JP2006336036A - 溶銑の脱硫処理方法 - Google Patents
溶銑の脱硫処理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006336036A JP2006336036A JP2005158876A JP2005158876A JP2006336036A JP 2006336036 A JP2006336036 A JP 2006336036A JP 2005158876 A JP2005158876 A JP 2005158876A JP 2005158876 A JP2005158876 A JP 2005158876A JP 2006336036 A JP2006336036 A JP 2006336036A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot metal
- desulfurization
- gas
- cao
- molten iron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
Abstract
【課題】 機械攪拌式脱硫装置を用いてCaOを主体とする脱硫剤により溶銑を脱硫処理するに当たり、フッ素系滓化促進剤を使用しなくても効率良く溶銑を脱硫処理する。
【解決手段】 機械攪拌式脱硫装置を用いてCaOを主体とする脱硫剤7により溶銑3を脱硫処理するに際し、溶銑と接触する雰囲気ガス中の酸素ガス濃度を3体積%以下に調整して脱硫処理する。その際に、ガス供給配管6から、溶銑の表面に向けて、静止状態の溶銑表面積当たり0.3Nm3 /min・m2 以上の非酸化性ガスまたは不活性ガスを吹き付けること、及び、CaO系脱硫剤は、実質的にフッ素を含有しないことが好ましい。
【選択図】 図1
【解決手段】 機械攪拌式脱硫装置を用いてCaOを主体とする脱硫剤7により溶銑3を脱硫処理するに際し、溶銑と接触する雰囲気ガス中の酸素ガス濃度を3体積%以下に調整して脱硫処理する。その際に、ガス供給配管6から、溶銑の表面に向けて、静止状態の溶銑表面積当たり0.3Nm3 /min・m2 以上の非酸化性ガスまたは不活性ガスを吹き付けること、及び、CaO系脱硫剤は、実質的にフッ素を含有しないことが好ましい。
【選択図】 図1
Description
本発明は、機械攪拌式脱硫装置を用いてCaOを主体とする脱硫剤により溶銑を脱硫処理する方法に関し、詳しくは、溶銑と接触する雰囲気ガス中の酸素ガス濃度を制御することにより効率良く脱硫処理する方法に関するものである。
高炉から出銑された溶銑には、通常、鋼の品質に悪影響を及ぼす硫黄(S)が高濃度で含まれており、鋼中の硫黄含有量を低減させることを目的として、脱硫反応効率の高い溶銑段階で脱硫処理が施されている。この脱硫処理は、Arガスなどの不活性ガスのガス吹き込みによるガス攪拌方式、或いは、耐火物製の攪拌体(「スターラー」とも呼ぶ)による機械攪拌方式によって攪拌されている溶銑に、脱硫剤を添加して行う方法が一般的であり、特に、安価なCaO系脱硫剤を使用した場合でも高い脱硫効率が得られることから、近年は機械攪拌方式による脱硫方法が主流になっている。CaO系脱硫剤を使用した場合の脱硫反応は、下記の(1)式に示される反応式に基づいて進行する。
溶銑中の硫黄と脱硫剤中のCaOとがCaO系脱硫剤の界面で反応してCaSが生成するが、CaOが固体状態のままでは反応速度が遅いため、CaOの溶融化を促進させるために、従来、滓化促進剤として蛍石(CaF2 )をCaO系脱硫剤に混合して使用することが一般的に行われてきた。しかしながら、蛍石は一般的に高価であり、こうした滓化促進剤を配合することは脱硫剤のコスト増大につながる。また、最近、フッ素による地球環境への問題並びにフッ素による廃棄物の有効活用の制約を解消する観点から、フッ素源である蛍石の使用が制限されている。これらから、フッ素系の滓化促進剤を使用しないで効率的に溶銑を脱硫処理する方法が切望されていた。
そのために、フッ素系の滓化促進剤を使用しないで溶銑を脱硫処理する方法が多数提案されている。例えば、特許文献1には、機械攪拌式脱硫装置を用い、生石灰を主原料としたCaO系脱硫剤により溶銑を脱硫処理するに当たり、CaO1重量部に対して酸化鉄源を0.02〜0.07重量部混合した脱硫剤を用い、脱硫処理後のスラグの塩基度(CaO/SiO2 )を3.5以上とした脱硫方法が提案されている。しかしながらこの方法では、酸化鉄源が、CaOを溶融化させる前に溶銑中の炭素やAlなどと反応して分解し、酸素を放出することから所定の脱硫能を得られていないのが実情である。
また、特許文献2には、化学成分として、CaOを60質量%以上、Al2 O3 を5〜40質量%含有し、鉱物組成として、3CaO・Al2O3 を10〜90質量%、12CaO・7Al2 O3 を5〜50質量%、CaO・Al2O3 を5〜40質量%含有し、フッ素成分を含有しない脱硫剤が提案されている。しかしながらこの脱硫剤では、Al2 O3による耐火物の溶損が激しく、処理コストが増加するのみならず、脱硫剤としての脱硫能が低下してしまうため、脱硫剤の使用原単位を増加しなくてはならず、結果としてスラグ発生量が増加し、多量のスラグを処理する必要があり、環境面での課題は依然として残留する。
特開2003−253315号公報
特開2003−129122号公報
上記説明のように、フッ素系滓化促進剤を使用しないで、溶銑中の硫黄を効率良く低減する脱硫処理方法が切望されているにも拘わらず、従来提案された方法は様々な問題を抱えており、通常操業に至っていないのが現状である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、機械攪拌式脱硫装置を用いてCaOを主体とする脱硫剤により溶銑を脱硫処理するに当たり、フッ素系滓化促進剤を使用しなくても、効率良く溶銑を脱硫処理することのできる脱硫処理方法を提供することである。
本発明者等は、上記課題を解決すべく鋭意検討・研究を行った。その結果、以下の知見を得た。即ち、機械攪拌方式による脱硫方法では、溶銑を収容した容器の上方から羽根状の攪拌体を溶銑に浸漬させ、攪拌体を回転させて溶銑上に添加した脱硫剤を溶銑の内部に分散させて脱硫処理するが、攪拌体の回転に伴って溶銑と接触する雰囲気ガス、つまり空気が、大量に溶銑中に巻き込まれることが分かった。空気を巻き込むと空気中の酸素ガスも溶銑中に持ち込まれ、脱硫反応が阻害される。これは、前述した(1)式に示す脱硫反応式から分かるように、溶銑中の酸素(O)が増加することによって(1)式右辺への反応が抑制されるためである。
更に、空気の巻き込みと脱硫反応との関係を詳細に検討した結果、脱硫反応は雰囲気ガス中の酸素ガス分圧、つまり酸素ガス濃度の影響を受けることが分かった。また、雰囲気ガス中の酸素ガス濃度を低減するためには、窒素ガスなどの非酸化性ガスまたはArガスなどの不活性ガスを溶銑の表面に吹き付けることが有効であり、これらガスの供給流量によって脱硫反応が左右することも分かった。
本発明は、上記知見に基づいてなされたものであり、第1の発明に係る溶銑の脱硫処理方法は、機械攪拌式脱硫装置を用いてCaOを主体とする脱硫剤により溶銑を脱硫処理するに際し、溶銑と接触する雰囲気ガス中の酸素ガス濃度を3体積%以下に調整して脱硫処理することを特徴とするものである。
第2の発明に係る溶銑の脱硫処理方法は、第1の発明において、溶銑の表面に、静止状態の溶銑表面積当たり0.3Nm3 /min・m2 以上の非酸化性ガスまたは不活性ガスを吹き付けることを特徴とするものである。
第3の発明に係る溶銑の脱硫処理方法は、第1または第2の発明において、前記脱硫剤は、実質的にフッ素を含有しないことを特徴とするものである。
本発明によれば、機械攪拌式脱硫装置を用いてCaOを主体とする脱硫剤により溶銑を脱硫処理するに当たり、溶銑上方の、溶銑と接触する雰囲気ガス中の酸素ガス濃度を3体積%以下とするので、溶銑表面の酸素ポテンシャルが低下し、還元反応である脱硫反応が促進され、蛍石などのフッ素系滓化促進剤を使用しなくても、CaOを主体とする脱硫剤のみで効率良く溶銑を脱硫処理することが可能となり、地球環境上また工業上有益な効果がもたらされる。
以下、添付図面を参照して本発明を具体的に説明する。図1は、機械攪拌式脱硫装置を用いて本発明に係る脱硫処理を実施している様子を示す概略断面図であり、図1は、溶銑を収容する精錬容器として取鍋型の溶銑鍋を使用した例を示している。
高炉から出銑された溶銑3を台車1に搭載された溶銑鍋2で受銑し、受銑した溶銑3を機械攪拌式脱硫装置に搬送する。本発明による脱硫処理の対象となる溶銑3は、どのような成分であっても構わず、例えば、予め脱珪処理や脱燐処理が施されていてもよい。脱珪処理とは、脱燐処理を効率良く行うために脱燐処理に先立ち、溶銑3に酸素ガスや鉄鉱石などの酸素源を添加して主に溶銑中の珪素(Si)を除去する処理である。
機械攪拌式脱硫装置には、溶銑鍋2に収容された溶銑3に浸漬・埋没し、旋回して溶銑3を攪拌する耐火物製の攪拌体としてインペラー4(「攪拌羽根」或いは「回転翼」とも呼ぶ)が備えられており、このインペラー4は、昇降装置(図示せず)によってほぼ鉛直方向に昇降し、且つ、回転装置(図示せず)によって軸4aを回転軸として旋回するようになっている。
また、機械攪拌式脱硫装置には、CaOを主体とするCaO系脱硫剤7を収容するホッパー(図示せず)、及び金属Alやアルミドロス粉末などの脱硫助剤を収容するホッパー(図示せず)が備えられており、これらのCaO系脱硫剤7及び脱硫助剤は、シュート5を介して任意のタイミングで各々独立して溶銑鍋2の内部に供給できるようになっている。ここで、脱硫助剤とは、溶銑中或いはスラグ中の酸素と優先的に反応して、溶銑及びスラグの酸素ポテンシャルを低減させ、脱硫剤による脱硫反応を促進させるためのもので、脱硫助剤としては、主として金属Alやアルミドロス粉末が使用され、この他に、アルミニウム融液をガスでアトマイズして得られるアトマイズ粉末や、アルミニウム合金を研磨、切削する際に発生する切削粉などの他のAl源や、フェロシリコンのようなSi合金や、Mg合金なども用いられている。
更に、機械攪拌式脱硫装置には、溶銑鍋2に収容された溶銑3の上方に、溶銑3の浴面に向けて窒素ガスなどの非酸化性ガス或いはArガスなどの不活性ガスを吹き付けるためのガス供給配管6が設置されており、ガス供給配管6から供給される非酸化性ガスまたは不活性ガスによって、溶銑3と接触する、溶銑鍋内の雰囲気ガス中の酸素ガス濃度を調整することができるようになっている。図1では、ガス供給配管6が1基のみ示されているが、雰囲気ガスの調整を迅速に行うために、適宜、溶銑鍋2の円周方向に複数のガス供給配管6を配置する。ガス供給配管6は、溶銑鍋2を搭載した台車1の移動を妨げないようにするため、上下方向に移動可能な構造になっている。また更に、溶銑鍋2の上方位置には、集塵機(図示せず)に接続する排気ダクト(図示せず)が備えられ、脱硫処理中に発生するガスやダストが排気ダクトを介して排出されるようになっている。
CaOを主体とするCaO系脱硫剤7としては、CaOを含有し、溶銑3の脱硫処理ができるものであれば特にCaOの含有量に制約はないが、通常は、CaO単味またはCaOを50質量%以上含有し、必要に応じてその他の成分としてAl2 O3 、CaF2 、MgO、SiO2などの滓化促進剤を含有するものである。CaO源としては、生石灰(CaO)、ドロマイト(MgCO3 ・CaCO3 )、消石灰(Ca(OH)2)、石灰石(CaCO3 )などを使用することができる。但し、環境対策や発生するスラグの再利用が容易であることから、特に、蛍石などのフッ素源は滓化促進剤として使用しないことが好ましい。また、本発明では脱硫効率が高く、フッ素源を使用しなくても、更にはフッ素源以外の滓化促進剤を使用しなくても、CaO単味で十分に脱硫処理することができる。この場合に、フッ素が不純物成分として不可避的に混入した物質については使用しても構わない。
インペラー4の位置が溶銑鍋2のほぼ中心になるように、溶銑鍋2を搭載した台車1の位置を調整し、次いで、インペラー4を下降させて溶銑3に浸漬させる。インペラー4が溶銑3に浸漬したならば、インペラー4の旋回を開始し、所定の回転数まで昇速する。また、インペラー4が所定の位置まで溶銑3に浸漬したならば、ガス供給配管6を溶銑3の上方の所定位置まで下降させ、ガス供給配管6から窒素ガスなどの非酸化性ガスまたはArガスなどの不活性ガスを溶銑3の表面に向けて供給する。そして、供給するガスにより、溶銑3と接触する溶銑鍋内の雰囲気ガス中の酸素ガス濃度を3体積%以下となるまで低減する。この場合、迅速且つ安定して雰囲気ガス中の酸素ガス濃度を3体積%以下とするために、ガス供給配管6からのガス供給流量を静止状態の溶銑表面積当たり0.3Nm3 /min・m2 以上とすることが好ましい。雰囲気ガス中の酸素ガス濃度は、ガス採取管(図示せず)を溶銑鍋2に挿入し、雰囲気ガスを採取し分析することで確認することができる。また、一旦確認した以降は、雰囲気ガスを分析することなく、ガス供給流量と吹き込み開始からの経過時間との関係から酸素ガス濃度を推定することができる。
インペラー4の回転数が所定の回転数に達したならば、ガス供給配管6からのガス供給流量が静止状態の溶銑表面積当たり0.3Nm3 /min・m2 以上であることを確認した上で、CaO系脱硫剤7をシュート5から上置き投入する。CaO系脱硫剤7の上吹き添加と並行して、または、上吹き添加の前後に、若しくは脱硫処理期間の全期間に、脱硫反応を促進させるために、脱硫助剤を溶銑鍋2の内部に供給することが好ましい。但し、本発明においては、雰囲気ガス中の酸素ポテンシャルが低下するので、溶銑3などの酸素ポテンシャルを下げるための脱硫助剤は必ずしも必要ではない。
そして、所定量のCaO系脱硫剤7の投入が完了した以降も、インペラー4を旋回させて脱硫処理を継続し、所定時間の攪拌を行ったなら、ガス供給配管6からのガスの供給を停止し、ガス供給配管6を上方に待機させるとともに、インペラー4の回転数を減少させて停止させる。インペラー4の旋回が停止したなら、インペラー4を上昇させ、溶銑鍋2の上方に待機させる。生成したスラグ(図示せず)が浮上して溶銑表面を覆い、静止した状態で溶銑3の脱硫処理が終了する。脱硫処理終了後、生成したスラグを溶銑鍋2から排出し、次の精錬工程に溶銑鍋2を搬送する。
このようにして溶銑3に対して脱硫処理を施すことで、溶銑3の浴面を覆う雰囲気ガス中の酸素ガス濃度が低い状態に維持されて、雰囲気ガス、溶銑3及び溶銑3の上に浮遊するスラグ(図示せず)などの酸素ポテンシャルが低下し、前述した(1)式による脱硫反応が促進し、脱硫率を向上させることが可能となる。脱硫反応が促進することにより、CaO系脱硫剤7や脱硫助剤の使用原単位を削減することも可能となる。
尚、本発明は上記の説明範囲に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、上記説明では精錬容器として取鍋型の溶銑鍋2を使用しているが、トーピードカーなどにおいても上記説明に沿って本発明を実施することができる。
高炉から出銑された溶銑を溶銑鍋で受銑し、この溶銑を先ず脱珪処理装置へ搬送して、酸素ガスを主体とする酸素源を溶銑に供給して脱珪処理した。次いで、溶銑鍋に収容された溶銑を図1に示す機械攪拌式脱硫装置に搬送して、溶銑に脱硫処理を施す試験を合計12回(試験No.1〜12)実施した。溶銑の処理量は150〜155トン/ch、脱硫処理前の溶銑温度は1365〜1380℃であった。CaO系脱硫剤としては、粒径が30mm以下の生石灰を使用し、溶銑トン当たり6〜7kgの生石灰を添加した。また、インペラーの回転数は120〜130rpmとし、脱硫処理時間は10〜12分間の範囲で実施した。
この脱硫試験では、溶銑浴面の近傍に配置したガス供給配管から窒素ガスを種々の供給流量で供給して、溶銑と接触する雰囲気ガス中の酸素ガス濃度を調整し、溶銑の脱硫率と雰囲気ガス中の酸素ガス濃度との関係、及び、雰囲気ガス中の酸素ガス濃度と窒素ガスの供給流量との関係について調査した。
各試験操業の試験条件及び試験結果を表1に示す。また、溶銑の脱硫率と雰囲気ガス中の酸素ガス濃度との関係を図2に示し、雰囲気ガス中の酸素ガス濃度と窒素ガスの供給流量との関係を図3に示す。尚、表1の区分の欄には、本発明の範囲内の試験には「本発明例」と表示し、それ以外の試験には「比較例」と表示した。
表1及び図2に示すように、雰囲気ガス中の酸素ガス濃度が3体積%以下になることにより、脱硫率は90%以上となり、処理後の溶銑中硫黄濃度が低位に安定することが確認できた。また、表1及び図3に示すように、雰囲気ガス中の酸素ガス濃度は窒素ガスの供給流量に応じて変化し、雰囲気ガス中の酸素ガス濃度を安定して3体積%以下とするには、窒素ガスの供給流量を溶銑表面積当たり0.3Nm3 /min・m2 以上とする必要があることも確認できた。
このように、CaO系脱硫剤中に蛍石が含まれなくても、溶銑と接触する雰囲気ガス中の酸素ガス濃度を制御して脱硫処理することで、硫黄含有量の少ない溶銑を得られることが分かった。
1 台車
2 溶銑鍋
3 溶銑
4 インペラー
5 シュート
6 ガス供給配管
7 CaO系脱硫剤
2 溶銑鍋
3 溶銑
4 インペラー
5 シュート
6 ガス供給配管
7 CaO系脱硫剤
Claims (3)
- 機械攪拌式脱硫装置を用いてCaOを主体とする脱硫剤により溶銑を脱硫処理するに際し、溶銑と接触する雰囲気ガス中の酸素ガス濃度を3体積%以下に調整して脱硫処理することを特徴とする、溶銑の脱硫処理方法。
- 溶銑の表面に、静止状態の溶銑表面積当たり0.3Nm3 /min・m2 以上の非酸化性ガスまたは不活性ガスを吹き付けることを特徴とする、請求項1に記載の溶銑の脱硫処理方法。
- 前記脱硫剤は、実質的にフッ素を含有しないことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の溶銑の脱硫処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005158876A JP2006336036A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 溶銑の脱硫処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005158876A JP2006336036A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 溶銑の脱硫処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006336036A true JP2006336036A (ja) | 2006-12-14 |
Family
ID=37556850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005158876A Pending JP2006336036A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 溶銑の脱硫処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006336036A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009191288A (ja) * | 2008-02-12 | 2009-08-27 | Jfe Steel Corp | 溶銑への脱硫剤供給装置及び脱硫剤供給方法 |
WO2018026066A1 (ko) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | 주식회사 포스코 | 용융금속 처리장치 및 그 처리방법 |
-
2005
- 2005-05-31 JP JP2005158876A patent/JP2006336036A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009191288A (ja) * | 2008-02-12 | 2009-08-27 | Jfe Steel Corp | 溶銑への脱硫剤供給装置及び脱硫剤供給方法 |
WO2018026066A1 (ko) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | 주식회사 포스코 | 용융금속 처리장치 및 그 처리방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2434025B1 (en) | Method of desulfurization of molten iron | |
JPWO2018135344A1 (ja) | 溶鋼の脱硫処理方法及び脱硫剤 | |
JP4845078B2 (ja) | 溶銑の脱硫方法 | |
JP4998676B2 (ja) | インペラーを用いた溶融金属の攪拌方法 | |
JP5045031B2 (ja) | 溶銑の脱硫剤及び脱硫処理方法 | |
JP5195737B2 (ja) | 溶銑の脱硫方法 | |
JP4715369B2 (ja) | 溶銑の脱硫処理方法 | |
JP5177170B2 (ja) | 溶銑の脱硫方法 | |
JP5017935B2 (ja) | 溶銑の脱硫処理方法 | |
JP2006336036A (ja) | 溶銑の脱硫処理方法 | |
JP2007254844A (ja) | 溶鋼の脱硫方法 | |
JP4984928B2 (ja) | 溶銑の脱硫方法 | |
JP2008095136A (ja) | 金属帯被覆脱硫用ワイヤー及び溶鉄の脱硫処理方法 | |
JP5906664B2 (ja) | 溶銑の脱硫方法 | |
JP2009299126A (ja) | 溶銑の脱硫方法 | |
JP5446300B2 (ja) | 溶銑の脱硫処理方法 | |
JP4779464B2 (ja) | 低燐溶銑の製造方法 | |
JP6238019B2 (ja) | 復硫の少ない溶銑脱硫方法 | |
JP6416634B2 (ja) | 溶銑鍋における脱珪および脱硫方法 | |
JP2019189893A (ja) | 溶銑の脱硫処理方法 | |
JP2003166009A (ja) | 溶銑の脱硫方法 | |
JP5433955B2 (ja) | 溶銑への脱硫剤供給装置及び脱硫剤供給方法 | |
JP4379144B2 (ja) | 溶銑の脱硫方法 | |
JP5418248B2 (ja) | 溶銑の脱硫方法 | |
JP4360239B2 (ja) | 真空脱ガス設備における溶鋼の脱硫処理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20060921 |