理時間を長くすること、吐出速度を遅くすること、粉砕後フィルタや遠心分離機等で分級すること、及びこれらの方法を組み合わせた方法等が挙げられる。
[インクジェット記録方法]
次に、本発明のインクジェット記録方法について説明する。本発明のインクジェット記録方法は、多価金属イオンを含んでなる反応液と、金属コロイドを含んでなる液体組成物とを被記録媒体に付与し、これらを被記録媒体上で混合させて実質的に白色の画像を形成する過程を少なくとも有することを特徴とする。そして、前記したように、液体組成物及び反応液を用いて被記録媒体上に白色画像を形成し、更にその上に、通常の染料、乃至は顔料を有する着色インクで画像を形成してもよい。
本発明のインクジェット記録方法で使用する前記した構成を有する金属コロイドを含有してなる液体組成物、及び反応液、更には、必要に応じて使用される顔料インク等の各液体組成物を適用することが好適な、液体組成物カートリッジ、記録ユニット、インクジェット記録装置、及びこれらの装置に好適に用いられる液体吐出ヘッドの構成の具体例を、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1は、本発明で使用するインクジェット記録装置に好適な、吐出時に気泡を大気と連通する吐出方式のインクジェット記録ヘッドとしての液体吐出ヘッド、及びこのヘッドを用いる液体吐出装置としてのインクジェットプリンタの一例の要部を示す概略斜視図である。
図1においては、インクジェットプリンタは、ケーシング1008内に長手方向に沿って設けられる被記録媒体としての用紙1028を、図中に示した矢印Pで示す方向に間欠的に搬送する搬送装置1030と、該搬送装置1030による用紙1028の搬送方向Pに略直交する矢印S方向に略平行に、ガイド軸1014に沿って往復運動せしめられる記録部1010と、記録部1010を往復運動させる駆動手段としての移動駆動部1006とを含んで構成されている。
移動駆動部1006は、所定の間隔をもって対向配置される回転軸に配されるプーリ1026a、1026b、及びプーリに巻きかけられるベルト1016、ローラユニット1022a、1022b、及びローラユニットに略平行に配置され記録部1010のキャリッジ部材1010aに連結されるベルト1016を順方向及び逆方向に駆動させるモータ1018、とを含んで構成されている。
モータ1018が作動状態とされてベルト1016が図1の矢印R方向に回転したとき、記録部1010のキャリッジ部材1010aは、図1の矢印S方向に所定の移動量だけ移動される。又、モータ1018が作動状態とされてベルト1016が図中に示した矢印R方向とは逆方向に回転したとき、記録部1010のキャリッジ部材1010aは、図1の矢印S方向とは反対の方向に所定の移動量だけ移動されることとなる。
更に、移動駆動部1006の一端部には、キャリッジ部材1010aのホームポジションとなる位置に、記録部1010の吐出回復処理を行うための回復ユニット1026が、記録部1010のインク吐出口配列に対向して設けられている。
記録部1010は、インクジェットカートリッジ(以下単に「カートリッジ」という場合がある)1012Y、1012M、1012C及び1012Bが各色、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラック顔料を含有した顔料インクとして、1012Wが金属コロイド液体組成物、1012Sが反応液として、キャリッジ部材1010aに対して着脱自在に備えられる。
図2は、上述のインクジェット記録装置に搭載可能なインクジェットカートリッジの一例を示す。本例におけるカートリッジ1012は、シリアルタイプのものであり、インクジェット記録ヘッド100と、インク等の液体を収容する液体タンク1001とで主要部が構成されている。
インクジェット記録ヘッド100は、液体を吐出するための多数の吐出口832が形成されており、液体組成物等の液体は、液体タンク1001から図示しない液体供給通路を介して液体吐出ヘッド100の共通液室(不図示)へと導かれるようになっている。図2に示したカートリッジ1012は、インクジェット記録ヘッド100と液体タンク1001とを一体的に形成し、必要に応じて液体タンク1001内に液体を補給できるようにしたものであるが、この液体吐出ヘッド100に対し、液体タンク1001を交換可能に連結した構造を採用するようにしてもよい。
本発明のインクジェット記録方法は、特にインクジェット記録方式の中でも、熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記録を行うインクジェット方式の記録ヘッドや記録装置において、優れた効果をもたらすものである。その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許第4,723,129号明細書及び同第4,740,796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。
この方式は、いわゆるオンデマンド型及びコンティニュアス型の何れにも適用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を超える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的に、この駆動信号に一対一で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成長及び収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの液滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
この際のパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4,463,359号明細書及び同第4,345,262号明細書に記載されているようなものが適している。尚、上記熱作用面の温度上昇率についての発明に関する米国特許第4,313,124号明細書に記載されている条件を採用すると、更に、優れた記録を行うことができる。
本発明で使用するインクカートリッジ、記録ユニット、インクジェット記録装置を構成する記録ヘッドの構成としては、上記に挙げた各明細書に開示されているような吐出口、液路及び電気熱変換体の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に、熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第4,558,333号明細書及び米国特許第4,459,600号明細書を用いた構成のものを使用することも好ましい。
加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成としても有効である。
更に、記録装置が記録できる最大範囲の被記録媒体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているような複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成の何れでもよい。
加えて、装置本体に装着されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、或いは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いることもできる。
又、インクジェット記録装置に設けられる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加することは、本発明の効果を一層安定できるので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或いは吸引手段、電気熱変換体或いはこれとは別の加熱素子、或いはこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うことも安定した記録を行うために有効である。
以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。尚、文中に「部」及び「%」とあるのは、特に断りのない限り全て質量基準とする。又、残量とあるのは、合計で100%となるように水で調整したことを意味する。
<鉄表面処理酸化チタンコロイドの作製>
市販の二酸化チタンコロイド溶液(シーアイ化成製、平均粒子径30nm)100gと、塩化鉄(III)溶液(キシダ化学製)25gを混合し、70℃加熱下で1時間撹拌した。その際、水酸化ナトリウム溶液を加えながら撹拌を行った。次いで、該混合液を超遠心分離にて沈澱部と上澄み部を分離し、沈澱部を分離した後、600℃、3時間の焼成を空気中で行い、鉄表面処理酸化チタンコロイドを作製した。
[実施例で使用する液体組成物]
<金属コロイド含有液体組成物の調製>
・上記で得た鉄で表面処理された表面処理酸化チタン
(鉄の含有量1%) 10%
・ジエチレングリコール 10%
・サーフィノール465(日信化学社製) 0.2%
・ポリビニルピロリドン 1%
・水 残量
[比較例で使用する液体組成物]
上記の液体組成物中の表面処理酸化チタンを、未処理の酸化チタン(石原産業(株)製STS−01)に代えた以外は同一の条件にて液体組成物を作成した。
(鉄表面処理酸化チタンコロイドの光触媒活性度)
実施例で使用した鉄表面処理酸化チタンコロイド、及び比較例で使用した未処理の酸化チタンコロイドの光触媒活性度を、下記のようにして測定した。測定対象とする酸化チタンコロイド10gを100gの水中に分散させ、該分散液にメチレンブルー1gを添加し、30分撹拌した。この溶液を外径15mmのパイレックス(登録商標)ガラス製試験管に入れ、キセノン光を10時間照射し、照射前後のメチレンブルーの吸光度変化を分光光度計にて測定した。メチレンブルーのλmaxである580nmの吸光度変化から、光照射後のメチレンブルーの残存率(%)を算出し、その数値を、測定対象の酸化チタンコロイドの光触媒活性度値とした。上記の方法で測定した結果、実施例で使用した鉄表面処理酸化チタンコロイドの光触媒活性度は90、未処理の酸化チタンコロイドの光触媒活性度は3であった。即ち、鉄表面処理酸化チタンコロイドと混合してキセノン光照射した際には、メチレンブルーの分解が僅かであることが確認された。このことは、先の方法によって行った酸化チタンに対する表面処理の効果が高いことを示している。
[反応液の調製]
被記録媒体上で、金属コロイド含有液体組成物と混合させて白色画像を得るための反応液の組成は、下記の通りである。
・硝酸カルシウム4水和物 15%
・ジエチレングリコール 10%
・サーフィノール465(日信化学社製) 0.2%
・水 残量
(白色印字物の変色性試験)
バブルジェット(登録商標)プリンタ、BJ−F8500(商品名、キヤノン製)を使用して白色画像を形成した。上記のようにして調製した各金属コロイド含有液体組成物を、上記プリンタの本来はブラックインクが充填されるインクカートリッジに充填し、又、反応液を、BJ−F8500用反応液のカートリッジに充填した。そして、下記のようにして白色の印刷パターンを複写機用透明OHPシート(キヤノン製)に印刷した。
印刷パターンは、先ず、反応液を600×600dpiの密度でOHPシートに付与した。次いで、各金属コロイド含有液体組成物を、反応液が付与されているOHPシートの部分に、600×600dpiの密度で付与した。各金属コロイド含有液体組成物の付与を2回繰り返して白色ベタ画像を形成した。白色ベタ画像の大きさは10cm×10cmとした。このようにして作成した白色ベタ画像を、アトラス社、キセノンフェードメーターにセットし、キセノン光を50時間照射した。そして、照射後の黄変の度合いを目視にて観察した。
その結果、表面処理をしていない酸化チタンを使用して白色画像を形成した比較例のものは、キセノン光照射後に黄ばみが見られた。しかし、実施例の鉄表面処理酸化チタンが含有されてなる液体組成物を使用して形成された白色画像は、キセノン光照射後でも全く白色度に変化は見られなかった。
液体吐出ヘッドを搭載可能なインクジェットプリンタの一例の要部を示す概略斜視図である。 液体吐出ヘッドを備えたインクジェットカートリッジの一例を示す概略斜視図である。
符号の説明
100:インクジェット記録ヘッド
832:吐出口
1001:液体タンク
1006:移動駆動部
1008:ケーシング
1010:記録部
1010a:キャリッジ部材
1012:カートリッジ
1012Y、M、C、B:インクジェットカートリッジ
1012W:金属コロイド液体組成物
1012S:反応液
1014:ガイド軸
1016:ベルト
1018:モータ
1020:駆動部
1026:回復ユニット
1028:用紙
1030:搬送装置
P:用紙の搬送方向
R:ベルトの回転方向
S:用紙の搬送方向と略直交する方向

Claims (3)

  1. 多価金属イオンを含んでなる反応液と、金属コロイドを含んでなる液体組成物とを被記録媒体に付与し、これらを被記録媒体上で混合させて実質的に白色の画像を形成する過程を少なくとも有するインクジェット記録方法であって、上記金属コロイドが、光触媒作用を抑制させるための表面処理が施された表面処理酸化チタンであることを特徴とするインクジェット記録方法。
  2. 前記表面処理酸化チタンが、亜鉛、セリウム、アルミニウム、ケイ素、コバルト、マンガン、チタニウム、ジルコニウム、スズ、アンチモン、タングステン及び鉄から選ばれた金属の酸化物又は含水酸化物で被覆されてなるものである請求項1に記載のインクジェット記録方法。
  3. 前記表面処理酸化チタンの平均粒子径が、5nm以上50nm以下である請求項1又は2に記載のインクジェット記録方法。
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