JP2006339300A - 太陽電池素子およびその製造方法 - Google Patents

太陽電池素子およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006339300A
JP2006339300A JP2005160430A JP2005160430A JP2006339300A JP 2006339300 A JP2006339300 A JP 2006339300A JP 2005160430 A JP2005160430 A JP 2005160430A JP 2005160430 A JP2005160430 A JP 2005160430A JP 2006339300 A JP2006339300 A JP 2006339300A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor substrate
film
antireflection film
solar cell
cell element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005160430A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroto Owada
寛人 大和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2005160430A priority Critical patent/JP2006339300A/ja
Publication of JP2006339300A publication Critical patent/JP2006339300A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】パッシベーション効果を充分に発揮させるとともに、反射防止の効果も最大限に発揮することのできる、改善された特性を有する反射防止膜を有する太陽電池素子とその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板1の一主面側に反射防止膜4を有して構成される太陽電池素子であって、半導体基板1及び反射防止膜4の間に、半導体基板1の主成分と反射防止膜4の主成分とを含有してなる密度遷移領域3を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体基板の表面に反射防止膜を有して構成される太陽電池素子及びその製造方法に関する。
従来の一般的な太陽電池素子の構造を図6に示す。
例えば多結晶シリコンなどからなるp型の半導体基板1の表面近傍の全面に一定の深さまでn型不純物を拡散させてn型を呈する拡散層2が設けられている。そして、半導体基板1の表面に窒化シリコン膜などからなる反射防止膜4を設け、表面に表面電極5を設けるとともに、裏面に集電電極6と出力取出電極7とで構成される裏面電極(6、7)を設けている。また、半導体基板1の裏面には高濃度のp型拡散層であるBSF(Back Surface Field)層8が形成される。
この太陽電池素子の製造方法を図7を用いて詳細に説明する。まず半導体基板1を用意する。この半導体基板1はp型、n型いずれでもよい。例えば単結晶シリコンの場合は引き上げ法などで形成され、多結晶シリコンの場合は鋳造法などで形成される。多結晶シリコンは、大量生産が容易で製造コスト面で単結晶シリコンよりもきわめて有利である。引き上げ法や鋳造法で形成された半導体インゴットを15cm×15cm程度の大きさに切断して300μm程度の厚みにスライスすることにより、半導体基板1を得る。その後アルカリなどの溶液などにより表面をエッチングすることにより、スライスや切断の際に表面に付着した汚れや、ダメージを除去し清浄化する(図7(a)参照)。
次に半導体接合を形成するために、p型もしくはn型の一導電型を呈する半導体基板1の一主面側に逆導電型の半導体領域である拡散層2を形成する。この拡散層2の形成方法としては、例えば、半導体基板1を設置した容器内に加熱しながらキャリアガスを用いて行う。例えば、半導体基板1がp型である場合、POClを流すことでn型のドーパントであるPを含有する不純物拡散源となるリンガラス(不図示)を半導体基板1の表面に形成し、同時に半導体基板1の表面への熱拡散も行うという気相拡散法が一般的である。その後、例えば、希釈したフッ酸溶液などの薬品に浸漬させることにより、リンガラスを除去する(図7(b)参照)。このとき半導体基板1は大気との接触によって、その表面には、図7(c)に示すように、表面に薄い酸化膜9が形成されている。
次に、半導体基板1の表面側に反射防止膜4を形成する(図7(d)参照)。この反射防止膜4は、窒化シリコン膜などからなり、例えばシラン(SiH)とアンモニア(NH)との混合ガスを窒素(N)で希釈し、グロー放電分解してプラズマ化させて堆積させるプラズマCVD法などで形成される。具体的には、半導体基板1をプラズマCVD装置の反応室内に搬送し、一旦反応室を高真空状態にした後、反応ガスを導入し、その後、高周波やマイクロ波などによって、グロー放電を起こさせてプラズマを励起し、反応ガスを分解することによって、半導体基板1の表面に、窒化シリコン膜を成膜する。このときヒーターなどを用いて反応室内は500℃程度の高温に保たれる。この反射防止膜4は膜中に水素(H)を含有しており、成膜中および成膜後の加熱により半導体基板1内に水素が拡散し、パッシベート効果をもたらすことが知られている(例えば、特許文献1参照)。また半導体基板1との屈折率差などを考慮して屈折率および膜厚を決めることにより、反射防止膜としての機能も発揮する。例えば半導体基板1がシリコン基板である場合、屈折率は1.8〜2.3程度、厚み500〜1000Å程度にすればよい。
次に、裏面側の不要な領域の拡散層2を除去(不図示)した後、裏面に例えばアルミニウムを主成分とするペーストをスクリーン印刷などによって塗布して焼き付けることによって集電電極6が形成されるともに、半導体基板1中にp型のドーパントであるアルミニウムが拡散してp型高濃度層であるBSF層8が形成される。また、表裏面に銀からなる電極材料を塗布して焼き付けることよって表面電極5および出力取出電極7を形成する(図7(e)参照)。
また反射防止膜4は受光面側だけでなく、裏面側にも成膜すれば、さらにパッシベーションの効果を高められることが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−277605号公報 特許第2033620号
しかし、上述した従来の方法によれば、反射防止膜の膜厚にばらつきが生じ、色むらが発生したり、充分に反射を低減できないという問題が発生することがあった。またパッシベーション特性が不安定であり、パッシベートの効果を充分に発揮できないことがあった。
この問題について、発明者らは鋭意検討を行った結果、反射防止膜4と半導体基板1の間に酸化膜9が存在する事実をつきとめた。この酸化膜9は、例えば、不純物であるPを拡散させるときに用いたリンガラスを除去するため希釈したフッ酸溶液などの薬品に浸漬させた後、大気に触れることによって、半導体基板1の表面に形成される(図7(c)参照)。この酸化膜9は一般に自然酸化膜(Native Oxide)と呼ばれるもので、その厚みは半導体基板1を薬品に浸漬させたあとに触れる大気の温度や湿度などによって変化するが、例えば、単結晶シリコンの場合、数Å〜十数Å程度である。
このような自然酸化膜に由来する酸化膜9は非常に薄いため、その後のプラズマCVDを用いてパッシベーション膜4を形成する工程(図7(d)参照)において、ほとんどが除去されると考えていた。例えば、窒化シリコン膜によってパッシベーション膜4を形成する場合には、シラン(SiH)とアンモニア(NH)との混合ガスを窒素(N)で希釈し、グロー放電分解してプラズマ化させる。このプラズマは強い還元雰囲気となるため、酸化膜9は還元されて次第に除去されるはずである。
しかしながら、発明者らが検討を行った結果、おおむね以下のような機構で酸化膜9が完全に除去されずに残存することがわかった。
半導体基板1の表面の酸化膜9は、プラズマの還元作用および衝撃により一部が破壊され、反射防止膜にこの酸化膜9の酸素が含有された密度遷移領域3となるが、残りの領域は酸化膜9として残る(図6、図7(d)参照)。
このように反射防止膜4と半導体基板1の間に酸化膜9が残存すると、半導体基板1表面の欠陥密度が増大したり、酸化膜に含まれる不純物が半導体基板1内に拡散したり、水素のバリアとして働いてしまうなどの現象が起きるため、反射防止膜4は、そのパッシベーション効果を充分に発揮することができなかったり、膜厚や色にばらつきが生じたりするものと思われる。
このときに残存する酸化膜9はいわゆる自然酸化膜であり、不均一で不純物を含んでいる。これにより半導体基板1の表面の結晶にゆがみが生じたり、熱が加わることによって不純物が半導体基板1内に拡散したりしてしまうため、太陽電池素子の出力特性が向上しない。またプラズマCVD法で成膜した窒化シリコン膜はその中に含まれる水素が拡散し、パッシベート効果をもたらすことが知られているが、その水素が酸化膜9にブロックされてしまい、半導体基板1にたどり着かない、もしくはたどり着く量が減ってしまうため、パッシベート効果を有効に発揮できない。
また、酸化膜9の膜厚、膜質を制御することが出来ないため、その上に反射防止膜4を成膜しても、反射防止効果をばらつきなく最大限に引き出すことは困難であった。
このように酸化膜9の存在によって、反射防止膜4の膜特性が損なわれるが、これについて、発明者らは次のような現象を見出した。
図8は、図7(e)の工程を経た多結晶シリコン太陽電池素子の窒化シリコン膜の表面を100倍の倍率で金属顕微鏡を用いて観察したときの図面代用写真である。図8の(a)と(b)は同じ部位でコントラストを変えて撮影したものであるが、特に(b)の方では、周囲とは色が異なり、白色を呈する変色点Aが多数存在していることがはっきりと確認できる。この図8の撮影領域の面積は0.6935mmで、この領域中に250個以上の変色点Aを観察することができるから、1mmあたりであれば、360個以上の変色点Aが存在することになる。
ここで観察した変色点Aは、その周囲と色が違うため、例えば、金属顕微鏡やルーペなどによって認識可能であり、50μm以下の非常に微小な領域として窒化シリコン膜の表面に観察され、その周囲の部分とは、膜質が異なっている。
例えば、発明者らは、反射防止膜4をフッ酸溶液に浸漬したときに、この変色点Aは周囲の箇所と比べて、非常にエッチングされやすいことを確認した。この事実から見ても、この変色点Aは十分なパッシベーション効果を期待できず、反射防止膜4中に含まれる水素が、この変色点Aを経て太陽電池素子外へ放出されてしまうものと推測される。さらに、この変色点Aは周囲の箇所と屈折率が異なっているため、図8のように白点として観察される。こういった箇所が膜中に多く存在していると、外観上好ましくないばかりか、反射防止効果を発揮することもできない。
このように、変色点Aによって、反射防止とパッシベーションの機能を奏さなくなり、結果として太陽電池素子の出力特性が低下してしまうという問題があったが、従来の方法では、この変色点Aの発生を効果的に防止することができなかった。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、パッシベーション効果を充分に発揮させるとともに、反射防止の効果も最大限に発揮することのできる、改善された特性を有する反射防止膜を有する太陽電池素子とその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の太陽電池素子は、半導体基板の一主面側に反射防止膜を有して構成されるものであって、前記半導体基板及び前記反射防止膜の間に、前記半導体基板の主成分と前記反射防止膜の主成分とを含有してなる密度遷移領域を有することを特徴とするものである。
前記半導体基板の主成分はシリコンであり、且つ、前記反射防止膜の主成分は窒化シリコンであることが好ましい。
また本発明の太陽電池素子の製造方法は、半導体基板の表面を窒素プラズマ処理する工程と、前記窒素プラズマ処理がされた半導体基板表面に、酸素を供給することなく、反射防止膜を形成する工程とを有するものである。
本発明の太陽電池素子は、半導体基板の一主面側に反射防止膜を有して構成されるものであって、前記半導体基板及び前記反射防止膜の間に、前記半導体基板の主成分と前記反射防止膜の主成分とを含有してなる密度遷移領域を有することから、反射防止膜に付加されたパッシベーション機能を密度遷移領域を介して効果的に半導体基板に伝えることができ、太陽電池素子の出力特性を向上させることが可能になる。
特に、半導体基板の主成分はシリコンであり、且つ、反射防止膜の主成分は窒化シリコンで構成すれば、窒化シリコン膜が有するパッシベーション機能をシリコン基板に伝えれば良いことから、工程が簡略化して生産性を向上させることができる。
また本発明の太陽電池素子の製造方法は、半導体基板の表面を窒素プラズマ処理する工程と、前記窒素プラズマ処理がされた半導体基板表面に、酸素を供給することなく、反射防止膜を形成する工程とを有することから、半導体基板の表面に形成された酸化膜などを除去した上で、半導体基板上に直に反射防止膜を形成することができるため、パッシベーション効果の向上が可能になるとともに、反射防止膜の膜厚や色のばらつきを抑制して反射防止機能をも向上させることが可能となる。
以下、本発明を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の太陽電池素子の構造を示す断面図である。図1において、1は半導体基板、2は拡散層、3は密度遷移領域、4は反射防止膜、5は表面電極、6は集電電極、7は出力取出電極、8はBSF層を示す。
本発明においても太陽電池素子の構造は、従来のものとほぼ同じである。
例えば、p型の半導体基板1の表面近傍の全面に一定の深さまでn型不純物を拡散させてn型を呈する拡散層2が設けられている。そして、半導体基板1の表面に窒化シリコン膜などからなる反射防止膜4を設け、表面に表面電極5を設けるとともに、裏面に集電電極6と出力取出電極7とで構成される裏面電極(6、7)を設けている。また、半導体基板1の裏面には高濃度のp型拡散層であるBSF層8が形成される。
そして、本発明の太陽電池素子は、半導体基板1及び反射防止膜4の間に密度遷移領域3を有することを特徴とする。このような構成を分析する方法としては、GIXR法(全反射X線回折法 Grazing Incidence Xray Reflectivity)を用いれば良い。このように構成されているので、図6に示した従来の太陽電池素子構造とは異なり、半導体基板1の表面に膜厚や膜質をコントロールできない酸化膜9が存在しないので、反射防止膜4の反射防止効果を適正にコントロールすることが可能になるとともに、従来酸化膜に起因して発生していた反射防止膜の色むらの問題が発生することはないので、太陽電池素子の美観を向上させることも可能になる。
また反射防止膜4を窒化シリコン膜にすることによって、反射防止効果だけでなくパッシベーション効果も得ることができる。特に半導体基板1がシリコン基板である場合、パッシベーション効果が高くなる。さらに単結晶と比較して基板品質の劣る多結晶シリコン基板を使用したときには、さらにその効果が明白になる。
このとき反射防止膜4は、受光面側もしくは受光面側と側面のみに形成してもよいし、裏面にも形成してもかまわない。裏面にも形成することによってパッシベーション効果をさらに高めることができる。
受光面側に形成する反射防止膜4の屈折率は1.8〜2.6、厚みが50〜1200Åとすることが望ましい。このようにすることによって反射防止効果を高め、太陽電池素子の特性を向上させることができる。
以上本発明に係る反射防止膜として窒化シリコン膜を例にとり説明したが、これに制限されるものではない。反射防止膜としては窒化シリコン膜の他に例えば酸化シリコン膜、酸化チタン膜などを使用することが可能である。
また、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、酸化チタン膜、フッ化マグネシウム膜などを適宜組み合わせ、積層構造として使用することも可能である。このようにすることによって、さらに有効に反射防止効果を得ることができ、太陽電池素子の出力特性を向上させることが可能になる。さらにこれらの膜に水素を含有させ、その後加熱処理を行うことにより、窒化シリコン膜を用いたときと同じようなパッシベーション効果を得ることができるようになる。酸化シリコン膜を用いる場合においても酸化膜9を介在させず、良質の酸化シリコン膜を反射防止膜として成膜することにより、太陽電池素子の出力特性を向上させることができる。
次に本発明にかかる太陽電池素子の製造方法を図2を用いて詳しく説明する。図2においても、1は半導体基板、2は拡散層、3は密度遷移領域、4は反射防止膜、5は表面電極、6は集電電極、7は出力取出電極、8はBSF層、9は酸化膜を示す。
まず半導体基板1を用意する。この半導体基板1はp型、n型いずれでもよい。例えば単結晶シリコンの場合は引き上げ法などで形成され、多結晶シリコンの場合は鋳造法などで形成される。多結晶シリコンは、大量生産が容易で製造コスト面で単結晶シリコンよりもきわめて有利である。引き上げ法や鋳造法で形成されたインゴットを15cm×15cm程度の大きさに切断して、300μm程度の厚みにスライスして半導体基板1となる。
その後アルカリなどの溶液などによりエッチングすることによって、スライスや切断の際に表面に付着した汚れや、ダメージを除去し清浄化する(図2(a)参照)。
次に半導体接合を形成するために、一導電型を呈する半導体基板1の一主面側に逆導電型半導体領域である拡散層2を形成する。この拡散層2の形成方法としては、半導体基板1を設置した容器内に加熱しながらキャリアガスを用いて行う。例えば、半導体基板1がp型である場合POClを流すことで不純物拡散源となるリンガラス(図不示)を半導体基板1の表面に形成し、同時に半導体基板1の表面への拡散も行うという気相拡散法が一般的である。また、拡散源を半導体基板1の上に塗布し熱処理を行う塗布拡散法や、固体の拡散源を半導体基板1とともに容器内に設置し、加熱処理を行う固相拡散法を用いることも可能である。その後、例えば希釈したフッ酸溶液などの薬品に浸漬させることにより、拡散時に半導体基板1の表面に形成されたリンガラスを除去する(図2(b)参照)。
本発明の太陽電池素子の製造方法では、この後、窒素プラズマ処理工程が設けられている。窒素プラズマ処理工程は次のようにして行う。
被処理体である半導体基板1は拡散層2を形成した後、上述の工程によってその表面からリンガラスを除去するために、フッ酸溶液に浸漬した後、洗浄・乾燥を経ている。このとき半導体基板1は大気との接触によって、その表面には、図2(c)に示すように、表面に薄い酸化膜9が形成されている。
この半導体基板1を窒素プラズマ処理を行うための、プラズマ処理装置のチャンバー(処理室)内に載置する。このプラズマ処理装置としては、プラズマCVD装置や、プラズマエッチング装置を用いることができる。特に、反射防止膜を成膜するプラズマCVD装置を用いて行えば、その後引き続いて反射防止膜の成膜工程と連続して行うことができるため望ましい。なお、装置構成について詳細は後述する。
半導体基板1が載置されたプラズマCVD装置のチャンバー内を高真空に引いた後、所定流量の窒素を導入し、高周波やマイクロ波によってグロー放電を起こさせる。このようにプラズマ状態となった窒素は、拡散層2の表面に薄い酸化膜9が形成された半導体基板1に入射する。この窒素プラズマは、気体温度に比べて電子温度が高くなったいわゆる非平衡プラズマであり、主に半導体基板1に対しては、窒素分子や窒素イオン、窒素ラジカルなどの活性種が入射して、半導体基板1の表面の酸化膜9を除去することができる。
窒素ガスの流量としては、500〜4000ml/min(sccm)の範囲とすることが望ましく、この範囲よりも低いと、プラズマによる活性種の供給が律速となり、処理速度が遅くなる。また、この範囲よりも大きいと、プラズマによる活性種が半導体基板1上の酸化膜9と反応を起こす前に排気される割合が増えて、逆に処理速度が遅くなる。
また、反応圧力としては、50〜140Paの範囲とすることが望ましく、この範囲よりも小さいときは、プラズマ種の平均自由工程が伸びて、プラズマ温度が高くなりすぎ、半導体基板1にダメージを与える恐れがあり、逆にこの範囲を超えると均一なプラズマとならない恐れがある。
なお、プラズマ装置の処理条件については、装置によって条件が異なり、規定することはできないが、例えば、周波数としては200〜500kHz、電力としては600〜1000W、処理時間としては5〜30sec程度を目安として各装置ごとに条件出しを行えばよい。
この窒素プラズマ処理工程で起こっている現象については、詳細は不明であるが、おおよそ次のような機構となっているものと推測する。すなわち、窒素プラズマ処理を行うことにより、窒素分子や窒素イオン、窒素ラジカルなどの活性種が、半導体基板1の表面の酸化膜9に入射する。このとき、例えば、フッ素系ガスなどのエッチングガスと異なり、窒素自体にはエッチング作用がないため、化学的な作用により酸化膜9がエッチングされるのではなく、これらのプラズマ種による衝撃などにより、Si−Oの結合が切れてラジカル化し、結果的に酸化膜9が除去されるものと考えられる。
従来の方法によれば、半導体基板1の表面に酸化膜9が残っているため、反射防止膜4を形成する際に、この酸化膜9の一部は還元されるなどして除去されるものが完全には除去されずに残っていた。このように残存した酸化膜9が反射防止膜4を形成する際に、核生成の基点となるなど、下地の影響を大きく受ける可能性がある。したがって、反射防止4が一様に成長することができず、膜特性が局所的に変動してしまう恐れが大きい。
さらに、半導体基板1を結晶シリコンとし、反射防止膜4として、窒化シリコン膜を用いて構成した場合には、シリコンと窒化シリコンとの間に酸化膜9が形成されており、相互の接着強度が高くないため、その後のファイアースルーによる焼成電極形成などによって、熱プロセスを経た場合、窒化シリコン膜が壊れてしまう恐れがある。
このような理由により、従来の方法では図8に示したような変色点Aが高い密度で存在していたものと考えられる。
これに対して、本発明の太陽電池素子の製造方法によれば、窒素プラズマ処理により、酸化膜9が除去され、半導体基板1の表面がむき出しになる。
その後、この半導体基板1上に、反射防止膜4を形成する際に、反射防止膜4中に半導体基板1の成分が取り込まれて、密度遷移領域3が形成される。よって、半導体基板1上に酸化膜9を介することなく反射防止膜4が形成されるため、反射防止膜4は従来の方法に比べて、より均一に成長することが可能となる。そのため、パッシベーション効果を充分に発揮するとともに、膜厚や色にばらつきのない膜を成膜することによって反射防止の効果も最大限に発揮することのできる反射防止膜4を有する太陽電池素子を得ることができる。また、半導体基板1と反射防止膜4の間には酸化膜9という半導体基板1や反射防止膜4と異なる元素からなる膜が介在していないことから、半導体基板1と反射防止膜4の密着強度が高まり、反射防止膜4が剥がれるといった問題を防止するとともに、長期間使用しても反射防止膜4の膜質が変わるといった問題を未然に防ぐことができ、太陽電池素子の長期信頼性を高めることもできる。
図4は、本発明にかかる太陽電池素子の窒化シリコン膜の表面を100倍の倍率で金属顕微鏡を用いて観察したときの図面代用写真を示す。図4の(a)と(b)は同じ部位でコントラストを変えて撮影したものであるが、特に(b)の方では、周囲とは色が異なり、白色を呈する変色点Aが存在していることが確認できる。この図4の撮影領域の面積は0.6935mmで、変色点Aは20個存在しているので、1mmあたりの変色点Aの数は29個である。従来は図8に示すように1mmあたりであれば、360個以上の変色点Aが存在していた。このように、本発明に係る太陽電池素子の製造方法によれば、変質点の数を従来の1/10以下に低減させることも可能である。すでに、発明が解決しようとする課題の箇所でも述べたが、この変色点Aは、その周囲の部分とは、膜質が異なっており、十分なパッシベーション効果を発揮できず、周囲の箇所と屈折率が異なっており、外観上好ましくないばかりか、反射防止膜としても十分に効果を発揮できない。パッシベーション効果と反射防止効果を有効に発揮することができ、太陽電池素子の出力特性の向上につながる。
このように、本発明にかかる窒素プラズマ処理工程を行うことによって、得られた反射防止膜4は、パッシベーション効果を充分に発揮するとともに、膜厚や色にばらつきのない膜となるので、反射防止の効果も最大限に発揮することのできる太陽電池素子を得ることができる。
酸化膜9を除去するための方法としては、本発明にかかる窒素プラズマ処理工程以外に、再度薬品に浸漬させる湿式処理の方法もあるが、半導体基板1が液体に触れるため、その乾燥時に再度、酸化膜が形成されてしまう可能性が高く、好ましくない。それに対して、本発明にかかる窒素プラズマ処理工程では、乾式処理であるため、酸化膜9の再付着を抑制することができる。
なお、半導体基板1から酸化膜9を除去するという目的だけであれば、窒素のかわりに例えばフッ素系や塩素系のガスなどのエッチングガスを用いても酸化膜9の除去は可能である。しかし、上述のようなパッシベーション膜4を形成する際の効果が得られないばかりか、これらのガスはガス自体が高価である上に、取り扱いが難しく、また排ガスの特別な処理が必要となることから、結果として太陽電池素子の製造コストの高騰を招く。さらに、このようなエッチングガスは半導体基板1表面の酸化膜9を除去できるものの、酸化膜9の下の半導体基板1の表面もエッチングしてしまう可能性があるため好ましくない。
これに対して、窒素は安全で安価な安定したガスであり、窒素のためには特別な取り扱いや、安全装置、排ガス処理装置などの付帯設備を必要としない。また、成膜時のキャリアガスとしても使用できるので、ガスを使用するための付帯設備の導入や、設備改造などを別途行う必要もない。
さらに半導体基板1自体をエッチングすることがないため、半導体基板表面の拡散層をエッチングし、太陽電池素子の出力特性を低下させるといった問題を発生させることもない。
このように安全面、コスト、製造工程の安定化のためにも本発明にかかる窒素プラズマ処理工程は極めて有効である。
さらに、この窒素プラズマ処理と反射防止膜4の成膜とを大気開放せずに連続して行うことが望ましい。例えば、同一のチャンバーもしくは隣接するチャンバー内で行うことにより、半導体基板1の表面に形成された酸化膜9を窒素プラズマ処理によって除去したあと、大気に触れることなく成膜を行うことが可能になる。
ここで同一チャンバーもしくは隣接するチャンバーとは、窒素プラズマ処理を行った後、大気に戻すことなく高真空状態を保ったまま反射防止膜4の成膜を行える状態を示したものであり、例えば第1のチャンバーで窒素プラズマ処理を行い、第2のチャンバーを素通りし、第3のチャンバーで成膜を行ったとしても、第1から第3まで高真空状態にあるチャンバーであれば、本発明にかかる太陽電池素子の製造方法と同一である。
その後、半導体基板1の表面に反射防止膜4を形成する。この反射防止膜4は、窒化シリコン膜などからなり、例えばシラン(SiH)とアンモニア(NH)との混合ガスを窒素(N)で希釈し、グロー放電分解してプラズマ化させて堆積させるプラズマCVD法などで形成される。このとき反射防止膜4中に半導体基板1の成分が取り込まれることによって、反射防止膜4の主成分である窒化シリコンと半導体基板1の主成分であるシリコンとを含有してなる密度遷移領域3が、半導体基板1及び反射防止膜4の間に形成される。(図2(e)参照)。
次に、裏面側の不要な領域の拡散層2を除去(図不示)した後、裏面に例えばアルミニウムを主成分とするペーストをスクリーン印刷などによって塗布して焼き付けることによって集電電極6が形成されるともに、半導体基板1中にアルミニウムが拡散してp型高濃度層であるBSF層8が形成される。また、表裏面に銀からなる電極材料を塗布して焼き付けることによって表面電極5および出力取出電極7を形成し太陽電池素子が完成する(図2(f)参照)。
次に図3を用いて本発明にかかるプラズマCVD装置について説明する。図3において、1は半導体基板、10はカート、11はロード室、12は反応室、13はアンロード室、14は搬送機構、15はリーク弁、16は仕切弁、17はヒーター、18はRF電源、19は電極板、20はマスフローメーターを示す。
真空を解除するリーク弁15と仕切弁16(16a〜16d)を設けて高真空状態に保たれるロード室11、反応室12、およびアンロード室13を設けるとともに、反応室12にはヒーター17とRF電源18から電源が供給される電極板19と供給ガスの流量を制御するマスフローメーター20を設けたものである。
半導体基板1が載置されたカート10は搬送機構14で入口側からロード室11に搬入される。ロード室11を高真空にした後、仕切弁16bが開放されて反応室に搬入される。反応室12で薄膜が成膜されたあと、仕切弁16cが開放されアンロード室13に運ばれる。仕切弁16cが閉じられたあと、アンロード室13が大気に戻され、仕切弁16dを開放して出口側から搬出される。さらに連続して処理するために、出口側から搬出されたカート10は外部を通り入口側にもどされる。このときロード室11の入口側に半導体基板1の供給機構を設けて装置の上部側からロボットなどで成膜前の半導体基板1をカート10の上に供給したり、アンロード室13の出口側に半導体基板1の回収機構を設けて成膜した半導体基板1を回収する。
このとき本発明によるプラズマCVD装置によれば、カート10に積載された半導体基板1を高真空の反応室12内に搬送した後、窒素のみを導入してからプラズマを印加して窒素プラズマ処理を行う。その後窒素ガスとプラズマ印加を一旦停止し、再び高真空状態にした後、成膜に必要な全ての反応ガスを反応室内に導入する。その後再度プラズマを印加することによって反射防止膜4を成膜する。
このような機構を有するプラズマCVD装置を使用することにより、表面が清浄化された半導体基板1に反射防止膜4を成膜できるようになるため、変色部Aの存在密度を抑え、膜厚や色にばらつきのない膜を成膜できるので反射防止の効果も最大限に発揮することができるとともに、パッシベーション効果を充分に発揮する太陽電池素子を得ることができる。
またこの窒素プラズマ処理をする処理室を、パッシベーション膜4の成膜と同一のチャンバーもしくは隣接するチャンバーにすることにより、例えば希釈したフッ酸溶液などの薬品に浸漬させリンガラスを除去した後、大気に触れることによって半導体基板1の表面に形成された酸化膜9を窒素プラズマ処理によって除去したあと、大気に触れることなく成膜を行うことが可能な装置となる。
ここで同一チャンバーもしくは隣接するチャンバーとは、窒素プラズマ処理を行った後、大気に戻すことなく高真空状態を保ったままパッシベーション膜4の成膜を行える状態を示したものであり、例えば第1のチャンバーで窒素プラズマ処理を行い、第2のチャンバーを素通りし、第3のチャンバーで成膜を行う装置であっても、第1から第3まで高真空状態にあるチャンバーであれば、本発明にかかる装置と同一である。
図8は、本発明に係る太陽電池素子の受光面表面をGIXR法(全反射X線回折法 Grazing Incidence Xray Reflectivity)で分析した結果を示すものである。
ここでは、ミラーポリッシュを行なった単結晶シリコン基板を用いて作製した太陽電池素子をサンプルとし、サンプルに浅い入射角でX線を入射し、全反射を起こさせその反射光を測定することでサンプルの密度を測定した。また入射角を微少に変化させ、サンプリングすることによって、深さ方向の密度分布を測定した。
図中Aは半導体基板であるシリコン基板、Bは密度遷移領域、Cは反射防止膜である窒化シリコン膜を示す。このように半導体基板1及び反射防止膜4の間に密度遷移領域3を有することが分かる。
なお、本発明の実施形態は上述の例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることはもちろんである。
例えば半導体基板はp型多結晶シリコン基板を例にとり説明したが、これに限定されるものではなく例えばn型多結晶シリコン基板、単結晶シリコン基板そして薄膜系などに応用することは可能である。
また、電極の構造および形成方法についてもこれに限定されるものではない。例えば、電極材料を塗布し焼きつける方法以外にも、スパッタ法や蒸着法を利用した方法で電極を形成することも可能であるし、表裏両面に電極を有する構造以外でも、本発明は裏面のみに電極を有する太陽電池素子に使用してもその効果を充分に発揮する。
本発明にかかる太陽電池素子の一実施形態を示す図である。 本発明にかかる太陽電池素子の製造方法を説明するための図である。 本発明にかかる太陽電池素子の製造に用いるプラズマCVD装置を説明するための図である。 本発明にかかる太陽電池素子の表面を金属顕微鏡で観察した図面代用写真であり、(a)、(b)は同一箇所をコントラストを変えて撮影したものである。 本発明にかかる太陽電池素子の受光面をGIXR法で分析した結果を示す図である。 従来の太陽電池素子の構造を説明するための図である。 従来の太陽電池素子の製造方法を説明するための図である。 従来の太陽電池素子の表面を金属顕微鏡で観察した図面代用写真であり、(a)、(b)は同一箇所をコントラストを変えて撮影したものである。
符号の説明
1:半導体基板
2:拡散層
3:密度遷移領域
4:パッシベーション膜
5:表面電極
6:集電電極
7:出力取出電極
8:BSF層
9:酸化膜
10:カート
11:ロード室
12:反応室
13:アンロード室
14:搬送機構
15:リーク弁
16:仕切弁
17:ヒーター
18:電源
19:電極板
20:マスフローメーター
変色部:A

Claims (3)

  1. 半導体基板の一主面側に反射防止膜を有して構成される太陽電池素子であって、
    前記半導体基板及び前記反射防止膜の間に、前記半導体基板の主成分と前記反射防止膜の主成分とを含有してなる密度遷移領域を有することを特徴とする太陽電池素子。
  2. 前記半導体基板の主成分はシリコンであり、且つ、前記反射防止膜の主成分は窒化シリコンであることを特徴とする請求項1記載の太陽電池素子。
  3. 半導体基板の表面を窒素プラズマ処理する工程と、
    前記窒素プラズマ処理がされた半導体基板表面に、酸素を供給することなく、反射防止膜を形成する工程と、を有する太陽電池素子の製造方法。
JP2005160430A 2005-05-31 2005-05-31 太陽電池素子およびその製造方法 Pending JP2006339300A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005160430A JP2006339300A (ja) 2005-05-31 2005-05-31 太陽電池素子およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005160430A JP2006339300A (ja) 2005-05-31 2005-05-31 太陽電池素子およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006339300A true JP2006339300A (ja) 2006-12-14

Family

ID=37559615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005160430A Pending JP2006339300A (ja) 2005-05-31 2005-05-31 太陽電池素子およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006339300A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009021358A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Sharp Corp 光電変換素子の製造方法
JP2014110409A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Mitsubishi Electric Corp 太陽電池の製造方法
JP2015012171A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 株式会社カネカ 結晶シリコン系光電変換装置およびその製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07235506A (ja) * 1993-12-27 1995-09-05 Toshiba Corp 薄膜形成法
JPH088232A (ja) * 1994-06-22 1996-01-12 Sony Corp プラズマ処理方法
JPH11102907A (ja) * 1997-09-26 1999-04-13 Sharp Corp 半導体装置の製造方法および絶縁膜形成装置
JP2005129660A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Kyocera Corp 太陽電池素子とその形成方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07235506A (ja) * 1993-12-27 1995-09-05 Toshiba Corp 薄膜形成法
JPH088232A (ja) * 1994-06-22 1996-01-12 Sony Corp プラズマ処理方法
JPH11102907A (ja) * 1997-09-26 1999-04-13 Sharp Corp 半導体装置の製造方法および絶縁膜形成装置
JP2005129660A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Kyocera Corp 太陽電池素子とその形成方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009021358A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Sharp Corp 光電変換素子の製造方法
JP2014110409A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Mitsubishi Electric Corp 太陽電池の製造方法
JP2015012171A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 株式会社カネカ 結晶シリコン系光電変換装置およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4953591B2 (ja) 太陽電池素子
KR101515255B1 (ko) 보론과 인의 공동 확산을 사용한 결정 실리콘 태양 전지의 제조 방법
US8119438B2 (en) Method of manufacturing solar cell
US8198115B2 (en) Solar cell, and method and apparatus for manufacturing the same
KR20110101141A (ko) 2 단계 도핑에 의한 태양전지의 제조방법
JP2007184571A (ja) 炭化珪素半導体装置、炭化珪素半導体装置の製造方法、炭化珪素半導体装置中の遷移金属シリサイドと金属膜との接合体及び炭化珪素半導体装置中の遷移金属シリサイドと金属膜との接合体の製造方法
FR2477773A1 (fr) Procede de fabrication de circuits a semiconducteur
EP2181464A2 (en) Solar cell having porous structure and method for fabrication thereof
US20110162709A1 (en) Method for the treatment of substrates, substrate and treatment device for carrying out said method
US9508880B2 (en) Method for processing a minute structure on a surface of the silicon substrate
US8222153B2 (en) Textured single crystal
JP2006339300A (ja) 太陽電池素子およびその製造方法
JP2004172271A (ja) 太陽電池の製造方法及び太陽電池
JP6125114B2 (ja) 太陽電池の製造方法
JP2005159171A (ja) 太陽電池素子およびその製造方法
JP4716881B2 (ja) 太陽電池の作製方法
JP2010245568A (ja) 太陽電池の製造方法
JP2006344883A (ja) 太陽電池の製造方法
JP2959352B2 (ja) 半導体ウエーハの製造方法及びsimsによる分析方法
Abe et al. Random texturing process for multicrystalline silicon solar cells using plasmaless dry etching
JP3208384B2 (ja) 半導体素子の製造方法
JP2005072388A (ja) 太陽電池素子の製造方法
US20200105963A1 (en) Method for manufacturing high efficiency solar cell
JP2007027469A (ja) 太陽電池素子の製造方法
JP3898604B2 (ja) 太陽電池の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100402

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101214