JP2006336552A - 内燃機関の発電制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両の発電機の発電による排出ガス有害成分排出量の増加分を少なくする。 【解決手段】 エンジン運転中に、発電機の単位発電量当たりの有害成分排出量の増加分CEMを下記式で算出し、この有害成分排出量の増加分CEMが小さい条件を選択して発電を実施する。
CEM=(発電時有害成分排出量−非発電時有害成分排出量)/発電量
ここで、発電時有害成分排出量は、エンジン運転中に発電機の発電を実行した場合の排出ガス有害成分の排出量であり、非発電時有害成分排出量は、発電機の発電を停止した場合の排出ガス有害成分の排出量である。また、バッテリの充電不足が懸念される場合は、単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMが少し大きくなる運転条件であっても、発電機の発電を優先的に行わせてバッテリ充電割合SOCを回復させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、内燃機関運転中の排出ガス有害成分の総排出量が少なくなるように発電機の発電を制御する内燃機関の発電制御装置に関する発明である。
車両に搭載された発電機の制御は、バッテリの充電状態を監視して、バッテリが充電不足とならないように発電機の制御電流(界磁電流)を制御して発電量を制御するようにしたものが多い(特許文献1,2参照)。
この発電機は、内燃機関(エンジン)の動力で駆動されて行うため、発電時には、発電機を駆動する負荷に応じて燃料が余分に消費されることになる。そこで、発電時の燃料消費量が少なくなる領域でのみ、発電機の発電を行うようにしたものがある(特許文献3参照)。
特開2000−4502号公報 特開2001−78365号公報 特表平6−505619号公報
ところで、発電機が発電する負荷により内燃機関にかかる負荷が増加して、排出ガス中のNOx等の有害成分の排出量が増加するという関係がある。
上述したように、従来の発電機の制御は、バッテリの充電状態の維持や燃料消費量低減を目標として行われていたため、発電の負荷によって排出ガスの有害成分排出量が大きく増加する領域でも発電機の発電が行われることがあり、発電時の排出ガスの有害成分排出量の増加が問題となっていた。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、発電による排出ガス有害成分排出量の増加分を少なくすることがきる内燃機関の発電制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、内燃機関運転中に発電機の発電を実行した場合の排出ガス有害成分の排出量(以下「発電時有害成分排出量」という)と発電機の発電を停止した場合の排出ガス有害成分の排出量(以下「非発電時有害成分排出量」という)とを予測して両者の差分から発電による有害成分排出量増加分を予測する排出ガス予測手段を備え、前記発電による有害成分排出量増加分を考慮して発電機の発電を制御するようにしたものである。このようにすれば、例えば、発電による有害成分排出量増加分が少なくなる運転条件を選択して発電機の発電を行わせるという制御が可能となり、選択的な発電によりバッテリ充電割合を確保しながら、発電による有害成分排出量の増加分を少なくすることがきて、内燃機関運転中の有害成分の総排出量を少なくすることができる。
具体的には、請求項2のように、発電による有害成分排出量増加分を算出する際に、前記発電時有害成分排出量と前記非発電時有害成分排出量との差分を前記発電機の発電量で割り算して単位発電量当たりの有害成分排出量増加分を求め、この単位発電量当たりの有害成分排出量増加分が少ない運転条件を選択して発電機の発電を実行するようにすると良い。このようにすれば、内燃機関運転中の排出ガス有害成分の総排出量を少なくするための発電実行条件の判断が容易となる。
また、請求項3のように、バッテリの充放電電流を検出する電流検出手段と、検出した充放電電流に基づいてバッテリの充電割合(SOC)を算出する充電割合算出手段とを備え、発電による有害成分排出量増加分の他に、バッテリの充電割合も考慮して発電機の発電を制御するようにしても良い。このようにすれば、バッテリの充電不足が懸念される場合は、発電による有害成分排出量増加分が少し大きくなる運転条件であっても、発電機の発電を優先的に行わせてバッテリの充電割合を回復させるという制御が可能となり、バッテリが充電不足に陥る事態を回避することができる。
また、請求項4のように、内燃機関運転中に前記発電機の発電を実行した場合の燃料消費量(以下「発電時燃料消費量」という)と、発電機の発電を停止した場合の燃料消費量(以下「非発電時燃料消費量」という)とを予測して両者の差分から発電による燃料消費量増加分を予測する燃料消費量予測手段を備え、発電による有害成分排出量増加分の他に、発電による燃料消費量増加分も考慮して発電機の発電を制御するするようにしても良い。このようにすれば、発電による有害成分排出量増加分の低減と燃費低減とを容易に両立させることができる。
更に、請求項5のように、発電による有害成分排出量増加分の他に、バッテリの充電割合と発電による燃料消費量増加分も考慮して発電機の発電を制御するようにしても良い。このようにすれば、低燃費でバッテリの充電割合を確保しながら、発電による有害成分排出量増加分を少なくすることができる。
また、請求項6のように、発電による燃料消費量増加分を算出する際に、発電時燃料消費量と非発電時燃料消費量との差分を発電機の発電量で割り算して単位発電量当たりの燃料消費量増加分を求めるようにすると良い。このようにすれば、燃費低減を実現するための発電実行条件の判断が容易となる。
本発明は、請求項7のように、発電による有害成分排出量増加分を少なくすることを優先するエミッション優先発電と、発電による燃料消費量増加分を少なくすることを優先する燃費優先発電とを所定条件で切り換えるようにしたり、或は、請求項7のように、発電による有害成分排出量増加分を少なくすることを優先するエミッション優先発電と、バッテリの充電割合を所定値以上に保つことを優先する充電割合優先発電とを所定条件で切り換えるようにしたり、或は、請求項9のように、発電による有害成分排出量増加分を少なくすることを優先するエミッション優先発電と、発電による燃料消費量増加分を少なくすることを優先する燃費優先発電と、バッテリの充電割合を所定値以上に保つことを優先する充電割合優先発電とを所定条件で切り換えるようにしても良い。このようにすれば、内燃機関運転中に燃費優先発電及び/又は充電割合優先発電とエミッション優先発電のうちの最も優先度が高いものを選択して実行でき、有害成分排出量低減、燃費低減、充電割合確保の要求をバランス良く満たすことができる。
ここで、前記所定条件は消費電力であっても良いし(請求項10)、運転条件であっても良い(請求項11)。このようにすれば、エミッション優先発電、燃費優先発電、充電割合優先発電の優先度合を消費電力で設定したり、運転条件で設定することができる。
また、請求項12のように、冷却水温検出手段で検出した冷却水温に応じて発電による有害成分排出量増加分を補正するようにしても良い。有害成分排出量は、冷却水温(内燃機関の温度)に応じて増減するため、冷却水温に応じて発電による有害成分排出量増加分を補正すれば、発電による有害成分排出量増加分を精度良く予測することができる。
また、請求項13のように、吸気温検出手段で検出した吸気温に応じて前記発電による有害成分排出量増加分を補正するようにしても良い。有害成分排出量は、吸気温によっても増減するため、吸気温に応じて発電による有害成分排出量増加分を補正すれば、発電による有害成分排出量増加分の予測精度を向上させることができる。
また、請求項14のように、EGR量検出手段で検出したEGR量(排出ガス還流量)に応じて発電による有害成分排出量増加分を補正するようにしても良い。有害成分排出量は、EGR量によっても増減するため、EGR量に応じて発電による有害成分排出量増加分を補正すれば、発電による有害成分排出量増加分の予測精度を向上させることができる。
また、EGR制御手段の異常の有無を診断する異常診断手段を備えたシステムにおいては、請求項15のように、異常診断手段の診断結果に応じて発電による有害成分排出量増加分を補正するようにしても良い。このようにすれば、EGR制御手段が異常になった場合でも、発電による有害成分排出量増加分を精度良く予測することができる。
また、請求項16のように、空燃比検出手段で検出した空燃比に応じて発電による有害成分排出量増加分を補正するようにしても良い。有害成分排出量は、空燃比によっても増減するため、空燃比に応じて発電による有害成分排出量増加分を補正すれば、発電による有害成分排出量増加分の予測精度を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体化した4つの実施例1〜4を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図3に基づいて説明する。まず、図1に基づいてシステム全体の構成を説明する。
制御装置11は、バッテリ12からキースイッチ13を介して電源が供給され、エンジン運転中に点火装置14と噴射装置15の動作を制御すると共に、後述する方法で単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMを算出して、この単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMが少ない運転条件を選択して発電機16(オルタネータ)の発電を実行する。更に、制御装置11は、バッテリ12の充電割合SOCを算出し(この機能が特許請求の範囲でいう充電割合算出手段に相当する)、バッテリ12の充電割合SOCが所定値以下に低下した場合は、発電による有害成分排出量増加分が少し大きくなる運転条件であっても、発電機16の発電を優先的に行わせてバッテリ12の充電割合SOCを回復させる。
この場合、バッテリ12の充電割合SOCを算出する処理は、バッテリ12の充放電電流を電流センサ17(電流検出手段)で検出して、その検出値を積算していく。この際、バッテリ12の充電電流をプラス値とし、バッテリ12の放電電流をマイナス値とすることで、充放電電流積算値をバッテリ12の充電充電割合SOCに応じて増減させる。これにより、充放電電流積算値をバッテリ充電割合SOCの検出データとして用いることが可能となる。尚、バッテリ充電割合SOCは、上記以外の方法で算出しても良いことは言うまでもない。
次に、単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMの算出方法について説明する。図2は、排出ガスの代表的な有害成分であるNOxの排出量とエンジン運転条件との関係を示す図である。図2に示すように、NOxの排出量は、エンジン回転速度とエンジントルクによって変化する。NOx排出量は、エンジントルクに応じて曲線的に変化するため、エンジン回転速度が一定の場合は、エンジントルクの増加量に対して、NOx排出量の増加量が大きい条件と小さい条件がある。例えば、発電機16で一定量の発電を実施した場合、発電によりエンジントルクに発電機16によるトルクが付加され、エンジンの動作点が変わる。このため、NOx排出量は、発電量により変化する。この時、発電によるNOx増加量が少ない条件のみ選択して、発電を実施すれば、NOx排出量を低減することが可能となる。そこで、本実施例1では、発電機16の単位発電量当たりの有害成分排出量の増加分CEMを下記式で算出し、この有害成分排出量の増加分CEMが小さい条件を選択して発電を実施するようにしている。
CEM(g/skW) =(発電時有害成分排出量−非発電時有害成分排出量)/発電量
ここで、発電時有害成分排出量(g/s) は、エンジン運転中に発電機16の発電を実行した場合の排出ガス有害成分の排出量であり、非発電時有害成分排出量(g/s) は、発電機16の発電を停止した場合の排出ガス有害成分の排出量である。
以上説明した本実施例1の発電制御は、制御装置11によって図3の発電制御ルーチンによって次のように実行される。本ルーチンは、エンジン運転中に所定周期(例えば8ms周期)で実行され、特許請求の範囲でいう発電制御手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、現在の運転条件(例えばエンジン回転速度、吸入空気量、要求発電量等)を読み込む。ここで、要求発電量は、現在のバッテリ充電割合SOCと目標充電割合との偏差に基づいて算出される。
この後、ステップ102に進み、現在の運転条件から現在のエンジントルクを算出した後、ステップ103に進み、要求発電量をトルクに換算し(つまり要求発電量分の発電を行うのに必要なトルクを算出し)、これを要求発電量トルクとして制御装置11のRAMに記憶する。
そして、次のステップ104で、発電機16が発電中であるか否かを判定し、発電中であれば、ステップ105に進み、現在の発電量をトルクに換算して、これを現在の発電量トルクとして制御装置11のRAMに記憶し、次のステップ106で、上記ステップ102で算出した現在のエンジントルクから上記ステップ105で算出した現在の発電量トルクを差し引いて非発電時トルクを求める。この非発電時トルクは、発電機16の発電を停止した場合のエンジントルクに相当する。一方、上記ステップ104で、発電中でないと判定されれば、ステップ107に進み、現在のエンジントルクをそのまま非発電時トルクとする。
以上のようにして非発電時トルクを算出した後、ステップ108に進み、上記ステップ102で算出した現在のエンジントルクに上記ステップ103で算出した要求発電量トルクを加算して発電時トルクを求める。この発電時トルクは、発電機16の発電を実行した場合のエンジントルクに相当する。
この後、ステップ109に進み、現在のエンジン回転速度と非発電時トルクに応じた非発電時有害成分排出量(g/s) を図2と同様の有害成分排出量算出マップにより算出する。この非発電時有害成分排出量は、発電機16の発電を停止した場合の排出ガス有害成分の排出量に相当する。有害成分排出量の算出マップは、定常運転条件における有害成分の排出量を予め計測し、設定しておく。
この後、ステップ110に進み、現在のエンジン回転速度と発電時トルクに応じた発電時有害成分排出量(g/s) を図2と同様の有害成分排出量算出マップにより算出する。この発電時有害成分排出量は、発電機16の発電を実行した場合の排出ガス有害成分の排出量に相当する。
この後、ステップ111に進み、発電時有害成分排出量(g/s) と非発電時有害成分排出量(g/s) との差分を現在の発電量(kW)で割り算して、単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEM(g/skW) を求める。
CEM(g/skW) =(発電時有害成分排出量−非発電時有害成分排出量)/発電量
以上説明したステップ101〜111の処理は、特許請求の範囲でいう排出ガス予測手段としての役割を果たす。
この後、ステップ112に進み、単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMを所定値と比較して、単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMが所定値以下であれば、単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMが少ない発電許可領域と判断して、ステップ113に進み、要求発電量を発電指令値にセットする。これにより、発電機16の界磁コイルに発電指令値に応じた制御電流が流されて、要求発電量に応じた電力が発電される。
これに対して、上記ステップ112で、単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMが所定値よりも大きいと判定されれば、ステップ114に進み、バッテリ充電割合SOCを所定値と比較して、バッテリ充電割合SOCが所定値以下であれば、バッテリ12が充電不足であると判断して、ステップ113に進み、要求発電量を発電指令値にセットする。これにより、バッテリ12の充電不足が懸念される場合は、単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMが少し大きくなる運転条件であっても、発電機16の発電を優先的に行わせてバッテリ充電割合SOCを回復させるという制御が行われる。
一方、上記ステップ114で、バッテリ充電割合SOCが所定値よりも大きいと判定されれば、まだバッテリ充電割合SOCに余裕があると判断して、ステップ115に進み、発電指令値を0にセットして、発電機16の発電を停止させる。これにより、バッテリ充電割合SOCに余裕がある場合は、単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMが所定値よりも大きい運転条件では、発電機16の発電が停止され、有害成分排出量の増加が抑制される。
以上説明した本実施例1では、発電時有害成分排出量と非発電時有害成分排出量との差分を現在の発電量で割り算して単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMを求め、この単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMが所定値以下となる運転条件を選択して発電機16の発電を実行するようにしたので、発電による有害成分排出量の増加分を少なくすることがきて、エンジン運転中の有害成分の総排出量を少なくすることができる。
しかも、本実施例1では、バッテリ12の充電不足が懸念される場合は、単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMが少し大きくなる運転条件であっても、発電機16の発電を優先的に行わせてバッテリ充電割合SOCを回復させるようにしたので、バッテリ12が充電不足に陥る事態を未然に回避することができる。
上記実施例1では、単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMとバッテリ充電割合SOCとを考慮して発電機16の発電を制御するようにしたが、この他に、単位発電量当たりの燃料消費量増加分も考慮して発電機16の発電を制御するようにしても良い。
図4は、単位時間当たりの燃料消費量である燃料消費率とエンジン運転条件との関係を示す図である。図4に示すように、燃料消費率は、エンジン回転速度とエンジントルクによって変化する。燃料消費率は、エンジントルクに応じて曲線的に変化するため、エンジン回転速度が一定の場合は、エンジントルクの増加量に対して、燃料消費率の増加量が大きい条件と小さい条件がある。例えば、発電機16で一定量の発電を実施した場合、発電によりエンジントルクに発電機16によるトルクが付加され、エンジンの動作点が変わる。このため、燃料消費率は、発電量により変化する。この時、燃料消費率が少ない条件のみ選択して、発電を実施すれば、燃料消費率を低減することが可能となる。
そこで、本発明の実施例2では、前記実施例1と同様の方法で発電機16の単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMを算出すると共に、単位発電量当たりの燃料消費率増加分(以下「電費」という)CFCを下記式で算出し、この電費CFCと単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMが小さい条件を選択して発電を実施するようにしている。
CFC(g/skW) =(発電時燃料消費率−非発電時燃料消費率)/発電量
ここで、発電時燃料消費率は、エンジン運転中に発電機16の発電を実行した場合の燃料消費率であり、非発電時燃料消費率は、発電機16の発電を停止した場合の燃料消費率である。
以上説明した本実施例2の発電制御は、制御装置11によって図5及び図6の発電制御ルーチンによって次のように実行される。本ルーチンは、エンジン運転中に所定周期(例えば8ms周期)で実行され、特許請求の範囲でいう発電制御手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ201〜211で、前記図3の発電制御ルーチンのステップ101〜111と同様の方法で、単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMを算出する。
この後、ステップ212に進み、現在のエンジン回転速度と非発電時トルクに応じた非発電時燃料消費率(g/s) を図4と同様の燃料消費率算出マップにより算出する。この非発電時燃料消費率は、発電機16の発電を停止した場合の燃料消費率に相当する。燃料消費率の算出マップは、定常運転条件における燃料消費率を予め計測し、設定しておく。
この後、ステップ213に進み、現在のエンジン回転速度と発電時トルクに応じた発電時燃料消費率(g/s) を図4と同様の燃料消費率算出マップにより算出する。この発電時燃料消費率は、発電機16の発電を実行した場合の燃料消費率に相当する。
この後、ステップ214に進み、発電時燃料消費率(g/s) と非発電時燃料消費率(g/s) との差分を現在の発電量(kW)で割り算して、単位発電量当たりの燃料消費率である電費CFC(g/skW) を求める。
CFC(g/kWs) =(発電時燃料消費率−非発電時燃料消費率)/発電量
以上説明したステップ212〜214の処理は、特許請求の範囲でいう燃料消費量予測手段としての役割を果たす。
この後、図6のステップ215に進み、平均消費電力をなまし処理等により算出し、次のステップ216で、この平均消費電力が所定値以上であるか否かで、発電による有害成分排出量増加分(CEM)を少なくすることを優先するエミッション優先発電と、発電による燃料消費量増加分(電費CFC)を少なくすることを優先する燃費優先発電とを切り換える。
このステップ216で、平均消費電力が所定値以上であると判定されれば、燃費優先発電が選択され、ステップ217に進み、電費CFCを所定値と比較して、電費CFCが所定値以下であれば、電費CFCが少ない発電許可領域と判断して、ステップ218に進み、要求発電量を発電指令値にセットして要求発電量分の電力を発電する。
これに対して、上記ステップ217で、電費CFCが所定値よりも大きいと判定されれば、ステップ219に進み、バッテリ充電割合SOCを所定値と比較して、バッテリ充電割合SOCが所定値以下であれば、バッテリ12が充電不足であると判断して、ステップ218に進み、要求発電量を発電指令値にセットして要求発電量に相当する電力を発電する。
一方、上記ステップ219で、バッテリ充電割合SOCが所定値よりも大きいと判定されれば、まだバッテリ充電割合SOCに余裕があると判断して、ステップ220に進み、発電指令値を0にセットして、発電機16の発電を停止させる。
また、前述したステップ216で、平均消費電力が所定値よりも小さいと判定されれば、エミッション優先発電が選択され、ステップ221に進み、単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMを所定値と比較して、単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMが所定値以下であれば、単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMが少ない発電許可領域と判断して、ステップ222に進み、要求発電量を発電指令値にセットして要求発電量に相当する電力を発電する。
これに対して、上記ステップ221で、単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMが所定値よりも大きいと判定されれば、ステップ223に進み、バッテリ充電割合SOCを所定値と比較して、バッテリ充電割合SOCが所定値以下であれば、バッテリ12が充電不足であると判断して、ステップ222に進み、要求発電量を発電指令値にセットして要求発電量に相当する電力を発電する。
一方、上記ステップ223で、バッテリ充電割合SOCが所定値よりも大きいと判定されれば、まだバッテリ充電割合SOCに余裕があると判断して、ステップ224に進み、発電指令値を0にセットして、発電機16の発電を停止させる。
以上説明した本実施例2では、単位発電量当たりの燃料消費率増加分(電費)CFCと単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMが小さい条件を選択して発電を実施するようにしたので、発電による有害成分排出量増加分の低減と燃費低減とを容易に両立させることができる。
上記実施例2では、エミッション優先発電と燃費優先発電とを消費電力(平均消費電力)によって切り換えるようにしたが、図7及び図8に示す本発明の実施例3では、エミッション優先発電と燃費優先発電とをエンジン回転速度等の運転条件によって切り換えるようにしている。
本実施例3では、前述した図5の発電制御ルーチンのステップ201〜214の処理を実行した後、図7のステップ215aに進み、エンジン回転速度等の運転条件に基づいて切り換えトルク判定値を算出する。この切り換えトルク判定値は、例えば図8に示すように、エンジン回転速度が高くなるほど、切り換えトルク判定値が小さくなるように設定された切り換えトルク判定値算出マップを用いて算出される。これにより、エンジン回転速度が高くなるほど、エミッション優先発電の運転領域が拡大され、エンジン回転速度が低くなるほど、燃費優先発電の運転領域が拡大される。
この後、ステップ216aに進み、現在のエンジントルクを切り換えトルク判定値と比較して、現在のエンジントルクが切り換えトルク判定値よりも小さければ、燃費優先発電の処理(ステップ217〜220)を実行し、現在のエンジントルクが切り換えトルク判定値以上であれば、エミッション優先発電の処理(ステップ221〜224)を実行する。この他の処理は、前記実施例2と同じである。
以上説明した本実施例3においても、発電による有害成分排出量増加分の低減と燃費低減とを容易に両立させることができる。
尚、本実施例3において、消費電力(平均消費電力)が大きい場合にも、燃費優先発電の処理(ステップ217〜220)を実行するようにしたり、或は、前記実施例2において、エンジントルクが大きい場合にも、燃費優先発電の処理(ステップ217〜220)を実行するようにしても良い。
図9乃至図11に示す本発明の実施例4では、有害成分排出量が、冷却水温(エンジン温度)、吸気温、空燃比、EGR量、EGR制御手段の異常の有無によって変化することを考慮して、冷却水温(エンジン温度)、吸気温、空燃比、EGR量、EGR制御手段の異常の有無に応じて有害成分排出量を補正するようにしている。
以下、本実施例4で実行する図9乃至図11の発電制御ルーチンの処理内容を説明する。本ルーチンは、エンジン運転中に所定周期(例えば8ms周期)で実行され、特許請求の範囲でいう発電制御手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ301〜308で、前記図3の発電制御ルーチンのステップ101〜108と同様の方法で、非発電時トルクと発電時トルクを算出する。
この後、ステップ309に進み、冷却水温センサ(冷却水温検出手段)で検出した冷却水温を読み込み、次のステップ310で、冷却水温、運転条件(エンジン回転速度等)、非発電時トルクをパラメータとする冷却水温補正係数算出マップを参照して、有害成分排出量を冷却水温に応じて補正するための冷却水温補正係数を算出する。一般に、冷却水温が低いほど、NOx排出量が減少し、HC排出量が増加するため、暖機完了後の状態を基準にして設定された有害成分排出量のマップ値を、冷却水温に応じた冷却水温補正係数で補正するようにしたものである。
この後、ステップ311に進み、吸気温センサ(吸気温検出手段)で検出した吸気温を読み込み、次のステップ312で、吸気温、運転条件(エンジン回転速度等)、非発電時トルクをパラメータとする吸気温補正係数算出マップを参照して、有害成分排出量を吸気温に応じて補正するための吸気温補正係数を算出する。一般に、吸気温が高いほど、NOx排出量が増加するため、基準吸気温(例えば25℃)を基準にして設定された有害成分排出量のマップ値を、吸気温に応じた吸気温補正係数で補正するようにしたものである。
この後、図10のステップ313に進み、EGR弁が開き放しになる“EGR開故障”が発生しているか否かを、制御装置11に実装されたEGR自己診断機能(異常診断手段)の診断結果に基づいて判定し、EGR開故障が発生していると判定されれば、ステップ314に進み、現在の運転条件に応じたEGR量をマップ等により算出する。
これに対して、上記ステップ313で、EGR開故障が発生していないと判定されれば、ステップ315に進み、EGR弁が閉じ放しになる“EGR閉故障”が発生しているか否かをEGR自己診断機能の診断結果に基づいて判定し、EGR閉故障が発生していると判定されれば、ステップ316に進み、EGR量を0に設定する。また、上記ステップ315で、EGR閉故障が発生していないと判定されれば、ステップ317に進み、EGR量検出手段で検出したEGR量を読み込む。
以上のようにして、EGR開故障、EGR閉故障の有無に応じてEGR量を算出した後、ステップ318に進み、EGR量、運転条件(エンジン回転速度等)、非発電時トルクをパラメータとするEGR量補正係数算出マップを参照して、有害成分排出量を補正するためのEGR量補正係数を算出する。一般に、EGR量が多いほど、NOx排出量が減少し、HC排出量が増加するため、各運転条件での暖機完了後の目標EGR量を基準にして設定された有害成分排出量のマップ値を、EGR量に応じたEGR量補正係数で補正するようにしたものである。
この後、ステップ319に進み、排気管に設置された空燃比センサ(空燃比検出手段)で検出した空燃比を読み込み、次のステップ320で、空燃比、運転条件(エンジン回転速度等)、非発電時トルクをパラメータとする空燃比補正係数算出マップを参照して、有害成分排出量を空燃比に応じて補正するための空燃比補正係数を算出する。一般に、空燃比がリーンになるほどNOx排出量が増加し、更にリーンになるとNOx排出量が減少していくため、各運転条件での基準空燃比(例えば理論空燃比)を基準にして設定された有害成分排出量のマップ値を、空燃比に応じた空燃比補正係数で補正するようにしたものである。
この後、図11のステップ321に進み、現在のエンジン回転速度と非発電時トルクに応じた基準状態の非発電時有害成分排出量(g/s) を図2と同様の有害成分排出量算出マップにより算出し、この基準状態の非発電時有害成分排出量のマップ値に、冷却水温補正係数、吸気温補正係数、EGR量補正係数、空燃比補正係数を乗算して非発電時有害成分排出量(g/s) を求める。
非発電時有害成分排出量=基準状態の非発電時有害成分排出量マップ値
×冷却水温補正係数×吸気温補正係数×EGR量補正係数×空燃比補正係数
この後、ステップ322に進み、現在のエンジン回転速度と発電時トルクに応じた基準状態の発電時有害成分排出量(g/s) を図2と同様の有害成分排出量算出マップにより算出し、この基準状態の発電時有害成分排出量のマップ値に、冷却水温補正係数、吸気温補正係数、EGR量補正係数、空燃比補正係数を乗算して発電時有害成分排出量(g/s) を求める。
発電時有害成分排出量=基準状態の発電時有害成分排出量マップ値
×冷却水温補正係数×吸気温補正係数×EGR量補正係数×空燃比補正係数
この後、ステップ323に進み、発電時有害成分排出量(g/s) と非発電時有害成分排出量(g/s) との差分を現在の発電量(kW)で割り算して、単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEM(g/skW) を求める。
この後、ステップ324〜327で、前記図3のステップ112〜115と同じ処理を行い、単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMが所定値以下となる運転条件を選択して発電機16の発電を行うと共に、バッテリ充電割合SOCが所定値以下の場合は、単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMが少し大きくなる運転条件であっても、発電機16の発電を優先的に行わせてバッテリ充電割合SOCを回復させる。
以上説明した本実施例4では、冷却水温(エンジン温度)、吸気温、空燃比、EGR量、EGR制御手段の異常の有無に応じて非発電時有害成分排出量と発電時有害成分排出量を補正するようにしたので、単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMの算出精度を向上させることができる。
尚、本実施例4では、非発電時有害成分排出量と発電時有害成分排出量をそれぞれ冷却水温(エンジン温度)、吸気温、空燃比、EGR量、EGR制御手段の異常の有無に応じて補正するようにしたが、図3のステップ111や図5のステップ211で算出した単位発電量当たりの有害成分排出量増加分CEMを冷却水温(エンジン温度)、吸気温、空燃比、EGR量、EGR制御手段の異常の有無に応じて補正するようにしても良い。
また、この補正は、冷却水温(エンジン温度)、吸気温、空燃比、EGR量、EGR制御手段の異常の有無のうちの一部のものについてのみ行うようにしても良く、また、これ以外の補正、例えば可変バルブタイミング(内部EGR量)等に応じた補正を追加するようにしても良い。
実施例1のシステム構成を説明するブロック図である。 NOxの排出量とエンジン運転条件との関係を示す図である。 実施例1の発電制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 燃料消費率とエンジン運転条件との関係を示す図である。 実施例2の発電制御ルーチンの前半部の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の発電制御ルーチンの後半部の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例3の発電制御ルーチンの後半部の処理の流れを示すフローチャートである。 エンジン回転速度をパラメータとして切り換えトルク判定値を算出するマップの一例を概念的に示す図である。 実施例4の発電制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである(その1)。 実施例4の発電制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである(その2)。 実施例4の発電制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである(その3)。
符号の説明
11…制御装置(排出ガス予測手段,発電制御手段,燃料消費量予測手段,充電割合算出手段,異常診断手段)、12…バッテリ、13…キースイッチ、16…発電機、17…電流センサ(電流検出手段)

Claims (16)

  1. 内燃機関の動力で駆動される発電機と、前記発電機で発電した電力が充電されるバッテリと、前記発電機の発電を制御する発電制御手段とを備えた内燃機関の発電制御装置において、
    内燃機関運転中に前記発電機の発電を実行した場合の排出ガス有害成分の排出量(以下「発電時有害成分排出量」という)と前記発電機の発電を停止した場合の排出ガス有害成分の排出量(以下「非発電時有害成分排出量」という)とを予測して両者の差分から発電による排出ガス有害成分排出量増加分を予測する排出ガス予測手段を備え、
    前記発電制御手段は、前記発電による有害成分排出量増加分を考慮して前記発電機の発電を制御することを特徴とする内燃機関の発電制御装置。
  2. 前記排出ガス予測手段は、前記発電による有害成分排出量増加分を算出する際に、前記発電時有害成分排出量と前記非発電時有害成分排出量との差分を前記発電機の発電量で割り算して単位発電量当たりの有害成分排出量増加分を求め、
    前記発電制御手段は、前記単位発電量当たりの有害成分排出量増加分が少ない運転条件を選択して前記発電機の発電を実行することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の発電制御装置。
  3. 前記バッテリの充放電電流を検出する電流検出手段と、検出した充放電電流に基づいて前記バッテリの充電割合を算出する充電割合算出手段とを備え、
    前記発電制御手段は、前記発電による有害成分排出量増加分の他に、前記バッテリの充電割合も考慮して前記発電機の発電を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の発電制御装置。
  4. 内燃機関運転中に前記発電機の発電を実行した場合の燃料消費量(以下「発電時燃料消費量」という)と前記発電機の発電を停止した場合の燃料消費量(以下「非発電時燃料消費量」という)とを予測して両者の差分から発電による燃料消費量増加分を予測する燃料消費量予測手段を備え、
    前記発電制御手段は、前記発電による有害成分排出量増加分の他に、前記発電による燃料消費量増加分も考慮して前記発電機の発電を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の発電制御装置。
  5. 前記バッテリの充放電電流を検出する電流検出手段と、検出した充放電電流に基づいて前記バッテリの充電割合を算出する充電割合算出手段と、内燃機関運転中に前記発電機の発電を実行した場合の燃料消費量(以下「発電時燃料消費量」という)と前記発電機の発電を停止した場合の燃料消費量(以下「非発電時燃料消費量」という)とを予測して両者の差分から発電による燃料消費量増加分を予測する燃料消費量予測手段とを備え、
    前記発電制御手段は、前記発電による有害成分排出量増加分の他に、前記バッテリの充電割合と前記発電による燃料消費量増加分も考慮して前記発電機の発電を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の発電制御装置。
  6. 前記燃料消費量予測手段は、前記発電による燃料消費量増加分を算出する際に、前記発電時燃料消費量と前記非発電時燃料消費量との差分を前記発電機の発電量で割り算して単位発電量当たりの燃料消費量増加分を求めることを特徴とする請求項4又は5に記載の内燃機関の発電制御装置。
  7. 前記発電制御手段は、前記発電による有害成分排出量増加分を少なくすることを優先するエミッション優先発電と、前記発電による燃料消費量増加分を少なくすることを優先する燃費優先発電とを所定条件で切り換えることを特徴とする請求項4又は5に記載の内燃機関の発電制御装置。
  8. 前記発電制御手段は、前記発電による有害成分排出量増加分を少なくすることを優先するエミッション優先発電と、前記バッテリの充電割合を所定値以上に保つことを優先する充電割合優先発電とを所定条件で切り換えることを特徴とする請求項3又は5に記載の内燃機関の発電制御装置。
  9. 前記発電制御手段は、前記発電による有害成分排出量増加分を少なくすることを優先するエミッション優先発電と、前記発電による燃料消費量増加分を少なくすることを優先する燃費優先発電と、前記バッテリの充電割合を所定値以上に保つことを優先する充電割合優先発電とを所定条件で切り換えることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の発電制御装置。
  10. 前記所定条件は消費電力であることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の内燃機関の発電制御装置。
  11. 前記所定条件は運転条件であることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の内燃機関の発電制御装置。
  12. 内燃機関の冷却水温を検出する冷却水温検出手段を備え、
    前記排出ガス予測手段は、前記冷却水温検出手段で検出した冷却水温に応じて前記発電による有害成分排出量増加分を補正することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の内燃機関の発電制御装置。
  13. 内燃機関の吸気温を検出する吸気温検出手段を備え、
    前記排出ガス予測手段は、前記吸気温検出手段で検出した吸気温に応じて前記発電による有害成分排出量増加分を補正することを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の内燃機関の発電制御装置。
  14. 内燃機関の排出ガスの一部を吸気管に還流させるEGR量を制御するEGR制御手段と、前記EGR量を検出するEGR量検出手段とを備え、
    前記排出ガス予測手段は、前記EGR量検出手段で検出したEGR量に応じて前記発電による有害成分排出量増加分を補正することを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の内燃機関の発電制御装置。
  15. 前記EGR制御手段の異常の有無を診断する異常診断手段を備え、
    前記排出ガス予測手段は、前記異常診断手段の診断結果に応じて前記発電による有害成分排出量増加分を補正することを特徴とする請求項14に記載の内燃機関の発電制御装置。
  16. 排出ガスの空燃比を検出する空燃比検出手段を備え、
    前記排出ガス予測手段は、前記空燃比検出手段で検出した空燃比に応じて前記発電による有害成分排出量増加分を補正することを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の内燃機関の発電制御装置。
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