JP2006337085A - 劣化試験方法及び劣化試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 短時間に高精度の劣化試験を実施することができる劣化試験方法を提供する。
【解決手段】 本発明の劣化試験方法は、液晶パネル15の耐光性評価のための劣化試験方法であって、液晶パネル15に劣化促進用のレーザ光を照射するとともに、液晶パネル15と偏光板25,26とを通過したレーザ光を観察し、その観察結果に基づいて液晶パネル15の耐光性を評価する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、劣化試験方法及び劣化試験装置に関するものである。
従来から、液晶パネルの信頼性評価の1つとして耐光性試験が行われている。例えば、液晶プロジェクタにおいてライトバルブとして用いられる液晶パネルは、強い光が長時間に渡って照射されて各構成要素(部品、部材)に劣化が生じやすいので、耐光性試験は所望の品質を確保する上で重要である。
このような液晶パネルの耐光性においては、長い場合には数ヶ月といったオーダでの試験期間を要する場合がある。しかし、製品開発期間の短縮化が求められる状況ではこのような長期間の試験は許容しがたい。
これに対して、評価期間を短縮する手法の1つとして、実際の使用状況よりも過酷な条件による負荷をかけて試験を行い、その結果から長期間の使用後における劣化を予測する、いわゆる加速試験が知られている。このような液晶パネルの耐光性評価に関する従来技術が、例えば特許文献1に開示されている。
特開2001−4526号公報
従来の耐光性評価方法では、メタルハイドロランプ、UHPランプあるいはハロゲンランプなどの光源を用いて液晶パネルに光を照射しているため、集光性が低く、高エネルギー密度が得られず、短時間で劣化現象を発現させることが難しかった。このため、液晶パネルの耐光性の評価に長時間を要することとなり、製品開発期間の短縮化の妨げとなっていた。
本発明は、短時間に高精度の劣化試験を実施することができる劣化試験方法及び劣化試験装置を提供することを目的としている。
本発明の劣化試験方法は、液晶パネルの耐光性評価のための劣化試験方法であって、前記液晶パネルに劣化促進用のレーザ光を照射するとともに、前記液晶パネルと偏光板とを通過した前記レーザ光を観察し、該観察結果に基づいて前記液晶パネルの耐光性を評価することを特徴とする。
本発明の劣化試験方法によれば、レーザ光の強いエネルギーによって短時間に液晶パネルに劣化を生じさせることができる。また、レーザ光のスポット径を絞ることにより、液晶パネルに対するレーザ光の照射領域(試験対象領域)の微細化が可能である。照射領域の微細化により、例えば、液晶パネルにおける1画素ごとに劣化試験を行うことができ、これは液晶パネルの耐光性を正確に評価する上で有利である。しかも、この方法によれば、液晶パネルと偏光板とを通過したレーザ光を観察した結果に基づいて、液晶パネルの実質的な機能(偏光変換作用)に関わる高精度な劣化試験の実施が可能である。
本発明の劣化試験方法において、例えば、前記観察結果は、前記液晶パネルと前記偏光板とを通過した前記レーザ光の光量を経時的に測定した結果を含む。
この場合、液晶パネルの経時的な劣化について観察することができる。
また例えば、前記観察結果は、前記液晶パネルと前記偏光板とを通過した前記レーザ光の消光比を経時的に測定した結果を含む。
前記消光比は、前記レーザ光の光軸を中心に前記偏光板を回転させながら、前記液晶パネルと前記偏光板とを通過した前記レーザ光の光量を測定することにより求めることができる。
この場合、消光比の測定結果に基づいて、実質的な機能に関する液晶パネルの劣化について経時的に観察することができる。
また例えば、前記観察結果は、前記レーザ光の光軸を中心に前記偏光板を回転させながら前記液晶パネルと前記偏光板とを通過した前記レーザ光の光量を測定した結果と、前記偏光板を回転させることなく前記液晶パネルと前記偏光板とを通過した前記レーザ光の光量を測定した結果と、をそれぞれ経時的に測定した結果を含む。
この場合、偏光板の回転の有無に応じた劣化試験の測定結果を比較することができ、この比較は、液晶パネルの劣化原因を探る上で有利である。
本発明の劣化試験装置は、液晶パネルの耐光性評価のための劣化試験装置であって、前記液晶パネルにレーザ光を照射するレーザ光出力部と、前記レーザ光の光路上に配置される偏光板と、前記液晶パネルと前記偏光板とを通過した前記レーザ光を観察する観察装置と、前記観察装置の観察結果に基づいて前記液晶パネルの耐光性を解析する解析装置とを備えることを特徴とする。
本発明の劣化試験装置によれば、レーザ光の強いエネルギーによって短時間に液晶パネルに劣化を生じさせることができる。また、レーザ光のスポット径を絞ることにより、液晶パネルに対するレーザ光の照射領域(試験対象領域)の微細化が可能である。照射領域の微細化により、例えば、液晶パネルにおける1画素ごとに劣化試験を行うことができ、これは液晶パネルの耐光性を正確に評価する上で有利である。しかも、この装置によれば、液晶パネルと偏光板とを通過したレーザ光を観察した結果に基づいて、液晶パネルの実質的な機能(偏光変換作用)に関わる高精度な劣化試験の実施が可能である。
本発明の劣化試験装置において、例えば、前記観察装置は、前記液晶パネルと前記偏光板とを通過した前記レーザ光の光量を測定する光量測定器を含み、前記解析装置は、前記光量測定器の測定結果を経時的に記憶する記憶部を含む構成とすることができる。
この構成によれば、記憶部に記憶された上記の光量測定結果に基づいて、液晶パネルの経時的な劣化について解析することができる。
また例えば、前記観察装置は、前記液晶パネルと前記偏光板とを通過した前記レーザ光の光量を測定する光量測定器と、前記レーザ光の光軸を中心に前記偏光板を回転させる回転移動手段とを含み、前記解析装置は、前記偏光板の回転位置に対応づけて前記光量測定器の測定結果を経時的に記憶する記憶部を含む構成とすることができる。
この構成によれば、記憶部に記憶された上記の光量測定結果に基づいて、液晶パネルの消光比を経時的に測定することができる。そして、この消光比の測定結果に基づいて、実質的な機能に関する液晶パネルの劣化について経時的に解析することができる。
この場合、前記解析装置はさらに、前記記憶部に記憶された情報に基づいて前記液晶パネルの消光比を算出する演算部と、前記演算部の算出結果に基づいて前記液晶パネルの消光比を楕円表示する表示部とを含む構成とすることができる。
この構成によれば、液晶パネルの消光比が表示部に楕円表示されるから、液晶パネルの実質的な機能の低下を視覚的に容易に認識することが可能となる。
また例えば、前記観察装置は、前記液晶パネルと前記偏光板とを通過した前記レーザ光の光量を測定する光量測定器と、前記レーザ光の光軸を中心に前記偏光板を回転させる回転移動手段とを含み、前記解析装置は、前記レーザ光の光軸を中心に前記偏光板を回転させながら前記液晶パネルと前記偏光板とを通過した前記レーザ光の光量を測定した結果と、前記偏光板を回転させることなく前記液晶パネルと前記偏光板とを通過した前記レーザ光の光量を測定した結果と、をそれぞれ経時的に記憶する記憶部を含む構成とすることができる。
この構成によれば、記憶部に記憶された上記の光量測定結果に基づいて、偏光板の回転の有無に応じた劣化試験の測定結果を比較することができ、この比較は、液晶パネルの劣化原因を探る上で有利である。
(劣化試験装置)
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。本実施形態の劣化試験装置は、被検物に対しレーザ光を照射することで、被検物に劣化を生じさせるとともに、そのレーザ光を観察光として用いて被検物を光学的に観察し、被検物の劣化度合いを評価するものである。ここでは、被検物として、一対の基板間に液晶層を挟持してなる液晶パネルを用いる。
図1は、本実施形態の劣化試験装置の概略構成図である。
図1に示す劣化試験装置100は、レーザ光出力部11と、被検物である液晶パネル15を支持する被検物支持部19と、液晶パネル15を観察するための観察装置20と、観察装置20の観察結果に基づいて液晶パネル15の耐光性を解析する解析装置30とを備えて構成されている。
レーザ光出力部11は、レーザ装置10と、NDフィルタ12と、ミラー13とを有して構成されている。レーザ装置10は、例えば発振波長406nmの青紫レーザ光を出力するレーザ装置であり、レーザ光をその波長、照射エネルギー、及び照射時間のうち、少なくとも1つを可変パラメータとして出力可能なものとされる。本実施形態の劣化試験装置100は、レーザ光照射により液晶パネル15の配向膜等を劣化させ、液晶の配向性低下の程度を観測して液晶パネル15の耐光性を評価するものであるから、レーザ装置10には、液晶パネル15に対し短時間で所望の劣化を生じさせることができるものが用いられる。
レーザ装置10から出力されたレーザ光は、NDフィルタ12により測定に必要な光量に絞られた後、ミラー13により反射されて集光レンズ14に入射し、集光レンズ14により所定のスポット径に調整された後、被検物である液晶パネル15の試験対象領域に入射する。なお、図1に示すレーザ光出力部11は、その主要部のみを簡略化して表示したものであり、試験装置の設計に応じた構成部材の変更/追加を妨げるものではない。したがって例えば、レーザ光出力部11の光学系に、レーザ光を均一化するためのホモジナイザやインテグレータを設けることもでき、レーザ光のスポット形状を設定するためのマスクを設けることもできる。
観察装置20は、液晶パネル15の前段側(レーザ光出力部11側)に配される第1光量測定器21と、液晶パネル15の後段側(レーザ光出力部11と反対側)に配される第2光量測定器22と、第2光量測定器22の後段側に配されるバックライト28と、液晶パネル15を間に挟んでバックライト28の反対側(レーザ光出力部11側))に配される撮像手段としてのCCDカメラ27とを有して構成されている。
第1光量測定器21及び第2光量測定器22は、それぞれパワーメータ23,24に接続されている。液晶パネル15に入射する直前のレーザ光の光量が第1光量測定器21で検出されてパワーメータ23により読み取られ、液晶パネル15を透過した直後のレーザ光の光量が第2光量測定器22で検出されてパワーメータ24により読み取られる。パワーメータ23及びパワーメータ24で読み取られた前記光量の測定結果はそれぞれ解析装置30に送られる。パワーメータ23で読み取られたレーザ光量と、パワーメータ24で読み取られたレーザ光量とを比較することで、液晶パネル15の透過率を測定することができる。
また、液晶パネル15前段側の第1光量測定器21は、レーザ光の光路に対して進退自在であり、液晶パネル15へのレーザ光照射を行う前にその光路上に配置されて光量を検出し、液晶パネル15に劣化を生じさせる際、及び液晶パネル15の透過率を測定する際には、その光路から後退するようになっている。なお、第1光量測定器21をレーザ光出力部11と液晶パネル15との間に配置する構成に限らず、ダイクロイックミラーなどを用いて液晶パネル15に入射する前のレーザ光を分光することで、第1光量測定器21をレーザ光出力部11と液晶パネル15との間以外に配置し、第1光量測定器21の進退が不要な構成とすることもできる。
第1光量測定器21とレーザ装置10との間には、第1偏光板25が配され、液晶パネル15と第2光量測定器22との間には、第2偏光板26が配されている。第1偏光板25及び第2偏光板26はそれぞれ、レーザ光の光路に対して進退自在に配設されている。さらに、第2偏光板26は、レーザ光の光路上においてレーザ光の光軸18を中心に回転自在に配設されている。レーザ光の光路に対して第1偏光板25及び第2偏光板26を進退移動させるための手段としては、ガイドレールやモータ(いずれも不図示)等を有する駆動機構41,42が用いられる。また、第2偏光板26を回転移動させるための手段としては、第2偏光板26を回転自在に支持する支持体43と第2偏光板26を回転させるモータ44とを有する回転機構45が用いられる。この場合、モータ44としては、高精度の分解能を有するものが好ましく用いられ、例えば、ステッピングモータやサーボモータが採用される。モータ44は、駆動制御装置46によって回転制御される。駆動制御装置46は、モータ44を介して第2偏光板26の透過軸の回転位置を制御し、その情報を解析装置30に送るようになっている。
CCDカメラ27は、液晶パネル15の少なくとも表面の一部を撮像する。その撮像用光源として、必要に応じてバックライト28が使用される。CCDカメラ27で撮像された画像情報は、必要に応じて画像処理された後、モニタ29に表示される。CCDカメラ27及びモニタ29は、例えば、液晶パネル15の劣化度合いの画像観察、液晶パネル15上の試験対象領域とレーザ光の光軸18との位置合わせ、液晶パネル15の表面に描画された情報の観察、などに用いられる。
解析装置30は、情報処理や演算処理を行う演算部31、ROMやRAMなどの記憶部32、及び表示部33等を有して構成されるコンピュータからなる。記憶部32は、パワーメータ23,24や駆動制御装置46から送られる測定情報や、試験条件に関する情報等を記憶する。演算部31は、記憶部32に記憶された情報に基づいて液晶パネル15の耐光性を解析する。表示部33は、その解析した情報を表示するようになっている。
(劣化試験方法)
次に、上記の劣化試験装置100を用いた劣化試験方法について説明する。
本例では、劣化試験装置100を用いて、液晶パネル15に対して波長、照射時間等の条件を種々に設定してレーザ光を照射して劣化を生じさせ、並行して当該レーザ光を観察光として用いてその透過光を観察することにより、被検物である液晶パネル15の耐光性を評価する。
まず、被検物である液晶パネル15について説明する。
図2は液晶パネル15の一例を示す説明図である。この液晶パネル15は、TNモードの液晶層を具備したTFTアクティブマトリクス型である。なお、図2では、3つの画素P1〜P3のみを示しているが、実際には画素P1〜P3と同様の構成の画素が平面視マトリクス状に配列形成されている。また、各画素P1〜P3に対応して設けられるスイッチング素子であるTFT(薄膜トランジスタ)についての図示は省略している。
液晶パネル15は、液晶層155を挟持して対向する一対の基板151,152を備えている。基板151,152は、石英、ガラス、プラスチック等の透明基板であり、両基板の対向面に介在させた図示略のスペーサにより所定の間隔に離間されている。基板151の内面側(液晶層155側)に、複数の画素電極(不図示)と、画素電極を覆う配向膜154とが形成されており、基板152の内面側には、遮光膜(ブラックマトリクス)と、対向電極と、配向膜153とが積層形成されている。
なお、本例では、偏光板を備えていない形態の液晶パネルが被検物として使用される。
液晶層155は、ネマチック液晶を主体としてなり、配向膜153,154の配向規制力によって、基板151,152間でツイスト配向している。配向膜153,154としては、有機配向膜、及び無機配向膜のいずれも適用可能である。有機配向膜は、例えば、ポリイミドなどの高分子膜の表面にラビング等の配向処理を施すことにより形成することができる。無機配向膜は、SiO2のような無機膜を蒸着法あるいはスパッタ法を用いて形成した後にイオンビームや粒子ビームを無機膜表面に照射して配向処理を施すことにより形成することができる。あるいは、無機配向膜は、基板に対して斜めに無機材料を入射させて斜方柱状構造を有する膜を形成する、いわゆる斜方蒸着法によっても形成することができる。
画素電極156は、各画素ごとに形成されて、当該領域内の液晶層155に駆動電圧を印加する。画素電極156は、例えばITO(インジウム錫酸化物)などの透明導電膜を基板151上に成膜し、パターニングすることによって形成できる。そして、各画素電極156には、図示しないTFT(スイッチング素子)が電気的に接続され、かかるTFTのスイッチング動作に基づき画像信号に応じた電圧が書き込まれるようになっている。対向電極157は、上記の各画素電極156と共に液晶層155に電圧を印加するものであり、基板152上の略全面に形成されている。この対向電極157は、各画素に共用される共通電極となっており、接地電位等の所定電位に接続される。対向電極157についても、ITO等の透明導電膜により形成することができる。
遮光膜158は、各画素の境界を覆い、当該領域における漏れ光を遮断するためのものであり、基板152上に形成されている。この遮光膜158には、低反射の金属材料(例えばクロム)が用いられ、各画素に対応する領域に開口部を有する平面視略格子状に形成されている。
本実施形態では、液晶パネル15における1画素ごとに劣化試験を行う。
具体的には、レーザ光出力部11からのレーザ光LBをその波長、照射エネルギー又は照射時間のうち少なくとも1つを可変パラメータとして設定して、液晶パネル15の試験対象領域に照射する。試験対象領域は任意に設定可能であり、本例では液晶パネル15の1画素P2に対応する領域を設定している。液晶パネル15における1画素ごとに劣化試験を行うことにより、液晶パネル15の耐光性を正確に評価することができる。
また、レーザ光LBを用いて比較的高いエネルギーを液晶パネル15に与えることにより、液晶パネル15の画素P2に含まれる各部材(例えば配向膜や液晶分子等)に比較的短時間で劣化が生じる。このとき、液晶パネル15の劣化の度合いは、レーザ光LBの可変パラメータの設定内容によって異なることとなる。レーザ光LBを連続波(CW)とすることにより、エネルギーをより効率よく与えることが可能である。
図1に戻り、本実施形態では、液晶パネル15に照射される劣化促進用のレーザ光をそのまま観察光として用いる。すなわち、劣化試験は、レーザ光出力部11によって液晶パネル15に劣化促進用のレーザ光を照射するとともに、液晶パネル15と偏光板25,26とを通過したそのレーザ光を第2光量測定器22で観察し、その観察結果に基づいて液晶パネル15の耐光性を解析装置30で解析することにより行う。解析装置30は、第2光量測定器22の測定結果を経時的に記憶部32に記憶し、必要に応じて演算部31で演算処理してその処理結果を表示部33に出力する。劣化促進用のレーザ光を観察光として用いることにより、観察光のための光源を別に用意する必要がなく、劣化試験装置100全体でのコンパクト化が図られる。
また、液晶パネル15と偏光板25,26とを通過したレーザ光の光量を測定することにより、液晶パネル15の実質的な機能(偏光変換作用)に関わる劣化試験の実施が可能である。本実施形態では、液晶パネル15と偏光板25,26とを通過したレーザ光の光量を第2光量測定器22で経時的に測定することにより、液晶パネル15の経時的な劣化について観察する。
図3は、液晶パネル15を透過する観察光の光量を検出対象として測定を行う場合の説明図であり、図3(a)は、劣化前の液晶パネルを透過する観察光を示し、図3(b)は、劣化後の液晶パネルを透過する観察光を示している。
図3(a)に示すように、液晶パネル15の光入射側及び光射出側には、それぞれ偏光板25、26が配置されている。第1偏光板25と第2偏光板26とは、互いの透過軸が略直交するように配置されており、光入射側の第1偏光板25の透過軸は、液晶パネル15の基板151側における液晶分子の平均的配向方向(ダイレクタ)と略平行となるように配置されている。また、光射出側の第2偏光板26の透過軸は、液晶パネル15の基板152側における前記ダイレクタと略平行となるように配置されている。なお、前述したように、液晶パネル15自体に偏光板は配置されていない。
レーザ光出力部11から出力されて第1偏光板25に入射したレーザ光は、第1偏光板25の光学的主軸に沿った振動成分のみが通過し、直線偏光となる。この直線偏光となったレーザ光は、液晶層155を透過する際に、液晶層155の旋光作用によりその偏光方向が90°回転されて液晶層155から射出される。その後、観察光の偏光方向と平行な透過軸を有する第2偏光板26を透過し、第2光量測定器22によって光量検出される。
図3(b)に示すように、液晶パネル15に劣化が生じている場合、入射光に対する偏光変換作用が低下するため、液晶層155を透過した後のレーザ光の偏光状態は、例えば図示のように楕円偏光となり、図3(a)に示したものと異なった状態となる(複屈折位相差(リターデーション)の変化)。すなわちこの場合、配向膜153,154の劣化に伴う配向規制能力の低下や、液晶層155の劣化に伴う液晶の配列能力の低下により、液晶に配向乱れが生じ、液晶層155の旋光作用が低下する。そのため、レーザ光のうち第2偏光板26を透過する偏光成分が減少し、第2光量測定器22で検出される光量が低下する。
したがって、液晶パネル15と偏光板25,26とを通過したレーザ光の光量を第2光量測定器22で経時的に測定することにより、液晶パネル15の経時的な劣化について観察することができる。
図4は、液晶パネル15と偏光板25,26とを通過したレーザ光の光量を経時的に測定した結果の一例を示すグラフ図である。なお、偏光板25,26はレーザ光の光路上で固定した状態にある。
図4に示すように、レーザ光の照射時間を横軸にとり、液晶パネル15を通過する光の強度(透過率)を縦軸にとったグラフをプロットすることにより、液晶パネル15の耐光性の評価が可能である。かかる評価結果から加速係数を算出することにより、液晶パネル15の耐用時間を推定することができる。
再び図1に戻り、上記の液晶パネル15と偏光板25,26とを通過したレーザ光の光量測定時において、レーザ光の光軸18を中心に第2偏光板26を回転させることにより、液晶パネル15の消光比を経時的に測定することができる。すなわち、この試験では、回転機構45によってレーザ光の光軸を中心に第2偏光板26を等速回転(あるいはステップ回転)させながら、レーザ光出力部11によって液晶パネル15に劣化促進用のレーザ光を照射し、液晶パネル15と偏光板25,26とを通過したそのレーザ光を第2光量測定器22で経時的に測定する。解析装置30は、第2光量測定器22の測定結果を経時的に記憶部32に記憶し、所定の解析プログラムに基づいて演算部31で演算処理し、その処理結果を表示部33に出力する。
解析プログラムに基づく処理の一例としては、まず、(1)記憶部32が、第2偏光板26の回転位置に対応づけて1°単位で第2光量測定器22の測定結果を記憶する。次に、(2)演算部31が、第2偏光板26の1回転(360°)分の測定結果から、消光比(最大透過光量と最小透過光量との比)を算出する。次に、(3)表示部33が、短軸方向を1、長軸方向を消光比の値とした楕円を表示する。必要に応じて、(4)表示部33における楕円全体の大きさを決定する。例えば、最大透過量に応じて楕円全体の大きさを変化させる(最大透過量が半分になったら、楕円全体の大きさを半分にする等)。上記の(1)〜(4)を繰り返し、表示部33に連続して描画表示することにより、液晶パネル15の偏光状態(消光比)の変化を視覚的に観察することができる。
図5は、こうした解析プログラムを用いた液晶パネル15の偏光変化の表示例を示している。
図5に示すように、液晶パネル15の劣化が生じていない際には、短軸と長軸との長さの差が大きい楕円表示となる。一方、液晶パネル15に劣化が生じると、消光比が1に近づくことから、短軸と長軸との長さの差が小さくなり、真円に近づく表示となる。このように、液晶パネル15の消光比を楕円表示することにより、液晶パネル15の実質的な機能の低下を視覚的に容易に認識することができる。
再び図1に戻り、第2偏光板26の回転の有無に応じた劣化試験の測定結果を比較することにより、液晶パネル15の劣化原因を探ることが可能である。すなわち、この試験では、第2偏光板26を回転させながら液晶パネル15と偏光板25,26とを通過したレーザ光の光量を測定した結果と、第2偏光板26を回転させることなく液晶パネル15と偏光板25,26とを通過したレーザ光の光量を測定した結果と、をそれぞれ経時的に測定する。解析装置30は、第2光量測定器22の測定結果を経時的に記憶部32に記憶し、所定の解析プログラムに基づいて演算部31で演算処理し、その処理結果を表示部33に出力する。
図6(a)は、第2偏光板26を等速回転させながら、液晶パネル15と偏光板25,26とを通過したレーザ光の光量(強度)を経時的に測定した結果の一例を示す図であり、図6(b)はその測定結果を第2偏光板26の半回転(180°)または1回転(360°)ごとの積分値に変換した結果を示す図である。
図6(a)に示すように、第2偏光板26の回転数を横軸にとり、液晶パネル15を通過する光の強度(透過率)を縦軸にとったグラフをプロットすることにより、第2偏光板26の回転に伴う透過光量の変化を観察することができる。また、図6(b)に示すように、レーザ光の照射時間を横軸にとり、第2偏光板26の半回転(180°)または1回転(360°)ごとの透過光量の積分値を縦軸にとったグラフをプロットすることにより、液晶パネル15の経時的な劣化について観察することができる。
そして、図6(b)のグラフと、図4のグラフとを比較することにより、液晶パネル15の劣化原因を探ることが可能である。つまり、第2偏光板26の回転の有無に応じた劣化試験の測定結果を比較することにより、液晶パネル15の劣化原因を探ることが可能となる。
なお、液晶パネル15の劣化原因の追求は、上記の比較に加え、偏光板25,26の有無に基づく液晶パネルの経時的な劣化を比較することにより行ってもよい。すなわち、この試験では、上記した液晶パネル15と偏光板25,26とを通過したレーザ光の光量測定に加え、偏光板25,26を通過することなく液晶パネル15のみを通過したレーザ光の光量測定を行うことにより、偏光板25,26の有無に基づく液晶パネルの経時的な劣化を比較する。偏光板25,26の有無の設定は、駆動機構41,42によって行うことができる。こうした試験条件の変化に基づく測定結果の比較により、液晶パネルの劣化原因を探ることが可能となる。
劣化促進用にレーザ光を用いる場合、液晶パネル15が加熱されて温度が上昇する可能性があることから、液晶パネル15の温度を調整する手段を備える構成とすることもできる。温度調整手段は、例えば、熱電変換素子、ヒートポンプ、循環式冷熱装置、放熱部材などを有して構成することができる。温度調整手段によって劣化試験時の液晶パネル15の温度制御を行うことにより、レーザ光照射による液晶パネルの加熱を防止し、光照射に係る劣化因子と、熱に係る劣化因子とが明確に区別された劣化試験を実施することが可能となる。
また、劣化判定用の測定対象となるレーザ光の状態(光学的特性)は、光量(光強度)に限らず、偏光状態、分光特性など種々のものが考えられる。すなわち、観察光を出力する光源と、その検出手段を用意すれば、種々の検出対象について測定が可能になる。検出対象(光量、偏光状態、分光特性等)を変更したとしても、液晶パネル15の試験対象領域に劣化が生じていれば、レーザ光を照射する前後で異なる光学的特性が検出されるので、液晶パネル15の劣化度合いを観測することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
劣化試験装置の概略構成図。 液晶パネルの一例を示す説明図。 劣化試験方法の説明図。 液晶パネルと偏光板とを通過したレーザ光の光量を経時的に測定した結果を示すグラフ図。 液晶パネルの偏光変化の表示例を示す図。 偏光板を回転させながら、液晶パネルと偏光板とを通過したレーザ光の光量を測定した結果を示す図。
符号の説明
10…レーザ装置、11…レーザ光出力部、15…液晶パネル、18…光軸、19…被検物支持部、20…観察装置、21…第1光量測定器、22…第2光量測定器、23,24…パワーメータ、25…第1偏光板、26…第2偏光板、27…CCDカメラ、28…バックライト、29…モニタ、30…解析装置、31…演算部、32…記憶部、33…表示部、41,42…駆動機構、43…支持体、44…モータ、45…回転機構、46…駆動制御装置、100…劣化試験装置、151,152…基板、153,154…配向膜、155…液晶層。

Claims (10)

  1. 液晶パネルの耐光性評価のための劣化試験方法であって、
    前記液晶パネルに劣化促進用のレーザ光を照射するとともに、前記液晶パネルと偏光板とを通過した前記レーザ光を観察し、該観察結果に基づいて前記液晶パネルの耐光性を評価することを特徴とする劣化試験方法。
  2. 前記観察結果は、前記液晶パネルと前記偏光板とを通過した前記レーザ光の光量を経時的に測定した結果を含むことを特徴とする請求項1に記載の劣化試験方法。
  3. 前記観察結果は、前記液晶パネルと前記偏光板とを通過した前記レーザ光の消光比を経時的に測定した結果を含むことを特徴とする請求項1に記載の劣化試験方法。
  4. 前記消光比は、前記レーザ光の光軸を中心に前記偏光板を回転させながら、前記液晶パネルと前記偏光板とを通過した前記レーザ光の光量を測定することにより求めることを特徴とする請求項3に記載の劣化試験方法。
  5. 前記観察結果は、前記液晶パネルと前記偏光板とを通過した前記レーザ光の光量と、前記偏光板を通過することなく前記液晶パネルを通過した前記レーザ光の光量と、をそれぞれ経時的に測定した結果を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の劣化試験方法。
  6. 液晶パネルの耐光性評価のための劣化試験装置であって、
    前記液晶パネルにレーザ光を照射するレーザ光出力部と、
    前記レーザ光の光路上に配置される偏光板と、
    前記液晶パネルと前記偏光板とを通過した前記レーザ光を観察する観察装置と、
    前記観察装置の観察結果に基づいて前記液晶パネルの耐光性を解析する解析装置とを備えることを特徴とする劣化試験装置。
  7. 前記観察装置は、前記液晶パネルと前記偏光板とを通過した前記レーザ光の光量を測定する光量測定器を含み、
    前記解析装置は、前記光量測定器の測定結果を経時的に記憶する記憶部を含むことを特徴とする請求項6に記載の劣化試験装置。
  8. 前記観察装置は、前記液晶パネルと前記偏光板とを通過した前記レーザ光の光量を測定する光量測定器と、前記レーザ光の光軸を中心に前記偏光板を回転させる回転移動手段とを含み、
    前記解析装置は、前記偏光板の回転位置に対応づけて前記光量測定器の測定結果を経時的に記憶する記憶部を含むことを特徴とする請求項6に記載の劣化試験装置。
  9. 前記解析装置はさらに、前記記憶部に記憶された情報に基づいて前記液晶パネルの消光比を算出する演算部と、該演算部の算出結果に基づいて前記液晶パネルの消光比を楕円表示する表示部とを含むことを特徴とする請求項8に記載の劣化試験装置。
  10. 前記観察装置は、前記レーザ光の光量を測定する光量測定器と、前記レーザ光の光路に対して前記偏光板を進退させる進退移動手段とを含み、
    前記解析装置は、前記液晶パネルと前記偏光板とを通過した前記レーザ光の光量を前記光量測定器で測定した結果と、前記偏光板を通過することなく前記液晶パネルを通過した前記レーザ光の光量を前記光量測定器で測定した結果とを、それぞれ経時的に記憶する記憶部を含むことを特徴とする請求項6から請求項9のいずれかに記載の劣化試験装置。
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