JP4407826B2 - 内燃機関の発電制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発電機の発電による燃料消費量増加分を考慮して発電機を制御する機能を備えた内燃機関の発電制御装置に関する発明である。
車両に搭載された発電機(オルタネータ)の制御は、バッテリの充電状態を監視して、バッテリが充電不足とならないように発電機の制御電流(界磁電流)を制御して発電量を制御するようにしたものが多い(特許文献1,2参照)。
この発電機は、内燃機関(エンジン)の動力で駆動されて発電するため、発電時には、発電機を駆動する負荷に応じて燃料が余分に消費されることになる。そこで、発電時の燃料消費量が少なくなる領域でのみ、発電機の発電を行うようにしたものがある(特許文献3,4参照)。
特開2000−4502号公報 特開2001−78365号公報 特表平6−505619号公報 特開2005−12971号公報
上記特許文献3,4の技術は、いずれも発電による燃料消費量増加分を低減する技術であるが、発電を実行する運転条件を予め設定されたマップで決定するため、マップの精度や車両の使用環境(走行道路状況の相違、運転者による車速・加減速の相違等)や車両特性のばらつきによって燃費節減効果が左右されやすく、必ずしも十分な燃費節減効果が得られるとは限らない。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、必要な発電量を確保しつつ、発電による燃料消費量増加分を確実に低減することができる内燃機関の発電制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、内燃機関の動力で駆動される発電機と、前記発電機で発電した電力が充電されるバッテリと、内燃機関の運転中に所定の演算周期で前記発電機の発電による燃料消費量増加分と発電量とに基づいて単位発電量当たりの燃料消費量増加分を算出する燃料消費量算出手段と、内燃機関の運転中に所定の演算周期で消費電力の情報を算出する消費電力情報算出手段と、過去の走行履歴における前記単位発電量当たりの燃料消費量増加分の使用頻度と前記消費電力の情報とに基づいて目標の燃料消費量増加分を算出する目標値算出手段と、前記燃料消費量算出手段で算出した現在の単位発電量当たりの燃料消費量増加分と前記目標の燃料消費量増加分とを比較して前記発電機の発電を制御する発電制御手段とを備えた内燃機関の発電制御装置において、将来の消費電力を将来消費電力予測手段により予測し、予測した将来の消費電力と過去の走行履歴における消費電力とを前記消費電力の情報として用いて前記目標の燃料消費量増加分を算出するようにしたものである。
このように、発電制御手段によって単位発電量当たりの燃料消費量増加分を目標の燃料消費量増加分に制御するように構成すれば、発電を実行する運転条件を予め設定されたマップで決定する従来の発電制御方式と比較して、マップの精度や車両の使用環境(走行道路状況の相違、運転者による車速・加減速の相違等)や車両特性のばらつきの影響が少なくなり、必要な発電量を確保しつつ、発電による燃料消費量増加分を確実に低減することができる。
しかも、請求項1に係る発明では、将来消費電力予測手段で予測した将来の消費電力と過去の走行履歴における消費電力とを前記消費電力の情報として用いて前記目標の燃料消費量増加分を算出するようにしたので、将来の消費電力の変化を予測して将来のバッテリの充電量と放電量の収支を速やかにバランスさせるように目標の燃料消費量増加分を変化させることができて、消費電力が比較的大きく変化する条件下でも、その消費電力の変化に応答良く追従して充放電収支と燃費低減とを両立させることができる。
この場合、請求項2のように、前記消費電力情報算出手段は、過去の走行履歴における平均消費電力を算出し、前記将来消費電力予測手段は、前記過去の走行履歴における平均消費電力と現在の消費電力との偏差に基づいて将来の消費電力変化量を予測し、前記過去の走行履歴における平均消費電力と前記将来の消費電力予測変化量とに基づいて将来の平均消費電力の収束値を予測し、前記目標値算出手段は、前記将来消費電力予測手段で予測した前記将来の平均消費電力の予測収束値を前記消費電力の情報として用いて前記目標の燃料消費量増加分を算出するようにしても良い。このようにすれば、将来の平均消費電力の予測収束値を用いて目標の燃料消費量増加分を精度良く設定することができ、上述した本発明の効果をより確実なものとすることができる。
或は、請求項3のように、前記消費電力情報算出手段は、過去の走行履歴における平均消費電力を算出し、前記将来消費電力予測手段は、将来の電気負荷の使用状況の変化を予測して、将来の電気負荷の使用状況の変化による将来の消費電力変化量を予測し、前記過去の走行履歴における平均消費電力と前記将来の消費電力予測変化量とに基づいて将来の平均消費電力の収束値を予測し、前記目標値算出手段は、前記将来消費電力予測手段で予測した前記将来の平均消費電力の予測収束値を前記消費電力の情報として用いて前記目標の燃料消費量増加分を算出するようにしても良い。このようにしても、請求項2と同じく、将来の平均消費電力の予測収束値を用いて目標の燃料消費量増加分を精度良く設定することができ、上述した本発明の効果をより確実なものとすることができる。
更に、請求項4のように、将来の消費電力予測変化量を徐々に減衰させるようにしても良い。このようにすれば、将来の消費電力予測変化量による過補正を防止することができて、将来の平均消費電力の予測収束値の精度を向上させることができる。
また、請求項5のように、将来の消費電力の予測タイミングから実消費電力が変化するまでの期間に将来の消費電力予測変化量を補正するようにすると良い。これにより、将来の消費電力予測変化量による過補正を防止することができる。
また、請求項6のように、実消費電力と前記将来の消費電力との偏差と、前記将来の消費電力の予測タイミングから実消費電力が変化するまでの時間とに基づいて前記将来の消費電力予測変化量を補正するようにしても良い。これにより、将来の消費電力予測変化量を精度良く補正することができる。
尚、本発明は、請求項6のように、過去の走行履歴における単位発電量当たりの燃料消費量増加分の使用頻度と消費電力の情報とに基づいて目標の燃料消費量増加分を算出した後、将来消費電力予測手段で予測した将来の消費電力と過去の走行履歴における消費電力とに基づいて前記目標の燃料消費量増加分を補正するようにしても良い。このようにしても、前記請求項1に係る発明と同様の効果を得ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体化した2つの実施例1,2を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図11に基づいて説明する。
図1に示す制御装置11は、バッテリ12からキースイッチ13を介して電源が供給され、エンジン運転中に点火装置14と噴射装置15の動作を制御すると共に、発電機16(オルタネータ)の発電を制御する発電制御手段として機能する。
この制御装置11は、電流センサ17(電流検出手段)で検出したバッテリ12の充放電電流及び/又は電圧センサ18(電圧検出手段)で検出したバッテリ12の開放端子電圧に基づいてバッテリ12の残充電量SOC(充電割合)を算出する。例えば、バッテリ12の充放電電流を電流センサ17で検出して、その検出値を積算していく。この際、バッテリ12の充電電流をプラス値とし、バッテリ12の放電電流をマイナス値とすることで、充放電電流積算値をバッテリ12の残充電量SOCに応じて増減させる。これにより、充放電電流積算値をバッテリ残充電量SOCの検出データとして用いることが可能となる。或は、バッテリ12の開放端子電圧と残充電量SOCとの関係を表すマップを参照して、現在のバッテリ12の開放端子電圧に応じた残充電量SOCを算出するようにしても良い。勿論、バッテリ12の充放電電流積算値と開放端子電圧の両方に基づいてバッテリ12の残充電量SOCを算出するようにしても良い。
次に、本実施例1の発電制御について説明する。
図2は、単位時間当たりの燃料消費量である燃料消費率とエンジン運転条件との関係を示す図である。図2に示すように、燃料消費率は、エンジン回転速度とエンジントルクによって変化する。燃料消費率は、エンジントルクに応じて曲線的に変化するため、エンジン回転速度が一定の場合は、エンジントルクの増加量に対して、燃料消費率の増加量が大きい条件と小さい条件がある。例えば、発電機16で一定量の発電を実施した場合、発電によりエンジントルクに発電機16によるトルクが付加され、エンジンの動作点が変わる。このため、燃料消費率は、発電量により変化する。この時、燃料消費率が少ない条件のみ選択して、発電を実施すれば、燃料消費率を低減することが可能となる。
そこで、本実施例1では、発電制御のパラメータとして、単位発電量当たりの燃料消費率増加分(以下「電費」という)を用いる。この電費は、次のようにして算出される。まず、エンジン運転中(走行中)に、発電機16の発電を実行した場合の燃料消費率(発電時燃料消費率)と発電機16の発電を停止した場合の燃料消費率(非発電時燃料消費率)との差分から発電による燃料消費率増加分を求め、この発電による燃料消費率増加分を発電機16の発電量で割り算して電費(単位発電量当たりの燃料消費量増加分)を求める。
電費(g/skW) =(発電時燃料消費率−非発電時燃料消費率)/発電量
また、本実施例1では、エンジン運転中に、所定の演算周期(例えば8ms周期)で、クラス毎の電費の使用頻度、電費平均値、発電可能量平均値及び平均消費電力を算出し、これら各データに基づいてバッテリ12の充放電収支が0となる(充電量と放電量がバランスする)ように目標電費を算出すると共に、現在のバッテリ残充電量SOCと目標残充電量との偏差を小さくするように目標電費をPI制御によりフィードバック補正し、現在の電費を補正後の目標電費(最終目標電費)と比較して発電機16の発電を実行するか否かを判定する。ここで、「クラス」とは、電費の最小値(0)から最大値までの範囲を所定数に分割した所定範囲を意味する。
更に、本実施例1では、目標電費の算出に用いるデータのサンプル数が予め設定された所定数NFClmt になる毎(1つのサンプル区間が終了する毎)に、該サンプル数を初期化すると共に、該データの最終値を制御装置11のメモリに記憶し、前記データの最終値の記憶後に開始された今回のサンプル区間のサンプル数に応じて今回のサンプル区間のデータを前記メモリに記憶されている前回のサンプル区間のデータの最終値を用いて補正し、該補正後のデータに基づいて目標電費を算出するようにしている。このようにすれば、今回のサンプル区間のサンプル数がまだ少ない場合でも、前回のサンプル区間のデータの最終値を今回のサンプル区間のデータに適度に反映させて、目標電費の連続性と信頼性を維持することができる。
また、本実施例1では、過去の走行履歴における平均消費電力(今回のサンプル区間の平均消費電力)を算出すると共に、前記過去の走行履歴における平均消費電力と現在の消費電力との偏差に基づいて将来の消費電力変化量を予測し、前記過去の走行履歴における平均消費電力と前記将来の消費電力予測変化量とに基づいて将来の平均消費電力の収束値を予測し、予測した将来の平均消費電力の予測収束値を用いて目標電費を算出するようにしている。このようにすれば、将来の消費電力の変化を予測して将来のバッテリの充電量と放電量の収支を速やかにバランスさせるように目標の燃料消費量増加分を設定することができて、消費電力が比較的大きく変化する条件下でも、その消費電力の変化に応答良く追従して充放電収支と燃費低減とを両立させることができる。
以上説明した本実施例1の発電制御は、制御装置11によって図3乃至図10の各ルーチンによって実行される。以下、これら各ルーチンの処理内容を説明する。
[電費算出ルーチン]
図3の電費算出ルーチンは、エンジン運転中に所定周期(例えば8ms周期)で実行され、特許請求の範囲でいう燃料消費量算出手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、現在の運転条件(例えばエンジン回転速度、吸入空気量、要求発電量等)を読み込む。ここで、要求発電量は、予め発電機16の最大発電可能量、発電機16の発電効率等から設定される。
この後、ステップ102に進み、現在の運転条件から現在のエンジントルクを算出した後、ステップ103に進み、要求発電量をトルクに換算し(つまり要求発電量分の発電を行うのに必要なトルクを算出し)、これを要求発電量トルクとして制御装置11のメモリに記憶する。
そして、次のステップ104で、発電機16が発電中であるか否かを判定し、発電中であれば、ステップ105に進み、現在の発電量をトルクに換算して、これを現在の発電量トルクとして制御装置11のメモリに記憶し、次のステップ106で、上記ステップ102で算出した現在のエンジントルクから上記ステップ105で算出した現在の発電量トルクを差し引いて非発電時トルクを求める。この非発電時トルクは、発電機16の発電を停止した場合のエンジントルクに相当する。一方、上記ステップ104で、発電中でないと判定されれば、ステップ107に進み、現在のエンジントルクをそのまま非発電時トルクとする。
以上のようにして非発電時トルクを算出した後、ステップ108に進み、上記ステップ102で算出した現在のエンジントルクに上記ステップ103で算出した要求発電量トルクを加算して発電時トルクを求める。この発電時トルクは、発電機16の発電を実行した場合のエンジントルクに相当する。
この後、ステップ109に進み、現在のエンジン回転速度と非発電時トルクに応じた非発電時燃料消費率(g/s) を図2と同様の燃料消費率算出マップにより算出する。この非発電時燃料消費率は、発電機16の発電を停止した場合の燃料消費率に相当する。燃料消費率の算出マップは、定常運転条件における燃料消費率を予め計測し、設定しておく。
この後、ステップ110に進み、現在のエンジン回転速度と発電時トルクに応じた発電時燃料消費率(g/s) を図2と同様の燃料消費率算出マップにより算出する。この発電時燃料消費率は、発電機16の発電を実行した場合の燃料消費率に相当する。
この後、ステップ111に進み、発電時燃料消費率(g/s) と非発電時燃料消費率(g/s) との差分を現在の発電量(kW)で割り算して、単位発電量当たりの燃料消費率である電費CFC(g/skW) を求める。
CFC(g/kWs) =(発電時燃料消費率−非発電時燃料消費率)/発電量
[電費クラスデータ蓄積ルーチン]
図4及び図5の電費クラスデータ蓄積ルーチンは、エンジン運転中に所定周期(例えば8ms周期)で実行され、上記図3の電費算出ルーチンによって所定周期で算出された電費CFCを統計処理してクラス毎の電費CFCの使用頻度を算出すると共に、電費平均値、発電可能量平均値を算出して、それらのデータを制御装置11のメモリに蓄積する。
本ルーチンが起動されると、まずステップ201で、エンジン回転速度と発電機16の発電特性との関係を表すマップ等から現在のエンジン回転速度に応じた発電可能量GPを算出する。この後、ステップ202に進み、現在までの合計サンプル数NFCtotal のカウント値をカウントアップして、ステップ203に進み、現在の合計サンプル数NFCtotal が1つのサンプル区間全体の合計サンプル数に相当する所定値NFClmt を越えたか否かを判定し、現在の合計サンプル数NFCtotal が所定数NFClmt を越えていなければ、サンプル区間の途中であると判断して、ステップ206に進み、現在の合計サンプル数NFCtotal と所定数NFClmt を用いて現在及び過去のデータに対する補正係数Knew ,Kold を算出する。
Knew =NFCtotal /NFClmt ……(1)
Kold =1−Knew ……(2)
これに対して、上記ステップ203で、現在の合計サンプル数NFCtotal が所定値NFClmt を越えていると判定されれば、1つのサンプル区間の終了時期と判断して、ステップ204に進み、合計サンプル数NFCtotal のカウンタをリセットして合計サンプル数NFCtotal を初期値“1”に戻し、次のステップ205で、前回の本ルーチンの実行により演算した各クラスA〜Zの電費平均値CFCave(A)〜CFCave(Z)、発電可能量平均値GPave(A)〜GPave(Z)、使用頻度R(A) 〜R(Z) と後述する図6の平均消費電力算出ルーチンで算出した平均消費電力CPave のデータをそれぞれ前回のサンプル区間の各データの最終値CFCavebf(A)〜CFCavebf(Z)、GPavebf(A)〜GPavebf(Z)、Rbf(A) 〜Rbf(Z) 、CPavebf として制御装置11のメモリに記憶する。
《各クラスA〜Zの電費平均値CFCave の最終値の記憶》
CFCavebf(A)=CFCave(A)
CFCavebf(B)=CFCave(B)
・・・・・・・・・・・・・・
CFCavebf(Z)=CFCave(Z)
《各クラスA〜Zの発電可能量平均値GPave の最終値の記憶》
GPavebf(A)=GPave(A)
GPavebf(B)=GPave(B)
・・・・・・・・・・・・
GPavebf(Z)=GPave(Z)
《各クラスA〜Zの使用頻度Rの最終値の記憶》
Rbf(A) =R(A)
Rbf(B) =R(B)
・・・・・・・
Rbf(Z) =R(Z)
《平均消費電力CPave の最終値の記憶》
CPavebf =CPave
この後、ステップ206に進み、現在の合計サンプル数NFCtotal と所定数NFClmt を用いて前記(1)、(2)式により現在及び過去のデータに対する補正係数Knew ,Kold を算出する。このステップ206の処理は、前述したようにステップ203で「No」と判定された場合も行われるため、エンジン運転中に所定の演算周期(例えば8ms周期)で、現在及び過去のデータに対する補正係数Knew ,Kold が算出される。
この後、図5のステップ207aに進み、今回の電費CFCが最小のクラスであるクラスAに含まれるか否か(電費CFC<Aか否か)を判定し、今回の電費CFCがクラスAに含まれれば、クラスAのデータを次のようにして更新する。
まず、ステップ208aで、クラスAのサンプル数NFC(A) のカウント値をカウントアップした後、ステップ209aに進み、クラスAの前回の電費平均値 oldCFCave(A)とサンプル数NFC(A) と今回の電費CFCから、現在のサンプル区間における今回のクラスAの電費平均値CFCave(A)を次式により算出する。
CFCave(A)=[ oldCFCave(A)×{NFC(A) −1}+CFC]/NFC(A)
この後、ステップ210aに進み、クラスAの前回の発電可能量 oldGPave(A)とサンプル数NFC(A) と今回の発電可能量GPから、現在のサンプル区間における今回のクラスAの発電可能量平均値GPave(A)を次式により算出する。
GPave(A)=[ oldGPave(A)×{NFC(A) −1}+GP]/NFC(A)
この後、ステップ211aに進み、クラスAのサンプル数NFC(A) を全クラスA〜Zの合計サンプル数NFCtotal で割り算して、現在のサンプル区間における今回のクラスAの使用頻度R(A) を求める。
R(A) =NFC(A) /NFCtotal
この後、ステップ212aに進み、現在のサンプル区間における今回のクラスAの電費平均値CFCave(A)と、制御装置11のメモリに記憶された前回のサンプル区間のクラスAの電費平均値の最終値CFCavebf(A)と、現在及び過去のデータに対する補正係数Knew ,Kold を用いて、現在のサンプル区間におけるクラスAの最終電費平均値CFCavef(A) を次式により算出する。
CFCavef(A) =CFCavebf(A)×Kold +CFCave(A)×Knew
上式は、現在及び過去のデータに対する補正係数Knew ,Kold を重み係数として用いて、現在のサンプル区間における今回のクラスAの電費平均値CFCave(A)と、前回のサンプル区間のクラスAの電費平均値の最終値CFCavebf(A)との重み付き平均値を算出して、これを現在のサンプル区間におけるクラスAの最終電費平均値CFCavef(A) とすることを意味し、その重み係数(Knew ,Kold )は、現在のサンプル区間の合計サンプル数NFCtotal に応じて設定される(ステップ206)。
この後、ステップ213aに進み、現在のサンプル区間における今回のクラスAの発電可能量平均値GPave(A)と、メモリに記憶された前回のサンプル区間のクラスAの発電可能量平均値の最終値GPavebf(A)と、現在及び過去のデータに対する補正係数Knew ,Kold を用いて、現在のサンプル区間におけるクラスAの最終発電可能量平均値GPavef(A) を次式により算出する。
GPavef(A) =GPavebf(A)×Kold +GPave(A)×Knew
この後、ステップ214aに進み、現在のサンプル区間における今回のクラスAの使用頻度R(A) と、メモリに記憶された前回のサンプル区間のクラスAの使用頻度の最終値Rbf(A) と、現在及び過去のデータに対する補正係数Knew ,Kold を用いて、現在のサンプル区間におけるクラスAの最終使用頻度Rf(A)を次式により算出する。
Rf(A)=Rbf(A) ×Kold +R(A) ×Knew
一方、前記ステップ207a で、今回の電費CFCがクラスAに含まれていないと判定されれば、ステップ207bに進み、今回の電費CFCがクラスAの次に大きいクラスBに含まれるか否か(A≦電費CFC<Bか否か)を判定し、今回の電費CFCがクラスBに含まれれば、ステップ208b〜214bの処理を実行して、上記と同様の方法で、現在のサンプル区間におけるクラスBのサンプル数NFC(B) 、電費平均値CFCave(B)、発電可能量平均値GPave(B)、使用頻度R(B) 、最終電費平均値CFCavef(B) 、最終発電可能量平均値GPavef(B) 、最終使用頻度Rf(B)を算出して、それらの記憶データを更新する。
これ以降、エンジン運転中に、同様の方法で、クラスC、クラスD、……クラスY、クラスZについても、現在のサンプル区間における電費平均値CFCave(C)〜CFCave(Z)、発電可能量平均値GPave(C)〜GPave(Z)、使用頻度R(C) 〜R(Z) 、最終電費平均値CFCavef(C) 〜CFCavef(Z) 、最終発電可能量平均値GPavef(C) 〜GPavef(Z) 、最終使用頻度Rf(C)〜Rf(Z)を算出して、これらのデータを更新する。
[平均消費電力算出ルーチン]
図6の平均消費電力算出ルーチンは、エンジン運転中に所定周期(例えば8ms周期)で実行され、後述する図7の消費電力補正値算出ルーチンと共に特許請求の範囲でいう消費電力情報算出手段及び将来消費電力予測手段としての役割を果たす。
本ルーチンが起動されると、まずステップ301で、車両で消費される演算周期当たりの消費電力CPを算出する。この後、ステップ302に進み、現在のサンプル区間における前回の平均消費電力 oldCPave と合計サンプル数NFCtotal と今回の消費電力CPから、現在のサンプル区間における今回の平均消費電力CPave を次式により算出する。
CPave ={ oldCPave ×(NFCtotal −1)+CP}/NFCtotal
この後、ステップ303に進み、後述する図7の消費電力補正値算出ルーチンを実行して、将来の消費電力変化を予測して後述する最終目標電費TCFCfをフィードフォワード的に変化させるための消費電力補正値CPcmp (将来の消費電力予測変化量)を算出する。
この後、ステップ304に進み、上記ステップ302で算出した今回の平均消費電力CPave と、制御装置11のメモリに記憶された前回のサンプル区間の平均消費電力の最終値CPavebf と、現在及び過去のデータに対する補正係数Knew ,Kold と、将来の消費電力変化を見込むための消費電力補正値CPcmp を用いて、現在のサンプル区間における最終平均消費電力CPavefを次式により算出する。
CPavef=CPavebf ×Kold +CPave ×Knew +CPcmp ……(1)
上式は、現在及び過去のデータに対する補正係数Knew ,Kold を重み係数として用いて、今回の平均消費電力CPave と、前回のサンプル区間の平均消費電力の最終値CPavebf との重み付き平均値を算出して、この重み付き平均値に将来の消費電力変化を見込むための消費電力補正値CPcmp を加算して、これを現在のサンプル区間における最終平均消費電力CPavefとするものであり、その重み係数(Knew ,Kold )は、現在のサンプル区間の合計サンプル数NFCtotal に応じて設定される(図4のステップ206)。
[消費電力補正値算出ルーチン]
図7の消費電力補正値算出ルーチンは、上記図6の平均消費電力算出ルーチンのステップ303で実行されるサブルーチンである。本ルーチンが起動されると、まずステップ311で、上記図6の平均消費電力算出ルーチンのステッ301と302で算出した現在の消費電力CPと現在のサンプル区間(過去の走行履歴)における平均消費電力CPave との偏差(以下「消費電力偏差」という)CPdev を算出する。
CPdev =CP−CPave
この後、ステップ312に進み、将来の消費電力変化を見込むための消費電力補正値CPcmp[i-1]が0になっているか否かで、消費電力補正値CPcmp の減衰処理終了であるか否かを判定する(ここで、i = 1,2,3,…)。その結果、消費電力補正値CPcmp[i-1]が0(消費電力補正値CPcmp の減衰処理終了)と判定されれば、ステップ313に進み、消費電力偏差CPdev の絶対値が所定値よりも大きいか否かを判定し、消費電力偏差CPdev の絶対値が所定値以下であれば、消費電力補正値CPcmp の減衰処理は不要と判断して、後述するステップ316の処理に進む。
一方、上記ステップ313で、消費電力偏差CPdev の絶対値が所定値よりも大きいと判定されれば、消費電力補正値CPcmp の減衰処理を継続するために、ステップ314に進み、上記ステップ301で算出した消費電力偏差CPdev を将来の消費電力変化量とみなして、この消費電力偏差CPdev を消費電力補正値CPcmp[i-1]に仮設定する。この消費電力補正値CPcmp[i-1]を用いて前記(1)式により算出した最終平均消費電力CPavefが将来の平均消費電力の収束値に相当する。
この後、ステップ315に進み、消費電力偏差CPdev を現在のサンプル区間の合計サンプル数NFCtotal (サンプル時間)で割り算して今回の消費電力補正減衰値CPcmpdev[i] を求める。
CPcmpdev[i] =CPdev /NFCtotal
従って、現在のサンプル区間の合計サンプル数NFCtotal (サンプル時間)が増加するに従って、消費電力補正減衰値CPcmpdev(消費電力補正値CPcmp に対する補正量)が小さくなる。
この後、ステップ316に進み、前回の消費電力補正値CPcmp[i-1]から今回の消費電力補正減衰値CPcmpdev[i] を差し引くことで、今回の消費電力補正値CPcmp[i]を求める。
CPcmp[i]=CPcmp[i-1]−CPcmpdev[i]
そして、次のステップ317で、今回の消費電力補正値CPcmp[i]の絶対値が所定値よりも小さいか否かを判定し、今回の消費電力補正値CPcmp[i]の絶対値が所定値以上であれば、上記ステップ316で算出した今回の消費電力補正値CPcmp[i]をそのまま最終的な消費電力補正値CPcmp[i]として用いるが、もし、今回の消費電力補正値CPcmp[i]の絶対値が所定値よりも小さければ、ステップ318に進み、消費電力補正値CPcmp[i]を0にリセットする。
CPcmp[i]=0
上記ステップ316又は318で決定された消費電力補正値CPcmp を用いて図6の平均消費電力算出ルーチンによって最終平均消費電力CPavefが算出される。
[目標電費算出ルーチン]
図8の目標電費算出ルーチンは、エンジン運転中に所定周期(例えば8ms周期)で実行され、特許請求の範囲でいう目標値算出手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まずステップ401で、各クラスA〜Zの最終発電可能量平均値GPavef(A) 〜GPavef(Z) にそれぞれ最終使用頻度Rf(A)〜Rf(Z)を乗算して各クラスA〜Zの発電可能量GP(A) 〜GP(Z) を求める。
GP(A) =GPavef(A) ×Rf(A)
GP(B) =GPavef(B) ×Rf(B)
・・・・・・・・・・・・・
GP(Z) =GPavef(Z) ×Rf(Z)
この後、ステップ402に進み、クラスAでの充放電収支BAL(A) を、クラスAの発電可能量GP(A) から最終平均消費電力CPavefを差し引いて求める。
BAL(A) =GP(A) −CPavef
この後、ステップ403に進み、クラスAからクラスBまでの充放電収支BAL(B) をクラスAでの充放電収支BAL(A) にクラスBの発電可能量GP(B) を足し合わせて求める。
BAL(B) =BAL(A) +GP(B)
以下、同様の処理を各クラスC〜Z毎に繰り返すことで、クラスAから各クラスC〜Zまでの充放電収支BAL(C) 〜BAL(Z) を算出する(ステップ404)。
BAL(C) =BAL(B) +GP(C)
・・・・・・・・・・・・・・・
BAL(Z) =BAL(Y) +GP(Z)
この後、ステップ405aに進み、クラスAでの充放電収支BAL(A) が0より大きいか否か(プラス値であるか否か)を判定する。その結果、クラスAでの充放電収支BAL(A) が0より大きい(プラス値)と判定されれば、クラスAのみの発電で充放電収支が取れる(クラスAの範囲内で目標電費TCFCを設定すれば良い)と判断して、ステップ406aに進み、クラスAの上限値[A]、充放電収支BAL(A) 、発電可能量GP(A) を用いて、目標電費TCFCを次式により算出する。
TCFC=A−(A−0)×BAL(A) /GP(A)
これにより、クラスAの範囲内で充放電収支が0となる電費を算出して、この電費を目標電費TCFCとする。
一方、上記ステップ405aで、クラスAでの充放電収支BAL(A) が0以下(マイナス値)と判定されれば、ステップ405bに進み、クラスAからクラスBまでの充放電収支BAL(B) が0より大きいか否か(プラス値であるか否か)を判定する。その結果、クラスAからクラスBまでの充放電収支BAL(B) が0より大きい(プラス値)と判定されれば、クラスAからクラスBまでの発電で充放電収支が取れる(クラスBの範囲内で目標電費TCFCを設定すれば良い)と判断して、ステップ406bに進み、クラスBの上限値[B]、充放電収支BAL(B) 、発電可能量GP(B) を用いて、目標電費TCFCを次式により算出する。
TCFC=B−(B−A)×BAL(B) /GP(B)
これにより、クラスBの範囲内で充放電収支が0となる電費を算出して、この電費を目標電費TCFCとする。
以下、同様の処理を各クラスC〜Y毎に繰り返すことで、充放電収支が0以上となる最小のクラスを探索して、充放電収支が0以上となる最小のクラスの範囲内で充放電収支が0となる電費を算出して、この電費を目標電費TCFCとする(ステップ405y、406y)。
TCFC=C−(C−B)×BAL(C) /GP(C)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
TCFC=Y−(Y−X)×BAL(Y) /GP(Y)
クラスAからクラスYまでの充放電収支BAL(Y) が0以下(マイナス値)となる場合は、クラスAからクラスYまでの範囲を使用して発電しても、充放電収支が取れないことを意味するため、ステップ406zに進み、目標電費TCFCを許容される最大の電費であるクラスZの上限値[Z]に設定する。
TCFC=Z
[目標電費補正量算出ルーチン]
図9の目標電費補正量算出ルーチンは、エンジン運転中に所定周期(例えば8ms周期)で実行され、次のようにして目標電費補正量TCFCcmp を算出する。本ルーチンが起動されると、まずステップ501で、現在のSOC(バッテリ残充電量)と目標SOCとの偏差を小さくするように目標電費TCFCをフィードバック補正するためのI項(積分項)補正量Icmp(i)を次式により算出する。
Icmp(i)=Icmp(i-1)+(SOC−目標SOC)×KI
SOC=現充電量/満充電量×100(%)
ここで、Icmp(i-1)は前回のI項補正量、KIはI項ゲインである。
この後、ステップ502に進み、目標電費TCFCをPI制御(比例積分制御)によりフィードバック補正するための目標電費補正量TCFCcmp を、P項(比例項)補正量Pcmp(i)とI項補正量Icmp(i)とを加算して求める。
TCFCcmp =Pcmp(i)+Icmp(i)
=(SOC−目標SOC)×KP+Icmp(i)
ここで、KPはP項ゲインである。
[発電実行判定ルーチン]
図10の発電実行判定ルーチンは、エンジン運転中に所定周期(例えば8ms周期)で実行される。本ルーチンが起動されると、まずステップ601で、前記図8の目標電費算出ルーチンで算出した目標電費TCFCに上記目標電費補正量TCFCcmp を加算することで、目標電費TCFCを目標電費補正量TCFCcmp で補正して最終目標電費TCFCfを求める。
TCFCf=TCFC+TCFCcmp
この後、ステップ602に進み、現在の電費CFCが最終目標電費TCFCfよりも大きいか否かを判定し、現在の電費CFCが最終目標電費TCFCfよりも大きければ、ステップ603に進み、発電指令値を0にセットして、発電機16の発電を停止させる。これにより、バッテリ12の過充電を防止する。
一方、現在の電費CFCが最終目標電費TCFCf以下であれば、ステップ604に進み、発電指令値を要求発電量にセットする。これにより、走行中(エンジン運転中)に、発電機16の界磁コイルに発電指令値に応じた制御電流を流して、要求発電量に応じた電力を発電させることで、電費CFCを最終目標電費TCFCfに制御して、SOC(バッテリ残充電量)を目標SOCに収束させる。ここで、要求発電量は、例えば現在のエンジン回転速度に応じてマップ等により算出される。これらステップ602〜604の処理が特許請求の範囲でいう発電制御手段としての役割を果たす。
以上説明した本実施例1の制御例を図11に基づいて説明する。現在の消費電力と過去の走行履歴における平均消費電力との偏差を将来の消費電力変化量とみなして将来の平均消費電力の予測収束値を求め、目標電費の算出に用いる最終平均消費電力を将来の平均消費電力の予測収束値に徐々に収束させるように制御する。これにより、発電制御に用いる最終目標電費が将来の目標電費の収束値に徐々に収束する。その結果、将来、消費電力が変化した場合でも、将来の消費電力の変化を予測して将来のバッテリ12の充電量と放電量の収支を速やかにバランスさせるように最終目標電費を変化させることができて、消費電力が比較的大きく変化する条件下でも、その消費電力の変化に応答良く追従して充放電収支と燃費低減とを両立させることができる。
尚、本実施例1では、電費の使用頻度と発電可能量と平均消費電力とに基づいて目標電費を設定するようにしたが、例えば、電費の使用頻度のみに基づいて目標電費を設定したり、電費の使用頻度と発電可能量とに基づいて目標電費を設定するようにしても良い。
上記実施例1では、現在の消費電力と過去の走行履歴における平均消費電力との偏差を将来の消費電力変化量とみなして将来の平均消費電力の収束値を予測するようにしたが、図12乃至図15に示す本発明の実施例2では、将来の電気負荷の使用状況の変化を予測して、将来の電気負荷の使用状況の変化による将来の消費電力変化量を予測し、過去の走行履歴における平均消費電力と将来の消費電力予測変化量とに基づいて将来の平均消費電力の収束値を予測するようにしている。以下、この制御を実行する図12乃至図15の各ルーチンの処理内容を説明する。これ以外の処理は、上記実施例1と同じである。
[平均消費電力算出ルーチン]
図12の平均消費電力算出ルーチンは、エンジン運転中に所定周期(例えば8ms周期)で実行され、後述する図13及び図14の各ルーチンと共に特許請求の範囲でいう消費電力情報算出手段及び将来消費電力予測手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まずステップ701で、車両で消費される演算周期当たりの消費電力CPを算出する。この後、ステップ702に進み、現在のサンプル区間における前回の平均消費電力 oldCPave と合計サンプル数NFCtotal と今回の消費電力CPから、現在のサンプル区間における今回の平均消費電力CPave を次式により算出する。
CPave ={ oldCPave ×(NFCtotal −1)+CP}/NFCtotal
この後、ステップ703に進み、後述する図13の消費電力変化予測ルーチンを実行して、将来のヘッドライト等の電気負荷の使用状況の変化による消費電力補正目標値CPesttg (将来の消費電力予測変化量)を予測する。
この後、ステップ704に進み、後述する図14の消費電力補正値算出ルーチンを実行して、将来の消費電力変化を予測して最終目標電費TCFCfをフィードフォワード的に変化させるための消費電力補正値CPest (将来の消費電力予測変化量)を算出する。
この後、ステップ705に進み、上記ステップ702で算出した今回の平均消費電力CPave と、制御装置11のメモリに記憶された前回のサンプル区間の平均消費電力の最終値CPavebf と、現在及び過去のデータに対する補正係数Knew ,Kold と、将来の消費電力変化を見込むための消費電力補正値CPest を用いて、現在のサンプル区間における最終平均消費電力CPavefを次式により算出する。
CPavef=CPavebf ×Kold +CPave ×Knew +CPest
上式は、現在及び過去のデータに対する補正係数Knew ,Kold を重み係数として用いて、今回の平均消費電力CPave と、前回のサンプル区間の平均消費電力の最終値CPavebf との重み付き平均値を算出して、この重み付き平均値に将来の消費電力変化を見込むための消費電力補正値CPest を加算して、これを現在のサンプル区間における最終平均消費電力CPavefとするものであり、その重み係数(Knew ,Kold )は、現在のサンプル区間の合計サンプル数NFCtotal に応じて設定される(図4のステップ206)。
[消費電力変化予測ルーチン]
図13の消費電力変化予測ルーチンは、前記図12の平均消費電力算出ルーチンのステップ703で実行されるサブルーチンである。本ルーチンが起動されると、まずステップ801で、今回の運転期間中にヘッドライトの点灯/消灯の切り換えの可能性があるか否かを、例えば現在の時刻に基づいて予測する。或は、これを現在の時刻とナビゲーションシステムの目的地情報に基づいて予測しても良い。また、ヘッドライト以外の電気負荷、例えば空調装置のオン/オフを温度変化等に基づいて予測するようにしても良い。
このステップ801で、今回の運転期間中にヘッドライトの点灯/消灯の切り換えの可能性がないと予測されれば、そのまま本ルーチンを終了するが、今回の運転期間中にヘッドライトの点灯/消灯の切り換えの可能性有りと予測されれば、ステップ802に進み、前回までに既にヘッドライトの点灯/消灯の切り換えの可能性有りと予測済みであるか否かを判定する。もし、前回までに既にヘッドライトの点灯/消灯の切り換えの可能性有りと予測済みであれば、そのまま本ルーチンを終了するが、前回までにヘッドライトの点灯/消灯の切り換えの可能性有りと予測されていなければ(つまり今回初めてヘッドライトの点灯/消灯の切り換えの可能性有りと予測されれば)、ステップ803に進み、消費電力補正目標値CPesttg をヘッドライトの点灯/消灯に応じた電力値に設定する。この後、ステップ804に進み、現在の時刻tp と、ナビゲーションシステムの日付情報等からヘッドライトの点灯/消灯を切り換える予測時刻test を算出して、本ルーチンを終了する。
[消費電力補正値算出ルーチン]
図14の消費電力変化予測ルーチンは、前記図12の平均消費電力算出ルーチンのステップ704で実行されるサブルーチンである。本ルーチンが起動されると、まずステップ901で、ヘッドライトの点灯/消灯の切り換えの可能性有りと予測済みであるか否かを判定し、まだ点灯/消灯の切り換えの可能性有りと予測されていなければ、ステップ908に進み、今回の消費電力補正値CPest[i]を0にセットする。
これに対して、ヘッドライトの点灯/消灯の切り換えの可能性有りと予測されていれば、ステップ902に進み、現在の時刻tp からヘッドライト点灯/消灯の切り換えの予測時刻test までの時間(予測補正時間)tescmp を算出する。
tescmp =test −tp
この後、ステップ903に進み、前記図13の消費電力変化予測ルーチンで算出した消費電力補正目標値CPesttg を予測補正時間tescmp で割り算して予測補正量漸増値CPestmp を求める。
CPestmp =CPesttg /tescmp
そして、次のステップ904で、前回の消費電力補正値CPest[i-1]に予測補正量漸増値CPestmp を加算して、今回の消費電力補正値CPest[i]を求める。
CPest[i]=CPest[i-1]+CPestmp
この後、ステップ905に進み、予測した電力変化が発生済みであるか否かを判定し、予測した電力変化が発生済みであれば、ステップ908に進み、今回の消費電力補正値CPest[i]を0にセットする。
これに対して、予測した電力変化が発生済みでなければ、ステップ906に進み、今回の消費電力補正値CPest[i]と消費電力補正目標値CPesttg との偏差の絶対値を所定値と比較して、今回の消費電力補正値CPest[i]と消費電力補正目標値CPesttg との偏差の絶対値が所定値よりも小さければ、ステップ907に進み、今回の消費電力補正値CPest[i]を消費電力補正目標値CPesttg にセットする。一方、今回の消費電力補正値CPest[i]と消費電力補正目標値CPesttg との偏差の絶対値が所定値以上であれぱ、上記ステップ904で算出した今回の消費電力補正値CPest[i]をそのまま用いる。このように処理することで、現在の時刻tp からヘッドライト点灯/消灯の切り換えの予測時刻test までの時間(予測補正時間)tescmp が短くなるに従って、消費電力補正値CPest を徐々に消費電力補正目標値CPesttg に近付けていき、最終的に消費電力補正目標値CPesttg に収束させる。
以上説明した本実施例2の制御例を図15に基づいて説明する。将来のヘッドライト点灯/消灯の切り換え(電気負荷の使用状況の変化)を予測して、将来のヘッドライト点灯/消灯の切り換えによる将来の消費電力変化量(消費電力補正値CPest )を予測し、過去の走行履歴における平均消費電力に将来の消費電力予測変化量を加算して将来の平均消費電力の予測収束値を求める。そして、この予測タイミングから実際に消費電力の変化が発生するまでの期間に、目標電費の算出に用いる最終平均消費電力を将来の平均消費電力の予測収束値に徐々に収束させるように制御する。その結果、将来、消費電力が変化した場合でも、将来の消費電力の変化を予測して将来のバッテリ12の充電量と放電量の収支を速やかにバランスさせるように最終目標電費を変化させることができて、消費電力が比較的大きく変化する条件下でも、その消費電力の変化に応答良く追従して充放電収支と燃費低減とを両立させることができる。
尚、本実施例2では、将来の消費電力の変化を予測して実際に消費電力の変化が発生するまでの期間に、平均消費電力を平均消費電力の予測収束値に徐々に近付けるように補正したが、平均消費電力の予測収束値と消費電力の変化が発生するまでの時間とに応じて、一定の補正値を平均消費電力に加算するようにしても良い。
また、将来の消費電力の変化を予測して実際に消費電力の変化が発生するまでの期間に、平均消費電力の予測収束値から最終目標SOCを算出し、目標SOCを最終目標SOCに徐々に近付けるように構成しても良い。
尚、上記実施例1,2では、将来の平均消費電力の予測収束値を消費電力の情報として用いて目標電費を算出するようにしたが、過去の走行履歴における電費の使用頻度と消費電力の情報とに基づいて目標電費を算出した後、将来消費電力予測手段で予測した将来の平均消費電力の予測収束値を用いて目標電費を補正するようにしても良い。
本発明の実施例1のシステム構成を説明するブロック図である。 燃料消費率とエンジン運転条件との関係を示す図である。 実施例1の電費算出ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の電費クラスデータ蓄積ルーチンの前半部の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の電費クラスデータ蓄積ルーチンの後半部の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の平均消費電力算出ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の消費電力補正値算出ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の目標電費算出ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の目標電費補正量算出ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の最終目標電費算出ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の制御例を説明するタイムチャートである。 実施例2の平均消費電力算出ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の消費電力変化予測ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の消費電力補正値算出ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の制御例を説明するタイムチャートである。
符号の説明
11…制御装置(発電制御手段,燃料消費量算出手段,目標値算出手段,消費電力情報算出手段,将来消費電力予測手段)、12…バッテリ、13…キースイッチ、16…発電機、17…電流センサ、18…電圧センサ

Claims (7)

  1. 内燃機関の動力で駆動される発電機と、
    前記発電機で発電した電力が充電されるバッテリと、
    内燃機関の運転中に所定の演算周期で前記発電機の発電による燃料消費量増加分と発電量とに基づいて単位発電量当たりの燃料消費量増加分を算出する燃料消費量算出手段と、 内燃機関の運転中に所定の演算周期で消費電力の情報を算出する消費電力情報算出手段と、
    過去の走行履歴における前記単位発電量当たりの燃料消費量増加分の使用頻度と前記消費電力の情報とに基づいて目標の燃料消費量増加分を算出する目標値算出手段と、
    前記燃料消費量算出手段で算出した現在の単位発電量当たりの燃料消費量増加分と前記目標の燃料消費量増加分とを比較して前記発電機の発電を制御する発電制御手段と
    を備えた内燃機関の発電制御装置において、
    将来の消費電力を予測する将来消費電力予測手段を備え、
    前記目標値算出手段は、前記将来消費電力予測手段で予測した将来の消費電力と過去の走行履歴における消費電力とを前記消費電力の情報として用いて前記目標の燃料消費量増加分を算出することを特徴とする内燃機関の発電制御装置。
  2. 前記消費電力情報算出手段は、過去の走行履歴における平均消費電力を算出し、
    前記将来消費電力予測手段は、前記過去の走行履歴における平均消費電力と現在の消費電力との偏差に基づいて将来の消費電力変化量を予測し、前記過去の走行履歴における平均消費電力と前記将来の消費電力予測変化量とに基づいて将来の平均消費電力の収束値を予測し、
    前記目標値算出手段は、前記将来消費電力予測手段で予測した前記将来の平均消費電力の予測収束値を前記消費電力の情報として用いて前記目標の燃料消費量増加分を算出することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の発電制御装置。
  3. 前記消費電力情報算出手段は、過去の走行履歴における平均消費電力を算出し、
    前記将来消費電力予測手段は、将来の電気負荷の使用状況の変化を予測して、将来の電気負荷の使用状況の変化による将来の消費電力変化量を予測し、前記過去の走行履歴における平均消費電力と前記将来の消費電力予測変化量とに基づいて将来の平均消費電力の収束値を予測し、
    前記目標値算出手段は、前記将来消費電力予測手段で予測した前記将来の平均消費電力の予測収束値を前記消費電力の情報として用いて前記目標の燃料消費量増加分を算出することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の発電制御装置。
  4. 前記将来消費電力予測手段は、前記将来の消費電力予測変化量を徐々に減衰させることを特徴とする請求項2又は3に記載の内燃機関の発電制御装置。
  5. 前記目標値算出手段は、前記将来の消費電力の予測タイミングから実消費電力が変化するまでの期間に前記将来の消費電力予測変化量を補正する手段を備えていることを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の内燃機関の発電制御装置。
  6. 前記目標値算出手段は、実消費電力と前記将来の消費電力との偏差と、前記将来の消費電力の予測タイミングから実消費電力が変化するまでの時間とに基づいて前記将来の消費電力予測変化量を補正する手段を備えていることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の発電制御装置。
  7. 内燃機関の動力で駆動される発電機と、
    前記発電機で発電した電力が充電されるバッテリと、
    内燃機関の運転中に所定の演算周期で前記発電機の発電による燃料消費量増加分と発電量とに基づいて単位発電量当たりの燃料消費量増加分を算出する燃料消費量算出手段と、 内燃機関の運転中に所定の演算周期で消費電力の情報を算出する消費電力情報算出手段と、
    過去の走行履歴における前記単位発電量当たりの燃料消費量増加分の使用頻度と前記消費電力の情報とに基づいて目標の燃料消費量増加分を算出する目標値算出手段と、
    前記燃料消費量算出手段で算出した現在の単位発電量当たりの燃料消費量増加分と前記目標の燃料消費量増加分とを比較して前記発電機の発電を制御する発電制御手段と
    を備えた内燃機関の発電制御装置において、
    将来の消費電力を予測する将来消費電力予測手段を備え、
    前記目標値算出手段は、前記将来消費電力予測手段で予測した将来の消費電力と過去の走行履歴における消費電力とに基づいて前記目標の燃料消費量増加分を補正する手段を備えていることを特徴とする内燃機関の発電制御装置。
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