JP2000004502A - バッテリ充電状態検出方法および装置 - Google Patents

バッテリ充電状態検出方法および装置

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JP2000004502A
JP2000004502A JP10163087A JP16308798A JP2000004502A JP 2000004502 A JP2000004502 A JP 2000004502A JP 10163087 A JP10163087 A JP 10163087A JP 16308798 A JP16308798 A JP 16308798A JP 2000004502 A JP2000004502 A JP 2000004502A
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Takeo Yo
毅夫 楊
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリのSOCを正確に求める。 【解決手段】 バッテリコントロールユニット20は、
バッテリ16の電流電圧を逐次検出する。そして、電流
値が0をクロスする度にその正(放電)または負(充
電)の区間の平均電流および平均電圧を求める。そし
て、求めた平均電流に基づいて、放電時にはバッテリS
OC20%であった場合の電圧である放電電圧基準値を
求め、これを平均電圧と比較する。また、充電時には、
バッテリSOC80%であった場合の電圧である充電電
圧基準値を求め、これと平均電圧を比較する。これによ
って、現在の状況がSOC20%〜80%の間にあるこ
とを正確に判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイブリッド電気
自動車などのバッテリの充電状態を検出するバッテリ充
電状態検出方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、駆動源としてのモータと共
に、エンジンを動力源とした発電機を搭載したハイブリ
ッド電気自動車が実用化されている。このハイブリッド
電気自動車では、エンジンの駆動力を車輪に伝達できる
パラレル方式と、エンジンを発電のみに利用するシリー
ズ方式がある。しかし、いずれの方式においても、二次
バッテリを搭載しており、バッテリの放電によりモータ
を駆動すると共に、発電機によって発電された電力及び
回生制動によって発生する電力によりバッテリを充電す
ることには変わりはない。
【0003】ここで、ハイブリッド電気自動車は、エン
ジンに一定の平均的出力を発生させる。これによって、
エンジンを最大効率の点で作動させることができ、また
有害物質の排出も非常に少なくできる。しかし、このた
めには、出力の変動に対して、モータおよびバッテリに
より対処する必要がある。そこで、ハイブリッド電気自
動車に搭載されるバッテリには、次のような特性が要求
される。以下、ハイブリッド電気自動車がパラレル方式
のハイブリッド電気自動車であるとして説明する。
【0004】(i)加速や登坂時など大きな駆動力が必
要となる場合には、出力する駆動力がエンジンの平均出
力を上回る。この場合には、バッテリが放電してモータ
により駆動力を出力する。一方、必要な駆動力がエンジ
ンの平均出力を下回ると、バッテリがその充電により余
剰出力を受け入れる。そこで、エンジンの駆動は最適点
に維持される。一方、バッテリにはハイパワーの出力
と、ハイパワーの入力受け入れ能力が要求される。
【0005】(ii)ハイブリッド電気自動車では、車
両の制動に回生制動を利用する。そして、この回生制動
により得られる電力をバッテリの充電に利用すること
で、車両のエネルギー効率を高めている。このため、バ
ッテリには回生制動で発生する電力に見合ったハイパワ
ーの充電受け入れ能力が要求される。
【0006】(iii)小さな乗用車などにおいては、
バッテリパッケージは、なるべく小さい方がよい。従っ
て、バッテリの容量はなるべく小さいことが要求され
る。
【0007】このような要求を達成するためには、バッ
テリがハイパワーの入出力を行えることが必要である。
また、走行状態に従い、バッテリは充放電する。この充
放電を可能にするためには、バッテリの充電状態(SO
C)を50%に近い値に維持することが好ましい。ま
た、一般にバッテリの過充電および過放電はさけなけれ
ばならない。そこで、バッテリの初期状態として、SO
Cを50%程度に設定し、SOCが20〜80%の範囲
内に収まるようにバッテリの充放電を制御することが必
要となる。
【0008】ここで、このハイブリッド電気自動車のバ
ッテリとして、各種のものがあるが、ニッケル水素バッ
テリが好適なものの1つとして挙げられている。このニ
ッケル水素バッテリは、活物質としてニッケル水酸化物
およびニッケル酸化物を含む陽極と、活物質として水素
吸蔵合金を有する金属水素陰極と、セパレータ、および
アルカリ電解液を備えている。このニッケル−金属水素
バッテリは、基本的に排気を出さず、メンテナンスフリ
ーであり、ハイブリッド電気自動車のバッテリとして好
適なものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述のよう
に、ハイブリッド電気自動車では、バッテリのSOCを
所定範囲内に制御する必要があり、SOCを正確に測定
したいという要求がある。バッテリのSOCの測定に
は、バッテリ電流をモニタして充放電電流を積算する電
流積算方式が一般的である。この電流積算方式は、満充
電状態になったときに、正しいSOCにリセットされ
る。従って、電気自動車におけるバッテリのSOC測定
に向いている。ところが、ハイブリッド電気自動車で
は、エンジン駆動発電機により充電が行われるため、満
充電までの充電はほとんど行われない。従って、長期間
の電流値の積算により、誤差が非常に大きくなってしま
うという問題がある。
【0010】特に、上限および下限のSOC(80%お
よび20%)は、正確に測定できないと、バッテリの過
充電や過放電を引き起こし、バッテリに悪影響がある。
そこで、この上限および下限のSOCを正確に測定した
いという要求がある。
【0011】また、大電流を放電しているときに電池電
圧は、SOCと比較的よい相関関係がある。そこで、こ
れを測定することも提案されている(特開平6−590
03号公報参照)。しかし、この方法では測定が行える
タイミングが限定されてしまうという問題がある。
【0012】本発明は、バッテリが動作しているときに
は、いつでもバッテリのSOC(特に上限および下限の
SOC)を正確に測定することができるバッテリ充電状
態検出方法および装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、バッテリの電
流を0の状態から次に0になるまでの期間で区切り電流
パルスとし、区切られた電流パルスの平均電流値に基づ
き、バッテリの所定の充電状態に対応する電圧基準値を
求め、この電圧基準値と前記電流パルスの平均電圧値と
の比較に基づきバッテリの充電状態を求めることを特徴
とする。
【0014】バッテリの電圧は、基本的にはその充電状
態によって決定される。しかし、このバッテリ電圧はバ
ッテリの充放電の状態によってかなり変化する。このた
め、充放電を行っているバッテリ電圧からSOCを求め
ることは通常できない。
【0015】ところが、本発明では、時々刻々変化する
電圧および電流を電流パルスに区切り、電流パルスごと
の平均電流と平均電圧に規格化する。このように、上述
のようにして電流パルスの平均電流値を求めれば、その
ときの電圧値によりSOCがある程度推測できる。
【0016】特に、本発明のように、ある特定のSOC
のバッテリにおいて、所定の電流パルスの充放電があっ
た場合のバッテリ電圧(電圧基準値)はかなり正確に求
められる。従って、そのときの電流パルスの平均電圧値
と、その電流パルスに対応する電圧基準値(所定のSO
Cに対応する電圧基準値)を比較することにより、電圧
基準値に対応するSOCに至ったか否かを正確に判定す
ることができる。
【0017】ハイブリッド電気自動車では、通常搭載す
るバッテリのSOCを20%〜80%の間に維持して使
用する。この場合、放電時においてSOC20%、充電
時においてSOC80%に至ったか否かの判定が非常に
重要になる。
【0018】放電時の電流パルスの平均電流からSOC
20%の電圧基準値を求め、そのときの電流パルスの平
均電圧と比較することによって、SOC20%に至った
かを判定することができる。また、SOC80%につい
ても同様にして行うことができる。
【0019】また、通常時は、バッテリの充放電電流の
積算によりSOCを算出しておき、SOC20%、80
%に至ったときに、この電流積算によるSOCを20%
または80%に訂正すれば、電流積算によるSOC算出
の誤差を解消することができる。特に、ハイブリッド電
気自動車では、バッテリを満充電状態にすることがない
ため、電流積算によるSOCの誤差を解消することがで
きない。本発明を適用することにより、バッテリの正し
いSOC計測を行うことができる。
【0020】また、本発明は、前記電圧基準値を電流パ
ルスの継続時間を考慮して決定することを特徴とする。
電流パルスの継続時間により、電圧基準値は変動する。
従って、電流パルスの継続時間を考慮することで、SO
C測定の精度がさらに向上する。
【0021】また、本発明は、前記電圧基準値を前記電
流パルスの1つ前の電流パルスであるバックグランドパ
ルスの平均電流値及び継続時間を考慮して求めることを
特徴とする。前の電流パルスの電流量などにより、今回
の電流パルスの開始当初におけるバッテリの状態が異な
る。そこで、このバックグランドパルスを考慮すること
で、SOC測定の精度をさらに向上することができる。
【0022】また、本発明は、前記バックグランドパル
スの電流量が小さいときには、前記バックグランドパル
スの平均電流値として、さらにもう1つ前の電流パルス
の平均電流値を用いることを特徴とする。バックグラン
ドパルスが非常に小さいときには、影響が残っているも
う1つ前の電流パルスを加味する。これにより、バック
グランドパルスが小さくても精度が低下することがな
い。
【0023】また、前記バックグランドパルスの継続時
間に応じて、前記もう1つ前の電流パルスの平均電流値
を補正して用いることを特徴とする。バックグランドパ
ルスが非常に小さい場合であっても、その継続時間の長
さに応じてもう1つ前の電流パルスの影響が異なる。こ
れを考慮することによって、さらに精度を向上すること
ができる。
【0024】また、前記電圧基準値はバッテリの過去の
充放電の履歴を考慮して求めることを特徴とする。バッ
テリを一旦SOC100%までもっていったか否かなど
により、バッテリセル内における充電部分と放電部分の
配置(分極状態)が異なってくる。そして、この相違に
よりバッテリ電圧が変化する。そこで、この分極状態を
考慮することで、より正確なSOCの測定が可能とな
る。
【0025】また、本発明は、少なくとも充放電電流を
含むバッテリの充放電状態に基づき、バッテリの充電状
態の上限値と下限値に対応する電圧基準値を求め、この
電圧基準値とそのときの電圧値との比較に基づきバッテ
リの充電状態が所定の範囲内にあることを検出すること
を特徴とする。バッテリの充放電状態より、2点のSO
Cに対応する電圧基準値は、比較的正確に求めることが
できる。そこで、この電圧基準値とそのとき電圧値の比
較により、SOCが2点のSOCの範囲内にあるか否か
を正確に判定できる。
【0026】また、本発明は、バッテリの電流を0の状
態から次に0になるまでの期間で区切り電流パルスとし
この電流パルスの平均電流値を検出する平均電流値検出
手段と、求められた平均電流値に基づいて、バッテリの
所定の充電状態に対応する電圧基準値を求める電圧基準
値算出手段と、前記電流パルスの平均電圧値を検出する
平均電圧値検出手段と、得られた電圧基準値と前記電流
パルスの平均電圧値との比較に基づきバッテリの充電状
態を求める充電状態検出手段と、有することを特徴とす
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0028】図1は、本実施形態のハイブリッド電気自
動車の全体構成を示す図である。エンジン10は、ガソ
リンエンジンのような内燃機関であり、その出力軸に回
転力を出力する。エンジン10の出力軸は発電機12に
接続されている。発電機12は、出力軸の回転力を電力
に変換すると共に、この電力を整流平滑して直流電力と
して出力する。また、エンジン10の回転力は車輪14
に伝達され、これによりハイブリッド電気自動車が駆動
される。
【0029】発電機12には、バッテリ16が接続され
ており、発電機12で得られた電力がバッテリ16に供
給されバッテリ16が充電される。バッテリ16には、
モータ18が接続されており、バッテリ16からの電力
によって、モータ18が駆動される。モータ18の駆動
力は、車輪14に伝達され、これによってもハイブリッ
ド電気自動車が駆動される。
【0030】一旦、メインスイッチをオンし、ハイブリ
ッド電気自動車を走行可能な状態にすると、エンジン1
0は基本的に一定の条件で常時駆動される。このため、
エンジン10からの出力が、車両駆動の要求出力より小
さいと、バッテリ16は放電してモータへ必要な電力を
供給する。一方、エンジン10の出力が駆動に必要な量
を上回ると、エンジン10の余分な出力をバッテリ16
が受け入れ、充電される。このようにして、アクセルペ
ダルの踏み込みなどによる駆動出力要求に応じた車両の
駆動が達成される。そして、エンジン10は一定出力で
よく、高効率で有害ガスなどの排出量も非常に少ない。
【0031】さらに、ハイブリッド電気自動車の制動に
は、回生制動が利用される。この回生制動では、制動力
に応じた電力が発生する。そして、この回生制動により
発生した電力はバッテリ16に充電される。
【0032】なお、モータ18としては、誘導電動機や
永久磁石モータが利用される。従って、直流電流をイン
バータ(図示せず)で所定の交流電流に変換して、モー
タ18に駆動電流を供給する。このため、回生電力もこ
のインバータから出力され、バッテリ16に導かれる。
なお、モータ18の出力および回生制動力は、インバー
タの制御によって調整される。
【0033】また、バッテリ16としては、ニッケル−
金属水素バッテリが使用されている。この陽極として
は、活物質として酸化ニッケル/水酸化ニッケルを含む
焼結プレートからなるニッケル陽極が用いられる。ま
た、陰極としては、活物質として水素吸蔵金属を含む金
属水素陰極が用いられる。
【0034】そして、バッテリ16には、バッテリコン
トロールユニット20が接続されており、このバッテリ
コントロールユニット20がバッテリ16の充電電流、
放電電流、充電電圧、放電電圧を検出して、バッテリ1
6の充放電を制御する。
【0035】このようなパラレル方式のハイブリッド電
気自動車の例におけるバッテリ16の動作電流の変化の
一例を図2に示す。ここで、マイナス符号は充電と定義
し、プラス符号は放電として定義する。そして、電流変
化の続き(電流シーケンス)を電流値ゼロになる時点で
分割し、ゼロからゼロ間を1つの電流パルスとする。こ
れによって、電流シーケンスが、充電パルス(マイナス
側)と、放電パルス(プラス側)に分けられる。そこ
で、電流がゼロになった時点で、1つのパルスが完成す
る。そして、この完成した電流パルスをその時点におけ
るメインパルスという。また、このメインパルスの前の
パルスをバックグランドパルスという。これらの電流パ
ルスの電流値は、その期間の平均電流で表す。また、電
流パルスの電圧もその期間の平均電圧で表す。
【0036】図3は、図2に示される2つの隣接する電
流パルスのシミュレーションである。電流Imで示され
るパルスは、メインパルスであり、tmはメインパルス
の継続時間、すなわち電流ゼロからゼロまでの時間であ
る。また、電流Ibで示されるパルスはバックグランド
パルスであり、継続時間はtbで表される。ここで、こ
の2つの電流パルスは、負のメインパルスがSOC80
%の判断のために使用されるパルスであり、正のメイン
パルスがSOC20%の判断のために使用されるパルス
である。また、0mと0bは、ゼロ点である。
【0037】メインパルスおよびバックグランドパルス
の電圧は、基本的にはバッテリ温度と電流の関数であ
る。しかし、メインパルスの電圧は、バックグランドパ
ルスによる電池内の偏極の影響を受けると考えられる。
本実施形態では、これらを考慮する。
【0038】以下、バッテリ16の管理に必要なSOC
80%、およびSOC20%の検出について説明する。
【0039】SOC80%とSOC20%におけるメイ
ンパルスの電圧を基準電圧Vs(充電基準電圧または放
電基準電圧)とし、これは次式で表される。
【0040】
【数1】Vs=S{Tb}*Im+Vb0{Tb}+Δ
V1{Ib,Tb,tb}+ΔV2{tm,Im,T
b}+ΔV3(Tb) この式の右辺の最初の2項は、SOC80%とSOC2
0%での基準電圧Vsがメインパルスの電流Imと直線
的な関係にあることを示している。すなわち、基準電圧
Vsは、メインパルスの電流値Imに対し、傾きS{T
b}、切片Vb0{Tb}の直線で表される。
【0041】式の右辺の残りの2項は、補正項である。
ΔV1は、バックグランドパルスの残存分極により発生
する電圧であり、バックグランドパルスの電流値Ib
と、その継続時間tbの関数である。また、ΔV2はメ
インパルスの継続時間により発生する電圧であり、メイ
ンパルスの継続時間tmとメインパルスの電流値Imの
関数である。
【0042】さらに、ΔV3は、バッテリのセル内の充
電部分と放電部分の配置に起因して発生する電圧であ
る。すなわち、通常バッテリ16は、初期SOCを50
%としてから使用される。この場合において、一旦SO
Cを100%まで充電し、その後の放電により、SOC
50%とした場合と、単にSOCを50%間で充電した
場合とでは、初期のセル内の充電部分と放電部分の分布
(分極)が異なり、これによって、SOC80%、20
%の時におけるセル内の充電部分と放電部分の分布が異
なったものになる。そして、この分布の状況に応じて、
電圧が異なり、ΔV3はこの分布状態による電圧を表し
ている。このΔV3は、初期充電時にどのようにしてS
OC50%の状態を形成するかによって決定されてしま
い、その後は基本的に変化しない。このため、初期のキ
ャリブレーションにより決定して記憶しておけばよい。
【0043】なお、Tbはバッテリ温度であり、すべて
の項はバッテリ温度Tbの関数と考えられている。
【0044】図4は、バッテリコントロールユニット2
0によって使用される基本ロジックである。この図4を
用いて、SOC検出について説明する。
【0045】この処理は、5つのブロック(Bloc
k)からなっている。Block1は初期設定、Blo
ck2はデータ収集、Block3は基準電圧Vsの算
出、Block4はSOCの判定、Block5はバッ
クグランドパルスについての変数の更新である。この処
理は、バッテリ16の電流が0から一旦変化し0に戻
り、1つの電流パルス(メインパルス)が形成されたと
きに行う。
【0046】次に、全体の処理内容について、順次説明
する。、Block1の初期設定において、バックグラ
ンドパルスの電流値Ib=0、充電方法による充電部分
と放電部分の分布状態に基づく補正電圧ΔV3=εとす
る(S1)。ここで、補正電圧ΔV3は、上述のよう
に、バッテリ16の初期充電方法によって決定されてし
まうため、この充電方法に基づいて、予め決定されてい
る値εを入力する。
【0047】この初期設定を行った場合には、Bloc
k2において、データを収集する。すなわち、処理対象
となっているメインパルスの平均電圧値Va、メインパ
ルスにおける積算電流量Q、その期間におけるバッテリ
16の平均温度Tb、メインパルスの継続時間tm、メ
インパルスの平均電流Imを下式に基づいて算出する
(S2)。
【0048】
【数2】Va=(∫Vidt)/tm[t=0→tm] Q=∫Imidt[t=0→tm] Tb(ΣTbi)/n Im=Q/tm ここで、バッテリコントロールユニット20は、tiを
サイクルとして処理をしており、これを積算しておくこ
とで、tmが求められる。また、Vi,Imi,Tbi
は、データ取り込み時のバッテリ16の電圧、電流、温
度である。さらに、nは、温度の取り込み回数である。
すなわち、バッテリコントロールユニット20は、バッ
テリ16の電圧Vi、電流Imi、温度Tbiを各処理
サイクルごとに取り込んでおき、1つの電流パルスが完
了した時点(電流値が0になった時点)で、上述のよう
な平均値を計算し、以下の処理に進む。
【0049】Block2の処理が終了した場合には、
Block3において、基準電圧Vsを算出する。ここ
で、Imが正の場合には、放電状態であり、SOC20
%に対応する基準電圧Vsを算出する。一方、Imが負
の場合には、充電状態であり、SOC80%に対応する
基準電圧Vsを算出する。ここで、充電状態におけるス
テップと放電状態におけるステップのパラメータを全て
同一に表現したが、その値はそれぞれ異なっている。こ
れらの値は、バッテリ16について、予め求められるも
ので、各バッテリ16についてそれぞれ求めておけばよ
い。また、同一の製造条件で製造された同一形式のバッ
テリ16については、すべてのバッテリ16についてパ
ラメータの値を求めなくてもよく、いくつかのバッテリ
16について求められた値で代表してもよい。
【0050】Block3においては、まずVsを決定
するための各項を求める。すなわち、傾きSを、予め求
められているS(Tb)に、上述のようにして求められ
た温度Tbを入力することによって求める(S3−
1)。また、Vb0(Tb)に温度Tbを入力すること
によって、切片Vb0を求める(S3−2)。このVb
0(Tb)も予め求めてある。また、予め求められてい
るΔV1(Tb,Ib)に、温度Tbおよびバックグラ
ンド電流Ibを入力することによって、補正電圧ΔV1
を求める(S3−3)。さらに、予め求められているΔ
V2(Tb,Im,tm)に上述のようにして求められ
たTb,Im,tmを入力して、ΔV2を求める(S3
−4)。
【0051】そして、このようにして、求まった各項に
さらにΔV3を加算することによって、基準電圧Vsを
求める(S3−5,S3−6)。すなわち、メインパル
スの符号によって、SOC80%に対応した充電時の基
準電圧VsまたはSOC20%に対応した放電時の基準
電圧Vsのいずれかが求められる。
【0052】このようにして、基準電圧Vsが求められ
た場合には、Block4において、SOCを求める。
このために、まずメインパルスの平均電圧Vaと基準電
圧Vsとの比Va/Vsを求める(S4−1−1)。放
電時において、この比Rが1より小さい(R≦1)であ
れば、SOC=20%にする(S4−2−1)。一方、
充電時においても、比Va/Vsを求め(S4−1−
2)、この比Rが1より大きい(R≧1)であれば、S
OC=80%に設定する(S4−2−2)。
【0053】また、S4−1−1の判定において、1<
RまたはS4−1−2の判定において、R<1であった
場合には、SOCを充放電電流量Qに応じて算出する
(S4−3)。
【0054】すなわち、
【数3】SOC=SOC+(−Q*100)/Qf に基づいて、SOCを算出する。ここで、Qfは満充電
時(SOC100%)の電流量であり、SOCは通常使
用開始時に50%に初期設定される。この例では、6.
7AHとしている。従って、初期設定後の充放電電流量
の積算により、SOCが順次更新される。
【0055】そして、S4−1−1またはS4−1−2
の判定によって、SOCが所定の値であるSOC20%
または80%に至ったことを認識できる。これは、電流
量の積算ではなく、バッテリ16の電圧値に基づいたも
のであり、このSOC20%または80%は、正確な値
である。そこで、この時点で、充放電電流の積算による
SOCを正しい値にリセットすることができ、その後正
しいSOCの計測が行える。
【0056】また、バッテリコントロールユニット20
は、バッテリ16の放電を禁止する処理または充電を禁
止する処理を行う。これによって、バッテリ16のSO
Cは20%以下または80%以上にはならない。そし
て、SOCが20%<SOC<80%の状態に回復した
場合には、電流量の積算によるSOCの計測に戻る。な
お、求められたSOCを表示することも好適である。
【0057】このようにして、Block4において、
SOCを求めた場合には、Block5において、バッ
クグランドパルスについての設定を行う。まず、電流量
Qの絶対値|Q|が0.0015AHより大きいかを判
定する(S5−1)。これは、バックグランドパルスが
バッテリ16がメインパルス開始時における分極状態を
一定の状態に決定するのに十分であるか判定するもので
ある。そして、この判定でYESであれば、Ib=Im
とする(S5−2)。なお、メインパルスが終了する直
前の所定時間(例えば、サンプリング時間4秒)の電流
量Qを求め、この電流量Qをその計測に利用したサンプ
リング時間4秒で割って、Ibを算出することも好適で
ある。
【0058】一方、S5−1の判定でNOであれば、次
に、メインパルスの継続時間tmが2秒以下かを判定す
る(S5−3)。この判定で、YESであれば、Ib=
Ibとする(S5−4)。これによって、バックグラン
ドパルスの電流値は、変更されずに、その前の値に維持
される。これは、電流量が少なく、かつ継続時間が短か
ったために、バッテリ16の分極状態に影響がなかった
と見なされるからである。S5−3の判定でNOの場合
には、tmが10秒以下かを判定する(S5−5)。こ
の判定で、YESであれば、前のバックグランドパルス
の状態を基本として、Ibが0に近づいて状態であると
考えられ、Ib=0.5Ibとし、前の電流値の1/2
の値をバックグランドパルスの電流値として設定する
(S5−6)。一方、S5−5の判定でNOであれば、
10秒以上の長時間にわたって、ほぼ電流量が0であっ
たため、バックグランド電流Ib=0に設定する(S5
−7)。
【0059】このようにして、バックグランドパルスの
電流量Ibの設定が終了した場合には、メインパルスに
ついての各変数Va、Im、Q、Tb、tmの値を0に
リセットして(S5−8)、Block2に戻る。
【0060】「バッテリセルの充電分布」本実施形態に
おいては、活物質としてニッケル酸化物とニッケル水酸
化物からなるニッケル陽極と活物質として水素吸蔵合金
からなる水素化合物陰極とを有する通常のニッケル金属
水素バッテリを使用している。1つのバッテリにおい
て、6セルが直列に接続され1ブロックが形成され、こ
の定格容量は6.5AHであり、定格電圧は7.2Vで
ある。
【0061】図5に、SOC80%におけるバッテリセ
ルの4つの充電分布状態(充電部分と放電部分の配置)
を示す。タイプAは、SOCを80%以上にはせずに8
0%まで充電した場合である。充電が表面から内側に進
み、放電は外側から起こるため、中心部の20%が放電
状態で、外側80%が充電状態になる。タイプBは、一
旦100%まで充電し、その後20%まで放電し、さら
に80%まで充電した状態である。従って、中心部20
%が充電状態、その外側の20%が放電状態の部分、そ
の外側に60%が充電状態になっている。タイプCは、
90%まで充電した後、10%放電した状態を示し、中
心部の10%が放電状態、その外側80%が充電状態、
さらにその外側10%が放電状態になっている。タイプ
Dは100%まで、充電した後20%放電した状態を示
しており、中心部80%が充電状態、その外側20%が
放電状態になっている。
【0062】このような4つのタイプのバッテリに対
し、電流Iを変更して充電を行った場合の電圧値Vの変
化を図6に示す。このように、バッテリセルの充電分布
状態により、電圧値が変化することがわかる。しかし、
4つのタイプの直線は、平行であり、電圧値のシフト
は、電流の大きさによらない。従って、ΔV3の値であ
るεがこのセルの分極状態により決定できる。なお、S
OC20%についても同様のことがいえる。
【0063】一方、本実施形態では、上述のタイプBを
採用する。このタイプBは、図7に示すように、(1)
SOC100%までの充電、(2)SOC20%までの
放電によって得られる。そして、SOCを20〜80%
の範囲内で使用する限りは、図7の(A)に示すSOC
20%の状態と、(B)に示すSOC80%の状態は、
変化しない。そこで、上述したεの値は、放電時のSO
C20%の時と、充電時のSOC80%の時とで、それ
ぞれ一義的に決定される。そこで、このタイプBのバッ
テリを使用する場合に、ε=0としておけば、他のタイ
プのバッテリを使用するときのみに、ΔV3を考慮すれ
ばよいことになる。このεの値は、図6の電圧シフトか
ら求めればよい。なお、放電時のSOC20%について
も同様である。
【0064】「傾きSおよび切片Vb0の算出」基準電
圧Vsは、基本的には、傾きSがメインパルスの電流値
Imに決定され、切片Vb0がバックグランドパルスに
よる分極状態により決定される直線になる。
【0065】図8には、充電状態におけるSOC80%
での充電基準電圧Vsと、メインパルスの電流Imとの
関係を示す。ここで、この関係は、複数のバックグラン
ドパルスの電流Ibに対して示されている。また、バッ
テリ温度Tbは30℃とした。
【0066】これより、次の2つの特性が理解される。
(a)バックグランド電流Ibを一定とすれば、基準電
圧VsはImに比例する。従って、VsとImの関係か
らSOCの判定が行える。(b)バックグランド電流I
bを変更しても、直線の傾きには変化がない。
【0067】従って、Ib=0の時の切片をVb0とす
れば、基準電圧Vsとメインパルスの電流Imは、Vs
=S*Im+Vb0で表される。傾きS、切片Vb0共
に、バッテリ温度Tbの関数であり、異なる温度につい
ての実験から、本実施形態のバッテリ16では、SOC
80%における充電基準電圧Vsとメインパルス電流I
mの関係を示す直線の傾きSおよびバックグランド電流
Ib=0の時の切片Vb0は、次式で表されることがわ
かった。
【0068】
【数4】S=−4.2*10-6Tb2+4.4*10-4
*Tb−0.03366 Vb0=1.1*10-4*Tb2−9.85*10-3
Tb+8.5395 図9には、放電状態におけるSOC20%での放電基準
電圧Vsと、メインパルスの電流Imとの関係を示す。
上述と同様に、複数のバックグランドパルスについての
関係を求めており、バッテリ温度は30℃である。この
放電状態でも、上述の充電状態と同様に放電基準電圧V
sはメインパルスの電流Imに比例し、切片がバックグ
ランドパルスの電流Ibによって変化する。異なる温度
での実験の結果、SOC20%における放電基準電圧V
sとメインパルス電流Imの関係を示す直線の傾きSお
よびバックグランド電流Ib=0の時の切片Vb0は、
次式で表されることがわかった。
【0069】
【数5】S=−5.3*10-6Tb2+5.9*10-4
*Tb−0.03682 Vb0=1.3*10-3*Tb+7.3990 「補正電圧ΔV1」本実施形態では、バックグランドパ
ルスによる残留分極の基準電圧Vsへの影響を考慮す
る。この残留電圧に係る補正電圧をΔV1で表す。
【0070】図10にSOC80%における充電基準電
圧Vsに対するバックグランド電流Ibの影響を示す。
ここで、メインパルスの電流値Im=35A一定とし、
温度は、15、30、45℃の3種類とした。VsとI
bとは、非常によい相関を示し、両者に直線関係がある
ことがわかる。ある電流IbにおけるVsとIb=0の
場合のVsの差は、バックグランドパルスによる残留分
極に起因している。SOC80%の時の充電基準電圧V
sは、バックグランドパルスが充電パルスであった場合
に、バックグランドパルスが放電パルスであった場合に
比べ高くなる。
【0071】また、補正電圧ΔV1は、バックグランド
パルスの継続時間tbの影響を受ける。表1に、メイン
パルスの電流量Im=35A、バックグランド電流Ib
=20または10、バックグランドパルスの継続時間t
b=4または8秒という条件における充電による充電基
準電圧Vsを示す。
【表1】 このように、バックグランド電流Ibが変化しても、I
b*tbが同一であればVsに対する影響は変化しない
ことがわかる。なお、SOC(initial),SO
C(final)は実験開始時および終了時のSOCで
あり、TEは周囲温度、TBはバッテリ温度である。
【0072】これらの結果を踏まえ、さらなるデータ処
理の結果、本実施形態のバッテリ16では、補正項ΔV
1は、次のように表される。
【0073】
【数6】ΔV1=(5.5*10-5*Tb−3.6*1
-3)*Ib*tb SOC20%の時の放電基準電圧Vsに対する補正項Δ
V1についても基本的に同一のことがいえる。図11に
SOC20%における放電基準電圧Vsに対するバック
グランド電流Ibの影響を示す。ここでも、メインパル
スの電流値Im=35A一定とし、温度は、15、3
0、45℃の3種類とした。これより、バックグランド
パルスの電流IbがVsに影響を有することがわかる。
また表1からIb*tbがVsに対しより大きな影響を
及ぼすことがわかる。そして、さらなるデータ処理の結
果、SOC20%における放電基準電圧の補正電圧ΔV
1は、次のように表される。
【0074】
【数7】ΔV1=(1.4*10-4*Tb−0.012
14)*Ib*tb 「補正電圧ΔV2」バッテリ電圧は、充電継続時間や放
電継続時間の影響を受ける。充電継続時間が長ければ電
圧は高くなる。本実施形態では、この影響を考慮する。
図12にSOC80%の際の充電継続時間と基準電圧V
sの関係が異なるメインパルスの電流Imに対して示し
てある。このように、電流Imが一定であれば、継続時
間tmが長くなるに従って、基準電圧Vsは上昇する。
このような実験を種々の温度について実施した結果、メ
インパルスの電流量に応じた充電基準電圧Vsに対する
補正電圧ΔV2は、次のように表される。
【0075】
【数8】ΔV2=(1.333*10-6*Tb−5.7
3*10-4)*tm*Im 図13にSOC20%の際の放電継続時間と基準電圧V
sの関係が異なるメインパルスの電流Imに対して示し
てある。この場合にも充電と同様のことがいえ、種々の
実験の結果、メインパルスの電流量に応じた放電基準電
圧Vsに対する補正電圧ΔV2は、次のように表され
る。
【0076】
【数9】ΔV2=(1.337*10-6*Tb−5.9
4*10-4)*tm*Im 「その他」上述の実施形態では、ハイブリッド電気自動
車に搭載されるニッケル−金属水素バッテリについての
み説明したが、本発明はこれに限らず他の二次電池であ
って充放電が長時間繰り返されるものに好適に適用でき
る。例えば、ニッケルカドミウム電池やリチウム電池な
どの二次電池に適用することができる。また、補正電圧
ΔV3については、電池の充放電履歴から自動的に充電
分布を推定するようにしてもよい。また、上下限SOC
は80%、20%に限らず、どのような値でもよい。さ
らに、必ずしも上下限SOCについての基準電圧でなく
ても、運転において使用される中間のSOCに対する基
準電圧Vsを求めておき、この点に至ったときにSOC
をリセットすることもできる。この場合、補正電圧ΔV
3は充放電の履歴によって推定することになる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バッテリの充放電状態を考慮して所定のSOCに対応す
る基準電圧を求める。そして、そのときの電圧と基準電
圧を比較してSOCを求める。従って、このSOCが所
定のSOCに至ったときにSOCを正しい値に較正する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハイブリッド電気自動車の駆動システムの全
体構成を示す図である。
【図2】 バッテリの動作中における電流変化の一例を
示す図である。
【図3】 メインパルスとバックグランドパルスを示す
図である。
【図4】 バッテリのSOC検出の処理動作を示すフロ
ーチャートを示す図である。
【図5】 SOC80%のバッテリにおける4つのタイ
プの充電部分の分布を示す図である。
【図6】 図5における4つのタイプのバッテリの基準
電圧と電流の関係を示す図である。
【図7】 タイプBのSOC20%および80%の状態
が形成される過程を示す図である。
【図8】 SOC80%のバッテリのメインパルスの充
電電流量と充電基準電圧の関係へのバックグランドパル
スの影響を示す図である。
【図9】 SOC20%のバッテリのメインパルスの放
電電流量と放電基準電圧の関係へのバックグランドパル
スの影響を示す図である。
【図10】 SOC80%のバッテリの電流量と充電基
準電圧の関係を異なる温度について示す図である。
【図11】 SOC20%のバッテリの電流量と放電基
準電圧の関係を異なる温度について示す図である。
【図12】 SOC80%のバッテリのメインパルスの
継続時間と充電基準電圧の関係を示す図である。
【図13】 SOC20%のバッテリの電流量と放電基
準電圧の関係を示す図である。
【符号の説明】
10 エンジン、12 発電機、14 車輪、16 バ
ッテリ、18 モータ、20 バッテリコントロールユ
ニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H111 BB02 BB06 CC01 CC16 CC23 DD04 DD05 DD08 DD11 FF05 GG17 HA01 HA05 HA06 HB09 JJ05 JJ06 5H115 BA06 BB04 BC07 BC08 CA13 CA14 CA32 CB09 EE03 FA12 JC17 JC22 JC24 JC25

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリの電流を0の状態から次に0に
    なるまでの期間で区切り電流パルスとし、区切られた電
    流パルスの平均電流値に基づき、バッテリの所定の充電
    状態に対応する電圧基準値を求め、この電圧基準値と前
    記電流パルスの平均電圧値との比較に基づきバッテリの
    充電状態を求めることを特徴とするバッテリ充電状態検
    出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、 前記電圧基準値を電流パルスの継続時間を考慮して決定
    することを特徴とするバッテリ充電状態検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の方法におい
    て、 前記電圧基準値を前記電流パルスの1つ前の電流パルス
    であるバックグランドパルスの平均電流値及び継続時間
    を考慮して求めることを特徴とするバッテリ充電状態検
    出方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法において、 前記バックグランドパルスの電流量が小さいときには、
    前記バックグランドパルスの平均電流値として、さらに
    もう1つ前の電流パルスの平均電流値を用いることを特
    徴とするバッテリ充電状態検出方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の方法において、 前記バックグランドパルスの継続時間に応じて、前記も
    う1つ前の電流パルスの平均電流値を補正して用いるこ
    とを特徴とするバッテリ充電状態検出方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1つに記載の方
    法において、 前記電圧基準値は、バッテリの過去の充放電の履歴を考
    慮して求めることを特徴とするバッテリ充電状態検出方
    法。
  7. 【請求項7】 少なくとも充放電電流を含むバッテリの
    充放電状態に基づき、バッテリの充電状態の上限値と下
    限値に対応する電圧基準値を求め、この電圧基準値とそ
    のときの電圧値との比較に基づきバッテリの充電状態が
    所定の範囲内にあることを検出することを特徴とするバ
    ッテリ充電状態検出方法。
  8. 【請求項8】 バッテリの電流を0の状態から次に0に
    なるまでの期間で区切り電流パルスとし、この電流パル
    スの平均電流値を検出する平均電流値検出手段と、 求められた平均電流値に基づいて、バッテリの所定の充
    電状態に対応する電圧基準値を求める電圧基準値算出手
    段と、 前記電流パルスの平均電圧値を検出する平均電圧値検出
    手段と、 得られた電圧基準値と前記電流パルスの平均電圧値との
    比較に基づきバッテリの充電状態を求める充電状態検出
    手段と、 有することを特徴とするバッテリ充電状態検出装置。
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