JP2006337537A - 報知音発生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 第1の制御信号を出力する第1の制御手段と、前記第1の制御信号により振動子の一端に印加される駆動電圧を第1の駆動電圧と第2の駆動電圧に切替える第1の駆動手段と、第2の制御信号を出力する第2の制御手段と、前記第2の制御信号により振動子の他端に接続される電位状態を第1の電位状態と第2の電位状態に切替える第2の駆動手段と、前記第1の制御手段および第2の制御手段を制御する制御手段を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、少ない制御端子数を備え、この制御端子数より振動子の音量の切替え段階を多くする報知音発生装置を提供するものである。
また本発明の報知音発生装置は、第3の制御信号を出力する第3の制御手段と、前記第3の制御信号により振動子の一端に印加される駆動電圧を第3の駆動電圧と第4の駆動電圧に切替える第3の駆動手段を更に備えるとよい。また本発明の報知音発生装置は、前記制御手段が前記第1の制御信号、第2の制御信号または第3の制御信号の少なくとも1つを所定の周期で切替えるのが望ましい。
また本発明の報知音発生装置は、前記制御手段が前記第1の制御信号、第2の制御信号または第3の制御信号の少なくとも1つを所定の周期で切替えるので、制御手段の構成が簡単になる。
本発明の報知音発生装置は、詳細には図2に示すように構成される。図2において、CPU11、ROM12、RAM13は半導体集積回路よりなり、CPU11はROM12に格納されたプログラムにしたがって動作し、本発明の報知音発生装置の動作を制御する。RAM13はCPU11が動作をする場合に一時的にデータを保存する。本発明においてCPU11は第1のポートP1と、第2のポートP2を備え、振動子Bzの出力音量を制御するパルスを出力する。
本発明の報知音発生装置は、例えばデジタル複写機に使用され、デジタル複写機が複写モード、スキャナモード、プリントモードなどユーザが設定した動作モードを終了したとき、デジタル複写機が動作中に紙詰まりのような不具合を生じたとき、紙切れ、トナー切れ、感光体交換などデジタル複写機のメンテナンスを必要とするときに、それぞれ異なる大きさの音量で報知音を発生するように使用される。また徐々に音量を大きくするように使用する。したがってデジタル複写機が上記の状態を検知したとき、CPU11に制御信号を供給する。
トランジスタTr1は接続点23電圧がV1でもV2でもいずれも飽和状態となり、接続点23の電位はトランジスタTr1のベース−エミッタおよび抵抗R4を経由して振動子Bzの一方の端子に接続されるので、トランジスタTr1のコレクタ−エミッタ間およびベース−エミッタ間の電圧降下、および抵抗R4の電圧降下はわずかであるため無視すると、接続点23の電圧とほぼ同一の電圧が振動子Bzの一方の端子に印加される。
なお、トランジスタTr1を接続せず振動子Bzの一方の端子を直接接続点23に接続すると、振動子Bzに流れ込む電流値が振動子Bzのばらつきや温度特性によって増減し、抵抗R1を流れる電流が変動する結果、接続点23の電圧が変動してしまう。しかしトランジスタTr1を接続することによって振動子Bzへの電流は電源21からトランジスタTr1を経由して供給され、抵抗R1を流れる電流は振動子Bzへの電流の変化によって変化することが無く、接続点23の電圧が安定する。
振動子Bzの他方の端子は、トランジスタTr3のコレクタに接続される。トランジスタTr3のエミッタは接地電位22に接続され、ベースはバイアス抵抗16、17を介してCPU11のポートP2に接続される。したがってポートP2の出力によりトランジスタTr3はオン状態とオフ状態に変化し、オン状態のとき振動子Bzの他端を接地電位に接続し、オフ状態のとき振動子Bzの他端をハイインピーダンス状態にする。
トランジスタTr2、Tr3は他のスイッチング素子を使用してもよい。
本発明の第1の動作状態は、ポートP1がローレベルを出力する。このときポートP2はローレベルとハイレベルに短周期で変化するパルスである。これによりトランジスタTr2はオフ状態になり、接続点23の電圧は、抵抗R1とR2の直列接続により決められる。すなわち接続点23の電圧V1は、下記(1)式の通りである。
V1≒Vcc*R2/(R1+R2) ・・・・・(1)
なお、計算の簡略化のためトランジスタTr1のコレクターエミッタ間、ベースーエミッタ間の電圧降下、抵抗R4の電圧降下は無視している。
この接続点23の電圧V1は、トランジスタTr1を介して振動子Bzの一方の端子に印加される。
このように振動子Bzの両端が変化することにより、振動子Bzに印加される電圧は図3(c)の期間t1に示すように、0V〜V1に変化するパルス電圧が印加される。ポートP2がローレベルのとき振動子Bzの他端がハイインピーダンスになり、振動子Bzの他端は0Vにならないが、振動子Bzの一方の端子に電圧V1が印加されていることにより、実質的には振動子Bzの他端がハイインピーダンスのときも電圧V1が印加されたのと同様に動作する。これにより振動子Bzは第1の音量で報知音を発生する。
このときのポートP2のパルス周期は、2kHzが好ましい。
V2≒Vcc*(R2//R3)/〔(R1+(R2//R3))・・・・・(2)
なお、//は並列抵抗の計算式を表す。計算の簡略化のためトランジスタTr2のコレクターエミッタ間の電圧降下は無視している。
この接続点23の電圧V2は、トランジスタTr1を介して振動子Bzの一方の端子に印加される。
このように振動子Bzの両端が変化することにより、振動子Bzに印加される電圧は図3(c)の期間t2に示すように、0V〜V2に変化するパルス電圧が印加される。これにより振動子Bzは第2の音量で報知音を発生する。第2の音量は第1の音量よりも小さい。
このときのポートP2のパルス周期は、2KHzが好ましい。
ポートP1が短周期パルスであるために、接続点23の電圧は、上記(1)式と(2)式に従い、電圧V1とV2の間を、パルスの周期にしたがって変化する。
またCPU11のポートP2は、ハイレベルであるからトランジスタTr3はオン状態になり、振動子Bzの他端を接地電位状態にする。
このように振動子Bzの両端が変化することにより、振動子Bzに印加される電圧は図3(c)の期間t3に示すように、V1〜V2を変化するパルス電圧が印加される。これにより振動子Bzは第3の音量で報知音を発生する。第3の音量は第1および第2の音量よりも小さい。
このときのポートP1のパルス周期は、2KHzが好ましい。
以上のように2つのポートで3段階の音量を実現設定することができる。各音量の大きさは抵抗値の設定により任意に調整することができる。
この実施の形態は、図4に示すように、接続点23に抵抗R5が接続され、この抵抗R5がトランジスタTr4のコレクタに接続される。このトランジスタTr4のベースはバイアス抵抗18、19を介してCPU11のポートP3に接続される。その他の点は実施の形態1に示した図1と同じである。トランジスタTr4は他のスイッチング素子を使用してもよい。
またCPU11のポートP2は短周期でハイレベルとローレベルに変化するパルスである。この短周期パルスに対応してトランジスタTr3はオン状態とオフ状態に変化し、振動子Bzの他端を接地電位とハイインピーダンス状態にする。
このように振動子Bzの両端が変化することにより、振動子Bzに印加される電圧は図5(d)の期間t1に示すように、0V〜V1に変化するパルス電圧が印加される。ポートP2がローレベルのとき振動子Bzの他端がハイインピーダンスになり、振動子Bzの他端は0Vにならないが、振動子Bzの一方の端子に電圧V1が印加されていることにより、実質的には振動子Bzの他端がハイインピーダンスのときも電圧V1が印加されたのと同様に動作する。これにより振動子Bzは第1の音量で報知音を発生する。
ここでCPU11のポートP2は、前記第1の動作状態と同様に短周期でハイレベルとローレベルに変化するパルスであり、トランジスタTr3はオン状態とオフ状態に変化し、振動子Bzの他端を接地電位とハイインピーダンス状態に変化させる。
このように振動子Bzの両端が変化することにより、振動子Bzに印加される電圧は図5(d)の期間t2に示すように、0V〜V2に変化するパルス電圧が印加される。これにより振動子Bzは第2の音量で報知音を発生する。第2の音量は第1の音量よりも小さい。
V3≒Vcc*(R2//R5)/〔(R1+(R2//R5))・・・・・(3)
なお、//は並列抵抗の計算式を表す。計算の簡略化のためトランジスタTr2、Tr4のコレクターエミッタ間の電圧降下は無視している。
ここでCPU11のポートP2は、前記第1の動作状態と同様に短周期でハイレベルとローレベルに変化するパルスであり、トランジスタTr3はオン状態とオフ状態に変化し、振動子Bzの他端を接地電位とハイインピーダンス状態にする。
このように振動子Bzの両端が変化することにより、振動子Bzに印加される電圧は図5(d)の期間t3に示すように、0V〜V3に変化するパルス電圧が印加される。これにより振動子Bzは第3の音量で報知音を発生する。第3の音量は第1および第2の音量よりも小さい。
V4≒Vcc*(R2//R3//R5)/〔(R1+(R2//R3//R5)〕・・(4)
なお、//は並列抵抗の計算式を表す。計算の簡略化のためトランジスタTr2、Tr4のコレクターエミッタ間の電圧降下は無視している。
ここでCPU11のポートP2は、前記第1の動作状態と同様に短周期でハイレベルとローレベルに変化するパルスであり、トランジスタTr3はオン状態とオフ状態に変化し、振動子Bzの他端を接地電位とハイインピーダンス状態にする。
このように振動子Bzの両端が変化することにより、振動子Bzに印加される電圧は図5(d)の期間t4に示すように、0V〜V4に変化するパルス電圧が印加される。これにより振動子Bzは第4の音量で報知音を発生する。第4の音量は第1および第2および第3の音量よりも小さい。
ここでCPU11のポートP2は、ハイレベルを持続するパルスであるから、トランジスタTr3はオン状態になり、振動子Bzの他端を接地電位にする。
このように振動子Bzに印加される電圧は図5(d)の期間t5に示すように、V1〜V2に変化するパルス電圧が印加される。これにより振動子Bzは第5の音量で報知音を発生する。第5の音量はV1とV2の差により決められるが、ここでは第3の音量よりも小さく第4の音量よりも大きい。
ここでCPU11のポートP2は、ハイレベルを持続するパルスであるから、トランジスタTr3はオン状態になり、振動子Bzの他端を接地電位にする。
このように振動子Bzに印加される電圧は図5(d)の期間t6に示すように、V3〜V4を変化するパルス電圧が印加される。これにより振動子Bzは第6の音量で報知音を発生する。第6の音量はV3とV4の差により決められるが、ここでは第5の音量よりも小さく第4の音量よりも大きい。
ここでCPU11のポートP2は、ハイレベルを持続するパルスであるから、トランジスタTr3はオン状態になり、振動子Bzの他端を接地電位にする。
このように振動子Bzに印加される電圧は図5(d)の期間t7に示すように、V1〜V3を変化するパルス電圧が印加される。これにより振動子Bzは第7の音量で報知音を発生する。第7の音量はV1とV3の差により決められるが、ここでは第2の音量よりも小さく第3の音量よりも大きい。
ここでCPU11のポートP2は、ハイレベルを持続するパルスであるから、トランジスタTr3はオン状態になり、振動子Bzの他端を接地電位にする。
このように振動子Bzに印加される電圧は図5(d)の期間t8に示すように、V2〜V4を変化するパルス電圧が印加される。これにより振動子Bzは第7の音量で報知音を発生する。第8の音量はV2とV4の差により決められるが、ここでは第7の音量よりも小さく第3の音量よりも大きい。
以上のように8段階の音量を3つのポートにより実現することができる。音量の大きさは抵抗値の設定により任意に調整することができる。またポートP1、P2、P3の各パルス周期は、等しく書いているが、異なっていてもよい。
8段階のポートP1、P2、P3の出力と、振動子Bzに印加される電圧を図6に示す。
2 圧電素子
3 第1の駆動手段
4 第2の制御手段
5 第2の駆動手段
6 制御手段
7 第3の制御手段
8 第3の駆動手段
11 CPU
21 電源
22 接地
23 接続点
R1 抵抗
R2 抵抗
R3 抵抗
Bz 振動子
Tr2 トランジスタ
Tr3 トランジスタ
Tr4 トランジスタ
Claims (4)
- 第1の制御信号を出力する第1の制御手段と、
前記第1の制御信号により振動子の一端に印加される駆動電圧を第1の駆動電圧と第2の駆動電圧に切替える第1の駆動手段と、
第2の制御信号を出力する第2の制御手段と、
前記第2の制御信号により振動子の他端に接続される電位状態を第1の電位状態と第2の電位状態に切替える第2の駆動手段と、
前記第1の制御手段および第2の制御手段を制御する制御手段を備える
ことを特徴とする報知音発生装置。 - 第3の制御信号を出力する第3の制御手段と、前記第3の制御信号により振動子の一端に印加される駆動電圧を第3の駆動電圧と第4の駆動電圧に切替える第3の駆動手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の報知音発生装置。
- 前記制御手段は、前記第1の制御信号、第2の制御信号または第3の制御信号の少なくとも1つを所定の周期で切替えることを特徴とする請求項1または2に記載の報知音発生装置。
- 電源と接地間に第1の抵抗と第2の抵抗の直列回路を接続し、前記第1の抵抗と第2の抵抗の接続点電圧を振動子の一方の端子に印加し、振動子の他方の端子に第1のスイッチング素子を介して接地するとともに、前記接続点に第3の抵抗を接続し、前記第3の抵抗を第2のスイッチング素子を介して接地し、前記第1のスイッチング素子の制御端子をCPUの第1のポートに接続し、前記第2のスイッチング素子の制御端子をCPUの第2のポートに接続して、前記接続点に第1の駆動電圧と第2の駆動電圧を切替えて出力することを特徴とする報知音発生装置。
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JP2005159745A JP4471889B2 (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 報知音発生装置 |
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Cited By (1)
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JPWO2016157487A1 (ja) * | 2015-04-01 | 2017-06-15 | 三菱電機株式会社 | ブザー鳴動装置 |
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2005
- 2005-05-31 JP JP2005159745A patent/JP4471889B2/ja active Active
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JPWO2016157487A1 (ja) * | 2015-04-01 | 2017-06-15 | 三菱電機株式会社 | ブザー鳴動装置 |
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