JP2006340842A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 経血(血液)の液戻り量を大幅に低減することのできる吸収性物品を提供すること。
【解決手段】 本発明の吸収性物品1は、血液を血球と血漿とに分離可能な血液分離体41が複数枚積層されてなる積層分離体40を含む。血液分離体41としては、ASTM F316−86により測定した細孔径分布において、細孔径6μm以下の細孔の割合が20〜90%であるものを好ましく用いることができる。血液分離体4としては、繊維集合体にカレンダー処理を施して得られる不織布等を好ましく用いることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、経血(血液)の液戻りが少ない吸収性物品に関する。
経血や血液の吸収を目的とする生理用ナプキン等の吸収性物品においては、肌当接面から吸収体に吸収させた経血等が、加圧等により肌当接面に逆戻りして、べたつくことがある。
べたつきを低減する方法としては、肌当接面を形成する表面シートに凹凸を設けて、肌との接触面積を低減したり、表面シートに嵩高な不織布を用いたりすることが行われているが、吸収性物品に要求される性能は、年々高まっており、表面シートの工夫のみでは、近年や近い将来における要求に充分に応えられない恐れがある。
尚、特許文献1には、ウエブ状物として有用なポリエステル系の極細繊維が記載されており、同文献1には、3酸化2アンチモン系の触媒を使用せずに製造する極細繊維であるため、該極細繊維からなるウエブを血液分離フィルターに用いる場合には、洗浄工程が不要で、コスト的に有利である旨が記載されている。また、特許文献1には、極細繊維からなるウエブの用途として多数列挙された中の一つに生理用品が記載されている。しかし、極細繊維からなるウエブを、血液分離能を有する態様で、生理用品に用いることについては何ら記載されていない。
また、特許文献2には、血液及び血液に基づく流体を吸収し得るポリマー発泡体材料を、月経パッドの吸収性部材として用いることが記載されている。しかし、同文献2には、血液分離能について何ら記載されていない。
特開2001−348728号公報 特表平10−512168号公報
本発明の目的は、経血(血液)の液戻り量を大幅に低減することのできる吸収性物品を提供することにある。
本発明は、血液を血球と血漿とに分離可能な血液分離体が複数枚積層されてなる積層分離体を含む吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品によれば、経血(血液)の液戻り量を大幅に低減することができる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態としての生理用ナプキン1は、図1に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性又は撥水性の裏面シート3、及びこれら両シート2,3間に配された吸収性コア4を具備し、該吸収性コア4が、血液を血球と血漿とに分離可能な血液分離体41が複数枚(図示例では3枚)積層されてなる積層分離体40から構成されている。
積層分離体40を構成する各血液分離体41は、血液は、血球と血漿とに分離する機能(以下、血液分離能ともいう)を有するものである。血液中の血球は、その大部分が赤血球であるため、吸収性物品の肌当接面側から血液が導入された場合における血球と血漿との分離は、血液の液体成分が血液分離体中を拡がる範囲(三次元的な範囲)に比べて、赤血球の色(赤色)が血液分離体中を拡がる範囲の方が狭いこととして現れる。血液分離体による血球と血漿との分離は、血球と血漿とが完全に2分されることを要求するものではない。
血液分離体41としては、ASTM F316−86により測定した細孔径分布において、細孔径6μm以下の細孔の割合が20〜90%であるものを、好ましく用いることができる。
赤血球は、中央部が窪んだ円盤状をなしており、直径が6μm、厚みが2μm程度である。細孔径6μm以下の細孔の割合がある程度以上であることにより、斯かる形態の赤血球が細孔中に効率良く捕捉され、良好な血液分離能が発現される。また、細孔径6μm以下の細孔の割合が100%でないこと、即ち、細孔径6μm超の細孔が存在することが、血液分離体の表面のみならず、内部においても良好な血液分離能が発揮されるので好ましい。
細孔径6μm以下の細孔の割合は20〜90%であることがより好ましく、更に好ましくは30〜80%である。
ASTM F316−86による細孔径分布は、例えば、Porous Materials社のパームポロメータCFP−1200−AEXL−ESAを用いて測定することができる。具体的には、直径10〜15mm程度の円形のサンプルを用意し、これを表面張力既知の液体中に浸漬して、20mmHg以下の減圧下で15分以上(通常20〜30分程度)放置し、これを取り出したものを湿潤状態のサンプルとした。
図2に示すように、湿潤状態のサンプルSを、直径3.3mmの円孔を中心に有する2枚のアクリル樹脂製の円盤11,12に挟んで、ホルダー10内にセットした。蓋13の螺合により、円筒状の部材14が円盤11を押圧してサンプルSが安定に固定される。図2中の黒丸はゴムパッキンであり、ゴムパッキンが配された隙間を気体が流通することを妨げる。
上述のようにして湿潤状態のサンプルSを固定したホルダー10を、上記のパームポロメータにセットし、ホルダー10の底面側の気体の圧力を一定速度(1.4×105Pa/分)で上昇させた。サンプルSに加える気体の圧力及びホルダー10から流出する気体の流量の変化を図3に示すように記録した。
サンプルSに加わる気体の圧力が低いうちは、図3中の点aと点bとの間に示されるように、全く流量を示さないが、圧力がある程度まで高まったところで、ホルダー10の上部からの気体の流出が生じる。気体の流出が最初に観測される圧力(図3中のb点の圧力)がバブルポイントであり、この圧力からサンプルの最大細孔径が算出される。圧力の上昇を更に継続すると、気体の流量は、細孔径の分布に応じた曲線を描きながら増加し(図3の点b−c間部分)、ある圧力を超えると、圧力の上昇量と気体の流量の増加量とが比例するようになり、圧力と気体流量との関係線が直線状(図3中のc−f間部分)となる。圧力と気体流量との関係線が曲線状から直線へと変化する点(図3中のc点)における圧力eからサンプルの最小細孔径が算出される。
圧力と気体の流量との関係線が直線状となった時点で、サンプルの細孔内の液体が総て吹き飛ばされ、サンプルが乾燥状態となったと見なし、今度は、サンプルSに加える圧力を一定の速度で減少させる。圧力の減少過程においても、サンプルSに加わる圧力とホルダー10から流出する気体の流量の変化を記録する。
乾燥状態のサンプルにおいては、流量の変化量が圧力の変化量に単純に比例するため、圧力と気体の流量との関係線は、線分dfのように直線状になる。
サンプルの特定された圧力範囲(PL−PH間)内に相当する流量割合Qは、乾燥状態のサンプルの流量グラフ(線分df)と、湿潤状態のサンプルの流量グラフ(曲線abc)から、次式で計算される。
Q(%)=〔(WH/DH)−(WL/DL)〕 × 100(%)
ここで、(WH/DH)は、(圧力PHに相当する孔径より大きい孔を通過する空気の流量/圧力PHにおいて全孔を通過する空気の流量)であるので、その流量割合から、圧力PHに相当する孔径より大きい孔の総数が全孔数に対して占める割合が算出される。一方(WL/DL)は、(圧力PLに相当する孔径より大きい孔を通過する空気の流量/圧力PLにおいて全孔を通過する空気の流量)であるので、その流量割合から、圧力PLに相当する孔径より大きい孔の総数が全孔数に対して占める割合が算出される。そして、両者の差である(WH/DH)−(WL/DL)から、圧力PL〜PH間に相当する孔径の数が全孔数に対して占める割合が算出される。
これを点bから点eの圧力範囲で小刻みに分割すれば、微小な各範囲に相当するQを計算し、細孔径分布を導出することができる。
後述する実施例においては、最大細孔径を示す圧力(図3中のb点の圧力)と最小細孔径を示す圧力(図3中のe点の圧力)との間を、細孔径2μm分の刻みで分割し、かつ、ヒストグラムの階級値をわかりやすくするために分割の境界を細孔径が整数となるように設定した(つまり、2μm、4、6、8・・・)。点bより低い圧力範囲や点eより高い圧力範囲が階級値に入るが、Qの値が変わることはない。
また、表面張力既知の液体としてPorous Materials社のGalwick(16mN/m)を用い、気体は、冷却圧縮(明治機械製作所製DPKH−37を使用)によって乾燥された空気とした。
図4(a)は、ASTM F316−86に準拠して測定した細孔径分布を示すグラフであり、横軸が細孔径(μm)、縦軸が、当該細孔径の孔を通過する空気の流量から求めた細孔数の割合である。後述する実施例においては、上記のパームポロメータに、細孔径2μm毎にその範囲内に含まれる細孔の割合を示すヒストグラム〔図4(a)参照〕及び図4(b)に示すようなグラフを作成させ、それらから6μm以下の細孔の割合を得た。
図4(b)は、図4(a)のような細孔径分布を示すグラフに基づき作成された、横軸を細孔径(μm)、縦軸を当該細孔径以下の細孔の割合とするグラフである。図4(b)に示す例においては、細孔径6μmに対応する縦軸の数値が約40%であり、細孔径6μm以下の細孔の割合が約40%であることが判る。
本実施形態の生理用ナプキン1においては、繊維集合体からなる血液分離体41を複数枚積層して用いている。
細孔径6μm以下の細孔の割合が20%以上である繊維集合体は、例えば、メルトブローン法により製造した繊維集合体や分割型複合繊維を用いて製造した繊維集合体に、カレンダー処理を施す方法により得ることができる。本明細書における繊維集合体は、不織布も含む概念である。メルトブローン法による紡糸、分割型複合繊維の構成成分同士の分割により繊維径が非常に小さい繊維が得られる上に、更にそのような繊維からなる繊維集合体にカレンダー処理を施すことで、本発明の血液分離体として好適に用いられる繊維集合体が得られる。また、他の方法により製造した極細繊維(平均繊維径が1〜10μmの繊維)からなる繊維集合体にカレンダー処理を施すことにより、血液分離体を得ることもできる。
上述したカレンダー処理は、カレンダーロールで繊維集合体に熱と圧力を加えて、繊維集合体を高密度化する処理である。カレンダーロールの本数及び配置は、特に制限されず、3本のロールの直列型や傾斜型、4本のロールの直列型、逆L型、Z型、傾斜Z型、5本のロールのZ型やL型等が挙げられる。
カレンダー処理は、以下の条件で行うことが好ましい。
カレンダー処理における温度は、構成繊維の軟化点以下が好ましい。軟化点以上でカレンダー処理をすると繊維どうしの接着が起こり、血液の拡散経路が閉ざされる。カレンダー処理における圧力はASTM F316−86により測定した細孔径分布において、繊維集合体の細孔径6μm以下の細孔の割合が20〜90%になるようにすれば特に限定されない。
分割型複合繊維は、例えば、互いに異なる2種類以上の樹脂から構成され、各樹脂が、繊維の長手方向に連続的に配されており且つ該繊維の周方向に交互に配されている繊維であって、熱的作用及び/又は機械的作用によって各樹脂間が分割離間可能なもの等を用いることができる。分割型複合繊維は、4分割〜32分割可能なもの等を用いることができる。分割型複合繊維は、カレンダー処理を行う前の段階で既に構成樹脂が分離していても良いし、カレンダー処理により構成樹脂を分離させても良い。
血液分離体としての繊維集合体は、構成繊維の平均繊維径が3〜30μmであることが好ましい。3μm超とすることで、繊維自体にある程度の強度が得られ、血液分離体に充分な強度が得られる。30μm以下とすることで、例えば吸収性物品が生理用ナプキンである場合等に、血液分離体の剛性により、着用者が違和感をおぼえることを防止することができる。これらの観点から、平均繊維径は5〜15μmであることがより好ましい。
平均繊維径は、以下のようにして測定される。
繊維集合体を液体窒素で凍結させ、鋭利な刃物で切断する。その切断面を走査型電子顕微鏡で倍率800倍〜2000倍に拡大して撮影し、繊維断面の任意の10個所を、撮影写真に示される縮尺ゲージと照らし合わせて繊維径を測定し、平均を取る。
血液分離体としての繊維集合体は、その構成繊維が、合成繊維、再生繊維(半合成繊維)及び 天然繊維の何れでも良いが、合成繊維及び/又は再生繊維(半合成繊維)であることが好ましい。特に、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン及びエチレン−ビニルアルコール系共重合体から選ばれる一又は二種以上の熱可塑性ポリマーからなる繊維であることが、繊維強度・コスト・加工性の点から好ましい。
血液分離体としての繊維集合体は、親水性繊維を主体とする繊維集合体であることが、血液分離能が良好に発現するので好ましい。即ち、血液中の血漿が良好に拡散し、血球と血漿の分離が良好となる。また、繊維集合体の液保持能が向上するため、本実施形態のナプキン1のように、血液分離体を、吸収性コアとして用いる観点からも好ましい。
親水性繊維は、親水化処理剤により親水化された合成繊維の他、親水化処理で処理しなくても元々親水性である再生繊維等も含まれる。繊維集合体中の親水性繊維の含有量は50%超〜100質量%、特に70〜100質量%であることが好ましい。親水性繊維は、2種以上が混合されていても良い。
親水性繊維としては、親水化処理剤により親水化した合成繊維が好ましく、親水処理剤としては、繊維表面に付着させる表面付着型の処理剤、原料樹脂中に練り込んで用いられる練り込み型の処理剤、及び繊維表面に付着させた処理剤の一部を熱処理等により繊維に固定する表面固定型の処理剤の何れでも良い。これらの中でも、コストや加工性の観点から、表面付着型又は表面固定型の処理剤が好ましい。表面付着型又は表面固定型の処理剤による親水化は、例えば、界面活性剤(アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤など)の水溶液又は親水性高分子(ポリビニルアルコール、アクリルアミド、ポリアクリル酸およびそのアルカリ金属塩、ポリビニルピロリドンなど)の水溶液に、繊維集合体を浸して乾燥させ、繊維表面を親水化させる方法などが挙げられる。
親水性繊維を主体とする繊維集合体は、親水性繊維と共に疎水性繊維を含んでいるものも好ましい。疎水性繊維の共存により、液の拡散性が向上し、血液分離体の広い範囲を有効に活用できる。そのため、液戻り量を一層低減させることができる。但し、血液分離体としての繊維集合体中の疎水性繊維の含有量は、30質量%以下、特に20質量%以下であることが好ましい。疎水性繊維としては、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン等の熱可塑性ポリマーからなる合成繊維であって、親水化処理を施していないものを用いることができる。疎水性繊維は、2種以上を混合して用いることもできる。疎水性繊維は、積層分離体40を構成する複数枚の血液分離体41のうちの総てに含有させても良いし、一部の血液分離体41のみに含有させても良いが、少なくとも、最も肌当接面側に位置する血液分離体41に含有させることが好ましい。
複数枚の血液分離体41からなる積層分離体40は、良好な血液分離能及びそれによる液戻り低減効果を発現させる観点から、各血液分離体41の厚みは、0.3mm以上であることが好ましく、より好ましくは、0.5mm以上である。
また、積層分離体40の厚みT(図1参照)は、吸収性コアに要求される吸収容量等との関係で適宜に決定でき、特に制限はないが、吸収性物品の装着時における違和感の点から、0.6〜10mmが好ましく、0.8〜5mmがより好ましい。
厚みTの測定は以下の方法で測定される。まず、積層分離体を50mm×50mmの大きさに裁断しこれを測定片とする。測定台上に、この測定片よりも大きなサイズの12.5gのプレートを載置する。この状態でのプレートの上面の位置を測定の基準点Aとする。次にプレートを取り除き、測定台上に測定片を載置し、その上にプレートを再び載置する。この状態でのプレート正面の位置をBとする。AとBの差から積層分離体の厚みを求める。測定機器にはレーザー変位計〔(株)キーエンス製 CCDレーザー変位センサLK−080〕を用いるが、ダイアルゲージ式の厚み計を用いることもできる。その場合も測定圧力を49Paになるように調節する。
また、血液分離体41の坪量は、強度と柔軟性の観点から、10〜300g/m2が好ましく、30〜200g/m2が特に好ましい。
本実施形態の生理用ナプキン1においては、液透過性の表面シート2の非肌当接面側に血液分離体41が配されているため、図5(a)に示すように、ナプキンの肌当接面側(表面シート側)に供給された血液(経血)7は、表面シート(図示略)を透過し、図5(b)に示すように、積層分離体を構成する血液分離体41に吸収される。血液分離体41に吸収された血液(経血)7は、図5(c)に示すように、血液分離体中において濾過され血球71と血漿(液体成分)72とに分離し、血漿72は、血液分離体中の広い範囲に拡がる一方、血球71は、相対的に狭い範囲にしか拡がらない。
血液(経血)が、血液分離体41中において血球と血漿とに分離されることにより、吸収された血液が、生理用ナプキンの肌当接面(表面シートの表面)に逆戻りすること、即ち液戻りが大幅に低減される。
液戻りが低減する理由は、血液が血液分離体で濾過されて分離されることによって、血漿に対して血球の割合が著しく増大した部分が、図5(d)に示すように、血液分離体の表面シート側の表面付近に、高粘性の層を形成し、この高粘性の層が、血漿の逆戻りを阻止するためであると思われる。
更に、本実施形態の生理用ナプキン1においては、血液分離能を有する血液分離体を複数枚積層して用いているため、比較的多量の経血(血液)が、肌当接面上に排出(供給)された場合には、図6(a)に示すように、その血液の一部は、血液分離体41と透過して、血液分離体41と血液分離体41との間の隙間に達し、その隙間内を流れて、素早く平面方向に拡散する。
これにより、分離積層体の厚み方向の内部においても、平面方向の広い範囲が有効に活用されて、濾過効率が向上し、液戻り量が一層低減される。また、血液分離体41同士間の隙間にも血液が保持され、素材が持つ飽和吸収量以上の血液が保持される。
図6(b)は、単層の血液分離体から吸収性コアが構成されている場合であるが、表面シート2側(肌当接面側)から裏面シート3側(非肌当接面側)に向かうにつれて、血液分離能を発現する平面方向の範囲が比較的急激に現象している。そのため、本発明における分離積層体と同じ坪量の血液分離体を用いたとしても、本発明の方が、血液の吸収容量は多く、液戻り量は少なくなる。
尚、本発明における分離積層体は、少なくとも最も肌当接面側に位置する血液分離体が、高吸収性ポリマーを含んでいないことが好ましく、分離積層体の全体が、高吸収性ポリマーを含んでいないことがより好ましい。高吸収性ポリマーを含有しないことで、吸収性物品が全体的に柔らかくなり、装着感やフィット性が向上する。
生理用ナプキン1の各部の形成材料について説明する。表面シート2及び裏面シート3としては、それぞれ、この種の吸収性物品に従来用いられている各種材料を特に制限なく用いることができる。例えば、表面シートとしては、各種製法による不織布、樹脂フィルムに開孔を形成したもの、これらの積層体等を用いることができる。裏面シートとしては、透湿性を有するか又は有さない熱可塑性樹脂のフィルム、撥水性の不織布、又はこれらの積層体等を用いることができる。
次に、本発明の他の実施形態としての生理用ナプキンについて図7〜図9を参照して説明する。
以下の説明においては、主として、上述した生理用ナプキンと異なる点について説明し、同様の点については、同一の符号を付して説明を省略する。特に言及しない点については、上述した生理用ナプキンに関して上述した説明が適宜適用される。
図7に示す生理用ナプキン1Aにおいては、表面シート2と、複数枚の血液分離体41を積層してなる積層分離体40からなる吸収性コア4との間に、中間シート6が配されている。
繊維集合体からなる血液分離体は、緻密な構造を有するため、表面シート2上に供給された血液を速やかに吸収するという点では、パルプ繊維の積繊物等からなる従来の一般的な吸収性コアに比べて吸収速度が劣る傾向があるが、中間シート6を配することで、吸収速度を向上させることができる。
中間シート6は、表面シート2上に供給された血液を、速やかに吸収性コア4へ移行させることができるものでなければならない。中間シート6としては、このような機能又は物性を有する不織布等を特に制限なく用いることができる。中間シート6として用いる不織布は、構成繊維の繊度が1〜10dtex、特に2〜7dtexであることが好ましく、その厚み(荷重0.5/cm2下)が、0.3〜1.0mm、特に0.5〜0.8mmであることが好ましく、坪量が10〜50g/m2、特に20〜40g/m2であることが好ましい。
中間シート6として用いる不織布は、スパンボンド法、メルトブローン法、エアースルー法等により製造することができるが、エアースルー法により製造したものが好ましい。尚、中間シート6は、ASTM F316−86により測定した細孔径分布において、細孔径6μm以下の細孔の割合が5%以下である。
図8に示す生理用ナプキン1Bは、上述した生理用ナプキン1と同様に、吸収性コア4が、繊維集合体からなる血液分離体41を複数枚積層してなる積層分離体40から構成されているが、その積層分離体40に、総ての血液分離体41を貫通する貫通孔42が形成されている。
繊維集合体からなる血液分離体41は、緻密な構造を有するため、表面シート2上に供給された血液を速やかに吸収するという点では、従来汎用されているパルプ繊維の積繊物等よりも劣る傾向にあるが、貫通孔42を設けることにより、吸収速度を向上させることができる。
血液分離体41に形成する貫通孔42は、吸収速度の向上及び血液分離能低下による液戻り量増加の観点から、貫通孔42の開孔径は0.5〜5mm、特に1〜3mmであることが好ましく、貫通孔42間の間隔は0.5〜8mm、特に1〜5mmであることが好ましい。
図8(b)及び(c)は、貫通孔42を形成した血液分離体41を肌当接面側の面の一部を示すもので、貫通孔42は、図8(b)に示すように千鳥状に形成したり、図8(c)に示すように、縦横両方向に等間隔に形成したりでき、更に多様なパターンで形成することができる。
本発明は、上記実施形態に制限されず、適宜変更可能である。
例えば、積層分離体を構成する血液分離体の積層枚数は、上述した図示例においては3枚であったが、2枚又は4枚以上とすることもできる。好ましくは3〜8枚程度である。
また、血液分離体に貫通孔を形成する場合、積層分離体を構成する血液分離体の任意の一枚あるいは二枚以上に形成することもでき、例えば、図9(a)又は図9(b)に示すように、肌当接面側の1枚又は2枚のみに貫通孔を形成することもできる。
また、積層分離体40は、従来のパルプ繊維の積繊物等とを組み合わせて吸収性コアとして用いることもできる。例えば、図9(c)に示す生理用ナプキンにおいては、2枚の血液分離体41からなる積層分離体40と、従来汎用されている構成の吸収性コア4Aとを積層して、吸収性コア4として用いている。吸収性コア4Aとしては、従来この種の物品に用いられている各種の吸収性コアを用いることができ、例えば、パルプ繊維を主体とする繊維集合体又はこれに高吸収性ポリマーを保持させたもの等を挙げることができる。
また、多孔性の樹脂フィルムからなる血液分離体を、積層分離体40の一部を構成する血液分離体として用いることもできる。多孔性の樹脂フィルムからなる血液分離体としては、ASTM F316−86により測定した細孔径分布において、細孔径6μm以下の細孔の割合が20〜90%であるものを好ましく用いることができる。
このような条件を満たす樹脂フィルムは、例えば、ポリプロピレンやポリエチレンなどの熱可塑性樹脂に炭酸カルシウム等の充填材を混合したものを溶融してシート状(フィルム状)に押出し、これを延伸して微細な細孔を開け、さらにカレンダー処理を施す方法で製造することができる。この場合、混合する炭酸カルシウムの量は40〜80質量%が好ましい。40質量%未満では延伸しても微細な細孔が開かず、80質量%を超えるとフィルムの物性が低下する。より好ましくは50〜70質量%である。また、炭酸カルシウムの平均粒子径は0.1〜10μmが好ましい。0.1μm未満では炭酸カルシウム粒子どうしが二次凝集を起こして熱可塑性樹脂と均一に混合できにくくなり、10μm以上ではフィルム延伸時に大きな細孔が開くために、細孔径6μm以下の細孔の割合が20%以上の微細構造を作ることが難しくなる。好ましくは0.5〜5μmである。延伸倍率は1.5〜5倍が好ましい。1.5倍未満ではフィルムに細孔が開かず、5倍を超えると延伸時にフィルムが破壊する。より好ましくは1.7〜3倍である。延伸は、一軸でも2軸でも良いが、フィルムの強度の点から2軸延伸が好ましい。
また、血液分離体は、生理用ナプキンの吸液可能な領域の全域に配しても良いし、着用者の経血排出部に対向する部位のみに配しても良い。また、ナプキンの前方又は後方の何れかに偏倚した部位や左右の何れかに偏倚した部位等にのみ配することもできる。
また、積層分離体を構成する血液分離体は、血液分離体同士間が、部分的に接合されていても良いし、全く接合されていなくても良い。また、積層分離体は、ティッシュペーパーや透水性の不織布で周囲が被覆されていなくても良いし、そのようなもので被覆されていても良い。
また、吸収性物品は、液透過性の表面シートと液透過性の裏面シートとの間に、繊維集合体からなる血液分離体が配されているものであっても良い。
尚、本発明における吸収性物品は、生理用ナプキンの他、包帯、傷手当用品、外科用ドレープ等であっても良い。
〔実施例1〕
ポリプロピレン(PP)樹脂を原料として、メルトブローン法にて、平均繊維径10μm、坪量60g/m2の不織布を得た。これに、温度40℃、線圧250kgf/cmの条件でカレンダー処理を施した後、0.05%界面活性剤(花王株式会社製マイドール10)の水溶液に浸し、自然乾燥して試料不織布を得た。
得られた試料不織布の細孔径分布を、上述した細孔径分布測定方法により測定したところ、細孔径が6μm以下の細孔の割合は63%であった。この試料不織布を、長さ15cm幅7cmの寸法に切断し、これを4枚重ねたものを積層分離体として、市販の生理用ナプキン(花王株式会社製,ロリエさらさらクッション昼用)から取り出した表面シートと裏面シートの間に挟み、生理用ナプキンを製造した。
〔実施例2〕
4dtexのポリプロピレン/ポリプロピレンエチレン共重合体の芯鞘型複合繊維を、エアスルー法によって、厚み0.8mm、坪量40g/m2の不織布とし、これを長さ15cm幅7cmの寸法に切断して中間シートを得た。この中間シート及び実施例1と同一構成の積層分離体を、表面シートと裏面シートとの間に、表面シート側に中間シートが位置し、裏面シート側に積層分離体が位置するように挟んだ以外は、実施例1と同様にして生理用ナプキンを製造した。
〔実施例3〕
実施例1における積層分離体を、開孔径1.5mm、孔間距離2mmとなるように貫通孔を形成して用いた以外は、実施例1と同様にして生理用ナプキンを製造した。
〔比較例1〕
実施例において、メルトブローン法に製造する不織布の坪量を変えて、これをカレンダー処理して、坪量240g/m2、細孔径6μm以下の細孔の割合63%の試料不織布を得、この一枚の試料不織布を、表面シートと裏面シートの間に挟む以外は、実施例1と同様にして生理用ナプキンを製造した。
〔比較例2〕
ポリプロピレン繊維からなるスパンボンド不織布(繊維径15μm、細孔径6μm以下の細孔の割合15%で血液分離能なし,坪量30g/m2)を製造し、これを、長さ15cm幅7cmの寸法に切断したものを8枚重ねた。これを、実施例1における積層分離体に代えて用いる以外は、実施例1と同様にして生理用ナプキンを製造した。
〔評価〕
上記生理用ナプキンを水平に置き、直径1cmの注入口のついたアクリル板と重りを載せて、生理用ナプキンに3.6g/cm2の荷重がかかるようにした。次いで、注入口から脱繊維馬血6gを約1秒で注入し、脱繊維馬血が全て吸収される時間を測定した。吸収後、1分間その状態を保持した後、アクリル板と重りを外し、生理用ナプキンの肌当接面上に、7cm×10cmで坪量30g/m2の吸収紙(市販のティッシュペーパー)を10枚重ねたものを載せ、圧力が6.6×103Paになるように重りをのせ、2分間加圧した。加圧後、吸収紙10枚を取り出し、荷重前後の吸収紙の重さを測定して、吸収紙に吸収された血液量を求め、これを、生理用ナプキンの表面から戻った血液の液戻り量とした。これらの結果を、表1に示した。
Figure 2006340842
┌────────┬─────┬────┬─────┬────┬─────┐
│ │実施例1 実施例2 │実施例3 比較例1 │比較例2 │
├────────┼─────┼────┼─────┼────┼─────┤
6μm以下の細孔の│ 63 │ 63 │ 63 │ 63 │ 15 │
割合(%) │ │ │ │ │ │
├────────┼─────┼────┼─────┼────┼─────┤
積層枚数(枚) │ 4 │ 4 │ 4 │ 1 │ 8 │
├────────┼─────┼────┼─────┼────┼─────┤
吸収時間(秒) │ 32 │ 13 │ 15 │ 40 │ 30 │
├────────┼─────┼────┼─────┼────┼─────┤
液戻り量(g) │ 0.1 │0.1 │ 0.1 │2.0 │ 0.7 │
└────────┴─────┴────┴─────┴────┴─────┘
表1から判るように、実施例の生理用ナプキンは、液戻り量が比較例の生理用ナプキンに対して大きく低減している。また、実施例2,3と実施例1とを比較すると、中間シートを配すること、又は血液分離体に貫通孔を形成することにより、液戻り量を抑えつつ、吸収速度を向上させることができることが判る。
図1は、本発明の一実施形態である生理用ナプキンの厚み方向の断面を示す断面図である。 図2は、細孔径分布の測定に用いる器具及びサンプルの固定方法を示す模式図である。 図3は、細孔径分布の測定の際の圧力及び流量の変化を示すグラフである。 図4(a)は、ASTM F316−86により測定した細孔径分布を示すグラフであり、図4(b)は、測定した細孔径分布に基づき作成した、細孔径と当該細孔径以下の細孔の割合との関係を示すグラフである。 図5は、本発明における血液分離体の作用を示す図である。 図6(a)は、複数枚積層された血液分離体の作用を示す図であり、図6(b)は、積層された血液分離体に代えて、同様の坪量を有する単層の血液分離体を用いた場合を示す図である。 図7は、本発明の他の実施形態の生理用ナプキンの厚み方向の断面を示す断面図である。 図8は、本発明の更に他の実施形態の生理用ナプキンを示す図であり、(a)は厚み方向の断面を示す断面図、(b)及び(c)は、そのナプキン1に用いた積層分離体の貫通孔の形成パターンの例を示す図である。 図9(a)〜(c)は、本発明の更に他の実施形態の生理用ナプキンの厚み方向の断面を示す断面図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収性コア
40 積層分離体
41 血液分離体
42 貫通孔
6 中間シート
7 経血(血液)


Claims (6)

  1. 血液を血球と血漿とに分離可能な血液分離体が複数枚積層されてなる積層分離体を含む吸収性物品。
  2. 前記血液分離体は、ASTM F316−86により測定した細孔径分布において、細孔径6μm以下の細孔の割合が20〜90%である請求項1記載の吸収性物品。
  3. 複数枚の前記血液分離体の少なくとも一枚に、厚み方向に貫通する貫通細孔が形成されている請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記積層分離体は、液透過性の表面シートの非肌当接面側に形成されており、該表面シートと該積層分離体との間に、中間シートが配されている請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品。
  5. 前記血液分離体は、メルトブローン法により製造した繊維集合体にカレンダー処理を施して得られる不織布、又は分割型複合繊維を用いて製造した繊維集合体にカレンダー処理を施して得られる不織布から構成されている請求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品。
  6. 複数枚の前記血液分離体の少なくとも一枚は、親水性繊維を主体として構成される繊維集合体からなる請求項1〜5の何れか記載の吸収性物品。

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