JP2006336524A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃料タンク内の燃料蒸気を排出する構造を燃料タンクに設ける上で、燃料タンクからの燃料漏れ量を抑えることのできる燃料供給装置を提供する。
【解決手段】 燃料タンク2の開口部2aを閉塞する蓋体3に、燃料タンク2内の燃料蒸気を燃料タンク2外に導く通気管16を設けて、通気管16を開口部2aに貫通させるようにしたので、通気管16専用の開口部を燃料タンク2に設ける必要がない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料供給装置に関する。
従来、燃料タンクには、燃料タンク内の燃料を内燃機関などに供給する燃料供給装置(例えば、特許文献1参照)や、燃料タンク内で発生した燃料蒸気を燃料タンク外へ排出する通気管などが設けられる。
このような燃料タンクには、燃料供給装置を取り付けるための開口部、通気管を取り付けるための開口部が設けられる。
特開2004−137985号公報
しかしながら、このように燃料タンクに燃料供給装置用の開口部と通気管用の開口部とが設けられることにより、燃料タンクからの燃料漏れ量を増大させてしまうという課題がある。
本発明の目的は、燃料タンク内の燃料蒸気を排出する構造を燃料タンクに設ける上で、燃料タンクからの燃料漏れ量を抑えることのできる燃料供給装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、燃料タンクの開口部を閉塞する蓋体と、前記燃料タンク内に配置され、前記燃料タンク内の液体燃料を吸引し前記蓋体を介して前記燃料タンク外に送出する燃料ポンプと、前記開口部を貫通する配置で前記蓋体を貫通して前記蓋体に設けられ、一端部が前記燃料タンク外に位置する一方、他端部が前記燃料タンク内で前記燃料タンクに固定され、前記燃料タンク内の燃料蒸気を前記燃料タンク外に導く通気管と、を備えることを趣旨とする。
したがって、燃料タンク内の燃料蒸気を排出するため構造としての通気管が、燃料タンクの蓋体用の開口部を用いて燃料タンクに設けられるので、通気管専用に燃料タンクに開口部を設ける必要がない。よって、燃料タンク内の燃料蒸気を排出する構造を燃料タンクに設ける上で、燃料タンクからの燃料漏れ量を抑えることができる。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記燃料タンクの内外を連通する連通流路が内部に形成され前記燃料タンク内の燃料蒸気を前記燃料タンク外に導く、前記蓋体に設けられた通気部と、前記蓋体の燃料タンク内部側において前記連通流路に連通して設けられ、前記燃料タンク内の液体燃料が規定量以上になった場合に前記燃料タンクと前記連通流路との連通を遮断する燃料制限バルブと、を備え、前記通気管は、前記連通流路に連通して設けられていることを特徴とする。
したがって、燃料タンク内の燃料蒸気を排出するため構造としての通気部が蓋体に設けられているので、通気部専用に燃料タンクに開口部を設ける必要がない。よって、燃料タンク内の燃料蒸気を排出する構造を燃料タンクに設ける上で、燃料タンクからの燃料漏れ量を抑えることができる。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記通気部は、前記連通流路が内部に形成された燃料回収室を有し、前記燃料回収室は、該燃料回収室の底壁に形成され前記燃料タンクに連通される連通口部と、この連通口部よりも上方に設けられ燃料蒸気を排出する排出口部とを有し、前記燃料タンク内の燃料蒸気が前記連通口部から導入される一方、該燃料回収室内の液体燃料を前記連通口部から前記燃料タンクへ向けて排出し、前記通気管の前記一端部は、前記燃料回収室の底壁から前記燃料回収室の内部に突出して設けられ、該一端部の上端は、前記連通口部よりも上方に位置付けられていることを特徴とする。
したがって、燃料タンクから燃料回収室内へ導入された燃料蒸気が冷却されて液体燃料となった場合や、燃料回収室から排出された燃料蒸気が冷却されて液体燃料となって燃料回収室に逆流した場合、車両の旋回時,傾斜時の燃料タンク内の液面揺動により燃料タンク内の液体燃料が燃料制限バルブを通って燃料回収室に流入した場合、その液体燃料は燃料回収室の開口部から燃料制限バルブを経由して燃料タンクに戻される。このとき、通気管は、その一端部が燃料回収室の底壁から燃料回収室の内部に突出し該一端部の上端が開口部よりも上方に位置するので、燃料回収室内の液体燃料が通気管に流入することが防止され、これにより、通気管が液体燃料によって閉塞されることが防止される。
本発明の第1の実施形態を図1ないし図3に基づいて説明する。本実施形態では、内燃機関を搭載した車両である自動車の燃料タンクに装着される燃料供給装置が例示される。図1は、本実施形態の燃料供給装置の燃料タンクに装着された状態での概略構成を示す縦断側面図、図2は、燃料供給装置の蓋体部分を示す縦断側面図、図3は、傾斜状態の燃料供給装置の蓋体部分を示す縦断側面図である。
図1に示すように、本実施形態の燃料供給装置1は、燃料タンク2の上部に設けられた開口部2aを塞ぐように燃料タンク2に取り付けられる蓋体3と、蓋体3の下方で燃料タンク2内に収容される垂下部4と、蓋体3を介して燃料タンク2内の燃料蒸気を燃料タンク2の外部に排出する排出部5と、を備えている。
燃料タンク2は、内部に液体燃料を貯留可能であり、その側部の上部には、燃料タンク内に液体燃料を注入するための給油管2bが設けられている。
垂下部4は、蓋体3に上下動自在に支持されている。本実施形態では、蓋体3から下方に伸びる二本のロッド6が、垂下部4に設けられたガイド孔(図示せず)に緩挿されている。そして、蓋体3と垂下部4との間には、圧縮バネとしてのコイルバネ(図示せず)が介装され、このコイルバネの付勢力によって、垂下部4が蓋体3に対して下方に押され、垂下部4の底面が、燃料タンク2の底面上に押し付けられる。
垂下部4は、樹脂製のケーシング7を有し、このケーシング7の内部には燃料ポンプ8や、図示しない燃料フィルタ、ジェットポンプ等が収納されている。また、このケーシング7の内部は、ジェットポンプによって燃料タンク2から移送された燃料を貯留する構造となっている。また、垂下部4には、燃料に浮かぶフロート9の位置によって燃料の残量を計測する燃料レベルゲージ10等も設けられている。
燃料ポンプ8は、ケーシング7の内部の燃料を吸引し、この燃料を、タンク内配管11、蓋体3に形成された流路(図示せず)、タンク外配管(図示せず)などを介して燃料タンク2外の内燃機関に向けて送出する。なお、燃料ポンプ8は、蓋体3と垂下部4との間で配索されるケーブル、および蓋体3の上面に設けられたコネクタを介して外部電源(または制御装置;いずれも図示せず)に接続されている。
図2に示すように、蓋体3は、上面閉止の扁平な略円柱状の基体部12、この基体部12の上壁13に設けられた通気部30などから構成されている。基体部12の上壁13には、燃料タンク2の内外を連通し、タンク内配管11とタンク外配管(図示せず)とを連通する前述した流路(図示せず)が形成されている。通気部は、排出部5の構成要素であり、その詳細は後述する。
図1及び図2に示すように、排出部5は、通気部30、この通気部30に接続された燃料制限バルブであるフューエル・リミテッド・ベント・バルブ(以下、FLVVと記す)15、同様に通気部30に接続された通気管16、この通気管16の端部に設けられたバルブであるロール・オーバー・バルブ(以下、ROVと記す)17などから構成されている。この排出部5は、概略的には、燃料タンク2の内部に生じた燃料蒸気を、ROV17を介しての通気管16、FLVV15を経由して通気部30へ集め、通気部30からキャニスタ(図示せず)に排出するものである。また、排出部5は、キャニスタを介して大気に連通されており、内燃機関への燃料供給時に燃料タンク2内に空気を導入したり、燃料給油時に燃料タンク2内の空気を燃料タンク2外へ排出する機能も有する。
通気部30は、蓋体3の上壁13に設けられた燃料回収室14とこの燃料回収室14に連設されたパイプ部22とを有している。
燃料回収室14は、基体部12の上壁13によって構成された底壁18aと、この底壁18aから上方へ立設された側壁18bと、側壁18bの上側を閉止する上壁18cとを備え、内部に液体燃料や燃料蒸気、空気などを収納可能とされている。
燃料回収室14の底壁18aには、連通口部である第1の開口部20と、第2の開口部21とが形成されている。第1の開口部20は、FLVV15に連通されており、FLVV15から排出される燃料蒸気を燃料回収室14に導入するとともに、蒸気状態から液化した燃料回収室14内の液体燃料をFLVV15へ排出する。
第2の開口部21には、通気管16の一端部16aが挿嵌されている。
燃料回収室14の側壁18bには、第1の開口部20よりも上方に位置付けられ燃料回収室14の内外を連通する排出口部18dが形成されており、この排出口部18dには、パイプ部22が連設されている。このパイプ部22は、外部配管を介してキャニスタに連通されており、燃料回収室14内の燃料蒸気をキャニスタへ排出するものである。ここで、パイプ部22とキャニスタとを連通する外部配管は、パイプ部22からキャニスタへ向けて上り流路となるように配策されているのが好適である。このようにすることにより、外部配管に蒸気状態から液化した液体燃料が停留することが防止される。
このような通気部30の内部には、第1の開口部20から燃料回収室14、排出口部18d、パイプ部22に至る連通流路31が形成されている。連通流路31は、燃料タンクの内外を連通するとともに、燃料タンク2内の燃料蒸気を燃料タンク2外に導くものである。
FLVV15は、蓋体3の基体部12における上壁13の下側に連結部材23を介して固定されている。連結部材23には、FLVV15と第1の開口部20とを連通する上下方向に延在した流路24が形成されている。即ち、FLVV15は、第1の開口部20に下方から連通する位置で蓋体3に設けられている。
FLVV15は、燃料タンク2と第1の開口部20とを連通する流路と、この流路を開閉する弁(何れも図示せず)とを有しており、開弁状態においては燃料タンク2内の燃料蒸気を燃料回収室14へ導くとともに、燃料回収室14の第1の開口部20から排出される液体燃料を燃料タンク2に戻す。また、FLVV15は、燃料タンク2への給油の際などに燃料タンク2内の液体燃料が規定量以上になった場合には閉弁状態となって燃料タンク2と燃料回収室14との連通を遮断する。なお、このようなFLVV15の弁は、燃料タンク2の流体燃料から受ける浮力によって動作する構造である。
通気管16は、燃料タンク2内の燃料蒸気を燃料回収室14に導くものであり、燃料回収室14の第2の開口部21に挿嵌された第1の管部材25と、この第1の管部材25に接続された第2の管部材26とから構成されている。
第1の管部材25の燃料回収室14側の端部、即ち、通気管16の燃料回収室14側の一端部16aは、燃料回収室14の底壁18aから燃料回収室14の内部に突出し、該一端部16aの上端は、第1の開口部20よりも上方に位置している。詳しくは、車両の全車輪の接地を条件とした仮想水平面P(図3)に対する車体の傾斜限界まで車体が傾斜した場合、又は、車両旋回時の遠心力により燃料タンク2内の液面が傾いた場合においても、第1の開口部20よりも通気管16の一端部16aの方が上方に位置するように通気管16が設けられている。この一例として、第1の開口部20の右側に通気管16の一端部16aが位置付けられ、かつ、第1の開口部20と通気管16の一端部16aとが、車幅(左右)方向に沿って一直線状に配列されている場合を説明する。この場合には、図3に示すように、第1の開口部20からの通気管16の高さをH、車両の全車輪の接地を条件とした仮想水平面Pに対する車体右側が左側に対して下がる向きでの車体の傾斜限界角度をθ(但し、θ>0)、通気管16の一端部16aにおける第1の開口部20側とは反対側の内周面の上端と第1の開口部20における通気管16側の内周面の上端との間の距離をL(但し、L>0)とすると、H>L・tanθ とすればよい。
また、第2の管部材26における第1の管部材25側とは反対側の端部、即ち、通気管16の他端部16bは、燃料タンク2の内部における上部の側部に位置付けられており、この他端部16bには、ROV17が取り付けられている。また、通気管16は、側面視略U字状になるように配策されている。
また、通気管16の一端部16aは、気体を通流し液体を通流しない液体侵入阻止材27によって塞がれている。この液体侵入阻止材27は、例えば、ゴアテックス(登録商標)によって形成されている。
ROV17は、燃料タンク2と通気管16とを連通する流路と、この流路を開閉する弁(何れも図示せず)とを有しており、車両が旋回したり、傾斜したりしたときに、上記流路を弁によって塞ぎ、燃料タンク2内の燃料が当該流路から流出して通気管16に流入するのを規制するものである。
このような構成において、燃料タンク2内で発生した燃料蒸気は、ROV17を介しての通気管16や、FLVV15を介しての第1の開口部20から燃料回収室14に導入され、パイプ部22、外部配管を経由してキャニスタへ排出される。
以上説明したように、本実施形態では、燃料タンク2内の燃料蒸気を排出するため構造としての通気管16が、燃料タンク2の蓋体2用の開口部2aを用いて燃料タンク2に設けられるので、通気管16専用に燃料タンクに開口部を設ける必要がない。よって、燃料タンク2内の燃料蒸気を排出する構造を燃料タンク2に設ける上で、燃料タンク2からの燃料漏れ量を抑えることができる。
また、本実施形態においては、燃料タンク2内の燃料蒸気を排出するため構造としての通気部30が蓋体3に設けられているので、通気部30専用に燃料タンク2に開口部を設ける必要がない。よって、燃料タンク2内の燃料蒸気を排出する構造を燃料タンク2に設ける上で、燃料タンク2からの燃料漏れ量を抑えることができる。
また、本実施形態においては、外気温が低い場合には、燃料回収室14内の燃料蒸気が冷却されて液体燃料となったり、燃料回収室14から排出された燃料蒸気が冷却されて液体燃料となって燃料回収室14に逆流することがある。この場合、燃料回収室14内の液体燃料Aは、第1の開口部20からFLVV15に排出されFLVV15を経由して燃料タンク2内に戻される。即ち、燃料回収室14は、燃料タンク2から排出された燃料を回収して燃料タンク2に戻す機能を有する。そして、このとき、通気管16は、その一端部16aが燃料回収室14の底壁18aから燃料回収室14の内部に突出し該一端部16aの上端が第1の開口部20よりも上方に位置しているので、燃料回収室14内の液体燃料Aが通気管16に流入することが防止される。したがって、通気管16が液体燃料によって閉塞されることが防止される。
また、本実施形態では、FLVV15は流路24を介してか下方から第1の開口部20に連通しているので、FLVV15と第1の開口部20との間に液体燃料が滞留することが防止される。よって、この液体流路が液体燃料によって閉塞されることが防止される。
また、本実施形態においては、車両の全車輪の接地を条件とした仮想水平面Pに対する車体の傾斜限界まで車体が傾斜した場合、又は、車両旋回時の遠心力により燃料タンク2内の液面が傾いた場合においても、第1の開口部20よりも通気管16の一端部16aの方が上方に位置するように通気管16が設けられていることにより、車体が仮想水平面Pに対して傾斜限界まで傾いた場合、又は、車両旋回時の遠心力により燃料タンク2内の液面が傾いた場合でも、燃料回収室14内の液体燃料Aが通気管16に流入することが防止され、通気管16が液体燃料によって閉塞されることが防止される。
また、本実施形態においては、通気管16の一端部16aが、気体を通流し液体を通流しない液体侵入阻止材によって塞がれていることにより、燃料回収室14の液体燃料Aが通気管16に流入することがより防止される。したがって、通気管16が液体燃料によって閉塞されることがより防止される。
次に、本発明の第2の実施形態を図4に基づいて説明する。前述した実施形態と同じ部分は同一符号で示し説明も省略する。図4は、本実施形態の燃料供給装置の蓋体部分を示す縦断側面図である。
本実施形態は、通気管16の一端部16aの接続先が第1の実施形態と異なる。図4に示すように、本実施形態の通気管16の一端部16aは、燃料回収室14ではなくパイプ部22に接続され、パイプ部22内部の連通流路に連通されている。詳しくは、通気管16の一端部16aは、パイプ部22の内部に下方から突出している。そして、蓋体には、第2の貫通孔に代えて、燃料回収室14の外側に位置させた貫通孔32が形成されており、この貫通孔に通気管16が挿通され、通気管16が燃料タンク2内側から外側へ延出している。
このような構成において、燃料タンク2内の燃料蒸気を排出するため構造としての通気管16が、燃料タンク2の蓋体2用の開口部2aを用いて燃料タンク2に設けられるので、通気管16専用に燃料タンクに開口部を設ける必要がない。よって、第1の実施形態と同様に、燃料タンク2内の燃料蒸気を排出する構造を燃料タンク2に設ける上で、燃料タンク2からの燃料漏れ量を抑えることができる。
また、本実施形態では、通気管16の一端部16aがパイプ部22に接続されていることにより、燃料回収室14内の液体燃料が通気管16に侵入するのが防止される。
また、本実施形態では、通気管16の一端部16aがパイプ部22の内部に下方から突出していることにより、パイプ部22内部を流れる液体燃料がパイプ部22に流入するのが防止される。
なお、本発明は、次のような別の実施形態に具現化することができる。以下の別の実施形態でも上記実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、蓋体3の通気部30(燃料回収室14、パイプ部22)に一つの通気管16だけを連通させた例を示したが、複数の通気管16を通気部30に連通させてもよい。
(2)また、上記実施形態では、通気管16を複数の管部材25,26によって構成した例を示したが、通気管16を一つの部材から構成してもよい。
(3)また、上記実施形態では、第1の管部材25と蓋体3とを別部材で構成した例を示したが、第1の管部材25を蓋体に一体に形成してもよい。
また、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術思想について、以下にその効果と共に記載する。
(イ)請求項1ないし3の何れか一つに記載の燃料供給装置において、前記通気管の他端部に設けられ、燃料タンク内の液体燃料が前記通気管に流入するのを規制するバルブを備えることを特徴とする。
このようにすることにより、通気管の他端部から燃料タンク内の液体燃料が流入することが防止される。
(ロ)請求項3に記載の燃料供給装置において、前記燃料タンクは、車両が備える車体に搭載され、前記車両の全車輪の接地を条件とした仮想水平面に対する前記車体の傾斜限界まで前記車体が傾斜した場合においても、連通口部よりも前記通気管の一端部の方が上方に位置するように前記通気管が設けられていることを特徴とする。
(ハ)例えば、前記(ロ)において、前記連通口部の一側方に前記通気管の一端部が位置付けられ、かつ、前記連通口部と前記通気管の一端部とは、車幅方向に沿って一直線状に配列され、連通口部からの前記通気管の高さをH、車両の全車輪の接地を条件とした仮想水平面に対する車体一側部が他側部に対して下がる向きでの車体の傾斜限界角度をθ(但し、θ>0)、前記通気管の一端部における連通口部側とは反対側の内周面の上端と連通口部における前記通気管側の内周面の上端との間の距離をL(但し、L>0)とすると、H>L・tanθ である。
このようにすることにより、車体が仮想水平面に対して傾斜限界まで傾いた場合でも、燃料回収室内の液体燃料が通気管に流入することが防止され、通気管が液体燃料によって閉塞されることが防止される。
(ニ)請求項2又は3に記載の燃料供給装置において、前記通気管の一端部が、気体を通流し液体を通流しない液体侵入阻止材によって塞がれていることを特徴とする。
このようにすることにより、連通流路の液体燃料が通気管に流入することが防止され、通気管が液体燃料によって閉塞されることがより防止される。
(ホ)請求項2に記載の燃料供給装置において、前記通気部は、前記連通流路が内部に形成された燃料回収室及びパイプ部を有し、前記燃料回収室は、該燃料回収室の底壁に形成され前記燃料タンクに連通される連通口部と、この連通口部よりも上方に設けられ燃料蒸気を排出する排出口部とを有し、前記燃料タンク内の燃料蒸気が前記連通口部から導入される一方、該燃料回収室内の液体燃料を前記連通口部から前記燃料タンクへ向けて排出し、前記パイプ部は、前記排出口部に連通され、前記通気管の前記一端部は、前記パイプ部に接続され、前記パイプ部内部の前記連通流路に連通していることを特徴とする。
このようにすることにより、通気管の一端部がパイプ部に接続されているので、燃料回収室内の液体燃料が通気管に侵入するのが防止される。
(ヘ)請求項1ないし3の何れか一つに記載の燃料供給装置において、前記通気管は、複数の管部材によって構成されていることを特徴とする。
このようにすることにより、通気管の配策を容易に行なうことができる。
本発明の第1の実施形態の燃料供給装置の燃料タンクに装着された状態での概略構成を示す縦断側面図である。 燃料供給装置の蓋体部分を示す縦断側面図である。 傾斜状態の燃料供給装置の蓋体部分を示す縦断側面図である。 本発明の第2の実施形態の燃料供給装置の蓋体部分を示す縦断側面図である。
符号の説明
1 燃料供給装置
2 燃料タンク
2a 開口部
3 蓋体
8 燃料ポンプ
14 燃料回収室
15 FLVV(燃料制限バルブ)
16 通気管
16a 通気管の一端部
16b 通気管の他端部
18a 底壁
18d 排出口部
20 第1の開口部(連通口部)
27 液体侵入阻止材
30 通気部
31 連通流路

Claims (3)

  1. 燃料タンクの上部に取り付けられ、前記燃料タンクの開口部を閉塞する蓋体と、
    前記燃料タンク内に配置され、前記燃料タンク内の液体燃料を吸引し前記蓋体を介して前記燃料タンク外に送出する燃料ポンプと、
    前記開口部を貫通する配置で前記蓋体を貫通して前記蓋体に設けられ、一端部が前記燃料タンク外に位置する一方、他端部が前記燃料タンク内で前記燃料タンクに固定され、前記燃料タンク内の燃料蒸気を前記燃料タンク外に導く通気管と、
    を備えることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記燃料タンクの内外を連通する連通流路が内部に形成され前記燃料タンク内の燃料蒸気を前記燃料タンク外に導く、前記蓋体に設けられた通気部と、
    前記蓋体の燃料タンク内部側において前記連通流路に連通して設けられ、前記燃料タンク内の液体燃料が規定量以上になった場合に前記燃料タンクと前記連通流路との連通を遮断する燃料制限バルブと、
    を備え、
    前記通気管は、前記連通流路に連通して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記通気部は、前記連通流路が内部に形成された燃料回収室を有し、
    前記燃料回収室は、該燃料回収室の底壁に形成され前記燃料タンクに連通される連通口部と、この連通口部よりも上方に設けられ燃料蒸気を排出する排出口部とを有し、前記燃料タンク内の燃料蒸気が前記連通口部から導入される一方、該燃料回収室内の液体燃料を前記連通口部から前記燃料タンクへ向けて排出し、
    前記通気管の前記一端部は、前記燃料回収室の底壁から前記燃料回収室の内部に突出して設けられ、該一端部の上端は、前記連通口部よりも上方に位置付けられていることを特徴とする請求項2に記載の燃料供給装置。

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