JP2006339219A - 配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】配線基板のパッド電極と鉛フリーはんだの界面が応力により剥離することを防止し、電気的接続を長期間にわたり確実、強固に維持することができる長期信頼性に優れた配線基板を提供することを目的とする。
【解決手段】配線基板の一方の面の最上層のランド51a上にニッケル層53と、厚さが0.05μm以上、2.00μm以下の銅層54と、金層56とを設けたICパッド電極50aを、他方の面の最上層の配線層ランド51b上にニッケル層53、厚さが0.05μm以上、2.00μm以下銅層54と、厚さが0.05μm以上、1.00μm以下のパラジウム層55と金層56とを設けたBGAパッド電極50bをそれぞれ設けた配線基板である。
【選択図】図2

Description

本発明は半導体素子収納用パッケージ等に用いられる配線基板とこれを実装する親基板との間のはんだ接合、および配線基板と半導体素子とのはんだ接合に使用するパッド電極の構造に関し、詳しくは鉛フリーのはんだと接合するためのパッド電極を有する配線基板に関する。
半導体素子を含む電子部品の実装には、はんだ接合が広く行なわれており、これら電子部品が搭載される配線基板の実装用のパッド電極には表面処理としてニッケルおよび金からなる層を順次形成することが有効である。
この層構成は、金層による電極の酸化防止、ニッケル層による銅拡散防止効果が期待できる。また、半導体素子搭載時のワイヤボンディング接合にも適した構成である。
よってこの構成は、はんだボールによる親基板への実装、はんだによる半導体素子搭載、そしてワイヤボンディングによる半導体素子搭載を同時に満足できることによって従来から広く採用されている。
近年、鉛による環境汚染が問題とされており、従来の鉛入りはんだから、鉛を使わないいわゆる鉛フリーはんだへの移行が進展している。一般に鉛フリーはんだとは鉛を含まないはんだのことであり、現在は様々な元素の組み合わせのはんだが研究されて市場に出ている。
半導体素子収納用パッケージの周辺部材として使用されるはんだの融点は半導体素子の駆動時温度よりも高く設定する必要があるため、ここで言う鉛フリーはんだとしては、現在一般に中高温鉛フリーはんだと呼ばれている、錫−銀の二元系、もしくは錫−銀−X(Xは任意の元素)という3元系の組成のはんだを指すこととする。
はんだの鉛フリー化の進展に伴い、はんだ接合が従来よりも困難になってきている。
即ち錫−銀系の、一般に中高温鉛フリーはんだと呼ばれている組成では、はんだ自体の機械強度が高いためにはんだの変形が起こり難く、界面への応力集中が大きくなることによって、シェアテストでの界面剥がれモードが起き易くなっている。
この配線基板のパッド電極と鉛フリーはんだの界面が応力により剥離するのを防止し、電気的接続を長期間にわたり確実、強固に維持することのできるパッド電極を有する配線基板が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記構成のパッド電極では、ニッケル層厚を0.1〜1.5μmにすることによって形成される合金層の3成分化を図っているが、そもそもはんだへのニッケル溶解がおそいため、ねらった合金組成の形成が不安定になりやすいこともあり、中高温鉛フリーはんだでは、シェアテストでの界面剥がれモードが起き易く、問題となっている。
特開2003−347716号公報
本発明は、上記問題点に鑑み考案されたもので、配線基板のパッド電極と鉛フリーはんだの界面が応力により剥離することを防止し、電気的接続を長期間にわたり確実、強固に維持することができる長期信頼性に優れた配線基板を提供することを目的とする。
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず、請求項1においては、絶縁基材上に少なくとも1層以上の配線層が形成され、最上層にパッド電極が形成されてなる配線基板において、前記パッド電極が配線層上に、ニッケルを主成分とするニッケル層と、銅を主成分とする銅層と、金を主成分とする金層とで構成されていることを特徴とする配線基板としたものである。
また、請求項2においては、前記銅層の厚さが0.05μm以上、2.00μm以下であることを特徴とする請求項1記載の配線基板としたものである。
また、請求項3においては、絶縁基材上に少なくとも1層以上の配線層が形成され、最上層にパッド電極が形成されてなる配線基板において、前記パッド電極が配線層上に、ニッケルを主成分とするニッケル層と、銅を主成分とする銅層と、パラジウムを主成分とするパラジウム層と、金を主成分とする金層とで構成されていることを特徴とする配線基板としたものである。
また、請求項4においては、前記銅層の厚さが0.05μm以上、2.00μm以下であることを特徴とする請求項3記載の配線基板としたものである。
さらにまた、請求項5においては、前記パラジウム層の厚さが0.05μm以上、1.00μm以下であることを特徴とする請求項3または4記載の配線基板としたものである。
本発明の配線基板によれば、配線基板のパッド電極が配線層上にニッケル層と、銅層と、金層とを形成した構成になっており、銅層の厚さを0.05μm以上、2.00μm以下とすることにより、銅層がはんだとの金属間化合物の形成に消費され、これにより金属間化合物の機械的性質が変化しはんだボールの接合強度が飛躍的に増大することとなる。ひいては、鉛フリーはんだに対し電気的接続を長期間にわたり確実に、強固に維持することができる。
また、配線基板のパッド電極が配線層上にニッケル層と、銅層と、パラジウム層と、金層とを形成した構成になっており、銅層の厚さを0.05μm以上、2.00μm以下、パラジウム層の厚さを0.05μm以上、1.00μm以下とすることにより、銅層がはんだとの金属間化合物の形成に消費され、且つ銅層と金層の相互拡散を防止し、これにより金属間化合物の機械的性質が変化しはんだボールの接合強度が飛躍的に増大することとなる。ひいては、鉛フリーはんだに対し電気的接続を長期間にわたり確実に、強固に維持することができる。
以下本発明の実施の形態につき説明する。
図1は、本発明の配線基板の一実施例を示す配線基板100の部分模式構成断面図である。図2(a)はICパッド電極50aの拡大断面図を、図2(a)はBGAパッド電極5baの拡大断面図をそれぞれ示す。
配線基板100は、配線基板の一方の面の最上層のランド51a上にニッケル層53と、厚さが0.05μm以上、2.00μm以下の銅層54と、金層56とを設けたICパッド電極50aを、他方の面の最上層の配線層ランド51b上にニッケル層53と、厚さが0.05μm以上、2.00μm以下の銅層54、厚さが0.05μm以上、1.00μm以下のパラジウム層55と、金層56とを設けたBGAパッド電極50bをそれぞれ設けた4層の配線基板である。
請求項1に係る本発明の配線基板では、配線基板のパッド電極が配線層上にニッケル層
と、銅層と、金層とから構成されている。
はんだとの溶解速度の速い銅をニッケル層上に配することで合金層形成の安定化を図っている。
請求項2に係る本発明の配線基板では、配線基板のパッド電極の銅層の厚さを0.05μm以上、2.00μm以下とすることにより、ニッケル層の一部と銅層の銅とはんだ中の錫とが形成する金属間金属化合物中の銅の比率が上昇することにより機械的性質が向上する。すなはち、銅層がはんだとの金属間化合物の形成に消費され、これにより金属間化合物の機械的性質が変化しはんだボールの接合強度が飛躍的に増大することとなる。ひいては、鉛フリーはんだに対し電気的接続を長期間にわたり確実に、強固に維持することができるようにしたものである。
銅層の厚みは0.05〜2.00μmの範囲が好適で、銅層の厚みが0.05μm以下では、形成される合金層への銅の注入量が十分でなく、期待された効果が発揮できない。また、銅層の厚みが2.00μm以上では、はんだが溶融して電極と接合している時間内に銅層をすべて溶解しその下のニッケル層と確実な接合をするまでに至らなくなる頻度が高くなるため不適切である。
請求項3に係る本発明の配線基板では、配線基板のパッド電極が配線層上にニッケル層と、銅層と、パラジウム層と、金層とから構成されており、はんだとの溶解速度の速い銅をニッケル層上に配し、さらに銅層と金層との間にパラジウム層を配することで、銅層と金層との相互拡散を防止し、合金層形成の安定化を図っている。
請求項4に係る本発明の配線基板では、銅層の厚さを0.05μm以上、2.00μm以下とすることにより、銅層がはんだとの金属間化合物の形成に消費され、これにより金属間化合物の機械的性質が変化しはんだボールの接合強度が飛躍的に増大することとなる。ひいては、鉛フリーはんだに対し電気的接続を長期間にわたり確実に、強固に維持することができるようにしたものである。
銅層の厚みは0.05〜2.00μmの範囲が好適で、銅層の厚みが0.05μm以下では、形成される合金層への銅の注入量が十分でなく、期待された効果が発揮できない。また、銅層の厚みが2.00μm以上では、はんだが溶融して電極と接合している時間内に銅層をすべて溶解しその下のニッケル層と確実な接合をするまでに至らなくなる頻度が高くなるため不適切である。
請求項5に係る本発明の配線基板では、上記パラジウム層の厚さを0.05μm以上、1.00μm以下としたもので、パラジウム層は金と銅の拡散防止効果があり、それにはパラジウム層厚を0.05μm以上にする必要がある。
パラジウムのはんだへの溶解速度は充分に速いので多少厚くても本発明の効果を損ねない。しかし、厚すぎるとパラジウム自体が水素貯状金属で、勝手にクラックが入り期待した性能を発揮できない。
パラジウム層のクラックを防止するためにはパラジウム層厚を1.00μm以下にする必要がある。
上記本発明の配線基板は、半導体素子収納用パッケージ等に用いられる配線基板に限定されず、半導体素子の搭載に鉛フリーはんだを用いる場合においてはその搭載電極にも適用でき、それに相対する半導体素子上の電極に対しても適応できる。また該配線基板を実装する親基板の実装用電極にも適用できる。
以下本発明の配線基板の製造方法について説明する。
図3(a)〜(f)及び図4(g)〜(k)は、本発明の配線基板100の製造方法の一実施例を工程順に示す模式構成断面図である。
配線層及びフィルドビアの形成については、公知の方法を用いたので、ここでは詳細な説明は省略する。
まず、絶縁基材11の一方の面に配線層22a、絶縁層41、フィルドビア52及びランド51aを、他方の面に配線層21a、絶縁層41、フィルドビア52及び配線層51bをそれぞれ形成した4層の配線基板を作製する(図4(i)参照)。
次に、感光性ソルダーレジストを塗布して感光性ソルダーレジスト層を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、ソルダーレジストパターン61及び62を形成して、ランド51a上に開口部63を、配線層51b上に開口部64を形成する(図4(j)参照)。
次に、ランド51a上の開口部63に、スルファミン酸ニッケルめっき浴を用いた電気ニッケルめっきにてニッケル層53を、さらに、硫酸銅めっき浴を用いた電気銅めっきにて銅層54を、パラジウムめっき浴を用いたパラジウムめっきにてパラジウム層55を、金ストライクめっき浴を用いた電気めっきにて金層56を形成し、ICパッド電極50aを作製する。
同時に、配線層51bの開口部64に、スルファミン酸ニッケルめっき浴を用いた電気ニッケルめっきにてニッケル層53を、硫酸銅めっき浴を用いた電気銅めっきにて銅層54を形成し、BGAパッド電極50bを作製し、配線基板の一方の面の最上層にICパッド電極50aが、他方の面の最上層にBGAパッド電極50bが形成された本発明の配線基板100を得る(図4(k)参照)。
この事例では、ICパッド電極50aに、ニッケル層、銅層、パラジウム層、金層構成を、BGAパッド電極50bに、ニッケル層、銅層、金層構成を適用したが、これはあくまでも一例であって、これに限定されるものではない。
まず、25μm厚のポリイミドフィルムからなる絶縁基材11の片面に銅箔からなる導体層21が形成された片面銅張り積層板を準備する。
さらに、片面銅張り積層板の絶縁基材11にレーザー加工を行い、所定に位置にビア用孔12を形成した(図3(a)参照)。
次に、ビア用孔12をデスミア処理し、無電解銅めっきにより下地導電層(特に、図示せず)を形成した。
さらに、めっき下地導電層をめっき電極にして電気銅めっきを行い、導体層22及びフィルドビア23を形成した(図3(b)参照)。
電気銅めっきに使用するめっき液、めっき条件は公知のめっき液、めっき条件を使用した。
次に、導体層21及び22上に感光性のドライフィルムをラミネートする等の方法で感光層を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行ってレジストパターン31a及び31bを形成した(図3(c)参照)。
レジストパターン31a及び31bをマスクにして導体層21及び22をエッチングし、レジストパターン31a及び31bを剥離処理して、絶縁基材11の一方の面に配線層22aを、他方の面に配線層21aを形成した両面配線基板10を作製した(図3(d)参照)。
次に、両面配線板10の両面に、厚さ5μmのエポキシ系樹脂からなる接着層が形成さ
れた25μm厚のポリイミドフィルムを積層して、30μm厚の絶縁層41を形成した(図3(e)参照)。
次に、UVレーザーを用いたレーザー加工により、絶縁層41の所定位置を孔明け加工して、ビア用孔42を形成した。さらに、ビア用孔42をデスミア処理して、ビア用孔42内及び絶縁層41上に無電解銅めっきにて、めっき下地導電層(特に、図示せず)を形成した(図3(f)参照)。
次に、めっき下地導電層上に感光性のドライフィルムをラミネートする等の方法で感光層を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行ってレジストパターン32a及び32bを形成した(図4(g)参照)。
次に、めっき下地導電層をめっき電極にしてフィルドビア用電気銅めっき液を用いて電気銅めっきを行い、15μm厚の導体層51及びフィルドビア52を形成した(図4(h)参照)。
次に、レジストパターン32a及び32bを剥離処理し、レジストパターン32a及び32bの下部にあっためっき下地導電層をクイックエッチングで除去して、ランド51a及び配線層51bを形成した(図4(i)参照)。
次に、感光性ソルダーレジスト(PSR−4000:太陽インキ製造(株)製)を塗布し、90℃で乾燥して30μm厚の感光性ソルダーレジスト層を形成した。さらに、パターン露光し、1%炭酸ナトリウム水溶液にて現像し、その後150℃で30分間加熱して、ランド51a上に開口部63を有するソルダーレジストパターン61を、配線層51b上に600μmφの開口部64を有するソルダーレジストパターン62を形成した(図4(j)参照)。
次に、開口部63内のランド51a上及び600μmφの開口部64内の配線層51b上に、スルファミン酸ニッケルめっき浴(スルファミン酸ニッケル6水和物:450g/L 塩化ニッケル6水和物:3g/L ホウ酸:30g/L)を使用して、55℃、約2A/dm2で電気ニッケルめっきを行い、5.5μm厚のニッケル層53を形成した(図2(a)及び(b)参照)。
さらに、ニッケル層53上に、硫酸銅めっき浴(硫酸銅五水和物:100g/L、硫酸:200g/L、塩酸:30ppm、光沢剤(ロームアンドハース製カッパーグリームST−901):適量)を使用して、約1A/dm2で電気銅めっきを行い、1.97μm厚の銅層54を形成した(図2(a)及び(b)参照)。
さらに、配線層51b上の開口部64をめっきテープ等で目止めして、ランド51a上の開口部63内の銅層54上にパラジウムめっき浴(パラデックス:日本エレクトロプレーティング・エンジニヤーズ(株)製)を使用して、60℃、2.0A/dm2でパラジウムめっきを行い、約0.12μm厚のパラジウム層55を形成した(図2(a)参照)。
さらに、ランド51a上の開口部63内のパラジウム層55上及び配線層51b上の開口部64内の銅層54上に、金ストライクめっき浴(日本高純度化学(株)製:アシッドストライク)を使用して、30℃、3.5Vで約0.02μm厚の金層を形成した後、金めっき浴(テンペレジスト−EX:日本高純度化学(株)製)を使用して、70℃、0.4A/dm2で電気金めっきを行い、0.5μm厚の金層56を形成し、ランド51a上の開口部63内に5.5μm厚のニッケル層53と、1.97μm厚の銅層54と、0.
12μm厚のパラジウム層55と、0.5μm厚の金層56とが形成されたICパッド電極50aと、配線層51b上の600μmφの開口部64内に5.5μm厚のニッケル層53と、1.97μm厚の銅層54と、0.5μm厚の金層56とが形成されたBGAパッド電極50bとが形成された本発明の配線基板100を得た(図2(a)及び(b)、図4(k)参照)。
実施例1と同様な工程で、ランド51a上の開口部63内に2.7μm厚のニッケル層53と、0.63μm厚の銅層54と、0.55μm厚のパラジウム層55と、0.5μm厚の金層56とが形成されたICパッド電極50aと、配線層51b上の600μmφの開口部64内に2.7μm厚のニッケル層53と、0.63μm厚の銅層54と、0.5μm厚の金層56とが形成されたBGAパッド電極50bとが形成された本発明の配線基板100aを得た(図2(a)及び(b)、図4(k)参照)。
実施例1及び2で得られた配線基板100及び100aのICパッド電極50a及びBGAパッド電極50bに樹脂系フラックス(千住金属(株)製:デルタラックス529D−1)をピンで転写しておき、該フラックスを固定材として直径760μmの錫−銀−銅の3元系鉛フリーはんだボール(千住金属(株)製:エコソルダーM705)を載置した。
はんだボールが載置された配線基板100及び100aを160℃、2分間予熱後250℃、30秒間加熱しはんだボールを溶融させてドットパターンの電極に接合させた。
常温まで放冷したところで、恒温器内で大気下150℃、500時間保管した後、はんだボールのシェア強度を測定(使用した装置:デイジ社製ボンドテスタシリーズ4000、測定条件:シェアスピード300マイクロメートル毎秒、シェア高さ20マイクロメートル)したところ、標本数30で最大値1812g、最小値1698g、平均値1721gであった。またこのときテスト後の破断面を観察したところ、400個中、ニッケル層が露出したものはなくすべてはんだで覆われていた。
また、配線基板100及び100aのICパッド電極50aへのワイヤボンディングによる半導体素子の搭載は問題無く行なうことができた。
本発明の配線基板の一実施例を示す模式構成断面図である。 (a)は、ICパッド電極50aの拡大断面図を示す説明図である。(b)は、BGAパッド電極50bの拡大断面図を示す説明図である。 (a)〜(f)は、本発明の配線基板の製造方法における工程の一部を示す模式構成断面図である。 (g)〜(k)は、本発明の配線基板の製造方法における工程の一部を示す模式構成断面図である。
符号の説明
10、100……配線基板
11……絶縁基材
12、42……ビア用孔
21、22、51……導体層
21a、22a……配線層
23、52……フィルドビア
31a、31b、32a、32b……レジストパターン
41……絶縁層
50a……ICパッド電極
50b……BGAパッド電極
51a……ランド
51b……配線層
61、62……ソルダーレジストパターン
63、64……開口部

Claims (5)

  1. 絶縁基材上に少なくとも1層以上の配線層が形成され、最上層にパッド電極が形成されてなる配線基板において、前記パッド電極が配線層上に、ニッケルを主成分とするニッケル層と、銅を主成分とする銅層と、金を主成分とする金層とで構成されていることを特徴とする配線基板。
  2. 前記銅層の厚さが0.05μm以上、2.00μm以下であることを特徴とする請求項1記載の配線基板。
  3. 絶縁基材上に少なくとも1層以上の配線層が形成され、最上層にパッド電極が形成されてなる配線基板において、前記パッド電極が配線層上に、ニッケルを主成分とするニッケル層と、銅を主成分とする銅層と、パラジウムを主成分とするパラジウム層と、金を主成分とする金層とで構成されていることを特徴とする配線基板。
  4. 前記銅層の厚さが0.05μm以上、2.00μm以下であることを特徴とする請求項3記載の配線基板。
  5. 前記パラジウム層の厚さが0.05μm以上、1.00μm以下であることを特徴とする請求項3または4記載の配線基板。
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