JP2006341286A - コンタクト式電縫管溶接電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電縫管負荷の安定な制御を可能とし、予熱電源を不要とする。
【解決手段】電力変換器1に複合共振回路2,3を介してコンタクト式電縫管負荷8を接続した電源装置において、電縫管負荷8と並列に誘導性インピーダンス4を接続する。これにより、電縫管負荷8の開放時においても、電力変換器1の運転周波数の低下を抑えて安定な制御を可能にするとともに、追加した誘導性インピーダンス4を予熱コイルとして用いることで、予熱電源を省略できるようにする。
【選択図】図1

Description

この発明は、コンタクト(接触)式電縫管溶接電源装置に関する。
電縫管は金属板を管状に形成し、その端部を高周波電流で溶接して製造されるもので、土木,建築,鉄塔,支柱その他の構造物に広く一般的に使用されている。
図4にコンタクト式電縫管溶接電源装置の主回路構成図を、図5にその装置の外観図を示す。
まず、図5により、電縫管の製造方法を説明する。図5において、4は誘導性インピーダンス、5は電縫管溶接電源、8はコンタクト式電縫管負荷、10はコンタクトチップ、11はスクイズロールを示す。
図5に示すように、帯状の金属をオープンパイプ状に曲げ成形しながら示矢方向に移動させる。その端部同士の接触部の溶接は、電縫管溶接電源5から数10〜数100kW,数10〜数100kHzの電力を供給し、コンタクト式電縫管負荷8にコンタクトチップ10を接触させることで行なわれる。スクイズロール11は、溶接部を圧接する役目を果たしている。ここで、コンタクト式電縫管負荷8は、数m/分〜数10m/分で常に移動しているため、コンタトチップ10から見てコンタクト式電縫管負荷8は上下左右に変動し、お互いに頻繁に接触,開放を繰り返している。
次に、図4により主回路構成を説明する。
電力変換器1は、真空管や最近はMOSFET(金属酸化膜電界効果トランジスタ)などの半導体素子を用いて構成され、電圧源として動作する電圧型インバータであり、数10〜数100kW,数10〜数100kHzの電力を供給する。その出力には、誘導性インピーダンス2を介して、コンデンサ3が並列に接続され、全体として電縫管溶接電源5を形成している。
電縫管溶接電源5の出力には、誘導性インピーダンス6と抵抗成分7からなるコンタクト式電縫管負荷8が接続されている。スイッチ9は実際には無いもので、電縫管負荷8の位置変化により発生する電縫管溶接電源5とコンタクト式電縫管負荷8との接触,開放動作を分かり易く示すものである。一般的に、加熱負荷の抵抗は数10〜数100mΩであり、大電流を必要とするため様々な共振回路が用いられる。
その1つとして複合共振回路があるが、これには例えば非特許文献1に示すものがあり、また、電圧源に電流型インバータを用いるもの(例えば、特許文献1参照)もある。
図4の共振回路では、誘導性インピーダンス2(L2)と、誘導性インピーダンス6(L6)とコンデンサ3(C3)との並列回路となる。ここで、誘導性インピーダンス2と6には、図示しない電縫管溶接電源5とコンタクト式電縫管負荷8の配線などによる誘導性インピーダンスも含まれる。
図4で、電力変換器1の出力電圧,電流をVo,Io、負荷電流をILとした場合の、これらの関係を図6に示す。ここでは具体的に、L2=1μH、L6=0.08μH、C3=2μFのとき、共振周波数fr=1/[2×π×√[(L2×L6)/(L2+L6)×C3]]=413kHzとなり、その近傍の周波数で電力変換器1を運転するとき、IoとILの関係はIL≒Io×(L2/L6)で、Ioの10倍程度のILを流すことができることを示している。
図4において、コンタクト式電縫管負荷8が開放されると、共振周波数fr=1/[ 2×π×√(L2×C3)]=113kHzとなり、電力変換器1の運転周波数も大幅に低くなる。
さらに、図5のように、溶接部の手前にコンタクト式電縫管負荷8を予熱する機能を持たせる場合は、予熱電源12から予熱コイル13に高周波電力を供給し、誘導加熱することにより行なう。その例としては、例えば特許文献2に示すものがある。
Transformerless Inverters for Induction Heating Applications,E.J.DEDE,PCIM INTER ‘98 JAPAN PROCEEDINGS,p227〜231 特開2000−218380号公報 特開平11−285856号公報
上述のように、コンタクト式電縫管負荷の開放時において、電力変換器の運転周波数が大幅に低くなるため、制御が不安定となり、さらに電力変換器の出力側に変圧器が接続されている場合に、変圧器鉄心の飽和を引き起こすと云う問題がある。また、予熱する場合は、別の予熱電源を必要とすると云う問題もある。
したがって、この発明の課題は、電縫管負荷の安定な制御を可能とし予熱電源を不要にすることにある。
このような課題を解決するため、この発明では、電力変換器に直列に接続された誘導性インピーダンスを介して、コンデンサとコンタクト式電縫管負荷とを並列に接続してなるコンタクト式電縫管溶接電源装置において、
前記コンタクト式電縫管負荷と並列に別の誘導性インピーダンスを接続したことを特徴とする。
この発明によれば、コンタクト式電縫管負荷と並列に誘導性インピーダンスを接続することにより、コンタクト式電縫管負荷の開放時においても、電力変換器の運転周波数の低下をコンタクト式電縫管負荷の接触時のほぼ1/2程度に抑えられため、安定な制御が可能となる。さらに、新たに追加する誘導性インピーダンスが予熱コイルを兼ねるため、予熱電源を省略でき、大幅な設備省略,小型化が可能となる。
図1はこの発明の実施の形態を示すコンタクト式電縫管溶接電源装置の主回路構成図、図2はその装置の外観図を示す。
図1と図4との相違は、誘導性インピーダンス4をコンタクト式電縫管負荷に並列に接続した点にあり、図2と図5との相違は、予熱コイルとしての誘導性インピーダンス4を電縫管溶接電源5に接続し、図2からは新たな予熱電源および予熱コイルを省略した点にある。
図1の場合の共振回路は、誘導性インピーダンス2(L2)と、誘導性インピーダンス6(L6)と4(L4)とコンデンサ3(C3)との並列回路となる。ここで、誘導性インピーダンス2,4および6には、図示しない電縫管溶接電源5とコンタクト式電縫管負荷8の配線などによる誘導性インピーダンスも含まれる。
図3に、電力変換器1の出力電圧,電流と負荷電流との関係を示す。ここでは具体的に、L2=1μH、L4=0.4μH、L6=0.08μH、C3=2μFのとき、共振周波数fr=1/[2×π×√[(L2×L4×L6)/(L2×L4+L2×L6+L4×L6)×C3]]=450kHzとなり、その近傍の周波数で電力変換器1を運転するとき、IoとILの関係はIL≒Io×(L2/L6)で、Ioの10倍程度のILを流すことができることを示している。
図1において、コンタクト式電縫管負荷8が開放されると、共振周波数fr=1/[2×π×√[(L2×L4)/(L2+L4)×C3]]=210kHzであり、電力変換器1の運転周波数が大幅に低くなることはない。つまり、図3と図6とを比較すれば明らかなように、電縫管負荷8の開放時における電力変換器1の運転周波数は、図6では大幅に低くなっているのに対し、図3ではそれほど低下していないことが分かる。
この発明の実施の形態を示すコンタクト式電縫管溶接電源装置の主回路構成図 図1の装置外観図 図1の動作説明図 従来のコンタクト式電縫管溶接電源装置の主回路構成図 図4の装置外観図 図4の動作説明図
符号の説明
1…電力変換器、2,4,6…誘導性インピーダンス、3…コンデンサ、5…電縫管溶接電源、7…抵抗成分、8…コンタクト式電縫管負荷、9…スイッチ、10…コンタクトチップ、11…スクイズロール、12…予熱電源、13…予熱コイル。

Claims (1)

  1. 電力変換器に直列に接続された誘導性インピーダンスを介して、コンデンサとコンタクト式電縫管負荷とを並列に接続してなるコンタクト式電縫管溶接電源装置において、
    前記コンタクト式電縫管負荷と並列に別の誘導性インピーダンスを接続したことを特徴とするコンタクト式電縫管溶接電源装置。

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