JP2006339542A - チップ型led - Google Patents

チップ型led Download PDF

Info

Publication number
JP2006339542A
JP2006339542A JP2005164900A JP2005164900A JP2006339542A JP 2006339542 A JP2006339542 A JP 2006339542A JP 2005164900 A JP2005164900 A JP 2005164900A JP 2005164900 A JP2005164900 A JP 2005164900A JP 2006339542 A JP2006339542 A JP 2006339542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
led
submounts
led elements
chip
type led
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005164900A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4822499B2 (ja
Inventor
Satoru Kikuchi
悟 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Electronics Co Ltd
Original Assignee
Citizen Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Electronics Co Ltd filed Critical Citizen Electronics Co Ltd
Priority to JP2005164900A priority Critical patent/JP4822499B2/ja
Publication of JP2006339542A publication Critical patent/JP2006339542A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4822499B2 publication Critical patent/JP4822499B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched

Landscapes

  • Led Device Packages (AREA)

Abstract

【課題】 同一パッケージ内に複数のLED素子を並列接続封止するチップ型LEDにおいて、各LED素子間の電流不均衡を生じないチップ型LEDを提供する。
【解決手段】 外部接続端子を兼ねたふたつの電極を有する小型基板上に複数のLED素子を搭載するチップ型LEDにおいて、前記複数のLED素子は前記複数のLED素子と同数の抵抗成分を有し上下面にメタライズ導電電極層を形成した複数のサブマウント上にそれぞれ搭載し、前記LED素子を各々搭載した前記複数のサブマウントを前記小型基板上に搭載して、前記LED素子の各々の電極のひとつは前記外部接続端子のひとつと導通接続し、前記LED素子の各々の電極の他方は前記サブマウントを経由して他の外部接続端子と導通接続した。
【選択図】 図4

Description

本発明は発光ダイオード、すなわちLED(Light Emitting Diode)に係り、一般照明用、携帯電話機搭載カメラのフラッシュ照明用あるいは携帯電話機、携帯機器等の操作キーの照明等に用いる小型チップ型発光ダイオード(以下チップ型LED)の構造に関する。
LEDは集積回路と同様にウェーハー状で多数個を同時に作製し、個々にスクライブしたベアチップ、すなわちLED素子を取扱が容易な小型パッケージに封止して使用に供することが多いが、そのパッケージ形状のひとつがチップ型LEDであり、前記チップ型LEDは小型基板に前記LED素子を搭載し、ワイヤボンデング等で前記LED素子のアノードあるいはカソードの電極と前記小型基板の電極間との電極配線を行った後に樹脂モールド形成したものである。あるいは、LEDを更に微細実装する場合は、直接プリント基板等にLED素子を搭載し、ワイヤボンデングで前記プリント基板に電極配線を行った後に樹脂モールド形成する場合もある。
LEDは発光電力効率に優れ、信号表示用のほか、近年は高輝度LEDによる照明装置としての用途も多い。しかし、高輝度LEDとはいえ単体のLEDでは使用目的によっては光量不足もあり、複数個のLED素子を直列あるいは並列接続して光量の増強を計っている。特にハイパワーが要求される一般照明やフラッシュ照明用には、同一パッケージ内に4個以上の素子を封止することが多い。
LEDはアノードに正、カソードに負の電圧をかけ、約2Vの電圧で電流が流れはじめて発光するが、指数的な電圧電流特性であり、並列接続により駆動する場合はそれぞれの順方向電圧(Vf)値に依存した電流が流れる。従って、同一パッケージ内での複数のLEDの順方向電圧値VfのばらつきによりそれぞれのLEDに流れる順方向電流値(If)もばらつくため、それぞれのLED素子に直列に外部抵抗を接続し、各LEDの順方向電流値Ifのばらつきを抑える必要がある。また、発光色の異なる赤色(R)緑色(G)黄色(Y)等のLED素子を同一パッケージに封止する場合は、各LED素子の順方向電圧値Vfが大きく異なるため、各々のLED素子に対して整流、すなわち電流制限のための直列抵抗付加が不可欠になる。
以下図面にもとづいて従来技術におけるLED素子の並列接続について説明する。LEDの構造は一般的にN型半導体基板上にP層を形成したPN接合型とN型半導体上に金属層を形成したショットキー型がある。図6aは一般的なPN接合型LED素子600aの断面構造図であって、N型半導体601a上にP層602aを形成したLED素子である。603aはP層上面に形成したアノード電極、604aはN層下面に形成したカソード電極であって、図示していないが、前記LED素子600aをマウントする基板電極上にカソード電極601aを導電接着して、ワイヤボンデングでアノード電極603aを引き出す。
図6bは一般的なショットキー型LED素子の斜視図であって、LEDを形成するサブストレート605上面にN層602b、更にP層601bを生成し、それぞれの層にアノード電極603b、カソード電極604bを形成したLED素子600bであり、前記LED素子600b上面のアノード電極603bおよびカソード電極604bからはいずれもワイヤボンデングで導通電極を引き出す。
図6cは図6aあるいは図6bに示したLED素子600aあるいは600bの等価回路図であって、順方向電圧、すなわちアノード電極603aあるいは603bに正電圧、カソード電極604aあるいは604bに負電圧を印加することでLED600aあるいは600bを点灯する。
図7は一般的なLEDの電圧電流特性図であって発光色の異なる赤色(R)緑色(G)黄色(Y)のLED素子の電圧電流特性例を符号R、G、Yで示す。各LEDは2V付近から急峻な立ち上がり特性を示しているが、それぞれ異なる電圧電流特性であることから、発光色の異なるLED素子を並列接続する場合は、各LED素子間の電流均衡策は必然となる。
さらに同一色調のLEDであっても、個々のLED素子毎に電圧電流特性は僅かながら差異があり、LEDの電圧電流特性が急峻な立ち上がり特性であることから、僅かな特性の違いであってもLED素子を並列接続すると電流の不均衡を生ずる。従って、従来技術においては以下に説明する方法で並列接続したLEDの電流均衡を実現していた。
すなわち、図8aは従来技術のLED素子の並列接続回路図であって、同一パッケージのそれぞれのLED素子に対応した抵抗を付加する方法である。符号D1、D2、D3、Dnに示す各LED素子に符号R1、R2、R3、Rnの各電流制限抵抗を各々対応して直列接続してある。あるいは、LED素子D1、D2、D3、Dnを搭載するパッケージは小型に形成するためこの電流制限抵抗R1、R2、R3、RnはLED素子D1、D2、D3、Dnのパケージ外のプリント基板等に実装することもあり、さらにはプリント基板に電流制限抵抗として印刷抵抗を形成する場合もある。
図8bは従来技術のLED素子のもうひとつの並列接続回路図であって、同一パッケージ内のLED素子の電圧電流特性を厳密に揃える方法である。符号D1、D2、D3、Dnに示す各LED素子はあらかじめ点灯に適した一定の順方向電流Ifを流し、このときの順方向電圧値Vfを測定して分類するのであるが、この順方向電圧値Vfの分類幅を細分化して、同一分類したLEDを同一パッケージに搭載して並列接続するのである。従って、この場合はLED素子の順方向電圧特性が揃っているので電流制限抵抗は符号Rで示す1個の電流制限抵抗で良いため電流制限抵抗の実装面積を縮小化することができる。
特開2002−344023号公報 特開2004−179372号公報
しかしながら、図8aにより説明した従来技術における複数のLED素子を並列接続する方法にあっては、LED素子D1、D2、D3、Dnそれぞれに対応した電流制限抵抗を付加する必要があるため、実装面積やコスト増大の要因となる。さらに、電流制限抵抗R1、R2、R3、RnをLED素子D1、D2、D3、Dnのパケージ外のプリント基板等に実装する場合はチップ型LEDのパッケージ内の各LED素子D1、D2、D3、Dn毎にカソード端子配線を外部に引き出す必要があり、パッケージ形状の増大とコスト増大を招く結果となる。
また、図8bにより説明した従来技術における複数個のLED素子を並列接続する方法にあっては、同一パッケージに封止するLED素子D1、D2、D3、Dnの順方向電圧電流特性の分類幅の細分化を強いられ、工程増とコスト増大を招くという問題があった。
(発明の目的)
すなわち、本発明の目的は、前記図8bにより説明した同一パッケージ内に順方向電圧Vfを揃えた複数のLED素子D1、D2、D3、Dnを並列接続して封止するチップ型LEDにおいて、各LED素子D1、D2、D3、Dnの順方向電圧電流特性の分類精度を緩和し、かつ、同一パッケージ内に前記複数個のLED素子を並列接続構成としても各LED素子間の電流不均衡を生じないチップ型LEDを提供することにある。
外部接続端子を兼ねたふたつの電極を有する小型基板上に複数のLED素子を搭載するチップ型LEDにおいて、前記複数のLED素子は前記複数のLED素子と同数の抵抗成分を有し上下面にメタライズ導電電極層を形成した複数のサブマウント上にそれぞれ搭載し、前記LED素子を各々搭載した前記複数のサブマウントを前記小型基板上に搭載して、前記LED素子の各々の電極のひとつは前記外部接続端子のひとつと導通接続し、前記LED素子の各々の電極の他方は前記サブマウントを経由して他の外部接続端子と導通接続したことを特徴とする。
すなわち、前記抵抗成分を有するサブマウントは前記複数個のそれぞれのLED素子に対して各々の直列抵抗成分とすることで、前記複数個のLED素子の電圧電流特性の勾配を個々に緩和し、前記複数個のLED素子を並列接続した場合の各LED素子間の電流不均衡を少なくするのである。
前記複数個のLED素子を各々搭載した複数のサブマウントをふたつの電極を有する小型基板上に搭載するチップ型LEDにおいて、前記抵抗成分を有するサブマウントを経由して前記外部接続端子と導通接続する経路は、前記各LED素子と前記各サブマウントの上面をワイヤボンデングにより接続し、前記各サブマウントの下面と前記外部接続端子とは導電性ダイボンドペースト材により接続したことを特徴とする。
すなわち、前記複数のLED素子の各々の電極のひとつは外部接続端子のひとつとワイヤボンデングで直接導通接続し、サブマウントを経由して他の外部接続端子と導通接続するLED素子の他方の各電極は前記各サブマウント上面とワイヤボンデング接続し、前記各サブマウント下面は他の外部接続端子に導電性ダイボンドペースト材により導通接続することで、LED素子上面にのみ電極があるショットキー型LED素子に対してもサブマウントの抵抗成分を直列挿入する構造となり、前記複数個のLED素子の電圧電流特性の勾配を個々に緩和し、前記複数個のLED素子を並列接続した場合の各LED素子間の電流不均衡を少なくするのである。
前記複数個のLED素子を各々搭載した複数のサブマウントをふたつの電極を有する小型基板上に搭載するチップ型LEDにおいて、前記抵抗成分を有するサブマウントの上面は高反射率を有する金属によるメタライズ導電電極層を形成したことを特徴とする。
すなわち、上面を高反射金属によりメタライズされた抵抗成分を有するサブマウントを使用することにより、LED素子下面方向の光束を上面方向へ反射するのでチップ型LEDの光取り出し効率が向上し、実質的な発光効率を高める。
前記複数個のLED素子を各々搭載した複数のサブマウントをふたつの電極を有する小型基板上に搭載するチップ型LEDにおいて、前記複数のサブマウントは前記複数個のLED素子の各々の電圧特性に応じた厚みの異なるサブマウントを選択的に対応して組み合わせることを特徴とする。
すなわち、同一素材で形成した抵抗成分を有するサブマウントの抵抗値は厚みに比例することから、前記複数個のLED素子の各々の電圧特性に応じた厚みの異なるサブマウントを選択してLED素子を搭載することで、各LED素子の電圧電流特性の勾配を個々に調整緩和し、電圧電流特性の異なる複数個のLED素子を並列接続した場合の各LED素子間の電流不均衡を少なくするのである。
前記複数個のLED素子を各々搭載した複数のサブマウントをふたつの電極を有する小型基板上に搭載するチップ型LEDにおいて、前記複数のサブマウントは前記複数個のLED素子の各々の電圧特性に応じた形状が同じで比抵抗の異なる素材で形成したサブマウントを選択的に対応して組み合わせることを特徴とする。
すなわち、比抵抗の異なる素材で形成した抵抗成分を有するサブマウントの抵抗値は形状が同じでも抵抗値が異なることから、前記複数個のLED素子の各々の電圧特性に応じた比抵抗の異なる素材で形成したサブマウントを選択してLED素子を搭載することで、各LED素子の電圧電流特性の勾配を個々に調整緩和し、電圧電流特性の異なる複数個のLED素子を並列接続した場合の各LED素子間の電流不均衡を少なくするのである。
前記複数個のLED素子を各々搭載した複数のサブマウントをふたつの電極を有する小型基板上に搭載するチップ型LEDにおいて、前記複数のサブマウントに搭載する各LED素子は各々発光色調が異なることを特徴とする。
すなわち、前記抵抗成分を有するサブマウントを各色調のLED素子毎に異なる種類のサブマウント、つまり比抵抗の異なるサブマウントを用いることでそれぞれの色調毎に異なるLED素子の順方向電圧に対応した直列抵抗値を持たせ、各LED素子間の電流不均衡を少なくするのである。
以上のように本発明によれば、同一小型基板上に複数個の抵抗成分を有するサブマウント上に複数個のLED素子をそれぞれ搭載して前記サブマウントを前記LED素子と直列接続することで、前記サブマウントは前記LED素子それぞれに対してスペース効率が良い直列抵抗を形成して前記LED素子の電圧電流特性の勾配を個々に緩和するので、これらLED素子を搭載したサブマウントを並列に接続しても各LED素子間の電流不均衡が少なく、複数個のLED素子を並列接続した強発光チップ型LED、あるいは発光色の異なるLED素子の並列混載チップ型LEDの作製が容易になる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1aは本発明の実施形態におけるチップ形LEDの平面図を示す。図1bは本発明の実施形態におけるチップ型LEDの側面図である。図2は本発明の実施形態におけるチップ型LEDの組立斜視図である。
図1a、図1bおよび図2において、100はLED素子を1個搭載したチップ型LEDであって、本発明の基本的な構造を示す。101はLED素子、102は小型基板、103は小型基板102上に形成したアノード電極、104は小型基板102上に形成したカソード電極、107は抵抗成分を有するサブマウントであって、108はLED素子101をサブマウント107上に搭載し固着する接着層、109はサブマウント107をカソード電極104上に搭載し導通固着する導電接着層、105は前記LED素子101のアノードと前記小型基板102上に形成したアノード電極103を接続するボンディングワイヤ、106は前記LED素子101のカソードと前記サブマウント107上面とを接続するボンディングワイヤ、109は前記小型基板102上に搭載した前記LED素子101およびボンディングワイヤ105あるいは106等を保護し、かつ前記LED素子101の発光を妨げないスモークあるいはクリア樹脂である。なお、図2ではクリア樹脂109は省略してある。
すなわち、本発明は図1a、図1bおよび図2における前記抵抗成分を有するサブマウント107上にLED素子101を搭載し、前記LED素子101を搭載したサブマウント107を前記小型基板102上に搭載する構造であって、前記LED素子101のアノードは前記小型基板102のアノード電極103と導通接続し、前記LED素子101のカソードは前記小型基板102のカソード電極104と抵抗成分を有するサブマウント107を経由して導通接続する点が特徴的なのである。従って、本発明においてはサブマウント107には抵抗値を有する素材、例えば、適度な比抵抗を有するシリコンなどの半導体やセラミックス、あるいはカーボンブラックをエポキシ樹脂などに含有させた樹脂を適度な形状に成形したサブマウントを使用する。
図3は本発明の実施形態におけるチップ型LEDの電圧電流特性図であって、X軸がLEDへの印加電圧、Y軸がLEDの電流を示す。ここで、301は従来のLEDの電圧電流特性を示し、印加電圧範囲303における電流変化は304に示すように急峻で大きく変化する。302は本発明のチップ型LEDの電圧電流特性を示し、印加電圧範囲303における電流変化は305に示すように前記従来のLEDの電圧電流特性に比較して電圧電流特性の勾配が大幅に緩和される。
その理由は、従来のチップ型LEDはLED素子のアノードとカソードの引き出しや導電接着部の電気抵抗が低く、かつ、発光領域におけるLEDの電圧電流特性が急峻であることから、前記発光領域における動作抵抗値が極めて小さいことに起因する。この従来のLEDに対して本発明はLED素子を搭載する抵抗成分を有するサブマウントを経由してLED素子のカソードを引き出してあるため前記発光領域における動作抵抗値は大凡前記サブマウントにより付加した抵抗値となる。本発明におけるサブマウントの抵抗値は厚み方向で得るため付加できる抵抗値は数10オームと低いが、素のLEDの動作抵抗値に比較すれば本発明のチップ型LEDの発光領域における動作抵抗値は充分大きな値である。従って、前述のように複数個のLED素子を同一パッケージに封止する場合のLED素子の順方向電圧電流特性分類を粗くしても並列接続の各LED素子間の電流不均衡が少なくなる。
図4は図1a、図1bおよび図2に示し説明した本発明の実施形態を複数のLED素子の並列接続に適用したチップ型LEDの斜視図であって、400はLED素子を3個搭載したチップ型LEDである。401a、401b、401cはLED素子であって、402は前記LED素子401a、401b、401cを搭載する小型基板である。403は小型基板402上に形成したアノード電極、404は前記小型基板402上に形成したカソード電極である。407cは抵抗成分を有するサブマウント、408cはLED素子401cをサブマウント407c上に搭載し固着する接着層、409cはサブマウント107をカソード電極104上に導通を持たせて搭載し固着する導電接着層、405cは前記LED素子401cのアノードと前記小型基板402上に形成したアノード電極403を接続するボンディングワイヤ、406cは前記LED素子101cのカソードと前記サブマウント407c上面とを接続するボンディングワイヤであって、いずれもLED素子401cに関わる配置を示す。
同様に、LED素子401a、401bに関してもサブマウント、接着層、導電接着層、ボンディングワイヤを描いてあるがLED素子401cに関わる名称および機能と同じなため符号は省いてある。
また、カソード電極404の各LED素子401a、401b、401cを搭載した各サブマウントの下面を導電接着する部分は分離してあるが、前記各サブマウントを搭載する面以外の前記小型基板402の端部ではカソード電極404のパターンは共通接続してある。
ここでカソード電極404の各サブマウント下面を固着マウントする電極部分を分離するのは、隣接するサブマウント同士が導電接着剤のはみだしにより短絡することを防ぐためである。仮に隣接するサブマウント同士が前記導電接着剤のはみだしで短絡すると前記隣接するLED素子のカソード同士が接続してしまうことになり、前記各LED素子のカソード側にそれぞれ独立してサブマウントの抵抗成分を挿入付加した機能が失われてしまう。
図5は図4に示し説明した本発明による複数のLED素子の各カソード側に抵抗成分を有するサブマウントを経由して外部接続端子と導通接続したチップ型LEDの等価回路図であって、ここでは複数のLED素子はn個である。符号D1、D2、D3、Dnに示す各LED素子のカソード側それぞれに直列に接続したr1、r2、r3、rnがサブマウントの抵抗成分を示す。
すなわち、LED素子D1、D2、D3、Dnのカソード側それぞれに挿入した直列抵抗r1、r2、r3、rnが素のLEDの動作抵抗値に付加され、LED素子D1、D2、D3、Dnの各々の電圧電流特性勾配を緩和するので並列接続の各LED素子間の電流不均衡が少なくなる。つまり、並列接続するLED素子の順方向電圧電流特性分類を粗くしても並列接続が容易なためLED素子選別の歩留まりも高くコスト低減の効果もある。
なお、本発明におけるサブマウント107や407c等は前述のように適度な比抵抗を有する素材を使用するので、その厚みあるいは素材を変えることで各LED素子の電圧電流特性に応じた抵抗値の異なるサブマウントを選択的に対応して組み合わせることで各LED素子の電圧電流特性の勾配を個々に調整緩和できるから、電圧電流特性の異なる複数個のLED素子を並列接続した場合の各LED素子間の電流不均衡を少なくすることができる。
また、サブマウント107や407c等の厚みと素材の双方を併せて変えることで、前記複数のサブマウントに搭載する各LED素子の各々発光色調が異なり電圧電流特性が大きく違う場合であっても、それぞれの色調毎に異なるLED素子の順方向電圧に対応したサブマウントを組み合わせることにより最適な直列抵抗値を持たせ、各LED素子間の電流不均衡を少なくすることができる。
さらに、サブマウント107や407c等の各LED素子を搭載する上面に高反射率を有する金属によりメタライズ導電電極層を形成することでLED素子下面方向の光束を上面方向へ反射する構造となり、チップ型LEDの光取り出し効率が向上し、実質的な発光効率の高い高輝度チップ型LEDを提供できるのである。
以上、本発明はP層が上面、N層が下面のLED素子にもとづいて説明したが、N層が上面、P層が下面のLED素子であってもLED素子のアノードとカソードが入れ替わるだけであり、LED素子のアノード側に抵抗成分を有するサブマウントが挿入され、カソード側はワイヤボンデングでカソード電極へ直接引き出す構成となり、この場合はLED素子のアノード側に個々に抵抗成分が挿入されることになるだけで、電圧電流特性の勾配を緩和する効果は変わらない。
図1aは本発明の実施形態におけるチップ形LEDの平面図である。 図1bは本発明の実施形態におけるチップ型LEDの側面図である。 図2は本発明の実施形態におけるチップ型LEDの組立斜視図である。 図3は本発明の実施形態におけるチップ型LEDの電圧電流特性図である。 図4は複数のLED素子のチップ型LEDの斜視図である。 図5は図4のチップ型LEDの等価回路図である。 図6aは一般的なPN接合型LED素子の断面構造図である。 図6bは一般的なショットキー型LED素子の斜視図である。 図6cは図6aおよび図6bに示したLEDの等価回路図である。 図7は一般的なLEDの電圧電流特性図である。 図8aは従来技術のLED素子の並列接続回路図である。 図8bは従来技術のLED素子のもうひとつの並列接続回路図である。
符号の説明
100、400 チップ型LED
101、401a、401b、401c LED素子
102、402 小型基板
103、403 アノード電極
104、404 カソード電極
107、407c サブマウント
108、408c 接着層
109、409c 導電接着層
105、106、405c、406c ボンディングワイヤ
109 クリア樹脂
D1、D2、D3、Dn LED素子
R1、R2、R3、Rn 電流制限抵抗
r1、r2、r3、rn 抵抗成分

Claims (6)

  1. 外部接続端子を兼ねたふたつの電極を有する小型基板上に複数のLED素子を搭載するチップ型LEDにおいて、前記複数のLED素子は前記複数のLED素子と同数の抵抗成分を有し上下面にメタライズ導電電極層を形成した複数のサブマウント上にそれぞれ搭載し、前記LED素子を各々搭載した前記複数のサブマウントを前記小型基板上に搭載して、前記LED素子の各々の電極のひとつは前記外部接続端子のひとつと導通接続し、前記LED素子の各々の電極の他方は前記サブマウントを経由して他の外部接続端子と導通接続したことを特徴とするチップ型LED。
  2. 前記複数個のLED素子を各々搭載した複数のサブマウントをふたつの電極を有する小型基板上に搭載するチップ型LEDにおいて、前記抵抗成分を有するサブマウントを経由して前記外部接続端子と導通接続する経路は、前記各LED素子と前記各サブマウントの上面をワイヤボンデングにより接続し、前記各サブマウントの下面と前記外部接続端子とは導電性ダイボンドペースト材により接続したことを特徴とする請求項1記載のチップ型LED。
  3. 前記複数個のLED素子を各々搭載した複数のサブマウントをふたつの電極を有する小型基板上に搭載するチップ型LEDにおいて、前記サブマウントの上面は高反射率を有する金属によるメタライズ導電電極層を形成したことを特徴とする請求項1乃至2項のいずれか1項に記載のチップ型LED。
  4. 前記複数個のLED素子を各々搭載した複数のサブマウントをふたつの電極を有する小型基板上に搭載するチップ型LEDにおいて、前記複数のサブマウントは前記複数個のLED素子の各々の電圧特性に応じた厚みの異なるサブマウントを選択的に対応して組み合わせることを特徴とする請求項1乃至3項のいずれか1項に記載のチップ型LED。
  5. 前記複数個のLED素子を各々搭載した複数のサブマウントをふたつの電極を有する小型基板上に搭載するチップ型LEDにおいて、前記複数のサブマウントは前記複数個のLED素子の各々の電圧特性に応じた形状が同じで比抵抗の異なる素材で形成したサブマウントを選択的に対応して組み合わせることを特徴とする請求項1乃至3項のいずれか1項に記載のチップ型LED。
  6. 前記複数個のLED素子を各々搭載した複数のサブマウントをふたつの電極を有する小型基板上に搭載するチップ型LEDにおいて、前記複数のサブマウントに搭載する各LED素子は各々発光色調が異なることを特徴とする請求項1乃至5項のいずれか1項に記載のチップ型LED。
JP2005164900A 2005-06-03 2005-06-03 チップ型led Expired - Fee Related JP4822499B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005164900A JP4822499B2 (ja) 2005-06-03 2005-06-03 チップ型led

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005164900A JP4822499B2 (ja) 2005-06-03 2005-06-03 チップ型led

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006339542A true JP2006339542A (ja) 2006-12-14
JP4822499B2 JP4822499B2 (ja) 2011-11-24

Family

ID=37559804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005164900A Expired - Fee Related JP4822499B2 (ja) 2005-06-03 2005-06-03 チップ型led

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4822499B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008288231A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Citizen Electronics Co Ltd 発光装置
JP2009181704A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Toyoda Gosei Co Ltd バックライト装置
EP2107620A2 (en) 2008-03-27 2009-10-07 Liung Feng Industrial Co Ltd Light emitting device with LED chip
JP2012004519A (ja) * 2010-05-17 2012-01-05 Sharp Corp 発光装置および照明装置
JP2015057826A (ja) * 2013-09-16 2015-03-26 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 発光素子パッケージ
TWI491080B (zh) * 2011-04-18 2015-07-01 Thiam Hin Kennie Seow 發光二極體封裝及其使用

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0864872A (ja) * 1994-08-18 1996-03-08 Rohm Co Ltd 半導体発光素子、およびその製造方法
JPH11162233A (ja) * 1997-11-25 1999-06-18 Matsushita Electric Works Ltd 光源装置
JPH11191641A (ja) * 1997-10-14 1999-07-13 Matsushita Electron Corp 半導体発光素子とこれを用いた半導体発光装置及びその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0864872A (ja) * 1994-08-18 1996-03-08 Rohm Co Ltd 半導体発光素子、およびその製造方法
JPH11191641A (ja) * 1997-10-14 1999-07-13 Matsushita Electron Corp 半導体発光素子とこれを用いた半導体発光装置及びその製造方法
JPH11162233A (ja) * 1997-11-25 1999-06-18 Matsushita Electric Works Ltd 光源装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008288231A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Citizen Electronics Co Ltd 発光装置
JP2009181704A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Toyoda Gosei Co Ltd バックライト装置
EP2107620A2 (en) 2008-03-27 2009-10-07 Liung Feng Industrial Co Ltd Light emitting device with LED chip
JP2012004519A (ja) * 2010-05-17 2012-01-05 Sharp Corp 発光装置および照明装置
TWI491080B (zh) * 2011-04-18 2015-07-01 Thiam Hin Kennie Seow 發光二極體封裝及其使用
JP2015057826A (ja) * 2013-09-16 2015-03-26 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 発光素子パッケージ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4822499B2 (ja) 2011-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9887185B2 (en) Packaging of LED chips and driver circuit on the same substrate
US7473933B2 (en) High power LED package with universal bonding pads and interconnect arrangement
US7772609B2 (en) LED package with structure and materials for high heat dissipation
US10573779B2 (en) Method for manufacturing light emitting unit
US20060094137A1 (en) Method of manufacturing ceramic LED packages
US8298861B2 (en) Package structure of compound semiconductor device and fabricating method thereof
US20060180818A1 (en) Semiconductor light emitting device, light emitting module and lighting apparatus
JP4239509B2 (ja) 発光ダイオード
JP4863432B2 (ja) 発光ダイオード及びその製造方法
JP4822499B2 (ja) チップ型led
US10896897B2 (en) LED display module and method of making thereof
JP4733434B2 (ja) チップ型led
US20090283788A1 (en) Light-Emitting Diode Chip Package Body and Method for Manufacturing Same
KR20090072644A (ko) 고출력 엘이디 패키지 및 그 제조방법
JP4306247B2 (ja) 半導体発光装置
JP2009224431A (ja) 半導体装置
KR102530835B1 (ko) 발광 소자 패키지
JP2002111065A (ja) 半導体発光装置
JP4726204B2 (ja) チップ型led
JP2006019594A (ja) 半導体ウェハ、半導体装置の製造方法、及び半導体装置
KR101848851B1 (ko) 전자소자 조립체 및 전자소자 장치의 사용방법
KR100726139B1 (ko) 측면형 발광다이오드 패키지 및 그 제조방법
JP2007524256A (ja) 発光素子構造
CN103633231B (zh) 半导体发光装置
JP2006156588A (ja) 発光ダイオード

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110902

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees