JP2011029127A - コンタクト式電縫管溶接電源装置における負荷開放検出方法 - Google Patents

コンタクト式電縫管溶接電源装置における負荷開放検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011029127A
JP2011029127A JP2009176610A JP2009176610A JP2011029127A JP 2011029127 A JP2011029127 A JP 2011029127A JP 2009176610 A JP2009176610 A JP 2009176610A JP 2009176610 A JP2009176610 A JP 2009176610A JP 2011029127 A JP2011029127 A JP 2011029127A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
contact
current
electric resistance
type electric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009176610A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshie Miura
敏栄 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Systems Co Ltd filed Critical Fuji Electric Systems Co Ltd
Priority to JP2009176610A priority Critical patent/JP2011029127A/ja
Publication of JP2011029127A publication Critical patent/JP2011029127A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • General Induction Heating (AREA)

Abstract

【課題】コンタクト式電縫管溶接装置では、負荷が開放状態の場合は制御が不安定となり溶接に不具合が生じるので、それを確実に検出できるようにする。
【解決手段】電力変換器の出力に共振コンデンサと誘導性のコンタクト式電縫管負荷を接続し、電力変換器の電圧に対して電流を常に遅れ位相で運転し、かつ周波数を可変としつつ少なくとも電流を設定値に基づき制御するコンタクト式電縫管溶接電源装置において、図示の検出回路1により電流からその周波数を検出し、周波数が低下したら負荷が開放されたものと判断する。
【選択図】図1

Description

この発明は、コンタクト式電縫管溶接電源装置における負荷開放検出方法に関するものである。
この種の電縫管は、金属板を管状に形成しながら移動させ、その端部を高周波電流で連続して溶接することにより製造され、土木,建築,鉄塔,支柱その他の構造物一般に広く使用されている。
図6に、コンタクト式電縫管溶接装置を示す概要図、図7は図6で用いられる電源装置を示す主回路構成図である。
まず、図6により電縫管溶接装置の概要について説明する。
コンタクト式電縫管溶接装置は、負荷となる帯状の金属をオープンパイプ状に曲げ形成しながら、移動させるライン設備で用いられる。その端部同士の接触部の溶接は、電縫管溶接電源装置6から数10kW〜数100kW ,数10kH〜数100kH の電力を、コンタクト式電縫管負荷(単に負荷ともいう)13にコンタクトチップ14を接触させて供給することにより行なわれる。ここに、スクイズロール15は、溶接部を圧接する役目をしている。
負荷13は、数mm/min〜数10mm/minで常に移動しており、コンタクトチップ14から見て上下左右に負荷13が変動するため、両者は頻繁に接触,開放を繰り返すことになる。また、コンタクトチップ14での短絡も頻繁に発生する。
ここで、溶接箇所に投入されるべき電力が、負荷の開放,短絡により投入されずに生じる溶接不具合の修正,除去を行なうために、負荷の開放,短絡を検出し、溶接不具合箇所を特定することが重要となる。特に、負荷開放時は、後述のように電源に悪影響を及ぼすため、電源の運転停止が必要となる。
次に、図7を参照して電源装置につき説明する。
同図において、電力変換器3は最近は主にMOSFET半導体素子を用いて構成され、電圧源として動作する電圧型インバータであることが多く、数10kW〜数100kWで数10kH〜数100kH の電力を供給する。その出力には、誘導性インピーダンス4を介して共振コンデンサ5が接続され、全体として電縫管溶接電源装置6を構成している。
電縫管溶接電源装置6の出力には、誘導性インピーダンス11と抵抗成分12からなるコンタクト式電縫管負荷13が接続されている。一般に、加熱負荷の抵抗は数mΩ〜数100mΩであるが、大電力を投入するには大電流が必要とされる。このため共振回路が用いられ、ここでは誘導性インピーダンス4,11とコンデンサ5との並列回路となる。
また、スイッチ7と8は負荷13の開放を表わし、開放時にはスイッチ7が開くと同時にスイッチ8が閉じ、その後誘導性インピーダンス9と抵抗成分10が0から徐々に増加し、最終的には誘導性インピーダンス9と抵抗成分10の合成インピーダンスが無限大となり、完全に開放状態となる。
上記のような場合に流れている電流を遮断すると、外観上は火花等が発生しフラッシュ溶接のような現象が生じる。ここで、負荷開放時の誘導性インピーダンス9や抵抗成分10が不安定な場合、それを原因として制御が不安定となることから、負荷開放を検出し、電源の運転を停止する必要がある。
このような問題に対処するものとして、例えば特許文献1,2に示すものがある。
特開2004−147445号公報 特開平08−180993号公報
特許文献1には、分散電源を商用系統から開放する場合に、周波数の変動成分を検出することが記載されているが、電縫管溶接電源装置では周波数の変動は生じないため、適用することができない。
また、特許文献2には、インバータの電流と電圧の位相(差)を検出することは記載されているが、電縫管溶接装置において負荷の開放検出を行なうことについては何も記載されていない。
従って、この発明の課題は、電縫管溶接電源装置において負荷開放を確実に検出可能とし、安定な制御ができるようにして装置の保護を図ることにある。
上記のような課題を解決するため、請求項1の発明では、電力変換器の出力に共振コンデンサと誘導性のコンタクト式電縫管負荷を接続し、電力変換器の電圧に対して電流を常に遅れ位相で運転し、かつ周波数を可変としつつ少なくとも電流を設定値に基づき制御するコンタクト式電縫管溶接電源装置において、
前記負荷の開放を、前記周波数の低下から検出することを特徴とする。
また、請求項2の発明では、電力変換器の出力に共振コンデンサと誘導性のコンタクト式電縫管負荷を接続し、電力変換器の電圧に対して電流を常に遅れ位相で運転し、かつ周波数を可変としつつ少なくとも電流を設定値に基づき制御するコンタクト式電縫管溶接電源装置において、
前記負荷の開放を、前記電圧と電流との位相差が小となることから検出することを特徴とする。
さらに、請求項3の発明では、電力変換器の出力に共振コンデンサと誘導性のコンタクト式電縫管負荷を接続し、電力変換器の電圧に対して電流を常に遅れ位相で運転し、かつ周波数を可変としつつ少なくとも電流を設定値に基づき制御するコンタクト式電縫管溶接電源装置において、
前記負荷の開放を、前記周波数が低下しかつ電圧と電流との位相差が小となることから検出することを特徴とする。
この発明によれば、簡単な構成で負荷開放検出が可能となるため、これに基づき電源の運転停止が可能となり、その結果、誘導性インピーダンスや抵抗成分の不安定などが原因の制御不安定が解消される。また、負荷開放した箇所の特定(負荷の移動速度と負荷開放の運転開始からの経過時間とから特定)が可能となり、溶接不具合箇所の修正,除去が可能となる利点がもたらされる。
この発明の実施の形態を示す概要図である。 図1の場合の共振動作説明図である。 この発明の別の実施の形態を示す概要図である。 図3の場合の共振動作説明図である。 図3における電流,位相および周波数の関係説明図である。 コンタクト式電縫管溶接装置を示す概要図である。 図6で用いられる電源装置の主回路構成図である。
図1はこの発明の実施形態を示す概要図である。
図6や図7に示すコンタクト式電縫管溶接電源装置(単に電源ともいう)6の電力変換器3では、(出力)電圧に対して(出力)電流が常に遅れ位相となるよう、かつ周波数を可変にしつつ、電流をその設定値に一致させる制御を行なう。
そして、運転時に負荷が開放状態になったときは電流が低下するので、これが設定(前回)値と同じになるように制御すると、結果的に周波数は小さくなる。そこで、図示のような周波数低下検出回路1を設けて電流からその周波数を検出し、周波数低下を検出したら負荷開放と判断する。ここで、負荷開放を検出したら、電源6の運転を停止するものとする。
このことを説明するのが図2で、その右側に通常の負荷状態に対する共振曲線を、また負荷開放時のそれを左側に示す。つまり、図2の矢印で示すように同じ電流となるよう制御することにより、周波数は低い方へと移行することになるので、このことから負荷開放を検出しようとするものである。
図3はこの発明の別の実施形態を説明する説明図である。
これは、図1の周波数低下検出回路1の代わりに、電流と電圧の位相(差)を検出する位相差小検出回路2を設けたものである。すなわち、電流と電圧の位相(差)を検出し、これが小さいとき負荷開放と判断する。また、負荷開放を検出したら、電源の運転を停止するようにする。
図4に、図3の場合の共振曲線図を示す。
負荷開放時に、特に抵抗成分10が増加すると、共振曲線が通常負荷の場合と比較してそのピークが低下する。その結果、電力変換器3の無効成分が減少し、力率が高くなり電流と電圧の位相(差)が小さくなる。これらの関係を示すのが図5で、横軸に周波数、縦軸に電流,位相角(位相差)を示す。なお、点線は通常状態、実線は負荷開放時を示している。
図5のように、通常状態で電流Io2Aの場合の位相角はγ2Aであるのに対し、負荷開放時に、同じ電流値Io2Aとなる電流値Io1Aでは位相角はγ1Aで、上記γ2Aよりも小さくなっていることが分かる。また、通常状態の周波数f2のままで負荷状態になったときの位相角はγ1A’であり、上記γ2Aよりも小さくなっている。このことは、電流を元の状態に戻す制御をすることなく、負荷開放を検出できることを示している。
そこで、図3の位相差小検出回路2により電流と電圧の位相角(位相差)を検出し、これが小さいときは負荷開放と判断するものである。なお、負荷開放を検出したら、電源の運転を停止する。
1…周波数低下検出回路、2…位相差小検出回路、3…電力変換器、4,9,11…誘導性インピーダンス、5…共振コンデンサ、6…電縫管溶接電源装置、7,8…スイッチ、10,12…抵抗成分、13…コンタクト式電縫管負荷、14…コンタクトチップ、15…スクイズロール。

Claims (3)

  1. 電力変換器の出力に共振コンデンサと誘導性のコンタクト式電縫管負荷を接続し、電力変換器の電圧に対して電流を常に遅れ位相で運転し、かつ周波数を可変としつつ少なくとも電流を設定値に基づき制御するコンタクト式電縫管溶接電源装置において、
    前記負荷の開放を、前記周波数の低下から検出することを特徴とするコンタクト式電縫管溶接電源装置における負荷の開放検出方法。
  2. 電力変換器の出力に共振コンデンサと誘導性のコンタクト式電縫管負荷を接続し、電力変換器の電圧に対して電流を常に遅れ位相で運転し、かつ周波数を可変としつつ少なくとも電流を設定値に基づき制御するコンタクト式電縫管溶接電源装置において、
    前記負荷の開放を、前記電圧と電流との位相差が小となることから検出することを特徴とするコンタクト式電縫管溶接電源装置における負荷の開放検出方法。
  3. 電力変換器の出力に共振コンデンサと誘導性のコンタクト式電縫管負荷を接続し、電力変換器の電圧に対して電流を常に遅れ位相で運転し、かつ周波数を可変としつつ少なくとも電流を設定値に基づき制御するコンタクト式電縫管溶接電源装置において、
    前記負荷の開放を、前記周波数が低下しかつ電圧と電流との位相差が小となることから検出することを特徴とするコンタクト式電縫管溶接電源装置における負荷の開放検出方法。
JP2009176610A 2009-07-29 2009-07-29 コンタクト式電縫管溶接電源装置における負荷開放検出方法 Pending JP2011029127A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009176610A JP2011029127A (ja) 2009-07-29 2009-07-29 コンタクト式電縫管溶接電源装置における負荷開放検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009176610A JP2011029127A (ja) 2009-07-29 2009-07-29 コンタクト式電縫管溶接電源装置における負荷開放検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011029127A true JP2011029127A (ja) 2011-02-10

Family

ID=43637629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009176610A Pending JP2011029127A (ja) 2009-07-29 2009-07-29 コンタクト式電縫管溶接電源装置における負荷開放検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011029127A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5910871B2 (ja) * 1980-06-27 1984-03-12 新日本製鐵株式会社 高周波電縫溶接の異常検出方法およびその装置
JPS61135490A (ja) * 1984-12-06 1986-06-23 Nippon Steel Corp 高周波溶接入熱自動制御装置
JPH11332247A (ja) * 1998-05-15 1999-11-30 Jeol Ltd 電圧型インバータの保護回路
JP2004071444A (ja) * 2002-08-08 2004-03-04 Kansai Electric Power Co Inc:The 電磁誘導加熱調理器
JP2006341286A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Fuji Electric Systems Co Ltd コンタクト式電縫管溶接電源装置
JP2007188771A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
JP2007326128A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Fuji Electric Systems Co Ltd 電縫管溶接電源装置及びその再起動制御方法
JP2008251440A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 誘導加熱方法および誘導加熱装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5910871B2 (ja) * 1980-06-27 1984-03-12 新日本製鐵株式会社 高周波電縫溶接の異常検出方法およびその装置
JPS61135490A (ja) * 1984-12-06 1986-06-23 Nippon Steel Corp 高周波溶接入熱自動制御装置
JPH11332247A (ja) * 1998-05-15 1999-11-30 Jeol Ltd 電圧型インバータの保護回路
JP2004071444A (ja) * 2002-08-08 2004-03-04 Kansai Electric Power Co Inc:The 電磁誘導加熱調理器
JP2006341286A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Fuji Electric Systems Co Ltd コンタクト式電縫管溶接電源装置
JP2007188771A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
JP2007326128A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Fuji Electric Systems Co Ltd 電縫管溶接電源装置及びその再起動制御方法
JP2008251440A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 誘導加熱方法および誘導加熱装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2481930C2 (ru) Система и способ увеличения подачи тепла к месту сварки в течение процесса вибродуговой сварки
US9393636B2 (en) Systems and methods to facilitate the starting and stopping of arc welding processes
WO2006092896A1 (ja) アーク溶接装置の制御方法およびアーク溶接装置
JP2007174792A (ja) 系統連系インバータ装置
US9296057B2 (en) Welding device and carbon dioxide gas shielded arc welding method
WO2009060764A1 (ja) 鋼管材の溶接部加熱装置及び方法
JP2006205189A (ja) アークブロー対策制御方法及び消耗電極式パルスアーク溶接装置
CN102458747A (zh) 用于在焊接操作过程中改变焊接处理的方法和用于在焊接操作之前施加热量的方法
JP2007075827A (ja) 消耗電極アーク溶接のくびれ検出制御方法
JP2006021227A (ja) アーク溶接制御方法及びアーク溶接装置
JP4062361B2 (ja) アーク溶接装置の制御方法およびアーク溶接装置
JP2011029127A (ja) コンタクト式電縫管溶接電源装置における負荷開放検出方法
JP5950747B2 (ja) 消耗電極アーク溶接制御方法
CN105189006A (zh) 在弧焊应用中使用电感式放电电路重燃和稳定电弧的系统和方法
WO2016121727A1 (ja) スイッチ装置及びスイッチの短絡判定方法
JP4764991B2 (ja) コンタクト式電縫管溶接電源装置
JP7396779B2 (ja) アーク溶接制御方法
JP4992304B2 (ja) 電縫管溶接装置及びその再起動制御方法
KR101221052B1 (ko) 저항 점 용접방법
JP2008125334A (ja) 電縫管溶接電源の負荷短絡検知方法および装置
JP2016147305A (ja) リングマッシュ接合方法及びリングマッシュ接合装置
JP7497259B2 (ja) 溶接電源システム
JP7260785B2 (ja) 電縫管溶接装置及び電縫管溶接方法
JP5825665B2 (ja) 抵抗溶接制御装置
JP2013010105A (ja) 抵抗溶接方法および抵抗溶接装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110422

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120713

A977 Report on retrieval

Effective date: 20130822

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130827

A521 Written amendment

Effective date: 20131010

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140304

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140701