JP2006341283A - アーク溶接用ポジショナ及びアーク溶接ロボットシステム - Google Patents

アーク溶接用ポジショナ及びアーク溶接ロボットシステム Download PDF

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俊彦 井上
Kazutaka Nakayama
一隆 中山
Takatoshi Iwayama
貴敏 岩山
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Abstract

【課題】 可動部材の少ないより単純な構成及びその最小限の動作によって、溶接部位に応じてワークの姿勢を最適に変更することができるアーク溶接用ポジショナ、及びそのポジショナとアーク溶接ロボットとを含むアーク溶接ロボットシステムを提供する。
【解決手段】 ポジショナ30は、ポジショナ30の設置面Gに立設された一対の支持部材32と、設置面Gに平行な第1軸線34回りに回転可能であるように支持部材32に両端を支持された第1部材36と、第1軸線34と垂直な第2軸線38回りに回転可能であるように第1部材36の一対の支持部40に両端を支持された第2部材42と、第2部材42にワーク100を固定するためのワーク固定手段44とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アーク溶接用ポジショナと、アーク溶接用ポジショナ及びアーク溶接ロボットを含む産業用アーク溶接ロボットシステムに関する。
一般に、ロボットを用いて被作業物すなわちワークにアーク溶接を行うシステムにおいては、溶接品質向上のために、溶接トーチの前進角及びねらい角、並びに溶接継手の傾斜角が最適になるように、ワークの姿勢を変更するポジショナがアーク溶接ロボットと組み合わされて使用される。この場合ロボットは、ワークの位置及び姿勢に応じて溶接トーチの姿勢を最適化することができる。例えば特許文献1には、溶接トーチ移動装置とポジショナを備えたワーク取扱装置を有し、トーチの位置がワークベース座標系の原点となるようにロボットを制御する設置誤差較正方法及び装置が開示されている。このポジショナは4つのリンク及び各リンク間の関節を有し、それぞれの動作を制御することによってワークの姿勢を変更するものである。また特許文献2には、2つの多関節ロボットを上下に配置し、上側及び下側のロボットで溶接トーチ及びワークをそれぞれ把持するロボットが開示されている。このロボットは、下側のロボットの第1、第2アーム及びワーク把持部材の軸線の交点にワークの中心が常に位置するような構成を有することにより、ロボットの動作領域を最小化して全体としての省スペース化及びサイクルタイムの短縮化を図るものである。
特開平6−301411号公報 特許第3511485号公報
上述のポジショナは、ワークの姿勢を適宜変更可能ではあるが、複数のアーム、リンク及び関節等の多数の可動部材を含む複雑な構成を有しており、故にその制御及び教示作業も複雑なものとなっていた。また可動部材の個数が多くなると、ロボットとの協調制御の遅れや各可動部材の加減速に伴う振動も生じやすい。特に振動は、溶接作業を不安定にさせるとともに溶融池の形状に好ましくない影響を与え得る。
そこで本発明は、可動部材の少ないより単純な構成及びその最小限の動作によって、溶接部位に応じてワークの姿勢を最適に変更することができるアーク溶接用ポジショナ、及びそのポジショナとアーク溶接ロボットとを含むアーク溶接ロボットシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、溶接すべきワークの姿勢を変更するためのアーク溶接用ポジショナであって、前記ポジショナの設置面に立設された一対の支持部材と、前記支持部材に両端を支持され、前記設置面に平行な第1軸線回りに回転可能に構成された第1部材と、前記第1部材に設けられた一対の支持部に両端を支持され、前記第1軸線と垂直な第2軸線回りに回転可能に構成された第2部材と、前記第2部材に前記ワークを固定するためのワーク固定手段と、前記第1部材を前記第1軸線回りに回転させる第1駆動手段と、前記第2部材を前記第2軸線回りに回転させる第2駆動手段と、前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段を制御する制御手段と、を有するアーク溶接用ポジショナを提供する。
また請求項2に記載の発明は、溶接すべきワークの姿勢を変更するためのアーク溶接用ポジショナであって、前記ポジショナの設置面に設けられるとともに、前記設置面に略垂直な軸線回りに旋回可能に構成されたベースプレートを有するポジショナベースと、前記ベースプレート上に立設された一対の支持部材と、前記支持部材に両端を支持され、前記設置面に平行な第1軸線回りに回転可能に構成された第1部材と、前記第1部材に設けられた一対の支持部に両端を支持され、前記第1軸線と垂直な第2軸線回りに回転可能に構成された第2部材と、前記第2部材に前記ワークを固定するためのワーク固定手段と、前記第1部材を前記第1軸線回りに回転させる第1駆動手段と、前記第2部材を前記第2軸線回りに回転させる第2駆動手段と、前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段を制御する制御手段と、を有するアーク溶接用ポジショナを提供する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のアーク溶接用ポジショナにおいて、前記第1軸線及び前記第2軸線は互いに直交し、前記ワークは該ワークの重心が前記第1軸線及び前記第2軸線の交点と略一致するように前記第2部材に固定される、アーク溶接用ポジショナを提供する。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のアーク溶接用ポジショナにおいて、前記第1部材は、該第1部材内に前記第2部材を収容できるように、前記第1部材の重心が前記第1軸線に対しオフセットした形状を有する、アーク溶接用ポジショナを提供する。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のアーク溶接用ポジショナと、該ポジショナに固定されたワークに対して溶接を行うアーク溶接ロボットとを含むアーク溶接ロボットシステムを提供する。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のアーク溶接ロボットシステムにおいて、前記アーク溶接ロボットは、前腕と、前記前腕の先端に、該前腕の長手方向に延びる第3軸線回りに回転可能に設けられた第1手首要素と、前記第1手首要素に、前記第3軸線と略垂直な第4軸線回りに回転可能に設けられた第2手首要素と、前記第2手首要素に、前記第4軸線と略垂直であって前記第3軸線と所定距離離れた第5軸線回りに回転可能に設けられた溶接トーチと、を有するアーク溶接ロボットシステムを提供する。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載のアーク溶接ロボットシステムにおいて、前記制御手段は前記アーク溶接ロボットを制御するロボット制御装置の一部であり、前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段は前記アーク溶接ロボットの付加軸として制御される、アーク溶接ロボットシステムを提供する。
本発明に係るアーク溶接用ポジショナによれば、溶接部位に応じたワークの最適な姿勢変更を、2つの部材を互いに垂直な2つの軸線回りにそれぞれ回転させるという単純な動作で実現することができる。一方溶接ロボットは、溶接トーチを下向きに固定し、ワークの外周部をなぞるように溶接トーチの位置を変更すればよい。一般にロボットとポジショナとを組み合わせたシステムでは、その自由度が大きい故に様々な姿勢での溶接が可能であるが、却って教示作業が煩雑となる場合も少なくない。本発明に係るアーク溶接ロボットシステムを使用することにより、ポジショナ及びロボットの動作分担が明確になり、教示作業が行いやすくなる。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明に係るアーク溶接ロボットシステムの好適な実施形態の概略の正面図、上面図及び右側面図を含む図である。アーク溶接ロボットシステムは、溶接すべきワーク100(上面図にのみ図示)に対してアーク溶接を行うアーク溶接ロボット10、ワークを保持するポジショナ30を含み、それらは図示しない制御装置により各々制御可能であり、溶接中は協調制御される。アーク溶接ロボット10は周知の6軸関節型でよいが、例えば特開2004−223576号に記載されるような6軸関節型のアーク溶接ロボットが好適である。すなわち、アーク溶接ロボット10は、前腕12と、前腕12の先端に、前腕12の長手方向に延びる第3の軸線A回りに回転可能に設けられた第1手首要素14と、第1手首要素14に、軸線Aと略垂直な第4の軸線B回りに回転可能に設けられた第2手首要素16と、第2手首要素16に、軸線Bと略垂直であって軸線Aと所定距離離れた第5の軸線C回りに回転可能に設けられた溶接トーチ18とを有する。このような構造によれば、ワーク100の外周部を溶接するような場合に、溶接トーチ18又は溶接トーチ18に接続されたトーチケーブル20と前腕12、ワーク又は周辺機器との干渉を防止して、溶接トーチ18の位置及び姿勢を自由に変更することができる。溶接トーチ18を前腕12に対し360°回転させることも可能である。
ポジショナ30は、ポジショナ30の設置面Gに立設された一対の支持部材32と、設置面Gに平行な第1軸線34回りに回転可能であるように支持部材32に両端を支持された第1部材36と、第1軸線34と垂直な第2軸線38回りに回転可能であるように第1部材36の一対の支持部40に両端を支持された第2部材42と、第2部材42にワーク100を固定するためのワーク固定手段44(上面図にのみ概略図示;詳細は後述)とを有する。第1部材36の第1軸線34回りの回転は、モータ及び減速機を備えた第1駆動手段46によって行われる。同様に第2部材42の第2軸線38回りの回転は、モータ及び減速機を備えた第2駆動手段48によって行われる。第1及び第2駆動手段はそれぞれ、図示しない適当な制御部によって制御可能であるが、上述のロボット10用の制御装置の一部により制御することもできる。その場合、ポジショナ30はロボット10の付加軸として制御することができ、ロボット及びポジショナを含む溶接ロボットシステム全体としての制御がより単純になる。
上述のように、第1部材36の回転軸線である第1軸線34及び第2部材42の回転軸線である第2軸線38は、互いに垂直であり、好ましくは互いに直交する。従って図1に示すように、第1部材36は、第2部材42を内部に収容できるように、第1軸線34に対して重心がオフセットしたコの字型又は箱型等の形状を有することが好ましい。また溶接対象のワーク100は、その重心が第1軸線34と第2軸線38との交点と略一致又はその近傍に位置するように第2部材42上に固定されることが好ましい。このような構成によれば、第1軸線34及び第2軸線38回りの回転という単純な動作のみによってワーク100の姿勢変更を適切に行うことができる。
また本発明に係るポジショナが有する第1部材36及び第2部材42はいずれも両端支持されるので、ワークが比較的大きい場合であっても両部材やワークに撓みを実質的に生じさせることなくワークを保持することができる。このことは、ポジショナの加速度をロボットと同等に引上げることを可能にし、故に協調動作時にも遅れのない制御が可能になる。
また図1の上面図に略示するように、ワーク100にはマイナス側の溶接パワーケーブル(アース線)Lを接続する必要があるが、本発明の場合、このアース線Lをワーク100に接続するためには、第1軸線34及び第2軸線38のモータ46及び48が固定されていない側の端部を中空とし、それら端部にアース線Lを通せばよい。
図2は、ワーク100の形状の具体例を示す。一般に、ワークの外周部を溶接する場合は自動車用プレス部品において多く、図2に示す例では椀状にプレス加工された上板102及び下板104が互いに被せられるようにして配置され、両者の合せ目が溶接されて中空の部品が形成される。なおワークは溶接作業が終了する度に順次新たなワークに交換されるので、ワークを第2部材42上の所定の基準位置に固定するための治具が必要となる。図2は、ワーク100を第2部材42に固定するワーク固定手段すなわち溶接治具44を併せて図示している。固定手段44は、ワーク100を適所に保持するためのいくつかの支持部又は把持部44a〜44fを備える。
ここでワーク100は、初期はその厚さ方向が鉛直すなわちポジショナ30の設置面に対し垂直になるようにポジショナに保持されるが、溶接中はワーク100の溶接継手106が最適な姿勢となるようポジショナ30が制御される。具体的には、図3に示すように、ポジショナ30は、アーク溶接によりワーク100上に形成される溶融池108が溜まりやすいように(重力により垂れないように)、さらにワーク100が溶接方向に沿って若干下り勾配となるように溶接継手106が設置面に対して傾斜角αを有する状態で、ワーク100の姿勢を維持する。一般に好適なαは約10°であるが、ワーク形状や溶接条件等によって異なる場合もある。
一方、図1及び図3に示すように、溶接トーチ18の位置及び姿勢を変更するアーク溶接ロボット10は、上述の構成により、溶接トーチ18を下向きに保持し、ワーク100の溶接すべき外周部をなぞるようにトーチ18をワーク100に対して移動させることができる。
図4〜図7は、本発明に係るポジショナを用いて図2に示したワーク100の溶接部位のうち100A、100B、100C及び100Dを溶接する場合のポジショナ30の動作をそれぞれ示す図である。なお以下の説明における第1及び第2軸線34及び38の回転角度は、それぞれ第1及び第2駆動手段46及び48側からみたときの時計回り方向を正として表記する。
先ずワーク100の溶接部位100Aを溶接するときは、図4に示すように、第2駆動手段48が第2部材42及びワーク100を第2軸線38回りに45°回転させ、溶接部位100Aの溶接継手の略V字の断面の頂点が設置面すなわち下向きになるようにする。さらに第1駆動手段46が第1部材36を第1軸線34回りに−10°回転させることにより、ワーク100の溶接継手が溶接方向に沿って若干の下り勾配となる。
ワーク100の溶接部位100Aの反対側の溶接部位100Bを溶接するときは、図4とは逆の動作となる。すなわち、図5に示すように、第2駆動手段48が第2部材42を第2軸線38回りに−45°回転させ、さらに第1駆動手段46が第1部材36を第1軸線34回りに10°回転させる。
次にワーク100の溶接部位100Cを溶接するときは、図6に示すように、第1駆動手段46が第1部材36を第1軸線34回りに45°回転させ、溶接部位100Cの溶接継手の略V字の断面の頂点が設置面すなわち下向きになるようにする。さらに第2駆動手段48が第2部材42を第2軸線38回りに10°回転させ、ワークの溶接継手が溶接方向に沿って若干の下り勾配となるようにする。
ワーク100の溶接部位100Cの反対側の溶接部位100Dを溶接するときは、図6とは逆の動作となる。すなわち、図7に示すように、第1駆動手段46が第1部材36を第1軸線34回りに−45°回転させ、さらに第2駆動手段48が第2部材42を第2軸線38回りに−10°回転させる。
ワーク100は上述の溶接部位100A〜100D以外にも種々の形状の溶接部位を含み得るが、いずれの部位も第1及び第2軸線の回転角を適切に制御することにより、2つ軸線回りの回転のみという少ない動作で溶接継手の姿勢を最適に保つことができる。
図8は、ポジショナ30により実現可能なさらなるワークの好適な姿勢変更例として、ポジショナ30が反転した場合を示す図である。ワークの種類によっては、図2に示した上板102及び下板104の双方にブラケット等の部品を溶接すべき場合がある。この場合、上板102への溶接は比較的容易であるが、下板104への溶接はワーク100を反転させる必要がある。本発明においては、設置面Gに対する第1部材36及び第1軸線34の位置を適当に選定することにより、第1部材36を第1軸線34について反転すなわち180°回転させることが可能であるので、下板104への溶接が必要な場合にも1つの軸線についての反転という単純な動作で対応することができる。
溶接すべきワークが相当に大きい場合は、ロボット10の動作範囲ではワークの溶接部位全てをカバーすることが難しい場合がある。そのような場合は、ポジショナ30の支持部材32を設置面Gに固定するのではなく、図9に示すような、ワークを略垂直な軸回りで旋回させることができるように支持部材32を可動に支持するポジショナベース50を設けることが有利である。ポジショナベース50は、支持部材32が載置されるベースプレート52と、ベースプレート52を旋回軸すなわち鉛直線VL回りに旋回可能に支持する減速機54と、減速機54に動力伝達する駆動源すなわち旋回軸サーボモータ56とを有する。減速機54及びサーボモータ56は、図示するように一対のかさ歯車58を介して連結されることが好ましい。それにより、サーボモータ56を水平に設置してポジショナ30との干渉を回避し、ポジショナベース50全体の高さを低く抑えることができる。但し、この場合でも図示するようにロボット10を架台60等の上に載置してロボット10の高さ調整を行ってもよい。また減速機54は中空部分を有することが好ましく、それにより、アース線Lやサーボモータの制御ケーブル等をその中空部分を通して、ケーブル等がロボットやポジショナの周辺に置かれる煩雑な状態を回避することができる。さらに減速機54の主軸として大きいサイズのものを選択することにより、ポジショナ30を振動なく高速に旋回させることができる。
本発明に係るポジショナは、ワークの溶接継手の姿勢をワークの重心回りの回転により変化させることができるので、最小限のワークの動作でワークを最適の姿勢に保つことができる。一方溶接ロボットは、溶接トーチを下向きに固定し、ワークの外周部をなぞるように溶接トーチの位置を変更すればよい。その場合、上述の特開2004−223576号に記載されるような6軸関節型のアーク溶接ロボットを使用すれば、溶接トーチとワークとの干渉を回避しながら連続的に溶接を行うことができ、非常に効率の高い溶接ロボットシステムを構築することができる。一般にロボットとポジショナとを組み合わせたシステムでは、その自由度が大きい故に様々な姿勢での溶接が可能であるが、却って教示作業が煩雑となる場合も少なくない。本発明に係るポジショナを使用することにより、ポジショナ及びロボットの動作分担が明確になり、教示作業が行いやすくなる。
本発明に係るアーク溶接用ポジショナを含むロボットシステムの概略構成を示す図である。 ワークの具体例及びワーク固定手段を示す図である。 溶接時の溶接トーチ及びワークの姿勢を示す図である。 図2のワークの各部位を溶接するときのポジショナの動作を示す図である。 図2のワークの各部位を溶接するときのポジショナの動作を示す図である。 図2のワークの各部位を溶接するときのポジショナの動作を示す図である。 図2のワークの各部位を溶接するときのポジショナの動作を示す図である。 図1の正面図において第1部材を反転させた状態のポジショナを示す図である。 本発明に係るアーク溶接用ポジショナの他の実施形態を含むロボットシステムの概略構成を示す図である。
符号の説明
10 アーク溶接ロボット
18 溶接トーチ
30 ポジショナ
32 支持部材
34 第1軸線
36 第1部材
38 第2軸線
42 第2部材
44 固定手段
46 第1駆動手段
48 第2駆動手段
50 ポジショナベース
52 ベースプレート
54 減速機
100 ワーク

Claims (7)

  1. 溶接すべきワークの姿勢を変更するためのアーク溶接用ポジショナであって、
    前記ポジショナの設置面に立設された一対の支持部材と、
    前記支持部材に両端を支持され、前記設置面に平行な第1軸線回りに回転可能に構成された第1部材と、
    前記第1部材に設けられた一対の支持部に両端を支持され、前記第1軸線と垂直な第2軸線回りに回転可能に構成された第2部材と、
    前記第2部材に前記ワークを固定するためのワーク固定手段と、
    前記第1部材を前記第1軸線回りに回転させる第1駆動手段と、
    前記第2部材を前記第2軸線回りに回転させる第2駆動手段と、
    前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段を制御する制御手段と、
    を有するアーク溶接用ポジショナ。
  2. 溶接すべきワークの姿勢を変更するためのアーク溶接用ポジショナであって、
    前記ポジショナの設置面に設けられるとともに、前記設置面に略垂直な軸線回りに旋回可能に構成されたベースプレートを有するポジショナベースと、
    前記ベースプレート上に立設された一対の支持部材と、
    前記支持部材に両端を支持され、前記設置面に平行な第1軸線回りに回転可能に構成された第1部材と、
    前記第1部材に設けられた一対の支持部に両端を支持され、前記第1軸線と垂直な第2軸線回りに回転可能に構成された第2部材と、
    前記第2部材に前記ワークを固定するためのワーク固定手段と、
    前記第1部材を前記第1軸線回りに回転させる第1駆動手段と、
    前記第2部材を前記第2軸線回りに回転させる第2駆動手段と、
    前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段を制御する制御手段と、
    を有するアーク溶接用ポジショナ。
  3. 前記第1軸線及び前記第2軸線は互いに直交し、前記ワークは該ワークの重心が前記第1軸線及び前記第2軸線の交点と略一致するように前記第2部材に固定される、請求項1又は2に記載のアーク溶接用ポジショナ。
  4. 前記第1部材は、該第1部材内に前記第2部材を収容できるように、前記第1部材の重心が前記第1軸線に対しオフセットした形状を有する、請求項3に記載のアーク溶接用ポジショナ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のアーク溶接用ポジショナと、該ポジショナに固定されたワークに対して溶接を行うアーク溶接ロボットとを含むアーク溶接ロボットシステム。
  6. 前記アーク溶接ロボットは、
    前腕と、
    前記前腕の先端に、該前腕の長手方向に延びる第3軸線回りに回転可能に設けられた第1手首要素と、
    前記第1手首要素に、前記第3軸線と略垂直な第4軸線回りに回転可能に設けられた第2手首要素と、
    前記第2手首要素に、前記第4軸線と略垂直であって前記第3軸線と所定距離離れた第5軸線回りに回転可能に設けられた溶接トーチと、
    を有する請求項5に記載のアーク溶接ロボットシステム。
  7. 前記制御手段は前記アーク溶接ロボットを制御するロボット制御装置の一部であり、前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段は前記アーク溶接ロボットの付加軸として制御される、請求項5又は6に記載のアーク溶接ロボットシステム。
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