JP2010148221A - 非接触給電用電源 - Google Patents

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Abstract

【課題】インバータの出力の基本波成分を使用することに起因する問題が生じにくい非接触給電用電源を提供する。
【解決手段】電力供給装置7は、給電線9へ交流を給電するためのものであって、インバータ回路27と、インバータ回路27を制御する制御部33を備えている。制御部33は、インバータ回路27における奇数次高調波のうちの3次高調波成分を奇数次高調波のうちの他の周波数成分より多く出力させるように、インバータ回路27を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電源に関し、特に、非接触給電用電源に関する。
従来、半導体製造工場等のように塵埃の発生が問題となるクリーンルームでは、物品を搬送するために、軌道に沿って搬送台車を走行させる搬送車システムが採用されている。搬送台車はモータを駆動源として有している。モータへの電力供給は、搬送台車の軌道に沿って架設された給電電線からの電磁誘導によって行われる。すなわち、給電装置と給電線等からなる一次側回路と、搬送台車のモータ等が接続される二次側回路とが非接触の状態で設けられている。一次側回路に交流電流を流すと、電磁作用によって二次側回路へ給電される(例えば、特許文献1を参照。)。
一次側回路は、主に、交流電源と、整流回路と、電圧制御回路と、インバータ回路とを備えている。整流回路は、交流電源からの交流を直流に変換するための回路である。電圧制御回路は、インバータ回路に入力される電圧を制御するための回路である。インバータ回路は、スイッチング素子を用いて直流を高周波電圧に変換するための回路である。一次側回路は、さらに、スイッチング素子に対して駆動信号を供給するための駆動回路を有している。駆動回路から供給される駆動信号によって、スイッチング素子はオンオフ動作を行う。
特開2002−354710号公報
従来の非接触給電方式では、給電周波数を一定にして、インバータ回路の出力の基本波成分を使用している。しかし、従来の非接触給電方式には、以下の2つの問題がある。第1に、基本波成分を主に利用していると、機器を小型化することが難しい。しかし、非接触給電を用いた搬送車システムでは、受電側コアの小型化が求められている。第2に、出力デバイスのスイッチング周波数には上限があるので、基本波成分を用いての周波数の向上は難しい。
本発明の課題は、インバータ回路から高周波を取り出す非接触給電用電源を提供することにある。
本発明に係る非接触給電用電源は、非接触給電線へ交流を給電するための非接触給電用電源であって、インバータ回路と、インバータ制御部とを備えている。インバータ制御部は、インバータ回路における奇数次高調波のうちの特定の周波数成分を奇数次高調波のうちの他の周波数成分より多く出力させるように、インバータ回路を制御する。
この電源では、インバータ回路における奇数次高調波のうちの特定の周波数成分を他の周波数成分より多く出力させるので、スイッチング周波数を超えた高周波を出力することができる。この結果、例えば、非接触給電方式における受電側コアを小型化できる。
インバータ制御部は、インバータ回路におけるスイッチング動作のデューティ比を設定するデューティ比設定部を有し、該デューティ比設定部により特定の周波数成分を他の周波数成分より多く出力させる。
この電源では、デューティ比設定部がインバータ回路におけるスイッチング周波数のデューティ比を設定することで、インバータ回路における奇数次高調波のうちの特定の周波数成分を他の周波数成分より多く出力させることができる。
非接触給電用電源は、インバータ回路からの出力が入力されるフィルタ回路をさらに備えていても良い。フィルタ回路は、奇数次高調波のうちの特定の周波数成分以外を減衰させる。
この電源では、フィルタ回路によって、インバータ回路からの出力に残った不要な周波数成分を減らすことができる。
インバータ回路が、特定の周波数成分を特定の周波数成分近傍の他の周波数成分より多く出力し、フィルタ回路が、特定の周波数成分から離れた周波数の成分を減衰させるようにしても良い。
この電源では、インバータ回路による出力とフィルタ回路による減衰とで、前述の他の周波数成分を減衰できる。
非接触給電用電源は、インバータ回路に入力する電圧を制御する電圧制御回路と、負荷の変動に応じて電圧制御回路からインバータ回路に入力される電圧を変化させる入力電圧制御部とをさらに備えていても良い。
この電源では、入力電圧制御部が負荷の変動に応じて、電圧制御回路を制御するので、非接触給電用電源からの出力が安定する。したがって、インバータ回路におけるスイッチング周波数のデューティ比が固定されていても、問題が生じにくい。
本発明に係る非接触給電用電源では、インバータ回路から高周波が取り出される。
(1)非接触給電システム
以下、本発明の一実施例である非接触給電システム1について説明する。非接触給電システム1は、例えば、給電線を用いた非接触電力供給方式を用いた有軌道台車システムに採用される。
図1は、本発明の一実施例が採用された非接触給電システムの模式図である。図において、非接触給電システム1は、給電回路3と、受電回路5を有している。給電回路3は、一次側回路である電力供給装置7と、給電線9とを有している。電力供給装置7を構成する各回路の機能については後述する。
受電回路5は、図示しない搬送車に設けられている。受電回路5は、搬送車の駆動モータおよび制御回路により構成される駆動制御機構11に接続されており、共振回路13と、インピーダンス変換回路15と、二次側整流回路17とを有している。これら回路の機能は公知であるので、説明を省略する。
(2)電力供給装置
図2は、本発明の一実施例としての非接触給電システム1の電力供給装置7の模式図である。
電力供給装置7は、主に、交流電源21と、一次側整流回路23と、電圧制御回路25と、インバータ回路27と、フィルタ回路29を有している。
一次側整流回路23は、交流を直流に変換する整流機能を有している。一次側整流回路23は、例えば、三相ブリッジ整流回路や平滑用コンデンサを有している。
電圧制御回路25は、出力電圧を制御する機能を有している。
インバータ回路27は、直流電圧を高周波電圧に変換する機能を有している。また、インバータ回路27は、含有出力周波数の成分を制御する機能を有している。インバータ回路27は、複数の半導体スイッチング素子、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、バイポーラトランジスタまたはFET(Field Effect Transistor)を備えている。インバータ回路27のスイッチング素子は、後述するスイッチング素子駆動部33aから駆動信号を与えられると、オンオフのスイッチング動作を行って、直流電圧を高周波電圧に変換する。なお、インバータ回路27からの出力は、入力電圧またはスイッチングパルスのデューティ比の少なくともいずれかを変更することによって、変更できる。
電圧制御回路25とインバータ回路27とによって、PAMインバータ31が形成されている。PAM制御の実際については後述する。
フィルタ回路29は、イミタンス変換およびBPF機能を有している。より詳細には、フィルタ回路29は電圧を電流に変換する機能および所定の周波数成分のみを通過させる機能を有している。これら機能については後述する。
電力供給装置7は、さらに制御部33を有している。制御部33は、CPU、RAM、ROM等のコンピュータの機能や各種回路の機能を有している。制御部33は、駆動信号をインバータ回路27のスイッチング素子に供給して、スイッチング動作を行わせるスイッチング素子駆動部33aを有している。スイッチング素子駆動部33aは、スイッチング素子のスイッチングパルスのデューティ比を変更することもできるが、この実施例ではデューティ比が所望の固定された値になるように制御する。
制御部33は、さらに、出力電流検出器35からの検出結果に基づいて電圧制御回路25を制御する電圧制御部33bを有している。出力電流検出器35は、給電線9を流れる電流の大きさを表す電流検出信号を生成し、それを電圧制御部33bに送信する。電圧制御部33bは、電力供給装置7からの出力電流をフィードバックして、それに基づいて制御信号を電圧制御回路25に出力する。
(3)制御
図3は、インバータ回路のスイッチング周波数のデューティ比と、インバータ回路からの出力基本波成分および奇数次高調波成分との一般的な関係を示すグラフである。これにより、デューティ比の変化によるスイッチング周波数の含有周波数成分の分布がわかる。なお、図3はDC280V入力時のグラフである。
図3に示すように、フィルタを用いない単相インバータの出力電圧は、基本周波数の奇数倍の周波数成分を含んでいる。高調波成分は、次数が上がれば上がるほど理論上の振幅が下がる。ここで、発明者は、デューティ比を適切な値に設定することにより、目的の周波数成分をより多く含む出力を作成することができることに着目し、非接触給電への応用として、3次高調波成分を取り出して、基本波成分と5次高調波以降の高調波成分をカットすることを考案した。デューティ比が0.4[N/A]において、3次高調波成分が比較的大きく(最初のピーク近傍であり)、5次高調波成分が比較的小さい(0に近い)状態である。
したがって、スイッチング素子のスイッチング周波数のデューティ比が0.4になるように、スイッチング素子駆動部33aが駆動信号をインバータ回路27に供給すると、インバータ回路27からの出力には、基本波成分と3次高調波成分が多く、5次高調波成分がほとんど無いようになる。
さらに、フィルタ回路29によって、3次高調波成分以外の周波数成分が取り除かれる。フィルタ回路29は、基本波成分を取り除くことは必須であるが、5次以上の高調波成分を取り除く機能はそれほど求められない。なぜなら、高調波は次数が上がれば上がるほど出力のレベルが低くなるからである。
以上の結果、フィルタ回路29すなわち電力供給装置7からの出力には3次高調波成分の割合が大きくなる。
本発明と異なり、フィルタ回路のみで3次高調波成分を取り出そうとすれば、基本波成分と5次高調波成分が比較的多く含まれてしまう。しかし、上記のようにインバータ回路27からの出力は波形には5次高調波成分がほとんど無いので、フィルタ回路29の共振周波数を5次高調波の共振数と同一にしたりまたは高く設定できたりする。この結果、基本波成分に対するフィルタリングをより効果的にできる。
この実施形態では、スイッチング素子のスイッチング周波数のデューティ比を適切な値に設定することで、任意の周波数成分の比率を高くできるという利点がある。一方、デューティ比が固定されるので、負荷変動に対してデューティ比の変更による対応が困難になる。その問題を解決するために、制御部33の電圧制御部33bが出力電流検出器35からの検出情報に基づいて、電圧制御回路25に制御信号を供給する。すると、電圧制御回路25からインバータ回路27に供給される入力電圧が変化する。この結果、電力供給装置7からの出力が安定する。
図4は、フィルタ回路29の模式図である。以下、図4を用いて、フィルタ回路29の構造および機能について、具体的な値を用いながら説明する。
図4において、第1電圧V1および第2電圧V2はインバータ回路27の出力電圧を模式的に表したものである。
第1電圧V1のパルスの条件
初期電圧:0V
オン時電圧:580V
オンするまでの時間:35×10−6
立ち上がり時間:0秒
立ち下がり時間:0秒
オンしている時間:20×10−6
一周期の時間:100×10−6
繰り返し回数:50回
第2電圧V2のパルスの条件
初期電圧:0V
オン時電圧:−580V
オンするまでの時間:85×10−6
立ち上がり時間:0秒
立ち下がり時間:0秒
オンしている時間:20×10−6
一周期の時間:100×10−6
繰り返し回数:50回
フィルタ回路29では、第1電圧V1および第2電圧V2に対して、第3インダクタL3と、第1キャパシタC1が、順番に、直列接続されている。第1キャパシタC1の出力側は分岐されており、一方に、第2キャパシタC2と、給電線9の第2インダクタL2と、抵抗R1とが直列に接続されている。分岐の他方には、第1インダクタL1が接続されている。
第3インダクタL3と、第1キャパシタC1と、第1インダクタL1は、電圧電流変換回路を構成している。特に、第3インダクタL3と第1キャパシタC1は、目的周波数成分の電圧電流変換率の決定と、目的周波数成分以外の減衰を行うバンドパスフィルタである。第3インダクタL3と第1キャパシタC1の値は、3次高調波成分において電圧電流変換値が同じなるようにかつ共振周波数が3次高調波成分よりも高くなるようにインピーダンスが設定されている。具体的には、第3インダクタL3の値は49±1μHであり、第1キャパシタC1の値は0.4±0.01μFである。第1インダクタL1は、第3インダクタL3と第1キャパシタC1に対する共振を取るように値が設定されている。第1インダクタL1の値は21±2μHである。
第2キャパシタC2は、低周波成分カット用のコンデンサであり、値が1±0.1μFである。
第2インダクタL2は、給電線9を模した部分であり、値が12±7μHである。
抵抗R1は、搬送台車の負荷を示している。
図5の上段は、フィルタ回路29への入力電圧の周波数成分を示すグラフである。この図から明らかなように、インバータ回路27からの出力の周波数成分では、基本周波数成分が最も大きく、次に3次高調波成分が大きい。しかし、5次高調波成分は、7次高調波成分に比べて小さくなっている。これは、インバータ回路27のスイッチング周波数のデューティ比が、そのような結果をもたらすように、設定されているからである。
図5の下段は、フィルタ回路29からの出力電流の周波数成分を示すグラフである。図5の下段で明らかなように、インバータ回路27からの出力の周波数成分では、基本周波数成分がゼロになっており、3次高調波成分が最も大きい。しかし、5次高調波成分および7次高調波成分はとても小さく0〜4Aの範囲にある。これは、フィルタ回路29が3次高調波成分以外の高調波成分を通しにくい機能を有しているからである。
図6は、フィルタ回路29への入力電圧とフィルタ回路29からの出力電流の波形を示すグラフである。インバータ出力電圧は、矩形状であり、周波数は例えば10kHzである。給電電流波形は、正弦波であり、周波数は例えば30kHzである。
(4)特徴
電力供給装置7は、給電線9へ交流を給電するためのものであって、インバータ回路27と、インバータ回路27を制御する制御部33を備えている。制御部33は、インバータ回路27における奇数次高調波のうちの3次高調波成分を奇数次高調波のうちの他の周波数成分より多く出力させるように、インバータ回路27を制御する。
インバータ回路27における奇数次高調波のうちの3次高調波成分を他の周波数成分より多く出力させるので、スイッチング周波数を超えた高周波を出力することができる。この結果、例えば、非接触給電方式における受電側コアを小型化できる。
制御部33は、インバータ回路27におけるスイッチング動作のデューティ比を設定するスイッチング素子駆動部33aを有している。
スイッチング素子駆動部33aがインバータ回路27におけるスイッチング動作のデューティ比を設定することで、インバータ回路27における奇数次高調波のうちの3次高調波成分を他の周波数成分より多く出力させることができる。なお、スイッチング素子駆動部33aにおけるデューティ比の決定は、あらかじめ決定されていても良いし、後に操作者が設定・変更できるようになっていても良い。
電力供給装置7は、インバータ回路27からの出力が入力されるフィルタ回路29をさらに備えている。フィルタ回路29は3次高調波成分以外の高調波成分を減衰させる。
フィルタ回路29によって、インバータ回路27からの出力に残った不要な周波数成分を減らすことができる。
インバータ回路27が特定の周波数成分を特定の周波数成分近傍の他の周波数成分より多く出力し、フィルタ回路29が特定の周波数成分から離れた周波数の成分を減衰する。そのため、インバータ回路27による出力とフィルタ回路29による減衰とで、他の周波数成分を減衰できる。
電力供給装置7は、インバータ回路27に入力する電圧を制御する電圧制御回路25と、負荷の変動に応じて電圧制御回路25からインバータ回路27に入力される電圧を変化させる電圧制御部33bとをさらに備えている。
制御部33の電圧制御部33bが出力電流検出器35からの検出情報に基づいて電圧制御回路25に制御信号を供給するので、電力供給装置7からの出力が安定する。
(5)他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
前記実施形態では3次高調波を取り出すようにインバータ回路27を制御しさらにフィルタ回路29を設計しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、5次高調波、7次高調波等のより高次の高調波の成分を多く出力するようにしても良い。
例えば、5次高調波を取り出す場合には、インバータ回路のスイッチング周波数を制御することで、3次高調波もしくは5次高調波または両方の割合が少なくなるようにする。特に、目標の周波数成分より低い側の他の周波数成分を減らすことが重要である。なぜなら低い周波数成分ほど割合が多いからである。
前記実施形態では電圧制御部33bによって電圧制御回路25を制御していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、このPAM制御を行わなくても良い。
前記実施形態では、3次高調波成分をより多く取り出すものであるが、5次高調波成分をより少なくするために、3次高調波成分のピークではなくピークから少しずれた位置のデューティ比を選択している。しかし、本発明はこれに限定されない。例えば、3次高調波成分をより多く取り出すために、3次高調波成分のピークにあわせてデューティ比を設定しても良い。
本発明に係る非接触給電用電源は、搬送車システム等に広く適用可能である。
本発明の一実施例が採用された非接触給電システムの模式図。 本発明の一実施例としての非接触給電システムの電力供給装置の模式図。 インバータ回路のスイッチング周波数のデューティ比と、インバータ回路からの出力基本波成分および奇数次高調波成分との一般的な関係を示すグラフ。 本発明の一実施例が採用された非接触給電システムのフィルタ回路の回路図。 フィルタ回路への入力電圧とフィルタ回路からの出力電流のそれぞれの周波数成分を示すグラフ。 フィルタ回路への入力電圧とフィルタ回路からの出力電流の波形を示すグラフ。
符号の説明
1 非接触給電システム
3 給電回路
5 受電回路
7 電力供給装置(非接触給電用電源)
9 給電線
11 駆動制御機構
13 共振回路
15 インピーダンス変換回路
17 二次側整流回路
21 交流電源
23 一次側整流回路
25 電圧制御回路
27 インバータ回路
29 フィルタ回路
31 PAMインバータ
33 制御部
33a スイッチング素子駆動部(インバータ制御部、デューティ比設定部)
33b 電圧制御部(入力電圧制御部)
35 出力電流検出器
C1 第1キャパシタ
C2 第2キャパシタ
L1 第1インダクタ
L2 第2インダクタ
L3 第3インダクタ
R1 抵抗
V1 第1電圧
V2 第2電圧

Claims (5)

  1. 非接触給電線へ交流を給電するための非接触給電用電源であって、
    インバータ回路と、
    前記インバータ回路における奇数次高調波のうちの特定の周波数成分を前記奇数次高調波のうちの他の周波数成分より多く出力させるように、前記インバータ回路を制御するインバータ制御部と、
    を備えた非接触給電用電源。
  2. 前記インバータ制御部は、前記インバータ回路におけるスイッチング動作のデューティ比を設定するデューティ比設定部を有し、該デューティ比設定部により前記特定の周波数成分を前記他の周波数成分より多く出力させる、請求項1に記載の非接触給電用電源。
  3. 前記インバータ回路からの出力が入力されるフィルタ回路をさらに備えており、
    前記フィルタ回路は奇数次高調波のうちの特定の周波数成分以外を減衰させる、請求項1または2に記載の非接触給電用電源。
  4. 前記インバータ回路が、前記特定の周波数成分を前記特定の周波数成分近傍の前記他の周波数成分よりも多く出力し、
    前記フィルタ回路が、前記特定の周波数成分から離れた周波数の成分を減衰させる、請求項3に記載の非接触給電用電源。
  5. 前記インバータ回路に入力する電圧を制御する電圧制御回路と、
    負荷の変動に応じて前記電圧制御回路から前記インバータ回路に入力される電圧を変化させる入力電圧制御部とをさらに備える、請求項2〜4のいずれかに記載の非接触給電用電源。
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